JP2001180767A - パレットコンテナ・カバー - Google Patents

パレットコンテナ・カバー

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JP2001180767A
JP2001180767A JP37359399A JP37359399A JP2001180767A JP 2001180767 A JP2001180767 A JP 2001180767A JP 37359399 A JP37359399 A JP 37359399A JP 37359399 A JP37359399 A JP 37359399A JP 2001180767 A JP2001180767 A JP 2001180767A
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cover
pallet
pallet container
container
heat
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JP37359399A
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Noboru Maruyama
暢 丸山
Takashi Nakazawa
隆 中沢
Takehiro Ishizuki
雄大 石月
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CHIYODA TECHNO ACE KK
Adeka Corp
Original Assignee
CHIYODA TECHNO ACE KK
Asahi Denka Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレットコンテナのコンテナを覆う断熱性パ
レットコンテナ・カバーに関し、更にはコンテナの温度
を所定温度に維持できるようなパレットコンテナ・カバ
ーを提供する。 【解決手段】 本パレットコンテナ・カバー10は、パ
レットコンテナのコンテナを覆う断熱性パレットコンテ
ナ・カバーであって、上面カバー部12と、上面カバー
部12の対向する2個の長辺14からそれぞれコンテナ
の高さとほぼ同じ長さLだけ外方に延在する2個の第1
側面カバー部16A、Bと、上面カバー部12の対向す
る2個の短辺18からそれぞれ外方にコンテナの高さと
ほぼ同じ長さLだけ延在する2個の第2側面カバー部2
0A、Bとから構成される。接合手段として、第1側面
カバー部及び第2側面カバー部は、それぞれ、第1重ね
合わせ代部22と第1重ね合わせ領域24とを備え、第
1重ね合わせ代部22の裏面及び第1重ね合わせ領域2
4にはマジックファスナ26が取り付けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パレットとパレッ
ト上に搭載されたコンテナとからなるパレットコンテナ
のコンテナを覆う断熱性パレットコンテナ・カバーに関
し、更に詳細には、折り畳み自在で、使い勝手がよく、
コンテナの断熱性及び温度維持性が良好で、しかも貯蔵
設備として使用するコンテナにも適用できる、経済的な
パレットコンテナ・カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】食料品、医療品、塗料、或る種の化学品
等の製造/販売の分野では、それらの中間原料を中間原
料の製造工場から消費地に近い最終加工/処理工場に輸
送し、物理的処理又は化学的処理を施して最終製品にし
て販売することが多い。輸送に際しては、通常、食料
品、医療品、塗料等の中間原料は、小口輸送が多いの
で、物流合理化の観点から、それら中間原料をパレット
コンテナに収容して、パレットコンテナを車両に積載
し、輸送することが多い。本明細書で、パレットコンテ
ナとは、コンテナをパレット上に搭載したものであっ
て、コンテナ内に中間原料を収容して輸送する。コンテ
ナには、収容箱或いは収容袋が使用される。
【0003】また、組み立て型パレットコンテナ120
として、図20(a)及び(b)に示すように、パレッ
ト122上に脱着自在な少なくとも4本の柱124を建
て、柱124の隣合う2面に設けられた溝126に側壁
128を嵌め込んで組み立てたパレットコンテナがあ
る。コンテナの底面130はパレット122の上面に設
けられており、コンテナの上壁又は上板は必ずしも必要
ではない。図20(a)は、組み立て型パレットコンテ
ナの平面図、及び図20(b)は組み立て型パレットコ
ンテナの側面図である。
【0004】ところで、それら中間原料の輸送では、最
終製品の品質管理上から、中間原料の形態、例えば、液
状、ゾル状、ゲル状、或は固体状等の形態、或いは、密
度、粘度、流動性、加工性などの物理的性状が、輸送中
の温度変化によって、製造工場出荷時の形態及び物理的
性状から変化することがないようにすること、及び、輸
送中に、中間原料が、温度変化によって酸化反応、分解
反応等により品質変化しないようにすることが必要であ
るからである。その要求に応えるには、輸送中の中間原
料の温度を厳重に管理しつつ輸送することが要求され
る。
【0005】殊に、食料品及び医療品は、真菌類、バク
テリヤ等に対する生物学的安全性の面から定温維持が最
重要とされることが多い。また、菓子製品では、例えば
ホイップクリーム製品の如く製品品質上、均一な気泡分
布が極めて重要とされるものでは、空気を混合して泡立
てる原液の温度管理に細心の配慮が必要である。多孔質
薬剤の製造に関しても、同様な配慮が必要とされること
が多い。また、通常、粘稠なチーズ原料をローラで圧延
して板状することが多いチーズ製品の場合には、厚みの
均一なチーズ製品に圧延するために、輸送に際し、チー
ズ原料の粘度を一定に保つこと、すなわちチーズ原料の
温度を一定に保つことが必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のパレッ
トコンテナには、輸送中、コンテナ内の温度を所定温度
