JP2001190583A - 自動排泄処理装置 - Google Patents

自動排泄処理装置

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JP2001190583A
JP2001190583A JP2000008100A JP2000008100A JP2001190583A JP 2001190583 A JP2001190583 A JP 2001190583A JP 2000008100 A JP2000008100 A JP 2000008100A JP 2000008100 A JP2000008100 A JP 2000008100A JP 2001190583 A JP2001190583 A JP 2001190583A
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diaper
cup
diaper cup
mounting hole
main body
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Keiko Saito
恵子 斎藤
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MEKKUSU KK
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MEKKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 おむつカップとおむつ本体の接合部から尿が
漏れないようにする。 【解決手段】 おむつカップ10は糞尿を溜める皿部1
1と、その前部に形成された立上り部12からなる。皿
部および立上り部の周縁には溝20を形成する。おむつ
本体30は、股部に細長い取付穴31が開いており、そ
の取付穴の縁32に沿って細いワイヤロープ33を通
し、取付穴の上部左右からワイヤロープ33の両端を引
き出す。取付穴31の上側には盛り上がった形状の尿受
け35を設ける。尿受けの下にはソケット37が固定し
てあり、このソケットに、おむつカップの立上り部12
の上端を嵌入する。おむつ本体30の取付穴31の周縁
32を皿部11および立上り部の各溝20に軽く押し込
んでから、ワイヤロープ33の端をソケット37の内面
に設けた引留め金具39で引き留める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、寝たきりの病人
が排泄する大小便を自動的に吸引するための自動排泄処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動排泄処理装の概要を、図2で説明す
ると、おむつ本体30とその股部に取り付けられたおむ
つカップ10と、おむつカップから導いたホース50の
先に取り付けられる吸引ユニット51からなる。病人が
排泄すると、おむつカップ内のセンサーがこれを感知
し、おむつカップに溜まった排泄物をホースから吸引ユ
ニット内に吸い取る。同時に、吸引ユニットから温水が
送られ、これで汚れが洗い落とされ、汚水も吸引ユニッ
トに吸引される。さらに、吸引ユニットから温風が送ら
れ、おむつ内が乾燥される。
【0003】ところで、従来のおむつカップは、図1に
示すように、本体の上に尿受け101が一体に延設され
ている(例えば特開平8−322868号公報参照)。
尿受け101は、蛇腹式に構成されて屈曲自在であり、
下腹部に密着しやすくなっている。蛇腹部分102は水
漏れしないよう、防水布で被覆してある。おむつ本体は
防水性のある布でできており、その股部に形成された細
長い穴を塞ぐように、おむつカップが取り付けられる。
おむつカップへのおむつ本体の取付はスナップを用いて
いる。すなわち、おむつカップの周縁に、間隔を設け
て、雄(または雌)のスナップ103が取りつけてあ
り、おむつ本体の穴の周囲にも、間隔をあけて雌(また
は雄)のスナップが取りつけて、対応する雌雄のスナッ
プを嵌合することによって結合する。このようにスナッ
プを用いておむつカップを結合すれば、尿受けの屈曲を
妨げないという利点がある。しかし、スナップとスナッ
プの間から水漏れを起こしやすいという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、自動排泄
処理装置において、おむつカップとおむつ本体の結合を
改良し、水漏れを起こさないようにすることを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の自動動排泄装
