JP2001182387A - 車両共用システムにおける鍵管理装置 - Google Patents

車両共用システムにおける鍵管理装置

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JP2001182387A
JP2001182387A JP36796499A JP36796499A JP2001182387A JP 2001182387 A JP2001182387 A JP 2001182387A JP 36796499 A JP36796499 A JP 36796499A JP 36796499 A JP36796499 A JP 36796499A JP 2001182387 A JP2001182387 A JP 2001182387A
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JP36796499A
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Toshiya Watanabe
寿也 渡辺
Yuichiro Ueno
雄一郎 上野
Katsuo Tatsuta
勝男 立田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者に負担をかけることがなく、装置を大型
化せずに効率的に車両の鍵を管理することができ、しか
も、利用者にとって扱い易い車両共用システムにおける
鍵管理装置を提供する。 【解決手段】鍵の返却時において、鍵貸出部50A〜5
0Jに空きが有る場合、傾斜路64における該当する鍵
貸出部50A〜50Jのフラップ68を開成状態とし、
鍵返却部48のフラップ66を開成し、鍵44を重力の
作用によって落下させ、鍵貸出部50A〜50Jに収納
する。また、鍵貸出部50A〜50Jに空きが無い場
合、全てのフラップ68を閉塞状態とし、傾斜路64、
70を介して鍵44を余剰鍵収納部72に収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各駐車ステーショ
ンに設置され、貸出、返却する共用利用の車両の鍵を管
理する車両共用システムにおける鍵管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、1台の車両を複数の利用者間で
共用利用するようにすれば、車両を効率的に活用するこ
とができる。
【0003】そこで、このような共用利用を実現するこ
とのできる車両レンタルシステムが開発されている(特
開平8−110997号公報参照)。この車両レンタル
システムでは、複数の駐車ステーションに複数の車両を
ストックしておき、利用者が最寄りの駐車ステーション
より車両を借り出して目的地まで移動した後、この目的
地に近接する駐車ステーションに当該車両およびその鍵
を返却する。一方、他の利用者は、返却された車両およ
びその鍵を借り出して所望の目的地まで移動する。
【0004】ところで、例えば、通勤にこのシステムを
適用した場合、朝の時間帯には駅周辺の駐車ステーショ
ンに車両が集中し、夜の時間帯には住宅周辺の駐車ステ
ーションに車両が集中することになる。このような車両
の偏在に対処するためには、車両の駐車スペースを十分
に確保する必要があるだけでなく、各駐車ステーション
における鍵の収納能力も十分に確保しておかなければな
らない。
【0005】すなわち、各駐車ステーションには、各車
両の鍵を個々に収納管理する鍵管理装置が設置されるこ
とになるが、この鍵管理装置における鍵の収納能力が十
分でない場合、利用者は、鍵を返却できる空きが生じる
まで待機するか、空きの有る他の駐車ステーションまで
移動しなければならない。この場合、利用時間に応じて
課金される車両レンタルシステムでは、利用者に対して
不要な課金がなされてしまうことになる。
【0006】一方、前記の事態を回避するためには、鍵
管理装置に十分な鍵収納スペースを確保することが考え
られる。しかしながら、一時的な鍵の偏在に対処するた
めだけに鍵収納スペースを増加させることは、鍵管理装
置が大型化し、コストアップとなるため、必ずしも最良
の方法と言うことはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、利用
者に負担をかけることがなく、装置を大型化せずに効率
的に車両の鍵を管理することができ、しかも、利用者に
とって扱い易い車両共用システムにおける鍵管理装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明では、各駐車ステーションに設置される鍵
