JP2001183291A - 蛍光センサー素子を備える測定チャンバー - Google Patents

蛍光センサー素子を備える測定チャンバー

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ安価に製造できる測定チャンバ
ーを提案することであり、その測定チャネルでは均質な
流れ状態が占有しており、実質的には同一の試料量で多
数の個別パラメーターを測定することができる。 【解決手段】 一体となって測定チャネル3を作り出す
長手方向スロット11がベース部材1及び前記カバー部
材2のそれぞれに備えられており、かつベース部材1及
びカバー部材2の長手方向スロット11にセンサー素子
4が配置されており、センサー素子4にはセンサー領域
全体を被覆する光学カバー層12が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、励起ビーム及び測
定ビームに対して少なくとも部分的に透明な、組み付け
後には測定チャネルを作り出すベース部材とカバー部材
とからなり、センサー領域に配置された蛍光センサー素
子を備えた測定チャンバー、特には貫流測定チャンバー
に関する。
【0002】
【従来の技術】このような測定チャンバーは、液状もし
くは気体状試料中の多数のパラメーターの同時測定に用
いられており、これら試料は測定チャンバーに持ち込ま
れるか、ないしは貫流測定チャンバーの場合には適切な
ポンプ装置もしくは吸引装置を用いて送られる。例え
ば、“Optical sensors for in
vitro blood gas analysis
(生体内血液分析のための光学センサー)”と題する
M. J. P. LEINER, Sensorsa
nd Actuators(センサー及びアクチュエー
ター) B29(1995)169−173から血液中
のpH、PCO2及びPO2を同時測定するための測定チ
ャンバーが知られているが、そこでは測定チャンバーは
貫流測定セルとして形成される。この測定チャンバー
は、実質的には使用される蛍光センサーの励起ビーム及
び測定ビームに対して透明なプラスチック材料でできた
2つの射出成型品から構成されている。測定セルの端部
には、試料流入ないしは試料流出のためのコネクターが
形成されている。測定チャンバーのベース部材は、その
センサー領域にセンサー素子を受け入れるための3つの
円柱状凹部がある。測定チャンバーのカバー部材には、
スロット型の凹部があり、これはベース部材と一緒にな
って約40μlの試料容量を有する測定チャネルを形成
する。個々の蛍光センサー素子における蛍光指示薬の励
起並びに蛍光ビームの検出は、測定チャンバーのベース
部材へ向けられている2本腕の光導体を介して行われ
る。
【0003】励起光源としては、ハロゲン光源が使用さ
れるが、その際必要な励起波長は適切なフィルターを介
して作り出される。個々のセンサー素子から放射される
蛍光ビームは、評価装置と接続されている個別の光導体
及びエッジフィルター検出器を介して送られる。測定チ
ャンバーは使い捨て測定セルとして考案されており、測
定の際には温調制御された測定装置内に挿入され、37
℃の一定温度下におかれる。小円板状センサー素子は層
状に構成され、その際測定チャネルの方向に、接着剤
層、透明な担体層、センサー層及び光学カバー層が配置
される。光学カバー層つまり絶縁層は、試料もしくは周
囲からの不適切なビーム(例えば、固有蛍光もしくは周
囲光)をセンサーの指示薬層から遠ざけておき、それに
よってセンサー素子を光学的に遮断するために役立つ。
個々のセンサー素子がベース部材の円柱状凹部内に挿入
された後に、測定チャンバーの2つの部材は貼り合わさ
れる。測定チャネルを充填する際には試料が測定チャネ
ル内で接触する様々な材料に基づいて困難が生じる可能
性があるが、それは測定チャンバー壁及び光学カバー層
のような様々な材料が試料によって相違する度合いで湿
潤する可能性があり、それで例えば気泡もしくは不均質
な流動比率が形成される可能性があるためである。それ
によってセンサー素子の側方で迷流が発生することがあ
る。
【0004】さらに欧州特許第0354895B1号か
ら複数の相違する試料成分を同時に測定するための使い
捨て測定素子が知られているが、これはセンサー部とそ
れに接続された試料採取部から構成される。このセンサ
ー部には貫流試料チャネルがあり、そこには複数のセン
