JP2001188839A - 通信ネットワークを介して財務会計管理サービスを提供する方法及びシステム - Google Patents
通信ネットワークを介して財務会計管理サービスを提供する方法及びシステムInfo
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Abstract
諸表及び財務分析データを財務会計データから作成し、
通信ネットワークを介して配信する。 【解決手段】 サービス提供者のコンピュータ内に各ユ
ーザ毎の財務会計データを記憶しておき、各ユーザから
ネットワークを介して財務管理サービスの要求があった
ときに、ユーザ識別子を確認後、要求のあったユーザに
財務諸表及び財務分析データを送信する。財務分析は財
務会計データに基づいて財務状況を各種視点から階層的
に分解して分析する手法を用いる。
Description
クを介して財務会計管理サービスを提供する方法及びシ
ステムに関するものであり、通信ネットワークを介して
要求のあった財務分析データを財務会計データから作成
し、通信ネットワークを介して配信するものである。
のパソコン又はオフィスコンピュータを使用したシステ
ムの他、専用回線を使用したオンライン・システムが存
在する。しかし、財務関連データが企業の機密情報を含
んでいる等の理由から、いわゆるインターネットのよう
なオープンな通信回線を介した財務管理システムは、存
在していない。このような通信ネットワークを利用した
財務会計管理システム若しくは通信ネットワークを利用
した財務会計管理サービスの提供は、システム構築の費
用がかからないこと、及びサービス提供者の高性能分析
エンジンの使用が可能であること、最新の分析テクノロ
ジー及び最新の財務分析手法が利用できることなどか
ら、今後需要が増えていくものと予想される。
つかの問題点が指摘されていた。すなわち、従来から上
場企業等に開示が義務付けられていた貸借対照表、損益
計算書、資金収支表等の財務諸表の作成については、複
数の会計処理方法が認められていた。そのため、会社の
会計方針に従った会計処理を選択することが可能である
ことから、同じ経済事実に対する会計処理上の取り扱い
が会社によって異なる場合があり、財務状況の分析が複
雑で一義的な分析が困難であるという問題があった。
され、国際店頭公開企業をも含めてキャッシュフロー計
算書の開示が義務付けられることとなった。キャッシュ
フローでは、現金の流出入という事実に着目するため、
従来の発生主義の原則等に伴なう会計処理方法の相違に
よる影響は受けず、会計方針の異なる会社間の比較が可
能となった。
も、単純なキャッシュフロー相互間の比較だけでは、会
社の本当の財務状況は見えてこない。損益計算書又は貸
借対照表上の各種データ及び更にそれを加工した財務会
計データにより企業の正しい財務状況が見えてくる。従
来このような分析は、税理士、公認会計士等の専門家が
経験等を通じて培ってきたノウハウ的な要素が強く、財
務知識の乏しいの者にとってこのような分析は極めて困
難なものであった。
な従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、従来困
難であった財務会計管理サービス、又は財務分析サービ
スを多くのユーザーが容易に利用できるようにするもの
で、通信ネットワークを介して財務会計管理サービス又
は財務分析サービスを提供する方法及びシステムを提供
することを目的とする。
め、本発明の第1の態様にかかる通信ネットワークを介
して財務会計管理サービスを提供する方法は、登録した
ユーザに付与されるユーザ識別子とユーザが選択した特
定サービスの識別子とを含むメッセージを、ユーザが財
務会計管理サービスの提供者に送信する段階と、前記メ
ッセージに応答して、前記財務会計管理サービスの提供
者が前記特定サービスの識別子で特定されたサービスを
実行する段階と、前記財務会計管理サービスの提供者か
ら前記通信ネットワークを介して前記ユーザ識別子で特
定されるユーザに前記サービス結果を送信する段階とを
含むことを特徴とする。
数のユーザが財務会計管理サービスを受けることが可能
である。また、サービス提供者の分析エンジンを高速化
し、最新分析手法を導入することにより、より高度のサ
ービスを受けることが可能となる。
ークを介して財務会計管理サービスを提供する方法は、
ユーザから前記財務会計管理サービスの提供者に送信す
るメッセージにが、当該ユーザの財務会計データを含
み、財務会計管理サービスを実行する段階は、ユーザか
らの財務会計データをユーザ識別子毎に記憶し蓄積する
段階を含むことを特徴とする。
り、毎日の財務会計データをサービス提供者の記憶装置
(記録装置を含む)に蓄積することが可能となる。ま
た、必要に応じて、数ヶ月分若しくは数年分の会計デー
タを一時に蓄積させることも可能である。ここに記憶装
置とは、本明細書(特許請求の範囲を含む)では、メモ
リーのような一時記憶装置のみならず、磁気ディスク装
置、CD R/W装置、MO、ZIP等の半導体記憶装
置、磁気記録装置、光記録装置、光磁気記録等のコンピ
ュータで読み書き可能なあらゆる装置を含むものとして
説明する。
サービスを提供する方法は、前記財務会計管理サービス
を実行する段階が、前記蓄積された前記財務会計データ
から、サービスの要求があったユーザの財務分析データ
を作成する段階を含むことを特徴とする。
サービスを提供する方法は、前記財務分析データを作成
する段階は、更に、前記財務会計データの所定の組み合
せ及び所定の計算式に基づいて、各種財務分析データを
作成する段階を含むことを特徴とする。
入力することなく、財務会計データから財務分析データ
を作成することができる。
サービスを提供する方法は、前記財務分析データを作成
する段階は、更に、前記財務会計データの所定の組み合
せ及び所定の計算式に基づいて前記財務会計データを計
算処理することにより、全体的視点から部分的視点まで
の各種財務分析データを階層的に作成する段階を含むこ
とを特徴とする。
データを階層的に作成するので、分析構造が明確であ
り、迅速かつ精確に財政状態を分析することが可能とな
る。また、階層的分析構造の各段階を任意に選択可能と
することにより、財務状況を種々の視点から直接みるこ
とができるから容易かつ迅速に分析可能となるだけでな
く、複数の分析データを問題のありそうな視点から関連
付けてみることができるので、分析上に非常に有益なツ
ールとなる。
サービスを提供する方法は、前記財務分析データを作成
する段階は、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロ
ー計算書を含む第1レベルの分析データと、キャッシュ
フロー創出政策及び創出能力の分析データ、投資政策と
能力の分析データ又は財務政策と能力の分析データを含
む第2レベルの分析データと、前記第2レベルの分析デ
ータをさらに詳細に区分した分析データの第3レベルの
分析データとを作成する段階を含むことを特徴とするこ
の分析構造により、企業全体の財務分析から営業キャッ
シュフロー創出能力、投資キャッシュフロー、財務キャ
ッシュフローの詳細まで、全体から部分まで段階的な財
務分析が可能となる。
サービスを提供する方法は、前記財務会計管理サービス
を実行する段階が、前記メッセージに応答して、前記財
務会計管理サービスの提供者が前記特定サービスの識別
子で特定されたサービスを実行するモバイルエージェン
トを前記サービスの提供を要求したユーザへ送信する段
階を含み、前記モバイルエージェントによって前記ユー
ザのコンピュータ・システムに蓄積された財務会計デー
