JP2001187034A - 脳波電極付ヘッドフォン及びストレス度診断装置 - Google Patents
脳波電極付ヘッドフォン及びストレス度診断装置Info
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- JP2001187034A JP2001187034A JP2000281380A JP2000281380A JP2001187034A JP 2001187034 A JP2001187034 A JP 2001187034A JP 2000281380 A JP2000281380 A JP 2000281380A JP 2000281380 A JP2000281380 A JP 2000281380A JP 2001187034 A JP2001187034 A JP 2001187034A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被験者にヘッドフォンにより音声情報或は音
刺激を与え得ることに着眼し、付随的な刺激の発生を抑
制して脳波電極を装着し得る脳波電極付ヘッドフォンを
提供する。 【解決手段】 頭部への装着体１ａ、１ｂの両側の基端
部に音声を発生する耳当て部２ａが設けられたヘッドフ
ォン１の頂部１ａに、頭部から脳波を検出する脳波電極
６を取付ける。これにより、ヘッドフォン１が頭部に装
着されると、自動的に脳波電極も装着される。
刺激を与え得ることに着眼し、付随的な刺激の発生を抑
制して脳波電極を装着し得る脳波電極付ヘッドフォンを
提供する。 【解決手段】 頭部への装着体１ａ、１ｂの両側の基端
部に音声を発生する耳当て部２ａが設けられたヘッドフ
ォン１の頂部１ａに、頭部から脳波を検出する脳波電極
６を取付ける。これにより、ヘッドフォン１が頭部に装
着されると、自動的に脳波電極も装着される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、被験者の聴覚を通
して情報或は刺激に反応した脳波を検出するための脳波
電極付ヘッドフォン及びストレス度診断装置に関するも
のである。
して情報或は刺激に反応した脳波を検出するための脳波
電極付ヘッドフォン及びストレス度診断装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、脳波を検出するには、複数個の
電極を付けたバンドを頭部に巻いたり、皿状の電極を電
糊によって所望の部位にセットさせている。一方、音に
よる刺激に反応した脳波を測定する検査方法が周知であ
り、また特開平１０−１３７２２８号公報によれば、被
験者に音声でタスクを指示して、心電信号或は脳波を解
析してその間に一時的に発生するストレスを判定する装
置も周知となっている。
電極を付けたバンドを頭部に巻いたり、皿状の電極を電
糊によって所望の部位にセットさせている。一方、音に
よる刺激に反応した脳波を測定する検査方法が周知であ
り、また特開平１０−１３７２２８号公報によれば、被
験者に音声でタスクを指示して、心電信号或は脳波を解
析してその間に一時的に発生するストレスを判定する装
置も周知となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような刺激反応の
測定或はストレス判定に際して、バンド状の電極ではそ
の締め付け力によっては頭皮に過大な圧力が加わって測
定結果に影響する場合があり、皿状の電極でもその煩雑
な装着がストレスとなって少なからず測定結果に影響を
与える問題があった。
測定或はストレス判定に際して、バンド状の電極ではそ
の締め付け力によっては頭皮に過大な圧力が加わって測
定結果に影響する場合があり、皿状の電極でもその煩雑
な装着がストレスとなって少なからず測定結果に影響を
与える問題があった。
【０００４】本発明は、このような点に鑑みて、被験者
にヘッドフォンにより音声情報或は音刺激を与え得るこ
