JP2001173980A - ファンコイルユニットとその空調システム - Google Patents

ファンコイルユニットとその空調システム

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JP2001173980A
JP2001173980A JP35816299A JP35816299A JP2001173980A JP 2001173980 A JP2001173980 A JP 2001173980A JP 35816299 A JP35816299 A JP 35816299A JP 35816299 A JP35816299 A JP 35816299A JP 2001173980 A JP2001173980 A JP 2001173980A
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 送風機自体で風量調節して空調制御可能で、
複雑なダンパや制御装置が不要であるファンコイルユニ
ット空調システムを得る。 【構成】 ケーシング1を備える。ケーシング1内に、
熱交換コイル2を設けた熱交換室6と、熱交換室6に連
通する送風機室7と、を隣接形成する。送風機室7に連
通する吸気口10と、熱交換室6に連通する給気口11
と、をケーシング1に形成する。回転速度を変更できる
駆動回路24を有するDCモータ4付き送風機3を、送
風機室7に複数段・複数列で独立して多数設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファンコイルユニットと
その空調システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一つのファンコイルユニットで複数の空
調ゾーンを個別に空調する場合、ファンコイルユニット
と複数の空調ゾーンをダクトで連結し、各空調ゾーンの
吹出口に可変風量(VAV)ユニットを設けて、空調を
行う方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、風
量コントロールする場合、制御装置が複雑化しコスト高
となる問題がある。また、従来のファンコイルユニット
は、送風機が少数(例えば二つ)であったため、多数の
送風機を設けた場合、例えば1台の送風機が故障しても
わからず、不便で、安全性に欠ける面もある。そこで、
本発明はこれらの問題点を解決するファンコイルユニッ
トとその空調システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
課題を解決するために、ケーシングを備え、このケーシ
ング内に、熱交換コイルを設けた熱交換室と、この熱交
換室に連通する送風機室と、を隣接形成し、この送風機
室に連通する吸気口と、上記熱交換室に連通する給気口
と、を上記ケーシングに形成し、回転速度を変更できる
駆動回路を有するDCモータ付き送風機を、上記送風機
室に複数段・複数列で独立して多数設ける。また、送風
機室の熱交換室隣接面に送風機を複数段・複数列で独立
して多数設け、この熱交換室隣接面と熱交換コイルとの
間に形成される空間部の吸気口近傍側が狭くなるように
この熱交換室隣接面と熱交換コイルの一方又は両方を傾
斜させる。また、ケーシングの下面に給気口を形成す
る。また、吹出室と吸込室を有するチャンバを、備え、
このチャンバに、上記吹出室に連通する複数の給気接続
口と、上記吸込室に連通する複数の吸気接続口と、を設
け、上記チャンバの吹出室とケーシングの給気口を、上
記チャンバの吸込室とケーシングの吸気口を、夫々、ダ
クトを介して又は直接連通連結し、各々の上記給気接続
口に、駆動ダンパを設ける。また、吹出部と吸込部を一
体化した吹出・吸込ユニットを、備え、チャンバの給気
接続口に上記吹出・吸込ユニットの給気接続口をダクト
を介して接続し、上記チャンバの吸気接続口に上記吹出
・吸込ユニットの吸気接続口をダクトを介して接続す
る。また、吹出口と、吸込口と、を備え、チャンバの給
気接続口に上記吹出口をダクトを介して接続し、上記チ
ャンバの吸気接続口に上記吸込口をダクトを介して接続
する。また、吹出室と吸込室を有するチャンバを、備
え、このチャンバに、上記吹出室に連通する複数の給気
接続口と、上記吸込室に連通する複数の吸気接続口と、
を設け、上記チャンバの吹出室とケーシングの給気口
を、上記チャンバの吸込室とケーシングの吸気口を、夫
々、ダクトを介して又は直接連通連結し、吹出部と吸込
部を一体化した吹出・吸込ユニットを、備え、上記チャ
ンバの給気接続口に上記吹出・吸込ユニットの給気接続
口をダクトを介して接続し、上記チャンバの吸気接続口