サー素子が配置されている。センサー素子の励起ないし
は測定ビームの検出は、外部から透明なセンサー部まで
通じている光導体を介して行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
部に述べた形式のものを出発点として簡単かつ安価に製
造できる測定チャンバーを提案することであり、その測
定チャネルでは均質な流れ状態が占有しており、実質的
には同一の試料量で多数の個別パラメーターを測定する
ことができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、一体となって測定チャネルを作り出す長手方向ス
ロットがベース部材及びカバー部材のそれぞれに備えら
れており、かつベース部材及びカバー部材の長手方向ス
ロットにセンサー素子が配置されており、センサー素子
にはセンサー領域全体を被覆する光学カバー層が備えら
れていることによって解決される。本発明による方策に
よって、実質的には同一の試料量において蛍光センサー
素子数の倍増が達成されるが、それはこれらのセンサー
素子がベース部材にもカバー部材にも配置されているた
めである。長手方向スロットにはベース部材においても
カバー部材においてもセンサー領域全体を被覆する連続
的に延びた光学カバー層が備えられているので、これら
2つのカバー層は平坦な試料チャネルないしは毛管スリ
ットを形成しており、この中を、気泡を発生させること
なく及び不都合な流れ形態を形成することなく測定領域
を通るべく試料が通過する。
【0007】特に有益であるのは、ベース部材及びカバ
ー部材における光学カバー層がそれぞれの長手方向スロ
ットの両方のスロットエッジまで立ち上がっており、そ
れによって測定チャネルの均質なライニングを作り出す
ことである。
【0008】ある好ましい実施態様では、複数のセンサ
ー素子が1つのグループにられている。その際、例えば
複数の個別測定から平均値を算出する場合には同じセン
サー素子がグループ化され取り扱われるに。
【0009】個々のセンサー素子は、例えば長手方向ス
ロットの底部にある凹部に配置され、連続的に延びた光
学カバー層で被覆されるとよい。
【0010】さらに別の実施態様では、光学カバー層が
隣接するセンサー素子の間の領域に突き出しており、こ
の領域で隣接するセンサー素子の光学的遮断を作り出す
ことも可能である。
【0011】特に有益なある実施形態では、測定チャン
バーのベース部材及びカバー部材が実質的には対称形状
で作られた測定チャンバー部材であり、センサー素子を
受け入れる長手方向スロットを備えた相互に向かい合う
内面と、この内面に平行な外面と、実質的にはこの外面
に対して直角に延びている側面を有する(なお、上述し
たように、ベース部材もカバー部材も測定チャンバー部
材という語句で表すことができるので、ベース部材かカ
バー部材かを特定する必要がない場合には、総称として
測定チャンバー部材なる語句が用いられることがあ
る)。従来技術による測定チャンバーとは対照的に、製
造において、測定チャンバーのベース部材及びカバー部
材が完全に同一構造の射出成型品である場合、異なった
センサー素子の他にさらにグループ化されたセンサー素
子も装備することができるという大きな長所が生じる。
例えばベース部材にはpH、PCO2及びPO2の測定の
ためのセンサー素子を備え、このベース部材を例えばナ
トリウム、カリウム及びカルシウムのような様々な電解
質を測定するためのセンサー素子を備えたカバー部材と
組み合わせることも可能である。他方では、血液ガスパ
ラメーターpH、PCO 2及びPO2を測定するベース部
材(カバー部材)を例えば乳酸塩、ブドウ糖、尿素、ク
レアチニンなどの測定に役立つバイオセンサーを備えた
カバー部材(ベース部材)と組み合わせることもでき
る。このときの長所として、個々の測定チャンバー部材
にグループ化されたセンサー素子を備えることが可能で
あること、及びそのように装備した測定チャンバー部材
はそれらの対称性に基づいて−所望のパラメーターに応
じて−様々な測定チャンバーとして組み付けることがで
きることが挙げられる。
【0012】本発明によると、そのような対称性の、実
質的には直方体状の測定チャンバー部材の場合、個々の
センサー素子の光学的励起が側面を介して及び測定ビー
ムの検出が対称構成の測定チャンバー部材の外面を介し
