JP2001167945A - コンバータトランスおよびそれを用いた電子機器 - Google Patents

コンバータトランスおよびそれを用いた電子機器

Info

Publication number
JP2001167945A
JP2001167945A JP34845899A JP34845899A JP2001167945A JP 2001167945 A JP2001167945 A JP 2001167945A JP 34845899 A JP34845899 A JP 34845899A JP 34845899 A JP34845899 A JP 34845899A JP 2001167945 A JP2001167945 A JP 2001167945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
divided
primary
windings
main winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34845899A
Other languages
English (en)
Inventor
Motonobu Maekawa
元伸 前川
Wataru Tabata
亘 田畑
Koji Ono
耕治 大野
Kazuhiko Yamagami
一彦 山上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP34845899A priority Critical patent/JP2001167945A/ja
Publication of JP2001167945A publication Critical patent/JP2001167945A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型・軽量・高効率であるとともに低ノイ
ズ、高結合による出力電圧特性の良化および低温度上昇
の高性能で低価格なコンバータトランスを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 コイルボビン16に一次主巻線11を分
割巻線11a,11b,11c,11dとして巻溝19
a,19c,19e,19gに巻装して分割巻線11
a,11b,11c,11dを全て並列に接続し、二次
主巻線13を分割巻線13a,13b,13c,13d
として巻溝19b,19c,19d,19fに巻装して
分割巻線13a,13b,13c,13dを全て並列に
接続し、磁芯17のギャップ20に相対する巻溝19c
には一次主巻線11の分割巻線11bと二次主巻線13
の分割巻線13bを配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に使用
されるコンバータトランスおよびそれを用いた電子機器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器に組み込まれるスイ
ッチング電源は、小型・軽量・高効率であるとともに、
ノイズ特性が良く、高結合で出力電圧特性が良く、温度
上昇が低く、高性能で安価であることが課題となってお
り、これらの課題を解決するコンバータトランスの技術
が非常に重要であるとされている。
【0003】以下に従来のコンバータトランスの一例を
図35及び図36を用いて説明する。図35はコンバー
タトランスの断面構造図を示すものであり、図36は巻
線の結線図を示すものである。図35および図36にお
いて、1は一次側電源の入力巻線である一次主巻線で、
1aおよび1bは一次主巻線の分割巻線、3は二次側負
荷に大電力を供給する主の二次巻線である二次主巻線
で、4,5は二次側負荷に小電力を供給する二次補助巻
線である。また、2は一次側の制御ICの電源に電力を
供給する制御回路電源巻線となる一次補助巻線、6はコ
イルボビン、7は磁芯、8は各巻線間の絶縁材料であ
る。
【0004】この種のコンバータトランスは、コイルボ
ビン6に一次主巻線1の分割巻線1a、二次主巻線3の
分割巻線3aおよび二次補助巻線4,5、一次主巻線1
の分割巻線1b、二次主巻線3の分割巻線3b、一次補
助巻線2の順に各巻線間に厚さが25μmまたは50μ
mのポリエチレンテレフタレート粘着テープからなる絶
縁材料8を巻装して絶縁し、磁芯7を組み込んで形成さ
れている。この場合、二次主巻線3および二次補助巻線
4,5は、一次主巻線1の分割巻線1aと1bの間に巻
装され、一次主巻線1の分割巻線1aと1bは直列に接
続されるのが一般的である。
【0005】以下に従来のコンバータトランスの他の例
を図37および図38を用いて説明する。なお、上述の
従来例と同一部分には、同一番号を付与して説明する。
図37はコンバータトランスの断面図を示すものであ
り、図38は巻線の結線図を示すものである。
【0006】図37および図38において、1は一次側
電源の入力巻線としての一次主巻線で3の主の二次巻線
としての二次主巻線、4,5は二次補助巻線である。ま
た、2は一次側の制御ICの電源に電力を供給する制御
回路駆動用巻線としての一次補助巻線、6aはコイルボ
ビン、7は磁芯である。
【0007】この種のコンバータトランスは、複数の巻
溝9a,9b,9c,9dを有するコイルボビン6aに
一次主巻線1と一次補助巻線2をコイルボビン6aのほ
ぼ中央の巻溝9bに巻装し、二次主巻線3を二つの分割
巻線3a,3bとして巻溝9a,9bに巻装して並列に
接続し、二次補助巻線4,5をさらに外側の巻溝9dに
巻装し、磁芯7を組み込んで形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図35および図36に
示すようなコンバータトランスの構成では、各巻線の巻
幅寸法を大きくできるため、一次主巻線1と二次主巻線
3および二次補助巻線4,5の対向面積も大きくでき、
また各巻線間の絶縁を薄いフィルムで構成できるため一
次主巻線1と二次主巻線3および二次補助巻線4,5の
対向距離も小さくでき、それぞれの結合を非常に密にで
きることにより、変換効率が良く、かつ温度上昇の低い
コンバータトランスが得られる。
【0009】その反面、各巻線間を絶縁するための絶縁
材料8を使用するため材料費や工数費がアップし、また
二次主巻線3が供給している主の出力負荷が変動した場
合、二次補助巻線4,5は一次主巻線1との結合が密の
ため出力電圧の変動が大きくなる。
【0010】さらに、巻線の位置が変化しやすい構造で
あり、かつ結合も非常に密のため巻線の位置が少し変化
するだけでも結合が大きく変化し、出力電圧も変化す
る。
【0011】例えば、一次補助巻線2の出力に過電圧検
出等の保護回路を有していた場合は、上述の結合の変化
により、この保護回路が誤動作してしまうという問題が
発生することがある。
【0012】また、一次主巻線1と二次主巻線3、二次
補助巻線4,5間の浮遊容量が大きく、インピーダンス
も小さくなるため、高周波のノイズ成分が伝達しやすく
ノイズ性能が悪い。
【0013】一方、図37および図38に示すようなコ
ンバータトランスの構成では、複数の巻溝9a,9b,
9c,9dを有するコイルボビン6aに、一次主巻線1
と一次補助巻線2をコイルボビン6aのほぼ中央の巻溝
9bに巻装し、二次主巻線3を二つの分割巻線3a,3
bとして巻溝9a,9cに巻装して並列に接続し、二次
補助巻線4,5をさらに外側の巻溝9dに巻装するよう
に構成しているため、一次主巻線1と二次補助巻線4,
5の対向距離が大きくなり、かつ対向面積も小さくなる
ことで結合を疎にすることができるため、二次主巻線3
が供給している主の出力負荷が変動した場合でも、二次
補助巻線4,5の出力電圧の変動が小さくできる。
【0014】さらに、巻線の位置が変化しにくい構造の
ため結合の変化が小さく、出力電圧の変化も小さい。従
って、一次補助巻線2の出力に過電圧検出等の保護回路
を有していた場合でも、結合の変化による出力電圧の変
化が小さいため、この保護回路が誤動作してしまうとい
う問題は発生しにくい。
【0015】また、一次主巻線1と二次主巻線3、二次
補助巻線4,5間の浮遊容量が小さくなるため、インピ
ーダンスを大きくでき、高周波のノイズ成分が伝達しに
くく性能を良くできる。
【0016】その反面、一次主巻線1と二次主巻線3の
結合が疎になるため、コンバータトランスの変換効率が
悪くなり、かつ温度上昇も高くなる。
【0017】本発明は上記課題を解決するもので、小型
・軽量・高効率でノイズ性能が良く、高結合で出力電圧
性能が良く、温度上昇が低く、高性能で安価なコンバー
タトランスを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のコンバータトランスは、複数個の巻溝を有す
るコイルボビンに一次巻線と複数の二次巻線を巻装し、
磁芯を組み込んだ構造のコンバータトランスにおいて、
複数の並列および直列の分割巻線とした一次主巻線およ
び二次主巻線を交互に巻装し、かつ磁芯のギャップ位置
に相対する同巻溝に一次主巻線と二次主巻線を巻装した
構成にしたものである。
【0019】上記構成により、一次主巻線と二次主巻線
との対向面積を大きくすることで、一次主巻線と二次主
巻線との結合を密にすることで高結合となり、コンバー
タトランスの変換効率を上げることにより温度上昇を低
くすることができ、かつ出力電圧特性を安定し、ノイズ
性能も良くすることができるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数個の巻溝を有するコイルボビンと、複数の分割
巻線で構成されその分割巻線を全て並列に接続した一次
主巻線と、複数の分割巻線で構成されその分割巻線を全
て並列に接続した二次主巻線と、上記巻線を施したコイ
ルボビンに組み込まれるギャップを有する磁芯から構成
され、この磁芯のギャップに対応するコイルボビンの巻
溝に一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の1つが積層巻
きされ、他のコイルボビンの巻溝に上記一次主巻線と二
次主巻線の分割巻線を交互に巻装して構成したものであ
り、結合が密で変換効率に優れ、さらに一次主巻線およ