に上記吹出・吸込ユニットの吸気接続口をダクトを介し
て接続し、上記吹出・吸込ユニットの給気接続口に、駆
動ダンパを設ける。また、吹出室と吸込室を有するチャ
ンバを、備え、このチャンバに、上記吹出室に連通する
複数の給気接続口と、上記吸込室に連通する複数の吸気
接続口と、を設け、上記チャンバの吹出室とケーシング
の給気口を、上記チャンバの吸込室とケーシングの吸気
口を、夫々、ダクトを介して又は直接連通連結し、吹出
口と吸込口を備え、上記チャンバの給気接続口に上記吹
出口をダクトを介して接続し、上記チャンバの吸気接続
口に上記吸込口をダクトを介して接続し、上記吹出口に
駆動ダンパを設ける。また、吹出口と吸込口を備え、チ
ャンバの給気接続口に上記吹出口をダクトを介して接続
し、上記チャンバの吸気接続口に上記吸込口をダクトを
介して接続し、上記吹出口に駆動ダンパを設ける。ま
た、換気ユニットを備え、チャンバの適宜の吸気接続口
を、外気接続口と排気接続口とし、これに上記換気ユニ
ットをダクトを介して接続する。また、チャンバの吸込
室に、外気接続口からの外気をケーシングの吸気口に誘
導する案内板を、設ける。また、チャンバと吹出・吸込
ユニットの外装板をグラスウールボードとする。また、
各々の送風機にその故障を報せる警報手段を、別個に設
け、DCモータの回転検出により送風機の故障を報せる
警報手段、又は、送風機の風量検出により送風機の停止
を報せる警報手段とする。また、熱交換コイルの伝熱管
を楕円管とする。
【0005】
【実施例】図1〜図3は、本発明のファンコイルユニッ
トとその空調システムの一実施例を示している。このフ
ァンコイルユニットは、ケーシング1を備え、このケー
シング1内に、熱交換コイル2を設けた熱交換室6と、
この熱交換室6に連通する送風機室7と、を隣接形成
し、この送風機室7に連通する吸気口10と、熱交換室
6に連通する給気口11と、をケーシング1に形成し、
DCモータ4付き送風機3を、送風機室7に複数段・複
数列で独立して多数設ける。吸気口10と給気口11は
ケーシング1の上部(図例では角部)に形成する。
【0006】送風機3は送風機室7の熱交換室隣接面D
に複数段・複数列で独立して多数設け、この熱交換室隣
接面Dと熱交換コイル2との間に形成される空間部Bの
吸気口近傍側が狭くなるようにこの熱交換室隣接面Dと
熱交換コイル2の一方又は両方を、例えば図1、図4又
は図5のように、傾斜させる。図1は、多数の送風機3
を設けた熱交換室隣接面Dを傾斜させ、図4は、熱交換
コイル2を傾斜させ、図5は、熱交換コイル2と多数の
送風機3を設けた熱交換室隣接面Dの両方を傾斜させた
例である。このようにすれば空間部Bの吸気口近傍側と
遠方側に生じる空気抵抗差によって、各送風機3から出
る風量が略等しくなり、熱交換コイル2の空気出入口面
全面に均等に気流が当たるようになる。なお、空間部B
の吸気口近傍側と遠方側の幅を均一にすると図例のよう
な吸気口10の位置の場合、空間部Bの吸気口10の近
傍に比べて遠方の送風機3の吸込が悪くなる。
【0007】図1〜図3に示すように、各々別個に駆動
するDCモータ4付き送風機3は、複数段・複数列で別
個に着脱自在として設けて、送風機3が故障したり、熱
交換コイル2をメンテナンスする場合に作業が容易とな
るようにする。図例では、上下複数段(4段)でかつ左
右複数列(2列)とし、これらの送風機位置に対応させ
て、熱交換室6と連通する開口部8を、送風機室7の熱
交換室隣接面Dに形成し、これらの開口部8に送風機3
を別個に着脱自在として取付ける。送風機3と開口部8
は、熱交換コイル2の空気出入口面に対して図のように
格子状に配置する。なお、送風機3の個数は図例に限定
されず増減は自由であり、送風機3と開口部8は、熱交
換コイル2の空気出入口面に対して千鳥状に配置しても
よい。
【0008】送風機3は小型の送風機(ファン)とし、
ファンコイルユニット全体のコンパクト化と省電力化・
省コスト化を図り、振動や騒音を小さくしてケーシング
の簡略化と製品コストの削減を図る。室内などの直近へ
の給気で高静圧を必要としないファンコイルユニットで
あれば、従来の少数の大型送風機に代えてそれに相当す
る総風量を得ることのできる多数(例えば、従来送風機
数の2倍以上で少なくとも段数と列数の和が4好ましく
は5以上)のDCモータ4付き小型送風機3を用いるこ
とにより、送風機全体の消費電力と部品コストを削減す
ることができる。しかも、小型送風機3なので騒音や振
動の防止のためにケーシング1の厚みや強度、重量を大
きくせずともすむ。さらに、送風機3を押込み式として
も熱交換コイル2全体に均等に送風できる。モータは、
例えば大型の三相200VのACモータに代えて仕事効
率が良く消費電力の少ない小型の単相100Vの長寿命
