JP2001174036A - 吸音ダクト - Google Patents

吸音ダクト

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JP2001174036A JP36307499A JP36307499A JP2001174036A JP 2001174036 A JP2001174036 A JP 2001174036A JP 36307499 A JP36307499 A JP 36307499A JP 36307499 A JP36307499 A JP 36307499A JP 2001174036 A JP2001174036 A JP 2001174036A
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Masaru Dobashi
勝 土橋
Ryuichi Honda
隆一 本多
Hidenori Tamai
秀紀 玉井
Isamu Sawazaki
勇 澤崎
Hirobumi Katagiri
博文 片桐
Masayuki Kurashina
正之 倉品
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高吸音性能を有しながら構造が簡単であって
製造や設計が容易であり、しかも環境への悪影響が少な
い吸音ダクトを提供することにある。 【解決手段】 プラスチック粒子が互いに部分的に溶着
した多孔質材により形成された通風路管と、この通風路
管の外側に空間を介して設けられた上記通風路管より大
内径のダクト外管とを備えた吸音ダクト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸音ダクトに関し、
詳しくは各種の設備や建物などにおける吸気の際に外部
から入り来る、あるいは排気の際に外部に放出される騒
音を吸収するための共鳴器形の吸音ダクトに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】共鳴器形の吸音ダクトの代表的な先行技
術として、特開昭60−95120号公報、特開平2−
302552号公報、特開平9−144986号公報な
どがある。この形の吸音ダクトは、一般的に、通風路を
形成する通風路管とその外側に空気層を介して設けられ
たダクト外套とからなる構造を有し、通風路管は多数の
小孔を有する孔明板により形成されている。騒音がこの
吸音ダクトの通風路管内を通過するとき、騒音の周波数
が通風路管を形成する孔明板とその上に存在する空気層
との共鳴周波数と一致した条件で共鳴現象が生じ、その
結果、空気層の空気が共鳴周波数で励振されて孔明板を
出入して騒音の音響エネルギーが消費されて減衰し、か
くして吸音が達成される。
【0003】なお通風路管が、特開昭60−95120
号公報に開示されているように、孔明板のみから形成さ
れている場合には吸音効果が充分でないので、特開平2
−302552号公報や特開平9−144986号公報
に開示された吸音ダクトでは通風路管の直上に繊維質吸
音材の層を設けて吸音効果を高めている。繊維質吸音材
としては、特開平9−144986号公報においてはナ
イロン、ポリアクリロニトリル、ポリエステル、ポリエ
チレン、ポリプロピレンなどの有機質繊維が用いられ、
特開平2−302552号公報においては、有機質繊維
の他にグラスウール、ロックウール、アスベストなどの
無機質繊維が用いられる。
【0004】ところで繊維質吸音材層を構成する繊維質
は、一般的に繊維径が小さいほど吸音性能が向上するも
のの、繊維自体や繊維間の結合力などが経時的に劣化し
て繊維の一部が繊維質吸音材層から離脱し、吸音ダクト
から排出して人体に直接悪影響を与え、また排出側の環
境を悪化させる大きな問題がある。一方、繊維の離脱の
程度を低減するために繊維径の大きいものを使用する
と、吸音性能の向上効果が乏しくなって、繊維質吸音材
層を設ける意義が乏しくなる。さらに孔明板に繊維質吸
音材層を付加することは、吸音ダクトの構造が複雑とな
って製造の容易性やコスト上で問題となる。
【0005】特開昭52−73541号公報には、ダク
ト外套内にこのダクト外套より小径の布製の円筒体を配
置し、ダクト外套と布製円筒体との間の空間に液状の発
泡性樹脂、例えばユリア樹脂やウレタン樹脂を流し込ん
でかかる樹脂の発泡体により充填した構造の吸音ダクト
が開示されている。この吸音ダクトは、発泡した樹脂層
の内側が通風路となり、発泡した樹脂層が吸音の機能を
なして、騒音はこの通風路を通過する間に発泡樹脂層に
