JP2001174713A - 対物光学系および内視鏡の対物光学系 - Google Patents

対物光学系および内視鏡の対物光学系

Info

Publication number
JP2001174713A
JP2001174713A JP36347299A JP36347299A JP2001174713A JP 2001174713 A JP2001174713 A JP 2001174713A JP 36347299 A JP36347299 A JP 36347299A JP 36347299 A JP36347299 A JP 36347299A JP 2001174713 A JP2001174713 A JP 2001174713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
objective optical
reflecting
reflecting surface
light beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP36347299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4272783B2 (ja
Inventor
Masaru Eguchi
勝 江口
Tetsuya Nakamura
哲也 中村
Ichiro Ninomiya
一郎 二ノ宮
Masaaki Nakajima
雅章 中島
Masahiro Fushimi
正寛 伏見
Taichi Nakanishi
太一 中西
Kenichi Ohara
健一 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP36347299A priority Critical patent/JP4272783B2/ja
Publication of JP2001174713A publication Critical patent/JP2001174713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4272783B2 publication Critical patent/JP4272783B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/06Panoramic objectives; So-called "sky lenses" including panoramic objectives having reflecting surfaces
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2407Optical details
    • G02B23/2423Optical details of the distal end
    • G02B23/243Objectives for endoscopes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 広角な観察が可能で盲点の少ない対物光学系
を、小型の対物光学系によって実現する。 【構成】 半球状の透明部材と;この透明部材を透過し
た光束を前方へ反射する第1の反射面と;該第1の反射
面で反射した反射光束を後方へ反射する第2の反射面
と;該第2の反射面で反射した反射光束を結像させるレ
ンズ群と;を備え、上記透明部材の内外面、第1の反射
面および第2の反射面は、上記結像レンズ群の光軸を回
転中心軸とする回転面からなる対物光学系。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、反射を利用した対物光学系およ
び内視鏡の対物光学系に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】長い可撓管で外部機器と
接続された従来の内視鏡に対し、被験者の苦痛の軽減等
を目的に、外部機器と接続せずに利用できるカプセル内
視鏡が提案されている。カプセル内視鏡はカプセル型の
体内導入部を被験者が嚥下して用い、食道や小腸等の消
化管内壁を観察対象としている。体腔内では、カプセル
側面が管腔内壁面に接するから、側視型の観察光学系の
ほうが観察には有利であるが、従来提案されているカプ
セル内視鏡はほとんどが直視型である。そこで側視型の
カプセル内視鏡も提案されている。
【0003】通常の側視型内視鏡は体腔内での姿勢を体
外から操作できるが、カプセル内視鏡は小型化を追求し
ているため体腔内での姿勢制御手段を持たないのが通常
である。姿勢制御手段を有していれば、光学系の視野は
1方向でも十分であるが、そのような光学系を、姿勢制
御手段を持たないカプセル内視鏡に用いても盲点となる
部分が広く、実用的ではない。
【0004】また姿勢を制御できる通常の内視鏡におい
ても、光学系の視野が狭ければ内視鏡を細かく移動させ
なければならないので、視野が広いほうが詳細で正確な
検査が可能であり、検査時間を短縮することができる。
【0005】
【発明の目的】このような問題意識に基づき、本発明は
広角な観察が可能で盲点の少ない対物光学系を、小型の
対物光学系によって実現することを目的とする。また本
発明は、内視鏡の対物光学系を、小型で視野の広い対物
光学系によって実現することを目的とする。
【0006】
【発明の概要】本発明の対物光学系は、半球状の透明部
材と;この透明部材を透過した光束を前方へ反射する第
1の反射面と;該第1の反射面で反射した反射光束を後
方へ反射する第2の反射面と;該第2の反射面で反射し
た反射光束を結像させるレンズ群と;を備え、上記透明
部材の内外面、第1の反射面および第2の反射面は、上
記結像レンズ群の光軸を回転中心軸とする回転面からな
ることを特徴としている。
【0007】また本発明の内視鏡の対物光学系は、イメ
ージセンサと;体腔内の被検部の像をイメージセンサ上
に結像させる対物光学系と;を体内挿入部に収納した内
視鏡であって、上記対物光学系は、上記内視鏡の体内挿
入部の先端部を構成する半球状の透明部材と;この透明
部材を透過した光束を前方へ反射する第1の反射面と;
該第1の反射面で反射した反射光束を後方へ反射する第
2の反射面と;該第2の反射面で反射した反射光束をイ
メージセンサ上に結像させるレンズ群と;を備え、上記
透明部材の内外面、第1の反射面および第2の反射面
は、上記結像レンズ群の光軸を回転中心軸とする回転面
からなることを特徴としている。
【0008】また本発明の内視鏡の対物光学系は、イメ
ージセンサと;体腔内の被検部の像をイメージセンサ上
に結像させる対物光学系と;イメージセンサによる像を