び二次主巻線の分割巻線を全て並列に接続することによ
り直流抵抗が下がり、温度上昇を抑制できるものとな
る。
【0021】請求項2に記載の発明は、複数個の巻溝を
有するコイルボビンと、複数の分割巻線で構成されその
分割巻線を全て並列に接続した一次主巻線と、複数の分
割巻線で構成されその分割巻線を直列に接続したものに
他の分割巻線を並列に接続した二次主巻線と、上記巻線
を施したコイルボビンに組み込まれるギャップを有する
磁芯から構成され、この磁芯のギャップに対応するコイ
ルボビンの巻溝に一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の
1つが積層巻きされ、他のコイルボビンの巻溝に上記一
次主巻線と二次主巻線の分割巻線を交互に巻装して構成
したものであり、一次主巻線の巻数より二次主巻線の巻
数が約倍の場合に一次主巻線と二次主巻線の巻線の巻高
さを均等に合わせるのに有効な手段であり、結合を密に
でき変換効率が優れるものとなる。
【0022】請求項3に記載の発明は、複数個の巻溝を
有するコイルボビンと、複数の分割巻線で構成されその
分割巻線を直列に接続したものに他の分割巻線を並列に
接続した一次主巻線と、複数の分割巻線で構成されその
分割巻線を全て並列に接続した二次主巻線と、上記巻線
を施したコイルボビンに組み込まれるギャップを有する
磁芯から構成され、この磁芯のギャップに対応するコイ
ルボビンの巻溝に一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の
1つが積層巻きされ、他のコイルボビンの巻溝に上記一
次主巻線と二次主巻線の分割巻線を交互に巻装して構成
したものであり、二次主巻線の巻数より一次主巻線の巻
数が約倍の場合に一次主巻線と二次主巻線の巻線の巻高
さを均等に合わせるのに有効な手段であり、結合を密に
でき変換効率に優れるものとなる。
【0023】請求項4に記載の発明は、複数個の巻溝を
有するコイルボビンと、複数の分割巻線で構成されその
分割巻線を全て直列に接続した一次主巻線と、複数の分
割巻線で構成されその分割巻線を全て直列に接続した二
次主巻線と、上記巻線を施したコイルボビンに組み込ま
れるギャップを有する磁芯から構成され、この磁芯のギ
ャップに対応するコイルボビンの巻溝に一次主巻線と二
次主巻線の分割巻線の1つが積層巻きされ、他のコイル
ボビンの巻溝に上記一次主巻線と二次主巻線の分割巻線
を交互に巻装して構成したものであり、一次主巻線およ
び二次主巻線の浮遊容量が小さくなり、インピーダンス
を大きくすることができ高調波のノイズ成分を制御でき
るものとなる。
【0024】請求項5に記載の発明は、複数個の巻溝を
有するコイルボビンと、複数の分割巻線で構成されその
分割巻線を全て直列に接続した一次主巻線と、複数の分
割巻線で構成されその分割巻線を直列に接続したものに
他の分割巻線を並列に接続した二次主巻線と、上記巻線
を施したコイルボビンに組み込まれるギャップを有する
磁芯から構成され、この磁芯のギャップに対応するコイ
ルボビンの巻溝に一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の
1つが積層巻きされ、他のコイルボビンの巻溝に上記一
次主巻線と二次主巻線の分割巻線を交互に巻装して構成
したものであり、一次主巻線の浮遊容量のみ小さくして
インピーダンスを大きくすることで高調波のノイズ成分
を抑制し、二次主巻線の温度上昇をさらに制御するため
に有効な手段である。
【0025】請求項6に記載の発明は、複数個の巻溝を
有するコイルボビンと、複数の分割巻線で構成されその
分割巻線を直列に接続したものに他の分割巻線を並列に
接続した一次主巻線と、複数の分割巻線で構成されその
分割巻線を全て直列に接続した二次主巻線と、上記巻線
を施したコイルボビンに組み込まれるギャップを有する
磁芯から構成され、この磁芯のギャップに対応するコイ
ルボビンの巻溝に一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の
1つが積層巻きされ、他のコイルボビンの巻溝に上記一
次主巻線と二次主巻線の分割巻線を交互に巻装して構成
したものであり、二次主巻線の浮遊容量のみ小さくして
インピーダンスを大きくすることで高調波のノイズ成分
を抑制し、一次主巻線の温度上昇をさらに制御するため
に有効な手段である。
【0026】請求項7に記載の発明は、複数個の巻溝を
有するコイルボビンと、複数の分割巻線で構成されその
分割巻線を全て直列に接続した一次主巻線と、複数の分
割巻線で構成されその分割巻線を全て並列に接続した二
次主巻線と、上記巻線を施したコイルボビンに組み込ま
れるギャップを有する磁芯から構成され、この磁芯のギ
ャップに対応するコイルボビンの巻溝に一次主巻線と二
次主巻線の分割巻線の1つが積層巻きされ、他のコイル
ボビンの巻溝に上記一次主巻線と二次主巻線の分割巻線
を交互に巻装して構成したものであり、二次主巻線の出
力電圧が非常に低く少巻数の場合に巻線の巻高さを均等
に合わせるのに有効な手段であり、結合を密にでき変換
効率が優れるものとなる。
【0027】請求項8に記載の発明は、複数個の巻溝を
有するコイルボビンと、複数の分割巻線で構成されその
分割巻線を全て並列に接続した一次主巻線と、複数の分
割巻線で構成されその分割巻線を全て直列に接続した二
次主巻線と、上記巻線を施したコイルボビンに組み込ま
れるギャップを有する磁芯から構成され、この磁芯のギ
ャップに対応するコイルボビンの巻溝に一次主巻線と二
次主巻線の分割巻線の1つが積層巻きされ、他のコイル
ボビンの巻溝に上記一次主巻線と二次主巻線の分割巻線
を交互に巻装して構成したものであり、一次主巻線の入
力電圧が非常に低く少巻数で、二次主巻線の出力電圧が
非常に高く多巻数の時に、巻線の巻高さを均等に合わせ
るのに有効な手段であり、結合を密にでき変換効率が優
れるものとなる。
【0028】請求項9に記載の発明は、磁芯のギャップ
に対応するコイルボビンの巻溝に巻装される一次主巻線
と二次主巻線の分割巻線のうちいずれか一方の分割巻線
として多層の絶縁皮膜を有する導線で構成したものであ
り、安全規格上の安全距離が不要となり、巻線スペース
の有効活用と小型化が図れることになる。
【0029】請求項10に記載の発明は、磁芯のギャッ
プに対応しないコイルボビンの巻溝の1つに一次主巻線
と二次主巻線の分割巻線の1つを積層巻きしたものであ
り、さらに結合を高め、変換効率の一層の向上と温度上
昇の抑制が図れることになる。
【0030】請求項11に記載の発明は、磁芯のギャッ
プに対応しないコイルボビンの巻溝の1つに巻装される
一次主巻線と二次主巻線の分割巻線のうちいずれか一方
の分割巻線を多層の絶縁皮膜を有する導線で構成したも
のであり、巻線スペースの有効活用と小型化が図れるこ
とになる。
【0031】請求項12に記載の発明は、磁芯のギャッ
プに対応し一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の1つを
積層巻きしたコイルボビンの巻溝の両隣の巻溝に二次主
巻線の分割巻線を巻装した構成であり、さらに結合を密
にでき変換効率の向上が図れることになる。
【0032】請求項13に記載の発明は、磁芯のギャッ
プに対応し一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の1つを
積層巻きしたコイルボビンの巻溝の両隣の巻溝に二次主
巻線の分割巻線と二次補助巻線を巻装した構成であり、
両巻線の結合が向上し二次補助巻線の出力電圧変動を抑
制できるものとなる。
【0033】請求項14に記載の発明は、磁芯のギャッ
プに対応し一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の1つを
積層巻きしたコイルボビンの巻溝の両隣の巻溝に一次主
巻線の分割巻線を巻装した構成であり、一次主巻線と二
次補助巻線の巻線の高さ位置を均等に合わせることによ
り、二次補助巻線の結合が向上し、出力電圧変動を抑制
できるものとなる。
【0034】請求項15に記載の発明は、コイルボビン
の磁芯に対応する巻溝およびその両隣の巻溝以外の巻溝
の少なくとも1つに一次主巻線と一次補助巻線を巻装し
た構成であり、入力電圧が変動したとき、一次主巻線の
電圧変動に応じて一次補助巻線も変動し、制御ICに安
定した電圧を供給できることになる。
【0035】請求項16に記載の発明は、磁芯のギャッ
プに対応し一次主巻線と二次主巻線を積層巻きした巻溝
に、さらに一次補助巻線を巻装した構成であり、二次主
巻線が基準電圧で一次補助巻線が二次主巻線と同極性出
力の場合に一次補助巻線の出力電圧特性を向上させるこ
とができる。
【0036】請求項17に記載の発明は、一次補助巻線
を分割巻線とした構成であり、一次補助巻線の出力電圧
特性の向上を図ることができる。
【0037】請求項18に記載の発明は、一次補助巻線
をコイルボビンの単独の巻溝に巻装した構成であり、他
巻線からの干渉を防ぎ、一次補助巻線の電圧変動を小さ
くでき、出力電圧特性の向上を図ることができる。
【0038】請求項19に記載の発明は、二次補助巻線
を2つ有する構成であり、二次補助巻線の出力特性を向
上させることができる。
【0039】請求項20に記載の発明は、2つの補助巻
線のうち少なくとも1つの二次補助巻線を分割巻線とし
たものであり、二次補助巻線の出力電圧特性の更なる向
上が図れることになる。
【0040】請求項21に記載の発明は、二次補助巻線
をコイルボビンの単独の巻溝に巻装したものであり、二
次補助巻線の負荷変動による二次主巻線および他の二次
補助巻線への干渉を防ぎ、電圧変動を小さくすることが
できる。
【0041】請求項22に記載の発明は、磁芯のギャッ
プに対応するコイルボビンの巻溝を他の巻溝より幅広に
構成したものであり、磁芯のギャップからの漏れ磁束を
大きく吸収することができる。
【0042】請求項23に記載の発明は、請求項1〜2
2のいずれか1つに記載のコンバータトランスを電源用
として用いた電子機器に関するものであり、電子機器と
して高性能な電源を備えたものとすることができる。
【0043】以下本発明の実施の形態について図面を用
