JP2001172268A - 環状ポリエーテル化合物および電解質 - Google Patents

環状ポリエーテル化合物および電解質

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JP2001172268A
JP2001172268A JP35591499A JP35591499A JP2001172268A JP 2001172268 A JP2001172268 A JP 2001172268A JP 35591499 A JP35591499 A JP 35591499A JP 35591499 A JP35591499 A JP 35591499A JP 2001172268 A JP2001172268 A JP 2001172268A
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electrolyte
cyclic polyether
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liquid crystal
polyether compound
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Satoshi Igawa
悟史 井川
Shinichi Nakamura
真一 中村
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Canon Inc
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスコティック液晶材料として有用な新規
な環状ポリエーテル化合物及びイオン伝導率に異方性が
ある電解質を提供する。 【解決手段】 下記一般式(II)で示される環状ポリ
エーテル化合物、及び該環状ポリエーテル化合物の少な
くとも1種と金属塩を含有してなる電解質。 【化1】 (式中、Xは−CO−または−CH2−を表し、Rは炭
素原子数1から20である直鎖状または分岐状のアルキ
ル基を表す。但し、該アルキル基中の1つ以上の−CH
2−はO、CO、1,4−フェニレン、−CH=CH
−、−C≡C−またはエポキシ基で置換されていてもよ
い。また、該アルキル基中の水素原子はフッ素原子で置
換されていてもよい。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶材料として有
用な新規な環状ポリエーテル化合物および、それを用い
た、電池、センサデバイス等エレクトロニクス分野に用
いる電解質に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスコティック液晶相とは1977年
にS.Chandrasekherらにより発見された
(“Pramana”,471頁(1977年))液
晶相である。例えば同著者らによって“Discoti
c Liquid Crystals”と題して“Re
p.Plog.Phys.”53,57頁(1990
年)に、あるいは竹中俊介によって“ディスコチック液
晶分子のデザインと合成”と題して日本化学会編・季刊
化学総説22巻60頁に解説されているように、ディス
ク(円盤)状のコアに比較的長い側鎖が複数個結合した
化合物にみられる。
【0003】化合物の種類は主にコアの構造によって類
別することができ、6置換ベンゼンおよび3置換ベンゼ
ンの誘導体、フタロシアニンおよびポルフィリンの誘導
体、トリフェニレン、トルクセン、ピリリウムの各誘導
体、トリベンゾシクロノネン誘導体、アザクラウン誘導
体、シクロヘキサン誘導体等があげられる。ディスコテ
ィック液晶の構造的な特徴から、過去、デバイスヘの応
用を示唆するいくつかの報告がなされている。フタロシ
アニンやトリフェニレンのような共役パイ電子を有する
系においては電子(またはホール)のチャネルを提供す
ることができる。(Piechocki et al.