無線送信する電気回路と;を密閉カプセル内に収納した
内視鏡であって、上記対物光学系は、上記密閉カプセル
の先端部を構成する半球状の透明部材と;この透明部材
を透過した光束を前方へ反射する第1の反射面と;該第
1の反射面で反射した反射光束を後方へ反射する第2の
反射面と;該第2の反射面で反射した反射光束を結像さ
せるレンズ群と;を備え、上記透明部材の内外面、第1
の反射面および第2の反射面は、上記結像レンズ群の光
軸を回転中心軸とする回転面からなることを特徴として
いる。
【0009】上記の対物光学系において、上記透明部材
は、光束を透過する部分の内外面がパラレルに形成され
ているとよい。あるいは、上記透明部材は、上記第1の
反射面および第2の反射面を一体に備えていると、部品
点数の削減ができる。
【0010】また、上記の対物光学系において、上記透
明部材の外面が上記結像レンズ群の被写界深度内になる
ように、上記透明部材の内外面、上記第1の反射面およ
び第2の反射面の形状が設定されていると、内視鏡の対
物光学系に適用した場合に管腔を観察しやすいので好ま
しい。
【0011】また本発明の対物光学系は、半球状の透明
部材と;この透明部材を透過した光束を内部後方へ屈折
する屈折面と;該屈折面で屈折した屈折光束を前方へ反
射する第1の反射面と;該第1の反射面で反射した反射
光束を後方へ反射する第2の反射面と;該第2の反射面
で反射した反射光束を結像させるレンズ群と;を備え、
上記透明部材の内外面、屈折面、第1の反射面および第
2の反射面は、上記結像レンズ群の光軸を回転中心軸と
する回転面からなることを特徴としている。
【0012】また本発明の内視鏡の対物光学系は、イメ
ージセンサと;体腔内の被検部の像をイメージセンサ上
に結像させる対物光学系と;を体内挿入部に収納した内
視鏡であって、上記対物光学系は、上記内視鏡の体内挿
入部の先端部を構成する半球状の透明部材と;この透明
部材を透過した光束を内部後方へ屈折する屈折面と;該
屈折面で屈折した屈折光束を前方へ反射する第1の反射
面と;該第1の反射面で反射した反射光束を後方へ反射
する第2の反射面と;該第2の反射面で反射した反射光
束を結像させるレンズ群と;を備え、上記透明部材の内
外面、屈折面、第1の反射面および第2の反射面は、上
記結像レンズ群の光軸を回転中心軸とする回転面からな
ることを特徴としている。
【0013】また本発明の内視鏡の対物光学系は、イメ
ージセンサと;体腔内の被検部の像をイメージセンサ上
に結像させる対物光学系と;イメージセンサによる像を
無線送信する電気回路と;を密閉カプセル内に収納した
内視鏡であって、上記対物光学系は、上記密閉カプセル
の先端部を構成する半球状の透明部材と;この透明部材
を透過した光束を内部後方へ屈折する屈折面と;該屈折
面で屈折した屈折光束を前方へ反射する第1の反射面
と;該第1の反射面で反射した反射光束を後方へ反射す
る第2の反射面と;該第2の反射面で反射した反射光束
をイメージセンサ上に結像させるレンズ群と;を備え、
上記透明部材の内外面、屈折面、第1の反射面および第
2の反射面は、上記結像レンズ群の光軸を回転中心軸と
する回転面からなることを特徴としている。
【0014】上記の対物光学系において、上記透明部材
の外面が上記結像レンズ群の被写界深度内になるよう
に、上記透明部材の内外面、上記屈折面、第1の反射面
および第2の反射面の形状が設定されていると、内視鏡
の対物光学系に適用した場合に管腔を観察しやすいので
好ましい。
【0015】また上記の対物光学系において、上記屈折
面は上記透明部材の内面であると実際的である。上記透
明部材が、屈折面と第2の反射面を一体に備えている
と、さらに部品点数の削減ができ好ましい。
【0016】以上の対物光学系において、第1の反射面
および第2の反射面は凸面であると、光学系の全長を短
くすることができ好ましい。特に第1の反射面が凸面で
あることにより視野が広角となり側視観察に有利であ
る。あるいは、第1の反射面は凹面であり、第2の反射
面は凸面であると、視野をやや前方に向けることができ
る。
【0017】さらに以上の対物光学系において、上記透
明部材の内部に設けられ、照明光を前方へ投光する光源
と;この光源よりも前方に設けられて、照明光を上記結
像レンズ群の軸方向に直交する周囲方向へ反射する照明
光反射面と;を有していると実際的である。
【0018】また本発明の対物光学系は、遮光部材から
なる先端部材と;環状レンズ部材と;結像レンズ群と;
を備え、上記環状レンズ部材に、該環状レンズ部材を透
過し該環状レンズ部材の内部前方へ向かう光束を後方へ
反射させる第1の反射面と;該第1の反射面で反射した
反射光束を前方へ反射する第2の反射面と;該第2の反
射面で反射した反射光束を後方へ反射する第3の反射面
と;が形成され、上記結像レンズ群は第3の反射面で反
射した光束を結像させ、該環状レンズ部材は光軸を回転
中心軸とする回転体からなることを特徴としている。
【0019】また本発明の内視鏡の対物光学系は、イメ
ージセンサと;体腔内の被検部の像をイメージセンサ上
に結像させる対物光学系と;を体内挿入部に収納した内
視鏡であって、上記対物光学系は、上記内視鏡の体内挿
入部の先端から順に、遮光部材からなる先端部材と;環
状レンズ部材と;結像レンズ群と;を備え、上記先端部
材に、環状レンズ部材を通して照明光を内視鏡の軸方向
に直交する周囲方向に投光する複数の光源を設け、上記
環状レンズ部材に、該環状レンズ部材を透過し該環状レ
ンズ部材の内部前方へ向かう光束を後方へ反射させる第
1の反射面と;該第1の反射面で反射した反射光束を前
方へ反射する第2の反射面と;該第2の反射面で反射し
た反射光束を後方へ反射する第3の反射面と;が形成さ
れ、上記結像レンズ群は第3の反射面で反射した光束を
イメージセンサ上に結像させ、該環状レンズ部材は光軸
を回転中心軸とする回転体からなることを特徴としてい
る。
【0020】また本発明の内視鏡の対物光学系は、イメ
ージセンサと;体腔内の被検部の像をイメージセンサ上
に結像させる対物光学系と;イメージセンサによる像を
無線送信する電気回路と;を密閉カプセル内に収納した
内視鏡であって、上記密閉カプセルは、先端から順に、
遮光部材からなる先端部材と;環状レンズ部材と;筒状
ケースと;からなり、上記先端部材に、環状レンズ部材
を通して照明光を密閉カプセルの軸方向に直交する周囲
方向に投光する複数の光源を設け、上記対物光学系は、
上記環状レンズ部材に、該環状レンズ部材を透過し該環
状レンズ部材の内部前方へ向かう光束を後方へ反射させ
る第1の反射面と;該第1の反射面で反射した反射光束
を前方へ反射する第2の反射面と;該第2の反射面で反
