JP2001175631A - Cpuカード及びデータ通信方法 - Google Patents

Cpuカード及びデータ通信方法

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JP2001175631A
JP2001175631A JP35893799A JP35893799A JP2001175631A JP 2001175631 A JP2001175631 A JP 2001175631A JP 35893799 A JP35893799 A JP 35893799A JP 35893799 A JP35893799 A JP 35893799A JP 2001175631 A JP2001175631 A JP 2001175631A
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memory
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card
cpu
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JP35893799A
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Hirohito Nishiyama
博仁 西山
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排他制御等の複雑なメモリ管理を必要とせ
ず、メモリ空間を効率良く活用することのできるCPU
カード及びデータ通信方法を提供する。 【解決手段】 CPUカード(A)のホストCPU8
は、メモリ10から必要なデータを読み込み、ホスト−
ローカルバスブリッジ9、ローカルバス1を介して、P
CIインタフェース3にデータを渡す。PCIインタフ
ェース3は、データ送受信部4内のデータ送信部41を
用いて、CPUカード(B)宛にデータを送信し、CP
Uカード(B)において、CPUカード(B)のPCI
インタフェース3は、データ受信部42によりCPUカ
ード(A)から送信されたデータを受信する。PCIイ
ンタフェース3は、この受信したデータを、ローカルバ
ス1、ホスト−ローカルバスブリッジ9とを介して、C
PUカード(B)におけるホストCPU8の管理の下で
書き込み可能な領域として確保しているメモリ10上の
受信バッファに書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、送信元装置から
バスを介して接続されたメモリを有する宛先装置へデー
タを送信してデータ通信を行うCPUカード及びデータ
通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば、コンパクトPCIバスあ
るいはPCIバス上に複数のCPUカードとI/Oが混
在したシステム構成の例を示すシステム構成図である。
図9では、複数のCPUカード(A)〜(X)とI/O
(a)及び(b)がコンパクトPCIバスを介して接続
されており、コンパクトPCIバスを介し各CPUカー
ド内のメモリに対してお互いにデータの読み出し/書き
込みを行い、データをやり取りする。
【0003】図10は、例えば図9に示すようなシステ
ムにおいて、CPUカード(A)とCPUカード(B)
との間でデータ通信を行う場合の動作を示す説明図であ
る。図10において、101及び111はCPU、10
2及び112はPCIインタフェース、103及び11
3はメモリである。CPUカード(A)からCPUカー
ド(B)への通信は、従来CPUカード(A)のCPU
101がCPUカード(B)のメモリ113の通信領域
に対してメモリアドレスを直接指定することにより実現
していた。図10に示すように、全てのCPUカードの
メモリにおいて、各CPUカード毎のメモリ領域が予め
固定的に確保されている。CPUカード(A)のCPU
101は、CPUカード(A)のメモリ103内の「C
PUカード(B)のメモリ領域」からデータを読み込
み、コンパクトPCIバスを介して、CPUカード
(B)のメモリ113のメモリアドレス0x00000000を指
定してCPUカード(B)のメモリ113の「CPUカ
ード(B)のメモリ領域」にデータを書き込む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデータ
通信では、データ通信用の領域はコンパクトPCIバス
に接続される全てのデバイス毎に固定的に確保している
ため、システム規模が大きくなると、メモリ空間の大き
さに対する制限が厳しくなるという問題点があった。
【0005】また、CPUカード(A)とCPUカード
(B)とのデータ通信は、CPUカード(B)上のメモ
リを、CPUカード(A)及び(B)両方のCPUによ
り管理される共有メモリとして利用するものであるた
め、排他制御等の複雑なメモリ管理を行う必要があり、
システム設計が難しくなるという問題点があった。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、排他制御等の複雑なメモリ管理
を必要とせず、メモリ空間を効率良く活用することので
きるCPUカード及びデータ通信方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るCPUカー
ドは、バスを介して接続されたメモリを有する他のCP
Uカードとの間で通信を行うCPUカードにおいて、通
信先である他のCPUカード内のメモリに送信するため
の送信制御情報を自カード内のCPUより得る送信制御
情報取得手段と、前記送信制御情報取得手段により取得
した送信制御情報に基づいて自カード内のメモリから送
信するデータを読み出すデータ読み出し手段と、前記デ
ータ読み出し手段により読み出したデータを前記送信制
御情報に基づき前記他のCPUカードを宛先アドレスと
して指定して前記他のCPUカード宛に送信するデータ
送信手段とを備えるものである。
【0008】本発明に係るCPUカードは、バスを介し
て接続されたメモリを有する他のCPUカードとの間で
