JP2001172032A - ガラス板曲げ成形用加熱炉 - Google Patents
ガラス板曲げ成形用加熱炉Info
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- JP2001172032A JP2001172032A JP35460099A JP35460099A JP2001172032A JP 2001172032 A JP2001172032 A JP 2001172032A JP 35460099 A JP35460099 A JP 35460099A JP 35460099 A JP35460099 A JP 35460099A JP 2001172032 A JP2001172032 A JP 2001172032A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B29/00—Reheating glass products for softening or fusing their surfaces; Fire-polishing; Fusing of margins
- C03B29/04—Reheating glass products for softening or fusing their surfaces; Fire-polishing; Fusing of margins in a continuous way
- C03B29/06—Reheating glass products for softening or fusing their surfaces; Fire-polishing; Fusing of margins in a continuous way with horizontal displacement of the products
- C03B29/08—Glass sheets
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Furnace Details (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】
【解決手段】炉内の温度分布を容易に制御できる合わせ
ガラス曲げ成形装置の炉床ヒータの提供。 【解決手段】炉床に配設される電気抵抗発熱体44A〜
44Cの下部にダクト62を設置し、当該ダクト62を
流れるエアによって電気抵抗発熱体44A〜44Cを冷
却する。
ガラス曲げ成形装置の炉床ヒータの提供。 【解決手段】炉床に配設される電気抵抗発熱体44A〜
44Cの下部にダクト62を設置し、当該ダクト62を
流れるエアによって電気抵抗発熱体44A〜44Cを冷
却する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガラス板曲げ成形用
加熱炉に係り、特に自動車の風防ガラスに使用される合
わせガラス用素板ガラスを曲げ成形するガラス板曲げ成
形用加熱炉に関する。
加熱炉に係り、特に自動車の風防ガラスに使用される合
わせガラス用素板ガラスを曲げ成形するガラス板曲げ成
形用加熱炉に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の風防ガラスは、所定の寸法形状
に切断されたガラス板を曲げ型上に載置し、加熱炉内で
軟化点付近(550〜650℃)の温度まで加熱するこ
とにより自重で所定の形状になるように曲げ成形してい
る。
に切断されたガラス板を曲げ型上に載置し、加熱炉内で
軟化点付近(550〜650℃)の温度まで加熱するこ
とにより自重で所定の形状になるように曲げ成形してい
る。
【0003】ここで、ガラス板を加熱する加熱炉は、内
部が複数のゾーンに区分けされており、各ゾーンにはそ
れぞれ複数のブロックに区分けされたヒータが設けられ
ている。そして、ヒータは各ブロックごとに各々個別に
温度制御がなされており、各ヒータごとに所定の温度分
布を形成するように制御されている。
部が複数のゾーンに区分けされており、各ゾーンにはそ
れぞれ複数のブロックに区分けされたヒータが設けられ
ている。そして、ヒータは各ブロックごとに各々個別に
温度制御がなされており、各ヒータごとに所定の温度分