に保持する使い勝手の良い経済的な手段を有するものが
なく、パレットコンテナで中間原料を輸送することが必
要な業界から、コンテナ内の温度を所定温度に保持する
使い勝手の良い経済的な手段の開発が強く望まれてい
た。また、パレットコンテナで輸送した中間原料に最終
的な仕上げ加工或いは仕上げ処理を施すまで、工場内で
中間原料を所定温度に維持しつつ貯蔵する設備も必要で
あるが、このような設備を備えると、設備費が嵩み、ま
たパレットコンテナから中間原料を貯蔵設備に移送し、
次いで最終的加工或いは処理時に貯蔵設備から加工又は
処理装置に中間原料を移送することが必要であって、そ
の移送に人手と時間を要する。そこで、パレットコンテ
ナを貯蔵設備として使用したいという要望があって、そ
の要望と共に、貯蔵設備として使用するパレットコンテ
ナに適用できる保温、保冷手段が要求されている。
【0007】そこで、本発明の目的は、パレットコンテ
ナのコンテナを覆う断熱性パレットコンテナ・カバーに
関し、更にはコンテナの温度を所定温度に維持できるよ
うなパレットコンテナ・カバーを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るパレットコンテナ・カバー(以下、第
1の発明と言う)は、パレットとパレット上に搭載され
たコンテナとからなるパレットコンテナのコンテナを覆
う断熱性パレットコンテナ・カバーであって、コンテナ
の上面及び四方の側壁を覆う断熱カバー本体と、断熱カ
バー本体に設けられ、断熱カバー本体をパレットコンテ
ナ・カバーとして組み立てる際に使用する解離自在な接
合手段とから構成され、断熱カバー本体は、断熱材から
なる断熱層と、断熱層の両面にそれぞれ蒸着又は貼着さ
れた熱反射性シートとから形成され、かつ、パレットコ
ンテナの上面とほぼ同じ大きさで同じ形状の上面カバー
部と、上面カバー部の相互に対向する第1の辺からそれ
ぞれ外方にパレットコンテナの高さだけ延在し、第1の
辺周りに屈曲自在な2個の第1側面カバー部と、上面カ
バー部の相互に対向する別の第2の辺からそれぞれ外方
にパレットコンテナの高さだけ延在し、第2の辺周りに
屈曲自在な2個の第2側面カバー部とから構成され、接
合手段が、第1側面カバー部の側縁部と、第1側面カバ
ー部の隣の第2側面カバー部の側縁部とに、それぞれ、
設けられ、両者を解離自在に接合して、断熱カバー本体
を箱状に形成する接合具であることを特徴としている。
【0009】本発明の接合手段を構成する接合具は、第
1側面カバー部の側縁部と、第1側面カバー部の隣の第
2側面カバー部の側縁部とを相互に解離自在に接合でき
る限り、その構成、構造、種類には制約はない。例えば
マジックファスナ、通常のファスナ、凸部を有するボタ
ンと凹部を有するボタン止めとの組み合わせ、ボタンと
ボタン孔との組み合わせ等を好適に使用することができ
る。本発明は、接合手段によって断熱カバー本体を箱状
のパレットコンテナ・カバーに容易に組み立てることが
できる。また、使用しない時には、断熱カバー本体を折
り畳んでおくことができる。つまり、本発明に係るパレ
ットコンテナ・カバーは、折畳み可能な断熱性に優れた
パレットコンテナ・カバーであって、マジックファスナ
等の簡単な止め具(接合具)で手軽にパレットコンテナ
を気密に包むことのできる構造を備えている。断熱カバ
ーを構成する断熱層は、発泡樹脂、グラスウール等の断
熱材で構成され、厚さは断熱すべきコンテナ内部の温度
と大気温度又は室温との差の大小に依存していて、通常
の断熱材の厚さを算出する方法に従って算出することが
できる。熱反射性シートは、熱反射性を有する限り制約
はないが、好適には、厚さが0.05μm以上20μm
以下のアルミニウム箔で形成されている。2.0μm以
下の場合には、プラスチックシートにアルミニウムを蒸
着させた複合シートとして形成されていることが多く、
2.0μmを超える場合には、アルミニウム箔をプラス
チックシートに貼着した複合シートとして形成されてい
る。断熱カバーの第1側面カバー部及び第2側面カバー
部は、コンテナの側壁より大きな寸法であれば、同じ形
状である必要はなく、最終的に、コンテナを覆う箱状に
なれば良い。
【0010】本発明の好適な実施態様では、接合手段
が、第1側面カバー部の第1の辺に直交する側縁部及び
第2側面カバー部の第2の辺に直交する側縁部からそれ
ぞれ外方に延長された重ね合わせ代部と、重ね合わせ代
部に対向する第1側面カバー部及び第2側面カバー部の
側縁部にそれぞれ設けられ、重ね合わせ代部を重ね合わ
せる重ね合わせ領域と、重ね合わせ代部の裏面及び重ね
合わせ領域の表面に設けられ、重ね合わせ代部と重ね合
わせ領域とを解離自在に相互に接合する接合具とを備え
ている。
【0011】本発明に係るパレットコンテナ・カバーの
好適な実施態様では、更に、第1側面カバー部の第1の
辺と対向する縁部及び第2側面カバー部の第2の辺と対
向する縁部からそれぞれパレットコンテナのパレットの
高さだけ延長され、かつ接合具を表面に備える第1パレ
ットカバー部及び第2パレットカバー部と、第1側面カ
バー部と第1パレットカバー部との境界線を折り返し線
として第1パレットカバー部を第1側面カバー部に折り
返した際の第1側面カバー部の重ね合わせ領域、及び、
第2側面カバー部と第2パレットカバー部との境界線を
折り返し線として第2パレットカバー部を第2側面カバ
ー部に折り返した際の第2側面カバー部の重ね合わせ領
域に、それぞれ、設けられた接合具とを備える。
【0012】これにより、パレット運搬機械の揚荷爪を
パレットに挿入して、パレットコンテナを昇降させた
り、搬送したりする際には、パレットの側部を覆う第1
及び第2パレットカバー部を折り返し、それぞれ、第1
及び第2側面カバー部に接合してパレットの側部を露出
させて、パレット運搬機械の揚荷爪をパレットに挿入し
易くする。これにより、パレット運搬機械によるパレッ
トの昇降、搬送が容易になる。また、パレット運搬機械
によるパレットの昇降、搬送が終了した際には、折り返
