JP2001184128A - 流量制御方法及びその装置 - Google Patents

流量制御方法及びその装置

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JP2001184128A
JP2001184128A JP37148699A JP37148699A JP2001184128A JP 2001184128 A JP2001184128 A JP 2001184128A JP 37148699 A JP37148699 A JP 37148699A JP 37148699 A JP37148699 A JP 37148699A JP 2001184128 A JP2001184128 A JP 2001184128A
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Japan
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signal
control valve
flow
flow rate
valve opening
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JP37148699A
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Hideyuki Motohashi
秀行 本橋
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不安定な制御を回避する。 【解決手段】 実流量流量調節弁開度/流量変換手段6
は、実流量調節弁開度信号を流量調節弁開度と流量の変
換特性に応じて演算して実流量信号を出力する。流量/
流量調節弁開度変換手段3は、流量指令値信号を流量と
流量調節弁開度の変換特性に応じて流量調節弁開度信号
を出力する。パルス発生実行条件検出手段7は、流量調
節弁開度信号と実流量調節弁開度信号との偏差信号であ
る流量調節弁開度指令A信号が所定範囲外の場合に、パ
ルス制御信号を所定時間に発生させて流量調節弁の開度
を操作する操作手段9へ出力する。誤差補正制御A手段
11は、流量調節弁開度指令A信号が所定範囲内となっ
た場合に、所定時間より長い所定時間に亘って、誤差A
信号が所定収束範囲に入るように誤差A信号に応じてパ
ルス制御信号より操作量として小さいパルス制御信号を
操作手段9へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水力発電所の水車
を回転させるための水路に流れる水の流量を制御する流
量制御方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の流量制御装置の構成図で
ある。図7において、流量制御装置は、流量指令値入力
手段1と流量比較手段2と流量調節弁ストロ−ク入力手
段4と操作手段9と実流量信号生成手段12と流量調節
弁開度指令信号生成手段13とパルス指令信号生成手段
14とから構成されている。そして、実流量信号生成手
段12は流量調節弁ストロ−ク/流量調節弁開度変換手
段5と実流量流量調節弁開度/流量変換手段6とを有
し、流量調節弁開度指令信号生成手段13は流量/流量
調節弁開度変換手段3と偏差算出手段10とを有し、さ
らに、パルス指令信号生成手段14はパルス発生実行条
件検出手段7とパルス発生手段8を有している。
【0003】以上の構成で、流量指令値入力手段1によ
って図示しない制御所からの流量指令値信号101が入
力されると、流量比較手段2によって実流量信号102
と流量指令値信号101との比較がされる。この比較に
よって流量指令値信号101と実流量信号102との数
値差が予め定める所定範囲外の場合にのみフィードバッ
ク流量制御が実行される。すなわち、実流量信号102
と流量指令値信号101との偏差である数値差が予め定
める所定範囲内の場合、フィードバック流量制御が行わ
れない。この所定範囲は、流量指令値信号に対して収束
し安定するための範囲として設けたものであり、前記所
定範囲内に前記数値差がある場合、仮に制御を行えば却
ってハンチング等が発生し不安定となるためである。
【0004】まず、流量指令値信号101と実流量信号
102との数値差が所定範囲外の場合、流量指令値信号
101が流量指令A信号103として出力される。流量
調節弁開度指令信号生成手段13に備える流量/流量調
節弁開度変換手段3では、予め定める流量と流量調節弁
開度との変換特性に従って、流量指令A信号103を流
量調節弁開度信号104へ変換して流量調節弁開度指令
信号生成手段13に備える偏差算出手段10へ出力す
る。
【0005】一方、流量調節弁ストロ−ク入力手段4に
よって図示しない検出手段からの流量調節弁ストロ−ク
信号105が入力されると、実流量信号生成手段12に
備える流量調節弁ストロ−ク/流量調節弁開度変換手段
5によって、予め定める流量調節弁ストロ−クと流量調
節弁開度との特性に従って実流量調節弁開度信号106
へ変換される。さらに、実流量調節弁開度信号106が
実流量信号生成手段12に備える実流量流量調節弁開度
/流量変換手段6へ入力され、実流量流量調節弁開度/
流量変換手段6に予め定める流量調節弁開度と流量との
特性に従って前述した実流量信号102へ変換され流量
比較手段2へ出力される。
【0006】次に、流量調節弁開度指令信号生成手段1
3に備える偏差算出手段10では、流量調節弁開度信号
104と実流量調節弁開度信号106との偏差が算出さ
れ流量調節弁開度指令A信号107としてパルス指令信
号生成手段14に備えるパルス発生実行条件検出手段7
へ出力される。流量調節弁開度指令A信号107がパル
ス発生実行条件検出手段7へ入力されると、パルス発生
実行条件検出手段7によって、流量調節弁開度指令A信
号107に基づいて流量指令値信号101と実流量信号
102との数値差分に対応するパルス発生数が決定さ
れ、パルス指令信号生成手段14に備えるパルス発生手
段8へパルス発生数を含むパルス発生実行条件信号10
8が作成出力される。パルス発生手段8では、パルス発
生実行条件信号108に応じてパルス指令信号109を
操作手段9へ出力する。操作手段9では、パルス指令信
号109に応じて流量調節弁のストロ−クを駆動させる
操作装置へ操作信号110を出力する。
【0007】これにより、操作手段9によって操作信号
110の量だけ操作装置を介して流量調節弁のストロ−
クを駆動させ、流量調節弁のストロークの量に応じて流
量調節弁が開閉される。この流量調節弁ストロ−クは、
前述した流量調節弁ストロ−ク入力手段4によって流量
調節弁ストロ−ク信号105として入力され、流量調節
弁ストロ−ク/流量調節弁開度変換手段5により実流量
調節弁開度信号106に変換され流量調節弁が調整さ
れ、実流量信号102が流量指令値信号101の値にな
るようにフィ−ドバック制御が行われる。
【0008】このように、実流量検出手段が設置されて
いないことから、フィ−ドバック制御を行うために、こ
の時の流量を実流量調節弁開度信号106から実流量実
