JP2001181681A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

Info

Publication number
JP2001181681A
JP2001181681A JP36914999A JP36914999A JP2001181681A JP 2001181681 A JP2001181681 A JP 2001181681A JP 36914999 A JP36914999 A JP 36914999A JP 36914999 A JP36914999 A JP 36914999A JP 2001181681 A JP2001181681 A JP 2001181681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detergent composition
liquid detergent
aqueous liquid
carbon number
alkyl group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP36914999A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Yakushiji
一郎 薬師寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ADOMI KK
Original Assignee
ADOMI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ADOMI KK filed Critical ADOMI KK
Priority to JP36914999A priority Critical patent/JP2001181681A/ja
Publication of JP2001181681A publication Critical patent/JP2001181681A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 酵素が沈澱・固化することがなく、長期に亘
って活性を維持し、洗浄力に優れた液体洗浄剤組成物を
提供する。 【解決手段】 (A)細菌性プロテアーゼ、(B)非イ
オン界面活性剤及び(C)再汚染防止剤を主成分として
含有してなり、前記(B)が下記の(B1)、(B2)
及び(B3)からなることを特徴とする非水系液体洗浄
剤組成物: (B1)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、2
〜5のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレン
アルキルエーテル3〜7重量% (B2)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、6
〜8のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレン
アルキルエーテル15〜40重量% (B3)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、9
〜11のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル15〜40重量%。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体洗浄剤組成物に
関し、更に詳しくは、酵素が沈澱・固化することがな
く、長期に亘って活性を維持するとともに、生分解性に
優れ河川や湖沼等の環境を汚染することが少なく、且つ
洗浄力に優れた非水系液体洗浄剤組成物及び水系液体洗
浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の酵素を用いた液体洗浄剤
組成物は数多く提案されており、例えば、特開平5−2
5491号公報には、直鎖のポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル等を主成分とする非イオン系界面活性剤に、
非水状態で酵素を添加配合してなる酵素力価の長期に安
定した液体洗剤が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記液体
洗剤は植物起源の粉末状の蛋白分解酵素であるパパイン
が使用されているため、酵素の分解性、安定性が十分で
なく、その結果、短期間(約1カ月半)で沈澱・固化
し、酵素が十分な洗浄作用を発揮しなくなるばかりでな
く、商品価値を低下させるという問題を含んでいる。
【0004】本発明はかかる実情に鑑み、上記問題を解
決し、酵素の分解性、安定性が良好で、長期に亘って酵
素が沈澱・固化することがなく、酵素の優れた洗浄作用
を発揮する非水系液体洗浄組成物及び水系液体洗浄剤組
成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するべく鋭意研究の結果、酵素として細菌性プロテア
ーゼを採用するとともに、非イオン性界面活性剤とし
て、親水性及び疎水性、即ち特定数のエチレンオキシド
を付加した3種のポリオキシエチレンアルキルエーテル
を特定の割合で併用することにより、酵素が長期に亘っ
て沈澱・固化することがなく本来の優れた洗浄作用を発
揮することを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明の第1は、(A)細菌性プロ
テアーゼ、(B)非イオン界面活性剤及び(C)再汚染
防止剤を主成分として含有してなり、前記(B)非イオ
ン性界面活性剤が下記の(B1)、(B2)及び(B
3)からなることを特徴とする非水系液体洗浄剤組成物
を内容とする(請求項1)。 (B1)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、2
〜5のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレン
アルキルエーテルの少なくとも1種3〜7重量% (B2)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、6
〜8のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレン
アルキルエーテルの少なくとも1種15〜40重量% (B3)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、9
