JP2001188708A - 改ざんチェック機能を有するイメージファイル、並びに該イメージファイルの形成方法および表示方法 - Google Patents

改ざんチェック機能を有するイメージファイル、並びに該イメージファイルの形成方法および表示方法

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JP2001188708A
JP2001188708A JP37409599A JP37409599A JP2001188708A JP 2001188708 A JP2001188708 A JP 2001188708A JP 37409599 A JP37409599 A JP 37409599A JP 37409599 A JP37409599 A JP 37409599A JP 2001188708 A JP2001188708 A JP 2001188708A
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Masayuki Kugetani
正行 久下谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イメージデータに対する改ざんの発生をチェ
ックすることのできるイメージファイルを形成する。 【解決手段】 記録保管すべき文書を読み込んで該文書
に対応したイメージデータを生成する(S101、S1
02)。文書の一部を構成する1つまたは複数の部分領
域に対応した1つまたは複数のイメージデータ部分を選
択する(S103)。1つまたは複数のイメージデータ
部分の各々と一意的にそれぞれ関連するように文書の記
録情報に関する1つまたは複数の記録データ部分を生成
する(S104)。イメージデータと1つまたは複数の
記録データ部分とを有するイメージファイルを形成する
(S106)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改ざんチェック機
能を有するイメージファイル、並びに該イメージファイ
ルの形成方法および表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、公文書、契約書、受発注書、申込
書などのような各種の文書をマイクロフィルムなどで記
録保管していた。しかしながら、マイクロフィルムによ
る文書の撮像には、フィルム現像時に排出される現像液
の処理問題がある。また、マイクロフィルムによる文書
の記録保管では、記録操作性が低く、情報検索の利便性
が低く、保管の省スペース化を図ることができない。
【0003】そこで、現在、上述の各種文書をハードデ
ィスクやフロッピーディスクや光磁気ディスクのような
電子メディア(記録媒体)に記録して保管したり、マイ
クロフィルム等で保管していた文書を電子メディアへ移
行する動きがある。電子メディアによる文書の記録保管
では、記録操作性が高く、情報検索の利便性が高く、保
管の省スペース化を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子メ
ディアに記録保管されたイメージデータでは、特段の対
策を講じない限り、データの改ざんが容易であり、且つ
改ざんの発生を事後的に確認することができない。その
結果、電子メディアに記録保管されたイメージデータの
証拠能力には疑問があり、利用分野の急速な拡大が阻害
されている。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、イメージデータに対する改ざんの発生をチェ
ックすることのできるイメージファイルを提供すること
を目的とする。また、本発明のイメージファイルを利用
して、高い記録操作性をもって文書の画像情報を記録保
管するとともに高い利便性をもって随時検索し且つ表示
することのできる方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第1発明では、記録保管すべき文書に対応
したイメージデータと、前記文書の記録情報に関する記
録データとを備え、前記記録データは、前記イメージデ
ータの一部を構成することなく、前記イメージデータと
一意的に関連するように生成されていることを特徴とす
るイメージファイルを提供する。
【0007】第1発明の好ましい態様によれば、前記記
録データは、前記文書の一部を構成する1つまたは複数
の部分領域に対応した1つまたは複数のイメージデータ
部分の各々と一意的にそれぞれ関連するように生成され
た1つまたは複数の記録データ部分を有することが好ま
しい。この場合、各記録データ部分は、各イメージデー