射した反射光束を後方へ反射する第3の反射面と;が形
成され、上記第3の反射面で反射した光束をイメージセ
ンサ上に結像させる結像レンズ群を備え、該環状レンズ
部材は光軸を回転中心軸とする回転体からなることを特
徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図示実施形態に基づいて本
発明を説明する。図1から図18は、本発明の対物光学
系を適用したカプセル内視鏡の断面を示している。カプ
セル内視鏡は、前方(図1の左方)の半球状の透明カバ
ー部材30と後方の筒状ケース20とで密閉カプセル1
0が形成され、この密閉カプセル10の内部に、前方か
ら順に、照明光学系40、対物光学系50、回路部(電
気回路)23を備えている。
【0022】回路部23は、観察像を外部へ送信するた
めの電気部品(イメージセンサ24、バッテリー25、
送信アンプ26、送信アンテナ27、電源スイッチ2
8)を備え、円筒状に形成されて筒状ケース20内の回
路支持枠29に固定されている。後方が半球状に閉塞し
た筒状ケース20はその後端に、水密保持可能なOリン
グ21を保持した貫通孔22が設けてあり、回路部23
の後部に備えられた電源スイッチ28が、この貫通孔2
2を介して密閉カプセル10の外部から操作可能に配置
されている。カプセル内視鏡の使用時にはこの電源スイ
ッチ28によって電源がオンオフされる。回路部23は
各実施形態に共通である。
【0023】本カプセル内視鏡は、被験者が嚥下して体
内管腔に導入される。管腔は通常つぶれた状態であるか
ら、カプセル内視鏡はその長手方向が管腔の軸方向と一
致した姿勢となり、管腔壁がカプセル表面、特に側面に
密着する。つまり、透明カバー部材30の表面に密着し
た管腔壁が本カプセル内視鏡における観察対象となる。
透明カバー部材30の外面を観察するため、対物光学系
50は、透明カバー部材30の外面がレンズ群Lの被写
界深度内になるように設定されている。以下に、各実施
形態の詳細について説明する。
【0024】第1の実施形態を図1から図3に示す。図
1は、第1の実施形態を示すカプセル内視鏡の断面図で
ある。本実施形態の対物光学系50は、半球状の透明カ
バー部材30と、この透明カバー部材30を透過した光
束を前方へ反射する第1反射面51と、第1反射面51
で反射した反射光束を後方へ反射する第2反射面53
と、第2反射面53で反射した反射光束をイメージセン
サ24上に結像させるレンズ群Lと、で構成される。
【0025】透明カバー部材30は、筒状ケース20と
接着されて密閉カプセル10をなし、カプセル全体の水
密が保持されている。透明カバー部材30の内面中央部
は後方へ向かって凸形状に形成されている。この凸形状
は、透明な部材からなる光源保持部材43の前面凹形状
に対応し、この光源保持部材43を接着固定するための
形状である。透明カバー部材30に接着固定された光源
保持部材43の前面凹面上には、照明光反射面42が設
けられている。この照明光反射面42は、例えば金属膜
を蒸着して形成することができる。光源保持部材43の
後部は平面に形成され、内部中央には前方へ向かって投
光する光源41が保持されている(図2)。回路部23
を固定した回路支持枠29の前面は、中央にレンズ群保
持枠12が設けられている。レンズ群保持枠12には、
正のパワーを持つレンズ群Lが保持されている。回路支
持枠29の前面にはまた、このレンズ群保持枠12を囲
んで、第1反射面51を前面に備えた環状の第1ミラー
52が固定されている。第1ミラー52に対向して設け
られた第2ミラー54は、凸状に形成された第2反射面
53を備え、光源保持部材43の後面に、第2反射面5
3を後方へ向けて固定されている。光源41に電力を供
給するリード線44は、第2ミラー54を貫通して延出
され、回路部23に接続している(図3)。リード線4
4は対物光学系50の光路を横切るので、反射防止手段
が施されている。
【0026】光源41から前方へ投光された照明光は光
源保持部材43を透過して、照明光反射面42で反射さ
れて、透明カバー部材30の側面全周にわたって観察部
位を照明する。照明された観察部位の像の光束は透明カ
バー部材30を透過してまず第1反射面51で反射し、
第2反射面53で2度目の反射をした後、レンズ群Lに
入射してイメージセンサ24上に結像する。回路部23
で行われる像の処理や信号の送受信については、本発明
の要旨に関係がないのでここでは説明を省略する。
【0027】本実施形態によれば、第1反射面51が凸
面であるので、観察範囲の広角化に有利である。また、
第2反射面53が凸面であるので、2つの反射面の配置
スペースを小さくすることができる。また、照明光を凸
面で反射させることにより、光源41が1つでも軸方向
に直交する周囲方向360°の照明が可能になってい
る。
【0028】第2の実施形態を図4から図6に示す。本
実施形態は、第1の実施形態と同様の作用効果を得るこ
とができる対物光学系50を、第1反射面51および第
2反射面53を一体に形成した透明カバー部材30によ
り構成したものである。
【0029】図4に示すように、本実施形態における透
明カバー部材30は、前面にレンズ群Lの光軸と同軸
の、前方に開口した円筒状の光源保持孔31が形成され
ている。透明カバー部材30の後面には、前方へ凸状の
第1反射面51が形成されている。光源保持孔31に
は、透明な部材からなる光源保持部材43が嵌め込まれ
ている。この光源保持部材43は、第1の実施形態と同
様に前面凹面上に照明光反射面42が設けられ、内部中
央に光源41を保持し、透明な接着剤で光源保持孔31
に隙間なく接着固定されている。光源保持孔31の底面
(後面)には、後方へ凸状になっている第2反射面53
が形成されている。また透明カバー部材30の後部に
は、レンズ群Lの光軸と同軸の、後方に開口した円筒状
のレンズ群保持孔32が形成されていて、レンズ群Lが
保持されている。光源保持部材43に保持され前方へ発
光する光源41には、リード線44が接続されている。
リード線44は透明カバー部材30を貫通して延出さ
れ、回路部23に接続して光源41に電力を供給する
(図6)。リード線44は対物光学系50の光路を横切
るので、反射防止手段が施されている。光源保持部材4
3の前方(光源保持孔31の開口部)には、透明カバー
部材30先端の外形を滑らかな半球状にするために、先
端部材45が嵌めこまれ接着固定されている。
【0030】以上のように本実施形態では、照明光学系
40と対物光学系50が、透明カバー部材30の内面に
形成され、1つの部品となっているので、部品点数を削
減することができ、製造や組み立て作業が容易になる。
【0031】第3の実施形態を図7から図9に示す。本