流量流量調節弁開度/流量変換手段6により実流量に相
当する実流量信号102として求め、実流量信号102
と流量指令値信号101との比較を流量比較手段2によ
りフィ−ドバック制御として実行する。これにより、流
量指令値信号101と実流量信号102とが所定の範囲
となった時に、制御は一定の指令値に収束し、流量制御
は安定する。
【0009】なお、水力発電所では、水路の水車への流
量を実際に検出する実流量検出手段を設置する場合もあ
るが、小規模の水力発電所や設置場所のない場合、実流
量検出手段が設置されていない水力発電所も多い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す流量制御装置では、流量調節弁開度指令信号生成手
段13に備える流量/流量調節弁開度変換手段3と、実
流量信号生成手段12に備える実流量流量調節弁開度/
流量変換手段6とが屈曲点を有する特性カ−ブで非直線
特性であるため、急激に特性カ−ブが変化する近傍にお
いては、流量/流量調節弁開度変換手段3により変換さ
れる流量調節弁開度信号104と、実流量流量調節弁開
度/流量変換手段6で変換される実流量信号102との
各々に変換誤差が大きく変動し、本来の収束範囲付近で
流量調節弁が繰り返し開閉するという問題があった。
【0011】具体的には、図8に示す流量制御収束範囲
において、流量調節弁制御収束範囲51にパルス指令信
号による流量調節弁開度の偏差信号の値52(流量調節
弁開度指令A信号107)が、一定の指令値(流量指令
値信号101と実流量信号102とが所定範囲内)に安
定した場合に、制御が収束し安定する。
【0012】ところが、流量/流量調節弁開度変換手段
3及び実流量流量調節弁開度/流量変換手段6は屈曲点
を有した非直線的な特性カ−ブのため、屈曲点近傍では
流量調節弁開度信号104に変換される流量指令値信号
101と、実流量調節弁開度信号106から変換される
実流量信号102との間で大きな変換誤差を生じ、しか
も僅かな信号の変化が大きな信号の変化となって変換さ
れたり、大きな信号の変化が小さな信号の変化へ変換さ
れ、変換された信号の変動が大きく現れる。そのため流
量指令値信号101と実流量信号102との偏差が所定
の収束範囲外となり、流量調節弁制御収束範囲51に対
してパルス指令信号による流量調節弁開度の偏差信号の
値52が安定せず、収束範囲付近で流量制御を繰り返し
てしまうという問題があった。
【0013】また、図9は、流量/流量調節弁開度変換
手段3に設ける流量/流量調節弁開度変換特性を示し、
任意の流量は屈曲点を有した非直線的な特性カ−ブであ
って、落差に応じて各々設ける流量/流量調節弁開度特
性カ−ブA61と流量/流量調節弁開度特性カ−ブB6
2と流量/流量調節弁開度特性カ−ブC63とによる均
等配分変換により、その流量に対する流量調節弁開度に
数値変換される。例えば、落差が流量/流量調節弁開度
特性カ−ブA61と流量/流量調節弁開度特性カ−ブB
62の中間であれば、両カーブの中間の値のカーブとな
る。
【0014】ところが、流量64付近のように、特性カ
−ブの屈曲点付近では各々の特性カ−ブの傾きが異なる
ため、均等配分変換では流量64に対する流量調節弁開
度65の値が屈曲点付近で他と比べて大きく変わってし
まう。
【0015】また、図10は、実流量流量調節弁開度/
流量変換手段6の流量調節弁開度/流量変換特性を示
し、任意の流量調節弁開度は屈曲点を有した非直線的な
特性カ−ブであって、誤差に対して各々設ける流量調節
弁開度/流量特性カ−ブA66と流量調節弁開度−流量
特性カ−ブB67と流量調節弁開度−流量特性カ−ブC
68による均等配分変換により、その流量調節弁開度に
対する流量に数値変換される。
【0016】ところが、流量調節弁開度65付近のよう
に、特性カ−ブの屈曲点付近では各々の特性カ−ブの傾
きが異なるため、均等配分変換では流量調節弁開度65
に対する流量69の値が他の部分と比べ大きく変わって
しまうという問題がある。
【0017】また、図9及び図10で示すように、各々
の変換特性において、特性カ−ブの屈曲点付近では各々
の特性カ−ブの傾きが異なるため、各々変換数値が大き
く変わってしまうため、各信号の大きさによって一律の
変換でなく、変換する信号の大きさによって誤差の大き
さが変化して現れる。
【0018】そこで、本発明は、変換特性カーブの屈曲
点近傍の制御においても安定した制御を可能とする流量
制御方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、水力
発電所の水車を回転させるための流量を調節する流量調
節弁のストロ−ク信号に基づいて予め定める変換特性に
よって得られた実流量に相当する実流量信号が制御所か
ら入力される流量指令値信号となるように流量調節弁の
ストロ−ク量を調節して流量の制御を行う流量制御装置
において、流量調節弁ストロ−ク信号を入力するための
流量調節弁ストロ−ク入力手段より流量調節弁ストロ−
ク信号を取り込み、予め定める流量調節弁ストロ−クと
流量調節弁開度との変換特性に応じて演算し実流量調節
弁開度信号を生成すると共に、該実流量調節弁開度信号
を取り込み予め定める流量調節弁開度と流量との変換特
性に応じて演算し実流量に相当する実流量信号を生成す
る実流量信号生成手段と、流量指令値信号を入力するた
めの流量指令値入力手段から取り込まれた流量指令値信
号と実流量信号とを比較し、両信号の偏差が所定範囲外
の場合に流量指令値信号を取り込みフィードバック制御
を開始する流量比較手段と、該手段により流量指令値信
号が取り込まれた場合、予め定める流量と流量調節弁開
度との変換特性に応じて演算し流量指令値信号に対応し
た流量調節弁開度信号を生成すると共に、この生成され
た流量調節弁開度信号と実流量調節弁開度信号との偏差
信号を算出して流量調節弁開度指令信号を生成する流量
調節弁開度指令信号生成手段と、該手段により生成され
た流量調節弁開度指令信号が所定の範囲外の場合に流量
調節弁開度指令信号が所定の範囲へ収束するようにパル
ス指令信号を所定時間に亘って生成させて流量調節弁に
設ける操作装置へ操作手段によって操作信号を出力する
パルス指令信号生成手段と、該手段によって流量調節弁
開度指令信号が所定の範囲内に収束した場合に、所定時
間より長い所定時間に亘って、流量指令値信号と実流量
信号との偏差信号としての誤差信号が所定の収束範囲へ
絞り込むように誤差信号に応じてパルス指令信号より操
作量として小さい補正パルス指令信号を操作手段へ出力
する誤差補正制御手段を設けるようにしたものである。
【0020】請求項1の発明によれば、流量調節弁開度
信号と実流量調節弁開度信号との偏差信号としての流量
調節弁開度指令信号が所定の範囲内となった場合、誤差
信号が所定収束範囲に入るように誤差信号に応じてパル
ス指令信号が操作手段へ出力される。これにより、流量
調節弁開度指令信号が所定の範囲となれば誤差信号が所
定収束範囲とするように絞り込みがされる。従って、流
量調節弁開度と流量との変換特性曲線の急な屈曲点近傍
及び流量と流量調節弁開度との変換特性曲線の急な屈曲
