JP2001179524A - 解体作業機 - Google Patents
解体作業機Info
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- JP2001179524A JP2001179524A JP36420799A JP36420799A JP2001179524A JP 2001179524 A JP2001179524 A JP 2001179524A JP 36420799 A JP36420799 A JP 36420799A JP 36420799 A JP36420799 A JP 36420799A JP 2001179524 A JP2001179524 A JP 2001179524A
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 abstract 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Shovels (AREA)
- Shearing Machines (AREA)
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クランプアームを備えた解体作業機による解
体作業において、クランプアームの先端に取付けられた
クランプ部材の傾きを任意に、かつ容易に変更すること
ができるようにし、解体物の高さ形状に応じた押さえつ
けが可能な、解体作業機を提供する。 【解決手段】 クランプ部材を機体本体に、揺動部材及
びリンク部材を介して連結し、リンク部材によってクラ
ンプ部材の揺動を規制するとともに、リンク部材の長さ
を自在に調整可能にしてクランプ部材の傾きを任意に変
更することができるようにする。
体作業において、クランプアームの先端に取付けられた
クランプ部材の傾きを任意に、かつ容易に変更すること
ができるようにし、解体物の高さ形状に応じた押さえつ
けが可能な、解体作業機を提供する。 【解決手段】 クランプ部材を機体本体に、揺動部材及
びリンク部材を介して連結し、リンク部材によってクラ
ンプ部材の揺動を規制するとともに、リンク部材の長さ
を自在に調整可能にしてクランプ部材の傾きを任意に変
更することができるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、解体作業機、さら
に詳しくは、解体物を押さえるクランプアームと、解体
を行う解体アームとを備え、スクラップ自動車などの解
体を行う解体作業機に関する。
に詳しくは、解体物を押さえるクランプアームと、解体
を行う解体アームとを備え、スクラップ自動車などの解
体を行う解体作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】スクラップ自動車などの解体に用いられ
る解体作業機が、例えば平成11年特許願第22716
2号(出願日:平成11年8月11日、発明の名称:解
体作業機)の明細書及び図面に開示されている。
る解体作業機が、例えば平成11年特許願第22716
2号(出願日:平成11年8月11日、発明の名称:解
体作業機)の明細書及び図面に開示されている。
【0003】図5を参照してこの解体作業機を説明する
と、全体を番号50で示す解体作業機は、機体本体51
に上下方向に揺動自在に取付けられ解体物を押さえるク
ランプアーム52と、解体を行う解体アーム53とを備
えている。クランプアーム52は、機体本体51に取付
けられた揺動部材52aと、揺動部材52aの先端に揺
動自在に連結されたクランプ部材52bとを備え、クラ
ンプ部材52bは揺動部材52aの揺動に応じて地面G
から高さHまでの間を平行に移動する。解体アーム53
の先端には、一対の圧砕爪を備えた解体作業具である圧
砕機54が取付けられている。
と、全体を番号50で示す解体作業機は、機体本体51
に上下方向に揺動自在に取付けられ解体物を押さえるク
ランプアーム52と、解体を行う解体アーム53とを備
えている。クランプアーム52は、機体本体51に取付
けられた揺動部材52aと、揺動部材52aの先端に揺
動自在に連結されたクランプ部材52bとを備え、クラ
ンプ部材52bは揺動部材52aの揺動に応じて地面G
から高さHまでの間を平行に移動する。解体アーム53
の先端には、一対の圧砕爪を備えた解体作業具である圧
砕機54が取付けられている。
【0004】解体作業機50によって例えば乗用車を解
体するときには、クランプアーム52を持ち上げ、クラ
ンプ部材52bと地面Gとの間に乗用車(図示していな
い)を、必要により機体本体51を乗用車に近づけ、ま
た解体アーム53を動かして圧砕機54によって乗用車
をクランプアーム52の所に引き寄せ、位置決めし、ク
ランプアーム52を降ろして押さえつけ、解体アーム5