実施形態は、光源41の照明光を観察方向に反射する、
第1の実施形態と同様の照明光学系40を備えている。
図8および図9に示すように、光源41の保持およびリ
ード線44に関しても、第1の実施形態と同様である。
対物光学系50は図7に示すように、第1の実施形態と
同様の2回反射の後レンズ群Lに入射する光学系である
が、第1反射面51が凹面であり、第1の実施形態と比
較して視野がやや前方に向いている。すなわち本実施形
態は、第1の実施形態における対物光学系50の第1反
射面51が、凸面と凹面のいずれによっても可能である
ことを示している。
【0032】第4の実施形態を図10から図12に示
す。本実施形態は、光源41の照明光を観察方向に反射
する、第2の実施形態と同様の照明光学系40を備えて
いる。図11および図12に示すように、光源41の保
持およびリード線44に関しても、第2の実施形態と同
様である。対物光学系50は、第2の実施形態と同様、
透明カバー部材30に照明光学系40と一体に形成され
ていて、2回反射の後レンズ群Lに入射する光学系であ
るが、図10に示すように、第1反射面51が凹面であ
る点で第2の実施形態と異なっている。すなわち本実施
形態は、部品削減、製造作業の容易化が可能である第2
の実施形態における対物光学系50の第1反射面51
が、凸面と凹面いずれによっても可能であることを示し
ている。
【0033】第5の実施形態を図13から図15に示
す。図13は本実施形態を示すカプセル内視鏡の断面図
である。本実施形態の対物光学系50は、透明カバー部
材30と、透明カバー部材30を透過した光束を内部後
方へ屈折する屈折面55と、屈折面55で屈折した屈折
光束を前方へ反射する第1反射面51と、第1反射面5
1で反射した反射光束を後方へ反射する第2反射面53
と、第2反射面53で反射した反射光束をイメージセン
サ24上に結像させるレンズ群Lと、で構成される。照
明光学系40の構成は、前方に投光する光源41の照明
光を観察方向に反射するもので、第2および第4の実施
形態と同様である。
【0034】本実施形態の透明カバー部材30は、前面
に、レンズ群Lの光軸と同軸で前方に開口した円筒状の
光源保持孔31が形成されている。この光源保持孔31
の底面(後面)には、後方へ凸状になっている第2反射
面53が形成されている。また、図14に示すように光
源保持孔31内には前方へ投光する光源41が固定され
ている。光源41に電力を供給するリード線44は、透
明カバー部材30の光源保持孔31の底部を貫通して延
出され、回路部23に接続している(図15)。リード
線44は、対物光学系50の光路を横切るので、反射防
止手段が施されている。透明カバー部材30の内部はレ
ンズ枠Lの光軸を中心軸として形成される略円錐台状に
くりぬかれていて、この円錐面が対物光学系50の屈折
面55となっている。回路部23を固定した回路支持枠
29前面は、中央にレンズ群保持枠12が設けられてい
る。レンズ群保持枠12には、正のパワーを持つレンズ
群Lが保持されている。このレンズ群保持枠12を囲ん
で、第1反射面51を備えた環状の第1ミラー52が固
定されている。
【0035】以上の構成による本実施形態では、透明カ
バー部材30を透過し屈折面55で屈折した被写体光線
は第1反射面51で反射し、第2反射面53で2回目の
反射をして、レンズ群Lに入射してイメージセンサ24
上に結像する。本実施形態によれば、対物光学系50に
凹面の屈折面55を有することにより観察範囲をより広
角にすることができる。また第1反射面51および第2
反射面53が凸面であるので、小さな反射スペースで観
察範囲を広角にすることができる。
【0036】第6の実施形態を図16から図18に示
す。本実施形態は、光源41の照明光を観察方向に反射
する、第5の実施形態と同様の照明光学系40を備えて
いる。図17および図18に示すように、光源41の保
持およびリード線44に関しても、第5の実施形態と同
様である。対物光学系50は、第5の実施形態と同様、
透明カバー部材30に照明光学系40と一体に形成され
ていて、1回屈折2回反射の後レンズ群Lに入射する光
学系であるが、図16に示すように、第1反射面51が
凹面である点で第5の実施形態と異なっている。透明カ
バー部材30を透過した光線は、まず透明カバー部材3
0の屈折面55で屈折して第1反射面51で反射し、第
2反射面53で反射した後、レンズ群Lに入射してイメ
ージセンサ24上に結像する。すなわち本実施形態は、
屈折面55における屈折によって広角化が図られ、第1
反射面51と第2反射面53の反射によって、小さなス
ペースで広い範囲を観察することができる第5の実施形
態における対物光学系50の第1反射面51が、凸面と
凹面いずれによっても可能であることを示している。
【0037】なお、以上に説明した第1から第6の実施
形態では、第1反射面51は凸面と凹面のいずれかによ
って構成したが、どの実施形態においても第1反射面5
1は凸面と凹面のいずれによっても可能であり、平面と
することもできる。凸面または凹面とすれば、対物光学
系の光学性能改善に反射面の形状を寄与させることがで
きる一方、平面は製造が容易であるという利点がある。
【0038】第7の実施形態を図19から図21に示
す。図19は、第7の実施形態を示すカプセル内視鏡の
断面図である。本実施形態の密閉カプセル10は、先端
から順に、遮光部材からなる先端部材60と、透明な部
材からなる環状レンズ部材70と、筒状ケース20とか
ら形成される。対物光学系50は、環状レンズ部材70
を透過し内部前方へ向かう光束を後方へ反射させる第1
反射面72と、第1反射面72で反射した反射光束を前
方へ反射する第2反射面73と、第2反射面73で反射
した反射光束を後方へ反射する第3反射面74と、第3
反射面74で反射した光束をイメージセンサ上に結像さ
せるレンズ群Lと、で構成される。
【0039】先端部材60と環状レンズ部材70を一体
に接着すると、外形は半球状をなしている。環状レンズ
部材70の後部には、後方へ開口してレンズ枠Lを保持
するレンズ群保持孔71が形成されている。先端部材6
0と環状レンズ部材70の中央部には、図20に示すよ
うにレンズ群Lの軸方向に直交する周囲方向へ投光する
光源46が同一円周上に等角度間隔で4箇所埋め込まれ
ている。図21に示すように、光源46からは、光源4
6に電力を供給するリード線44が、環状レンズ部材7
0を貫通して延出され、回路部23に接続している(図
21)。リード線44は対物光学系50の光路を横切る
ので、反射防止手段が施されている。第1反射面72
は、環状レンズ部材70前面の、光源46を設けた円周
より外周部分に形成され、第2反射面73は、環状レン