点近傍の変換誤差に起因して収束範囲の近傍で流量調節
弁開度指令信号が不安定な制御を繰り返し、実流量信号
と流量指令値信号との偏差が収束することが困難となる
という制御を解消できる。
【0021】請求項2の発明は、水力発電所の水車を回
転させるための流量を調節する流量調節弁のストロ−ク
信号に基づいて予め定める変換特性によって得られた実
流量に相当する実流量信号が制御所から入力される流量
指令値信号となるように流量調節弁のストロ−ク量を調
節して流量の制御を行う流量制御装置において、流量調
節弁のストロ−ク信号を入力するための流量調節弁スト
ロ−ク入力手段より流量調節弁ストロ−ク信号を取り込
み、予め定める流量調節弁ストロ−クと流量調節弁開度
との変換特性に応じて演算し実流量調節弁開度信号を生
成すると共に、該実流量調節弁開度信号を取り込み予め
定める流量調節弁開度と流量との変換特性に応じて演算
し実流量に相当する実流量信号を生成する実流量信号生
成手段と、流量指令値信号を入力するための流量指令値
入力手段から取り込まれた流量指令値信号と実流量信号
とを比較し、両信号の偏差が所定範囲外の場合に流量指
令値信号を取り込みフィードバック制御を開始する流量
比較手段と、該手段により流量指令値信号が取り込まれ
た場合、予め定める流量と流量調節弁開度との変換特性
に応じて演算し流量指令値信号に対応した流量調節弁開
度信号を生成すると共に、この生成された流量調節弁開
度信号と実流量調節弁開度信号との偏差信号を算出して
流量調節弁開度指令信号を生成する流量調節弁開度指令
信号生成手段と、該手段により生成された流量調節弁開
度指令信号が所定の範囲外の場合に流量調節弁開度指令
信号が所定の範囲へ収束するようにパルス指令信号を所
定時間に亘って生成させて流量調節弁に設ける操作装置
へ操作手段によって操作信号を出力するパルス指令信号
生成手段と、該手段によって流量調節弁開度指令信号が
所定の範囲内に収束した場合に、所定時間より長い第1
所定時間に亘って、流量指令信号と実流量信号との偏差
信号としての誤差信号が第1所定収束範囲へ入るように
誤差信号に応じてパルス指令信号より操作量として小さ
い第1補正パルス指令信号を操作手段へ出力する第1誤
差補正制御手段と、誤差信号が第1所定収束範囲内とな
ったと場合に第1所定時間より長い第2所定時間に亘っ
て、誤差信号が第1所定収束範囲より狭い第2所定収束
範囲に入るように誤差信号に応じて第1補正パルス指令
信号より操作量として小さい第2補正パルス指令信号を
操作手段へ出力する第2誤差補正制御手段とを設けるよ
うにしたものである。
【0022】請求項2の発明によれば、流量調節弁開度
信号と実流量調節弁開度信号との偏差信号としての流量
調節弁開度指令信号が所定の範囲内となった場合、誤差
信号が第1所定収束範囲に入るように誤差信号に応じて
第1パルス指令信号が操作手段へ出力される。さらに、
誤差信号が第1所定収束範囲に入ると第1所定収束範囲
より狭い第2所定収束範囲に入るように誤差信号に応じ
て第2パルス制御信号が操作手段へ出力される。これに
より、流量調節弁開度指令信号が所定の範囲となれば誤
差信号が第1所定収束範囲とするように絞り込みがさ
れ、さらに、第2所定収束範囲とするように絞り込みが
される。従って、流量調節弁開度と流量との変換特性曲
線の急な屈曲点近傍及び流量と流量調節弁開度との変換
特性曲線の急な屈曲点近傍の変換誤差に起因して収束範
囲の近傍で流量調節弁開度指令信号が不安定な制御を繰
り返し、実流量信号と流量指令値信号との偏差が収束す
ることが困難となるという制御を解消できる。
【0023】請求項3の発明は、水力発電所の水車を回
転させるための流量を調節する流量調節弁のストロ−ク
信号に基づいて予め定める変換特性によって得られた実
流量に相当する実流量信号が制御所から入力される流量
指令値信号となるように流量調節弁のストロ−ク量を調
節して流量の制御を行う流量制御方法において、流量調
節弁開度と流量との変換特性に応じて実流量調節弁開度
信号を変換し得られた実流量信号と流量指令値信号との
偏差が所定範囲外の場合に、流量と流量調節弁開度との
変換特性に応じて流量指令値信号を変換し得られた流量
調節弁開度信号と実流量調節弁開度信号との偏差量に応
じてパルス指令信号を出力して流量調節弁を開閉させ、
偏差量が所定範囲内となった場合に予め定めるn段の誤
差補正制御を行い、n段が1段の場合n=1として、実
流量信号と流量指令信号との偏差信号としての偏差信号
が所定収束範囲以内となるように1段の誤差補正制御を
行い、n段が2段以上の場合n=2〜nとして、第(n
−1)段の誤差補正制御によって誤差信号が第(n−
1)の所定収束範囲以内となった場合に、第(n−1)
の所定収束範囲より狭い第nの所定収束範囲とするよう
に順次制御を行い、誤差信号の収束状態に応じて収束範
囲を絞り込むように第1段の誤差補正制御から第n段の
誤差補正制御まで制御を行うようにしたものである。
【0024】請求項3の発明によれば、流量調節弁開度
指令信号が所定値以内となると、順次誤差信号に応じて
収束範囲を絞り込むようにn段の誤差補正制御が行われ
る。従って、流量調節弁開度と流量との変換特性曲線の
急な屈曲点近傍及び流量と流量調節弁開度との変換特性
曲線の急な屈曲点近傍の変換誤差に起因して収束範囲の
近傍で流量調節弁開度指令信号が不安定な制御を繰り返
し、実流量信号と流量指令値信号との偏差が収束するこ
とが困難となるという制御を解消できる。
【0025】請求項4の発明は、請求項3記載の流量制
御方法において、n段が2段以上の場合に、n段の誤差
補正制御は、第(n−1)段の誤差補正制御による第
(n−1)段の所定時間より長い第n段の所定時間に亘
って、第(n−1)段の所定パルスより操作量の小さい
第n段の所定パルスによる第n段のパルス指令信号を出
力するように段数が大きく移行するのに従って、出力す
る所定時間が長く、かつ、所定パルスの操作量を小さく
するようにしたものである。
【0026】請求項4の発明によれば、段数が大きく移
行するに従って制御する所定時間が長く所定パルスの操
作量を小さくするので、収束範囲への絞り込みが除々に
円滑に移行できる。
【0027】請求項5の発明は、予め定める流量調節弁
開度と流量の変換特性とに応じて実流量調節弁開度信号
を変換して実流量信号を生成すると共に、予め定める流
量と流量調節弁開度の特性に応じて流量指令値信号を変
換して流量調節弁開度信号を生成し、該流量調節弁開度
信号を実流量調節弁開度信号との偏差量である流量調節
弁開度指令信号に応じてパルス指令信号を出力して流量
調節弁を開閉させて水車を回転させる流量を制御する流
量制御方法において、変換のための流量調節弁開度と流
量との変換特性は、落差に対応して設ける複数の主な主
特性曲線を用い、該主特性曲線の急な屈曲部分の間に対
応するように補助のための補助特性曲線を追加し、変換
のための流量と流量調節弁開度との変換特性は、落差に
対応して設ける複数の主な主特性曲線を用い、該主特性
曲線の急な屈曲部分の間に対応するように補助のための
補助特性曲線を追加し、変換による誤差を減少させ安定
した流量制御を行うようにしたものである。
