JP2001182668A - 往復動ポンプ - Google Patents
往復動ポンプInfo
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- JP2001182668A JP2001182668A JP37099399A JP37099399A JP2001182668A JP 2001182668 A JP2001182668 A JP 2001182668A JP 37099399 A JP37099399 A JP 37099399A JP 37099399 A JP37099399 A JP 37099399A JP 2001182668 A JP2001182668 A JP 2001182668A
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- Japan
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- reciprocating pump
- valve
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポンプヘッド部の分解・組立作業を行うこと
なく接続部の着脱が可能であることにより、バルブ部お
よび弁座部の洗浄・交換等を容易に行うことができる往
復動ポンプを提供することを課題とする。 【解決手段】 駆動部(11)を有するポンプ本体部
と、前記ポンプ本体部および配管部(21),(22)
を接続すべく設けられた接続部(13),(14)とを
備えた往復動ポンプにおいて、前記接続部(13),
(14)がバルブ部を有しており、前記ポンプ本体部お
よび前記配管(21),(22)部を固定した状態で、
前記接続部(13),(14)が着脱可能に構成されて
いる。
なく接続部の着脱が可能であることにより、バルブ部お
よび弁座部の洗浄・交換等を容易に行うことができる往
復動ポンプを提供することを課題とする。 【解決手段】 駆動部(11)を有するポンプ本体部
と、前記ポンプ本体部および配管部(21),(22)
を接続すべく設けられた接続部(13),(14)とを
備えた往復動ポンプにおいて、前記接続部(13),
(14)がバルブ部を有しており、前記ポンプ本体部お
よび前記配管(21),(22)部を固定した状態で、
前記接続部(13),(14)が着脱可能に構成されて
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は往復動ポンプに関
し、詳しくは、往復動ポンプと配管部とを接続すべく設
けられた往復動ポンプの構成要素たる接続部、およびそ
の周辺要素の改良に関するものである。
し、詳しくは、往復動ポンプと配管部とを接続すべく設
けられた往復動ポンプの構成要素たる接続部、およびそ
の周辺要素の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術に係る往復動ポンプは、通常、
図6に示すべく配管部と接続されている。図6におい
て、往復動ポンプ110と配管部121,122は、そ
れぞれに設けられたフランジ部を介して接続されてい
る。具体的には、往復動ポンプ110に設けられた第一
のポンプ側フランジ部131と、移送物の流入側配管部
121に設けられた流入側フランジ部141とがボルト
等を用いて連結され、往復動ポンプ110に設けられた
第二のポンプ側フランジ部132と、移送物の流出側配
管部122に設けられた流出側フランジ部142とがボ
ルト等を用いて連結されることによって、往復動ポンプ
110と配管部121,122とが接続されている。
図6に示すべく配管部と接続されている。図6におい
て、往復動ポンプ110と配管部121,122は、そ
れぞれに設けられたフランジ部を介して接続されてい
る。具体的には、往復動ポンプ110に設けられた第一
のポンプ側フランジ部131と、移送物の流入側配管部
121に設けられた流入側フランジ部141とがボルト
等を用いて連結され、往復動ポンプ110に設けられた
第二のポンプ側フランジ部132と、移送物の流出側配
管部122に設けられた流出側フランジ部142とがボ
ルト等を用いて連結されることによって、往復動ポンプ
110と配管部121,122とが接続されている。
【0003】図6に示された往復動ポンプ110は、電
動モータ等から成る駆動部111と、この駆動部111
からの駆動力に基づいて往復動するダイヤフラム等を内
包したポンプヘッド部112と、このポンプヘッド部1
12における移送物の流入側および流出側に設けられ
た、逆止弁機構(例えば、バルブ部および弁座部等から
成る)(図示省略)を有した接続部113,114等と
を用いて構成されている。
動モータ等から成る駆動部111と、この駆動部111
からの駆動力に基づいて往復動するダイヤフラム等を内
包したポンプヘッド部112と、このポンプヘッド部1
12における移送物の流入側および流出側に設けられ
た、逆止弁機構(例えば、バルブ部および弁座部等から
成る)(図示省略)を有した接続部113,114等と
を用いて構成されている。
【0004】ここで、通常、接続部113,114の一
方の端部は、ポンプヘッド部112に固着されている。
また、流入側接続部113の他方の端部には、第一のポ
ンプ側フランジ部131が固着され、流出側接続部11
4の他方の端部には、第二のポンプ側フランジ部132
が固着されている。
方の端部は、ポンプヘッド部112に固着されている。
また、流入側接続部113の他方の端部には、第一のポ
ンプ側フランジ部131が固着され、流出側接続部11
4の他方の端部には、第二のポンプ側フランジ部132
が固着されている。
【0005】そして、従来技術に係る往復動ポンプ11
0においては、使用頻度に応じて弁座部等の洗浄をした
り、また、移送物の種類に応じてバルブ部等の種類を変
更する必要が生ずるために、各接続部113,114
が、ポンプ本体部(駆動部111およびポンプヘッド部
112等から成る部分)から着脱可能であるべく構成さ
れている。例えば、接続部113,114の一方の端部
にねじが切られ、この接続部113,114の一方の端
部が、ポンプヘッド部112に螺合して固着されてお
り、必要に応じて、ポンプ本体部から各接続部113,
114が着脱可能であるべく構成されている。
0においては、使用頻度に応じて弁座部等の洗浄をした
り、また、移送物の種類に応じてバルブ部等の種類を変
更する必要が生ずるために、各接続部113,114
が、ポンプ本体部(駆動部111およびポンプヘッド部
112等から成る部分)から着脱可能であるべく構成さ