ズ部材70後面に形成されている。第3反射面74は、
光源46を備えた円周より内周部分に、後方に向かい凸
面状に形成されている。
【0040】照明光は、光源46から環状レンズ部材7
0を透過して観察部位へ直接照射される。この例では光
源46は4箇所設けてあるが、光源46の照射角度αが
広ければ光源46の数は少なくてもよく、逆に照射角度
αが狭ければさらに多くの光源46を設ければよい。環
状レンズ部材70を透過した被写体光線は、第1反射面
72(凹面)で反射した後に環状レンズ部材70後面の
第2反射面73(凹面)で2回目の反射をする。この光
線はさらに、光源46の直後に位置する環状レンズ部材
70前面中央の第3反射面74(凸面)で3回目の反射
をしてレンズ群Lに入射し、イメージセンサ24上に結
像する。本実施形態によれば、この2回の凹面反射と1
回の凸面反射によって、広角の観察が小さな光学系で可
能となる。
【0041】以上の実施形態は、本発明による対物光学
系を、カプセル内視鏡の対物光学系に適用したが、内視
鏡一般、すなわち体内挿入部と体外に位置させる操作部
とを可撓管で接続された内視鏡にも適用できることはも
ちろんである。さらには、対物光学系一般に適用するこ
とも可能である。またカプセルの外形は、前後端とも半
球状としたが、後端はもちろん、前端も体腔内でカプセ
ル内視鏡の進行を妨げない形状であれば、例えば円錐台
状でも可能である。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明の対物光学系によ
れば、反射面の組み合わせあるいは反射面と屈折面の組
み合わせにより、光学系の全長を短くすることができる
ので、小さな反射スペースで広角な観察が可能な小型の
対物光学系が実現する。また本発明の対物光学系を内視
鏡に適用すれば、内視鏡の軸方向に直交する周囲方向の
全周にわたる観察が可能な小型の内視鏡を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施形態を示すカプセル内
視鏡全体の断面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1におけるIII−III断面図である。
【図4】本発明による第2の実施形態を示すカプセル内
視鏡全体の断面図である。
【図5】図4におけるV−V断面図である。
【図6】図4におけるVI−VI断面図である。
【図7】本発明による第3の実施形態を示すカプセル内
視鏡全体の断面図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII断面図である。
【図9】図7におけるIX−IX断面図である。
【図10】本発明による第4の実施形態を示すカプセル
内視鏡全体の断面図である。
【図11】図10におけるXI−XI断面図である。
【図12】図10におけるXII−XII断面図である。
【図13】本発明による第5の実施形態を示すカプセル
内視鏡全体の断面図である。
【図14】図13におけるXIV−XIV断面図である。
【図15】図13におけるXV−XV断面図である。
【図16】本発明による第6の実施形態を示すカプセル
内視鏡全体の断面図である。
【図17】図16におけるXVII−XVII断面図である。
【図18】図16におけるXVIII−XVIII断面図である。
【図19】本発明による第7の実施形態を示すカプセル
内視鏡全体の断面図である。
【図20】図19におけるXX−XX断面図である。
【図21】図19におけるXXI−XXI断面図である。
【符号の説明】
10 密閉カプセル 12 レンズ群保持枠 20 筒状ケース 21 Oリング 22 貫通孔 23 回路部(電気回路) 24 イメージセンサ 25 バッテリー 26 送信アンプ 27 送信アンテナ 28 電源スイッチ 29 回路支持枠 30 透明カバー部材 31 光源保持孔 32 レンズ群保持孔 40 照明光学系 41 46 光源 42 照明光反射面 43 光源保持部材 44 リード線 45 先端部材 50 対物光学系 51 第1反射面 52 第1ミラー 53 第2反射面 54 第2ミラー 55 屈折面 60 先端部材 70 環状レンズ部材 71 レンズ群保持孔 72 第1反射面 73 第2反射面 74 第3反射面 L レンズ群 α 照射角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二ノ宮 一郎 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 中島 雅章 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 伏見 正寛 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 中西 太一 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 大原 健一 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 AA00 BA02 CA03 CA12 CA22 CA25 DA17 GA03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半球状の透明部材と;この透明部材を透
    過した光束を前方へ反射する第1の反射面と;該第1の
    反射面で反射した反射光束を後方へ反射する第2の反射
    面と;該第2の反射面で反射した反射光束を結像させる
    レンズ群と;を備え、 上記透明部材の内外面、第1の反射面および第2の反射
    面は、上記結像レンズ群の光軸を回転中心軸とする回転
    面からなることを特徴とする対物光学系。
  2. 【請求項2】 イメージセンサと;体腔内の被検部の像
    をイメージセンサ上に結像させる対物光学系と;を体内
    挿入部に収納した内視鏡であって、 上記対物光学系は、 上記内視鏡の体内挿入部の先端部を構成する半球状の透
    明部材と;この透明部材を透過した光束を前方へ反射す
    る第1の反射面と;該第1の反射面で反射した反射光束
    を後方へ反射する第2の反射面と;該第2の反射面で反
    射した反射光束をイメージセンサ上に結像させるレンズ
    群と;を備え、 上記透明部材の内外面、第1の反射面および第2の反射
    面は、上記結像レンズ群の光軸を回転中心軸とする回転
    面からなることを特徴とする内視鏡の対物光学系。
  3. 【請求項3】 イメージセンサと;体腔内の被検部の像
    をイメージセンサ上に結像させる対物光学系と;イメー
    ジセンサによる像を無線送信する電気回路と;を密閉カ