〜11のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルの少なくとも1種15〜40重量%
【0007】好ましい態様として請求項2は、更に、消
泡剤を含有してなる請求項1記載の非水系液体洗浄剤組
成物である。
【0008】好ましい態様として請求項3は、細菌性プ
ロテアーゼが、バチルス・ズブチリス・プロテアーゼ
(Bacillus Subtilis Proteinase) である請求項1記載
の非水系液体洗浄剤組成物である。
【0009】好ましい態様として請求項4は、再汚染防
止剤がポリプロピレングリコールである請求項1記載の
非水系液体洗浄剤組成物である。
【0010】また、本発明の第2は、(A)細菌性プロ
テアーゼ、(B)非イオン界面活性剤、(C)再汚染防
止剤及び(D)有機還元・酵素安定剤を主成分として含
有してなり、前記(B)非イオン性界面活性剤が下記の
(B1)、(B2)及び(B3)からなることを特徴と
する水系液体洗浄剤組成物を内容とする(請求項5)。 (B1)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、2
〜5のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレン
アルキルエーテルの少なくとも1種3〜7重量% (B2)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、6
〜8のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレン
アルキルエーテルの少なくとも1種15〜40重量% (B3)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、9
〜11のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルの少なくとも1種15〜40重量%
【0011】好ましい態様として請求項6は、更に、消
泡剤を含有してなる請求項5記載の水系液体洗浄剤組成
物である。
【0012】好ましい態様として請求項7は、細菌性プ
ロテアーゼが、バチルス・ズブチリス・プロテアーゼ
(Bacillus Subtilis Proteinase) である請求項5記載
の水系液体洗浄剤組成物である。
【0013】好ましい態様として請求項8は、再汚染防
止剤がポリプロピレングリコールである請求項5記載の
水系液体洗浄剤組成物である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1は、(A)細菌性プ
ロテアーゼ、(B)非イオン界面活性剤及び(C)再汚
染防止剤を主成分として含有してなり、前記(B)非イ
オン性界面活性剤が下記の(B1)、(B2)及び(B
3)からなることを特徴とする非水系液体洗浄剤組成物
である。 (B1)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、2
〜5のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレン
アルキルエーテルの少なくとも1種3〜7重量% (B2)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、6
〜8のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレン
アルキルエーテルの少なくとも1種15〜40重量% (B3)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、9
〜11のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルの少なくとも1種15〜40重量%
【0015】本発明に用いられる(A)細菌性プロテア
ーゼとしては、例えばバチルス・ズブチリス・プロテア
ーゼ(Bacillus Subtilis Proteinase) が好適で、例え
ば市販品として、「カコナーゼ(商品名、昭和化工株式
会社)」が挙げられる。細菌性プロテアーゼの使用量は
300〜3000単位が好ましい。ここで1単位とは、
分解される蛋白質の1分子量グラムの百万分の1を1分
間に分解する能力を意味する。
【0016】本発明に使用される(B)非イオン性界面
活性剤としては、直鎖状のポリオキシエチレンアルキル
エーテルが使用され、下記の如く、エチレンオキシドの
付加数を異にする、即ち、親水性、親油性を異にする3
種(B1)、(B2)、(B3)を併用し且つ特定の割
合で使用することが必要である。
【0017】(B1)平均炭素数10〜20のアルキル
基を有し、2〜5のエチレンオキシドを付加したポリオ
キシエチレンアルキルエーテルの少なくとも1種3〜7
重量% (B2)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、6
〜8のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレン
アルキルエーテルの少なくとも1種15〜40重量% (B3)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、9
〜11のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルの少なくとも1種15〜40重量%
【0018】ポリオキシエチレンアルキルエーテルは付
加したエチレンオキシドの数が増加するに従って親油性
から親水性になる。従って、上記(B1)は親油性、
(B3)は親水性、(B2)は両者の中間の性質(親油
・親水性)を有するものと考えることができる。
【0019】親油性の(B1)は主として油性の汚れに
作用し、また親水性の(B3)は主として非油性の汚れ
に作用し、それらの中間の性質を有する(B2)は、主
として油性、非油性両方又はそれらの中間の汚れに作用
するものである。
【0020】(B1)の使用量は3〜7重量%であり、
3重量%未満では油性の汚れに対する洗浄作用が不十分
となり、また7重量%を越えると油性の汚れに対する洗
浄作用が強くなり過ぎ、油性及び非油性の汚れに対する
洗浄作用をバランス良く備えた洗浄剤組成物が得られな
い。また(B3)の使用量は15〜40重量%であり、
15重量%未満では非油性の汚れに対する洗浄作用が不
十分となり、また40重量%を越えると非油性の汚れに