て行われることが可能となる。それによって、測定ビー
ムからの励起ビームの光学的分離が既にそのつどの測定
チャンバー部材において行われる。透明な担体素子内で
測定ビームから励起ビームを光学的に分離させることに
ついての一般的な教示は、オーストリア特許38368
4Bに記載されている。この文献では表面の1つにセン
サー層を有する平行平面の境界面を有する担体素子が提
案されており(本発明のベース部材ないしはカバー部材
に匹敵する)、その際このセンサー層にビーム源から励
起ビームが照射される。ビーム源からの光は絞り部材に
よってセンサー層へ照射されるが、その際発生する測定
ビームは実質的には励起ビームの方向に対して直角で担
体素子の側方境界面に配置された検出器へ導かれる。担
体素子における光伝播は、実質的には担体素子の境界面
での測定ビームの全反射によって行われる。この原理は
可逆性でもある、つまり励起は側面を介して、検出はセ
ンサー面に平行な平面を介して行うことができる。
【0013】例えばベース部材及びカバー部材のセンサ
ー素子がそれぞれ1対ずつ対向配置されている場合は特
に有益である。その場合は、例えば側方に配置された光
源は2つのセンサー素子に励起ビームを照射することが
でき、それらの測定ビームは一方ではベース部材の外面
を介して、他方ではカバー部材の外面を介して検出され
る。両センサー素子の測定ビームの光学的遮断は、測定
チャネルを被覆しているこれら2つの光学カバー層によ
って行われる。
【0014】ベース部材もしくはカバー部材に並んで配
置されているセンサー素子の反対側の光学的影響を排除
するために、センサー素子を個別に光学的光導体と接触
させてもよい。もっとも光学的もしくは電子的に処理す
ることも可能であり、そのことは例えば欧州特許第07
93090A1号から知られている。
【0015】各センサー素子のために測定チャンバー部
材の少なくとも1つの側面にセンサー素子の方向に励起
ビームを入射伝播もしくは集束させる光学素子、好まし
くは集光レンズ、フレネル(Fresnel)レンズも
しくは格子構造が配置もしくは形成されているならば、
測定チャンバーのベース部材ないしはカバー部材におい
て励起ビームをより良好に導入させるためには好都合で
ある。
【0016】本発明による測定チャンバーは、ベース部
材とカバー部材との間で測定チャネル内に入り込んでい
る加熱可能なフィルムが配置されているならば、極めて
単純な方法で温度調節することができる。従来技術とは
相違して、試料の温度調節の際に、最初に測定チャンバ
ー壁の断熱作用を乗り越える必要はないが、それは全て
のセンサー素子のための温度調節が同一方法で測定チャ
ネルの内側で直接に行われ、その際には水性試料の良好
な熱伝導特性が利用されるためである。
【0017】好ましくは、加熱可能なフィルムは蛇行形
の電導線の形で導電層を形成するとよい。
【0018】本発明のさらに好適な実施形態では、ベー
ス部材とカバー部材との間において測定チャネルを2つ
の部分チャネルに分離する分離用フィルムを配置するこ
ともできる。測定チャンバーでは、この構成によって部
分チャネルにおいてキャリブレーション媒体ないしは品
質管理媒体を測定することができ、その際第2の部分チ
ャネルにおいて同時に試料の内容物質を検出することが
できる。この応用例では、好ましくは同様のセンサー素
子が1対ずつ向き合うように配置され、同一光源を用い
て励起ビームが照射される。
【0019】さらにまた、分離用フィルムを同時に測定
チャンバーの温度調節のための加熱用フィルムとして利
用することも可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】下記では図面に基づいて本発明に
ついてより詳細に説明する。
【0021】図1に示されている測定チャンバーは、1
つの透明なベース部材1並びに1つの透明なカバー部材
2があり、それらは組み付け後に1つの測定チャネル3
を作り出す。測定チャンバーは、図1では断面図で示さ
れているが、その断面は測定チャネル3に配置された蛍
光センサー素子4を横断しており、測定チャネル3の軸
に直角となっている。センサー素子4には、光源5から
励起ビーム6が照射されるが、その際試料パラメーター
に依存して放出される測定ビーム7が適切な検出器8に
捉えられる。励起ビーム6並びに測定ビーム7の経路に
は、それぞれ励起フィルター9や測定フィルター10が