タ部分のビット列に関する多数の位置情報を有し、該多
数の位置情報で指定される多数のビットが前記記録情報
に対応していることが好ましい。
【0008】また、第1発明の好ましい態様によれば、
各記録データ部分は、記録年月日、記録時刻、記録者の
IDコード、および二値化時の黒のドット数(チェック
サム)のうちの少なくとも1つの情報を含んでいること
が好ましい。さらに、各記録データ部分は、暗号化され
且つ圧縮されていることが好ましい。
【0009】本発明の第2発明では、記録保管すべき文
書を読み込んで該文書に対応したイメージデータを生成
し、前記文書の一部を構成する1つまたは複数の部分領
域に対応した1つまたは複数のイメージデータ部分を選
択し、前記1つまたは複数のイメージデータ部分の各々
と一意的にそれぞれ関連するように前記文書の記録情報
に関する1つまたは複数の記録データ部分を生成し、前
記イメージデータと前記1つまたは複数の記録データ部
分とを有するイメージファイルを形成する方法を提供す
る。
【0010】第2発明の好ましい態様によれば、各記録
データ部分の生成に際して、記録年月日、記録時刻、記
録者のIDコード、および二値化時の黒のドット数(チ
ェックサム)のうちの少なくとも1つの情報を含ませる
ことが好ましい。また、各記録データ部分の生成に際し
て、前記記録情報に対応するビット列と各イメージデー
タ部分のビット列とを比較参照し、前記記録情報に対応
するビット列のすべてのビットについて、同じ値を有す
る任意のビットの各イメージデータ部分ビット列におけ
る位置情報をそれぞれ検索し、検索された多数の位置情
報に対応するビット列により各記録データ部分を生成す
ることが好ましい。さらに、各記録データ部分の生成に
際して、前記多数の位置情報に対応するビット列を暗号
化し且つ圧縮することが好ましい。
【0011】本発明の第3発明では、第2発明の方法に
よって形成されたイメージファイルの表示方法であっ
て、各記録データ部分のビット列に含まれる多数の位置
情報と各イメージデータ部分のビット列とに基づいて記
録情報を生成し、生成した記録情報と前記イメージデー
タの生成時に登録された記録情報とを比較し、前記2つ
の記録情報の比較結果を表示するとともに、該比較結果
に応じて、前記イメージファイルのイメージデータに基
づいて生成された画像を表示することを特徴とするイメ
ージファイルの表示方法を提供する。
【0012】第3発明の好ましい態様によれば、前記記
録情報の生成に際して、各記録データ部分のビット列を
必要に応じて伸張し且つ復号化し、必要に応じて伸張さ
れ且つ復号化された各記録データ部分のビット列に対応
する多数の位置情報を求め、各イメージデータ部分のビ
ット列において前記多数の位置情報で指定される多数の
ビットからなるビット列に対応する記録情報を生成する
ことが好ましい。また、前記2つの記録情報が一致しな
い場合には、前記イメージファイルのイメージデータに
基づいて生成された画像を表示しないことが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のイメージファイルは、記
録保管すべき文書に対応したイメージデータに加えて、
文書の記録情報(たとえば記録年月日、記録時刻、記録
者のIDコード、二値化時の黒のドット数など)に関す
る記録データを備えている。一般に、記録データは、文
書の一部を構成する複数の部分領域に対応した複数のイ
メージデータ部分の各々と一意的にそれぞれ関連するよ
うに生成された複数の記録データ部分を有する。
【0014】具体的には、各記録データ部分は、次のよ
うに生成される。まず、記録情報に対応するビット列と
各イメージデータ部分のビット列とを比較参照する。次
いで、記録情報に対応するビット列のすべてのビットに
ついて、同じ値を有する任意のビットの各イメージデー
タ部分ビット列における位置情報をそれぞれ検索する。
そして、検索された多数の位置情報に対応するビット列
により各記録データ部分を生成する。なお、各記録デー
タ部分の生成に際して、多数の位置情報に対応するビッ
ト列を必要に応じて暗号化し且つ圧縮する。
【0015】したがって、本発明のイメージファイルに
記録保管された画像を改ざんした場合、すなわち本発明
のイメージファイルのイメージデータを改ざんした場
合、各記録データ部分のビット列に含まれる多数の位置
情報と各イメージデータ部分のビット列とに基づいて生
成される記録情報がイメージデータの生成時に登録され
た記録情報と異なってしまう。換言すると、イメージデ
ータの改ざんにより、各イメージデータ部分のビット列
