JP2001177565A - フォトニックネットワークのパケットルーティング方法およびフォトニックネットワーク用パケットルータ - Google Patents

フォトニックネットワークのパケットルーティング方法およびフォトニックネットワーク用パケットルータ

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JP2001177565A JP35596799A JP35596799A JP2001177565A JP 2001177565 A JP2001177565 A JP 2001177565A JP 35596799 A JP35596799 A JP 35596799A JP 35596799 A JP35596799 A JP 35596799A JP 2001177565 A JP2001177565 A JP 2001177565A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォトニックネットワークでパケット送信を
行う際のパケットルーティングを高速に行えるパケット
ルータを提供する。 【構成】 波長(λn)と符号(0、πの組み合わせ)
よりなるアドレス情報を付加したパケット3を送出する
送信機2と伝送路4を介して接続されたフォトニックI
Pルータ1は、入力されたパケット3を振分制御部6と
スイッチ部7に2分岐し、振分制御手段6のフォトニッ
クプロセッサ6aで復号し、光検波器6bで光電変換し
たスイッチ制御信号をスイッチ部7へ供給すると、光遅
延器7aにより時間的な遅延を付加されたパケット3が
1×3光スイッチ7bに到達した際に、スイッチ制御信
号に応じた出力ポートを開くように1×3光スイッチ7
bが切り換えることで、パケット3はアドレス情報に応
じた伝送路5a〜5cの何れかに振り分けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、
【0002】
【従来の技術】送信情報を光信号に変換してpoint
−to−pointの伝送を行うフォトニック技術をネ
ットワークに適用したフォトニックネットワークが提案
されている。例えば、フォトニックネットワーク上でイ
ンターネットプロトコル(IP)パケットを送信するI
Pオーバーフォトニックネットワークを実現するために
は、IPアドレスに応じてIPパケットを振り分けるフ
ォトニックIPルータが必要となる。
【0003】図13に示すのは、従来提案されていたフ
ォトニックIPルーティングの概念図であり、IPアド
レスとしてAddress#2が付された第2パケット
(Packet#2),IPアドレスとしてAddre
ss#3が付された第3パケット(Packet#
3),IPアドレスとしてAddress#1が付され
た第1パケット(Packet#1)の順で時系列にI
Pパケット群が、光信号入力ポート(IN)よりフォト
ニックIPルータ(Photonic IP rout
er)に入力されると、Address#2のIPアド
レスが付された第2パケットは第2光信号出力ポート
(OUT2)へ、Address#3のIPアドレスが
付された第3パケットは第3光信号出力ポート(OUT
3)へ、Address#1のIPアドレスが付された
第1パケットは第1光信号出力ポート(OUT1)へ、
各々振り分けられて出力される。すなわち、フォトニッ
クIPルータは、各IPパケットのIPアドレスを読み
取り、各ポートへIPパケットを振り分ける機能を有す
るのである。
【0004】図14に示すのは、N個の出力ポートを有
するフォトニックIPルータ140の概略構成であり、
光入力ポート(IN)より入力されたIPパケットは2
つに分岐され、それぞれ振分制御部141とスイッチ部
142に送られる。
【0005】振分制御部141に送られたIPパケット
は、光検波器141aにより電気信号に変換され、信号
処理装置141bによりIPアドレスが読みとられ、こ
のパケットのルーティング情報がコントローラ141c
へ供給される。コントローラ141cは、このルーティ
ング情報に基づいて当該パケットの振分先(第1ポート
〜第Nポートの何れか)を特定する制御信号をスイッチ
部142へ出力するのである。
【0006】一方、スイッチ部142に送られたIPパ
ケットは、光遅延器142aによって遅延された後、1
入力をN出力に振り分ける1×N光スイッチ142bに
入力される。そして、IPパケットが1×N光スイッチ
142bに入力された時には、上記振分制御部141の
コントローラ141cからの制御信号によって1×N光
スイッチ142bの出力ポートが適宜に切り換えられ、
当該IPパケットのIPアドレスに適合した出力ポート
からIPパケットが出力されることとなる。
【0007】なお、上記した光スイッチ142bのスイ
ッチング速度は、近年のフォトニックデバイスの発達に
より、1ns(1GHz相当)を切るものが実用化され
ている。また、実験室レベルではスイッチング速度が1
00psを切るものも報告されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のフォトニックIPルータ140では、光
信号を光電変換してIPパケットのIPアドレスを読み
取り、コントローラ141cが光スイッチ142bの制
御を行うまでのプロセスを電気的に処理する構成であっ
たため、振分制御部141のコントローラ141cから
光スイッチ142bへ制御信号が供給されるまでの時間
差を光遅延器142aによって埋めざるを得ず、光スイ
ッチ141cのスイッチング速度がいかに高速化されよ
うとも、フォトニックIPルータ140全体としてのル
ーティング速度は向上しない。
【0009】そこで、本発明は、フォトニックネットワ
ークでパケット送信を行う際のパケットルーティングを
高速に行うためのルーティング方法とパケットルータの
