JP2001177458A - 適応アレーアンテナ送受信装置及びその校正方法 - Google Patents
適応アレーアンテナ送受信装置及びその校正方法Info
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- JP2001177458A JP2001177458A JP36095899A JP36095899A JP2001177458A JP 2001177458 A JP2001177458 A JP 2001177458A JP 36095899 A JP36095899 A JP 36095899A JP 36095899 A JP36095899 A JP 36095899A JP 2001177458 A JP2001177458 A JP 2001177458A
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は送信機の送信周波数と受信機の受信
周波数とが異なる適応アレーアンテナ送受信装置におい
てアレーアンテナに接続される送信機及び受信機の双方
を個別にかつ簡易に校正可能にすることを目的とする。 【解決手段】 アレーアンテナに接続された受信機の受
信周波数f2と送信周波数f1とが異なる適応アレーア
ンテナ送受信装置において少なくとも2つのアンテナ素
子11から等距離の位置に配置された校正アンテナ31
と受信周波数f2と同じ周波数の信号を校正アンテナ3
1に印加する校正送信機34と送信周波数f1と同じ周
波数の信号を校正アンテナ31を介して受信する校正受
信機33と送信機13からの信号を校正受信機33で受
信して得られる第1の振幅・位相値と校正送信機34か
らの信号を受信機14で受信して得られた第2の振幅・
位相値とに基づいてブランチ間の校正値を求める校正演
算手段25とを設けた。
周波数とが異なる適応アレーアンテナ送受信装置におい
てアレーアンテナに接続される送信機及び受信機の双方
を個別にかつ簡易に校正可能にすることを目的とする。 【解決手段】 アレーアンテナに接続された受信機の受
信周波数f2と送信周波数f1とが異なる適応アレーア
ンテナ送受信装置において少なくとも2つのアンテナ素
子11から等距離の位置に配置された校正アンテナ31
と受信周波数f2と同じ周波数の信号を校正アンテナ3
1に印加する校正送信機34と送信周波数f1と同じ周
波数の信号を校正アンテナ31を介して受信する校正受
信機33と送信機13からの信号を校正受信機33で受
信して得られる第1の振幅・位相値と校正送信機34か
らの信号を受信機14で受信して得られた第2の振幅・
位相値とに基づいてブランチ間の校正値を求める校正演
算手段25とを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、適応アレーアンテ
ナを用いて無線信号の送受信を行う適応アレーアンテナ
送受信装置に関し、特に、FDD(Frequency Division
Duplex)方式のように送信と受信とで互いに異なる周
波数の信号を用いる通信システムにおいて、アンテナ,
給電線及び送受信機を含めたブランチ間の振幅及び位相
差を、遠方界からの情報を用いることなく、送信部及び
受信部のそれぞれについて個別に自動校正するための適
応アレーアンテナ送受信装置及びその校正方法に関す
る。
ナを用いて無線信号の送受信を行う適応アレーアンテナ
送受信装置に関し、特に、FDD(Frequency Division
Duplex)方式のように送信と受信とで互いに異なる周
波数の信号を用いる通信システムにおいて、アンテナ,
給電線及び送受信機を含めたブランチ間の振幅及び位相
差を、遠方界からの情報を用いることなく、送信部及び
受信部のそれぞれについて個別に自動校正するための適
応アレーアンテナ送受信装置及びその校正方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯電話やPHS(Personal Han
dyphone System)などの爆発的な移動通信の普及に伴っ
て、限られた周波数帯においてできる限り多くの加入者
の通信チャネルを確保することが必要になってきてい
る。そのため、移動通信では多数の加入者に対して、必
要に応じて特定のチャネルを割り当てる方法(マルチチ
ャネルアクセス方式とよぶ)を採用することが現在の主
流になっている。
dyphone System)などの爆発的な移動通信の普及に伴っ
て、限られた周波数帯においてできる限り多くの加入者
の通信チャネルを確保することが必要になってきてい
る。そのため、移動通信では多数の加入者に対して、必
要に応じて特定のチャネルを割り当てる方法(マルチチ
ャネルアクセス方式とよぶ)を採用することが現在の主
流になっている。
【0003】セルラーシステムやPHSなどに代表され
る現在の移動通信システムでは、マルチチャネルアクセ
ス方式として、主に時分割多重化(Time Division Mult
ipleAccess:TDMA)方式が採用されている。その中
でも、携帯電話のシステムの代表とされるGSM(Globa
l System for Mobile Communications)やPDC(Person
al Digital Cellular Telecommunication System)で
は、通話エリアを拡大するためにFDD方式を採用して
いる。
る現在の移動通信システムでは、マルチチャネルアクセ
ス方式として、主に時分割多重化(Time Division Mult
ipleAccess:TDMA)方式が採用されている。その中
でも、携帯電話のシステムの代表とされるGSM(Globa
l System for Mobile Communications)やPDC(Person
al Digital Cellular Telecommunication System)で
は、通話エリアを拡大するためにFDD方式を採用して
いる。
【0004】ところで、無線区間で周波数の利用効率を
高めるためには、隣接セルからの干渉波の影響を低減す
ることが必要である。干渉波を低減する技術としては、
アダプティブアレーアンテナが知られている。この種の
技術は、例えば文献「Monzingo et al., “Introductio
n to Adaptive Array”, Jone Willy & Sons New York,
1980」に開示されている。
高めるためには、隣接セルからの干渉波の影響を低減す
ることが必要である。干渉波を低減する技術としては、
アダプティブアレーアンテナが知られている。この種の
技術は、例えば文献「Monzingo et al., “Introductio
n to Adaptive Array”, Jone Willy & Sons New York,
1980」に開示されている。
【0005】アダプティブアレーアンテナにおいては、
アレー状に配列した複数のアンテナ素子によってアレー
アンテナを構成する。そして、アレーアンテナの各ブラ
ンチ毎に、入力された信号に対して振幅と位相を重みづ
けしてアレーアンテナの放射パターンを制御する。すな
わち、干渉波の方向にアレーアンテナの放射パターンの
ヌルを形成し、干渉波の影響を低減する。
アレー状に配列した複数のアンテナ素子によってアレー
アンテナを構成する。そして、アレーアンテナの各ブラ
ンチ毎に、入力された信号に対して振幅と位相を重みづ
けしてアレーアンテナの放射パターンを制御する。すな
わち、干渉波の方向にアレーアンテナの放射パターンの
ヌルを形成し、干渉波の影響を低減する。
【0006】従来例では、アダプティブアレーアンテナ
とFDDシステムとを組み合わせた装置は図13に示す
ように構成される。近年、アダプティブアレーで必要と
される振幅と位相の制御は、制御の容易さや柔軟性など
を考慮して、ベースバンドでDSP(Digital Signal Pr
ocessor)などの演算器を用いたディジタル信号処理で実
現することが一般的な方法とされている。この事実は、
例えば文献「T. Ohgane, et al., “A Implementation
of aCMA Adaptive array for high speed GMSK transmi
ssion in mobile communications”, IEEE Trans. VT-4
2, No.3, pp.282-288, August 1993」に開示されてい
る。
とFDDシステムとを組み合わせた装置は図13に示す
ように構成される。近年、アダプティブアレーで必要と
される振幅と位相の制御は、制御の容易さや柔軟性など
を考慮して、ベースバンドでDSP(Digital Signal Pr
ocessor)などの演算器を用いたディジタル信号処理で実
現することが一般的な方法とされている。この事実は、
例えば文献「T. Ohgane, et al., “A Implementation
of aCMA Adaptive array for high speed GMSK transmi
ssion in mobile communications”, IEEE Trans. VT-4
2, No.3, pp.282-288, August 1993」に開示されてい
る。
【0007】したがって、ベースバンドの制御でアダプ
ティブアレーアンテナを実現する場合には、アレーアン
テナの各ブランチ毎に送信機及び受信機が必要になる。
このようなアダプティブアレーアンテナで用いる送信機
および受信機については、それらの振幅及び位相が各ブ
ランチ間で等しいことが理想的である。しかし、実際に
は電力増幅器などの高周波回路やケーブルの個体差、設
置場所の温度特性の変動などによって振幅や位相がブラ
ンチ間で異なることが多い。
ティブアレーアンテナを実現する場合には、アレーアン
テナの各ブランチ毎に送信機及び受信機が必要になる。
このようなアダプティブアレーアンテナで用いる送信機
および受信機については、それらの振幅及び位相が各ブ
ランチ間で等しいことが理想的である。しかし、実際に
は電力増幅器などの高周波回路やケーブルの個体差、設
置場所の温度特性の変動などによって振幅や位相がブラ
ンチ間で異なることが多い。
【0008】このような振幅や位相の誤差の影響によ
り、アダプティブアレーアンテナの放射パターンには、
理想的な放射パターンに対してヌルの低下やサイドロー
ブの上昇が生じ、アダプティブアレーアンテナの本来持
つ干渉波抑圧特性を劣化させる要因となっている。この
事実は、例えば文献「J. Litva et al., “Digital Bea
mforming in Wireless Communications”, Artech Hous
e Publishers, 1996.」に開示されている。
り、アダプティブアレーアンテナの放射パターンには、
理想的な放射パターンに対してヌルの低下やサイドロー
ブの上昇が生じ、アダプティブアレーアンテナの本来持
つ干渉波抑圧特性を劣化させる要因となっている。この
事実は、例えば文献「J. Litva et al., “Digital Bea
mforming in Wireless Communications”, Artech Hous
e Publishers, 1996.」に開示されている。
【0009】この現象の一例について、図10及び図1
1を参照して説明する。図10はアレーアンテナの構成
及び指向パターンを示し、図11は振幅及び位相誤差と
ヌル深度の関係を示している。すなわち、図10に示す
3素子円形配列のアレーアンテナの各素子に図10に示
す振幅及び位相を理想条件として与えた場合を基準と
し、各素子の振幅及び位相が基準となる理想条件からず
れた場合の放射パターンのヌル深度が図11に表されて
いる。
1を参照して説明する。図10はアレーアンテナの構成
及び指向パターンを示し、図11は振幅及び位相誤差と
ヌル深度の関係を示している。すなわち、図10に示す
3素子円形配列のアレーアンテナの各素子に図10に示
す振幅及び位相を理想条件として与えた場合を基準と
し、各素子の振幅及び位相が基準となる理想条件からず
れた場合の放射パターンのヌル深度が図11に表されて
いる。
【0010】理想的な条件においては、図10に示す1
80度方向にヌルを有する放射パターンが形成され、ヌ
ル深度も非常に大きくなる。しかし、各素子の振幅及び