れている。例えば、接続部113,114の一方の端部
にねじが切られ、この接続部113,114の一方の端
部が、ポンプヘッド部112に螺合して固着されてお
り、必要に応じて、ポンプ本体部から各接続部113,
114が着脱可能であるべく構成されている。
【0006】したがって、従来技術に係る往復動ポンプ
110によれば、フランジ部131,132,141,
142の連結状態、および各接続部113,114の螺
合状態を解除することによって、各接続部113,11
4の取り外しを行うことが可能となり、各接続部11
3,114内のバルブ部および弁座部等の洗浄・交換を
行うことができる。
110によれば、フランジ部131,132,141,
142の連結状態、および各接続部113,114の螺
合状態を解除することによって、各接続部113,11
4の取り外しを行うことが可能となり、各接続部11
3,114内のバルブ部および弁座部等の洗浄・交換を
行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に係る往復動ポンプ110には、以下のような問
題があった。
来技術に係る往復動ポンプ110には、以下のような問
題があった。
【0008】従来技術に係る往復動ポンプ110は、上
述したように、接続部113,114内にバルブ部およ
び弁座部(図示省略)等を有しているため、これらのバ
ルブ部および弁座部等の洗浄、または交換等を行う際に
おいては、駆動部111およびポンプヘッド部112等
から成るポンプ本体部から、接続部113,114を取
り外さなければならない。
述したように、接続部113,114内にバルブ部およ
び弁座部(図示省略)等を有しているため、これらのバ
ルブ部および弁座部等の洗浄、または交換等を行う際に
おいては、駆動部111およびポンプヘッド部112等
から成るポンプ本体部から、接続部113,114を取
り外さなければならない。
【0009】そして、従来技術に係る往復動ポンプ11
0においては、その構成要件の一つである接続部11
3,114を取り外すために(螺合状態を解除するため
に)、流入側接続部113であれば下方向(図6におけ
る矢印Z1方向)に、また、流出側接続部114であれ
ば上方向(図6における矢印Z2方向)に、各接続部1
13,114を移動させなければならない。
0においては、その構成要件の一つである接続部11
3,114を取り外すために(螺合状態を解除するため
に)、流入側接続部113であれば下方向(図6におけ
る矢印Z1方向)に、また、流出側接続部114であれ
ば上方向(図6における矢印Z2方向)に、各接続部1
13,114を移動させなければならない。
【0010】しかし、一般的に、流入側接続部113の
下方に位置する配管部121は固定されているので、接
続部113の下方向(図6における矢印Z1方向)への
移動は困難であり、また、流出側接続部114の上方に
位置する配管部122も固定されているので、接続部1
14の上方向(図6における矢印Z2方向)への移動も
困難である。
下方に位置する配管部121は固定されているので、接
続部113の下方向(図6における矢印Z1方向)への
移動は困難であり、また、流出側接続部114の上方に
位置する配管部122も固定されているので、接続部1
14の上方向(図6における矢印Z2方向)への移動も
困難である。
【0011】したがって、従来技術に係る往復動ポンプ
110においては、接続部113,114を取り外すた
めには、フランジ部131,132,141,142の
連結状態を解除すると共に、ポンプヘッド部112の分
解をも行わなければならない。また、このような構成を
有する往復動ポンプ110においては、分解作業のみな
らず、洗浄・交換等の後には、再度、組立作業をも行わ
なければならない。
110においては、接続部113,114を取り外すた
めには、フランジ部131,132,141,142の
連結状態を解除すると共に、ポンプヘッド部112の分
解をも行わなければならない。また、このような構成を
有する往復動ポンプ110においては、分解作業のみな
らず、洗浄・交換等の後には、再度、組立作業をも行わ
なければならない。
【0012】よって、従来技術に係る往復動ポンプ11
0によれば、バルブ部および弁座部の洗浄・交換等を行
うためには、ポンプヘッド部112の分解・組立作業等
を行う必要があるので、係る作業が煩雑であるという問
題があった。
0によれば、バルブ部および弁座部の洗浄・交換等を行
うためには、ポンプヘッド部112の分解・組立作業等
を行う必要があるので、係る作業が煩雑であるという問
題があった。
【0013】そこで、本発明は、上記従来技術に係る問
題を解決するためになされたものであって、ポンプヘッ
ド部の分解・組立作業を行うことなく接続部の着脱が可
能であることにより、バルブ部および弁座部の洗浄・交
換等を容易に行うことができる往復動ポンプを提供する
ことを課題とする。
題を解決するためになされたものであって、ポンプヘッ
ド部の分解・組立作業を行うことなく接続部の着脱が可
能であることにより、バルブ部および弁座部の洗浄・交
換等を容易に行うことができる往復動ポンプを提供する
ことを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決するための本発明は、駆動部を有するポンプ本体部
と、前記ポンプ本体部および配管部を接続すべく設けら
れた接続部とを備えた往復動ポンプにおいて、前記接続
部がバルブ部を有しており、前記ポンプ本体部および前
記配管部を固定した状態で、前記接続部が着脱可能に構
成されたことを特徴としている。
決するための本発明は、駆動部を有するポンプ本体部
と、前記ポンプ本体部および配管部を接続すべく設けら
れた接続部とを備えた往復動ポンプにおいて、前記接続
部がバルブ部を有しており、前記ポンプ本体部および前
記配管部を固定した状態で、前記接続部が着脱可能に構
成されたことを特徴としている。
【0015】本発明に係る往復動ポンプによれば、前記
ポンプ本体部および前記配管部を固定した状態で、前記
接続部が着脱可能に構成されているので、従来のよう
に、ポンプヘッド部の分解・組立作業等の煩雑な作業を
行うことなく、前記接続部内の前記バルブ部等の洗浄・
交換等を容易に行うことが可能となる。また、本発明に
係る往復動ポンプによれば、前記接続部の交換を容易に
行うことが可能となるので、逆止弁機構を構成するバル
ブ部等の大きさ・種類等がそれぞれ異なる複数の接続部
を用意することによって、汎用性に富んだ往復動ポンプ
を得ることができる。
ポンプ本体部および前記配管部を固定した状態で、前記
接続部が着脱可能に構成されているので、従来のよう
