JP2001166855A - 発電機能を備えた電子機器 - Google Patents

発電機能を備えた電子機器

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JP2001166855A
JP2001166855A JP35384199A JP35384199A JP2001166855A JP 2001166855 A JP2001166855 A JP 2001166855A JP 35384199 A JP35384199 A JP 35384199A JP 35384199 A JP35384199 A JP 35384199A JP 2001166855 A JP2001166855 A JP 2001166855A
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power
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Tatsuya Shiraki
達也 白木
Taizo Nishida
泰造 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器の本体の動作によって発電し、蓄電
することによって、電池の消耗を小さくし、電池が消耗
しても続けて使用することができる発電機能を備えた電
子機器を提供することである。 【解決手段】 ヒンジ部3を介して回動自在に連結され
た第1の筐体1と第2の筐体2からなり、ヒンジ部3
は、第1の筐体1に形成した回転軸10と、回転軸10
を第2の筐体2に形成して軸支する軸受け部11とで構
成され、さらに、回転軸10の両端には小型発電装置1
4、14、シャフト13、13を介して連結した回転体
12、12とが、ギヤ結合された構成の電子機器におい
て、第1の筐体1を開閉すると、回転軸10が回転し、
回転軸10に連結している回転体12を回転させ、この
回転体12の回転力がシャフト13を介して小型発電装
置14へ伝達されて発電することで実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自己発電装置を備
えるパーソナルコンピュータ、携帯情報端末機器、携帯
電話器、ゲーム器、ロボット、おもちゃ(人形や動物や
模型も含む)等の電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に電子機器の電源は、室内や屋外
のコンセントからのAC電源に接続して供給されたり、自
己発電装置から直接供給されたり、外部機器から供給さ
れたり、電子機器に内蔵されている電池から供給されて
いる。近年その中でも自己発電機能を備えた技術がいろ
いろ開示されている。
【0003】例えば、実開平5−66742号公報に
は、ワイヤレスマウスにおいて、マウス上面に太陽電池
を配置し、マウス内に自己の移動力によって発電する小
型発電機と、太陽電池と小型発電機によって得られた電
力を蓄積する電源部とを備え、この電源部に蓄積された
電力がマウスの駆動電力として使用できるという技術が
開示されている。
【0004】また、特許番号第2910362号公報に
は、磁気カードの手動操作力に着目し、この手動操作力
を自己発電に有効に活用して、外部機器からの電源供給
や電池の内蔵を要せずに電力供給することができる手動
式の磁気カード処理装置に関する技術が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記記
載の技術においては、なお以下のような課題を有してい
る。
【0006】実開平5−66742号公報や特許番号第
2910362号公報に記載の技術は、マウスの移動力
や磁気カードの手動操作力など、電子機器の付属品によ
って発電が行われ、この発電による電力は、電子機器の
付属品を動作させるために使用され、電子機器本体を動
作させるものではなかった。
【0007】また、前記技術を含めて自己発電機能を備
えた電子機器を使用するにあたり、どのくらい充電(発
電)する必要があるのか等の情報を使用者に提供するも
のも無く、この情報を使用者が知ることができなかっ
た。
【0008】さらに、動作電圧が不足している場合等、
使用者にとってどうすればよいか全くわからないことも
あった。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、電子機器本体
に備えられた構造の利用、例えば、電子機器のカバーの
