JP3842681B2 - 化学分析装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はDNA等の微細構造体をその電荷の違いで分離する電気泳動装置、あるいは微量な化学物質の反応や合成分析を行なうμ−TAS等の微細流路を有する化学分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
様々な長さに切断されたDNA断片を分離したり、あるいは化学反応を効率的に行なうために、これらを開口断面の代表寸法が数十μm〜数百μmの微細流路を有する化学分析装置を用いる事がある。
【0003】
図15(a)は、キャピラリ(微細直管流路)電気泳動装置の斜視図であり、図15(b)は、図15(a)の透明絶縁基板61aを外した図である。透明絶縁基板61b上には十字形に交差する直線状の2本の微細流路4(定量用流路55及び検出用流路54)が凹設され、これらの微細流路4は透明絶縁基板61aを上部に設置することで封止されている。透明絶縁基板61aには試料60を注入・抽出するための注入出口12が設けられている。又、微細流路4の内部にはナノメートルスケールの移動用のゲル等が封入されている。凹設された微小流路4の両端には電極が設けられ、一方を接地電位に、他方をプラス電位に所定の電圧を印加すると、マイナスに帯電しているサンプル(DNA等)はプラス電極側に移動する。この例では、試料60は、緩衝液と共に定量用流路55の接地側からプラス側に流され、交差点でこの部分の容積に相当する量だけ分注され、今度は検出用流路54をプラス側に向かって流れる。この時、DNAはその長さによって帯電量が異なり、封止されたゲルの網目構造との相互作用も異なるので、短い長さのものほど速く進み、DNAの長さによる分離が可能となる。分離されたDNAの観測には紫外線吸収を利用するかDNAに修飾した蛍光の光量測定を用いるが、このとき光学特性に優れた石英を使用すると都合がよい。よって、透明絶縁基板61a、61bの材質として、石英が使用されることが多い。
【0004】
図16はμ−TASの従来例の一つを示している。図16に示すように、μ−TASは、透明絶縁基板61内に微細流路4が形成され、微細流路4内で試料(試薬)の混合、反応、検出等を行うことにより、創薬や医療診断の予備実験等を行う。試料注入部70より試料を注入すると、試料は微細流路4を通り混合部71aで混合される。そして、反応部71bで試料の化学反応が起こり、分離部71cで反応後の試料の分離が行われる。反応後の試料は検出部71dで検出され、不要な試料は廃液部72で回収される。μ−TASは、これまでの分析統合システムに比べてサンプルや試料の量を大幅に減らすことができるため、スループットの時間短縮や廃液の減少が期待される。このμ−TASにおいても、透明絶縁基板61上に、主にエッチングにより、様々な試薬の注入口とこれに続けて設けられた微細流路4が加工されている。電気泳動装置と同様に、μ−TASの透明絶縁基板61としても、耐薬品性と計測の為の光学特性に優れた石英が使用されることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、石英は加工が困難であり、通常はエッチング加工により溝を掘り進んで行くが、この速度は1分間に1μm以下の事も稀ではなく、量産には困難であった。又、DNAを抽入する注入出口12等も一般的に平面的な基板部材に開口部とコネクタを取着する方式がとられ、こちらも加工性と量産性の問題があった。
【0006】
又、これらの微細流路をエッチングではなく、プレス成形で作る場合、微細流路のネガとなる金型が必要となる。この金型は、溝となる微細流路に対応する部分を突出させ、他の部分を広い面積にわたり、機械的あるいはエッチングにより削り込む必要がある。プレス成形では金型の表面が素材に正確に転写されるので、この削り込みは如何なる加工法によろうとも、精度を確保するにはかなりの時間を要するものであった。
【0007】
