JP2001179298A - 液体浄化装置 - Google Patents

液体浄化装置

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JP2001179298A
JP2001179298A JP37698699A JP37698699A JP2001179298A JP 2001179298 A JP2001179298 A JP 2001179298A JP 37698699 A JP37698699 A JP 37698699A JP 37698699 A JP37698699 A JP 37698699A JP 2001179298 A JP2001179298 A JP 2001179298A
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JP
Japan
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waste liquid
surfactant
filter
liquid
balance
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JP37698699A
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English (en)
Inventor
Kimihiko Okanoe
公彦 岡上
Hironori Muraki
弘規 村木
Hiroyuki Aida
寛幸 会田
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Sumitomo Densetsu Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Densetsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】クーラント廃液、圧延廃液、洗浄廃液等を浄化
して、下水排水出来る状態にまで浄化可能な装置を提供
する。 【解決手段】1、廃液を通過させる電極間にパルス電圧
をかけて放電させ、又は塩基性水溶液を添加して、非イ
オン界面活性剤のバランスを崩す工程。2、廃液を希釈
して、界面活性剤の混入量を減少、その分散力を減少さ
せる工程。3、以上の工程を経た廃液を中心軸に設置さ
れた円筒上のフイルタ7と、これをとりまく吸着剤8
と、フイルタと吸着剤を収納する容器9とから構成され
た凝集型濾過装置6で循環濾過する工程とからなること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、線引きダイ
スのクーラント廃液、圧延機の圧延廃液、工作機のクー
ラント廃液、洗浄機の洗浄廃液等の廃液を浄化する液体
浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、廃液中に凝集剤
を投入し、混入異物を凝集沈殿させた後、混入油を加圧
浮上させて分離し、残りの液を活性炭等の浄化装置で浄
化する加圧浮上方式か、または、廃液を加熱して水分を
蒸発させ、混入異物を濃縮し、濃縮残渣を濃縮廃液とし
て処理する蒸留方式があった。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】従来の装置は上記のよ
うに構成され、加圧浮上方式では、凝集剤を廃液中に混
入させるため、凝集剤自体もスラッジとなり、廃棄物が
多量に発生し、その除去にプレスフイルタを用いて加圧
浄化しなければならず、その作業は過酷な作業となり、
さらに、混入油分の除去を完全に行うことが出来ず、到
底、下水排水基準を満たすことが出来ない課題が有っ
た。また、蒸留方式では、廃液の水分を加熱により蒸発
させるため、多大な熱量を必要とすると共に、蒸留装置
内の残渣の清掃が過酷な作業となる課題が有った。
【0004】この発明は上記のような従来のものの課題
を解消するためになされたもので、
【請求項1】の発明は、第一の工程において、廃液を加
熱して、もしくは、廃液を通過させる電極間にパルス電
圧を掛けて電極間で放電させて、あるいは、廃液に塩を
添加して、廃液中の非イオン界面活性剤のバランスを崩
し、第二の工程において、非イオン界面活性剤のバラン
スが崩れた廃液を希釈して、界面活性剤の分散力を減少
させ、第三の工程において、非イオン界面活性剤のバラ
ンスが崩れ、かつ、希釈されて界面活性剤の分散力が減
少した廃液を、中心軸に設置された円筒状のフイルタ
と、円筒状のフイルタを取り巻くように設置された吸着
剤と、フイルタと吸着剤とを収納する容器とから構成さ
れた凝集型濾過装置で循環濾過して、廃液を下水排水出
来る状態に浄化するようにした液体浄化装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【請求項1】の発明は、廃液を加熱して、もしくは、廃
液を通過させる電極間にパルス電圧を掛けて電極間で放