とに着眼し、付随的な刺激の発生を抑制して脳波電極を
装着し得る脳波電極付ヘッドフォンを提供することを目
的とする。
にヘッドフォンにより音声情報或は音刺激を与え得るこ
とに着眼し、付随的な刺激の発生を抑制して脳波電極を
装着し得る脳波電極付ヘッドフォンを提供することを目
的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項１により、頭部への装着体の両側
の基端部に音声を発生する耳当て部が設けられたヘッド
フォンにおいて、このヘッドフォンが装着された頭部か
ら脳波を検出する脳波電極を頂部に取付けたことを特徴
とする。これにより、ヘッドフォンが頭部に装着される
と、自動的に脳波電極も装着される。
成するために、請求項１により、頭部への装着体の両側
の基端部に音声を発生する耳当て部が設けられたヘッド
フォンにおいて、このヘッドフォンが装着された頭部か
ら脳波を検出する脳波電極を頂部に取付けたことを特徴
とする。これにより、ヘッドフォンが頭部に装着される
と、自動的に脳波電極も装着される。
【０００６】脳波電極を頭頂部に装着するには、請求項
５により、装着体の頭頂部に当接する頂部に先端が開放
したケースを設けると共に、その基底面及びさらに先方
位置のケース内の隔壁間に導電液を貯える液チャンバを
形成し、隔壁に形成されたガイド穴に、ケースに沿って
頭頂部に向けてスライド可能に棒状の電極本体をガイド
させると共に、液チャンバからガイド穴の周囲の細隙を
通つて電極本体で案内される導電液でスポンジを浸潤さ
せ、弾性スポンジよりもばね力の強い弾性部材により電
極本体を先方へ付勢することが考えられる。
５により、装着体の頭頂部に当接する頂部に先端が開放
したケースを設けると共に、その基底面及びさらに先方
位置のケース内の隔壁間に導電液を貯える液チャンバを
形成し、隔壁に形成されたガイド穴に、ケースに沿って
頭頂部に向けてスライド可能に棒状の電極本体をガイド
させると共に、液チャンバからガイド穴の周囲の細隙を
通つて電極本体で案内される導電液でスポンジを浸潤さ
せ、弾性スポンジよりもばね力の強い弾性部材により電
極本体を先方へ付勢することが考えられる。
【０００７】脳波電極を後頭部に装着するには、請求項
６により、装着体の頭頂部に当接する頂部に、後方へ突
出し、次いで後頭部へ向かうように折返された曲げ弾性
を呈する電極支持アームの基端部を支持させ、電極支持
アームの先端部に脳波電極を後頭部に向けて取付けるこ
とが考えられる。
６により、装着体の頭頂部に当接する頂部に、後方へ突
出し、次いで後頭部へ向かうように折返された曲げ弾性
を呈する電極支持アームの基端部を支持させ、電極支持
アームの先端部に脳波電極を後頭部に向けて取付けるこ
とが考えられる。
【０００８】本発明の脳波電極付ヘッドフォンを用いた
ストレス度診断装置としては、請求項９により、脳波電
極付ヘッドフォンに、その音声発生部にタスク情報用の
音声信号を供給する音声信号発生装置と、音声発生部か
らタスク音声情報が被験者に与えられている間に脳波電
極付ヘッドフォンの脳波電極により検出された脳波を解
析してストレス度を診断する脳波解析装置とを備えるよ
うにする。
ストレス度診断装置としては、請求項９により、脳波電
極付ヘッドフォンに、その音声発生部にタスク情報用の
音声信号を供給する音声信号発生装置と、音声発生部か
らタスク音声情報が被験者に与えられている間に脳波電
極付ヘッドフォンの脳波電極により検出された脳波を解
析してストレス度を診断する脳波解析装置とを備えるよ
うにする。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１及び図３を基に本発明の実施
の形態によるストレス度診断装置に付属する脳波電極付
のヘッドフォンを説明する。このヘッドフォン１は、曲
げ弾性を呈する頭部への装着体を頭頂部に当接するバン
ド状の頂部１ａと、この頂部を摩擦摺動可能に支持する