【0028】請求項5の発明によれば、流量調節弁開度
と流量の変換特性及び流量と流量調節弁開度の変換特性
を定める複数の主な主特性曲線に対して補助特性曲線が
追加され変換の演算がされるので、変換誤差の減少が図
れる。従って、流量調節弁開度と流量との変換特性曲線
の急な屈曲点近傍及び流量と流量調節弁開度との変換特
性曲線の急な屈曲点近傍の変換誤差に起因して収束範囲
の近傍で流量調節弁開度指令信号が不安定な制御を繰り
返し、実流量信号と流量指令値信号との偏差が収束する
ことが困難となるという制御を解消できる。
【0029】請求項6の発明は、請求項1または請求項
2記載の流量制御装置において、実流量信号生成手段
は、流量調節弁開度と流量との変換特性として、落差に
対応して設ける複数の主な主特性曲線を用い、該主特性
曲線の急な屈曲部分の間に対応するように補助のための
補助特性曲線を追加すると共に、流量調節弁開度指令信
号生成手段は、流量と流量調節弁開度との変換特性とし
て落差に対応して設ける複数の主な主特性曲線を用い、
該主特性曲線の急な屈曲部分の間に対応するように補助
のための補助特性曲線を追加するようにしたものであ
る。
【0030】請求項6の発明によれば、流量調節弁開度
と流量の変換特性及び流量と流量調節弁開度の変換特性
を定める複数の主な主特性曲線に対して補助特性曲線が
追加され変換の演算がされるので、変換誤差の減少が図
れる。従って、流量調節弁開度と流量との変換特性曲線
の急な屈曲点近傍及び流量と流量調節弁開度との変換特
性曲線の急な屈曲点近傍の変換誤差に起因して収束範囲
の近傍で流量調節弁開度指令信号が不安定な制御を繰り
返し、実流量信号と流量指令値信号との偏差が収束する
ことが困難となるという制御を解消できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施
の形態を示す流量制御装置の構成図てある。
【0032】図1において、従来技術を示す図7と同一
符号は、同一部分又は相当部分を示示す。図1に示す第
1実施の形態は、図7に対して、誤差補正制御A手段1
1を追設したことであり、誤差補正制御A手段11は、
誤差補正制御継続時間設定タイマA手段17と誤差補正
制御実行条件検出A手段18と誤差補正用パルス発生A
手段19と論理和演算手段20と偏差算出手段21とを
備えて構成している。
【0033】以上の構成で、流量指令値入力手段1によ
って図示しない制御所からの流量指令値信号101が入
力されると、流量比較手段2によって実流量信号102
と流量指令値信号101との比較がされる。この比較に
よって流量指令値信号101と実流量信号102との数
値差が所定範囲外の場合にのみ、従来技術で説明したよ
うにフィードバック流量制御が実行される。
【0034】まず、流量指令値信号101と実流量信号
102との数値差が所定範囲外の場合、流量指令値信号
101が流量指令A信号103として流量調節弁開度指
令信号生成手段13に備える流量/流量調節弁開度変換
手段3へ出力される。流量/流量調節弁開度変換手段3
では、予め定める流量と流量調節弁開度の変換特性に従
って、流量指令A信号103を流量調節弁開度信号10
4へ変換して偏差算出手段10へ出力する。
【0035】一方、流量調節弁ストロ−ク入力手段4に
よって図示しない検出手段からの流量調節弁ストロ−ク
信号105が入力されると、実流量信号生成手段12に
備える流量調節弁ストロ−ク/流量調節弁開度変換手段
5によって、予め定める流量調節弁ストロ−クと流量調
節弁開度の変換特性に従って実流量調節弁開度信号10
6へ変換される。さらに、実流量調節弁開度信号106
が実流量信号生成手段12に備える実流量流量調節弁開
度/流量変換手段6へ入力され、実流量流量調節弁開度
/流量変換手段6に予め定める流量調節弁開度と流量と
の特性に従って前述した実流量信号102へ変換され流
量比較手段2へ出力される。
【0036】次に、流量調節弁開度指令信号生成手段1
3に備える偏差算出手段10では、流量調節弁開度信号
104と実流量調節弁開度信号106との偏差が算出さ
れ流量調節弁開度指令A信号107としてパルス指令信
号生成手段14に備えるパルス発生実行条件検出手段7
へ出力される。流量調節弁開度指令A信号107がパル
ス発生実行条件検出手段7へ入力されると、パルス発生
実行条件検出手段7では、流量調節弁開度指令A信号1
07に基づいて流量指令値信号101と実流量信号10
2との数値差分に対応するパルス発生数を決定して、パ
ルス指令信号生成手段14に備えるパルス発生手段8へ
パルス発生数を含むパルス発生実行条件信号108を作
成出力する。そして、パルス発生手段8では、論理和演
算手段20を介してパルス発生実行条件信号108に応
じたパルス指令信号109を操作手段9へ出力する。
【0037】次に、流量調節弁開度指令A信号107が
所定の範囲内となると、パルス発生実行条件検出手段7
により不感帯条件A信号111が誤差補正制御継続時間
設定タイマA手段17へ出力される。誤差補正制御継続
時間設定タイマA手段17では、タイマ設定された所定
の時間だけ誤差補正制御使用条件A信号112として誤
差補正制御実行条件検出A手段18へ出力される。
【0038】一方、流量指令A信号103と実流量信号
102との偏差が誤差補正制御A手段11に備える偏差
算出手段21によって算出され得られた誤差A信号11
3が誤差補正制御実行条件検出A手段18へ出力され
る。誤差補正制御A手段11に備える誤差補正制御実行
条件検出A手段18では、誤差補正制御使用条件A信号
112が入力されている所定時間のみ誤差A信号113
が誤差補正制御実行条件A信号114として誤差補正用
パルス発生A手段19へ出力される。誤差補正制御実行
条件A信号114が誤差補正用パルス発生A手段19へ
入力されると、誤差補正用パルス発生A手段19によっ
て補正パルス指令A信号115が論理和演算手段20へ
出力される。
【0039】次に、補正パルス指令A信号115が論理
和演算手段20を介して操作手段9に出力され、操作手
段9から操作信号が流量調節弁のストロ−クを駆動する
操作装置へ出力される。この結果、流量指令値信号10
1と実流量信号102との偏差が所定の収束範囲となる
ように誤差補正制御が行われる。これにより、図2に示
すように流量調節弁開度収束範囲51近辺で不安定に変
動を繰り返していたパルス指令信号による流量調節弁開
度の偏差の値52が、流量制御偏差収束範囲A53に収
束するように補正流量A55による制御が加えられ、最
終的に流量調節弁開度収束範囲51と流量制御偏差収束
範囲A53との間でバランスするように誤差補正制御収
束範囲A54へ入り安定する。
【0040】このように第1実施の形態によれば、流量
調節弁開度収束範囲51近辺で不安定な動作を繰り返し
ていたパルス指令信号による流量調節弁開度偏差の値5
2(流量調節弁開度指令A信号107)が、流量制御偏
差収束範囲A53に収束するように補正流量A55(補
正パルス指令A信号115)による誤差補正制御がさ
れ、最終的に流量調節弁開度収束範囲51と流量制御偏
差収束範囲A53との間でバランスして誤差補正制御収