通信を行うCPUカードにおいて、通信先である他のC
PUカード内のメモリに送信するための送信制御情報を
自カード内のCPUより得て、前記送信制御情報に基づ
いて自カード内のメモリから送信するデータを読み出
し、前記送信制御情報に基づき前記他のCPUカードを
宛先アドレスとして指定して前記他のCPUカード宛に
送信されたデータを、前記他のCPUカードにおいて受
信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受
信したデータを前記他のCPUカード内のメモリに書き
込むための受信制御情報を前記受信したデータより抽出
する受信制御情報抽出手段と、前記受信制御情報抽出手
段により抽出した受信制御情報に基づいて受信したデー
タを書き込む前記他のCPUカード内のメモリアドレス
を決定するメモリアドレス決定手段と、前記メモリアド
レス決定手段により決定したメモリアドレスに基づいて
前記他のCPUカード内のメモリアドレスに前記受信し
たデータを書き込むデータ書き込み手段とを備えるもの
である。
【0009】また、前記データ送信手段は、データを複
数のデータ・パケットに分割して送信する場合、分割さ
れたそれぞれのデータ・パケットに、後続に一連の分割
されたデータ・パケットが存在するか否かを示す分割情
報を付加するものである。
【0010】また、前記メモリアドレス決定手段は、後
続に一連の分割されたデータ・パケットが存在するか否
かを示す分割情報を、それぞれのデータ・パケットに付
加して送信されたデータ・パケットを受信した場合、前
記分割情報に基づいて、一連のデータ・パケットを受信
したことを認識するものである。
【0011】本発明に係るデータ通信方法は、送信元装
置からバスを介して接続されたメモリを有する宛先装置
へデータを送信してデータ通信を行うデータ通信方法に
おいて、前記宛先装置に送信するための送信制御情報を
前記送信元装置内で得て、送信するデータを前記送信制
御情報に基づき前記宛先装置を宛先アドレスとして指定
して前記宛先装置宛に送信するものである。
【0012】本発明に係るデータ通信方法は、送信元装
置からバスを介して接続されたメモリを有する宛先装置
へデータを送信してデータ通信を行うデータ通信方法に
おいて、前記宛先装置に送信するための送信制御情報を
前記送信元装置内で得て、送信するデータを前記送信制
御情報に基づき前記宛先装置を宛先アドレスとして指定
して前記宛先装置宛に送信されたデータを、前記宛先装
置において受信し、受信したデータを前記宛先装置内の
メモリに書き込むための受信制御情報を前記受信したデ
ータより抽出し、前記抽出した受信制御情報に基づいて
受信したデータを前記メモリに書き込むものである。
【0013】また、前記データ通信方法において、デー
タを複数のデータ・パケットに分割して送信する場合、
分割されたそれぞれのデータ・パケットに、後続に一連
の分割されたデータ・パケットが存在するか否かを示す
分割情報を付加するものである。
【0014】また、前記データ通信方法において、後続
に一連の分割されたデータ・パケットが存在するか否か
を示す分割情報を、それぞれのデータ・パケットに付加
して送信されたデータ・パケットを受信した場合、前記
分割情報に基づいて、一連のデータ・パケットを受信し
たことを認識するものである。
【0015】また、PCIトランザクションを用いたデ
ータ通信方法において、メモリアドレス空間と別に、ノ
ードアドレス空間を定義するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
係るデータ通信方法を用いたCPUカード内部の構成の
例を示す機能構成図である。図1において、1はCPU
カード内部のローカルバス、2は自CPUカードと他の
CPUカードとを接続するPCIバス、3はローカルバ
ス1等の内部バスとPCIバス2とのインタフェースで
あるPCIインタフェース、4はデータの送受信を行う
データ送受信部、5はPCIインタフェース3内のPC
IバスI/F、6はPCIインタフェース3内のローカ
ルバスI/F、7はPCIインタフェース3内のローカ
ルバス1とPCIバス2とを接続するローカル−PCI
ブリッジ部、8はホストCPU、9はホストCPU8と
ローカルバス1とを接続するホスト−ローカルバスブリ
ッジ、10はメモリ、11、12はI/Oである。そし
て、41はデータ送受信部4内のデータ送信部、42は
データ送受信部4内のデータ受信部である。また、シス
テム構成図は従来の図9と同様であるため説明は省略す
る。
【0017】従来の技術と同様に、図9におけるCPU
カード(A)とCPUカード(B)との間でデータ通信
を行う場合の動作について、以下に説明する。CPUカ
ード(A)のホストCPU8は、メモリ10から必要な
データを読み込み、ホスト−ローカルバスブリッジ9、
ローカルバス1を介して、PCIインタフェース3にデ
ータを渡す。PCIインタフェース3は、データ送受信
部4内のデータ送信部41を用いて、CPUカード
(B)宛にデータを送信する。
【0018】CPUカード(B)において、CPUカー
ド(B)のPCIインタフェース3は、データ受信部4
2によりCPUカード(A)から送信されたデータを受
信する。PCIインタフェース3は、この受信したデー
タを、ローカルバス1、ホスト−ローカルバスブリッジ
9とを介して、CPUカード(B)におけるホストCP
U8の管理の下で書き込み可能な領域として確保してい
るメモリ10上の受信バッファに書き込む。
【0019】次にデータ送信部41及びデータ受信部4
2の詳細な動作について、動作毎に分けて以下に説明す
る。
【0020】<送信動作>図2は、本発明に係るデータ
通信方法を用いたCPUカードにおけるデータ送受信部
4内のデータ送信部41の構成の例を示す機能構成図で
ある。411はメモリ10から送信するデータを読み出
してくるデータ読み出し手段としてのデータ読み出し
部、412は送信するデータの宛先アドレス等の制御情
報をホストCPU8から得る送信制御情報取得手段とし
ての制御用CPUインタフェース部、413はデータ読
み出し部412により読み出されたデータを制御用CP
Uインタフェース部412からの制御情報に従って送信