    プセル内に収納した内視鏡であって、 上記対物光学系は、 上記密閉カプセルの先端部を構成する半球状の透明部材
    と;この透明部材を透過した光束を前方へ反射する第1
    の反射面と;該第1の反射面で反射した反射光束を後方
    へ反射する第2の反射面と;該第2の反射面で反射した
    反射光束を結像させるレンズ群と;を備え、 上記透明部材の内外面、第1の反射面および第2の反射
    面は、上記結像レンズ群の光軸を回転中心軸とする回転
    面からなることを特徴とする内視鏡の対物光学系。
  4. 【請求項4】 請求項1から3いずれか1項記載の対物
    光学系において、上記透明部材は、光束を透過する部分
    の内外面がパラレルに形成されている対物光学系。
  5. 【請求項5】 請求項1から3いずれか1項記載の対物
    光学系において、上記透明部材は、上記第1の反射面お
    よび第2の反射面を一体に備えている対物光学系。
  6. 【請求項6】 請求項1から5いずれか1項記載の対物
    光学系において、上記透明部材の外面が上記結像レンズ
    群の被写界深度内になるように、上記透明部材の内外
    面、上記第1の反射面および第2の反射面の形状が設定
    されている対物光学系。
  7. 【請求項7】 半球状の透明部材と;この透明部材を透
    過した光束を内部後方へ屈折する屈折面と;該屈折面で
    屈折した屈折光束を前方へ反射する第1の反射面と;該
    第1の反射面で反射した反射光束を後方へ反射する第2
    の反射面と;該第2の反射面で反射した反射光束を結像
    させるレンズ群と;を備え、 上記透明部材の内外面、屈折面、第1の反射面および第
    2の反射面は、上記結像レンズ群の光軸を回転中心軸と
    する回転面からなることを特徴とする対物光学系。
  8. 【請求項8】 イメージセンサと;体腔内の被検部の像
    をイメージセンサ上に結像させる対物光学系と;を体内
    挿入部に収納した内視鏡であって、 上記対物光学系は、 上記内視鏡の体内挿入部の先端部を構成する半球状の透
    明部材と;この透明部材を透過した光束を内部後方へ屈
    折する屈折面と;該屈折面で屈折した屈折光束を前方へ
    反射する第1の反射面と;該第1の反射面で反射した反
    射光束を後方へ反射する第2の反射面と;該第2の反射
    面で反射した反射光束を結像させるレンズ群と;を備
    え、 上記透明部材の内外面、屈折面、第1の反射面および第
    2の反射面は、上記結像レンズ群の光軸を回転中心軸と
    する回転面からなることを特徴とする内視鏡の対物光学
    系。
  9. 【請求項9】 イメージセンサと;体腔内の被検部の像
    をイメージセンサ上に結像させる対物光学系と;イメー
    ジセンサによる像を無線送信する電気回路と;を密閉カ
    プセル内に収納した内視鏡であって、 上記対物光学系は、 上記密閉カプセルの先端部を構成する半球状の透明部材
    と;この透明部材を透過した光束を内部後方へ屈折する
    屈折面と;該屈折面で屈折した屈折光束を前方へ反射す
    る第1の反射面と;該第1の反射面で反射した反射光束
    を後方へ反射する第2の反射面と;該第2の反射面で反
    射した反射光束をイメージセンサ上に結像させるレンズ
    群と;を備え、 上記透明部材の内外面、屈折面、第1の反射面および第
    2の反射面は、上記結像レンズ群の光軸を回転中心軸と
    する回転面からなることを特徴とする内視鏡の対物光学
    系。
  10. 【請求項10】 請求項7から9いずれか1項記載の対
    物光学系において、上記透明部材の外面が上記結像レン
    ズ群の被写界深度内になるように、上記透明部材の内外
    面、上記屈折面、第1の反射面および第2の反射面の形
    状が設定されている対物光学系。
  11. 【請求項11】 請求項7から10いずれか1項記載の
    対物光学系において、上記屈折面は上記透明部材の内面
    である対物光学系。
  12. 【請求項12】 請求項7から11いずれか1項記載の
    対物光学系において、上記透明部材は、屈折面と第2の
    反射面を一体に備えている対物光学系。
  13. 【請求項13】 請求項1から12いずれか1項記載の
    対物光学系において、第1の反射面および第2の反射面
    は凸面である対物光学系。
  14. 【請求項14】 請求項1から12いずれか1項記載の
    対物光学系において、第1の反射面は凹面であり、第2
    の反射面は凸面である対物光学系。
  15. 【請求項15】 請求項1から14いずれか1項記載の
    対物光学系において、さらに、 上記透明部材の内部に設けられ、照明光を前方へ投光す
    る光源と;この光源よりも前方に設けられて、照明光を
    上記結像レンズ群の軸方向に直交する周囲方向へ反射す
    る照明光反射面と;を有する対物光学系。
  16. 【請求項16】 遮光部材からなる先端部材と;環状レ
    ンズ部材と;結像レンズ群と;を備え、 上記環状レンズ部材に、該環状レンズ部材を透過し該環
    状レンズ部材の内部前方へ向かう光束を後方へ反射させ
    る第1の反射面と;該第1の反射面で反射した反射光束
    を前方へ反射する第2の反射面と;該第2の反射面で反
    射した反射光束を後方へ反射する第3の反射面と;が形
    成され、 上記結像レンズ群は第3の反射面で反射した光束を結像
    させ、 該環状レンズ部材は光軸を回転中心軸とする回転体から
    なることを特徴とする対物光学系。
  17. 【請求項17】 イメージセンサと;体腔内の被検部の
    像をイメージセンサ上に結像させる対物光学系と;を体
    内挿入部に収納した内視鏡であって、 上記対物光学系は、 上記内視鏡の体内挿入部の先端から順に、遮光部材から
    なる先端部材と;環状レンズ部材と;結像レンズ群と;
    を備え、 上記先端部材に、環状レンズ部材を通して照明光を内視
    鏡の軸方向に直交する周囲方向に投光する複数の光源を
    設け、 上記環状レンズ部材に、該環状レンズ部材を透過し該環
    状レンズ部材の内部前方へ向かう光束を後方へ反射させ
    る第1の反射面と;該第1の反射面で反射した反射光束
    を前方へ反射する第2の反射面と;該第2の反射面で反
    射した反射光束を後方へ反射する第3の反射面と;が形
    成され、 上記結像レンズ群は第3の反射面で反射した光束をイメ
    ージセンサ上に結像させ、 該環状レンズ部材は光軸を回転中心軸とする回転体から
