JP2001175750A - 取引データ閲覧装置、取引データ閲覧方法、および記録媒体 - Google Patents

取引データ閲覧装置、取引データ閲覧方法、および記録媒体

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JP2001175750A
JP2001175750A JP36384899A JP36384899A JP2001175750A JP 2001175750 A JP2001175750 A JP 2001175750A JP 36384899 A JP36384899 A JP 36384899A JP 36384899 A JP36384899 A JP 36384899A JP 2001175750 A JP2001175750 A JP 2001175750A
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Masahiro Toriyama
正博 鳥山
Yoshihiro Sodeyama
欣大 袖山
Masayasu Ariyoshi
昌康 有吉
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Nomura Research Institute Ltd
Original Assignee
Nomura Research Institute Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自らの取引の量やタイミングについて、他人
の取引データを参照しながら決定し、取引を行える技術
を提供する。 【構成】 取引の注文を処理する取引処理手段と、その
取引処理装置が処理した取引履歴データを取引者ごとに
蓄積する取引履歴データベースと、取引履歴データを客
観的な指標データと比較演算して取引分析データとする
分析演算手段と、特定契約を済ませた取引者に対して取
引分析データの閲覧を可能とした取引分析データベース
とを備えた取引データ閲覧装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、商取引において、
他人の取引状況を参照できる技術に関する。商取引の対
象は、特に株、穀物や貴金属などのいわゆる先物など、
一般には他人の取引状況を把握できない取引対象をいう
ものとする。
【0002】
【先行技術】近年、インターネット技術を用いた株取引
は、一般に以下のような仕組みであった。まず、株の売
買に伴う金銭の授受に必要な投資家(トレーダー)名義
の口座を開設しておく。そして、投資家の所有するコン
ピュータと、証券会社のコンピュータとを通信回線で接
続する。証券会社は当該投資家へ株式市況などの情報を
インターネット経由で提供し、投資家(トレーダー)が
その情報を閲覧し、投資家は、買いや売りの注文の意思
表示を送信する。証券会社は、その意思表示を受信し
て、株の売買に関する事務処理を手続きし、口座からの
引き出しや入金を行う。
【0003】インターネット技術を用いると、証券会社
としては事務処理手続きを簡略化できる。一方、投資家
としてはコンピュータと電話回線さえあれば注文ができ
る。すなわち、両者にメリットがあり、加えて取引手数
料の自由化という規制緩和とあいまって、今後、株取引
の主流となると予測されている。なお、インターネット
通信と情報処理技術とを用いた株取引には、平成5年以
後の特許出願において、特開平6−4544号(相場情
報報道装置)、特開平9−265494号(取引システ
ム)、特開平10−11497号(売買費用自動算出装
置)など、25件が発見された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、株取引、為
替に代表されるように、定価や標準価格などが決まって
おらず、時間経過とともに価格が変化する取引対象の場
合、他人がいくらで購入したのか、いくらで販売したの
か、といった取引状況を知る手段が一般には存在しな
い。
【0005】一方、こうした取引対象の場合、他人の取
引データ(いつ、いくらで購入又は販売したのか)を参
照してみたい、という潜在的な要求ががある。特に、取
引の初心者にとっては、他人の取引は、ぜひとも参照し