“J.Am.Chem.Soc.”1982,104,
pp5245)また、コアがアザクラウンのような環状
の場合には中心の空隙部を選択的に分子が通過する分子
チャネルを提供することができることが示唆されてい
る。(Lehn et al.:“J.Chem.So
c.,Chem.Commun.”,1985,pp1
794)
【0004】クラウンエーテル誘導体において、ディス
コティック液晶相を有する化合物については、“J.C
hem.Soc.”,Perkin Trans.1,
1993,pp1412、“Mol.Cryst.Li
q.Cryst.”,1994,pp137及び“In
org.Chem.Chem.Commun.”,19
98,pp2057などで知られているが、そのディス
コティック化合物は限られており、まだ多くの化合物が
知られるには至っていない。種々の目的に対応する為に
は、多種多様な化合物を用意する事が必要である。
【0005】一方、電解質については、1973年にW
rightらによって、ポリエチレンオキシド(PE
O)とアルカリ金属塩の錯体イオン伝導が報告され、1
979年にArmandらにより電池に用いる電解質の
可能性が示された事により、固体電解質の研究が世界的
に広まった。固体電解質は形状が液体ではないので、部
外への漏れが無く、耐熱性、信頼性、安全性、デバイス
の小型化に対して液状電解質に比べ有利である。また、
有機物は無機物に比べ柔軟である為、加工し易いという
利点がある。
【0006】一般に電解質のイオン伝導率はキャリア密
度と電荷、イオン伝導度の積で表される為にイオンを解
離する為の高い極性と解離したイオンを移動させる為の
低い粘性が必要とされる。その観点では、PEOは固体
電解質として十分な特性を備えているとは言えない。そ
もそもPEOのイオン輸送機構はドナー性極性基部分へ
の配位により解離されたイオンが熱によるセグメント運
動により次々に手渡される配位子交換によるものであ
る。その為に温度依存性を受け易い。また、キャリア密
度を増加させる為に金属イオンを多く溶解させると結晶
化が起こり、逆にイオン移動度が低下してしまう。この
結晶化を防ぐ為にウレタン架橋PEO(M.Watan
abe et al.,“Solid State I
onics”,28〜30,911,1988)、更に
は低温でのイオン伝導度を向上させる為に架橋部分に側
鎖を導入したPEO(第40回高分子討論会予稿集,3
766,1991)も開発されている。また最近ではP
EOの末端基に塩を導入した溶融塩型のPEO(K.I
to et al.,“Electolochim.A
cta”,42,1561,1997)も開発されてい
る。しかしながら、現状ではまだイオン伝導率が十分に
得られない為に高誘電率有機溶媒と低粘度溶媒を混合し
た電解液あるいは電解液を有機高分子で固定化したゲル
電解質が主流となっている。また、固体電解質を電池デ
バイスとして利用する場合、イオン輸送効率だけではな
く電極との接触面において電気化学反応の効率性が問題
となっている。
【0007】クラウンエーテル誘導体において、数分子
がクラウンエーテル環を内側に向けて、1つのディスク
を形成し、そのディスクが縦に連なる事によって形成さ
れるディスコティックカラムナー相を有する化合物につ
いては、“Mol.Cryst.Liq.Crys
t.”,1994,pp137、“J.Am.Che
m.Soc.”,1996,pp9855及び“Ino
rg.Chem.Chem.Commun.”,199