タに基づき財務分析データを作成し、当該ユーザの表示
装置または印刷装置に当該財務分析データを出力し、サ
ービスの提供が終了したことを前記サービス提供者に通
知する段階とを含むことを特徴とする。
サービスを提供する方法は、前記財務会計管理サービス
の提供者に前記ユーザが前記メッセージを送信する段階
は、前記メッセージを暗号化する段階を含み、前記財務
会計管理サービスの提供者が前記特定サービスを実行す
る段階は、前記暗号化されたメッセージを復号化する段
階を含み、前記財務会計管理サービスの提供者から前記
ユーザに前記サービス結果を送信する段階は、当該送信
するサービス結果を含む送信データを暗号化する段階を
含み、更に、前記ユーザが前記サービス結果を受信する
段階は、前記サービス結果を含む受信データを復号化す
る段階を含むことを特徴とするこのように暗号化するこ
とにより、企業秘密に相当するような財務会計データ、
財務管理データ及び分析データを、インターネットのよ
うなオープンなネットワークを介して送受信することが
可能となり、廉価な財務会計管理サービスの提供が可能
となる。
サービスを提供する方法は、前記ネットワークはLA
N、WAN、又はインターネットのいずれか又はこれら
の組み合せを含み、前記ネットワークを接続する通信回
線は、専用回線、公衆回線又は無線による通信回線のい
ずれか又はこれらの組み合せを含むことを特徴とする。
ンピュータと、当該サービス提供コンピュータと通信ネ
ットワークを介して接続された複数の外部コンピュータ
とから成る財務会計管理システムであって、a)前記サ
ービス提供コンピュータは、i) 前記外部コンピュータ
からの情報またはデータを受信する手段と、ii) 前記
外部コンピュータから受信した財務会計データを記憶す
る財務会計データ記憶手段と、iii) 前記記憶した財務
会計データ項目の所定の組み合わせから成る比較項目及
び計算式を記憶した計算式記憶手段と、iv) 前記外部
コンピュータからの要求に応じて前記計算式記憶手段か
ら前記比較項目及び計算式を読み出し、当該読み出した
比較データ及び前記計算式に基づいて前記財務会計デー
タから財務分析データを作成する演算処理手段と、v)
前記演算処理手段により作成した財務分析データを前記
要求のあった前記外部コンピュータに出力する手段を含
み、b)前記外部コンピュータは、i)前記サービス提供
コンピュータに情報又はデータを送信し、前記サービス
提供コンピュータからの情報又はデータを受信する通信
制御手段と、ii) 前記受信した情報又はデータを表示
または印刷する手段と、を含むことを特徴とする財務会
計管理システムである。
コンピュータは、パーソナルコンピュータ、オフィスコ
ンピュータ、汎用コンピュータ等あらゆるコンピュータ
でよく、使用するコンピュータの処理能力に応じて、よ
り複雑な階層構造分析サービスの提供が可能となる。
データ記憶手段は、前記外部コンピュータから送信され
る前記財務会計データを前記各外部コンピュータ毎に記
憶する手段であり、前記演算処理手段は、前記外部コン
ピュータからの要求があったときに、当該要求があった
コンピュータに対応する財務会計データから財務分析デ
ータを作成することを特徴とする。
段は、更に、前記比較項目及び所定の計算式に基づいて
前記財務会計データを計算処理することにより、全体的
視点から部分的視点までの各種財務分析データを階層的
に作成する手段を含むことを特徴とする階層的分析構造
の各段階を任意に選択可能とすることにより、財務状況
を種々の視点から直接みることができるから容易かつ迅
速に分析可能となるだけでなく、複数の分析データを問
題のありそうな視点から関連付けてみることができるの
で、分析上に非常に有益なツールとなる。
ータは、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計
算書を含む第1レベルの分析データと、キャッシュフロ
ー創出政策及び創出能力の分析データ、投資政策と能力
の分析データ又は財務政策と能力の分析データを含む第
2レベルの分析データと、前記第2レベルの分析データ
をさらに詳細に区分した分析データの第3レベルの分析
データを含むことを特徴とする本発明の第14の態様
は、前記ネットワークはLAN、WAN、又は インタ
ーネットを含み、前記ネットワークを接続する通信回線
は、専用回線、電話回線及び無線回線を含むことを特徴
とする本発明の第15の態様は、 前記センターコンピ
ュータ及び前記外部コンピュータは、ともに送信データ
及び情報を暗号化し、及び受信データを複合化する暗号
処理手段を含むことを特徴とする
の実施の形態を実施例に基づき説明する。
り、財務会計管理サービスを提供するための通信ネット
ワークと、それに接続される財務会計管理サービス提供
者のコンピュータ及びユーザのコンピュータ(外部コン
ピュータ)の接続形態を概念的に示している。
ットワークの例を示し、51乃至55は通信ネットワー
クに接続されているLANまたはホストコンピュータを
示している。また、図中、Nはネットワーク上の通信制
御プロセッサやデータ交換機等からなるノードを示し、
Hはホスト・コンピュータ・システム、Sはサーバ、C
はクライアント(コンピュータ)、Tは端末機(コンピ
ュータを含む)を示している。これらのシステムを相互
に接続している通信回線57、56には、専用回線、公
衆回線、無線回線等の各種回線又は各種交換機が使用さ
れる。
スの提供者のコンピュータ(サービス提供コンピュー
タ)は、ホストコンピュータ60であっても、サーバ6
1であってもよく、これらのサービスコンピュータがネ
ットワーク上に複数存在していてもよい。また、本発明
のユーザのコンピュータ(外部コンピュータ)も、ホス
トH、サーバS、クライアントC、端末機Tのいずれで
あってもよい。
務会計管理サービスの提供者(サービス提供コンピュー
タ)は、それぞれ固有の識別番号をもっており、互いに
送信先等の特定が可能である。また、サービスの提供を
受けようとするユーザには、事前に財務会計管理サービ
ス提供者から識別子が付与され、この識別子はサービス
提供コンピュータ内に登録されている。ユーザは、サー
ビスの提供を受ける場合には、ユーザのコンピュータ
(外部コンピュータ)を通じてサービスの要求と同時に
自己の識別子を送信する。サービス提供コンピュータは
受信した識別子によりユーザの権限の存在の確認する。
間で、データ又は情報の送受信を行う際に、インターネ
ットのようなオープンなネットワークを使用する場合に
は、暗号化方法が実施される。この暗号化には従来から
ある種々の方法が可能である。例えば、公開鍵方式、共
有鍵方式等が利用可能である。
計管理サービスの提供者の財務会計管理システム2の構
成を示す機能ブロック図である。財務会計管理システム
2は、各種財務会計データを入力する入力手段4と、入
力手段4に接続されており入力された財務会計データを
記憶して蓄積する財務会計データ記憶手段6と、財務会
計データ記憶手段6に接続されており前記蓄積された財
務会計データから階層構造的に財務分析データを作成す
る分析データ作成手段8と、分析データ作成手段8に接
続されそこで作成された分析データを出力する出力手段
10とから構成されている。
ボード、OCR等による入力の他、磁気ディスクその他
の記録媒体から読み込み、必要に応じてファイル変換を
行う等により一括入力することも可能である。入力手段
4から、事業の遂行に伴ない発生する種々の財務会計デ
ータが入力される場合には、所定の勘定項目等の分類に
従って入力される。入力される財務会計データには、貸