布を形成するように制御されている。
【0004】ところで、ヒータで形成する温度分布は曲
げ成形するガラス板の形状に応じて変える必要があり、
このように曲げ形状が異なるガラス板が順次加熱炉内に
搬送されてくる場合は、その都度、各ヒータの設定温度
を変更して、所定の温度分布になるように各ヒータを制
御する必要がある。
げ成形するガラス板の形状に応じて変える必要があり、
このように曲げ形状が異なるガラス板が順次加熱炉内に
搬送されてくる場合は、その都度、各ヒータの設定温度
を変更して、所定の温度分布になるように各ヒータを制
御する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加熱炉の炉床ヒータは、温度分布を変更させるために供
給電圧を下げてヒータの温度を下げようとしても、ヒー
タに熱が籠もり、すぐには温度が下がらず、迅速な温度
制御ができないという欠点があった。
加熱炉の炉床ヒータは、温度分布を変更させるために供
給電圧を下げてヒータの温度を下げようとしても、ヒー
タに熱が籠もり、すぐには温度が下がらず、迅速な温度
制御ができないという欠点があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、炉内の温度分布を容易に制御できるガラス板
曲げ成形用加熱炉を提供することを目的とする。
たもので、炉内の温度分布を容易に制御できるガラス板
曲げ成形用加熱炉を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、内壁に複数の発熱体が配されていて、曲げ
型に載置されたガラス板を曲げ型に沿った形状に曲げ成
形するための所定温度に加熱する、トンネル状に形成さ
れた加熱炉において、前記内壁には、炉内側に前記発熱
体を支持する支持部材と、該支持部材の炉内に対する背
面側に設けられたダクトと、が設けられ、前記ダクト内
を流れる流体によって前記発熱体の熱が吸熱可能に構成
されてなることを特徴とするガラス板曲げ成形用加熱炉
を提供する。
するために、内壁に複数の発熱体が配されていて、曲げ
型に載置されたガラス板を曲げ型に沿った形状に曲げ成
形するための所定温度に加熱する、トンネル状に形成さ
れた加熱炉において、前記内壁には、炉内側に前記発熱
体を支持する支持部材と、該支持部材の炉内に対する背
面側に設けられたダクトと、が設けられ、前記ダクト内
を流れる流体によって前記発熱体の熱が吸熱可能に構成
されてなることを特徴とするガラス板曲げ成形用加熱炉
を提供する。
【0008】本発明によれば、ダクトに流体を流すこと
により、発熱体の熱が流体に吸熱されて発熱体の温度が
下がる。これにより、発熱体の温度制御を迅速に行うこ
とができる。
により、発熱体の熱が流体に吸熱されて発熱体の温度が
下がる。これにより、発熱体の温度制御を迅速に行うこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係るガラス板曲げ成形用加熱炉の好ましい実施の形態に
ついて詳説する。
係るガラス板曲げ成形用加熱炉の好ましい実施の形態に
ついて詳説する。
【0010】図1は、合わせガラス用素板ガラス曲げ成
形装置の全体構成図である。本例では、合わせガラス用
素板ガラス曲げ成形装置10は2階建てに構築されてい
る。そして、その両端部において1階部分と2階部分と
がエレベータ22、24によって連結されている。この
合わせガラス用素板ガラス曲げ成形装置10の1階部分
は曲げ型20のトンネル状の復路10Aを構成してお
り、2階部分がトンネル状の加熱炉10Bを構成してい
る。
形装置の全体構成図である。本例では、合わせガラス用
素板ガラス曲げ成形装置10は2階建てに構築されてい
る。そして、その両端部において1階部分と2階部分と
がエレベータ22、24によって連結されている。この
合わせガラス用素板ガラス曲げ成形装置10の1階部分
は曲げ型20のトンネル状の復路10Aを構成してお
り、2階部分がトンネル状の加熱炉10Bを構成してい
る。
【0011】加熱炉10Bは、ガラス板の搬送方向に沿
って5つのゾーンに分割されている。すなわち、ガラス
板を常温から軟化温度付近まで加熱する加熱ゾーンN
o.1〜No.2と、実際にガラス板を曲げ成形する成