たい。また、仮に他人の取引データが参照できる仕組み
があったとしても、その取引が上手だったのか下手だっ
たのかの指標がないと、単にデータが羅列されただけに
なってしまい、上手か下手かの判断をするだけで、かな
りの労力が必要となってしまう。
【0006】本発明が解決すべき課題は、自らの取引の
量やタイミングについて、他人の取引データを参照しな
がら決定し、取引を行える技術を提供することにある。
ここで、請求項1から請求項7に記載の発明は、自らの
取引の量やタイミングについて、他人の取引データを参
照しながら決定し、取引を行える技術について、取引代
行者へ提供する発明である。
【0007】また、請求項8から請求項10までに記載
の発明は、自らの取引の量やタイミングについて、他人
の取引データを参照しながら決定し、取引を行える技術
について、取引者へ提供する発明である。なお、本発明
と同一の発明は、前述した先行技術では発見できなかっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記した目
的を、例えば、インターネットプロトコルなどを用いて
インタラクティブ性を確保した通信システム技術および
コンピュータによる情報処理技術を用いて達成するもの
である。 (請求項1)請求項1記載の発明は、取引の注文を処理
する取引処理手段と、その取引処理手段が処理した取引
履歴データを取引者ごとに蓄積する取引履歴データベー
スと、取引履歴データを客観的な指標データと比較演算
して取引分析データとする分析演算手段と、特定契約を
済ませた取引者に対して取引分析データの閲覧を可能と
した取引分析データベースとを備えた取引データ閲覧装
置に係る。
【0009】(用語説明)「取引」の対象は、株、穀
物、貴金属、為替など、定価や標準価格などが決まって
おらず、時間経過とともに価格が変動する取引対象をい
う。通常、「一取引」は、「買い」と「売り」とで一の
取引である。「客観的な指標データ」とは、例えば、為
替ならばロンドン市場の正午時点の相場、株ならば、日
経平均や東証株価指数などである。
【0010】「特定契約」とは、例えば、他人の取引デ
ータを閲覧できる代わりに自分の取引の履歴データに基
づいた取引分析データを他人に閲覧させてよいという契
約、あるいは他人の取引データを閲覧できる代わりに金
銭的な負担に同意するという契約などである。 (作用)取引処理手段が、取引の注文を処理する。する
と、その取引履歴データが取引者ごとに取引履歴データ
ベースへ蓄積される。続いて、分析演算手段が客観的な
指標データと比較演算して取引分析データとし、取引分
析データベースへ蓄積する。特定契約を済ませた取引者
は、取引分析データベースにアクセスし、他人のあるい
は自分の取引分析データを閲覧することができる。
【0011】(請求項2)請求項2記載の発明は、請求
項1記載の取引データ閲覧装置を限定したものであり、
取引履歴データベースを、特定契約を済ませた取引者に
対して履歴データを閲覧可能とした取引データ閲覧装置
に係る。
【0012】(作用)特定契約を済ませた取引者は、取
引履歴データベースにアクセスして、他人の取引履歴デ
ータを閲覧することができる。このため、「買い時」に
ついて他人の履歴を参考にすることができる。 (請求項3)請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の取引データ閲覧装置を限定したものであ
り、各取引者の取引分析データを集計し、取引者の成績
のランキングデータを出力するランキング演算手段と、
そのランキングデータを蓄積し、特定契約を済ませた取
引者に対してランキングデータを閲覧可能としたランキ
ングデータベースとを備えた取引データ閲覧装置に係
る。
【0013】(用語説明)「ランキング」とは、様々な
ジャンルがある。例えば、「口座残高」でもよいし、所
定期間内での「資産増加額」や「資産増加率」、また、
日経平均の上昇率と比較することによって算出した「取
引センス」など、さまざまなランキングを用意すること
ができる。
【0014】(作用)ランキング演算手段は、各取引者
の取引分析データを集計し、取引者の成績のランキング
データを出力する。そのランキングデータは、ランキン
グデータベースへ蓄積される。特定契約を済ませた取引
