JP2001171983A - エアー式旋回警報装置 - Google Patents

エアー式旋回警報装置

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JP2001171983A
JP2001171983A JP36355299A JP36355299A JP2001171983A JP 2001171983 A JP2001171983 A JP 2001171983A JP 36355299 A JP36355299 A JP 36355299A JP 36355299 A JP36355299 A JP 36355299A JP 2001171983 A JP2001171983 A JP 2001171983A
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JP
Japan
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worker
air
air blowing
approach
power shovel
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JP36355299A
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English (en)
Inventor
Hikari Sakai
光 酒井
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重機の上部旋回体が作業員への接近したこと
を確実に作業員に知らせはされ事故を防止すること。 【解決手段】 パワーショベル本体3に近接センサ51
〜54と空気吹出ノズル61〜64とを設け、近接セン
サ51〜54による近接検知動作に応答して空気吹出ノ
ズル61〜64から空気を吹き出すことにより作業者に
パワーショベル本体3の接近を知らせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル、移
動式クレーン等の重機の上部旋回体の回転時に作業員の
はさまれ事故が生じるのを防止するためのエアー式旋回
警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル、移動式クレーン等の重機
の運転中において、ショベル本体やクレーン本体となる
上部旋回体の回転時に作業員がこれに気付かず上部旋回
体と構造物等との間に挟まれるという事故を未然に防止
するため、従来のこの種の重機には、警告音を断続的に
発する警報器を上部旋回体に取り付けることにより上部
旋回体の接近を作業員に知らせるようにした構成、又
は、上部旋回体に感知棒を取り付け、作業員が上部旋回
体の旋回範囲内に入った場合に感知棒を作業員に接触さ
せて重機から遠ざかることを促す構成等が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の構成に
よると、作業場所における騒音のために作業員が重機接
近の警告音に気が付かない場合が生じ、挟まれ事故が発
生する虞がある。
【0004】また、後者の構成によると、旋回時に感知
棒が堅固な構造物に接触するなどして破損してしまい、
作業者に対する警告の機能を果たすことができない場合
が生じるという問題点を有している。
【0005】本発明の目的は、従来技術における上述の
問題点を解決することができるエアー式旋回警報装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、重機の上部回転体の接近を作業員
に知らせるためのエアー式旋回警報装置であって、前記
上部回転体に近接センサと空気吹出ノズルとを設け、該
近接センサによる近接検知動作に応答して前記空気吹出
ノズルから空気を吹き出すことにより作業者に前記上部
回転体の接近を知らせるようにしたエアー式旋回警報装
置が提案される。
【0007】近接センサは、超音波センサ、赤外線セン
サ等の公知の適宜のセンサを用いることができる。この
場合、近接センサとして焦電センサを用いれば、作業員
と構造物とを区別してその接近を検知することができる
ので好都合である。
【0008】空気吹出ノズルを近接センサに合わせて複
数組設け、これにより検出動作した近接センサに対応す
る空気吹出ノズルのみから空気の吹き出しを行う構成と
することもできる。しかし、いずれかの近接センサが検
出動作を行った場合には、全ての空気吹出ノズルから空
気を吹き出す構成とすることもできる。
【0009】また、空気吹出ノズルから空気を吹き出さ
せるため、空気源を重機内に設ける構成としてもよい
し、空気源を外部に設けホース等で空気を重機側に供給