形ゾーンNo.3〜No.4と、曲げ成形されたガラス
板を除冷する除冷ゾーンNo.5とに分割されている。
そして、この加熱炉10Bの各ゾーンの内壁、すなわち
天井面、床面及び両側面には、それぞれ複数の発熱体を
用いて構成されるヒータが設置されており、各々個別に
コンピュータ12によって温度管理がなされている。な
お、本例は、天井面のヒータ(天井ヒータ)及び両側面
のヒータ(側面ヒータ)には従来の配設構成に係るヒー
タを、床面のヒータ(炉床ヒータ)には本発明における
配設構成に係るヒータを用いた例である。
って5つのゾーンに分割されている。すなわち、ガラス
板を常温から軟化温度付近まで加熱する加熱ゾーンN
o.1〜No.2と、実際にガラス板を曲げ成形する成
形ゾーンNo.3〜No.4と、曲げ成形されたガラス
板を除冷する除冷ゾーンNo.5とに分割されている。
そして、この加熱炉10Bの各ゾーンの内壁、すなわち
天井面、床面及び両側面には、それぞれ複数の発熱体を
用いて構成されるヒータが設置されており、各々個別に
コンピュータ12によって温度管理がなされている。な
お、本例は、天井面のヒータ(天井ヒータ)及び両側面
のヒータ(側面ヒータ)には従来の配設構成に係るヒー
タを、床面のヒータ(炉床ヒータ)には本発明における
配設構成に係るヒータを用いた例である。
【0012】曲げ成形前のガラス板(図示せず)は、エ
レベータ22上で曲げ型20の上に載置され、その後、
曲げ型20と共にエレベータ22の上昇移動によって待
機室28まで搬送される。そして、曲げ型20と共に搬
送コンベア30によって加熱ゾーンNo.1〜No.2
と成形ゾーンNo.3〜No.4とをタクト搬送され、
その搬送過程で加熱されることによって軟化する。
レベータ22上で曲げ型20の上に載置され、その後、
曲げ型20と共にエレベータ22の上昇移動によって待
機室28まで搬送される。そして、曲げ型20と共に搬
送コンベア30によって加熱ゾーンNo.1〜No.2
と成形ゾーンNo.3〜No.4とをタクト搬送され、
その搬送過程で加熱されることによって軟化する。
【0013】ここで、ガラス板が載置された曲げ型20
は、曲げ成形するガラス板の輪郭形状に沿ったリング状
に形成されており、ガラス板は軟化することにより、そ
の重力作用によって曲げ型20の形状に沿った形状に曲
げ成形される。
は、曲げ成形するガラス板の輪郭形状に沿ったリング状
に形成されており、ガラス板は軟化することにより、そ
の重力作用によって曲げ型20の形状に沿った形状に曲
げ成形される。
【0014】曲げ成形されたガラス板は、搬送コンベア
32によって除冷ゾーンNo.5に搬送され、ここで所
定の温度まで冷却されたのち、出口室34に搬送され
る。出口室34に搬送されたガラス板は、エレベータ2
4によって下降され、取り出し用のアーム36上に載せ
られたのち、アーム36の搬送動作によって図示しない
後工程に搬送される。
32によって除冷ゾーンNo.5に搬送され、ここで所
定の温度まで冷却されたのち、出口室34に搬送され
る。出口室34に搬送されたガラス板は、エレベータ2
4によって下降され、取り出し用のアーム36上に載せ
られたのち、アーム36の搬送動作によって図示しない
後工程に搬送される。
【0015】ガラス板が取り外された曲げ型20は、1
階に設けられた搬送コンベア38によって、先とは逆方
向に搬送され、エレベータ22の位置まで搬送される。
そして、曲げ型20はエレベータ22上において、曲げ
成形前のガラス板が載置されるまで待機する。
階に設けられた搬送コンベア38によって、先とは逆方
向に搬送され、エレベータ22の位置まで搬送される。
そして、曲げ型20はエレベータ22上において、曲げ
成形前のガラス板が載置されるまで待機する。
【0016】なお、エレベータ22は、ガラス板が加熱
ゾーンNo.1に搬送されると1階まで下降し、搬送コ
ンベア38で搬送されてきた曲げ型20が載置されるま
でその位置に待機する。
ゾーンNo.1に搬送されると1階まで下降し、搬送コ
ンベア38で搬送されてきた曲げ型20が載置されるま
でその位置に待機する。
【0017】図2は、加熱炉10Bの各ゾーンNo.1
〜No.5の床面に配置されている炉床ヒータ40の構
成を示す平面図である。同図に示すように、炉床ヒータ