    なることを特徴とする内視鏡の対物光学系。
  18. 【請求項18】 イメージセンサと;体腔内の被検部の
    像をイメージセンサ上に結像させる対物光学系と;イメ
    ージセンサによる像を無線送信する電気回路と;を密閉
    カプセル内に収納した内視鏡であって、 上記密閉カプセルは、先端から順に、遮光部材からなる
    先端部材と;環状レンズ部材と;筒状ケースと;からな
    り、 上記先端部材に、環状レンズ部材を通して照明光を密閉
    カプセルの軸方向に直交する周囲方向に投光する複数の
    光源を設け、 上記対物光学系は、 上記環状レンズ部材に、該環状レンズ部材を透過し該環
    状レンズ部材の内部前方へ向かう光束を後方へ反射させ
    る第1の反射面と;該第1の反射面で反射した反射光束
    を前方へ反射する第2の反射面と;該第2の反射面で反
    射した反射光束を後方へ反射する第3の反射面と;が形
    成され、 上記第3の反射面で反射した光束をイメージセンサ上に
    結像させる結像レンズ群を備え、 該環状レンズ部材は光軸を回転中心軸とする回転体から
    なることを特徴とする内視鏡の対物光学系。
JP36347299A 1999-12-21 1999-12-21 対物光学系および内視鏡の対物光学系 Expired - Fee Related JP4272783B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36347299A JP4272783B2 (ja) 1999-12-21 1999-12-21 対物光学系および内視鏡の対物光学系

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36347299A JP4272783B2 (ja) 1999-12-21 1999-12-21 対物光学系および内視鏡の対物光学系

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001174713A true JP2001174713A (ja) 2001-06-29
JP4272783B2 JP4272783B2 (ja) 2009-06-03

Family

ID=18479405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36347299A Expired - Fee Related JP4272783B2 (ja) 1999-12-21 1999-12-21 対物光学系および内視鏡の対物光学系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4272783B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005031538A (ja) * 2003-07-10 2005-02-03 Olympus Corp 反射防止面付光学素子、反射防止面付光学素子を持つ光学系、反射防止面付光学素子を持つ光学系を備えた光学機器
JP2005074031A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Pentax Corp カプセル内視鏡
WO2006129472A1 (ja) 2005-06-03 2006-12-07 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. カプセル内視鏡
CN100341459C (zh) * 2002-08-05 2007-10-10 中国人民解放军总医院 医用无线电胶囊
WO2008004377A1 (fr) * 2006-07-03 2008-01-10 Olympus Corporation Système optique
WO2008007498A1 (en) * 2006-07-10 2008-01-17 Olympus Corporation Transmissive optical element and optical system using the same
JP2008043626A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Olympus Medical Systems Corp カプセル内視鏡
WO2009008536A1 (ja) 2007-07-09 2009-01-15 Olympus Corp. 光学素子、それを備えた光学系及びそれを用いた内視鏡
WO2009008530A1 (ja) 2007-07-09 2009-01-15 Olympus Corp. 光学素子、それを備えた光学系及びそれを用いた内視鏡
US7542218B2 (en) 2005-05-26 2009-06-02 Olympus Corporation Optical system
US7813789B2 (en) 1999-06-15 2010-10-12 Given Imaging Ltd. In-vivo imaging device, optical system and method
US7929219B2 (en) 2007-06-12 2011-04-19 Olympus Corporation Optical element, optical system and endoscope using the same
US7996067B2 (en) 1999-06-15 2011-08-09 Given Imaging Ltd. In-vivo imaging device, optical system and method
JP2016153779A (ja) * 2014-12-23 2016-08-25 株式会社ミツトヨ ボア撮像システム

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7996067B2 (en) 1999-06-15 2011-08-09 Given Imaging Ltd. In-vivo imaging device, optical system and method
US7813789B2 (en) 1999-06-15 2010-10-12 Given Imaging Ltd. In-vivo imaging device, optical system and method
CN100341459C (zh) * 2002-08-05 2007-10-10 中国人民解放军总医院 医用无线电胶囊