置は、股部に取付穴をあけたおむつ本体と、取付穴を塞
ぐように取り付けられる、排泄物を受容するおむつカッ
プと、おむつカップから導いたホースの先に取り付けら
れ、おむつカップ内に溜まった排泄物を吸引する吸引ユ
ニットから成り、この点は従来通りである。しかし、請
求項1の発明では、おむつカップが、糞尿を溜めるため
の皿部と、皿部の前部に形成された立上り部から構成
し、おむつカップには尿受けは設けない。その代わり
に、おむつ本体の取付穴の上側に、芯材を入れて盛り上
がった尿受けを設け、この尿受けをおむつカップの立上
リ部と連結するようにする。排尿があると、これをおむ
つ本体の尿受けで受け止めて、これをおむつカップの立
上り部から皿部に導く。このように、尿が尿受けで受容
されるので、おむつの内部に広がらずに、おむつを汚す
ことが少ない。
【0006】この請求項1の構成によれば、尿受けをお
むつ本体側に設けたので、おむつカップには従来のもの
につきものであった屈曲式の尿受けが不要になる。この
ため、おむつカップに可動部(屈曲部)がなくなり、お
むつ本体の取付構造が容易になり、取付部分から尿漏れ
が生じにくくなって、寝具や着衣を汚すことが少ない。
【0007】請求項2の自動排泄装置は、おむつ本体の
取付穴の縁にワイヤロープ等の紐を通し、おむつカップ
に、おむつ本体の取付穴の縁が係合する溝を形成し、取
付穴の上部左右かられぞれ引き出された紐の両端を該お
むつカップに引き留める手段を設けたものである。この
構成によれば、紐を引き絞って留めることで、おむつの
穴の縁がカップの溝の中に押し込まれて隙間がなくな
り、充分な水密を維持することができる。
【0008】請求項3の自動排泄装置は、請求項1と請
求項2の構成を合体させたものであり、両者の作用効果
を併せ持つ。
【0009】
【発明の実施の形態】図3は結合した状態のおむつカッ
プ10とおむつ本体30を示し、図4は結合前の状態を
示す。おむつカップ10はプラスチック製で、糞尿を溜
める皿部11と、その前部に形成された立上り部12か
らなる。立上り部の正面には、従来どおり、吸込口13
a、送水口13b、送風口13c、電極13dからなる
複合コネクタ13を設ける。立上り部12の内面には、
図8の断面図に示すように、洗浄ノズル15が、皿部1
1には水位センサ16、糞を検知する重量センサ17、
温風噴出し口19が設けられている。カップの後には、
平たい尾21が延びている。
【0010】おむつ本体30は、図4、図6に示すよう
に、股部に細長い取付穴31が開いており、その取付穴
の縁32に沿って紐、ここでは細いワイヤロープ33を
通し、取付穴の上部左右からワイヤロープ33の両端を
引き出す。取付穴31の上側には盛り上がった形状の尿
受け35が設けられており、これで放尿を受け止める。
尿受け35は、盛り上がった形状にするために、図7に
示すような芯36が入っている。芯36はフレキシブル
なワイヤでできている。芯36の下部はプラスチックの
ソケット37が固定してあり、このソケットに、おむつ
カップの立上り部12の上端が嵌入するようになってい
る。ソケット37の内面両側には、ワイヤロープ33を
引き留めるための金具39を取り付ける。おむつ本体3
0の外面尻部には、おむつカップの尾21を挿入するポ
ケット40を作る。符号41はおむつを装着するときに
使用する面ファスナである。
【0011】おむつカップ10に、おむつの取付穴の縁
32を係合するための溝20を形成する(図8、9、1
0)。溝20は、皿部11の縁を内側に折曲したような
形状をしており、皿部の周囲を巡ってから、さらに、図
8に示すように、立上り部12の内面に沿って緩やかな
カーブを描きながら上端近くまで立ち上っている。
【0012】おむつ本体30をおむつカップ10に取り
付けるときは、まず、おむつカップの後に延びる尾21
をおむつのポケット40に挿入する。さらに、おむつカ
ップの立上り部12の上端をおむつのソケット37に嵌
め込む。こうすると、おむつカップとおむつ本体の取付
穴31が大体合致するようになる。そこで、図8および
図9に示すように、おむつ本体30の取付穴31の周縁
32を皿部11の周りの溝20に軽く押し込んで行く。
これが終わったら、図8および図10に示すように、お
むつの穴の縁32をさらに立上り部の溝20にも押し込
んでいく。おむつの穴の縁を溝に入れ終わったら、図8
に示すように、ワイヤロープ33の端を引留め金具39
に掛け、これで、ワイヤロープを引き留める。こうし