借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書等のあ
らゆる財務諸表を作成可能な現金及び現金等価物を含む
あらゆるデータが含まれる。
ク、メモリー等のコンピュータで読み書き可能な記録又
は記憶手段6に蓄積される。ここでいう記録又は記憶媒
体6には、前述の例示した以外のCD R/W装置、磁
気テープ記録装置、ZIP記録装置、MO記録装置等コ
ンピュータで読み書き可能な記憶または記録可能な媒体
であれば光学的記録、磁気的記録、電気的記録又は記憶
などあらゆるものが全て含むものである。尚、本明細書
(特許請求の範囲を含む)においては、「記憶」という
用語は、特に断らない限り「記録」の概念も含まれるも
のとする。
の分析要求信号を受信すると、財務会計データ記憶手段
6に蓄積された財務会計データから所定の財務分析デー
タを作成する。分析データ作成手段8は、財務会計デー
タから各種財務諸表を作成することができる。分析デー
タ作成手段8は、さらに、財務諸表とは異なる視点か
ら、所定のデータを計算し或いは互いに関連付けて比較
することにより、特定の視点から企業等の財務状況を分
析できかつ視覚的に容易に理解できるようにした分析デ
ータを作成し、出力手段10に表示させる。出力手段1
0には、CRT、液晶表示機その他のディスプレイ装
置、プリンタ装置が含まれる。
状況を把握するものであるが、これを特定の視点から、
より下位の一定の意味のあるまとまり(カテゴリー)に
加工して比較表示可能な分析データを作成する。さら
に、必要があればこのカテゴリーをさらに下位の分析要
素に分解してより下位の一定のまとまりとして比較表示
可能な分析データを作成する。本明細書では、上位から
下位の分析データ構造を「階層構造の分析データ」と称
する(全体的視点から部分的視点への一定の段階的な階
層構造をも含む、さらに、分析データそのものは下位に
属するものでは無いが、分析の視点が上位と下位の関係
がある場合も含む)。
下位へまたは全体から部分への階層的な財務状況の分析
を可能にしたことにより、分析のレベル及び視点が明確
になり、専門的知識の乏しい者でも、分析の意味が理解
容易になる。また、これらの分析データは、視覚的に理
解可能に表示する加工されるため、より理解が容易にな
る。このように、本発明によって、財務状況の分析が、
より合理的かつ客観的に行えるようなる。
析データ作成手段8の構成をさらに詳細に説明する機能
ブロック図である。分析データ作成手段8は、分析デー
タ作成処理全般を制御する分析制御手段12とこれに接
続される第1レベルの分析手段14と、第2レベルの分
析手段16と、第3レベルの分析手段18である。必要
に応じて第4レベルの分析手段、第5レベルの分析手段
等と、さらに階層化を進めることも可能である。
と、分析制御手段12は入力手段から要求のあった分析
データに対応するレベルの分析手段(14,16、又は
18)を選択し、必要な分析データを作成させる。この
場合において、求められる分析データは下位レベルの分
析データであるが、その下位レベルの分析データの作成
のためには上位レベルの分析データを必要とする場合も
ある。そのような場合には、分析制御手段12若しくは
下位レベルの分析手段(16又は18)が上位レベルの
分析データを算出するよう上位レベルの分析手段(14
又は16)にリクエストする。
断することなく、第1レベルの分析手段14に入力手段
4からの分析データ要求を伝達するように構成すること
もできる。この場合には、第1レベルの分析手段14か
ら順次下位レベルの分析手段(16又は18)にその要
求内容を伝達し、各レベルの分析手段がそれぞれ自分の
レベルの分析データを作成が必要かどうかを判断し、必
要があれば分析データを作成して下位レベルの分析手段
または分析制御手段12に出力する。
成された分析データは分析制御手段12に出力され、こ
こから出力手段10へ出力される。分析制御手段12で
は、分析データを視覚的に理解し易い形に加工して出力
する。例えば、対比すべき分析データを近接してまとめ
た表の形式にしたり、複数の特に対比すべき分析データ
だけを絞り込んで、グラフ表示したりする。このような
表示のための加工を、各レベルの分析手段14、16、
18で行わせるようにすることも可能である。
段(14、16、18)を説明する。図4は、図3の各
レベルの分析手段(14、16、18)の構成の1例を
示す機能ブロック図である。各レベルの分析手段は基本
的な機能が同じであるので、ここでは、第1レベルの分
析手段14を用いて説明する。
及び処理手順記憶手段20、実行手段22、分析データ
記憶手段24とから構成される。各レベルの分析手段
は、分析計算式及び処理手順記憶手段20の内容がそれ
ぞれ異なっている。
手段22に入力されると、その信号から要求内容が特定
され、必要な計算式及び処理手順が分析計算式及び処理
手順記憶手段20から読み出される。計算式は財務会計
データ記憶手段6に蓄積された財務会計データ若しくは
これらを加工したデータから所定の新たなデータを算出
するものである。処理手順は、最終的な分析データを得
るまでに必要な所定の処理を規定したもので、これに従
い必要な財務データの読み出し、対応する計算式の読み
出し及び実行が遂行される。
き、実行手段22により所定の計算及び処理を遂行し、
必要な分析データを作成する。実行手段22で作成され
たデータは、必要に応じて視覚的に表示可能に加工され
て、そのまま分析制御手段12に出力されるか、又は分
析データ記憶手段24に記憶される。
加工データの作成は、他のレベルの分析手段16、18
の要求によっても行われる。他のレベルの分析手段1
6、18による分析データの作成のために、蓄積された
財務会計データ以外の加工データが必要になることもあ
るからである。尚、分析データ記憶手段24は、分析制
御手段12内に設けても良い。さらに、分析計算式及び
処理手順記憶手段20も分析制御手段12内に設けても
良い。
記憶手段20に記憶されている内容をより詳細に説明す
る。図5は、財務会計データ記憶手段6と分析計算式及
び処理手順記憶手段20に記憶されているデータを、イ
メージとして示したものである。図5(a)に示すよう
に、財務会計データ記憶手段6には貸借対照表、損益計
算書、キャッシュフロー計算書等の各種財務データ25
が記憶されている図5の記憶イメージ25では、説明を
分かり易くするため各諸表毎に整理された形式で示して
あるが、他の観点に基づく区分により記憶するようにす
ることもできる。
は、図5の(b)の比較項目イメージ表26に示すよう
に、各組み合せ27ごとに、その組み合せに対応する財
務会計データが指定されている。例えば組み合せ項目2
7で示す組み合せ(a)では、記憶イメージ22の貸借
対照表のデータAとキャッシュフロー計算書のデータ
(ア)とが指定されている。従って、組み合せ(a)が
指定されると、これらの財務会計データAと(ア)とが
読み出され、比較可能な形式でグラフ表示される。
務会計データが組み合せとして指定されており、この組
み合せが選択されると、これらの4つの財務会計データ
が比較可能にグラフ表示される。
手段6に記憶されている財務会計データそのものではな
く、記憶されている財務会計データから算出したデータ
を、比較対象項目として指定している。従って、組み合
せ(c)が選択されると、貸借対照表のデータ(3)を
損益計算書のデータ(2)で割算した算出データと、貸
借対照表のデータ(3)をキャッシュフローのデータ
(ウ)で割算した算出データと、キャッシュフローのデ