いて説明する。
【0044】(実施の形態1)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態1を図1および図2を用いて説明
する。七つの巻溝19a〜19gを有するコイルボビン
16に一次主巻線11を四つの分割巻線11a,11
b,11c,11dとして巻溝19a,19c,19
e,19gに巻装して分割巻線11a,11b,11
c,11dを全て並列に接続し、主の出力負荷に供給す
る二次主巻線13を四つの分割巻線13a,13b,1
3c,13dとして巻溝19b,19c,19d,19
fに巻装して分割巻線13a,13b,13c,13d
を全て並列に接続する。
【0045】磁芯17のギャップ20に相対する巻溝1
9cには一次主巻線11を四つに分割した分割巻線11
bと二次主巻線13を四つに分割した分割巻線13bが
配置されることになり、一次主巻線11の分割巻線11
bと二次主巻線13の分割巻線13bの間には絶縁材料
18を挿入する。また補助の出力負荷に供給する二次補
助巻線14は巻溝19bに巻装し、もう一方の二次補助
巻線15は巻溝19dに巻装して、最後に磁芯17を組
み込んで形成されている。なお、一次補助巻線12は一
次主巻線11の分割巻線11aを巻装している巻溝19
aに巻装されている。
【0046】この実施の形態1によれば、一次主巻線1
1の分割巻線11a,11b,11c,11dと二次主
巻線13の分割巻線13a,13c,13dが交互に構
成され、さらに巻溝19cには一次主巻線11の分割巻
線11bと二次主巻線13の分割巻線13bが巻装され
ているため、図37のコイルボビンの構造と比較して以
下の性能改善が可能となる。
【0047】一次主巻線11の分割巻線11a,11
b,11c,11dと二次主巻線13の分割巻線13
a,13b,13c,13dとの対向距離を小さくで
き、かつ対向面積を大きくできることによって結合が非
常に密になり、コンバータトランスの変換効率を高くで
き温度上昇を低くできる。さらに一次主巻線11および
二次主巻線13の分割巻線11a,11b,11c,1
1d及び13a,13b,13c,13dを全て並列に
接続することにより巻線の直流抵抗が小さくなり、より
温度上昇を低くできる。
【0048】特に磁芯17のギャップ20に相対する位
置に主巻線である一次主巻線11の分割巻線11bと二
次主巻線13の分割巻線13bを配置することにより、
磁芯17のギャップ20から発生する漏れ磁束21を一
次主巻線11の分割巻線11bと二次主巻線13の分割
巻線13bで吸収させることにより、コンバータトラン
ス外部に漏れる磁束21は低減でき輻射ノイズ性能も良
くなり、かつ漏れ磁束21を熱に変換することにより、
他の巻線の発熱を抑えることができる。
【0049】さらに、一次主巻線11の分割巻線11b
と二次主巻線13の分割巻線13bを同巻溝に巻装した
巻溝19cの巻幅を他の巻溝の巻幅より広く形成するこ
とにより、漏れ磁束21の吸収をより多くでき、コンバ
ータトランス外部に漏れる量をより低減でき、かつ漏れ
磁束21を熱に変換する量も増えるため、さらに他の巻
線の発熱を抑えることができる。
【0050】この効果により、一般的に一次主巻線11
と二次主巻線13には大電流が流れるため巻装する銅線
の線径を太くしなければならないが、一次主巻線11の
分割巻線11bと二次主巻線13の分割巻線13b以外
の銅線は発熱が抑えられるため、線径が細くできて材料
費の削減という効果も得られる。
【0051】次に、磁芯17のギャップ20に相対する
巻溝19cに巻装された一次主巻線11の分割巻線11
bと二次主巻線13の分割巻線13bの両サイドの巻溝
19b,19dについて説明する。つまり二次主巻線1
3の分割巻線13aは巻溝19bに、また分割巻線13
cは巻溝19dに巻装している。さらに二次補助巻線1
4は巻溝19bに、二次補助巻線15は巻溝19dにそ
れぞれ巻装することで、一次主巻線11と二次主巻線1
3の結合が密になることに加え、二次補助巻線14,1
5が二次主巻線13と上下と左右にわたり結合すること
により、二次補助巻線14,15の出力電圧特性も向上
することができる。
【0052】さらに、巻線の位置が変化しにくい構造の
ため、結合の変化が小さく、出力電圧の変化も小さい。
従って、一次補助巻線12の出力に過電圧検出等の保護
回路を有していた場合でも、結合の変化による電圧の変
化が小さいため、この保護回路が誤動作してしまうとい
う問題は発生しにくいという効果が得られる。
【0053】また、一次主巻線11と全二次巻線13〜
15間の浮遊容量をさらに小さくできるため、インピー
ダンスを大きくでき、高周波のノイズ成分が伝達しにく
くノイズ特性も良くできる。
【0054】(実施の形態2)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態2を図3および図4を用いて説明
する。七つの巻溝39a〜39gを有するコイルボビン
36に一次主巻線31を四つの分割巻線31a,31
b,31c,31dとして巻溝39a,39c,39
e,39gに巻装して分割巻線31a,31b,31
c,31dを全て並列に接続し、主の出力負荷に供給す
る二次主巻線33を四つの分割巻線33a,33b,3
3c,33dとして巻溝39b,39c,39d,39
fに巻装して分割巻線33a,33bを直列に、分割巻
線33cと33dも直列に接続し、さらに直列にした分
割巻線33a−33bと33c−33dを並列に接続す
る。
【0055】磁芯37のギャップ40に相対する巻溝3
9cには一次主巻線31を四つに分割した分割巻線31
bと二次主巻線33を四つに分割した分割巻線33bが
配置されることになり、一次主巻線31の分割巻線31
bと二次主巻線33の分割巻線33bの間には絶縁材料
38を挿入する。また補助の出力負荷に供給する二次補
助巻線34は巻溝39bに巻装し、もう一方の二次補助
巻線35は巻溝39dに巻装して、最後に磁芯37を組
み込んで形成されている。なお、一次補助巻線32は一
次主巻線31の分割巻線31aを巻装している巻溝39
aに巻装されている。
【0056】この実施の形態2によれば、一次主巻線3
1の分割巻線31a,31b,31c,31dと二次主
巻線33の分割巻線33a,33c,33dが交互に構
成され、さらに巻溝39cには一次主巻線31の分割巻
線31bと二次主巻線33の分割巻線33bが巻装さ
れ、一次主巻線31の巻数より二次主巻線33の巻数が
約倍の場合であっても、一次主巻線31の分割巻線31
a,31b,31c,31dと二次主巻線33の分割巻
線33a,33c,33dの巻線の巻高さを均等に合わ
せることができ、対向面積を大きくすることにより結合
が非常に密になり、コンバータトランスの変換効率を高
くできるものとなる。
【0057】(実施の形態3)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態3を図5および図6を用いて説明
する。七つの巻溝49a〜49gを有するコイルボビン
46に一次主巻線41を四つの分割巻線41a,41
b,41c,41dとして巻溝49a,49c,49
e,49gに巻装して分割巻線41aと41bを直列
に、分割巻線41cと41dも直列に接続し、さらに直
列に接続した分割巻線41a−41bと41c−41d
を並列に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻線4
3を四つの分割巻線43a,43b,43c,43dと
して巻溝49b,49c,49d,49fに巻装して分
割巻線43a,43b,43c,43dを全て並列に接
続する。
【0058】磁芯47のギャップ50に相対する巻溝4
9cには一次主巻線41を四つに分割した分割巻線41
bと二次主巻線43を四つに分割した分割巻線43bが
配置されることになり、一次主巻線41の分割巻線41
bと二次主巻線43の分割巻線43bの間には絶縁材料
48を挿入する。また補助の出力負荷に供給する二次補
助巻線44は巻溝49bに巻装し、もう一方の二次補助
巻線45は巻溝49dに巻装して、最後に磁芯47を組
み込んで形成されている。なお、一次補助巻線42は一
次主巻線41の分割巻線41aを巻装している巻溝49
aに巻装されている。
【0059】この実施の形態3によれば、一次主巻線4
1の分割巻線41a,41b,41c,41dと二次主
巻線43の分割巻線43a,43c,43dが交互に構
成され、さらに巻溝49cには一次主巻線41の分割巻
線41bと二次主巻線43の分割巻線43bが巻装さ
れ、二次主巻線43の巻数より一次主巻線41の巻数が
約倍の場合であっても、一次主巻線41の分割巻線41
a,41b,41c,41dと二次主巻線43の分割巻
線43a,43c,43dの巻線の巻高さを均等に合わ
せることができ、対向面積を大きくすることにより結合
が非常に密になり、コンバータトランスの変換効率を高
くできるものとなる。
【0060】(実施の形態4)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態4を図7および図8を用いて説明
する。七つの巻溝59a〜59gを有するコイルボビン
56に一次主巻線51を四つの分割巻線51a,51
b,51c,51dとして巻溝59a,59c,59
e,59gに巻装して分割巻線51a,51b,51
c,51dを全て直列に接続し、主の出力負荷に供給す
る二次主巻線53を四つの分割巻線53a,53b,5
3c,53dとして巻溝59b,59c,59d,59
fに巻装して分割巻線53a,53b,53c,53d
を全て直列に接続する。
【0061】磁芯57のギャップ60に相対する巻溝5
9cには一次主巻線51を四つに分割した分割巻線51
bと二次主巻線53を四つに分割した分割巻線53bが
配置されることになり、一次主巻線51の分割巻線51
bと二次主巻線53の分割巻線53bの間には絶縁材料
58を挿入する。また補助の出力負荷に供給する二次補
助巻線54は巻溝59bに巻装し、もう一方の二次補助
巻線55は巻溝59dに巻装して、最後に磁芯57を組
み込んで形成されている。なお、一次補助巻線52は一
次主巻線51の分割巻線51aを巻装している巻溝59