した第1及び第2パレットカバー部をパレットの側部に
拡げて覆い、断熱性を高めることができる。
【0013】本発明に係る別のパレットコンテナ・カバ
ー(以下、第2の発明と言う)は、上述のパレットコン
テナ・カバーからなり、更に上面カバー部を貫通する開
口部を備えたパレットコンテナ・カバー本体と、温熱・
冷熱発生体としてペルチェ素子モジュールを有し、組み
立てたパレットコンテナ・カバー本体の内側にペルチェ
素子モジュールから開口部を介して温熱又は冷熱を伝熱
する温熱・冷熱発生装置と、組み立てたパレットコンテ
ナ・カバー本体の内側の温度を所定温度に維持するよう
に温熱・冷熱発生装置を制御する温度制御装置とを備え
ることを特徴としている。
【0014】第2の発明を適用するコンテナは、温熱・
冷熱発生装置からコンテナ内に温熱又は冷熱を伝達する
ために、好ましくは、上蓋が無く、上面が開放型のコン
テナである。また、上蓋がある場合には、温熱・冷熱発
生装置を装着させる開口部を上蓋に設ける。本発明で、
温熱・冷熱発生装置は、パレットコンテナ・カバーを介
して外部に放熱される放熱量より大きい温熱量叉は冷熱
量を発生させることができるものであれば良い。尚、本
発明のパレットコンテナカバーは断熱性に優れた材質で
形成されていて、放熱量は小さいので、大きな容量の温
熱・冷熱発生体を必要としない。温度制御装置は、温度
計の温度計測値に基づいて温熱・冷熱発生装置の動作を
連続制御叉はオン・オフ制御により制御して、パレット
コンテナ内部を所定の温度に維持する。
【0015】本発明では、蓄電池で作動する小型軽量且
つ熱効率の優れたペルチェ素子を利用した温熱・冷熱発
生装置によりパレットコンテナ・カバー本体の内側に温
熱又は冷熱を伝達して、パレットコンテナ・カバー本体
内側の温度を温度制御装置により所定の一定温度を保持
することができる。温熱・冷熱発生装置等を取り付ける
際には断熱性シートを使って、パレットコンテナ・カバ
ーの開口部と温熱・冷熱発生装置等との間隙を気密に封
止することが望ましい。温熱・冷熱発生装置の電源に
は、蓄電池を使用することにより、パレットコンテナ・
カバーに容易に取付けることができる。なお、パレット
コンテナを貯蔵設備として使用する際には、温熱・冷熱
発生装置等の電源として、コンバータ等を介して一般商
用電源を使用することもできる。
【0016】ペルチェ素子は、ペルチェ素子効果を奏す
る半導体素子である。ペルチェ効果は二つの金属の接合
部を通って直流電流が流れるとき、その接合部で、吸
熱、又は発熱するという現象である。一の方向に直流電
流を流すとき接合部に熱が発生し、その逆方向に直流電
流を流すとき熱を吸収するので、ペルチェ素子に供給す
る直流電流の向きを変えることにより、同じペルチェ素
子をある時は温熱発生体として、またある時は冷熱発生
体として機能させることができる。また、ペルチェ素子
に供給する直流電流の強度を調節することにより発生す
る温熱量叉は冷熱量を調節すること、従って加熱温度及
び冷却温度を調節することができる。
【0017】また、好適には、温熱・冷熱発生装置及び
電源を着脱自在とする。これにより、パレットコンテナ
の運搬移動中に内容物の温度変化が起こらないような、
例えば近距離運搬の場合には、温熱・冷熱発生装置を装
着せずに、カバー本体で被覆されたパレットコンテナだ
けを所定位置に移動して後、パレットカバーに温熱・冷
熱発生装置を装着することもできる。この場合、温熱・
冷熱発生装置を取除いた部分のパレットコンテナ・カバ
ーの上面カバー部の開口部を断熱性シートで覆ってパレ
ットコンテナの気密を保持する。また、パレットコンテ
ナ・カバーを格納する時には、温熱・冷熱発生装置等を
パレットコンテナ・カバーから取り外して格納を容易に
することができる。ペルチェ素子モジュールを備えた温
熱・冷熱発生装置に代えて、電熱ヒーターを温熱発生体
とした温熱発生装置、又は軽量小型冷凍機を有する冷熱
発生装置を設けてもよい。
【0018】本発明は、パレットコンテナーに収容する
品物の種類、形態には制約はなく、液状、固体状いずれ
であってもよい。また、複数個の区画に仕切られたコン
テナにそれぞれ異なった品物を積載したものでもよい。
パレットコンテナの運搬は、パレットの下部に移動用車
輪をつけて人手で運搬するものであっても、またホーク
リフトのように動力でパレットを運搬するものであって
もよい。
【0019】本発明に係るパレットコンテナ・カバーで
覆ったパレットコンテナを車両に搭載して、温熱・冷熱
発生装置を蓄電池で作動させてパレットコンテナの温度
を所定温度に維持しつつ運搬すれば、原料製造工場の定
温倉庫から流通定温倉庫へ、叉は加工工場の定温保管倉
庫へ、或は直接的に加工機械へ、輸送する品物に温度変
化を生じさせることなく、省力輸送手段であるパレット
輸送の利点を活かして輸送する輸送システムが構築でき
る。この場合の電源は、輸送する自動車の発電機として
もよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、実
施形態例に基づいて本発明をより詳細に説明する。パレットコンテナ・カバーの実施形態例1 本実施形態例は、第1の発明に係るパレットコンテナ・
カバーの実施形態の一例であって、図1は本実施形態例
のパレットコンテナ・カバーの構成を示す展開図、図2
は断熱シートの構成を示す断面図、図3は重ね合わせ代
部を重ね合わせ領域上に重ね合わせた状態を示す斜視
図、及び図4は本実施形態例のパレットコンテナ・カバ
ーの使用状態を示す斜視図である。本実施形態例のパレ
ットコンテナ・カバー10は、パレットとパレット上に
搭載されたコンテナとからなるパレットコンテナのコン
テナを覆う断熱性パレットコンテナ・カバーであって、
図1に示すように、パレットコンテナの上面と、四方の
側壁を覆う断熱カバー本体11と、断熱カバー本体11
をパレットコンテナ・カバーとして組み立てる際に使用
する接合手段とから構成されている。コンテナは、直方
体の形状を有し、同じ底面積のパレット上に搭載されて
いて、密閉型でも、上面開放型でも良い。