JP2005031538A (ja) * 2003-07-10 2005-02-03 Olympus Corp 反射防止面付光学素子、反射防止面付光学素子を持つ光学系、反射防止面付光学素子を持つ光学系を備えた光学機器
JP2005074031A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Pentax Corp カプセル内視鏡
US7542218B2 (en) 2005-05-26 2009-06-02 Olympus Corporation Optical system
WO2006129472A1 (ja) 2005-06-03 2006-12-07 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. カプセル内視鏡
JP4674906B2 (ja) * 2006-07-03 2011-04-20 オリンパス株式会社 光学系
EP2037307A1 (en) * 2006-07-03 2009-03-18 Olympus Corporation Optical system
EP2037307A4 (en) * 2006-07-03 2009-08-12 Olympus Corp OPTICAL SYSTEM
JP2008015014A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Olympus Corp 光学系
WO2008004377A1 (fr) * 2006-07-03 2008-01-10 Olympus Corporation Système optique
WO2008007498A1 (en) * 2006-07-10 2008-01-17 Olympus Corporation Transmissive optical element and optical system using the same
JP2008043626A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Olympus Medical Systems Corp カプセル内視鏡
US7929219B2 (en) 2007-06-12 2011-04-19 Olympus Corporation Optical element, optical system and endoscope using the same
WO2009008536A1 (ja) 2007-07-09 2009-01-15 Olympus Corp. 光学素子、それを備えた光学系及びそれを用いた内視鏡
WO2009008530A1 (ja) 2007-07-09 2009-01-15 Olympus Corp. 光学素子、それを備えた光学系及びそれを用いた内視鏡
US8254038B2 (en) 2007-07-09 2012-08-28 Olympus Corporation Optical element, optical system having the same and endoscope using the same
US8289630B2 (en) 2007-07-09 2012-10-16 Olympus Corporation Optical element, optical system having the same and endoscope using the same
JP2016153779A (ja) * 2014-12-23 2016-08-25 株式会社ミツトヨ ボア撮像システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4272783B2 (ja) 2009-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4363843B2 (ja) カプセル型内視鏡
JP4128505B2 (ja) カプセル型内視鏡
JP3895618B2 (ja) カプセル型内視鏡
US7662093B2 (en) Reduced size imaging device
JP5054230B2 (ja) 撮像ユニット
JPH0442817Y2 (ja)
JP4550048B2 (ja) パノラマ視野の撮像装置
EP1974240B1 (en) In vivo sensor with panoramic camera
JP4272783B2 (ja) 対物光学系および内視鏡の対物光学系
EP1371321A1 (en) Electronic endoscope for stereoscopic endoscopy
US9615730B2 (en) In-vivo imaging device with backscatter blocking
US8531513B2 (en) Assembly method for endoscope image pickup unit and endoscope
IL180217A (en) Intravenous optical device
JP2001299679A (ja) 光路変更用アダプタおよび内視鏡
JPH09101465A (ja) 内視鏡用光学アダプタ
JP4373586B2 (ja) カプセル内視鏡の側視型対物光学系
EP0075415A2 (en) Endoscopes provided with perspective illumination attachments
US20100268033A1 (en) Capsule endoscope
JPS60178422A (ja) 固体撮像素子内蔵の内視鏡
US20230172434A1 (en) Endoscope
JP2010233887A (ja) カプセル内視鏡
KR20090102004A (ko) 캡슐 내시경
KR20110075055A (ko) 카메라모듈
JP2010194041A (ja) カプセル型内視鏡用の光学系、及びカプセル型内視鏡
KR20230112332A (ko) 캡슐 내시경

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060201

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090302

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4272783

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140306

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees