JP2001184081A - 情報処理装置及びその方法並びにプログラム格納媒体 - Google Patents

情報処理装置及びその方法並びにプログラム格納媒体

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JP2001184081A
JP2001184081A JP37019299A JP37019299A JP2001184081A JP 2001184081 A JP2001184081 A JP 2001184081A JP 37019299 A JP37019299 A JP 37019299A JP 37019299 A JP37019299 A JP 37019299A JP 2001184081 A JP2001184081 A JP 2001184081A
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Hideo Sato
英雄 佐藤
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Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディジタル出力から出力される音楽コンテンツ
に対する不正コピーを防止し得る情報処理装置及びその
方法並びにプログラム格納媒体を提案する。 【解決手段】コンテンツから記録を制限する記録制限情
報を抽出し、抽出された記録制限情報に基づいて記録用
出力手段から出力されるディジタルデータでなるコンテ
ンツを記録無効のディジタルデータに変換することによ
り、例えばネットワークを介して不特定多数の端末装置
に配信されたコンテンツについての著作権侵害行為を有
効に抑制し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置及びそ
の方法並びにプログラム格納媒体に関し、例えば音楽デ
ータ等のコンテンツに対する著作権を保護する情報処理
装置及びその方法並びにプログラム格納媒体に適用して
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネット等のネットワーク
を介して通信端末装置間で情報の授受を行う通信システ
ムにおいて、当該情報として音楽コンテンツの授受を行
うようになってきている。
【0003】この通信システムにおいて、例えばFTP
(File Transfer Protocol)サイトやWebサイト等のサ
イトは、アップロードされた音楽コンテンツをインター
ネットを介して各パーソナルコンピュータ装置(以下、
これをコンピュータ装置と呼ぶ)に配信する。各コンピ
ュータ装置では、サイトから配信された音楽コンテンツ
を内部のハードディスクに記録し、これを任意のタイミ
ングで再生する。これによりユーザは、サイトから配信
された種々の音楽を聞くようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかる通信シ
ステムにおいて、サイトは、著作権者に無許可で音楽コ
ンテンツを第3者が所有するコンピュータ装置に配信し
てしまうという著作権侵害が生じてしまう。
【0005】従って、かかる著作権侵害を解決する方法
として、制御コードを音楽コンテンツに埋め込むことに
より、ディジタル信号のまま無制限にコピーを繰り返す
ことに対して禁じるSCMS(Serial Copy Management
System) と呼ばれる情報提供システムや、音楽コンテン
ツに電子透かし情報(以下、これををウォーターマーク
と呼ぶ)を埋め込むことにより、ダウンロードを禁じる
情報提供システムが提案されている。
【0006】この情報提供システムにおいて、図20
は、コンピュータ装置1の機能ブロックを示し、例えば
WM検出対応ソフトウェア4は、インターネットエクス
プローラ等のソフトウェア2を介してダウンロードされ
てくる音楽データD11に対してウォーターマークや制
御コードの有無を常時監視する。
【0007】ここでWM検出対応ソフトウェア4は、ウ
ォーターマークや制御コードを検出したとき、ダウンロ
ードを停止するようになされている。従ってコンピュー
タ装置1は、外部録音機器6に音楽データD11を出力
しない。従って、外部録音機器6は、音楽データD11
を記録しない。かくしてコンピュータ装置1は、ウォー
ターマークや制御コードが埋め込まれている音楽データ
D11を外部録音機器6にコピーする不正コピーを防止
する。
【0008】しかしながら、コンピュータ装置1は、例
えば音楽データをダウンロードしながら、当該音楽デー
タから得られる音声をスピーカより出力するストリーミ
ングを行う場合、ダウンロードされてくる音楽データD
11をソフトウェア2からWM検出対応ソフトウェア4
又はWM非検出対応ソフトウェア3を介してサウンドボ
ード5に送出する。
【0009】サウンドボード5は、図21に示すよう
に、音楽データD11を音声信号処理部9を介してディ
ジタルインターフェイス10及びD/Aコンバータ11
に送出する。
【0010】D/Aコンバータ11は、音楽データD1
1に対して所定のアナログ変換処理を施すことにより、
アナログ信号S1を生成し、これをアンプ7を介してス
ピーカ8に送出する。スピーカ8は、D/Aコンバータ
11から供給されたアナログ信号S1に応じて音声を出
力する。
【0011】一方、ディジタルインターフェイス10
は、音声信号処理部9から供給された音楽データD11
をウォーターマークや制御コードの有無にかかわらず外
部録音機器6に出力してしまう。従って外部録音機器6
は、配信された音楽データD1にウォーターマークや制
御コードが埋め込まれていても、当該音楽データD1を
ディジタルインターフェイス10を介して入力すること
により、これを記録し得ることになる。
【0012】このように、コンピュータ装置1は、スト
リーミングを行うと、WMの有無にかかわらずサウンド
ボード5を介してディジタル出力(ディジタルインター
フェイス10)から音楽データD1を外部録音機器6に
出力することにより、当該外部録音機器6に対して音楽
データD1を記録させてしまう不正コピーを防止し得な
い問題があった。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、例えばネットワークを介して不特定多数の端末装置
に配信されたコンテンツについての著作権侵害行為を有
効に抑制し得る情報処理装置及びその方法並びにプログ
ラム格納媒体を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、コンテンツから記録を制限する記
録制限情報を抽出し、抽出された記録制限情報に基づい
て記録用出力手段から出力されるディジタルデータでな
るコンテンツを記録無効のディジタルデータに変換する
ことにより、例えばネットワークを介して不特定多数の
端末装置に配信されたコンテンツについての著作権侵害
行為を有効に抑制し得る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0016】(1)第1の実施の形態 図1において100は全体として情報提供システムを示
し、インターネット等のネットワーク20を介してウェ
ブサイト10と情報処理装置としてのパーソナルコンピ
ュータ装置30とが接続される。またパーソナルコンピ
ュータ装置30には、IEC(International Electrote
chnical Commission) 958ケーブル101を介して外
部録音機器50が接続された構成を有する。
【0017】情報提供システムにおいて、電子透かし情
報埋込装置1は、入力されたオーディオ信号S10に対
して、音楽コンテンツ(オーディオ信号)の記録(コピ
ー)を制限する電子透かし情報S11を音響を損ねない
ように埋め込んだ後、当該電子透かし情報付きオーディ
オ信号S15をコンパクトディスク(CD:Compact Dis
k )2に記録する。
【0018】ウェブサイト10では、CD(Compact Dis
k)2から得られる電子透かし情報付きオーディオ信号S