するためのトランザクションを生成するデータ送信手段
としてのトランザクション生成部、414はエラー等の
ステータスをホストCPU8に通知するステータス通知
用CPUインタフェース/割り込み発生部である。
【0021】図3は、本実施の形態において使用するメ
モリマップの例を示した説明図である。各CPUカード
において、PCIバス上でノードとして応答するため
に、例えば1WORDすなわち4バイト分のサイズを持
つメモリ領域を割り当てる。図3の例では、ベースアド
レスにノードアドレスを割り当てている。ノードアドレ
スの割当ては、PCIのコンフィグレーション・レジス
タのベース・アドレス・レジスタの1つを用いて、通常
のPCIコンフィグレーションと同様の方式で行う。
【0022】CPUカード(A)のホストCPU8が、
例えばノードアドレス0x00000004のCPUカード(B)
に対してCPUカード(A)のメモリ10のメモリアド
レス0x100番地に置かれる128バイトの長さを持つデ
ータを、データフェーズで最大10WORDのバースト
転送長を持つPCIバスのメモリ・ライト・トランザク
ションによって送信する場合のCPUカード(A)にお
けるデータ送信部41の動作について説明する。
【0023】まず、制御用CPUインタフェース部41
2は、送信するデータの制御情報をホストCPU8から
得る。ここで、制御情報とは送信するデータの位置を示
すメモリ10上のアドレス、送信するデータの長さ、送
信するデータの宛先ノードアドレス等である。上述の例
では、それぞれメモリ10上のアドレスが0x100、送信
するデータ長128バイト、宛先ノードアドレス0x0000
0004となる。そして、制御用CPUインタフェース部4
12は、ホストCPU8から得た制御情報である送信す
るデータの位置を示すメモリ10上のアドレス0x100、
送信するデータの長さ128バイト、宛先ノードアドレ
ス0x00000004を、トランザクション生成部413に通知
する。
【0024】図2において、制御用CPUインタフェー
ス部412はデータ送信部41内に設けているが、送信
データ管理テーブルとしてメモリ10に、もしくはデー
タ送信部が持つ制御レジスタによって実現してもよい。
また、例えば、制御用CPUインタフェース部にデータ
・パケットの送信を開始するタイミングを指示するため
の送信開始ビットをその送信データ管理テーブルや制御
レジスタに設けて、送信したいタイミングでホストCP
U8がその送信開始ビットのフラグを立てるようにする
ことにより、データ・パケットの送信タイミングをCP
Uから制御することができる。
【0025】次に、トランザクション生成部413が生
成するトランザクションについて説明する。図4は、ト
ランザクション生成部413により生成されるトランザ
クションの例を示す説明図である。制御用CPUインタ
フェース部412からの制御情報の通知を受けたトラン
ザクション生成部413は、その制御情報に基づいて、
パケット読み出し部411経由で送信するデータ・パケ
ットを得てトランザクションを生成する。上述の例で
は、送信するデータ長は128バイト、すなわち32W
ORDであり、最大バースト転送長が10WORDであ
るため、8WORDずつ4つのトランザクションを生成
する。
【0026】第二回目のトランザクションでは、トラン
ザクション生成部413は、前記制御情報に基づき、メ
モリ10上のアドレス0x100から8WORDのデータを
読み出すようパケット読み出し部411にパケット読み
出し要求を行う。パケット読み出し部411は、その要
求に従ってメモリ10よりデータ・パケットを読み出
し、トランザクション生成部413に渡す。8WORD
のデータ・パケットを受け取ったトランザクション生成
部413は、図4に示すように、前記制御情報に基づ
き、宛先ノードアドレス0x00000004を指定したアドレス
フェーズ1WORDと、パケット識別子と送信するデー
タ長128バイトという情報とデータ・パケット8WO
RDからなるデータフェーズ10WORDのトランザク
ション#0を生成する。ここで、パケット識別子とは、
複数のCPUカードから同じCPUカードに同時にデー
タ・パケットが送信された場合、受信側のCPUカード
でどのCPUカードからのデータ・パケットであるかを
識別するためのものである。
【0027】従って、例えばこのパケット識別子に送信
元ノードアドレスを使用することにより識別が可能であ
るが、1つのCPUカードから同時に複数の異なるデー
タ・パケットを同じCPUカードに送信する場合は、そ
れらが異なるデータ・パケットであることが受信側CP
Uカードで識別することができるパケット識別子にする
必要がある。また、データフェーズにおいてデータ長を
付加するのは第一回目のトランザクションのみである。
【0028】第二回目以降のトランザクションでは、ト
ランザクション生成部413は、パケット読み出し部4
11を介してメモリ10上のアドレス0x100からデータ
・パケットWORD8以降のデータを順次読み出し、図
4に示すように、宛先ノードアドレス0x00000004を指定
したアドレスフェーズ1WORDと、パケット識別子と
パケット・データ8WORDからなるデータフェーズ9
WORDのトランザクション#1〜#3を生成する。
【0029】以上のようにしてデータ・パケットの送信
が完了すると、ステータス通知用CPUインタフェース
/割り込み発生部414は、割り込み機能を用いてデー
タ・パケットの送信が完了したことをホストCPU8に
通知する。また、ステータス通知用CPUインタフェー
ス/割り込み発生部414に、ステータスレジスタを設
け、割り込み機能と同時に用いることにより、パケット
の正常送信やエラー等のステータスをホストCPU8に
通知することができる。
【0030】<受信動作>図5は、データ送受信部4内
のデータ受信部42の構成の例を示す機能構成図であ
る。421は他のCPUカードから送られてきたとトラ
ンザクションを処理してデータを抽出するトランザクシ
ョン処理部、422はパケット識別子毎に受信データの
データ長や受信バッファ・アドレスを管理するデータ管
理部、423は受信データの受信バッファ・アドレスや