者は、ランキングデータベースにアクセスして、ランキ
ングデータベースを閲覧することができる。このため、
参照にしたい「他人」の選択が楽になる。
【0015】(請求項4)請求項4記載の発明は、請求
項1、請求項2または請求項3記載の取引データ閲覧装
置を限定したものであり、取引処理手段が、取引の注文
を受信する注文受信手段を備えた取引データ閲覧装置に
係る。
【0016】(作用)取引処理手段が注文受信手段によ
って取引の注文を受信するので、取引に伴う事務手続き
を省力化できる。 (請求項5)請求項5記載の発明は、請求項1、請求項
2、請求項3または請求項4記載の取引データ閲覧装置
を限定したものであり、取引者が指名した指名取引者を
登録する指名登録手段と、その指名登録手段に登録され
た指名取引者からの取引注文を監視する監視手段と、そ
の監視手段が指名取引者の取引を捉えた場合に、当該指
名取引者を指名登録した取引者へ知らせる報知手段とを
備えた取引データ閲覧装置に係る。
【0017】(用語説明)「指名取引者」とは、取引分
析データなどを閲覧することによって、自分の取引の参
照としたい取引者をいう。「報知手段」とは、例えば、
取引者の所有に係る通信機器、具体的には携帯電話、電
子メール受信端末、ポケットベルなどである。報知に係
る内容は、単に「取引があった旨」を知らせるだけの場
合、「取引内容」までを知らせる場合など、様々であ
る。
【0018】(作用)まず、ある取引者が、別の取引者
を指名し、指名登録手段へ登録する。監視手段は、その
指名登録手段に登録された指名取引者からの取引注文を
監視し、指名取引者の取引を捉えた場合には、報知手段
が当該指名取引者を指名登録した取引者へ知らせる。す
ると、その報知を受けた取引者は、指名取引者が取引を
したことをタイムリーに知ることができ、自分の取引の
参照とすることができる。
【0019】(請求項6)請求項6記載の発明は、取引
の注文を処理する取引処理手順と、その取引処理手順に
よって処理した取引履歴データを取引者ごとに蓄積する
取引履歴データ蓄積手順と、前記取引履歴データを客観
的な指標データと比較演算して取引分析データとする分
析演算手順と、前記取引分析データを蓄積する取引分析
データ蓄積手順と、その取引分析データを、特定契約を
済ませた取引者に対して取引分析データの閲覧を可能と
する閲覧準備手順とを備えた取引データ閲覧方法に係
る。
【0020】(他の方法発明)請求項2記載の発明に対
応する方法発明としては、閲覧準備手順には、特定契約
を済ませた取引者に対して履歴データを閲覧可能とする
取引履歴データ回覧準備手順を含むこととした取引デー
タ閲覧方法に係る。請求項3記載の発明に対応する方法
発明としては、閲覧準備手順には、各取引者の取引分析
データを集計し、取引者の成績のランキングデータを出
力するランキング演算手順と、そのランキングデータを
蓄積し、特定契約を済ませた取引者に対してランキング
データを閲覧可能としたランキングデータ閲覧準備手順
とを備えた取引データ閲覧方法に係る。
【0021】請求項4記載の発明に対応する方法発明と
しては、取引処理手順が、取引の注文を受信する注文受
信手順を含むこととした取引データ閲覧方法に係る。請
求項5記載の発明に対応する方法発明としては、取引者
が指名した指名取引者を登録する指名登録手順と、その
指名登録手順に登録された指名取引者からの取引注文を
監視する監視手順と、その監視手順が指名取引者の取引
を捉えた場合に、当該指名取引者を指名登録した取引者
へ知らせる報知手順とを備えた取引データ閲覧方法に係
る。
【0022】(請求項7)請求項7記載の発明は、コン
ピュータプログラムを記録した記録媒体の発明に係る。
すなわち、コンピュータに対し、取引の注文を処理する
取引処理手順と、その取引処理手順によって処理した取
引履歴データを取引者ごとに蓄積する取引履歴データ蓄
積手順と、前記取引履歴データを客観的な指標データと
比較演算して取引分析データとする分析演算手順と、前
記取引分析データを蓄積する取引分析データ蓄積手順
と、その取引分析データを、特定契約を済ませた取引者
に対して取引分析データの閲覧を可能とする閲覧準備手
順とを実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に係る発明である。