15に対して例えばATRAC3(Adaptive Transform
Acoustic Coding 3)等の圧縮化方式で圧縮処理を施した
後、これを音楽コンテンツとしてネットワーク20を介
してパーソナルコンピュータ装置30に配信する。
【0019】パーソナルコンピュータ装置30は、ネッ
トワーク20を介して配信される音楽コンテンツに対し
て元の音楽データ(電子透かし情報付きオーディオ信号
S15)に復元する伸長処理を行い、これに電子透かし
情報が埋め込まれている場合は、当該元の音楽データを
消音することにより得られた無音データD12をIEC
958ケーブル101を介して外部録音機器50に出力
する。外部録音機器50は、パーソナルコンピュータ装
置30から供給された無音データD12を当該外部録音
機器50に装填されているメモリカード等の記録媒体
(図示せず)に記録(コピー)するようになされてい
る。
【0020】因みにIEC958ケーブル101は、デ
ィジタル録音機器に対して情報の入出力を実現するIE
C958インターフェイス専用のケーブルである。
【0021】電子透かし情報埋込装置1は、図2に示す
ように、端子2を介して入力されるオーディオ信号S1
0をFFT(Fast Fourier Transformation) 処理回路4
に受ける。FFT処理回路4は、オーディオ信号S10
を時間領域から周波数領域に変換して周波数スペクトラ
ムS12を生成し、これを可変フィルタ回路6に送出す
る。
【0022】また電子透かし情報埋込装置1は、端子3
を介して入力された電子透かし情報S11を乗算回路5
に送出する。乗算回路5は、電子透かし情報S11に微
小振幅のPN(Pseudo Noise: 疑似ランダム雑音)系列
信号S20を乗じることで、電子透かし情報S11を広
い周波数帯域にスペクトラム拡散した微小レベルの振幅
の電子透かし情報信号S13を生成し、当該電子透かし
情報信号S13を可変フィルタ回路6に送出する。
【0023】可変フィルタ回路6は、周波数スペクトラ
ムS12に応じたフィルタ特性で電子透かし情報信号S
13をフィルタ処理することにより、電子透かし情報信
号S14として加算回路7に送出する。
【0024】加算回路7は、端子2から供給されたオー
ディオ信号S10と、可変フィルタ回路6から供給され
た電子透かし情報信号S14とを加算することにより、
電子透かし情報が埋め込まれた電子透かし情報付きオー
ディオ信号S15を生成する。このときオーディオ信号
S10に電子透かし情報信号S14を埋め込むための埋
め込み処理では、オーディオ信号S10を構成する所定
数のサンプルからなるモジュールを単位として行われ、
電子透かし情報信号S14をオーディオ信号S10の全
体、あるいは一部に埋め込む。
【0025】加算回路56は、電子透かし情報付きオー
ディオ信号S15を記憶手段(図示せず)に出力するこ
とにより、図1に示したコンパクトディスク2に記録す
る。
【0026】ウェブサイト10(図1)は、図3(A)
に示すように、コンパクトディスク2から供給される電
子透かし情報付きオーディオ信号S15に対してQMF
(Quadrature Mirror Filter)等の音声分割フィルタにお
いて4分割の帯域に分割し(図4(A)Band1〜B
and4)、当該分割した各帯域に対してMDCT(Mod
ified Discrete Cosine Tramsform)変換処理を行うこと
により、各帯域に対して256本の周波数スペクトル係
数を生成(図4(B)Band1〜Band4)する。
【0027】以降の処理においては、全てフレーム単位
で行われる。実際にはMDCT変換処理を行ってからは
スペクトル係数の本数分存在しており、複数のスペクト
ル係数をそれぞれ平行して処理するが、ここでは1系統
の信号処理のみを説明する。
【0028】ウェブサイト10は、生成した周波数スペ
クトル係数が音程等の強く連続した信号成分であるトー
ン成分からなるトーン成分周波数スペクトル係数S16
と、ノイズ等の非連続である非トーン成分からなる非ト
ーン成分周波数スペクトル係数S17とに分離し、これ
らを符号化データとして置き換える符号化処理を行うこ
とにより、トーン成分データD18あるいは、非トーン
成分データD19を生成する。
【0029】そしてウェブサイト10は、それぞれ生成
した各成分データ(D18、D19)をハフマン符号に
よる可変長符号化処理を行うことにより、音楽データD
20を生成する。さらにウェブサイト10は、パーソナ
ルコンピュータ装置30からダウンロードの命令を受信
したとき、音楽データD20(電子透かし情報付きオー
ディオ信号S15)をパーソナルコンピュータ装置30
に配信するようになされている。
【0030】パーソナルコンピュータ装置30は、図5
に示すように、CPU(Central Proccessing Unit)31
に対してバスBUSを介してROM(Read Only Memory)
32と、RAM(Randam Access Memory)33と、各回路
部とが接続された構成を有する。CPU31は、パーソ
ナルコンピュータ装置30を作動させる(電源を入れ
る)命令を受信すると、ROM32に書き込まれるプロ
グラムを読み出し、当該読み出したプログラムをRAM
33上に展開して種々の処理を実行するようになされて
いる。
【0031】ここで、ユーザがキーボード等の入力手段
(図示せず)を介して所望の音楽コンテンツのダウンロ
ード命令を入力すると、CPU31は、当該ダウンロー
ド命令に応じてハードディスクドライブ34のハードデ
ィスクに格納されている音声信号処理プログラムを読み
出し、当該読み出した音声信号処理プログラムをRAM
33上に展開することにより、ダウンロード処理を実行
する。ダウンロード処理において、CPU31は、音楽
コンテンツ(音楽データ)を圧縮前の音声データに復元
した後、これをダウンロードしながら、当該音楽データ
から得られる音声をスピーカ(図示せず)より出力する
ストリーミングを実行するようになされている。因みに
ストリーミングは、ダウンロードされる音楽コンテンツ
をハードディスクドライブのハードディスクに残さない
ようになされている。
【0032】ここで、ネットワーク20を介して配信さ
れる音楽データには、当該音楽データの記録(コピー)
を制限する記録制限情報としての制御コード又は電子透
かし情報が必要に応じて埋め込まれている。
【0033】因みに制御コードは、当該音楽データ中に
含まれており、ディジタル信号のまま無制限にコピーを
繰り返すことを禁じるSCMS(Serial Copy Manegemen
t Sysytem)からなる。
【0034】図6は、CPU31が音声信号処理プログ
ラムを実行する際のブロック図を示し、通信インターフ
ェイス(図5)を介して受信した音楽データD50は、
信号処理部31A及び制御信号抽出部31Bに入力され
る。
【0035】信号処理部31Aは、図3(B)に示すよ
うに、音楽データD50に対してハフマン符号による可
変長復号化処理を行うことにより得られたトーン成分デ
ータD48及び非トーン成分データD49に対してそれ
ぞれ周波数スペクトル係数に変換する所定の復号化処理
を行うことにより、トーン成分周波数スペクトル係数S
46及び非トーン成分周波数スペクトル係数S47を生
成する。
【0036】そして信号処理部31Aは、生成した各周
波数スペクトル係数を合成し、IMDCT(Inverse Mod
ified Discrete Cosine Transform)変換処理を行い、音
声合成フィルタを介して圧縮前の音楽データD1(図4
(C)D1)を生成し、これに対してダウンロード処理
プログラムを実行する。
【0037】さらに信号処理部31Aは、伸張処理なさ
れた音楽データD1を所定の間バッファ(図示せず)に
蓄えた後、当該音楽データD1をサウンドボード35に
送出する。
【0038】サウンドボード35は、信号処理部31A
から供給された音楽データD1をディジタルインターフ
ェイス37及びミュート回路38を順次介して外部録音
機器50(図1)に出力すると共に、ディジタルフィル
タ39を介してD/Aコンバータ40に入力する。
