JP2001188963A - 飲料抽出装置 - Google Patents

飲料抽出装置

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JP2001188963A
JP2001188963A JP2000030750A JP2000030750A JP2001188963A JP 2001188963 A JP2001188963 A JP 2001188963A JP 2000030750 A JP2000030750 A JP 2000030750A JP 2000030750 A JP2000030750 A JP 2000030750A JP 2001188963 A JP2001188963 A JP 2001188963A
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Takeshi Sato
健 佐藤
Takao Matsuo
隆生 松尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】湯ポンプによる給湯量及び飲料の抽出量を確実
に一定にすることができ、給湯後のエアーブローを簡易
かつ円滑に給送することができる飲料抽出装置を提供す
る。 【解決手段】湯タンク11と湯ポンプ13との間に内圧
が大気に開放された大気開放容器12を設け、湯タンク
11から飲料抽出に使用する一定量の湯を一旦大気開放
容器12に溜め、この湯を湯ポンプ13で全て吸引しか
つ原料容器1内に供給して所定の飲料を抽出する。湯の
吸引・供給終了後も引き続き湯ポンプ13を回転数を上
げて所定時間駆動し、これにより湯ポンプは空の大気開
放容器12を介して吸気し、該吸気を原料容器1側にエ
アーブローとして給送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーヒー粉、茶粉
等の粉末原料が封入された原料容器に給湯して所定の飲
料を抽出すべくカップ式飲料自動販売機内に設置される
飲料抽出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、ギア式の湯ポンプを用いた従来
の飲料抽出装置の概略説明図である。この飲料抽出装置
は、湯が貯留される湯タンク41と、湯タンク41から
湯を吸引すると共に、この湯を予め飲料一杯分の粉末原
料が封入された原料容器1内に加圧供給して飲料を抽出
させる湯ポンプ43とを備えている。販売指令を受ける
と、まず電磁弁45が所定時間開放され、この間、湯ポ
ンプ43は上流給湯管44aを介して吸引した湯を下流
給湯管44cを介して原料容器1内に加圧供給する。電
磁弁45が閉じると同時に電磁弁46が所定時間開放さ
れ、この間、湯ポンプ43は吸気管44b及び上流給湯
管44aを介して吸引した空気を下流給湯管44cから
原料容器1に対しエアーブローとして給送する。このエ
アーブローは、下流給湯管44c内壁に付着する湯滴や
原料容器1内の粉末原料に残る湯分を排出させ、粉末原
料を乾燥させることにより、各抽出毎の飲料の量及び質
を均一にするといった役割を果たす。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、湯ポン
プ43が湯を湯タンク41から直接吸引する上記従来の
飲料抽出装置では、原料容器1内の粉末原料の粒度、
量、密度、あるいは湯ポンプ43の性能などによって湯
ポンプ43による湯タンク41からの湯の吸引量にばら
つきが生じ、これにより湯ポンプ43から原料容器1へ
の給湯量及び原料容器1からの抽出量もばらつくため、
飲料が不均一になるという問題があった。
【0004】更に、エアーブロー給送時において、開放
時といえども流路が狭い電磁弁46が吸気の抵抗となる
ため、湯ポンプ43による吸気及び給気を円滑に行うこ
とができず、また吸気専用の電磁弁46の開閉操作が面
倒であるといった問題もあった。
【0005】本発明は以上のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、湯ポンプによる給湯量及
び飲料の抽出量を確実に一定にすることができ、給湯後
のエアーブローを簡易かつ円滑に給送することができる
飲料抽出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、湯が貯留される湯タンクと、
湯タンクから湯を受ける、内圧が大気に開放された大気
開放容器と、大気開放容器内の湯を吸引し且つ該湯を粉
末原料が入った原料容器内に供給する給湯動作を行う湯
ポンプとを備えたことを特徴としている。請求項1の発
