JP2001191031A - ふるい分け機における分級用スクリーン - Google Patents

ふるい分け機における分級用スクリーン

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JP2001191031A
JP2001191031A JP2000001098A JP2000001098A JP2001191031A JP 2001191031 A JP2001191031 A JP 2001191031A JP 2000001098 A JP2000001098 A JP 2000001098A JP 2000001098 A JP2000001098 A JP 2000001098A JP 2001191031 A JP2001191031 A JP 2001191031A
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JP
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screen
wire
soil
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sieving machine
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JP2000001098A
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Masaki Yagi
正喜 八木
Ryota Akai
亮太 赤井
Hiroyuki Morino
弘之 森野
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーンの目の粗さが同一間隔であっても、
より開口率が大きくなり、小粒径の分別土材がスクリー
ンを通過しやすく、大塊あるいは目の粗さにほぼ等しい
土塊が固着しにくいものとする。 【解決手段】 傾斜した枠6の傾斜方向に沿って多数の
ワイヤー20を分別土材の分級粒径に応じて一定間隔、
かつ所定のテンションで張設して分級用スクリーンとし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土建現場などに用
いるふるい分け機に関し、特に分級用スクリーンの改良
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】土建現場で使用されるふるい分け機は、
原石山、堆積表土、建設残土、マサ土、花崗岩、砂利、
コンクリートガラ、その他の各種分別可能な土砂あるい
はこれに類するものを粒径別に分級し、これによって分
別された材料を資源化あるいは再資源化材料とするため
の機械である。この種のふるい分け機は、傾斜した縦長
長方形の枠内に分級用スクリーンを配置したものであ
り、バックホウなどにより枠の上部に分別用の土材を落
し込むと、小さな粒径のものはスクリーンの隙間を通じ
て落下し、大きな粒径のものは、傾斜に沿ってすべり、
ふるい分け機先端に排出されることで、分別が可能とな
る。
【0003】図3は、従来のふるい分け機1を示すもの
で、傾斜した枠2の上部には受け板3が配置され、その
下部側には枠2の長手方向に沿って多数の丸鋼棒または
角鋼棒からなるバー材4を一定間隔で配置することによ
って分級用スクリーンを形成したものである。また、以
上の構成に加えて加振用のバイブレータにより全体を振
動させる構造としたものもある。例えば、土建現場で実
際に使用されるものとして、各バー材3の直径は75m
m、目の粗さの目安となるバー材3同士の間隔は100m
m、開口率は57%であり、径100mmを越えたものと
下回るものとを分別対象とするものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、分別用土材
のうちに粘性土などの付着性の高い土が混在している
と、投入されたものには大塊4が混在し、またこの種の
大塊5には周囲に細かな粘性土が凝集付着している場合
が多い。そして、ふるい分け機1の傾斜角度αが大きい
と、凝集した粘性土が大塊5の外周に付着したまま枠2
の先端側に排出され、十分な分別がなされないといった
課題がある。
【0005】その逆に傾斜角度αが小さいと、大塊5が
バー材4間に嵌まって移動しない場合もあり、その都
度、投入作業を中断し、作業員が棒などを用いて手作業
で排出する必要が生じ、作業能率低下要因となってい
た。また、傾斜角度αが小さいと、図4に示すように、
粘性土が小塊であって、バー材4間の間隔に相当する
か、或いはこれよりやや大きな径の土塊6である場合に
は、土塊6がバー材4にこびりつき、これが多数堆積す
ることによる架橋現象により、小粒径土砂7がその上部
にさらに堆積して目詰りする場合も生じ、前記と同様に
その都度作業員の手作業による掻き落し作業を必要とし
ていた。
【0006】さらに、バイブレータにより加振しながら
分別を行う場合であっても、バー材4は剛体のため、全
体が振動するのみであり、この種の加振手段を用いても
粘性土の固着を防止することは難しかった。
【0007】本発明は、以上の課題を解決するものであ
って、その目的は、スクリーンの目の粗さが同一間隔で
あっても、より開口率が大きくなり、小粒径の分別土材
がスクリーンを通過しやすく、また、大塊あるいは目の
粗さにほぼ等しい土塊が固着しにくいふるい分け機にお
ける分級用スクリーンを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明は、傾斜した枠の傾斜方向に沿って多数のワ
イヤーを分別土材の分級粒径に応じて一定間隔、かつ所
定のテンションで張設してなることを特徴とするもので
ある(請求項1)。従って、本発明では、投入された粒
径の大きな分別土材は、落下衝撃によりワイヤーに弦振
動が発生することもあって、バウンドしつつ傾斜に沿っ
て落下するため、粘性土のような付着性の高い分別土材
であっても固着しにくくなり、目詰りを生ずることがな
い。
【0009】また、本発明では、前記各ワイヤーの径が
10〜50mmφであることにより、同一間隔で配置して
も開口率が大きく、しかも分別土材との接触面積が少な
いため、分別土材の固着を防止できる(請求項2)。さ
らに本発明では、前記各ワイヤーが加振機により弦振動
を生ずることにより、分別土材の落下衝撃のみならず、
それ自体が強制振動されることで、分別土材の固着を確
実に防止できる(請求項3)。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1
は、本発明に係るふるい分け機10の上部構造を示す側