であるブラシレスDCモータを多数使用する。
【0009】また、本発明は、吹出室21と吸込室22
を有するチャンバ13を、備え、このチャンバ13に、
吹出室21に連通する複数の給気接続口25と、吸込室
22に連通する複数の吸気接続口26と、を設け、チャ
ンバ13の吹出室21とケーシング1の給気口11を、
チャンバ13の吸込室22とケーシング1の吸気口10
を、夫々、ダクト20を介して連通連結し、各々の給気
接続口25に、駆動ダンパ12を設ける。チャンバ13
の外装板はグラスウールボードとするのが好ましいが、
それ以外の部材で形成してもよい。図例ではケーシング
1の上方にチャンバ13を設けて、DCモータ4と駆動
ダンパ12を直近配置してあるので、制御配線が容易で
設備コストの削減を図れ、いろんな所に移動する必要が
なくメンテナンスも楽である。なお、チャンバ13の位
置の変更は自由である。また、ダクト20を介さずにチ
ャンバ13の吹出室21とケーシング1の給気口11
を、チャンバ13の吸込室22とケーシング1の吸気口
10を、夫々、直接連通連結してチャンバ13をケーシ
ング1の上に一体化させてもよい。いずれの場合もチャ
ンバ13は天井内に設置する。
【0010】また、吹出部と吸込部を一体化した吹出・
吸込ユニット27を、備え、チャンバ13の給気接続口
25に吹出・吸込ユニット27の給気接続口35をダク
ト33を介して接続し、チャンバ13の吸気接続口26
に吹出・吸込ユニット27の吸気接続口36をダクト2
9を介して接続する。図6に示すように、吹出・吸込ユ
ニット27は、吸込口38と吹出口39を有するパネル
体40と、給気接続口35と吸気接続口36を有する機
体41と、を備える。機体41の外装板はグラスウール
ボードとするのが好ましいが、それ以外の部材で形成し
てもよい。なお、給気接続口35と吸気接続口36の配
置の変更は自由で、例えば、図6のように隣合うように
配置したり、図7と図8のように対向するように配置す
る。
【0011】また、図3に示すように、吹出口34と、
吸込口28と、を備え、チャンバ13の給気接続口25
に吹出口34をダクト33を介して接続し、チャンバ1
3の吸気接続口26に吸込口28をダクト29を介して
接続する。さらに、換気ユニット30を備え、チャンバ
13の適宜の吸気接続口26を、外気接続口と排気接続
口とし、これに換気ユニット30をダクト31を介して
接続する。なお、外気接続口と排気接続口に、駆動又は
手動のダンパを設けるも自由である。チャンバ13の吸
込室22には、図1、図2及び図9に示すように、外気
接続口からの外気をケーシング1の吸気口10に誘導す
る案内板32を、設ける。案内板32は、外気接続口と
排気接続口を仕切りかつ気流方向に向かって下傾するよ
うに設けて、流入外気のショートカットを防止する。さ
らに、案内板32は、その先端部を開口させかつダクト
20の開口部又は吸気口10の一部を囲むように形成し
て、他の吸気接続口26から吸気口10への空気流入を
妨げないようにする。
【0012】図1と図3に示すように、送風機3の駆動
によって、室内などの空調ゾーンの空気(還気)は吹出
・吸込ユニット27や吸込グリル28から吸込まれる。
そして、ダクト29を通ってチャンバ13の吸込室22
からファンコイルユニットの送風機室7に吸込まれ、熱
交換コイル2で加熱又は冷却されて、温風又は冷風とし
て、チャンバ13の吹出室21からダクト33を通り、
吹出・吸込ユニット27や吹出口34から空調ゾーンに
給気される。換気ユニット30では、その内部に設けら
れた全熱交換器によって、チャンバ13からの排気(還
気)と室外からの外気とが熱交換され、外気がチャンバ
13の吸込室22に吸込まれ、排気は室外に送られる。
換気ユニット30には図示省略のダクトを接続して外気
と排気を送風する。なお、全図面中の実線と点線の白抜
き矢印は気流方向を示している。なお、図3と後述の図
12のものは例示であって、これと異なる機器や組み合
わせで構成した空調システムとするも自由である。この
図3と図12において各ダクトは二点鎖線で示す。
【0013】図10に示すように、DCモータ4は、回
転速度を変更できる駆動回路24を有し、各々の送風機
3にその故障を報せる警報手段Eを、別個に設けてい
る。具体的には、DCモータ4の回転検出により送風機
3の故障を報せる警報手段Eとし、この警報手段Eは、
モータ回転を検出する検出器15と、モータに回転信号
を出しその信号と検出器15からの信号により送風機
(モータ回転)異常を識別する駆動回路24と、駆動回
路24からの異常信号により送風機(モータ回転)異常
を報せる警報器17と、を備える。
【0014】例えばファンコイルの運転中に、回転信号