明によれば、湯タンクと湯ポンプとの間に大気開放容器
を介設し、まず湯タンクから大気開放容器に給湯し、飲
料抽出に使用する一定量の湯を大気開放容器に一旦溜
め、次いでこの湯を湯ポンプで全て使い切る、即ち全て
吸引しかつ原料容器側へ加圧供給することにより、湯ポ
ンプによる給湯量及び飲料の抽出量を確実に一定にする
ことができる。尚、原料容器の具体例としては、カート
リッジ、カプセル等と称される、飲料一杯分の粉末原料
が封入された容器が挙げられるが、これに限定されるも
のではなく、湯ポンプから加圧供給された湯と粉末原料
とから飲料を抽出する際、その粉末原料が入れられる全
ての容器が含まれる。また、大気開放容器に一旦溜めら
れる湯の温度低下を防ぐべく、例えば大気開放容器を湯
タンクに近接配置することができる。
【0007】請求項2の発明では、請求項1に係る飲料
抽出装置において、前記大気開放容器を前記湯タンク内
に設けたことを特徴としている。請求項2の発明によれ
ば、大気開放容器を湯タンク内に設けて加温できるた
め、大気開放容器内に一旦溜められる湯の温度低下を確
実に防止することができる。
【0008】請求項3の発明では、請求項1又は請求項
2に係る飲料抽出装置において、前記湯ポンプは前記給
湯動作に連続して前記大気開放容器を介して空気を吸引
し且つ該空気を前記原料容器内に供給する給気動作を行
うことを特徴としている。請求項3の発明によれば、湯
ポンプは大気開放容器内に溜められた湯を全て吸引し給
湯動作を終えた後も引き続き駆動して、空になった大気
開放容器を介して吸引した空気をエアーブローとして原
料容器内に供給する給気動作を行う。この給気動作によ
って管内に残る湯滴や粉末原料の湯分を排出させること
ができ、また、湯ポンプは空の大気開放容器を介して吸
気するため、電磁弁のような吸気に対する抵抗がなく、
エアーブローを円滑に行うことができる。
【0009】請求項4の発明では、請求項1〜3に係る
飲料抽出装置において、前記湯ポンプを制御する制御部
を備え、該制御部は前記給気動作時の湯ポンプの回転数
を前記給湯動作時の回転数よりも上げることを特徴とし
ている。請求項4の発明によれば、制御部によって給気
動作時の湯ポンプのギア回転数を給湯動作時に比べ上げ
ることにより、液体ポンプである湯ポンプの送気能力を
高め、エアーブローの実効を高めることができる。
【0010】請求項5の発明では、請求項4に係る飲料
抽出装置において、前記大気開放容器内の湯が無くなっ
た湯無し時点を検出し且つ該湯無し時点検出信号を前記
制御部に入力する湯無し時点検出手段を設けたことを特
徴としている。請求項5に係る発明によれば、湯無し時
点検出手段によって大気開放容器内の湯が湯ポンプに吸
引されて無くなる時点を検出し、この湯無し時点検出信
号が制御部に入力されるため、制御部による給湯動作か
ら給気動作への移行時点における湯ポンプの回転数アッ
プ制御のタイミングを上記湯無し時点検出信号に基づい
て大気開放容器内から湯が無くなる時点に正確に合わせ
ることができる。これにより次のような課題が解決され
る。即ち、給気動作移行時に湯ポンプの回転数を上げる
制御においては、例えば原料容器内の原料が高密度であ
ったり、給湯量が多い場合、あるいはまた湯ポンプの給
湯能力如何によって、大気開放容器内に湯が未だ残って
いる時点で湯ポンプの回転数アップ制御が行われるおそ
れがあり、この場合、湯ポンプから原料容器内に高圧が
加わり、原料容器が破裂したり、あるいはフィルタ等の
容器の一部が破損する危険が生じる。このような危険性
を、上述したように湯無し時点検出手段を用いて回転数
アップ制御のタイミングを図ることにより、取り除くこ
とができる。
【0011】請求項6の発明では、請求項5に係る飲料
抽出装置において、前記湯無し時点検出手段は前記湯ポ
ンプの負荷の変化から前記湯無し時点を検出する負荷セ
ンサであることを特徴としている。請求項6の発明によ
れば、湯無し時点においては湯の吸引・供給を終えるこ
とによって湯ポンプの負荷が低下するため、該負荷低下
時点を負荷センサによって検出することにより、湯ポン
プの回転数アップ制御を初期通り行うことができる。
【0012】請求項7の発明では、請求項5に係る飲料
抽出装置において、前記湯無し時点検出手段は前記湯ポ
ンプからの湯の吐出圧の変化から前記湯無し時点を検出
する圧力センサ又は圧力スイッチであることを特徴とし
ている。請求項7の発明によれば、湯無し時点において
は湯ポンプから原料容器への湯の吐出圧が低下するた
め、該吐出圧低下時点を圧力センサ又は圧力スイッチに
よって検出することにより、湯ポンプの回転数アップ制
