JP2001179095A - 排気ガス浄化用触媒の製造方法 - Google Patents
排気ガス浄化用触媒の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リーン雰囲気下において優れたNOX 浄化性
能を有する積相構造を有する排気ガス浄化用触媒の性能
をさらに向上させる。 【解決手段】 無機酸化物担体上に、Pt,Pd,A
u,Ag,Rh及びIrからなる群より選択された第1
金属の粒子上にPt,Pd,Au,Ag,Rh及びIr
からなる群より選択されかつ前記第1金属と異なる少な
くとも1種の第2金属の粒子が積相された排気ガス浄化
用触媒の製造方法であって、前記積相された触媒を非酸
化性雰囲気下で500℃〜900℃の温度に加熱する、
又は前記第1金属粒子/第2金属粒子の質量比が2以上
でありかつ積相された触媒を非酸化性雰囲気下で500
℃〜800℃の温度に加熱することを特徴とする排気ガ
ス浄化用触媒の製造方法である。
能を有する積相構造を有する排気ガス浄化用触媒の性能
をさらに向上させる。 【解決手段】 無機酸化物担体上に、Pt,Pd,A
u,Ag,Rh及びIrからなる群より選択された第1
金属の粒子上にPt,Pd,Au,Ag,Rh及びIr
からなる群より選択されかつ前記第1金属と異なる少な
くとも1種の第2金属の粒子が積相された排気ガス浄化
用触媒の製造方法であって、前記積相された触媒を非酸
化性雰囲気下で500℃〜900℃の温度に加熱する、
又は前記第1金属粒子/第2金属粒子の質量比が2以上
でありかつ積相された触媒を非酸化性雰囲気下で500
℃〜800℃の温度に加熱することを特徴とする排気ガ
ス浄化用触媒の製造方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガス浄化用触
媒の製造方法に関し、より詳しくは、リーン雰囲気下に
おいて優れたNOX 浄化性能を有する排気ガス浄化用触
媒の製造方法に関する。
媒の製造方法に関し、より詳しくは、リーン雰囲気下に
おいて優れたNOX 浄化性能を有する排気ガス浄化用触
媒の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球保護の観点より、排気規制と
燃費規制が世界的に年々強化されつつある。燃費の向上
策としては、リーン条件下で燃料を燃焼させるリーンバ
ーンエンジンが有効であることが見出されている。
燃費規制が世界的に年々強化されつつある。燃費の向上
策としては、リーン条件下で燃料を燃焼させるリーンバ
ーンエンジンが有効であることが見出されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなリーンバーンエンジンから排出された排気ガスは、
O2 とNOX を比較的多量に含むため、従来の三元触媒
等ではNOX の浄化性能が不足するという問題がある。
うなリーンバーンエンジンから排出された排気ガスは、
O2 とNOX を比較的多量に含むため、従来の三元触媒
等ではNOX の浄化性能が不足するという問題がある。
【0004】この問題を解決するため、本発明者らは、
合金化により触媒活性を高めるといった着想に基づき、
特開平10−216518号公報において合金触媒を提
案している。さらに、かかる合金触媒を一層改良した触
媒として、リーン条件下での金属粒子上の吸着酸素量を
減らすことでリーン条件下での触媒金属粒子のNOX 浄
化性能を向上させるといった着想に基づき、特開平11
−156193号公報において、触媒金属粒子の上に別
な金属の相を積相させた触媒を提案している。
合金化により触媒活性を高めるといった着想に基づき、
特開平10−216518号公報において合金触媒を提
案している。さらに、かかる合金触媒を一層改良した触
媒として、リーン条件下での金属粒子上の吸着酸素量を
減らすことでリーン条件下での触媒金属粒子のNOX 浄
化性能を向上させるといった着想に基づき、特開平11
−156193号公報において、触媒金属粒子の上に別
な金属の相を積相させた触媒を提案している。
【0005】この積相構造を有する触媒によれば、触媒
金属粒子と金属相の電子状態の違いから、触媒金属粒子
と金属相の表面の電子状態が変化してNOX 浄化性能が
向上することが見出されている。本発明は、このような