両側の基部１ｂとより構成し、その基端部にスピーカを
内蔵した音声発生部２となる耳当て部２ａが設けられ、
頂部１ａの３個所に正極、負極及び接地用の脳波電極６
が設けられている。
の形態によるストレス度診断装置に付属する脳波電極付
のヘッドフォンを説明する。このヘッドフォン１は、曲
げ弾性を呈する頭部への装着体を頭頂部に当接するバン
ド状の頂部１ａと、この頂部を摩擦摺動可能に支持する
両側の基部１ｂとより構成し、その基端部にスピーカを
内蔵した音声発生部２となる耳当て部２ａが設けられ、
頂部１ａの３個所に正極、負極及び接地用の脳波電極６
が設けられている。
【００１０】即ち、この脳波電極は、図２に示すよう
に、頂部１ａの中央部の横長の開口部４に嵌入されたベ
ース５に形成され、かつ先端が開口した円管状のケース
１０と、そのケース基底面１０ａ及び先方の隔壁１２と
の間に形成され、導電液として生理食塩水を貯える液チ
ャンバ１３と、隔壁１２に形成されたガイド穴１２ａに
スライド可能にガイドされ、かつＡｇ／ＡｇＣｌでメッ
キされて導電性を呈する丸棒状の電極本体１１と、隔壁
１２及び電極本体１１に取付けられたディスク状のばね
座１５間に装填されて電極本体１１を先方へ付勢し、か
つ生食水で錆びないステンレスもしくは合成樹脂製のコ
イルばね１６と、図３に示すように生食水を通す隙間を
形成するスポーク部１５ａを有するばね座１５に当接す
るように、電極本体１１の先端部に嵌入されたスポンジ
ゴム１４とを備えている。ヘッドフォン１の装着に際し
て、頂部１ａは必要により摩擦摺動で上下位置を調整す
る。
に、頂部１ａの中央部の横長の開口部４に嵌入されたベ
ース５に形成され、かつ先端が開口した円管状のケース
１０と、そのケース基底面１０ａ及び先方の隔壁１２と
の間に形成され、導電液として生理食塩水を貯える液チ
ャンバ１３と、隔壁１２に形成されたガイド穴１２ａに
スライド可能にガイドされ、かつＡｇ／ＡｇＣｌでメッ
キされて導電性を呈する丸棒状の電極本体１１と、隔壁
１２及び電極本体１１に取付けられたディスク状のばね
座１５間に装填されて電極本体１１を先方へ付勢し、か
つ生食水で錆びないステンレスもしくは合成樹脂製のコ
イルばね１６と、図３に示すように生食水を通す隙間を
形成するスポーク部１５ａを有するばね座１５に当接す
るように、電極本体１１の先端部に嵌入されたスポンジ
ゴム１４とを備えている。ヘッドフォン１の装着に際し
て、頂部１ａは必要により摩擦摺動で上下位置を調整す
る。
【００１１】ケース１０の先端部には、ばね座１５を拘
束して電極本体１１の離脱を防止するリング状ストッパ
１８が設けられている。ケース基底面１０ａには、液チ
ャンバ１３用の栓１７付の注入口１７ａが形成されてい
る。電極本体１１はケース１０に設けられた端子部材１
９にリード線で接続している。コイルばね１６のばね力
はスポンジゴム１４より強く、つまりばね定数を大きく
設定されている。
束して電極本体１１の離脱を防止するリング状ストッパ
１８が設けられている。ケース基底面１０ａには、液チ
ャンバ１３用の栓１７付の注入口１７ａが形成されてい
る。電極本体１１はケース１０に設けられた端子部材１
９にリード線で接続している。コイルばね１６のばね力
はスポンジゴム１４より強く、つまりばね定数を大きく
設定されている。
【００１２】このように構成されたヘッドフォン１に、
被験者にタスク音声情報を与えるための音声信号を出力
する音声信号発生装置８と、被験者の脳波を解析してス
トレス度を診断する脳波解析装置９とが付属してストレ
ス度診断装置を構成している。音声発生部２はリード線
３で音声信号発生部２に接続し、脳波解析装置９はリー
ド線７で電極本体１１の端子部材１９に接続する。
被験者にタスク音声情報を与えるための音声信号を出力
する音声信号発生装置８と、被験者の脳波を解析してス
トレス度を診断する脳波解析装置９とが付属してストレ
ス度診断装置を構成している。音声発生部２はリード線