更に、微細流路中の試料を電子的に計測する手段の一つとして、機能性薄膜やチップ状のシリコン回路をこの微細流路近傍に配設する場合がある。従来は、これらの計測要素部品を流路の上面あるいは下面の二方向にしか配設できず、微細流路の周囲部位を必ずしも最適な状況で使用しているとは言い難かった。計測だけでなく、微細流路周囲の温度等の物理環境を調整する場合も同様で、これらの環境調整部品も微細流路の上下にしか配設できなかった。又、光学的機能の構造的な作り込みは殆どなく、あったとしても後加工となり時間的・量産的に優れたものではなかった。
上記の問題を鑑み、本発明は、微細流路内の試料を流れ方向以外の四方向から計測及び環境調整することができ、加工性と量産性に優れた化学分析装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の実施の形態に係る特徴は、化学分析装置において、(イ)一方の主面に堤防形状の第1の凸部を有する平面部材と、(ロ)一方の主面に堤防形状の第2の凸部を有する封止部材とを備え、(ハ)第1の凸部を封止部材の主面に、第2の凸部を平面部材の主面に付けることにより、第1及び第2の凸部に囲まれた微細流路を形成することである。又、平面部材及び封止部材の材質は石英であってもよい。又、化学分析装置は、(ニ)平面部材の一方の主面の裏面側に設けられ、主面側に形成された微細流路を流れる試料の性質を測定するための計測要素部品を備えていてもよい。又、化学分析装置は、(ホ)封止部材の一方の主面の裏面側と平面部材の一方の主面の裏面側とに設けられ、微細流路を流れる試料の温度を制御する環境調整部品を備えていてもよい。ここで、「化学分析装置」とは、様々な化学分析に関する機能を集積化したマイクロリアクタを指す。この化学分析装置は、電気泳動装置やμ―TASの機能も有する。又、「計測要素部品」とは、試料の光学的性質や電磁気的性質および物理化学的な変化を測定する部品を指し、具体的には、発光部や受光部、磁石(ソレノイド)、電極、機能膜等が挙げられる。又、「環境調整部品」とは、試料の物理的な環境を調節する部品を指し、具体的には、加熱源、冷却源、加圧源、加湿源等が挙げられる。
【0012】
本発明の実施の形態に係る化学分析装置によると、平面部材と封止部材の形状は同じであるので、成形する部品の種類を低減できる。又、組み立て時に、流路幅の調整を任意に行うことができる。
【0013】
又、本発明の実施の形態に係る特徴は、化学分析装置において、(イ)一方の主面に1対の堤防形状の凸部を有する平面部材と、(ロ)一方の主面に他の1対の堤防形状の凸部を有する封止部材とを備え、(ハ)1対の堤防形状の凸部と他の1対の堤防形状の凸部の側面を付けることにより、1対の堤防形状の凸部と他の1対の堤防形状の凸部に囲まれた微細流路を形成することである。又、平面部材及び封止部材の材質は石英であってもよい。又、化学分析装置は、(ニ)平面部材の一方の主面の裏面側に設けられ、主面側に形成された微細流路を流れる試料の性質を測定するための計測要素部品を備えていてもよい。又、化学分析装置は、(ホ)封止部材の一方の主面の裏面側と平面部材の一方の主面の裏面側とに設けられ、微細流路を流れる試料の温度を制御する環境調整部品を備えていてもよい。
【0014】
本発明の実施の形態に係る化学分析装置によると、接着面積を大きく取れるので空間部に充填材を注入しなくても、接着強度が強化できる。又、平面部材と封止部材の形状は同じであるので、成形する部品の種類を低減できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明の第1〜第3の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであることに留意すべきである。
【0016】
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態に係る化学分析装置は、図1に示すように、微細流路4を形成するように対向配置され、微細流路4の方向に沿って伸延する1対の堤防形状の凸部2a、2bを一方の主面に有する平面部材1と、微細流路4の上部を覆う封止部材11とを備える。
【0017】