位相が基準となる理想条件からずれた場合には、アレー
アンテナの放射パターンが劣化し、振幅誤差及び位相誤
差に応じて図11のようにヌル深度が低下する。したが
って、送信周波数と受信周波数とが異なるFDDシステ
ムを採用する場合には、アダプティブアレーアンテナの
送信の放射パターンと受信の放射パターンとを一致させ
るために、アレーアンテナの各ブランチ間の振幅と位相
を校正する技術が必要になる。また、FDDシステムに
アダプティブアレーアンテナを適用する場合には、送信
と受信の周波数が異なるため、受信時に求められたアダ
プティブアレーアンテナの各素子の重み係数をそのまま
送信時に適用することはできない。
80度方向にヌルを有する放射パターンが形成され、ヌ
ル深度も非常に大きくなる。しかし、各素子の振幅及び
位相が基準となる理想条件からずれた場合には、アレー
アンテナの放射パターンが劣化し、振幅誤差及び位相誤
差に応じて図11のようにヌル深度が低下する。したが
って、送信周波数と受信周波数とが異なるFDDシステ
ムを採用する場合には、アダプティブアレーアンテナの
送信の放射パターンと受信の放射パターンとを一致させ
るために、アレーアンテナの各ブランチ間の振幅と位相
を校正する技術が必要になる。また、FDDシステムに
アダプティブアレーアンテナを適用する場合には、送信
と受信の周波数が異なるため、受信時に求められたアダ
プティブアレーアンテナの各素子の重み係数をそのまま
送信時に適用することはできない。
【0011】したがって、通常、アダプティブアレーア
ンテナの送信時の重み係数を決定するためには、受信時
になんらかの到来方向推定技術を用いて所望信号及び干
渉信号の方向を推定する必要があり、これらの方向の情
報を用いて送信時の重み係数を決定し放射パターンを制
御することになる。このため、FDDシステムにアダプ
ティブアレーを適用するためには、受信時及び送信時に
それぞれ個別の校正を行う必要がある。更に、FDDシ
ステムでは送信周波数と受信周波数とが異なるが、周波
数が変わるとアンテナ素子の特性も変化するので、送信
と受信とでアンテナ素子間の校正を個別に行う必要があ
る。
ンテナの送信時の重み係数を決定するためには、受信時
になんらかの到来方向推定技術を用いて所望信号及び干
渉信号の方向を推定する必要があり、これらの方向の情
報を用いて送信時の重み係数を決定し放射パターンを制
御することになる。このため、FDDシステムにアダプ
ティブアレーを適用するためには、受信時及び送信時に
それぞれ個別の校正を行う必要がある。更に、FDDシ
ステムでは送信周波数と受信周波数とが異なるが、周波
数が変わるとアンテナ素子の特性も変化するので、送信
と受信とでアンテナ素子間の校正を個別に行う必要があ
る。
【0012】従来より、各送信機及び受信機の振幅や位
相を校正する場合には、装置に内蔵した発振器が出力す
る校正用の基準信号を用いる。この種の技術は、例えば
文献「H. Steyscal et al., “Digital Beamforming fo
r Raders”, Microwave Journal, vol.32, No.1, pp.12
1-136.」に開示されている。このような従来例の構成回
路を図12に示す。図12の構成回路を用いる場合の校
正手順は次の通りである。
相を校正する場合には、装置に内蔵した発振器が出力す
る校正用の基準信号を用いる。この種の技術は、例えば
文献「H. Steyscal et al., “Digital Beamforming fo
r Raders”, Microwave Journal, vol.32, No.1, pp.12
1-136.」に開示されている。このような従来例の構成回
路を図12に示す。図12の構成回路を用いる場合の校
正手順は次の通りである。
【0013】(1)基準信号発生器からの基準信号を、
分岐手段であるカップラを介して各ブランチの受信機に
各ブランチに共通の信号として送る。各ブランチの受信
機で得られる値と基準値とを用いて各受信機の校正値を
求める。予め定めた特定のブランチの受信機が検出した
値を前記基準値として用いる。 (2)送信機から出力した信号をスイッチと減衰器(ア
ッテネータ)を介して受信機に送り、各ブランチ毎に得
られた値と基準値とを用いて送受信全体の校正値をブラ
ンチ毎に求める。ここで用いる基準値は、前記(1)で受
信機の校正値を求める際に基準としたブランチの受信機
で得られた値である。
分岐手段であるカップラを介して各ブランチの受信機に
各ブランチに共通の信号として送る。各ブランチの受信
機で得られる値と基準値とを用いて各受信機の校正値を
求める。予め定めた特定のブランチの受信機が検出した
値を前記基準値として用いる。 (2)送信機から出力した信号をスイッチと減衰器(ア
ッテネータ)を介して受信機に送り、各ブランチ毎に得
られた値と基準値とを用いて送受信全体の校正値をブラ
ンチ毎に求める。ここで用いる基準値は、前記(1)で受
信機の校正値を求める際に基準としたブランチの受信機
で得られた値である。
【0014】(3)前記(2)で求めた送受信全体の校正
値から前記(1)で求めた受信機の校正値を差し引き、各
送信機の校正値を求める。 上記のように、図12の校正回路を用いることにより、
装置内でアレーアンテナの各ブランチ間の振幅及び位相
を校正できる。
値から前記(1)で求めた受信機の校正値を差し引き、各
送信機の校正値を求める。 上記のように、図12の校正回路を用いることにより、
装置内でアレーアンテナの各ブランチ間の振幅及び位相
を校正できる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、FDD
システムの場合には送信機と受信機の周波数が異なるた
め、送信機の出力する信号を受信機で測定することがで
きず、図12に示されるような校正回路を用いても、上
記(2)の手順を実行できない。したがって、従来の校正
回路を用いる場合には、受信機の校正だけしか行うこと
ができず、送信機側の振幅誤差及び位相誤差を解消でき
ないという問題が生じる。また、このような校正回路は
装置間の校正を実現するものであって、それだけではア
ンテナ素子間の校正を行うことはできない。
システムの場合には送信機と受信機の周波数が異なるた
め、送信機の出力する信号を受信機で測定することがで
きず、図12に示されるような校正回路を用いても、上
記(2)の手順を実行できない。したがって、従来の校正
回路を用いる場合には、受信機の校正だけしか行うこと
ができず、送信機側の振幅誤差及び位相誤差を解消でき
ないという問題が生じる。また、このような校正回路は
装置間の校正を実現するものであって、それだけではア
ンテナ素子間の校正を行うことはできない。
【0016】一方、アンテナ素子の振幅及び位相のばら
つきも含めてアレーアンテナ装置の各ブランチ間の振幅
及び位相を校正する場合には、遠方界から到来する信号
を受信するか、あるいは遠方界でアレーアンテナの送信
する信号を受信し、各ブランチ毎に移相器を用いて位相
を順次に回転させる方法が用いられる。この技術は、素
子電界ベクトル回転方法と呼ばれ、例えば文献「真野,
片木,“フェーズドアレーアンテナの素子振幅位相測定
法”,電子情報通信学会論文誌(B),Vol. J-65-B,N
o.5,pp.555-560」に開示されている。
つきも含めてアレーアンテナ装置の各ブランチ間の振幅
及び位相を校正する場合には、遠方界から到来する信号
を受信するか、あるいは遠方界でアレーアンテナの送信
する信号を受信し、各ブランチ毎に移相器を用いて位相
を順次に回転させる方法が用いられる。この技術は、素
子電界ベクトル回転方法と呼ばれ、例えば文献「真野,
片木,“フェーズドアレーアンテナの素子振幅位相測定
法”,電子情報通信学会論文誌(B),Vol. J-65-B,N
o.5,pp.555-560」に開示されている。
【0017】ところが、例えば移動通信においては、各
基地局が必ずしも規則的に配置されるとは限らず、通話
エリアの不感地を解消するためやトラヒックの増大に応
じて適宜決定した位置に各基地局が配置されるのが一般
的である。移動通信の各基地局に上記の素子電界ベクト
ル回転方法を適用する場合には、基地局と基準局とが見
通しになる条件を満たす必要がある。したがって、移動
通信などの環境下においては、アレーアンテナの各ブラ
ンチ間の振幅及び位相をできる限り装置内で校正できる
のが望ましい。
基地局が必ずしも規則的に配置されるとは限らず、通話
エリアの不感地を解消するためやトラヒックの増大に応
じて適宜決定した位置に各基地局が配置されるのが一般
的である。移動通信の各基地局に上記の素子電界ベクト
ル回転方法を適用する場合には、基地局と基準局とが見
通しになる条件を満たす必要がある。したがって、移動
通信などの環境下においては、アレーアンテナの各ブラ
ンチ間の振幅及び位相をできる限り装置内で校正できる
のが望ましい。
【0018】本発明は、送信機の送信周波数と受信機の
受信周波数とが異なる適応アレーアンテナ送受信装置に
おいて、アレーアンテナに接続される送信機及び受信機
の双方を個別にかつ簡易に校正可能にすることを目的と
する。
受信周波数とが異なる適応アレーアンテナ送受信装置に
おいて、アレーアンテナに接続される送信機及び受信機
の双方を個別にかつ簡易に校正可能にすることを目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1は、複数のアン
テナ素子で構成されるアレーアンテナと、前記アレーア
ンテナのアンテナ素子数と同数の送信機及び受信機と、
前記各アンテナ素子に前記送信機及び受信機をそれぞれ
接続する送受共用手段と、前記複数の受信機に各アンテ
ナ素子からそれぞれ入力される信号に対して振幅及び位
相の重み付けを行って複数の受信機の出力を合成するこ
とにより前記アレーアンテナの放射パターンを制御する
指向性制御演算回路とを備えるとともに、前記受信機の
受信周波数と前記アレーアンテナの送信周波数とが異な
る適応アレーアンテナ送受信装置において、前記アレー
アンテナに含まれる少なくとも2つのアンテナ素子から
等距離の位置に配置された校正アンテナと、前記受信周
波数と同じ周波数の送信信号を前記校正アンテナに印加
する校正送信機と、前記送信周波数と同じ周波数の信号
を前記校正アンテナを介して受信する校正受信機と、前
記送信機からアンテナ素子を介して送信された信号を、
前記校正アンテナを介して前記校正受信機で受信して得
られる第1の振幅・位相値と、前記校正送信機から前記
校正アンテナを介して送信された信号を、前記アンテナ
素子を介して前記受信機で受信して得られた第2の振幅
・位相値とに基づいて、前記アレーアンテナのブランチ
間の校正値を求める校正演算手段とを設けたことを特徴
とする。
テナ素子で構成されるアレーアンテナと、前記アレーア
ンテナのアンテナ素子数と同数の送信機及び受信機と、
前記各アンテナ素子に前記送信機及び受信機をそれぞれ
接続する送受共用手段と、前記複数の受信機に各アンテ
ナ素子からそれぞれ入力される信号に対して振幅及び位
相の重み付けを行って複数の受信機の出力を合成するこ
とにより前記アレーアンテナの放射パターンを制御する
指向性制御演算回路とを備えるとともに、前記受信機の
受信周波数と前記アレーアンテナの送信周波数とが異な
る適応アレーアンテナ送受信装置において、前記アレー
アンテナに含まれる少なくとも2つのアンテナ素子から
等距離の位置に配置された校正アンテナと、前記受信周
波数と同じ周波数の送信信号を前記校正アンテナに印加
する校正送信機と、前記送信周波数と同じ周波数の信号
を前記校正アンテナを介して受信する校正受信機と、前
記送信機からアンテナ素子を介して送信された信号を、
前記校正アンテナを介して前記校正受信機で受信して得
られる第1の振幅・位相値と、前記校正送信機から前記
校正アンテナを介して送信された信号を、前記アンテナ
素子を介して前記受信機で受信して得られた第2の振幅
・位相値とに基づいて、前記アレーアンテナのブランチ
間の校正値を求める校正演算手段とを設けたことを特徴
とする。
【0020】請求項1においては、校正受信機の受信周
波数が校正対象のアレーアンテナにおける送信周波数と
同一であるため、前記各送信機からアンテナ素子を介し
て送信された信号を、それぞれ校正アンテナを介して校
正受信機で受信して第1の振幅・位相値を得ることがで