３で音声信号発生部２に接続し、脳波解析装置９はリー
ド線７で電極本体１１の端子部材１９に接続する。
【００１３】使用状態で、液チャンバ１３の生食水は、
隔壁１２のガイド穴１２ａの周囲の細隙を通して滲み出
し、電極本体１１に沿ってばね座１５のスポーク部１５
ａの隙間を通ってスポンジゴム１４に僅かづつ供給され
て浸潤させ、電極本体１１と導通させる。ヘッドフォン
１を音声発生部２が被験者の耳に当たるように頭部に装
着すると、その形状に対応してスポンジゴム１４が圧縮
すると共にその圧縮度合に応じてコイルばね１６も圧縮
し、これらの弾性反力で生食水を含むスポンジゴム１４
が頭皮に圧接し、生食水で皮膚表面のインピーダンスを
低減させる。髪の毛等の介在で頭皮に対する接触が不完
全であってもスポンジゴム１４から滲み出た生食水を介
して接触が保証される。脳波電極６は、ヘッドフォン１
で単に耳を挟持するだけで心因的もしくは物理的なスト
レスの発生を殆ど伴うことなく自動的に装着される。
隔壁１２のガイド穴１２ａの周囲の細隙を通して滲み出
し、電極本体１１に沿ってばね座１５のスポーク部１５
ａの隙間を通ってスポンジゴム１４に僅かづつ供給され
て浸潤させ、電極本体１１と導通させる。ヘッドフォン
１を音声発生部２が被験者の耳に当たるように頭部に装
着すると、その形状に対応してスポンジゴム１４が圧縮
すると共にその圧縮度合に応じてコイルばね１６も圧縮
し、これらの弾性反力で生食水を含むスポンジゴム１４
が頭皮に圧接し、生食水で皮膚表面のインピーダンスを
低減させる。髪の毛等の介在で頭皮に対する接触が不完
全であってもスポンジゴム１４から滲み出た生食水を介
して接触が保証される。脳波電極６は、ヘッドフォン１
で単に耳を挟持するだけで心因的もしくは物理的なスト
レスの発生を殆ど伴うことなく自動的に装着される。
【００１４】検査が開始されると、音声信号発生装置８
により供給されたタスク情報が内容ごとに間断的に音声
発生部２を通して被験者に与えられ、被験者はそれぞれ
の情報に従って作業もしくはアンケート回答等のタスク
を行う。この間、脳波電極６から検出された脳波の例え
ばα波の周波数特性が脳波解析装置９で解析され、被験
者が作業又は回答を行っている期間と行っていない期間
の周波数特性の分散・相関からストレス度を診断する。
ストレス度診断装置には、心電図解析装置も付属するこ
とにより、心電図波形も併せて検出し、不整脈、Ｒ−Ｒ
間隔の分散・相関からストレス度を判定することもでき
る。
により供給されたタスク情報が内容ごとに間断的に音声
発生部２を通して被験者に与えられ、被験者はそれぞれ
の情報に従って作業もしくはアンケート回答等のタスク
を行う。この間、脳波電極６から検出された脳波の例え
ばα波の周波数特性が脳波解析装置９で解析され、被験
者が作業又は回答を行っている期間と行っていない期間
の周波数特性の分散・相関からストレス度を診断する。
ストレス度診断装置には、心電図解析装置も付属するこ
とにより、心電図波形も併せて検出し、不整脈、Ｒ−Ｒ
間隔の分散・相関からストレス度を判定することもでき
る。
【００１５】前述の実施の形態に代えて、電極本体は生
食水を伝播する中空部を有する管状に形成したり、毛細
管現象で生食水を伝播する繊維束で形成することもでき
る。液チャンバ１３を廃止して検査時に弾性スポンジを
生食水に浸漬させても良い。また、弾性スポンジに代え
て導電性の弾性体にして生食水に浸漬させる必要がない
ようにもできる。
食水を伝播する中空部を有する管状に形成したり、毛細
管現象で生食水を伝播する繊維束で形成することもでき
る。液チャンバ１３を廃止して検査時に弾性スポンジを
生食水に浸漬させても良い。また、弾性スポンジに代え
て導電性の弾性体にして生食水に浸漬させる必要がない
ようにもできる。
【００１６】図４乃至図６は後頭部に脳波電極を装着す
るための別の実施の形態によるヘッドフォン１Ａを示す
もので、前述のヘッドフォン１と同一もしくは同等部分