40は、矩形状に形成された支持フレーム42に3つの
電気抵抗発熱体44A、44B、44Cを並列して配置
することにより構成されている。
〜No.5の床面に配置されている炉床ヒータ40の構
成を示す平面図である。同図に示すように、炉床ヒータ
40は、矩形状に形成された支持フレーム42に3つの
電気抵抗発熱体44A、44B、44Cを並列して配置
することにより構成されている。
【0018】電気抵抗発熱体44A〜44Cは、Fe−
CrAlやニッケルクロム合金等によって板状に成形さ
れており、その断面形状は円弧状に形成されている。こ
の電気抵抗発熱体44A〜44Cは、その両縁部に一定
の間隔をもって複数のスリット44a、44b、44c
が交互に形成されており、蛇行状の回路を形成するよう
に構成されている。
CrAlやニッケルクロム合金等によって板状に成形さ
れており、その断面形状は円弧状に形成されている。こ
の電気抵抗発熱体44A〜44Cは、その両縁部に一定
の間隔をもって複数のスリット44a、44b、44c
が交互に形成されており、蛇行状の回路を形成するよう
に構成されている。
【0019】図3に示すように、各電気抵抗発熱体44
A〜44Cは、それぞれその両側縁部を全長に渡って第
1支持碍子46A、46Aと第2支持碍子46B、46
Bとに支持されており、第1支持碍子46A、46Aと
第2支持碍子46B、46Bとは、第1ホルダ48A、
48Aと第2ホルダ48B、48Bとによって支持フレ
ーム42に支持されている。
A〜44Cは、それぞれその両側縁部を全長に渡って第
1支持碍子46A、46Aと第2支持碍子46B、46
Bとに支持されており、第1支持碍子46A、46Aと
第2支持碍子46B、46Bとは、第1ホルダ48A、
48Aと第2ホルダ48B、48Bとによって支持フレ
ーム42に支持されている。
【0020】第1支持碍子46Aは板状に形成されてい
る。この第1支持碍子46Aの両側面中央部には長手方
向に沿って支持溝50A、50Aが形成されており、ま
た、その両側面下部には長手方向に沿って拡径部52
A、52Aが形成されている。第1支持碍子46Aは、
この拡径部52A、52Aを第1ホルダ48Aに嵌入さ
せることにより、第1ホルダ48Aに支持される。すな
わち、第1ホルダ48Aは、第1支持碍子46Aの拡径
部52A、52Aの形状に合致した空間部48aを有し
ており、この空間部48aに第1支持碍子46Aの拡径
部52A、52Aを嵌合させることにより、第1支持碍
子46Aが第1ホルダ48Aに支持される。
る。この第1支持碍子46Aの両側面中央部には長手方
向に沿って支持溝50A、50Aが形成されており、ま
た、その両側面下部には長手方向に沿って拡径部52
A、52Aが形成されている。第1支持碍子46Aは、
この拡径部52A、52Aを第1ホルダ48Aに嵌入さ
せることにより、第1ホルダ48Aに支持される。すな
わち、第1ホルダ48Aは、第1支持碍子46Aの拡径
部52A、52Aの形状に合致した空間部48aを有し
ており、この空間部48aに第1支持碍子46Aの拡径
部52A、52Aを嵌合させることにより、第1支持碍
子46Aが第1ホルダ48Aに支持される。
【0021】第1ホルダ48Aは、その下面部中央にボ
ルト54Aが鉛直下向きに固着されており、このボルト
54Aを支持フレーム42の床板42aに形成されたボ
ルト孔56Aに挿通し、ナット60Aで固定することに
より、支持フレーム42に取り付けられる。
ルト54Aが鉛直下向きに固着されており、このボルト
54Aを支持フレーム42の床板42aに形成されたボ
ルト孔56Aに挿通し、ナット60Aで固定することに
より、支持フレーム42に取り付けられる。
【0022】第2支持碍子46Bも同様に板状に形成さ
れている。この第2支持碍子46Bの片側面中央部には
長手方向に沿って支持溝50Bが形成されており、ま
た、その片側面下部には長手方向に沿って拡径部52B
が形成されている。第2支持碍子46Bは、この拡径部
52Bを第2ホルダ48Bに嵌入させることにより、第
2ホルダ48Bに支持される。すなわち、第2ホルダ4
8Bは、第2支持碍子46Bの拡径部52Bの形状に合
致した空間部48bを有しており、この空間部48bに
第2支持碍子46Bの拡径部52Bを嵌合させることに