配置されている。ベース部材1においてもカバー部材2
においても、各々1つの長手方向スロット11が設けら
れているが、これらはこの2つの測定チャンバー部材1
及び2の組み付け後に測定チャネル3を作り出す。測定
チャネル容量を最適に利用する場合、ベース部材1の長
手方向スロット及びカバー部材2の長手方向スロットに
センサー素子4が配置され、これらにはセンサー領域全
体を被覆する連続的に延びた光学カバー層12が備えら
れている。これによって広範囲に均質な測定チャネル3
の被覆が達成され、それによって測定チャネルがスムー
ズに充填されることも保証される。
【0022】センサー領域を被覆する光学カバー層12
は、下記のそれぞれの使用例について最適化可能な特性
を有する:測定チャンバーの幾何学的特性: 測定チャネル3におけ
る流れ挙動及び充填挙動に対して影響を与えるチャネル
断面は、光学カバー層の成形のやり方によって様々の形
状にすることができる。毛管スリットに至るまでの任意
の側方比率を備えた長方形の断面が実現可能であるが、
その際コーナを面取りしてもよい。凸レンズ形(図7参
照)、楕円形もしくは円形の断面もまた可能である。こ
のような断面は、例えば面掻除器を用いて実現できる
が、その際カバー層としては適切な粘度を有する絶縁材
料を選択しなければならない。測定チャネルが全長にわ
たって(少なくともセンサー領域において)同一幅を維
持して、それにより連続して延びた均質のコーティング
において同一な流れ断面を有することになるようにしな
ければならない。
【0023】光学カバー層12は、材料が十分に流動性
であり、適切な製造マスクが使用される限りにおいて、
ディスペンサー法やスクリーン法によっても塗布するこ
とができる。この方法は、好ましくは、センサー素子が
長手方向スロット11の凹部(図6参照)に配置される
か、又は全面がカバー層12によって取り囲まれている
場合に適用される。さらにまた、カバー層12をたたき
刷毛印刷によって塗布することもまた可能であるが、こ
の場合には印刷工程は所望の層厚が得られるまで何度も
繰り返される。
【0024】カバー層の化学物理的特性:例えばシリコ
ーン、ヒドロゲル、ポリスチロール、可塑剤を含むポリ
塩化ビニルなどのようなカバー層12のための材料選択
に応じて、それぞれの使用例のために下記の重要な特性
を最適化することができる: − 試料(血液、血清、血漿、その他)、並びに調整液
及びキャリブレーション液に対する利用可能性; − 気体拡散、蒸気拡散; − 液体及び気体の透過性; − プロトン(陽子)の透過性; − 液体の貯蔵可能性;
【0025】カバー層の光学的特性:充填物質の添加に
よって種類、色、濃度を変化させることができ、カバー
層の光学的特性を測定状況に適合させることができる。
この場合、試料からのビーム(周囲光線ないしは固有蛍
光)を広範囲に抑制し、それによって試料とセンサー素
子との間のいわゆる光学的遮断を作り出すことが好都合
である。個々のセンサー素子間の領域では、光学カバー
層は個々のセンサー素子の光学的遮断に役立つ。例え
ば、黒い充填物質(煤)によって光が吸収させることが
できるか、さもなければ光は2つの隣接するセンサー素
子間に広がることになってしまう。
【0026】ここで、全ての図面では測定チャネル3の
高さ並びにセンサー層4及び光学カバー層12の厚さは
より分かりやすいように過大に表示されており、固有の
測定チャネル3は2つの光学カバー層12の間のフラッ
トなスリット(毛管スリット)として形成できることを
注記しておく。
【0027】図2は、図1による測定チャンバーのベー
ス部材2を立体視で示しているが、その際長手方向スロ
ット11内のセンサー素子4を示すためにその上に配置
されているカバー層12は省略されている。
【0028】図3a及び3bは各々測定チャンバーのベ
ース部材1の平面図を示しているが、その際図3aによ
る実施形態における長手方向スロット11では各々4個
のセンサー素子4’が1つのグループにまとめられてい
る。図3bは同様の態様を示しているが、ここでは各々
3個のストリップ形のセンサー素子4’が1つのグルー
プにまとめられている。このようなグループ化されたセ
ンサーは、画像検出システム、例えばCCDカメラから
理解することができる。
【0029】光学カバー層12のその他の応用例は図4
〜図8の断面図で見ることができるが、これらは図4か