開閉や電子機器の保護ゴムの回転、によって発電し、蓄
電するため、電池の消耗を小さくし、電池が消耗しても
続けて使用することができる発電機能を備えた電子機器
を提供することである。
【0010】また、電子機器の動作に必要な電力を得る
ための回転数を表示するため、どのくらい回転させれば
良いかの目安を使用者が知ることができる発電機能を備
えた電子機器を提供することである。
【0011】さらに、電子機器のカバーを1回開閉させ
るだけで必要最低限の電力を発電するため、動作電圧が
無い場合でも、どうすれば使えるようになるかを使用者
に知らせることができる発電機能を備えた電子機器を提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明における発電機能
を備えた電子機器は、動作用電源としての1次電源を有
した電子機器において、電子機器筐体内に配置されて手
動操作によって回動する回動手段と、前記回動手段によ
る回転を伝達する回転伝達手段と、前記回転伝達手段に
連結された発電器と、前記発電器から電源供給された電
源を2次電源として蓄電する蓄電器と、を備えてなるこ
とを特徴とする。
【0013】本発明における発電機能を備えた電子機器
は、さらに、前記1次電源または前記蓄電器に蓄電され
ている2次電源に対する電源電圧を検出する電圧検出手
段と、 本電子機器が動作するのに必要な動作可能電力
情報と、前記回動手段の回動に伴う発電量情報とを記憶
する記憶手段と、前記動作可能電力情報と発電量情報を
もとに動作に必要な電力に達するまでの前記回動手段の
回動量を算出する算出手段と、前記算出手段によって得
られた回動量を視覚的に表示する表示手段と、を備えて
なることを特徴とする。
【0014】本発明における発電機能を備えた電子機器
は、さらにこの電子機器の筐体は、ヒンジ手段を介して
折りたたみ開閉自在に形成した第1の筐体と第2の筐体
とを有する構成であって、前記回動手段は、前記第1の
筐体を開閉するための手動操作に連動して回動するよう
に構成されてなることを特徴とする。
【0015】本発明における発電機能を備えた電子機器
は、さらにこの電子機器の筐体は、該筐体表面に一体的
でかつ摺動自在に巻装できる構造で形成されて、手動操
作によって巻装できる構造が回動自在に構成されてなる
ことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における発電機能
を備えた電子機器の実施形態に関して図面を用いて詳細
に説明する。
【0017】(第1の実施例)以下に、本発明の第1の
実施例における発電機能を備えた電子機器について説明
する。
【0018】図1は、本実施例における発電機能を備え
た電子機器の概略図である。図1において、第1の筐体
1と第2の筐体2はヒンジ部3にて回動自在に連結され
ている。ヒンジ部3は、第1の筐体1に形成した回転軸
10と、回転軸10を第2の筐体2に形成して軸支する
軸受け部11とで構成され、さらに、回転軸10の両端
には小型発電装置14、14、シャフト13、13を介
して連結した回転体12、12とが、ギヤ結合された構
成となっている。
【0019】第1の筐体1には液晶ディスプレイ等の表
示装置4が設けられ、また、第2の筐体2には電子機器
回路ユニット、キーボードが設けられ、前記ヒンジ部3
を貫通するケーブルにてそれぞれ接続されている。そし
て、第1の筐体1をヒンジ部3にて折り畳み第2の筐体
2の表面を覆う閉鎖状態から第2の筐体2の表面を露出
させる開放状態に回動することによって電子機器の操作
が可能となり、電子機器を操作するごとに幾度となくこ
の開閉動作が繰り返されることになる。
【0020】尚、上記説明では、第1の筐体1には表示
装置4を設けたが、単に第2の筐体2を覆う保護カバー
筐体であってもよく、また、キーボードユニットを設け
る構成であってもよい。つまり、第1の筐体1は単に第
2の筐体2を覆う保護カバー筐体であって、第2の筐体
2に液晶ディスプレイ等の表示装置4、電子機器回路ユ
ニット、キーボードが設けられた構成であってもよい。
【0021】また、この回転軸10と回転体12の連結
機構は、効率よく回転を伝達するために歯車型が望まし
いが、回転を伝達できるように接していれば、どのよう
な形状・材質を使用してもよい。
【0022】このように構成することによって、電子機
器の第1の筐体1を開閉することで、回転軸10が回転
し、回転軸10に連結している回転体12を回転させ、