は同一符号で説明する。ヘッドフォン１Ａの両側の基部
１ｂに摩擦摺動可能に挿入される曲げ弾性を呈する頂部
２９の中央部には、後方へ延び、次いで後頭部へ向かう
ようにＵ字形に折返されて曲げ弾性を呈する合成樹脂製
の電極支持アーム２０が、頂部２９に対して交差方向へ
正負極、接地用の３本突設される。即ち、電極支持アー
ム２０の基端部にはねじ穴２４が形成され、バンド状頂
部２９から後方へ同一面状に突設されたねじ座片２１の
ねじ挿通孔に挿通されるねじ２２によりねじ止めされ
る。その際、電極支持アーム２０の頂部２９からの突出
方向を後頭部の形状に応じて調整するように、回転位置
を調整して固定することができる。
るための別の実施の形態によるヘッドフォン１Ａを示す
もので、前述のヘッドフォン１と同一もしくは同等部分
は同一符号で説明する。ヘッドフォン１Ａの両側の基部
１ｂに摩擦摺動可能に挿入される曲げ弾性を呈する頂部
２９の中央部には、後方へ延び、次いで後頭部へ向かう
ようにＵ字形に折返されて曲げ弾性を呈する合成樹脂製
の電極支持アーム２０が、頂部２９に対して交差方向へ
正負極、接地用の３本突設される。即ち、電極支持アー
ム２０の基端部にはねじ穴２４が形成され、バンド状頂
部２９から後方へ同一面状に突設されたねじ座片２１の
ねじ挿通孔に挿通されるねじ２２によりねじ止めされ
る。その際、電極支持アーム２０の頂部２９からの突出
方向を後頭部の形状に応じて調整するように、回転位置
を調整して固定することができる。
【００１７】電極支持アーム２０の先端部は、頂部２９
に沿って下方へ曲げられ、脳波電極３０が支持される。
この脳波電極は、開口部２５に挿通される絶縁性のねじ
スリーブ３１と、その中心空洞部へ挿通される銀製のパ
イプ状電極本体３３と、その先端部に嵌着されたリング
状ストッパ３６に拘束されるように装着穴３７ａを備え
た弾性スポンジ３７と、先端部のねじ穴３５ａでねじス
リーブ３１に螺合され、かつ後端部に吸入口３５ｂが形
成された液チャンバ３５と、キャップ３２とを備えてい
る。
に沿って下方へ曲げられ、脳波電極３０が支持される。
この脳波電極は、開口部２５に挿通される絶縁性のねじ
スリーブ３１と、その中心空洞部へ挿通される銀製のパ
イプ状電極本体３３と、その先端部に嵌着されたリング
状ストッパ３６に拘束されるように装着穴３７ａを備え
た弾性スポンジ３７と、先端部のねじ穴３５ａでねじス
リーブ３１に螺合され、かつ後端部に吸入口３５ｂが形
成された液チャンバ３５と、キャップ３２とを備えてい
る。
【００１８】取付けに際しては、ねじスリーブ３１に先
方からキャップ３２をねじ込んでおき、その接続穴３２
ａにリード線３３ｂを半田付けし、これらに電極本体３
３を挿通させておく。シール用Ｏリング３４を装着した
ねじスリーブ３１を先方から開口部２５で電極支持アー
ム２０の先端部を貫通し、反対側からもＯリング３４を
装着して液チャンバ３５をねじ込み、シール性及びねじ
止め状態が確保され得るように両側のＯリング３４を圧
縮させる。電極本体３３の先端部には弾性スポンジ３７
の装着穴を装着し、ストッパ３６に拘束させる。
方からキャップ３２をねじ込んでおき、その接続穴３２
ａにリード線３３ｂを半田付けし、これらに電極本体３
３を挿通させておく。シール用Ｏリング３４を装着した
ねじスリーブ３１を先方から開口部２５で電極支持アー
ム２０の先端部を貫通し、反対側からもＯリング３４を
装着して液チャンバ３５をねじ込み、シール性及びねじ
止め状態が確保され得るように両側のＯリング３４を圧
縮させる。電極本体３３の先端部には弾性スポンジ３７
の装着穴を装着し、ストッパ３６に拘束させる。
【００１９】リード線３３ｂは電極支持アーム２０に沿
って案内され、図示しないプラグにより、ねじ座片２１
に設けたジャックに差し込まれ、内部のリード線を通し
て音声発生部２の上部に設けられたジャック３９ａへ脳
波信号を伝播する。このジャックに、リード線３９の一
方のプラグ３９ｂを差し込み、他端のプラグ３９ｃが脳