提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するべく成されたもので、ルーティング速度向上の大
きな妨げとなっていた、振分制御部で行われるパケット
の振分制御処理、すなわち当該パケットの進むべきコー
ス選択を電気的信号で行う処理を、全て光学的に行うこ
とで高速なルーティング速度を提供することを基本技術
とする。
【0011】斯くするために、請求項1に係るフォトニ
ックネットワークのパケットルーティング方法は、光フ
ァイバを伝送線路として用い多地点間の情報伝送を行う
フォトニックネットワークで送信先アドレス情報の付加
されたパケットを伝送する際に、複数のトランクライン
が結合するノードにおいてパケットを適切なトランクラ
インに振り分けるフォトニックネットワークのパケット
ルーティング方法において、パケットに付加する送信先
アドレス情報は、光の属性を用いて光符号化しておき、
フォトニックネットワークの各ノードでは、パケットの
アドレス情報を光学的相関演算によって識別し、その識
別結果に基づいてパケットの出力経路を切り換えるよう
にしたことを特徴とする。
【0012】また、請求項2に係るフォトニックネット
ワークのパケットルーティング方法は、上記請求項1に
おいて、パケットに付加する送信先アドレス情報の光符
号化は、パルス光源から出力される波長λのコヒーレン
トな光パルスを分波し、チップ数N(但し、N≧2)の
光チップパルスに分割し、光チップパルス間に一定の遅
延時間差を与え、各光チップパルスのもつ光キャリア位
相に“0”または“π”の位相シフトを与えた後、全て
の光チップパルスを再度合波することによって、特定の
中心周波数λと位相の組み合わせを持つ光符号に相当す
る光チップパルス列を全光学的に生成するものとし、フ
ォトニックネットワークの各ノードでは、光符号に相当
する光チップパルス列を光周波数フィルタリングにより
分波し、各光チップパルス列に対して光符号化と逆の操
作を施すことによって、光チップパルスの遅延および位
相を回復した後、全ての光チップパルスを再度合波する
ことにより光学的相関演算を行い、生成される自己相関
関数の中心ピーク値にしきい値処理を施し、“0”また
は“1”のビット列を全光学的に再生することでアドレ
ス情報を復号化し、復号化したビット列を伝送路切換用
の信号として光スイッチを制御することにより、光スイ
ッチの伝送路切換制御を行うものとしたことを特徴とす
る。
【0013】また、請求項3に係るフォトニックネット
ワークのパケットルーティング方法は、上記請求項1に
おいて、パケットに付加する送信先アドレス情報の光符
号化は、パルス光源から出力される波長λのコヒーレン
トな光パルスに対し、時間波形のフーリエ変換を行い、
生成される周波数スペクトル場各成分の位相に対し
“0”または“π”の変化を、特定の符号に相当する組
み合わせとして与えた後、フーリエ変換時と同様の方法
で、逆フーリエ変換を行うことにより、スペクトル上で
符号化された光符号を生成するものとし、フォトニック
ネットワークの各ノードでは、スペクトル上で符号化さ
れた光符号に対して、符号化と逆の操作を施すことによ
って、周波数スペクトル各成分の位相に与えられた変化
を回復し、再生された単パルスに対してしきい値処理を
施し、“0”または“1”のビット列を再生することに
より、アドレス情報を復号化し、復号化したビット列を
伝送路切換用の信号として光スイッチを制御することに
より、光スイッチの伝送路切換制御を行うものとしたこ
とを特徴とする。
【0014】また、請求項4に係るフォトニックネット
ワークのパケットルーティング方法は、上記請求項3に
おいて、時間波形のフーリエ変換には、回折格子とフー
リエレンズを用いるものとしたことを特徴とする。
【0015】また、請求項5に係るフォトニックネット
ワークのパケットルーティング方法は、上記請求項3に
おいて、時間波形のフーリエ変換には、AWG(arr
ayed−waveguide grating)を用
いるものとしたことを特徴とする。
【0016】一方、請求項6に係るフォトニックネット
ワーク用パケットルータは、光ファイバを伝送線路
(4,5a,5b,5c)として用い多地点間の情報伝
送を行うフォトニックネットワークで送信先アドレス情
報の付加されたパケットを伝送する際に、複数のトラン
クラインが結合するノードに設けられ、パケットを適切
なトランクラインに振り分けるフォトニックネットワー
ク用パケットルータ(例えば、フォトニックIPルータ
1)において、光の属性を用いて光符号化された送信先
アドレス情報の付加されたパケットが入力されると、こ
のパケットを2分岐する分岐手段と、上記分岐手段によ
り分岐された一方のパケットを受け、当該パケットのア
ドレス情報を光学的相関演算によって識別し、その識別
結果に基づいて振分制御信号を出力する振分制御手段
(6)と、上記分岐手段により分岐された他方のパケッ
トを受け、上記振分制御手段からの振分制御信号に基づ
いて当該パケットの出力経路を切り換えるスイッチ手段
(7)と、を備えることを特徴とする。
【0017】また、請求項7に係るフォトニックネット
ワーク用パケットルータは、上記請求項6において、パ
ルス光源から出力される波長λのコヒーレントな光パル
スを分波し、チップ数N(但し、N≧2)の光チップパ
ルスに分割し、光チップパルス間に一定の遅延時間差を
与え、各光チップパルスのもつ光キャリア位相に“0”
または“π”の位相シフトを与えた後、全ての光チップ
パルスを再度合波することによって生成された特定の中
心周波数λと位相の組み合わせを持つ光符号に相当する
光チップパルス列が、送信先アドレス情報として付加さ
れたパケットが分岐手段により2分岐されるものとし、
上記振分制御手段は、光符号に相当する光チップパルス
列を光周波数フィルタリングにより分波するフィルタ手
段と、各光チップパルス列に対して光符号化と逆の操作