この回転体12の回転力がシャフト13を介して小型発
電装置14へ伝達されて発電が行われる。
【0023】図2は、本実施例における発電機能を備え
た電子機器に設けられた小型発電装置の構造の一例を示
した構造図である。シャフト13は、小型発電装置14
内でコイル23を巻いた回転子22に連結されており、
この回転子22の周辺にはそれぞれN極永久磁石20と
S極永久磁石21とが設けられている。カバーの回転軸
10が回転すると、回転体12が回転し、この回転に伴
って回転子22が回転する。回転子22が回転すると、
この回転子22の周辺に設けられたN極永久磁石20及
びS極永久磁石21による磁界の作用でコイル23に電
流が流れる。尚、回転体12は、第1の筐体1の開閉動
作により、図2の矢印AまたはBの双方に回転するた
め、コイル23には2方向の電流が流れることになる
が、整流子24を設けていることから、発生した電流は
直流電流に変換される。この直流電流に変換された電流
は、ブラシ25を経由して出力端子26へ出力され、出
力端子26に接続された電子機器の電源部へ電流を供給
する。
【0024】このように、電子機器の第1の筐体1を開
閉する動作を行うことによって発電することができ、電
源として使用される2次電源への充電を行うことができ
る。
【0025】次に、本実施例の発電機能を備えた電子機
器における電源制御について詳細に説明する。
【0026】図3は、本実施例における発電機能を備え
た電子機器の電源部の機能ブロック図である。51は乾
電池などの1次電池であり、53は小型発電装置14か
ら得られた電力を蓄えておくための2次電池であり、5
2は2次電池53から1次電池51へ電流が逆流するこ
とを防止する逆流防止用のダイオードであり、54は1
次電池51の電圧を検出するとともに2次電池53の電
圧を検出する電圧検出装置であり、55は電圧検出装置
54によって検出された1次電池51の電圧の電流と2
次電池53の電圧の電流が出力される電子機器回路であ
る。
【0027】図4は、電子機器回路55の構成を示すシ
ステムブロック図である。電子機器回路55は、CPU
61と、このCPU61に接続された表示装置4と、入
力装置62と、RAM63と、ROM64等から構成さ
れており、さらに、電圧検出装置54と接続されてい
る。CPU61は、上記ROM64に格納されている制
御用プログラムに基づいて本電子機器回路55全体及び
接続されている電圧検出装置54を制御する。上記構成
は、一般的な情報端末を含めた電子機器の回路構成を想
定したものである。
【0028】図5は、ROM64の構成の一例を示す構
成図である。ROM64は固定データエリア70とプロ
グラムエリア71の構成となっている。固定データエリ
ア70には、小型発電装置14内の回転子22の1回転
当たりの発電量72と本電子機器の動作可能な電圧値
(閾値)である動作可能電圧73が格納されており、プ
ログラムエリア71には、発電必要回数表示プログラム
74が格納されている。
【0029】このように構成することによって、電圧検
出装置54により電源部の電圧を検出し、検出した電圧
とROM64に格納されている動作可能電圧73とを比
較し、検出した電圧の方が高い場合はそのまま動作し、
検出した電圧の方が低い場合は動作するのに必要な電圧
になるまでの発電必要回数を求め、この結果を表示装置
4に表示する。
【0030】図6は、本実施例における発電機能を備え
た電子機器の電源制御の処理の流れを示したフローチャ
ートである。図6のフローチャートを用いて、電源制御
の処理の流れを詳細に説明する。
【0031】本電子機器を起動するために、電源スイッ
チがONされた場合、CPU61はROM64に格納さ
れているプログラムに基づいて電子機器回路55を含め
た電子機器の立ち上げ制御の処理が行われる。例えば、
この起動制御処理の何れかの時点において、ROM64
に格納されている発電必要回数表示プログラム74が呼
び出されると、ROM64の固定データエリア70に格
納されている1回転当たりの発電量72を取得し(ステ
ップS1)、さらにROM64の固定データエリア70
に格納されている動作可能電圧73を取得する(ステッ
プS2)。次に、電圧検出装置54の出力から現在電子
機器回路55に供給されている電圧(1次電池51と2
次電池53の電圧)を取得する(ステップS3)。これ
らの情報をもとにして、発電必要回数を算出する(ステ
ップS4)。この発電必要回数は、ROM64内の動作
可能電圧73の値と電圧検出装置54によって検出され