吸収される。しかしながら樹脂の発泡体は、ユリア樹脂
やウレタン樹脂の発泡体に限らず基本的に樹脂の薄膜の
集合物であるので、化学的に劣化するとその薄膜の一部
が小塊片となって飛散し易く、このために上記した繊維
質の場合と同様に、生活環境に悪い影響を与える問題が
ある。さらにまた発泡吸音層は、液状の発泡性樹脂を流
し込み発泡により形成されるので概して厚肉であり、而
して液状の発泡性樹脂を多量に用いるので吸音ダクトの
コスト増に繋がる問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
前記した諸問題に鑑みて、高吸音性能を有しながら構造
が簡単であって構造設計や製造が容易であり、しかも環
境への悪影響が少ない吸音ダクトを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による吸音ダクト
は、(1)プラスチック粒子が互いに部分的に溶着した
多孔質材により形成された通風路管と、この通風路管の
外側に空気層を介して設けられた上記通風路管より大内
径のダクト外管とを備えたものである。 (2)上記(1)において、プラスチック粒子は、粒径
0.1〜5mm程度の熱可塑性プラスチック粒子であ
る。 (3)上記(1)または(2)において、多孔質材のプ
ラスチック粒子は、通風路管の外壁側よりも内壁側の方
が気密に溶着しているものである。 (4)上記(1)において、通風路管とダクト外管とは
共に、各管の軸方向に直交する断面が円形または方形の
ものである。 (5)上記(1)または(4)において、通風路管とダ
クト外管との間の空気層は、吸音ダクトの軸方向におい
て吸音される音の中心波長の半分以下の長さの区画室に
仕切られたものである。 (6)上記(5)において、区画室は複数設けられてお
り、各区画室の長さは不均一であるものである。 (7)上記(5)または(6)において、通風路管は、
一端に仕切り部材が設けられた通風路管ユニットの複数
個を縦続接続したものである。 (8)上記(1)において、通風路管は、この通風路管
の軸方向に延在する複数の支持体によりダクト外管内に
支持されたものである。
【0008】
【発明の実施の態様】以下の諸実施の態様において、互
いに対応する部位や箇所は同じ符号を付しており、実施
の態様2以下においては実施の態様1に対応する部位や
箇所の説明を省略することがある。
【0009】実施の形態1.図1〜図3は本発明の実施
の形態1を説明するための説明であって、図1は吸音ダ
クトの軸方向の断面図であり、図2は吸音ダクトのフラ
ンジ1における、吸音ダクトの軸方向に直交する方向
(図1においてX−X線で示す方向)の断面図であり、
図3は図1において点線で囲んだ部分Pの拡大断面図で
ある。図1〜図3において1は孔11を有するフランジ
であり、2は二つのフランジ1の間に保持されたダクト
外管、3は通風路管、4は通風路管3内に形成された通
風路、5は通風路管3とダクト外管2との間に形成され
た空気層である。実施の形態1において用いられる通風
路管3およびダクト外管2は、共に各管の軸方向に直交
する断面が円形であって、両管は同心円状に配置されて
おり、空気層5はその軸方向に直交する断面がリング状
を呈している。
【0010】通風路管3は、その各先端部がフランジ1
の孔11を貫通する状態にて二つのフランジ1の間に固
定されており、その各先端部の最先端面はフランジ1の
外表面に達している。フランジ1の各孔11は、通風路
管3を固定する機能に加えて、通風路4の入口41ある
いは出口42としても機能する。通風路管3は、図3に
示す通り、多数のプラスチック粒子311が互いに部分
的に溶着した多孔質材31により形成されている。即ち
プラスチック粒子311同士は、部分的であるとは言え
溶着により互いに結合しているので、その結合力は強固
であり、しかも個々のプラスチック粒子311は繊維質
や発泡体のような微細物や薄膜物ではないので、前記し
た特開平2−302552号公報、特開平9−1449
86号公報、特開昭52−73541号公報にみられた
吸音材の離脱や飛散の問題が実質的に生じず、よって人
体や周囲環境を悪化させるような問題は実際上生じな
い。
【0011】多孔質材31は、プラスチック粒子311
が溶着していない部分の存在に基づいて生じる多数の隙
間312を有する。なお吸音ダクトの吸音性能上から、
多孔質材31内におけるプラスチック粒子311は、通
風路管3の外壁側(ダクト外管2の側)よりも内壁側
(通風路4側)の方が気密に溶着していることが好まし
い。