する構成としてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0011】図1及び図2には、本発明による旋回警報
装置を備えた油圧ショベルの実施の形態の一例が示され
ている。油圧ショベル1は、クローラ式の走行台車2に
上部旋回体であるパワーショベル本体3を旋回可能に設
けた公知の構成であり、パワーショベル本体3の後部に
本発明による旋回警報装置4が設けられている。
【0012】旋回警報装置4は、パワーショベル本体3
の接近をその近くにいる作業員に知らせるための装置で
あり、パワーショベル本体3の後方側部に設けられた近
接センサ51〜54と空気吹出ノズル61〜64とを備
えている。本実施の形態では、近接センサ51〜54は
パワーショベル本体3の後方両側部にそれぞれ2つずつ
設けられ、空気吹出ノズル61〜64もこれらの近接セ
ンサ51〜54に対応して2つずつ設けられている。
【0013】図3から判るように、2つの近接センサ5
1、52は適宜の間隔をあけてパワーショベル本体3の
一側に取り付けられており、2つの空気吹出ノズル6
1、62はこれらの近接センサ51、52に対応して配
置されている。
【0014】本実施の形態では、近接センサ51、52
は、いずれも人体から発せられる赤外線を捉えて人の接
近を検知する焦電センサとして構成されており、したが
って、パワーショベル本体3に接近する作業員と構造物
とを区別して検知することができる。しかし、近接セン
サ51、52として、超音波を用いた超音波式の近接セ
ンサを用いることもできる。
【0015】さらに、近接センサ51、52に対応して
設けられている空気吹出ノズル61、62は、その空気
吹き出し方向が近接センサ51、52の検出方向に合わ
されており、近接センサ51、52が作業員を検知する
とその方向に空気を吹き出すことができる構成となって
いる。しかし、本発明はこの実施の形態の構成に限定さ
れるものではなく、空気吹出ノズル61、62の空気吹
出方向を近接センサ51、52の検出方向に拘らず、パ
ワーショベル本体3の一側部の広い範囲に亘って方向性
を持たせずに空気を吹き出すことができるようにしても
よい。
【0016】図3では、パワーショベル本体3の一側に
おける近接センサ51、52と空気吹出ノズル61、6
2との配置を示しその構成を説明したが、パワーショベ
ル本体3の他側における近接センサ53、54と空気吹
出ノズル63、64との配置及び構成も上述したのと同
様である。
【0017】図3において符号7で示されるのは圧縮空
気タンクであり、圧縮空気タンク7内に蓄積されている
圧縮空気が図示しない高圧パイプを介して各空気吹出ノ
ズル61〜64に供給される構成となっている。
【0018】図4には、旋回警報装置4の詳細構成が示
されている。空気吹出ノズル61〜64は、対応して設
けられた常閉型の電磁弁81〜84を介して高圧パイプ
系統Pによって圧縮空気タンク7と接続されており、こ
れらの電磁弁81〜84は、対応して設けられた電磁弁
制御部91〜94から出力される制御信号S1〜S4に
応答して開閉制御される構成となっている。
【0019】電磁弁制御部91〜94には、近接センサ
51〜54からの検出出力D1〜D4がそれぞれ入力さ
れている。電磁弁制御部91は対応する近接センサ51
が検知動作を行っている場合に制御信号S1を出力して
電磁弁81を開き、圧縮空気タンク7からの圧縮空気を
空気吹出ノズル61から吹き出させる。電磁弁制御部9
2〜94も、同様にして、対応する近接センサが検知動
作を行っている場合に対応する空気吹出ノズルから空気
を吹き出させるように電磁弁82〜84の開閉を制御す
る構成になっている。
【0020】旋回警報装置4は以上のように構成されて
いるので、作業員がパワーショベル本体3に近づき、又
はパワーショベル本体3の旋回によってパワーショベル
本体3が作業員に近づくことにより、パワーショベル本
体3と作業員との間の距離が所定距離以下になると、近
接センサ51〜54のうちの少なくとも1つが作業員の
接近を検知し、対応する空気吹出ノズルからその近接セ
ンサの検知方向に向けて圧縮空気が吹き出し、これが作
業員に吹きかけられることにより、作業員がパワーショ
ベル本体3の接近を体で感じとることができる。
【0021】したがって、作業中であっても、又周りが
騒音で騒がしくても、あるいは周りが暗くても、作業員
はパワーショベル本体3の接近を確実に知ることがで
き、適切な対応を取ることができる。この結果、パワー
ショベル本体3の旋回による作業員のはさまれ事故を極
めて有効に防止することができる。さらに、空気吹出ノ
ズル61〜64からの空気の吹き出しは近接センサ51
〜54によって作業者を検知したときにのみに実行され
るので、必要なときだけ空気が作業者にあてられること