に、ポンプヘッド部の分解・組立作業等の煩雑な作業を
行うことなく、前記接続部内の前記バルブ部等の洗浄・
交換等を容易に行うことが可能となる。また、本発明に
係る往復動ポンプによれば、前記接続部の交換を容易に
行うことが可能となるので、逆止弁機構を構成するバル
ブ部等の大きさ・種類等がそれぞれ異なる複数の接続部
を用意することによって、汎用性に富んだ往復動ポンプ
を得ることができる。
【0016】また、本発明に係る往復動ポンプにおいて
は、前記接続部における前記ポンプ本体部側の端部およ
び前記配管部側の端部に、ポンプ側フランジ部および配
管側フランジ部が設けられ、前記ポンプ本体部の前記接
続部側の端部および前記配管部の前記接続部側の端部
に、前記ポンプ側フランジ部および前記配管側フランジ
部に対応したフランジ部が設けられており、対応したそ
れぞれのフランジ部に対しては、前記フランジ部の着脱
が可能である連結機構が設けられる構成が好ましい。
は、前記接続部における前記ポンプ本体部側の端部およ
び前記配管部側の端部に、ポンプ側フランジ部および配
管側フランジ部が設けられ、前記ポンプ本体部の前記接
続部側の端部および前記配管部の前記接続部側の端部
に、前記ポンプ側フランジ部および前記配管側フランジ
部に対応したフランジ部が設けられており、対応したそ
れぞれのフランジ部に対しては、前記フランジ部の着脱
が可能である連結機構が設けられる構成が好ましい。
【0017】この好ましい構成によれば、前記接続部、
前記ポンプ本体部、および前記配管部のそれぞれに適宜
対応するフランジ部が設けられており、これらの対応す
るフランジ部がそれぞれ着脱可能であるべく、前記連結
機構が設けられている。したがって、この好ましい構成
によれば、簡単な構成に基づいて、前記ポンプ本体部お
よび前記配管部を固定した状態で、前記接続部を着脱可
能とすることができる。
前記ポンプ本体部、および前記配管部のそれぞれに適宜
対応するフランジ部が設けられており、これらの対応す
るフランジ部がそれぞれ着脱可能であるべく、前記連結
機構が設けられている。したがって、この好ましい構成
によれば、簡単な構成に基づいて、前記ポンプ本体部お
よび前記配管部を固定した状態で、前記接続部を着脱可
能とすることができる。
【0018】また、本発明に係る往復動ポンプにおいて
は、前記連結機構が、クランプを用いて構成されている
ことが好ましい。
は、前記連結機構が、クランプを用いて構成されている
ことが好ましい。
【0019】この好ましい構成によれば、前記対応する
フランジ部(対向する二つのフランジ部)に対して、前
記連結機構としてのクランプが一つ設けられているの
で、前記フランジ同士の装着・離脱を簡単に行うことが
できる。
フランジ部(対向する二つのフランジ部)に対して、前
記連結機構としてのクランプが一つ設けられているの
で、前記フランジ同士の装着・離脱を簡単に行うことが
できる。
【0020】また、本発明に係る往復動ポンプにおいて
は、前記接続部がバルブ部とスプリングと弁座部とを有
し、前記スプリングによって前記バルブ部が前記弁座部
側に付勢されることによって逆止弁機構が構成されてい
ることが好ましい。
は、前記接続部がバルブ部とスプリングと弁座部とを有
し、前記スプリングによって前記バルブ部が前記弁座部
側に付勢されることによって逆止弁機構が構成されてい
ることが好ましい。
【0021】この好ましい構成によれば、前記バルブ部
が前記スプリングによって強制的に前記弁座部方向に付
勢されることとなるので、高粘度の移送物(例えば、ジ
ャム、ケチャップ、ペンキ、および練り歯磨き粉等)を
移送する場合であっても、前記スプリングの付勢力によ
り前記バルブ部が確実に機能するため(すなわち、移送
物の粘性によってバルブ部の戻りが悪くなる等の影響を
受ける可能性が低いため)、移送物の移送量等(例え
ば、時間当たりの移送量)を良好に再現・維持すること
ができる。また、このような高粘度の移送物を搬送する
際には、頻繁に洗浄等を行う必要が生ずる場合もある
が、この好ましい構成によれば、上述したように、前記
バルブ部等を有する前記接続部は、その着脱が容易であ
るため、洗浄等も容易に行うことができる。したがっ
て、この好ましい構成によれば、高粘度の移送物を搬送
するのに適した、往復動ポンプを得ることが可能とな
る。
が前記スプリングによって強制的に前記弁座部方向に付
勢されることとなるので、高粘度の移送物(例えば、ジ
ャム、ケチャップ、ペンキ、および練り歯磨き粉等)を
移送する場合であっても、前記スプリングの付勢力によ
り前記バルブ部が確実に機能するため(すなわち、移送
物の粘性によってバルブ部の戻りが悪くなる等の影響を
受ける可能性が低いため)、移送物の移送量等(例え
ば、時間当たりの移送量)を良好に再現・維持すること
ができる。また、このような高粘度の移送物を搬送する
際には、頻繁に洗浄等を行う必要が生ずる場合もある
が、この好ましい構成によれば、上述したように、前記
バルブ部等を有する前記接続部は、その着脱が容易であ
るため、洗浄等も容易に行うことができる。したがっ
て、この好ましい構成によれば、高粘度の移送物を搬送
するのに適した、往復動ポンプを得ることが可能とな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。
実施の形態を説明する。
【0023】図1は、本発明の実施形態に係る往復動ポ
ンプの概略斜視図を示したものであり、具体的には、往
復動ポンプ10と、この往復動ポンプ10に接続された
流入側および流出側の配管部(以下、単に「配管部」と
もいう。)21,22の接続状態とを示した斜視図であ
る。
ンプの概略斜視図を示したものであり、具体的には、往
復動ポンプ10と、この往復動ポンプ10に接続された
流入側および流出側の配管部(以下、単に「配管部」と
もいう。)21,22の接続状態とを示した斜視図であ
る。
【0024】図1において、本実施形態に係る往復動ポ
ンプ10と、各配管部21,22とは、連結手段たる配
管側クランプ51,52を用いて連結されている。そし
て、本実施形態においては、往復動ポンプ10を駆動さ
せることにより、流入側配管部21、往復動ポンプ1
0、および流出側配管部22を介して、移送物の搬送が
行われる。
ンプ10と、各配管部21,22とは、連結手段たる配
管側クランプ51,52を用いて連結されている。そし
て、本実施形態においては、往復動ポンプ10を駆動さ
せることにより、流入側配管部21、往復動ポンプ1
0、および流出側配管部22を介して、移送物の搬送が
行われる。
【0025】また、図1に示された往復動ポンプ10