電させて、あるいは、廃液に塩基性水溶液を添加して、
廃液中の非イオン界面活性剤のバランスを崩す第一の工
程と、加熱された廃液を希釈して、界面活性剤の混入量
を減少させ、その分散力を減少させる第二の工程と、及
び、非イオン界面活性剤のバランスが崩れ、かつ、希釈
されて界面活性剤の分散力が減少した廃液を、中心軸に
設置された円筒状のフイルタと、円筒状のフイルタを取
り巻くように設置された吸着剤と、フイルタと吸着剤と
を収納する容器とから構成された凝集型濾過装置で循環
濾過する第三の工程とで実現した。
【0006】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は、この発明の一実施例を示すブロック線図
である。図において、廃液流入口1から、例えば、工作
機のクーラント液、洗浄機の洗浄液等の廃液が流入す
る。加熱装置2は、廃液流入口1から流入した廃液を、
例えば、温度80度〜90度に加熱して、廃液中の非イ
オン界面活性剤のバランスを崩し、混入油と共に液面に
浮上させる。希釈装置3は、加熱装置2において、非イ
オン界面活性剤のバランスが崩れた廃液を、例えば、5
倍〜20倍に希釈して、廃液中の界面活性剤の混入量を
軽減し、界面活性剤の分散力を軽減する。希釈水注入口
4は、希釈装置3内に、例えば、水道水等の希釈水を注
入する。浄化タンク5は、希釈装置3からの、非イオン
界面活性剤のバランスが崩れ、かつ、界面活性剤の分散
力が減少した廃液が送り込まれる。凝集型濾過装置6
は、中心軸に設置された円筒状のフイルタ7と、このフ
イルタ7を取り巻くように設置された、例えば、マグネ
シュウム、または、カルシュウム、もしくは、ホウ酸ア
ルミニュウムの結晶状繊維を集合して構成した顆粒状
体、もしくは、粉末状体からなる吸着剤8と、フイルタ
7と吸着剤8とを収納する容器9とから構成されてい
る。ポンプ10は、浄化タンク5内の廃液を凝集型濾過
装置6に送り込んで循環濾過するもので、廃液を下水へ
の排水基準値以下に精密濾過する。循環路11は、浄化
タンク5内において精密濾過された浄化液の一部を、希
釈装置3内に希釈水として送り込む。活性炭濾過装置1
2は、浄化タンク5から送り込まれた浄化液のBOD,
CODを軽減する。流出口13は、活性炭濾過装置12
でさらに精密濾過された浄化液を外部に取り出すもので
ある。
【0007】次にこの動作を説明する。第一の工程とし
て、廃液流入口1から流入した廃液を、加熱装置2にお
いて、例えば、温度80度〜90度に加熱して、廃液中
の非イオン界面活性剤のバランスを崩し、混入油と共に
液面に浮上させる。次に、第二の工程として、非イオン
界面活性剤のバランスが崩れた廃液を希釈装置3に送り
込み、希釈水注入口4からの水道水によって、例えば、
5倍〜20倍に希釈して、廃液中の界面活性剤の混入量
を軽減し、界面活性剤の分散力を軽減する。次に、第三
の工程として、浄化タンク5に、非イオン界面活性剤の
バランスが崩れ、かつ、界面活性剤の分散力が減少した
廃液が送り込まれる。この廃液は、ポンプ10によって
凝集型濾過装置6の吸着剤8中に流入し、廃液が吸着剤
8の個々の間隙を通過する際、廃液中の混入異物の相互
間距離が所定距離以下となり、混入異物間に引力が発生
して凝集し、混入異物は数百倍の大きな塊となる。この
大きな塊となった混入異物は、フイルタ7によって捕捉
される。この様にして浄化タンク5内の廃液は循環濾過
される。なお、吸着剤8は、自重の1/2の油を吸収
し、飽和後、凝集して押し出す。この場合、油は液体の
ため、細長く変形してフイルタ6を通過し、浄化タンク
5の液面に浮上する。このため、廃液中の混入油が多い
場合、浄化タンク5自体を比重差の油水分離タンクとす
る必要がある。この様にして浄化された浄化タンク5内
の浄化液の一部は、循環路11を介し希釈装置3に送り
込まれ、希釈水として再利用される。また、廃液流入口
1から流入する廃液と同等量の浄化液は、次段の活性炭
濾過装置12に送り込まれ、BOD,CODが軽減され
た後、流出口13から外部に排出される。
【0008】図2は、この発明の他の実施例を示すブロ
ック線図で、図において、膜装置14は、例えば、UF
膜、RO膜等からなり、浄化タンク5からの浄化液中の
界面活性剤を除去するものである。即ち、図1の実施例
では、廃液を凝集型濾過装置6で濾過しているため、廃
液中に溶解した界面活性剤は除去できず、順次界面活性
剤の含有量は増加する。このため、膜装置14を設置し
て、廃液中の界面活性剤を除去するようにしたものであ
る。この場合、活性炭濾過装置13は省略することが出
来る。
【0009】なお、上記各実施例では、浄化タンク5か
らの浄化液の一部、もしくは、膜装置14からの浄化液
の一部を、希釈水として再利用しているが、それぞれ、
流出口13からの浄化液の一部を希釈水として再利用し
ても良い。さらに、凝集型濾過装置6の前段に前処理装
置を設置して、凝集型濾過装置6の目詰まりまでの期間
を長くしても良い。さらにまた、浄化タンク5を省略し