管理装置に対して、鍵を返却する鍵返却部および貸し出
す複数の鍵貸出部を設けるとともに、前記鍵返却部に返
却された余剰の鍵を収納する余剰鍵収納部を設け、余剰
判定手段によって鍵が余剰であるか否かを判定し、余剰
と判定したときには、鍵搬送手段によりその鍵を前記余
剰鍵収納部に搬送して収納し、余剰でないと判定したと
きには、鍵搬送手段によりその鍵を鍵の無い鍵貸出部に
搬送する。
【0009】この場合、鍵返却部に設けた鍵検出手段に
よって鍵を検出し、連通手段を制御して鍵を鍵搬送手段
に渡す。鍵搬送手段は、余剰判定手段による判定結果に
従い、渡された鍵を鍵貸出部または余剰鍵収納部に搬送
する。
【0010】鍵搬送手段は、鍵返却部から鍵貸出部の近
傍を経由して余剰鍵収納部に連通する傾斜路により構成
する。鍵は、重力の作用によって鍵返却部から傾斜路に
沿って落下し、鍵無しと判定された鍵貸出部に連通手段
を介して導入され、あるいは、余剰と判定された場合に
は余剰鍵収納部に導入される。
【0011】また、本発明では、鍵返却部と鍵貸出部と
の間に複数の鍵を収納する鍵収納部を設け、鍵搬送手段
が鍵収納部に収納された鍵を鍵貸出部に導入し、余剰判
定手段が返却された鍵を余剰であると判定した際には、
鍵搬送手段により鍵を前記鍵収納部に導入する。
【0012】この場合、鍵返却部に設けた鍵検出手段に
よって鍵を検出し、連通手段を制御して鍵を鍵収納部に
導入する。
【0013】また、鍵収納部に複数の鍵収納ボックスを
設け、鍵搬送手段を構成するボックス移動手段により各
鍵収納ボックスを移動させる。鍵を貸し出す場合には、
鍵収納ボックスを第1移動位置まで移動させた後、連通
手段を介して鍵を鍵収納ボックスから鍵貸出部に導入
し、余剰と判定された場合には、鍵収納ボックスを第2
移動位置まで移動させた後、連通手段を介して鍵を余剰
鍵収納部に導入する。
【0014】なお、前記鍵収納ボックスを変位手段によ
って個々に変位可能に構成し、所定の鍵収納ボックスが
第1移動位置に移動したとき、変位手段を作用させて鍵
を鍵貸出部に導入し、また、所定の鍵収納ボックスが第
2移動位置に移動したとき、変位手段を作用させて鍵を
余剰鍵収納部に導入することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態の車両共用シ
ステムの全体図を示す。この車両共用システムは、マン
ション10、図書館14、駅16、病院18、工場20
等の近傍に駐車ステーション12A〜12Eを配置して
構成される。
【0016】各駐車ステーション12A〜12Eには、
図2に示すように、電動サイクル22、24、自動車2
6等を駐車するスペースが確保されているとともに、こ
れらの電動サイクル22、24、自動車26を利用する
ための鍵44を管理する鍵管理装置28が設置されてい
る。なお、鍵44には、当該鍵44に対応する電動サイ
クル22、24、自動車26の車両情報が記録されたタ
グ46が連結されている。
【0017】図3は、各駐車ステーション12A〜12
Eに配置される鍵管理装置28の外観斜視図である。鍵
管理装置28は、鍵44を返却する1つの鍵返却部48
と、鍵44を貸し出す10個の鍵貸出部50A〜50J
とを有する。鍵返却部48および鍵貸出部50A〜50
Jは、施錠可能な扉52および54を有し、鍵返却部4
8の背面部には、図4に示すように、鍵44に装着され
たタグ46に記録されている車両情報を読み取るタグリ
ーダ58(鍵検出手段)が配設される。
【0018】鍵返却部48の底面部であるフラップ66
(連通手段)は、一端部に配設されるモータ56によっ
て回動することで他端部側が変位可能に構成される。
【0019】フラップ66の下部には、鍵搬送手段を構
成する傾斜路62の一端側が配設される。傾斜路62
は、他端側が下方向に傾斜して鍵貸出部50Aの上部ま
で延在する。鍵貸出部50A〜50Eは、横一列に配列
され、その上部は、鍵貸出部50A側から鍵貸出部50
E側にかけて下方向に傾斜する傾斜路64となる。この
傾斜路64には、傾斜路64の一部を構成し、モータ6
5により個々に回動する各鍵貸出部50A〜50Eに対
応したフラップ68(連通手段)が配設される。
【0020】同様に、鍵貸出部50F〜50Jは、横一
列に配列され、その上部は、傾斜路64の下端部に接続
し、鍵貸出部50F側から鍵貸出部50J側にかけて下
方向に傾斜する傾斜路70となる。この傾斜路70に
は、傾斜路70の一部を構成し、モータ65により個々
に回動する各鍵貸出部50F〜50Jに対応したフラッ
プ68(連通手段)が配設される。
【0021】さらに、傾斜路70の下端部には、複数の
鍵44を収納可能な余剰鍵収納部72が配設される。