は、電動モータ等から成る駆動部11と、この駆動部1
1からの駆動力に基づいて往復動するダイヤフラム等を
有するポンプヘッド部12と、弁座部等を有する流入側
および流出側の接続部(以下、単に「接続部」ともい
う。)13,14と、ポンプヘッド部12と接続部1
3,14とを連結する連結手段たる第一のクランプ15
および第二のクランプ16等とを用いて構成されてい
る。
は、電動モータ等から成る駆動部11と、この駆動部1
1からの駆動力に基づいて往復動するダイヤフラム等を
有するポンプヘッド部12と、弁座部等を有する流入側
および流出側の接続部(以下、単に「接続部」ともい
う。)13,14と、ポンプヘッド部12と接続部1
3,14とを連結する連結手段たる第一のクランプ15
および第二のクランプ16等とを用いて構成されてい
る。
【0026】図2は、図1に示された往復動ポンプ10
のポンプヘッド部12およびその周辺の概略断面図を示
したものである。
のポンプヘッド部12およびその周辺の概略断面図を示
したものである。
【0027】図2において、本実施形態に係る往復動ポ
ンプ10は、往復動するダイヤフラム31等を内包する
ポンプヘッド部12、弁座部13B,14B等を有する
接続部13,14、およびポンプヘッド部12と接続部
13,14とを連結するクランプ15,16等を用いて
構成されている。
ンプ10は、往復動するダイヤフラム31等を内包する
ポンプヘッド部12、弁座部13B,14B等を有する
接続部13,14、およびポンプヘッド部12と接続部
13,14とを連結するクランプ15,16等を用いて
構成されている。
【0028】ポンプヘッド部12には、移送物を搬送す
るための搬送路12aが形成されており、また、各接続
部13,14に連結される流入部43および流出部44
が設けられている。
るための搬送路12aが形成されており、また、各接続
部13,14に連結される流入部43および流出部44
が設けられている。
【0029】ダイヤフラム31は、ポンプヘッド部12
と、スペーサ33とで挟持されている。ここで、スペー
サ33は、ダイヤフラム31を挟持する際の固定部とし
て機能し、ポンプヘッド部12はダイヤフラム31を挟
持する際の押さえ部として機能する。すなわち、ダイヤ
フラム31は、ポンプヘッド部12およびスペーサ33
とを用いて、その周縁部近傍を挟持して固定されてい
る。また、ダイヤフラム31には、駆動部11の駆動力
に基づいて駆動するピストン部32が固着されている。
ここで、ピストン部32を駆動させる駆動源の方式は、
特定の方式に限定されるものではなく、機械式、エアー
式、油圧式、電気式、マグネット式等のいずれの方式で
も適用可能であり、さらに、直接的であっても間接的で
あってもよい。
と、スペーサ33とで挟持されている。ここで、スペー
サ33は、ダイヤフラム31を挟持する際の固定部とし
て機能し、ポンプヘッド部12はダイヤフラム31を挟
持する際の押さえ部として機能する。すなわち、ダイヤ
フラム31は、ポンプヘッド部12およびスペーサ33
とを用いて、その周縁部近傍を挟持して固定されてい
る。また、ダイヤフラム31には、駆動部11の駆動力
に基づいて駆動するピストン部32が固着されている。
ここで、ピストン部32を駆動させる駆動源の方式は、
特定の方式に限定されるものではなく、機械式、エアー
式、油圧式、電気式、マグネット式等のいずれの方式で
も適用可能であり、さらに、直接的であっても間接的で
あってもよい。
【0030】接続部13,14は、クランプ15,16
を用いて、流入部43および流出部44に連結されてい
る。具体的には、流入部43および流出部44における
接続部側に形成されたフランジ部43F,44Fと、各
接続部13,14に形成されたポンプ側フランジ部13
P,14Pとを対向状態で近接させて、クランプ15,
16を用いて連結されている。この際、フランジ部43
F,44Fとポンプ側フランジ部13P,14Pとの間
には、漏洩等を防止するためにパッキンが設けられてい
る。
を用いて、流入部43および流出部44に連結されてい
る。具体的には、流入部43および流出部44における
接続部側に形成されたフランジ部43F,44Fと、各
接続部13,14に形成されたポンプ側フランジ部13
P,14Pとを対向状態で近接させて、クランプ15,
16を用いて連結されている。この際、フランジ部43
F,44Fとポンプ側フランジ部13P,14Pとの間
には、漏洩等を防止するためにパッキンが設けられてい
る。
【0031】また、往復動ポンプ10と配管部21,2
2も、クランプ51,52を用いて連結されている。具
体的には、接続部13,14に形成された配管側フラン
ジ部13H,14Hと、各配管部21,22に形成され
たフランジ部21F,22Fとを対向状態で近接させ
て、配管側クランプ51,52を用いて連結されてい
る。
2も、クランプ51,52を用いて連結されている。具
体的には、接続部13,14に形成された配管側フラン
ジ部13H,14Hと、各配管部21,22に形成され
たフランジ部21F,22Fとを対向状態で近接させ
て、配管側クランプ51,52を用いて連結されてい
る。
【0032】本実施形態において、流入側接続部13お
よび流出側接続部14は、図1および図2に示すべく、
略同様の構成を有している。以下、図面に基づいて、接
続部13,14の構成を具体的に説明する。
よび流出側接続部14は、図1および図2に示すべく、
略同様の構成を有している。以下、図面に基づいて、接
続部13,14の構成を具体的に説明する。
【0033】図3は、図1および図2に示された本実施
形態に係る往復動ポンプ10を構成する接続部の概略図
を示したものである。なお、上述したように、流入側お
よび流出側の接続部13,14は基本的に同様の構成を
有しているため、ここでは、流入側接続部13について
のみ説明する。
形態に係る往復動ポンプ10を構成する接続部の概略図
を示したものである。なお、上述したように、流入側お
よび流出側の接続部13,14は基本的に同様の構成を
有しているため、ここでは、流入側接続部13について
のみ説明する。
【0034】図3は、流入側接続部の概略図を示したも
のであり、具体的には、図3(イ)は概略断面図を、図
3(ロ)は図3(イ)の上面図を示したものである。図
3に示すべく、本実施形態に係る接続部13は、本体部
13A、バルブ部13b、スプリング13c、Oリング
13e、およびバルブストッパ13f等を用いて構成さ
れている。
のであり、具体的には、図3(イ)は概略断面図を、図
3(ロ)は図3(イ)の上面図を示したものである。図
3に示すべく、本実施形態に係る接続部13は、本体部