aに巻装されている。
【0062】この実施の形態4によれば、一次主巻線5
1の分割巻線51a,51b,51c,51dと二次主
巻線53の分割巻線53a,53c,53dが交互に構
成され、さらに巻溝59cには一次主巻線51の分割巻
線51bと二次主巻線53の分割巻線53bが巻装され
ており、結合が非常に密になり、コンバータトランスの
変換効率を高くできる。
【0063】さらに一次主巻線51の分割巻線51a,
51b,51c,51dと二次主巻線53の分割巻線5
3a,53b,53c,53dを全て直列に接続するこ
とにより、少巻数となるため巻線の浮遊容量が小さくな
り、巻線のインピーダンスを大きくすることで高調波の
ノイズ成分を抑制することもできる。
【0064】(実施の形態5)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態5を図9および図10を用いて説
明する。七つの巻溝69a〜69gを有するコイルボビ
ン66に一次主巻線61を四つの分割巻線61a,61
b,61c,61dとして巻溝69a,69c,69
e,69gに巻装して分割巻線61a,61b,61
c,61dを全て直列に接続し、主の出力負荷に供給す
る二次主巻線63を四つの分割巻線63a,63b,6
3c,63dとして巻溝69b,69c,69d,69
fに巻装して分割巻線63aと63bを直列に、分割巻
線63cと63dも直列に接続し、さらに直列に接続し
た分割巻線63a−63bと63c−63dを並列に接
続する。
【0065】磁芯67のギャップ70に相対する巻溝6
9cには一次主巻線61を四つに分割した分割巻線61
bと二次主巻線63を四つに分割した分割巻線63bが
配置されることになり、一次主巻線61の分割巻線61
bと二次主巻線63の分割巻線63bの間には絶縁材料
68を挿入する。また補助の出力負荷に供給する二次補
助巻線64は巻溝69bに巻装し、もう一方の二次補助
巻線65は巻溝69dに巻装して、最後に磁芯67を組
み込んで形成されている。なお、一次補助巻線62は一
次主巻線61の分割巻線61aを巻装している巻溝69
aに巻装されている。
【0066】この実施の形態5によれば、一次主巻線6
1の分割巻線61a,61b,61c,61dと二次主
巻線63の分割巻線63a,63c,63dが交互に構
成され、さらに巻溝69cには一次主巻線61の分割巻
線61bと二次主巻線63の分割巻線63bが巻装され
ており、結合が非常に密になり、コンバータトランスの
変換効率を高くできる。
【0067】さらに一次主巻線61の分割巻線61a,
61b,61c,61dを全て直列に接続することによ
り、少巻数となるため巻線の浮遊容量が小さくなり、一
次主巻線のインピーダンスを大きくすることで高調波の
ノイズ成分を抑制することもできる。
【0068】また二次主巻線63の分割巻線63aと6
3bを直列に、分割巻線63cと63dも直列に接続
し、さらに直列に接続した分割巻線63a−63bと6
3c−63dを並列に接続することにより、大電流が流
れる二次主巻線63の温度上昇を抑えることもできる。
【0069】(実施の形態6)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態6を図11および図12を用いて
説明する。七つの巻溝79a〜79gを有するコイルボ
ビン76に一次主巻線71を四つの分割巻線71a,7
1b,71c,71dとして巻溝79a,79c,79
e,79gに巻装して分割巻線71aと71bを直列
に、分割巻線71cと71dも直列に接続し、さらに直
列に接続した分割巻線71a−71bと71c−71d
を並列に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻線7
3を四つの分割巻線73a,73b,73c,73dと
して巻溝79b,79c,79d,79fに巻装して分
割巻線73a,73b,73c,73dを全て直列に接
続する。
【0070】磁芯77のギャップ80に相対する巻溝7
9cには一次主巻線71を四つに分割した分割巻線71
bと二次主巻線73を四つに分割した分割巻線73bが
配置されることになり、一次主巻線71の分割巻線71
bと二次主巻線73の分割巻線73bの間には絶縁材料
78を挿入する。また補助の出力負荷に供給する二次補
助巻線74は巻溝79bに巻装し、もう一方の二次補助
巻線75は巻溝79dに巻装して、最後に磁芯77を組
み込んで形成されている。なお、一次補助巻線72は一
次主巻線71の分割巻線71aを巻装している巻溝79
aに巻装されている。
【0071】この実施の形態6によれば、一次主巻線7
1の分割巻線71a,71b,71c,71dと二次主
巻線73の分割巻線73a,73c,73dが交互に構
成され、さらに巻溝79cには一次主巻線71の分割巻
線71bと二次主巻線73の分割巻線73bが巻装され
ており、結合が非常に密になり、コンバータトランスの
変換効率を高くできる。
【0072】さらに二次主巻線73の分割巻線73a,
73b,73c,73dを全て直列に接続することによ
り、少巻数となるため巻線の浮遊容量が小さくなり、二
次主巻線のインピーダンスを大きくすることができるた
め、高調波のノイズ成分を抑制することができる。また
一次主巻線71の分割巻線71aと71bを直列に、分
割巻線71cと71dも直列に接続し、さらに直列に接
続した分割巻線71a−71bと71c−71dを並列
に接続することにより、大電流が流れる一次主巻線71
の温度上昇を抑えることもできる。
【0073】(実施の形態7)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態7を図13および図14を用いて
説明する。七つの巻溝89a〜89gを有するコイルボ
ビン86に一次主巻線81を四つの分割巻線81a,8
1b,81c,81dとして巻溝89a,89c,89
e,89gに巻装して分割巻線81a,81b,81
c,81dを全て直列に接続し、主の出力負荷に供給す
る二次主巻線83を四つの分割巻線83a,83b,8
3c,83dとして巻溝89b,89c,89d,89
fに巻装して分割巻線83a,83b,83c,83d
を全て並列に接続する。
【0074】磁芯87のギャップ90に相対する巻溝8
9cには一次主巻線81を四つに分割した分割巻線81
bと二次主巻線83を四つに分割した分割巻線83bが
配置されることになり、一次主巻線81の分割巻線81
bと二次主巻線83の分割巻線83bの間には絶縁材料
88を挿入する。また補助の出力負荷に供給する二次補
助巻線84は巻溝89bに巻装し、もう一方の二次補助
巻線85は巻溝89dに巻装して、最後に磁芯87を組
み込んで形成されている。なお、一次補助巻線82は一
次主巻線81の分割巻線81aを巻装している巻溝89
aに巻装されている。
【0075】この実施の形態7によれば、一次主巻線8
1の分割巻線81a,81b,81c,81dと二次主
巻線83の分割巻線83a,83c,83dが交互に構
成され、さらに巻溝89cには一次主巻線81の分割巻
線81bと二次主巻線83の分割巻線83bが巻装され
ており、結合が非常に密になり、コンバータトランスの
変換効率を高くできる。
【0076】特に一次主巻線81の入力電圧が数百ボル
トで二次主巻線83の出力電圧が数十ボルトの場合、一
次主巻線81の巻数と二次主巻線83の巻数の差が大き
くなるため一次主巻線81の分割巻線81a,81b,
81c,81dを全て直列に接続することにより、一次
主巻線81の各分割巻線81a,81b,81c,81
dの巻数は少巻数となるため、二次主巻線83が数十ボ
ルトで数ターンの少巻数であっても、巻線の巻高さを均
等に合わせることで高結合となりコンバータトランスの
変換効率も維持できる。
【0077】また二次主巻線83が数十ボルトの低い電
圧の場合は大電流となるケースが多いため、二次主巻線
83の分割巻線83a,83b,83c,83dを全て
並列に接続しているため、直流抵抗が下がり温度上昇を
抑制することができる。
【0078】(実施の形態8)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態8を図15および図16を用いて
説明する。七つの巻溝99a〜99gを有するコイルボ
ビン96に一次主巻線91を四つの分割巻線91a,9
1b,91c,91dとして巻溝99a,99c,99
e,99gに巻装して分割巻線91a,91b,91
c,91dを全て並列に接続し、主の出力負荷に供給す
る二次主巻線93を四つの分割巻線93a,93b,9
3c,93dとして巻溝99b,99c,99d,99
fに巻装して分割巻線93a,93b,93c,93d
を全て直列に接続する。
【0079】磁芯97のギャップ100に相対する巻溝
99cには一次主巻線91を四つに分割した分割巻線9
1bと二次主巻線93を四つに分割した分割巻線93b
が配置されることになり、一次主巻線91の分割巻線9
1bと二次主巻線93の分割巻線93bの間には絶縁材
料98を挿入する。また補助の出力負荷に供給する二次
補助巻線94は巻溝99bに巻装し、もう一方の二次補
助巻線95は巻溝99dに巻装して、最後に磁芯97を
組み込んで形成されている。なお、一次補助巻線92は
一次主巻線91の分割巻線91aを巻装している巻溝9
9aに巻装されている。
【0080】この実施の形態8によれば、一次主巻線9
1の分割巻線91a,91b,91c,91dと二次主
巻線93の分割巻線93a,93c,93dが交互に構
成され、さらに巻溝99cには一次主巻線91の分割巻
線91bと二次主巻線93の分割巻線93bが巻装され
ており、結合が非常に密になり、コンバータトランスの
変換効率を高くできる。
【0081】特に二次主巻線93の出力電圧が数百ボル
トで一次主巻線91の入力電圧が数十ボルトの場合、二
次主巻線93の巻数と一次主巻線91の巻数の差が大き
くなるため二次主巻線93の分割巻線93a,93b,
93c,93dを全て直列に接続することにより、二次
主巻線93の各分割巻線93a,93b,93c,93
dの巻数は少巻数となるため、一次主巻線91が数十ボ
ルトで数ターンの少巻数であっても、巻線の巻高さを均