【0022】図3に示すように、鍵貸出部50A〜50
Jの上部には、鍵44の貸出対象となる鍵貸出部50A
〜50Jを指示するための表示部74が設けられる。ま
た、鍵返却部48の上部には、利用者に対する操作ガイ
ド等を表示する操作ガイド表示部88が設けられる。さ
らに、操作ガイド表示部88および鍵返却部48の側部
には、人体感知センサ78、案内用スピーカ80、利用
者の情報を保持したICカード82(図5参照)を挿入
するカードスロット84、操作のためのテンキー86が
設けられる。
【0023】さらにまた、鍵管理装置28の上部には、
無線通信によって管理センタ90(図5参照)との間で
情報の授受を行うアンテナ92が配設され、また、側部
には、電動サイクル24に対する充電を行うためのコン
セント94が配設される。
【0024】図5は、鍵管理装置28を制御する制御回
路96の構成ブロック図を示す。この制御回路96は、
鍵管理装置28の全体制御を行う制御部98(余剰判定
手段)を有し、この制御部98には、テンキー86、操
作ガイド表示部88、人体感知センサ78、案内用スピ
ーカ80、アンテナ92、ICカード82に対して情報
の読み書きを行うICカードリードライタ100が接続
される。また、制御部98には、鍵返却部48に配設さ
れるタグリーダ58、扉52を施錠するための扉ロック
用ソレノイド102、フラップ66を駆動するためのモ
ータ56が接続される。さらに、制御部98には、鍵貸
出部50A〜50Jに配設される表示部74、扉54を
施錠するための扉ロック用ソレノイド104、フラップ
68を駆動するためのモータ65が接続される。
【0025】本実施形態の車両共用システムは、基本的
には以上のように構成されるものであり、次に、その処
理について説明する。
【0026】先ず、図6に示すフローチャートに従い、
各駐車ステーション12A〜12Eにおいて、利用者に
対し電動サイクル22、24または自動車26を貸し出
す場合の処理について説明する。
【0027】利用者が任意の駐車ステーション12A〜
12Eにおける鍵管理装置28に接近すると、人体感知
センサ78が人体を感知し(ステップS1)、これによ
って鍵管理装置28の主電源がONとなる(ステップS
2)。
【0028】鍵管理装置28は、操作ガイド表示部88
に対して、「カードを挿入して下さい」という表示を行
うとともに、必要に応じて案内用スピーカ80より音声
による指示を行う(ステップS3)。
【0029】そこで、利用者は、前記の指示に従い、本
人の識別情報等が記録されたICカード82をカードス
ロット84に挿入する。制御回路96を構成するICカ
ードリードライタ100は、挿入されたICカード82
に記録されている情報を読み込み(ステップS4)、正
規の利用者であるか否かの確認を行う(ステップS
5)。なお、この確認処理は、例えば、ICカード82
より読み込んだ利用者の識別情報をアンテナ92を介し
て管理センタ90に送信し、予め登録されている識別情
報と照合させることにより行うことができる。
【0030】正規の利用者であることが確認された後、
利用者は、操作ガイド表示部88の表示に従い、テンキ
ー86を用いて車両の貸出処理を指示し(ステップS
6)、次いで、借り出す車種の選択を行う(ステップS
7)。
【0031】制御部98は、利用者によって選択された
車種の情報を読み込み(ステップS8)、該当する車両
に係る鍵44を収納する鍵貸出部50A〜50Jの上部
の表示部74を点灯させるとともに、扉ロック用ソレノ
イド102を駆動して扉52を解錠する(ステップS
9)。さらに、制御部98は、操作ガイド表示部88を
用いて、例えば、「鍵を取り出して下さい」等の案内を
行う(ステップS10)。そこで、利用者は、前記の案
内に従い、指示された鍵貸出部50A〜50Jの扉54
を開け、鍵44を取り出す。
【0032】制御部98は、例えば、扉54が閉じられ
たことから鍵44が取り出されたことを検知すると、ア
ンテナ92を介し、管理センタ90に対して当該利用者
の課金処理の開始指示を行う(ステップS11)。鍵4
4を借り出した利用者は、当該車両を利用し、所望の目
的地へと移動する。
【0033】次に、図7に示すフローチャートに従い、
駐車ステーション12A〜12Eに車両を返却する場合
の処理について説明する。
【0034】図6に示すステップS6において、利用者
が車両の返却を指示すると、制御部98は、鍵返却部4
8の扉ロック用ソレノイド102を駆動し、扉52のロ
ックを解除する(ステップS12)。次いで、利用者が
鍵返却部48の扉52を開けて鍵44を鍵返却部48に
返却すると、鍵返却部48に配設したタグリーダ58が