ら明らかなように、隣接するセンサー素子4間の領域に
入り込んでおり、隣接するセンサー素子の光学的遮断を
作り出している。図6に示されている実施態様によれ
ば、センサー素子4を長手方向スロット11の底部にあ
る凹部14内に配置することも可能であり、その際も共
通の光学カバー層12によって均質な表面を形成するこ
とができる。
【0030】図7により断面図から明らかであるよう
に、光学カバー層12は長手方向スロット11の2つの
スロットエッジ13へ立ち上がっており、さらにそのよ
うな構造がここには図示されていないカバー部材でも備
えられている場合は(点線12を参照)、光学カバー層
12の材料を用いて全体としてレンズ状の測定チャネル
断面の均質な被覆が実現する。さらに、センサー素子4
は長手方向スロット11の幅より小さい直径とすること
ができるが、その結果カバー層12は側面でもセンサー
素子4を取り囲み、光学的な遮断を作り出す。
【0031】図8は、長手方向スロットが測定チャネル
の方向で傾斜している測定チャンバーの断面図を示して
いるが、その際カバー層12もまた同様にスロットエッ
ジ13へ立ち上がっている。これによって平らで良好な
流れ特性をもつ測定チャネルができ上がる。
【0032】様々な実施形態から明らかであるように、
2つの測定チャンバー部材、つまりベース部材1及びカ
バー部材2は完全な同一構造に、ないしは測定チャンバ
ー軸に関して中心対称性に作り上げることができるの
で、その結果これら2つの部材は同一の射出成形工具を
用いて製造することができる。個々の測定チャンバー部
材は、それぞれ相互に向かい合った内面15、それに対
して平行な外面16及び実質的に外面16に対して直角
な側面17を有している。長手方向スロット11は、そ
れぞれ内面15に形成されている。個々のセンサー素子
4の光学的励起は、例えば測定チャンバー部材1及び2
の側面17を介して行うことができるが、その際励起ビ
ーム6は相互に平面平行である内面15及び外面16の
間を全反射によってセンサー素子4まで導かれる。セン
サー素子4の領域では、全反射は屈折率を同一にするこ
とによってなくなるので、その結果励起ビームはセンサ
ー素子4のセンサー層内に入射することができる。セン
サー素子から放出された蛍光ビーム7は、実質的には励
起ビームの進行方向に直角で外面16上に配置された検
出器8によって測定される。
【0033】センサー素子4の方向における励起ビーム
のより良好な入射ないしは励起ビームの集束のために、
各測定チャンバー部材1及び2の側面17に例えば集光
レンズ(図10参照)ないしはフレネルレンズもしくは
格子構造(図5参照)のような光学素子18を配置する
か、または一体形成することができる。例えばそのよう
な光学素子18は、射出成形技術を用いて測定チャンバ
ー部材の側面17に形成することができる。
【0034】図9には、本発明による測定チャンバーの
1つの実施形態が示されているが、ここでは、ベース部
材1及びカバー部材2の長手方向スロット11はスロッ
トエッジに沿ってパッキン面εを越えて突き出ているカ
ッターエッジ19を備えており、これは測定チャンバー
部材1及び2の組み付けにはそれぞれ向き合う光学カバ
ー層12の中へ密封状態で入り込んでいる。これによっ
て中心対称な測定チャンバーができあがるが、その際測
定チャンバー部材1及び2は完全に同一構造である。さ
らにこの実施形態ではベース部材1には係止/センタリ
ング部材20が備えられ、これらは相応に対称的に配置
されたカバー部材2の係止/センタリング部材20と係
合する。この測定チャンバーを組み付ける場合は、これ
ら2つの測定チャンバー部材1及び2を単に一体になる
ように貼り合わしさえすればよく、その密封機能はカバ
ー層12の持続弾性変形との関係でこれら2つのカッタ
ーエッジ19が引き受けることになる。追加的なパッキ
ンないしはこれら2つの測定チャンバー部材の接着貼り
合わせは必要とされない。
【0035】図10及び11(図10における線XI−
XIないしは図11における線X−Xに従った断面の切
断方法を参照)においては、測定チャンバー3の温度調
節のためにベース部材1及びカバー部材2の間に測定チ
ャネル3へ突き出している加熱可能なフィルム21が備
えられている測定チャンバーの実施形態が示されてい
る。加熱可能なフィルム21のための、図番22を付与
された電気接続は、測定チャンバーから密封面εにおけ