等に合わせることで高結合となりコンバータトランスの
変換効率も維持できる。
【0082】また一次主巻線91が数十ボルトの低い電
圧の場合は直流電圧のケースが多く、この場合一次主巻
線91には大電流が流れるため、一次主巻線91の分割
巻線91a,91b,91c,91dを全て並列に接続
することにより、直流抵抗が下がり温度上昇を抑制する
ことができる。
【0083】(実施の形態9)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態9を図17および図18を用いて
説明する。七つの巻溝109a〜109gを有するコイ
ルボビン106に一次主巻線101を四つの分割巻線1
01a,101b,101c,101dとして巻溝10
9a,109c,109e,109gに巻装して分割巻
線101a,101b,101c,101dを全て並列
に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻線103を
四つの分割巻線103a,103b,103c,103
dとして巻溝109b,109c,109d,109f
に巻装して分割巻線103a,103b,103c,1
03dを全て並列に接続する。
【0084】磁芯107のギャップ110に相対する巻
溝109cには一次主巻線101を四つに分割した分割
巻線101bと二次主巻線103を四つに分割した分割
巻線103bが配置されることになり、一次主巻線10
1の分割巻線101bと二次主巻線103の分割巻線1
03bの間には絶縁材料108を挿入する。また補助の
出力負荷に供給する二次補助巻線104は巻溝109b
に巻装し、もう一方の二次補助巻線105は巻溝109
dに巻装して、最後に磁芯107を組み込んで形成され
ている。なお、一次補助巻線102は一次主巻線101
の分割巻線101aを巻装している巻溝109aに巻装
されている。
【0085】このとき、巻溝109cに巻装する一次主
巻線101の分割巻線101bまたは二次主巻線103
の分割巻線103bの少なくともいずれか一方が多層の
絶縁物からなる銅線を巻装している。
【0086】この実施の形態9によれば、巻溝109c
に巻装される一次主巻線101の分割巻線101bまた
は二次主巻線103の分割巻線103bとの間に安全規
格上要求される安全距離が不要となるため、巻溝109
cの巻線スペースの有効活用により小型化ができ、また
一次主巻線101の分割巻線101bと二次主巻線10
3の分割巻線103bの巻線幅を同一にすることができ
るため、さらに結合が密になり、コンバータトランスの
変換効率も高くすることができる。
【0087】(実施の形態10)以下本発明のコンバー
タトランスの実施の形態10を図19および図20を用
いて説明する。六つの巻溝119a〜119fを有する
コイルボビン116に一次主巻線111を四つの分割巻
線111a,111b,111c,111dとして巻溝
119a,119c,119e,119fに巻装して分
割巻線111a,111b,111c,111dを全て
並列に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻線11
3を四つの分割巻線113a,113b,113c,1
13dとして巻溝119b,119c,119d,11
9fに巻装して分割巻線113a,113b,113
c,113dを全て並列に接続する。
【0088】磁芯117のギャップ120に相対する巻
溝119cには一次主巻線111を四つに分割した分割
巻線111bと二次主巻線113を四つに分割した分割
巻線113bが配置されることになり、一次主巻線11
1の分割巻線111bと二次主巻線113の分割巻線1
13bの間には絶縁材料118を挿入する。
【0089】さらに巻溝119fにも一次主巻線111
を四つに分割した分割巻線111dと二次主巻線113
を四つに分割した分割巻線113dが配置されることに
なり、一次主巻線111の分割巻線111dと二次主巻
線113の分割巻線113dの間にも絶縁材料118を
挿入する。また補助の出力負荷に供給する二次補助巻線
114は巻溝119bに巻装し、もう一方の二次補助巻
線115は巻溝119dに巻装して、最後に磁芯117
を組み込んで形成されている。なお、一次補助巻線11
2は一次主巻線111の分割巻線111aを巻装してい
る巻溝119aに巻装されている。
【0090】この実施の形態10によれば、一次主巻線
111の分割巻線111a,111b,111cと二次
主巻線113の分割巻線113a,113c,113d
が交互に構成され、さらに巻溝119cには一次主巻線
111の分割巻線11bと二次主巻線113の分割巻線
113bが巻装されており、また巻溝119fには二次
主巻線113の分割巻線113dと一次主巻線111の
分割巻線111dが巻装されているため、結合をさらに
密にすることができ、変換効率の一層の向上が図れ、よ
り温度上昇を低くできる。
【0091】また、二次補助巻線114,115の巻線
の巻高さと一次主巻線111の分割巻線111dとの巻
線の巻高さが均等になることと、また二次主巻線113
の分割巻線113bとの巻線の巻高さも含めて、さらに
二次補助巻線114,115との結合が密になり、二次
補助巻線114,115の出力電圧特性もさらに向上す
る。
【0092】(実施の形態11)以下本発明のコンバー
タトランスの実施の形態11を図21および図22を用
いて説明する。六つの巻溝129a〜129fを有する
コイルボビン126に一次主巻線121を四つの分割巻
線121a,121b,121c,121dとして巻溝
129a,129c,129e,129fに巻装して分
割巻線121a,121b,121c,121dを全て
並列に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻線12
3を四つの分割巻線123a,123b,123c,1
23dとして巻溝129b,129c,129d,12
9fに巻装して分割巻線123a,123b,123
c,123dを全て並列に接続する。
【0093】磁芯127のギャップ130に相対する巻
溝129cには一次主巻線121を四つに分割した分割
巻線121bと二次主巻線123を四つに分割した分割
巻線123bが配置されることになり、一次主巻線12
1の分割巻線121bと二次主巻線123の分割巻線1
23bの間には絶縁材料128を挿入する。
【0094】さらに巻溝129fにも一次主巻線121
を四つに分割した分割巻線121dと二次主巻線123
を四つに分割した分割巻線123dが配置されることに
なり、一次主巻線121の分割巻線121dと二次主巻
線123の分割巻線123dの間にも絶縁材料128を
挿入する。また補助の出力負荷に供給する二次補助巻線
124は巻溝129bに巻装し、もう一方の二次補助巻
線125は巻溝129dに巻装して、最後に磁芯127
を組み込んで形成されている。なお、一次補助巻線12
2は一次主巻線121の分割巻線121aを巻装してい
る巻溝129aに巻装されている。
【0095】このとき、巻溝129fに巻装する一次主
巻線121の分割巻線129dまたは二次主巻線124
の分割巻線123dの少なくともいずれか一方が多層の
絶縁物からなる銅線を巻装している。
【0096】この実施の形態11によれば、巻溝129
fに巻装される一次主巻線121の分割巻線121dま
たは二次主巻線123の分割巻線123dとの間に安全
規格上要求される安全距離が不要となるため、巻溝12
9fの巻線スペースの有効活用により小型化ができ、ま
た一次主巻線121の分割巻線121dと二次主巻線1
23の分割巻線123dの巻線幅を同一にすることがで
きるため、巻溝129cに巻装されている一次主巻線1
21の分割巻線121bと二次主巻線123の分割巻線
123bの結合が密になることに加え、さらなる結合の
向上が図れ、コンバータトランスの変換効率もさらに高
くすることができ、より一層温度上昇を低くすることが
できる。
【0097】(実施の形態12)以下本発明のコンバー
タトランスの実施の形態12を図23および図24を用
いて説明する。七つの巻溝139a〜139gを有する
コイルボビン136に主の出力負荷に供給する二次主巻
線133を四つの分割巻線133a,133b,133
c,133dとして巻溝139a,139c,139
e,139gに巻装して分割巻線133a,133b,
133c,133dを全て並列に接続し、一次主巻線1
31を四つの分割巻線131a,131b,131c,
131dとして巻溝139b,139c,139d,1
39fに巻装して分割巻線131a,131b,131
c,131dを全て並列に接続する。
【0098】磁芯137のギャップ140に相対する巻
溝139cには二次主巻線133を四つに分割した分割
巻線133bと一次主巻線131を四つに分割した分割
巻線131bが配置されることになり、二次主巻線13
3の分割巻線133bと一次主巻線131の分割巻線1
31bの間には絶縁材料138を挿入する。また補助の
出力負荷に供給する二次補助巻線134は巻溝139a
に巻装し、もう一方の二次補助巻線135は巻溝139
eに巻装して、最後に磁芯137を組み込んで形成され
ている。なお、一次補助巻線132は一次主巻線131
の分割巻線131aを巻装している巻溝139bに巻装
されている。
【0099】この実施の形態12によれば、二次主巻線
133の分割巻線133a,133b,133c,13
3dと一次主巻線131の分割巻線131a,131
c,131dが交互に構成され、さらに巻溝139cに
は二次主巻線133の分割巻線133bと一次主巻線1
31の分割巻線131bが巻装され、この巻線構成であ
っても結合を密にすることができコンバータトランスの
変換効率を高くできる。
【0100】例えば、コイルボビン136の最初の巻溝
139aに二次主巻線133の分割巻線を巻かなければ
ならない場合、一次主巻線131の分割巻線と二次主巻
線133の分割巻線を交互に構成するためには、巻溝1
39cの下層側には二次主巻線133の分割巻線を配置
することになる。その場合、両隣の巻溝139b,13
9dには一次主巻線131の分割巻線を配置することに
より、高結合を維持することができる。