【0021】断熱カバー本体11は、パレットコンテナ
の上面と同じ形状でほぼ同じ寸法の長方形の上面カバー
部12と、上面カバー部12の対向する2個の長辺14
からそれぞれコンテナの高さとほぼ同じ長さLだけ外方
に延在する2個の第1側面カバー部16A、Bと、上面
カバー部12の対向する2個の短辺18からそれぞれ外
方にコンテナの高さとほぼ同じ長さLだけ延在する2個
の第2側面カバー部20A、Bとから構成されている。
【0022】上面カバー部12、第1側面カバー部16
A、B及び第2側面カバー部20A、Bは、それぞれ、
図2に示すように、断熱層21aと、断熱層21aの両
面にそれぞれ貼着された熱反射性シート21bとから構
成された断熱シート21で形成されている。断熱層21
aは、JSP(株)製の発泡倍率が30倍の発泡ポリエ
チレンで構成され、断熱層21aの厚さはコンテナの内
部温度と大気温度との差に基づいて算出される。熱反射
性シート21bは、藤森工業(株)製のアルミニウム箔
を発泡ポリエチレンシートに接合した複合シート(商品
名:ハイピーフォイルマット)である。断熱カバーを作
製する際には、断熱シート21をそれぞれ別個に裁断
し、上面カバー部12と第1側面カバー部16A、B及
び第2側面カバー部20A、Bとを長辺14及び短辺1
8で縫合することにより形成しても良く、また一体的な
断熱カバーとして断熱シート21を裁断しても良い。
尚、第1側面カバー部16A、B及び第2側面カバー部
20A、Bの外縁部の断熱層21a断面は、熱反射性シ
ート21bで覆われている。
【0023】上面カバー部12を上にし、上面カバー部
12の四辺14、18を折り曲げ線にして、第1側面カ
バー部16A、B及び第2側面カバー部20A、Bを下
方に90°だけ折り曲げることにより、図3に示すよう
に、上面カバー部12はパレットコンテナの上面を覆
い、第1側面カバー部16A、B及び第2側面カバー部
20A、Bは、それぞれ、コンテナの大面積側壁及び小
面積側壁を覆うことができる。
【0024】接合手段として、先ず、第1側面カバー部
16A、Bは、それぞれ、第1側面カバー部16A、B
の長辺14に直交する側縁23aから短い幅、例えば1
0cmで外方に延長された第1重ね合わせ代部22を側
縁23aに沿って備える。同様に、第2側面カバー部2
0A、Bは、それぞれ、第2側面カバー部20A、Bの
短辺14に直交する側縁25から同じく第1重ね合わせ
代部22を側縁25aに沿って備えている。第1側面カ
バー部16及び第2側面カバー部20の第1重ね合わせ
代部22は、それぞれ、図1で見て、第1側面カバー部
16及び第2側面カバー部20の時計回り側縁に設けて
ある。また、第1側面カバー部16及び第2側面カバー
部20は、第1重ね合わせ代部22に対向する側縁23
bの内側及び側縁25bの内側に第1重ね合わせ代部2
0とほぼ同じ形状、大きさの第1重ね合わせ領域24を
備えている。
【0025】第1重ね合わせ代部22の裏面及び第1重
ね合わせ領域24には、第1重ね合わせ代部22より短
い長さ及び小さい幅で接合具としてマジックファスナ2
6が取り付けてある。マジックファスナとして、例えば
YKK(株)製のモデル名クイックロンを使用する。
【0026】以上の接合手段の構成によって、図4に示
すように、第1側面カバー部16Aの第1重ね合わせ代
部22を第2側面カバー部20Bの第1重ね合わせ領域
24に重ねて押圧することにより、第1側面カバー部1
6Aと第2側面カバー部20Bとを解離自在に接合する
ことができる。同様にして、第2側面カバー部20Bと
第1側面カバー部16Bとを、第1側面カバー部16B
と第2側面カバー部20Aとを、第2側面カバー部20
Aと第1側面カバー部16Aとを解離自在に接合するこ
とができる。
【0027】本実施形態例のパレットコンテナ・カバー
10は、以上の構成により、パレットコンテナ上に上面
カバー部12が位置するようにパレットコンテナ・カバ
ー10を置き、第1側面カバー部16A、B及び第2側
面カバー部20A、Bをパレットコンテナの側壁に沿っ
て折り曲げ、第1側面カバー部16A、B及び第2側面
カバー部20A、Bを相互に接合することにより、図4
に示すように、パレットコンテナを覆ってパレットコン
テナを外部から断熱する箱状のパレットコンテナ・カバ
ー10を容易に形成することができる。また、使用しな
い時には、折り畳んで小さな体積にして、保管すること
ができる。
【0028】実施形態例1の改変例 本改変例は、実施形態例1のパレットコンテナ・カバー
10の改変例であって、図5は本改変例のパレットコン
テナ・カバーの構成を示す展開図、及び図6は本改変例
のパレットコンテナ・カバーの使用状態を示す斜視図で
ある。本改変例のパレットコンテナ・カバー27では、
第1側面カバー部16A、B及び第2側面カバー部20
A、Bは、それぞれ、上面カバー部12の長辺16及び
短辺18と対向する縁部29a、29bに、更に外方に
延在する第2重ね合わせ代部28A、Bを縁線29a、
29bの全長にわたって備えている。また、第1側面カ
バー部16A、B及び第2側面カバー部20A、Bは、
それぞれ、縁線29a、29bを挟んで第2重ね合わせ
代部28とは反対の領域に、第2重ね合わせ代部28を
重ね合わせる第2重ね合わせ領域30を有する。そし
て、第2重ね合わせ代部28A、B、及び第2重ね合わ
せ領域30A、Bには、図5に示すように、それぞれ、
帯状の小さなマジックファスナ31が3個づつ離隔して
対応する配置で取り付けてある。
【0029】第2重ね合わせ代部28A、Bを第2重ね
合わせ領域30A、B上に折り返してマジックファスナ
31によって解離自在に接合させ、第1側面カバー部1
6A、B及び第2側面カバー部20A、Bの縁部を2重
にすることにより、図6に示すように、フォークリフト
等のフォークをパレットコンテナに差し入れる際、パレ
ットコンテナの下部のパレットを露出させ、フォークの
差し入れを容易にしている。
【0030】そして、パレットコンテナを輸送する際に
は、第2重ね合わせ代部28と第2重ね合わせ領域30
