JP2001183094A - 防刃衣 - Google Patents

防刃衣

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JP2001183094A
JP2001183094A JP36904099A JP36904099A JP2001183094A JP 2001183094 A JP2001183094 A JP 2001183094A JP 36904099 A JP36904099 A JP 36904099A JP 36904099 A JP36904099 A JP 36904099A JP 2001183094 A JP2001183094 A JP 2001183094A
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JP36904099A
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Takehiro Kato
武弘 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重く且つ屈曲性も無いため、運動性に劣って
いる。 【解決手段】 表布の裏側に、フレキシブルなシート材
の側面に無数の硬質粒状体を隙間無く固着した防刃材
3、3a…を設けた防刃衣を着用すると、表布を貫通した
刃先は防刃材3、3a…の硬質層部に当たった時点でそれ
以上の進入が抑止され、更に複数の防刃材3、3a…を積
層すれば、例え1層目の防刃材3、3a…を貫通したとし
ても、2層目以降で刃先が止まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刃物から身体を守
るために着用する防刃衣に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる防刃衣としては、鎖帷子
や、前身頃に短冊状に形成した複数枚の金属板、セラミ
ック板を取り付けたり、ケプラー等の特殊繊維布を詰め
た所謂防弾チョッキ等が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者のもの
は、重い上に屈曲性も無いため、違和感があり、着心地
が悪く、後者のものは、着心地は良好になるが、厚さが
必要になるため、重くなってしまうことから、両者共に
運動性に劣っている等解決せねばならない課題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、着心地が悪かったり、重く成ってしまう課題
に鑑み、表布の裏側に、フレキシブルなシート材の表面
に、金属、セラミック、硬質プラスチックの粒状体、小
片である無数の硬質粒状体を隙間無く固着した防刃材を
設けた防刃衣を着用することによって、表布を貫通した
刃先は防刃材の硬質層部に当たった時点でそれ以上の進
入が抑止され、更に複数の防刃材を積層すれば、例え1
層目の防刃材を貫通したとしても、2層目以降で刃先が
止まる様にして、上記課題を解決する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。胴部、特に胸部、腹部及び脇腹部を
保護するための防刃衣1にあっては、表布2の裏側に、
少なくとも胸部、腹部及び脇腹部が隠れる様な防刃材
3、3a…を設け、該防刃材3、3a…は、例えばアラミド
繊維布の様な高強度でフレキシブルなシート材4と、金
属、セラミック、硬質プラスチックの粒状体、小片であ
る無数の硬質粒状体5、5a…をシート材4の表面又は表
裏両面に隙間無く固着して形成された硬質層部6とによ
り構成されている。
【0006】具体的には、胸部保護部1aの下部に、該胸
部保護部1aより幅が広い腹部保護部1bを形成して防刃衣
1と成しており、表裏布2、2aにより形成されたカバー
体7内に防刃材3、3a…を、硬質層部6が前になる様に
収容している。又、カバー体7の上部及び両側部に適宜
ベルト8、8a…を取り付け、カバー体7側及び/又はベ
ルト8、8a…に接離自在テープ(図示せず)を取り付け
て、サイズ調節自在に着用可能に成っている。又、カバ
ー体7に防刃材3、3a…の取出し口(図示せず)を設け
て、カバー体7を洗濯可能と成しても良い。
【0007】又、防刃衣1の形態としては、図1に示す
様な着衣の下に着込むタイプの他に、例えば図3に示す
様なエプロンタイプのものもあり、エプロン主体である
表布2の裏側の全体に防刃材3、3a…が設けられてお
り、よって少なくとも胸部、腹部及び脇腹部が隠れる様
に成っている。
【0008】次に本発明に係る防刃衣の作用について説
明する。防刃衣1に突き立てられた刃物は、簡単に表布
2を貫通するが、防刃材3、3a…の表面の硬質層部6に
到達すると、そこで刃物の進行力が弱まり、例え刃物の
の刃先が硬質層部6を貫通したとしても、貫通長さが短
くなり、例え身体に到達したとしても致命傷に至らな
い。又、複数の防刃材3、3a…が積層されていれば、1
層目の防刃材3を貫通したとしても、2層目以降の防刃
材3a、3b…で順次刃物の進行力を弱め、身体に届かない
様にするか、貫通したとしても貫通長さが更に短くな
る。
【0009】
【発明の効果】要するに本発明は、表布2の裏側に、フ
レキシブルなシート材4の側面に無数の硬質粒状体5、
5a…を隙間無く固着した、少なくとも胸部、腹部及び脇
腹部が隠れる様な防刃材3、3a…を設けたので、防刃材
3、3a…が軟質なため、着心地が良好になり、且つ軽量
化を図ることが出来るため、運動性の向上を図ることが
出来る。又、複数の防刃材3、3a…を積層したので、更
なる防刃性の向上を図ることか出来る等その実用的効果
甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防刃衣の正面図である。
【図2】図1のXーX断面の要部拡大図である。
【図3】エプロンとした防刃衣の正面図である。
【符号の説明】
2 表布 3、3a… 防刃材 4 シート材 5、5a… 硬質粒状体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表布の裏側に、フレキシブルなシート材
    の側面に無数の硬質粒状体を隙間無く固着した防刃材を
    設けたことを特徴とする防刃衣。
  2. 【請求項2】 複数の防刃材を積層したことを特徴とす
    る請求項1記載の防刃衣。
JP36904099A 1999-12-27 1999-12-27 防刃衣 Pending JP2001183094A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100372083B1 (ko) * 2000-07-14 2003-02-11 주식회사 에어리산업 방도천 및 그 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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