図1(a)は、第1の実施の形態に係る化学分析装置の平面部材1及び封止部材11の斜視図であり、図1(b)は、図1(a)の平面部材1上に封止部材11を付けた状態における、A−Aに沿った断面図を示している。図1(b)に示すように、凸部2a、2bは、断面が台形あるいは三角形状である。凸部2a、2bの高さL1、即ち微細流路4の深さは、例えば50μm〜1mmが好ましい。凸部2a、2b間の距離L2、即ち微細流路4の幅は、例えば50μm〜1mmが好ましい。5mm以上の高さL1、距離L2としても良いが、集積密度が低下し、マイクロリアクタとしての機能が薄くなる。加工技術が許せば、1μm以下の高さ及び距離も可能であるが、混合、反応、分析を行う上での操作性や分析感度の点から現実的ではない。従って、マイクロリアクタとしての集積密度、分析感度や製造の容易性を考慮すれば、凸部2a、2bの高さL1及び距離L2を20μm〜2mm程度にすれば良い。より好ましくは0.1〜1mm程度とすれば集積密度を高く保ち、かつ操作性も良い。微細流路4は、流れの方向に開口している構造なので、垂直方向ではなく、流れの断面方向で、試料の注入・抽出を行うことができる。又、同様の化学分析装置の微細流路を連結することにより、微細流路の延長などを行うことができる。
【0018】
封止部材11は、凸部2a、2bの上部の接着層5a、5bにより、平面部材1の上部に付けられる。ここでは、接着剤を用いて、平面部材1と封止部材11を付けている、機械的な押圧力を用いて付けても構わない。平面部材1及び封止部材11の材質は、石英等を用いる。
【0019】
微細流路4は、平面部材1の壁部材5a、5bで両側を挟まれた形で形成され、封止部材11で上部を覆われている。微細流路4は、電極13a及び電極13bをつなぐ試料の流路である。試料は、注入出口12a、12bより注入、抽出される。平面部材1と封止部材11の間には、微細流路4以外の空隙6a、6bがあり、この部分に充填材を注入し、接着強度の強化を実現しても構わない。又、空隙6a、6bに、微細流路4内の計測要素部品や環境調整部品を装着しても良い。計測要素部品や環境調整部品については、後に詳述する。
【0020】
図2は、平面部材1を成形する方法を示している。図2(a)に示すように、金型は、上部金型20と下部金型21で構成される。上部金型23には、平面部材1の凸部2a、2bの形状に合った溝部23が備えられている。図2(b)は、上部金型20と下部金型21の間に平面部材1の材料となる石英素材22を挟んだ状態の断面図である。この状態で、加熱環境下で加圧成形が行われる。微細流路4では、耐薬品性や光学特性の点から石英が用いられるが、石英の場合、真空・高温での加工環境を要求され、金属性の金型の適用は難しくガラス状カーボンが好適材料である。しかしながら、ガラス状カーボンは加工が困難であり、現状では溝の掘り込み加工しか施す事ができない。即ち、この金型による転写品は、基本的に、平面部材1から凸部2a、2bが凸設した形状を成形することは可能であるが、図14や図15の様な凹設型の従来の微細流路の構築は極めて困難であると言える。成形後の成型品24を図2(c)に示す。金型が円型であるので、成型品24も円型となる。成型品24は、切断ライン25a〜25dに沿って、切断され、平面部材1となる。又、成形時の温度に耐えられる接着剤がある場合は、図3(a)に示す様に、溝のない平面金型20aに溝部金型20b、20c、20dを接着剤により張り付けて、図3(b)に示す上部金型20を形成しても良い。
【0021】
石英素材22の成形技術については、例えば、「超精密・大口径光学素子の連続成形技術の開発」(NEDO 平成10年度即効型提案公募事業 成果報告 http://www.teian.nedo.go.jp/prj/fy10-3/10-12/yokou/98y15005/98y15005s.html)に記載された技術等を用いればよい。
【0022】
微細流路4内の計測要素部品として、発光部及び受光部を化学分析装置に配設し、試料の計測を行う例を図4〜7を参照して説明する。
【0023】