において多数の位置情報で指定される多数のビットのう
ちの少なくとも1つのビットが変化し、ひいてはこれら
多数のビットからなるビット列に対応する記録情報が変
化してしまう。
【0016】以上のように、本発明のイメージファイル
では、イメージデータが改ざんされた場合、改ざんの発
生を確認することができる。その結果、本発明のイメー
ジファイルを利用して、各種の文書を画像情報として高
い記録操作性をもって電子メディアに記録保管するとと
もに、省スペース化を図って保管した画像情報を高い利
便性をもって随時検索し且つ表示することができる。
【0017】本発明の実施形態を、添付図面に基づいて
説明する。図1は、本発明の実施形態にかかるイメージ
ファイルの形成方法が適用される文書の構成を概略的に
説明する図である。また、図2は、本実施形態のイメー
ジファイルの形成フローの全体を示すフローチャートで
ある。なお、本実施形態では、1枚の文書を画像情報と
して電子メディアに記録保管する場合について説明す
る。
【0018】図1に示すように、記録保管すべき文書1
には、図中破線で示す矩形状の領域1aに様々な情報が
記載(印字または印画)されている。文書1では、これ
ら様々な情報のうち、参照符号2a〜2eで示す5つの
部分領域に記載された情報が重要であり、改ざんのチェ
ックが必要であるものとする。
【0019】本実施形態では、図2に示すように、たと
えばイメージ・スキャニングにより文書1を読み込んで
(S101)、文書1の領域1aに記載された情報に対
応するイメージデータを生成する(S102)。そし
て、生成したイメージデータから、5つの部分領域2a
〜2eに対応した5つのイメージデータ部分を選択する
(S103)。
【0020】次いで、各イメージデータ部分と一意的に
それぞれ関連するように、文書の記録情報に関する各記
録データ部分を生成する(S104)。ここで、文書の
記録情報は、記録年月日、記録時刻、記録者のIDコー
ド、および二値化時の黒のドット数(チェックサム)を
含むものとする。なお、各部分領域2a〜2eに対応し
た各イメージデータ部分に対して各記録データ部分を生
成する方法は基本的に共通である。したがって、以下、
代表的な部分領域2aに対応したイメージデータ部分に
対して記録データ部分を生成する方法について説明し、
他の部分領域2b〜2eに関して重複する説明を省略す
る。
【0021】図3は、各イメージデータ部分に対する各
記録データ部分の生成フローを示すフローチャートであ
る。本実施形態では、図3に示すように、文書1の部分
領域2aに対応したイメージデータ部分のビット列と、
記録情報に対応するビット列とを比較参照する(S20
1)。ここで、イメージデータ部分のビット列は、その
画素数(ピクセル数)に対応した数のビット(1または
0)から構成されている。たとえば、白黒モード(モノ
クロモード:2値モード)のイメージ・スキャニングに
よりイメージデータが生成されている場合、イメージデ
ータ部分のビット列は、その画素数と同じ数のビットか
ら構成されることになる。
【0022】一方、記録情報は、一例として、次のよう
に表された記録年月日、記録時刻、記録者のIDコー
ド、および二値化時の黒のドット数(チェックサム)を
含んでいる。ここで、チェックサムは、各部分領域に含
まれる黒のドット(ピクセル)の総数である。 記録年月日: YYYY/MM/DD(文字数10) 記録時刻: hh/mm/ss(文字数8) IDコード: XXXXXX(文字数6) チェックサム: ZZZZZZ(文字数6) したがって、記録情報に対応するビット列は、含まれる
文字数(数字およびアルファベット)×8=30×8=
240のビットから構成されることになる。
【0023】本実施形態では、記録情報に対応するビッ
ト列のすべてのビットについて、同じ値を有する任意の
ビットをイメージデータ部分のビット列の中で探し、そ
の位置情報を検索する(S202)。具体的に、記録年
月日のYYYYのうち最初のYに対応するビット列は、
図4(a)に示すように、8つのビットb1〜b8で表
される。この場合、図4(b)に示すように、所定の関
数41に対して最上位のビットb1=0と同じ値を有す
る任意のビットをイメージデータ部分のビット列の中で
探せという指令を入力する。
【0024】関数41は、ビットb1と同じ値を有する
任意のビットすなわち値が0のビットをイメージデータ
部分のビット列の中で探し、その位置情報n1を出力す
る。換言すると、関数41は、多数のビットを含むイメ
ージデータ部分のビット列から、ひいては多数の0を含
むイメージデータ部分のビット列から、n1番目にある
0をランダム(無作為)に検索し、その位置情報n1を
