JP2001189512A - 光増幅器 - Google Patents

光増幅器

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JP2001189512A JP37403099A JP37403099A JP2001189512A JP 2001189512 A JP2001189512 A JP 2001189512A JP 37403099 A JP37403099 A JP 37403099A JP 37403099 A JP37403099 A JP 37403099A JP 2001189512 A JP2001189512 A JP 2001189512A
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    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/10Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating
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    • H01S3/1301Stabilisation of laser output parameters, e.g. frequency or amplitude in optical amplifiers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で中心波長精度が高く、光増幅利
得が安定した光増幅器を提供する。 【解決手段】 光合分波器2の出力ポートのうち、信号
光が割り当てられていない出力ポートを用いて光増幅部
の光合分波器7と、希土類添加光ファイバ5と、光合分
波器2と、光カプラ3b、3cとの間で内部発振を生じ
させる帰還ループを形成して利得を安定化させるととも
に、発振波長をモニタし、この発振波長を一定にするこ
とによって中心波長の安定化と光増幅器の利得の安定化
とを図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光増幅器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】希土類添加光ファイバを用いた光ファイ
バ増幅器は、高利得、高出力、低雑音等の優れた特性を
合わせ持つため、光通信システムの性能を大幅に向上さ
せた。光ファイバ増幅器の原理は、添加した希土類イオ
ンの励起準位に相当する波長を有する励起光を光ファイ
バに入射し、希土類イオンのエネルギー準位の反転分布
により生じる誘導放出現象により信号光を増幅すること
にある。
【0003】特にエルビウム(Er)を添加した光ファ
イバ増幅器(以下「EDFA」という。)は、増幅波長
帯が石英系光ファイバの最低損失波長帯(1.55μ
m)に一致し、しかも効率がよく、高利得、低雑音の増
幅特性が容易に得られることから、広く実用に供される
こととなった。
【0004】EDFA等の光ファイバ増幅器を用いる
と、波長多重化された信号光を一括して増幅することが
できるので、波長多重による大容量で柔軟な伝送システ
ムを経済的に構築することが可能となる。波長多重を利
用したシステムにおいては波長チャンネル毎の光合分波
が必須であり、また光合分波器やその前後の信号伝送、
信号処理に伴う損失を補償するため、光合分波器と光増
幅器とを、組み合わせて使用することが多くなる。
【0005】図4は光増幅器の従来例を示すブロック図
である。
【0006】波長多重された信号光は光ファイバ増幅器
1により一括して増幅された後、光合分波器2に入力さ
れ、波長ごとに分波された信号光を得るようになってい
る。
【0007】システムが大規模化するにつれ、波長チャ
ンネル数が増大し、また有効な増幅帯域内でチャンネル
数を増すためにチャンネル間の波長間隔が狭まってい
く。さらに、システムが高機能化し、波長チャンネル毎
のルーティングや分岐/挿入等の機能が加わると、伝送
路内に多重化されるチャンネル数がダイナミックに変動
する。従って、使用される光増幅器や光合分波器にはま
すます高い性能が要求される。
【0008】まず、多重チャンネル数の増大とチャンネ
ル間の波長間隔の縮小に伴い、光合分波器には高い中心
波長精度が要求される。これに対しては、素子の製造精
度の向上、温度依存性の低減及び動作時の素子温度の安
定化制御により対処している。
【0009】また、通常の光ファイバ増幅器では多重化
されるチャンネル数のダイナミックな変動に応じて1波
当たりの利得も変動を受ける。この利得の変動を回避す