受信バッファ・サイズを指定する制御用CPUインタフ
ェース部、424はエラー等のステータスをホストCP
U8に通知するステータス通知用CPUインタフェース
/割り込み発生部である。ここで、データ受信手段、受
信制御情報抽出手段、データ書き込み手段に相当するの
はトランザクション処理部であり、メモリアドレス決定
手段に相当するのはデータ管理部及び制御用CPUイン
タフェース部である。
【0031】送信動作で説明した場合と同様に、CPU
カード(A)のホストCPU8から、ノードアドレス0x
00000004のCPUカード(B)に対して128バイトの
長さを持つデータを、例えばデータフェーズで最大10
WORDのバースト転送長を持つPCIバスのメモリ・
ライト・トランザクションによって送信し、CPUカー
ド(B)のメモリ10の受信バッファ・アドレス0x200
番地に格納する場合のCPUカード(B)におけるデー
タ受信部42の動作について説明する。受信するトラン
ザクションは、送信動作の場合と同様に図4のトランザ
クションである場合について説明する。ここで受信バッ
ファとは、CPUカード(B)のメモリ10上の領域で
あり、例えば、図3における0x0000000nと0xm0000000と
の間の領域である。受信バッファは各カードにおいてど
のように割り当ててもよく、各カード内で管理するもの
である。
【0032】まず、CPUカード(B)のホストCPU
8は、制御用CPUインタフェース部423を用いて、
受信したデータを書き込む受信バッファのアドレスやサ
イズを予め指示しておく。例えば、データ・パケットの
最大サイズが定義されていれば、受信バッファのサイズ
としてデータ・パケットの最大サイズを指示しておく。
また、データ・パケットの最大サイズが定義されていな
い場合、複数のバッファをチェーンするようにしてもよ
い。
【0033】制御用CPUインタフェース部423は、
ホストCPU8により指示されたバッファを準備する。
図5において、制御用CPUインタフェース部423は
データ受信部42内に設けているが、受信データ管理テ
ーブルとしてメモリ10に、もしくはデータ受信部が持
つ制御レジスタによって実現してもよい。制御用CPU
インタフェース部423において、複数のデータ、例え
ば異なるCPUカードからの受信データを同時に処理す
るには、複数のバッファを準備しておく必要がある。複
数のバッファを常に準備しておくことでメモリの使用効
率は低下するが、受信データの処理能力は向上する。一
方、単一のデータしか処理しない場合、単一のバッファ
を準備すればよい。単一のバッファしか準備する必要が
ないためメモリの使用効率は向上するが、受信データの
処理能力は低下する。ただし、複数の受信データが発生
しても、そのうち1つのデータだけを処理し、他のデー
タは廃棄して、廃棄したデータについてPCIのリトラ
イプロトコルを用いて再送要求を行うことにより、メモ
リの使用効率は高いまま、処理できずに廃棄するデータ
を抑えることができる。
【0034】次に、受信したトランザクションを処理す
る動作について説明する。トランザクション処理部42
1は、図4に示すようなトランザクションを受信する
と、トランザクションに含まれる制御情報をデータ管理
部422に渡す。データ管理部422は、トランザクシ
ョン処理部421から渡された制御情報と制御用CPU
インタフェース部423からのバッファに関する情報に
基づいて、どのバッファに受信データを書き込むべきか
をトランザクション処理部421に指示する。トランザ
クション処理部421は、データ管理部422による指
示に基づいて、受信したトランザクションからデータを
抽出し、指定された受信バッファにデータを書き込む。
トランザクション処理動作について、第一回目のトラン
ザクションと第二回目以降のトランザクションとに分け
て以下に説明する。
【0035】(第一回目のトランザクション処理)第一
回目のトランザクションでは、トランザクション処理部
421は、トランザクション#0における第一データフ
ェーズのパケット識別子をデータ管理部422に通知す
る。
【0036】データ管理部422は、例えばデータ管理
テーブルを設けて、データ・パケットをパケット識別子
で管理しており、トランザクション処理部421から通
知されたパケット識別子により、同一のパケット識別子
を持つデータ・パケットを既に処理しているか否かを判
断し、書き込みを行う受信バッファ・アドレスをトラン
ザクション処理部421に通知する。ここで、データ管
理テーブルとは、パケット識別子毎に受信したデータ・
パケットをどこの受信バッファに書き込めばよいかとい
う情報を管理するものであり、受信バッファ・アドレ
ス、データ長等が保存される。
【0037】第一回目のトランザクションでは、トラン
ザクション処理部421から通知されたパケット識別子
は初めてのパケット識別子となるため、受信したトラン
ザクションがそのデータ・パケットに関する最初のトラ
ンザクションであることが分かる。このため、データ管
理部422は、制御用CPUインタフェース部423よ
り書き込みを行う受信バッファ・アドレスの情報0x200
を受け取る。そして、データ管理部422は、トランザ
クション処理部421に対して、受け取った受信バッフ
ァ・アドレス0x200を通知するとともに、受信したトラ
ンザクションが第一回目のトランザクションであること
を通知する。
【0038】データ管理部422から受信バッファ・ア
ドレス0x200及び受信したトランザクションが第一回目
のトランザクションであることを通知されたトランザク
ション処理部421は、受信したトランザクションの第
二データフェーズをデータ長であると認識し、データ・
パケットのデータ長0x80を得る。そして、トランザクシ
ョン処理部421は、受信したトランザクションの第三
データフェーズから第十データフェーズがデータ・パケ
ットであると認識し、データ管理部422から受け取っ
た受信バッファ・アドレス0x200にデータを書き込む。
このとき、それぞれのデータフェーズを処理する度に、
受信バッファ・アドレスをインクリメントし、データ長
をデクリメントする。トランザクション処理部421