【0023】ここで、記録媒体とは、フロッピーディス
ク、ハードディスク、CD−ROM、MOなどのプログ
ラムの記録媒体である。 (他の記録媒体発明)前述した「他の方法発明」におい
て、「手順」をコンピュータに対して実行させる手順と
して組まれたプログラムは、当然作成できる。それらプ
ログラムを記録した記録媒体は、本願において開示され
ていることとなる。
【0024】(請求項8)請求項8記載の発明は、取引
者が使用する装置についての発明である。すなわち、特
定契約の同意および取引の注文を送信する送信手段と、
取引履歴データを取引者ごとに蓄積し、取引履歴データ
を客観的な指標データと比較演算して取引分析データと
し、且つ特定契約を済ませた取引者に対して閲覧を可能
とした取引分析データベースに対してアクセスし、取引
分析データを閲覧する閲覧装置とを備えた取引データ閲
覧装置に係る。
【0025】(用語説明)本請求項にいう「取引データ
閲覧装置」は、たとえば、インターネットへ接続して取
引分析データベースを閲覧するブラウザソフトなどを備
えている装置であり、一般にはパーソナルコンピュータ
である。ただし、取引の注文を送信したり、取引分析デ
ータを閲覧する閲覧する事に特化させた専用端末装置で
あってもよい。
【0026】(作用)取引者は、送信手段を用いて取引
の注文を送信する。一方、特定契約を済ませていれば、
閲覧装置を用いることによって、取引履歴データを取引
者ごとに蓄積し、且つ取引履歴データを客観的な指標デ
ータと比較演算して取引分析データとし、且つ特定契約
を済ませた取引者に対して閲覧を可能とした取引分析デ
ータベースに対してアクセスし、取引分析データを閲覧
することができる。
【0027】(請求項9)請求項9記載の発明は、特定
契約の同意および取引の注文を送信する送信手順と、取
引履歴データを取引者ごとに蓄積し、取引履歴データを
客観的な指標データと比較演算して取引分析データと
し、且つ特定契約を済ませた取引者に対して閲覧を可能
とした取引分析データベースに対してアクセスし、取引
分析データを閲覧する閲覧手順とを備えた取引データ閲
覧方法に係る。
【0028】(請求項10)請求項10記載の発明は、
コンピュータプログラムを記録した記録媒体の発明に係
る。すなわち、コンピュータに対し、特定契約の同意お
よび取引の注文を送信する送信手順と、取引履歴データ
を取引者ごとに蓄積し、取引履歴データを客観的な指標
データと比較演算して取引分析データとし、且つ特定契
約を済ませた取引者に対して閲覧を可能とした取引分析
データベースに対してアクセスし、取引分析データを閲
覧する閲覧手順とを実行させるためのプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に係る。
【0029】たとえば、取引分析データベースを閲覧可
能としているインターネットサイトの運営者が、当該サ
イトへアクセスしてきた閲覧者に対してダウンロード用
にプログラムを用意していれば、そのサイト運営者のハ
ードディスクは、本願発明に含まれる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態及び図
面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図
面は、図1乃至図7である。図1は、本発明の第一実施
形態の全体を示す概念図である。図2は、本発明の第二
実施形態の全体を示す概念図である。図3は、第一実施
形態における分析演算手段を中心に詳細を示す概念図で
ある。図4は、ランキングデータベースの詳細に表した
概念図である。
【0031】以下に示す発明の実施形態は、インターネ
ットプロトコルを用いてインタラクティブ性を確保した
通信システム技術、コンピュータによる情報処理技術を
用いて達成するものである。 (概要)図1は、株取引を行うトレーダーA氏およびト
レーダーB氏、株取引の手続きを代行する証券会社たる
トレードセンター、および様々なデータ処理を行うデー
タセンターを登場させることによって、本発明の第一実
施形態の全体を示している。トレーダーA氏およびトレ
ーダーB氏とトレードセンターとは、公衆電話回線を介