との接合を解離して、第2重ね合わせ代部A、Bの下端
を床面に密着するように下ろすことにより、パレットコ
ンテナー27内を気密状態に保持し、断熱性を高める箱
状のパレットコンテナを形成することができる。なお、
断熱性及び気密性を高めるために、図9に示すように、
パレットコンテナの底面に断熱性シート69を敷くこと
が好ましい。
【0031】パレットコンテナ・カバーの実施形態例2 本実施形態例は、第2の発明に係るパレットコンテナ・
カバーの実施形態の一例であって、図7はパレットコン
テナを覆った時の本実施形態例のパレットコンテナ・カ
バーを説明する斜視図、図8は本実施形態例のパレット
コンテナ・カバーの展開図、図9は温熱・冷熱発生装置
の構成を示す模式的断面図、図10は温熱・冷熱発生装
置の支持機構の構成を示す断面図、及び図11は温熱・
冷熱発生装置の取り付け方法を説明するための断面図で
ある。図7から図11に示す部品、部位のうち、図1か
ら図4に示すものと同じものには同じ符号を付して、そ
の説明を省略する。本実施形態例のパレットコンテナ・
カバー40は、図7に示すように、実施形態例1の改変
例のパレットコンテナ・カバー27を改変してなるカバ
ー本体42と、温熱又は冷熱を発生させて、パレットコ
ンテナを所定の温度に維持する温熱・冷熱発生装置44
と、温熱・冷熱発生装置44を支持する支持体46(図
10参照9とから構成されている。本実施形態例のパレ
ットコンテナ・カバー40を適用するコンテナは、図9
に示すように、上蓋が無く、上面が開放型のコンテナで
ある。
【0032】カバー本体42は、図8に示すように、カ
バー本体42の上面カバー部12の中央に温熱・冷熱発
生装置44を取り付けるための開口部45と開口部45
の回りに環状に設けられたマジックファスナ47とを備
えていることを除いて、実施形態例1の改変例のパレッ
トコンテナ・カバー27と同じ構成を備えている。
【0033】温熱・冷熱発生装置44は、図9に示すよ
うに、温熱又は冷熱を発生する既知の構成の多数個のペ
ルチェ素子を集合してなるペルチェ素子集合体を温熱・
冷熱発生体として備えるペルチェ素子モジュール48
と、蓄電池等の直流電源50と、温度制御装置52とを
備えていて、ペルチェ素子モジュール48はケーシング
54内に収容されている。ケーシング54は、差し渡し
寸法の大きな上部ケーシング54aと、隔壁54bによ
って上部ケーシング54aから隔てられ、上部ケーシン
グ54aより小さい下部ケーシング54cとから構成さ
れていて、カバー本体42の開口部45は上部ケーシン
グ54aと同じ形状同じ大きさになっている。
【0034】ペルチェ素子モジュール48は、隔壁54
b内に設けれた多数個のペルチェ素子56と、パレット
コンテナ側の下部ケーシング54c内に、ペルチェ素子
56から発生した温熱又は冷熱を気流により伝熱させる
フィン型熱交換器57と、下部ケーシング54cの開口
に設けられた吸引ファン58とを備えている。これによ
り、ペルチェ素子モジュール48は、吸引ファン58に
よってパレットコンテナ側から吸気した気流とペルチェ
素子56の発熱とを熱交換器57で熱交換させ、下部ケ
ーシング54cの流出口60から温風又は冷風として気
流を流出させている。
【0035】ペルチェ素子モジュール48は、更に、上
部ケーシング54a内に、ペルチェ素子48から排出さ
れた熱を伝熱するフィン型熱交換器61と、上部ケーシ
ング54aの開口に設けられた吸引ファン62とを備え
ている。これにより、ペルチェ素子モジュール48は、
温熱又は冷熱を発生させたペルチェ素子56から排出さ
れた廃熱を、吸引ファン62によって外部から吸気した
気流と熱交換器61で熱交換させて、上部ケーシング5
4aの排気口63から外部に放熱している。ペルチェ素
子モジュール48は、ペルチェ素子56に供給する直流
電流の方向を変えることにより、温熱発生体叉は冷熱発
生体として機能し、例えば小松エレクトロニクス株式会
社から商品名「サーモ・モジュール」として販売されて
いるものを使用することができる。
【0036】直流電源52には、直流電流の方向を変え
る電流方向変換器64と、電流値を調節する電流調節器
と遮断器とを兼ねる電流調節・遮断器66とが設けられ
ている。温熱.冷熱発生体に直流電流を供給する直流電
流52は、蓄電池及び一般商用電源の少なくともいずれ
か一つで良い。また、一般商用電源を使用する時には、
交流を直流に変換するコンバータ及び変圧器(図示せ
ず)を設ける。温度制御装置52は、パレットコンテナ
側の温度を測定する温度計68を備え、温度計68で測
定した温度に基づいて、電流調節・遮断器66を調節し
てペルチェ素子モジュール48に供給する電流を調整し
たり、直流電流の供給をオン・オフしたりして、パレッ
トコンテナ側の温度を所定温度、例えばマイナス10℃
から80℃の範囲の温度にに制御することができる。
尚、断熱性を高めるために、コンテナの底部に断熱性シ
ート69を敷いても良い。
【0037】温熱・冷熱発生装置44を支持する支持体
46は、図10に示すように、下部ケーシング54cと
同じ大きさ同じ形状の開口枠70を有する枠体として形
成され、図9に示すように、パレットコンテナ上に配置
され、環状のO−リング・パッキン72を介して支持体
46上に温熱・冷熱発生装置44を支持する。温熱・冷
熱発生装置44は、図9に示すように、上部ケーシング
54aがカバー本体42の開口部45を貫通し、下部ケ
ーシング54bが支持体46の開口枠70を貫通してい
る。つまり、温熱・冷熱発生装置44は、パッキン72
を介して上部ケーシング54aを支持体46によって支
持することにより、支持されている。パッキン72は、
気密性を保持し、かつ温熱・冷熱発生装置44の荷重を
緩衝するためのパッキンである。
【0038】また、図11に示すように、温熱・冷熱発
生装置44とカバー本体42との間の間隙を断熱性シー
ル布74で封止し、断熱性シール布74の下端部をマジ
ックファッスナー76によってカバー本体42に接合す
るようにしても良い。更には、シール布74に付けられ