【0039】外部録音機器50(図1)は、音楽データ
D1をメモリカード(図示せず)に記録する。このとき
D/Aコンバータ40は、音楽データD1に対して所定
のアナログ変換処理を施すことにより、音声信号S10
を生成し、これをパーソナルコンピュータ装置内のスピ
ーカ(図示せず)に送出する。スピーカは、音声信号S
10に応じて音声を出力する。従って、パーソナルコン
ピュータ装置30は、ユーザ希望の音楽データD1をダ
ウンロードしながらその音声をスピーカから出力すると
同時に、当該音声データD1を出力し、これを記録させ
ることができる。
【0040】一方、抽出手段としての制御信号抽出部3
1Bは、図3(B)及び図4に上述した伸張処理を施す
ことにより得られた音楽データD1に対して電子透かし
情報が埋め込まれているか否かを常時監視している。
【0041】制御信号抽出部31Bは、音楽データD1
に電子透かし情報を検出すると、音楽データD1を時間
軸から周波数領域に変換して周波数スペクトラムS70
を生成し、当該周波数スペクトラムに応じたフィルタ特
性で、音楽データD1(電子透かし情報付きオーディオ
信号S75)に埋め込まれている電子透かし情報信号S
71を抽出する。そして制御信号抽出部31Bは、抽出
した電子透かし情報信号S71に対して図2に示したP
N系列符号S57を乗じることにより、PN系列符号が
除去された元の電子透かし情報S72を生成する。さら
に制御信号抽出部31Bは、生成した電子透かし情報S
72をサウンドボード内のミュート回路38に送出す
る。
【0042】変換手段としてのミュート回路38は、制
御信号抽出部31Bから供給された電子透かし情報S7
2を受けると、以後ディジタルインターフェイス37か
ら供給される音楽データD1を消音することにより、無
音データD12を生成し、これを外部録音機器50(図
1)に出力する。これにより、外部録音機器50は、ユ
ーザ希望の音楽データD1を無音でメモリカード(図示
せず)に記録することになり、かくして、ユーザは当該
外部録音機器50において、希望する音楽データD1か
ら得られる音声を聞くことができない。
【0043】因みにミュート回路38は、音楽データD
1にコピー可能を示すSCMSの制御コードが付加され
ている場合は、この制御コードをコピー不能を示す制御
コードに変更し、当該変更された制御コードを有する音
楽データD1を外部録音機器50に出力するようになさ
れている。この場合、外部録音機器50は、音楽データ
D1をメモリカード(図示せず)に記録できない。
【0044】以上の構成において、パーソナルコンピュ
ータ装置30は、配信される音楽データD1に対して電
子透かし情報S72の有無を監視する。そしてパーソナ
ルコンピュータ装置30は、音楽データD1に埋め込ま
れる電子透かし情報S72を検出すると、以後ディジタ
ルインターフェイス37(IEC958インターフェイ
ス37)から出力される音楽データD1を消音すること
により得られた無音データD12を外部録音機器50に
出力する。これにより、パーソナルコンピュータ装置3
0は、ユーザ希望の音楽データを無音でメモリカード
(図示せず)に記録させることになり、かくして、ユー
ザが希望する音楽データは、外部録音機器50のメモリ
カード(図示せず)に記録(コピー)されたことにはな
らない。
【0045】以上の構成によれば、音楽データD1中に
埋め込まれる電子透かし情報S72を検出した場合に
は、無音データD12を外部録音機器50に出力するこ
とにより、当該外部録音機器50のメモリカード(図示
せず)に対してユーザ希望の音楽データを無音で記録さ
せる。これにより、ユーザは外部録音機器50におい
て、希望する音楽データD1から得られる音声を聞くこ
とができない。かくして、パーソナルコンピュータ装置
30は、電子透かし情報S72の埋め込まれている(記
録制限されている)音楽データD1をディジタル出力
(IEC958インターフェイス37)を介して外部録
音機器50のメモリカード(図示せず)に記録させる不
正コピーを防止し得る。
【0046】(2)第2の実施の形態 図6との対応部分に同一の符号を付して示す図7におい
て、サウンドボード35は、信号処理部31A(図5)
から供給された音楽データD1をディジタルインターフ
ェイス37を介してミュート回路38に入力すると共
に、ディジタルフィルタ39を介してD/Aコンバータ
40に入力する。また、サウンドボード35は、信号処
理部31A(図5)から供給された音楽データD1を無
音検出回路41に入力する。
【0047】変換手段としての無音検出回路41は、例
えば複数曲の音楽データをダウンロードする際、複数の
無音部分を常時監視し、当該複数曲間の無音部分を検出
するようになされており、信号処理部31A(図3)か
ら配信されてくる音楽データD1中の無音部分を検出す
ると、当該検出した無音部分に重畳されている同期信号
を抽出する。そして無音検出回路41は、抽出した同期
信号のサンプリングレートを大幅に変更することにより
得られた同期信号S12を外部録音機器50(図1)に
出力する。
【0048】ここで外部録音機器50(図1)では、パ
ーソナルコンピュータ装置30から供給される同期信号
に基づいて記録する際の基準となるサンプリングレート
を作成する。また外部録音機器50は、パーソナルコン
ピュータ装置30から供給される音楽データの周期をク
ロック回路情報に基づいてカウントすることにより、当
該音楽データのサンプリングレートを算出する。そして
外部録音機器50は、作成された基準サンプリングレー
トに対して、算出して得られたサンプリングレートを比
較する。その結果として作成された基準サンプリングレ
ートと、算出して得られたサンプリングレートとが異な
る場合、外部録音機器50は、当該算出して得られたサ
ンプリングレートを作成された基準サンプリングレート
と同一(以下、これをロックされた状態と呼ぶ)にして
録音する。
【0049】従って外部録音機器50は、パーソナルコ
ンピュータ装置30から同期信号S12を供給される
と、当該同期信号S12に基づいて作成した基準サンプ
リングレートと、算出して得られたサンプリングレート
とを同一にできなくなり(以下、これをロックされない
状態と呼ぶ)、録音を停止することになる。
【0050】ここでサウンドボード35においては、電
子透かし情報S72を音楽データの記録(コピー)を制
限する記録制限情報としてミュート回路38に入力する
ようになされている。従ってミュート回路38は、電子
透かし情報S72が供給されていないときは、無音検出
回路41から無音部分の検出に応じて同期信号S12が
供給された場合においても、ディジタルインターフェイ
ス37から供給される音楽データD1にもともと重畳さ
れている同期信号を当該同期信号S12に付け替えるこ
となく外部録音機器50に(図1)に出力する。
【0051】この場合、外部録音機器50は、ミュート
回路38から供給される音楽データD1の同期信号が変
更されていないことにより、ロックされた状態となり、
当該音楽データD1をメモリカード(図示せず)に記録
する。
【0052】このとき、D/Aコンバータ40は、音楽
データD1に対して所定のアナログ変換処理を施すこと
により、音声信号S10を生成し、これをパーソナルコ
ンピュータ装置内のスピーカ(図示せず)に送出する。
スピーカは、音声信号S10に応じて音声を出力する。
従って、パーソナルコンピュータ装置30は、ユーザ希
望の音楽データD1をダウンロードしながらその音声を
スピーカから出力すると同時に、外部録音機器50に対
して当該音声データD1を出力し、これを記録させるこ
とができる。
【0053】これに対して、ミュート回路38は、制御
信号抽出部31Bから電子透かし情報S72を受ける
と、以後ディジタルインターフェイス37から供給され
る音楽データD1を消音することにより、無音データD
12を生成し、これを外部録音機器50に出力する。ま
たミュート回路38は、無音検出回路41から大幅に変
更された同期信号が供給された場合、電子透かし情報S
72を受けていることにより、当該変更された同期信号