より、第2支持碍子46Bが第2ホルダ48Bに支持さ
れる。
れている。この第2支持碍子46Bの片側面中央部には
長手方向に沿って支持溝50Bが形成されており、ま
た、その片側面下部には長手方向に沿って拡径部52B
が形成されている。第2支持碍子46Bは、この拡径部
52Bを第2ホルダ48Bに嵌入させることにより、第
2ホルダ48Bに支持される。すなわち、第2ホルダ4
8Bは、第2支持碍子46Bの拡径部52Bの形状に合
致した空間部48bを有しており、この空間部48bに
第2支持碍子46Bの拡径部52Bを嵌合させることに
より、第2支持碍子46Bが第2ホルダ48Bに支持さ
れる。
【0023】第2ホルダ48Bは、その下面部中央にボ
ルト54Bが鉛直下向きに固着されており、このボルト
54Bを支持フレーム42の床板42aに形成されたボ
ルト孔56Bに挿通し、ナット60Bで固定することに
より、支持フレーム42に取り付けられる。
ルト54Bが鉛直下向きに固着されており、このボルト
54Bを支持フレーム42の床板42aに形成されたボ
ルト孔56Bに挿通し、ナット60Bで固定することに
より、支持フレーム42に取り付けられる。
【0024】図3において左側に位置する電気抵抗発熱
体44Aは、その左縁部を第2支持碍子46Bの支持溝
46bに嵌め合わせるとともに、その右縁部を第1支持
碍子46Aの左側の支持溝46aに嵌め合わせることに
より支持される。また、図3において中央に位置する電
気抵抗発熱体44Bは、その左縁部を第1支持碍子46
Aの右側の支持溝46aに嵌め合わせるとともに、その
右縁部を第1支持碍子46Aの左側の支持溝46aに嵌
め合わせることにより支持される。さらに、図3におい
て右側に位置する電気抵抗発熱体44Cは、その左縁部
を第1支持碍子46Aの右側の支持溝46aに嵌め合わ
せるとともに、その右縁部を第2支持碍子46Bの支持
溝46bに嵌め合わせることにより支持される。このよ
うに支持された電気抵抗発熱体44A〜44Cは、それ
ぞれ第1支持碍子46Aによって互いに分離され、隣り
合う電気抵抗発熱体44A〜44C同志の熱の影響を受
けにくくなる。これにより、より明確な温度分布が形成
可能になる。
体44Aは、その左縁部を第2支持碍子46Bの支持溝
46bに嵌め合わせるとともに、その右縁部を第1支持
碍子46Aの左側の支持溝46aに嵌め合わせることに
より支持される。また、図3において中央に位置する電
気抵抗発熱体44Bは、その左縁部を第1支持碍子46
Aの右側の支持溝46aに嵌め合わせるとともに、その
右縁部を第1支持碍子46Aの左側の支持溝46aに嵌
め合わせることにより支持される。さらに、図3におい
て右側に位置する電気抵抗発熱体44Cは、その左縁部
を第1支持碍子46Aの右側の支持溝46aに嵌め合わ
せるとともに、その右縁部を第2支持碍子46Bの支持
溝46bに嵌め合わせることにより支持される。このよ
うに支持された電気抵抗発熱体44A〜44Cは、それ
ぞれ第1支持碍子46Aによって互いに分離され、隣り
合う電気抵抗発熱体44A〜44C同志の熱の影響を受
けにくくなる。これにより、より明確な温度分布が形成
可能になる。
【0025】ところで、前記のごとく電気抵抗発熱体4
4A〜44Cが配設された支持フレーム42には、図3
に示すように、その床板42aの裏側にダクト62が配
設されている。このダクト62は、図2に示すように、
電気抵抗発熱体44A〜44Cに沿って蛇行するように
配設されている。そして、その一方端には給気パイプ6
4が接続されており、他方端には排気パイプ66が接続
されている。給気パイプ64には図示しないコンプレッ
サが接続されており、このコンプレッサから供給された
エアが給気パイプ64を介してダクト62内に供給され
る。そして、ダクト62内を通って排気パイプ66から
外部に排気される。このダクト62内をエアが通過する
過程で、電気抵抗発熱体44A〜44Cの熱がエアに吸
熱され、迅速に所定温度まで電気抵抗発熱体44A〜4
4Cを冷却できる。
4A〜44Cが配設された支持フレーム42には、図3
に示すように、その床板42aの裏側にダクト62が配
設されている。このダクト62は、図2に示すように、
電気抵抗発熱体44A〜44Cに沿って蛇行するように
配設されている。そして、その一方端には給気パイプ6