図4は、封止部材11の内部に計測要素部品を配設し、凸部2a、2bを反射光学系に利用した例である。封止部材11の内部には、LED等の発光部31とPD等の受光部32を有するセンサ筐体部30を平面部材1の屈折率を配慮して配設している。発光部31から出された光は、凸部2aで反射され、微細流路4を横切り、反対側の凸部2bで反射され、受光部32へと続く光路34を構築する。凸部2a、2bを反射光学系に利用するため、凸部2a、2bの表面に薄膜処理を施したり、全反射を利用したりしても良い。
【0024】
図5は、平面部材1の下部に発光部31と受光部32を配設し、凸部2a、2bの内部反射と屈折を利用して、矢印で示す光路を構築している。図5では、凸部2a、2bの表面に反射膜35a、35bを形成しているが、全反射を利用しても構わない。発光部31から出された光は、凸部2aの反射膜35aで反射され、微細流路4を横切り、反対側の凸部2bの反射膜35bで反射され、受光部32へと進む。
【0025】
図6は、凸部2a、2bの空隙6a、6b側に発光部31と受光部32を配設し、矢印で示す光路を構築している。凸部2a、2b上に直接、成膜処理により発光部31及び受光部32を形成しても良いし、平面部材1と封止部材11の間の空隙6a、6bに、発光部31及び受光部32を後から組み立てても良い。この空隙6a、6b内に充填する素材を、これらデバイスのモールド材として兼用することも可能である。発光部31から出された光は、凸部2aで内部反射(屈折)され、微細流路4を横切り、反対側の凸部2bで内部反射(屈折)され、受光部32へと進む。
【0026】
図7は、封止部材として、シリコン基板36を用いた例である。シリコン基板36により、各種センサデバイスや処理用の電子回路を微細流路4上に直接構築することが可能となる。図7では、発光部31と受光部32をシリコン基板36上に作りこみ、微細流路4底面に設けた反射膜35に反射させることにより、矢印で示す光路を形成している。又、凸部2a、2bの頂角θをシリコン結晶を異方性エッチングする際に結晶面の方位により規定される角度より狭く定める事により、容易に位置決めを行うことができる。ここでは、シリコン基板36について説明したが、シリコン基板36に限らず、素材に応じて位置決め用の溝加工や頂角θの設定をすれば良いことは勿論である。
【0027】
上記のように、発光部31や受光部32等の観測要素部品を配設することにより、試料の速度計測や分光計測が可能となる。図4〜図7は光学デバイスを例に示したが、温度デバイスや電磁気的なデバイスを配設しても構わない。このとき、特性に応じた成膜処理等を微細流路4近傍の領域に施しても良い。又、第1の実施の形態では、観測要素部品を微細流路4を横断して計測するように配設してあるが、微細流路4を縦断するように配設しても構わない。特に光学手段で計測する場合には、適正な屈折率の石英素材を選択する事により光ファイバと同様、流路内を導光路として利用する事が可能である。流路内部あるいは外部に金属膜などで反射加工をしておけば素材の選択は不要である。
【0028】
微細流路4内の環境調整部品として、加熱源及び冷却源を化学分析装置に配設し、試料の物理環境を調整する例を図8〜10を参照して説明する。
【0029】
図8は、微細流路4内の温度制御を図るために、封止部材11上に加熱源41を、平面部材1の下に冷却源42を配設している。これらの加熱源41及び冷却源42は必要に応じて微細流路4に沿って配設しても構わない。加熱源41としては、例えば、適正な寸法に絞ったレーザや赤外線等を用いることが考えられる。又、冷却源42としては、ペルチェ素子やヒートシンク、あるいはファン等を用いることが考えられる。加熱源41により加熱されると、その加熱源41の寸法に応じた領域で温度が上昇し、加熱を止めると冷却源42によって温度が下降する。この領域の温度を計測する温度計測部40を配設することにより、温度計測部40と接続された制御機器(図示せず)を用いた温度制御が可能となる。
【0030】
図9は、微細流路4に沿って、封止部材11に加熱源41及び冷却用流路42を配設した例を示す。複数台の加熱源41(ヒータ等)がそれぞれ異なる温度で、微細流路4の一部を加熱することができるため、微細流路4を部分毎に異なる温度で制御することができる。冷却用流路42は、低温の流体を加熱源41の下部に流すことにより冷却を行う。
