JP2001166937A - サービス提供システムの構築方法、サービス提供システム、並びにサービス提供システム用プログラムおよびサービス提供システム向けフレームワークを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

サービス提供システムの構築方法、サービス提供システム、並びにサービス提供システム用プログラムおよびサービス提供システム向けフレームワークを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2001166937A
JP2001166937A JP2000257815A JP2000257815A JP2001166937A JP 2001166937 A JP2001166937 A JP 2001166937A JP 2000257815 A JP2000257815 A JP 2000257815A JP 2000257815 A JP2000257815 A JP 2000257815A JP 2001166937 A JP2001166937 A JP 2001166937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
service providing
target system
unit
service
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000257815A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Hayase
瀬 健 夫 早
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000257815A priority Critical patent/JP2001166937A/ja
Publication of JP2001166937A publication Critical patent/JP2001166937A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕様変更や拡張等に対するソフトウェアのア
ーキテクチャの安定性を向上させるとともに、ソフトウ
ェアの再利用性や変更容易性を向上させることができる
サービス提供システムを提供する。 【解決手段】 オブジェクト指向言語で記述されたフレ
ームワーク1を用いて監視システムを構築する。フレー
ムワーク1は、監視対象となる外部機器に関連するデー
タを保持するモデル部10と、ユーザとの間に介在する
ビュー部20と、外部機器との間で所定の通信プロトコ
ルに従ってデータをやりとりするプロキシー部40と、
コントローラ部30とを含む。コントローラ部30は、
モデル部10のデータを管理するとともに、モデル部1
0とビュー部20とを結び付け、ユーザまたは外部機器
から与えられるデータに基づいて外部機器に対して各種
のサービスを提供する。プロキシー部40は、通信デー
タを監視システム内部で扱われる内部データの形式に変
換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外部機器を監視する
監視システム等のサービス提供システムの構築方法に係
り、とりわけオブジェクト指向言語等で記述されたサー
ビス提供システム向けフレームワークを用いてサービス
提供システムを構築するサービス提供システムの構築方
法、その方法により構築されたサービス提供システム、
およびサービス提供システム用プログラムおよびサービ
ス提供システム向けフレームワークを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】サービス提供対象となる対象システムに
対してサービスを提供するサービス提供システムとし
て、例えば、サービス提供対象となる外部機器(対象シ
ステム)との間で監視指示および監視結果をやりとり
し、外部機器に対して初期データの設定、立ち上げおよ
び監視データの集計等の各種のサービスを提供する監視
システムが知られている。このような監視システムは一
般に、コンピュータシステム上で実行可能なソフトウェ
アとして構築されており、監視対象となる外部機器の種
類や、ユーザとの間に介在するインタフェース用画面の
種類、外部機器で用いられるデータの種別、外部機器に
対して行われるサービスの種別等に応じて、仕様変更や
拡張等が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、監視システムの構成およびサービス等を統一
的に表現する参照モデルが確立しておらず、仕様変更や
拡張等が加えられた場合にソフトウェアのアーキテクチ
ャが不安定となりやすく、またソフトウェアの再利用性
や変更容易性を確保することが容易でないという問題が
ある。
【0004】例えば、従来の監視システムでは、監視シ
ステム内部で扱われる内部データと、外部機器との間の
通信プロトコルを反映した通信データとが区別されてお
らず、外部機器との間でやりとりされた通信データを監
視システム内部でそのまま保存し、この保存されたデー
タを適宜参照および更新して各種のサービスを行ってい
る。このため、図31に示すように、外部機器との間の
通信プロトコルが変更されると、監視システム側のサー
ビスが何ら変更されていないのにもかかわらず、監視シ
ステムの全体に通信プロトコルの変更の影響が波及して
しまう。
【0005】具体的には、通信プロトコルの変更に伴っ
て通信データの項目の順番やデータ構造が変更される
と、監視システム内部において、データの項目の順番が
変更されたり、データ構造がバイトからビットに変更さ
れる。そして、このようなデータ構造の変更は、これら
のデータを参照および更新する監視システム内部の他の
システム構成にも影響を与え、これらのデータの参照方
法および更新方法を変更する必要が生じる。
【0006】また、通信プロトコルの変更に伴ってシー
ケンス自体が変更されることもある。例えば、監視対象
機器である外部機器が旧型の機器から新型の機器に変更
されたり、他社製の機器に変更された場合には、機器側
の設定等に応じてシーケンスの変更が必要になることが
多い。この場合の具体例を図32(a)(b)に示す。図32
(a)(b)に示すように、外部機器Aの場合には、監視シス
テム側から監視指示を出すと、外部機器側で処理を行い
単純に監視結果を返すシーケンスが用いられている。ま
た、外部機器Bの場合には、監視システム側から監視指
示を出すと、いったん外部機器から受信通知(監視指示
を受信したが、まだ実行していないことを意味する通
知)を返し、その後で実際に外部機器側で処理を行い監
視結果を返すシーケンスが用いられている。このため、
このような外部機器Aと外部機器Bとの間で機器の変更
がなされると、シーケンスの変更が必要になる。
【0007】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、仕様変更や拡張等に対するソフトウェアの
アーキテクチャの安定性を向上させるとともに、ソフト
ウェアの再利用性や変更容易性を向上させることができ
る、監視システム等のサービス提供システムの構築方
法、サービス提供システムおよびサービス提供システム
用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、その第1の解
決手段として、サービス提供システム向けフレームワー
クを用いてサービス提供システムを構築するサービス提
供システムの構築方法において、サービス提供対象とな
る対象システムに関連するデータを保持するデータ保持
部と、ユーザからの指示を受け付けるとともにユーザに
対してデータを提示するユーザインタフェース部と、前
記対象システムとの間で所定の通信プロトコルに従って
データをやりとりする対象システムインタフェース部
と、前記データ保持部、前記ユーザインタフェース部お
よび前記対象システムインタフェース部を制御する統合
制御部とを含むサービス提供システム向けフレームワー
クを準備するステップと、前記サービス提供システム向
けフレームワークの前記データ保持部、前記ユーザイン
タフェース部、前記対象システムインタフェース部およ
び前記統合制御部のそれぞれに基づいて複数のクラスを
作成するステップと、前記各クラス間を関連付けるステ
ップと、前記各クラス間で行われるシーケンスを定義す
るステップとを含むことを特徴とするサービス提供シス
テムの構築方法を提供する。
【0009】なお、本発明の第1の解決手段において、
前記サービス提供システム向けフレームワークにおい
て、前記統合制御部は、前記データ保持部で保持された
データを管理するとともに、前記データ保持部と前記ユ
ーザインタフェース部とを結び付け、ユーザまたは対象
システムから与えられるデータに基づいて前記対象シス
テムに対して各種のサービスを提供するよう構成されて
いることが好ましい。また前記サービス提供システム向
けフレームワークにおいて、前記対象システムインタフ
ェース部は、前記対象システムとの間でやりとりされる
外部データを通信プロトコルに依存しない中間データの
形式に変換し、前記統合制御部は、前記中間データをサ
ービス提供システム内部で扱われる内部データの形式に
変換し、前記データ保持部および前記ユーザインタフェ
ース部は、前記統合制御部で変換された後の内部データ
を扱うよう構成されていることが好ましい。なお、前記
サービス提供システムは、前記対象システムとしての外
部機器を監視する監視システム、前記対象システムとし
ての制御対象機器を制御する制御システム、または前記
対象システムとしての情報システムとの間で情報をやり
とりする情報システムであることが好ましい。
【0010】本発明は、その第2の解決手段として、対
象システムとの間でサービス提供指示およびサービス提
供結果をやりとりし、対象システムに対して各種のサー
ビスを提供するサービス提供システムにおいて、サービ
ス提供対象となる対象システムに関連するデータを保持
するデータ保持手段と、ユーザからの指示を受け付ける
とともにユーザに対してデータを提示するユーザインタ
フェース手段と、前記対象システムとの間でデータをや
りとりする対象システムインタフェース手段と、前記デ
ータ保持手段、前記ユーザインタフェース手段および前
記対象システムインタフェース手段を制御する統合制御
手段とを有し、前記統合制御部は、前記データ保持手段
で保持されたデータを管理するとともに、前記データ保
持手段と前記ユーザインタフェース手段とを結び付け、
ユーザまたは対象システムから与えられるデータに基づ
いて前記対象システムに対して各種のサービスを提供す
ることを特徴とするサービス提供システムを提供する。
【0011】なお、本発明の第2の解決手段において、
前記対象システムインタフェース部は、前記対象システ
ムとの間でやりとりされる外部データを通信プロトコル
に依存しない中間データの形式に変換し、前記統合制御
手段は、前記中間データをサービス提供システム内部で
扱われる内部データの形式に変換し、前記データ保持手
段および前記ユーザインタフェース手段は、前統合制御
手段で変換された後の内部データを扱うことが好まし
い。
【0012】本発明は、その第3の解決手段として、サ
ービス提供システム用プログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体において、前記サービス提供
システム用プログラムは、コンピュータを動作させるた
めの手段として、サービス提供対象となる対象システム
に関連するデータを保持させるデータ保持手段と、ユー
ザからの指示を受け付けさせるとともにユーザに対して
データを提示させるユーザインタフェース手段と、前記
対象システムとの間でデータをやりとりさせる対象シス
テムインタフェース手段と、前記データ保持手段、前記
ユーザインタフェース手段および前記対象システムイン
タフェース手段を制御させる統合制御手段とを有し、前
記統合制御手段は、前記データ保持手段で保持されたデ
ータを管理させるとともに、前記データ保持手段と前記
ユーザインタフェース手段とを結び付けさせ、ユーザま
たは対象システムから与えられるデータに基づいて前記
対象システムに対して各種のサービスを提供させること
を特徴とするサービス提供システム用プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0013】なお、本発明の第3の解決手段において、