た緊縛紐78により間隙が生じないようにシール布76
を温熱・冷熱発生装置44の周囲に締結するようにして
も良い。
【0039】本実施形態例のパレットコンテナ・カバー
40を使う際には、定温保管倉庫内でパレットコンテナ
をカバー本体42で被覆し、続いて温熱・冷熱発生装置
44をカバー本体42に装着する。次いで、パレット運
搬機械により車両に積載し、パレットコンテナの輸送中
は蓄電池で温熱・冷熱発生装置44を駆動して定温を保
ちつつ所定の場所まで輸送する。更に言えば、本実施形
態例では、パレットコンテナ・カバー40が、蓄電池で
作動する小型軽量且つ熱効率の優れたペルチェ素子56
を利用した温熱・冷熱発生装置44によりコンテナ内に
温風又は冷風を伝達しつつ、温度制御装置52によりペ
ルチェ素子56の温熱又は冷熱の発熱量を調整すること
により、コンテナ内の温度を所定の一定温度を保持する
ことができる。
【0040】実施形態例2のパレットコンテナ・カバー
の改変例1 本改変例のパレットコンテナ・カバーは、実施形態例2
のパレットコンテナ・カバー40の改変例であって、図
12に示すように、ペルチェ素子を使った温熱・冷熱発
生装置44に代えて、温熱発生装置として電気ヒータ8
2を設けたことを除いて、実施形態例2のパレットコン
テナ・カバー40と同じ構成を備えている。
【0041】実施形態例2のパレットコンテナ・カバー
の改変例2 本改変例のパレットコンテナ・カバーは、実施形態例2
のパレットコンテナ・カバー40の改変例であって、ペ
ルチェ素子を使った温熱・冷熱発生装置44に代えて、
図13に示すように、冷熱発生装置として熱交換器90
を備えた小型軽量の冷凍装置92を設けたことを除い
て、実施形態例2のパレットコンテナ・カバー40と同
じ構成を備えている。
【0042】実施形態例2のパレットコンテナ・カバー
の改変例3 なお、温熱・冷熱発生装置44をカバー本体42から切
り離して装着し、図14(a)に示すように、カバー本
体を貫通するダクト94を通じて温気叉は冷気をカバー
内に導入することもできる。
【0043】実施形態例2及びその改変例では、温熱・
冷熱発生装置44及び電源50は、着脱自在になってい
る。例えば、中間原料の定温保管倉庫から次の加工装置
までが極めて近距離の時は、品物の熱容量からして品物
の温度、即ち温度依存の物理的特性が殆ど変化しない場
合が多い。このような場合には、先ず、温熱・冷熱発生
装置44を取り外し、図14(b)に示すように、マジ
ックファスナ95を使って断熱性シート96でカバー本
体42の開口部45を塞いで輸送移動する。パレットコ
ンテナを加工装置の近所に設置した後、温熱・冷熱発生
装置44をカバー本体42に取付け、一般商用電源から
温熱・冷熱発生装置44に給電して中間原料を使用する
間、温度を一定に維持をするような使用形態がある。ま
た、加工作業の休止時にパレットコンテナ・カバー40
を格納する時など、温熱・冷熱発生装置44が装着され
ていない方が格納に便利である。このような使用上の便
宜に適合するため、温熱・冷熱発生装置44、及び電源
52は着脱自在となっている。
【0044】実施形態例3のパレットコンテナ・カバー 本実施形態例は、第2の発明に係るパレットコンテナ・
カバーの実施形態の別の例であって、図15は本実施形
態例のパレットコンテナ・カバーの使用状態を示す斜視
図、図16は本実施形態例のカバー本体の展開図、及び
図17は液体取り出し管の封止方法を説明するための断
面図である。本実施形態例のパレットコンテナ・カバー
100は、液体等の流動物を収容袋に収容し、収容袋を
パレットコンテナ内に収めて輸送する際に好適に使用で
きるパレットコンテナ・カバーである。本実施形態例の
パレットコンテナ・カバー100は、収容袋に設けられ
た開閉弁に接続された液体取り出し管102を備えてい
ること除いて実施形態例2のパレットコンテナ40と同
じ構成を備えている。
【0045】本実施形態例のパレットコンテナ・カバー
100のカバー本体102は、図16に示すように、実
施形態例2のパレットコンテナ・カバー40のカバー体
42の第1側面カバー部16Aに液体取り出し管102
を貫通させる円形の開口孔104と開口孔104の周囲
に設けられた環状のマジックファスナ106とを備えて
いることを除いて、カバー体42と同じ構成を備えてい
る。
【0046】液体取り出し管102を円形の開口孔10
4から突出させる時には、断熱材で形成されたシール布
108で、液体取り出し管102と開口孔104との間
隙を取り巻き、シール布108に取り付けられたマジッ
クファスナ110をカバー本体102の開口孔104周
りのマジックファスナ106に押圧することにより、図
15に示すように、間隙を封止することができる。ま
た、シール布108に付けられた緊縛紐112によりパ
レットコンテナー内部の気密性が保持されるように縛紐
する。開閉弁の操作は、緊縛紐112を弛めて手を差し
込んで行う。パレットコンテナーの内容物が固形物で液
体取り出し管102の取付けが不要の場合には、内容固
形物の取出しは、シール布108とカバー本体102の
側面のマジックファッスナーを適時弛めて行う。また、
パレットコンテナが複数個の収容箱又は収容袋を備えて
いるときには、各収容箱又は収容袋毎に液体取り出し管
を設けると良い。
【0047】実施形態例のパレットコンテナ・カバーの
性能を評価するため、断熱層21aが厚さ50ミリの発
泡ポリエチレン樹脂で形成されたカバー本体42を有す
実施形態例2のパレットカバー40を製作し、以下の条
件で実験を行った。実験例 1 初期温度7℃の水をポリエチレン袋に300kg充填し
てパレットに搭載後、5℃の定温保管倉庫に24時間保
管して温度平衡に到達させた。パレットカバーでコンテ
ナを覆わず、露出させたままで、室温約30℃の環境に
放置した時の経過時間と水温の関係をしらべ、図18の
グラフ(1)に示す結果を得た。一方、5℃の温度平衡
到達後、実施形態例2のパレットコンテナ・カバー40
でコンテナを覆い、室温約30℃の環境で温熱・冷熱発
生装置44を5℃の設定温度で作動させた時の経過時間