13A、バルブ部13b、スプリング13c、Oリング
13e、およびバルブストッパ13f等を用いて構成さ
れている。
【0035】本実施形態において、接続部13を構成す
る本体部13Aは、略円筒形状に形成されており、その
両端部にはフランジ部13H,13Pが形成されてい
る。そして、本体部13Aの一方の端部近傍には、流路
の開閉を司るバルブ部13bが着座すべく、弁座部13
Bが形成されており、本体部13Aの他方の端部近傍に
は、バルブストッパ13fが設けられている。
る本体部13Aは、略円筒形状に形成されており、その
両端部にはフランジ部13H,13Pが形成されてい
る。そして、本体部13Aの一方の端部近傍には、流路
の開閉を司るバルブ部13bが着座すべく、弁座部13
Bが形成されており、本体部13Aの他方の端部近傍に
は、バルブストッパ13fが設けられている。
【0036】また、バルブ部13bには、シャフト部1
3dが固着されている。そして、バルブ部13bは、本
体部13A内において、Oリング13eを介して弁座部
13Bに着座すべく設けられている。さらに、シャフト
部13dは、バルブストッパ13fに形成されたシャフ
ト貫通孔13f1に挿通すべく配設されている。
3dが固着されている。そして、バルブ部13bは、本
体部13A内において、Oリング13eを介して弁座部
13Bに着座すべく設けられている。さらに、シャフト
部13dは、バルブストッパ13fに形成されたシャフ
ト貫通孔13f1に挿通すべく配設されている。
【0037】上述したバルブストッパ13fには、シャ
フト貫通孔13f1の他に、四つの貫通孔13f2〜1
3f5が形成されている。これらの貫通孔13f2〜1
3f5は、移送物を搬送する際の搬送流路として機能す
る。
フト貫通孔13f1の他に、四つの貫通孔13f2〜1
3f5が形成されている。これらの貫通孔13f2〜1
3f5は、移送物を搬送する際の搬送流路として機能す
る。
【0038】また、本実施形態に係る接続部13におい
ては、バルブ部13bとバルブストッパ13fとの間で
あって、且つシャフト部13dの外周に沿うべく、スプ
リング13cが設けられている。このスプリング13c
は、バルブ部13bを弁座部13Bに着座させる方向に
付勢すべく設けられている。
ては、バルブ部13bとバルブストッパ13fとの間で
あって、且つシャフト部13dの外周に沿うべく、スプ
リング13cが設けられている。このスプリング13c
は、バルブ部13bを弁座部13Bに着座させる方向に
付勢すべく設けられている。
【0039】以上のように、本実施形態に係る往復動ポ
ンプ10を構成する接続部13は、バルブ部13b、シ
ャフト部13d、スプリング13c、バルブストッパ1
3f、および弁座部13B等から成る逆止弁機構を、そ
の内部に有している。このような構成においては、バル
ブ部13bはスプリング13cによって強制的に弁座部
13B方向に付勢されることとなる。したがって、本実
施形態に係る往復動ポンプ10によれば、高粘度の移送
物(例えば、ジャム、ケチャップ、ペンキ、および練り
歯磨き粉等)を移送する場合であっても、スプリングの
付勢力によりバルブ部が確実に機能するため、移送物の
移送量等(例えば、時間当たりの移送量)を良好に再現
・維持することができる。
ンプ10を構成する接続部13は、バルブ部13b、シ
ャフト部13d、スプリング13c、バルブストッパ1
3f、および弁座部13B等から成る逆止弁機構を、そ
の内部に有している。このような構成においては、バル
ブ部13bはスプリング13cによって強制的に弁座部
13B方向に付勢されることとなる。したがって、本実
施形態に係る往復動ポンプ10によれば、高粘度の移送
物(例えば、ジャム、ケチャップ、ペンキ、および練り
歯磨き粉等)を移送する場合であっても、スプリングの
付勢力によりバルブ部が確実に機能するため、移送物の
移送量等(例えば、時間当たりの移送量)を良好に再現
・維持することができる。
【0040】また、図3のように構成された接続部は、
図1および図2に示すべく、クランプを用いて連結され
ることによって、本実施形態に係る往復動ポンプ10を
構成している。そこで、次は、クランプの構成を、図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態においては、複
数のクランプ15,16,51,52が用いられている
が、その構造は基本的に同一である。したがって、以下
においては、この中の第一のクランプ15について説明
する。
図1および図2に示すべく、クランプを用いて連結され
ることによって、本実施形態に係る往復動ポンプ10を
構成している。そこで、次は、クランプの構成を、図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態においては、複
数のクランプ15,16,51,52が用いられている
が、その構造は基本的に同一である。したがって、以下
においては、この中の第一のクランプ15について説明
する。
【0041】図4は、本実施形態に係る往復動ポンプを
構成するクランプ(第一のクランプ15)の概略斜視図
を示したものである。図4において、本実施形態に係る
クランプ15は、複数の締付部材(第一の締付部材15
A,第二の締付部材15B,第三の締付部材15C)、
蝶ナット15D、およびボルト部15E等を用いて構成
されている。
構成するクランプ(第一のクランプ15)の概略斜視図
を示したものである。図4において、本実施形態に係る
クランプ15は、複数の締付部材(第一の締付部材15
A,第二の締付部材15B,第三の締付部材15C)、
蝶ナット15D、およびボルト部15E等を用いて構成
されている。
【0042】第二の締付部材15Bと第三の締付部材1
5C、および第三の締付部材15Cと第一の締付部材1
5Aとは、それぞれ回動可能であるべく、ピン部材15
Fを用いて蝶番状に連結されている。また、第二の締付
部材15Bには、蝶ナット15Dを備えたボルト部15
Eが、回動可能であるべくピン部材15Gを用いて連結
されている。
5C、および第三の締付部材15Cと第一の締付部材1
5Aとは、それぞれ回動可能であるべく、ピン部材15
Fを用いて蝶番状に連結されている。また、第二の締付
部材15Bには、蝶ナット15Dを備えたボルト部15
Eが、回動可能であるべくピン部材15Gを用いて連結
されている。
【0043】この図4においては、実線で示したものが
クランプ15を締め付けた状態(蝶ナット15Dを締め
付けて第一の締付部材15Aと第二の締付部材15Bと
を固定した状態)を示し、仮想線(二点鎖線)で示した
ものがクランプ15の締め付けを解除した状態(蝶ナッ