前記対象システムインタフェース手段は、前記対象シス
テムとの間でやりとりされる外部データを通信プロトコ
ルに依存しない中間データの形式に変換させ、前記統合
制御手段は、前記中間データをサービス提供システム内
部で扱われる内部データの形式に変換させ、前記データ
保持手段および前記ユーザインタフェース手段は、前記
統合制御手段部で変換された後の内部データを扱うこと
が好ましい。
【0014】本発明は、その第4の解決手段として、サ
ービス提供システム用プログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体において、前記サービス提供
システム用プログラムは、コンピュータを動作させるた
めの手段として、対象システムに対して提供される各種
のサービスを実現させる内部システム手段と、前記対象
システムとの間でデータをやりとりさせる対象システム
インタフェース手段と、前記内部システム手段および前
記対象システムインターフェース手段を制御させる統合
制御手段とを有し、前記対象システムインタフェース手
段は、前記対象システムとの間でやりとりされる外部デ
ータを通信プロトコルに依存しない中間データの形式に
変換させ、前記統合制御手段は、前記中間データを前記
内部システム手段で扱われる内部データの形式に変換さ
せることを特徴とするサービス提供システム用プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提
供する。
【0015】本発明は、その第5の解決手段として、サ
ービス提供システム向けフレームワークを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体において、サービス提
供対象となる対象システムに関連するデータを保持する
データ保持部と、ユーザからの指示を受け付けるととも
にユーザに対してデータを提示するユーザインタフェー
ス部と、前記対象システムとの間でデータをやりとりす
る対象システムインタフェース部と、前記データ保持
部、前記ユーザインタフェース部および前記対象システ
ムインタフェース部を制御する統合制御部とを含み、前
記統合制御部は、前記データ保持部で保持されたデータ
を管理するとともに、前記データ保持部と前記ユーザイ
ンタフェース部とを結び付け、ユーザまたは対象システ
ムから与えられるデータに基づいて前記対象システムに
対して各種のサービスを提供することを特徴とするサー
ビス提供システム向けフレームワークを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0016】なお、本発明の第5の解決手段において、
前記対象システムインタフェース部は、前記対象システ
ムとの間でやりとりされる外部データを通信プロトコル
に依存しない中間データの形式に変換し、前記統合制御
部は、前記中間データをサービス提供システム内部で扱
われる内部データの形式に変換し、前記データ保持部お
よび前記ユーザインタフェース部は、前記統合制御部で
変換された後の内部データを扱うことが好ましい。ま
た、前記データ保持部、前記対象システムインタフェー
ス部および前記統合制御部はサービス提供対象となる対
象システムの種類ごとに作成されたクラスを含み、前記
ユーザインタフェース部はインタフェース用画面の種類
ごとに作成されたクラスを含むことが好ましい。さら
に、前記データ保持部に含まれるクラスは、サービス提
供対象となる対象システムの種類に加えて、対象システ
ムで用いられるデータの種別ごとに作成されることが好
ましい。さらにまた、前記統合制御部に含まれるクラス
は、サービス提供対象となる対象システムの種類に加え
て、対象システムに対して行われるサービスの種別ごと
に作成されることが好ましい。なお、前記統合制御部に
含まれるクラスは、サービス提供対象となる対象システ
ムの種類ごとに作成される上位クラスと、この上位クラ
スの下で対象システムに対して行われるサービスの種別
ごとに作成される下位クラスとを含むことが好ましい。
また、複数の対象システムを用いて一つのサービスを実
現する場合も考えられる。この場合、上位クラスと下位
クラスは、対象システムの種類とサービスの種別の両方
を加味して決定する。
【0017】また、本発明の第5の解決手段において、
前記統合制御部に含まれるクラスは前記データ保持部に
含まれるクラスを管理し、前記ユーザインタフェース部
に含まれるクラスは前記データ保持部に含まれるクラス
を更新および参照し、前記ユーザインタフェース部に含
まれるクラスと前記統合制御部に含まれるクラスとの間
でユーザおよび対象システムから与えられるデータをや
りとりし、前記統合制御部に含まれるクラスと前記対象
システムインタフェース部に含まれるクラスとの間で前
記対象システムへのサービス提供に関連するデータをや
りとりするよう構成されていることが好ましい。
【0018】さらに、本発明の第5の解決手段におい
て、サービス提供対象となる対象システムに対するサー
ビス提供指示がユーザインタフェース部に含まれるクラ
スに与えられた場合において、前記ユーザインタフェー
ス部に含まれるクラスは、前記データ保持部に含まれる
クラスに対してサービス提供指示に関連するデータを反
映するとともに、前記統合制御部に含まれるクラスに対
してサービス提供指示を通知し、前記統合制御部に含ま
れるクラスは、前記データ保持部に含まれるクラスのデ
ータを取得するとともに、前記対象システムインタフェ
ース部に含まれるクラスに対して前記データ保持部に含
まれるクラスのデータを送信し、前記対象システムイン
タフェース部に含まれるクラスは、前記統合制御部から
受信したデータに通信プロトコルに関連するデータを付
加するよう構成されていることが好ましい。また、サー
ビス提供対象となる対象システムからのサービス提供結
果が対象システムインタフェース部に含まれるクラスに
与えられた場合において、前記対象システムインタフェ
ース部に含まれるクラスは、前記対象システムから受信
したデータからプロトコルに関連するデータを削除する
とともに、前記統合制御部に含まれるクラスに対してサ
ービス提供結果を通知し、前記統合制御部に含まれるク
ラスは、前記データ保持部に含まれるクラスに対してサ
ービス提供結果に関連するデータを反映するとともに、
前記ユーザインタフェース部に含まれるクラスに対して
サービス提供結果を通知し、前記ユーザインタフェース
部に含まれるクラスは前記データ保持部に含まれるクラ
スからサービス提供結果に関連するデータを取得するよ
う構成されていることが好ましい。
【0019】このように本発明によれば、サービス提供
システムの構成およびサービス等を統一的に表現するサ
ービス提供システム向けフレームワークを用いてサービ
ス提供システムを構築するので、仕様変更や拡張等に対
するソフトウェアのアーキテクチャの安定性を向上させ
るとともに、ソフトウェアの再利用性や変更容易性を向
上させることができ、このためサービス提供システムを
効率的に開発することができる。
【0020】また本発明によれば、サービス提供システ
ムにおいて、統合制御部により、データ保持部で保持さ
れたデータを管理するとともに、データ保持部とユーザ
インタフェース部とを結び付け、ユーザまたは対象シス
テムから与えられるデータに基づいて対象システムに対
して各種のサービスを提供することにより、サービス提
供システム内部の各部による相互依存関係を軽減させて
仕様変更や拡張等に対する修正範囲を局所化することが
できる。
【0021】さらに本発明によれば、サービス提供シス
テムの対象システムインタフェース部により、対象シス
テムとの間でやりとりされる外部データを通信プロトコ
ルに依存しない中間データの形式に変換し、前記統合制
御部は、前記中間データをサービス提供システム内部で
扱われる内部データの形式に変換し、データ保持部およ
びユーザインタフェース部により、統合制御部で変換さ
れた後の内部データを扱うことにより、通信プロトコル
の変更による影響を対象システムインタフェース部に局
所化することができる。
【0022】さらにまた本発明によれば、データ保持
部、対象システムインタフェース部および統合制御部の
クラスをサービス提供対象となる対象システムの種類ご
とに作成し、ユーザインタフェース部のクラスをインタ
フェース用画面の種類ごとに作成することにより、対象
システムやインタフェース用画面等の追加および削除等
に容易に対応することができる。また、データ保持部の
クラスを、サービス提供対象となる対象システムの種類
に加えて、対象システムで用いられるデータの種別ごと
に作成し、また統合制御部のクラスを、サービス提供対
象となる対象システムの種類に加えて、対象システムに
対して行われるサービスの種別ごとに作成することによ
り、データやサービスの追加および削除等に容易に対応
することができる。さらに、統合制御部のクラスを、サ
ービス提供対象となる対象システムの種類ごとに作成さ
れる上位クラスと、この上位クラスの下で対象システム
に対して行われるサービスの種別ごとに作成される下位
クラスとに分割することにより、同一の対象システムに
対するサービスの追加および削除等に容易に対応するこ
とができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0024】まず、図1乃至図5により、本実施の形態
に係るサービス提供システムの構築方法およびその方法
により構築されるサービス提供システムについて説明す
る。なお、本実施の形態においては、サービス提供シス
テムの一例として、外部機器(対象システム)を監視す
る監視システムを例に挙げて説明する。図28に示すよ
うに、監視システム701は、専用線やインターネッ
ト、無線LAN(LocalArea Network)等の通信回線7
02を介して各種の外部機器(監視対象機器)703に
接続されており、監視システム701と外部機器703
との間で、監視指示(サービス提供指示)や監視結果
(サービス提供結果)に関する情報704がやりとりさ
れるようになっている。なお、監視システム701とし
ては、道路監視システムや駅務監視システム、電力監視
システム等の任意のシステムが挙げられる。
【0025】図1は本実施の形態に係る監視システムの
構築方法で用いられる監視システム向けフレームワーク
1を示す図である。なお、監視システム向けフレームワ
ーク1はオブジェクト指向言語で記述された抽象クラス
として実現される。
【0026】図1に示すように、監視システム向けフレ
ームワーク1は、監視対象となる外部機器(図28の符
号703参照)に関連するデータを保持するモデル部
(データ保持部)10と、ユーザからの指示を受け付け
るとともにユーザに対してデータを提示するビュー部
(ユーザインタフェース部)20と、外部機器との間で
所定の通信プロトコルに従ってデータをやりとりするプ
ロキシー部(対象システムインタフェース部)40と、
モデル部10、ビュー部20およびプロキシー部40を
制御するコントローラ部(統合制御部)30とを含んで
いる。なお、モデル部10およびビュー部20は内部シ
ステム手段を構成する。
【0027】なお、図1において、コントローラ部30
は、モデル部10で保持されたデータを管理するととも
に、モデル部10とビュー部20とを結び付け、ユーザ
または外部機器から与えられるデータに基づいて外部機
器に対して各種のサービスを提供するようになってい
る。また、プロキシー部40は、外部機器との間でやり
とりされる通信データ(外部データ)を通信プロトコル
に依存しない中間データの形式に変換し、コントローラ
部30は、その中間データを監視システム内部で扱われ
る内部データの形式に変換し、モデル部10およびビュ
ー部20は、コントローラ部30で変換された後の内部
データを扱うようになっている。
【0028】図2は図1に示す監視システム向けフレー
ムワーク1を用いて監視システムを構築する方法を説明
するためのフローチャートである。
【0029】図2に示すように、まず、監視システム向
けフレームワーク1のうち抽象クラスとして実現された
モデル部10、ビュー部20、プロキシー部40および
コントローラ部30のそれぞれを継承して複数の具体的
なクラス(データと操作とををカプセル化したもの)を
作成する(ステップ101)。次に、このようにして作
成された各クラス間を関連付ける(ステップ102)。
最後に、このようにして関連付けられた各クラス間で行