鍵44に連結されているタグ46に記録された車両情報
を読み込み、その車両情報から利用者の識別情報等の確
認を行う(ステップS13)。利用者が確認されると
(ステップS14)、アンテナ92を介し、管理センタ
90に対して課金処理の停止指示を行う(ステップS1
5)。
【0035】次に、制御部98は、各鍵貸出部50A〜
50Jに空きが有るか否かを判定し(ステップS1
6)、空きが有ると判定された鍵貸出部50A〜50J
の1つを選択し、そのモータ65を駆動してフラップ6
8を開成する(ステップS17)。図4は、鍵貸出部5
0Gに空きが有る場合を示している。次いで、鍵返却部
48のモータ56を駆動してフラップ66を開成する
(ステップS18)。この結果、鍵返却部48に返却さ
れた鍵44は、傾斜路62、64、70に沿って落下
し、フラップ68が開成状態にある鍵貸出部50Gに収
納されることになる。
【0036】一方、ステップS16において、鍵貸出部
50A〜50Jのいずれにも空きが無いと判定された場
合には、鍵貸出部50A〜50Jの全てのフラップ68
を閉塞状態とした後(ステップS20)、鍵返却部48
のフラップ66を開成する(ステップS18)。この結
果、鍵返却部48に返却された鍵44は、傾斜路62、
64、70を介して落下し、最下端部に配設した余剰鍵
収納部72に収納される。
【0037】このように、鍵管理装置28においては、
返却される鍵44が鍵貸出部50A〜50Jよりも多い
場合であっても、余剰の鍵44が傾斜路64、70を介
して余剰鍵収納部72に収納されるため、利用者が鍵貸
出部50A〜50Jに空きが生じるまで待機したり、あ
るいは、他の駐車ステーション12A〜12Eに移動す
る必要がなく、従って、利用者に余分な課金が課せられ
ることがない。また、鍵返却部48を1つとし、鍵貸出
部50A〜50Jを過剰に設ける必要がないため、装置
を小型に構成することができる。さらに、鍵44の返却
に際して、利用者は、1つの鍵返却部48に対して鍵4
4を返却すればよいため、多数の返却部を備えたものと
比較して利用が容易である。
【0038】なお、ステップS14において、例えば、
利用できない鍵44や異物が返却されたと判定された場
合には、操作ガイド表示部88に対してエラー表示を行
い(ステップS19)、鍵貸出部50A〜50Jの全フ
ラップ68を閉塞状態とした後(ステップS20)、鍵
返却部48のフラップ66を開成する(ステップS1
8)。この結果、異物等は、余剰鍵の場合と同様に、傾
斜路62、64、70を介して落下し、最下端部に配設
した余剰鍵収納部72に収納される。この場合、鍵返却
部48のフラップ66を閉塞状態とし、異物等を鍵返却
部48に残すようにしてもよい。
【0039】ここで、上述した実施形態では、鍵返却部
48に返却された鍵44を重力の作用によって落下させ
ることにより、所定の鍵貸出部50A〜50Jまたは余
剰鍵収納部72に収納するようにしているが、ベルトコ
ンベア等の鍵搬送手段を用いて搬送収納するように構成
することも可能である。
【0040】図8は、他の実施形態に係る鍵管理装置1
06の外観図である。なお、前述した鍵管理装置28と
同一の構成要素については、同一の参照符号を付し、そ
の詳細な説明を省略する。
【0041】鍵管理装置106は、1つの鍵返却部48
と、1つの鍵貸出部108とを有する。鍵返却部48と
鍵貸出部108との間には、図9および図10に示すよ
うに構成される鍵収納部110が配設される。鍵返却部
48と鍵収納部110、鍵収納部110と鍵貸出部10
8、鍵収納部110と余剰鍵収納部72は、それぞれ連
絡通路111、113、115によって連通される。
【0042】鍵収納部110は、中心に配置されたテー
ブルインデックス用モータ112によってインデックス
される回転テーブル114(ボックス移動手段)と、回
転テーブル114の下面部に配設される支持板116と
を備える。回転テーブル114は、同一円周に沿って等
間隔で配置され支持板116側に貫通する12個の鍵収
納ボックス118A〜118Lを有する。この場合、鍵
返却部48のフラップ66(連通手段)が形成された底
面部と鍵収納ボックス118A〜118Lの1つとが連
絡通路111により連通される。
【0043】支持板116は、図10に示すように、隣
接する2つの鍵収納ボックス118A〜118L(例え
ば、鍵収納ボックス118Fおよび118G)に対応す
る部位が円弧状に切り欠かれた切欠部120を有し、こ
の切欠部120には、回転板122(連通手段)が配設
される。回転板122は、鍵収納ボックス118A〜1
18Lと略同一の直径からなる開口部124を有し、中