ト15Dを緩めて第一の締付部材15Aと第二の締付部
材15Bとを離間させた状態)を示している。
クランプ15を締め付けた状態(蝶ナット15Dを締め
付けて第一の締付部材15Aと第二の締付部材15Bと
を固定した状態)を示し、仮想線(二点鎖線)で示した
ものがクランプ15の締め付けを解除した状態(蝶ナッ
ト15Dを緩めて第一の締付部材15Aと第二の締付部
材15Bとを離間させた状態)を示している。
【0044】本実施形態においては、上記構成を有する
クランプを用いて、図1および図2に示すべく、往復動
ポンプ10と配管部21,22とを連結し、また、往復
動ポンプ10を構成する際においても、接続部13,1
4を連結している。具体的には、連結すべき部材に設け
られたフランジ部を対向させた状態で各フランジ部をク
ランプ内に収容し、蝶ナットを締め付けて、第一の締付
部材と第二の締付部材とを固定させることによって、接
続部13,14等を連結させている。
クランプを用いて、図1および図2に示すべく、往復動
ポンプ10と配管部21,22とを連結し、また、往復
動ポンプ10を構成する際においても、接続部13,1
4を連結している。具体的には、連結すべき部材に設け
られたフランジ部を対向させた状態で各フランジ部をク
ランプ内に収容し、蝶ナットを締め付けて、第一の締付
部材と第二の締付部材とを固定させることによって、接
続部13,14等を連結させている。
【0045】なお、本実施形態においては、ポンプ本体
部と接続部との連結機構、および往復動ポンプと配管部
との連結機構を、略同様の構成としているので、クラン
プ等は、一種類のみ用意すれば足りる。したがって、本
実施形態によれば、連結機構が四箇所存在することとな
るが、部品の種類は一種類で済むこととなる。
部と接続部との連結機構、および往復動ポンプと配管部
との連結機構を、略同様の構成としているので、クラン
プ等は、一種類のみ用意すれば足りる。したがって、本
実施形態によれば、連結機構が四箇所存在することとな
るが、部品の種類は一種類で済むこととなる。
【0046】次に、以上のように構成された本実施形態
に係る往復動ポンプ10の作動状態を、図面に基づいて
説明する。
に係る往復動ポンプ10の作動状態を、図面に基づいて
説明する。
【0047】図1および図2に示すべく、本実施形態に
係る往復動ポンプ10は、流入側配管部21および流出
側配管部22に接続されている。そして、往復動ポンプ
10を構成する駆動部11の駆動力に基づいて、ピスト
ン部32を介してダイヤフラム31を往復動させること
により、流入側配管部21から流出側配管部22へ移送
物を搬送させている。
係る往復動ポンプ10は、流入側配管部21および流出
側配管部22に接続されている。そして、往復動ポンプ
10を構成する駆動部11の駆動力に基づいて、ピスト
ン部32を介してダイヤフラム31を往復動させること
により、流入側配管部21から流出側配管部22へ移送
物を搬送させている。
【0048】具体的には、ピストン部32によってダイ
ヤフラム31を矢印A方向(図2参照)に動かすことに
より、搬送路12a内および各バルブ部13b,14b
に対して負圧を発生させ、流入側接続部13内のバルブ
部13bを持ち上げ(矢印B方向(図2参照)に持ち上
げ)、流入部43を介して流入側配管部21を経由した
移送物を搬送路12a内に流入させる(以下、この工程
を「搬送第一工程」という。)。次に、ダイヤフラム3
1を矢印Aの反対方向に動かすことにより、搬送路12
aおよび各バルブ部13b,14bに対して正圧を発生
させ、流出側接続部14内のバルブ部14bを持ち上げ
(矢印C方向(図2参照)に持ち上げ)、流出部44を
介して搬送路12a内の移送物を流出側配管部22に流
出させる(以下、この工程を「搬送第二工程」とい
う。)。すなわち、本実施形態に係る往復動ポンプにお
いては、上述した搬送第一工程および搬送第二工程を繰
り返すことによって(ダイヤフラム31を往復動させる
ことによって)、移送物の搬送処理を実現することが可
能となる。
ヤフラム31を矢印A方向(図2参照)に動かすことに
より、搬送路12a内および各バルブ部13b,14b
に対して負圧を発生させ、流入側接続部13内のバルブ
部13bを持ち上げ(矢印B方向(図2参照)に持ち上
げ)、流入部43を介して流入側配管部21を経由した
移送物を搬送路12a内に流入させる(以下、この工程
を「搬送第一工程」という。)。次に、ダイヤフラム3
1を矢印Aの反対方向に動かすことにより、搬送路12
aおよび各バルブ部13b,14bに対して正圧を発生
させ、流出側接続部14内のバルブ部14bを持ち上げ
(矢印C方向(図2参照)に持ち上げ)、流出部44を
介して搬送路12a内の移送物を流出側配管部22に流
出させる(以下、この工程を「搬送第二工程」とい
う。)。すなわち、本実施形態に係る往復動ポンプにお
いては、上述した搬送第一工程および搬送第二工程を繰
り返すことによって(ダイヤフラム31を往復動させる
ことによって)、移送物の搬送処理を実現することが可
能となる。
【0049】本実施形態に係る往復動ポンプ10は、以
上のように構成され、そして作動するので、次のような
効果を得ることができる。
上のように構成され、そして作動するので、次のような
効果を得ることができる。
【0050】本実施形態に係る往復動ポンプ10を構成
する接続部13,14は、図3等に示すべく、その内部
に逆止弁機構を構成するバルブ部13b,14bおよび
弁座部13B,14B等を有しており、この接続部1
3,14は、ポンプ本体部および配管部21,22に対
してクランプ15,16,51,52を用いて連結され
ている。ここで、各クランプは、図4に示すように、容
易に着脱可能であるべく構成されている。
する接続部13,14は、図3等に示すべく、その内部
に逆止弁機構を構成するバルブ部13b,14bおよび
弁座部13B,14B等を有しており、この接続部1
3,14は、ポンプ本体部および配管部21,22に対
してクランプ15,16,51,52を用いて連結され
ている。ここで、各クランプは、図4に示すように、容
易に着脱可能であるべく構成されている。
【0051】よって、本実施形態においては、クランプ
15,16,51,52を取り外すことにより、配管部
21,22およびポンプ本体部の固定状態を維持したま
まで、またポンプヘッド部12を分解等することなく、
簡単に接続部13,14を離脱させることが可能とな
る。さらに、本実施形態においては、配管部21,22
およびポンプ本体部の固定状態を維持したままで、配管
部21,22とポンプ本体部(流入・流出部43,4
4)との間に接続部13,14を挿入して、各クランプ