を施すことによって、光チップパルスの遅延および位相
を回復した後、全ての光チップパルスを再度合波するこ
とにより光学的相関演算を行い、生成される自己相関関
数の中心ピーク値にしきい値処理を施し、“0”または
“1”のビット列を全光学的に再生することでアドレス
情報を復号化する復号化手段と、を備え、上記スイッチ
手段は、入力されたパケットをN個の伝送路の何れかに
振り分ける光スイッチを備え、上記振分制御手段の復号
化手段により復号化されたビット列を伝送路切換用の信
号として、スイッチ手段の光スイッチを制御することに
より、光スイッチの伝送路切換制御を行うようにしたこ
とを特徴とする。
【0018】また、請求項8に係るフォトニックネット
ワーク用パケットルータは、上記請求項6において、パ
ルス光源から出力される波長λのコヒーレントな光パル
スに対し、時間波形のフーリエ変換を行い、生成される
周波数スペクトル場各成分の位相に対し“0”または
“π”の変化を、特定の符号に相当する組み合わせとし
て与えた後、フーリエ変換時と同様の方法で、逆フーリ
エ変換を行うことにより、スペクトル上で符号化された
光符号が、送信先アドレス情報として付加されたパケッ
トが分岐手段により2分岐されるものとし、上記振分制
御手段は、スペクトル上で符号化された光符号に対し
て、符号化と逆の操作を施すことによって、周波数スペ
クトル各成分の位相に与えられた変化を回復し、再生さ
れた単パルスに対してしきい値処理を施し、“0”また
は“1”のビット列を再生することにより、アドレス情
報を復号化する復号化手段を備え、上記スイッチ手段
は、入力されたパケットをN個(但し、N≧2)の伝送
路の何れかに振り分ける光スイッチを備え、上記振分制
御手段の復号化手段により復号化されたビット列を伝送
路切換用の信号として、スイッチ手段の光スイッチを制
御することにより、光スイッチの伝送路切換制御を行う
ようにしたことを特徴とする。
【0019】また、請求項9に係るフォトニックネット
ワーク用パケットルータは、上記請求項8において、振
分制御手段の復号化手段が行う時間波形のフーリエ変換
には、回折格子とフーリエレンズを用いるものとしたこ
とを特徴とする。
【0020】また、請求項10に係るフォトニックネッ
トワーク用パケットルータは、上記請求項8において、
振分制御手段の復号化手段が行う時間波形のフーリエ変
換には、AWG(arrayed−waveguide
grating)を用いるものとしたことを特徴とす
る。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、添付図面に基づいて、本発
明に係るフォトニックネットワークのパケットルーティ
ング方法を適用したフォトニックネットワーク用パケッ
トルータの実施形態を説明する。
【0022】図1に示すのは、インターネットプロトコ
ル(IP)パケットを送信するIPオーバーフォトニッ
クネットワークに用いるものとしたフォトニックネット
ワーク用パケットルータの基本構成である。本図におい
て、フォトニックIPルータ1は、送信機2から光信号
として送出されたIPパケット3…を光ファイバの伝送
路4より受け、第1出力(OUT1)たる伝送路5a,
第2出力(OUT2)たる伝送路5b,第3出力(OU
T3)たる伝送路5cの何れかに振り分けて送信するも
ので、1×3のルーティング機能を有するものとしてあ
る。
【0023】送信機2は、各IPパケット3…のアドレ
ス情報を、波長(λn)と符号(0、πの組み合わせ)
にマッピングして各IPパケット3…に付加し、光ファ
イバの伝送路4へ送り出す。例えば、IPパケット3a
には、第1アドレス情報(Address#1)として
“λn−0π0π0π0π”を付加し、IPパケット3
bには、第2アドレス情報(Address#2)とし
て“λn−0π0ππ0π0”を付加し、IPパケット
3cには、第3アドレス情報(Address#3)と
して“λn−0ππ000π0”を付加する。
【0024】また、伝送路4よりフォトニックIPルー
タ1に入力された光信号は、2つに分岐され、一方は振
分制御部6に、他方はスイッチ部7に各々入力される。
振分制御部6に送られたIPパケット3…はフォトニッ
クプロセッサ(Optical processor)
6bによって、電気信号に変換されることなく、光信号
のままIPアドレス情報の読取およびスイッチ制御用信
号の出力が行われる。このフォトニックプロセッサ6b
から出力されたスイッチ制御用信号は、光検波器(P
D)6bにおいて高周波電気信号に変換され、スイッチ
制御信号としてスイッチ部7へ供給される。すなわち、
フォトニックIPルータ1の振分制御部6においては、
アドレス情報の読取およびスイッチ制御用信号の出力を
光学的に処理することにより、大幅な処理時間の短縮を
実現できるのである。
【0025】一方、スイッチ部7に入力されたIPパケ
ット3…は、光遅延器7aで振分制御部6との光路差に
相当する時間的遅延を与えられた後に、1×3光スイッ
チ(1×3 optical switch)7bに供
給され、上記振分制御部6からのスイッチ制御信号に基
づいて、各IPアドレスに応じた出力ポートに振り分け
るのである。例えば、第1アドレス情報の付加されたI
Pパケット3aは第1出力の伝送路5aに、第2アドレ
ス情報の付加されたIPパケット3bは第2出力の伝送
路5bに、第3アドレス情報の付加されたIPパケット
3cは第3出力の伝送路5cに、各々振り分けられる。
【0026】ここで、IPパケット3…へのアドレス情
報の付加工程を送信機2の具体的構成を示す図2に基づ
いて詳細に説明する。
【0027】10GHzの発信器(Generato
r)2aから信号を受けるモードロックレーザ(MLL
D)2bをコヒーレントな光の光源とし、繰り返し周波
数10GHz,半値幅2ps,中心周波数λのパルス列
を生成する。このパルス列の時間波形を図3(a)に、