御を初期通り行うことができる。
【0013】請求項8の発明では、請求項6に係る飲料
抽出装置において、前記負荷センサは前記湯ポンプの電
流値を検出する電流値センサであることを特徴としてい
る。請求項8の発明によれば、湯無し時点における湯ポ
ンプの負荷の低下を電流値センサによって湯ポンプの電
流値の変化から検出することができる。
【0014】請求項9の発明では、請求項6に係る飲料
抽出装置において、前記負荷センサは前記湯ポンプの回
転数を検出する回転数センサであることを特徴としてい
る。請求項9の発明によれば、湯無し時点における湯ポ
ンプの負荷の低下を回転数センサによって湯ポンプの回
転数の変化から検出することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の飲料抽出
装置に係る一実施形態を概略的に示すもので、図1は飲
料抽出装置の全体説明図、図2は飲料抽出装置の制御系
を示すブロック図、図3は飲料抽出装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【0016】飲料抽出装置10は図示されないカップ式
飲料自動販売機内に設けられており、飲料抽出装置10
には、湯が約98℃に保温されて貯留される湯タンク1
1と、内圧が大気に開放された大気開放容器12と、ギ
ア13a及びギア駆動モータ13b(図2参照)を有す
るギア回転式の湯ポンプ13とが備わっている。開放湯
タンク11と大気開放容器12の上部とは上流給湯管1
4aによって、大気開放容器12の底部と湯ポンプ13
とは中間給湯管14bによってそれぞれ連通されてお
り、湯ポンプ13の下流側には下流給湯管14cが接続
されている。更に、上流給湯管14aの上流端には電磁
弁15が介設されており、下流給湯管14cの下流端に
は給湯ノズル16が装着されている。飲料抽出装置10
にはまた販売指令に応じて電磁弁15及び湯ポンプ13
の制御を行うマイクロコンピュータ構成の制御部20が
備わっている。
【0017】次に、図3のフローチャートを参照しなが
ら飲料抽出装置10の構成及び動作を更に詳述する。飲
料抽出装置10では、販売待機状態(S1)からユーザ
ーが商品選択ボタン(図示せず)を押すことによって販
売指令を受けると(S2)、制御部20が電磁弁15を
開放する。尚、この電磁弁15の開放時点前に別の制御
系統により、一個の原料容器1が容器収納部(図示せ
ず)から搬出され、上記給湯ノズル16の先端部を受け
入れるノズル連結位置まで搬送される。原料容器1は飲
料一杯分のコーヒー粉末が予め封入されたプラスチック
製の特殊容器であり、給湯ノズル16先端部を気密に受
け入れ可能で、フィルタ機能を有している。
【0018】制御部20によって電磁弁15が所定時間
開放されると、湯タンク11内の湯の水頭圧により、湯
タンク11から上流給湯管14aを介して大気開放容器
12内に湯が送られる。かかる湯タンク11から大気開
放容器12内への給湯は、販売待機状態における湯タン
ク11内の湯面ヘッドの高さと電磁弁15の開放時間と
を一定にすることにより、正確に一定の使用量とするこ
とができる。次いで、制御部20は電磁弁15を閉じる
(S4)とほぼ同時にギア駆動モータ13bを駆動して
湯ポンプ13のギア13aを所定回転数にて駆動する
(S5)。これにより大気開放容器12内に一旦溜めら
れた一定量の湯を湯ポンプ13によって、中間給湯管1
4bを介して全て吸引すると共に下流給湯管14cを介
して原料容器1内に加圧供給する給湯動作が行われる
(S6)。大気開放容器12に一旦溜めた湯を使い切る
ことにより、原料容器1内の粉末原料の粗密具合や湯ポ
ンプ13の性能にかかわらず、抽出量を一定にすること
ができる。尚、大気開放容器12が大気に開放されるた
め、湯ポンプ13による湯の吸引は円滑に行われる。
【0019】制御部20は大気開放容器12内の湯を全
て吸引し終えた湯ポンプ13のギア13aの回転数を上
げて(S8)引き続き湯ポンプ13を所定時間作動させ
る。これにより湯ポンプ13は大気開放容器12及び下
流給湯管14cを介して空気を吸引し、この吸気をエア
ーブローとして原料容器1側に給送する給気動作を行う
(S9)。尚、回転数アップにより湯ポンプ13の吸・
送気能力が高められている。
【0020】以上のような給湯動作から給気動作への移
行時に湯ポンプ13の回転数を上げる制御においては、
何らかの要因で大気開放容器12内に湯が未だ残ってい
る時点で湯ポンプ13の回転数アップ制御が行われる
と、湯ポンプ13から原料容器1内に高圧が加わり、原
料容器1が破裂する危険がある。このような危険性は、