波解析装置９のをジャック３９ａに装着し下方の端部の
プラグ３９ｃを脳波解析装置９に差し込まれる。別のリ
ード線のプラグ２ｂは音声信号発生装置８に接続される
ことにより、音声発生部２にタスク信号が供給される。
って案内され、図示しないプラグにより、ねじ座片２１
に設けたジャックに差し込まれ、内部のリード線を通し
て音声発生部２の上部に設けられたジャック３９ａへ脳
波信号を伝播する。このジャックに、リード線３９の一
方のプラグ３９ｂを差し込み、他端のプラグ３９ｃが脳
波解析装置９のをジャック３９ａに装着し下方の端部の
プラグ３９ｃを脳波解析装置９に差し込まれる。別のリ
ード線のプラグ２ｂは音声信号発生装置８に接続される
ことにより、音声発生部２にタスク信号が供給される。
【００２０】検査に際しては、ヘッドフォン１Ａの耳当
て部２ａを耳部に装着すると共に、脳波電極３０の弾性
スポンジ３７が後頭部の３個所に当接するように、頂部
２９を頭頂部にセットする。場合によってはねじ２２を
緩めて電極支持アーム２０の回転位置を調整することが
できる。液チャンバ３５に貯えられた生食水は電極本体
３３の中心空洞部を経由して弾性スポンジ３７をその吸
湿性により浸潤させる。吸入口３５ｂは、液漏れを生じ
させない程度に小さく、また液チャンバ３５を外気にさ
らすことにより、弾性スポンジ３７への浸潤を促す。
て部２ａを耳部に装着すると共に、脳波電極３０の弾性
スポンジ３７が後頭部の３個所に当接するように、頂部
２９を頭頂部にセットする。場合によってはねじ２２を
緩めて電極支持アーム２０の回転位置を調整することが
できる。液チャンバ３５に貯えられた生食水は電極本体
３３の中心空洞部を経由して弾性スポンジ３７をその吸
湿性により浸潤させる。吸入口３５ｂは、液漏れを生じ
させない程度に小さく、また液チャンバ３５を外気にさ
らすことにより、弾性スポンジ３７への浸潤を促す。
【００２１】脳波電極３０は、前述のヘッドフォン１と
異なり、コイルばねを備えなくても電極支持アーム２０
の曲げ弾性により前後方向にも弾性を呈し、弾性スポン
ジ３７の弾性も伴って後頭部へ確実に弾性圧接すること
が可能である。場合により、弾性スポンジ３７の後頭部
の頭皮に対する接触が僅かに不完全であっても弾性スポ
ンジ３７から染み出た生食水を介して確実な接触が保証
される。後頭部への電極装着により、α波を有効に検出
し得ることが確認されている。
異なり、コイルばねを備えなくても電極支持アーム２０
の曲げ弾性により前後方向にも弾性を呈し、弾性スポン
ジ３７の弾性も伴って後頭部へ確実に弾性圧接すること
が可能である。場合により、弾性スポンジ３７の後頭部
の頭皮に対する接触が僅かに不完全であっても弾性スポ
ンジ３７から染み出た生食水を介して確実な接触が保証
される。後頭部への電極装着により、α波を有効に検出
し得ることが確認されている。
【００２２】さらに、本発明のヘッドフォン１は、前述
のストレス判定用に限らず、音の刺激に対する脳波反応
を測定する場合にも適用される。この場合にも電極装着
に伴う加圧或は煩雑な装着に起因するストレスが解消さ
れ、測定精度を向上させる。
のストレス判定用に限らず、音の刺激に対する脳波反応
を測定する場合にも適用される。この場合にも電極装着
に伴う加圧或は煩雑な装着に起因するストレスが解消さ
れ、測定精度を向上させる。
【００２３】
【発明の効果】請求項１の発明によれば、ヘッドフォン
を頭部に装着するだけで、その耳を挟持する装着体によ
り脳波電極も自動的に無理なく装着されて電極装着に伴
う心因的もしくは物理的なストレスの発生が抑制され
る。請求項２の発明によれば、弾性を伴うスポンジに浸
潤された導電液により脳波電極の頭部への良好な接触状
態が確保される。頭皮間に髪の毛等により僅かに隙間が
生じた場合でも染み出た導電液を介して接触し得る。請
求項３の発明によれば、液チャンバから電極本体の中心
空洞部を通して弾性スポンジに導電液が浸漬作業を要す