して接続される。また、トレードセンターとデータセン
ターとは、専用線で接続してある。
【0032】まず、トレーダーA氏およびトレーダーB
氏は、自分の取引履歴およびその取引履歴に基づく分析
データを他人が閲覧することを許可する、という特定契
約をトレードセンターとの間で締結している。トレーダ
ーA氏およびトレーダーB氏は、この特定契約を締結し
ていないトレーダーよりも取引手数料を割り引いてもら
えるという、閲覧許可の代償を得ている。
【0033】トレーダーA氏は、自分の情報源から株売
買に結びつく情報を入手する。そして、取引を決心し、
送信機能を備えたパーソナルコンピュータにて、取引の
意思表示をトレードセンターへ送信する。取引の意思表
示とは、どの銘柄の株を何株、買うのか売るのか、とい
うことである。トレードセンターでは、当該意思表示を
受信し、取引注文の処理装置が、当該意思表示の通りの
取引を処理する。なお、図示は省略するが、トレードセ
ンターには、特定契約者であるかどうかのフィルター手
段を備えており、特定契約者からの意思表示のみを取り
扱う。
【0034】取引注文の処理装置は、取引事務の処理と
同時に、取引履歴データを取引履歴データベースへ、ト
レーダーごとに蓄積させる。すなわち、取引履歴データ
ベースの中には、トレーダーの数だけのデータベースが
存在することとなる。一方、その取引履歴データに対し
ては、分析演算手段が客観的な指標データと比較演算し
て取引分析データとし、取引分析データベースへ蓄積す
る。ここで、「客観的な指標データ」とは、例えば、日
経平均や東証株価指数などである。本実施形態では、図
3に示すように、「日経平均」を用いることとしてい
る。取引分析データの作成手順については、後に図3を
用いながら説明する。
【0035】このようにして作成された取引分析データ
ベースは、特定契約を済ませた取引者に対して取引分析
データの閲覧を可能としている。たとえば、トレーダー
A氏は、トレーダーB氏の取引分析データを閲覧し、次
の取引の参考にしている。トレーダーB氏についても、
トレーダーA氏とほとんど変わらない。異なるのは、閲
覧したデータがC氏であることである。
【0036】(図3)続いて、取引分析データの作成手
順について、図3を用いながら説明する。分析演算の対
象となるのは、「買い」と「売り」とが完了した「一取
引」である。A氏は、99年10月1日に、Z社の株を
500円で1000株購入し、99年11月1日に、6
00円ですべての株を売ったという、取引履歴データが
残っている。一方、99年10月1日の日経平均は16
000円であり、99年11月1日の日経平均が176
00円であったとする。分析演算手段は、前述の履歴デ
ータと日経平均という客観的な指標データとを入力す
る。そのほか、A氏の口座データをも入力する。
【0037】さて、日経平均は10%の上昇にとどまっ
たのに対してA氏の取引は20%の上昇後に売っている
ことから、分析演算手段は、+10ポイントであるとい
う分析演算をする。また、この間のA氏の口座データに
ついても演算しており、A氏の口座について、総資産が
推移するデータも演算する。この+10ポイントという
演算結果や総資産の推移などを、取引分析データベース
の中のA氏の取引分析データベースへ蓄積させる。前記
の「ポイント」は、世間一般の平均値を上回る取引をし
ていれば「+」、下回る取引の場合には「−」となるの
で、取引額の大小に関係なく、取引センスを客観化した
データといえる。
【0038】(図4)所定の期間が経過すると、取引分
析データベースへ取引分析データが蓄積される。その蓄
積されたデータを集計してランキングデータを出力する
のがランキング演算手段である。このランキング演算手
段が出力するランキングデータを蓄積するランキングデ
ータベースについて、図4を用いて説明する。
【0039】所定期間としては、図4では「半年」とし
ており、半年ごとのランキングデータベースと、それら
を総合して推移をみることができるランキング推移デー
タベースとを図示している。99上半期・ランキングと
いうデータベースには、前述した「取引センス」のラン
キング、「資産増加額」のランキング、「資産増加率」
のランキングという3つの例を図示している。なお、資
産増加率についてのデータは、ある程度の資産規模がな