上記回転数アップ制御のタイミングを大気開放容器12
内の湯が湯ポンプ13に吸引されて無くなる湯無し時点
に合わせることにより取り除くことができ、この湯無し
時点は次のようにして検出される。
【0021】即ち、湯無し時点においては湯の吸引・供
給を終えることによって湯ポンプ13の負荷が急激に低
下する。この負荷の低下によってギア駆動モータ13b
の電流値が低下するため、電流値センサ21(図2参
照)によってギア駆動モータ13bの電流値低下時点を
検出し、該電流値低下時点検出信号を制御部20に送
る。制御部20は電流値低下時点検出信号を湯無し時点
検出信号として受けると(S7)、インバータ制御等に
よってギア駆動モータ13bを介しギア13aの回転数
を上げ、湯ポンプ13に上述した給気動作を所定時間行
わせた後、湯ポンプ13を停止する(S10)。尚、湯
ポンプ13による給気動作は大気開放容器12を介して
行われるため、吸気抵抗のない円滑なものとなり、ま
た、吸気専用の管や電磁弁を要せずコストも低減する。
また、湯無し時点検出の他の態様としては次のイ)及び
ロ)を挙がることができる。
【0022】イ)湯の吸引・供給後における湯ポンプ1
3では、負荷の軽減によってギア13aの回転数が若干
上がるため、この回転数のわずかな上昇変化を例えばロ
ータリーエンコーダ等の回転数センサ(図示せず)によ
って検出し、該回転数上昇時点検出信号を制御部20に
送るようにする。
【0023】ロ)湯無し時点においては、湯ポンプ13
からの湯の吐出圧が急激に低下するため、下流給湯管1
4c内の上流端部すなわち湯ポンプ13の吐出部(図示
せず)に湯の吐出圧低下時点を検出させる圧力センサ又
は圧力スイッチ(図示せず)を設け、該吐出圧低下時点
検出信号を制御部20に送るようにする。
【0024】図4は、本発明の飲料抽出装置に係る別の
実施形態を概略的に示す説明図である。この飲料抽出装
置100は、内圧を大気に開放した大気開放容器112
が湯タンク111の内部に組み込まれており、湯タンク
111と大気開放容器112とを連通する上流給湯管1
14aは湯タンク111の外部から内部へ湯タンク11
1の側壁を貫通して入り込んだ後、大気開放容器112
の側壁に接続されている。また、大気開放容器112の
底部から延長する中間給湯管114bは、湯タンク11
2の側壁下方から湯タンク112外に出た後、湯ポンプ
113に接続されている。尚、湯ポンプ113の下流側
には下流給湯管114cが接続されており、上流給湯管
114aの上流端には電磁弁115が設置されている。
【0025】以上の飲料抽出装置100によっても既述
した飲料抽出装置10と同様、大気開放容器112内に
一旦溜めた一定量の湯を湯ポンプ113によって全て吸
引して使い切ることにより、飲料抽出量のばらつきをな
くし、かつ湯ポンプ113の回転数を上げて空となった
大気開放容器112を介して給気動作を行うことによ
り、エアーブロー工程を円滑かつ強力に行うことができ
る。飲料抽出装置100では更に、大気開放容器112
が湯タンク111内の湯あるいはヒーターによって加温
されるため、大気開放容器112内に溜められる湯の温
度が低下するようなことはない。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、湯タンクと湯ポンプとの間に大気開放容器を介
設し、まず湯タンクから大気開放容器に湯を供給して、
飲料抽出に使用する一定量の湯を該大気開放容器に一旦
溜め、次いでこの湯を湯ポンプで全て使い切ることによ
り、湯ポンプによる給湯量及び飲料の抽出量を確実に一
定にすることができる。
【0027】請求項2の発明によれば、大気開放容器を
湯タンク内に設けて大気開放容器を加温できるため、大
気開放容器内に一旦溜められる湯の温度低下を防止する
ことができる。
【0028】請求項3の発明によれば、湯ポンプは給湯
動作に連続してエアーブローを原料容器内に送る給気動
作を行い、この給気動作は湯ポンプによる空の大気開放
容器を介する吸気によって行われるため、電磁弁のよう
な吸気に対する抵抗がなく、エアーブローを円滑に行う
ことができると共に、吸気専用の管や電磁弁が不要とな
るため、コストを低減することができる。
【0029】請求項4の発明によれば、制御部によって
給気動作時の湯ポンプのギア回転数を給湯動作時に比べ
上げることにより、湯ポンプの送気能力を高め、エアー
ブローの実効を高めることができる。
【0030】請求項5に係る発明によれば、湯無し時点
検出手段によって大気開放容器内の湯が湯ポンプに吸引
されて無くなる時点を検出し、この湯無し時点検出信号