束範囲A54へ入り安定し、従来の装置にて発生してい
た不安定な制御を防止できる。
【0041】図3は、本発明の第2実施の形態を示す流
量制御装置の構成図である。
【0042】図3において、第1実施の形態を示す図1
と同一符号は、同一部分又は相当部分を示す。図3に示
す第2実施の形態は図1に対して誤差補正制御B手段2
5を追設したことである。
【0043】誤差補正制御B手段25は、誤差補正制御
継続時間設定タイマB手段26と誤差補正制御実行条件
検出B手段27と誤差補正用パルス発生B手段28と偏
差算出手段29とを備えている。なお、誤差補正制御A
手段11Aには、論理和演算手段22を追設している。
【0044】以上の構成で、第1実施の形態と同様に、
まず、流量調節弁開度指令A信号107が所定の範囲内
となると、パルス発生実行条件検出手段7により不感帯
条件A信号111が誤差補正制御A手段11Aに備える
誤差補正制御継続時間設定タイマA手段17へ出力され
る。誤差補正制御継続時間設定タイマA手段17では、
タイマ設定された所定の時間だけ誤差補正制御使用条件
A信号112として誤差補正制御実行条件検出A手段1
8へ出力する。
【0045】一方、流量指令A信号103と実流量信号
102との偏差が誤差補正制御A手段11Aに備える偏
差算出手段21によって算出され得られた誤差A信号1
13が誤差補正制御実行条件検出A手段18へ出力され
る。誤差補正制御実行条件検出A手段18では、誤差補
正制御使用条件A信号112が入力されている所定時間
のみ誤差A信号113が誤差補正制御実行条件A信号1
14として誤差補正制御A手段11Aに備える誤差補正
用パルス発生A手段19へ出力される。誤差補正制御実
行条件A信号114が誤差補正用パルス発生A手段19
へ入力されると、誤差補正用パルス発生A手段19によ
って補正パルス指令A信号115が論理和演算手段22
へ出力される。
【0046】そして、補正パルス指令A信号115が論
理和演算手段20を介して操作手段9に出力され、操作
手段9から操作信号が流量調節弁のストロ−クを駆動す
る操作装置へ出力される。この結果、流量指令値信号1
01と実流量信号102との偏差が所定の収束範囲とな
るように誤差補正制御Aが行われる。
【0047】次に、誤差補正制御B手段25では、誤差
補正制御実行条件検出A手段18から誤差補正制御継続
時間設定タイマB手段26が不感帯条件B信号117を
入力する。一方、誤差B信号118が誤差補正制御実行
条件検出B手段27へ出力される。誤差補正制御継続時
間設定タイマB手段26では、不感帯条件B信号117
を入力すると、タイマ設定された所定時間だけ誤差補正
制御使用条件B信号119を誤差補正制御実行条件検出
B手段27へ出力する。
【0048】誤差補正制御使用条件B信号119が入力
されると、誤差補正制御実行条件検出B手段27では、
誤差B信号118が出力されている時のみに動作し、誤
差補正制御実行条件検出B手段27によって誤差補正用
パルス発生B手段28へ誤差補正制御実行条件B信号1
20が出力される。誤差補正用パルス発生B手段28で
は補正パルス指令B信号121を論理和演算手段22と
論理和演算手段20とを介して操作手段9へ出力し、操
作信号が流量調節弁のストロ−クを駆動する操作装置へ
出力される。この結果、流量指令値信号101と実流量
信号102との偏差が所定の収束範囲となるように制御
する。
【0049】例えば、簡単な例で説明すると、まず、パ
ルス発生実行条件検出手段7によって流量調節弁開度信
号104と実流量調節弁開度信号106との偏差信号で
ある流量調節弁開度指令A信号107が±0.5%の所
定範囲に入るまで、パルス発生実行条件信号108によ
って操作手段9を介して前述した操作装置へ操作信号が
出力される。
【0050】その後、流量調節弁開度指令A信号107
が前述した±0.5%の所定の範囲へ入ったとすると、
不感帯条件A信号111が誤差補正制御継続時間設定タ
イマA手段17へ出力され、誤差補正制御使用条件A信
号112として1分間に亘って誤差補正制御実行条件検
出A手段18へ出力され、誤差補正制御実行条件検出A
手段18によって誤差A信号113に応じた信号が誤差
補正用パルス発生A手段19へ出力される。誤差A信号
113が誤差補正用パルス発生A手段19へ入力される
と、1分間だけ誤差A信号113に応じて補正パルス指
令A信号115が出力される。
【0051】さらに、その後に、誤差補正制御実行条件
検出A手段18によって誤差A信号113が±0.3%
の所定の収束範囲に入ったとすると、不感帯条件B信号
117が誤差補正制御継続時間設定タイマB手段26へ
出力され、誤差補正制御使用条件B信号119として2
分間だけ誤差補正制御実行条件検出B手段27へ出力さ
れ、誤差B信号118に応じた誤差補正制御A手段11
Aより操作量の小さい信号が誤差補正用パルス発生B手
段28へ出力される。このように誤差補正制御A手段1
1Aと誤差補正制御B手段25とにより順次パルス指令
信号の出力時間を長く、かつ、操作量を小さくして収束
範囲を絞り込むように制御が行われる。
【0052】これにより、図4に示すように流量調節弁
開度収束範囲51近傍で不安定に移行していたパルス指
令信号による流量調節弁開度偏差の値52が、流量制御
偏差収束範囲A53に収束するように補正流量A55に
よる誤差補正制御がされ、その後に流量制御偏差収束範
囲B56に収束するように補正流量B58による制御が
される。この結果、最終的に流量調節弁開度収束範囲5
1と流量制御偏差収束範囲A53と流量制御偏差収束範
囲B56との間でバランスして誤差補正制御収束範囲B
57に収束する。
【0053】このように第2実施の形態によれば、第1
実施の形態にて制御を行い、流量指令値信号101と実
流量信号102とが所定の収束範囲となった場合に、誤
差補正制御B手段25によって、流量指令値信号101
と実流量信号102との偏差が所定の収束範囲となるよ
うに制御する。これにより、流量調節弁開度収束範囲5
1近傍で不安定であったパルス指令信号による流量調節
弁開度偏差の値52(流量調節弁開度指令A信号10
7)が、流量制御偏差収束範囲A53に収束するように
補正流量A55(補正パルス指令A信号115)による
制御がされ、さらに、流量制御偏差収束範囲B56へ収
束するように補正流量B58(補正パルス指令B信号1
21)による制御がされる。そして、最終的に流量調節
弁開度収束範囲51と流量制御偏差収束範囲A53と流
量制御偏差収束範囲B56との間でバランスした誤差補
正制御収束範囲B57へ安定に収束する。
【0054】なお、第2実施の形態では、誤差補正制御
A手段11Aと誤差補正制御B手段25の2段制御とし
たが、第3実施の形態あるいは第4実施の形態として段
数を増加してn段として、順次収束範囲を絞り込み、目
的とする収束範囲へ収束させることができる。
【0055】図5及び図6は、本発明の第5実施の形態
による説明図である。
【0056】図5の流量/流量調節弁開度特性におい
て、61は流量/流量調節弁特性カ−ブA、62は流量
/流量調節弁特性カ−ブB、63は流量/流量調節弁特