きる。この第1の振幅・位相値には、各送信機の成分
と、校正受信機の成分と、それらの間の伝搬路でそれぞ
れ生じる振幅・位相成分とが含まれている。しかし、同
一の校正受信機を全てのブランチで共通に利用するの
で、ブランチ間の相対値を求める場合には、校正受信機
の振幅・位相成分をうち消すことができる。
波数が校正対象のアレーアンテナにおける送信周波数と
同一であるため、前記各送信機からアンテナ素子を介し
て送信された信号を、それぞれ校正アンテナを介して校
正受信機で受信して第1の振幅・位相値を得ることがで
きる。この第1の振幅・位相値には、各送信機の成分
と、校正受信機の成分と、それらの間の伝搬路でそれぞ
れ生じる振幅・位相成分とが含まれている。しかし、同
一の校正受信機を全てのブランチで共通に利用するの
で、ブランチ間の相対値を求める場合には、校正受信機
の振幅・位相成分をうち消すことができる。
【0021】また、校正アンテナを2つのアンテナ素子
から等距離の位置に配置して測定を行うので、2つのブ
ランチの各送信機と校正受信機との間の伝搬路でそれぞ
れ生じる振幅・位相成分も同一になり、ブランチ間の相
対値を求める場合には、各送信機の振幅・位相成分だけ
を抽出して校正値として利用することができる。また、
請求項1では校正送信機の送信周波数が校正対象のアレ
ーアンテナに接続された各受信機の受信周波数と同一で
あるため、校正送信機から前記校正アンテナを介して送
信された信号を、前記アンテナ素子を介して各受信機で
受信して第2の振幅・位相値を得ることができる。
から等距離の位置に配置して測定を行うので、2つのブ
ランチの各送信機と校正受信機との間の伝搬路でそれぞ
れ生じる振幅・位相成分も同一になり、ブランチ間の相
対値を求める場合には、各送信機の振幅・位相成分だけ
を抽出して校正値として利用することができる。また、
請求項1では校正送信機の送信周波数が校正対象のアレ
ーアンテナに接続された各受信機の受信周波数と同一で
あるため、校正送信機から前記校正アンテナを介して送
信された信号を、前記アンテナ素子を介して各受信機で
受信して第2の振幅・位相値を得ることができる。
【0022】第2の振幅・位相値には、校正送信機の成
分と、各受信機の成分と、それらの間の伝搬路でそれぞ
れ生じる振幅・位相成分とが含まれている。しかし、同
一の校正送信機を全てのブランチで共通に利用するの
で、ブランチ間の相対値を求める場合には、校正送信機
の振幅・位相成分をうち消すことができる。また、校正
アンテナを2つのアンテナ素子から等距離の位置に配置
して測定を行うので、2つのブランチの各受信機と校正
送信機との間の伝搬路でそれぞれ生じる振幅・位相成分
も同一になり、ブランチ間の相対値を求める場合には、
各受信機の振幅・位相成分だけを抽出して校正値として
利用することができる。
分と、各受信機の成分と、それらの間の伝搬路でそれぞ
れ生じる振幅・位相成分とが含まれている。しかし、同
一の校正送信機を全てのブランチで共通に利用するの
で、ブランチ間の相対値を求める場合には、校正送信機
の振幅・位相成分をうち消すことができる。また、校正
アンテナを2つのアンテナ素子から等距離の位置に配置
して測定を行うので、2つのブランチの各受信機と校正
送信機との間の伝搬路でそれぞれ生じる振幅・位相成分
も同一になり、ブランチ間の相対値を求める場合には、
各受信機の振幅・位相成分だけを抽出して校正値として
利用することができる。
【0023】請求項2は、請求項1の適応アレーアンテ
ナ送受信装置において、前記校正演算手段は、各々のブ
ランチの前記送信機から送信された信号について前記第
1の振幅・位相値をそれぞれ測定し、各ブランチの第1
の振幅・位相値と、予め定めた基準ブランチの第1の振
幅・位相値との比率を、各ブランチの送信機の校正値に
定めることを特徴とする。
ナ送受信装置において、前記校正演算手段は、各々のブ
ランチの前記送信機から送信された信号について前記第
1の振幅・位相値をそれぞれ測定し、各ブランチの第1
の振幅・位相値と、予め定めた基準ブランチの第1の振
幅・位相値との比率を、各ブランチの送信機の校正値に
定めることを特徴とする。
【0024】請求項2では、同一の基準ブランチについ
て測定された第1の振幅・位相値と各ブランチで測定さ
れた第1の振幅・位相値との比率を求めるので、ブラン
チ間の相対値として各送信機の校正値を求めることがで
きる。請求項3は、請求項1の適応アレーアンテナ送受
信装置において、前記校正演算手段は、前記校正送信機
から送出された信号を各々のブランチの前記受信機でそ
れぞれ第2の振幅・位相値として測定し、各ブランチの
第2の振幅・位相値と、予め定めた基準ブランチの第2
の振幅・位相値との比率を、各ブランチの受信機の校正
値に定めることを特徴とする。
て測定された第1の振幅・位相値と各ブランチで測定さ
れた第1の振幅・位相値との比率を求めるので、ブラン
チ間の相対値として各送信機の校正値を求めることがで
きる。請求項3は、請求項1の適応アレーアンテナ送受
信装置において、前記校正演算手段は、前記校正送信機
から送出された信号を各々のブランチの前記受信機でそ
れぞれ第2の振幅・位相値として測定し、各ブランチの
第2の振幅・位相値と、予め定めた基準ブランチの第2
の振幅・位相値との比率を、各ブランチの受信機の校正
値に定めることを特徴とする。
【0025】請求項3では、同一の基準ブランチについ
て測定された第2の振幅・位相値と各ブランチで測定さ
れた第2の振幅・位相値との比率を求めるので、ブラン
チ間の相対値として各受信機の校正値を求めることがで
きる。請求項4は、請求項1の適応アレーアンテナ送受
信装置において、前記アレーアンテナを構成する全ての
アンテナ素子を、前記校正アンテナから等距離の位置に
それぞれ配置したことを特徴とする。
て測定された第2の振幅・位相値と各ブランチで測定さ
れた第2の振幅・位相値との比率を求めるので、ブラン
チ間の相対値として各受信機の校正値を求めることがで
きる。請求項4は、請求項1の適応アレーアンテナ送受
信装置において、前記アレーアンテナを構成する全ての
アンテナ素子を、前記校正アンテナから等距離の位置に
それぞれ配置したことを特徴とする。
【0026】請求項4では、アレーアンテナを構成する
全てのアンテナ素子が校正アンテナから等距離の位置に
それぞれ配置されているので、各受信機と校正送信機と
の間の伝搬路でそれぞれ生じる振幅・位相成分にはブラ
ンチ間の差がなくなり、各送信機と校正受信機との間の
伝搬路でそれぞれ生じる振幅・位相成分についてもブラ
ンチ間の差がなくなるので、ブランチ間の相対値を求め
る場合には、いずれのブランチについても、伝搬路にお
ける振幅・位相成分をうち消すことができる。
全てのアンテナ素子が校正アンテナから等距離の位置に
それぞれ配置されているので、各受信機と校正送信機と
の間の伝搬路でそれぞれ生じる振幅・位相成分にはブラ
ンチ間の差がなくなり、各送信機と校正受信機との間の
伝搬路でそれぞれ生じる振幅・位相成分についてもブラ
ンチ間の差がなくなるので、ブランチ間の相対値を求め
る場合には、いずれのブランチについても、伝搬路にお
ける振幅・位相成分をうち消すことができる。
【0027】請求項5は、複数のアンテナ素子で構成さ
れるアレーアンテナと、前記アレーアンテナのアンテナ
素子数と同数の送信機及び受信機と、前記各アンテナ素
子に前記送信機及び受信機をそれぞれ接続する送受共用
手段と、前記複数の受信機に各アンテナ素子からそれぞ
れ入力される信号に対して振幅及び位相の重み付けを行
って複数の受信機の出力を合成することにより前記アレ
ーアンテナの放射パターンを制御する指向性制御演算回
路とを備えるとともに、前記受信機の受信周波数と前記
アレーアンテナの送信周波数とが異なる適応アレーアン
テナ送受信装置の校正方法において、前記送信周波数と
同じ周波数の信号を受信する校正受信機と、それに接続
された校正アンテナとを用い、前記アレーアンテナの隣
接するブランチ毎に、2つのブランチの各アンテナ素子
からの距離が予め定めた特定距離になる位置に前記校正
アンテナを配置して、前記アレーアンテナの隣接するブ
ランチ毎に、2つのブランチの一方の送信機からアンテ
ナ素子を介して送信された信号を、前記校正アンテナを
介して前記校正受信機で受信して第1の振幅・位相値と
して測定するとともに、2つのブランチの他方の送信機
からアンテナ素子を介して送信された信号を、前記校正
アンテナを介して前記校正受信機で受信して第2の振幅
・位相値として測定し、前記アレーアンテナの隣接する
ブランチ毎に、測定された前記第1の振幅・位相値と第
2の振幅・位相値との比率を第1の比率として求め、基
準ブランチ以外については、当該ブランチで求められた
第1の比率を他のブランチで求められた第1の比率を用
いて修正し、基準ブランチに対する相対値として各ブラ
ンチの送信部の校正値を算出することを特徴とする。
れるアレーアンテナと、前記アレーアンテナのアンテナ
素子数と同数の送信機及び受信機と、前記各アンテナ素
子に前記送信機及び受信機をそれぞれ接続する送受共用
手段と、前記複数の受信機に各アンテナ素子からそれぞ
れ入力される信号に対して振幅及び位相の重み付けを行
って複数の受信機の出力を合成することにより前記アレ
ーアンテナの放射パターンを制御する指向性制御演算回
路とを備えるとともに、前記受信機の受信周波数と前記
アレーアンテナの送信周波数とが異なる適応アレーアン
テナ送受信装置の校正方法において、前記送信周波数と
同じ周波数の信号を受信する校正受信機と、それに接続
された校正アンテナとを用い、前記アレーアンテナの隣
接するブランチ毎に、2つのブランチの各アンテナ素子
からの距離が予め定めた特定距離になる位置に前記校正
アンテナを配置して、前記アレーアンテナの隣接するブ
ランチ毎に、2つのブランチの一方の送信機からアンテ
ナ素子を介して送信された信号を、前記校正アンテナを
介して前記校正受信機で受信して第1の振幅・位相値と
して測定するとともに、2つのブランチの他方の送信機
からアンテナ素子を介して送信された信号を、前記校正
アンテナを介して前記校正受信機で受信して第2の振幅
・位相値として測定し、前記アレーアンテナの隣接する
ブランチ毎に、測定された前記第1の振幅・位相値と第
2の振幅・位相値との比率を第1の比率として求め、基
準ブランチ以外については、当該ブランチで求められた
第1の比率を他のブランチで求められた第1の比率を用
いて修正し、基準ブランチに対する相対値として各ブラ
ンチの送信部の校正値を算出することを特徴とする。
【0028】請求項5においては、校正対象のアレーア
ンテナの送信周波数と同じ周波数の信号を受信する校正
受信機を用いるので、各ブランチの送信機からの信号を
校正受信機で受信して振幅・位相値を測定することがで
きる。また、校正アンテナを配置する位置を、アレーア
ンテナの隣接するブランチ毎に、2つのブランチの各ア
ンテナ素子からの距離が特定距離になるように定めるの
で、2つのブランチの一方の送信機からの信号を前記校
正受信機で受信して得られる第1の振幅・位相値に含ま
れる伝送路の成分と、2つのブランチの他方の送信機か
らの信号を前記校正受信機で受信して得られる第2の振
幅・位相値に含まれる伝送路の成分とは同一になる。
ンテナの送信周波数と同じ周波数の信号を受信する校正
受信機を用いるので、各ブランチの送信機からの信号を
校正受信機で受信して振幅・位相値を測定することがで
きる。また、校正アンテナを配置する位置を、アレーア
ンテナの隣接するブランチ毎に、2つのブランチの各ア
ンテナ素子からの距離が特定距離になるように定めるの
で、2つのブランチの一方の送信機からの信号を前記校
正受信機で受信して得られる第1の振幅・位相値に含ま
れる伝送路の成分と、2つのブランチの他方の送信機か
らの信号を前記校正受信機で受信して得られる第2の振
幅・位相値に含まれる伝送路の成分とは同一になる。
【0029】隣接するブランチ毎に得られる第1の比率
は、第1の振幅・位相値と第2の振幅・位相値との比率
であるため、伝送路の成分は現れない。また、基準ブラ
ンチ以外については、当該ブランチで求められた第1の
比率を他のブランチで求められた第1の比率を用いて修
正することにより、基準ブランチに対する相対値として
各ブランチの送信部の校正値を算出することができる。
は、第1の振幅・位相値と第2の振幅・位相値との比率