となり、作業者は空気の吹き出しを敏感に感じることが
できる。
【0022】なお、図4の構成において、電磁弁制御部
92を省略し、電磁弁制御部91が近接センサ51及び
52に応答し、近接センサ51又は52の少なくとも一
方が検知動作を行った場合に電磁弁81及び82を同時
に開き、空気吹出ノズル61、62から同時に圧縮空気
が吹き出される構成としてもよい。同様に、図4の構成
において、電磁弁制御部94を省略し、電磁弁制御部9
3が近接センサ53及び54に応答し、近接センサ53
又は54の少なくとも一方が検知動作を行った場合に電
磁弁83及び84を同時に開き、空気吹出ノズル63、
64から同時に圧縮空気が吹き出される構成としてもよ
い。
【0023】さらに、電磁弁制御部92〜94を省略
し、電磁弁制御部91が近接センサ51〜54に応答
し、近接センサ51〜54のうちの少なくとも1つが検
知動作を行っている場合に電磁弁81〜84全てを同時
に開き、空気吹出ノズル61〜64から同時に圧縮空気
が吹き出される構成としてもよい。この構成によれば、
パワーショベル本体3と作業員とが接近した場合、反対
側にいる作業員にもこれを知らせることができるので、
安全対策上極めて有効である。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、作業員と
上部旋回体との間の距離が所定距離以下になると、空気
吹出ノズルから空気が吹き出され、作業員がこれを体で
感じとることができるので、作業現場の騒音等に左右さ
れず上部旋回体の接近を作業者に確実に知らせることが
でき、はさまれ事故の発生を有効に防止することができ
る。
【0025】さらに、空気吹出ノズルからの空気の吹き
出しは近接センサによって作業者を検知したときにのみ
に実行されるので、必要なときだけ空気が作業者にあて
られることとなり、作業者は空気の吹き出しを敏感に感
じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による旋回警報装置を備えた油圧ショベ
ルの実施の形態の一例を示す側面図。
【図2】図1に示した油圧ショベルの平面図。
【図3】図1の油圧ショベルに設けられた旋回警報装置
の取り付け状態を説明するための要部拡大斜視図。
【図4】図1の油圧ショベルに設けられた旋回警報装置
の構成を示す構成図。
【符号の説明】
1 油圧ショベル 2 走行台車 3 パワーショベル本体 4 旋回警報装置 7 圧縮空気タンク 51〜54 近接センサ 61〜64 空気吹出ノズル 81〜84 電磁弁 91〜94 電磁弁制御部 S1〜S4 制御信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重機の上部回転体の接近を作業員に知ら
    せるためのエアー式旋回警報装置であって、 前記上部回転体に近接センサと空気吹出ノズルとを設
    け、 該近接センサによる近接検知動作に応答して前記空気吹
    出ノズルから空気を吹き出すことにより作業者に前記上
    部回転体の接近を知らせるようにしたことを特徴とする
    エアー式旋回警報装置。
JP36355299A 1999-12-22 1999-12-22 エアー式旋回警報装置 Pending JP2001171983A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110259258A1 (en) * 2010-04-23 2011-10-27 Depiero Mark A Heavy equipment safety devices and systems, and methods thereof
KR101322201B1 (ko) * 2013-03-28 2013-10-28 (주)영신디엔씨 건설용 중장비 접근 감시 시스템
JP2014148027A (ja) * 2013-02-04 2014-08-21 Seiko Epson Corp 警報装置
JP2016009316A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 住友重機械工業株式会社 物体検出システム及び作業機械
KR102509735B1 (ko) * 2022-04-26 2023-03-14 김두환 호이스트크레인

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2016009316A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 住友重機械工業株式会社 物体検出システム及び作業機械
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