た現在電子機器回路55に供給されている電圧(1次電
池51と2次電池53の電圧の合計)値との差を1回転
当たりの発電量72の値で割ることで求められる。上記
算出された計算結果である発電必要回数を表示装置4に
表示する(ステップS5)。尚、この算出された発電必
要回数の表示、つまり必要な回転量の表示は、バー表示
やLED等によるランプ表示等であってもよい。
【0032】また、発生させる電力を大きいものにする
ために、図2に示した電子機器の回転体12の大きさを
調整し、1回のカバーの開閉動作だけでROM64に格
納されているデータを表示できるだけの電力を発電する
ようにすることも可能である。
【0033】さらに、例えば、動作電圧が全く無い場合
であっても、使用する際に回転体12の回転操作(例え
ばカバーを開閉する動作等)を行うことにより、ROM
64に予め格納されているデータである「電圧が足りま
せんのでカバーを10回開閉して下さい」等のメッセー
ジを表示させることも可能である。これにより、動作電
圧が無い場合でも使用者がどうすれば良いかを表示によ
って知らせることが可能となり、ユーザーにとってフレ
ンドリーな操作指示を提供することができる。
【0034】尚、上記フローチャートの説明では、本電
子機器を起動するために、電源スイッチがONされた場
合を例にとって説明したが、実際には電子機器の動作中
についても適用できる。例えば、電圧検知装置54から
電子機器回路55に割り込みがかかる仕組みにしておけ
ば、動作中においても、電圧が下がった場合の警告を報
知することができる。
【0035】また、上記説明では、電圧検出装置54が
検出する対象を1次電池51と2次電池53の両方とし
ていますが、2次電池53のみを対象としていてもよ
い。
【0036】これらの動作により、利用者が電子機器の
動作に本当に必要な発電必要回数を認識、確認すること
ができる。
【0037】(第2の実施例)以下に、本発明の第2の
実施例における発電機能を備えた電子機器について説明
する。
【0038】図7は、本実施例における発電機能を備え
た電子機器の概略図である。また、図8は、本実施例に
おける発電機能を備えた電子機器の発電部分の断面図で
あり、図7のa−a’で切断したものである。尚、図7
及び図8に関しては、上記第1の実施例の形態と同一部
分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0039】図7及び図8において、第1の筐体1と第
2の筐体2はヒンジ部3にて回動自在に連結され、第2
の筐体2の周側面には、衝撃から電子機器を保護するた
めの保護ゴム30を巻装するための案内溝(図示せず)
を設け、保護ゴム30を図中の矢印方向に摺動自在に巻
装している。
【0040】さらに、第2の筐体2には2隅位置の案内
溝に保護ゴム30と圧接する回転体31が設けられ、回
転体31はシャフト32にて小型発電装置14に連結さ
れている。
【0041】このように構成することによって、保護ゴ
ム30を図7の矢印A、Bで示したように左右に動かす
と、保護ゴム30と接して支えている回転体31が回転
されて、この回転体31の回転がシャフト32を介して
小型発電装置14へ伝達され、上記第1の実施例の図2
で説明したように、小型発電装置14内で発生した電流
(直流電流)は接続された電子機器の電源部へ供給され
る。
【0042】尚、回転体31の形状は、保護ゴム30が
はずれにくい形状が望ましいが、保護ゴム30と回転体
31が接していればどのような形状・材質を使用しても
よい。この回転体31は、上記第1の実施例における回
転体12と実質的には同じ役割をするものである。
【0043】また、保護ゴム30の動きをさらに加速さ
せるためのはずみ車をシャフト32に取り付け、少ない
力で多量の電流を発生させる構成であってもよい。
【0044】このように、衝撃から電子機器(本体)を
保護するための保護ゴム30を利用して発電することが
でき、電源として使用される2次電源への充電を行うこ
とができる。
【0045】尚、上記説明では、第1の筐体と第2の筐
体から構成されてなる電子機器を対象として説明した
が、第2の筐体のみからなる電子機器に対しても本実施
例の内容は適用できる。
【0046】また、本実施例における発電機能を備えた
電子機器の構成は、上記第1の実施例で説明した発電機
能を備えた電子機器の構成と対比させると、例えば、図
1と図2のシャフト13は図8のシャフト32に相当
し、図1と図2の回転体12は図8の回転体31に相当