対する洗浄作用が強くなり過ぎ、油性及び非油性の汚れ
に対する洗浄作用をバランス良く備えた洗浄剤組成物が
得られない。更に、(B2)の使用量は15〜40重量
%であり、この範囲よりも少なくても、また多くても油
性及び非油性の汚れに対する洗浄作用をバランス良く備
えた洗浄剤組成物が得られない。
【0021】本発明に使用される(C)再汚染防止剤と
しては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ポリアクリル酸塩、ポリアクリル酸コポリマ
ー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カ
ルボキシメチルセルロース等が挙げられるが、食品添加
剤として安全性が確認されているポリプロピレングリコ
ールが好ましい。これらの再汚染防止剤は凍結防止の作
用も有し、冬期や寒い地方での洗浄剤組成物の凍結を防
止する点でも有効である。再汚染防止剤の使用量は、通
常、15〜50重量%の範囲で用いられる。15重量%
未満では十分な再汚染防止作用(及び凍結防止作用)が
期待できず、一方、50重量%を越えて使用しても更な
る効果は期待できない。
【0022】上記の如き非水系液体洗浄剤組成物は、被
洗浄物の種類により約1000〜3000倍に薄めて使
用される。例えば、オシボリや衣類等の場合は、約20
00倍、食器、まな板、包丁、ステンレス作業台等の場
合は約3000倍、店内や厨房の床の場合は約1000
〜2000倍にそれぞれ希釈して使用される。
【0023】本発明の非水系液体洗浄剤組成物は、酵素
として液体状の細菌性プロテアーゼを用いたので分散
性、安定性に優れ、従って、長期に亘って沈澱・固化す
ることがなく優れた洗浄作用を発揮する。また生分解性
(後記するように微生物により99%以上分解)に優
れ、河川や湖沼等の環境を汚染することが少ない。更
に、硬水や冷水でも洗浄作用が良好で、泡切れが良く、
水資源の節約に奉仕する。更にまた、肌にやさしいとい
う特徴も有する。
【0024】次に、本発明の第2は、(A)細菌性プロ
テアーゼ、(B)非イオン界面活性剤、(C)再汚染防
止剤及び(D)有機還元・酵素安定剤を主成分として含
有してなり、前記(B)非イオン性界面活性剤が下記の
(B1)、(B2)及び(B3)からなることを特徴と
する水系液体洗浄剤組成物である。 (B1)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、2
〜5のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレン
アルキルエーテルの少なくとも1種3〜7重量% (B2)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、6
〜8のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレン
アルキルエーテルの少なくとも1種15〜40重量% (B3)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、9
〜11のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルの少なくとも1種15〜40重量%
【0025】(A)細菌性プロテアーゼは上記したもの
が好適に使用される。細菌性プロテアーゼの使用量は、
(D)有機還元・酵素安定剤の添加により多量に使用す
ることが可能で、通常、3000〜100000単位で
ある。酵素の使用量が多くなる程洗浄作用が大きくな
り、また使用に際しての希釈倍率を大きくすることがで
きる。
【0026】(B)非イオン性界面活性剤及び(C)再
汚染防止剤については、それぞれ上記したものが用いら
れ、それらの使用量も上記した範囲でよい。
【0027】本発明に用いられる(D)有機還元・酵素
安定剤としては、蟻酸、酢酸、シュウ酸、フマル酸、ク
エン酸等の脂肪酸、カルボン酸等が挙げられ、これらは
単独で又は2種以上組み合わせて用いられる。有機還元
・酵素安定剤の使用量は5〜40重量%が好ましい。5
重量%未満では酵素の安定化作用及び防錆等の還元作用
が不十分となり、一方、40重量%を越えると洗浄力が
低下する場合があるので好ましくない。
【0028】本発明における水の使用量は、通常、25
〜60重量%が適当である。25重量%より少ないと液
状の分散が不十分で沈澱を生じたりすることがあり、一
方、60重量%より多くなると、嵩が大きくなって輸送
や保管の効率が低下し、また使用時に希釈条件が煩雑と
なったり、処理時間が長くなるので好ましくない。
【0029】上記の如き水系液体洗浄剤組成物は、上記
した非水系液体洗浄剤組成物と同様の優れた作用効果を
有する上、更に、酵素の使用量が多いことにより、優れ
た洗浄作用を発揮するとともに、使用に際しての希釈倍
率を大きくでき、従って、洗浄剤組成物原液の容器や梱
包をコンパクトにすることができるので、輸送や保管効
率を高めることができる。また、有機還元・酵素安定剤
により優れた防錆作用を発揮し、医療器具、洗車等の洗
浄剤として有用である。
【0030】本発明の非水系液体洗浄剤組成物、水系液
体洗浄剤組成物のいずれの場合も、更に消泡剤を添加す
ることができる。本発明に使用される消泡剤としては、
食品添加用シリコーンオイルが好適で、その使用量は、
通常、0.5〜3重量%である。0.5重量%未満では
消泡効果が十分でなく、一方、3重量%を越えると、濯
いだ後にシリコーン等の残渣が生じたり酵素の反応を阻
害したりする場合があるので好ましくない。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0032】実施例1 下記の組成からなる非水系液体洗浄剤組成物を作製し
た。但し、(B)成分中の「EO」は「エチレンオキシ
ド」を示す。 (A)細菌性プロテアーゼ バチルス・ズブチリス・プロテアーゼ 1000単位 (B)非イオン性界面活性剤 (B1)ポリオキシエチレンアルキルエーテル (アルキル基の炭素数=12〜14、EO=5) 6重量% (B2)ポリオキシエチレンアルキルエーテル (アルキル基の炭素数=12〜14、EO=7) 37重量% (B3)ポリオキシエチレンアルキルエーテル (アルキル基の炭素数=12〜14、EO=9) 37重量% (C)再汚染防止剤 ポリプロピレングリコール 20重量%
【0033】得られた非水系液体洗浄剤組成物は、作製
後6ヵ月後においても沈澱や固化は全く認められず、1
000〜3000倍に希釈して良好な洗浄作用を示し