出力する。
【0025】次いで、図4(c)に示すように、関数4
1に対して、次のビットb2=1と同じ値を有する任意
のビットをイメージデータ部分のビット列の中で探せと
いう指令を入力する。関数41は、ビットb2と同じ値
を有する任意のビットすなわち値が1のビットをイメー
ジデータ部分のビット列の中で探し、その位置情報n2
を出力する。こうして、最下位のビットb8=0まで上
述の操作を繰り返すことにより、図4(a)に示すよう
に、記録年月日のYYYYのうち最初のYに対応するビ
ット列のすべてのビットb1〜b8について、同じ値を
有する任意のビットのイメージデータ部分ビット列にお
ける位置情報n1〜n8を検索する。
【0026】さらに、記録年月日のYYYYのうち最初
のYに対する上述の操作をチェックサムZZZZZZの
最後のZまで繰り返すことにより、記録情報に対応する
ビット列のすべてのビットについて、同じ値を有する任
意のビットの各イメージデータ部分ビット列における位
置情報をそれぞれ検索する。その結果、位置情報とし
て、上述の8つの位置情報n1〜n8を含む240の位
置情報が得られる。ここで、1つの位置情報はそれぞれ
8つのビットから表されるため、240の位置情報は2
40×8=1920のビットからなるビット列で表され
ることになる。
【0027】こうして、検索した240の位置情報に対
応するビット列(1920のビットからなる)により、
部分領域2aのイメージデータ部分に対応する記録デー
タ部分が生成される(S203)。さらに、部分領域2
aのイメージデータ部分に対応する記録データ部分の生
成操作を他の4つの部分領域2b〜2eに対して繰り返
すことにより、各部分領域2a〜2eに対応した各イメ
ージデータ部分に対して各記録データ部分が生成され
る。
【0028】再び図2を参照すると、生成された各記録
データ部分は、暗号化され且つ圧縮される(S10
5)。換言すると、各記録データ部分の最終的な生成に
際して、多数の位置情報に対応するビット列を暗号化し
且つ圧縮する。そして、暗号化され且つ圧縮された各記
録データ部分とイメージデータとによりイメージファイ
ルが形成される(S106)。
【0029】なお、イメージデータの生成時(すなわち
イメージファイルの形成時)に、たとえば次の情報を登
録する必要がある。 1 各部分領域の識別ID(各部分領域の識別番号な
ど) 2 矩形状の各部分領域のX方向(水平方向)開始座標
(ドット数) 3 矩形状の各部分領域のY方向(鉛直方向)開始座標
(ドット数) 4 矩形状の各部分領域の幅(X方向)(ドット数) 5 矩形状の各部分領域の高さ(Y方向)(ドット数) 6 記録データの文字列(記録年月日、記録時刻、記録
者のIDコード、およびチェックサム) 7 記録データの文字数 8 記録データのビット列(1文字目1ビット目、・・
・1文字目8ビット目、・・・n文字目1ビット目、・
・・n文字目8ビット目)
【0030】図5は、本実施形態のイメージファイルの
表示フローを示すフローチャートである。本実施形態で
は、図5に示すように、各記録データ部分のビット列を
伸張(解凍)し且つ復号化する(S301)。そして、
伸張され且つ復号化された各記録データ部分のビット列
に対応する多数の位置情報を求める(S302)。
【0031】さらに、各イメージデータ部分のビット列
において多数の位置情報で指定される多数のビットから
なるビット列に対応する記録情報を生成する(S30
3)。こうして、ステップ301〜303により、各記
録データ部分のビット列に含まれる多数の位置情報と各
イメージデータ部分のビット列とに基づいて記録情報が
生成される。生成された記録情報は、イメージデータの
生成時に登録された記録情報と比較される(S30
4)。
【0032】本実施形態のイメージファイルに記録保管
された画像を改ざんした場合、すなわち本実施形態のイ
メージファイルのイメージデータを改ざんした場合、各
記録データ部分のビット列に含まれる多数の位置情報と
各イメージデータ部分のビット列とに基づいて生成され
る記録情報が、イメージデータの生成時に登録された記
録情報と異なってしまう。換言すると、イメージデータ
の改ざんにより、各イメージデータ部分のビット列にお
いて多数の位置情報で指定される多数のビットのうちの
少なくとも1つのビットが変化し、ひいてはこれら多数
のビットからなるビット列に対応する記録情報が変化し
てしまう。
【0033】そこで、本実施形態では、2つの記録情報
の比較結果を表示するとともに、比較結果に応じて、イ
メージファイルのイメージデータに基づいて生成された