て、希釈装置3内の廃液を、凝集型濾過装置6で循環濾
過するようにしてもよく、混入油が多い場合、希釈装置
3自体に比重差の油水分離機能を持たせても良い。また
この場合、循環路11は不要となり、廃液流入口1から
流入する廃液量と同等量の浄化後の液を、次段の活性炭
装置12、もしくは、膜装置14に送り込めばよく、希
釈水注入口4からの希釈水は、希釈装置3内の液量の目
減り分のみの補充となる。さらにまた、上記各実施例で
は、加熱装置2において廃液を加熱して、廃液中の非イ
オン界面活性剤のバランスを崩すようにしたが、電極間
に廃液を通過させ、電極間に、例えば、100V〜50
0Vのパルス電圧を掛けて放電させ、廃液中の非イオン
界面活性剤のバランスを崩すようにしても良い。さらに
また、加熱装置2を水槽とし、この水槽内の廃液中に例
えばNaCl,Na2SO4等の塩基系水溶液からなる
塩を添加して、廃液中の非イオン界面活性剤のバランス
を崩すようにしても良い。この場合、塩基系水溶液の添
加量としては、例えば、0.01%〜1%の範囲とな
り、0.1%〜0.5%が最適量となる。
【発明の効果】以上のように、
【請求項1】の発明によれば、第一の工程において、廃
液を加熱して、もしくは、廃液を通過させる電極間にパ
ルス電圧を掛けて電極間で放電させて、あるいは、廃液
に塩を添加して、廃液中の非イオン界面活性剤のバラン
スを崩し、第二の工程において、非イオン界面活性剤の
バランスが崩れた廃液を希釈して、界面活性剤の分散力
を減少させ、第三の工程において、非イオン界面活性剤
のバランスが崩れ、かつ、希釈されて界面活性剤の分散
力が減少した廃液を、中心軸に設置された円筒状のフイ
ルタと、円筒状のフイルタを取り巻くように設置された
吸着剤と、フイルタと吸着剤とを収納する容器とから構
成された凝集型濾過装置で循環濾過して、廃液を下水排
水基準値以下に浄化するようにしたため、装置を小型に
でき、効率よく廃液を浄化することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる液体浄化装置の一実施例を示
すブロック線図である。
【図2】この発明にかかる液体浄化装置の他の実施例を
示すブロック線図である。
【符号の説明】
2:加熱装置 3:希釈装置 6:凝集型濾過装置 7:フイルタ 8:吸着剤 9:容器 10:ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 9/00 504 C02F 9/00 504B 504E 1/02 1/02 Z 1/28 1/28 F 1/46 1/46 Z // B23Q 11/10 B23Q 11/10 Z (72)発明者 村木 弘規 大阪府大阪市西区阿波座2丁目1番4号 住友電設株式会社内 (72)発明者 会田 寛幸 大阪府大阪市西区阿波座2丁目1番4号 住友電設株式会社内 Fターム(参考) 3C011 EE08 4D024 AA04 BA02 BB01 DB03 DB05 DB06 DB09 DB21 4D034 AA11 CA01 CA04 4D061 DA08 DB20 EA13 EA15 EB07 ED10 FA01 FA06 FA09 FA14

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃液を加熱して、もしくは、廃液を通過
    させる電極間にパルス電圧を掛けて電極間で放電させ
    て、あるいは、廃液に塩を添加して、廃液中の非イオン
    界面活性剤のバランスを崩す第一の工程と、 非イオン界面活性剤のバランスが崩れた廃液を希釈し
    て、界面活性剤の混入量を減少させ、その分散力を減少
    させる第二の工程と、 及び、非イオン界面活性剤のバランスが崩れ、かつ、希
    釈されて界面活性剤の分散力が減少した廃液を、中心軸
    に設置された円筒状のフイルタと、前記円筒状のフイル
    タを取り巻くように設置された吸着剤と、前記フイルタ
    と前記吸着剤とを収納する容器とから構成された凝集型
    濾過装置で循環濾過する第三の工程と、からなることを
    特徴とする液体浄化装置。
JP37698699A 1999-12-22 1999-12-22 液体浄化装置 Pending JP2001179298A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012096327A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Onishi Seisakusho:Kk 工業用油浄化装置
KR101194796B1 (ko) 2012-08-28 2012-10-25 (주)대진환경개발 펄스 전기장을 이용한 수질정화장치
CN111439896A (zh) * 2020-05-07 2020-07-24 蚌埠市兄弟粮油食品科技有限公司 一种污水处理装置及其方法

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