【0031】
図10は、微細流路4近傍に、外部から加熱管45と冷却管44を連結した例である。図10(b)は、図10(a)のC−Cに沿った断面図である。加熱管21は、高温の液体を流すことにより、微細流路4の温度を上昇させる。冷却管20は、低温の流体を流すことにより、微細流路4の温度を下降させる。封止部材11に配設された温度計測部40は、微細流路4内の温度を計測する。温度計測部40と接続された制御機器(図示せず)が、温度計測部40の計測結果に基づき、加熱管45及び冷却管44を流れる流体を制御することで、微細流路4内の温度制御が可能となる。
【0032】
図8〜図10において説明した加熱源41、冷却源42、温度計測部40及び微細流路4の形状は、任意の形が可能である。温度制御する領域の範囲も任意である。又、温度だけでなく電磁気や光学的な線源を利用する場合も同様の配設手法が可能である。
【0033】
第1の実施の形態に係る化学分析装置によると、微細流路4は、プレス成形された部品を組み立てる事で構築され、特に石英用のプレス金型など加工性が極端に悪い素材でも、平面状ではなく線状の最小限の溝を研削やエッチングで掘り込むことで実現することができる。これまで直接加工する際に時間と費用を要していた石英等の素材に対しても、量産性の大幅な向上が期待できる。例えば、石英に深さ100μm程度の溝を形成する場合、これまでは数時間の加工時間を要していたが、第1の実施の形態に係る化学分析装置の構成によれば、数分で微細流路の形成が終了する。
【0034】
又、組み立て後の構造では、流路以外の部分にも多くの空隙がある構造となるが、これらの間には断熱性や導電性に優れた充填材を後から注入可能なので、強度の確保と共に、機能的な新規性の追加も可能となる。又、微細流路4の流れの入出力方向以外の四方向に測定等に関する要素部品の装着が可能となる。光学的な機能をプレス成形の段階から新たに造りこむ事もできる。
【0035】
又、基本的に微細流路4は組み立てによって形成されるので、この構造部材の一部を回路パターン等が造り込まれたシリコン部材とする事も可能である。
【0036】
又、試薬やサンプルの注入口や連結口は従来は流れと直交方向に形成されていたが、本発明では流れの入出力方向の断面をプレス成形部品の組立で正確に規定できるので、この方向での連結や注入部品の装着が非常に容易となる。
【0037】
(第1の実施の形態の変形例)
図11は、第1の実施の形態に係る化学分析装置をキャピラリ(微細直管流路)電気泳動装置に使用した一例を示す図である。平面部材1上には、十字形に交差する直線状の交差型微細流路51(定量用流路55及び検出用流路54)が形成されている。交差型微細流路51の両側面は、断面が三角形状又は台形状の凸部で構成されている。平面部材1と封止部材11の間には、空隙があり、第1の実施の形態で説明した計測要素部品や環境調整部品を配設することができる。又、外接型コネクタ52は、微細流路の外側を挟むように取り付けられたコネクタである。内接型コネクタ53は、微細流路の内側にはめ込むように取り付けられたコネクタである。外接型コネクタ52及び内接型コネクタ53により、異なる化学分析装置を取り付け、微細流路の延長を行ったり、微細流路の流れの向きを変更することができる。
【0038】
第1の実施の形態の変形例に係る化学分析装置によると、平面部材1及び封止部材11を組み立てることにより、キャピラリ(微細直管流路)電気泳動を行うことができる。
【0039】
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態に係る化学分析装置は、平面部材1側のみが凸部を備えているが、第2の実施の形態に係る化学分析装置では、平面部材1に第1の凸部2が、封止部材11に第2の凸部9が備えられている。第2の実施の形態に係る化学分析装置は、図12に示すように、一方の主面に堤防形状の第1の凸部2を有する平面部材1と、一方の主面に第1の凸部2に対向する第2の凸部9を有する封止部材11とを備え、第1の凸部2を封止部材11の主面に、第2の凸部9を平面部材1の主面に付けることにより、第1及び第2の凸部2、9に囲まれた微細流路4を形成する。