るために、光ファイバ増幅器に入力される信号光の強度
と増幅された信号光の強度とをモニタし、両信号光の強
度の比が一定になるように励起光強度を制御する方法が
提案されている。
【0010】しかしながら、このような方法では構成が
複雑になる他、広い入力範囲にわたり、利得を高精度に
安定化させるのが困難であり、また信号光のパワーPi
の時間変動に対する過渡的な応答特性に問題がある。
【0011】このような問題を解決する方法として、増
幅器内で発振を生じさせ、この発振により利得の安定化
を図る方法が提案されている。
【0012】図5は光増幅器の他の従来例を示すブロッ
ク図である。
【0013】通常の光ファイバ増幅器1の入出力にそれ
ぞれ光カプラ3a、3bを設け、光ファイバ増幅器1の
出力から入力への帰還ループを形成する。この帰還ルー
プ内に設けられた光バンドパスフィルタ4により定めら
れた通過波長λOSC でレーザ発振し、光ファイバ増幅器
は信号光のパワーPiによらず一定の増幅利得に固定さ
れる。
【0014】このような内部発振を用いた方法によれ
ば、入力信号光のパワーPiの変化によらず常に一定の
利得を保つことができ、入力信号光のパワーPiの時間
変化に対する過渡的な応答特性も安定している。しかも
複雑な電気的制御も不要である。さらにレーザ発振を生
じている入力信号光のパワーPiの範囲においては利得
の波長依存性も安定化される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、波長チャネ
ル間の波長間隔が狭くなるに従い、光合分波器の中心波
長精度への要求が厳しくなり、素子温度のより厳密な制
御が必要になる。しかしながら、素子温度の安定化のみ
では光合分波器の特性の経時的な変化に追従することが
できない。
【0016】一方、レーザ発振を用いて利得が安定した
図5に示した光増幅器においては、内部発振光が信号光
とともに外部に漏れだすという問題がある。また、光増
幅器の入出力に設けられた光カプラや帰還ループ内に設
けられた光バンドパスフィルタ等の光部品を必要とする
のでコスト増となるという問題があった。
【0017】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、簡単な構成で中心波長精度が高く、光増幅利得が安
定した光増幅器を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の光増幅器は、励起光を発生する励起光源と、
一端に信号光が入力される希土類添加光ファイバと、希
土類添加光ファイバ内の信号光と励起光とを合波して希
土類添加光ファイバの他端から増幅された信号光を出力
させる光合分波器と、希土類添加光ファイバの他端にコ
モンポートが接続され希土類添加光ファイバの増幅波長
帯域内の複数の信号光を合分波する光合分波器と、光合
分波器の特定の波長の信号光を入出力する入出力ポート
と希土類添加光ファイバの一端とを光学的に結合し、特
定の波長の信号光を希土類添加光ファイバに帰還させる
ことにより特定の波長でレーザ発振させる光結合手段と
を備えたものである。
【0019】上記構成に加え本発明の光増幅器は、レー
ザ発振の光周波数を検出する検出手段と、検出した光周
波数が一定になるように光合分波器の特性を帰還制御す
る帰還制御手段とを有するのが好ましい。
【0020】上記構成に加え本発明の光増幅器の光合分
波器の特性は温度情報であってもよい。
【0021】上記構成に加え本発明の光増幅器の光結合
手段は光カプラあるいは光サーキュレータであるのが好
ましい。
【0022】上記構成に加え本発明の光増幅器は、光合
分波器と希土類添加光ファイバとの間に、増幅利得を制
御すべく光結合の大きさを調整する調整手段とを設ける
のが好ましい。
【0023】上記構成に加え本発明の光増幅器の調整手
段は光減衰器であるのが好ましい。
【0024】上記構成に加え本発明の光増幅器は、光合
分波器は基板上に形成されたアレイ導波路格子を用いた
集積化光合分波器であるのが好ましい。
【0025】本発明によれば、光合分波器の入出力ポー
トのうち、信号光が割り当てられていない入出力ポート
を用いて光増幅部の光合分波器と、希土類添加光ファイ
バと、光合分波器と、光結合手段との間で内部発振を生
じさせる帰還ループを形成して利得を安定化させるとと
もに発振波長をモニタし、この発振波長を一定にするこ
とによって中心波長の安定化と光増幅器の利得の安定化
とを図ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0027】図1は本発明の光増幅器の一実施の形態を