【0101】また一次主巻線131の分割巻線131b
の発熱が大きい場合、磁芯137のギャップ140から
遠ざけることができ、温度上昇を抑えられる効果も得ら
れる。
【0102】さらに、巻溝139aに巻装している二次
補助巻線134および巻溝139eに巻装している二次
補助巻線135と一次主巻線131の分割巻線131b
が同じ巻高さになるため、二次補助巻線134,135
は垂直方向に二次主巻線133の分割巻線133a,1
33cと結合し、水平方向に一次主巻線131の分割巻
線131bと結合するため二次補助巻線134,135
の出力電圧変動の向上を図ることができる。
【0103】(実施の形態13)以下本発明のコンバー
タトランスの実施の形態13を図25および図26を用
いて説明する。七つの巻溝149a〜149gを有する
コイルボビン146に一次主巻線141を四つの分割巻
線141a,141b,141c,141dとして巻溝
149a,149c,149e,149gに巻装して分
割巻線141a,141b,141c,141dを全て
並列に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻線14
3を四つの分割巻線143a,143b,143c,1
43dとして巻溝149b,149c,149d,14
9fに巻装して分割巻線143a,143b,143
c,143dを全て並列に接続する。
【0104】磁芯147のギャップ150に相対する巻
溝149cには一次主巻線141を四つに分割した分割
巻線141bと二次主巻線143を四つに分割した分割
巻線143bが配置されることになり、一次主巻線14
1の分割巻線141bと二次主巻線143の分割巻線1
43bの間には絶縁材料148を挿入する。また補助の
出力負荷に供給する二次補助巻線144は巻溝149b
に巻装し、もう一方の二次補助巻線145は巻溝140
dに巻装して、最後に磁芯147を組み込んで形成され
ている。そして一次補助巻線142は一次主巻線141
の分割巻線141bと二次主巻線143の分割巻線14
3bを巻装している巻溝149cに巻装されている。
【0105】この実施の形態13によれば、一次主巻線
141の分割巻線141bと二次主巻線143の分割巻
線143bが巻装されている巻溝149cに、一次補助
巻線142を二次主巻線143の分割巻線143bと相
対する位置に巻装することにより、二次主巻線143と
の結合が密になるため、二次主巻線143が基準電圧で
一次補助巻線142が二次主巻線143と同極性出力の
場合、一次補助巻線142の出力電圧特性を向上するこ
とができる。
【0106】また、一次主巻線142が基準電圧となる
場合、磁芯147のギャップ150に相対する位置に一
次補助巻線142が配置されているため、一次補助巻線
142自身の結合向上により出力電圧が安定し、二次主
巻線143および二次補助巻線144,145の出力電
圧も安定させることができる。
【0107】(実施の形態14)以下本発明のコンバー
タトランスの実施の形態14を図27および図28を用
いて説明する。七つの巻溝159a〜159gを有する
コイルボビン156に一次主巻線151を四つの分割巻
線151a,151b,151c,151dとして巻溝
159a,159c,159e,159gに巻装して分
割巻線151a,151b,151c,151dを全て
並列に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻線15
3を四つの分割巻線153a,153b,153c,1
53dとして巻溝159b,159c,159d,15
9fに巻装して分割巻線153a,153b,153
c,153dを全て並列に接続する。
【0108】磁芯157のギャップ160に相対する巻
溝159cには一次主巻線151を四つに分割した分割
巻線151bと二次主巻線153を四つに分割した分割
巻線153bが配置されることになり、一次主巻線15
1の分割巻線151bと二次主巻線153の分割巻線1
53bの間には絶縁材料158を挿入する。また補助の
出力負荷に供給する二次補助巻線154は巻溝159b
に巻装し、もう一方の二次補助巻線155は巻溝159
dに巻装して、最後に磁芯157を組み込んで形成され
ている。そして一次補助巻線152は一次主巻線151
の分割巻線151aを巻装している巻溝159aと一次
主巻線151の分割巻線151dを巻装している巻溝1
59gとに並列に接続されている。
【0109】この実施の形態14によれば、一次補助巻
線152を複数に分けることにより、一次主巻線151
および二次主巻線153との対向距離が小さくなり、か
つ対向面積を大きくすることにより、結合をさらに密に
することができ、一次補助巻線152の出力電圧特性を
向上することができる。特に、一次主巻線151と一次
補助巻線152が同極性出力の場合、一次主巻線151
の電圧変動に対し、一次補助巻線152の出力電圧も変
動幅に応じて可変させることもできる。
【0110】(実施の形態15)以下本発明のコンバー
タトランスの実施の形態15を図29および図30を用
いて説明する。七つの巻溝169a〜169gを有する
コイルボビン166に一次主巻線161を四つの分割巻
線161a,161b,161c,161dとして巻溝
169a,169c,169e,169gに巻装して分
割巻線161a,161b,161c,161dを全て
並列に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻線16
3を四つの分割巻線163a,163b,163c,1
63dとして巻溝169b,169c,169d,16
9fに巻装して分割巻線163a,163b,163
c,163dを全て並列に接続する。
【0111】磁芯167のギャップ170に相対する巻
溝169cには一次主巻線161を四つに分割した分割
巻線161bと二次主巻線163を四つに分割した分割
巻線163bが配置されることになり、一次主巻線16
1の分割巻線161bと二次主巻線163の分割巻線1
63bの間には絶縁材料168を挿入する。そして、補
助の出力負荷に供給する二次補助巻線165は巻溝16
9dに巻装し、もう一方の二次補助巻線164は二次主
巻線163の分割巻線163aを巻装している巻溝89
bと二次主巻線163の分割巻線163dを巻装してい
る巻溝169fに並列に巻装して、最後に磁芯167を
組み込んで形成されている。そして一次補助巻線162
は一次主巻線161の分割巻線161aを巻装している
巻溝169aに巻装されている。
【0112】この実施の形態15によれば、二次補助巻
線164を複数に分けることにより、二次主巻線163
および一次主巻線161との対向距離が小さくなり、か
つ対向面積を大きくすることにより、結合をさらに密に
することができ、二次補助巻線164の出力電圧特性を
向上することができる。
【0113】(実施の形態16)以下本発明のコンバー
タトランスの実施の形態16を図31および図32を用
いて説明する。七つの巻溝179a〜179gを有する
コイルボビン176に一次主巻線171を三つの分割巻
線171a,171b,171cとして巻溝179a,
179c,179eに巻装して分割巻線171a,17
1b,171cを全て並列に接続し、主の出力負荷に供
給する二次主巻線173を四つの分割巻線173a,1
73b,173c,173dとして巻溝179b,17
9c,179d,179fに巻装して分割巻線173
a,173b,173c,173dを全て並列に接続す
る。
【0114】磁芯177のギャップ180に相対する巻
溝179cには一次主巻線171を三つに分割した分割
巻線171bと二次主巻線173を四つに分割した分割
巻線173bが配置されることになり、また一次主巻線
171の分割巻線171bと二次主巻線173の分割巻
線173bの間には絶縁材料178を挿入する。また補
助の出力負荷に供給する二次補助巻線174は巻溝17
9bに巻装し、もう一方の二次補助巻線175は巻溝一
方179dに巻装して、最後に磁芯177を組み込んで
形成されている。そして一次補助巻線172は一次主巻
線171を巻装している巻溝および二次主巻線173を
巻装している巻溝とは別の巻溝179gに単独で巻装さ
れている。
【0115】この実施の形態16によると、一次補助巻
線172を一次主巻線171および二次主巻線173と
は単独の別巻溝179gに配置することにより、二次主
巻線173が基準電圧で一次補助巻線172が二次主巻
線173と同極性出力の場合、一次主巻線171との対
向距離が大きくなることにより、一次主巻線171の干
渉を防ぎ、一次主巻線171の電圧変動による一次補助
巻線172の電圧変動を少なくすることができ、一次補
助巻線172の出力電圧特性を向上することができる。
【0116】さらに、一次補助巻線172を巻溝179
gに巻装することにより、隣の巻溝179fには二次主
巻線173の分割巻線173dが巻装されているため、
一次補助巻線172と二次主巻線173との対向距離が
小さくなり、かつ対向面積を大きくすることにより、結
合を密することができ、一次補助巻線172の出力電圧
特性のより一層の向上ができる。
【0117】(実施の形態17)以下本発明のコンバー
タトランスの実施の形態17を図33および図34を用
いて説明する。七つの巻溝189a〜189gを有する
コイルボビン186に一次主巻線181を三つの分割巻
線181a,181b,181cとして巻溝189a,
189c,189eに巻装して分割巻線181a,18
1b,181cを全て並列に接続し、主の出力負荷に供
給する二次主巻線183を四つの分割巻線183a,1
83b,183c,183dとして巻溝189b,18
9c,189d,189fに巻装して分割巻線183
a,183b,183c,183dを全て並列に接続す
る。
【0118】磁芯187のギャップ190に相対する巻
溝189cには一次主巻線181を三つに分割した分割
巻線181bと二次主巻線183を四つに分割した分割
巻線183bが配置されることになり、また一次主巻線
181の分割巻線181bと二次主巻線183の分割巻
線183bの間には絶縁材料188を挿入する。また補