心に配置された回転板切換用モータ126によって回転
可能に構成される。この場合、支持板116の回転によ
る第1移動位置128Aでの開口部124と鍵収納ボッ
クス118A〜118Lの1つとが連通されるととも
に、この第1移動位置128Aでの開口部124と鍵貸
出部108とが連絡通路113により連通される。ま
た、支持板116の回転による第2移動位置128Bで
の開口部124と鍵収納ボックス118A〜118Lの
1つとが連通されるとともに、この第2移動位置128
Bでの開口部124と余剰鍵収納部72とが連絡通路1
15により連通される。
【0044】図11は、鍵管理装置106を制御する制
御回路130の構成ブロック図を示す。
【0045】次に、鍵管理装置106を用いた鍵44の
貸出、返却、収納処理について説明する。
【0046】利用者が鍵44の貸出を指示すると、制御
部98は、テーブルインデックス用モータ112を駆動
して回転テーブル114を回転させ、所望の鍵44を収
納している鍵収納ボックス118A〜118Lを第1移
動位置128Aまで移動させる。次いで、制御部98
は、回転板切換用モータ126を駆動して回転板122
を回転させ、開口部124を第1移動位置128Aに変
位させる。この結果、鍵収納ボックス118A〜118
Lの1つに収納されている鍵44が連絡通路113を介
して鍵貸出部108に供給される。この後、制御部98
は、扉ロック用ソレノイド104を駆動して鍵貸出部1
08の施錠を解除する。
【0047】一方、利用者が鍵44の返却を指示する
と、制御部98は、扉ロック用ソレノイド102を駆動
して鍵返却部48の施錠を解除する。次いで、利用者が
鍵返却部48に鍵44を返却すると、タグリーダ58
(鍵検出手段)が返却された鍵44に連結されているタ
グ46に記録されている車両情報を読み込み、利用者の
確認を行う。利用者が確認されると、モータ56が駆動
されてフラップ66が下降し、鍵44が連絡通路111
を介して鍵収納部110側に供給される。
【0048】この場合、鍵収納部110では、回転テー
ブル114のインデックス位置を制御し、連絡通路11
1に対して空き状態にある鍵収納ボックス118A〜1
18Lを常時対応させておく。そこで、鍵返却部48か
ら供給された鍵44が空き状態にある鍵収納ボックス1
18A〜118Lに収納されると、制御部98(余剰判
定手段)は、他の鍵収納ボックス118A〜118Lに
空き状態が有るか否かの判定を行う。空き状態が有ると
判定された場合、テーブルインデックス用モータ112
が駆動され、空き状態の鍵収納ボックス118A〜11
8Lが連絡通路111に対応する第1移動位置128A
に配置され、次に返却される鍵44を待機する。
【0049】一方、鍵収納ボックス118A〜118L
に鍵44が収納された時点において、他の鍵収納ボック
ス118A〜118Lに空き状態が無いと判定された場
合、制御部98は、回転板切換用モータ126を駆動し
て回転板122を回転させ、開口部124を第2移動位
置128Bに対応するまで移動させる。この結果、第2
移動位置128Bに位置決めされている鍵収納ボックス
118A〜118L内の鍵44が連絡通路115を介し
て落下し、余剰鍵収納部72に収納される。
【0050】このように、鍵管理装置106において
は、1つの鍵返却部48と1つの鍵貸出部108によっ
て利用者に対する鍵44の返却および貸出を行うことが
できる。従って、利用者による鍵管理装置106の利用
をさらに至便なものとすることができる。
【0051】図12は、他の実施形態に係る鍵収納部1
32の構成を示す。この鍵収納部132は、回転テーブ
ル134(ボックス移動手段)上に12個の鍵収納ボッ
クス136A〜136Lを有する。鍵収納ボックス13
6A〜136Lは、それぞれ軸受138によって支持さ
れる。なお、鍵収納ボックス136A〜136Lは、図
示しない弾性体により、鍵44の収納口を図12に示す
状態で保持するように構成されるものとする。
【0052】回転テーブル134の上部には、ブラケッ
ト139を介して2本の押し出しシリンダ140A、1
40B(変位手段)が配設される。押し出しシリンダ1
40Aは、第1移動位置128Aに移動した鍵収納ボッ
クス136A〜136Lを図示しない前記弾性体の弾発
力に抗して回転テーブル134の外周方向に回動変位さ
せる。また、押し出しシリンダ140Bは、第2移動位
置128Bに移動した鍵収納ボックス136A〜136
Lを図示しない前記弾性体の弾発力に抗して回転テーブ
ル134の外周方向に回動変位させる。第1移動位置1
28Aと鍵貸出部108、第2移動位置128Bと余剰
鍵収納部72は、それぞれ連絡通路142、144によ