【0040】
図12(a)は、第2の実施の形態に係る化学分析装置の平面部材1及び封止部材11の斜視図であり、図12(b)は、図12(a)の平面部材1上に封止部材11を付け、B−Bに沿った断面図を示している。平面部材1には断面が台形あるいは三角形状の第1の凸部2が凸設している。同様に、封止部材11には断面が台形あるいは三角形状の第2の凸部9が凸設している。第1の凸部2の上、第2の凸部9の下には接着層5a、5bがある。接着層5a、5bによって、平面部材1と封止部材11は接着され、第1の凸部2と第2の凸部9の間に微細流路4を形成している。平面部材1と封止部材11の間には、微細流路4以外の空隙6a、6bがあり、この部分に充填材を注入し、接着層5a、5bを用いず、接着を実現しても構わない。空隙6a、6bは充填材だけでなく、微細流路4内の観測要素部品や環境調整部品を装着しても良い。観測要素部品や環境調整部品については、第1の実施の形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0041】
第1の凸部2(第2の凸部9も同様)の高さL1、即ち微細流路4の深さは、例えば50μm〜1mmが好ましい。第1の凸部2と第2の凸部9の間の距離L2、即ち微細流路4の幅は、例えば50μm〜1mmが好ましい。5mm以上の高さL1、距離L2としても良いが、集積密度が低下し、マイクロリアクタとしての機能が薄くなる。加工技術が許せば、1μm以下の高さ及び距離も可能であるが、混合、反応、分析を行う上での操作性や分析感度の点から現実的ではない。従って、マイクロリアクタとしての集積密度、分析感度や製造の容易性を考慮すれば、凸部2a、2bの高さL1及び距離L2を20μm〜2mm程度にすれば良い。より好ましくは0.1〜1mm程度とすれば集積密度を高く保ち、かつ操作性も良い。
【0042】
又、平面部材1及び封止部材11は、図2に示すように、第1の実施の形態で説明したものと同様の方法で成型することができる。更に、第1の実施の形態の変形例において説明した交差型微細流路51を、第2の実施の形態に係る化学分析装置の平面部材1及び封止部材11を用いて実現することも可能である。
【0043】
第2の実施の形態に係る化学分析装置によると、平面部材1と封止部材11の形状は同じであるので、成形する部品の種類を低減できる。又、組み立て時に、流路幅の調整を任意に行うことができる。
【0044】
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係る化学分析装置は、図13に示すように、一方の主面に1対の堤防形状の凸部2a、2bを有する平面部材1と、一方の主面に他の1対の堤防形状の凸部9a、9bを有する封止部材11とを備え、1対の堤防形状の凸部2a、2bと他の1対の堤防形状の凸部9a、9bの側面を付けることにより、1対の堤防形状の凸部2a、2bと他の1対の堤防形状の凸部9a、9bに囲まれた微細流路4を形成する。
【0045】
平面部材1には、断面が台形あるいは三角形状の凸部2a、2bが凸設している。同様に、封止部材11には、断面が台形あるいは三角形状の凸部9a、9bが凸設している。凸部2a、2bと凸部9a、9bの側面に接着層5a、5bがある。接着層5a、5bによって、平面部材1と封止部材11は接着され、凸部2a、2bと凸部9a、9bの間に微細流路4を形成している。平面部材1と封止部材11の間には、微細流路4以外の空隙6a、6bがあり、この部分に充填材を注入し、接着層5a、5bを用いず、接着を実現しても構わない。空隙6a、6bは充填材だけでなく、微細流路4内の観測要素部品や環境調整部品を装着しても良い。観測要素部品や環境調整部品については、第1の実施の形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0046】