【0012】多孔質材31を構成するプラスチック粒子
の化学的種類や粒子形状などに関しては特に制限はな
く、天然あるいは合成の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂か
らなる球形、疑似球形、角形、あるいはその他の形状の
粒子であってよい。しかし、多孔質材31内に共鳴上良
好な隙間312を形成するうえから、球形やそれに近い
疑似球形の粒子が好ましい。また通風路管3を容易に製
造するうえから、プラスチック粒子同士を熱溶着させ易
い熱可塑性樹脂が好ましい。好ましい熱可塑性樹脂を例
示すると、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテ
ン、ポリ4−メチルペンテン−1などのポリオレフィン
類、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−エチルアクリレートル共重合
体などのオレフィン共重合体類、ポリスチレン、熱可塑
性ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデンなどのその他の熱可塑性樹脂類などであ
る。
【0013】プラスチック粒子の粒径についても特に制
限はないが、粒径が過少であるとプラスチック粒子同士
を部分溶着させても多孔質材31中に必要な隙間312
の量が乏しくなり、一方、粒径が過大であると多孔質材
31中の隙間312の量も過大となって、いずれの場合
も吸音ダクトの吸音性能が低下する傾向にある。したが
ってプラスチック粒子の粒径は、後記する方法で測定し
た平均粒径にして0.1〜5mm程度、特に0.5〜2
mm程度が好ましい。 〔粒径の測定方法〕周知のマイクロトラック粒度分析計
を用いてレーザー光の散乱により視野内の粒子の個数n
と各粒子の球相当径dを測定し、粒子個数nと各粒子の
球相当径dとから下式にて平均粒径Dを算出する。 D=(Σnd3 /Σn) 1/3
【0014】図3は、通風路管3を形成する多孔質材3
1中における多数のプラスチック粒子311同士の溶着
の状態を概念的に示す。それらプラスチック粒子311
は、互いに部分的に溶着しているので、プラスチック粒
子311間には多数の空隙312が存在し、通風路管3
の壁内には空隙312連通し合って形成された曲がりく
ねった空隙路の多数が通風路管3の表裏面間を貫通して
いる。かかる壁内構造を有する通風路管3は、製造所望
の通風路管に合致する金型内に上記したプラスチック粒
子を投入して適度の加圧と加熱により成形することがで
きる。
【0015】つぎに実施の形態1の吸音ダクトにおける
吸音の機構を説明する。音波が通風路4の入口41から
入って通風路4内を通過する際、その音波に含まれる周
波数が通風路管3を形成する多孔質材31と空気層5と
で構成される共鳴周波数と一致した条件で共鳴が生じ、
空気層5が共鳴周波数で励起されて多孔質材31を空気
が出入りし、かくして音波に含まれる共鳴周波数の音響
エネルギーが消費されて減衰、即ち吸音されることとな
る。なお、実際に吸音される周波数は単一周波数のみで
なく、幅広い帯域を有する。
【0016】実施の形態2.図4は、本発明の実施の形
態2を説明するための説明図であって、実施の形態1に
おける図2に対応するものである。即ち実施の形態2
は、吸音の機構は実施の形態1のそれと同じであるが、
通風路管3およびダクト外管2が共に各管の軸方向に直
交する断面が矩形であって、空気層5はその軸方向に直
交する断面が口字状を呈している点においてのみ実施の
形態1と異なる。ダクト外管2および通風路管3の断面
を矩形とすることにより、一定の大きさのフランジ1を
用いた条件において、実施の形態1の場合より通風路4
および空気層5(図示せず)の各容積を大きく取れる利
点がある。さらにダクト外管2および通風路管3は、製
造容易な板状の多孔質材31を簡単に加工して製作でき
る利点があり、また断面が矩形状であるためにそれらか
らなる吸音ダクトは建屋内への収納や取付け上の設計や
取付け工事が簡単になる利点もある。
【0017】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3を説明するための説明であって、吸音ダクトの軸方向
の断面図であり、実施の形態1とは吸音ダクトの長さを
長くすると共に、空気層5が吸音ダクトの軸方向におい
て複数の区画室51に仕切られている点において異な
る。図5において、6はダクト外管2の内径より僅かに
小さい外径を有し、軸に直交する方向の断面が円形の短