していることから実質的には同じ構成となっている。
【0047】そのため、本実施例における発電機能を備
えた電子機器の電源制御については、上記第1の実施例
で説明した内容と同じとなる。故に、本実施例での詳細
な説明は、上記第1の実施例で説明した内容と重複する
ことから省略する。
【0048】(第3の実施例)図示はしていないが、本
発明の発電機能を備えた電子機器の第3の実施例につい
て説明する。
【0049】上記第1の実施例では、第2の筐体2に対
して第1の筐体1を手動で開閉させることでヒンジ3を
介してその回転を発電装置14に伝達させて発電させる
構成であった。また上記第2の実施例では、第2の筐体
2の周側面に衝撃から電子機器を保護するための保護ゴ
ム30を巻装するための案内溝(図示せず)を設け、保
護ゴム30を摺動自在に巻装し、この保護ゴム30を摺
動させてその回転を発電装置14に伝達させて発電させ
る構成であった。
【0050】本実施例では、ノート型パソコンに設けら
れているポインティングデバイスの一種であるトラック
ボールを用いて発電させる構成を対象としている。例え
ば、図8に示されるように、円形の保護ゴム30をここ
では回転できるトラックボールとする。このトラックボ
ールを回転させることによって、上記第2の実施例での
動作と同じようにこのトラックボールの回転が回転体3
1に伝達され、この回転がシャフト32に伝わり、さら
にこの回転が小型発電装置14に伝わり発電が行われ、
発電によって作られた電流(直流電流)が電源部に供給
される。
【0051】上記第1から第3の実施例で説明してきた
内容は、コンピュータやワープロや携帯型情報ツール
(モバイルツール)を含む情報処理装置を例にとって説
明してきた。しかし、実際に情報処理装置以外では、ロ
ボット、人形、動物などのおもちゃや、プラモデル、模
型、ミニチュア(車、電車、船等の乗り物)の電池等で
動作させることができるものに対しても適用できる。つ
まり、そのものの一部を回転あるいは動かすことで、例
えば、ロボット、人形、動物などのおもちゃの場合は、
手や足を回転させることで、また、車・電車・船等の乗
り物の模型の場合には、車輪やスクリューを回転させる
ことで実現できる。
【0052】以上、ここまで挙げた実施形態における内
容は、本発明の主旨を変えない限り、上記記載に限定さ
れるものではない。
【0053】
【発明の効果】本発明における発電機能を備えた電子機
器においては、以下の効果が得られる。
【0054】本発明の発電機能を備えた電子機器は、電
子機器の筐体内に設けた手動回転体の回転により発電
し、蓄電することができるので、1次電池が消耗しても
続けて使用することができる。また、1次電池が消耗す
る度合いを小さくすることができ、電池交換の回数が減
ることにより、低コスト化が図れ、かつ、環境問題に対
しても貢献することができる。
【0055】また、本発明の発電機能を備えた電子機器
は、電子機器の開閉動作、あるいは、保護ゴムの回転動
作により発電し、蓄電することができるので、1次電池
が消耗しても続けて使用することができる。また、1次
電池が消耗する度合いを小さくすることができ、電池交
換の回数が減ることにより、低コスト化が図れ、かつ、
環境問題に対しても貢献することができる。
【0056】さらに、本発明の発電機能を備えた電子機
器は、電子機器の動作に必要な発電回転数を知ることが
できるので、使用者はどれだけ回転させれば良いかの目
安を知ることができ、効果的・効率的な発電を行うこと
ができる。
【0057】さらに、本発明の発電機能を備えた電子機
器は、電子機器のカバーを1回開閉させるだけでROM
64に予め格納されているデータを表示できるだけの電
力を発電するため、動作電圧が無い場合でも表示によっ
て、「動作電力が無い」ためにどうすれば使用できるよ
うになるかを使用者に知らせることができるので、さら
にユーザーにとってフレンドリーな電子機器を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発電機能を備えた電子機器の第1の実
施例に係る概略図である
【図2】本発明の発電機能を備えた電子機器の第1の実
施例に設けられた小型発電装置の構造の一例を示した構
造図である。
【図3】本発明の発電機能を備えた電子機器における電
源部の機能ブロック図である。
【図4】電子機器回路の構成を示すシステムブロック図
である。
【図5】ROMの構成の一例を示す構成図である。
【図6】本発明の発電機能を備えた電子機器における電