8,pp2057などで知られている。しかしながら、
そのディスコティック液晶相を有する化合物は限られて
おり、まだ多くの化合物が知られるには至っていない。
【0008】また、クラウンエーテル環をイオン輸送の
チャネルとして利用する事は、特開平10−12073
0号公報などにおいて知られている。しかしながら、そ
れらの化合物は液晶性を備えてはおらず、磁場配向によ
りカラムナー構造を形成している。本発明の電解質に用
いられる化合物は液晶性を有している為、磁場配向等の
処理を必要とせず、クラウンエーテル環のチャネル構造
を形成する事が出来る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
様な従来技術に鑑みてなされたものであり、ディスコテ
ィック液晶材料として有用な新規な環状ポリエーテル化
合物および、それを用いた、電池、センサデバイス等エ
レクトロニクス分野に用いるイオン伝導率に異方性があ
る電解質を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、酸素原
子1〜8個を含む6〜18員環の環状ポリエーテルであ
り、その中の1から8個の酸素原子の少なくとも1個が
下記一般式(I)で示される置換基で置換されているこ
とを特徴とする環状ポリエーテル化合物である。
【0011】
【化3】
【0012】(式中、Xは−CO−または−CH2−を
表し、Rは炭素原子数1から20である直鎖状または分
岐状のアルキル基を表す。但し、該アルキル基中の1つ
以上の−CH2−はO、CO、1,4−フェニレン、−
CH=CH−、−C≡C−またはエポキシ基で置換され
ていてもよい。また、該アルキル基中の水素原子はフッ
素原子で置換されていてもよい。) 本発明の環状ポリエーテル化合物は、下記一般式(I
I)で示される化合物からなる環状ポリエーテルが好ま
しい。
【0013】
【化4】
【0014】(式中、Xは−CO−または−CH2−を
表し、Rは炭素原子数1から20である直鎖状または分
岐状のアルキル基を表す。但し、該アルキル基中の1つ
以上の−CH2−はO、CO、1,4−フェニレン、−
CH=CH−、−C≡C−またはエポキシ基で置換され
ていてもよい。また、該アルキル基中の水素原子はフッ
素原子で置換されていてもよい。) 上記の環状ポリエーテル化合物は、液晶相を有するのが
好ましい。
【0015】また、本発明は、上記の環状ポリエーテル
化合物の少なくとも1種と金属塩を含有してなることを
特徴とする電解質である。前記電解質は、液晶相を有す
るのが好ましい。前記金属塩がアルカリ金属塩であるの
が好ましい。前記電解質は、重合反応によって固定化さ
れたものが好ましい。前記電解質は、イオン伝導性に異
方性があるのが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の新規化合物の環状ポリエ
ーテル化合物は、酸素原子1〜8個を含む6〜18員環
の環状ポリエーテルであり、その中の1から8個の酸素
原子の少なくとも1個が下記一般式(I)で示される置
換基で置換されていることを特徴とする。
【0017】
【化5】
【0018】それらの環状ポリエーテル化合物の中で、
下記一般式(II)で示される化合物が好ましい。
【0019】
【化6】
【0020】上記の一般式(I)および(II)におい
て、Xは−CO−または−CH2−を表す。
【0021】Rは炭素原子数1から20である直鎖状ま