尺筒形スペーサであって、それの複数個がダクト外管2
内に挿設されており、7はこれら短尺筒形スペーサ6に
よってダクト外管2と通風路管3との間に位置決めされ
たドーナツ形の仕切り板である。個々の区画室51は仕
切り板7により仕切られている。
【0018】本発明において、空気層5の吸音ダクトの
軸方向における長さは、一般的には吸音ダクトを設置す
る現場の実状に合わせて自由に決めてよい。しかし空気
層5が長い場合には、吸音ダクトの吸音性能を一層向上
するために図5に示す通り、これを複数の区画室51に
仕切ることが好ましく、さらには各区画室51の吸音ダ
クトの軸方向における長さが、吸音される音の中心波長
の半分以下となるようにすることが特に好ましい。以
下、その理由を図6〜図8により説明する。
【0019】図6〜図8は、いずれも図5の一部の下側
半分のみを示し、音の波長と区画室51の長さの関係を
説明するものであって、通風路4が存在する箇所を利用
してそこに音の正弦波を示す。音は空気の微小な圧力変
動であり、各図における正弦波の(+)は圧力の高い部
分を、また(−)は圧力の低い部分をそれぞれ表してい
る。かかる圧力変動において、(+)と(−)の繰り返
しによる1サイクルが音波の1波長となる。したがっ
て、図6は区画室51の長さL1が音の一波長の半分よ
り長い場合を、図7は区画室51の長さL2が音の一波
長の半分に等しい場合を、また図8は区画室51の長さ
L3が音の一波長の半分より短い場合を、それぞれ示し
ている。吸音ダクトの全長が一定である場合、各区画室
51の長さL1が大きい図6の場合には区画室51の数
は少なく、反対に各区画室51の長さL3が小さい図8
の場合には区画室51の数は多く、図7の場合はその中
間となっている。なお図6〜図8におけるTは、空気層
5あるいは区画室51の厚みである。
【0020】図6〜図8に示すように、正弦波状の音が
通風路4に入って来ると、それは通風路管3を介して空
気層5内に通風路4と同一位相関係で伝達される。吸音
ダクトは、通風路管3の空隙312(図3参照)および
区画室51の厚みTなどの諸元によって選択した周波数
にて区画室51内において共鳴が生じるように設計製作
されている。空気層5においては、音の位相、即ち空気
圧力変動の(+)成分と(−)成分とが生じており、本
来、共鳴が生じるのは一つの閉じられた空間で音の位相
が全て同一の場合である。ところで図6の場合のように
数少ない区画室51のそれぞれにおいて(+)と(−)
の両位相が生じる状態では共鳴が生じ難く、しかして吸
音性能が概して低くなる。これに対して、図7の状態で
は、各区画室51の空気圧力変動は(+)成分かまたは
(−)成分のみになっているので共鳴が起こり易く、吸
音性能が良好である。一方、前記したように多数の区画
室51を有する図8の状態では、(+)と(−)の両位
相が生じる区画室51も存在するものの、(+)成分か
または(−)成分のみとなっている区画室51の数の方
が多いので、全体的には吸音性能が良好となる。
【0021】なお上記の説明においては、図6〜図8で
の空気層5における音の位相表示は一つの条件のみを示
したが、実際の位相は左右にずれる。しかし空気層5の
長さL1の大きい図6では、音の位相が左右にずれても
各区画室51内の位相は常に(+)と(−)が混在する
のでやはり共鳴が生じ難い。中間の長さL2の区画室5
1を有する図7では、音の位相が180度ずれると同図
の中央に示す区画室51の位相は(−)成分のみの分布
となり、180度以外の位相のずれが生じる他の区画室
51では(+)と(−)の両成分が存在する。このため
図7の構成では共鳴が生じ易い区画室と共鳴が生じ難い
区画室合が混在する。一方、図8の構成においては、音
の位相が左右にずれても(+)と(−)の両位相が生じ
る区画室51も存在するものの、未だ(+)成分かまた
は(−)成分のみとなっている区画室51の数の方が多
いので、全体的にはやはり吸音性能が良好となる。以上
の説明から、区画室51の長さが音の波長の半分以下の
場合では共鳴が起こり易く、而して吸音の効果が高いこ
とが理解されよう。
【0022】実施の形態4.図9は本発明の実施の形態
4を説明するための説明であって、吸音ダクトの軸方向
の断面図である。実施の形態4は、前記実施の形態3と
は空気層5が吸音ダクトの軸方向において複数の区画室
51に仕切られている点においては同じであるが、区画
室51の軸方向の長さを不均一にした点において異な
る。一般的に各区画室51の長さを短くするほど吸音可
能な周波数を高める事ができるものの、その場合には仕