性カ−ブC、70は流量/流量調節弁補正特性カ−ブ
A、71は流量/流量調節弁補正特性カ−ブBを示して
いる。
【0057】この構成で、図9に示す従来の落差に応じ
て流量/流量調節弁開度の特性を予め定めて特性変換す
る流量/流量調節弁開度変換手段3において均等配分変
換にて誤差を大きく生じる特性カ−ブの中間地点に流量
/流量調節弁開度補正特性カ−ブA70と流量/流量調
節弁開度補正特性カ−ブB71とを補助追加し、誤差を
生じる原因を減少させることにより変換誤差の補正を行
う。これによって、流量/流量調節弁開度の特性カーブ
の屈曲点近傍の流量調節弁開度信号104の急増や急減
の変動が減少される。従って、流量指令A信号103と
実流量信号102との偏差信号の急増や急減の変動が抑
制して流量調節弁開度指令A信号107が所定の収束範
囲へ入り安定した制御がされる。
【0058】以上のように、流量/流量調節弁開度補正
特性カ−ブA70と流量/流量調節弁開度補正特性カ−
ブB71により、均等配分変換にて生じる誤差を減少さ
せることができ、安定した制御ができる。
【0059】また、図6の流量調節弁開度/流量特性に
おいて、66は流量調節弁開度/流量特性カ−ブA、6
7は流量調節弁開度/流量特性カ−ブB、68は流量調
節弁開度/流量特性カ−ブC、72は流量調節弁開度/
流量補正特性カ−ブA、73は流量調節弁開度/流量補
正特性カ−ブBを示している。
【0060】この構成で、図10に示す従来の落差に応
じて実流量流量調節弁開度/流量の特性を定めて特性変
換する実流量流量調節弁開度/流量変換手段6におい
て、均等配分変換にて誤差を大きく生じる特性−ブの中
間地点に流量調節弁開度/流量補正特性カ−ブA72と
流量調節弁開度/流量補正特性カ−ブB73を補助追加
し、誤差を生じる原因を減少させることにより変換誤差
の補正を行う。これにより、流量調節弁開度/流量の特
性カーブの屈曲点近傍における実流量信号102の急増
や急減の変動が減少される。従って、流量調節弁開度指
令A信号107が所定の収束範囲へ入り安定した制御が
できる。
【0061】このように、流量調節弁開度/流量補正特
性カ−ブA72と流量調節弁開度/流量補正特性カ−ブ
B73により、均等配分変換にて生じる誤差を小さくす
ることができ、安定した制御ができる。
【0062】なお、第5実施の形態の変形例として、、
図5に示す補正特性カーブである流量/流量調節弁開度
補正特性カ−ブA70と流量/流量調節弁開度補正特性
カ−ブB71とを用い、さらに、図6に示す流量調節弁
開度/流量補正特性カ−ブA72と流量調節弁開度/流
量補正特性カ−ブB73とを用いたものである。
【0063】この構成で、従来の流量調節弁開度指令信
号生成手段13に備える流量/流量調節弁開度変換手段
3及び実流量信号生成手段12に備える実流量流量調節
弁開度/流量変換手段6に均等配分変換にて誤差を大き
く生じる特性カ−ブの中間地点に流量/流量調節弁開度
補正特性カ−ブA70と流量/流量調節弁開度補正特性
カ−ブB71と流量調節弁開度/流量補正特性カ−ブA
72と流量調節弁開度/流量補正特性カ−ブB73とを
補助追加し、誤差を生じる原因を減少させることにより
変換誤差の補正を行う。これにより、各特性カーブの近
傍の変換に伴う実流量信号102及び流量調節弁開度信
号104の急増や急減の変動が大幅に減少され、流量調
節弁開度指令A信号107が所定の収束範囲へ入り、安
定する。
【0064】このように、流量/流量調節弁開度補正特
性カ−ブA70と流量/流量調節弁開度補正特性カ−ブ
B71と流量調節弁開度/流量補正特性カ−ブA72と
流量調節弁開度/流量補正特性カ−ブB73により、均
等配分変換にて生じる誤差を小さくすることができ、安
定した制御ができる。
【0065】次に、本発明の第6実施の形態を図1、図
3、図5、図6を参照して説明する。
【0066】第6実施の形態は、図1に示す流量制御装
置において、図5に示す補正特性カーブである流量/流
量調節弁開度補正特性カ−ブA70と流量/流量調節弁
開度補正特性カ−ブB71とを用いると共に、図6に示
す流量調節弁開度/流量補正特性カ−ブA72と流量調
節弁開度/流量補正特性カ−ブB73とを用いたもので
ある。
【0067】この構成で、流量調節弁開度指令信号生成
手段13に備える流量/流量調節弁開度変換手段3及び
実流量信号生成手段12に備える実流量流量調節弁開度
/流量変換手段6に均等配分変換にて誤差を大きく生じ
る特性カ−ブの中間地点に流量/流量調節弁開度補正特
性カ−ブA70と流量/流量調節弁開度補正特性カ−ブ
B71と流量調節弁開度/流量補正特性カ−ブA72と
流量調節弁開度/流量補正特性カ−ブB73を補助追加
し、誤差を生じる原因を減少させる。
【0068】一方、誤差補正制御A手段11により、パ
ルス発生実行条件検出手段7からの不感帯条件A信号1
11が入力すると誤差補正制御継続時間設定タイマA手
段17から、タイマ設定された時間だけ誤差補正制御使
用条件A信号112が出力される。誤差補正制御実行条
件検出A手段18では、誤差A信号113が出力されて
いる時のみに動作する誤差補正用パルス発生A手段19
が、補正パルス指令A信号115を操作手段9に出力
し、出力制限を調整し、流量指令値信号101と実流量
信号102との偏差が収束するように制御する。
【0069】これにより、流量調節弁開度収束範囲51
近辺で不安定な動作を繰り返していたパルス指令信号に
よる流量調節弁開度偏差の値52が、流量制御偏差収束
範囲A53に収束するように補正流量A55による誤差
補正制御がされ、最終的に流量調節弁開度収束範囲51
と流量制御偏差収束範囲A53との間でバランスした誤
差補正制御収束範囲A54に安定する。
【0070】このように第6実施の形態によれば、流量
/流量調節弁開度補正特性カ−ブA70と流量/流量調
節弁開度補正特性カ−ブB71と流量調節弁開度/流量
補正特性カ−ブA72と流量調節弁開度/流量補正特性
カ−ブB73により、均等配分変換にて生じる誤差を小
さくすることができる。さらに、誤差補正制御A手段1
1により、流量指令値信号101と実流量信号102と
が所定の範囲となるように変換誤差を補正制御をする。
従って、流量調節弁開度収束範囲51近辺で不安定な動
作を繰り返していたパルス制御信号による流量調節弁開
度偏差の値52は、流量制御偏差収束範囲A53に収束
するように補正流量A55による誤差補正制御がされ、
最終的に流量調節弁開度収束範囲51と流量制御偏差収
束範囲A53との間でバランスした誤差補正制御収束範
囲A54に安定し、従来の装置にて発生していた制御の
不安定な変動を防止できる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、流量調節弁開度指令信号が所定の範囲内となった
場合、誤差信号が所定収束範囲に入るように誤差信号に
応じて絞り込みをするので、流量調節弁開度と流量との
変換特性曲線の屈曲点近傍及び流量と流量調節弁開度と
の変換特性曲線の屈曲点近傍の変換誤差に起因して流量
指令値信号と実流量信号との偏差が所定収束範囲へ収束
することが困難となるという制御を解消できる。