3を動かし圧砕機54を用いて、乗用車からエンジン、
ラジエータ、アクスル、ミッションなどの構成品を分離
し取り外す。
体するときには、クランプアーム52を持ち上げ、クラ
ンプ部材52bと地面Gとの間に乗用車(図示していな
い)を、必要により機体本体51を乗用車に近づけ、ま
た解体アーム53を動かして圧砕機54によって乗用車
をクランプアーム52の所に引き寄せ、位置決めし、ク
ランプアーム52を降ろして押さえつけ、解体アーム5
3を動かし圧砕機54を用いて、乗用車からエンジン、
ラジエータ、アクスル、ミッションなどの構成品を分離
し取り外す。
【0005】この解体作業機50のクランプアーム52
は、クランプ部材52bが平行に、かつ水平に移動して
地面Gとの間に高さHの広い空間を形成することができ
るので、比較的背の高い解体物を押さえることができ
る。
は、クランプ部材52bが平行に、かつ水平に移動して
地面Gとの間に高さHの広い空間を形成することができ
るので、比較的背の高い解体物を押さえることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たとおりの形態の従来の解体作業機50のクランプアー
ム52には、次のとおりの解決すべき問題がある。
たとおりの形態の従来の解体作業機50のクランプアー
ム52には、次のとおりの解決すべき問題がある。
【0007】(1)クランプアームの高さ:解体物の高
さは種々雑多であり、例えば自動車の場合、軽自動車、
小型自動車、セダン型、ワンボックス型、バス、トラッ
クなど、様々な高さの車種がある。したがって、背の高
い車種の解体にはクランプアーム52をより高い位置に
持ち上げることが必要になる。しかしながら、クランプ
アーム52を設定された高さHよりさらに上方に持ち上
げるためには、クランプアーム52をより大型のものに
交換あるいは改造、又はより大型の解体作業機を用いな
ければならない。
さは種々雑多であり、例えば自動車の場合、軽自動車、
小型自動車、セダン型、ワンボックス型、バス、トラッ
クなど、様々な高さの車種がある。したがって、背の高
い車種の解体にはクランプアーム52をより高い位置に
持ち上げることが必要になる。しかしながら、クランプ
アーム52を設定された高さHよりさらに上方に持ち上
げるためには、クランプアーム52をより大型のものに
交換あるいは改造、又はより大型の解体作業機を用いな
ければならない。
【0008】(2)クランプアームの姿勢:クランプア
ーム52のクランプ部材52bは地面と平行に移動する
ので均一な水平面を有する解体物を押さえるのには好都
合であるが、形状、大きさが種々雑多な解体物を押さえ
るには、その形状に合わせたクランプアーム52の位置
付け、そして均等な押さえが難しい。
ーム52のクランプ部材52bは地面と平行に移動する
ので均一な水平面を有する解体物を押さえるのには好都
合であるが、形状、大きさが種々雑多な解体物を押さえ
るには、その形状に合わせたクランプアーム52の位置
付け、そして均等な押さえが難しい。
【0009】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、クランプアームを備えた解体作
業機による解体作業において、クランプアームの先端に
取付けられたクランプ部材の上下方向の傾きを任意に、
かつ容易に変更することができるようにし、解体物の高
さ、形状に応じた押さえつけを可能にした解体作業機を
提供することである。
で、その技術的課題は、クランプアームを備えた解体作
業機による解体作業において、クランプアームの先端に
取付けられたクランプ部材の上下方向の傾きを任意に、
かつ容易に変更することができるようにし、解体物の高
さ、形状に応じた押さえつけを可能にした解体作業機を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
技術的課題を解決する解体作業機として、機体本体に揺
動自在に取付けられた、クランプアーム及び解体アーム
を備える解体作業機において、該クランプアームは、該
機体本体に上下方向に揺動自在に連結された揺動部材
と、該揺動部材の先端に上下方向に揺動自在に連結され
たクランプ部材と、該機体本体と該クランプ部材との間
に介在され該クランプ部材の揺動を規制するリンク部材
と、該揺動部材と該機体本体との間に介在された揺動部
材作動シリンダとを備え、該リンク部材は、該リンク部
材の長さが調整可能な長さ調整手段を備えている、こと
を特徴とする解体作業機が提供される。
技術的課題を解決する解体作業機として、機体本体に揺
動自在に取付けられた、クランプアーム及び解体アーム
を備える解体作業機において、該クランプアームは、該
機体本体に上下方向に揺動自在に連結された揺動部材
と、該揺動部材の先端に上下方向に揺動自在に連結され