示すブロック図である。信号光は波長λ0 〜λN の信号
光が多重されたものとする。
【0028】本光増幅器は、信号光を入力する光結合手
段としての光カプラ3bと、入力ポートが光カプラ3b
に接続された光アイソレータ8と、一方の入出力ポート
7−1が光アイソレータ8の出力ポートに接続された光
合分波器7と、出力ポートが光合分波器7の入力ポート
7−1に接続された励起光源6と、一端が光合分波器7
の他方の入出力ポート7−3に接続された希土類添加光
ファイバ5と、コモンポートが希土類添加光ファイバ5
の他端に接続され増幅された信号光(波長λ0〜λN
を複数の出力ポートから出力する光合分波器2と、光合
分波器2の特定の波長λN+1 の信号光を入出力する入出
力ポートに接続された光カプラ3cと、光カプラ3cと
光カプラ3bとの間に接続された光減衰器9と、光カプ
ラ3cに入力ポートが光カプラ3cに接続された検出手
段としての光周波数弁別器10と、入力ポートが光周波
数弁別器10の出力ポートに接続され出力ポートが光合
分波器2に設けられた図示しないヒータ(例えばペルチ
ェ素子)に接続された帰還制御手段としての温度制御器
11とで構成されている。
【0029】次に本光増幅器の作動について説明する。
【0030】信号光は光カプラ3b及び光アイソレータ
8を経て光合分波器7により励起光源6からの励起光と
合波されて希土類添加光ファイバ5に入射する。希土類
添加光ファイバ5で増幅された信号光は、光合分波器2
により波長の異なるチャネルごとに分離され出力され
る。
【0031】一方、光合分波器2の入出力ポートのうち
信号光波長帯域外の分波出力ポート(図では波長λN+1
の出力ポート)は光カプラ3c、光減衰器9を経て光カ
プラ3bにより光増幅部(励起光源、光合分波器、希土
類添加光ファイバ、光合分波器、光減衰器、光カプラ、
光アイソレータ)の入力側に帰還される。この帰還ルー
プにより増幅器は波長λN+1 でレーザ発振し、このレー
ザ発振により増幅部の利得は図5に示した従来例と同様
に信号光の入力パワーPiによらず一定に保たれる。ま
た増幅部の利得は光減衰器9により帰還ループの損失を
変えることにより調整可能である。
【0032】レーザ発振光の一部は光カプラ3cにより
分岐され、光周波数弁別器10によりその発振波長が検
出され、この検出出力を用いて発振波長が一定になるよ
うに温度制御器11により光合分波器の温度が帰還制御
される。このような温度制御は、例えば光合分波素子が
ヒータ(あるいはペルチェ素子)上に搭載され、温度調
整素子に加える電流量を駆動回路により制御することで
実現される。
【0033】以上において本光増幅器は、光合分波器の
特性(例えば温度)が変動しても常に中心波長を安定化
することができ、また入力する信号光パワーPiによら
ず一定の増幅利得(出力信号光パワーPo)を得ること
ができ、さらに内部の発振光が外部に漏れることもな
い。
【0034】図2は本発明の光増幅器の他の実施の形態
を示すブロック図である。
【0035】図1に示した実施の形態との相違点は、光
カプラの代わりに光サーキュレータを用いた点である。
【0036】すなわち本光増幅器は、信号光を入力する
ポートAからポートB、ポートBからポートC、ポート
CからポートAへの順方向特性を有する光サーキュレー
タ12と、一方の入力ポートが光サーキュレータ12の
ポートBに接続された光合分波器7と、光合分波器7の
入力ポート7−2に接続された励起光源6と、一端が光
合分波器7の入出力ポート7−3に接続された希土類添
加光ファイバ5と、コモンポートが希土類添加光ファイ
バ5の他端に接続され増幅された信号光(λ0〜λN
を複数の出力ポートから出力する光合分波器2と、一端
が光合分波器2の特定の波長λN+1 の信号光を出力する
出力ポートに接続された光減衰器9と、光減衰器9の他
端と光サーキュレータ12のポートCとの間に接続され
た光カプラ3cと、入力ポートが光カプラ3cに接続さ
れた光周波数弁別器10と、入力ポートが光周波数弁別
器10の出力ポートに接続され出力ポートが光合分波器
2に設けられた図示しないヒータ(ペルチェ素子)に接
続された温度制御器11とで構成されている。
【0037】このような光増幅器においても図1に示し
た光増幅器と同等の機能及び特性が得られるが、内部の
レーザ発振光の伝搬方向が異なる。
【0038】すなわち、図1に示した光増幅器では信号
光と発振光とは同一方向に伝搬し、光合分波器2により
分波されるのに対し、本光増幅器では発振光は信号光と
逆方向に伝搬する。このような発振光の伝搬を実現する
ために図1に示した光増幅器の光カプラ3bと光アイソ
レータ8の代わりに光サーキュレータ12が設けられて