であるため、伝送路の成分は現れない。また、基準ブラ
ンチ以外については、当該ブランチで求められた第1の
比率を他のブランチで求められた第1の比率を用いて修
正することにより、基準ブランチに対する相対値として
各ブランチの送信部の校正値を算出することができる。
【0030】請求項5においては、隣接する2つのブラ
ンチの測定の度に校正アンテナを移動するか、あるいは
予め複数の校正アンテナを用意することにより、アレー
アンテナの隣接するブランチ毎に、2つのブランチの各
アンテナ素子からの距離が予め定めた特定距離になる位
置に校正アンテナを配置することができるので、校正の
際にアレーアンテナの各アンテナ素子の配置を変更する
必要がない。
ンチの測定の度に校正アンテナを移動するか、あるいは
予め複数の校正アンテナを用意することにより、アレー
アンテナの隣接するブランチ毎に、2つのブランチの各
アンテナ素子からの距離が予め定めた特定距離になる位
置に校正アンテナを配置することができるので、校正の
際にアレーアンテナの各アンテナ素子の配置を変更する
必要がない。
【0031】請求項6は、複数のアンテナ素子で構成さ
れるアレーアンテナと、前記アレーアンテナのアンテナ
素子数と同数の送信機及び受信機と、前記各アンテナ素
子に前記送信機及び受信機をそれぞれ接続する送受共用
手段と、前記複数の受信機に各アンテナ素子からそれぞ
れ入力される信号に対して振幅及び位相の重み付けを行
って複数の受信機の出力を合成することにより前記アレ
ーアンテナの放射パターンを制御する指向性制御演算回
路とを備えるとともに、前記受信機の受信周波数と前記
アレーアンテナの送信周波数とが異なる適応アレーアン
テナ送受信装置の校正方法において、前記受信機の受信
周波数と同じ周波数の信号を送信する校正送信機と、そ
れに接続された校正アンテナとを用い、前記アレーアン
テナの隣接するブランチ毎に、2つのブランチの各アン
テナ素子からの距離が予め定めた特定距離になる位置に
前記校正アンテナを配置して、前記アレーアンテナの隣
接するブランチ毎に、前記校正送信機から校正アンテナ
を介して送信された信号を、2つのブランチの一方の受
信機で受信して第1の振幅・位相値として測定するとと
もに、2つのブランチの他方の受信機で受信して第2の
振幅・位相値として測定し、前記アレーアンテナの隣接
するブランチ毎に、測定された前記第1の振幅・位相値
と第2の振幅・位相値との比率を第1の比率として求
め、基準ブランチ以外については、当該ブランチで求め
られた第1の比率を他のブランチで求められた第1の比
率を用いて修正し、基準ブランチに対する相対値として
各ブランチの受信部の校正値を算出することを特徴とす
る。
れるアレーアンテナと、前記アレーアンテナのアンテナ
素子数と同数の送信機及び受信機と、前記各アンテナ素
子に前記送信機及び受信機をそれぞれ接続する送受共用
手段と、前記複数の受信機に各アンテナ素子からそれぞ
れ入力される信号に対して振幅及び位相の重み付けを行
って複数の受信機の出力を合成することにより前記アレ
ーアンテナの放射パターンを制御する指向性制御演算回
路とを備えるとともに、前記受信機の受信周波数と前記
アレーアンテナの送信周波数とが異なる適応アレーアン
テナ送受信装置の校正方法において、前記受信機の受信
周波数と同じ周波数の信号を送信する校正送信機と、そ
れに接続された校正アンテナとを用い、前記アレーアン
テナの隣接するブランチ毎に、2つのブランチの各アン
テナ素子からの距離が予め定めた特定距離になる位置に
前記校正アンテナを配置して、前記アレーアンテナの隣
接するブランチ毎に、前記校正送信機から校正アンテナ
を介して送信された信号を、2つのブランチの一方の受
信機で受信して第1の振幅・位相値として測定するとと
もに、2つのブランチの他方の受信機で受信して第2の
振幅・位相値として測定し、前記アレーアンテナの隣接
するブランチ毎に、測定された前記第1の振幅・位相値
と第2の振幅・位相値との比率を第1の比率として求
め、基準ブランチ以外については、当該ブランチで求め
られた第1の比率を他のブランチで求められた第1の比
率を用いて修正し、基準ブランチに対する相対値として
各ブランチの受信部の校正値を算出することを特徴とす
る。
【0032】請求項6では、校正対象のアレーアンテナ
に接続された各受信機の受信周波数と同じ周波数の信号
を送信する校正送信機を用いるので、同一の校正送信機
からの信号を各ブランチの受信機でそれぞれ受信して振
幅・位相値を測定することができる。また、校正アンテ
ナを配置する位置を、アレーアンテナの隣接するブラン
チ毎に、2つのブランチの各アンテナ素子からの距離が
特定距離になるように定めるので、前記校正送信機から
の信号を2つのブランチの一方の受信機で受信して得ら
れる第1の振幅・位相値に含まれる伝送路の成分と、前
記校正送信機からの信号を2つのブランチの他方の受信
機で受信して得られる第1の振幅・位相値に含まれる伝
送路の成分とは同一になる。
に接続された各受信機の受信周波数と同じ周波数の信号
を送信する校正送信機を用いるので、同一の校正送信機
からの信号を各ブランチの受信機でそれぞれ受信して振
幅・位相値を測定することができる。また、校正アンテ
ナを配置する位置を、アレーアンテナの隣接するブラン
チ毎に、2つのブランチの各アンテナ素子からの距離が
特定距離になるように定めるので、前記校正送信機から
の信号を2つのブランチの一方の受信機で受信して得ら
れる第1の振幅・位相値に含まれる伝送路の成分と、前
記校正送信機からの信号を2つのブランチの他方の受信
機で受信して得られる第1の振幅・位相値に含まれる伝
送路の成分とは同一になる。
【0033】隣接するブランチ毎に得られる第1の比率
は、第1の振幅・位相値と第2の振幅・位相値との比率
であるため、伝送路の成分は現れない。また、基準ブラ
ンチ以外については、当該ブランチで求められた第1の
比率を他のブランチで求められた第1の比率を用いて修
正することにより、基準ブランチに対する相対値として
各ブランチの受信部の校正値を算出することができる。
は、第1の振幅・位相値と第2の振幅・位相値との比率
であるため、伝送路の成分は現れない。また、基準ブラ
ンチ以外については、当該ブランチで求められた第1の
比率を他のブランチで求められた第1の比率を用いて修
正することにより、基準ブランチに対する相対値として
各ブランチの受信部の校正値を算出することができる。
【0034】請求項6においては、隣接する2つのブラ
ンチの測定の度に校正アンテナを移動するか、あるいは
予め複数の校正アンテナを用意することにより、アレー
アンテナの隣接するブランチ毎に、2つのブランチの各
アンテナ素子からの距離が予め定めた特定距離になる位
置に校正アンテナを配置することができるので、校正の
際にアレーアンテナの各アンテナ素子の配置を変更する
必要がない。
ンチの測定の度に校正アンテナを移動するか、あるいは
予め複数の校正アンテナを用意することにより、アレー
アンテナの隣接するブランチ毎に、2つのブランチの各
アンテナ素子からの距離が予め定めた特定距離になる位
置に校正アンテナを配置することができるので、校正の
際にアレーアンテナの各アンテナ素子の配置を変更する
必要がない。
【0035】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の適
応アレーアンテナ送受信装置の1つの実施の形態につい
て、図1〜図6を参照して説明する。この形態は請求項
1〜請求項4に対応する。図1はこの形態の適応アレー
アンテナ送受信装置の構成を示すブロック図である。図
2はこの形態の送信部の校正手順を示すフローチャート
である。図3はこの形態の受信部の校正手順を示すフロ
ーチャートである。図4はこの形態の適応アレーアンテ
ナ送受信装置の配置例を示すブロック図である。図5は
各アンテナの配置例を示す平面図である。図6はi番目
のブランチの各部の振幅・位相値を表すブロック図であ
る。
応アレーアンテナ送受信装置の1つの実施の形態につい
て、図1〜図6を参照して説明する。この形態は請求項
1〜請求項4に対応する。図1はこの形態の適応アレー
アンテナ送受信装置の構成を示すブロック図である。図
2はこの形態の送信部の校正手順を示すフローチャート
である。図3はこの形態の受信部の校正手順を示すフロ
ーチャートである。図4はこの形態の適応アレーアンテ
ナ送受信装置の配置例を示すブロック図である。図5は
各アンテナの配置例を示す平面図である。図6はi番目
のブランチの各部の振幅・位相値を表すブロック図であ
る。
【0036】この形態では、請求項1のアンテナ素子,
送信機,受信機,送受共用手段,指向性制御演算回路,
校正アンテナ,校正送信機,校正受信機及び校正演算手
段は、それぞれアンテナ素子11,送信機13,受信機
14,サーキュレータ12,26,校正アンテナ31,
校正送信機34,校正受信機33及び校正演算部25に
対応する。
送信機,受信機,送受共用手段,指向性制御演算回路,
校正アンテナ,校正送信機,校正受信機及び校正演算手
段は、それぞれアンテナ素子11,送信機13,受信機
14,サーキュレータ12,26,校正アンテナ31,
校正送信機34,校正受信機33及び校正演算部25に
対応する。
【0037】図1において、アレーアンテナは並べて配
置されたN(任意の整数)個のアンテナ素子11で構成
されている。この形態では、各要素の符号に付加した括
弧内の数値によってそれが配置されたアレーアンテナの
ブランチの区分を表してある。また、図1中の各矢印は
信号の方向を表わしている。なお、以下の説明におい
て、各要素のブランチを区別する必要がない場合には、
各符号の括弧及び括弧内の数値の表記は省略する。
置されたN(任意の整数)個のアンテナ素子11で構成
されている。この形態では、各要素の符号に付加した括
弧内の数値によってそれが配置されたアレーアンテナの
ブランチの区分を表してある。また、図1中の各矢印は
信号の方向を表わしている。なお、以下の説明におい
て、各要素のブランチを区別する必要がない場合には、
各符号の括弧及び括弧内の数値の表記は省略する。
【0038】図1の例では、アンテナ素子11毎にそれ
を含むブランチユニット10を構成してある。各ブラン
チユニット10は、アンテナ素子11,サーキュレータ
12,送信機13及び受信機14で構成されている。サ
ーキュレータ12は、アンテナ素子11を送信と受信と
で共用するために設けてある。
を含むブランチユニット10を構成してある。各ブラン
チユニット10は、アンテナ素子11,サーキュレータ
12,送信機13及び受信機14で構成されている。サ
ーキュレータ12は、アンテナ素子11を送信と受信と
で共用するために設けてある。
【0039】送信を行う場合、各送信機13から送出さ
れる信号は、サーキュレータ12を通り、アンテナ素子
11から無線信号として放射される。受信を行う場合に
は、アンテナ素子11で受信された信号がサーキュレー
タ12を通って、受信機14に入力される。この例で
は、送信機13が出力する信号の周波数すなわち送信周
波数はf1であり、受信機14の受信周波数はf2であ
り、送信周波数f1と受信周波数f2とは異なってい
る。
れる信号は、サーキュレータ12を通り、アンテナ素子
11から無線信号として放射される。受信を行う場合に
は、アンテナ素子11で受信された信号がサーキュレー
タ12を通って、受信機14に入力される。この例で
は、送信機13が出力する信号の周波数すなわち送信周
波数はf1であり、受信機14の受信周波数はf2であ
り、送信周波数f1と受信周波数f2とは異なってい
る。
【0040】図1の適応アレーアンテナ送受信装置に
は、N個のブランチユニット10の他に、校正演算部2
5,指向性制御演算部26及び校正局30が設けてあ
る。指向性制御演算部26は、アレーアンテナの指向パ
ターンを適応制御するために、N個のブランチの信号を
合成すると共に、合成の際の各ブランチの重み付けを制
御する。
は、N個のブランチユニット10の他に、校正演算部2
5,指向性制御演算部26及び校正局30が設けてあ
る。指向性制御演算部26は、アレーアンテナの指向パ
ターンを適応制御するために、N個のブランチの信号を
合成すると共に、合成の際の各ブランチの重み付けを制
御する。
【0041】校正演算部25は、各ブランチユニット1
0の送信機13及び受信機14の振幅・位相誤差を個別