ータ(イ)と(ウ)を加算したものとが対比可能に表示
される。これらの演算は、これらの数式を基にして、分
析制御手段12又は実行手段22により行う。
5(a)に示すように、事業に伴ない発生する生の財務
会計データ29が記憶されている場合もあるが、この場
合には、所定の計算式30に基づき必要に応じて分析制
御手段12又は実行手段22が、所定の財務会計データ
を算出する。
20に記憶している計算式組み合せ等の具体的な例を示
す図である。図6の比較項目は、図5の組み合せ27に
相当し、図6の構成要素及び計算式が図5の財務会計デ
ータ25及び財務会計データ等28に相当する。
段20に、同時に比較表示するデータ(要素)を示した
比較項目リスト40と、その各比較項目の構成要素に対
応する計算式リスト41をそれぞれの要素ごとに記憶し
ておくことにより、棚卸在庫日数、売上債権回収日数、
仕入れ債務日数等を、財務会計データから平均化した形
で算出することができる。財務分析のために在庫日数の
ような分析データを財務会計データから算出する点は、
本発明の特徴の一つである。
末残高+棚卸資産の当期末残高/2/(売上原価/36
5)で計算される。この式で、365は1年の日数を意
味している。
る材料、仕掛品、製品及び商品についても、図6(b)
に示すように、類似する計算式で財務会計データから算
出することができる。図6(b)では、一年をベースに
した計算となっているが、月数を考慮した計算も可能で
ある。例えば、棚卸在庫内訳材料でその計算式の一例を
示すと、{(原材料の前期末残高+同当期末残高)/2}/
{(原材料費x12/月数/365}のような計算式を使
用することにより、これが可能となる。
ータから所要の分析要素となるデータを算出するもの
で、図6(a)に示す比較項目の組み合せとともに本発明
において重要な意義を有するが、その意味するところは
図6から明らかであるのでこれ以上の説明はしない。
式及び処理手順記憶手段20に記憶している計算式及び
組み合せ等の他の例を示す図である。図7の比較項目
は、図5の組み合せ27に相当し、図7の構成要素及び
計算式が図5の財務会計データ25及び財務会計データ
等28に相当する。
タ(要素)として、分析計算式及び処理手順記憶手段2
0に記憶されている比較項目リスト42を示し、図7
(b)は、各比較項目の構成要素に対応する計算式リス
ト43を示す。これにより、設備関係収支、営業キャッ
シュフロー増分(営業C/F増分)等が、定義されて、
この計算式に基づき算出される。
会計年度をn期とすると、(n−x)期の設備関係収支
が読み取られる。逆にいうと、(n−x)期の設備投資
の効果がn期に判定断評価されることになる。尚、xは
自然数で選択により変更可能である。営業C/F増分
は、n期の営業C/Fの合計から、{n−(x−1)}期
の営業C/Fの合計が差し引かれたものである。
の設備投資の効果が判定することができる。比較項目
は、図7(a)より明らかであるので、これ以上の説明
はしない。
の説明では、階層構造分析の方法を分かり易くするため
に、分析制御手段12、及び各レベルの分析手段(1
4、16、18)を明確に区別した形でブロック化して
いるが、機能の重複を避けること及び処理の高速化等の
ために、全体が有機的に絡み合った形で構成することも
できることは、当業者にあきらかである。
示させるようにすることもできる。この場合には、分析
制御手段12が、これらの分析データの作成、表示を制
御する。さらに、分析データの作成に必要な財務会計デ
ータを自社等の財務分析より少ない項目で作成するよう
に構成することもできる。
られている財務データのみで分析データを作成可能にす
ることも可能である。このような簡易の分析データ作成
機能は、多少の分析精度は落ちる場合もあるが、競合他
社の財務分析が可能となり、経営戦略を立てる上で有用
なツールとなる。
理サービスの提供者の財務管理システム2の構成とし
て、各機能をブロック化した装置または手段として説明
したが、図8に示すような、CPU30、メモリー3
1、外部記憶装置36、キーボード、マウス、スキャ
ナ,タッチプレート等の入力装置35、液晶、CRT等
の表示装置32、プリンタ33、及び通信制御装置37
等を有するコンピュータ・システムにより、達成可能で
ある。
を本発明の達成手段として機能させるコンピュータ・プ
ログラムが用いられることとなる。このようなプログラ
ムの作成は、上述の説明から当業者には自明である。従
って、以下に説明するさらに詳細な実施例も含めた本明
細書全体の記載から、当業者が作成可能なコンピュータ
・プログラムは、図8に例示するようなコンピュータ・
システムと有機的に結合して本発明を構成するものであ
り、コンピュータ・システムとしてのみならず、プログ
ラム・プロダクトとしても本発明そのものの内容をなす
ものである。このようなコンピュータ・プログラムを記
録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体も同様で
ある。
外部装置には、図1に示すようにネットワーク又はLA
Nを介して接続される他の全ての装置、システムが含ま
れる。この場合にユーザの外部コンピュータの構成も図
8のような構成でよい。
に当該ユーザの財務会計データを記憶蓄積するようにし
ておき、当該ユーザから財務会計管理サービスの提供者
にサービスの要求があったときに、サービス提供コンピ
ュータから上述のような財務分析データを作成するモバ
イルエージェントを当該ユーザのコンピュータに送り込
み、ユーザのコンピュータ内で、分析データを作成させ
るように構成することもできる。
上を移動し、移動先で利用者から切り離された状態で実
行されるソフトウエアである。移動先エージェントの実
体はスクリプトと呼ばれるプログラムであるが、移動先
のコンピュータと一体となり所定の処理を実行する。本
発明の場合には、移動先がユーザのコンピュータシステ
ムに相当する。
階層構造について説明する。図9は、本発明の基礎とな
るキャッシュフロー分析の階層構造の一例を表すブロッ
ク図である。キャッシュフローその他の財務データから
当該企業の財務状態を階層的に分解して分析を行うとい
う分析の概念を開示している。
が前述の第1レベルの分析手段14の分析に対応し、C
/Fの創出政策と創出能力110、投資政策と能力12
0及び財務政策と能力3つが第2レベルの分析手段16
の分析に対応する。
シュフローの安全性112、運転資金マネジメント能力
113は、C/Fの創出政策と創出能力110の下位レ
ベルであるので、第3レベルの分析手段18の分析に相
当するものである。同様に、投資政策と能力120の下
位レベルである投資資金調達121、過年度設備投資の
採算性予測123、及び、財務政策と能力の下位レベル
である財務政策全般/財務構成の安定性131、配当金
政策と資金調達能力132、借入金政策と調達返済能力
133は、第3レベルの分析手段の分析に相当する。
シュフロー分析の基礎となる概念の1例に過ぎないが、
本発明にかかる財務分析の基礎となる代表的概念である
ので、この発明の理解の前提として以下に詳細に説明す
る。もっとも、以下にこの概念を詳説することは、本発
明がこの概念の範囲内に拘束されるという意味に解して
はならない。
の判断である。従って、図9では、事業の継続性100
を最上位概念としている。会社全体のキャッシュフロー
は、営業キャッシュフローと、投資キャッシュフロー
と、財務キャッシュフローとから構成される。これら
を、詳細に分析することにより、現在活動中の事業の存
続ないし継続性を判断することができる。
損益計算書や貸借対照表中心の発生主義に基づく財務デ