が制御部に入力されるため、制御部による回転数アップ
制御のタイミングを大気開放容器内から湯が無くなる時
点に正確に合わせることができる。
【0031】請求項6の発明によれば、湯無し時点にお
いては湯の吸引・供給を終えることによって湯ポンプの
負荷が低下するため、該負荷低下時点を負荷センサによ
って検出することにより、湯ポンプの回転数アップ制御
を初期通り行うことができる。
【0032】請求項7の発明によれば、湯無し時点にお
いては湯ポンプから原料容器への湯の吐出圧が低下する
ため、該吐出圧低下時点を圧力センサ又は圧力スイッチ
によって検出することにより、湯ポンプの回転数アップ
制御を初期通り行うことができる。
【0033】請求項8の発明によれば、湯無し時点にお
ける湯ポンプの負荷の低下を電流値センサによって湯ポ
ンプの電流値の変化から検出することができる。
【0034】請求項9の発明によれば、湯無し時点にお
ける湯ポンプの負荷の低下を回転数センサによって湯ポ
ンプの回転数の変化から検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】飲料抽出装置の概略全体説明図
【図2】飲料抽出装置の制御系を示すブロック図
【図3】飲料抽出装置の動作を示すフローチャート
【図4】飲料抽出装置の第2実施形態の概略全体説明図
【図5】従来の飲料抽出装置の概略説明図
【符号の説明】
1…原料容器、10,100…飲料抽出装置、11,1
11…湯タンク、12,112…大気開放容器、13,
113…湯ポンプ、15,115…電磁弁、20…制御
部、21…電流値センサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯が貯留される湯タンクと、湯タンクか
    ら湯を受ける、内圧が大気に開放された大気開放容器
    と、大気開放容器内の湯を吸引し且つ該湯を粉末原料が
    入った原料容器内に供給する給湯動作を行う湯ポンプと
    を備えたことを特徴とする飲料抽出装置。
  2. 【請求項2】 前記大気開放容器を前記湯タンク内に設
    けたことを特徴とする請求項1記載の飲料抽出装置。
  3. 【請求項3】 前記湯ポンプは前記給湯動作に連続して
    前記大気開放容器を介して空気を吸引し且つ該空気を前
    記原料容器内に供給する給気動作を行うことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の飲料抽出装置。
  4. 【請求項4】 前記湯ポンプを制御する制御部を備え、
    該制御部は前記給気動作時の湯ポンプの回転数を前記給
    湯動作時の回転数よりも上げることを特徴とする請求項
    3記載の飲料抽出装置。
  5. 【請求項5】 前記大気開放容器内の湯が無くなった湯
    無し時点を検出し且つ該湯無し時点検出信号を前記制御
    部に入力する湯無し時点検出手段を設けたことを特徴と
    する請求項4記載の飲料抽出装置。
  6. 【請求項6】 前記湯無し時点検出手段は前記湯ポンプ
    の負荷の変化から前記湯無し時点を検出する負荷センサ
    であることを特徴とする請求項5記載の飲料抽出装置。
  7. 【請求項7】 前記湯無し時点検出手段は前記湯ポンプ
    からの湯の吐出圧の変化から前記湯無し時点を検出する
    圧力センサ又は圧力スイッチであることを特徴とする請
    求項5記載の飲料抽出装置。
  8. 【請求項8】 前記負荷センサは前記湯ポンプの電流値
    を検出する電流値センサであることを特徴とする請求項
    6記載の飲料抽出装置。
  9. 【請求項9】 前記負荷センサは前記湯ポンプの回転数
    を検出する回転数センサであることを特徴とする請求項
    6記載の飲料抽出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007289302A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 飲料抽出装置
KR101918595B1 (ko) * 2016-12-27 2018-11-15 롯데알미늄 주식회사 자판기의 저수압 물보충 장치

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JP2007289302A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 飲料抽出装置
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