を外部録音機器50に出力する。
【0054】従ってこの場合外部録音機器50は、たと
え録音停止状態でなくてもパーソナルコンピュータ装置
30から供給されたユーザに対して音楽として聞き得な
い無音データD12をメモリカード(図示せず)に記録
する。また外部録音機器50は、パーソナルコンピュー
タ装置30から同期信号S12を供給された場合には、
ロックされない状態になり、録音を停止する。
【0055】因みにミュート回路38は、音楽データD
1にコピー可能を示すSCMSの制御コードが付加され
ている場合は、この制御コードをコピー不能を示す制御
コードに変更し、当該変更された制御コードを有する音
楽データD1を外部録音機器50に出力するようになさ
れている。この場合、外部録音機器50は、音楽データ
D1をメモリカード(図示せず)に記録できない。
【0056】以上の構成において、パーソナルコンピュ
ータ装置30は、音楽データD1中に電子透かし情報S
72が埋め込まれていた場合には、当該電子透かし情報
S72をサウンドボード内のミュート回路38に送出す
ることにより、以後ディジタルインターフェイス37で
あるディジタル出力から出力される音楽データD1を消
音することにより得られた無音データD12を外部録音
機器50のメモリカード(図示せず)に記録させる。こ
れによりパーソナルコンピュータ装置30は、たとえ外
部録音機器50が録音停止状態でなくても、ディジタル
出力から出力される音楽データD1を当該外部録音機器
50のメモリカード(図示せず)に記録させない。かく
してパーソナルコンピュータ装置30は、電子透かし情
報が埋め込まれている音楽データの不正コピーを防止す
る。
【0057】これに加えてパーソナルコンピュータ装置
30は、音楽データD1中に電子透かし情報S72が埋
め込まれていた場合には、信号処理部31Aから配信さ
れる音楽データD1から無音部分を検出すると、同期信
号S12をミュート回路38を介して外部録音機器50
に出力し、当該外部録音機器50に対して録音を停止さ
せる。これによりパーソナルコンピュータ装置30は、
ディジタル出力から出力される音楽データD1を外部録
音機器50のメモリカード(図示せず)に記録させな
い。かくして、パーソナルコンピュータ装置30は、電
子透かし情報が埋め込まれている音楽データの不正コピ
ーを防止を2重に行い得る。
【0058】以上の構成によれば、パーソナルコンピュ
ータ装置30は、電子透かし情報が埋め込まれている音
楽データの不正コピーを防止を2重に行い得ることによ
り、一段と不正コピーを防止し得る。
【0059】(3)第3の実施の形態 図7との対応部分に同一の符号を付して示す図8(A)
及び図8(B)において、サウンドボード35は、信号
処理部31A(図3)から供給された音楽データD1を
オーバーサンプリングディジタルフィルタ42を介して
ディジタルインターフェイス37から外部録音機器50
(図1)に出力すると共に、オーバーサンプリングディ
ジタルフィルタ42を介してD/Aコンバータ40に入
力する。
【0060】外部録音機器50(図1)は、ディジタル
インターフェイス37から供給された音楽データD1を
メモリカード(図示せず)に記録する。このときD/A
コンバータ40(図8(B))は、音楽データD1に対
して所定のアナログ変換処理を施すことにより、音声信
号S10を生成し、これをスピーカ(図示せず)に送出
する。スピーカは、音声信号S10に応じて音声を出力
する。従って、パーソナルコンピュータ装置30は、ユ
ーザ希望の音楽データD1をダウンロードしながらその
音声をスピーカから出力すると同時に、外部録音機器5
0のメモリカード(図示せず)に対して当該音声データ
D50を出力し、これを記録させることができる。
【0061】ここでサウンドボード35においては、電
子透かし情報S72を音楽データの記録(コピー)を制
限する記録制限情報としてオーバーサンプリングディジ
タルフィルタ42に入力するようになされている。
【0062】従って、図8(A)において、変換手段と
してのオーバーサンプリングディジタルフィルタ42
は、電子透かし情報S72を受けると、以後ディジタル
インターフェイス37から供給される音楽データD1の
サンプリングレート(例えば32kHz とする)に対して
例えば倍にあたる64kHz のサンプリングレートに変換
するオーバーサンプリング処理を施すことにより、オー
バーサンプリングデータD13を生成する。そしてオー
バーサンプリングディジタルフィルタ42は、生成した
オーバーサンプリングデータD13をD/Aコンバータ
40に送出すると共に、ディジタルインターフェイス3
7を介して外部録音機器50(図1)に出力する。
【0063】D/Aコンバータ40は、オーバーサンプ
リングディジタルフィルタ42から供給されたオーバー
サンプリングデータD13に対して所定のアナログ変換
処理を施すことにより、音声信号S20を生成し、これ
をスピーカ(図示せず)に送出する。ここで生成された
音声信号S20の音質は、オーバーサンプリング処理が
施されていることにより、良質である。従ってスピーカ
は、音声信号S20に応じて、オーバーサンプリング処
理が施されていない音声信号S10に比べてより良質の
音声を出力する。
【0064】ここで外部録音機器50は、音楽データを
メモリカード(図示せず)に記録する場合、当該記録し
ようとする音楽データのサンプリングレートが44.1
kHz、32kHz 又は48kHz の場合のみ、この音楽デー
タを記録可能であり、パーソナルコンピュータ装置30
から供給されるオーバーサンプリングデータD13のサ
ンプリングレートが電子透かし情報S72に応じて64
kHz に変更されているときには、外部録音機器50では
ロックされない状態になって当該オーバーサンプリング
データD13を記録しない。かくして、ユーザが希望す
る音楽データは、コピーされない。
【0065】このようにパーソナルコンピュータ装置3
0は、より良質の音声をスピーカから出力しながら、音
楽コンテンツD1(図3)中に電子透かし情報S72を
検出した場合には、外部録音機器50に対して音楽デー
タD1のサンプリングレートを変更して得られるオーバ
ーサンプリングデータD13を出力することにより、当
該音楽データD1が記録されることを回避し得る。かく
してパーソナルコンピュータ装置30は、電子透かし情
報が埋め込まれている音楽データの不正コピーを防止す
る。
【0066】因みにオーバーサンプリングディジタルフ
ィルタ42は、音楽データD1にコピー可能を示すSC
MSの制御コードが付加されている場合は、この制御コ
ードをコピー不能を示す制御コードに変更し、当該変更
された制御コードを有する音楽データD1を外部録音機
器50に出力するようになされている。この場合、外部
録音機器50は、音楽データD1をメモリカード(図示
せず)に記録できない。
【0067】以上の構成において、パーソナルコンピュ
ータ装置30は、音楽データD1中に電子透かし情報S
72を検出した場合には、当該音楽データD1を内部の
オーバーサンプリングディジタルフィルタ42に送出
し、これをオーバーサンプリング処理することにより得
られたオーバーサンプリングデータD13を外部録音機
器50に出力すると共に、内部のD/Aコンバータ40
に送出する。これにより、パーソナルコンピュータ装置
30は音楽データD1が記録されることを回避し得る。
かくして、パーソナルコンピュータ装置30は、電子透
かし情報が埋め込まれている音楽データの不正コピーを
防止し得る。一方、D/Aコンバータ40は、オーバー
サンプリングデータD13に対してアナログ変換処理を
施して得た音声信号S20を内部のスピーカに送出す
る。スピーカは、D/Aコンバータ40から供給された
音声信号S20に応じて良質の音声を出力する。
【0068】以上の構成によれば、音楽データD1中に
電子透かし情報S72を検出した場合には、オーバーサ
ンプリングデータD13を生成し、これを外部録音機器
50及びD/Aコンバータ40に送出することにより、
電子透かし情報が埋め込まれている音楽データの不正コ
ピーを防止すると共に、より良質の音声でスピーカから