切り板7の数が増えて吸音ダクトのコストの上昇を招く
不具合があるのみならず、仕切り板7の厚さ相当分は吸
音には効果が無く、このために適宜、仕切り板8の数を
選定する必要が生じる。しかし、区画室51の軸方向の
長さを不均一とすることにより、かかる仕切り板8の数
の選定の自由度が高くなる利点がある。
【0023】実施の形態5.図10〜図13は、本発明
の実施の形態5を説明するための説明であって、図10
は本実施の形態5において用いられる通風路管ユニット
の斜視図であり、図11は図10に示す通風路管ユニッ
トの軸方向の断面図、図12は通風路管の斜視図であ
り、また図13は吸音ダクトの軸方向の断面図である。
【0024】図10〜図13において、32は通風路管
ユニット、321は短尺の通風路管片、322は接続リ
ング、7は仕切り板、323はユニット差し込み口であ
る。通風路管片321は、図1などに用いられている通
風路管3と同じ構造を有し、但し短尺のものである。し
たがって通風路管片321は、例えば前記の通風路管3
と同じものを適当な長さに切断して得ることができる。
接続リング322は、図11に示す通り、方形断面を有
し、仕切り板7は接続リング322の内径に略等しい内
径の孔71を有する。なお、ユニット差し込み口323
については後記する。
【0025】通風路管ユニット32は、つぎの工程によ
り製造される。先ず、通風路管片321の一端上に接続
リング322を接着や溶着などの方法により固定し、そ
の際、接続リング322の側壁面と通風路管片321の
先端側壁面とが互いに同一面を形成するようにし、つぎ
に仕切り板7を接続リング322の側壁面に接着や溶着
などの方法により固定する。その際、仕切り板7の孔7
1の内壁面72は、通風路管片321の外表面と同一面
を形成するように固定される。かく製造された通風路管
ユニット32は、仕切り板7の厚み分に等しい深さを有
し、且つ通風路管片321の先端側壁面を底面とするユ
ニット差し込み口323が形成される。このユニット差
し込み口323内に他の通風路管ユニット32の通風路
管片321の先端を差し込むことができる。
【0026】図12に示す通風路管3は、上記したよう
に一つの通風路管ユニット32のユニット差し込み口3
23(図12には図示せず)内に他の通風路管ユニット
32の通風路管片321の先端を差し込み、このように
して複数の通風路管ユニット32を縦続接続して組み立
てたものである。また図13に示す吸音ダクトは、図1
2に示す通風路管3を用いて作成されている。図13に
示す吸音ダクトは、その構造が組立て式であるため必要
なダクト外管2の長さに合わせて通風路管3の長さを自
由に調節することができ、したがって吸音ダクトの設
計、製造、および組立て、さらにはその分解や再組立て
までが容易である大きな長所がある。また吸音ダクトの
施工工事が完了した後も、構成部材の変更を簡単にでき
る長所もある。
【0027】実施の形態6.図14〜図15は、本発明
の実施の形態6を説明するための説明であって、図14
は吸音ダクトの軸方向の断面図であり、図15は吸音ダ
クトのフランジ1における、吸音ダクトの軸方向に直交
する方向(図14においてX−X線で示す方向)の断面
図である。図14〜図15において、フランジ1は孔1
1を有し、ダクト外管2はその各先端部がフランジ1の
孔11を貫通する状態にて二つのフランジ1の間に固定
されており、その各先端部の最先端面はフランジ1の外
表面に達している。通風路管3は、互いに120°の角
度をおいてこの通風路管3の軸方向に延在する3つ長尺
支持体8によりダクト外管2内に支持されている。通風
路管3は、その外面上にこれら3つ長尺支持体8を固定
することにより、あるいはダクト外管2の内面上にこれ
ら3つ長尺支持体8を固定することにより、ダクト外管
2内において図14に示す状態で支持され得る。
【0028】前記の実施の形態1〜5においては、その
空気層5は少なくともフランジ1により外界から遮断さ
れている。これに対して実施の形態6では、フランジ1
の孔11をダクト外管2の外表面の位置に迄大きくして
大気は通風路4だけでなく吸音ダクトの軸方向に延在す
る空気層5内をも通す事ができるようになっている。こ
の実施の形態6は、前記した実施の形態1〜5と同様の
機構にて通風路4に入ってきた音を吸音し得るが、これ
に加え空気層5内に入ってきた音も吸音することがで
き、したがって本実施の形態6の吸音ダクトは、吸音ダ
クト内に吸音のための充分な容積を設ける事ができない
場合に有効である。
【0029】前記した実施の形態1および3〜6におい