われるシーケンスを定義する(ステップ103)。な
お、ステップ101および102の各ステップにより監
視システムの静的側面が定義され、ステップ103によ
り監視システムの動的側面が定義される。
【0030】図3は図2に示す構築方法により構築され
る監視システムのクラス構造の一例を示す図である。
【0031】図3に示すように、監視システムは、監視
システム向けフレームワーク1のモデル部10、ビュー
部20、プロキシー部40およびコントローラ部30の
それぞれに対応して作成された複数のクラスを含んでい
る。
【0032】このうち、モデル部10は、監視対象とな
る外部機器の種類ごとに作成されたModel-1〜kクラス1
1,12,13を含む。なお、Model-1〜kクラス11,
12,13は、必要であれば外部機器で用いられるデー
タの種別ごとに作成されることが好ましい。また、ビュ
ー部20は、インタフェース用画面であるGUI(Grap
hical User Interface)画面の種類ごとに作成されたVi
ew-1〜lクラス21,22,23を含む。さらに、プロ
キシー部40は、監視対象となる外部機器の種類ごとに
作成されたProxy-1〜nクラス41,42,43を含む。
さらにまた、コントローラ部30は、監視対象となる外
部機器の種類ごとに作成されたController-1〜mクラス
31,32,33を含む。なお、Controller-1〜mクラ
ス31,32,33は、必要であれば外部機器に対して
行われるサービスの種別ごとに分割して作成することが
好ましい。また、複数の外部機器を用いて一つのサービ
スを実現する場合も考えられる。この場合には、Contro
ller-1〜mクラス31,32,33は、外部機器の種類
とサービスの種別の両方を加味して決定する。
【0033】なお、このようにして作成された各クラス
は、図3に示すように関連付けられる。すなわち、図3
において、コントローラ部30のController-1〜mクラ
ス31,32,33はモデル部10のModel-1〜kクラス
11,12,13を管理(参照および更新を含む)する
よう関連付けられている(関連51,52,53)。ま
た、ビュー部20のView-1〜lクラス21,22,23
はモデル部10のModel-1〜kクラス11,12,13を
更新および参照するよう関連付けられている(関連6
1,62,63)。さらに、ビュー部20のView-1〜l
クラス21,22,23とコントローラ部30のContro
ller-1〜mクラス31,32,33との間ではユーザお
よび外部機器から与えられるデータをやりとりするよう
関連付けられており、View-1〜lクラス21,22,2
3からController-1〜mクラス31,32,33へView
イベント(GUI画面上のイベント)が通知されるとと
もに(関連71,72,73)、Controller-1〜mクラ
ス31,32,33からView-1〜lクラス21,22,
23へProxyイベント(外部機器からのイベント)が通
知されるようになっている(関連75,76,77)。
さらにまた、コントローラ部30のController-1〜mク
ラス31,32,33とプロキシー部40のProxy-1〜n
クラス41,42,43との間で外部機器の監視に関連
するデータをやりとりするよう関連付けられており、Co
ntroller-1〜mクラス31,32,33からProxy-1〜n
クラス41,42,43へ監視指示が通知されるととも
に(関連81,82,83)、Proxy-1〜nクラス41,
42,43からController-1〜mクラス31,32,3
3へ監視結果が通知されるようになっている(関連8
5,86,87)。なお、モデル部10のModel-1〜kク
ラス11,12,13は他のクラスから参照されるのみ
であり、どのクラスを利用することもない。
【0034】図4および図5は図3に示す監視システム
の動作を示す図である。なお、図4および図5は、オブ
ジェクト(クラスの実体)間のメッセージの流れを示す
シーケンス図であり、上段のブロックによってオブジェ
クトが表現され、縦軸方向に時間の流れが表現されてい
る。また、オブジェクトからオブジェクトへ引かれてい
る矢印により、メッセージの送信が表現されている。
【0035】図4は監視対象となる外部機器に対する監
視指示がビュー部20のクラス(theView)に与えられ
た場合の動作を示す図である。この場合には、まず、ビ
ュー部20のクラス(theView)は、モデル部10のク
ラス(theModel)に対して監視指示に関連するデータを
反映した後(ステップ111)、コントローラ部30の
クラス(theController)に対して監視指示を通知する
(ステップ112)。次に、コントローラ部30のクラ
ス(theController)は、モデル部10のクラス(theMo
del)のデータを取得した後(ステップ113)、プロ
キシー部40のクラス(theProxy)に対してモデル部1
0のクラス(theModel)のデータを中間データの形式で
送信する(ステップ114)。最後に、プロキシー部4
0のクラス(theProxy)は、このデータ(中間データ)
に通信プロトコルに関連するデータを付加した後(ステ
ップ115)、外部機器に対してデータを送信する。
【0036】図5は監視対象となる外部機器からの監視
結果がプロキシー部40のクラス(theProxy)に与えら
れた場合の動作を示す図である。この場合には、まず、
プロキシー部40のクラス(theProxy)は、外部機器か
ら受信したデータから通信プロトコルに関連するデータ
を削除した後(ステップ121)、コントローラ部30
のクラス(theController)に対して監視結果を中間デ
ータの形式で通知する(ステップ122)。次に、コン
トローラ部30のクラス(theController)は、モデル
部10のクラス(theModel)に対して監視結果に関連す
るデータを内部データの形式で反映した後(ステップ1
23)、ビュー部20のクラス(theView)に対して監
視結果を通知する(ステップ124)。最後に、ビュー
部20のクラス(theView)は、モデル部10のクラス
(theModel)から監視結果に関連するデータを取得する
(ステップ125)。
【0037】このように本実施の形態によれば、監視シ
ステムの構成およびサービス等を統一的に表現する監視
システム向けフレームワーク1を用いて監視システムを
構築するので、仕様変更や拡張等に対するソフトウェア
のアーキテクチャの安定性を向上させるとともに、ソフ
トウェアの再利用性や変更容易性を向上させることがで
き、このため監視システムを効率的に開発することがで
きる。
【0038】また本実施の形態によれば、監視システム
において、コントローラ部30により、モデル部10で
保持されたデータを管理するとともに、モデル部10と
ビュー部20とを結び付け、ユーザまたは外部機器から
与えられるデータに基づいて外部機器に対して各種のサ
ービスを提供するので、監視システム内部の各部による
相互依存関係を軽減させて仕様変更や拡張等に対する修
正範囲を局所化することができる。具体的には、通信プ
ロトコルに関連する変更はプロキシー部40を修正し、
GUI画面に関連する変更はビュー部20を修正し、監
視システム内部のデータに関連する変更はモデル部10
を修正し、監視システムのサービスに関連する変更はコ
ントローラ部30を修正することにより対応することが
できる。
【0039】さらに本実施の形態によれば、監視システ
ムのプロキシー部40により、外部機器との間でやりと
りされる通信データを通信プロトコルに依存しない中間
データの形式に変換し、コントローラ部30は、その中
間データを監視システム内部で扱われる内部データの形
式に変換し、モデル部10およびビュー部20により、
コントローラ部30で変換された後の内部データを扱う
ので、通信プロトコルの変更による影響をプロキシー部
40に局所化することができる。
【0040】さらにまた本実施の形態によれば、モデル
部10、プロキシー部40およびコントローラ部30の
クラスを監視対象となる外部機器の種類ごとに作成し、
ビュー部20のクラスをインタフェース用画面の種類ご
とに作成するので、外部機器やインタフェース用画面等
の追加および削除等に容易に対応することができる。ま
た、モデル部10のクラスを、監視対象となる外部機器
の種類に加えて、外部機器で用いられるデータの種別ご
とに作成し、またコントローラ部30のクラスを、監視
対象となる外部機器の種類に加えて、外部機器に対して
行われるサービスの種別ごとに作成するので、データや
サービスの追加および削除等に容易に対応することがで
きる。さらに、コントローラ部30のクラスを、監視対
象となる外部機器の種類ごとに作成される上位クラス
と、この上位クラスの下で外部機器に対して行われるサ
ービスの種別ごとに作成される下位クラスとに分割する
ので、同一の外部機器に対するサービスの追加および削
除等に容易に対応することができる。
【0041】なお、上述した実施の形態において、監視
システムは、例えば図27に示すようなコンピュータシ
ステム610上で実現することができる。ここで、コン
ピュータシステム610は、コンピュータ本体611の
他、CRT等の表示装置612、プリンタ613、キー
ボードやマウス等の入力装置614、FDドライブ61
6、CD−ROMドライブ617およびハードディスク
装置618等の各種の周辺機器を備えている。そして、
上述したようなプログラムは、コンピュータ本体611
上の内部メモリ615やハードディスク618、および
フレキシブルディスク619やCD−ROM620等の
ようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納さ
れ、コンピュータ本体611上のCPU(中央演算処理
装置)から逐次読み出されて実行されることにより上述
したような機能を実現することができる。
【0042】なお、本発明における記録媒体としては、
磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、ハー
ドディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、D
VD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリ等
のように、プログラムまたはフレームワークを記録で
き、かつコンピュータが読み取り可能な記録媒体であれ
ば、その記録形式はいずれかの形式であってもよい。ま
た、記録媒体としては、ネットワーク上で伝送される際
の搬送波や、情報伝達媒体も含む。
【0043】また、記録媒体からコンピュータにインス
トールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上
で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、
データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW
(ミドルウェア)等が本実施の形態を実現するための各
処理の一部を実行してもよい。
【0044】さらに、本発明における記録媒体は、コン
ピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネ
ット等により伝送されたプログラムまたはフレームワー
クをダウンロードして記憶または一時記憶した記録媒体
も含まれる。
【0045】さらにまた、記録媒体は1つに限らず、複
数の媒体から本実施の形態における処理が実行される場
合も本発明における記録媒体に含まれ、媒体構成はいず
れの構成であってもよい。
【0046】以下、上述した監視システムの構築方法に
より構築される監視システムの具体的な実施例について
説明する。
【0047】実施例1 まず、図6乃至図10により、監視システムの第1の実
施例について説明する。なお、この第1の実施例は、監
視対象となる外部機器が一つであり、外部機器で用いら
れる内部データとして一種類のデータ(設定データ)の
みが存在し、そのデータを表示するGUI画面として設
定画面のみが存在する場合を想定している。
【0048】図6は第1の実施例に係る監視システムの
クラス構造を示す図である。
【0049】図6に示すように、第1の実施例に係る監
視システムにおいて、モデル部10、ビュー部20、コ