と水温の関係を調べた。そして、図18のグラフ(2)
の結果を得た。
【0048】実験例2 300kgのホイップクリーム原液の入ったポリエチレ
ン袋をコンテナに搭載して温度5℃の定温保管倉庫に保
管し、実施形態例2のパレットコンテナ・カバー40で
コンテナを覆い、温熱・冷熱発生装置44を5℃の設定
温度で作動させた。このパレットコンテナを温度約30
℃の室内に搬入して経過時間と原液温度の関係を調べ
た。図19のグラフ(1)の結果を得た。以上の実験例
1及び2の結果から、実施形態例2のパレットコンテナ
・カバー40は、優れた温度維持効果を有することが分
かった。
【0049】
【発明の効果】第1の発明によれば、組み立て、折り畳
み収納自在であって、しかも良好な気密性を備えた断熱
性カバーとしてパレットコンテナ・カバーを構成するこ
とにより、品物の種類、形態に関係なく、コンテナ内の
品物を保温、保冷できる、経済的で、使い勝手の良いパ
レットコンテナ・カバーを実現している。第2の発明に
よれば、ペルチェ素子を有して、温熱叉は冷熱を発生さ
せる温熱・冷熱発生装置と断熱性カバーとからパレット
コンテナ・カバーを構成することにより、コンテナ内に
収容する品物の種類、形態に関係なく、温度を一定に維
持しつつ運搬し、貯留する経済的で、使い勝手が良く、
小回りがきき、良好な気密性を備えたパレットコンテナ
・カバーを実現している。本発明に係るパレットコンテ
ナ・カバーを用いることにより、製品の品質管理上から
厳密な温度管理を必要とする加工中間原料の省力的な保
管、運搬、貯留を行うことができ、また、加工工程の構
成上、固定設備の省略による設備費の軽減、設備配置の
自由度の向上、原料切替作業の簡素化を実現することが
できる。食品あるいは薬剤製造工程において、加工機械
に供給する原料の温度の一定性が製品品質の一定化のた
めの必須要件である場合、特に多品種、少量生産をより
効率的に、より低コストで、一定の品質を確保しつつ行
なおうとする場合の原料供給形態として、本発明に係る
パレットコンテナ・カバーを用いたパレットコンテナシ
ステムは極めて優れた形態である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1のパレットコンテナ・カバーの構
成を示す展開図である。
【図2】断熱シートの構成を示す断面図である。
【図3】重ね合わせ代部を重ね合わせ領域上に重ね合わ
せたカバー本体の状態を示す斜視図である。
【図4】実施形態例1のパレットコンテナ・カバーの使
用状態を示す斜視図である。
【図5】実施形態例1の改変例のパレットコンテナ・カ
バーの構成を示す展開図である。
【図6】実施形態例1の改変例のパレットコンテナ・カ
バーの使用状態を示す斜視図である。
【図7】パレットコンテナを覆った時の実施形態例2の
パレットコンテナ・カバーを説明する斜視図である。
【図8】実施形態例2のパレットコンテナ・カバーの展
開図である。
【図9】温熱・冷熱発生装置の構成を示す模式的断面図
である。
【図10】温熱・冷熱発生装置の支持機構の構成を示す
断面図である。
【図11】温熱・冷熱発生装置の取り付け方法を説明す
るための断面図である。
【図12】実施形態例2の改変例1のパレットコンテナ
・カバーの構成を説明する断面図である。
【図13】実施形態例2の改変例2のパレットコンテナ
・カバーの構成を説明する断面図である。
【図14】実施形態例2の改変例3のパレットコンテナ
・カバーの構成を説明する断面図である。
【図15】実施形態例3のパレットコンテナ・カバーの
使用状態を示す斜視図である。
【図16】実施形態例3のカバー本体の展開図である。
【図17】液体取り出し管の封止方法を説明するための
断面図である。
【図18】実験例1の結果を示すグラフである。
【図19】実験例2の結果を示すグラフである。
【図20】図20(a)は組み立て型パレットコンテナ
の平面図、及び図20(b)は組み立て型パレットコン
テナの側面図である。
【符号の説明】
10 実施形態例1のパレットコンテナ・カバー 11 断熱カバー本体 12 上面カバー部 14 長辺 16 第1側面カバー部 18 短辺 20 第2側面カバー部 21 断熱シート 21a 断熱層 21b 熱反射性シート 22 第1重ね合わせ代部 23 側縁 24 第1重ね合わせ領域 25 側縁 26 マジックファスナ 27 実施形態例1の改変例のパレットコンテナ・カバ
ー 28 第2重ね合わせ代部 29 縁部 30 第2重ね合わせ領域 31 マジックファスナ 40 実施形態例2のパレットコンテナ・カバー 42 カバー本体 44 温熱・冷熱発生装置 45 開口部 46 支持体 47 マジックファスナ 48 ペルチェ素子モジュール 50 直流電源 52 温度制御装置 54 ケーシング 54a 上部ケーシング 54b 隔壁 54c 下部ケーシング 56 ペルチェ素子 57 熱交換器 58 吸引ファン 60 流出口 61 熱交換器 62 吸引ファン 63 排気口 64 電流方向変換器 66 電流調節・遮断器 68 温度計 69 断熱性シート 70 開口枠 72 パッキン 74 断熱性シール布 76 マジックファッスナー 78 緊縛紐 82 電気ヒータ 90 熱交換器 92 冷凍装置 94 ダクト 95 マジックファスナ 96 断熱性シート 100 実施形態例3のパレットコンテナ・カバー 102 液体取り出し管 104 開口孔 106 マジックファスナ 108 シール布 110 マジックファスナ 112 緊縛紐
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中沢 隆 東京都荒川区東尾久7丁目2−35番地 旭 電化株式会社内 (72)発明者 石月 雄大 東京都荒川区東尾久7丁目2−35番地 旭 電化株式会社内 Fターム(参考) 3E067 AA24 AC01 BA18A BB24A BC04A BC07A CA18 EA22 EB23 EE29 FA01 GA02 GA11 3E086 AA13 AB01 AC03 AD28 BA04 BB37