たクランプ部材と、該機体本体と該クランプ部材との間
に介在され該クランプ部材の揺動を規制するリンク部材
と、該揺動部材と該機体本体との間に介在された揺動部
材作動シリンダとを備え、該リンク部材は、該リンク部
材の長さが調整可能な長さ調整手段を備えている、こと
を特徴とする解体作業機が提供される。
【0011】本発明による解体作業機においては機体本
体とクランプ部材との間にクランプ部材の揺動を規制す
る長さの調整可能なリンク部材が介在されている。した
がって、リンク部材の長さを変えることにより、クラン
プアームを変更あるいは改造することなしに、クランプ
部材の傾き及び地面からクランプアームまでの高さを任
意に容易に変えることができる。
体とクランプ部材との間にクランプ部材の揺動を規制す
る長さの調整可能なリンク部材が介在されている。した
がって、リンク部材の長さを変えることにより、クラン
プアームを変更あるいは改造することなしに、クランプ
部材の傾き及び地面からクランプアームまでの高さを任
意に容易に変えることができる。
【0012】好適実施形態においては、該長さ調整手段
は、右ねじ及び左ねじの組合せからなるターンバックル
を備えている。
は、右ねじ及び左ねじの組合せからなるターンバックル
を備えている。
【0013】したがって、ターンバックルによってリン
ク部材の長さを、クランプアームを交換、改造などする
ことなしに容易に変えることができる。また、構造の簡
単な長さ調整手段を用意することができる。
ク部材の長さを、クランプアームを交換、改造などする
ことなしに容易に変えることができる。また、構造の簡
単な長さ調整手段を用意することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
解体作業機の好適実施形態を図示している添付図面を参
照して、さらに詳細に説明する。
解体作業機の好適実施形態を図示している添付図面を参
照して、さらに詳細に説明する。
【0015】図1を参照して説明すると、全体を番号2
で示す解体作業機は、機体本体4に揺動自在に取付けら
れた、クランプアーム6及び解体アーム8を備えてい
る。機体本体4は、下部走行体10及び下部走行体10
上に水平方向に旋回自在に取付けられた上部旋回体12
を備えている。上部旋回体12には運転室12aが備え
られている。クランプアーム6は下部走行体10に、ま
た解体アーム8は上部旋回体12に、それぞれ上下方向
に揺動自在に取付けられている。
で示す解体作業機は、機体本体4に揺動自在に取付けら
れた、クランプアーム6及び解体アーム8を備えてい
る。機体本体4は、下部走行体10及び下部走行体10
上に水平方向に旋回自在に取付けられた上部旋回体12
を備えている。上部旋回体12には運転室12aが備え
られている。クランプアーム6は下部走行体10に、ま
た解体アーム8は上部旋回体12に、それぞれ上下方向
に揺動自在に取付けられている。
【0016】解体アーム8は、上部旋回体12に揺動自
在に取付けられたブーム8a、上部旋回体12とブーム
8aとの間に介在されたブーム揺動シリンダ8b、ブー
ム8aの先端に揺動自在に連結されたアーム8c、ブー
ム8aとアーム8cとの間に介在されたアーム揺動シリ
ンダ8d、アーム8cの先端に揺動自在に連結された解
体作業具である一対の圧砕爪を有する圧砕機8e、及び
アーム8cと圧砕機8eとの間に介在された圧砕機揺動
シリンダ8fを備えている。解体アーム8は、解体作業
機の母体を構成する典型的な建設機械である油圧ショベ
ルに用いられる周知のものである。したがって、その詳
細な説明は省略する。
在に取付けられたブーム8a、上部旋回体12とブーム
8aとの間に介在されたブーム揺動シリンダ8b、ブー
ム8aの先端に揺動自在に連結されたアーム8c、ブー
ム8aとアーム8cとの間に介在されたアーム揺動シリ
ンダ8d、アーム8cの先端に揺動自在に連結された解
体作業具である一対の圧砕爪を有する圧砕機8e、及び
アーム8cと圧砕機8eとの間に介在された圧砕機揺動
シリンダ8fを備えている。解体アーム8は、解体作業
機の母体を構成する典型的な建設機械である油圧ショベ
ルに用いられる周知のものである。したがって、その詳
細な説明は省略する。
【0017】図2及び図3を参照して説明すると、クラ
ンプアーム6は、下部走行体10に上下方向に揺動自在
に連結された揺動部材14と、揺動部材14の先端に上
下方向に揺動自在に連結された一対のクランプ部材1
6、16と、一対のクランプ部材16、16の各々と下
部走行体10との間に介在された一対のリンク部材1
8、18と、揺動部材14と下部走行体10との間に介
在された一対の揺動部材作動シリンダ20、20とを備
えている。
ンプアーム6は、下部走行体10に上下方向に揺動自在