4が接続されており、他方端には排気パイプ66が接続
されている。給気パイプ64には図示しないコンプレッ
サが接続されており、このコンプレッサから供給された
エアが給気パイプ64を介してダクト62内に供給され
る。そして、ダクト62内を通って排気パイプ66から
外部に排気される。このダクト62内をエアが通過する
過程で、電気抵抗発熱体44A〜44Cの熱がエアに吸
熱され、迅速に所定温度まで電気抵抗発熱体44A〜4
4Cを冷却できる。
【0026】なお、各電気抵抗発熱体44A〜44Cに
は、それぞれその両端部に図示しないリード線が接続さ
れており、当該リード線から電圧が個別に供給される。
そして、この供給電圧を個別に制御することにより、各
電気抵抗発熱体44A〜44Cの発熱量が個別に制御さ
れる。
は、それぞれその両端部に図示しないリード線が接続さ
れており、当該リード線から電圧が個別に供給される。
そして、この供給電圧を個別に制御することにより、各
電気抵抗発熱体44A〜44Cの発熱量が個別に制御さ
れる。
【0027】また、各電気抵抗発熱体44A〜44Cに
は、温度センサが取り付けられており、この温度センサ
の検出結果に基づいて各電気抵抗発熱体44A〜44C
に供給する電圧及びダクト62へのエアの供給が制御さ
れる。
は、温度センサが取り付けられており、この温度センサ
の検出結果に基づいて各電気抵抗発熱体44A〜44C
に供給する電圧及びダクト62へのエアの供給が制御さ
れる。
【0028】さらに、図3に示すように、電気抵抗発熱
体44A〜44Cが配設された支持フレーム42の上部
には落下防止網68が取り付けられており、曲げ型20
から落下したガラス板が、電気抵抗発熱体44A〜44
Cに接触するのを防止している。
体44A〜44Cが配設された支持フレーム42の上部
には落下防止網68が取り付けられており、曲げ型20
から落下したガラス板が、電気抵抗発熱体44A〜44
Cに接触するのを防止している。
【0029】前記のごとく構成された合わせガラス用素
板ガラス曲げ成形装置10の炉床ヒータ40の作用は次
の通りである。
板ガラス曲げ成形装置10の炉床ヒータ40の作用は次
の通りである。
【0030】加熱炉10Bの各ゾーンNo.1〜No.
5に配置されている炉床ヒータ40は、曲げ成形しよう
とするガラス板の形状に基づいて温度分布が形成されて
いる。すなわち、曲げ成形しようとするガラス板の形状
に基づいて各炉床ヒータ40を構成する電気抵抗発熱体
44A〜44Cの発熱量が管理されている。ガラス板
は、この所定の温度分布が形成された加熱炉10Bの各
ゾーンNo.1〜No.5を搬送される過程で加熱され
熱軟化して曲げ型20に沿った形状に曲げ成形される。
5に配置されている炉床ヒータ40は、曲げ成形しよう
とするガラス板の形状に基づいて温度分布が形成されて
いる。すなわち、曲げ成形しようとするガラス板の形状
に基づいて各炉床ヒータ40を構成する電気抵抗発熱体
44A〜44Cの発熱量が管理されている。ガラス板
は、この所定の温度分布が形成された加熱炉10Bの各
ゾーンNo.1〜No.5を搬送される過程で加熱され
熱軟化して曲げ型20に沿った形状に曲げ成形される。
【0031】この際、各炉床ヒータ40は、隣り合う電
気抵抗発熱体44A〜44C同志が第1支持碍子46
A、46Aによって分離されているので、互いの影響を
受けることがなく、境界部で明確な温度分布を形成でき
る。これにより、ガラス板を正確に曲げ成形できる。
気抵抗発熱体44A〜44C同志が第1支持碍子46
A、46Aによって分離されているので、互いの影響を
受けることがなく、境界部で明確な温度分布を形成でき
る。これにより、ガラス板を正確に曲げ成形できる。
【0032】また、各電気抵抗発熱体44A〜44Cは
板状に形成されているため、放熱しやすい構成となり、
効率よくガラス板を加熱できる。
板状に形成されているため、放熱しやすい構成となり、
効率よくガラス板を加熱できる。
【0033】ところで、炉床ヒータ40で形成する温度
分布は、成形しようとするガラス板の曲げ形状に応じて
変える必要があり、このように異なる曲げ形状のガラス
板が順次搬送されてくる場合は、炉床ヒータ40の温度
分布をこれに応じて迅速に変える必要がある。