を取り付けることにより、簡単に接続部13,14を装
着することが可能となる。
15,16,51,52を取り外すことにより、配管部
21,22およびポンプ本体部の固定状態を維持したま
まで、またポンプヘッド部12を分解等することなく、
簡単に接続部13,14を離脱させることが可能とな
る。さらに、本実施形態においては、配管部21,22
およびポンプ本体部の固定状態を維持したままで、配管
部21,22とポンプ本体部(流入・流出部43,4
4)との間に接続部13,14を挿入して、各クランプ
を取り付けることにより、簡単に接続部13,14を装
着することが可能となる。
【0052】したがって、本実施形態に係る往復動ポン
プ10によれば、接続部13,14が容易に着脱可能で
あることによって、従来のようにポンプヘッド部の分解
・組立作業等の煩雑な作業を行うことなく、効率よく、
バルブ部および弁座部等の洗浄・交換等(いわゆる逆止
弁機構の洗浄・交換等)を行うことができる。また、接
続部自身を交換すれば、逆止弁機構を構成するバルブ部
等の大きさ・種類等をより容易に変更することが可能と
なる。
プ10によれば、接続部13,14が容易に着脱可能で
あることによって、従来のようにポンプヘッド部の分解
・組立作業等の煩雑な作業を行うことなく、効率よく、
バルブ部および弁座部等の洗浄・交換等(いわゆる逆止
弁機構の洗浄・交換等)を行うことができる。また、接
続部自身を交換すれば、逆止弁機構を構成するバルブ部
等の大きさ・種類等をより容易に変更することが可能と
なる。
【0053】なお、本実施形態に係る往復動ポンプ10
においては、接続部として、高粘度の移送物を搬送する
のに適した逆止弁機構を有する接続部13,14を用い
る場合について説明したが、本発明はこの構成に限定さ
れるものではない。すなわち、上述したように、本実施
形態に係る往復動ポンプ10は、必要に応じて、クラン
プの着脱を行うことにより、容易に接続部の交換を行う
ことが可能である。例えば、本実施形態に係る往復動ポ
ンプにおいては、比較的粘度の低い移送物を搬送する等
する場合は、図5に示すようなチャッキボール61およ
び弁座部62等から成る逆止弁機構を有した接続部60
への変更を容易に行うことができる。したがって、本実
施形態に係る往復動ポンプによれば、接続部の各フラン
ジ部がクランプに対応した形状であれば、逆止弁機構等
を内包した接続部を容易に変更することが可能となるの
で、種々の移送物の搬送を行うのに適した、汎用性の高
い往復動ポンプを得ることができる。
においては、接続部として、高粘度の移送物を搬送する
のに適した逆止弁機構を有する接続部13,14を用い
る場合について説明したが、本発明はこの構成に限定さ
れるものではない。すなわち、上述したように、本実施
形態に係る往復動ポンプ10は、必要に応じて、クラン
プの着脱を行うことにより、容易に接続部の交換を行う
ことが可能である。例えば、本実施形態に係る往復動ポ
ンプにおいては、比較的粘度の低い移送物を搬送する等
する場合は、図5に示すようなチャッキボール61およ
び弁座部62等から成る逆止弁機構を有した接続部60
への変更を容易に行うことができる。したがって、本実
施形態に係る往復動ポンプによれば、接続部の各フラン
ジ部がクランプに対応した形状であれば、逆止弁機構等
を内包した接続部を容易に変更することが可能となるの
で、種々の移送物の搬送を行うのに適した、汎用性の高
い往復動ポンプを得ることができる。
【0054】また、本実施形態に係る往復動ポンプにお
いては、ポンプ本体部と接続部、および往復動ポンプと
配管部とを、クランプを用いて連結する場合について説
明したが、本発明はこの構成に限定されるものではな
く、ポンプ本体部および配管部を固定した状態で接続部
の着脱が可能であれば、その連結方法は特に限定される
ものではない。したがって、例えば、ポンプ本体部、接
続部、および配管部のそれぞれに設けられたフランジ部
を適当にボルト等にて連結してもよい。このような構造
であっても、ボルト等の取り付け・取り外しを行うこと
によって、接続部を容易に着脱させることが可能とな
る。
いては、ポンプ本体部と接続部、および往復動ポンプと
配管部とを、クランプを用いて連結する場合について説
明したが、本発明はこの構成に限定されるものではな
く、ポンプ本体部および配管部を固定した状態で接続部
の着脱が可能であれば、その連結方法は特に限定される
ものではない。したがって、例えば、ポンプ本体部、接
続部、および配管部のそれぞれに設けられたフランジ部
を適当にボルト等にて連結してもよい。このような構造
であっても、ボルト等の取り付け・取り外しを行うこと
によって、接続部を容易に着脱させることが可能とな
る。
【0055】また、本実施形態においては、接続部が逆
止弁機構のみを有する場合について説明したが、本発明
はこの構成に限定されるものではない。したがって、本
実施形態においては、逆止弁機構と共に、他の機構(例
えば、流量測定機構、背圧弁機構、リリーフ弁機構、流
れ表示機構、脈動防止機構(エアチャンバ等)、ストレ
ーナ機構等)をも有する接続部を、必要に応じて、用い
てもよい。例えば、接続部内にて逆止弁機構を構成する
スプリングを、適切な強さに調整すれば、逆止弁機構と
共に背圧弁機構をも併せ持った接続部とすることができ
る。つまり、本実施形態に係る往復動ポンプによれば、
上述すべく、接続部を容易に交換することができるの
で、種々の機能を有する接続部を適宜準備して用いれ
ば、より機能性に優れた往復動ポンプを得ることができ
る。また、本実施形態においては、本来であれば配管部
等のいずれかの箇所に設ける必要があった種々の装置
(流量計、ストレーナ等)を、容易に着脱可能な往復動
ポンプの構成要素たる接続部に設けることが可能となる
ので、接続部のみを交換することによって、簡単に新た
な機能を付加することができる。
止弁機構のみを有する場合について説明したが、本発明
はこの構成に限定されるものではない。したがって、本
実施形態においては、逆止弁機構と共に、他の機構(例
えば、流量測定機構、背圧弁機構、リリーフ弁機構、流
れ表示機構、脈動防止機構(エアチャンバ等)、ストレ
ーナ機構等)をも有する接続部を、必要に応じて、用い
てもよい。例えば、接続部内にて逆止弁機構を構成する
スプリングを、適切な強さに調整すれば、逆止弁機構と
共に背圧弁機構をも併せ持った接続部とすることができ
る。つまり、本実施形態に係る往復動ポンプによれば、
上述すべく、接続部を容易に交換することができるの
で、種々の機能を有する接続部を適宜準備して用いれ
ば、より機能性に優れた往復動ポンプを得ることができ