たは分岐状のアルキル基を表す。但し、該アルキル基中
の1つ以上の−CH2−はO、CO、1,4−フェニレ
ン、−CH=CH−、−C≡C−またはエポキシ基で置
換されていてもよい。また、該アルキル基中の水素原子
はフッ素原子で置換されていてもよい。
【0022】また、Rは、好ましくは、炭素原子数4か
ら16の直鎖状のアルコシキ基であり、例えばアルコキ
シ基としてはブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシル
オキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基、ノナ
ニルオキシ基、デシルオキシ基、ウンデシルオキシ基、
ドデシルオキシ基、トリデシルオキシ基、テトラデシル
オキシ基、ペンタデシルオキシ基、ヘキサデシルオキシ
基などが挙げられる。
【0023】また、本発明の電解質は重合化して固定化
することが望ましい。この場合には、Rの末端がアクリ
ル基、メタクリル基、エポキシ基、ビニル基といった重
合基をつけたものを重合する方法と他の重合性化合物と
の共重合する方法が望ましい。他の重合性化合物は特に
制限はないが、アクリル酸誘導体、メタクリル酸誘導
体、ビニル誘導体、スチレン誘導体、ウレタン誘導体、
エポキシ誘導体等が挙げられる。本発明の前記環状ポリ
エーテル化合物は、液晶化合物である事が望ましく、特
に好ましくはカラムナー相を有するディスコティック液
晶化合物である。
【0024】また、本発明の電解質は、上記の環状ポリ
エーテル化合物の少なくとも1種と金属塩を含有してな
ることを特徴とする。この前記環状ポリエーテル化合物
と金属塩からなる電解質は、イオン伝導性に異方性のあ
る電解質が提供される。
【0025】金属塩には、MClO4 、MBF4 、MP
6 、MCF3 SO3 (MはLi、Na、Kを示
す。)、ビス[1,2−ベンゼンジオラト(2−)−
O,O’]ホウ酸塩、ビス[2,3−ナフタレンジオラ
ト(2−)−O,O’]ホウ酸塩といったアルカリ金属
の他CuSO4 、Ni(NO32 、Ni(BF42
等の金属塩を含有している事が望ましい。好ましくはア
ルカリ金属塩であり、より好ましくはリチウム塩であ
る。また、2種類以上の金属塩を含有させる事が出来
る。
【0026】本発明の電解質に用いられるポリエーテル
と金属塩の割合に特に制限はなく、目的とする固体電解
質のイオン伝導度などによって、適宜決定されるもので
あるが、ポリエーテル1molに対し、金属塩0.4〜
1.0molがより好ましい。
【0027】本発明の環状ポリエーテル化合物は液晶化
合物である事か、または金属塩を添加した時に液晶相を
有する事が望ましく、特に1分子が1つのディスクを形
成する、または、数分子がクラウンエーテル環を内側に
向けて、1つのディスクを形成し、そのディスクが縦に
連なる事によって形成されるディスコティックカラムナ
ー相を有している事が望ましい。また、イオンの通り道
であるチャネルを形成する為には、カラムナー相が基板
電極に対し、垂直に配向している事が望ましい。
【0028】以下、本発明で用いられる化合物の具体的
な構造式を表1〜5に示す。但し、本発明はこれらのみ
に限定されるものではない。なお、表中Phは、1,4
−フェニレンを示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】
【0034】クラウンエーテル誘導体の化合物において
は、前述したように“Mol.Cryst.Liq.