た。特に低温溶解性に優れ、すすぎ性が良好であった。
【0034】更に、得られた非水系液体洗浄剤組成物を
用いて河川消失試験(測定条件:界面活性剤初期濃度=
20ppm 、温度=20〜25℃、河川水は採取後直ちに
試験に使用)を行ったところ、図1に示す如く、市販品
(界面活性剤としてポリオキシエチレンアルキルフェノ
ールエーテル使用)が25日で分解率が30%弱にとど
まっているのに対し、本発明の洗浄剤組成物は4日で略
100%の分解率を示した。日本の河川は短いものが多
く、従って、一般に河川に放流された洗浄剤は約10日
で海に達し、金属石鹸となって環境を汚染すると云われ
ているが、本発明の洗浄剤組成物は4日で略100%分
解するため、海に至る前に分解され環境を汚染すること
が殆どないことが理解される。
【0035】実施例2 下記の組成からなる非水系液体洗浄剤組成物を作製し
た。但し、(B)成分中の「EO」は「エチレンオキシ
ド」を示す。 (A)細菌性プロテアーゼ バチルス・ズブチリス・プロテアーゼ 30000単位 (B)非イオン性界面活性剤 (B1)ポリオキシエチレンアルキルエーテル (アルキル基の炭素数=12〜14、EO=5)0.2重量% (B2)ポリオキシエチレンアルキルエーテル (アルキル基の炭素数=12〜14、EO=7) 13重量% (B3)ポリオキシエチレンアルキルエーテル (アルキル基の炭素数=12〜14、EO=9) 13重量% (C)再汚染防止剤 ポリプロピレングリコール 7重量% (D)有機還元・酵素安定剤 5重量% 蟻酸 1.5重量% 酢酸 1.0重量% フマル酸 1.0重量% 水 残部
【0036】得られた水系液体洗浄剤組成物は作製後6
ヵ月後においても沈澱や固化は全く認められず、100
0〜3000倍に希釈して良好な洗浄作用を示した。特
に低温溶解性に優れ、すすぎ性が良好であった。
【0037】更に、得られた水系液体洗浄剤組成物を用
いて河川消失試験を行ったところ、図1に示した本発明
品と同様の優れた分解率を示した。
【0038】比較例1 バチルス・ズブチリス・プロテアーゼの代わりにパパイ
ン酵素を用いた以外は実施例1と同様にして洗浄剤組成
物を得た。得られた洗浄剤組成物は作業後1カ月半で酵
素が沈澱・固化した。
【0039】
【発明の効果】叙上のとおり、本発明によれば下記の如
き数多くの利点を有する。 (1)液状の細菌性プロテアーゼを用いたので、分散
性、安定性が良好で、長期間に亘って沈澱・固化するこ
とがなく、優れた洗浄作用を発揮する。 (2)生分解性に優れ、河川、湖沼等の環境を汚染する
ことが少ない。 (3)親水性、親油性を異にする3種の非イオン界面活
性剤を併用したことにより、油性、非油性のあらゆる汚
れに対して優れた洗浄作用を有し、オシボリ、ふきん、
衣類、食器、厨房、店内の床、窓拭き、浴槽タイル、洗
車、医療器具等広汎な分野において使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた洗浄剤組成物と市販の洗浄
剤組成物の分解率を示すグラフである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)細菌性プロテアーゼ、(B)非イ
    オン界面活性剤及び(C)再汚染防止剤を主成分として
    含有してなり、前記(B)非イオン性界面活性剤が下記
    の(B1)、(B2)及び(B3)からなることを特徴
    とする非水系液体洗浄剤組成物: (B1)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、2
    〜5のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレン
    アルキルエーテルの少なくとも1種3〜7重量% (B2)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、6
    〜8のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレン
    アルキルエーテルの少なくとも1種15〜40重量% (B3)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、9
    〜11のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレ
    ンアルキルエーテルの少なくとも1種15〜40重量%
  2. 【請求項2】 更に、消泡剤を含有してなる請求項1記
    載の非水系液体洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 細菌性プロテアーゼが、バチルス・ズブ
    チリス・プロテアーゼ(Bacillus Subtilis Proteinas
    e) である請求項1記載の非水系液体洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 再汚染防止剤がポリプロピレングリコー
    ルである請求項1記載の非水系液体洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 (A)細菌性プロテアーゼ、(B)非イ
    オン界面活性剤、(C)再汚染防止剤及び(D)有機還
    元・酵素安定剤を主成分として含有してなり、前記
    (B)非イオン性界面活性剤が下記の(B1)、(B
    2)及び(B3)からなることを特徴とする水系液体洗
    浄剤組成物: (B1)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、2
    〜5のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレン
    アルキルエーテルの少なくとも1種 3〜7重量% (B2)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、6
    〜8のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレン
    アルキルエーテルの少なくとも1種15〜40重量% (B3)平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、9
    〜11のエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレ
    ンアルキルエーテルの少なくとも1種15〜40重量%