ントローラ部30およびプロキシー部40はそれぞれ一
つのクラスを含んでいる。すなわち、モデル部10は、
監視対象となる外部機器で用いられる設定データを保持
するModel-1クラス11を含む。また、ビュー部20
は、Model-1クラス11のデータをGUI画面上に表示
するView-1クラス21を含む。さらに、プロキシー部4
0は、監視対象となる外部機器に対応するProxy-1クラ
ス41を含む。さらにまた、コントローラ部30は、監
視対象となる外部機器に対して設定サービスを行うCont
roller-1クラス31を含む。
【0050】なお、図6において、Controller-1クラス
31はModel-1クラス11を管理(参照および更新を含
む)するよう関連付けられている(関連51)。また、
View-1クラス21はModel-1クラス11を更新および参
照するよう関連付けられている(関連61)。さらに、
View-1クラス21とController-1クラス31との間では
ユーザおよび外部機器から与えられるデータをやりとり
するよう関連付けられており、View-1クラス21からCo
ntroller-1クラス31へViewイベント(GUI画面上の
イベント)が通知されるとともに(関連71)、Contro
ller-1クラス31からView-1クラス21へProxyイベン
ト(外部機器からのイベント)が通知されるようになっ
ている(関連75)。さらにまた、Controller-1クラス
31とProxy-1クラス41との間で外部機器の設定デー
タをやりとりするよう関連付けられており、Controller
-1クラス31からProxy-1クラス41へ設定指示が通知
されるとともに(関連81)、Proxy-1クラス41からC
ontroller-1クラス31へ設定結果が通知されるように
なっている(関連85)。なお、Model-1クラス11は
他のクラスから参照されるのみであり、どのクラスを利
用することもない。
【0051】次に、図6に示す第1の実施例に係る監視
システムのシステム起動時、設定サービス提供時および
システム停止時の動作について説明する。
【0052】(システム起動)図7は図6に示す第1の
実施例に係る監視システムのシステム起動時の動作(オ
ブジェクト(クラスの実体)を生成する際の動作)を説
明するための図である。なお、図7は、オブジェクト間
のメッセージの流れを示すシーケンス図であり、上段の
ブロックによってオブジェクトが表現され、縦軸方向に
時間の流れが表現されている。また、オブジェクトから
オブジェクトへ引かれている矢印により、メッセージの
送信が表現されている。なお、図7では、監視システム
が起動されたときに呼び出されるmainルーチンも便宜上
オブジェクトとして表現されている。なお、後述する図
8および図9等のシーケンス図も同様の規則に従って表
現されている。
【0053】まず、mainルーチンは、Proxy-1オブジェ
クトを生成する(ステップ211)。このとき、Proxy-
1オブジェクトは、外部機器との間で接続処理を行い、
外部機器と監視システムとの間を通信可能状態にする。
次に、mainルーチンは、View-1オブジェクトを生成する
(ステップ212)。さらに、mainルーチンは、Contro
ller-1オブジェクトを生成する(ステップ213)。こ
のとき、Controller-1オブジェクトは、Proxy-1オブジ
ェクトおよびView-1オブジェクトとの関連を持つため、
これらのオブジェクトの参照を受け取る。一方、Model-
1オブジェクトは、Controller-1オブジェクトが管理す
るので、Controller-1オブジェクトがModel-1オブジェ
クトを生成する(ステップ214)。続いて、Controll
er-1オブジェクトは、自分自身をProxy-1オブジェクト
に関連付ける(ステップ215)。さらに、Controller
-1オブジェクトは、自分自身およびModel-1オブジェク
トをView-1オブジェクトに関連付ける(ステップ21
6)。
【0054】(設定サービス)図8は図6に示す第1の
実施例に係る監視システムの設定サービス提供時の動作
(GUI画面上にて設定データを変更し、これを監視対
象である外部機器に送信する際の動作)を説明するため
のシーケンス図である。
【0055】まず、View-1オブジェクトは、Model-1オ
ブジェクトの設定データを更新した後(ステップ22
1)、Controller-1オブジェクトに対して設定データの
更新を通知する(ステップ222)。次に、Controller
-1オブジェクトは、Model-1オブジェクトから設定デー
タを取得した後(ステップ223)、Proxy-1オブジェ
クトに対して設定データを中間データの形式で送信する
(ステップ224)。最後に、Proxy-1オブジェクト
は、この設定データ(中間データ)に通信プロトコルに
関連するデータを付加した後(ステップ225)、外部
機器に対して設定データを送信する。
【0056】(システム停止)図9は図6に示す第1の
実施例に係る監視システムのシステム停止時の動作(オ
ブジェクトを破壊する際の動作)を説明するためのシー
ケンス図である。なお、この場合には、図7に示すオブ
ジェクトの生成の動作と逆の手順でオブジェクトを破壊
していく。
【0057】まず、mainルーチンは、Controller-1オブ
ジェクトを破壊する(ステップ231)。一方、Model-
1オブジェクトは、Controller-1オブジェクトが管理す
るので、Controller-1オブジェクトがModel-1オブジェ
クトを破壊する(ステップ232)。次に、mainルーチ
ンは、View-1オブジェクトを破壊する(ステップ23
3)。さらに、mainルーチンは、Proxy-1オブジェクト
を破壊する(ステップ234)。このとき、Proxy-1オ
ブジェクトは、外部機器との間で切断処理を行い、外部
機器と監視システムとの間を通信停止状態にする。
【0058】図10は図6に示す第1の実施例に係る監
視システムの作用効果を説明するための概念図である。
【0059】図10に示すように、第1の実施例に係る
監視システムにおいて、プロキシー部40は、外部機器
との間の通信プロトコルに関連する通信データ(図中の
「項目n」)を通信プロトコルに依存しない中間データ
に変換し、コントローラ部30は、その中間データを監
視システム内部で扱われる内部データ(図中の「ID
n」)の形式に変換する(符号(A))。また、モデル
部10は、監視システム内部で扱われる内部データとし
て位置付けられており、ビュー部20およびコントロー
ラ部30の両方から参照される構造となっている(符号
(B))。このため、外部機器との間の通信プロトコル
が変更された場合でも、プロキシー部40のみを修正す
ればよく、モデル部10、ビュー部20およびコントロ
ーラ部30に影響が及ぶことがない。また、ビュー部2
0は、モデル部10のデータを直接参照することがで
き、監視システム内部でデータをコピーする必要はな
い。また、ビュー部20は、モデル部10の必要な項目
のみを参照または更新すればよいので、GUI画面上の
表示項目等が変更された場合でもモデル部10に影響が
及ぶことがない。
【0060】このように、第1の実施例に係る監視シス
テムによれば、通信プロトコルの変更による影響をプロ
キシー部40に局所化することができ、また監視システ
ム内部のデータのコピーを防止するとともに、ビュー部
20とモデル部10との依存関係を軽減することができ
る。
【0061】実施例2 次に、図11乃至図16により、監視システムの第2の
実施例について説明する。この第2の実施例は、上述し
た第1の実施例において、外部機器への設定サービスに
加えて、外部機器への立ち上げサービスを追加したもの
であり、それ以外の基本的な構成および作用は上述した
第1の実施例と略同一である。この第2の実施例におい
て、上述した第1の実施例と同一部分には同一符号を付
して詳細な説明は省略する。
【0062】図11は第2の実施例に係る監視システム
のクラス構造を示す図である。
【0063】図11に示すように、第2の実施例に係る
監視システムにおいて、コントローラ部30はControll
er-1クラス31(上位クラス)に加えて、Controller-2
クラス32およびController-3クラス33(下位クラ
ス)を新たに含んでいる。第2の実施例で追加される立
ち上げサービスは、初期設定として外部機器に対して必
要な初期設定データを送信するものであるが、上述した
第1の実施例のようにController-1クラス31のみで対
応するとサービスが複雑になってしまう。そこで、監視
対象となる外部機器の種類ごとに作成されるController
-1クラス31を内部的に2つのクラスに分割して、立ち
上げサービスを行うController-2クラス32と、設定サ
ービスを行うController-3クラス33とを作成する。な
お、Controller-1クラス31では、具体的なサービスは
提供せず、他のクラス(Model-1クラス11、View-1ク
ラス21およびController-1クラス31)との間でのデ
ータのやりとり等を行う。
【0064】なお、図11において、View-1クラス21
およびProxy-1クラス41に対してはController-1クラ
ス31との間でデータがやりとりされるよう関連付けら
れている(関連71,75,81,85)。また、Cont
roller-1クラス31はController-2クラス32およびCo
ntroller-3クラス33を内部的に所有するよう関連付け
られている(関連88,89)。また、外部機器の初期
設定データはModel-1クラス11として表現されている
が、このModel-1クラス11は立ち上げサービスの実行
後は設定データとして位置付けられるので、設定サービ
スを担当しているController-2クラス32がModel-1ク
ラス11を参照するよう関連付けられている(関連5
1)。一方、この初期設定データを外部機器に対して設
定する立ち上げサービスはController-3クラス33が担
当しているので、Controller-3クラス33がModel-1ク
ラス11を参照するよう関連付けられている(関連5
2)。
【0065】次に、図11に示す第2の実施例に係る監
視システムのシステム起動時、設定サービス提供時、立
ち上げサービス提供時およびシステム停止時の動作につ
いて説明する。
【0066】(システム起動)図12は図11に示す第
2の実施例に係る監視システムのシステム起動時の動作
(オブジェクト(クラスの実体)を生成する際の動作)
を説明するためのシーケンス図である。
【0067】図12に示すように、Proxy-1オブジェク
ト、View-1オブジェクト、Controller-1オブジェクトお
よびModel-1オブジェクトの生成までは、図7に示す第
1の実施例のシーケンスと同様に行われる(ステップ3
11乃至314)。その後、Controller-1オブジェクト
は、自分自身が内部的に所有するController-2オブジェ
クトおよびController-3オブジェクトを順に生成する
(ステップ315および316)。このとき、Controll
er-2オブジェクトおよびController-3オブジェクトは、
Controller-1オブジェクトおよびModel-1オブジェクト
との関連を持つため、これらのオブジェクトの参照を受
け取る。なお、それ以降のController-1オブジェクトに
よるProxy-1オブジェクトおよびView-1オブジェクトに
対する関連付けは、図7に示す第1の実施例のシーケン
スと同様に行われる(ステップ317および318)。
【0068】(設定サービス)図13は図11に示す第
2の実施例に係る監視システムの設定サービス提供時の
動作(GUI画面上にて設定データを変更し、これを監
視対象である外部機器に送信する際の動作)を説明する
ためのシーケンス図である。
【0069】図13に示すように、View-1オブジェクト
がModel-1オブジェクトを更新し、それをController-1
オブジェクトに対して通知するまでは、図8に示す第1
の実施例のシーケンスと同様に行われる(ステップ32
1および322)。その後、Controller-1オブジェクト
は、設定サービスを実際に行うController-2オブジェク
トに対して、View-1オブジェクトから受け取った更新の