ることなく自動的に補給され、電極の周囲から滴下する
こともない。請求項４の発明によれば、弾性部材の追従
により頭部形状の如何に拘らずに良好な接触状態が保証
される。
を頭部に装着するだけで、その耳を挟持する装着体によ
り脳波電極も自動的に無理なく装着されて電極装着に伴
う心因的もしくは物理的なストレスの発生が抑制され
る。請求項２の発明によれば、弾性を伴うスポンジに浸
潤された導電液により脳波電極の頭部への良好な接触状
態が確保される。頭皮間に髪の毛等により僅かに隙間が
生じた場合でも染み出た導電液を介して接触し得る。請
求項３の発明によれば、液チャンバから電極本体の中心
空洞部を通して弾性スポンジに導電液が浸漬作業を要す
ることなく自動的に補給され、電極の周囲から滴下する
こともない。請求項４の発明によれば、弾性部材の追従
により頭部形状の如何に拘らずに良好な接触状態が保証
される。
【００２４】請求項５の発明によれば、弾性スポンジが
導電液で自動的に浸潤された脳波電極により、頭頂部の
脳波信号が確実に検出できる。
導電液で自動的に浸潤された脳波電極により、頭頂部の
脳波信号が確実に検出できる。
【００２５】請求項６の発明によれば、曲げ弾性を呈す
る電極支持アームに支持された脳波電極により、後頭部
の脳波信号が確実に検出できる。その際、請求項７の発
明によれば、電極支持アームの突出方向を調整し得るこ
とにより、後頭部の形状の如何に拘らずに良好な接触状
態が保証される。請求項８の発明によれば、自動給液可
能で、後頭部への装着が確実に行われる脳波電極が簡単
な構成で実現される。
る電極支持アームに支持された脳波電極により、後頭部
の脳波信号が確実に検出できる。その際、請求項７の発
明によれば、電極支持アームの突出方向を調整し得るこ
とにより、後頭部の形状の如何に拘らずに良好な接触状
態が保証される。請求項８の発明によれば、自動給液可
能で、後頭部への装着が確実に行われる脳波電極が簡単
な構成で実現される。
【００２６】請求項９の発明によれば、ストレス度診断
装置によりタスク音声情報に対するストレス度を診断す
る際に、診断がスムーズに行われるだけでなく、診断精
度も向上する。
装置によりタスク音声情報に対するストレス度を診断す
る際に、診断がスムーズに行われるだけでなく、診断精
度も向上する。
【図１】本発明の実施の形態による脳波電極付ヘッドフ
ォンの部分断面図である。
ォンの部分断面図である。
【図２】同ヘッドフォンの斜視図である。
【図３】同脳波電極の部分斜視図である。
【図４】別の実施の形態による脳波電極付ヘッドフォン
の側方から見た斜視図である。
の側方から見た斜視図である。
【図５】図４によるヘッドフォンの後方の背面図であ
る。
る。
【図６】図４によるヘッドフォンの脳波電極の断面図で
ある。
ある。
【符号の説明】 １、１Ａ ヘッドフォン ２ 音声発生部 １ａ、２９ 頂部 ６、３０ 脳波電極 １１、３３ 電極本体 １３、３５ 液チャンバ １４ スポンジゴム １６ コイルばね ２０ 電極支持アーム ３１ ねじスリーブ ３７ 弾性スポンジ
Claims (9)
- 【請求項１】 頭部への装着体の両側の基端部に音声を
発生する耳当て部が設けられたヘッドフォンにおいて、
このヘッドフォンが装着された頭部から脳波を検出する
脳波電極を頂部に取付けたことを特徴とする脳波電極付
ヘッドフォン。 - 【請求項２】 脳波電極の電極本体の先端部に、導電液
が浸潤される弾性スポンジを取付けたことを特徴とする
請求項１記載の脳波電極付ヘッドフォン。 - 【請求項３】 電極本体をパイプ状に形成すると共に、
電極本体の中心空洞部を通して弾性スポンジを浸潤させ
る導電液を貯える液チャンバを電極本体の基端部に取付
けたことを特徴とする請求項１記載の脳波電極付ヘッド
フォン。 - 【請求項４】 スポンジよりもばね力の強い弾性部材に
よりスポンジを先方へ付勢することを特徴とする請求項
２又は請求項３記載の脳波電極付ヘッドフォン。 - 【請求項５】 装着体の頭頂部に当接する頂部に先端が