積相触媒のNOX 浄化性能をさらに向上させた触媒を製
造する方法を提供することを目的とする。
金属粒子と金属相の電子状態の違いから、触媒金属粒子
と金属相の表面の電子状態が変化してNOX 浄化性能が
向上することが見出されている。本発明は、このような
積相触媒のNOX 浄化性能をさらに向上させた触媒を製
造する方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、第1に、無
機酸化物担体上に、Pt,Pd,Au,Ag,Rh及び
Irからなる群より選択された第1金属の粒子上にP
t,Pd,Au,Ag,Rh及びIrからなる群より選
択されかつ前記第1金属と異なる少なくとも1種の第2
金属の粒子が積相された排気ガス浄化用触媒の製造方法
であって、前記積相された触媒を非酸化性雰囲気下で5
00℃〜900℃の温度に加熱することを特徴とする排
気ガス浄化用触媒の製造方法によって達成される。第1
の発明によると、高いNOX 浄化率を有する触媒を得る
ことができる。
機酸化物担体上に、Pt,Pd,Au,Ag,Rh及び
Irからなる群より選択された第1金属の粒子上にP
t,Pd,Au,Ag,Rh及びIrからなる群より選
択されかつ前記第1金属と異なる少なくとも1種の第2
金属の粒子が積相された排気ガス浄化用触媒の製造方法
であって、前記積相された触媒を非酸化性雰囲気下で5
00℃〜900℃の温度に加熱することを特徴とする排
気ガス浄化用触媒の製造方法によって達成される。第1
の発明によると、高いNOX 浄化率を有する触媒を得る
ことができる。
【0007】上記目的は、第2に、無機酸化物担体上
に、Pt,Pd,Au,Ag,Rh及びIrからなる群
より選択された第1金属の粒子上にPt,Pd,Au,
Ag,Rh及びIrからなる群より選択されかつ前記第
1金属と異なる少なくとも1種の第2金属の粒子が積相
された排気ガス浄化用触媒の製造方法であって、前記第
1金属粒子/第2金属粒子の質量比が2以上であり、積
相された触媒を非酸化性雰囲気下で500℃〜800℃
の温度に加熱することを特徴とする排気ガス浄化用触媒
の製造方法によって達成される。第2の発明によると、
高いNOX 浄化率を有し、さらに耐久性能にも優れる触
媒を得ることができる。
に、Pt,Pd,Au,Ag,Rh及びIrからなる群
より選択された第1金属の粒子上にPt,Pd,Au,
Ag,Rh及びIrからなる群より選択されかつ前記第
1金属と異なる少なくとも1種の第2金属の粒子が積相
された排気ガス浄化用触媒の製造方法であって、前記第
1金属粒子/第2金属粒子の質量比が2以上であり、積
相された触媒を非酸化性雰囲気下で500℃〜800℃
の温度に加熱することを特徴とする排気ガス浄化用触媒
の製造方法によって達成される。第2の発明によると、
高いNOX 浄化率を有し、さらに耐久性能にも優れる触
媒を得ることができる。
【0008】即ち、本発明は、とりわけ、第1金属粒子
と第2金属粒子の積相を形成した上で、それを非酸化性
雰囲気下で熱処理することを特徴とする発明である。本
発明者らの特開平11−156193号公報に係る発明
においては、触媒金属を積相させることで、金属相の電
子的表面状態が変化し、NOX 浄化性能が向上するもの
と考えられる。本発明においては、積相を形成した上で
特定の熱処理を施すことにより、第1金属粒子と第2金
属粒子の相間の接合状態(インタラクション)が変化
し、金属粒子と金属相の表面の電子状態が最適化される
ことで、NOX 浄化性能がさらに向上するものと考えら
れる。また、かかる熱処理により、金属粒子間の接合が
強化し、最適な金属粒子と金属相の表面の電子状態が維
持されることで、触媒の耐久性能が向上するものと考え
られる。
と第2金属粒子の積相を形成した上で、それを非酸化性
雰囲気下で熱処理することを特徴とする発明である。本
発明者らの特開平11−156193号公報に係る発明
においては、触媒金属を積相させることで、金属相の電
子的表面状態が変化し、NOX 浄化性能が向上するもの
と考えられる。本発明においては、積相を形成した上で
特定の熱処理を施すことにより、第1金属粒子と第2金
属粒子の相間の接合状態(インタラクション)が変化
し、金属粒子と金属相の表面の電子状態が最適化される
ことで、NOX 浄化性能がさらに向上するものと考えら