出力し得る。
【0069】(4)第4の実施の形態 図1との対応部分に同一の符号を付して示す図9におい
て、情報提供システム100は、パーソナルコンピュー
タ装置60に周辺機器である外部スピーカ装置70を介
して外部録音機器50が接続された構成を有する。
【0070】情報提供システム100において、パーソ
ナルコンピュータ装置60は、ネットワーク20を介し
て配信される音楽データをIEEE1394インターフ
ェイスケーブル105を介して外部スピーカ装置70に
必要に応じて出力する。情報処理装置としての外部スピ
ーカ装置70では、内部に設けられる変換回路71にお
いて、音楽データに対して所定のデータ規格変換を施し
た後、IEC958インターフェイスケーブル106を
介して外部録音機器50に出力する。外部録音機器50
は、外部スピーカ装置70から供給された音楽データを
メモリカード(図示せず)に記録するようになされてい
る。
【0071】パーソナルコンピュータ装置60は、図1
0に示すように、CPU(Central Proccessing Unit)6
1にバスBUSを介してROM(Read Only Memory)62
と、RAM(Randam Access Memory)63と、各回路部と
が接続された構成を有する。CPU61は、パーソナル
コンピュータ装置60を作動させる(電源を入れる)命
令を受信すると、ROM62に書き込まれているプログ
ラムを読み出し、当該読み出したプログラムをRAM6
3上に展開して種々の処理を実行するようになされてい
る。
【0072】ここでIEEE1394インターフェイス
65は、外部スピーカ装置が接続されたとき、当該接続
された機器の種類を判断し、その判断結果をCPU61
に通知するようになされている。この場合CPU61
は、IEEE1394インターフェイス65から例えば
スピーカ等の音声を出力する音響装置が接続されている
通知を受けると、電子透かし情報が埋め込まれている音
楽データであっても、音響装置において、ユーザが当該
音楽データから得られる音声を聴く権利に対して侵害し
得ないことにより、この音楽データを外部スピーカ装置
に出力する。
【0073】ユーザが外部スピーカ装置をパーソナルコ
ンピュータ装置60に接続することにより、CPU61
がIEEE1394インターフェイス65から判断結果
として音響装置が接続されている通知をなされた後、ユ
ーザが入力手段(図示せず)を介して所望の音楽データ
のダウンロード命令を当該パーソナルコンピュータ装置
60に入力すると、CPU61は当該ダウンロード命令
に応じてハードディスクドライブ64のハードディスク
に格納されているアプリケーションプログラムを読み出
し、当該読み出したアプリケーションプログラムをRA
M63上に展開する。そしてCPU61は、展開したア
プリケションプログラムに従って通信インターフェイス
66を介して配信されてくる音楽データD50をダウン
ロードし、これをIEEE1394インターフェイス6
5に送出する。
【0074】ここでIEEE1394インターフェイス
65は、パーソナルコンピュータ装置60及び外部スピ
ーカ装置70間の情報の授受において、当該IEEE1
394インターフェイスケーブル105(図10)上で
はM6と呼ばれる共通鍵暗号化方式で暗号化処理を施し
て情報を伝送するようになされており、通信インターフ
ェイス66から供給された音楽データD50に対して暗
号化処理を施すことにより、暗号化データD51を生成
し、これを外部スピーカ装置70に出力する。
【0075】図11において、外部スピーカ装置70
は、IEEE1394インターフェイス73及び抽出手
段としてのウォーターマーク検出部74、変換手段及び
出力手段としてのサンプリングレートコンバータ75か
らなる制御回路72と、D/A(Digital to Analog) コ
ンバータ76及びIEC958インターフェイス77、
IEEE1394インターフェイス78、USBインタ
ーフェイス79からなる変換回路71と、スピーカ81
が内蔵されるアンプ80とから構成される。
【0076】制御回路72において、IEEE1394
インターフェイス73は、パーソナルコンピュータ装置
60から供給された暗号化データD51を解読すること
により、音楽データD50を復元し、当該復元された音
楽データD50をサンプリングレートコンバータ75及
びウォーターマーク検出部74に送出する。
【0077】サンプリングレートコンバータ75は、I
EEE1394インターフェイス73から供給された音
楽データD50を元の音楽データに復元する伸長処理
(図3(B)及び図4)を施すことにより、圧縮前の音
楽データD1を復元し、これを変換回路71に送出す
る。
【0078】変換回路71内のD/Aコンバータ76
は、制御回路72から供給された音楽データD1に対し
て所定のアナログ変換処理を施すことにより、音声信号
S10を生成し、これを外部スピーカ装置70内のアン
プ80を介してスピーカ81に送出する。スピーカ81
は、音声信号S10に応じて音声を出力する。
【0079】このとき、変換回路71内のIEC958
インターフェイス77は、制御回路72から供給された
音楽データD1に対してIEC958の規格に則った所
定のデータ規格変換を施した後、外部録音機器50(図
9)に出力する。外部録音機器50は、外部スピーカ装
置70から供給された音楽データD1をメモリカード
(図示せず)に記録する。従って外部スピーカ装置70
は、ユーザ希望の音楽データD1の音声をスピーカから
出力すると同時に、外部録音機器50に対して当該音声
データD1を出力し、これを記録させることができる。
【0080】一方、抽出手段としてのウォーターマーク
検出部74は、音楽データD50を元の音楽データに復
元する伸長処理(図3(B)及び図4)を施すことによ
り、圧縮前の音楽データD1を復元し、当該音楽データ
D1中に埋め込まれている記録制限情報としての電子透
かし情報S72を常時監視している。
【0081】ここでウォーターマーク検出部74は、音
楽データD1中に埋め込まれている電子透かし情報S7
2を検出すると、音楽データD1を時間軸から周波数領
域に変換して周波数スペクトラムS70を生成し、当該
周波数スペクトラムに応じたフィルタ特性で、音楽デー
タD1(電子透かし情報付きオーディオ信号S15)に
埋め込まれている電子透かし情報信号S71を抽出す
る。そしてウォーターマーク検出部74は、抽出した電
子透かし情報信号S71に対して図2に示したPN系列
符号S57を乗じることにより、PN系列符号が除去さ
れた元の電子透かし情報S72を生成する。さらにウォ
ーターマーク検出部74は、生成した電子透かし情報S
72をサンプリングレートコンバータ75に送出する。
【0082】変換手段としてのサンプリングレートコン
バータ75は、電子透かし情報S72を受けると、以後
IEEE1394インターフェイス73から供給される
音楽データD50に対してサンプリングレートを変更す
る所定の伸長処理を実行することにより、帯域制限デー
タD56を生成し、これを変換回路71に送出する。
【0083】この場合サンプリングレートコンバータ7
5は、図3について上述したように、IEEE1394
インターフェイス73から供給された音楽データD50
に対してハフマン符号による可変長復号化処理を行うこ
とにより得られたトーン成分データD48及び非トーン
成分データD49に対してそれぞれ周波数スペクトル係
数に変換する所定の復号化処理を施すことにより、トー
ン成分周波数スペクトル係数D46及び非トーン成分周
波数スペクトル係数D47を生成する。
【0084】そしてサンプリングレートコンバータ75
は、生成した各周波数スペクトル係数(D46及びD4
7)を合成し、IMDCT(Inverse Modified Discrete
Cosine Transform)変換処理を行う。
【0085】ここでサンプリングレートコンバータ75
は、音声合成フィルタにおいて、帯域制限し(図4
(B)Band1+Band2のみ)、これを復号化す
ることにより、帯域制限データD56を生成(図4