いる。光サーキュレータ12の順方向特性により入力信
号光はポートAからポートBに至り増幅部へ入力する。
【0039】一方、発振光は光サーキュレータ12のポ
ートBからポートCに至り光増幅部へ帰還する。発振光
の伝搬方向の他は図1に示した光増幅器と同様であるの
で動作の説明は省略する。
【0040】通常、発振光パワーは信号光パワーよりも
大きいので、図1に示した光増幅器では光合分波器のク
ロストーク特性により発振光の一部が信号光の出力ポー
トに漏れだすことが懸念されるが、本光増幅器では伝搬
方向が互いに異なるので、発振光の漏れ出しを抑圧する
ことができるという利点がある。
【0041】さらに、機能を高めた光増幅器について説
明する。
【0042】図3は本発明の光増幅器の他の実施の形態
を示すブロック図である。
【0043】図1に示した実施の形態との相違点は、入
出力ともに波長多重された信号光である点である。
【0044】すなわち、本光増幅器は、波長多重信号光
を入力する光カプラ3bと、光カプラ3bからの信号光
をポートAで入力し、増幅された波長多重信号をポート
Cから出力する光サーキュレータ12と、励起光源6
と、入力ポート7−2が励起光源6に接続され、入出力
ポート7−1が光サーキュレータ12のポートBに接続
された光合分波器7と、一端が光合分波器7の入出力ポ
ート7−3に接続された希土類添加光ファイバ5と、コ
モンポートが希土類添加光ファイバ5の他端に接続され
増幅された信号光(波長λ0 〜λN )を複数の入出力ポ
ートから出力する光合分波器2と、一端が光合分波器2
の複数の入出力ポートにそれぞれ接続された光減衰器1
3と、光減衰器13の他端にそれぞれ接続され増幅され
た信号光を反射して光合分波器2に戻す光反射器14
と、一端が光合分波器2の特定の波長λN+1 の信号光を
出力する出力ポートに接続された光減衰器9と、光減衰
器9の他端と光サーキュレータ12のポートCとの間に
接続された光カプラ3cと、入力ポートが光カプラ3c
に接続された光周波数弁別器10と、入力ポートが光周
波数弁別器10の出力ポートに接続され出力ポートが光
合分波器2に設けられた図示しないヒータ(ペルチェ素
子)に接続された温度制御器11とで構成されている。
【0045】次に本光増幅器の動作について説明する。
【0046】本光増幅器の入出力ともに波長多重された
信号光であり、図1に示した光増幅器において出力が分
波された信号光出力であったのと異なる。波長多重され
た入力信号光は光サーキュレータ12のポートAからポ
ートBに至り、増幅された後に光合分波器2により各チ
ャネルに分離され、各波長ごとに光減衰器13を経て光
反射器14により全反射され、再び同じ光路を経て光サ
ーキュレータ12のポートBからポートCに出力され
る。各光減衰器13は増幅された各チャネルの光出力が
等しくなるように調整される。
【0047】一方、光合分波器2のポートのうち信号波
長帯域以外の分波出力ポート(図では波長λN+1 の出力
ポート)は光カプラ3c及び光減衰器9を経て光カプラ
3bにより入力信号光と合成される。
【0048】従って増幅部にて発生した自然放出光のう
ち波長λN+1 の近傍の光は光合分波器2、光カプラ3
c、光減衰器9、光カプラ3b、光サーキュレータ12
を経て再び増幅部に入力する帰還ループを形成する。こ
の帰還ループにより光増幅器は波長λN+1 で発振し、こ
の発振により増幅部の利得は図1に示した光増幅器と同
様に信号光の入力パワーPiによらず一定に保たれる。
また増幅部の利得は光減衰器9により帰還ループの損失
を変えることにより調整可能である。発振光の一部は図
1及び図2に示した光増幅器と同様に、光カプラ3cに
より分岐され、光周波数弁別器10によりその発振波長
が検出され、この検出出力を用いて発振波長が一定にな
るように温度制御器11により光合分波器2の温度が帰
還制御される。
【0049】本光増幅器はこのような構成により光合分
波器2の各分波ポート(出力ポート)に設けられた光減
衰器13を適当な値に調整することにより光増幅部の利
得の波長依存性を補償することが可能であり、この補償
により各波長チャンネルの出力ポート間の増幅利得を等
しくすることが可能である。さらに特定の波長チャンネ
ルの合分波ポート(図では波長λkの信号光が入出力す
るポート)を光反射器14により折り返さずに分岐/挿
入ポートとして用いることもできる。この結果、特定の
波長チャンネルの信号光のみを分岐/挿入することがで
き、波長多重を用いた光ネットワークの高機能化を実現
することができる。
【0050】以上本発明の光増幅器によれば、 (1) 光増幅器内部に帰還ループを設けて発振させること