画像を表示する(S305)。具体的には、2つの記録
情報が一致する場合、イメージデータが改ざんされてい
ないことを確認した旨のメッセージを表示するととも
に、イメージデータに基づく画像を表示する。
【0034】一方、2つの記録情報が一致しない場合、
イメージデータが改ざんされていること、さらに詳細に
は特定の部分領域のイメージデータ部分が改ざんされて
いることを確認した旨のメッセージを表示するととも
に、イメージデータに基づく画像を表示しない。あるい
は、改ざんされていることを確認した旨のメッセージを
表示した上で、要請に応じてイメージデータに基づく画
像を表示するように構成することもできる。
【0035】以上のように、本実施形態のイメージファ
イルでは、イメージデータが改ざんされた場合、改ざん
の発生を確認することができる。その結果、本実施形態
のイメージファイルを利用して、各種の文書を画像情報
として高い記録操作性をもって電子メディアに記録保管
するとともに、省スペース化を図って保管した画像情報
を高い利便性をもって随時検索し且つ表示することがで
きる。
【0036】なお、上述の実施形態では、文書の情報記
載領域から選択された5つの部分領域に対応した5つの
イメージデータ部分に対して5つの記録データ部分を生
成している。しかしながら、文書の情報記載領域から選
択される部分領域の数はこれに限定されることなく、部
分領域の選択については必要に応じて様々な変形例が可
能である。また、極端な例として、文書の情報記載領域
全体に対して1つの記録データ部分を生成することもで
きる。
【0037】また、上述の実施形態では、記録情報が記
録年月日、記録時刻、記録者のIDコード、および二値
化時の黒のドット数(チェックサム)を含んでいる例に
ついて説明したが、これに限定されることなく、記録情
報の内容については様々な変形例が可能である。さら
に、上述の実施形態では、所定の関数を用いて多数の位
置情報を求めているが、複数の関数から適時選択された
関数を用いて多数の位置情報を求めるとともに選択した
関数に関する情報をイメージファイルに含ませることも
できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のイメージ
ファイルでは、イメージデータに対する改ざんの発生を
チェックすることができる。したがって、本発明のイメ
ージファイルを利用して、高い記録操作性をもって文書
の画像情報を記録保管するとともに、高い利便性をもっ
て随時検索し且つ表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるイメージファイルの
形成方法が適用される文書の構成を概略的に説明する図
である。
【図2】本実施形態のイメージファイルの形成フローの
全体を示すフローチャートである。
【図3】各イメージデータ部分に対する各記録データ部
分の生成フローを示すフローチャートである。
【図4】記録情報に対応するビット列のすべてのビット
について、同じ値を有する任意のビットをイメージデー
タ部分のビット列の中で探し、その位置情報を検索する
方法を説明する図である。
【図5】本実施形態のイメージファイルの表示フローを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 文書 1a 情報記載領域 2a〜2e 各部分領域 41 関数 b1〜b8 各ビット n1〜n8 各位置情報

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録保管すべき文書に対応したイメージ
    データと、前記文書の記録情報に関する記録データとを
    備え、 前記記録データは、前記イメージデータの一部を構成す
    ることなく、前記イメージデータと一意的に関連するよ
    うに生成されていることを特徴とするイメージファイ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記記録データは、前記文書の一部を構
    成する1つまたは複数の部分領域に対応した1つまたは
    複数のイメージデータ部分の各々と一意的にそれぞれ関
    連するように生成された1つまたは複数の記録データ部
    分を有することを特徴とする請求項1に記載のイメージ
    ファイル。
  3. 【請求項3】 各記録データ部分は、各イメージデータ
    部分のビット列に関する多数の位置情報を有し、該多数
    の位置情報で指定される多数のビットが前記記録情報に
    対応していることを特徴とする請求項2に記載のイメー
    ジファイル。