は、第一回目のトランザクションの処理が完了したら、
インクリメントした受信バッファ・アドレス0x220とデ
クリメントしたデータ長0x60とを、データ管理部422
に通知する。
【0039】トランザクション処理部421よりインク
リメントした受信バッファ・アドレス0x220とデクリメ
ントしたデータ長0x60とを通知されたデータ管理部42
2は、これらの情報を、例えばデータ管理テーブルに保
存する。
【0040】(第二回目以降のトランザクション処理)
第二回目のトランザクションでは、トランザクション処
理部421は、トランザクション#1における第一デー
タフェーズのパケット識別子をデータ管理部422に通
知する。
【0041】データ管理部422は、トランザクション
処理部421から通知されたパケット識別子により、同
一のパケット識別子を持つデータ・パケットを既に処理
しているか否かを判断し、書き込みを行う受信バッファ
・アドレスをトランザクション処理部421に通知す
る。第二回目のトランザクションでは、データ管理テー
ブルを参照して、トランザクション処理部421から通
知されたパケット識別子は同一のパケット識別子を持つ
データ・パケットを既に処理していることを認識する。
そして、データ管理部422は、トランザクション処理
部421に対して、データ管理テーブルに保存された受
信バッファ・アドレス0x220とデータ長0x60とをトラン
ザクション処理部421に通知する。
【0042】データ管理部422から受信バッファ・ア
ドレス0x220及びデータ長0x60を通知されたトランザク
ション処理部421は、受信したトランザクションの第
二データフェーズから第九データフェーズがデータ・パ
ケットであると認識し、データ管理部422から受け取
った受信バッファ・アドレス0x220にデータを書き込
む。このとき、それぞれのデータフェーズを処理する度
に、受信バッファ・アドレスをインクリメントし、デー
タ長をデクリメントする。トランザクション処理部42
1は、第二回目のトランザクションの処理が完了した
ら、インクリメントした受信バッファ・アドレス0x240
とデクリメントしたデータ長0x40とを、データ管理部4
22に通知する。
【0043】トランザクション処理部421よりインク
リメントした受信バッファ・アドレス0x240とデクリメ
ントしたデータ長0x40とを通知されたデータ管理部42
2は、これらの情報を、例えばデータ管理テーブルに保
存する。
【0044】同様の処理を第三回目、第四回目のトラン
ザクションについても行い、第四回目のトランザクショ
ンの処理が完了し、トランザクション処理部421より
インクリメントした受信バッファ・アドレス0x280とデ
クリメントしたデータ長0x00とを通知されたデータ管理
部422は、同一のパケット識別子を持つデータ・パケ
ットについての処理が完了したものと判断し、ステータ
ス通知用CPUインタフェース/割り込み発生部424
にデータ受信処理の完了を通知するとともに、データ管
理テーブルに保存していた情報を開放する。データ管理
部422よりデータ受信処理の完了を通知されたステー
タス通知用CPUインタフェース/割り込み発生部42
4は、ホストCPU8に対して、割り込み機能を用い
て、データ受信処理の完了を通知するとともに、受信デ
ータにおけるエラーの有無等の受信ステータス、受信デ
ータ長、受信バッファ・アドレス等を通知する。
【0045】また、データ受信の処理中にPCIバスで
エラーが発生した場合、トランザクション処理部421
は、データ管理部422を介して、ステータス通知用C
PUインタフェース/割り込み発生部424に対して、
エラーが発生したこと、エラーの種類、エラーの発生し
たパケット識別子等を通知する。ステータス通知用CP
Uインタフェース/割り込み発生部424は、ステータ
スレジスタを設け、割り込み機能と同時に用いることに
より、データ・パケットの正常送信やエラーの発生、エ
ラーの種類、エラーの発生したパケット識別子等のステ
ータスをホストCPU8に通知することができる。
【0046】以上説明したように、バスを介して接続さ
れたメモリを有する他のCPUカードとの間で通信を行
うCPUカードにおいて、通信先である他のCPUカー
ド内のメモリに送信するための送信制御情報を自カード
内のCPUより得て、前記送信制御情報に基づいて自カ
ード内のメモリから送信するデータを読み出し、前記送
信制御情報に基づき前記他のCPUカードを宛先アドレ
スとして指定して前記他のCPUカード宛に送信された
データを、前記他のCPUカードにおいて受信するデー
タ受信手段と、前記データ受信手段により受信したデー
タを前記他のCPUカード内のメモリに書き込むための
受信制御情報を前記受信したデータより抽出する受信制
御情報抽出手段と、前記受信制御情報抽出手段により抽
出した受信制御情報に基づいて受信したデータを書き込
む前記他のCPUカード内のメモリアドレスを決定する
メモリアドレス決定手段と、前記メモリアドレス決定手
段により決定したメモリアドレスに基づいて前記他のC
PUカード内のメモリアドレスに前記受信したデータを
書き込むデータ書き込み手段とを備えることにより、受
信するためのメモリ領域を各デバイス毎に固定的に確保
する必要がなくなり、排他制御も必要ないため、メモリ
空間を効率良く活用することができ、機能を簡易化する
ことができる。
【0047】また、本実施の形態1では、装置としてC
PUカードを用い、各CPUカードのノードアドレスを
宛先アドレスとして指定してCPUカードのデータ通信
を行う場合について説明したが、通信先のメモリのメモ
リアドレスを直接指定して通信するのではなく、通信先
のメモリを有する装置或いはメモリ自体をノードとして
宛先ノードアドレスを指定して行うデータ通信であれば
これに限られず、バスに接続された他の装置をノードと
して宛先ノードアドレスを指定して行うデータ通信であ
っても同様の効果を得ることができる。
【0048】また、本実施の形態1では、メモリとして
主メモリを用いて説明したが、データを保持できればこ
れに限られず、バッファやFIFO等、他のメモリを用
いても同様の効果を得ることができる。
【0049】また、本実施の形態1では、送信動作にお