れる。また、かかる熱処理により、金属粒子間の接合が
強化し、最適な金属粒子と金属相の表面の電子状態が維
持されることで、触媒の耐久性能が向上するものと考え
られる。
【0009】本発明でいう「積相」とは、第1金属粒子
の一部の表面上に別な種類の第2金属粒子が存在する状
態であって、第1金属粒子と第2金属粒子の間にそれら
の中間的な組成が存在してもよいが、金属の相として、
第1金属粒子と第2金属粒子の双方の相が存在する状態
をいう。
の一部の表面上に別な種類の第2金属粒子が存在する状
態であって、第1金属粒子と第2金属粒子の間にそれら
の中間的な組成が存在してもよいが、金属の相として、
第1金属粒子と第2金属粒子の双方の相が存在する状態
をいう。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の方法において、先ず、無
機酸化物担体上に、積相を形成した第1金属粒子と第2
金属粒子を担持する。無機酸化物担体は、限定されるも
のではないが、アルミナ、シリカ、ジルコニア、シリカ
−アルミナ、ゼオライト、セリア、又はこれらの混合物
からなるものが挙げられる。
機酸化物担体上に、積相を形成した第1金属粒子と第2
金属粒子を担持する。無機酸化物担体は、限定されるも
のではないが、アルミナ、シリカ、ジルコニア、シリカ
−アルミナ、ゼオライト、セリア、又はこれらの混合物
からなるものが挙げられる。
【0011】第1金属は、Pt,Pd,Au,Ag,R
h及びIrからなる群より選択される。第2金属は、P
t,Pd,Au,Ag,Rh及びIrからなる群より選
択されるが、第1金属と積相を形成させるために、第1
金属とは異なる金属が選択される。また、これらの第1
金属と第2金属は複数種の金属からなることもできる。
好ましくは、第1金属がPt又はAuで第2金属がP
d、及び第1金属がPdで第2金属がPt又はAuの組
み合わせは除外される。かかる組み合わせの第1金属と
第2金属は、以降の加熱において固溶し、本発明で特定
する積相を形成し難いためである。
h及びIrからなる群より選択される。第2金属は、P
t,Pd,Au,Ag,Rh及びIrからなる群より選
択されるが、第1金属と積相を形成させるために、第1
金属とは異なる金属が選択される。また、これらの第1
金属と第2金属は複数種の金属からなることもできる。
好ましくは、第1金属がPt又はAuで第2金属がP
d、及び第1金属がPdで第2金属がPt又はAuの組
み合わせは除外される。かかる組み合わせの第1金属と
第2金属は、以降の加熱において固溶し、本発明で特定
する積相を形成し難いためである。
【0012】第1金属粒子は、担体上に金属粒子を担持
させることができる任意の方法から選択された、例え
ば、沈殿法、吸着法、イオン交換法、還元析出法等によ
って、上記の無機酸化物担体上に担持することができ
る。第2金属粒子は、金属粒子を積相させることができ
る任意の方法から選択された、例えば、沈殿法、吸着
法、イオン交換法、還元析出法等によって担持すること
ができる。
させることができる任意の方法から選択された、例え
ば、沈殿法、吸着法、イオン交換法、還元析出法等によ
って、上記の無機酸化物担体上に担持することができ
る。第2金属粒子は、金属粒子を積相させることができ
る任意の方法から選択された、例えば、沈殿法、吸着
法、イオン交換法、還元析出法等によって担持すること
ができる。
【0013】なお、本発明の第2発明においては、第1
金属粒子/第2金属粒子の質量比を2以上に調節するこ
とが必要であるが、これは、上記の担持工程で各金属粒
子の原料の仕込量を調節する等によって行うことができ
る。
金属粒子/第2金属粒子の質量比を2以上に調節するこ
とが必要であるが、これは、上記の担持工程で各金属粒
子の原料の仕込量を調節する等によって行うことができ
る。
【0014】好ましい態様において、第2金属粒子は、
第1金属粒子を担持した後に還元析出法、即ち、溶液中
で金属イオンを生成する金属塩の溶液に還元剤を添加
し、金属イオンを還元することによって不溶性にし、そ
の金属塩の金属を析出させる方法によって積相させる。
かかる還元析出法においては、第1金属粒子の上に、そ
れより小さい粒径の第2金属粒子を析出させることがで
きるため、積相構造を形成させることが比較的容易であ
る。