面図、図2は要部を示す斜視図である。図において、ふ
るい分け機10は、前後を高さの異なる柱12,14に
より傾斜保持された縦長長方形の枠16と、枠16の上
部に固定配置された受け板18と、受け板18の下面に
あって、枠上部16aと枠下部16bとの間に一定の間
隔で平行に張設された分級用スクリーンを構成する多数
のワイヤー20と、各ワイヤー20の上部側下面に横設
鋼材21を介して接触するバイブレータ22とを備え、
枠16の上部側からバックホウなどのショベル23によ
り分別土材を投下すると、粒径の小さなものはワイヤー
20間を通過して枠16の下部に集積され、粒径の大き
な分別土材は、枠16の傾斜によりワイヤー20にガイ
ドされて先端側に排出され、ここに集積される。
【0011】各ワイヤー20の張設構造は、本実施形態
において、図1に示すように、ワイヤー20の先端側で
は、枠下部16aの先端に固定したプレート24上に丸
棒26を配置し、この丸棒26の外周にワイヤー20の
先端を通し、次いでプレート24を貫通してワイヤー2
0の下端をカシメ付け固定している。一方、ワイヤー2
0の上端側では、枠上部16bの背面に固定したH型鋼
28にワイヤー20の先端を挿通し、その突出端をナッ
ト30により締上げることで、各ワイヤー20を枠16
の上下間に所定のテンションで張設している。なお、ワ
ーヤー20の張設構造は、この形態に限定されないこと
は勿論であるワイヤー20としては各種の張力材料を選
択することができるが、その径としては10〜50mmφ
が好ましく、この数値を下回ると分別土材の落下衝撃に
より断線しやすく、また数値を超えた場合については、
弦振動を与えるためのテンションが極めて高くなり、枠
16強度に問題を生ずるほか、径が太くなることによ
り、従来と同様な不具合が生ずるからである。さらに好
ましい径としては12〜20mmφが推奨される。因み
に、ワイヤー20として直径16mmのものを用い、実機
で使用されている目の粗さの目安となる配置間隔を10
0mm間隔とした場合に、ワイヤー2の断面径が小さいた
め、その開口率は86%と、より高い開口率となり、小
粒径の分別土材がワイヤー20間をより通過しやすくす
ると同時に、接触面積が小さいため、大粒径の分別土材
がワイヤー20に固着することを防止出来る。
【0012】また、バイブレータ22は、モータ軸に偏
心カムを設け、モータ回転により偏心カムをその上部に
横設された鋼材21に繰り返し接触させ、鋼材21の振
動をワイヤー20に伝達することで、図1の想像線で示
すごとくワイヤー20に強制的に弦振動を与えるもの
で、ふるい分け機10上に供給された分別土材は、この
弦振動により、ワイヤー20上でバウンドを繰返しなが
ら、傾斜に沿って移動し、この間に分別がなされる。
【0013】以上の構成において、分別土材として前述
の粘性土が供給された場合、大塊5の場合には、各ワイ
ヤー20の振動により、大塊5にせん断力が作用し、そ
の外周に付着凝集した小粒径の粘性土をふるい落しつ
つ、その形状を縮小しながら傾斜に沿って移動し、枠1
6の先端側に排出される。また、その粒径がワイヤー2
の配置間隔にほぼ等しい土塊6であっても、ワイヤー2
0の振動及びその径の細さに伴う接触面積の小ささによ
り、固着されることなく、ワイヤー2にガイドされて先
端側に排出されるか、あるいは繰返し振動によるせん断
力により塊が壊れ、ワイヤー2の隙間より下部に落下す
る。
【0014】なお、以上の実施形態では、バイブレータ
22により各ワイヤー20を強制振動させているが、分
別土材の落下衝撃のみでもワイヤー20に弦振動が生ず
るため、必ずしもバイブレータ22は必要でなく、単に
枠16の間にワイヤー20を張設しただけのものでも良
く、また、通常はバイブレータ22を駆動せず、目詰り
の懸念のある分別土材が供給された場合、あるいは目詰
りを生じた場合にのみ、駆動して除去するようにしても
良い。
【0015】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によるふるい分け機における分級用スクリーンにあっ
ては、クリーンの目の粗さが同一間隔であっても、より
開口率が大きくなり、小粒径の分別土材がスクリーンを
通過しやすく、大塊あるいは目の粗さにほぼ等しい土塊
が固着しにくいものとなり、固着による作業中断を防止
でき、作業能率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るふるい分け機の上部構造を示す側
面図である。
【図2】同要部構造を示す斜視図である。
【図3】従来のふるい分け機の要部構造を示す斜視図で
ある。
【図4】同ふるい分け機の不具合を示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
5,6,7 分別土材(5 粘性土大塊、6 粘性土土
塊、7 小粒径土砂) 10 ふるい分け機 16 枠 16a 枠上部 16b 枠下部 20 ワイヤー 21,22 加振機(21鋼材、22 バイブレータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B07B 1/46 B07B 1/46 D (72)発明者 森野 弘之 埼玉県川越市南台1−10−4 株式会社大 林組東京機械工場内 Fターム(参考) 4D021 AA03 AB04 AC01 BA02 BA05 BA18 CA07 CB16 CB18 DA01 DC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜した枠の傾斜方向に沿って多数のワ
    イヤーを分別土材の分級粒径に応じて一定間隔、かつ所
    定のテンションで張設してなることを特徴とするふるい
    分け機における分級用スクリーン。
  2. 【請求項2】 前記各ワイヤーの径が10〜50mmφで
    あることを特徴とする請求項1に記載のふるい分け機に
    おける分級用スクリーン。
  3. 【請求項3】 前記各ワイヤーが加振機により弦振動を
    生ずることを特徴とする請求項1または2に記載のふる
    い分け機における分級用スクリーン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111163911A (zh) * 2017-12-27 2020-05-15 日吉华株式会社 建材制造装置和建材制造方法
CN116967134A (zh) * 2023-09-22 2023-10-31 天津美腾科技股份有限公司 筛分装置

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