ータの分析に比べて、より広範で精度の高い判断を可能
にさせる。従って、キャッシュフローと従来の財務諸表
を相互の関連性・整合性等を含めて種々の視点で分析し
統合的に見直すことにより、事業の継続性を判断をより
正確に行うことができる。以下に階層化した分析は本発
明の分析概念の代表的な例を示している。
F)の創出政策と創出能力(以下「C/Fの創出政策と
創出能力」と称す)110、投資政策と能力120及び
財務政策と能力という3つの下位のカテゴリーに分割さ
れ、各カテゴリーはさらに、それぞれ3つの要素(11
1、112等)に分割される。これらの各カテゴリー及
び各要素を統合的に分析することにより、全体としての
事業の継続性100の判断が行われる。
について説明する。会社の営業キャッシュフロ−は、会
社の購買から製造・販売・回収/支払に至るまでのオペ
レ−ションのキャッシュフロ−創出政策の是非を含め
て、その会社が新たにどれだけのキャッシュフロ−、つ
まり付加価値を生み出したかを表わす。したがって、営
業キャッシュフローは、その会社のキャッシュフロ−政
策の適否を判断する指標を提供し、基本的な創出能力を
端的に示している。
ャッシュフロー収益性111と、キャッシュフロー安全
性112と、運転資金マネジメント能力113の観点か
ら分析することにより、さらに客観的な分析が可能とな
る。
て)従来の収益性は発生主義に基づいて計算された利益
が基本であり、我が国の会計制度及び会計の持つ本来的
な判断要素とも関連して会計上の利益をそのまま使用し
て分析しても精度が十分とはいえないきらいがあった。
利益に代えてキャッシュフロ−のリタ−ンを使用するこ
とで、判断要因を含む指標から、より客観的で事実に基
づく指標になり、精度の高い収益性を測定することがで
きる。キャッシュフロ−収益性は、したがって、より信
憑性のあるキャッシュフロ−獲得能力を把握できるとい
う利点を持っている。
てどれだけのリタ−ンを稼ぎ出したかを見るものであ
る。例えば、株主資本利益率(ROE)や総資産利益率
(ROA)が挙げられる。これらの分子は従来は利益で
あったが、ここではキャッシュフロ−を使用する。利用
目的によって経常収支や営業キャッシュフロ−、投資キ
ャッシュフロ−を使い分ければよい。また、これらの内
訳要因として営業キャッシュフロ−比率や各資産の回転
期間日数も収益性を左右する要因であるが、これらは更
に詳細な分析を加える価値があり別の視点で捉えてい
る。
て)収益性と安全性は相互に密接に関係していて不可分
の関係とも言える。収益性が高ければ安全性も高くなる
し、その逆も真である。ここでは、本業のキャッシュフ
ロ−の是非を判断する指標で従来から資金移動表でよく
利用されてきた経常収支比率や、営業収入に対して正味
で営業キャッシュフロ−をいくら稼ぎ出したかを%で表
わす営業キャッシュフロ−比率を使う。
役員賞与の支払)を経常収入という会社内部で調達した
自己資金で賄ったかどうかを見て安全性を判断する。決
算支出を借入金等の外部調達資金で支払わざるをえない
ようでは、とても健全な資金繰りとは言えず、キャッシ
ュフロ−の安全性を大きく傷つけることになる。
て)営業キャッシュフロ−の源泉が、税引後利益と減価
償却費を主とする非資金費用(損益計算上は費用として
利益を減少させるが、実際には現金支出を伴わない項
目)であると考えて、「 キャッシュフロ− = 税引後
利益 + 減価償却費 」という算式が従来、頻繁に使用
されてきた。
源泉であることは事実であるが、経営において最も重要
な運転資金の増減が無視されてきた。会社が倒産する主
な原因の一つが運転資金マネジメントの巧拙によるもの
であることを考えれば、上記算式の前提は運転資金増減
=ゼロという非現実的な仮定を満たしたときのみ妥当で
ある。
卸資産の在庫保有日数と売上債権の回収日数を合計した
運転資金が一回転する循環日数と、それから仕入債務支
払日数を差し意引いた日数、運転資金不足日数ないしは
運転資金余剰日数によって表わされる。金額では、「運
転資金 = 棚卸資産 + 売上債権 − 仕入債務 」で表
わされる。
減少となるが、売上高が急成長している場合は、運転資
金も増加することになるので金額だけでは、運転資金の
マネジメントの巧拙を判断できない。ここに、上述の運
転資金を日数という尺度で判断する重要な意味がある。
投資キャッシュフロ−は会社がどのような投資のために
キャッシュをどれだけ使ったか、またどのような投資か
らいくらのキャッシュを獲得したかを示している。投資
キャッシュフロ−は大きく2分できる。本業に直接関係
する有形固定資産への設備投資支出と設備の売却収入、
次にそれ以外の投資や融資に係わる収入支出である。そ
の会社の投資に対する基本的な考え方(Policy)を観察
によって合理的に推測できる。したがって、投資政策の
適否が合理的推測の範囲内ではあるが、ある程度判断可
能である。
21と、過年度設備投資の採算性予測123の観点から
分析することにより、さらに客観的な分析が可能とな
る。
合は有形固定資産への設備投資が行われるので、投資キ
ャッシュフロ−は設備支出となる。稀に、償却済み設備
や廃棄設備、また遊休設備等を売却した場合に設備収入
となって表れることがある。ここでは、設備投資支出が
営業キャッシュフロ−とどのような相関関係を持って行
われているかを、会社の投資政策/方針を合理的に読み
取るために、少なくとも連続する3期から5期の期間に
亘って観察することが大切である。
資金で調達しているかどうかを調べる。また借入金で設
備投資を行なう場合、どの程度(割合)を借入金で賄っ
ているか、それは恒常的か臨時的か、暫定的かなどで会
社の投資政策の合理性や経営感度が判断可能である。借
入金の現在残高、調達限度額、借入金返済の安全性など
も合わせて総合的に判断する。
いて)過去に行なった設備投資の有効性をある程度概観
したいという意図のもとに考案したものが過年度設備投
資の採算性予測である。設備投資は設備投資を行なう時
点で、売上高の相応の増加が予測され、利益やキャッシ
ュフロ−が十分に確保されるという見通しがあったから
行われたはずである。
れば、営業キャッシュフロ−は設備投資を行なわない場
合と比較して相応に増加していなければならない。も
し、営業キャッシュフロ−が減少していたり、横ばいで
あったり、増加していても微々たる増加であれば、その
他の条件を一定とすれば、設備投資の有効性の蓋然性は
低いと推測される。
いうタイム・フレ−ムの問題もあるがここでは設備投資
の効果が次期以降発現すると仮定し、比較する連続3期
間のうち、最近期を除く2期間の設備投資合計額に対し
て営業キャッシュフロ−の増分が3期間比較でいくらあ
ったかを見ることによって多少なりとも過去に行なった
設備投資の採算性を読み取ろうとする。
ャッシュフロ−は、会社がどのような財務政策をとった
かという結果を表わす。投資キャッシュフロ−が営業キ
ャッシュフロ−ですべて調達できなければ財務キャッシ
ュフロ−で調達する以外にないように、すべてのキャッ
シュフロ−の帳尻は財務キャッシュフロ−で合わせる他
ない。
活動を潤滑に行なう役割を担っている。人間でいえば血
液に相当する。この中身を吟味すれば会社の財務政策の
適否を含め会社の財務体質が読み取れる重要な情報を提
供してくれる。財務政策と能力130は、財務政策全般
/財務構成の安定性131と、配当政策と資金調達能力
132と、借入金政策と調達返済能力133の観点から
分析することにより、さらに客観的な分析が可能とな
る。
について)会社の財務体質はバランスシ−トの財務構成
に集約的に表れる。過去から現在に至る長期間のキャッ