【0072】また、請求項2の発明によれば、流量調節
弁開度指令信号が所定の範囲となれば誤差信号が第1所
定収束範囲とするように絞り込みを行い、さらに、第2
所定収束範囲とするように絞り込みとするので、流量調
節弁開度と流量との変換特性曲線の急な屈曲点近傍及び
流量と流量調節弁開度との変換特性曲線の急な屈曲点近
傍の変換誤差に起因して流量指令値信号と実流量信号と
の偏差が所定収束範囲へ収束することが困難となるとい
う制御を解消できる。
【0073】また、請求項3の発明によれば、流量調節
弁開度指令信号が所定値以内となると、順次誤差信号に
応じて収束範囲を絞り込むようにn段の誤差補正制御が
行われる。従って、流量調節弁開度と流量との変換特性
曲線の急な屈曲点近傍及び流量と流量調節弁開度との変
換特性曲線の急な屈曲点近傍の変換誤差に起因して流量
指令値信号と実流量信号との偏差が所定収束範囲へ収束
することが困難となるという制御を解消できる。
【0074】また、請求項4の発明によれば、段数が大
きく移行するに従って制御する所定時間が長く所定パル
スの操作量を小さくするので、収束範囲への絞り込みの
が除々に円滑に移行できる。
【0075】請求項5の発明によれば、流量調節弁開度
と流量の変換特性及び流量と流量調節弁開度の変換特性
を定める複数の主な主特性曲線に対して補助特性曲線が
追加され変換の演算がされるので、変換誤差の減少を図
るので、流量調節弁開度と流量との変換特性曲線の急な
屈曲点近傍及び流量と流量調節弁開度との変換特性曲線
の急な屈曲点近傍の変換誤差に起因して流量指令値信号
と実流量信号との偏差が所定収束範囲へ収束することが
困難となるという制御を解消できる。
【0076】また、請求項6の発明によれば、流量調節
弁開度と流量の変換特性及び流量と流量調節弁開度の変
換特性を定める複数の主な主特性曲線に対して補助特性
曲線が追加され変換の演算がされるので、変換誤差の減
少を図れるので、流量調節弁開度と流量との変換特性曲
線の急な屈曲点近傍及び流量と流量調節弁開度との変換
特性曲線の急な屈曲点近傍の変換誤差に起因して流量調
節弁開度指令信号がハンチングするように不安定となる
制御を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す流量制御装置の
構成図である。
【図2】第1実施の形態の収束範囲を示す作用図であ
る。
【図3】本発明の第2実施の形態を示す流量制御装置の
構成図である。
【図4】第2実施の形態の収束範囲を示す作用図であ
る。
【図5】本発明の第5実施の形態及び第6実施の形態を
示す水車流量と流量調節弁開度との特性曲線図である。
【図6】本発明の第5実施の形態及び第6実施の形態を
示す流量調節弁開度と水車流量との特性曲線図である。
【図7】従来の流量制御装置の構成図である。
【図8】従来の収束範囲を示す作用図である。
【図9】従来の水車流量と流量調節弁開度との特性曲線
図である。
【図10】従来の流量調節弁開度と水車流量との特性曲
線図である。
【符号の説明】 1 流量指令値入力手段 2 流量比較手段 3 流量/流量調節弁開度変換手段 4 流量調節弁ストロ−ク入力手段 5 流量調節弁ストロ−ク/流量調節弁開度変換手段 6 実流量流量調節弁開度/流量変換手段 7 パルス発生実行条件検出手段 8 パルス発生手段 9 操作手段 10,21,29 偏差算出手段 11 誤差補正制御A手段 12 実流量信号生成手段 13 流量調節弁開度指令信号生成手段 14 パルス指令信号生成手段 17 誤差補正制御継続時間設定タイマA手段 18 誤差補正制御実行条件検出A手段 19 誤差補正用パルス発生A手段 20,22 論理和演算手段 25 誤差補正制御B手段 26 誤差補正制御継続時間設定タイマB手段 27 誤差補正制御実行条件検出B手段 28 誤差補正用パルス発生B手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水力発電所の水車を回転させるための流
    量を調節する流量調節弁のストロ−ク信号に基づいて予
    め定める変換特性によって得られた実流量に相当する実
    流量信号が制御所から入力される流量指令値信号となる
    ように前記流量調節弁のストロ−ク量を調節して流量の
    制御を行う流量制御装置において、 前記流量調節弁のストロ−ク信号を入力するための流量
    調節弁ストロ−ク入力手段より流量調節弁ストロ−ク信
    号を取り込み、予め定める流量調節弁ストロ−クと流量
    調節弁開度との変換特性に応じて演算し実流量調節弁開
    度信号を生成すると共に、該実流量調節弁開度信号を取
    り込み予め定める流量調節弁開度と流量との変換特性に
    応じて演算し実流量に相当する実流量信号を生成する実
    流量信号生成手段と、 前記流量指令値信号を入力するための流量指令値入力手
    段から取り込まれた流量指令値信号と前記実流量信号と
    を比較し、両信号の偏差が所定範囲外の場合に前記流量
    指令値信号を取り込みフィードバック制御を開始する流
    量比較手段と、 該手段により前記流量指令値信号が取り込まれた場合、
    予め定める流量と流量調節弁開度との変換特性に応じて
    演算し前記流量指令値信号に対応した流量調節弁開度信
    号を生成すると共に、この生成された流量調節弁開度信
    号と前記実流量調節弁開度信号との偏差信号を算出して
    流量調節弁開度指令信号を生成する流量調節弁開度指令
    信号生成手段と、 該手段により生成された流量調節弁開度指令信号が所定
    の範囲外の場合に前記流量調節弁開度指令信号が前記所
    定の範囲へ収束するようにパルス指令信号を所定時間に
    亘って生成させて前記流量調節弁に設ける操作装置へ操
    作手段によって操作信号を出力するパルス指令信号生成
    手段と、 該手段によって前記流量調節弁開度指令信号が前記所定
    の範囲内に収束した場合に、前記所定時間より長い所定
    時間に亘って、前記流量指令値信号と前記実流量信号と
    の偏差信号としての誤差信号が所定の収束範囲へ絞り込
    むように誤差信号に応じて前記パルス指令信号より操作
    量として小さい補正パルス指令信号を前記操作手段へ出
    力する誤差補正制御手段を備えることを特徴とする流量
    制御装置。
  2. 【請求項2】 水力発電所の水車を回転させるための流
    量を調節する流量調節弁のストロ−ク信号に基づいて予
    め定める変換特性によって得られた実流量に相当する実
    流量信号が制御所から入力される流量指令値信号となる
    ように前記流量調節弁のストロ−ク量を調節して流量の
    制御を行う流量制御装置において、 前記流量調節弁のストロ−ク信号を入力するための流量
    調節弁ストロ−ク入力手段より流量調節弁ストロ−ク信
    号を取り込み、予め定める流量調節弁ストロ−クと流量
    調節弁開度との変換特性に応じて演算し実流量調節弁開
    度信号を生成すると共に、該実流量調節弁開度信号を取
    り込み予め定める流量調節弁開度と流量との変換特性に