(C)D56)する。そしてサンプリングレートコンバ
ータ75は、生成した帯域制限データD56を変換回路
71に送出する。このとき、帯域制限データD56は、
帯域制限されて復号されることにより、サンプリングレ
ートも制限される。
【0086】このようにサンプリングレートコンバータ
75は、ウォーターマーク検出部74から電子透かし情
報S72を受けると、以後IEEE1394インターフ
ェイス73から供給される音楽データD50に対して伸
長処理を行う際、サンプリングレートを制限した帯域制
限データD56を生成することにより、これを変換回路
71に送出する。
【0087】変換回路71のD/Aコンバータ76は、
制御回路72から供給された帯域制限データD56に対
して所定のアナログ変換処理を施すことにより、音声信
号S56を生成し、これを外部スピーカ装置70内のア
ンプ80を介してスピーカ81に送出する。スピーカ8
1は、音声信号S56に応じて音声を出力する。
【0088】このとき、変換回路71のIEC958イ
ンターフェイス77は、制御回路72から供給された帯
域制限データD56に対してIEC958の規格に則っ
た所定のデータ規格変換を施した後、外部録音機器50
に出力する。
【0089】ここで外部録音機器50は、音楽データを
メモリカードに記録する場合は、当該記録しようとする
音楽データのサンプリングレートが44.1kHz 、32
kHz又は48kHz のときのみ、この音楽データを記録可
能であり、変換回路72から供給された帯域制限データ
D56のサンプリングレートが制限されていることによ
り、外部録音機器50ではPLLがロックされない状態
となり、当該帯域制限データD56を記録しない。かく
して、ユーザが希望する音楽データは、外部録音機器5
0にコピーされない。
【0090】因みにサンプリングレートコンバータ75
は、音楽データD1にSCMSからなるコピー可能を示
す制御コードが付加されている場合は、コピー不能を示
す制御コードに変更した音楽データD1を外部録音機器
50に出力するようになされている。この場合、外部録
音機器50は、音楽データD1をメモリカード(図示せ
ず)に記録できない。
【0091】また、サンプリングレートコンバータ75
は、パーソナルコンピュータ装置60からIEEE13
94インターフェイス73を介して供給された音楽デー
タD50の圧縮化方式が例えばMP3(MPEG Audio Laye
r-3)やMPEG−AAC(Moving Picture Experts Grou
p-Advanced Audio Coding)の場合、ATRAC3と同様
に帯域制限した帯域制限データを生成することができ
る。
【0092】すなわち、MP3の圧縮処理においては、
図12に示すように、外部から入力される音声信号を3
2の帯域に分割(図12(A)Band1〜Band3
2)し、当該分割した各帯域に対して各MDCT変換を
行うことにより、各帯域における所定の数の周波数スペ
クトル係数を生成(図12(B))するようになされて
いる。
【0093】従って、サンプリングレートコンバータ7
5は、図13に示すように、音楽データを帯域制限(B
and1〜Band16)し、これを復号することによ
り、帯域制限データを生成する。
【0094】またMPEG−AACの圧縮化処理におい
ては、図14(A)に示すように、外部から入力される
音声信号をMDCT変換することにより、所定の数の周
波数スペクトル係数を生成するようになされている。
【0095】従って、サンプリングレートコンバータ7
5は、図14(B)に示すように、周波数スペクトル係
数を分けて復号することにより、帯域制限データを生成
する。
【0096】このようにサンプリングレートコンバータ
75は、音楽データが帯域分割される圧縮化方式で圧縮
されていれば、音楽データに対して帯域制限処理を施し
た帯域制限データを生成することができる。
【0097】以上の構成において、外部スピーカ装置7
0は、パーソナルコンピュータ装置60から供給される
音楽データD1に対して電子透かし情報S72の有無を
監視する。そして外部スピーカ装置70は、音楽データ
D1中に埋め込まれている電子透かし情報S72を検出
すると、以後サンプリングコンバータ75において、当
該音声データD1の圧縮化方式に応じて帯域制限データ
D56を生成し、これをディジタルインターフェイス
(IEC958インターフェイス77)を介して接続さ
れる外部録音機器50に出力することにより、音楽デー
タD1が記録されることを回避し得る。かくして、ユー
ザが希望する音楽データは、外部録音機器50にコピー
したことにはならない。
【0098】以上の構成によれば、音楽データD50に
対して電子透かし情報S72を検出した場合は、帯域制
限コンテンツD56を外部録音機器50に出力すること
により、電子透かし情報S72の埋め込まれている(記
録制限されている)音楽データD1をディジタルインタ
ーフェイス(IEC958インターフェイス37)から
外部録音機器50のメモリカード(図示せず)に記録さ
せる不正コピーを防止し得る。
【0099】なお、上述の第2の実施の形態において
は、電子透かし情報S72をサウンドボード35が受け
ると、サウンドボード内のミュート回路38で消音する
ことにより得られた無音データD12を外部録音機器5
0のメモリカードに記録させる場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、電子透かし情報S72をサウン
ドボード35が受けると、サウンドボード内で出力サン
プリングレートを変調することにより得られた変調デー
タを外部録音機器50に出力することにより、音楽デー
タD1が記録されることを回避しても良い。
【0100】すなわち、図7との対応部分に同一の符号
を付して示す図15において、出力サンプリング周波数
変調部44は、制御信号抽出部31B(図3)から電子
透かし情報S72を受けると、以後ディジタルインター
フェイス37から供給される音楽データD1を例えば1
0%等、外部録音機器50に対して同期し得ない比率ま
でサンプリングレートを変えることにより、変調データ
D14を生成し、これを外部機器50に出力する。これ
により、外部録音機器50は、ロックされない状態にな
り、記録を停止することになり、かくして、パーソナル
コンピュータ装置30は、ディジタル出力から出力され
る電子透かし情報が埋め込まれている音楽データの不正
コピーを防止することになる。
【0101】このように、出力サンプリング周波数変調
部44を用いてディジタル出力から出力される電子透か
し情報が埋め込まれている音楽データの不正コピーを防
止することもできる。
【0102】また上述の第2の実施の形態においては、
電子透かし情報S72をサウンドボード35が受ける
と、サウンドボード内のミュート回路38で消音するこ
とにより得られた無音データD12を外部録音機器50
のメモリカードに記録させる場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、電子透かし情報S72をサウンド
ボード35が受けると、サウンドボード内で出力サンプ
リングレートを下げることにより得られたデミメーショ
ンデータを外部録音機器50に出力することにより、音
楽データD1が記録されることを回避しても良い。
【0103】すなわち、図7との対応部分に同一の符号
を付して示す図16において、デミメーションディジタ
ルフィルタ43は、制御信号抽出部31B(図3)から
電子透かし情報S72を受けると、以後ディジタルイン
ターフェイス37から供給される音楽データD1のサン
プリングレート(例えば32kHz )を例えば1/2にあ
たる16kHz のサンプリングレートに変換することによ
り、デミメーションデータD15を生成し、これを外部
機器50に出力する。外部録音機器50は、パーソナル
コンピュータ装置30から供給されるデミメーションデ
ータD15のサンプリングレートが16kHz であること
により、PLLがロックされない状態となり、デミメー
ションデータD15を記録しない。かくして、パーソナ
ルコンピュータ装置30は、ディジタル出力から出力さ