に求めて校正を行う。実際には、校正演算部25は図2
に示す制御を実施して各送信機13の校正に利用する値
を求め、図3に示す制御を実施して各受信機14の校正
に利用する値を求める。校正局30には、校正アンテナ
31,サーキュレータ32,校正受信機33及び校正送
信機34が設けてある。
0の送信機13及び受信機14の振幅・位相誤差を個別
に求めて校正を行う。実際には、校正演算部25は図2
に示す制御を実施して各送信機13の校正に利用する値
を求め、図3に示す制御を実施して各受信機14の校正
に利用する値を求める。校正局30には、校正アンテナ
31,サーキュレータ32,校正受信機33及び校正送
信機34が設けてある。
【0042】校正送信機34が出力する信号の周波数
は、受信機14の受信周波数(f2)と同一であり、校
正受信機33の受信周波数は、送信機13の出力する信
号の周波数(f1)と同一になっている。校正送信機3
4が出力する信号は、サーキュレータ32を通り、校正
アンテナ31から無線信号として放射される。また、校
正アンテナ31が受信した無線信号は、サーキュレータ
32を通り校正受信機33で受信される。
は、受信機14の受信周波数(f2)と同一であり、校
正受信機33の受信周波数は、送信機13の出力する信
号の周波数(f1)と同一になっている。校正送信機3
4が出力する信号は、サーキュレータ32を通り、校正
アンテナ31から無線信号として放射される。また、校
正アンテナ31が受信した無線信号は、サーキュレータ
32を通り校正受信機33で受信される。
【0043】校正受信機33の受信周波数は送信機13
の出力する信号の周波数と同一なので、各ブランチのア
ンテナ素子11から放射された無線信号を校正受信機3
3で受信することができる。また、校正送信機34の出
力する信号の周波数は受信機14の受信周波数と同一な
ので、校正アンテナ31から放射した無線信号を各ブラ
ンチの受信機14で受信することができる。
の出力する信号の周波数と同一なので、各ブランチのア
ンテナ素子11から放射された無線信号を校正受信機3
3で受信することができる。また、校正送信機34の出
力する信号の周波数は受信機14の受信周波数と同一な
ので、校正アンテナ31から放射した無線信号を各ブラ
ンチの受信機14で受信することができる。
【0044】この例では、校正を行う場合には、図4及
び図5に示すように全てのブランチのアンテナ素子11
が同一の円周上に配置され、その円の中心位置に校正局
30の校正アンテナ31が配置される。したがって、各
アンテナ素子11と校正アンテナ31との距離dはいず
れのブランチについても同一になる。なお、図4の例は
アンテナ素子11の数が3の場合を示しており、図5の
例は、アンテナ素子11の数が8の場合を示している。
び図5に示すように全てのブランチのアンテナ素子11
が同一の円周上に配置され、その円の中心位置に校正局
30の校正アンテナ31が配置される。したがって、各
アンテナ素子11と校正アンテナ31との距離dはいず
れのブランチについても同一になる。なお、図4の例は
アンテナ素子11の数が3の場合を示しており、図5の
例は、アンテナ素子11の数が8の場合を示している。
【0045】次に、図2に示す送信部の校正手順につい
て説明する。ステップS10では、カウンタiの値を1
に初期化する。ステップS11以降の処理は、カウンタ
iの値に応じて繰り返し実行される。ステップS11で
は、i番目のブランチの送信機13(i)から送信す
る。送信機13(i)が出力した信号は、サーキュレー
タ12(i)を通り、アンテナ素子11(i)から無線
信号として放射される。この無線信号は、校正局30の
校正アンテナ31で受信され、サーキュレータ32を通
って校正受信機33に入力される。
て説明する。ステップS10では、カウンタiの値を1
に初期化する。ステップS11以降の処理は、カウンタ
iの値に応じて繰り返し実行される。ステップS11で
は、i番目のブランチの送信機13(i)から送信す
る。送信機13(i)が出力した信号は、サーキュレー
タ12(i)を通り、アンテナ素子11(i)から無線
信号として放射される。この無線信号は、校正局30の
校正アンテナ31で受信され、サーキュレータ32を通
って校正受信機33に入力される。
【0046】ステップS12では、校正受信機33の受
信出力から、振幅・位相値A1(i)を測定する。次のス
テップS13では、送信機13(i)からの信号の送信
を停止する。初回はカウンタiが1なので、ステップS
13からS14,S15を通りステップS11の処理に
戻る。ステップS15でカウンタiの値が更新される。
また、カウンタiの値が2〜(N−1)の間はステップ
S13からS14,S16,S17,S15を通ってス
テップS11に戻る。
信出力から、振幅・位相値A1(i)を測定する。次のス
テップS13では、送信機13(i)からの信号の送信
を停止する。初回はカウンタiが1なので、ステップS
13からS14,S15を通りステップS11の処理に
戻る。ステップS15でカウンタiの値が更新される。
また、カウンタiの値が2〜(N−1)の間はステップ
S13からS14,S16,S17,S15を通ってス
テップS11に戻る。
【0047】カウンタiの値がNの場合には、ステップ
S13からS14,S16,S17を通り処理を終了す
る。ステップS16では、次式の計算により、i番目の
ブランチの送信部に関する校正値Ad(i)を求める。 Ad(i)=A1(i)/A1(1) ・・・ (1) したがって、図2の校正手順を実行すると、2番目〜N
番目のそれぞれのブランチについて、それぞれの校正値
Ad(i)が求められる。この例では1番目のブランチを
基準にしているので、1番目のブランチの校正値Ad
(1)は1である。なお、基準ブランチはいずれのブラン
チに割り当てても良い。
S13からS14,S16,S17を通り処理を終了す
る。ステップS16では、次式の計算により、i番目の
ブランチの送信部に関する校正値Ad(i)を求める。 Ad(i)=A1(i)/A1(1) ・・・ (1) したがって、図2の校正手順を実行すると、2番目〜N
番目のそれぞれのブランチについて、それぞれの校正値
Ad(i)が求められる。この例では1番目のブランチを
基準にしているので、1番目のブランチの校正値Ad
(1)は1である。なお、基準ブランチはいずれのブラン
チに割り当てても良い。
【0048】ところで、図2のステップS12で測定さ
れる振幅・位相値A1(i)は次式で表される。 A1(i)=T(i,f1)・M(i,f1)・L(i)・M2(f1)・R2(f1) ・・・ (2) 但し、 T(i,f1):送信機13(i)のf1に関する振幅・位相 M(i,f1):アンテナ素子11(i)のf1に関する振幅・
位相 L(i) :アンテナ素子11(i)と校正アンテナ31と
の間の伝搬損失 M2(f1):校正アンテナ31のf1に関する振幅・位相 R2(f1):校正受信機33のf1に関する振幅・位相 この形態では、アンテナ素子11(i)と校正アンテナ3
1との間の距離がいずれのブランチについても同一であ
るので、伝搬損失L(i)にはブランチ間で差が生じな
い。また、校正アンテナ31及び校正受信機33の成分
については各ブランチに共通である。したがって、前記
第(1)式を変形すると次式が得られる。
れる振幅・位相値A1(i)は次式で表される。 A1(i)=T(i,f1)・M(i,f1)・L(i)・M2(f1)・R2(f1) ・・・ (2) 但し、 T(i,f1):送信機13(i)のf1に関する振幅・位相 M(i,f1):アンテナ素子11(i)のf1に関する振幅・
位相 L(i) :アンテナ素子11(i)と校正アンテナ31と
の間の伝搬損失 M2(f1):校正アンテナ31のf1に関する振幅・位相 R2(f1):校正受信機33のf1に関する振幅・位相 この形態では、アンテナ素子11(i)と校正アンテナ3
1との間の距離がいずれのブランチについても同一であ
るので、伝搬損失L(i)にはブランチ間で差が生じな
い。また、校正アンテナ31及び校正受信機33の成分
については各ブランチに共通である。したがって、前記
第(1)式を変形すると次式が得られる。
【0049】 Ad(i)=A1(i)/A1(1) =(T(i,f1)・L(i)・M(i,f1))/(T(1,f1)・L(1)・M(1,f1)) =(T(i,f1)・M(i,f1))/(T(1,f1)・M(1,f1)) ・・・ (3) つまり、図6に示すような送信機13(i)のf1に関す
る振幅・位相の成分T(i,f1)と、アンテナ素子11(i)
のf1に関する振幅・位相の成分M(i,f1)とを合わせた
i番目のブランチの送信部全体の振幅・位相値の基準ブ
ランチに対する比率が校正値Ad(i)としてブランチ毎に
求められる。
る振幅・位相の成分T(i,f1)と、アンテナ素子11(i)
のf1に関する振幅・位相の成分M(i,f1)とを合わせた
i番目のブランチの送信部全体の振幅・位相値の基準ブ
ランチに対する比率が校正値Ad(i)としてブランチ毎に
求められる。
【0050】次に、図3に示す受信部の校正手順につい
て説明する。ステップS20では、カウンタiの値を1
に初期化する。ステップS21では、校正送信機34か
ら信号を送信する。校正送信機34が出力した信号(周
波数がf2)は、サーキュレータ32を通り、校正アン
テナ31から無線信号として放射される。この無線信号
は、各ブランチのアンテナ素子11で受信され、サーキ
ュレータ12を通って受信機14に入力される。
て説明する。ステップS20では、カウンタiの値を1
に初期化する。ステップS21では、校正送信機34か
ら信号を送信する。校正送信機34が出力した信号(周
波数がf2)は、サーキュレータ32を通り、校正アン
テナ31から無線信号として放射される。この無線信号
は、各ブランチのアンテナ素子11で受信され、サーキ
ュレータ12を通って受信機14に入力される。
【0051】ステップS22以降の処理は、カウンタi
の値に応じて繰り返し実行される。ステップS22で
は、i番目のブランチの受信機14(i)の受信出力か
ら、振幅・位相値B2(i)を測定する。初回はカウンタ
iが1なので、ステップS22からS23,S24を通
りステップS22の処理に戻る。ステップS24でカウ
ンタiの値が更新される。また、カウンタiの値が2〜
(N−1)の間はステップS22からS23,S25,
S26,S24を通ってステップS11に戻る。
の値に応じて繰り返し実行される。ステップS22で
は、i番目のブランチの受信機14(i)の受信出力か
ら、振幅・位相値B2(i)を測定する。初回はカウンタ
iが1なので、ステップS22からS23,S24を通
りステップS22の処理に戻る。ステップS24でカウ
ンタiの値が更新される。また、カウンタiの値が2〜
(N−1)の間はステップS22からS23,S25,
S26,S24を通ってステップS11に戻る。
【0052】カウンタiの値がNの場合には、ステップ
S22からS23,S25,S26,S27を通り処理
を終了する。ステップS25では、次式の計算により、
i番目のブランチの受信部に関する校正値Bd(i)を求
める。 Bd(i)=B2(i)/B2(1) ・・・ (4) ステップS27では、校正送信機34から信号の送信を
停止する。
S22からS23,S25,S26,S27を通り処理
を終了する。ステップS25では、次式の計算により、
i番目のブランチの受信部に関する校正値Bd(i)を求
める。 Bd(i)=B2(i)/B2(1) ・・・ (4) ステップS27では、校正送信機34から信号の送信を
停止する。
【0053】したがって、図3の校正手順を実行する
と、2番目〜N番目のそれぞれのブランチについて、そ
れぞれの校正値Bd(i)が求められる。この例では1番
目のブランチを基準にしているので、1番目のブランチ
の校正値Bd(1)は1である。なお、基準ブランチはい
ずれのブランチに割り当てても良い。
と、2番目〜N番目のそれぞれのブランチについて、そ
れぞれの校正値Bd(i)が求められる。この例では1番
目のブランチを基準にしているので、1番目のブランチ
の校正値Bd(1)は1である。なお、基準ブランチはい
ずれのブランチに割り当てても良い。
【0054】ところで、図3のステップS22で測定さ