いて、メモリから送信データを読み出して、読み出した
データを送信する場合について説明したが、送信データ
を指定できればこれに限られず、CPUが直接送信デー
タを指定する等、他の方法で送信データを指定しても同
様の効果を得ることができる。
【0050】また、本実施の形態1では、図1に示すよ
うなデータ送信部41とデータ受信部42との両方が同
一のCPUカード内に存在する場合について説明した
が、1つのCPUカード内にどちらか一方だけが存在す
る場合も同様の効果を得ることができる。
【0051】また、本実施の形態1では、図3に示すよ
うなメモリマップを使用する場合について説明したが、
ノードアドレスが割り当てることができればこれに限ら
れず、他のメモリマップを用いても同様の効果を得るこ
とができる。
【0052】また、本実施の形態1では、受信バッファ
として図3における0x0000000nと0xm0000000との間の領
域を割り当てた場合の例を説明したが、各カード内で管
理された領域を割り当てていればこれに限られず、他の
領域を割り当てても同様の効果を得ることができる。
【0053】実施の形態2.実施の形態1では、第一回
目のトランザクションの第二データフェーズにおいてデ
ータ長を付加しているが、本実施の形態ではデータ長を
付加しない場合について説明する。
【0054】図6は、本実施の形態2におけるトランザ
クションの例を示す説明図である。図4に示されるよう
に第一回目のトランザクションにおいてデータ長を付加
する代わりに、図6では、データ長を付加せず、パケッ
ト識別子に後続のトランザクションがあるか否かを示す
後続有りビットをパケット識別子に付加している。これ
により、受信側CPUカードにおけるトランザクション
処理部421は、パケット識別子において後続無しと示
されたトランザクションを処理した時点で、同一のパケ
ット識別子を持つデータ・パケットについての処理が完
了したものと認識することができ、トランザクション処
理部421は残りのデータ長を計算する必要はなく、デ
ータ管理部422もデータ長を管理する必要はなく、機
能を簡易化することができる。また、送信側CPUカー
ドにおけるトランザクション生成部413は、第一回目
のトランザクションの第二データフェーズにデータ長を
付加する必要がなくなるため、機能を簡易化することが
できるとともに、PCIバス上のオーバーヘッドを削減
することができる。
【0055】以上説明したように、前記メモリアドレス
決定手段は、後続に一連の分割されたデータ・パケット
が存在するか否かを示す分割情報を、それぞれのデータ
・パケットに付加して送信されたデータ・パケットを受
信した場合、前記分割情報に基づいて、一連のデータ・
パケットを受信したことを認識することにより、データ
長を付加する必要がないため、機能を簡易化することが
できるとともに、PCIバス上のオーバーヘッドを削減
することができる。
【0056】また、本実施の形態2では、図6に示すよ
うな位置に後続有りビットを設けているが、位置はこれ
に限られず、どの位置に後続有りビットを設けても同様
の効果を得ることができる。
【0057】実施の形態3.実施の形態1では、ノード
アドレスの割り当てにPCIのメモリアドレス空間を用
いているが、本実施の形態3では、メモリアドレス空間
とは別に、新たにノードアドレス空間を定義するように
した場合について説明する。
【0058】図7は、PCIに新たなアドレス空間とし
て、例えば12ビットのノードアドレス空間を定義した
場合のアドレスマップを示した説明図である。ノードア
ドレス空間へのトランザクションとしては、新たにノー
ドトランザクションを定義する。図8はPCIバストラ
ンザクションのアドレスフェーズで、ノードアドレスと
パケット識別子とを通知する場合のビットアサインの例
を示した説明図である。ノードアドレスの割り当てに通
常のPCIのメモリアドレス空間を用いると、宛先ノー
ドアドレスはメモリアドレス空間の大きさに依存するた
め、図3の例ではアドレスフェーズ32ビット全てを宛
先ノードアドレスの指定に使用しなくてはならない。こ
れに対して、例えば12ビットのノードアドレス空間を
定義することにより、図8に示すように、アドレスフェ
ーズ32ビットで、宛先アドレスとパケット識別子とを
通知できる。これにより、データ・パケットを全てのト
ランザクションの第一データフェーズから送出すること
ができ、より効率良くデータを送信することが可能とな
る。
【0059】以上説明したように、PCIトランザクシ
ョンを用いた前記データ通信方法において、メモリアド
レス空間と別に、ノードアドレス空間を定義することに
より、宛先ノードアドレスに使用するビット数を少なく
することができるため、データ・パケットを全てのトラ
ンザクションの第一データフェーズから送出することが
でき、より効率良くデータを送信することが可能とな
る。
【0060】また、本実施の形態3では、図7に示すよ
うなノードアドレスマップを使用する場合について説明
したが、宛先ノードアドレスに使用するビット数を少な
くしてノードアドレス空間を定義すればこれに限られ
ず、他のノードアドレス空間を用いても同様の効果を得
ることができる。
【0061】
【発明の効果】
【0062】以上のように、本発明に係るCPUカード
は、バスを介して接続されたメモリを有する他のCPU
カードとの間で通信を行うCPUカードにおいて、通信
先である他のCPUカード内のメモリに送信するための
送信制御情報を自カード内のCPUより得る送信制御情
報取得手段と、前記送信制御情報取得手段により取得し
た送信制御情報に基づいて自カード内のメモリから送信
するデータを読み出すデータ読み出し手段と、前記デー
タ読み出し手段により読み出したデータを前記送信制御
情報に基づき前記他のCPUカードを宛先アドレスとし
て指定して前記他のCPUカード宛に送信するデータ送
信手段とを備えることにより、受信するためのメモリ領
域を各デバイス毎に固定的に確保する必要がなくなり、
排他制御も必要ないため、メモリ空間を効率良く活用す
ることができ、機能を簡易化することができる。
【0063】本発明に係るCPUカードは、バスを介し