により、増幅部の利得安定化が図られ、入力信号光パワ
ーの変動によらず一定の利得を有する光ファイバ式の光
増幅器が実現できる。
【0051】(2) 信号光の分波器の空きポート(信号帯
域外の波長の信号光の出力ポート)を利用して、この空
きポートを介して増幅光を増幅部に巡回帰還させる帰還
ループを形成することにより、帰還ループ形成のための
光部品(光フィルタ、光カプラ等)を不要とし、自動的
に内部発振光を信号帯域外に設定するとともに、発振光
の外部への漏れを防止することができる。
【0052】(3) 発振波長を検出して、この発振波長が
常に一定になるように光合分波器の特性(素子温度)を
帰還制御することにより、合分波特性の安定化(中心波
長の安定化)を図ることができる。
【0053】(4) 分波器の各分波出力を光減衰器で個別
に調整することにより、増幅部の利得の波長依存性を厳
密に補償することができる。
【0054】(5) 増幅・分波した信号光を反射させて再
び増幅媒体を通過させる増幅構成とすることにより、増
幅効率を向上させることができる。
【0055】(6) 特定の波長の信号光のみ選択的に分岐
・挿入する機能等、高度な波長多重ネットワークの実現
に必要な機能を簡単に実現できる。
【0056】(7) (1) 〜(6) に示す特性が簡単な構成に
より得られる。
【0057】(8) 部品点数が少なく構成の簡単なので、
小型化、低価格化が可能である。
【0058】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0059】簡単な構成で中心波長精度が高く、光増幅
利得が安定した光増幅器の提供を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光増幅器の一実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の光増幅器の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の光増幅器の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図4】光増幅器の従来例を示すブロック図である。
【図5】光増幅器の他の従来例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
2、7 光合分波器 3b、3c 光カプラ 5 希土類添加光ファイバ 6 励起光源 8 光アイソレータ 9 光減衰器 10 光周波数弁別器 11 温度制御器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励起光を発生する励起光源と、一端に信
    号光が入力される希土類添加光ファイバと、該希土類添
    加光ファイバ内の信号光と上記励起光とを合波して上記
    希土類添加光ファイバの他端から増幅された信号光を出
    力させる光合分波器と、上記希土類添加光ファイバの他
    端にコモンポートが接続され上記希土類添加光ファイバ
    の増幅波長帯域内の複数の信号光を合分波する光合分波
    器と、該光合分波器の特定の波長の信号光を入出力する
    入出力ポートと上記希土類添加光ファイバの一端とを光
    学的に結合し、特定の波長の信号光を上記希土類添加光
    ファイバに帰還させることにより上記特定の波長でレー
    ザ発振させる光結合手段とを備えたことを特徴とする光
    増幅器。
  2. 【請求項2】 上記レーザ発振の光周波数を検出する検
    出手段と、検出した光周波数が一定になるように上記光
    合分波器の特性を帰還制御する帰還制御手段とを有する
    請求項1に記載の光増幅器。
  3. 【請求項3】 上記光合分波器の特性は温度情報である
    請求項2に記載の光増幅器。
  4. 【請求項4】 上記光結合手段は光カプラあるいは光サ
    ーキュレータである請求項1から3のいずれかに記載の
    光増幅器。
  5. 【請求項5】 上記光合分波器と上記希土類添加光ファ
    イバとの間に、増幅利得を制御すべく光結合の大きさを
    調整する調整手段とを設けた請求項1に記載の光増幅
    器。
  6. 【請求項6】 上記調整手段は光減衰器である請求項5
    に記載の光増幅器。
  7. 【請求項7】 上記光合分波器は基板上に形成されたア
    レイ導波路格子を用いた集積化光合分波器である請求項
    1から6のいずれかに記載の光増幅器。
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