って連通されている。
【0053】このように構成される鍵収納部132にお
いて、鍵44を鍵貸出部108に供給する場合には、回
転テーブル134を回転させ、例えば、所望の鍵44を
収納する鍵収納ボックス136Gを第1移動位置128
Aに移動させた後、押し出しシリンダ140Aを駆動し
て鍵収納ボックス136Gを軸受138を介して回動変
位させ、鍵44を連絡通路142から鍵貸出部108に
供給する。また、鍵44を余剰鍵収納部72に収納する
場合には、例えば、余剰の鍵44を収納する鍵収納ボッ
クス136Fを第2移動位置128Bに移動させた後、
押し出しシリンダ140Bを駆動して鍵収納ボックス1
36Fを軸受138を介して回動変位させ、鍵44を連
絡通路144から余剰鍵収納部72に供給する。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、規定数
の鍵貸出部が満杯状態と判定された場合、余剰鍵収納部
に余剰の鍵を収納させることができるように構成してい
るため、装置を大型化することなく、十分な量の鍵を管
理することができる。
【0055】また、鍵返却部と鍵貸出部との間に鍵収納
部を設け、この鍵収納部から鍵貸出部に必要な鍵を供給
する一方、前記鍵収納部が満杯状態と判定された場合、
余剰鍵収納部に余剰の鍵を収納させることができるよう
に構成しているため、装置を大型化することなく、十分
な量の鍵を管理することができる。この場合、鍵が鍵収
納部に一時的に収納される構成であるため、鍵貸出部を
少なく構成することができる。この結果、装置をさらに
小型化することができる。
【0056】また、本発明によれば、鍵返却部および鍵
貸出部を少なく構成することができるため、利用者によ
る当該装置の利用が極めて容易となる効果が得られる。
【0057】さらに、本発明によれば、鍵の返却を行う
場合、利用者が当該装置の鍵の収納状態の空き待ちとな
ることがなく、利用効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の車両共用システムの全体図であ
る。
【図2】図1に示す各駐車ステーションの構成図であ
る。
【図3】本実施形態の車両共用システムにおける鍵管理
装置の外観斜視図である。
【図4】図3に示す鍵管理装置の断面概略構成図であ
る。
【図5】図3に示す鍵管理装置を制御する制御回路の構
成ブロック図である。
【図6】図3に示す鍵管理装置の貸出時の処理フローチ
ャートである。
【図7】図3に示す鍵管理装置の返却時の処理フローチ
ャートである。
【図8】他の実施形態における鍵管理装置の外観斜視図
である。
【図9】図8に示す鍵管理装置の鍵収納部の構成斜視図
である。
【図10】図8に示す鍵管理装置の鍵収納部の平面構成
説明図である。
【図11】図8に示す鍵管理装置を制御する制御回路の
構成ブロック図である。
【図12】図8に示す鍵管理装置の鍵収納部の他の構成
を示す斜視図である。
【符号の説明】
12A〜12E…駐車ステーション 22、24…電動
サイクル 26…自動車 28、106…鍵
管理装置 44…鍵 46…タグ 48…鍵返却部 50A〜50J、
108…鍵貸出部 58…タグリーダ 62、64、70
…傾斜路 66、68…フラップ 72…余剰鍵収納
部 82…ICカード 84…カードスロ
ット 88…操作ガイド表示部 90…管理センタ 96、130…制御回路 98…制御部 110、132…鍵収納部 112…テーブル
インデックス用モータ 114、134…回転テーブル 118A〜118L、136A〜136L…鍵収納ボッ
クス 122…回転板 124…開口部 126…回転板切換用モータ 140A、140
B…押し出しシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立田 勝男 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5H180 AA01 BB04 BB12 CC12 CC27 EE07 EE10 KK01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各駐車ステーションに設置され、貸出、返
    却する共用利用の車両の鍵を管理する車両共用システム
    における鍵管理装置であって、 前記鍵を返却する鍵返却部と、 前記鍵を貸し出す複数の鍵貸出部と、 返却された余剰の前記鍵を収納する余剰鍵収納部と、 前記鍵返却部に返却された前記鍵が余剰であるか否かを
    判定する余剰判定手段と、 前記余剰判定手段による判定結果に従い、前記鍵返却部
    に返却された前記鍵を前記鍵貸出部または前記余剰鍵収