    応じて演算し実流量に相当する実流量信号を生成する実
    流量信号生成手段と、 前記流量指令値信号を入力するための流量指令値入力手
    段から取り込まれた流量指令値信号と前記実流量信号と
    を比較し、両信号の偏差が所定範囲外の場合に前記流量
    指令値信号を取り込みフィードバック制御を開始する流
    量比較手段と、 該手段により前記流量指令値信号が取り込まれた場合、
    予め定める流量と流量調節弁開度との変換特性に応じて
    演算し前記流量指令値信号に対応した流量調節弁開度信
    号を生成すると共に、この生成された流量調節弁開度信
    号と前記実流量調節弁開度信号との偏差信号を算出して
    流量調節弁開度指令信号を生成する流量調節弁開度指令
    信号生成手段と、 該手段により生成された流量調節弁開度指令信号が所定
    の範囲外の場合に前記流量調節弁開度指令信号が前記所
    定の範囲へ収束するようにパルス指令信号を所定時間に
    亘って生成させて前記流量調節弁に設ける操作装置へ操
    作手段によって操作信号を出力するパルス指令信号生成
    手段と、 該手段によって前記流量調節弁開度指令信号が前記所定
    の範囲内に収束した場合に、前記所定時間より長い第1
    所定時間に亘って、前記流量指令信号と前記実流量信号
    との偏差信号としての誤差信号が第1所定収束範囲へ入
    るように誤差信号に応じて前記パルス指令信号より操作
    量として小さい第1補正パルス指令信号を前記操作手段
    へ出力する第1誤差補正制御手段と、 前記誤差信号が前記第1所定収束範囲内となったと場合
    に前記第1所定時間より長い第2所定時間に亘って、前
    記誤差信号が前記第1所定収束範囲より狭い第2所定収
    束範囲に入るように誤差信号に応じて前記第1補正パル
    ス指令信号より操作量として小さい第2補正パルス制御
    信号を前記操作手段へ出力する第2誤差補正制御手段と
    を備えることを特徴とする流量制御装置。
  3. 【請求項3】 水力発電所の水車を回転させるための流
    量を調節する流量調節弁のストロ−ク信号に基づいて予
    め定める変換特性によって得られた実流量に相当する実
    流量信号が制御所から入力される流量指令値信号となる
    ように前記流量調節弁のストロ−ク量を調節して流量の
    制御を行う流量制御方法において、 流量調節弁開度と流量との変換特性に応じて実流量調節
    弁開度信号を変換し得られた実流量信号と流量指令値信
    号との偏差が所定範囲外の場合に、流量と流量調節弁開
    度との変換特性に応じて流量指令値信号を変換し得られ
    た流量調節弁開度信号と前記実流量調節弁開度信号との
    偏差量に応じてパルス指令信号を出力して流量調節弁を
    開閉させ、前記偏差量が所定範囲内となった場合に予め
    定めるn段の誤差補正制御を行い、 前記n段が1段の場合n=1として、前記実流量信号と
    前記流量指令信号との偏差信号としての偏差信号が所定
    収束範囲以内となるように1段の誤差補正制御を行い、 前記n段が2段以上の場合n=2〜nとして、第(n−
    1)段の誤差補正制御によって前記誤差信号が第(n−
    1)の所定収束範囲以内となった場合に、前記第(n−
    1)の所定収束範囲より狭い第nの所定収束範囲とする
    ように順次制御を行い、 前記誤差信号の収束状態に応じて収束範囲を絞り込むよ
    うに第1段の誤差補正制御から第n段の誤差補正制御ま
    で制御を行うことを特徴とする流量制御方法。
  4. 【請求項4】 前記n段が2段以上の場合に、前記n段
    の誤差補正制御は、前記第(n−1)段の誤差補正制御
    による前記第(n−1)段の所定時間より長い第n段の
    所定時間に亘って、前記第(n−1)段の所定パルスよ
    り操作量の小さい第n段の所定パルスによる第n段のパ
    ルス指令信号を出力するように段数が大きく移行するの
    に従って、出力する所定時間が長く、かつ、所定パルス
    の操作量を小さくすることを特徴とする請求項3記載の
    流量制御方法。
  5. 【請求項5】 予め定める流量調節弁開度と流量の変換
    特性とに応じて実流量調節弁開度信号を変換して実流量
    信号を生成すると共に、予め定める流量と流量調節弁開
    度の特性に応じて流量指令値信号を変換して流量調節弁
    開度信号を生成し、該流量調節弁開度信号を前記実流量
    調節弁開度信号との偏差量である流量調節弁開度指令信
    号に応じてパルス指令信号を出力して流量調節弁を開閉
    させて水車を回転させる流量を制御する流量制御方法に
    おいて、 前記変換のための流量調節弁開度と流量との変換特性
    は、落差に対応して設ける複数の主な主特性曲線を用
    い、該主特性曲線の急な屈曲部分の間に対応するように
    補助のための補助特性曲線を追加し、前記変換のための
    流量と流量調節弁開度との変換特性は、落差に対応して
    設ける複数の主な主特性曲線を用い、該主特性曲線の急
    な屈曲部分の間に対応するように補助のための補助特性
    曲線を追加し、変換による誤差を減少させ安定した流量
    制御を行うことを特徴とする流量制御方法。
  6. 【請求項6】 前記実流量信号生成手段は、前記流量調
    節弁開度と流量との変換特性として、落差に対応して設
    ける複数の主な主特性曲線を用い、該主特性曲線の急な
    屈曲部分の間に対応するように補助のための補助特性曲
    線を追加すると共に、前記流量調節弁開度指令信号生成
    手段は、前記流量と流量調節弁開度との変換特性として
    落差に対応して設ける複数の主な主特性曲線を用い、該
    主特性曲線の急な屈曲部分の間に対応するように補助の
    ための補助特性曲線を追加することを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の流量制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114237312A (zh) * 2021-11-08 2022-03-25 中国电建集团华东勘测设计研究院有限公司 一种有无压管道混连的输水发电系统阀门及机组联合精准调控方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114237312A (zh) * 2021-11-08 2022-03-25 中国电建集团华东勘测设计研究院有限公司 一种有无压管道混连的输水发电系统阀门及机组联合精准调控方法
CN114237312B (zh) * 2021-11-08 2023-09-19 中国电建集团华东勘测设计研究院有限公司 一种有无压管道混连的输水发电系统阀门及机组联合精准调控方法

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