が出ている状態で故障によりあるDCモータ4の回転が
停止すると、警報器17が、どの送風機3(DCモータ
4)が故障したかを報せる。この場合、検出器15はモ
ータの回転の有無を検出する機能を有するだけでよく、
検出器15や駆動回路24を簡略化できる。また、検出
器15が、モータ回転速度を検出する機能を有するもの
とした場合、検出器15をモータ回転異常判別とモータ
回転速度のフィードバックに兼用でき、高精度な制御を
行える。例えば、モータの回転が停止しなくても、駆動
回路24からの回転速度指令値と検出器15からの回転
速度検出値を比較して過大・過小な回転をする異常な送
風機3(DCモータ4)を報せることもできる。
【0015】制御器18は、駆動回路24を介してDC
モータ4に回転速度の指令を出し、送風機3の風量を無
段階又は段階的に制御すると共に、駆動ダンパ12の開
閉を個別に制御する。駆動回路24はマイコンなどにて
構成し、DCモータ4に、無段階又は段階的に回転速度
を変更できる駆動回路24を、設ける。これにより、駆
動ダンパ12の開閉に伴う風量変化を送風機自体で調節
してきめ細かく空調できる。さらに、無段階で回転制御
する場合は、風量や湿度の調節、間欠運転、極微風運転
なども容易となる。なお、上述の警報手段Eは、個々の
DCモータ4の回転異常や異常停止などの故障を報せる
機能があればよく、上述の構成のものに限定されず変更
は自由である。
【0016】図11は、送風機3の風量検出により送風
機3の故障を報せる警報手段Eとした場合を示し、この
警報手段Eは、送風機3の風量を検出を検出するセンサ
23と、モータに回転信号を出しその信号とセンサ23
からの信号により送風機(風量)異常を識別する駆動回
路24と、駆動回路24からの異常信号により送風機
(風量)異常を報せる警報器17と、を備える。例えば
ファンコイルの運転中に、回転信号が出ている状態で故
障によりある送風機3の風が止まると、警報器17が、
どの送風機3が故障したかを報せる。この場合、センサ
23は風の有無を検出する機能を有するだけでよく、セ
ンサ23や駆動回路24を簡略化できる。駆動回路24
は図10と同様構成のものを用いる。
【0017】図12は、他の実施例であって、図3の実
施例において給気接続口25の駆動ダンパ12を省略し
て、吹出・吸込ユニット27の給気接続口35と吹出口
34に、駆動ダンパ12を設けたものである。なお、図
3と図12の駆動ダンパ12を手動ダンパとするも自由
である。また、図13は、ケーシング1の上面に吸気口
10を形成し、このケーシング1の下面に給気口11を
形成したものである。図例では、熱交換室隣接面Dと熱
交換コイル2は傾斜させていないが、一方又は両方を傾
斜させてもよい。なお、前記各実施例においても図13
のごとく熱交換室隣接面Dと熱交換コイル2を傾斜させ
ないようにしてもよい。
【0018】前記各実施例において、図14に示すよう
に、熱交換コイル2の伝熱管14は、径方向切断面が楕
円形の楕円管に形成する。この楕円形の長径方向は空気
抵抗を下げるために送風方向Aと略平行となるようにす
るのが最も好ましいが、略平行でなくてもよい。このよ
うに伝熱管14の断面を形状抗力の小さい楕円形にして
あるので、円形伝熱管の場合よりも、通風抵抗が小さく
て圧力損失が減少し、伝熱管14における空気流との接
触面積(伝熱面積)が増加し、伝熱量・交換熱量がアッ
プする。しかも、一層小型のDCモータ4付き送風機3
を用いたり、その数を減らすことができる.なお、伝熱
管14は円形管でもよい。
【0019】
【発明の効果】請求項1〜14の発明では、送風機自体
で風量調節して空調制御可能で、従来機と同等能力のも
のよりコンパクト化・省電力化・省コスト化・製品コス
トの削減を図れる。請求項2の発明では、熱交換コイル
2の空気出入口面に対する気流分布の均等化を図れて熱
交換能力を最大限に発揮できる。請求項3の発明では、
下吹出できて、床面吹出しやコンピュータルームでの使
用に最適である。請求項4と8の発明では、送風機自体
で風量調節して空調制御可能で、ダンパの全開・全閉の
みですみ、複雑なダンパや制御装置が不要である。チャ
ンバ13が吸気・給気の分岐チャンバと消音チャンバを
兼ねているので省スペースを図れる。請求項5〜10の
発明では、製品コスト・ランニングコストが安いファン
コイルユニットに、吹出・吸込ユニット27、吹出口3
4、吸込口28や換気ユニット30など各種空調機器を
組み合わせてエアハンと同等の空調システムを自由かつ
容易に構成できる。請求項11の発明では、簡単な構造
の案内板32にて、チャンバ13の外気接続口から排気
接続口への外気のショートサーキットを防止できる。請
求項12の発明では、チャンバ13や吹出・吸込ユニッ