    納部に搬送する鍵搬送手段とを備えることを特徴とする
    車両共用システムにおける鍵管理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、 前記鍵返却部は、 前記鍵が返却されたことを検出する鍵検出手段と、 前記鍵検出手段が前記鍵を検出した際、前記鍵返却部と
    前記鍵搬送手段とを連通する連通手段とを備えることを
    特徴とする車両共用システムにおける鍵管理装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の装置において、 前記鍵搬送手段は、 上部に配設される前記鍵返却部から複数の前記鍵貸出部
    近傍を経由して下部に配設される前記余剰鍵収納部に連
    通し、重力の作用により前記鍵を搬送する傾斜路と、 前記傾斜路と前記各鍵貸出部との間に配設され、前記余
    剰判定手段による判定結果に従い所定の前記鍵貸出部と
    前記傾斜路とを連通する連通手段とを備えることを特徴
    とする車両共用システムにおける鍵管理装置。
  4. 【請求項4】各駐車ステーションに設置され、貸出、返
    却する共用利用の車両の鍵を管理する車両共用システム
    における鍵管理装置であって、 前記鍵を返却する鍵返却部と、 複数の前記鍵を収納する鍵収納部と、 前記鍵収納部に収納された前記鍵を貸し出す鍵貸出部
    と、 返却された余剰の前記鍵を収納する余剰鍵収納部と、 前記鍵返却部に返却された前記鍵が余剰であるか否かを
    判定する余剰判定手段と、 前記鍵を前記鍵貸出部に搬送する一方、前記余剰判定手
    段により余剰と判定された際に前記鍵を前記余剰鍵収納
    部に搬送する鍵搬送手段とを備えることを特徴とする車
    両共用システムにおける鍵管理装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の装置において、 前記鍵返却部は、 前記鍵が返却されたことを検出する鍵検出手段と、 前記鍵検出手段が前記鍵を検出した際、前記鍵返却部と
    前記鍵収納部とを連通する連通手段とを備えることを特
    徴とする車両共用システムにおける鍵管理装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の装置において、 前記鍵収納部は、 前記鍵を収納する複数の鍵収納ボックスを備え、 前記鍵搬送手段は、 複数の前記鍵収納ボックスを移動させるボックス移動手
    段と、 前記鍵収納ボックスの第1移動位置および前記鍵貸出
    部、または、前記鍵収納ボックスの第2移動位置および
    前記余剰鍵収納部を連通する連通手段とを備えることを
    特徴とする車両共用システムにおける鍵管理装置。
  7. 【請求項7】請求項4記載の装置において、 前記鍵収納部は、 前記鍵を収納し、個々に変位可能に構成される複数の鍵
    収納ボックスを備え、 前記鍵搬送手段は、 複数の前記鍵収納ボックスを移動させるボックス移動手
    段と、 前記鍵貸出部に対応する前記鍵収納ボックスの第1移動
    位置、または、前記余剰鍵収納部に対応する前記鍵収納
    ボックスの第2移動位置において、前記鍵収納ボックス
    を変位させる変位手段とを備えることを特徴とする車両
    共用システムにおける鍵管理装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003132482A (ja) * 2001-10-23 2003-05-09 Tsubasa System Co Ltd 車両運用状況管理システム
JP2008231879A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Laurel Seiki Kk 重要物管理装置
JP2014130485A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Mujinrentacar Co Ltd 車両貸出返却機
JP2016045696A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 ▲蔦▼井株式会社 シェアサイクルシステム
JP2021021215A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 グローリー株式会社 鍵管理装置、鍵管理システム及び鍵管理方法

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