シュフロ−の集積として現在の体質が規定されている。
借入金対株主資本の割合は特に重要な視点である。会社
の財務構成の安定性は端的にはこの視点で見れる。いわ
ゆる狭義のレバレッジ比率といえる。
を財務構成の安定性で判定する。
て)配当政策は経営(会計)のビッグバンによりグロ−
バルスタンダ−ド化が進展するにつれ、株主の意向が益
々重視されるようになるので経営上、財務政策の重要な
核をなす。ここでは、まず配当資金を営業ないしはフリ
−キャッシュフロ−で調達できたかどうかを見ることが
大切である。配当を借入金で賄うようではとても健全な
経営ではないからである。この点は会社経営の原点とい
える。
ころは彼我の差がある。配当率安定なのか、発生主義の
配当性向安定なのか、あるいはキャッシュフロ−の配当
性向安定なのか等によって会社の配当政策は全く違った
ものになる。これらを判断することによって会社の配当
方針やグロ−バル化の程度も判断できる。
て)借入金政策は財務政策の中でも特に重要である。バ
ブル期以降は金融機関の経営破綻に見られるように金融
機関の経営(財務)体質弱体化やBIS規制(強化)に
よる貸し渋りがみられるようになり、中小企業において
は借入金返済能力が実質的に相当低くなり、金融機関依
存度が逆に強まっているのが現状である。今後もこのよ
うな傾向が続くと予想される。また、中小企業といえど
もボ−ダレス大競争時代に巻き込まれるのは必至であ
る。
定される関係上、営業キャッシュフロ−やフリ−・キャ
ッシュフロ−と関連して総合的に判断する必要がある。
自立した経営をめざすためにはこの視点が重要であり、
会社全体の総合的な経営政策としても重要な位置付けに
なる。
ュフローを中心とする財務会計データを分析することに
より、企業の財務状況がそれぞれの切り口で明確に判断
できる。本発明では、これらの階層構造的に展開される
分析に関する分析データを、いずれの階層であっても分
析データ作成手段8により瞬時に作成し、かつ、視覚的
に理解容易な形式で出力(表示又は/及び印刷)するこ
とができるようにしたものである。
説明する。
サービスの提供を受けるときに、ユーザのコンピュータ
(外部コンピュータ)の画面に表示される基本画面の1
実施例を示す。右端の設定ボタン151が選択されてい
るときに、このような表示がCRT、液晶その他の表示
画面に表示される。この画面150上に矩形状に表示さ
れたものは選択ボタン(151乃至163)であり、こ
のボタンをマウス等の装置でクリックすることにより、
ボタン上に表示された機能が実行される。この画面15
0により、入力しようとする会社に関する情報の設定、
決算データ等のデータ入力のような基本的な操作の選択
が可能となる。
済の会社名が表示される。表示された中から、データ入
力または財務分析しようとする会社名を選択する。未登
録の会社についてのデータ入力の場合には、会社の登録
を行う。この場合には、会社情報設定ボタン159によ
り、会社の詳細情報の設定が可能となる。このように各
種会社の情報を登録できるようにしたのは、子会社、関
連会社等の決算処理のみならず、競合他社の財務分析を
可能とするためである。また、決算選択ボタン161に
より、決算年度の選択が可能である。
択した会社及び会計年度の貸借対照表、損益計算書への
財務会計データの入力を行う。貸借対照表ボタン15
4、損益計算書等ボタン155、キャッシュフロー計算
書ボタン156、157は、当該ボタンに対応する財務
諸表が表示し、選択に応じて表示している財務諸表のプ
リントアウトを行う。
選択すると、図11に示す画面170が現れる。図11
の画面170には、前述した分析コンセプトと対応する
選択ボタン100乃至133が表示されている。従っ
て、この画面170の各選択ボタンの前述の分析コンセ
プトと対応するものは、それぞれ同じ番号を付してい
る。この画面170により、財務分析を前述の分析コン
セプトの各レベルに応じてが容易に行うことができる。
この選択ボタンを選択すると、選択されたレベルに応じ
た分析データがグラフ表示の形で表示される。
例えば、キャッシュフロー計算書をグラフ表示させるこ
とができる。図12は、図11で事業の継続性ボタン1
00を選択して、キャッシュフロー計算書172、表示
されたグラフの分析データ173、及びその分析データ
の解説174が表示または、印刷される例を示してい
る。これらの表示は、グラフ、解説、分析データを選択
により表示するようにしてもよい。尚、この表示例で
は、キャッシュフロー計算書中の主要項目のみを表示す
るようにしている。事業全体のキャッシュフローを把握
し易くするためである。
な表示が行われる。「CFは大きく3分類される。営業
CFは事業活動を反復継続することで企業が自から生み
出した正味のCFを表わす。狭義の営業だけでなく、オ
ペレ−ション(購買→製造→販売→回収・支払、管理)
から内部的に生み出したCFの粗付加価値である。営業
CFがプラスであることが正常な企業活動には必須であ
る。投資CFは設備投資支出や投融資からの収支を表わ
す。設備等の資産の売却もある。財務CFは上記以外の
企業活動に必要な資金の調達や返済を表わす。」キャッ
シュフロー創出政策&能力ボタン110を選択すると、
第2レベルの分析データとして、例えば、図13に示す
ような営業キャッシュフローの細目がグラフ表示され
る。図13には示していないが、グラフ解説、分析デー
タ(数値)等が選択的に行えることは事業の継続性の場
合と同様である(以下、この点については他の表示につ
いても同様である)。
接法)は次のような意義を有する。営業CF計算での直
接法は、収入と支出を対比するものである。その結果、
差額としての営業CFを表わしている。従って、収入と
支出について、損益計算の各利益と対応するCFを対比
して企業経営の成否を各段階で判定することができる。
業CF(間接法)がある。営業CF計算での間接法(図
示せず)は、発生主義での損益計算上の税引前利益から
スタ−トして現金主義での営業CFへ導くものである。
この過程の調整項目を特別損益項目、減価償却費に代表
される非資金項目、運転資金増減、決算支出にグル−ピ
ングしている。これによって、利益とCFの差異がどこ
で生じたかのか一目瞭然となる。
グラフ表示としている。このようにグラフ表示は、平面
的なグラフ表示であっても立体的な表示であっても良
い。また、その双方を表示できるようにしても良い。但
し、以下の例では、説明を分かり易くするため、平面的
なグラフ表示のみで説明する。
説明する。
112を選択すると、図14(a)に営業CF全体2と
して示すように、経常収支比率の変化、営業キャッシュ
フロー(C/F)比率の変化を示すグラフが表示され
る。これにより、見かけ上の利益と、利益と現金の関係
が正確に把握可能となる。
良い。経常収支比率は、経常収支比率(%)=経常収入
÷経常支出で表わされる。本業の事業たるオペレ−ショ
ンから創出されたCFの能力を判定する基本的な指標で
ある。営業CF比率は、営業CF比率(%)=営業収入
÷営業支出で表わされる。企業が内部的に自己で創出し
たCFである経常収支から決算支出を支払った後の営業
CFを創出する能力を示す。営業CF比率が100%を
超える%が決算支出を自己資金で支払った後の正味CF
%である。
選択した場合には、図14(a)のグラフだけでなく、
例えば、図14(b)に示す決算支出がグラフ表示され
る。これは、キャッシュフローの安全性の観点からは、
決算支出も同様に分析すべき事項であるからである。決
算支出は、法人税等、株主配当金、役員賞与の各支払か
ら構成される。企業はゴ−イング・コンサ−ン(継続企