ては、ダクト外管2および通風路管3は軸方向に直交す
る方向の断面形状は円形であったが、これらを実施の形
態2の場合のように矩形などの方形断面とすることもで
きる。
【0030】
【発明の効果】本発明の吸音ダクトは、以上説明した通
り、プラスチック粒子が互いに部分的に溶着した多孔質
材により形成された通風路管と、この通風路管の外側に
空気層を介して設けられた上記通風路管より大内径のダ
クト外管とを備えたものであり、プラスチック粒子同士
は、部分的であるとは言え溶着により互いに結合してい
るので、その結合力は強固であって前記した特開平2−
302552号公報、特開平9−144986号公報、
特開昭52−73541号公報にみられた吸音材の離脱
や飛散の問題が実質的に生じず、しかして人体や周囲環
境を悪化させるような問題が実際上生じない。
【0031】また外部から通風路内に入って来た音波
は、通風路内を通過する際、その音波に含まれる周波数
が通風路管を形成する多孔質材と空気層とで構成される
共鳴周波数と一致した条件で共鳴が生じ、空気層が共鳴
周波数で励起されて多孔質材を空気が出入りし、かくし
て音波に含まれる共鳴周波数の音響エネルギーが消費さ
れて減衰、即ち吸音されることとなる。
【0032】さらに上記多孔質材を形成するためのプラ
スチック粒子として粒径0.1〜5mm程度の熱可塑性
プラスチック粒子を用いると、吸音上から適度の隙間量
を有する多孔質材を容易に製造することができる。
【0033】さらに多孔質材中のプラスチック粒子は、
通風路管の外壁側よりも内壁側の方が気密に溶着してい
るようにすると、吸音ダクトの吸音性能が一層向上す
る。
【0034】さらに通風路管とダクト外管とを共に、各
管の軸方向に直交する断面が矩形などの方形とすると、
一定の大きさのフランジを用いた条件において、各管の
軸方向に直交する断面が円形である場合より通風路およ
び空気層の各容積を大きく取れる利点がある。さらにダ
クト外管および通風路管は、製造容易な板状の多孔質材
を簡単に加工して製作できる利点があり、また断面が矩
形状であるためにそれらからなる吸音ダクトは建屋内へ
の収納や取付け上の設計や取付け工事が簡単になる利点
もある。
【0035】さらに通風路管とダクト外管との間の空気
層は、吸音ダクトの軸方向において吸音される音の中心
波長の半分以下の長さの区画室に仕切られていると、吸
音ダクトの吸音性能が一層向上する。
【0036】一般的に各区画室の長さを短くするほど吸
音可能な周波数を高める事ができるものの、その場合に
は仕切り板の数が増えて吸音ダクトのコストの上昇を招
く不具合があるのみならず、仕切り板の厚さ相当分は吸
音には効果が無く、このために適宜、仕切り板の数を選
定する必要が生じる。しかし、区画室の軸方向の長さを
不均一とすることにより、かかる仕切り板の数の選定の
自由度が高くなる利点がある。
【0037】また通風路管として、一端に仕切り部材が
設けられた通風路管ユニットの複数個を縦続接続したも
のを用いると、その通風路管を用いた吸音ダクトは、そ
の構造が組立て式であるため必要なダクト外管の長さに
合わせて通風路管の長さを自由に調節することができ、
したがって吸音ダクトの設計、製造、および組立て、さ
らにはその分解や再組立てまでが容易である大きな長所
がある。また吸音ダクトの施工工事が完了した後も、構
成部材の変更を簡単にできる長所もある。
【0038】またさらに通風路管が、この通風路管の軸
方向に延在する複数の支持体によりダクト外管内に支持
されている吸音ダクトは、空気層を通風路と同様に外界
に開口させることができ、通風路4内に入って来る音の
みならず、吸音ダクトの軸方向に延在する空気層5内に
入って来る音をも吸音することができ、しかして吸音ダ
クト内に吸音のための充分な容積を設ける事ができない
場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における吸音ダクトの
軸方向の断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における吸音ダクトの
フランジでの吸音ダクトの軸方向に直交する方向の断面
図である。
【図3】 図1において点線で囲んだ部分Pの拡大断面
図である。
【図4】 本発明の実施の形態2を説明するための説明
図である。
【図5】 本発明の実施の形態3における吸音ダクトの
軸方向の断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態3における音の波長と区
画室の長さとの関係を説明する説明図である。