に連結された揺動部材14と、揺動部材14の先端に上
下方向に揺動自在に連結された一対のクランプ部材1
6、16と、一対のクランプ部材16、16の各々と下
部走行体10との間に介在された一対のリンク部材1
8、18と、揺動部材14と下部走行体10との間に介
在された一対の揺動部材作動シリンダ20、20とを備
えている。
【0018】揺動部材14は、一対のレバー部材14
a、14a、並びにレバー部材14a、14aを結んで
各々に一体に接合されたクロスバー14bを備えてい
る。レバー部材14aの一端には下部走行体10のブラ
ケット10aに連結される軸受孔14cが形成され、他
端には一対のクランプ部材16、16それぞれに連結さ
れる軸受孔14dが形成されている。クロスバー14b
の上面には、一対の揺動部材作動シリンダ20、20の
一端がそれぞれ連結される一対のブラケット14e、1
4eが形成されている。揺動部材作動シリンダ20、2
0の他端は、下部走行体10の一対のブラケット10
b、10bにそれぞれ連結されている。
a、14a、並びにレバー部材14a、14aを結んで
各々に一体に接合されたクロスバー14bを備えてい
る。レバー部材14aの一端には下部走行体10のブラ
ケット10aに連結される軸受孔14cが形成され、他
端には一対のクランプ部材16、16それぞれに連結さ
れる軸受孔14dが形成されている。クロスバー14b
の上面には、一対の揺動部材作動シリンダ20、20の
一端がそれぞれ連結される一対のブラケット14e、1
4eが形成されている。揺動部材作動シリンダ20、2
0の他端は、下部走行体10の一対のブラケット10
b、10bにそれぞれ連結されている。
【0019】クランプ部材16は、基端ブラケット部1
6a、及び基端ブラケット部16aに一体的に接合され
たアーム部16bを備えている。基端ブラケット部16
aには揺動部材14の一端の軸受孔14dが連結される
軸受孔16c及びリンク部材18(リンク部材18につ
いては後に詳述する)の一端が連結される軸受孔16d
が形成されている。アーム部16bは矩形の断面を有し
バー状に形成され、平面視(図3)において先端に向け
徐々に細く形成され、側面視(図2)において先端は下
方に向けて若干折曲げられている。
6a、及び基端ブラケット部16aに一体的に接合され
たアーム部16bを備えている。基端ブラケット部16
aには揺動部材14の一端の軸受孔14dが連結される
軸受孔16c及びリンク部材18(リンク部材18につ
いては後に詳述する)の一端が連結される軸受孔16d
が形成されている。アーム部16bは矩形の断面を有し
バー状に形成され、平面視(図3)において先端に向け
徐々に細く形成され、側面視(図2)において先端は下
方に向けて若干折曲げられている。
【0020】図4を参照してリンク部材18を説明する
と、リンク部材18は、両端に互いに逆ねじの雄ねじが
形成されたロッド19と、雄ねじの各々に螺合されたロ
ッドエンド21及び22と、ロッドエンド21及び22
の回動をロックするナット23及び24とを備えてい
る。ロッド19は棒状を成し、一端の雄ねじは右ねじ1
9a、他端の雄ねじは左ねじ19bにそれぞれ形成され
ている。ロッドエンド21には、一端にロッド19の右
ねじ19aに螺合する雌ねじが形成され他端に軸受孔1
8aが形成されている。ロッドエンド22には、一端に
ロッド19の左ねじ19bに螺合する雌ねじが形成さ
れ、他端に軸受孔18bが形成されている。かくして、
ロッドエンド21及びロッドエンド22の回動を固定し
た状態でロッド19を回動させるとリンク部材18の両
端の軸受孔18a及び18bの間隔Lが変更されるター
ンバックルTが形成されている。ナット23及び24
は、長さLを設定した後でロッドエンド21及びロッド
エンド22とロッド19が相互に回動しないよう取付け
られるロックナットである。
と、リンク部材18は、両端に互いに逆ねじの雄ねじが
形成されたロッド19と、雄ねじの各々に螺合されたロ
ッドエンド21及び22と、ロッドエンド21及び22
の回動をロックするナット23及び24とを備えてい
る。ロッド19は棒状を成し、一端の雄ねじは右ねじ1
9a、他端の雄ねじは左ねじ19bにそれぞれ形成され
ている。ロッドエンド21には、一端にロッド19の右
ねじ19aに螺合する雌ねじが形成され他端に軸受孔1
8aが形成されている。ロッドエンド22には、一端に
ロッド19の左ねじ19bに螺合する雌ねじが形成さ
れ、他端に軸受孔18bが形成されている。かくして、
ロッドエンド21及びロッドエンド22の回動を固定し
た状態でロッド19を回動させるとリンク部材18の両
端の軸受孔18a及び18bの間隔Lが変更されるター
ンバックルTが形成されている。ナット23及び24
は、長さLを設定した後でロッドエンド21及びロッド