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレットとパレット上に搭載されたコン
    テナとからなるパレットコンテナのコンテナを覆う断熱
    性パレットコンテナ・カバーであって、 コンテナの上面及び四方の側壁を覆う断熱カバー本体
    と、断熱カバー本体に設けられ、断熱カバー本体をパレ
    ットコンテナ・カバーとして組み立てる際に使用する解
    離自在な接合手段とから構成され、 断熱カバー本体は、断熱材からなる断熱層と、断熱層の
    両面にそれぞれ蒸着又は貼着された熱反射性シートとか
    ら形成され、かつ、パレットコンテナの上面とほぼ同じ
    大きさで同じ形状の上面カバー部と、上面カバー部の相
    互に対向する第1の辺からそれぞれ外方にパレットコン
    テナの高さだけ延在し、第1の辺周りに屈曲自在な2個
    の第1側面カバー部と、上面カバー部の相互に対向する
    別の第2の辺からそれぞれ外方にパレットコンテナの高
    さだけ延在し、第2の辺周りに屈曲自在な2個の第2側
    面カバー部とから構成され、 接合手段が、第1側面カバー部の側縁部と、第1側面カ
    バー部の隣の第2側面カバー部の側縁部とに、それぞ
    れ、設けられ、両者を解離自在に接合して、断熱カバー
    本体を箱状に形成する接合具であることを特徴とするパ
    レットコンテナ・カバー。
  2. 【請求項2】 接合手段が、 第1側面カバー部の第1の辺に直交する側縁部及び第2
    側面カバー部の第2の辺に直交する側縁部からそれぞれ
    外方に延長された重ね合わせ代部と、 重ね合わせ代部に対向する第1側面カバー部及び第2側
    面カバー部の側縁部にそれぞれ設けられ、重ね合わせ代
    部を重ね合わせる重ね合わせ領域と、 重ね合わせ代部の裏面及び重ね合わせ領域の表面に設け
    られ、重ね合わせ代部と重ね合わせ領域とを解離自在に
    相互に接合する接合具とを備えていることを特徴とする
    請求項1に記載のパレットコンテナ・カバー。
  3. 【請求項3】 更に、第1側面カバー部の第1の辺と対
    向する縁部及び第2側面カバー部の第2の辺と対向する
    縁部からそれぞれパレットコンテナのパレットの高さだ
    け延長され、かつ接合具を表面に備える第1パレットカ
    バー部及び第2パレットカバー部と、 第1側面カバー部と第1パレットカバー部との境界線を
    折り返し線として第1パレットカバー部を第1側面カバ
    ー部に折り返した際の第1側面カバー部の重ね合わせ領
    域、及び、第2側面カバー部と第2パレットカバー部と
    の境界線を折り返し線として第2パレットカバー部を第
    2側面カバー部に折り返した際の第2側面カバー部の重
    ね合わせ領域に、それぞれ、設けられた接合具とを備え
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のパレットコ
    ンテナ・カバー。
  4. 【請求項4】 接合具が、マジックファスナであること
    を特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記
    載のパレットコンテナ・カバー。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項に記載の
    パレットコンテナ・カバーからなり、更に上面カバー部
    を貫通する開口部を備えたパレットコンテナ・カバー本
    体と、 温熱・冷熱発生体としてペルチェ素子モジュールを有
    し、組み立てたパレットコンテナ・カバー本体の内側に
    ペルチェ素子モジュールから開口部を介して温熱又は冷
    熱を伝熱する温熱・冷熱発生装置と、 組み立てたパレットコンテナ・カバー本体の内側の温度
    を所定温度に維持するように温熱・冷熱発生装置を制御
    する温度制御装置とを備えることを特徴とするパレット
    コンテナ・カバー。
  6. 【請求項6】 温熱・冷熱発生装置が、着脱自在である
    ことを特徴とする請求項5に記載のパレットコンテナ・
    カバー。
  7. 【請求項7】 請求項1から4のいずれか1項に記載の
    パレットコンテナ・カバーからなり、更に上面カバー部
    を貫通する開口部を備えたパレットコンテナ・カバー本
    体と、 温熱発生体として電気ヒータを有し、組み立てたパレッ
    トコンテナ・カバー本体の内側に電気ヒータから開口部
    を介して温熱を伝熱する温熱発生装置と、 組み立てたパレットコンテナ・カバー本体の内側の温度
    を所定温度に維持するように温熱発生装置を制御する温
    度制御装置とを備えることを特徴とするパレットコンテ
    ナ・カバー。
  8. 【請求項8】 請求項1から4のいずれか1項に記載の
    パレットコンテナ・カバーからなり、更に上面カバー部
    を貫通する開口部を備えたパレットコンテナ・カバー本
    体と、 冷熱発生体として冷凍機を有し、組み立てたパレットコ
    ンテナ・カバー本体の内側に冷凍機から開口部を介して
    冷熱を伝熱する冷熱発生装置と、 組み立てたパレットコンテナ・カバー本体の内側の温度
    を所定温度に維持するように冷熱発生装置を制御する温
    度制御装置とを備えることを特徴とするパレットコンテ
    ナ・カバー。
  9. 【請求項9】 コンテナが、流動物を収容した収容袋又
    は収容箱であって、収容袋又は収容箱の流動物抜き出し
    口に接続された流動物抜き出し管をパレットコンテナ・
    カバー本体の第1側面カバー部又は第2側面カバー部に
    設けた開口を介して外部に取り出したことを特徴とする
    請求項1から8のいずれか1項に記載のパレットコンテ
    ナ・カバー。
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