れる電子透かし情報が埋め込まれている音楽データの不
正コピーを防止することになる。
【0104】このように、デミメーションディジタルフ
ィルタ43を用いてディジタル出力から出力される電子
透かし情報が埋め込まれている音楽データの不正コピー
を防止することもできる。
【0105】さらに上述の第1〜第3の実施の形態にお
いては、ネットワーク20を介して配信される音楽デー
タD1中に電子透かし情報S72が埋め込まれていた場
合は、サウンドボード35が音楽データD1をメモリカ
ード(図示せず)に記録し得ないデータに変換する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、音声信号処
理ソフトウェアが音楽データD1をメモリカード(図示
せず)に記録し得ないデータに変換するようにしても良
い。この場合、サウンドボード内の構成を簡易にし得
る。又は既存のサウンドボードにも対応し得る等の効果
が得られる。
【0106】すなわち、図6との対応部分に同一の符号
を付して示す図17において、制御信号抽出部31B
は、ネットワーク(図示せず)を介して配信される音楽
データD1中に埋め込まれている電子透かし情報S72
を検出した場合、当該電子透かし情報S72を抽出し、
これをディジタルフィルタ31Cに送出する。ディジタ
ルフィルタ31Cは、プログラムによって実行される機
能ブロックであり、電子透かし情報S72を受けると、
以後信号処理部31Aから供給される音楽データD1の
サンプリングレートを変換することにより、変換データ
D16を生成し、これをサウンドボード内のディジタル
インターフェイス37を介して外部録音機器50(図
1)に出力する。これにより、外部録音機器50は、ロ
ックされない状態になり、記録を停止することになり、
かくして、パーソナルコンピュータ装置30は、ディジ
タル出力から出力される電子透かし情報が埋め込まれて
いる音楽データの不正コピーを防止することになる。因
みに信号処理部31A及び制御信号抽出部31B、ディ
ジタルフィルタ31Cは、物理的な回路ブロックではな
く、機能的なブロックである。
【0107】このように、音声信号処理ソフトウェアを
用いてディジタル出力から出力される電子透かし情報が
埋め込まれている音楽データの不正コピーを防止するこ
ともできる。
【0108】さらに上述の第1〜第3の実施の形態にお
いては、音楽データD1をIEC958インターフェイ
スケーブル101を介して外部録音機器50に出力する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図1と
の対応部分に同一の符号を付して示す図18に示すよう
に、音楽データD1をIEEE(Institute of Electric
al and Electronics Engineers) 1394インターフェ
イスケーブル102やUSB(Universal Serial Bus)イ
ンターフェイスケーブル103を介して外部録音機器5
0に出力するようにしても良い。この場合、上述の第1
〜3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0109】さらに上述の第4実施の形態においては、
音楽データD50をIEEE1394インターフェイス
ケーブル105を介して外部スピーカ装置70に出力す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図9
との対応部分に同一の符号を付して示す図19に示すよ
うに、音楽データD50をUSB(Universal SerialBu
s)インターフェイスケーブル110を介して外部スピー
カ装置70に出力するようにしても良い。この場合、上
述の第4の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0110】さらに上述の第1〜第4実施の形態におい
ては、電子透かし情報S72が音楽データD1に埋め込
まれてたとき、パーソナルコンピュータ装置30又は外
部スピーカ装置70の装置を介してディジタル出力から
出力される音楽データD1を外部録音機器50のメモリ
カードに記録させる不正コピーを防止する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えばセットトップ
ボックス等、種々の装置に適用することができる。
【0111】さらに上述の第1〜第4実施の形態におい
ては、電子透かし情報S72が音楽データD1に埋め込
まれていたとき、ディジタル出力から出力される音楽デ
ータD1を外部録音機器50のメモリカードに記録させ
る不正コピーを防止する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、例えば動画データ等、他の種々のコン
テンツについても本発明を適用することができる。
【0112】さらに上述の第1〜第4実施の形態におい
ては、ネットワーク20を介して配信される音楽データ
D1に電子透かし情報S72が埋め込まれていたとき、
ディジタル出力から出力される当該音楽データを外部録
音機器50のメモリカードに記録させる不正コピーを防
止する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
ハードディスクドライブ等の記録媒体に格納した音楽デ
ータに電子透かし情報S72が埋め込まれたとき、これ
を外部録音機器50のメモリカードに記録させる不正コ
ピーを防止するようにしても良い。要は、ディジタル出
力から出力される記録制限情報が埋め込まれた音楽デー
タを記録させる不正コピーを防止できれば良い。
【0113】さらに上述の第1〜第4実施の形態におい
ては、音楽データに電子透かし情報S72が埋め込まれ
ていないとき、外部録音機器50のメモリカードに記録
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例
えば光ディスク等、他の種々の記録媒体に適用すること
ができる。
【0114】さらに上述の第1〜第4実施の形態におい
ては、記録制限情報として電子透かし情報S72が埋め
込まれていた場合、ディジタル出力から出力される音楽
データD1の不正コピーを防止する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、要は記録を禁止する情報で
あれば、記録制限情報として本発明に適用することがで
きる。
【0115】さらに上述の第1〜第3実施の形態におい
ては、パーソナルコンピュータ装置30の音声信号処理
プログラムによって信号処理部31A及び制御信号抽出
部31B等の処理を実行する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、ハードウェア構成によってこれら
の機能を実現したり、又は各機能を実現するプログラム
を格納したプログラム格納媒体(フロッピィディスク、
光ディスク等)からこれらのプログラムをコンピュータ
装置30にロードして各機能部を実現するようにしても
良い。
【0116】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、コンテン
ツから記録を制限する記録制限情報を抽出し、抽出され
た記録制限情報に基づいて記録用出力手段から出力され
るディジタルデータでなるコンテンツを記録無効のディ
ジタルデータに変換することにより、例えばネットワー
クを介して不特定多数の端末装置に配信されたコンテン
ツについての著作権侵害行為を有効に抑制し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報提供システムの第1の実施の
形態を示すブロック図である。
【図2】電子透かし情報埋込装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】圧縮及び伸長処理を示すブロック図である。
【図4】ATRAC3方式における音楽コンテンツの圧
縮及び伸長を示す略線図である。