エンド22とロッド19が相互に回動しないよう取付け
られるロックナットである。
【0021】上述のクランプアーム6の構成部材であ
る、揺動部材14、クランプ部材16、リンク部材1
8、及び揺動部材作動シリンダ20は、それぞれピン部
材によって揺動自在に連結されている。このピン部材は
周知のものでよいから、その詳細な図示及び説明は省略
する。
る、揺動部材14、クランプ部材16、リンク部材1
8、及び揺動部材作動シリンダ20は、それぞれピン部
材によって揺動自在に連結されている。このピン部材は
周知のものでよいから、その詳細な図示及び説明は省略
する。
【0022】図2〜図4を参照して説明を続けると、リ
ンク部材18は、クランプ部材16と下部走行体10と
の間に介在されて揺動部材14の先端に揺動自在に連結
されたクランプ部材16の揺動を規制している。すなわ
ち、リンク部材18、揺動部材14、クランプ部材1
6、及び下部走行体10によって、図2に一点鎖線で示
された四辺形のリンク機構が形成されている。そして、
揺動部材14の揺動に伴なうクランプ部材16の上下方
向の揺動、すなわち傾きが規制される。例えば、揺動部
材14を図2に二点鎖線で示す最も下方に降ろした位置
(A)から実線で示す最も上方の位置(B)に揺動させ
たとき、クランプ部材16の傾きを、水平線に対し下方
にθ1傾斜した位置から、上方にθ2傾斜した位置に位
置付けることができる。
ンク部材18は、クランプ部材16と下部走行体10と
の間に介在されて揺動部材14の先端に揺動自在に連結
されたクランプ部材16の揺動を規制している。すなわ
ち、リンク部材18、揺動部材14、クランプ部材1
6、及び下部走行体10によって、図2に一点鎖線で示
された四辺形のリンク機構が形成されている。そして、
揺動部材14の揺動に伴なうクランプ部材16の上下方
向の揺動、すなわち傾きが規制される。例えば、揺動部
材14を図2に二点鎖線で示す最も下方に降ろした位置
(A)から実線で示す最も上方の位置(B)に揺動させ
たとき、クランプ部材16の傾きを、水平線に対し下方
にθ1傾斜した位置から、上方にθ2傾斜した位置に位
置付けることができる。
【0023】また、図2から容易に理解されるように、
クランプ部材16の傾きは、リンク部材18の長さLを
ターンバックルTによって調整することにより、任意に
変えることができる。
クランプ部材16の傾きは、リンク部材18の長さLを
ターンバックルTによって調整することにより、任意に
変えることができる。
【0024】さらに、図2に一点鎖線で示した四辺形の
リンク機構は、二組の相対する辺がそれぞれ互いに平行
な平行四辺形、あるいは他の適宜の四辺形とすること
で、クランプ部材16を平行に上下動させたり、任意の
向き、傾きとなるように上下動させることができる。
リンク機構は、二組の相対する辺がそれぞれ互いに平行
な平行四辺形、あるいは他の適宜の四辺形とすること
で、クランプ部材16を平行に上下動させたり、任意の
向き、傾きとなるように上下動させることができる。
【0025】図1〜図4を参照して上述したとおりの解
体作業機2の作用を説明する。
体作業機2の作用を説明する。
【0026】(1)クランプアームの高さ及び姿勢:ク
ランプアーム6のクランプ部材16は、リンク部材18
の長さLを変えることにより、図2にθ2で示すように
揺動部材14の揺動中心からさらに上方を向くようにす
ることができる。したがって、地面Gからの高さHをよ
り大きくすることができる。また、リンク部材18の長
さを変えることによりクランプ部材16の傾きθ1、θ
2を任意に変えることができるから、クランプ部材16
の姿勢を解体物に合わせて設定することができる。そし
て、リンク部材18の長さLの変更は、ターンバックル
Tによって容易に、すなわちロックナット23、24を
緩めてロッド19を回動させればよいから、クランプア
ーム6を解体、改造することなしに行うことができる。
ランプアーム6のクランプ部材16は、リンク部材18
の長さLを変えることにより、図2にθ2で示すように
揺動部材14の揺動中心からさらに上方を向くようにす
ることができる。したがって、地面Gからの高さHをよ
り大きくすることができる。また、リンク部材18の長
さを変えることによりクランプ部材16の傾きθ1、θ
2を任意に変えることができるから、クランプ部材16
の姿勢を解体物に合わせて設定することができる。そし
て、リンク部材18の長さLの変更は、ターンバックル
Tによって容易に、すなわちロックナット23、24を
緩めてロッド19を回動させればよいから、クランプア
ーム6を解体、改造することなしに行うことができる。
【0027】(2)解体作業:解体物を押さえるクラン
プアーム6のクランプ部材16の地面Gからの高さ及び
姿勢が可変であることから、解体物の種類、大きさ、高