Cryst.”,1994,pp137、“Inor
g.Chem.Chem.Commun.”,199
8,pp2057及び特開平10−120730号公
報で知られている。しかしながら、は窒素原子を含有
しないクラウンエーテル誘導体である。は側鎖の本数
が少ない為、スメクチック相あるいはカラムナー相を有
しても温度範囲が狭い。はトリフェニレン骨格にクラ
ウン環が直結したもので構造が異なり、液晶性も示さな
い。本発明の前述の一般式(II)で示されるクラウン
エーテル誘導体は、他の液晶化合物、非液晶化合物1種
以上と適当な割合で混合する事により、液晶相、液晶転
移温度を調整する事が出来る。
【0035】固体電解質の代表的なPEOのイオン輸送
機構は、エチレンオキシドセグメントが絡み合った状態
の中、イオン伝播される為に直線的に移動できる訳では
なく、かなり遠回りしながら移動すると思われる。ま
た、高分子鎖のセグメント運動により伝播される為に、
低温においてその運動性が損なわれると極端に移動度が
低下してしまう。本発明の電解質によるイオン輸送機構
は、ディスコティック液晶の自己集積性を利用する事で
イオンと相互作用するクラウンエーテル環の秩序度を増
大させ、イオンの移動するチャネルを形成させるもので
ある。イオンは、液晶状態により直線的に積み重なった
クラウンエーテル中を何の障害も受けずに、ホッピング
して直線的に移動すると思われる。イオン移動がセグメ
ント運動によらない事により、温度依存性の小さいイオ
ン輸送機構の可能性も示唆される。
【0036】更に、本発明のイオン輸送機構にはイオン
移動に異方性を有する。即ち、カラムナー構造に平行な
方向と垂直な方向のイオン移動は異なり、チャネルが形
成されているカラムナー構造に平行な方向の移動度が高
くなる。これまで、クラウンエーテル環をイオン輸送の
チャネルとして利用する事は、特開平10−12073
0号公報などにおいて知られている。しかしながら、そ
れらの化合物は液晶性を示してはおらず、特開平10−
120730号公報においては磁場配向によリカラムナ
ー構造を形成している。本発明に用いられる電解質は液
晶性を有している為、磁場配向等の処理を必要とせず、
容易にクラウンエーテル環のチャネル構造を形成する事
が出来る。
【0037】次に本発明に基づくイオンチャネルの製品
への応用例として、2次電池について述べる。図1は2
次電池の模式的な構成図である。11は負電極、12は
正電極である。13がイオンチャネルを有する電解層で
あって、この電解層を通路として特定極性のイオンが負
電極から正電極へ、あるいは正電極から負電極へ伝達さ
れる。上記負および正の電極はイオンの放出と吸収の機
能、外部デバイスとの連携機能(例えば電子伝導性機
能)、機械的な支持機能等、多義に渉る機能が要求され
ることから通常機能分離された複数の部材からなる複合
体となる場合が多い。
【0038】負電極11は外部回路との電子的接続機能
を兼ねた銅、アルミニウム、金、白金などの電子伝導性
支持体111に負極活物質112をコーティングしたも
のが用いられる。或いは支持体としての機能をかねた負
極活物質を用いることもできる。負極活物質材料として
はLiイオン、Naイオン、Kイオン等のアルカリイオ
ン、アルカリ土類イオン、水素イオン等のカチオンを放
出する能力を有する材料として金属材料のなかからリチ
ウム金属箔、リチウム−アルミニウム合金等が、高分子
材料のなかから好ましくはn型にドープされたポリアセ
チレン、ポリチオフェン、ポリp−フェニレン、ポリア
セン等およびその誘導体が、また炭素系材料のなかから
グラファイト(黒鉛)、ピッチ、コークス、有機高分子
の焼結体、あるいはこれらの材料と有機高分子の複合体
が適宜選択的に用いられる。
【0039】正電極12は外部回路との電子的接続機能
を兼ねた銅、アルミニウム、金、白金などの電子伝導性
支持体121に正極活物質122をコーティングしたも
のが用いられる。或いは支持体としての機能をかねた正
極活物質を用いることもできる。正極活物質材料として
は無機材料のなかからコバルト、バナジウム、チタン、
モリブデン、鉄、マンガンなど遷移金属のカルコゲン化
合物及び酸化物、さらにこれらとリチウムの複合体が、
炭素系材料のなかからグラファイト、弗化カーボンなど
一連の層状化合物、あるいはこれらの材料と有機高分子
の複合体が、高分子材料のなかから好ましくはp型また
はn型にドープされたポリアセチレン、ポリアニリン、
ポリピロール、ポリチオフェン、ポリp−フェニレン、
ポリアセン、ポリフタロシアニン、ポリピリジン等、お
よびこれらの誘導体が適宜選択的に用いられる。
【0040】
【実施例】以下、実施例により本発明について更に詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0041】実施例1 N,N’−ビス[3、4,5−トリ(p−ドデシロキ
シ)ベンゾイル]−4,13−ジアザ−1,7,10,
16−テトラヒドロシクロオクタデカン(例示化合物N
o.9)の製造
【0042】 3,4,5−トリドデシロキシベンゾ
イックアシッドの製造 窒素雰囲気下、反応容器に、ドデシロキシブロマイド
9.62g(38.60mmol)、メチル−3,4,
5−トリヒドロキシベンゾエイト2.26g(12.8
7mmol)、無水炭酸カリウム17.2g、ジメチル
ホルムアミド100mlを仕込み、80℃で24時間撹
拌した。反応溶液を水に注ぎ、ろ過し、茶色結晶を得
た。結晶をエタノールで2回再結晶した後、70mlの
6N水酸化カリウムエタノール溶液を加え、還流下で3
時間撹拌した。反応終了後、6N塩酸を加え、酸性溶液
にした後、クロロホルムにて抽出した。乾燥後、濃縮
し、シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/メ
タノール=10/1)で分離精製した後、2−プロパノ
ールで再結晶し、白色固体3,4,5−トリドデシロキ
シベンジロキシベンゾイックアシッド5.57g(8.