れる振幅・位相値B2(i)は次式で表される。 B2(i)=T2(f2)・M2(f2)・L(i)・M(i,f2)・R(i,f2) ・・・ (5) 但し、 T2(f2):校正送信機34のf2に関する振幅・位相 M2(f2):校正アンテナ31のf2に関する振幅・位相 L(i) :アンテナ素子11(i)と校正アンテナ31と
の間の伝搬損失 M(i,f2):アンテナ素子11(i)のf2に関する振幅・
位相 R(i,f2):受信機14(i)のf2に関する振幅・位相 この形態では、アンテナ素子11(i)と校正アンテナ3
1との間の距離がいずれのブランチについても同一であ
るので、伝搬損失L(i)にはブランチ間で差が生じな
い。また、校正送信機34及び校正アンテナ31の成分
については各ブランチに共通である。したがって、前記
第(4)式を変形すると次式が得られる。
れる振幅・位相値B2(i)は次式で表される。 B2(i)=T2(f2)・M2(f2)・L(i)・M(i,f2)・R(i,f2) ・・・ (5) 但し、 T2(f2):校正送信機34のf2に関する振幅・位相 M2(f2):校正アンテナ31のf2に関する振幅・位相 L(i) :アンテナ素子11(i)と校正アンテナ31と
の間の伝搬損失 M(i,f2):アンテナ素子11(i)のf2に関する振幅・
位相 R(i,f2):受信機14(i)のf2に関する振幅・位相 この形態では、アンテナ素子11(i)と校正アンテナ3
1との間の距離がいずれのブランチについても同一であ
るので、伝搬損失L(i)にはブランチ間で差が生じな
い。また、校正送信機34及び校正アンテナ31の成分
については各ブランチに共通である。したがって、前記
第(4)式を変形すると次式が得られる。
【0055】 Bd(i)=B2(i)/B2(1) =(L(i)・M(i,f2)・R(i,f2))/(L(1)・M(1,f2)・R(1,f2)) =(M(i,f2)・R(i,f2))/(M(1,f2)・R(1,f2)) ・・・ (6) つまり、図6に示すような受信機14(i)のf2に関す
る振幅・位相の成分R(i,f2)と、アンテナ素子11(i)
のf2に関する振幅・位相の成分M(i,f2)とを合わせた
i番目のブランチの送信部全体の振幅・位相値の基準ブ
ランチに対する比率が校正値Bd(i)としてブランチ毎に
求められる。
る振幅・位相の成分R(i,f2)と、アンテナ素子11(i)
のf2に関する振幅・位相の成分M(i,f2)とを合わせた
i番目のブランチの送信部全体の振幅・位相値の基準ブ
ランチに対する比率が校正値Bd(i)としてブランチ毎に
求められる。
【0056】ところで、実際の校正の際には校正局30
を校正対象となるアレーアンテナの近傍に配置できるの
で、校正アンテナ31,校正受信機33及び校正送信機
34は最小限の機能だけを備えていればよい。例えば、
校正アンテナ31については単純な構造のプローブを用
意すれば十分である。また、校正送信機34は微弱な信
号を出力するだけでよいので電力増幅器を備える必要は
ない。校正受信機33については高い受信感度は不要で
ある。
を校正対象となるアレーアンテナの近傍に配置できるの
で、校正アンテナ31,校正受信機33及び校正送信機
34は最小限の機能だけを備えていればよい。例えば、
校正アンテナ31については単純な構造のプローブを用
意すれば十分である。また、校正送信機34は微弱な信
号を出力するだけでよいので電力増幅器を備える必要は
ない。校正受信機33については高い受信感度は不要で
ある。
【0057】したがって、付加する校正局30について
は構造が簡単で小型化も容易であるため、適応アレーア
ンテナ送受信装置の構造を複雑化することなく校正を行
うことができる。 (第2の実施の形態)本発明の適応アレーアンテナ送受
信装置の校正方法の実施の形態について、図7〜図9を
参照して説明する。この形態は請求項5及び請求項6に
対応する。
は構造が簡単で小型化も容易であるため、適応アレーア
ンテナ送受信装置の構造を複雑化することなく校正を行
うことができる。 (第2の実施の形態)本発明の適応アレーアンテナ送受
信装置の校正方法の実施の形態について、図7〜図9を
参照して説明する。この形態は請求項5及び請求項6に
対応する。
【0058】図7はこの形態のアンテナ素子及び校正局
の配置例を示す平面図である。図8はこの形態の送信部
の校正手順を示すフローチャートである。図9はこの形
態の受信部の校正手順を示すフローチャートである。こ
の形態では、図1に示した構成の適応アレーアンテナ送
受信装置を用いて送信部及び受信部の校正値を求めるた
めの方法について説明する。
の配置例を示す平面図である。図8はこの形態の送信部
の校正手順を示すフローチャートである。図9はこの形
態の受信部の校正手順を示すフローチャートである。こ
の形態では、図1に示した構成の適応アレーアンテナ送
受信装置を用いて送信部及び受信部の校正値を求めるた
めの方法について説明する。
【0059】第1の実施の形態の例では、校正の際に校
正アンテナ31と各ブランチのアンテナ素子11との距
離を全て同一にするために、図5に示すようにアンテナ
素子11を例えば同一の円周上に配置することなどの制
約があり、校正のためにアンテナ素子11の配列が限定
される場合がある。この形態では、アンテナ素子11の
配置を固定して、図7に示すように校正アンテナ31の
位置を順次に変更しながら図8及び図9に示す手順にし
たがって校正を行う。
正アンテナ31と各ブランチのアンテナ素子11との距
離を全て同一にするために、図5に示すようにアンテナ
素子11を例えば同一の円周上に配置することなどの制
約があり、校正のためにアンテナ素子11の配列が限定
される場合がある。この形態では、アンテナ素子11の
配置を固定して、図7に示すように校正アンテナ31の
位置を順次に変更しながら図8及び図9に示す手順にし
たがって校正を行う。
【0060】すなわち、互いに隣接する2つのブランチ
毎に、校正アンテナ31の位置を図7の位置POS(1),POS
(2),POS(3),・・・に順次に移動して測定を行う。例え
ば、1番目のブランチと2番目のブランチとについて測
定する場合には、位置POS(1)に校正アンテナ31を配置
する。また、校正アンテナ31を配置する位置から隣接
する2つのアンテナ素子11までの距離d1,d2が等
しくなるように定めるとともに、校正アンテナ31の位
置を図7の位置POS(1),POS(2),POS(3),・・・のいずれ
に移動した場合でも、距離d1,d2が変化しないよう
に位置決めする。なお、校正アンテナ31の移動につい
ては、測定者の手作業で行っても良いし、特別な位置決
め装置を用いて自動的に行っても良い。
毎に、校正アンテナ31の位置を図7の位置POS(1),POS
(2),POS(3),・・・に順次に移動して測定を行う。例え
ば、1番目のブランチと2番目のブランチとについて測
定する場合には、位置POS(1)に校正アンテナ31を配置
する。また、校正アンテナ31を配置する位置から隣接
する2つのアンテナ素子11までの距離d1,d2が等
しくなるように定めるとともに、校正アンテナ31の位
置を図7の位置POS(1),POS(2),POS(3),・・・のいずれ
に移動した場合でも、距離d1,d2が変化しないよう
に位置決めする。なお、校正アンテナ31の移動につい
ては、測定者の手作業で行っても良いし、特別な位置決
め装置を用いて自動的に行っても良い。
【0061】次に、図8を参照して送信部の校正手順に
ついて説明する。なお、この例では1番目のブランチを
基準ブランチに定めてあるが、他のブランチを基準に定
めても良い。ステップS30では、カウンタiの値を1
に初期化する。次のステップS31では、カウンタjに
カウンタiの値に1を加算した値をセットする。カウン
タiの値は注目ブランチの番号を表し、カウンタjの値
は注目ブランチに隣接するブランチの番号を表す。ステ
ップS31〜S44の処理はカウンタi,jの値に応じ
て繰り返し実行される。
ついて説明する。なお、この例では1番目のブランチを
基準ブランチに定めてあるが、他のブランチを基準に定
めても良い。ステップS30では、カウンタiの値を1
に初期化する。次のステップS31では、カウンタjに
カウンタiの値に1を加算した値をセットする。カウン
タiの値は注目ブランチの番号を表し、カウンタjの値
は注目ブランチに隣接するブランチの番号を表す。ステ
ップS31〜S44の処理はカウンタi,jの値に応じ
て繰り返し実行される。
【0062】ステップS32では、校正アンテナ31を
i番目のブランチのアンテナ素子11(i)及びj番目の
ブランチのアンテナ素子11(j)からの距離が等しいi
番目の位置POS(i)に移動する。ステップS33では、i
番目のブランチの送信機13(i)から信号を送信する。
この信号は、アンテナ素子11(i)から送信され、校正
アンテナ31で受信されて校正受信機33に入力され
る。そこで、ステップS34では、校正受信機33の受
信出力から振幅・位相値K1(j)を測定する。ステップ
S35では送信機13(i)の送信を停止する。
i番目のブランチのアンテナ素子11(i)及びj番目の
ブランチのアンテナ素子11(j)からの距離が等しいi
番目の位置POS(i)に移動する。ステップS33では、i
番目のブランチの送信機13(i)から信号を送信する。
この信号は、アンテナ素子11(i)から送信され、校正
アンテナ31で受信されて校正受信機33に入力され
る。そこで、ステップS34では、校正受信機33の受
信出力から振幅・位相値K1(j)を測定する。ステップ
S35では送信機13(i)の送信を停止する。
【0063】同様に、ステップS36ではj番目のブラ
ンチの送信機13(j)から信号を送信する。この信号
は、アンテナ素子11(j)から送信され、校正アンテナ
31で受信されて校正受信機33に入力される。ステッ
プS37では、校正受信機33の受信出力から振幅・位
相値K2(j)を測定する。ステップS38では送信機1
3(j)の送信を停止する。
ンチの送信機13(j)から信号を送信する。この信号
は、アンテナ素子11(j)から送信され、校正アンテナ
31で受信されて校正受信機33に入力される。ステッ
プS37では、校正受信機33の受信出力から振幅・位
相値K2(j)を測定する。ステップS38では送信機1
3(j)の送信を停止する。
【0064】ステップS39では、次式の計算によりj
番目のブランチの校正値H2(j)を求める。 H2(j)=K2(j)/K1(j) ・・・ (7) 初回はカウンタiの値が1なので、ステップS40から
S41を通ってステップS42に進み、カウンタiの値
をカウントアップしてステップS31に戻る。2回目以
降は、カウンタiの値が1以外なので、ステップS40
からS43を通ってステップS44に進む。
番目のブランチの校正値H2(j)を求める。 H2(j)=K2(j)/K1(j) ・・・ (7) 初回はカウンタiの値が1なので、ステップS40から
S41を通ってステップS42に進み、カウンタiの値
をカウントアップしてステップS31に戻る。2回目以
降は、カウンタiの値が1以外なので、ステップS40
からS43を通ってステップS44に進む。
【0065】ステップS41では、校正値H2(j)を校
正値H3(j)として保存する。また、ステップS43で
は、前のブランチについて求められたi番目の校正値H
3(i)を当該ブランチ(注目ブランチ及び隣接ブラン
チ)について求めたj番目の校正値H2(j)に乗算し、
その結果を校正値H3(j)として保存する。従って、図
8の処理を実行すると、各ブランチについてj番目の校
正値H3(j)が得られる(j=2〜N)。
正値H3(j)として保存する。また、ステップS43で
は、前のブランチについて求められたi番目の校正値H
3(i)を当該ブランチ(注目ブランチ及び隣接ブラン
チ)について求めたj番目の校正値H2(j)に乗算し、
その結果を校正値H3(j)として保存する。従って、図
8の処理を実行すると、各ブランチについてj番目の校
正値H3(j)が得られる(j=2〜N)。
【0066】ステップS34で得られる信号K1(j)及
びステップS37で得られる信号K2(j)はそれぞれ次
式で表される。 K1(j)=T(i,f1)・M(i,f1)・L(i)・M2(f1)・R2(f1) ・・・(8) K2(j)=T(j,f1)・M(j,f1)・L(j)・M2(f1)・R2(f1) ・・・(9) 但し、 T(i,f1):送信機13(i)のf1に関する振幅・位相 T(j,f1):送信機13(j)のf1に関する振幅・位相 M(i,f1):アンテナ素子11(i)のf1に関する振幅・