通知をそのまま送る(ステップ323)。次に、Contro
ller-2オブジェクトは、Model-1オブジェクトから設定
データを取得する(ステップ324)。そして、Contro
ller-2オブジェクトは、Proxy-1オブジェクトに対して
設定データを中間データの形式で送信するため、Contro
ller-1オブジェクトに対して設定データを中間データの
形式で送信する(ステップ325)。なお、それ以降の
Controller-1オブジェクトによるProxy-1オブジェクト
に対する設定データの送信、およびProxy-1オブジェク
トによる通信プロトコルに関連するデータの付加は、図
8に示す第1の実施例のシーケンスと同様に行われる
(ステップ326および327)。
【0070】(立ち上げサービス)図14は図11に示
す第2の実施例に係る監視システムの立ち上げサービス
提供時の動作(外部機器に対して初期設定データを送信
し、そのシーケンスの完了をGUI画面上に表示する際
の動作)を説明するためのシーケンス図である。
【0071】まず、Proxy-1オブジェクトは、監視対象
となる外部機器の状態をモニタしており、外部機器が立
ち上げられた時点で、Controller-1オブジェクトに対し
て初期設定データの取得を依頼する(ステップ33
1)。次に、Controller-1オブジェクトは、立ち上げサ
ービスを実際に行うController-3オブジェクトに対し
て、Proxy-1オブジェクトから受け取った送信の依頼を
そのまま送る(ステップ332)。次に、Controller-3
オブジェクトは、Model-1オブジェクトから初期設定デ
ータを取得する(ステップ333)。そして、Controll
er-3オブジェクトは、Proxy-1オブジェクトに対して初
期設定データを送信するため、Controller-1オブジェク
トに対して初期設定データを送信する(ステップ33
4)。次に、Controller-1オブジェクトは、Proxy-1オ
ブジェクトに対して初期設定データを中間データの形式
で送信する(ステップ335)。次に、Proxy-1オブジ
ェクトは、初期設定データ(中間データ)に通信プロト
コルに関連するデータを付加する(ステップ336)。
次に、Controller-3オブジェクトは、View-1オブジェク
トに対して初期設定データを送信したことを通知するた
め、Controller-1オブジェクトに対して初期設定データ
の送信を通知する(ステップ337)。次に、Controll
er-1オブジェクトは、View-1オブジェクトに対して初期
設定データの送信を通知する(ステップ338)。
【0072】(システム停止)図15は図11に示す第
2の実施例に係る監視システムのシステム停止時の動作
(オブジェクトを破壊する際の動作)を説明するための
シーケンス図である。
【0073】図15に示すように、Controller-1オブジ
ェクト、Model-1オブジェクト、View-1オブジェクトお
よびProxy-1オブジェクトの破壊は、基本的に図9に示
す第1の実施例のシーケンスと同様に行われるが(ステ
ップ341、344、345および346)、この第2
の実施例では、mainルーチンがController-1オブジェク
トを破壊した後(ステップ341)、Controller-1オブ
ジェクトがController-3オブジェクトおよびController
-2オブジェクトを順に破壊する(ステップ342および
343)。
【0074】図16は図11に示す第2の実施例に係る
監視システムの作用効果を説明するための概念図であ
る。
【0075】図16に示すように、第2の実施例に係る
監視システムにおいて、ビュー部20およびプロキシー
部40はコントローラ部30のController-1クラスとの
間でデータをやりとりし、実際のサービスはコントロー
ラ部30のController-1クラス31が内部的に所有する
Controller-2クラス32およびController-3クラス33
が行う(符号(C))。このため、同一の外部機器に対
して新しいサービスが追加および追加される場合でも、
サービスに応じたControllerクラスを追加および削除す
ることによって容易に対応することができる。
【0076】実施例3 次に、図17乃至図21により、監視システムの第3の
実施例について説明する。この第3の実施例は、上述し
た第1の実施例において、内部データとして設定データ
に加えて状態データを追加し、これらのデータを表示す
るGUI画面として設定画面に加えて状態表示画面を追
加したものであり、それ以外の基本的な構成および作用
は上述した第1の実施例と略同一である。この第3の実
施例において、上述した第1の実施例と同一部分には同
一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0077】図17は第3の実施例に係る監視システム
のクラス構造を示す図である。
【0078】図17に示すように、第3の実施例に係る
監視システムにおいて、モデル部10は、外部機器の状
態データを保持するModel-2クラス12を新たに含み、
ビュー部20は、Model-2クラス12のデータを状態表
示画面上に表示するView-2クラス22を新たに含んでい
る。
【0079】なお、図17において、外部機器の状態デ
ータは、同一の外部機器に対する設定データとは異なる
種類のデータとして位置付けられ、Controller-1クラス
31からModel-2クラス12を参照するよう関連付けら
れている(関連52)。また、外部機器の状態データを
GUI画面上に表示する必要があるため、View-2クラス
22からModel-2クラス12を参照するよう関連付けら
れている(関連62)。なお、状態データと設定データ
とは異なるGUI画面上で表示されるが、対象となる外
部機器は同一であり、また設定データと状態データとが
矛盾しているかどうかをチェックしてその結果をGUI
画面上に表示するため、設定サービスと状態表示サービ
スとは同一のController-1クラス31により実現され
る。View-2クラス22とController-1クラス31との間
ではデータがやりとりされるよう関連づけられている
(関連72,76)。
【0080】次に、図17に示す第3の実施例に係る監
視システムのシステム起動時、状態表示サービス提供時
およびシステム停止時の動作について説明する。なお、
設定サービス提供時の動作については、上述した第1の
実施例の場合と同一であるので、ここでの説明は省略す
る。
【0081】(システム起動)図18は図17に示す第
3の実施例に係る監視システムのシステム起動時の動作
(オブジェクト(クラスの実体)を生成する際の動作)
を説明するためのシーケンス図である。
【0082】図18に示すように、Proxy-1オブジェク
トおよびView-1オブジェクトの生成までは、図7に示す
第1の実施例のシーケンスと同様に行われる(ステップ
411および412)。次に、mainルーチンは、View-2
オブジェクトを生成する(ステップ413)。さらに、
mainルーチンは、Controller-1オブジェクトを生成する
(ステップ414)。このとき、Controller-1オブジェ
クトは、Proxy-1オブジェクト、View-1オブジェクトお
よびView-2オブジェクトと関連を持つため、これらのオ
ブジェクトの参照を受け取る。次に、Controller-1オブ
ジェクトは、自分自身が管理するModel-1オブジェクト
およびModel-2オブジェクトを順に生成する(ステップ
415および416)。なお、それ以降のController-1
オブジェクトによるProxy-1オブジェクトおよびView-1
オブジェクトに対する関連付けは、図7に示す第1の実
施例のシーケンスと同様に行われる(ステップ417お
よび418)。最後に、Controller-1オブジェクトは、
自分自身およびModel-2オブジェクトをController-1オ
ブジェクトに関連付ける(ステップ419)。
【0083】(状態表示サービス)図19は図17に示
す第3の実施例に係る監視システムの状態表示サービス
提供時の動作(GUI画面上にて設定データを変更する
とともに設定サービスにより外部機器の設定を変更した
後、その結果として外部機器の状態がどのようになった
かを表示する際の動作)を説明するためのシーケンス図
である。
【0084】まず、Proxy-1オブジェクトは、監視対象
となる外部機器の状態データを受信し、この状態データ
から通信プロトコルに関連するデータを削除する(ステ
ップ421)。次に、Proxy-1オブジェクトは、Control
ler-1オブジェクトに対して状態データを中間データの
形式で送信する(ステップ422)。次に、Controller
-1オブジェクトは、その中間データに基づいて、Model-
2オブジェクトの状態データを更新する(ステップ42
3)。さらに、Controller-1オブジェクトは、Model-1
オブジェクトから設定データを取得する(ステップ42
4)。そして、Controller-1オブジェクトは、設定デー
タと状態データとを比較し、矛盾がないかどうかチェッ
クする(ステップ425)。このとき、設定データと状
態データとが一致しなければ、設定が有効に行われなか
ったことを意味する。ここでは、一致したものとして説
明する。次に、Controller-1オブジェクトは、View-2オ
ブジェクトに対して状態データの更新を通知する(ステ
ップ426)。最後に、View-2オブジェクトは、Model-
2オブジェクトから状態データを取得し(ステップ42
7)、状態データをGUI画面上に表示する。
【0085】(システム停止)図20は図17に示す第
3の実施例に係る監視システムのシステム停止時の動作
(オブジェクトを破壊する際の動作)を説明するための
シーケンス図である。
【0086】図20に示すように、Controller-1オブジ
ェクトおよびProxy-1オブジェクトの破壊は、基本的に
図9に示す第1の実施例のシーケンスと同様に行われる
が(ステップ431および436)、この第3の実施例
では、mainルーチンがController-1オブジェクトを破壊
した後(ステップ431)、Controller-1オブジェクト
がModel-2オブジェクトおよびModel-1オブジェクトを順
に破壊する(ステップ432および433)。また、ma
inルーチンがView-2オブジェクトおよびView-1オブジェ
クトを順に破壊する(ステップ434および435)。
【0087】図21は図17に示す第3の実施例に係る
監視システムの作用効果を説明するための概念図であ
る。
【0088】図21に示すように、第3の実施例に係る
監視システムにおいて、モデル部10とそれを管理する
コントローラ部30とは互いに分離され、コントローラ
部30においてモデル部10のデータが管理されている
(符号(D))。このため、監視システム内部で扱われ
るデータがモデル部10に追加および削除された場合で
も、監視システムの提供するサービスの中でどのように
データが扱われるかを容易に判断することができる。
【0089】また、ビュー部20にとっては、コントロ
ーラ部30とモデル部10との関係とは独立してモデル
部10を参照することが可能である(符号(E))。こ
のため、データの追加および削除に対応してGUI画面
が追加および削除される場合でも、Viewクラスを追加お
よび削除することによって容易に対応することができ
る。
【0090】実施例4 次に、図22乃至図26により、監視システムの第4の
実施例について説明する。この第4の実施例は、上述し
た第1の実施例において、既存の外部機器に加えて、機
能的には同一の新型の外部機器を追加したものであり、
それ以外の基本的な構成および作用は上述した第1の実
施例と略同一である。この第4の実施例において、上述
した第1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細
な説明は省略する。
【0091】図22は第4の実施例に係る監視システム
のクラス構造を示す図である。
【0092】図22に示すように、第4の実施例に係る
監視システムにおいて、プロキシー部40は、旧型の外
部機器と通信を行うProxy-1クラス41に加えて、新型
の外部機器と通信を行うProxy-2クラス42を含んでい
る。ここで、新型の外部機器と旧型の外部機器とは機能