23mmol)を得た。収率63.9%
【0043】 窒素気流下、50mlナスフラスコ中
で3,4,5−トリドデシロキシベンゾイックアシッド
3g(4.44mmol)に塩化チオニルを加え還流下
2時間撹拌した。塩化チオニルを減圧除去した後、ジメ
チルホルムアミド5mlに加熱溶解し、4,13−ジア
ザ−1,7,10,16−テトラヒドロシクロオクタデ
カン583mg(2.22mmol)とジメチルアミノ
ピリジン544mg(4.44mmol)を順に添加
し、80℃で24時間撹拌した。冷却後、冷水を加えク
ロロホルムで抽出、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を減圧留去し、シリカゲルクロマト(溶離
液:クロロホルム/エタノール:100/1)で精製
し、エタノールで再結晶してN,N’−ビス[3、4,
5−トリ(p−ドデシロキシ)ベンゾイル]−4,13
−ジアザ−1,7,10,16−テトラヒドロシクロオ
クタデカン2.0g(収率51.3%)を得た。構造を
IR、NMRを用いて同定した。
【0044】1H−NMR(CDCl3 /TMS,σp
pm):0.9(18H,t)、1.2−1.6(12
0H,m)、3.5−3.8(24H,Br)、7.6
(4H,s) IR(KBr,cm-1):2920,2830,172
0,1620,1600,1520,1480,
【0045】得られた化合物の相転移温度を示す。 昇温過程 M1(16℃)M2(60℃)Iso 降温過程 Iso(48℃)M2(5℃)M11,M2:未同定の中間相、Iso:等方相
【0046】実施例2 N,N’−ビス(3,4,5−トリドデシロキシベンジ
ル)−4,13−ジアザ−1,7,10,16−テトラ
ヒドロシクロオクタデカン(例示化合物55)の製造
【0047】50mlの2つ口ナスフラスコ中で、N,
N’−ビス[3、4,5−トリ(p−ドデシロキシ)ベ
ンゾイル]−4,13−ジアザ−1,7,10,16−
テトラヒドロシクロオクタデカン(例示化合物No.
9)1g(0.66mmol)をジエチルエーテル20
mlに溶解し、溶液を0℃まで氷冷した。撹拌しながら
LiAlH4 の1Mジエチルエーテル溶液5mlを滴下
し、滴下終了後、ゆっくりと室温まで温度を上げ、さら
にオイルバスで36時間還流した。冷却後、水0.1m
l、15%NaOHaq.0.1ml、水0.5mlを
順にゆっくりと加え反応を停止した。反応溶液をセライ
ト濾過し、クロロホルムで目的物を抽出し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去しアルミナクロ
マト(溶離液:クロロホルム/エタノール:100/
1)で精製し、N,N’−ビス(3,4,5−トリドデ
シロキシベンジル)−4,13−ジアザ−1,7,1
0,16−テトラヒドロシクロオクタデカン(例示化合
物55)0.4g(収率41.4%)を得た。構造をI
R、NMRを用いて同定した。
【0048】1H−NMR(CDCl3 /TMS,σp
pm):0.9(18H,t)、1.2−1.6(12
0H,m)、3.4−3.8(28H,Br)、7.4
(4H,s) IR(KBr,cm-1):2920,2850,162
0,1480
【0049】実施例3 実施例1で合成した例示化合物No.9:80mg
(0.051mmol)に乾燥ジクロロメタン4mlを
加え、撹拌し完全に溶解させた。それにトリフルオロメ
タンスルホン酸ナトリウム4.26mg(0.025m
mol)を溶解したTHF溶液0.76mlを加え2時
間撹拌した。溶媒をゆっくりと減圧留去した後、減圧乾
燥し、ナトリウム塩60mol%含有電解質Aを得た。
【0050】得られた電解質Aの相転移温度を示す。 昇温過程 Dcol(43.9℃)Iso 降温過程 Iso(32.8℃)Dcol Dcol:ディスコティックカラムナー相、Iso:等
方相
【0051】実施例4 実施例1で合成した例示化合物No.9:80mol
(0.051mmol)に乾燥ジクロロメタン4mlを
加え、撹拌し完全に溶解させた。それにトリフルオロメ
タンスルホン酸ナトリウム3.24mg(0.013m
mol)とトリフルオロメタンスルホン酸リチウム2.