て接続されたメモリを有する他のCPUカードとの間で
通信を行うCPUカードにおいて、通信先である他のC
PUカード内のメモリに送信するための送信制御情報を
自カード内のCPUより得て、前記送信制御情報に基づ
いて自カード内のメモリから送信するデータを読み出
し、前記送信制御情報に基づき前記他のCPUカードを
宛先アドレスとして指定して前記他のCPUカード宛に
送信されたデータを、前記他のCPUカードにおいて受
信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受
信したデータを前記他のCPUカード内のメモリに書き
込むための受信制御情報を前記受信したデータより抽出
する受信制御情報抽出手段と、前記受信制御情報抽出手
段により抽出した受信制御情報に基づいて受信したデー
タを書き込む前記他のCPUカード内のメモリアドレス
を決定するメモリアドレス決定手段と、前記メモリアド
レス決定手段により決定したメモリアドレスに基づいて
前記他のCPUカード内のメモリアドレスに前記受信し
たデータを書き込むデータ書き込み手段とを備えること
により、受信するためのメモリ領域を各デバイス毎に固
定的に確保する必要がなくなり、排他制御も必要ないた
め、メモリ空間を効率良く活用することができ、機能を
簡易化することができる。
【0064】また、前記データ送信手段は、データを複
数のデータ・パケットに分割して送信する場合、分割さ
れたそれぞれのデータ・パケットに、後続に一連の分割
されたデータ・パケットが存在するか否かを示す分割情
報を付加することにより、データ長を付加する必要がな
いため、機能を簡易化することができるとともに、PC
Iバス上のオーバーヘッドを削減することができる。
【0065】また、前記メモリアドレス決定手段は、後
続に一連の分割されたデータ・パケットが存在するか否
かを示す分割情報を、それぞれのデータ・パケットに付
加して送信されたデータ・パケットを受信した場合、前
記分割情報に基づいて、一連のデータ・パケットを受信
したことを認識することにより、データ長を付加する必
要がないため、機能を簡易化することができるととも
に、PCIバス上のオーバーヘッドを削減することがで
きる。
【0066】本発明に係るデータ通信方法は、送信元装
置からバスを介して接続されたメモリを有する宛先装置
へデータを送信してデータ通信を行うデータ通信方法に
おいて、前記宛先装置に送信するための送信制御情報を
前記送信元装置内で得て、送信するデータを前記送信制
御情報に基づき前記宛先装置を宛先アドレスとして指定
して前記宛先装置宛に送信することにより、受信するた
めのメモリ領域を各デバイス毎に固定的に確保する必要
がなくなり、排他制御も必要ないため、メモリ空間を効
率良く活用することができ、機能を簡易化することがで
きる。
【0067】本発明に係るデータ通信方法は、送信元装
置からバスを介して接続されたメモリを有する宛先装置
へデータを送信してデータ通信を行うデータ通信方法に
おいて、前記宛先装置に送信するための送信制御情報を
前記送信元装置内で得て、送信するデータを前記送信制
御情報に基づき前記宛先装置を宛先アドレスとして指定
して前記宛先装置宛に送信されたデータを、前記宛先装
置において受信し、受信したデータを前記宛先装置内の
メモリに書き込むための受信制御情報を前記受信したデ
ータより抽出し、前記抽出した受信制御情報に基づいて
受信したデータを前記メモリに書き込むことにより、受
信するためのメモリ領域を各デバイス毎に固定的に確保
する必要がなくなり、排他制御も必要ないため、メモリ
空間を効率良く活用することができ、機能を簡易化する
ことができる。
【0068】また、前記データ通信方法において、デー
タを複数のデータ・パケットに分割して送信する場合、
分割されたそれぞれのデータ・パケットに、後続に一連
の分割されたデータ・パケットが存在するか否かを示す
分割情報を付加することにより、データ長を付加する必
要がないため、機能を簡易化することができるととも
に、PCIバス上のオーバーヘッドを削減することがで
きる。
【0069】また、前記データ通信方法において、後続
に一連の分割されたデータ・パケットが存在するか否か
を示す分割情報を、それぞれのデータ・パケットに付加
して送信されたデータ・パケットを受信した場合、前記
分割情報に基づいて、一連のデータ・パケットを受信し
たことを認識することにより、データ長を付加する必要
がないため、機能を簡易化することができるとともに、
PCIバス上のオーバーヘッドを削減することができ
る。
【0070】また、PCIトランザクションを用いた前
記データ通信方法において、メモリアドレス空間と別
に、ノードアドレス空間を定義することにより、宛先ノ
ードアドレスに使用するビット数を少なくすることがで
きるため、データ・パケットを全てのトランザクション
の第一データフェーズから送出することができ、より効
率良くデータを送信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明に係るデータ通信方法を用いたCP
Uカード内部の構成の例を示す機能構成図
【図2】 データ送受信部4内のデータ送信部41の構
成の例を示す機能構成図
【図3】 実施の形態1において使用するメモリマップ
の例を示した説明図
【図4】 トランザクション生成部413により生成さ
れるトランザクションの例を示す説明図
【図5】 データ送受信部4内のデータ受信部42の構
成の例を示す機能構成図
【図6】 実施の形態2におけるトランザクションの例
を示す説明図
【図7】 ノードアドレス空間を定義した場合のアドレ
スマップを示した説明図
【図8】 PCIバストランザクションのアドレスフェ
ーズで、ノードアドレスとパケット識別子とを通知する
場合のビットアサインの例を示した説明図
【図9】 従来及び本発明におけるシステム構成の例を
示すシステム構成図
【図10】 従来のデータ通信を行う場合の動作を示す
説明図
【符号の説明】