助の出力負荷に供給する二次補助巻線185は二次主巻
線183の分割巻線183cと同じ巻溝189dに巻装
するが、もう一方の二次補助巻線184は二次主巻線1
83とは別の巻溝189gに巻装して、最後に磁芯18
7を組み込んで形成されている。そして一次補助巻線1
82は一次主巻線181の分割巻線181aを巻装して
いる巻溝189aに巻装されている。
【0119】この実施の形態17によると、二次補助巻
線184を二次主巻線183とは単独の別巻溝189g
に巻装することにより、二次主巻線183および二次補
助巻線185と二次補助巻線184との結合を疎にする
ことにより、二次補助巻線184の負荷変動に対する二
次主巻線183およびもう一方の二次補助巻線185の
電圧変動を抑えることができる。
【0120】
【発明の効果】以上のように本発明のコンバータトラン
スは多大な効果が得られ、小型・軽量・高効率でノイズ
性能が良く、高結合で出力電圧特性が良く、温度上昇が
低い高性能でかつコストの安価なコンバータトランスを
提供でき、また本発明のコンバータトランスを使用する
電子機器用電源においても、低ロス、高性能および低価
格な工業的価値の大きな電源となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示すコンバータトラン
スの主要部の断面図
【図2】同巻線の結線を示す結線図
【図3】本発明の実施の形態2を示すコンバータトラン
スの主要部の断面図
【図4】同巻線の結線を示す結線図
【図5】本発明の実施の形態3を示すコンバータトラン
スの主要部の断面図
【図6】同巻線の結線を示す結線図
【図7】本発明の実施の形態4を示すコンバータトラン
スの主要部の断面図
【図8】同巻線の結線を示す結線図
【図9】本発明の実施の形態5を示すコンバータトラン
スの主要部の断面図
【図10】同巻線の結線を示す結線図
【図11】本発明の実施の形態6を示すコンバータトラ
ンスの主要部の断面図
【図12】同巻線の結線を示す結線図
【図13】本発明の実施の形態7を示すコンバータトラ
ンスの主要部の断面図
【図14】同巻線の結線を示す結線図
【図15】本発明の実施の形態8を示すコンバータトラ
ンスの主要部の断面図
【図16】同巻線の結線を示す結線図
【図17】本発明の実施の形態9を示すコンバータトラ
ンスの主要部の断面図
【図18】同巻線の結線を示す結線図
【図19】本発明の実施の形態10を示すコンバータト
ランスの主要部の断面図
【図20】同巻線の結線を示す結線図
【図21】本発明の実施の形態11を示すコンバータト
ランスの主要部の断面図
【図22】同巻線の結線を示す結線図
【図23】本発明の実施の形態12を示すコンバータト
ランスの主要部の断面図
【図24】同巻線の結線を示す結線図
【図25】本発明の実施の形態13を示すコンバータト
ランスの主要部の断面図
【図26】同巻線の結線を示す結線図
【図27】本発明の実施の形態14を示すコンバータト
ランスの主要部の断面図
【図28】同巻線の結線を示す結線図
【図29】本発明の実施の形態15を示すコンバータト
ランスの主要部の断面図
【図30】同巻線の結線を示す結線図
【図31】本発明の実施の形態16を示すコンバータト
ランスの主要部の断面図
【図32】同巻線の結線を示す結線図
【図33】本発明の実施の形態17を示すコンバータト
ランスの主要部の断面図
【図34】同巻線の結線を示す結線図
【図35】従来のコンバータトランスの主要部の断面図
【図36】同巻線の結線を示す結線図
【図37】従来のコンバータトランスの主要部の断面図
【図38】同巻線の結線を示す結線図
【符号の説明】
11 一次主巻線 11a 一次主巻線の分割巻線 11b 一次主巻線の分割巻線 11c 一次主巻線の分割巻線 11d 一次主巻線の分割巻線 12 一次補助巻線 13 二次主巻線 13a 二次主巻線の分割巻線 13b 二次主巻線の分割巻線 13c 二次主巻線の分割巻線 13d 二次主巻線の分割巻線 14 二次補助巻線 15 二次補助巻線 16 コイルボビン 17 磁芯 18 絶縁材料 19a 巻溝 19b 巻溝 19c 巻溝 19d 巻溝 19e 巻溝 19f 巻溝 19g 巻溝 20 磁芯のギャップ 21 漏れ磁束
フロントページの続き (72)発明者 大野 耕治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山上 一彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E043 AA02 BA01 BA02 BA03 5E070 AA11 AB10 BA08 CA12 CA13 CA14 CA15 CA16 5H730 AA02 AA14 AA15 BB21 ZZ16

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の巻溝を有するコイルボビンと、
    複数の分割巻線で構成されその分割巻線を全て並列に接
    続した一次主巻線と、複数の分割巻線で構成されその分
    割巻線を全て並列に接続した二次主巻線と、上記巻線を
    施したコイルボビンに組み込まれるギャップを有する磁
    芯から構成され、この磁芯のギャップに対応するコイル
    ボビンの巻溝に一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の1
    つが積層巻きされ、他のコイルボビンの巻溝に上記一次
    主巻線と二次主巻線の分割巻線を交互に巻装してなるコ
    ンバータトランス。
  2. 【請求項2】 複数個の巻溝を有するコイルボビンと、
    複数の分割巻線で構成されその分割巻線を全て並列に接
    続した一次主巻線と、複数の分割巻線で構成されその分
    割巻線を直列に接続したものに他の分割巻線を並列に接
    続した二次主巻線と、上記巻線を施したコイルボビンに
    組み込まれるギャップを有する磁芯から構成され、この
    磁芯のギャップに対応するコイルボビンの巻溝に一次主
    巻線と二次主巻線の分割巻線の1つが積層巻きされ、他
    のコイルボビンの巻溝に上記一次主巻線と二次主巻線の
    分割巻線を交互に巻装してなるコンバータトランス。
  3. 【請求項3】 複数個の巻溝を有するコイルボビンと、
    複数の分割巻線で構成されその分割巻線を直列に接続し
    たものに他の分割巻線を並列に接続した一次主巻線と、
    複数の分割巻線で構成されその分割巻線を全て並列に接
    続した二次主巻線と、上記巻線を施したコイルボビンに
    組み込まれるギャップを有する磁芯から構成され、この
    磁芯のギャップに対応するコイルボビンの巻溝に一次主
    巻線と二次主巻線の分割巻線の1つが積層巻きされ、他
    のコイルボビンの巻溝に上記一次主巻線と二次主巻線の
    分割巻線を交互に巻装してなるコンバータトランス。
  4. 【請求項4】 複数個の巻溝を有するコイルボビンと、
    複数の分割巻線で構成されその分割巻線を全て直列に接
    続した一次主巻線と、複数の分割巻線で構成されその分
    割巻線を全て直列に接続した二次主巻線と、上記巻線を
    施したコイルボビンに組み込まれるギャップを有する磁
    芯から構成され、この磁芯のギャップに対応するコイル
    ボビンの巻溝に一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の1
    つが積層巻きされ、他のコイルボビンの巻溝に上記一次
    主巻線と二次主巻線の分割巻線を交互に巻装してなるコ
    ンバータトランス。
  5. 【請求項5】 複数個の巻溝を有するコイルボビンと、
    複数の分割巻線で構成されその分割巻線を全て直列に接
    続した一次主巻線と、複数の分割巻線で構成されその分
    割巻線を直列に接続したものに他の分割巻線を並列に接
    続した二次主巻線と、上記巻線を施したコイルボビンに
    組み込まれるギャップを有する磁芯から構成され、この
    磁芯のギャップに対応するコイルボビンの巻溝に一次主
    巻線と二次主巻線の分割巻線の1つが積層巻きされ、他
    のコイルボビンの巻溝に上記一次主巻線と二次主巻線の
    分割巻線を交互に巻装してなるコンバータトランス。
  6. 【請求項6】 複数個の巻溝を有するコイルボビンと、
    複数の分割巻線で構成されその分割巻線を直列に接続し
    たものに他の分割巻線を並列に接続した一次主巻線と、
    複数の分割巻線で構成されその分割巻線を全て直列に接
    続した二次主巻線と、上記巻線を施したコイルボビンに
    組み込まれるギャップを有する磁芯から構成され、この
    磁芯のギャップに対応するコイルボビンの巻溝に一次主
    巻線と二次主巻線の分割巻線の1つが積層巻きされ、他
    のコイルボビンの巻溝に上記一次主巻線と二次主巻線の
    分割巻線を交互に巻装してなるコンバータトランス。
  7. 【請求項7】 複数個の巻溝を有するコイルボビンと、
    複数の分割巻線で構成されその分割巻線を全て直列に接
    続した一次主巻線と、複数の分割巻線で構成されその分
    割巻線を全て並列に接続した二次主巻線と、上記巻線を
    施したコイルボビンに組み込まれるギャップを有する磁
    芯から構成され、この磁芯のギャップに対応するコイル
    ボビンの巻溝に一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の1
    つが積層巻きされ、他のコイルボビンの巻溝に上記一次
    主巻線と二次主巻線の分割巻線を交互に巻装してなるコ
    ンバータトランス。
  8. 【請求項8】 複数個の巻溝を有するコイルボビンと、
    複数の分割巻線で構成されその分割巻線を全て並列に接
    続した一次主巻線と、複数の分割巻線で構成されその分
    割巻線を全て直列に接続した二次主巻線と、上記巻線を
    施したコイルボビンに組み込まれるギャップを有する磁
    芯から構成され、この磁芯のギャップに対応するコイル