分布は、成形しようとするガラス板の曲げ形状に応じて
変える必要があり、このように異なる曲げ形状のガラス
板が順次搬送されてくる場合は、炉床ヒータ40の温度
分布をこれに応じて迅速に変える必要がある。
【0034】本実施の形態の炉床ヒータ40では、形成
すべき温度分布の変化に伴いコンプレッサからダクト6
2内にエアが供給される。ダクト62内に供給されたエ
アは、図2において矢印で示すように、ダクト62内を
通過して排気パイプ66から排気される。そして、この
ダクト62内をエアが通過する過程で各電気抵抗発熱体
46A〜46Cの熱がエアに吸熱され、これにより電気
抵抗発熱体46A〜46Cが冷却される。電気抵抗発熱
体46A〜46Cが所定温度に冷却されると、エアの供
給は停止され、所定の温度分布となるように各電気抵抗
発熱体46A〜46Cに電圧が供給される。
すべき温度分布の変化に伴いコンプレッサからダクト6
2内にエアが供給される。ダクト62内に供給されたエ
アは、図2において矢印で示すように、ダクト62内を
通過して排気パイプ66から排気される。そして、この
ダクト62内をエアが通過する過程で各電気抵抗発熱体
46A〜46Cの熱がエアに吸熱され、これにより電気
抵抗発熱体46A〜46Cが冷却される。電気抵抗発熱
体46A〜46Cが所定温度に冷却されると、エアの供
給は停止され、所定の温度分布となるように各電気抵抗
発熱体46A〜46Cに電圧が供給される。
【0035】このようにダクト62にエアを流通させて
電気抵抗発熱体46A〜46Cを冷却することにより、
電気抵抗発熱体46A〜46Cを迅速に所望の温度にす
ることができる。これにより容易に温度分布を成形で
き、ガラス板を所望の形状に正確に曲げ成形できる。
電気抵抗発熱体46A〜46Cを冷却することにより、
電気抵抗発熱体46A〜46Cを迅速に所望の温度にす
ることができる。これにより容易に温度分布を成形で
き、ガラス板を所望の形状に正確に曲げ成形できる。
【0036】また、各電気抵抗発熱体46A〜46Cを
板状に形成することにより 熱しやすい構成となり、効
率よくガラス板を加熱できる。
板状に形成することにより 熱しやすい構成となり、効
率よくガラス板を加熱できる。
【0037】なお、本実施の形態ではダクト62にエア
を流して電気抵抗発熱体46A〜46Cの熱を吸熱する
ようにしているが、水など他の流体を流して吸熱するよ
うにしてもよい。
を流して電気抵抗発熱体46A〜46Cの熱を吸熱する
ようにしているが、水など他の流体を流して吸熱するよ
うにしてもよい。
【0038】また、加熱炉10Bと復路10Aとを2階
建て構造とする例に限らず、水平状態に加熱炉と復路と
を配することもできる。ゾーンの数等も任意である。さ
らに、炉床ヒータのみに限らず、天井ヒータまたは側面
ヒータ、さらにはこれらすべてのヒータに発熱体の熱を
吸熱する機構を設けることもできる。
建て構造とする例に限らず、水平状態に加熱炉と復路と
を配することもできる。ゾーンの数等も任意である。さ
らに、炉床ヒータのみに限らず、天井ヒータまたは側面
ヒータ、さらにはこれらすべてのヒータに発熱体の熱を
吸熱する機構を設けることもできる。
【0039】吸熱のための流体を流しやすい構造を実現
しやすく、かつ吸熱の効果を充分発揮できる点に鑑みて
炉床ヒータの構造に本発明におけるヒータ構造を適用さ
せることは好ましい。
しやすく、かつ吸熱の効果を充分発揮できる点に鑑みて
炉床ヒータの構造に本発明におけるヒータ構造を適用さ
せることは好ましい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればダ
クトにエアを流すことにより、発熱体の熱がエアに吸熱
されて発熱体の温度が下がるので、発熱体の温度制御を
迅速に行うことができる。これにより容易に温度分布を
成形でき、ガラス板を所望の形状に正確に曲げ成形でき
る。
クトにエアを流すことにより、発熱体の熱がエアに吸熱
されて発熱体の温度が下がるので、発熱体の温度制御を
迅速に行うことができる。これにより容易に温度分布を
成形でき、ガラス板を所望の形状に正確に曲げ成形でき
る。
【図1】合わせガラス曲げ成形装置の全体構成図
【図2】炉床ヒータの平面図
【図3】図2の3−3断面図