いと、閲覧しても役に立ちにくいという想定の下、資産
が1億円以上のトレーダーのランキングとしている。
【0040】トレーダーの数が膨大になってくると、誰
を閲覧すれば参考になるのかがわかりにくくなる。誰を
参考にしたらよいかの基準を持たない者にとって、ラン
キングデータベースは、閲覧したいデータを閲覧者に代
わって絞り込んでいることに近似している。 (図2)図2に示す実施形態について、図1に示した実
施形態と異なっているのは、取引履歴データベースも閲
覧を可能としている点である。これは、「買い」と「売
り」の両方が終了しないと分析演算手段が取引分析デー
タを出力できないが、誰かが「買った」か否かというこ
とを閲覧したいという要求に応えるためである。
【0041】(指名トレーダーの登録等)図示は省略す
るが、閲覧経験によって気になるトレーダーがでてきた
とする。すると、当該トレーダーがいつ、なにを売買し
ているかが四六時中気になるという閲覧者が出てくる。
そうした閲覧者には、指名登録制度を、オプションとし
て用意している。
【0042】この指名登録制度は、取引者が指名した指
名取引者を登録する指名登録手段と、その指名登録手段
に登録された指名取引者からの取引注文を監視する監視
手段と、その監視手段が指名取引者の取引を捉えた場合
に、当該指名取引者を指名登録した取引者へ知らせる報
知手段とを備えたサービスである。「報知手段」とは、
例えば、取引者の所有に係る通信機器、具体的には携帯
電話、電子メール受信端末、ポケットベルなどである。
報知に係る内容は、単に「取引があった旨」を知らせる
だけの場合、「取引内容」までを知らせる場合など、様
々である。
【0043】このサービスでは、まず、ある取引者が、
別の取引者を指名し、指名登録手段へ登録する。監視手
段は、その指名登録手段に登録された指名取引者からの
取引注文を監視し、指名取引者の取引を捉えた場合に
は、報知手段が当該指名取引者を指名登録した取引者へ
知らせる。すると、その報知を受けた取引者は、指名取
引者が取引をしたことをタイムリーに知ることができ、
自分の取引の参照とすることができる。
【0044】(検索閲覧)図示は省略するが、期間限定
や銘柄などを組み合わせて、閲覧の対象となるトレーダ
ーを検索できるようなメニューを用意している。これに
よって、闇雲な閲覧をしなくてすむ。 (自己の客観分析)図示は省略するが、本実施形態で
は、他人の取引分析データだけでなく、自分の取引分析
データを閲覧することもできるので、客観的な分析が行
える。次の取引に生かしたり、経験を最大限のデータと
することができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1から請求項7に記載の発明によ
れば、自らの取引の量やタイミングについて、他人の取
引データを参照しながら決定し、取引を行える技術を提
供することができた。また、請求項8から請求項10ま
でに記載の発明によれば、自らの取引の量やタイミング
について、他人の取引データを参照しながら決定し、取
引を行える技術を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の全体を示す概念図であ
る。
【図2】本発明の第二実施形態の全体を示す概念図であ
る。
【図3】第一実施形態における分析演算手段を中心に詳
細を示す概念図である。
【図4】ランキングデータベースの詳細に表した概念図
である。
フロントページの続き (72)発明者 有吉 昌康 東京都千代田区大手町2−2−1 株式会 社野村総合研究所内 Fターム(参考) 5B049 AA00 BB47 CC03 CC05 CC31 DD05 EE01 EE05 FF07 GG02 GG03 GG04 5B075 KK07 KK13 KK33 KK38 MM01 MM11 ND07 ND23 NK06 NK12 NK22 NR02 NR15 PQ02 PQ15 PQ46 UU40

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取引の注文を処理する取引処理手段と、 その取引処理手段が処理した取引履歴データを取引者ご
    とに蓄積する取引履歴データベースと、取引履歴データ