る側方を通すことで可能である。加熱可能なフィルム2
1は、図12によると、例えば蛇行状の導体線25の形
で担体フィルム26上に形成することができる。導体線
の特定デザイン(幅、形状、導体線溝、導体線相互間の
間隔)によって、局所的熱効率を仕様に適合させること
ができる。そして、例えば試料流入口では、迅速に試料
を予備加温ないしは再加温するために高い熱効率が必要
である。
【0036】1つの測定チャンバー部材に多数のセンサ
ー素子を配置する場合(図11を参照;ベース部材1及
びカバー部材2にそれぞれ3個のセンサー素子)は、1
つの測定チャンバー部材の個々のセンサー素子から発生
する測定ビームは一義的に個々のセンサー素子に対応付
けされなければならない。このためには、例えば欧州特
許第0793090A1号において開示されているよう
に、評価装置では光学的分離装置も電気的ないしは数学
的手段も利用される。特にここでは、励起並びに評価は
時分割されてもよいし、あるいは励起ビーム及び測定ビ
ームが変調されるとともに適切に復調させられるように
してもよいことを述べておく。測定チャンバーの内部で
は少なくともセンサー領域が連続的に延びているカバー
層12で被覆されている。
【0037】図13に示されている実施態様によれば、
さらにまたベース部材1とカバー部材2の間で測定チャ
ネル3を2つの部分チャネル3’、3’’に分離する分
離用フィルム23が配置されている。このような測定チ
ャンバーを用いると、第1部分チャネル3’によって試
料を、及び第2部分チャネル3’’によって同時にキャ
リブレーション物質もしくはリファレンス物質を測定す
ることができる。同じセンサー素子4が対向配置されて
いる場合は、同一光源を用いてこれら2つを励起するこ
とができるので(図10による励起状態を参照)、その
結果光源の強度変動は試料信号対リファレンス信号の比
に全く影響を及ぼさない。
【0038】係合結合による一体化(図9参照)ととも
に、ベース部材1とカバー部材2の間の液密性接合は融
着または接着剤接合(例えば図1による接着剤層または
2重接着剤帯24を参照)によっても行うことができ
る。さらに、ベース部材1とカバー部材2の間にパッキ
ン部材27を配置することもできる(図10参照)。
【0039】下記では寸法及び材料についての実施例が
記載されるが、これらは本発明の限定を意味するもので
はない。測定チャンバー部材のための材料: PC ポリカーボネート PMMA ポリメチルメタクリレート COC シクロオレフィン共重合体 PS ポリスチロール PMP ポリメチルペンテンポリアクリレート加熱用フィルムのための材料: ・例えばアルミニウム、金のような純粋金属フィルム ・好ましくは光学カバー層と同一材料であるポリマーに
よる薄層コーティングが施された金属フィルム ・好ましくは導体線として機能する導電層が印刷されて
いる担体フィルム(Mylar、Kapton) ・ 例えばITO=酸化インジウム亜鉛として知られて
いるスパッタ加工された酸化金属層を備えた担体フィル
ム。測定チャンバーの寸法: ・センサーの数:長手方向スロット11あたり、列とな
った2〜7個のセンサー、好ましくは整列した3〜5個
のセンサー ・センサー1個当たりの面積:2〜30mm2、好まし
くは4〜16mm2 ・チャネル幅:2〜10mm、好ましくは3〜5mm ・有効チャネル高さ:0.08〜0.2mm、好ましく
は0.1〜0.15mm ・カバー層厚さ:5〜200μm、好ましくは10〜5
0μm ・センサー−センサー間の間隔:>3mm、好ましくは
4〜5mm測定チャネルの容量: 小測定チャンバー: ベース部材及びカバー部材において、3×3mm2のセ
ンサー3個 センサー間隔3mm 前まわり及び後まわり距離5mm チャネル長さ25mm、チャネル幅3mm、チャネル高
さ0.1mm 充填容量:7.5μl 中測定チャンバー: ベース部材及びカバー部材において、4×3mm2のセ
ンサー4個 センサー間隔4mm、センサーからチャネル縁までの間
隔0.5mm 前まわり及び後まわり距離約7mm チャネル長さ42mm、チャネル幅4mm、チャネル高
さ0.15mm 充填容量:25μl 大測定チャンバー: ベース部材及びカバー部材において、5×5mm2のセ
ンサー6個 センサー間隔5mm、センサーからチャネル縁までの間
隔0.5mm 前まわり及び後まわり距離約10mm チャネル長さ75mm、チャネル幅6mm、チャネル高