凸部2a、2b(凸部9a、9bも同様)の高さL1、即ち微細流路4の深さは、例えば50μm〜1mmが好ましい。凸部2a、2b(凸部9a、9bも同様)間の距離L2、即ち微細流路4の幅は、例えば50μm〜1mmが好ましい。5mm以上の高さL1、距離L2としても良いが、集積密度が低下し、マイクロリアクタとしての機能が薄くなる。加工技術が許せば、1μm以下の高さ及び距離も可能であるが、混合、反応、分析を行う上での操作性や分析感度の点から現実的ではない。従って、マイクロリアクタとしての集積密度、分析感度や製造の容易性を考慮すれば、凸部2a、2bの高さL1及び距離L2を20μm〜2mm程度にすれば良い。より好ましくは0.1〜1mm程度とすれば集積密度を高く保ち、かつ操作性も良い。
【0047】
又、平面部材1及び封止部材11は、図2に示すように、第1の実施の形態で説明したものと同様の方法で成型することができる。更に、第1の実施の形態の変形例において説明した交差型微細流路51を、第3の実施の形態に係る化学分析装置の平面部材1及び封止部材11を用いて実現することも可能である。
【0048】
第3の実施の形態によると、接着面積を大きく取れるので空間部に充填材を注入しなくても、接着強度が強化できる。又、平面部材1と封止部材11の形状は同じであるので、成形する部品の種類を低減できる。
【0049】
(その他の実施の形態)
本発明は上記の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0050】
例えば、本発明の第1〜第3の実施の形態において、微細流路4は直線状の流路で図示したが、図14に示すように、曲線型の曲線型微細流路50を用いることも可能である。
【0051】
又、本発明の第1〜第3の実施の形態に係る化学分析装置は、金型によるプレス(加圧)により成形された部品を用いると説明したが、例えば、平面部材1等の空隙6a、6bを形成する部分をプレスで、微細流路4を形成する部分をエッチングによって成形しても構わない。プレスとエッチングを組み合わせることにより、様々な形状の空隙6a、6b及び微細流路4を形成することができる。
【0052】
又、本発明の第1〜第3の実施の形態に係る化学分析装置は、平面部材1上に封止部材11を付けているが、この封止部材11は脱着可能にしてもよい。このとき、接着的に封止部材11を付けている場合は剥離材などを使用し、機械的(押圧的)に付けている場合は圧力の解放によって、実現することができる。封止部材11を外すことにより、微細流路4内の洗浄が容易になる。
【0053】
又、本発明の第1〜第3の実施の形態に係る化学分析装置は、平面部材1及び封止部材11が平面であり、壁部材はその断面が三角形あるいは台形等の矩形としてあるが、加工が可能であればこれに限るものではない。例えば、基板には起伏があっても良いし、微細流路4を形成する壁部材は、同じ高さにある必要はない。
【0054】
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、微細流路内の試料を流れ方向以外の四方向から計測及び環境調整することができ、加工性と量産性に優れた化学分析装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、第1の実施に形態に係る化学分析装置の斜視図、(b)は、(a)のA−Aに沿った断面図である。
【図2】第1の実施の形態に係る化学分析装置の製造方法を示す図である。
【図3】第1の実施の形態に係る化学分析装置の製造に使用する金型の例を示す図である。
【図4】第1の実施の形態に係る化学分析装置の封止部材に計測要素部品を配設した例である。
【図5】第1の実施の形態に係る化学分析装置の平面部材に計測要素部品を配設した例である。
【図6】第1の実施の形態に係る化学分析装置の空隙に計測要素部品を配設した例である。
【図7】第1の実施の形態に係る化学分析装置の封止部材をシリコン基板とした例である。
【図8】第1の実施の形態に係る化学分析装置の封止部材及び平面部材に環境調整部品を配設した例である。
【図9】第1の実施の形態に係る化学分析装置の微細流路に沿って環境調整部品を配設した例である。
【図10】(a)は、第1の実施の形態に係る化学分析装置の空隙を利用して環境調整部品を配設した斜視図、(b)は、(a)のC−Cに沿った断面図である。