周波数スペクトル特性を図3(b)に各々示す。このパ
ルス列は、光帯域通過フィルタ2cに供給され、モード
ロックレーザ2bの発信中心波長と光帯域通過フィルタ
2cの通過帯域特性により、大域的アドレスλnが付加
されたパルス列として出力される。このようにして、使
用帯域が決められたパルス列は光符号器2dに供給さ
れ、小域的アドレスが全光学的に光符号として付加され
る。
【0028】そして、波長と符号により特定されるIP
アドレスがマッピングされた光パルス列は、パケット用
データ3′に従って強度変調器(EOM)2eにより変
調され、更に光増幅器2fで増幅され、IPパケット3
…として伝送路4へ送出される。
【0029】なお、本実施形態においては、光の属性と
して、使用帯域λを制限して大域的アドレスを、パルス
符号を付加して小域的アドレスを、各々送信用パケット
に付加するものとしたが、例えば、使用帯域λのみでア
ドレス情報を特定したり、パルス符号のみでアドレス情
報を特定したりするように構成することも可能である。
【0030】図4に示すのは、PLC型8チップ光バイ
ポーラ符号器より構成した光符号器2dの概略構成であ
る。なお、この光符号器2dは、光信号の符号化だけで
なく復号化にも用いることが可能である。
【0031】光符号器2dに入射された光パルスは、可
変光タップ41…と各可変光タップ41…を接続する光
遅延線42…の作用により、5psごとの遅延時間差を
持つ等強度の8つのチップパルスに分波される。分波さ
れた各チップパルスは、光位相器43…によって光キャ
リア位相に“0”または“π”の位相シフトが与えら
れ、合波器44により合波されることで8チップの光バ
イポーラ符号が生成される。ここで与えられる位相シフ
トの組み合わせが1つの符号に相当し、小域的アドレス
コードに応じて各光移相器43の制御を行うことで、所
望の光バイポーラ符号を生成できる。図5に示すのは、
生成した8チップの光バイポーラ符号の例である。半値
幅2psのパルスが5ps間隔で並び、それぞれ、0,
π,0,π,0,π,0,πのキャリア位相をもつ。
【0032】上記のようにしてアドレス情報の付加され
たIPパケットを受けるフォトニックIPルータ1の第
1実施形態を図6に示す。なお、伝送線路から入力され
たIPパケットが2つに分岐されて、振分制御部6とス
イッチ部7に送られるのは上述したとおりである。
【0033】振分制御部6に送られたIPパケットは、
さらに出力ポート数と同数(本実施形態においては3)
のアームに分波され、各アームにおいて、IPパケット
は光帯域通過フィルタ61a,61b,61cにより各
々周波数フィルタリングされ、光復号器62a,62
b,62cによるマッチトフィルタリングにより復号化
され、光検波器63a,63b,63cにより各々電気
信号に変換される。ここで、光復号器82a〜82cと
しては、上述したように、図4に示したPLC型8チッ
プ光バイポーラ符号器と同一の構造で実現可能である。
また、光帯域通過フィルタ61a,61b,61cと光
復号器62a,62b,62cをフォトニックプロセッ
サにより構成することで、アドレス情報の読取およびス
イッチ制御用信号の出力を全光学的に処理できる。
【0034】図7に示すのは、光復号器82a〜82c
から出力される復号信号波形の例である。復号器自身が
持つ符号と入力信号の符号とが一致した場合には、出力
波形は高いピークを持つ波形となり(図7(a)参
照)、符号器自身が持つ符号と入力信号の符号とが不一
致であった場合には、出力は径に高いピーク値は存在し
ない(図7(b)参照)。従って、入力されたIPパケ
ットのアドレス情報を記述している周波数λnが光帯域
通過フィルタ61a〜61cの通過帯域と一致し、更
に、入力されたIPパケットのアドレス情報を記述して
いる符号が光復号器82a〜82c自身の持つ符号と一
致した場合にのみ、高いピーク値を持つ光信号が復号器
82a〜cの何れか一つから出力されるのである。
【0035】一方、スイッチ部7に入力されたIPパケ
ットは、光遅延器71で振分制御部6との光路差に相当
する時間的遅延を与えられた後、3つのアームに分波さ
れ、各アームには各々光ゲート72a,72b,72c
が接続されている。なお、光ゲート72a〜72cは、
振分制御部6からスイッチ制御信号が入力された時だけ
ゲートが開き、それ以外は常にゲートを閉じておく1×
3光スイッチとして機能するもので、例えば、LiNb
3 強度変調器を各光ゲート(ON−OFFスイッチ)
として用いることができる。
【0036】上記のように構成したフォトニックIPル
ータ1において、第1アドレス情報の付加されたIPパ
ケットが入力された場合には、光復号器82aのみから
高いピーク値を持つ光信号が出力されることに基づいて
光検波器63aのみからスイッチ制御信号が出力されて
光ゲート72aが開いて第1出力ポートにIPパケット
が振り分けられる。また、第2アドレス情報の付加され
たIPパケットが入力された場合には、光復号器82b
のみから高いピーク値を持つ光信号が出力されることに
基づいて光検波器63bのみからスイッチ制御信号が出
力されて光ゲート72bが開いて第2出力ポートにIP
パケットが振り分けられる。同様に、第3アドレス情報
の付加されたIPパケットが入力された場合には、光復
号器82cのみから高いピーク値を持つ光信号が出力さ
れることに基づいて光検波器63cのみからスイッチ制
御信号が出力されて光ゲート72cが開いて第3出力ポ
ートにIPパケットが振り分けられる。
【0037】図8に示すのは、第2実施形態に係るフォ
トニックIPルータ1′の概略構成である。入力される
IPパケットのアドレス情報を復号化し、その復号化信
号に基づくスイッチ制御信号により光スイッチを制御す
るという技術手段を採用した点は、上述した第1実施形
態と同じであるが、フォトニックIPルータ1′におい
ては、入力された光信号のロスを抑制できる点に大きな