【図5】パーソナルコンピュータ装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】パーソナルコンピュータ装置内の音楽コンテン
ツの流れを示すブロック図である。
【図7】第2の実施の形態によるサウンドボードの構成
を示すブロック図である。
【図8】第3の実施の形態によるサウンドボードの構成
を示すブロック図である。
【図9】第4の実施の形態による情報提供システムの全
体構成を示すブロック図である。
【図10】第4の実施の形態によるパーソナルコンピュ
ータ装置の構成を示すブロック図である。
【図11】外部スピーカ装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図12】MP3方式における音楽コンテンツの圧縮を
示す略線図である。
【図13】MP3方式における音楽コンテンツの帯域制
限伸長を示す略線図である。
【図14】MPEG−AAC方式における音楽コンテン
ツの帯域制限伸長を示す略線図である。
【図15】他の実施の形態によるサウンドボードの構成
を示すブロック図である。
【図16】他の実施の形態によるサウンドボードの構成
を示すブロック図である。
【図17】他の実施の形態によるパーソナルコンピュー
タ装置内の音楽コンテンツの流れを示すブロック図であ
る。
【図18】他の実施の形態による情報提供システムの全
体構成を示すブロック図である。
【図19】他の実施の形態による情報提供システムの全
体構成を示すブロック図である。
【図20】従来の通信システムによる音楽コンテンツの
流れを示すブロック図である。
【図21】従来のサウンドボードの構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
30、60……パーソナルコンピュータ装置、31、6
1……CPU、35……サウンドボード、31A……信
号処理部、31B……制御信号処理部、31C……ディ
ジタルフィルタ、37、77……ディジタルインターフ
ェイス(IEC958)、38……ミュート回路、39
……ディジタルフィルタ、40、76……D/Aコンバ
ータ、41……無音部検出回路、42……オーバーサン
プリングディジタルフィルタ、43……デミメーション
ディジタルフィルタ、44……出力サンプリング周波数
変調回路、50……外部録音機器、70……周辺機器、
74……ウォーターマーク検出部、75……サンプリン
グレートコンバータ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテンツを視聴用出力手段及び記録用出
    力手段からそれぞれ出力する情報処理装置において、 上記コンテンツから記録を制限する記録制限情報を抽出
    する抽出手段と、 上記抽出手段から抽出された上記記録制限情報に基づい
    て上記記録用出力手段から出力されるディジタルデータ
    でなる上記コンテンツを記録無効のディジタルデータに
    変換する変換手段とを具えることを特徴とする情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】上記変換手段は、 上記記録用出力手段から出力される上記ディジタルデー
    タのサンプリングレートを変換することにより上記記録
    無効のディジタルデータを生成することを特徴とする請
    求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】上記変換手段は、 上記記録用出力手段から出力される上記ディジタルデー
    タの同期信号を変換することにより上記記録無効のディ
    ジタルデータを生成することを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】上記変換手段は、 上記記録用出力手段から出力される上記ディジタルデー
    タを帯域分割し、当該帯域分割された一部分のみを復元
    することにより上記記録無効のディジタルデータを生成
    することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】ディジタルデータでなるコンテンツを記録
    手段に出力する情報処理装置において、 所定の記録制限情報に基づいて上記ディジタルデータの
    サンプリングレートを変換する変換手段を具えることを
    特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】コンテンツを視聴用出力手段及び記録用出
    力手段からそれぞれ出力する情報処理方法において、 上記コンテンツから記録を制限する記録制限情報を抽出
    する抽出ステップと、 上記抽出ステップから抽出された上記記録制限情報に基
    づいて上記記録用出力手段から出力されるディジタルデ
    ータでなる上記コンテンツを記録無効のディジタルデー
    タに変換する変換ステップとを具えることを特徴とする
    情報処理方法。
  7. 【請求項7】上記変換ステップは、 上記記録用出力手段から出力される上記ディジタルデー
    タのサンプリングレートを変換することにより上記記録
    無効のディジタルデータを生成することを特徴とする請
    求項6に記載の情報処理方法。
  8. 【請求項8】上記変換ステップは、 上記記録用出力手段から出力される上記ディジタルデー
    タの同期信号を変換することにより上記記録無効のディ
    ジタルデータを生成することを特徴とする請求項6に記
    載の情報処理方法。
  9. 【請求項9】上記変換ステップは、 上記記録用出力手段から出力される上記ディジタルデー
    タを帯域分割し、当該帯域分割された一部分のみを復元
    することにより上記記録無効のディジタルデータを生成
    することを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  10. 【請求項10】ディジタルデータでなるコンテンツを記
    録手段に出力する情報処理方法において、 所定の記録制限情報に基づいて上記ディジタルデータの
    サンプリングレートを変換する変換ステップを具えるこ
    とを特徴とする情報処理方法。
  11. 【請求項11】コンテンツから記録を制限する記録制限
    情報を抽出する抽出手段と、 上記抽出手段から抽出された上記記録制限情報に基づい
    て上記記録用出力手段から出力されるディジタルデータ
    でなる上記コンテンツを記録無効のディジタルデータに
    変換する変換手段とを含むプログラムを情報処理装置に
    実行させるプログラム格納媒体。
  12. 【請求項12】所定の記録制限情報に基づいて上記ディ
    ジタルデータのサンプリングレートを変換する変換手段
    を含むプログラムを情報処理装置に実行させるプログラ
    ム格納媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006048336A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Yamaha Corp 電子音楽装置および同装置に適用されるコンピュータプログラム
JP2006099555A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Toshiba Corp コンテンツ送受信装置
JP2006323161A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Dainippon Printing Co Ltd 音響信号への制御コード埋込装置、および音響信号を用いた時系列駆動装置の制御システム
US8232468B2 (en) 2004-08-04 2012-07-31 Yamaha Corporation Electronic musical apparatus for reproducing received music content

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