10…合わせガラス用素板ガラス曲げ成形装置、10B
…加熱炉、12…コンピュータ、20…曲げ型、40…
炉床ヒータ、42…支持フレーム、44A〜44C…電
気抵抗発熱体、46A…第1支持碍子、46B…第2支
持碍子、48A…第1ホルダ、48B…第2ホルダ、6
2…ダクト、64…給気パイプ、66…排気パイプ、6
8…落下防止網
…加熱炉、12…コンピュータ、20…曲げ型、40…
炉床ヒータ、42…支持フレーム、44A〜44C…電
気抵抗発熱体、46A…第1支持碍子、46B…第2支
持碍子、48A…第1ホルダ、48B…第2ホルダ、6
2…ダクト、64…給気パイプ、66…排気パイプ、6
8…落下防止網
Claims (2)
- 【請求項1】 内壁に複数の発熱体が配されていて、曲
げ型に載置されたガラス板を曲げ型に沿った形状に曲げ
成形するための所定温度に加熱する、トンネル状に形成
された加熱炉において、 前記内壁には、炉内側に前記発熱体を支持する支持部材
と、該支持部材の炉内に対する背面側に設けられたダク
トと、が設けられ、前記ダクト内を流れる流体によって
前記発熱体の熱が吸熱可能に構成されてなることを特徴
とするガラス板曲げ成形用加熱炉。 - 【請求項2】 前記発熱体は板状に形成されるととも
に、その両側部を前記支持部材から立設した支持体に支
持されて前記加熱炉の床面に複数並列して配設され、そ
の支持体によって隣り合う発熱体同志が分離されている
請求項1記載のガラス板曲げ成形用加熱炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35460099A JP2001172032A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | ガラス板曲げ成形用加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35460099A JP2001172032A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | ガラス板曲げ成形用加熱炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001172032A true JP2001172032A (ja) | 2001-06-26 |
Family
ID=18438661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35460099A Pending JP2001172032A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | ガラス板曲げ成形用加熱炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001172032A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014075370A (ja) * | 2014-01-31 | 2014-04-24 | Teitokusha Kk | 電気ヒーター及びこれを備えた加熱装置 |
CN106352696A (zh) * | 2016-09-22 | 2017-01-25 | 大连理工大学 | 一种用于电石锅余热回收的隧道窑装置及应用 |
-
1999
- 1999-12-14 JP JP35460099A patent/JP2001172032A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014075370A (ja) * | 2014-01-31 | 2014-04-24 | Teitokusha Kk | 電気ヒーター及びこれを備えた加熱装置 |
CN106352696A (zh) * | 2016-09-22 | 2017-01-25 | 大连理工大学 | 一种用于电石锅余热回收的隧道窑装置及应用 |
CN106352696B (zh) * | 2016-09-22 | 2018-06-08 | 大连理工大学 | 一种用于电石锅余热回收的隧道窑装置及应用 |
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