【図11】第1の実施に形態の変形例に係る化学分析装置の斜視図である。
【図12】(a)は、第2の実施に形態に係る化学分析装置の斜視図、(b)は、(a)のB−Bに沿った断面図である。
【図13】第3の実施に形態に係る化学分析装置の断面図である。
【図14】その他の実施に形態に係る化学分析装置の斜視図である。
【図15】従来のキャピラリ電気泳動装置の斜視図である。
【図16】従来のμ−TASの斜視図である。
【符号の説明】
1 平面部材
2 第1の凸部
2a、2b 凸部
4 微細流路
5a、5b 接着層
6a、6b 空隙
9 第2の凸部
9a、9b 凸部
11 封止部材
12、12a、12b 注入出口
13a、13b 電極
20 上部金型
20a 平面金型
20b、20c、20d 溝部金型
21 下部金型
22 石英素材
23 溝部
24 成型品
25a、25b、25c、25d 切断ライン
30 センサ筺体部
31 発光部
32 受光部
35a、25b 反射膜
36 シリコン基板
40 温度計測部
41 加熱源
42 冷却源
43 冷却用流路
44 冷却管
45 加熱管
50 曲線型微細流路
51 交差型微細流路
52 外接型コネクタ
53 内接型コネクタ
54 検出用流路
55 定量用流路
60 試料
61、61a、61b 透明絶縁基板
70 試料注入部
71a 混合部
71b 反応部
71c 分離部
71d 検出部
72 廃液部
Claims (8)
- 一方の主面に堤防形状の第1の凸部を有する平面部材と、
一方の主面に堤防形状の第2の凸部を有する封止部材とを備え、
前記第1の凸部を前記封止部材の前記主面に、前記第2の凸部を前記平面部材の前記主面に付けることにより、前記第1及び第2の凸部に囲まれた微細流路を形成することを特徴とする化学分析装置。 - 一方の主面に1対の堤防形状の凸部を有する平面部材と、
一方の主面に他の1対の堤防形状の凸部を有する封止部材とを備え、
前記1対の堤防形状の凸部と前記他の1対の堤防形状の凸部の側面を付けることにより、前記1対の堤防形状の凸部と前記他の1対の堤防形状の凸部に囲まれた微細流路を形成することを特徴とする化学分析装置。 - 前記平面部材の前記一方の主面の裏面側に設けられ、前記主面側に形成された前記微細流路を流れる試料の性質を測定するための計測要素部品を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の化学分析装置。
- 前記第1の凸部の前記第2の凸部に対向する側面は、前記平面部材の前記一方の主面に対して傾斜し、
前記第2の凸部の前記第1の凸部に対向する側面は、前記封止部材の前記一方の主面に対して傾斜し、
前記平面部材の前記一方の主面の裏面側に設けられ、前記裏面側を出射及び入射側とし、前記第1の凸部の前記側面と前記第2の凸部の前記側面とを反射面として前記微細流路を横切る光路を形成する計測要素部品を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の化学分析装置。 - 前記平面部材と前記封止部材の間の空隙に設けられ、前記平面部材と前記封止部材の間に形成された前記微細流路を流れる試料の性質を測定するための計測要素部品を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の化学分析装置。
- 前記計測要素部品は、前記微細流路を横切る光路を形成する発光部及び受光部であることを特徴とする請求項5に記載の化学分析装置。
- 前記封止部材の前記一方の主面の裏面側に設けられ、前記微細流路を流れる試料を加熱するための加熱源を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の化学分析装置。
- 前記平面部材の前記一方の主面の裏面側に設けられ、前記微細流路を流れる試料を冷却するための冷却源を備えることを特徴とする請求項7に記載の化学分析装置。
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