    を客観的な指標データと比較演算して取引分析データと
    する分析演算手段と、特定契約を済ませた取引者に対し
    て取引分析データの閲覧を可能とした取引分析データベ
    ースとを備えた取引データ閲覧装置。
  2. 【請求項2】取引履歴データベースは、特定契約を済ま
    せた取引者に対して履歴データを閲覧可能とした請求項
    1記載の取引データ閲覧装置。
  3. 【請求項3】各取引者の取引分析データを集計し、取引
    者の成績のランキングデータを出力するランキング演算
    手段と、 そのランキングデータを蓄積し、特定契約を済ませた取
    引者に対してランキングデータを閲覧可能としたランキ
    ングデータベースとを備えた請求項1、請求項2または
    請求項3記載の取引データ閲覧装置。
  4. 【請求項4】取引処理手段は、取引の注文を受信する注
    文受信手段を備えた請求項1、請求項2または請求項3
    記載の取引データ閲覧装置。
  5. 【請求項5】取引者が指名した指名取引者を登録する指
    名登録手段と、 その指名登録手段に登録された指名取引者からの取引注
    文を監視する監視手段と、その監視手段が指名取引者の
    取引を捉えた場合に、当該指名取引者を指名登録した取
    引者へ知らせる報知手段とを備えた請求項1、請求項
    2、請求項3または請求項4記載の取引データ閲覧装
    置。
  6. 【請求項6】取引の注文を処理する取引処理手順と、 その取引処理手順によって処理した取引履歴データを取
    引者ごとに蓄積する取引履歴データ蓄積手順と、前記取
    引履歴データを客観的な指標データと比較演算して取引
    分析データとする分析演算手順と、前記取引分析データ
    を蓄積する取引分析データ蓄積手順と、その取引分析デ
    ータを、特定契約を済ませた取引者に対して取引分析デ
    ータの閲覧を可能とする閲覧準備手順とを備えた取引デ
    ータ閲覧方法。
  7. 【請求項7】コンピュータに対し、取引の注文を処理す
    る取引処理手順と、その取引処理手順によって処理した
    取引履歴データを取引者ごとに蓄積する取引履歴データ
    蓄積手順と、前記取引履歴データを客観的な指標データ
    と比較演算して取引分析データとする分析演算手順と、
    前記取引分析データを蓄積する取引分析データ蓄積手順
    と、その取引分析データを、特定契約を済ませた取引者
    に対して取引分析データの閲覧を可能とする閲覧準備手
    順とを実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】特定契約の同意および取引の注文を送信す
    る送信手段と、取引履歴データを取引者ごとに蓄積し、
    取引履歴データを客観的な指標データと比較演算して取
    引分析データとし、且つ特定契約を済ませた取引者に対
    して閲覧を可能とした取引分析データベースに対してア
    クセスし、取引分析データを閲覧する閲覧装置とを備え
    た取引データ閲覧装置。
  9. 【請求項9】特定契約の同意および取引の注文を送信す
    る送信手順と、 取引履歴データを取引者ごとに蓄積し、取引履歴データ
    を客観的な指標データと比較演算して取引分析データと
    し、且つ特定契約を済ませた取引者に対して閲覧を可能
    とした取引分析データベースに対してアクセスし、取引
    分析データを閲覧する閲覧手順とを備えた取引データ閲
    覧方法。
  10. 【請求項10】コンピュータに対し、 特定契約の同意および取引の注文を送信する送信手順
    と、 取引履歴データを取引者ごとに蓄積し、取引履歴データ
    を客観的な指標データと比較演算して取引分析データと
    し、且つ特定契約を済ませた取引者に対して閲覧を可能
    とした取引分析データベースに対してアクセスし、取引
    分析データを閲覧する閲覧手順とを実行させるためのプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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