第1金属粒子を担持した後に還元析出法、即ち、溶液中
で金属イオンを生成する金属塩の溶液に還元剤を添加
し、金属イオンを還元することによって不溶性にし、そ
の金属塩の金属を析出させる方法によって積相させる。
かかる還元析出法においては、第1金属粒子の上に、そ
れより小さい粒径の第2金属粒子を析出させることがで
きるため、積相構造を形成させることが比較的容易であ
る。
【0015】具体的には、例えば、金属塩として、硝酸
パラジウム、塩化ロジウム、塩化イリジウム、硝酸銀、
塩化白金酸、白金ジニトロジアンミン、塩化金酸等を用
い、還元剤として、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリ
ウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウ
ム、メタ重亜硫酸アンモニウム等を用い、上記の第1の
金属粒子を担持した無機酸化物担体を浸した水に、これ
らの金属塩及び還元剤を添加し、好ましくは、穏やかな
攪拌下に置くことによって第2金属粒子を析出(積相)
させる。その後、例えば約500℃の温度の酸素含有雰
囲気で、例えば0.5〜2時間加熱する。
パラジウム、塩化ロジウム、塩化イリジウム、硝酸銀、
塩化白金酸、白金ジニトロジアンミン、塩化金酸等を用
い、還元剤として、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリ
ウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウ
ム、メタ重亜硫酸アンモニウム等を用い、上記の第1の
金属粒子を担持した無機酸化物担体を浸した水に、これ
らの金属塩及び還元剤を添加し、好ましくは、穏やかな
攪拌下に置くことによって第2金属粒子を析出(積相)
させる。その後、例えば約500℃の温度の酸素含有雰
囲気で、例えば0.5〜2時間加熱する。
【0016】本発明によれば、上記のようして得られた
無機酸化物担体上で積相を形成した第1金属粒子と第2
金属粒子を、非酸化性雰囲気下の下記の温度で加熱す
る。ここで、非酸化性雰囲気とは、N2 雰囲気のような
不活性雰囲気やH2 雰囲気のような還元性雰囲気が挙げ
られる。また、O2 やNO2 のような酸化性ガスが一部
に含まれていても、化学量論的にそれらより過剰の還元
性ガスもまた含まれていれば、本発明でいう非酸化性雰
囲気に該当する。なお、酸化性雰囲気下の加熱では、第
1金属粒子と第2金属粒子の積相が破壊され、相分離が
生じ易いことが確認されている。
無機酸化物担体上で積相を形成した第1金属粒子と第2
金属粒子を、非酸化性雰囲気下の下記の温度で加熱す
る。ここで、非酸化性雰囲気とは、N2 雰囲気のような
不活性雰囲気やH2 雰囲気のような還元性雰囲気が挙げ
られる。また、O2 やNO2 のような酸化性ガスが一部
に含まれていても、化学量論的にそれらより過剰の還元
性ガスもまた含まれていれば、本発明でいう非酸化性雰
囲気に該当する。なお、酸化性雰囲気下の加熱では、第
1金属粒子と第2金属粒子の積相が破壊され、相分離が
生じ易いことが確認されている。
【0017】本発明の第1発明における加熱温度は50
0〜900℃である。500℃未満では、本発明の改良
効果が顕著ではなく、900℃を越えると、金属粒子の
粗大化による悪影響が生じて効果が解消するためであ
る。本発明の第2発明における加熱温度は500〜80
0℃である。500℃以下では、本発明の改良効果が顕
著ではなく、800℃を越えると、金属粒子の粗大化に
よる悪影響が生じて改良効果が解消するためである。加
熱時間は、加熱温度や金属種類によって適宜選定するこ
とができるが、一応の目安として、500℃では5〜2
0時間、800℃では1〜3時間である。
0〜900℃である。500℃未満では、本発明の改良
効果が顕著ではなく、900℃を越えると、金属粒子の
粗大化による悪影響が生じて効果が解消するためであ
る。本発明の第2発明における加熱温度は500〜80
0℃である。500℃以下では、本発明の改良効果が顕
著ではなく、800℃を越えると、金属粒子の粗大化に
よる悪影響が生じて改良効果が解消するためである。加
熱時間は、加熱温度や金属種類によって適宜選定するこ
とができるが、一応の目安として、500℃では5〜2