業)を前提とするが、決算支出は企業を継続する限り、
通常のケ−スでは、必ず発生する不可避的な支出であ
る。
ョン活動の基本的な順から、売上収支、営業収支、経常
収支に分類される。したがって、企業が自ら創出したC
Fである経常収支から全ての決算支出項目を支払うこと
が最も健全な経営のあり方である。このグラフはこのよ
うな視点からの財務分析を可能にする。解説としてこの
ような説明を表示すると、専門化でないものでも、財務
分析が可能となる。
配当政策と資金調達能力132について、例示する。こ
のボタン132を選択すると、図14(c)の配当政策
のグラフが表示される。これにより、以下のような分析
及び、解説表示が可能となる。企業の配当支払方法に
は、通常は、配当率(1株につき何円、配当率何%)、
配当性向(税引後利益の何%)が挙げられる。一般的
に、配当率は日本企業で、配当性向は米国企業で採用さ
れている。
ところは異なっている。配当率の政策での安定配当は、
配当性向では通常の場合、安定配当にならない。なぜな
ら、利益は変動するのが通常だからである。配当性向の
方では利益の一定割合を内部留保できる。CF配当性向
は、最も進んだ配当政策のあり方を提示するものであ
る。
つき、1つののグラフ表示だけを説明したが、1つの選
択ボタンを選択したときに、特定の視点から関連する複
数のグラフを同時に表示するようにしても、または順次
連続して表示するようにしても良い。このようにするこ
とにより、複数のデータを特定の切り口で関連付けて分
析することが容易になる。
0と同レベルの他の画面表示の例を示す。画面180
も、分析コンセプトに合わせた階層的な構造表現となっ
ており、枠100の選択ボタン181、182が第1レ
ベルの分析を選択するボタンであり、枠110の選択ボ
タン183、184、枠120の選択ボタン185、枠
130の選択ボタン186が第2レベルの選択をするボ
タンである。
析データが選択可能となっており、各レベル毎に表示可
能なグラフが具体的に指定できるという利点を有する。
すなわち、画面180では、財務分析の各段階(レベ
ル)とその分析において表示可能なの分析データ(グラ
フ)が個別に指定できるというメリットを有する。例え
ば、図11の事業の継続性100に相当する部分は、図
15ではキャッシュフロー全体として表されており、C
F計算書と利益とCFの差異1の2つの選択ボタン18
1、182を選択可能である。運転資金マネジメント能
力に関しては4つの分析データ193〜196の表示が
選択可能である。従って、実際の分析に当たっては、必
要なグラフのみを個々に選択してみることができる。こ
の場合、複数の必要なボタンだけを選択指定しておき、
連続表示させることも可能である。
は、必要に応じて分析データの表示の選択を、より細か
く指定できる。すなわち、より高度な利用が可能とな
る。また、複数の選択ボタンを選択し分析データを連続
して順次出力させる場合には、表示の順番を設定するこ
とができるよう構成することも可能である。通常、選択
の順番又は配置の順番に従って表示するように初期設定
される。
る他、上段のツールバー210により、全選択ボタンの
選択である全選択211、選択したボタンを全て取り消
す全解除212が可能である。また、指定したボタンに
対応する分析結果の表示又は印刷は、表示ボタン213
又は214で指定する。
(a)、(b)、(c)で示した分析データは、本画面
180の選択ボタン181、183、191、192、
200に対応するものであり、図15の当該ボタンの選
択することにより、それぞれ同様のグラフ及びデータが
表示・印刷される。
ンターネットのようなオープンな通信ネットワークを介
して財務会計管理サービスの提供をうけることができる
ようになった。そのため、システム構築の費用がかから
ずかつサービス提供者の提供する最新の分析テクノロジ
ー及び最新の財務分析手法が利用できるようになった。
が階層的構造の分析結果を好きな順序で連続して表示さ
せることができるので、複雑な比較が容易になり、専門
家でない者でも容易に財務分析が可能となる。さらに、
簡易分析機能をも有しているので、例えば競合他社の財
務データの一部が入手困難な場合でも、例えば有価証券
報告書等に公開されている所定のデータ入力すれば、他
社の財務状況の分析も可能となる。
通信ネットワークによる接続形態を概念的に示す図であ
る。
ス提供者の財務会計システム2の構成を示す機能ブロッ
ク図である。
手段8の構成をさらに詳細に説明するための機能ブロッ
ク図である。
8)の構成の1例を示す機能ブロック図である。
理手順記憶手段20に記憶されているデータを、イメー
ジとして示す図である。
ている計算式組み合せ等の具体的な例を示す図である。
ている計算式及び組み合せ等の他の例を示す図である。
ンピュータとして実施可能なコンピュータ・システムの
構成図である。
ー分析の階層構造の一例を表すブロック図である。
施例を示す図である。
2を選択したときに現れる分析データ及びグラフ表示画
面を表す図である。
00、又は、図15の画面180で選択ボタン181を
選択した場合に表示又は印刷されるデータの例(キャッ
シュフロー計算書)を示している。
政策&能力ボタン110、又は、図15の画面180で
選択ボタン183を選択した場合に表示又は印字される
営業キャッシュフロー(直接法)の例を示す図である。
ローの安全性112、又は、図15の選択ボタン19
1、192を選択したときに表示されるグラフを示し、
(C)は同じく配当政策と資金調達能力132又は図1
5の選択ボタン200を選択したときに表示されるグラ
フを示す図である。
面の他の例を示す図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 通信ネットワークを介して財務会計管理
サービスを提供する方法であって、 登録したユーザに付与されるユーザ識別子とユーザが選
択した特定サービスの識別子とを含むメッセージを、ユ
ーザが財務会計管理サービスの提供者に送信する段階
と、 前記メッセージに応答して、前記財務会計管理サービス
の提供者が前記特定サービスの識別子で特定されたサー
ビスを実行する段階と、 前記財務会計管理サービスの提供者から、前記通信ネッ
トワークを介して前記ユーザ識別子で特定されるユーザ
に前記サービス結果を送信する段階とを含む財務会計管
理サービスの提供方法。 - 【請求項2】 前記ユーザから前記財務会計管理サービ
スの提供者に送信する前記メッセージには、当該ユーザ
の財務会計データを含み、 前記財務会計管理サービスを実行する段階は、前記ユー
ザからの財務会計データをユーザ識別子毎に記憶し蓄積
する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の財務
会計管理サービスの提供方法。 - 【請求項3】 前記財務会計管理サービスを実行する段
階は、前記蓄積された前記財務会計データから、サービ
スの要求があったユーザの財務分析データを作成する段
階を含むことを特徴とする請求項2記載の財務会計管理
サービスの提供方法。 - 【請求項4】 前記財務分析データを作成する段階は、
更に、前記財務会計データの所定の組み合せ及び所定の
計算式に基づいて、各種財務分析データを作成する段階
を含むことを特徴とする請求項3に記載の財務会計管理
サービスの提供方法。 - 【請求項5】 前記財務分析データを作成する段階は、
更に、前記財務会計データの所定の組み合せ及び所定の
計算式に基づいて前記財務会計データを計算処理するこ
とにより、全体的視点から部分的視点までの各種財務分