的に同一であるので、Controller-1クラス31以外に新
たなControllerクラスは追加していない。なお、旧型の
外部機器に対応するProxy-1クラス41と、新型の外部
機器に対応するProxy-2クラス42とは通信プロトコル
のみが異なる。
【0093】なお、図22において、Controller-1クラ
ス31はProxy-1クラス41およびProxy-2クラス42の
それぞれに対して関連付けられている(関連81,8
2,85,86)。これは、監視システムのサービスと
しては、旧型および新型の外部機器とも同様に提供する
必要があるからである。なお、Model-1クラス11、Vie
w-1クラス21およびController-1クラス31の関連
は、図6に示す第1の実施例と同様である。
【0094】次に、図22に示す第4の実施例に係る監
視システムのシステム起動時、設定サービス提供時およ
びシステム停止時の動作について説明する。
【0095】(システム起動)図23は図22に示す第
4の実施例に係る監視システムのシステム起動時の動作
(オブジェクト(クラスの実体)を生成する際の動作)
を説明するためのシーケンス図である。
【0096】図23に示すように、まず、mainルーチン
は、Proxy-1オブジェクトを生成した後(ステップ51
1)、Proxy-2オブジェクトを生成する(ステップ51
2)。その後、View-1オブジェクト、Controller-1オブ
ジェクトおよびModel-1オブジェクトの生成までは、図
7に示す第1の実施例のシーケンスと同様に行われる
(ステップ513乃至515)。このとき、Controller
-1オブジェクトは、Proxy-1オブジェクト、Proxy-2オブ
ジェクトおよびView-1オブジェクトと関連を持つため、
これらのオブジェクトの参照を受け取る。次に、Contro
ller-1オブジェクトは、自分自身をProxy-1オブジェク
トおよびProxy-2オブジェクトに対して関連付ける(ス
テップ516および517)。なお、それ以降のContro
ller-1オブジェクトのView-1オブジェクトに対する関連
付けは、図7に示す第1の実施例のシーケンスと同様に
行われる(ステップ518)。
【0097】(設定サービス)図24は図22に示す監
視システムの設定サービス提供時の動作(GUI画面上
にて設定データを変更し、これを監視対象である外部機
器に送信する際の動作)を説明するためのシーケンス図
である。
【0098】図24に示すように、View-1オブジェクト
がModel-1オブジェクトの設定データを更新し、それをC
ontroller-1オブジェクトに通知し、Model-1オブジェク
トから設定データを取得するまでは、図8に示す第1の
実施例のシーケンスと同様に行われる(ステップ521
乃至523)。次に、設定データが送られる外部機器が
旧型なのか新型なのかの識別を行う(ステップ52
4)。なお、識別を行うためのデータは設定データに含
まれているものとする。ここで、設定データが送られる
外部機器が新型である場合を想定すると、Controller-1
オブジェクトは、Proxy-2オブジェクトに対して設定デ
ータを中間データの形式で送信する(ステップ52
5)。最後に、Proxy-2オブジェクトは、この設定デー
タ(中間データ)に通信プロトコルに関連するデータを
付加した後(ステップ526)、新型の外部機器に対し
て設定データを送信する。
【0099】(システム停止)図25は図22に示す監
視システムのシステム停止時の動作(オブジェクトを破
壊する際の動作)を説明するためのシーケンス図であ
る。
【0100】図25に示すように、Controller-1オブジ
ェクト、Model-1オブジェクトおよびView-1オブジェク
トの破壊は、基本的に図9に示す第1の実施例のシーケ
ンスと同様に行われるが(ステップ531乃至53
4)、この第4の実施例では、mainルーチンがView-1オ
ブジェクトを破壊した後(ステップ533)、Model-2
オブジェクトおよびModel-1オブジェクトを順に破壊す
る(ステップ534および535)。
【0101】図26は図22に示す監視システムの作用
効果を説明するための概念図である。
【0102】図26に示すように、第4の実施例に係る
監視システムにおいて、コントローラ部30とプロキシ
ー部40とは互いに分離され、プロキシー部40によ
り、通信プロトコルに応じて通信データの形式が変換さ
れる(符号(F))。また、コントローラ部30によ
り、プロキシー部40のどのクラスへデータを送信する
かどうかが判断される(符号(G))。このため、監視
対象となる外部機器の通信プロトコルが変更された場合
でも、プロキシー部40の変更によって容易に対応する
ことができ、モデル部10、ビュー部20およびコント
ローラ部30に影響が及ぶことがない。
【0103】なお、上述した実施の形態および実施例に
おいては、サービス提供システムの一例として、外部機
器(対象システム)を監視する監視システムを例に挙げ
て説明したが、これに限らず、(1)制御対象機器(対象
システム)を制御する制御システム(図29参照)や、
(2)他の情報システム(対象システム)との間で情報を
やりとりする情報システム(図30参照)に対しても、
同様にして適用することができる。なお、制御システム
としては、エアコンやテレビ等を制御する家電制御シス
テムから、プラント制御システム等の大規模な制御シス
テムまで、任意のシステムが挙げられる。また、情報シ
ステムとしては、資材調達システムや給与管理システ
ム、顧客情報管理システム等の任意のシステムが挙げら
れる。
【0104】図29に示すように、制御システム705
は、制御対象機器706と同一の筐体内等に収容されて
おり、制御システム705と制御対象機器706とは内
部の制御回線707を介して接続されている。そして、
制御システム705と制御対象機器706との間では、
制御指示(サービス提供指示)や制御結果(サービス提
供結果)に関する情報708がやりとりされるようにな
っている。
【0105】このような制御システム705において、
対象システムである制御対象機器706は、制御システ
ム705と同一の筐体内に設けられたファンやルーバ、
搬送路、カードユニット等のハードウェアユニットであ
り、プロトコルとしてはハードウェアユニットに対する
制御プロトコルが用いられる。制御対象機器706が旧
型の機器から新型の機器に変更されたり、他社製の機器
に変更されると、制御プロトコルに関してそのデータ構
造やシーケンス等の変更が発生し、上述した監視システ
ムの場合と同様な問題が発生する。しかしながら、この
ような問題は、上述した監視システムの場合と同様に、
制御対象機器706を制御するプロキシー部40により
吸収することができる。
【0106】図30に示すように、情報システム709
は、専用線やインターネット、無線LAN等の通信回線
710を介して情報システム711に接続されており、
情報システム709,711の間で、各種の情報(サー
ビス提供指示やサービス提供結果等)712がやりとり
されるようになっている。
【0107】このような情報システム709において、
対象システムである情報システム711は、情報システ
ム709と対等な関係にある外部システムであり、プロ
トコルとしては情報を交換するための通信プロトコルが
用いられる。具体的には例えば、通信回線711がイン
ターネット(Webシステム)である場合には、通信プ
ロトコルとしてHTTP(Hyper Text Transfer Protoc
ol)が用いられ、HTML(Hyper Text Markup Langua
ge)と呼ばれるデータフォーマットに従って通信が実現
されている。ただし、データフォーマットとしては最
近、XML(eXtensible Markup Language)が注目を集
めており、このデータフォーマットに対応した新たな通
信プロトコルが用いられる可能性がある。従って、通信
プロトコルの変更に伴って、上述した監視システムの場
合と同様な問題が発生するおそれがある。しかしなが
ら、このような問題は、上述した監視システムおよび制
御システムの場合と同様に、外部システムである情報シ
ステム711との間で情報のやりとりを行うプロキシー
部40により吸収することができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、仕
様変更や拡張等に対するソフトウェアのアーキテクチャ
の安定性を向上させるとともに、ソフトウェアの再利用
性や変更容易性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による監視システム(サービス提供シス
テム)の構築方法で用いられる監視システム向けフレー
ムワークを示すブロック図。
【図2】本発明による監視システムの構築方法を説明す
るためのフローチャート。
【図3】本発明により構築される監視システムのクラス
構造の一例を示す図。
【図4】図3に示す監視システムの動作の一例を示すシ
ーケンス図。
【図5】図3に示す監視システムの動作の別の例を示す
シーケンス図。
【図6】本発明により構築される監視システムの第1の
実施例のクラス構造を示す図。
【図7】図6に示す監視システムのシステム起動時の動
作を説明するためのシーケンス図。
【図8】図6に示す監視システムの設定サービス提供時
の動作を説明するためのシーケンス図。
【図9】図6に示す監視システムのシステム停止時の動
作を説明するためのシーケンス図。
【図10】図6に示す監視システムの作用効果を説明す
るための概念図。
【図11】本発明により構築される監視システムの第2
の実施例のクラス構造を示す図。
【図12】図11に示す監視システムのシステム起動時
の動作を説明するためのシーケンス図。
【図13】図11に示す監視システムの設定サービス提
供時の動作を説明するためのシーケンス図。
【図14】図11に示す監視システムの立ち上げサービ
ス提供時の動作を説明するためのシーケンス図。
【図15】図11に示す監視システムのシステム停止時
の動作を説明するためのシーケンス図。
【図16】図11に示す監視システムの作用効果を説明
するための概念図。
【図17】本発明により構築される監視システムの第3
の実施例のクラス構造を示す図。
【図18】図17に示す監視システムのシステム起動時
の動作を説明するためのシーケンス図。
【図19】図17に示す監視システムの状態表示サービ
ス提供時の動作を説明するためのシーケンス図。
【図20】図17に示す監視システムのシステム停止時
の動作を説明するためのシーケンス図。
【図21】図17に示す監視システムの作用効果を説明
するための概念図。
【図22】本発明により構築される監視システムの第4
の実施例のクラス構造を示す図。
【図23】図22に示す監視システムのシステム起動時
の動作を説明するためのシーケンス図。
【図24】図22に示す監視システムの設定サービス提
供時の動作を説明するためのシーケンス図。
【図25】図22に示す監視システムのシステム停止時
の動作を説明するためのシーケンス図。
【図26】図22に示す監視システムの作用効果を説明
するための概念図。
【図27】本発明による監視システムの構築方法および
監視システムが適用されるコンピュータシステムの一例
を示す図。
【図28】本発明が適用される監視システム(サービス
提供システム)の一例を示す図。
【図29】本発明が適用される制御システム(サービス
提供システム)の一例を示す図。
【図30】本発明が適用される情報システム(サービス
提供システム)の一例を示す図。
【図31】従来の監視システムを説明するための図。
【図32】従来の監視システムにおける通信プロトコル
の変更(シーケンスの変更)の一例を示す図。
【符号の説明】 1 監視システム向けフレームワーク 10 モデル部(データ保持部) 20 ビュー部(ユーザインタフェース部) 30 コントローラ部(統合制御部) 40 プロキシー部(対象システムインタフェース部) 11,12,13 モデル部のクラス 21,22,23 ビュー部のクラス 31,32,33 コントローラ部のクラス 41,42,43 プロキシー部のクラス 51,52,53 コントローラ部のクラスからモデル
部のクラスへの関連 61,62,63 ビュー部のクラスからモデル部のク
ラスへの関連 71,72,73 ビュー部のクラスからコントローラ
部のクラスへの関連 75,76,77 コントローラ部のクラスからビュー