12mg(0.013mmol)を溶解したTHF溶液
0.76mlを加え2時間撹拌した。溶媒をゆっくりと
減圧留去した後、減圧乾燥し、リチウム塩30mol
%、ナトリウム塩30mol%含有電解質Bを得た。
【0052】得られた電解質Bの相転移温度を示す。 昇温過程 Dcol(43.8℃)Iso 降温過程 Iso(32.8℃)Dcol Dcol:ディスコティックカラムナー相、Iso:等
方相
【0053】実施例5 実施例1で合成した例示化合物No.9:80mg
(0.051mmol)に乾燥ジクロロメタン4mlを
加え、撹拌し完全に溶解させた。それにトリフルオロメ
タンスルホン酸リチウム2.88mg(0.025mm
ol)を溶解したTHF溶液0.76mlを加え2時間
撹拌した。溶媒をゆっくりと減圧留去した後、減圧乾燥
し、リチウム塩60mol%含有電解質Cを得た。
【0054】得られた電解質Cの相転移温度を示す。 昇温過程 Dcol(43.8℃)Iso 降温過程 Iso(32.6℃)Dcol Dcol:ディスコティックカラムナー相、Iso:等
方相
【0055】実施例6 透明電極として厚さ700ÅのITO膜を形成した、厚
さ1.1mmの一対のガラス基板を用意した。一方の基
板上にスペーサーとして、平均粒径2.4μmのシリカ
ビーズを散布し、一対のガラス基板を貼り合わせ均一な
セルギャップセルを作製した。このセルに実施例3で調
製した電解質Aを加熱真空注入し、等方相から0.1℃
/minでディスコティックカラムナー相を示す温度ま
で冷却した。
【0056】このセルを偏光顕微鏡下でクロスニコル
下、テクスチャーを観察したところ、暗視野が得られ、
ディスコティックカラムナー相がホメオトロピック配向
している事が分かった。次に0.001〜100KH
z、10mVの交流電圧を印加した時の電流を測定して
複素インピーダンスを測定し、イオン伝導率を算出した
その結果を以下に示す。
【0057】 測定温度/℃ イオン伝導率/S/cm 25 4.0×10-8
【0058】次に平均粒径24μmのシリカビーズの代
わりに平均粒径20μmのシリカビーズを用いる以外
は、同様の手法によりセルを作成し、電解質Aを注入
し、等方相から20℃/minで冷却し、偏光顕微鏡下
でテクスチャーを観察したところ、マルチドメイン配向
観察され、ディスコティックカラムナー相がランダム配
向している事がわかった。また、同様な方法で複素イン
ピーダンスを測定し、イオン伝導率を算出した。その結
果を以下に示す。
【0059】 測定温度/℃ イオン伝導率/S/cm 25 1.0×10-8
【0060】実施例7 電解質Aの代わりに電解質Bを用いる以外は実施例6と
同様の手法により2種類のセルを作成し、電解質Bを注
入し偏光顕微鏡下でテクスチャーを観察したところ、平
均粒径24μmのシリカビーズで作成したセルは暗視野
が得られ、ディスコティックカラムナー相がホメオトロ
ピック配向している事が分かったが、平均粒径20μm
のシリカビーズで作成したセルは、マルチドメイン配向
観察されディスコティックカラムナー相がランダム配向
している事が分かった。また、実施例6と同様の方法で
複素インピーダンスを測定し、イオン伝導率を算出し
た。その結果を以下に示す。
【0061】平均粒径2.4μmのシリカビーズ 測定温度/℃ イオン伝導率/S/cm 25 8.3×10-7 平均粒径20μmのシリカビーズ 測定温度/℃ イオン伝導率/S/cm 25 1.6×10-7
【0062】実施例8 電解質Aの代わりに電解質Cを用いる以外は実施例6と
同様の手法により2種類のセルを作成し、電解質Cを注
入し偏光顕微鏡下でテクスチャーを観察したところ、平
均粒径2.4μmのシリカビーズで作成したセルは暗視
野が得られ、ディスコティックカラムナー相がホメオト
ロピック配向している事が分かったが、平均粒径20μ
mのシリカビーズで作成したセルは、マルチドメイン配
向観察され、ディスコティックカラムナー相がランダム
配向している事が分かった。また、実施例6と同様の方
法で複素インピーダンスを測定し、イオン伝導率を算出
したその結果を以下に示す。
【0063】平均粒径2.4μmのシリカビーズ 測定温度/℃ イオン伝導率/S/cm 25 5.5×10-6 平均粒径20μmのシリカビーズ 測定温度/℃ イオン伝導率/S/cm 25 1.0×10-6