1 ローカルバス 2 (コンパクト)PCIバス 3 PCIインタフェース 4 データ送受信部 5 PCIバスI/F 6 ローカルバスI/F 7 ローカル−PCIブリッジ部 8 ホストCPU 9 ホスト−ローカルバス・ブリッジ 10 メモリ 11,12 I/O 41 データ送信部 42 データ受信部 101,111 CPU 102,112 PCI I/F 103,113 メモリ 411 データ読み出し部 412 制御用CPUインタフェース部 413 トランザクション生成部 414 ステータス通知用CPUインタフェース/割り
込み発生部 421 トランザクション処理部 422 データ管理部 423 制御用CPUインタフェース部 424 ステータス通知用CPUインタフェース/割り
込み発生部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスを介して接続されたメモリを有する
    他のCPUカードとの間で通信を行うCPUカードにお
    いて、 通信先である他のCPUカード内のメモリに送信するた
    めの送信制御情報を自カード内のCPUより得る送信制
    御情報取得手段と、 前記送信制御情報取得手段により取得した送信制御情報
    に基づいて自カード内のメモリから送信するデータを読
    み出すデータ読み出し手段と、 前記データ読み出し手段により読み出したデータを前記
    送信制御情報に基づき前記他のCPUカードを宛先アド
    レスとして指定して前記他のCPUカード宛に送信する
    データ送信手段とを備えたことを特徴とするCPUカー
    ド。
  2. 【請求項2】 バスを介して接続されたメモリを有する
    他のCPUカードとの間で通信を行うCPUカードにお
    いて、 通信先である他のCPUカード内のメモリに送信するた
    めの送信制御情報を自カード内のCPUより得て、 前記送信制御情報に基づいて自カード内のメモリから送
    信するデータを読み出し、 前記送信制御情報に基づき前記他のCPUカードを宛先
    アドレスとして指定して前記他のCPUカード宛に送信
    されたデータを、前記他のCPUカードにおいて受信す
    るデータ受信手段と、 前記データ受信手段により受信したデータを前記他のC
    PUカード内のメモリに書き込むための受信制御情報を
    前記受信したデータより抽出する受信制御情報抽出手段
    と、 前記受信制御情報抽出手段により抽出した受信制御情報
    に基づいて受信したデータを書き込む前記他のCPUカ
    ード内のメモリアドレスを決定するメモリアドレス決定
    手段と、 前記メモリアドレス決定手段により決定したメモリアド
    レスに基づいて前記他のCPUカード内のメモリアドレ
    スに前記受信したデータを書き込むデータ書き込み手段
    とを備えたことを特徴とするCPUカード。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のCPUカードにおいて、 前記データ送信手段は、データを複数のデータ・パケッ
    トに分割して送信する場合、分割されたそれぞれのデー
    タ・パケットに、後続に一連の分割されたデータ・パケ
    ットが存在するか否かを示す分割情報を付加することを
    特徴とするCPUカード。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のCPUカードにおいて、 前記メモリアドレス決定手段は、後続に一連の分割され
    たデータ・パケットが存在するか否かを示す分割情報
    を、それぞれのデータ・パケットに付加して送信された
    データ・パケットを受信した場合、前記分割情報に基づ
    いて、一連のデータ・パケットを受信したことを認識す
    ることを特徴とするCPUカード。
  5. 【請求項5】 送信元装置からバスを介して接続された
    メモリを有する宛先装置へデータを送信してデータ通信
    を行うデータ通信方法において、 前記宛先装置に送信するための送信制御情報を前記送信
    元装置内で得て、 送信するデータを前記送信制御情報に基づき前記宛先装
    置を宛先アドレスとして指定して前記宛先装置宛に送信
    することを特徴とするデータ通信方法。
  6. 【請求項6】 送信元装置からバスを介して接続された
    メモリを有する宛先装置へデータを送信してデータ通信
    を行うデータ通信方法において、 前記宛先装置に送信するための送信制御情報を前記送信
    元装置内で得て、 送信するデータを前記送信制御情報に基づき前記宛先装
    置を宛先アドレスとして指定して前記宛先装置宛に送信
    されたデータを、前記宛先装置において受信し、 受信したデータを前記宛先装置内のメモリに書き込むた
    めの受信制御情報を前記受信したデータより抽出し、 前記抽出した受信制御情報に基づいて受信したデータを
    前記メモリに書き込むことを特徴とするデータ通信方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のデータ通信方法におい
    て、 データを複数のデータ・パケットに分割して送信する場
    合、分割されたそれぞれのデータ・パケットに、後続に
    一連の分割されたデータ・パケットが存在するか否かを
    示す分割情報を付加することを特徴とするデータ通信方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のデータ通信方法におい
    て、後続に一連の分割されたデータ・パケットが存在す
    るか否かを示す分割情報を、それぞれのデータ・パケッ
    トに付加して送信されたデータ・パケットを受信した場
    合、前記分割情報に基づいて、一連のデータ・パケット
    を受信したことを認識することを特徴とするデータ通信
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項5ないし8記載のPCIトランザ
    クションを用いたデータ通信方法において、 メモリアドレス空間と別に、ノードアドレス空間を定義
    することを特徴とするデータ通信方法。
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