部のクラスへの関連 81,82,83 コントローラ部のクラスからプロキ
シー部のクラスへの関連 85,86,87 プロキシー部のクラスからコントロ
ーラ部のクラスへの関連 88,89 コントローラ部の内部関係 619 フレキシブルディスク(記録媒体) 620 CD−ROM(記録媒体) 701 監視システム(サービス提供システム) 702 通信回線 703 外部機器(対象システム) 705 制御システム(サービス提供システム) 706 制御回線 707 制御対象機器(対象システム) 709 情報システム(サービス提供システム) 710 通信回線 711 情報システム(対象システム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 サービス提供システムの構築方法、サービス提供システム、並びにサービス提供システム用プロ グラムおよびサービス提供システム向けフレームワークを記録したコンピュータ読み取り可能な 記録媒体

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サービス提供対象となる対象システムに対
    してサービスを提供するサービス提供システム向けフレ
    ームワークを用いてサービス提供システムを構築するサ
    ービス提供システムの構築方法において、 サービス提供対象となる対象システムに関連するデータ
    を保持するデータ保持部と、ユーザからの指示を受け付
    けるとともにユーザに対してデータを提示するユーザイ
    ンタフェース部と、前記対象システムとの間で所定のプ
    ロトコルに従ってデータをやりとりする対象システムイ
    ンタフェース部と、前記データ保持部、前記ユーザイン
    タフェース部および前記対象システムインタフェース部
    を制御する統合制御部とを含むサービス提供システム向
    けフレームワークを準備するステップと、 前記サービス提供システム向けフレームワークの前記デ
    ータ保持部、前記ユーザインタフェース部、前記対象シ
    ステムインタフェース部および前記統合制御部のそれぞ
    れに基づいて複数のクラスを作成するステップと、 前記各クラス間を関連付けるステップと、 前記各クラス間で行われるシーケンスを定義するステッ
    プとを含むことを特徴とするサービス提供システムの構
    築方法。
  2. 【請求項2】前記サービス提供システム向けフレームワ
    ークにおいて、前記統合制御部は、前記データ保持部で
    保持されたデータを管理するとともに、前記データ保持
    部と前記ユーザインタフェース部とを結び付け、ユーザ
    または対象システムから与えられるデータに基づいて前
    記対象システムに対して各種のサービスを提供するよう
    構成されていることを特徴とする請求項1記載のサービ
    ス提供システムの構築方法。
  3. 【請求項3】前記サービス提供システム向けフレームワ
    ークにおいて、前記対象システムインタフェース部は、
    前記対象システムとの間でやりとりされる外部データを
    プロトコルに依存しない中間データの形式に変換し、前
    記統合制御部は、前記中間データをサービス提供システ
    ム内部で扱われる内部データの形式に変換し、前記デー
    タ保持部および前記ユーザインタフェース部は、前記統
    合制御部で変換された後の内部データを扱うよう構成さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載のサー
    ビス提供システムの構築方法。
  4. 【請求項4】前記サービス提供システムは、前記対象シ
    ステムとしての外部機器を監視する監視システムである
    ことを特徴とする請求項1記載のサービス提供システム
    の構築方法。
  5. 【請求項5】前記サービス提供システムは、前記対象シ
    ステムとしての制御対象機器を制御する制御システムで
    あることを特徴とする請求項1記載のサービス提供シス
    テムの構築方法。
  6. 【請求項6】前記サービス提供システムは、前記対象シ
    ステムとしての情報システムとの間で情報をやりとりす
    る情報システムであることを特徴とする請求項1記載の
    サービス提供システムの構築方法。
  7. 【請求項7】対象システムとの間でサービス提供指示お
    よびサービス提供結果をやりとりし、対象システムに対
    して各種のサービスを提供するサービス提供システムに
    おいて、 サービス提供対象となる対象システムに関連するデータ
    を保持するデータ保持部と、 ユーザからの指示を受け付けるとともにユーザに対して
    データを提示するユーザインタフェース部と、 前記対象システムとの間でデータをやりとりする対象シ
    ステムインタフェース部と、 前記データ保持部、前記ユーザインタフェース部および
    前記対象システムインタフェース部を制御する統合制御
    部とを有し、 前記統合制御部は、前記データ保持部で保持されたデー
    タを管理するとともに、前記データ保持部と前記ユーザ
    インタフェース部とを結び付け、ユーザまたは対象シス
    テムから与えられるデータに基づいて前記対象システム
    に対して各種のサービスを提供することを特徴とするサ
    ービス提供システム。
  8. 【請求項8】前記対象システムインタフェース部は、前
    記対象システムとの間でやりとりされる外部データをプ
    ロトコルに依存しない中間データの形式に変換し、前記
    統合制御部は、前記中間データをサービス提供システム
    内部で扱われる内部データの形式に変換し、前記データ
    保持部および前記ユーザインタフェース部は、前記統合
    制御部で変換された後の内部データを扱うことを特徴と
    する請求項7記載のサービス提供システム。
  9. 【請求項9】サービス提供システム用プログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、 前記サービス提供システム用プログラムは、コンピュー
    タを動作させるための手段として、 サービス提供対象となる対象システムに関連するデータ
    を保持させるデータ保持手段と、 ユーザからの指示を受け付けさせるとともにユーザに対
    してデータを提示させるユーザインタフェース手段と、 前記対象システムとの間でデータをやりとりさせる対象
    システムインタフェース手段と、 前記データ保持手段、前記ユーザインタフェース手段お
    よび前記対象システムインタフェース手段を制御させる
    統合制御手段とを有し、 前記統合制御手段は、前記データ保持手段で保持された
    データを管理させるとともに、前記データ保持手段と前
    記ユーザインタフェース手段とを結び付けさせ、ユーザ
    または対象システムから与えられるデータに基づいて前
    記対象システムに対して各種のサービスを提供させるこ
    とを特徴とするサービス提供システム用プログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】前記対象システムインタフェース手段
    は、前記対象システムとの間でやりとりされる外部デー
    タをプロトコルに依存しない中間データの形式に変換さ
    せ、前記統合制御手段は、前記中間データをサービス提
    供システム内部で扱われる内部データの形式に変換さ
    せ、前記データ保持手段および前記ユーザインタフェー
    ス手段は、前記統合制御手段で変換された後の内部デー
    タを扱うことを特徴とする請求項9記載のサービス提供
    システム用プログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】サービス提供システム用プログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、 前記サービス提供システム用プログラムは、コンピュー
    タを動作させるための手段として、 対象システムに対して提供される各種のサービスを実現
    させる内部システム手段と、 前記対象システムとの間でデータをやりとりさせる対象
    システムインタフェース手段と、 前記内部システム手段および前記対象システムインター
    フェース手段を制御させる統合制御手段とを有し、 前記対象システムインタフェース手段は、前記対象シス
    テムとの間でやりとりされる外部データをプロトコルに
    依存しない中間データの形式に変換させ、前記統合制御
    手段は、前記中間データを前記内部システム手段で扱わ
    れる内部データの形式に変換させることを特徴とするサ
    ービス提供システム用プログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】サービス提供システム向けフレームワー
    クを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体におい
    て、 サービス提供対象となる対象システムに関連するデータ
    を保持するデータ保持部と、 ユーザからの指示を受け付けるとともにユーザに対して
    データを提示するユーザインタフェース部と、 前記対象システムとの間でデータをやりとりする対象シ
    ステムインタフェース部と、 前記データ保持部、前記ユーザインタフェース部および
    前記対象システムインタフェース部を制御する統合制御
    部とを含み、 前記統合制御部は、前記データ保持部で保持されたデー
    タを管理するとともに、前記データ保持部と前記ユーザ
    インタフェース部とを結び付け、ユーザまたは対象シス
    テムから与えられるデータに基づいて前記対象システム
    に対して各種のサービスを提供することを特徴とするサ
    ービス提供システム向けフレームワークを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】前記対象システムインタフェース部は、
    前記対象システムとの間でやりとりされる外部データを
    プロトコルに依存しない中間データの形式に変換し、前
    記統合制御部は、前記中間データをサービス提供システ
    ム内部で扱われる内部データの形式に変換し、前記デー
    タ保持部および前記ユーザインタフェース部は、前記統
    合制御部で変換された後の内部データを扱うことを特徴
    とする請求項10記載のサービス提供システム向けフレ
    ームワークを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  14. 【請求項14】前記データ保持部、前記対象システムイ
    ンタフェース部および前記統合制御部はサービス提供対
    象となる対象システムの種類ごとに作成されたクラスを
    含み、前記ユーザインタフェース部はインタフェース用
    画面の種類ごとに作成されたクラスを含むことを特徴と
    する請求項12または13記載のサービス提供システム
    向けフレームワークを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  15. 【請求項15】前記データ保持部に含まれるクラスは、
    サービス提供対象となる対象システムの種類に加えて、
    対象システムで用いられるデータの種別ごとに作成され
    ることを特徴とする請求項14記載のサービス提供シス
    テム向けフレームワークを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】前記統合制御部に含まれるクラスは、サ
    ービス提供対象となる対象システムの種類に加えて、対
    象システムに対して行われるサービスの種別ごとに作成
    されることを特徴とする請求項14記載のサービス提供
    システム向けフレームワークを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】前記統合制御部に含まれるクラスは、サ
    ービス提供対象となる対象システムの種類ごとに作成さ
    れる上位クラスと、この上位クラスの下で対象システム
    に対して行われるサービスの種別ごとに作成される下位