位相 M(j,f1):アンテナ素子11(j)のf1に関する振幅・
位相 L(i):アンテナ素子11(i)と校正アンテナ31との間
の伝搬損失 L(j):アンテナ素子11(j)と校正アンテナ31との間
の伝搬損失 M2(f1):校正アンテナ31のf1に関する振幅・位相 R2(f1):校正受信機33のf1に関する振幅・位相 この形態では、隣接する2つのアンテナ素子11(i),
11(j)と校正アンテナ31との間の距離d1,d2が
同一であるので、伝搬損失L(i)とL(j)とは等しい。ま
た、校正アンテナ31及び校正受信機33の成分につい
ては各ブランチに共通である。したがって、前記第
(7)式を変形すると次式が得られる。
びステップS37で得られる信号K2(j)はそれぞれ次
式で表される。 K1(j)=T(i,f1)・M(i,f1)・L(i)・M2(f1)・R2(f1) ・・・(8) K2(j)=T(j,f1)・M(j,f1)・L(j)・M2(f1)・R2(f1) ・・・(9) 但し、 T(i,f1):送信機13(i)のf1に関する振幅・位相 T(j,f1):送信機13(j)のf1に関する振幅・位相 M(i,f1):アンテナ素子11(i)のf1に関する振幅・
位相 M(j,f1):アンテナ素子11(j)のf1に関する振幅・
位相 L(i):アンテナ素子11(i)と校正アンテナ31との間
の伝搬損失 L(j):アンテナ素子11(j)と校正アンテナ31との間
の伝搬損失 M2(f1):校正アンテナ31のf1に関する振幅・位相 R2(f1):校正受信機33のf1に関する振幅・位相 この形態では、隣接する2つのアンテナ素子11(i),
11(j)と校正アンテナ31との間の距離d1,d2が
同一であるので、伝搬損失L(i)とL(j)とは等しい。ま
た、校正アンテナ31及び校正受信機33の成分につい
ては各ブランチに共通である。したがって、前記第
(7)式を変形すると次式が得られる。
【0067】 H2(j)=K2(j)/K1(j) =(T(j,f1)・M(j,f1)・L(j))/(T(i,f1)・M(i,f1)・L(i)) =(T(j,f1)・M(j,f1))/(T(i,f1)・M(i,f1)) ・・・ (10) ステップS41,S43の校正値H3(j)について説明
する。例えば、校正値H3(3)は次式で表される。
する。例えば、校正値H3(3)は次式で表される。
【0068】 H3(3)=H3(2)・H2(3) =H2(2)・H2(3) =(T(2,f1)・M(2,f1))/(T(1,f1)・M(1,f1))・ (T(3,f1)・M(3,f1))/(T(2,f1)・M(2,f1)) =(T(3,f1)・M(3,f1))/(T(1,f1)・M(1,f1)) ・・・ (11) 従って、校正値H3(4)は次式で表される。
【0069】 H3(4)=H3(3)・H2(4) =(T(3,f1)・M(3,f1))/(T(1,f1)・M(1,f1))・H2(4) =(T(3,f1)・M(3,f1))/(T(1,f1)・M(1,f1))・ (T(4,f1)・M(4,f1))/(T(3,f1)・M(3,f1)) =(T(4,f1)・M(4,f1))/(T(1,f1)・M(1,f1)) ・・・ (12) 上記と同様の計算により、校正値H3(j)は次式で表さ
れる。
れる。
【0070】 H3(j)=H3(i)・H2(j) =(T(j,f1)・M(j,f1))/(T(1,f1)・M(1,f1)) ・・・ (13) つまり、図8の校正手順で得られる校正値H3(j)は、
j番目のブランチの送信部の振幅・位相値の基準ブラン
チに対する相対値である。
j番目のブランチの送信部の振幅・位相値の基準ブラン
チに対する相対値である。
【0071】従って、各ブランチで送信する際に、図8
の校正手順で得られた校正値H3(j)を各々の送信機1
3(j)の振幅・位相値に乗算することにより、送信機1
3における振幅・位相値のブランチ間の誤差を補正する
ことができる。次に、図9に示す受信部の校正手順につ
いて説明する。なお、この例では1番目のブランチを基
準ブランチに定めてあるが、他のブランチを基準に定め
ても良い。
の校正手順で得られた校正値H3(j)を各々の送信機1
3(j)の振幅・位相値に乗算することにより、送信機1
3における振幅・位相値のブランチ間の誤差を補正する
ことができる。次に、図9に示す受信部の校正手順につ
いて説明する。なお、この例では1番目のブランチを基
準ブランチに定めてあるが、他のブランチを基準に定め
ても良い。
【0072】ステップS50では、カウンタiの値を1
に初期化する。次のステップS51では、カウンタjに
カウンタiの値に1を加算した値をセットする。カウン
タiの値は注目ブランチの番号を表し、カウンタjの値
は注目ブランチに隣接するブランチの番号を表す。ステ
ップS51〜S62の処理はカウンタi,jの値に応じ
て繰り返し実行される。
に初期化する。次のステップS51では、カウンタjに
カウンタiの値に1を加算した値をセットする。カウン
タiの値は注目ブランチの番号を表し、カウンタjの値
は注目ブランチに隣接するブランチの番号を表す。ステ
ップS51〜S62の処理はカウンタi,jの値に応じ
て繰り返し実行される。
【0073】ステップS52では、校正アンテナ31を
i番目のブランチのアンテナ素子11(i)及びj番目の
ブランチのアンテナ素子11(j)からの距離が等しいi
番目の位置POS(i)に移動する。ステップS53では、校
正送信機34から信号を送信する。この信号は、校正ア
ンテナ31から送信され、各ブランチのアンテナ素子1
1(i)で受信され、各受信機14(i)に入力される。
i番目のブランチのアンテナ素子11(i)及びj番目の
ブランチのアンテナ素子11(j)からの距離が等しいi
番目の位置POS(i)に移動する。ステップS53では、校
正送信機34から信号を送信する。この信号は、校正ア
ンテナ31から送信され、各ブランチのアンテナ素子1
1(i)で受信され、各受信機14(i)に入力される。
【0074】ステップS54では、i番目の受信機14
(i)の受信出力から振幅・位相値S1(j)を測定する。ま
た、ステップS55では隣接するj番目の受信機14
(j)の受信出力から振幅・位相値S2(j)を測定する。ス
テップS56では校正送信機34の送信を停止する。次
のステップS57では、次式によりj番目のブランチの
校正値P2(j)を求める。
(i)の受信出力から振幅・位相値S1(j)を測定する。ま
た、ステップS55では隣接するj番目の受信機14
(j)の受信出力から振幅・位相値S2(j)を測定する。ス
テップS56では校正送信機34の送信を停止する。次
のステップS57では、次式によりj番目のブランチの
校正値P2(j)を求める。
【0075】 P2(j)=S2(j)/S1(j) ・・・ (14) 初回はカウンタiの値が1なので、ステップS58から
S59を通ってステップS60に進み、カウンタiの値
をカウントアップしてステップS51に戻る。2回目以
降は、カウンタiの値が1以外なので、ステップS58
からS61を通ってステップS62に進む。
S59を通ってステップS60に進み、カウンタiの値
をカウントアップしてステップS51に戻る。2回目以
降は、カウンタiの値が1以外なので、ステップS58
からS61を通ってステップS62に進む。
【0076】ステップS59では、校正値P2(j)を校
正値P3(j)として保存する。また、ステップS61で
は、前のブランチについて求められたi番目の校正値P
3(i)を当該ブランチ(注目ブランチ及び隣接ブラン
チ)について求めたj番目の校正値P2(j)に乗算し、
その結果を校正値P3(j)として保存する。従って、図
9の処理を実行すると、各ブランチについてj番目の校
正値P3(j)が得られる(j=2〜N)。
正値P3(j)として保存する。また、ステップS61で
は、前のブランチについて求められたi番目の校正値P
3(i)を当該ブランチ(注目ブランチ及び隣接ブラン
チ)について求めたj番目の校正値P2(j)に乗算し、
その結果を校正値P3(j)として保存する。従って、図
9の処理を実行すると、各ブランチについてj番目の校
正値P3(j)が得られる(j=2〜N)。
【0077】ステップS54で得られる信号S1(j)及
びステップS55で得られる信号S2(j)はそれぞれ次
式で表される。 S1(j)=T2(f2)・M2(f2)・L(i)・M(i,f2)・R(i,f2) ・・・ (15) S2(j)=T2(f2)・M2(f2)・L(j)・M(j,f2)・R(j,f2) ・・・ (16) 但し、 T2(f2):校正送信機34のf2に関する振幅・位相 M2(f2):校正アンテナ31のf2に関する振幅・位相 L(i) :アンテナ素子11(i)と校正アンテナ31と
の間の伝搬損失 L(j) :アンテナ素子11(j)と校正アンテナ31と
の間の伝搬損失 M(i,f2):アンテナ素子11(i)のf2に関する振幅・
位相 M(j,f2):アンテナ素子11(j)のf2に関する振幅・
位相 R(i,f2):受信機14(i)のf2に関する振幅・位相 R(j,f2):受信機14(j)のf2に関する振幅・位相 この形態では、隣接する2つのブランチのアンテナ素子
11(i),11(j)と校正アンテナ31との間の距離d
1,d2が同一であるので、伝搬損失L(i),L(j)は同
一である。また、校正送信機34及び校正アンテナ31
の成分については各ブランチに共通である。したがっ
て、前記第(14)式を変形すると次式が得られる。
びステップS55で得られる信号S2(j)はそれぞれ次
式で表される。 S1(j)=T2(f2)・M2(f2)・L(i)・M(i,f2)・R(i,f2) ・・・ (15) S2(j)=T2(f2)・M2(f2)・L(j)・M(j,f2)・R(j,f2) ・・・ (16) 但し、 T2(f2):校正送信機34のf2に関する振幅・位相 M2(f2):校正アンテナ31のf2に関する振幅・位相 L(i) :アンテナ素子11(i)と校正アンテナ31と
の間の伝搬損失 L(j) :アンテナ素子11(j)と校正アンテナ31と
の間の伝搬損失 M(i,f2):アンテナ素子11(i)のf2に関する振幅・
位相 M(j,f2):アンテナ素子11(j)のf2に関する振幅・
位相 R(i,f2):受信機14(i)のf2に関する振幅・位相 R(j,f2):受信機14(j)のf2に関する振幅・位相 この形態では、隣接する2つのブランチのアンテナ素子
11(i),11(j)と校正アンテナ31との間の距離d
1,d2が同一であるので、伝搬損失L(i),L(j)は同
一である。また、校正送信機34及び校正アンテナ31
の成分については各ブランチに共通である。したがっ
て、前記第(14)式を変形すると次式が得られる。
【0078】 P2(j)=S2(j)/S1(j) =(L(j)・M(j,f2)・R(j,f2))/(L(i)・M(i,f2)・R(i,f2)) =(M(j,f2)・R(j,f2))/(M(i,f2)・R(i,f2)) ・・・(17) ステップS59,S61の校正値P3(j)について説明
する。例えば、校正値P3(3)は次式で表される。
する。例えば、校正値P3(3)は次式で表される。
【0079】 P3(3)=P3(2)・P2(3) =P2(2)・P2(3) =(M(2,f2)・R(2,f2))/(M(1,f2)・R(1,f2))・ (M(3,f2)・R(3,f2))/(M(2,f2)・R(2,f2)) =(M(3,f2)・R(3,f2))/(M(1,f2)・R(1,f2)) ・・・(18) 従って、校正値P3(4)は次式で表される。
【0080】 P3(4)=P3(3)・P2(4) =((M(3,f2)・R(3,f2))/(M(1,f2)・R(1,f2)))・P2(4) =((M(3,f2)・R(3,f2))/(M(1,f2)・R(1,f2)))・ ((M(4,f2)・R(4,f2))/(M(3,f2)・R(3,f2))) =(M(4,f2)・R(4,f2))/(M(1,f2)・R(1,f2)) ・・・(19) 上記と同様の計算により、校正値P3(j)は次式で表さ
れる。
れる。