さに応じて最適の形態を設定して押さえつけることが可
能になり、解体できる対象を広げることができ、解体作
業機1台で広範囲な解体作業を行うことができる。
プアーム6のクランプ部材16の地面Gからの高さ及び
姿勢が可変であることから、解体物の種類、大きさ、高
さに応じて最適の形態を設定して押さえつけることが可
能になり、解体できる対象を広げることができ、解体作
業機1台で広範囲な解体作業を行うことができる。
【0028】(3)リンク部材の構造:リンク部材18
の長さ調整手段としてターンバックルTが用いられてい
るから、構造が簡単で、製作が容易で、かつ製造コスト
が低い長さ調整手段を提供することができる。
の長さ調整手段としてターンバックルTが用いられてい
るから、構造が簡単で、製作が容易で、かつ製造コスト
が低い長さ調整手段を提供することができる。
【0029】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内において様々な変形ある
いは修正ができるものである。
に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内において様々な変形ある
いは修正ができるものである。
【0030】(1)ターンバックル:本発明の実施の形
態においては、リンク部材18のターンバックルTはロ
ッド19の端部に雄ねじ19aと19bが形成され構成
されているが、端部の各々に雌ねじを形成し、ロッドエ
ンド21及び22を雄ねじにしてターンバックルTを構
成してもよい。
態においては、リンク部材18のターンバックルTはロ
ッド19の端部に雄ねじ19aと19bが形成され構成
されているが、端部の各々に雌ねじを形成し、ロッドエ
ンド21及び22を雄ねじにしてターンバックルTを構
成してもよい。
【0031】(2)長さ調整手段:本発明の実施の形態
においては、リンク部材18の長さ調整手段としてター
ンバックルTが用いられているが、例えば解体作業機の
油圧源、制御手段などが好都合に利用できれば、ターン
バックルTの代わりに伸縮自在な油圧シリンダを長さ調
整手段として用いてもよい。
においては、リンク部材18の長さ調整手段としてター
ンバックルTが用いられているが、例えば解体作業機の
油圧源、制御手段などが好都合に利用できれば、ターン
バックルTの代わりに伸縮自在な油圧シリンダを長さ調
整手段として用いてもよい。
【0032】(3)リンク機構:本発明の実施の形態に
おいては、リンク部材18、揺動部材14、クランプ部
材16、及び下部走行体10によって四辺形のリンク機
構が形成されているが、リンク部材18はクランプ部材
16の揺動を規制するものであればよいから、リンク機
構は四辺形に限定されるものではなく、複数個のリンク
部材を連結してZ形のリンク機構を形成するなど、適宜
に構成してもよい。
おいては、リンク部材18、揺動部材14、クランプ部
材16、及び下部走行体10によって四辺形のリンク機
構が形成されているが、リンク部材18はクランプ部材
16の揺動を規制するものであればよいから、リンク機
構は四辺形に限定されるものではなく、複数個のリンク
部材を連結してZ形のリンク機構を形成するなど、適宜
に構成してもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明に従って構成された解体作業機に
よれば、クランプアームを備えた解体作業機による解体
作業において、クランプアームの先端に取付けられたク
ランプ部材の上下方向の傾きを任意に、かつ容易に変更
することができるようにし、解体物の高さ、形状に応じ
た押さえつけを可能にした解体作業機が提供される。
よれば、クランプアームを備えた解体作業機による解体
作業において、クランプアームの先端に取付けられたク
ランプ部材の上下方向の傾きを任意に、かつ容易に変更
することができるようにし、解体物の高さ、形状に応じ
た押さえつけを可能にした解体作業機が提供される。
【図1】本発明に従って構成された解体作業機の側面
図。
図。
【図2】図1に示すクランプアームの拡大側面図。
【図3】図2に示すクランプアームのA−A矢印方向に
見た平面図。
見た平面図。
【図4】リンク部材の拡大詳細図。
【図5】従来の解体作業機の側面図。
2:解体作業機 4:機体本体 6:クランプアーム 8:解体アーム 14:揺動部材 16:クランプ部材 18:リンク部材 20:揺動部材作動シリンダ 50:解体作業機 52:クランプアーム 53:解体アーム T:ターンバックル(長さ調整手段)
フロントページの続き (72)発明者 渡田 直志 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新キ ャタピラー三菱株式会社内 Fターム(参考) 2D012 DA02 DA03 3C039 BA02 3D026 BA05 BA47 4D004 AA26 CA04 CA08 CB12 CB13 CB50 DA02 DA20