開放したケースを設けると共に、その基底面及びさらに
先方位置のケース内の隔壁間に導電液を貯える液チャン
バを形成し、 前記隔壁に形成されたガイド穴に、前記ケースに沿って
頭頂部に向けてスライド可能に棒状の電極本体をガイド
させると共に、前記液チャンバから前記ガイド穴の周囲
の細隙を通つて前記電極本体で案内される前記導電液で
スポンジを浸潤させ、 前記弾性スポンジよりもばね力の強い弾性部材により前
記電極本体を先方へ付勢した請求項２記載の脳波電極付
ヘッドフォン。 - 【請求項６】 装着体の頭頂部に当接する頂部に、後方
へ突出し、次いで後頭部へ向かうように折返された曲げ
弾性を呈する電極支持アームの基端部を支持させ、前記
電極支持アームの先端部に脳波電極を後頭部に向けて取
付けたことを特徴とする請求項２記載の脳波電極付ヘッ
ドフォン。 - 【請求項７】 電極支持アームの突出方向を調整し得る
ように、前記電極支持アームの基端部を頂部にねじ止め
することを特徴とする請求項６記載の脳波電極付ヘッド
フォン。 - 【請求項８】 電極支持アームの先端部を後頭部に対面
させるように、装着体に沿って曲げると共に、前記先端
部に絶縁性のスリーブを貫通させて取付け、このスリー
ブにパイプ状の電極本体を挿通させ、この電極本体の先
端部の弾性スポンジを浸潤させる導電液を貯える液チャ
ンバをスリーブの基端部に取付けたことを特徴とする請
求項６又は請求項７記載の脳波電極付ヘッドフォン。 - 【請求項９】 請求項１乃至請求項８のうちいずれか記
載の脳波電極付ヘッドフォンに、耳当て部の音声発生部
にタスク情報用の音声信号を供給する音声信号発生装置
と、前記音声発生部からタスク音声情報が被験者に与え
られている間に前記脳波電極付ヘッドフォンの脳波電極
により検出された脳波を解析してストレス度を診断する
脳波解析装置とを備えたことを特徴とするストレス度診
断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000281380A JP2001187034A (ja) | 1999-10-19 | 2000-09-18 | 脳波電極付ヘッドフォン及びストレス度診断装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29737599 | 1999-10-19 | ||
| JP11-297375 | 1999-10-19 | ||
| JP2000281380A JP2001187034A (ja) | 1999-10-19 | 2000-09-18 | 脳波電極付ヘッドフォン及びストレス度診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001187034A true JP2001187034A (ja) | 2001-07-10 |
Family
ID=26561100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000281380A Pending JP2001187034A (ja) | 1999-10-19 | 2000-09-18 | 脳波電極付ヘッドフォン及びストレス度診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001187034A (ja) |
Cited By (15)
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-
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- 2000-09-18 JP JP2000281380A patent/JP2001187034A/ja active Pending
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