  6. 【請求項6】 更に、消泡剤を含有してなる請求項5記
    載の水系液体洗浄剤組成物。
  7. 【請求項7】 細菌性プロテアーゼが、バチルス・ズブ
    チリス・プロテアーゼ(Bacillus Subtilis Proteinas
    e) である請求項5記載の水系液体洗浄剤組成物。
  8. 【請求項8】 再汚染防止剤がポリプロピレングリコー
    ルである請求項5記載の水系液体洗浄剤組成物。
JP36914999A 1999-12-27 1999-12-27 液体洗浄剤組成物 Withdrawn JP2001181681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36914999A JP2001181681A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 液体洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36914999A JP2001181681A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 液体洗浄剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001181681A true JP2001181681A (ja) 2001-07-03

Family

ID=18493694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36914999A Withdrawn JP2001181681A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 液体洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001181681A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008184500A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Kao Corp 自動食器洗浄機用の液状洗浄剤組成物
JP2018039869A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 ライオン株式会社 衣料用液体洗浄剤組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008184500A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Kao Corp 自動食器洗浄機用の液状洗浄剤組成物
JP2018039869A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 ライオン株式会社 衣料用液体洗浄剤組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1444316B1 (en) Acid sanitizing and cleaning compositions containing protonated carboxylic acids
CA2554746C (en) Sanitizing and cleaning composition and its use for sanitizing and/or cleaning hard surfaces
CA2367719C (en) Antimicrobial acid cleaner for use on organic or food soil
US5786319A (en) Concentrated aqueous degreasing cleanser
US5710120A (en) Nonsilicated soft metal safe product
US9873855B2 (en) Cleaning formulations and uses thereof
JP2008127490A (ja) 自動食器洗浄機用中性液体洗浄剤組成物
AU2002365964B2 (en) Touchless wheel and tire cleaner and methods of application
CN104480482A (zh) 一种弱碱性化工设备专用清洁液
US5571446A (en) Anionic stabilized enzyme based clean-in-place system
SE512839C2 (sv) Förfarande för rengöring av förpackningsmaskiner och hanteringsutrustning för livsmedel med mera, som innehåller konstruktionsdetaljer av aluminium och/eller mässing och sköljmedel för användning vid förfarandet
JP4260249B2 (ja) 水性液体洗浄剤
AU719399B2 (en) An anionic stabilized enzyme-based clean-in-place system
JPH0776700A (ja) コンタクトレンズ用剤の安定化方法
JP2001181681A (ja) 液体洗浄剤組成物
US8420584B2 (en) Enzymatic detergent
EP1373448B1 (en) Removing adherent organic material
CN104450266A (zh) 一种环保型化工设备去污剂
CN104498970A (zh) 一种化工设备去污剂
US20170130171A1 (en) Low foaming multi enzymatic cleaner
JP2004263057A (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物及びその製造方法
US7211552B1 (en) Enzymatic detergent
JPH0680997A (ja) 低泡性アルカリ洗浄剤
JPH05214390A (ja) 酸性硬質表面用洗浄剤組成物
CN110846148A (zh) 一种环保型水基化工设备专用清洗液

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070306