Claims (2)
- 【請求項1】 機体本体に揺動自在に取付けられた、ク
ランプアーム及び解体アームを備える解体作業機におい
て、 該クランプアームは、該機体本体に上下方向に揺動自在
に連結された揺動部材と、該揺動部材の先端に上下方向
に揺動自在に連結されたクランプ部材と、該機体本体と
該クランプ部材との間に介在され該クランプ部材の揺動
を規制するリンク部材と、該揺動部材と該機体本体との
間に介在された揺動部材作動シリンダとを備え、 該リンク部材は、該リンク部材の長さが調整可能な長さ
調整手段を備えている、ことを特徴とする解体作業機。 - 【請求項2】 該長さ調整手段は、右ねじ及び左ねじの
組合せからなるターンバックルを備えている、請求項1
記載の解体作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36420799A JP2001179524A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 解体作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36420799A JP2001179524A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 解体作業機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001179524A true JP2001179524A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18481247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36420799A Withdrawn JP2001179524A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 解体作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001179524A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2854910A1 (fr) * | 2003-05-12 | 2004-11-19 | Morin | Dispositif de modification de la cinematique d'un outil de pelle hydraulique |
JP2011063233A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Towani:Kk | 解体方法、旅客車解体方法及び解体システム |
CN106013295A (zh) * | 2016-07-01 | 2016-10-12 | 徐州徐工挖掘机械有限公司 | 一种挖掘机液压式压紧机构 |
JP2021122792A (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-30 | 有限会社洋南重機 | 引きむしり機 |
-
1999
- 1999-12-22 JP JP36420799A patent/JP2001179524A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2854910A1 (fr) * | 2003-05-12 | 2004-11-19 | Morin | Dispositif de modification de la cinematique d'un outil de pelle hydraulique |
JP2011063233A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Towani:Kk | 解体方法、旅客車解体方法及び解体システム |
CN106013295A (zh) * | 2016-07-01 | 2016-10-12 | 徐州徐工挖掘机械有限公司 | 一种挖掘机液压式压紧机构 |
JP2021122792A (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-30 | 有限会社洋南重機 | 引きむしり機 |
JP7427859B2 (ja) | 2020-02-06 | 2024-02-06 | 有限会社洋南重機 | 引きむしり機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070306 |