0時間、800℃では1〜3時間である。
【0018】このようにして得られた担体と触媒金属を
備えた触媒は、一般的なモノリス型触媒として使用する
場合、モノリス基材上にその触媒を堆積させることで、
実際の排気ガス触媒として使用することができる。
備えた触媒は、一般的なモノリス型触媒として使用する
場合、モノリス基材上にその触媒を堆積させることで、
実際の排気ガス触媒として使用することができる。
【0019】
【実施例】実施例1〜22及び比較例1〜6 −積相触媒の調製− Pt(NO2 )2 (NH3 )2 を9.98×10-2質量
%溶解した水溶液に、γ−Al2 O3 粉末を添加し、3
時間攪拌した後、大気中で120℃×24時間の乾燥を
行った。乾燥の後、大気中で300℃×2時間の加熱を
行い、1.80質量%Pt/Al2 O3 粉末を得た。こ
の1.80質量%Pt/Al2 O3 粉末を4.69質量
%分散させた60℃のイオン交換水にHAuCl4 ・4
H2 O(2.04×10-2質量%)、Na2S2 O3 ・
5H2 O(9.40×10-2質量%)、Na2 S2 O3
(2.41×10-1質量%)、C6 H7 NaO6 (9.
45×10-1質量%)を添加し、24時間攪拌しながら
Auを還元析出させた。
%溶解した水溶液に、γ−Al2 O3 粉末を添加し、3
時間攪拌した後、大気中で120℃×24時間の乾燥を
行った。乾燥の後、大気中で300℃×2時間の加熱を
行い、1.80質量%Pt/Al2 O3 粉末を得た。こ
の1.80質量%Pt/Al2 O3 粉末を4.69質量
%分散させた60℃のイオン交換水にHAuCl4 ・4
H2 O(2.04×10-2質量%)、Na2S2 O3 ・
5H2 O(9.40×10-2質量%)、Na2 S2 O3
(2.41×10-1質量%)、C6 H7 NaO6 (9.
45×10-1質量%)を添加し、24時間攪拌しながら
Auを還元析出させた。
【0020】この還元析出の後、ろ過し、60℃のイオ
ン交換水で洗浄を行った。洗浄した粉末を大気中で12
0℃×2時間の乾燥を行った。乾燥の後、大気中で50
0℃×2時間の熱処理を行い、γ−Al2 O3 に担持さ
れた、重量比がPt:Au=9:1でPtとAuの合計
量を2質量%含む、積相構造を有する触媒Aを得た。ま
た、上記薬剤の濃度を変えた以外は触媒Aと同様にし
て、表1に掲げた積相構造を有する触媒B〜Hを得た。
ン交換水で洗浄を行った。洗浄した粉末を大気中で12
0℃×2時間の乾燥を行った。乾燥の後、大気中で50
0℃×2時間の熱処理を行い、γ−Al2 O3 に担持さ
れた、重量比がPt:Au=9:1でPtとAuの合計
量を2質量%含む、積相構造を有する触媒Aを得た。ま
た、上記薬剤の濃度を変えた以外は触媒Aと同様にし
て、表1に掲げた積相構造を有する触媒B〜Hを得た。
【0021】−熱処理− 触媒A〜Hに、下記組成のガス雰囲気下において、表1
に示す条件下で熱処理を施した。 ガス組成: 6000ppmCO+670ppmC3 H6 +50
0ppmNO+10%CO2 (残余:N2 ) …還元性雰囲気 2000ppmCO+670ppmC3 H6 +10
00ppmNO+3500ppmO2 +14.5%CO
2 +10%H2 O(残余:N) …化学量論雰囲気 1000ppmCO+670ppmC3 H6 +50
0ppmNO+6.5%O2 +10%CO2 +10%H
2 O(残余:N) …酸化性雰囲気 ガス空間速度:50000h-1
に示す条件下で熱処理を施した。 ガス組成: 6000ppmCO+670ppmC3 H6 +50
0ppmNO+10%CO2 (残余:N2 ) …還元性雰囲気 2000ppmCO+670ppmC3 H6 +10
00ppmNO+3500ppmO2 +14.5%CO
2 +10%H2 O(残余:N) …化学量論雰囲気 1000ppmCO+670ppmC3 H6 +50
0ppmNO+6.5%O2 +10%CO2 +10%H
2 O(残余:N) …酸化性雰囲気 ガス空間速度:50000h-1
【0022】−排気ガス浄化性能の評価− 各触媒A〜Hについて、下記の条件下で、熱処理前と表
1に示した熱処理後のNOX 浄化率を測定し、それらの
浄化率の相違から熱処理によるNOX 浄化率の向上率を
求めた。 ガス組成:1000ppmCO+667ppmC3 H6
+250ppmNO+7.3%O2 +6.7%CO2 +
5%H2 O(残余:N2 ) ガス空間速度:150000h-1 100℃から500℃への昇温評価、昇温速度10℃/
min 浄化率=〔(入ガス濃度−出ガス濃度)÷入ガス濃度〕
×100 浄化率向上率=(熱処理前の浄化率−熱処理後の浄化
率)/熱処理前の浄化率×100
1に示した熱処理後のNOX 浄化率を測定し、それらの
浄化率の相違から熱処理によるNOX 浄化率の向上率を
求めた。 ガス組成:1000ppmCO+667ppmC3 H6
+250ppmNO+7.3%O2 +6.7%CO2 +
5%H2 O(残余:N2 ) ガス空間速度:150000h-1 100℃から500℃への昇温評価、昇温速度10℃/
min 浄化率=〔(入ガス濃度−出ガス濃度)÷入ガス濃度〕
×100 浄化率向上率=(熱処理前の浄化率−熱処理後の浄化
率)/熱処理前の浄化率×100
【0023】
【表1】
【0024】表1の結果より、実施例1〜22の触媒
は、非酸化性雰囲気の熱処理により排気ガス浄化性能
(初期性能)が向上していることが分かる。比較例1〜
2では、熱処理により初期性能が向上しているが、僅か
に止まっている。この理由は、非酸化雰囲気ではあるが
熱処理温度が低いことから、第1金属粒子と第2金属粒
子の相間のインタラクションが強化されないためと考え
られる。比較例3〜4では、熱処理により初期性能は殆
ど変化していない。この理由は、非酸化雰囲気ではある
が熱処理温度が高過ぎ、触媒金属が粗大化したためと考
えられる。比較例5〜6では、熱処理により初期性能が
かなり低下した。この理由は、酸化性雰囲気下の熱処理
のため、触媒金属の積相構造が破壊されたためと考えら
れる。
は、非酸化性雰囲気の熱処理により排気ガス浄化性能
(初期性能)が向上していることが分かる。比較例1〜
2では、熱処理により初期性能が向上しているが、僅か
に止まっている。この理由は、非酸化雰囲気ではあるが
熱処理温度が低いことから、第1金属粒子と第2金属粒
子の相間のインタラクションが強化されないためと考え
られる。比較例3〜4では、熱処理により初期性能は殆
ど変化していない。この理由は、非酸化雰囲気ではある
が熱処理温度が高過ぎ、触媒金属が粗大化したためと考
えられる。比較例5〜6では、熱処理により初期性能が
かなり低下した。この理由は、酸化性雰囲気下の熱処理
のため、触媒金属の積相構造が破壊されたためと考えら
れる。
【0025】−形態観察− 透過型電子顕微鏡を用いて触媒金属の形態を観察したと
ころ、熱処理前の触媒Aは、直径10〜40nmの白金
粒子の上に直径3〜10nmの金粒子が堆積しており、
白金粒子と金粒子が積相を形成していることが確認され
た。また、γ−Al2 O3 の上に直接堆積した金粒子
は、殆ど観察されなかった。この触媒Aに表1の熱処理
を施した触媒を観察したところ、白金粒子と金粒子の形
態に有意な変化はなく、白金粒子と金粒子が熱処理後も
積相を維持していることが確認された。
ころ、熱処理前の触媒Aは、直径10〜40nmの白金
粒子の上に直径3〜10nmの金粒子が堆積しており、
白金粒子と金粒子が積相を形成していることが確認され
た。また、γ−Al2 O3 の上に直接堆積した金粒子
は、殆ど観察されなかった。この触媒Aに表1の熱処理
を施した触媒を観察したところ、白金粒子と金粒子の形
態に有意な変化はなく、白金粒子と金粒子が熱処理後も
積相を維持していることが確認された。
【0026】実施例29〜45及び比較例7〜14 −積相触媒の調製− 実施例1〜22で用いたのと同じ積相構造を有する触媒
A〜Gを用いた。
A〜Gを用いた。
【0027】−熱処理− 触媒A〜Gに、下記組成のガス雰囲気下において、表2
に示す条件で熱処理を施した。 ガス組成: 6000ppmCO+670ppmC3 H6 +50
0ppmNO+10%CO2 (残余:N2 ) …還元性雰囲気 2000ppmCO+670ppmC3 H6 +10
00ppmNO+3500ppmO2 +14.5%CO
2 +10%H2 O(残余:N) …化学量論雰囲気 1000ppmCO+670ppmC3 H6 +50
0ppmNO+6.5%O2 +10%CO2 +10%H
2 O(残余:N) …酸化性雰囲気 ガス空間速度:50000h-1
に示す条件で熱処理を施した。 ガス組成: 6000ppmCO+670ppmC3 H6 +50
0ppmNO+10%CO2 (残余:N2 ) …還元性雰囲気 2000ppmCO+670ppmC3 H6 +10
00ppmNO+3500ppmO2 +14.5%CO
2 +10%H2 O(残余:N) …化学量論雰囲気 1000ppmCO+670ppmC3 H6 +50
0ppmNO+6.5%O2 +10%CO2 +10%H
2 O(残余:N) …酸化性雰囲気 ガス空間速度:50000h-1
【0028】−耐久熱処理− 熱処理前の触媒A〜Gと、表2に示した条件下で熱処理
をした触媒A〜Gに、下記条件で耐久熱処理を施した。 ガス組成: 1000ppmCO+670ppmC3 H6 +500p
pmNO+6.5O2 +10%CO2 +10%H2 O
(残余:N) 温度と時間:800℃×5h ガス空間速度:100000h-1
をした触媒A〜Gに、下記条件で耐久熱処理を施した。 ガス組成: 1000ppmCO+670ppmC3 H6 +500p
pmNO+6.5O2 +10%CO2 +10%H2 O
(残余:N) 温度と時間:800℃×5h ガス空間速度:100000h-1
【0029】−排気ガス浄化性能の評価− 上記の耐久熱処理をした触媒A〜Gについて、下記の条
件下でNOX 浄化率を測定し、それらの浄化率の相違か
ら熱処理によるNOX 浄化率の向上率を求めた。 ガス組成:1000ppmCO+667ppmC3 H6
+250ppmNO+7.3%O2 +6.7%CO2 +
5%H2 O(残余:N2 ) ガス空間速度:150000h-1 100℃から500℃への昇温評価、昇温速度10℃/
min 浄化率=〔(入ガス濃度−出ガス濃度)÷入ガス濃度〕
×100 浄化率向上率=(熱処理前の浄化率−熱処理後の浄化
率)/熱処理前の浄化率×100
件下でNOX 浄化率を測定し、それらの浄化率の相違か
ら熱処理によるNOX 浄化率の向上率を求めた。 ガス組成:1000ppmCO+667ppmC3 H6
+250ppmNO+7.3%O2 +6.7%CO2 +
5%H2 O(残余:N2 ) ガス空間速度:150000h-1 100℃から500℃への昇温評価、昇温速度10℃/
min 浄化率=〔(入ガス濃度−出ガス濃度)÷入ガス濃度〕
×100 浄化率向上率=(熱処理前の浄化率−熱処理後の浄化
率)/熱処理前の浄化率×100
【0030】
【表2】
【0031】表2の結果より、実施例29〜45の触媒
は、非酸化性雰囲気の熱処理により排気ガス浄化性能
(耐久性能)が向上していることが分かる。比較例7〜
8では、熱処理により耐久性能にそれ程の変化が見られ
ない。この理由は、第1金属粒子/第2金属粒子の質量
比が2未満であることから、熱処理の効果が発現しない
ためと考えられる。比較例9〜10では、熱処理により
耐久性能が向上しているが、僅かに止まっている。この
理由は、非酸化雰囲気ではあるが熱処理温度が低いこと
から、第1金属粒子と第2金属粒子の相間のインタラク
ションが強化されないためと考えられる。
は、非酸化性雰囲気の熱処理により排気ガス浄化性能
(耐久性能)が向上していることが分かる。比較例7〜
8では、熱処理により耐久性能にそれ程の変化が見られ
ない。この理由は、第1金属粒子/第2金属粒子の質量
比が2未満であることから、熱処理の効果が発現しない
ためと考えられる。比較例9〜10では、熱処理により
耐久性能が向上しているが、僅かに止まっている。この
理由は、非酸化雰囲気ではあるが熱処理温度が低いこと
から、第1金属粒子と第2金属粒子の相間のインタラク
ションが強化されないためと考えられる。
【0032】比較例11〜12では、熱処理により耐久
性能は殆ど変化していない。この理由は、非酸化雰囲気
ではあるが熱処理温度が高過ぎ、触媒金属が粗大化した
ためと考えられる。比較例13〜14では、熱処理によ
り耐久性能がかなり低下した。この理由は、酸化性雰囲
気下の熱処理のため、触媒金属の積相構造が破壊された
ためと考えられる。
性能は殆ど変化していない。この理由は、非酸化雰囲気
ではあるが熱処理温度が高過ぎ、触媒金属が粗大化した
ためと考えられる。比較例13〜14では、熱処理によ
り耐久性能がかなり低下した。この理由は、酸化性雰囲
気下の熱処理のため、触媒金属の積相構造が破壊された
ためと考えられる。
【0033】