【0081】 P3(j)=P3(i)・P2(j) =(M(j,f2)・R(j,f2))/(M(1,f2)・R(1,f2)) ・・・(20) つまり、図9の校正手順で得られる校正値P3(j)は、
j番目のブランチの受信部の振幅・位相値の基準ブラン
チに対する相対値である。従って、各ブランチで受信す
る際に、図9の校正制御手順で得られた校正値P3(j)
をj番目のブランチで受信した信号の振幅・位相値に乗
算することにより、受信部における振幅・位相値のブラ
ンチ間の誤差を補正することができる。
j番目のブランチの受信部の振幅・位相値の基準ブラン
チに対する相対値である。従って、各ブランチで受信す
る際に、図9の校正制御手順で得られた校正値P3(j)
をj番目のブランチで受信した信号の振幅・位相値に乗
算することにより、受信部における振幅・位相値のブラ
ンチ間の誤差を補正することができる。
【0082】なお、この例では1つの校正アンテナ31
を測定する隣接ブランチを変えるたびに移動する場合を
説明したが、予め用意した(N−1)個の校正アンテナ
31を位置POS(1)〜POS(N-1)のそれぞれに配置しておけ
ば測定の度に移動する必要はなくなる。
を測定する隣接ブランチを変えるたびに移動する場合を
説明したが、予め用意した(N−1)個の校正アンテナ
31を位置POS(1)〜POS(N-1)のそれぞれに配置しておけ
ば測定の度に移動する必要はなくなる。
【0083】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればFD
Dのように送信と受信との周波数が異なったシステムに
おいても各ブランチ間の送信部及び受信部の振幅・位相
値を、アンテナまで含めて個別に校正することが可能と
なり、基地局の設置場所の違いによる環境変動や通信中
の温度特性の変化により生じる各ブランチ間の振幅・位
相誤差を補償することが可能となる。
Dのように送信と受信との周波数が異なったシステムに
おいても各ブランチ間の送信部及び受信部の振幅・位相
値を、アンテナまで含めて個別に校正することが可能と
なり、基地局の設置場所の違いによる環境変動や通信中
の温度特性の変化により生じる各ブランチ間の振幅・位
相誤差を補償することが可能となる。
【図1】第1の実施の形態の適応アレーアンテナ送受信
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の送信部の校正手順を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図3】第1の実施の形態の受信部の校正手順を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】第1の実施の形態の適応アレーアンテナ送受信
装置の配置例を示すブロック図である。
装置の配置例を示すブロック図である。
【図5】各アンテナの配置例を示す平面図である。
【図6】i番目のブランチの各部の振幅・位相値を表す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図7】第2の実施の形態のアンテナ素子及び校正局の
配置例を示す平面図である。
配置例を示す平面図である。
【図8】第2の実施の形態の送信部の校正手順を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図9】第2の実施の形態の受信部の校正手順を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図10】アレーアンテナの構成及び指向パターンを示
すグラフである。
すグラフである。
【図11】振幅及び位相誤差とヌル深度の関係を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図12】従来例の校正回路を示すブロック図である。
【図13】従来例のアダプティブアレーアンテナとFD
Dシステムとの組み合わせを示すブロック図である。
Dシステムとの組み合わせを示すブロック図である。
【符号の説明】 10 ブランチユニット 11 アンテナ素子 12 サーキュレータ 13 送信機 14 受信機 25 校正演算部 26 指向性制御演算部 30 校正局 31 校正アンテナ 32 サーキュレータ 33 校正受信機 34 校正送信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷹取 泰司 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 堀 俊和 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA02 AA03 AA04 AA05 AA06 CA06 DB02 DB03 EA04 FA06 FA20 FA24 FA26 FA32 FA35 GA02 GA06 GA08 HA05 HA10 JA07 JA10 5K059 CC03 CC04 DD31 DD41 EE02 5K067 AA23 BB04 CC02 CC04 EE02 KK03 LL08
Claims (6)
- 【請求項1】 複数のアンテナ素子で構成されるアレー
アンテナと、前記アレーアンテナのアンテナ素子数と同
数の送信機及び受信機と、前記各アンテナ素子に前記送
信機及び受信機をそれぞれ接続する送受共用手段と、前
記複数の受信機に各アンテナ素子からそれぞれ入力され
る信号に対して振幅及び位相の重み付けを行って複数の
受信機の出力を合成することにより前記アレーアンテナ
の放射パターンを制御する指向性制御演算回路とを備え
るとともに、前記受信機の受信周波数と前記アレーアン
テナの送信周波数とが異なる適応アレーアンテナ送受信
装置において、 前記アレーアンテナに含まれる少なくとも2つのアンテ
ナ素子から等距離の位置に配置された校正アンテナと、 前記受信周波数と同じ周波数の送信信号を前記校正アン
テナに印加する校正送信機と、 前記送信周波数と同じ周波数の信号を前記校正アンテナ
を介して受信する校正受信機と、 前記送信機からアンテナ素子を介して送信された信号
を、前記校正アンテナを介して前記校正受信機で受信し
て得られる第1の振幅・位相値と、前記校正送信機から
前記校正アンテナを介して送信された信号を、前記アン
テナ素子を介して前記受信機で受信して得られた第2の
振幅・位相値とに基づいて、前記アレーアンテナのブラ
ンチ間の校正値を求める校正演算手段とを設けたことを
特徴とする適応アレーアンテナ送受信装置。 - 【請求項2】 請求項1の適応アレーアンテナ送受信装
置において、前記校正演算手段は、各々のブランチの前
記送信機から送信された信号について前記第1の振幅・
位相値をそれぞれ測定し、各ブランチの第1の振幅・位
相値と、予め定めた基準ブランチの第1の振幅・位相値
との比率を、各ブランチの送信機の校正値に定めること
を特徴とする適応アレーアンテナ送受信装置。 - 【請求項3】 請求項1の適応アレーアンテナ送受信装
置において、前記校正演算手段は、前記校正送信機から
送出された信号を各々のブランチの前記受信機でそれぞ
れ第2の振幅・位相値として測定し、各ブランチの第2
の振幅・位相値と、予め定めた基準ブランチの第2の振
幅・位相値との比率を、各ブランチの受信機の校正値に
定めることを特徴とする適応アレーアンテナ送受信装
置。 - 【請求項4】 請求項1の適応アレーアンテナ送受信装
置において、前記アレーアンテナを構成する全てのアン
テナ素子を、前記校正アンテナから等距離の位置にそれ
ぞれ配置したことを特徴とする適応アレーアンテナ送受
信装置。 - 【請求項5】 複数のアンテナ素子で構成されるアレー
アンテナと、前記アレーアンテナのアンテナ素子数と同
数の送信機及び受信機と、前記各アンテナ素子に前記送
信機及び受信機をそれぞれ接続する送受共用手段と、前
記複数の受信機に各アンテナ素子からそれぞれ入力され
る信号に対して振幅及び位相の重み付けを行って複数の
受信機の出力を合成することにより前記アレーアンテナ
の放射パターンを制御する指向性制御演算回路とを備え
るとともに、前記受信機の受信周波数と前記アレーアン
テナの送信周波数とが異なる適応アレーアンテナ送受信
装置の校正方法において、 前記送信周波数と同じ周波数の信号を受信する校正受信
機と、それに接続された校正アンテナとを用い、 前記アレーアンテナの隣接するブランチ毎に、2つのブ
ランチの各アンテナ素子からの距離が予め定めた特定距
離になる位置に前記校正アンテナを配置して、 前記アレーアンテナの隣接するブランチ毎に、2つのブ
ランチの一方の送信機からアンテナ素子を介して送信さ
れた信号を、前記校正アンテナを介して前記校正受信機
で受信して第1の振幅・位相値として測定するととも
に、2つのブランチの他方の送信機からアンテナ素子を
介して送信された信号を、前記校正アンテナを介して前
記校正受信機で受信して第2の振幅・位相値として測定
し、 前記アレーアンテナの隣接するブランチ毎に、測定され
た前記第1の振幅・位相値と第2の振幅・位相値との比
率を第1の比率として求め、基準ブランチ以外について
は、当該ブランチで求められた第1の比率を他のブラン
チで求められた第1の比率を用いて修正し、基準ブラン
チに対する相対値として各ブランチの送信部の校正値を
算出することを特徴とする適応アレーアンテナ送受信装
置の校正方法。 - 【請求項6】 複数のアンテナ素子で構成されるアレー
アンテナと、前記アレーアンテナのアンテナ素子数と同
数の送信機及び受信機と、前記各アンテナ素子に前記送
信機及び受信機をそれぞれ接続する送受共用手段と、前
記複数の受信機に各アンテナ素子からそれぞれ入力され
る信号に対して振幅及び位相の重み付けを行って複数の
受信機の出力を合成することにより前記アレーアンテナ
の放射パターンを制御する指向性制御演算回路とを備え
るとともに、前記受信機の受信周波数と前記アレーアン
テナの送信周波数とが異なる適応アレーアンテナ送受信
装置の校正方法において、 前記受信機の受信周波数と同じ周波数の信号を送信する
校正送信機と、それに接続された校正アンテナとを用
い、 前記アレーアンテナの隣接するブランチ毎に、2つのブ
ランチの各アンテナ素子からの距離が予め定めた特定距
離になる位置に前記校正アンテナを配置して、前記アレ
ーアンテナの隣接するブランチ毎に、前記校正送信機か
ら校正アンテナを介して送信された信号を、2つのブラ
ンチの一方の受信機で受信して第1の振幅・位相値とし
て測定するとともに、2つのブランチの他方の受信機で
受信して第2の振幅・位相値として測定し、 前記アレーアンテナの隣接するブランチ毎に、測定され
た前記第1の振幅・位相値と第2の振幅・位相値との比
率を第1の比率として求め、基準ブランチ以外について
は、当該ブランチで求められた第1の比率を他のブラン
チで求められた第1の比率を用いて修正し、基準ブラン
チに対する相対値として各ブランチの受信部の校正値を
算出することを特徴とする適応アレーアンテナ送受信装
置の校正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36095899A JP2001177458A (ja) | 1999-12-20 | 1999-12-20 | 適応アレーアンテナ送受信装置及びその校正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36095899A JP2001177458A (ja) | 1999-12-20 | 1999-12-20 | 適応アレーアンテナ送受信装置及びその校正方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001177458A true JP2001177458A (ja) | 2001-06-29 |
Family
ID=18471617
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36095899A Pending JP2001177458A (ja) | 1999-12-20 | 1999-12-20 | 適応アレーアンテナ送受信装置及びその校正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001177458A (ja) |
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