さ0.2mm 充填容量:90μl
【0040】センサーを設けるためには、下記の製造方
法を利用できる: A)凹部のない測定チャネルにおいて平らな基板の場合 1.担体フィルム上に前もって形成されたセンサーを貼
り付ける。接着剤は透明でなければならない。いずれの
センサーも大きな面のフィルムから打抜かれ、個別に適
切な位置に組み込まれる。 2.測定チャネルの形状を備えたフィルムストリップ上
で個々のセンサーが前もって形成される。好ましくは、
これらのセンサーアレイは長いフィルム帯の長手方向に
対する横断方向に帯片に切断される。このフィルム帯上
には、長手方向で幅の狭い連続的に延びているストリッ
プの形状で感受性層が設けられる。連続的に延びている
光学カバー層は、センサーストリップの接着の前もしく
は後に試料チャネルに設けることができる。 3.たたき刷毛印刷方法:センサー層は、1回もしくは
数回の印刷(刷り)で形成される。多層センサーはより
大きな信号を供給するが、しかしより長い応答時間を示
す。 4.製造用マスク(=センサー位置での空き位置を備え
た自己粘着性ポリマーフィルム)が使用されるが、これ
はコーティングプロセス後には取り除かれる。マスクに
よって形成される凹部には、センサーが定量吐出技術ま
たはインクジェット方法を用いて容易される。 B)センサーを受け入れるための凹部を備えた測定チャ
ネルの場合: 1.センサー材料を定量吐出する。 2.インクジェット方法によって注出する。 3.担体フィルム上に前もって形成されたセンサーを貼
り付ける。
【0041】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による測定チャンバーの軸に対して垂直
な断面図
【図2】図1による測定チャンバーのベース部材の斜視
【図3】測定チャンバーのベース部材の変形を示す平面
【図4】図2における線IV−IVに沿った断面図
【図5】図2における線V−Vに沿った断面図
【図6】測定チャンバーのさらに別な実施形態を示して
いる、図4に対応する断面図
【図7】測定チャンバーのさらに別な実施形態を示して
いる、図5に対応する断面図
【図8】さらに別な実施形態の図5に対応する断面図
【図9】測定チャンバーのさらに別な実施形態を示して
いる、図1に対応する断面図
【図10】測定チャンバーのさらに別な実施形態を示し
ている、図1に対応する断面図
【図11】図10による測定チャンバーの縦断面図
【図12】図11の詳細図
【図13】測定チャンバーのさらに別な実施形態を示す
縦断面図
【符号の説明】
1 ベース部材 2 カバー部材 3 測定チャネル 4 蛍光センサー素子 6 励起ビーム 7 測定ビーム 11 長手方向スロット 12 光学カバー層

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励起ビーム(6)及び測定ビーム(7)
    に対して少なくとも部分的に透明な、組み付け後には測
    定チャネル(3)を作り出すベース部材(1)とカバー
    部材(2)とからなり、センサー領域に配置された蛍光
    センサー素子(4)を備えた測定チャンバーにおいて、 一体となって前記測定チャネル(3)を作り出す長手方
    向スロット(11)が前記ベース部材(1)及び前記カ
    バー部材(2)のそれぞれに備えられており、かつベー
    ス部材(1)及びカバー部材(2)の長手方向スロット
    (11)にセンサー素子(4)が配置されており、セン
    サー素子(4)にはセンサー領域全体を被覆する光学カ
    バー層(12)が備えられていることを特徴とする測定
    チャンバー。
  2. 【請求項2】 前記センサー素子(4)が長手方向スロ
    ット(11)の底部に儲けられた凹部(14)に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の測定チャン
    バー。
  3. 【請求項3】 多数のセンサー素子(4’)が1つのグ
    ループにまとめられていることを特徴とする請求項1に
    記載の測定チャンバー。
  4. 【請求項4】 前記光学カバー層(12)が隣接するセ
    ンサー素子(4)の間の領域に突き出しており、この領
    域で隣接するセンサー素子(4)の光学的遮断を作り出
    すことを特徴とする請求項1に記載の測定チャンバー。