【0064】実施例6〜8から、本発明の電解質はイオ
ン伝導率に異方性がある事が分かる。また、ディスコテ
ィックカラムナー相がホメオトロピック配向し、イオン
チャネルが形成されている方がイオン伝導率が高く、ま
た温度特性もよい事が分かる。
【0065】
【発明の効果】以上発明した様に、本発明によれば、デ
ィスコティック液晶材料として有用な新規な環状ポリエ
ーテル化合物及び電池、センサデバイス等エレクトロニ
クス分野に用いる電解質においてイオン伝導率に異方性
がある電解質を提供する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】2次電池の模式的な構成図である。
【符号の説明】
11 負電極 111 電子伝導性支持体 112 負極活物質 12 正電極 121 電子伝導性支持体 122 正極活物質 13 電解質
フロントページの続き Fターム(参考) 4C056 AA10 AB04 AB10 AC10 AD01 AE01 FC02 FC04 5H024 AA02 FF14 HH00 5H029 AJ01 AK02 AK03 AL06 AL12 AL16 AM02 AM04 AM07 BJ11 DJ17 EJ11 HJ02 HJ13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素原子1〜8個を含む6〜18員環の
    環状ポリエーテルであり、その中の1から8個の酸素原
    子の少なくとも1個が下記一般式(I)で示される置換
    基で置換されていることを特徴とする環状ポリエーテル
    化合物。 【化1】 (式中、Xは−CO−または−CH2−を表し、Rは炭
    素原子数1から20である直鎖状または分岐状のアルキ
    ル基を表す。但し、該アルキル基中の1つ以上の−CH
    2−はO、CO、1,4−フェニレン、−CH=CH
    −、−C≡C−またはエポキシ基で置換されていてもよ
    い。また、該アルキル基中の水素原子はフッ素原子で置
    換されていてもよい。)
  2. 【請求項2】 下記一般式(II)で示される化合物か
    らなる請求項1記載の環状ポリエーテル化合物。 【化2】 (式中、Xは−CO−または−CH2−を表し、Rは炭
    素原子数1から20である直鎖状または分岐状のアルキ
    ル基を表す。但し、該アルキル基中の1つ以上の−CH
    2−はO、CO、1,4−フェニレン、−CH=CH
    −、−C≡C−またはエポキシ基で置換されていてもよ
    い。また、該アルキル基中の水素原子はフッ素原子で置
    換されていてもよい。)
  3. 【請求項3】 液晶相を有する請求項1または2記載の
    環状ポリエーテル化合物。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の環状
    ポリエーテル化合物の少なくとも1種と金属塩を含有し
    てなることを特徴とする電解質。
  5. 【請求項5】 液晶相を有する請求項4記載の電解質。
  6. 【請求項6】 前記金属塩がアルカリ金属塩である請求
    項4記載の電解質。
  7. 【請求項7】 重合反応によって固定化された請求項4
    乃至6のいずれかの項に記載の電解質。
  8. 【請求項8】 イオン伝導性に異方性がある請求項4乃
    至6のいずれかの項に記載の電解質。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010245034A (ja) * 2009-03-19 2010-10-28 Sanyo Chem Ind Ltd リチウム二次電池用電解液
JP2016139585A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 Tdk株式会社 イオン導電性固体電解質
JP2018101621A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 本田技研工業株式会社 バッテリー用の液体電解質

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