源制御のフローチャートである。
【図7】本発明の発電機能を備えた電子機器の第2の実
施例に係る概略図である。
【図8】本発明の発電機能を備えた電子機器の第2の実
施例に設けられた小型発電装置の構造の一例を示した断
面図である。
【符号の説明】
1 第1の筐体 2 第2の筐体 3 ヒンジ部 4 表示装置 10 回転軸 11 軸受け部 12 回転体 13 シャフト 14 小型発電装置 20 N極永久磁石 21 S極永久磁石 22 回転子 23 コイル 24 整流子 25 ブラシ 26 出力端子 30 保護ゴム 31 回転体 32 シャフト 51 1次電池 52 ダイオード 53 2次電池 54 電圧検出装置 55 電子機器回路 61 CPU 62 入力装置 63 RAM 64 ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B011 DA07 DA12 DA13 EA04 GG03 HH07 5G003 AA07 BA01 CA11 DA05 DA18 FA08 GC05 5H410 BB04 CC02 CC05 DD02 EB25 EB27 EB37 FF03 FF22 FF28 LL04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作用電源としての1次電源を有した電
    子機器において、 電子機器筐体内に配置されて手動操作によって回動する
    回動手段と、 前記回動手段による回転を伝達する回転伝達手段と、 前記回転伝達手段に連結された発電器と、 前記発電器から電源供給された電源を2次電源として蓄
    電する蓄電器と、を備えてなることを特徴とする発電機
    能を備えた電子機器。
  2. 【請求項2】 前記1次電源または前記蓄電器に蓄電さ
    れている2次電源に対する電源電圧を検出する電圧検出
    手段と、 本電子機器が動作するのに必要な動作可能電力情報と、
    前記回動手段の回動に伴う発電量情報とを記憶する記憶
    手段と、 前記動作可能電力情報と発電量情報をもとに動作に必要
    な電力に達するまでの前記回動手段の回動量を算出する
    算出手段と、 前記算出手段によって得られた回動量を視覚的に表示す
    る表示手段と、をさらに備えてなることを特徴とする請
    求項1記載の発電機能を備えた電子機器。
  3. 【請求項3】 電子機器の筐体は、ヒンジ手段を介して
    折りたたみ開閉自在に形成した第1の筐体と第2の筐体
    とを有する構成であって、 前記回動手段は、前記第1の筐体を開閉するための手動
    操作に連動して回動するように構成されてなることを特
    徴とする請求項1または2記載の発電機能を備えた電子
    機器。
  4. 【請求項4】 電子機器の筐体は、該筐体表面に一体的
    でかつ摺動自在に巻装できる構造で形成されて、手動操
    作によって巻装できる構造が回動自在に構成されてなる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の発電機能を備
    えた電子機器。
JP35384199A 1999-12-14 1999-12-14 発電機能を備えた電子機器 Pending JP2001166855A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100715791B1 (ko) * 2005-12-27 2007-05-08 엘지전자 주식회사 이동통신단말기와 영상표시장치 및 메시지를 표시하는 방법
JP2009301348A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Oki Data Corp カード読取装置及び電子機器
US11211847B2 (en) 2017-07-13 2021-12-28 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Hinge device provided with power generating device and capable of extracting energy from user's living activities to generate electric power

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