【図7】 本発明の実施の形態3における音の波長と区
画室の長さとの関係を説明する説明図である。
【図8】 本発明の実施の形態3における音の波長と区
画室の長さとの関係を説明する説明図である。
【図9】 本発明の実施の形態4における吸音ダクトの
軸方向の断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態5において用いられる
通風路管ユニットの斜視図である。
【図11】 図10に示す通風路管ユニットの軸方向の
断面図である。
【図12】 本発明の実施の形態5における通風路管の
斜視図である。
【図13】 本発明の実施の形態5における吸音ダクト
の軸方向の断面図である。
【図14】 本発明の実施の形態6における吸音ダクト
の軸方向の断面図である。
【図15】 本発明の実施の形態6における吸音ダクト
のフランジでの吸音ダクトの軸方向に直交する方向の断
面図である。
【符号の説明】
1 フランジ、2 ダクト外管、3 通風路管、31
多孔質材 311 プラスチック粒子、312 多孔質材31中の
隙間、32 通風路管ユニット、321 通風路管片、
322 接続リング、4 通風路、5 空気層、6 短
尺筒形スペーサ、7 仕切り板、8 長尺支持体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木曽 又一郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小河 貞男 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 土橋 勝 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 本多 隆一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 玉井 秀紀 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 澤崎 勇 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 片桐 博文 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 倉品 正之 東京都中央区銀座2−6−5 三光機電株 式会社内 Fターム(参考) 2E001 DF04 FA34 GA03 GA65 GA66 HD11 LA05 3L080 AD02 AE02 5D061 EE03 EE13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック粒子が互いに部分的に溶着
    した多孔質材により形成された通風路管と、この通風路
    管の外側に空気層を介して設けられた上記通風路管より
    大内径のダクト外管とを備えたことを特徴とする吸音ダ
    クト。
  2. 【請求項2】 プラスチック粒子は、粒径0.1〜5m
    m程度の熱可塑性プラスチック粒子であることを特徴と
    する請求項1記載の吸音ダクト。
  3. 【請求項3】 多孔質材のプラスチック粒子は、通風路
    管の外壁側よりも内壁側の方が気密に溶着していること
    を特徴とする請求項1または2記載の吸音ダクト。
  4. 【請求項4】 通風路管とダクト外管とは共に、各管の
    軸方向に直交する断面が円形または方形であることを特
    徴とする請求項1記載の吸音ダクト。
  5. 【請求項5】 通風路管とダクト外管との間の空気層
    は、吸音ダクトの軸方向において吸音される音の中心波
    長の半分以下の長さの区画室に仕切られていることを特
    徴とする請求項1または4記載の吸音ダクト。
  6. 【請求項6】 区画室は複数設けられており、各区画室
    の長さは不均一であることを特徴とする請求項5記載の
    吸音ダクト。
  7. 【請求項7】 通風路管は、一端に仕切り部材が設けら
    れた通風路管ユニットの複数個を縦続接続したものであ
    ることを特徴とする請求項5または6記載の吸音ダク
    ト。
  8. 【請求項8】 通風路管は、この通風路管の軸方向に延
    在する複数の支持体によりダクト外管内に支持されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の吸音ダクト。
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