技術的特徴があり、以下、その構成を説明する。なお、
第1実施形態と同様の機能を有する構成要件には各々同
一符号を付して説明を省略する。
【0038】スイッチ制御部7′に入力されたIPパケ
ットは、光遅延器71で振分制御部6′との光路差に相
当する時間的遅延を与えられた後、第1光スイッチ73
aに入力され、IPパケットのアドレス情報が第1出力
ポートへの振分に相当していれば、振分制御部6′の光
検波器63aからスイッチ制御信号が入力されること
で、IPパケットは第1光スイッチ73aのAポートか
ら出力され、第1出力ポートに振り分けられる。
【0039】一方、IPパケットのアドレス情報が第1
出力ポートへの振分に相当していなかった場合には、振
分制御部6′の光検波器63aから第1光スイッチ73
aにはスイッチ制御信号が入力されないので、IPパケ
ットは第1光スイッチ73aのBポートから出力されて
第2光スイッチ73bへ至る。そして、IPパケットの
アドレス情報が第2出力ポートへの振分に相当していれ
ば、振分制御部6′の光検波器63bからスイッチ制御
信号が第2光スイッチ73bに入力されることで、IP
パケットは第2光スイッチ73bのAポートから出力さ
れ、第2出力ポートに振り分けられる。ここで、1×2
の光スイッチ(第1,第2光スイッチ73a,73b)
としては、LiNbO3 のマッハツェンダー型2出力強
度変調器を用いることができる。
【0040】なお、IPパケットのアドレス情報が第1
出力ポートへの振分にも第2出力ポートへの振分にも相
当しなかった場合には、第2光スイッチ73bのBポー
トから出力されて、第3出力ポートに振り分けられる。
【0041】上記した第2実施形態に係るフォトニック
IPルータ1′によれば、スイッチ制御部7′で1×2
光スイッチとしてON−OFFスイッチを用いているこ
とから、上述した第1実施形態に係るフォトニックIP
ルータ1の如く、スイッチ部7において常に2/3のエ
ネルギーを無駄にすることが無く、低損失のフォトニッ
クIPルータを構成できるという利点を有する。
【0042】図9に示すのは、第3実施形態に係るフォ
トニックIPルータ1″の概略構成である。入力される
IPパケットのアドレス情報を復号化し、その復号化信
号を用いて光スイッチを制御するという技術手段を採用
した点は、上述した第1実施形態および第2実施形態と
同じでああるが、フォトニックIPルータ1″において
は、光スイッチの制御を光信号のまま行うようにし、光
信号を電気信号に変換して光スイッチを制御することに
起因する動作遅延を抑制した点に大きな技術的特徴があ
り、以下、その構成を説明する。なお、第1実施形態お
よび第2実施形態と同様の機能を有する構成要件には各
々同一符号を付して説明を省略する。
【0043】フォトニックIPルータ1″において、ス
イッチ部7″に入ったIPパケットは、第1光サーキュ
レータ74aを介して第1非線形光ループ鏡(NOLM
#1)75aへ至る。この第1非線形光ループ鏡75a
は、第1方向性結合器76とループ状の光ファイバ77
と該光ファイバ77の適所に配される第2方向性結合器
78とから構成してあり、方向性結合器76に至ったI
Pパケットは、光ファイバ77を右回転する成分と左回
転する成分とに分波され、1回転した後に、第1方向性
結合器76で合波される。この第1方向性結合器76で
合波されたIPパケットは、通常時(第2方向性結合器
78に制御信号のない状態)には第1非線形光ループ鏡
75aの右側(入力と逆側)のアームに出力されるよう
に、予め設定しておく。
【0044】ここで、振分制御部6″の光帯域通過フィ
ルタ61aおよび光復号器62aによってアドレス情報
の読取およびスイッチ制御用信号の出力が行われると、
光信号のままスイッチ制御信号としてスイッチ部7″に
供給され、第1光遅延器71aを介して第1非線形光ル
ープ鏡75aの第2方向性結合器78へ至る。そして、
この第2方向性結合器78を介して、光ファイバ77を
右回転中の光波とタイミングをあわせスイッチ制御信号
を入力すると、相互位相変調によって右回転中の光信号
の位相が変化し、この位相変化により、第1方向性結合
器76で合波されたIPパケットは、第1非線形光ルー
プ鏡75aの左側(入力と同じ側)のアームに出力され
るようになる。
【0045】つまり、振分制御部6″から第1非線形光
ループ鏡75aへのスイッチ制御信号の有無によって、
第1非線形光ループ鏡75aから出力される光信号(I
Pパケット)が左右にスイッチされるので、フォトニッ
クIPルータ1″へ入力されたIPパケットのアドレス
情報が第1出力ポートへの振分に該当した場合には、第
1非線形光ループ鏡75aから再び第1光サーキュレー
タ74aへIPパケットが戻され、この第1光サーキュ
レータ74aによって第1出力ポート(OUT1)へ送
出されるのである。
【0046】一方、フォトニックIPルータ1″へ入力
されたIPパケットのアドレス情報が第1出力ポートへ
の振分に該当していなかった場合には、第1非線形光ル
ープ鏡75aの右側(入力と逆側)のアームへ送出さ
れ、第2光サーキュレータ74aを介して第2非線形光
ループ鏡(NOLM#2)75bへ至る。この第2非線
形光ループ鏡75bも、第1方向性結合器76とループ
状の光ファイバ77と該光ファイバ77の適所に配され
る第2方向性結合器78とから構成してあり、方向性結
合器76に至ったIPパケットは、光ファイバ77を右
回転する成分と左回転する成分とに分波され、1回転し
た後に、第1方向性結合器76で合波される。この第1
方向性結合器76で合波されたIPパケットも、通常時
(第2方向性結合器78に制御信号のない状態)には第
2非線形光ループ鏡75bの右側(入力と逆側)のアー
ムに出力されるように、予め設定しておく。
【0047】ここで、振分制御部6″の光帯域通過フィ
ルタ61bおよび光復号器62bによってアドレス情報
の読取およびスイッチ制御用信号の出力が行われると、
光信号のままスイッチ制御信号としてスイッチ部7″に
供給され、第2光遅延器71bを介して第2非線形光ル
ープ鏡75bの第2方向性結合器78へ至る。そして、
この第2方向性結合器78を介して、光ファイバ77を
右回転中の光波とタイミングをあわせスイッチ制御信号
を入力すると、相互位相変調によって右回転中の光信号
の位相が変化し、この位相変化により、第1方向性結合
器76で合波されたIPパケットは、第2非線形光ルー
プ鏡75bの左側(入力と同じ側)のアームに出力され
るようになる。
【0048】つまり、振分制御部6″から第2非線形光
ループ鏡75bへのスイッチ制御信号の有無によって、
第2非線形光ループ鏡75bから出力される光信号(I
Pパケット)が左右にスイッチされるので、フォトニッ
クIPルータ1″へ入力されたIPパケットのアドレス
情報が第2出力ポートへの振分に該当した場合には、第
2非線形光ループ鏡75bから再び第2光サーキュレー
タ74bへIPパケットが戻され、この第2光サーキュ
レータ74bによって第2出力ポート(OUT2)へ送
出されるのである。
【0049】なお、IPパケットのアドレス情報が第1
出力ポートへの振分にも第2出力ポートへの振分にも該
当しなかった場合には、第2非線形光ループ鏡75bの
右側(入力と逆側)のアームへ送出され、第3出力ポー
トに振り分けられる。
【0050】上述したように、第3実施形態に係るフォ
トニックIPルータ1″においては、非線形光ループ鏡
(NOLM)を光対光の1×2スイッチとして用いるこ
とで、スイッチ制御用信号を電気に変換することなく、
直接光でスイッチ制御が行うことが可能となり、電気回
路のボトルネックに依存しない超高速のフォトニックI
Pルーティングが実現可能となる。
【0051】上述した第1〜第3実施形態に係るフォト
ニックIPルータ1,1′,1″においては、何れも、
周波数帯域とパルス符号によってIPアドレスを生成す
るものとして示したが、IPパケットに付加するIPア
ドレスの生成法はこれに限定されるものではない。以下
に、周波数スペクトルを用いたIPアドレスの符号化/
復号化の具体例を説明する。
【0052】図10に示すのは、光パルスの周波数スペ
クトルに位相シフトを与えるための概略構成である。先
ず、入力された光パルスは第1全反射鏡101aと第1
回折格子102aで時空変換された後、第1フーリエレ
ンズ103aでフーリエ変換される。フーリエ変換によ
って形成された周波数スペクトル場に対し、特定の符号
パターンを持つマスク104で光位相のマスキング
(“0”または“π”の位相シフトを与える)を行う。
マスキングされた場を、第2フーリエレンズ103bで
逆フーリエ変換した後、第2回折格子102bと第2全
反射鏡101bで逆時空変換を行うことにより、周波数
スペクトル符号化が行われる。なお、上記と同様の方法
によって、周波数スペクトルに与えた位相シフトを回復
できるので、これと同様の構成で周波数スペクトルの復
号化にも対応できる。
【0053】また、図11に示すのは、光パルスの周波
数スペクトルに位相シフトを与えるための他の構成例で
ある。先ず、入力された光パルスは、第1AWG(ar
rayed−waveguide grating)1
11で周波数スペクトル成分に分解される。各周波数ス
ペクトル成分は各光相シフタ112…で、ある特定の符
号パターンに従った位相変化(“0”または“π”)を
与えられた後、第2AWG113で時間波形に再び変換
する事により、周波数スペクトル符号化が行われる。こ
の構成例においても、上記操作と同様の方法で、周波数
スペクトルに与えた位相シフトを回復できるので、同様
の構成で周波数スペクトルの復号化にも対応できる。
【0054】また、図12に示すのは、光パルスの周波
数スペクトルに位相シフトを与えるための他の構成例で
ある。先ず、入力された光パルスは、AWG121で周
波数スペクトル成分に分解される。各周波数スペクトル
成分は各光位相シフタ122…で、ある特定の符号パタ
ーンに従った位相変化(必要な変化量の半分に当たる
“0”または“π/2”)を与えられた後、全反射鏡1
23で反射され、再び各光位相シフタ122…で位相変
化を与えられた後、AWG121で時間波形に再び変換
する事により、周波数スペクトル符号化が行われる。こ
の構成例においても、上記操作と同様の方法で、周波数
スペクトルに与えた位相シフトを回復できるので、同様
の構成で周波数スペクトルの復号化にも対応できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るフ
ォトニックネットワークのパケットルーティング方法に
よれば、光の属性を用いて光符号化した送信先アドレス
情報をパケットに付加しておき、パケットを受けたフォ
トニックネットワークの各ノードでは、パケットのアド
レス情報を光学的相関演算によって識別し、その識別結
果に基づいてパケットの出力経路を切り換えるものとし
たので、アドレス情報を電気信号に変換してアドレス情
報に応じた出力経路へ切り換えていた旧来のパケットル
ーティング方法よりも高速なパケットルーティングを行
うことが可能となる。そして、請求項1に係るパケット
ルーティング方法は、フォトニック技術を転送機能にま
で活用可能としたので、超高速・高機能なフォトニック
ネットワークを実現するための、基盤技術としても幅広
い利用が期待される。
【0056】また、請求項6に係るフォトニックネット
ワーク用パケットルータによれば、光の属性を用いて光
符号化した送信先アドレス情報が付加されたパケットを
分岐手段により振り分け制御手段とスイッチ手段とに2
分岐して供給し、分岐手段により分岐された一方のパケ
ットを受けた振分制御手段は、当該パケットのアドレス
情報を光学的相関演算によって識別し、その識別結果に
基づいて振分制御信号を出力し、分岐手段により分岐さ
れた他方のパケットを受けたスイッチ手段は、振分制御
手段からの振分制御信号に基づいて当該パケットの出力
経路を切り換えるので、アドレス情報を電気信号に変換
してアドレス情報に応じた出力経路へ切り換えていた旧
来のパケットルータよりも高速なパケットルーティング
を行うことが可能となる。そして、請求項6に係るパケ
ットルータを、フォトニックネットワーク上の各ノード
に用いることで、超高速・高機能なフォトニックネット
ワークの実現を期せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフォトニックIPルータを含むフ
ォトニックネットワークの概念図である。
【図2】IPアドレスを付加したIPパケットを送出す
る送信機の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図3】(a)生成されたパルス列の時間波形特性図で
ある。 (b)生成された信号の周波数スペクトル特性図であ
る。
【図4】光符号器および光復号器として機能するPLC
型8チップ光バイポーラ符号器の概略構成を示す機能ブ
ロック図である。
【図5】図4のPLC型8チップ光バイポーラ符号器に
より生成された8チップの光バイポーラ符号の特性図で
ある。
【図6】第1実施形態に係るフォトニックIPルータの
概略構成を示す機能ブロック図である。
【図7】(a)復号器自身が持つ符号と入力信号の符号
とが一致した場合に光復号器から出力される復号信号波
形の特性図である。 (b)復号器自身が持つ符号と入力信号の符号とが一致
しなかった場合に光復号器から出力される復号信号波形
の特性図である。
【図8】第2実施形態に係るフォトニックIPルータの
概略構成を示す機能ブロック図である。
【図9】第3実施形態に係るフォトニックIPルータの
概略構成を示す機能ブロック図である。
【図10】光パルスの周波数スペクトルに位相シフトを
与える第1例を示す概略構成図である。
【図11】光パルスの周波数スペクトルに位相シフトを
与える第2例を示す概略構成図である。
【図12】光パルスの周波数スペクトルに位相シフトを
与える第3例を示す概略構成図である。
【図13】従来のフォトニックIPルーティング(出力
3ポート)の概念図である。
【図14】従来のフォトニックIPルータの概略構成を
示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 フォトニックIPルータ 4 伝送路 5a 伝送路 5b 伝送路 5c 伝送路 6 振分制御手段 7 スイッチ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/06 Fターム(参考) 5K002 AA01 BA02 BA04 BA05 BA06 BA13 CA13 CA14 DA02 DA03 DA05 FA01 5K030 GA01 HA08 HC01 JL03 KX20 LB05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを伝送線路として用い多地点
    間の情報伝送を行うフォトニックネットワークで送信先
    アドレス情報の付加されたパケットを伝送する際に、複
    数のトランクラインが結合するノードにおいてパケット
    を適切なトランクラインに振り分けるフォトニックネッ
    トワークのパケットルーティング方法において、 パケットに付加する送信先アドレス情報は、光の属性を
    用いて光符号化しておき、 フォトニックネットワークの各ノードでは、パケットの
    アドレス情報を光学的相関演算によって識別し、その識
    別結果に基づいてパケットの出力経路を切り換えるよう
    にしたことを特徴とするフォトニックネットワークのパ
    ケットルーティング方法。
  2. 【請求項2】 パケットに付加する送信先アドレス情報
    の光符号化は、 パルス光源から出力される波長λのコヒーレントな光パ
    ルスを分波し、チップ数N(但し、N≧2)の光チップ
    パルスに分割し、光チップパルス間に一定の遅延時間差
    を与え、各光チップパルスのもつ光キャリア位相に
    “0”または“π”の位相シフトを与えた後、全ての光
    チップパルスを再度合波することによって、特定の中心
    周波数λと位相の組み合わせを持つ光符号に相当する光
    チップパルス列を全光学的に生成するものとし、 フォトニックネットワークの各ノードでは、 光符号に相当する光チップパルス列を光周波数フィルタ
    リングにより分波し、各光チップパルス列に対して光符
    号化と逆の操作を施すことによって、光チップパルスの
    遅延および位相を回復した後、全ての光チップパルスを
    再度合波することにより光学的相関演算を行い、生成さ
    れる自己相関関数の中心ピーク値にしきい値処理を施
    し、“0”または“1”のビット列を全光学的に再生す
    ることでアドレス情報を復号化し、復号化したビット列
    を伝送路切換用の信号として光スイッチを制御すること
    により、光スイッチの伝送路切換制御を行う、 ものとしたことを特徴とする請求項1に記載のフォトニ
    ックネットワークにおけるパケットルーティング方法。
  3. 【請求項3】 パケットに付加する送信先アドレス情報
    の光符号化は、 パルス光源から出力される波長λのコヒーレントな光パ
    ルスに対し、時間波形のフーリエ変換を行い、生成され
    る周波数スペクトル場各成分の位相に対し“0”または
    “π”の変化を、特定の符号に相当する組み合わせとし
    て与えた後、フーリエ変換時と同様の方法で、逆フーリ
    エ変換を行うことにより、スペクトル上で符号化された
    光符号を生成するものとし、 フォトニックネットワークの各ノードでは、 スペクトル上で符号化された光符号に対して、符号化と