て、ワイヤロープが強く引くと、ワイヤロープが通って
いるおむつの穴の縁32が溝20に押圧され、隙間がな
くなって、水が漏れないようになる。防水をより確実に
するために、溝20の内面に例えば軟質プラスチックの
ガスケットパッキンを貼付してもよい。あるいは、ワイ
ヤロープが通っているおむつの穴の縁32を伸縮性のあ
る軟質プラスチックで構成し、ワイヤロープを強く引き
とめたとき、軟質プラスチック製の縁32が弾性変形し
て、溝とに間に隙間ができないようにしてもよい。
【0013】こうして結合したおむつカップとおむつ本
体を、図2に示すように、病人に装着し、吸込みユニッ
ト51から延びるホース50をおむつカップのコネクタ
13に接続する。病人が放尿すると、尿受け35が樋の
役割を果たして尿をおむつカップ10に導き、尿は皿部
11に溜まる。大便は直に皿部11に溜まる。皿部に溜
まった大小便は、センサ16、17に検出され、吸込口
13aからホース50を通じて吸引ユニット51に吸い
込まれる。その後、洗浄のズル15から温水が送られ、
人体局部およびおむつカップ内が洗浄される。最後に噴
出口18から温風が出て、乾燥させる。
【0014】上記実施形態では、溝20が内側を向いて
いるため、おむつの穴の縁を係合するのにやりにくい欠
点がある。そこで、溝20aを外側に向けたものを図1
1、図12および図13に示す。この場合は、引留め金
具39は、ソケット37の外側に設ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のおむつカップの斜視図である。
【図2】 自動排泄処理装置の概念図である。
【図3】 本発明に係るおむつカップとおむつ本体の結
合状態斜視図である。
【図4】 同じく、カップとおむつ本体の分離状態斜視
図である。
【図5】 おむつカップの斜め後から見た斜視図であ
る。
【図6】 おむつ本体の外面を示す斜視図である。
【図7】 尿受けの芯の斜視図である。
【図8】 おむつ本体を取り付けたおむつカップの中央
縦断面図である。
【図9】 図8のA−A方向から見た、おむつ本体を取
り付けたおむつカップの中央横断面図である。
【図10】 図8のB−B方向から見た、おむつ本体を
取り付けたおむつカップの水平断面図である。
【図11】 溝を外向きに付けたおむつカップの中央縦
断面図である。
【図12】 図11のC−C断面図である。
【図13】 図11のD−D断面図である。
【符号の説明】
10 おむつカップ 11 皿部 12 立上り部 20 溝 20a 溝(外向き) 30 おむつ本体 31 取付穴 32 縁 33 ワイヤロープ(紐) 35 尿受け 36 芯 37 ソケット 39 引留め金具(引留め手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 股部に取付穴をあけたおむつ本体と、該
    取付穴を塞ぐように取り付けられる、排泄物を受容する
    おむつカップと、該おむつカップから導いたホースの先
    に取り付けられ、該おむつカップ内に溜まった排泄物を
    吸引する吸引ユニットからなる自動排泄装置において、
    該おむつカップが、糞尿を溜めるための皿部と、該皿部
    の前部に形成された立上り部から構成し、該おむつ本体
    の該取付穴の上側に、芯材を入れて盛り上がった尿受け
    を設け、この尿受けを該おむつカップの該立上リ部と連
    結するようにした自動排泄処理装置。
  2. 【請求項2】 股部に取付穴をあけたおむつ本体と、該
    取付穴を塞ぐように取り付けられる、排泄物を受容する
    おむつカップと、該おむつカップから導いたホースの先
    に取り付けられ、該おむつカップ内に溜まった排泄物を
    吸引する吸引ユニットからなる自動排泄装置において、
    該おむつ本体の取付穴の縁にワイヤロープ等の紐を通
    し、該おむつカップに、該おむつ本体の取付穴の縁が係
    合する溝を形成し、該取付穴の上部左右かられぞれ引き
    出された該紐の両端を該おむつカップに引き留める手段
    を設けた自動排泄処理装置。
  3. 【請求項3】 該おむつ本体の取付穴の縁にワイヤロー
    プ等の紐を通し、該おむつカップに、該おむつ本体の取
    付穴の縁が係合する溝を形成し、該取付穴の上部左右か
    られぞれ引き出された該紐の両端を該おむつカップに引
    き留める手段を設けた請求項1に記載の自動排泄処理装
    置。
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