る。また、本実施形態においては、本来であれば配管部
等のいずれかの箇所に設ける必要があった種々の装置
(流量計、ストレーナ等)を、容易に着脱可能な往復動
ポンプの構成要素たる接続部に設けることが可能となる
ので、接続部のみを交換することによって、簡単に新た
な機能を付加することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ポンプヘッド部の分解・組立作業を行うことなく接続部
の着脱が可能であることにより、バルブ部および弁座部
の洗浄・交換等を容易に行うことができる往復動ポンプ
を得ることができる。
ポンプヘッド部の分解・組立作業を行うことなく接続部
の着脱が可能であることにより、バルブ部および弁座部
の洗浄・交換等を容易に行うことができる往復動ポンプ
を得ることができる。
【図1】本発明の実施形態に係る往復動ポンプの概略斜
視図
視図
【図2】図1に示された往復動ポンプのポンプヘッド部
およびその周辺の概略断面図
およびその周辺の概略断面図
【図3】図1および図2に示された往復動ポンプを構成
する接続部の概略図
する接続部の概略図
【図4】図1および図2に示された往復動ポンプ等を構
成するクランプの概略斜視図
成するクランプの概略斜視図
【図5】図1および図2に示された往復動ポンプを構成
する他の実施形態に係る接続部の概略断面図
する他の実施形態に係る接続部の概略断面図
【図6】従来技術に係る往復動ポンプおよびその接続状
態を示した概略斜視図
態を示した概略斜視図
10…往復動ポンプ、11…駆動部、12…ポンプヘッ
ド部、12a…搬送路、13…流入側接続部、13A…
本体部、13B,14B…弁座部、13H,14H…配
管側フランジ部、13P,14P…ポンプ側フランジ
部、13b,14b…バルブ部、13c,14c…スプ
リング、13d…シャフト部、13e…Oリング、13
f…バルブストッパ、14…流出側接続部、15…第一
のクランプ、16…第二のクランプ、21…流入側配管
部、22…流出側配管部、31…ダイヤフラム、32…
ピストン部、33…スペーサ、43…流入部、43F,
44F…フランジ部、44…流出部、51,52…配管
側クランプ
ド部、12a…搬送路、13…流入側接続部、13A…
本体部、13B,14B…弁座部、13H,14H…配
管側フランジ部、13P,14P…ポンプ側フランジ
部、13b,14b…バルブ部、13c,14c…スプ
リング、13d…シャフト部、13e…Oリング、13
f…バルブストッパ、14…流出側接続部、15…第一
のクランプ、16…第二のクランプ、21…流入側配管
部、22…流出側配管部、31…ダイヤフラム、32…
ピストン部、33…スペーサ、43…流入部、43F,
44F…フランジ部、44…流出部、51,52…配管
側クランプ
Claims (4)
- 【請求項1】 駆動部を有するポンプ本体部と、前記ポ
ンプ本体部および配管部を接続すべく設けられた接続部
とを備えた往復動ポンプにおいて、前記接続部がバルブ
部を有しており、前記ポンプ本体部および前記配管部を
固定した状態で、前記接続部が着脱可能に構成されたこ
とを特徴とする往復動ポンプ。 - 【請求項2】 前記接続部における前記ポンプ本体部側
の端部および前記配管部側の端部に、ポンプ側フランジ
部および配管側フランジ部が設けられ、前記ポンプ本体
部の前記接続部側の端部および前記配管部の前記接続部
側の端部に、前記ポンプ側フランジ部および前記配管側
フランジ部に対応したフランジ部が設けられており、対
応したそれぞれのフランジ部に対しては、前記フランジ
部の着脱が可能である連結機構が設けられる請求項1に
記載の往復動ポンプ。 - 【請求項3】 前記連結機構が、クランプを用いて構成
されている請求項2に記載の往復動ポンプ。 - 【請求項4】 前記接続部がバルブ部とスプリングと弁
座部とを有し、前記スプリングによって前記バルブ部が
前記弁座部側に付勢されることによって逆止弁機構が構
成されている請求項1から3のいずれか1項に記載の往
復動ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37099399A JP2001182668A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 往復動ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37099399A JP2001182668A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 往復動ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001182668A true JP2001182668A (ja) | 2001-07-06 |
Family
ID=18497955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37099399A Pending JP2001182668A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 往復動ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001182668A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107237744A (zh) * | 2017-06-17 | 2017-10-10 | 中安智创环保科技(安徽)有限公司 | 一种预制泵站壳体 |
KR20200022845A (ko) * | 2018-08-24 | 2020-03-04 | 주식회사 엠티에스 | 체크밸브장치 |
-
1999
- 1999-12-27 JP JP37099399A patent/JP2001182668A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107237744A (zh) * | 2017-06-17 | 2017-10-10 | 中安智创环保科技(安徽)有限公司 | 一种预制泵站壳体 |
KR20200022845A (ko) * | 2018-08-24 | 2020-03-04 | 주식회사 엠티에스 | 체크밸브장치 |
KR102123878B1 (ko) | 2018-08-24 | 2020-06-18 | 주식회사 엠티에스 | 체크밸브장치 |
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