析データを階層的に作成する段階を含むことを特徴とす
る請求項4に記載の財務会計管理サービスの提供方法。 - 【請求項6】 前記財務分析データを作成する段階は、
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を含
む第1レベルの分析データと、キャッシュフロー創出政
策及び創出能力の分析データ、投資政策と能力の分析デ
ータ又は財務政策と能力の分析データを含む第2レベル
の分析データと、前記第2レベルの分析データをさらに
詳細に区分した分析データの第3レベルの分析データと
を作成する段階を含むことを特徴とする請求項5に記載
の財務会計管理サービスの提供方法。 - 【請求項7】 前記財務会計管理サービスを実行する段
階は、 前記メッセージに応答して、前記財務会計管理サービス
の提供者が前記特定サービスの識別子で特定されたサー
ビスを実行するモバイルエージェントを前記サービスの
提供を要求したユーザへ送信する段階と、 前記モバイルエージェントは、前記ユーザのコンピュー
タシステムに蓄積された財務会計データに基づき財務分
析データを作成し、当該ユーザの表示装置または印刷装
置に当該財務分析データを出力し、サービスの提供が終
了したことを前記サービス提供者に通知する段階と、を
含むことを特徴とする請求項1に記載の財務会計管理サ
ービスの提供方法。 - 【請求項8】 前記財務会計管理サービスの提供者に前
記ユーザが前記メッセージを送信する段階は、前記メッ
セージを暗号化する段階を含み、 前記財務会計管理サービスの提供者が前記特定サービス
を実行する段階は、前記暗号化されたメッセージを復号
化する段階を含み、 前記財務会計管理サービスの提供者から前記ユーザに前
記サービス結果を送信する段階は、当該送信するサービ
ス結果を含む送信データを暗号化する段階を含み、更
に、前記ユーザが前記サービス結果を受信する段階は、
前記サービス結果を含む受信データを復号化する段階を
含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記
載の財務会計管理サービスの提供方法。 - 【請求項9】 前記ネットワークはLAN、WAN、又
はインターネットのいずれか又はこれらの組み合せを含
み、前記ネットワークを接続する通信回線は、専用回
線、電話回線又は無線のいずれか又はこれらの組み合せ
による通信回線を含むことを特徴とする請求項1〜8の
いずれか1項に記載の財務会計管理サービスの提供方
法。 - 【請求項10】 サービス提供コンピュータと、当該サ
ービス提供コンピュータと通信ネットワークを介して接
続された複数の外部コンピュータとから成る財務会計管
理システムであって、 a)前記サービス提供コンピュータは、 i) 前記外部コンピュータからの情報またはデータを受
信する手段と、 ii) 前記外部コンピュータから受信した財務会計デー
タを記憶する財務会計データ記憶手段と、 iii) 前記記憶した財務会計データ項目の所定の組み合
わせから成る比較項目及び計算式を記憶した計算式記憶
手段と、 iv) 前記外部コンピュータからの要求に応じて前記計
算式記憶手段から前記比較項目及び計算式を読み出し、
当該読み出した比較データ及び前記計算式に基づいて前
記財務会計データから財務分析データを作成する演算処
理手段と、 v) 前記演算処理手段により作成した財務分析データを
前記要求のあった前記外部コンピュータに出力する手段
を含み、 b)前記外部コンピュータは、 i) 前記サービス提供コンピュータに情報又はデータを
送信し、前記サービス提供コンピュータからの情報又は
データを受信する通信制御手段と、 ii) 前記受信した情報又はデータを表示または印刷す
る手段と、を含むことを特徴とする財務会計管理システ
ム。 - 【請求項11】 前記財務会計データ記憶手段は、前記
外部コンピュータから送信される前記財務会計データを
前記各外部コンピュータ毎に記憶する手段であり、 前記演算処理手段は、前記外部コンピュータからの要求
があったときに、当該要求があったコンピュータに対応
する財務会計データから財務分析データを作成すること
を特徴とする請求項10に記載の財務会計管理システ
ム。 - 【請求項12】 前記演算処理手段は、更に、前記比較
項目及び所定の計算式に基づいて前記財務会計データを
計算処理することにより、全体的視点から部分的視点ま
での各種財務分析データを階層的に作成する手段を含む
ことを特徴とする請求項10又は11に記載の財務会計
管理システム。 - 【請求項13】 前記財務分析データは、貸借対照表、
損益計算書、キャッシュフロー計算書を含む第1レベル
の分析データと、キャッシュフロー創出政策及び創出能
力の分析データ、投資政策と能力の分析データ又は財務
政策と能力の分析データを含む第2レベルの分析データ
と、前記第2レベルの分析データをさらに詳細に区分し
た分析データの第3レベルの分析データを含むことを特
徴とする請求項12に記載の財務会計管理システム。 - 【請求項14】 前記ネットワークはLAN、WAN、
及びインターネットを含み、前記ネットワークを接続す
る通信回線は、専用回線、電話回線及び無線回線を含む
ことを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に
記載の財務会計管理システム。 - 【請求項15】 前記センターコンピュータ及び前記外
部コンピュータは、ともに送信データ及び情報を暗号化
し、及び受信データを複合化する暗号処理手段を含むこ
とを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載
の財務会計管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37531399A JP2001188839A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 通信ネットワークを介して財務会計管理サービスを提供する方法及びシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37531399A JP2001188839A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 通信ネットワークを介して財務会計管理サービスを提供する方法及びシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001188839A true JP2001188839A (ja) | 2001-07-10 |
Family
ID=18505318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37531399A Pending JP2001188839A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 通信ネットワークを介して財務会計管理サービスを提供する方法及びシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001188839A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-12-28 JP JP37531399A patent/JP2001188839A/ja active Pending
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