  4. 【請求項4】 各記録データ部分は、記録年月日、記録
    時刻、記録者のIDコード、および二値化時の黒のドッ
    ト数(チェックサム)のうちの少なくとも1つの情報を
    含んでいることを特徴とする請求項2または3に記載の
    イメージファイル。
  5. 【請求項5】 各記録データ部分は、暗号化され且つ圧
    縮されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれ
    か1項に記載のイメージファイル。
  6. 【請求項6】 記録保管すべき文書を読み込んで該文書
    に対応したイメージデータを生成し、 前記文書の一部を構成する1つまたは複数の部分領域に
    対応した1つまたは複数のイメージデータ部分を選択
    し、 前記1つまたは複数のイメージデータ部分の各々と一意
    的にそれぞれ関連するように前記文書の記録情報に関す
    る1つまたは複数の記録データ部分を生成し、 前記イメージデータと前記1つまたは複数の記録データ
    部分とを有するイメージファイルを形成する方法。
  7. 【請求項7】 各記録データ部分の生成に際して、記録
    年月日、記録時刻、記録者のIDコード、および二値化
    時の黒のドット数(チェックサム)のうちの少なくとも
    1つの情報を含ませることを特徴とする請求項6に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 各記録データ部分の生成に際して、 前記記録情報に対応するビット列と各イメージデータ部
    分のビット列とを比較参照し、前記記録情報に対応する
    ビット列のすべてのビットについて、同じ値を有する任
    意のビットの各イメージデータ部分ビット列における位
    置情報をそれぞれ検索し、 検索された多数の位置情報に対応するビット列により各
    記録データ部分を生成することを特徴とする請求項6ま
    たは7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 各記録データ部分の生成に際して、前記
    多数の位置情報に対応するビット列を暗号化し且つ圧縮
    することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 請求項6乃至9のいずれか1項に記載
    の方法によって形成されたイメージファイルの表示方法
    であって、 各記録データ部分のビット列に含まれる多数の位置情報
    と各イメージデータ部分のビット列とに基づいて記録情
    報を生成し、 生成した記録情報と前記イメージデータの生成時に登録
    された記録情報とを比較し、 前記2つの記録情報の比較結果を表示するとともに、該
    比較結果に応じて、前記イメージファイルのイメージデ
    ータに基づいて生成された画像を表示することを特徴と
    するイメージファイルの表示方法。
  11. 【請求項11】 前記記録情報の生成に際して、 各記録データ部分のビット列を必要に応じて伸張し且つ
    復号化し、 必要に応じて伸張され且つ復号化された各記録データ部
    分のビット列に対応する多数の位置情報を求め、 各イメージデータ部分のビット列において前記多数の位
    置情報で指定される多数のビットからなるビット列に対
    応する記録情報を生成することを特徴とする請求項10
    に記載の表示方法。
  12. 【請求項12】 前記2つの記録情報が一致しない場合
    には、前記イメージファイルのイメージデータに基づい
    て生成された画像を表示しないことを特徴とする請求項
    10または11に記載の表示方法。
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WO2003044679A1 (fr) * 2001-11-22 2003-05-30 Sony Corporation Procede et systeme de traitement d'information reseau, gestionnaire produisant l'information et dispositif la traitant
JP2007334616A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Nec Corp データ入出力装置、データ入出力方法、データ入出力プログラム

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