ト27の軽量化と消音・断熱を図れる。請求項13の発
明では、いちいち定期的に点検せずとも、どの送風機3
が故障しているかが識別できて便利であり、メンテナン
スが楽で安全性に優れ、停止した送風機3を放置したま
ま運転する無駄や危険を避けることができる。請求項1
4の発明では、圧力損失が減少し、より小型の送風機3
を用いることができ、コンパクト化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1のX―X線断面図である。
【図3】空調システムの構成例を示す斜視図である。
【図4】ファンコイルユニットの他の実施例を示す側面
図である。
【図5】ファンコイルユニットの別の実施例を示す側面
図である。
【図6】吹出・吸込ユニットの斜視図である。
【図7】吹出・吸込ユニットの変形例の斜視図である。
【図8】吹出・吸込ユニットの他の変形例の斜視図であ
る。
【図9】チャンバの要部斜視図である。
【図10】警報手段の説明図である。
【図11】他の警報手段の説明図である。
【図12】他の空調システムの構成例を示す斜視図であ
る。
【図13】ファンコイルユニットのさらに別の実施例を
示す側面図である。
【図14】熱交換コイルの要部断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 熱交換コイル 3 送風機 4 DCモータ 6 熱交換室 7 送風機室 10 吸気口 11 給気口 12 駆動ダンパ 13 チャンバ 14 伝熱管 20 ダクト 21 吹出室 22 吸込室 24 駆動回路 25 給気接続口 26 吸気接続口 27 吹出・吸込ユニット 28 吸込グリル 29 ダクト 30 換気ユニット 31 ダクト 32 案内板 B 空間部 D 熱交換隣接面 E 警報手段

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング1を備え、このケーシング1
    内に、熱交換コイル2を設けた熱交換室6と、この熱交
    換室6に連通する送風機室7と、を隣接形成し、この送
    風機室7に連通する吸気口10と、上記熱交換室6に連
    通する給気口11と、を上記ケーシング1に形成し、回
    転速度を変更できる駆動回路24を有するDCモータ4
    付き送風機3を、上記送風機室7に複数段・複数列で独
    立して多数設けたことを特徴とするファンコイルユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 送風機室7の熱交換室隣接面Dに送風機
    3を複数段・複数列で独立して多数設け、この熱交換室
    隣接面Dと熱交換コイル2との間に形成される空間部B
    の吸気口近傍側が狭くなるようにこの熱交換室隣接面D
    と熱交換コイル2の一方又は両方を傾斜させた請求項1
    記載のファンコイルユニット。
  3. 【請求項3】 ケーシング1の下面に給気口11を形成
    した請求項1又は2記載のファンコイルユニット。
  4. 【請求項4】 吹出室21と吸込室22を有するチャン
    バ13を、備え、このチャンバ13に、上記吹出室21
    に連通する複数の給気接続口25と、上記吸込室22に
    連通する複数の吸気接続口26と、を設け、上記チャン
    バ13の吹出室21とケーシング1の給気口11を、上
    記チャンバ13の吸込室22とケーシング1の吸気口1
    0を、夫々、ダクト20を介して又は直接連通連結し、
    各々の上記給気接続口25に、駆動ダンパ12を設けた
    請求項1、2又は3記載のファンコイルユニット空調シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 吹出部と吸込部を一体化した吹出・吸込
    ユニット27を、備え、チャンバ13の給気接続口25
    に上記吹出・吸込ユニット27の給気接続口35をダク
    ト33を介して接続し、上記チャンバ13の吸気接続口
    26に上記吹出・吸込ユニット27の吸気接続口36を
    ダクト29を介して接続した請求項4記載のファンコイ
    ルユニット空調システム。
  6. 【請求項6】 吹出口34と、吸込口28と、を備え、
    チャンバ13の給気接続口25に上記吹出口34をダク
    ト33を介して接続し、上記チャンバ13の吸気接続口
    26に上記吸込口28をダクト29を介して接続した請
    求項4又は5記載のファンコイルユニット空調システ
    ム。
  7. 【請求項7】 吹出室21と吸込室22を有するチャン
    バ13を、備え、このチャンバ13に、上記吹出室21