    ボビンの巻溝に一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の1
    つが積層巻きされ、他のコイルボビンの巻溝に上記一次
    主巻線と二次主巻線の分割巻線を交互に巻装してなるコ
    ンバータトランス。
  9. 【請求項9】 磁芯のギャップに対応するコイルボビン
    の巻溝に巻装される一次主巻線と二次主巻線の分割巻線
    のうちいずれか一方の分割巻線として多層の絶縁皮膜を
    有する導線で構成した請求項1〜8のいずれか1つに記
    載のコンバータトランス。
  10. 【請求項10】 磁芯のギャップに対応しないコイルボ
    ビンの巻溝の1つに一次主巻線と二次主巻線の分割巻線
    の1つを積層巻きした請求項1〜8のいずれか1つに記
    載のコンバータトランス。
  11. 【請求項11】 磁芯のギャップに対応しないコイルボ
    ビンの巻溝の1つに巻装される一次主巻線と二次主巻線
    の分割巻線のうちいずれか一方の分割巻線を多層の絶縁
    皮膜を有する導線で構成した請求項10に記載のコンバ
    ータトランス。
  12. 【請求項12】 磁芯のギャップに対応し一次主巻線と
    二次主巻線の分割巻線の1つを積層巻きしたコイルボビ
    ンの巻溝の両隣の巻溝に二次主巻線の分割巻線を巻装し
    た請求項1〜8のいずれか1つに記載のコンバータトラ
    ンス。
  13. 【請求項13】 磁芯のギャップに対応し一次主巻線と
    二次主巻線の分割巻線の1つを積層巻きしたコイルボビ
    ンの巻溝の両隣の巻溝に二次主巻線の分割巻線と二次補
    助巻線を巻装した請求項1〜8のいずれか1つに記載の
    コンバータトランス。
  14. 【請求項14】 磁芯のギャップに対応し一次主巻線と
    二次主巻線の分割巻線の1つを積層巻きしたコイルボビ
    ンの巻溝の両隣の巻溝に一次主巻線の分割巻線を巻装し
    た請求項1〜8のいずれか1つに記載のコンバータトラ
    ンス。
  15. 【請求項15】 コイルボビンの磁芯に対応する巻溝お
    よびその両隣の巻溝以外の巻溝の少なくとも1つに一次
    主巻線と一次補助巻線を巻装した請求項1〜8のいずれ
    か1つに記載のコンバータトランス。
  16. 【請求項16】 磁芯のギャップに対応し一次主巻線と
    二次主巻線を積層巻きした巻溝に、さらに一次補助巻線
    を巻装した請求項1〜8のいずれか1つに記載のコンバ
    ータトランス。
  17. 【請求項17】 一次補助巻線を分割巻線とした請求項
    15に記載のコンバータトランス。
  18. 【請求項18】 一次補助巻線をコイルボビンの単独の
    巻溝に巻装した請求項1〜8のいずれか1つに記載のコ
    ンバータトランス。
  19. 【請求項19】 二次補助巻線を2つ有する請求項1〜
    8のいずれか1つに記載のコンバータトランス。
  20. 【請求項20】 2つの補助巻線のうち少なくとも1つ
    の二次補助巻線を分割巻線とした請求項19記載のコン
    バータトランス。
  21. 【請求項21】 二次補助巻線をコイルボビンの単独の
    巻溝に巻装した請求項1〜8のいずれか1つに記載のコ
    ンバータトランス。
  22. 【請求項22】 磁芯のギャップに対応するコイルボビ
    ンの巻溝を他の巻溝より幅広に構成した請求項1〜8の
    いずれか1つに記載のコンバータトランス。
  23. 【請求項23】 請求項1〜22のいずれか1つに記載
    のコンバータトランスを電源用として用いた電子機器。
JP34845899A 1999-12-08 1999-12-08 コンバータトランスおよびそれを用いた電子機器 Pending JP2001167945A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34845899A JP2001167945A (ja) 1999-12-08 1999-12-08 コンバータトランスおよびそれを用いた電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34845899A JP2001167945A (ja) 1999-12-08 1999-12-08 コンバータトランスおよびそれを用いた電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001167945A true JP2001167945A (ja) 2001-06-22

Family

ID=18397150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34845899A Pending JP2001167945A (ja) 1999-12-08 1999-12-08 コンバータトランスおよびそれを用いた電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001167945A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015050451A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 台達電子企業管理(上海)有限公司 変圧器
JP2016009799A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 大井電気株式会社 スイッチング電源用トランス
CN110600236A (zh) * 2018-06-13 2019-12-20 特变电工智能电气有限责任公司 一种变流变压器
CN113647006A (zh) * 2019-04-05 2021-11-12 三菱电机株式会社 电力转换装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015050451A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 台達電子企業管理(上海)有限公司 変圧器
JP2016009799A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 大井電気株式会社 スイッチング電源用トランス
CN110600236A (zh) * 2018-06-13 2019-12-20 特变电工智能电气有限责任公司 一种变流变压器
CN110600236B (zh) * 2018-06-13 2024-05-03 特变电工智能电气有限责任公司 一种变流变压器
CN113647006A (zh) * 2019-04-05 2021-11-12 三菱电机株式会社 电力转换装置
CN113647006B (zh) * 2019-04-05 2024-04-09 三菱电机株式会社 电力转换装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5034613B2 (ja) Dc/dcコンバータ
US11664146B2 (en) Three-phase transformer assembly and power module
TW201032246A (en) Transformer
CN109995153A (zh) 一种多组合可调型pcb集中绕组的定子结构
JP2001167945A (ja) コンバータトランスおよびそれを用いた電子機器
WO1998025279A1 (fr) Groupe convertisseur transformateur
GB2535822B (en) Planar transformer with conductor plates forming windings
JP3144913B2 (ja) 薄型トランス及びそれを用いた電源装置
JP3147826B2 (ja) 高周波シート型トランス
CN211719418U (zh) 高功率密度平面变压器
TW202213402A (zh) 平板繞組變壓器
JP2000223324A (ja) コンバータトランスおよびそれを用いた電子機器
WO2008126947A1 (en) Piezoelectric transformer with pinwheel type electrode
JPH11243019A (ja) 変圧器
CN113628851B (zh) 绕组组件及磁性元件
JPH0799123A (ja) プリントコイル
JPH06503448A (ja) テレビジョン受信機用高圧トランス
JP3490149B2 (ja) 積層型チップトランス
US6930894B2 (en) Switching power supply and distributed parameter structure
CN216389016U (zh) 平面变压器及开关电源
JP7120154B2 (ja) 変成器
JPH01304711A (ja) トランス
US20240107643A1 (en) Electronic apparatus for providing multi-output and manufacturing method thereof
EP4318510A1 (en) Compact electric transformer with controlled leakage
WO2024010792A1 (en) Power converter with switched capacitor voltage divider and multiphase dc-dc voltage regulator

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031225

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040204

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20040305

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050620