    逆の操作を施すことによって、周波数スペクトル各成分
    の位相に与えられた変化を回復し、再生された単パルス
    に対してしきい値処理を施し、“0”または“1”のビ
    ット列を再生することにより、アドレス情報を復号化
    し、復号化したビット列を伝送路切換用の信号として光
    スイッチを制御することにより、光スイッチの伝送路切
    換制御を行う、 ものとしたことを特徴とする請求項1に記載のフォトニ
    ックネットワークのパケットルーティング方法。
  4. 【請求項4】 時間波形のフーリエ変換には、回折格子
    とフーリエレンズを用いるものとしたことを特徴とする
    請求項3に記載のフォトニックネットワークのパケット
    ルーティング方法。
  5. 【請求項5】 時間波形のフーリエ変換には、AWG
    (arrayed−waveguide gratin
    g)を用いるものとしたことを特徴とする請求項3に記
    載のフォトニックネットワークのパケットルーティング
    方法。
  6. 【請求項6】 光ファイバを伝送線路として用い多地点
    間の情報伝送を行うフォトニックネットワークで送信先
    アドレス情報の付加されたパケットを伝送する際に、複
    数のトランクラインが結合するノードに設けられ、パケ
    ットを適切なトランクラインに振り分けるフォトニック
    ネットワーク用パケットルータにおいて、 光の属性を用いて光符号化された送信先アドレス情報の
    付加されたパケットが入力されると、このパケットを2
    分岐する分岐手段と、 上記分岐手段により分岐された一方のパケットを受け、
    当該パケットのアドレス情報を光学的相関演算によって
    識別し、その識別結果に基づいて振分制御信号を出力す
    る振分制御手段と、 上記分岐手段により分岐された他方のパケットを受け、
    上記振分制御手段からの振分制御信号に基づいて当該パ
    ケットの出力経路を切り換えるスイッチ手段と、 を備えることを特徴とするフォトニックネットワーク用
    パケットルータ。
  7. 【請求項7】 パルス光源から出力される波長λのコヒ
    ーレントな光パルスを分波し、チップ数N(但し、N≧
    2)の光チップパルスに分割し、光チップパルス間に一
    定の遅延時間差を与え、各光チップパルスのもつ光キャ
    リア位相に“0”または“π”の位相シフトを与えた
    後、全ての光チップパルスを再度合波することによって
    生成された特定の中心周波数λと位相の組み合わせを持
    つ光符号に相当する光チップパルス列が、送信先アドレ
    ス情報として付加されたパケットが分岐手段により2分
    岐されるものとし、 上記振分制御手段は、 光符号に相当する光チップパルス列を光周波数フィルタ
    リングにより分波するフィルタ手段と、 各光チップパルス列に対して光符号化と逆の操作を施す
    ことによって、光チップパルスの遅延および位相を回復
    した後、全ての光チップパルスを再度合波することによ
    り光学的相関演算を行い、生成される自己相関関数の中
    心ピーク値にしきい値処理を施し、“0”または“1”
    のビット列を全光学的に再生することでアドレス情報を
    復号化する復号化手段と、 を備え、 上記スイッチ手段は、 入力されたパケットをN個の伝送路の何れかに振り分け
    る光スイッチを備え、 上記振分制御手段の復号化手段により復号化されたビッ
    ト列を伝送路切換用の信号として、スイッチ手段の光ス
    イッチを制御することにより、光スイッチの伝送路切換
    制御を行うようにしたことを特徴とする請求項6に記載
    のフォトニックネットワーク用パケットルータ。
  8. 【請求項8】 パルス光源から出力される波長λのコヒ
    ーレントな光パルスに対し、時間波形のフーリエ変換を
    行い、生成される周波数スペクトル場各成分の位相に対
    し“0”または“π”の変化を、特定の符号に相当する
    組み合わせとして与えた後、フーリエ変換時と同様の方
    法で、逆フーリエ変換を行うことにより、スペクトル上
    で符号化された光符号が、送信先アドレス情報として付
    加されたパケットが分岐手段により2分岐されるものと
    し、 上記振分制御手段は、 スペクトル上で符号化された光符号に対して、符号化と
    逆の操作を施すことによって、周波数スペクトル各成分
    の位相に与えられた変化を回復し、再生された単パルス
    に対してしきい値処理を施し、“0”または“1”のビ
    ット列を再生することにより、アドレス情報を復号化す
    る復号化手段を備え、 上記スイッチ手段は、 入力されたパケットをN個(但し、N≧2)の伝送路の
    何れかに振り分ける光スイッチを備え、 上記振分制御手段の復号化手段により復号化されたビッ
    ト列を伝送路切換用の信号として、スイッチ手段の光ス
    イッチを制御することにより、光スイッチの伝送路切換
    制御を行うようにしたことを特徴とする請求項6に記載
    のフォトニックネットワーク用パケットルータ。
  9. 【請求項9】 上記振分制御手段の復号化手段が行う時
    間波形のフーリエ変換には、回折格子とフーリエレンズ
    を用いるものとしたことを特徴とする請求項8に記載の
    フォトニックネットワーク用パケットルータ。
  10. 【請求項10】 上記振分制御手段の復号化手段が行う
    時間波形のフーリエ変換には、AWG(arrayed
    −waveguide grating)を用いるもの
    としたことを特徴とする請求項8に記載のフォトニック
    ネットワーク用パケットルータ。
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