    クラスとを含むことを特徴とする請求項16記載のサー
    ビス提供システム向けフレームワークを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】前記統合制御部に含まれるクラスは前記
    データ保持部に含まれるクラスを管理し、前記ユーザイ
    ンタフェース部に含まれるクラスは前記データ保持部に
    含まれるクラスを更新および参照し、前記ユーザインタ
    フェース部に含まれるクラスと前記統合制御部に含まれ
    るクラスとの間でユーザおよび対象システムから与えら
    れるデータをやりとりし、前記統合制御部に含まれるク
    ラスと前記対象システムインタフェース部に含まれるク
    ラスとの間で前記対象システムへのサービス提供に関連
    するデータをやりとりするよう構成されていることを特
    徴とする請求項12記載のサービス提供システム向けフ
    レームワークを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  19. 【請求項19】サービス提供対象となる対象システムに
    対するサービス提供指示がユーザインタフェース部に含
    まれるクラスに与えられた場合において、前記ユーザイ
    ンタフェース部に含まれるクラスは、前記データ保持部
    に含まれるクラスに対してサービス提供指示に関連する
    データを反映するとともに、前記統合制御部に含まれる
    クラスに対してサービス提供指示を通知し、前記統合制
    御部に含まれるクラスは、前記データ保持部に含まれる
    クラスのデータを取得するとともに、前記対象システム
    インタフェース部に含まれるクラスに対して前記データ
    保持部に含まれるクラスのデータを送信し、前記対象シ
    ステムインタフェース部に含まれるクラスは、前記統合
    制御部から受信したデータにプロトコルに関連するデー
    タを付加するよう構成されていることを特徴とする請求
    項12記載のサービス提供システム向けフレームワーク
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  20. 【請求項20】サービス提供対象となる対象システムか
    らのサービス提供結果が対象システムインタフェース部
    に含まれるクラスに与えられた場合において、前記対象
    システムインタフェース部に含まれるクラスは、前記対
    象システムから受信したデータからプロトコルに関連す
    るデータを削除するとともに、前記統合制御部に含まれ
    るクラスに対してサービス提供結果を通知し、前記統合
    制御部に含まれるクラスは、前記データ保持部に含まれ
    るクラスに対してサービス提供結果に関連するデータを
    反映するとともに、前記ユーザインタフェース部に含ま
    れるクラスに対してサービス提供結果を通知し、前記ユ
    ーザインタフェース部に含まれるクラスは前記データ保
    持部に含まれるクラスからサービス提供結果に関連する
    データを取得するよう構成されていることを特徴とする
    請求項12記載のサービス提供システム向けフレームワ
    ークを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2000257815A 1999-09-29 2000-08-28 サービス提供システムの構築方法、サービス提供システム、並びにサービス提供システム用プログラムおよびサービス提供システム向けフレームワークを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JP2001166937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000257815A JP2001166937A (ja) 1999-09-29 2000-08-28 サービス提供システムの構築方法、サービス提供システム、並びにサービス提供システム用プログラムおよびサービス提供システム向けフレームワークを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-277497 1999-09-29
JP27749799 1999-09-29
JP2000257815A JP2001166937A (ja) 1999-09-29 2000-08-28 サービス提供システムの構築方法、サービス提供システム、並びにサービス提供システム用プログラムおよびサービス提供システム向けフレームワークを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001166937A true JP2001166937A (ja) 2001-06-22

Family

ID=26552420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000257815A Pending JP2001166937A (ja) 1999-09-29 2000-08-28 サービス提供システムの構築方法、サービス提供システム、並びにサービス提供システム用プログラムおよびサービス提供システム向けフレームワークを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001166937A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7017147B2 (en) 2001-06-27 2006-03-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Computer readable medium, method, and system for supporting system development
KR101394420B1 (ko) * 2012-06-14 2014-05-13 (주)아이비즈소프트웨어 멀티 프레임워크 지원 방법과, 그를 위한 장치 및 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록매체
KR101552914B1 (ko) * 2007-01-30 2015-10-01 에스케이커뮤니케이션즈 주식회사 웹 서버 어플리케이션 프레임워크 장치와 프레임워크를 이용한 웹 어플리케이션 처리 방법 및 이를 구현할 수 있는 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록 매체
JP2021156821A (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 パイオニア株式会社 データ処理装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7017147B2 (en) 2001-06-27 2006-03-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Computer readable medium, method, and system for supporting system development
KR101552914B1 (ko) * 2007-01-30 2015-10-01 에스케이커뮤니케이션즈 주식회사 웹 서버 어플리케이션 프레임워크 장치와 프레임워크를 이용한 웹 어플리케이션 처리 방법 및 이를 구현할 수 있는 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록 매체
KR101394420B1 (ko) * 2012-06-14 2014-05-13 (주)아이비즈소프트웨어 멀티 프레임워크 지원 방법과, 그를 위한 장치 및 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록매체
JP2021156821A (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 パイオニア株式会社 データ処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170195403A1 (en) Scripting of soap commands
KR100807651B1 (ko) 컴포넌트 기반의 무선 애플리케이션을 생성하여 통신하는시스템 및 방법
US7904916B2 (en) Managing multiple data processing systems using existing heterogeneous systems management software
US20150148915A1 (en) Method, computer-readable medium, and system for discovery and registration of controlled devices associated with self-describing modules
US8307082B2 (en) Method, system architecture and computer software for communication between devices
US20030037177A1 (en) Multiple device management method and system
WO2020238344A1 (zh) 基于区块链的sdk快速集成方法、装置、设备及存储介质
WO2008031314A1 (fr) Procédé de communication d'informations concernant la capacité d'un dispositif et terminal
KR20050115907A (ko) 네트워크 디바이스에서 관리 정보를 위한 관계형 모델
WO2017113457A1 (zh) 一种轻量级嵌入式网络管理系统和方法
JP4185030B2 (ja) リソース管理方法、装置及びプログラム
JP2003051056A (ja) 自動販売機管理システム
JPH1165968A (ja) ネットワーク管理方法及びそのシステム
JP2001166937A (ja) サービス提供システムの構築方法、サービス提供システム、並びにサービス提供システム用プログラムおよびサービス提供システム向けフレームワークを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4265413B2 (ja) 仮想私設組織に対するポリシの実施システム及びその方法
US11522981B2 (en) Systems and methods for managing devices using dynamically configurable device and protocols definitions
JPH08147257A (ja) データ独立型コンピュータシステムにおける機器接続定義の自動生成方式
US6968534B1 (en) Method for constructing service providing system
JP2002049493A (ja) プログラム制御情報生成方法およびシステム並びにその処理プログラムを格納した記録媒体
WO2021012834A1 (zh) 一种设备的升级方法及装置
KR101151027B1 (ko) 관리가 용이한 단말관리정보 프로파일을 갖는 단말기 및그의 관리 방법
WO2010048815A1 (zh) 一种开发及安装业务的网管特性的方法及系统
JP3724300B2 (ja) 設備管理システム
JP2001356915A (ja) 組込みサーバとクライアントコンピュータの間の通信リンクをセットアップする方法
JP4298600B2 (ja) ネットワーク機器構築装置および機器構成管理ユニットおよび機器構成管理方法ならびにコンピュータ・プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060724

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060915