    に連通する複数の給気接続口25と、上記吸込室22に
    連通する複数の吸気接続口26と、を設け、上記チャン
    バ13の吹出室21とケーシング1の給気口11を、上
    記チャンバ13の吸込室22とケーシング1の吸気口1
    0を、夫々、ダクト20を介して又は直接連通連結し、
    吹出部と吸込部を一体化した吹出・吸込ユニット27
    を、備え、上記チャンバ13の給気接続口25に上記吹
    出・吸込ユニット27の給気接続口35をダクト33を
    介して接続し、上記チャンバ13の吸気接続口26に上
    記吹出・吸込ユニット27の吸気接続口36をダクト2
    9を介して接続し、上記吹出・吸込ユニット27の給気
    接続口35に、駆動ダンパ12を設けた請求項1、2又
    は3記載のファンコイルユニット空調システム。
  8. 【請求項8】 吹出室21と吸込室22を有するチャン
    バ13を、備え、このチャンバ13に、上記吹出室21
    に連通する複数の給気接続口25と、上記吸込室22に
    連通する複数の吸気接続口26と、を設け、上記チャン
    バ13の吹出室21とケーシング1の給気口11を、上
    記チャンバ13の吸込室22とケーシング1の吸気口1
    0を、夫々、ダクト20を介して又は直接連通連結し、
    吹出口34と吸込口28を備え、上記チャンバ13の給
    気接続口25に上記吹出口34をダクト33を介して接
    続し、上記チャンバ13の吸気接続口26に上記吸込口
    28をダクト29を介して接続し、上記吹出口34に駆
    動ダンパ12を設けた請求項1、2又は3記載のファン
    コイルユニット空調システム。
  9. 【請求項9】 吹出口34と吸込口28を備え、チャン
    バ13の給気接続口25に上記吹出口34をダクト33
    を介して接続し、上記チャンバ13の吸気接続口26に
    上記吸込口28をダクト29を介して接続し、上記吹出
    口34に駆動ダンパ12を設けた請求項7記載のファン
    コイルユニット空調システム。
  10. 【請求項10】 換気ユニット30を備え、チャンバ1
    3の適宜の吸気接続口26を、外気接続口と排気接続口
    とし、これに上記換気ユニット30をダクト31を介し
    て接続した請求項4、5、6、7、8又は9記載のファ
    ンコイルユニット空調システム。
  11. 【請求項11】 チャンバ13の吸込室22に、外気接
    続口からの外気をケーシング1の吸気口10に誘導する
    案内板32を、設けた請求項10記載のファンコイルユ
    ニット空調システム。
  12. 【請求項12】 チャンバ13と吹出・吸込ユニット2
    7の外装板をグラスウールボードとした請求項4、5、
    6、7、8、9、10又は11記載のファンコイルユニ
    ット空調システム。
  13. 【請求項13】 各々の送風機3にその故障を報せる警
    報手段Eを、別個に設け、DCモータ4の回転検出によ
    り送風機3の故障を報せる警報手段E、又は、送風機3
    の風量検出により送風機3の停止を報せる警報手段Eと
    した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、11又は12記載のファンコイルユニットとその空
    調システム。
  14. 【請求項14】 熱交換コイル2の伝熱管14を楕円管
    とした請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12又は13記載のファンコイルユニットと
    その空調システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006275461A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Mitsubishi Electric Corp 空調換気システム
JP2010117062A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Panasonic Corp ダクトファン
KR101409088B1 (ko) 2008-01-14 2014-06-17 엘지전자 주식회사 팬코일유닛
JP2015183940A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 フジモリ産業株式会社 空調用分岐チャンバー

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