【発明の効果】リーン条件下でも高いNOX 浄化性能を
有し、初期性能に優れ、また、耐久性能に優れた排気ガ
ス浄化用触媒を提供することができる。
有し、初期性能に優れ、また、耐久性能に優れた排気ガ
ス浄化用触媒を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G069 AA03 BA01B BC02B BC32A BC33A BC33B BC71A BC72A BC74A BC75A BC75B BD08B CA03 CA13 DA06 EA01Y FA05 FA06 FB14 FB19 FB20 FB31 FB45 FC04
Claims (2)
- 【請求項1】 無機酸化物担体上に、Pt,Pd,A
u,Ag,Rh及びIrからなる群より選択された第1
金属の粒子上にPt,Pd,Au,Ag,Rh及びIr
からなる群より選択されかつ前記第1金属と異なる少な
くとも1種の第2金属の粒子が積相された排気ガス浄化
用触媒の製造方法であって、前記積相された触媒を非酸
化性雰囲気下で500℃〜900℃の温度に加熱するこ
とを特徴とする排気ガス浄化用触媒の製造方法。 - 【請求項2】 無機酸化物担体上に、Pt,Pd,A
u,Ag,Rh及びIrからなる群より選択された第1
金属の粒子上にPt,Pd,Au,Ag,Rh及びIr
からなる群より選択されかつ前記第1金属と異なる少な
くとも1種の第2金属の粒子が積相された排気ガス浄化
用触媒の製造方法であって、前記第1金属粒子/第2金
属粒子の質量比が2以上であり、積相された触媒を非酸
化性雰囲気下で500℃〜800℃の温度に加熱するこ
とを特徴とする排気ガス浄化用触媒の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36494499A JP2001179095A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 排気ガス浄化用触媒の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36494499A JP2001179095A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 排気ガス浄化用触媒の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001179095A true JP2001179095A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18483050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36494499A Pending JP2001179095A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 排気ガス浄化用触媒の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001179095A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018526194A (ja) * | 2015-06-18 | 2018-09-13 | ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニーJohnson Matthey Public Limited Company | Nh3過剰負荷耐性scr触媒 |
-
1999
- 1999-12-22 JP JP36494499A patent/JP2001179095A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018526194A (ja) * | 2015-06-18 | 2018-09-13 | ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニーJohnson Matthey Public Limited Company | Nh3過剰負荷耐性scr触媒 |
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