  5. 【請求項5】 前記ベース部材(1)及び前記カバー部
    材(2)のセンサー素子(4)がそれぞれ1対で対向配
    置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の測定チャンバー。
  6. 【請求項6】 前記ベース部材(1)及び前記カバー部
    材(2)における光学カバー層(12)がそれぞれの長
    手方向スロット(11)の両側のスロットエッジ(1
    3)まで立ち上がっており、それによって測定チャネル
    (3)の均質なライニングを作り出していることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載の測定チャンバ
    ー。
  7. 【請求項7】 前記測定チャンバーのベース部材(1)
    及びカバー部材(2)が実質的には対称形状で作られた
    測定チャンバー部材材(1,2)であり、センサー素子
    (4)を受け入れている長手方向スロット(11)を備
    えた相互に向合う内面(15)と、この内面(15)に
    平行な外面(16)と、実質的には外面(16)に対し
    て直角に伸びている側面(17)を有することを特徴と
    する請求項1〜6のいずれかに記載の測定チャンバー。
  8. 【請求項8】 個々のセンサー素子(4)の光学的励起
    が側面(17)を介して及び測定ビーム(7)の検出が
    対称構成の測定チャンバー部材(1,2)の外面(1
    6)を介して行われることを特徴とする請求項7に記載
    の測定チャンバー。
  9. 【請求項9】 各センサー素子(4)のために測定チャ
    ンバー部材(1,2)の少なくとも1つの側面(17)
    にセンサー素子(4)の方向に励起ビーム(6)を入射
    伝播もしくは集束させる光学素子(18)、好ましくは
    集光レンズ、フレネルレンズまたは格子構造が配置もし
    くは形成されていることを特徴とする請求項7又は8に
    記載の測定チャンバー。
  10. 【請求項10】 前記ベース部材(1)及びカバー部材
    (2)の間に測定チャンバー(3)の温度調節のための
    測定チャネル(3)に入り込んでいる加熱可能なフィル
    ム(21)が配置されていることを特徴とする請求項1
    〜9のいずれかに記載の測定チャンバー。
  11. 【請求項11】 前記加熱可能なフィルム(21)が蛇
    行状導線(25)の形状をした導電層を備えていること
    を特徴とする請求項10に記載の測定チャンバー。
  12. 【請求項12】 前記ベース部材(1)と前記カバー部
    材(2)の間に測定チャネル(3)を2つの部分チャネ
    ル(3’,3’’)に分離する分離用フィルム(23)
    が配置されていることを特徴とする請求項1〜9のいず
    れかに記載の測定チャンバー。
  13. 【請求項13】 ベース部材(1)及びカバー部材
    (2)の間の液密な接合が接着又は融着によって作り出
    されることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記
    載の測定チャンバー。
  14. 【請求項14】 前記ベース部材(1)には、カバー部
    材(2)の相応に中心対称で配置された係止・センタリ
    ングエレメント(20)と係合する係止・センタリング
    エレメント(20)が設けられているいることを特徴と
    する請求項1〜12のいずれかに記載の測定チャンバ
    ー。
  15. 【請求項15】 前記ベース部材(1)及び前記カバー
    部材(2)の間にパッキンが配置されていることを特徴
    とする請求項14に記載の測定チャンバー。
  16. 【請求項16】 前記ベース部材(1)及び前記カバー
    部材(2)の長手方向スロット(11)にスロットエッ
    ジに沿ってパッキン面εを越えて延びているカッターエ
    ッジ(19)があり、これが2つの測定チャンバー部材
    (1,2)が組みたてられた状態ではそれぞれ向き合っ
    た光学カバー層(12)内に密封状態で突入しているこ
    とを特徴とする請求項14又は15に記載の測定チャン
    バー。
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