JP2001165821A - トンネル走行実験方法および装置 - Google Patents

トンネル走行実験方法および装置

Info

Publication number
JP2001165821A
JP2001165821A JP35349799A JP35349799A JP2001165821A JP 2001165821 A JP2001165821 A JP 2001165821A JP 35349799 A JP35349799 A JP 35349799A JP 35349799 A JP35349799 A JP 35349799A JP 2001165821 A JP2001165821 A JP 2001165821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tunnel
simulated
sound
running test
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35349799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3686561B2 (ja
Inventor
Takashi Fukuda
傑 福田
Masanori Iida
雅宣 飯田
Takeshi Matsumura
豪 松村
Yukio Nishiyama
幸夫 西山
Susumu Ishibashi
進 石橋
Masao Sato
正男 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute filed Critical Railway Technical Research Institute
Priority to JP35349799A priority Critical patent/JP3686561B2/ja
Publication of JP2001165821A publication Critical patent/JP2001165821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3686561B2 publication Critical patent/JP3686561B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来より高速で鉄道車両がトンネルを通過する
際に発生する現象を測定・検証可能としたトンネル走行
実験方法及び装置を提供する 【解決手段】模擬トンネル3の前方に、模擬車両2の断
面の大きさと同程度のロール間隔を有する回転ロール対
40を配置し、回転ロール41を互いに逆方向に回転さ
せ、模擬車両2を、回転ロール対40のロール間に模擬
トンネル3の反対側から差し込んで模擬トンネル3に向
けて発射して通過させる。ここで、回転ロール対40を
複数直列に設けるとさらに模擬車両2の速度を高速化で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両がトンネ
ル内を通過する際に発生する現象を実験的に検証するト
ンネル走行実験装置に係り、特にノイズが少なく、ま
た、鉄道車両がトンネルを高速通過する際に発生する現
象を測定可能にしたトンネル走行実験方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、列車がトンネル内に突入すると
圧縮波および膨張波が生じる。この圧縮波や膨張波がト
ンネル内を伝播して反対側の坑口に到達すると、この圧
縮波あるいは膨張波前面の圧力勾配にほぼ比例したパル
ス状の圧力波(微気圧波)が坑口から外部に放射され
る。この微気圧波の放射は、破裂的な空気圧音(一次
音)を招くだけでなく、坑口付近の家屋の窓ガラスや戸
を急に動かして二次音を発生させる要因となるものであ
り、その抑制防止が重要となっている。具体的な微気圧
波低減対策としては、列車先頭形状を長くしたり、トン
ネル入口にフードを設ける等の手段が講じられている
が、このような列車先頭の最適形状やトンネルフードの
最適構造を定めるには、トンネル走行の模擬実験を行っ
て微気圧波を実測することが極めて望ましい。
【0003】また、近年は列車のさらなる高速化(時速
300km以上)が進み、上述した微気圧波の他、従来
は問題にならなかった、トンネル突入時およびトンネル
退出時に当該トンネルと列車との相互作用により発生す
る低周波のトンネル突入波、退出波も、微気圧波と同様
の問題をもたらす可能性が出てきている。
【0004】これらの問題を解決するため、従来から実
験室レベルで上述した諸現象を調べるトンネル走行実験
が行われている。従来のトンネル走行実験としては、例
えば特開平7−151647号公報に開示されるよう
に、発射筒内に模擬車両を装填し、その後方に一定期間
高圧ガスを供給することにより当該模擬車両を発射して
模擬トンネル内に突入させる方法および装置が知られて
いる。ここで、模擬トンネルおよび模擬車両を軸対称な
形状にして、これらの断面積比を実物と相似にすること
で、時間を圧縮した形で実物と相似なトンネル内圧縮波
形が得られるため、微気圧波の現象を解析し、これらの
低減対策の検討を行える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した高
圧ガスを利用したトンネル走行実験では、模擬車両発射
時に、高圧ガスの膨張によって空気振動(騒音も含む)
が発生してノイズ源となり、測定に悪影響を与えてい
た。この傾向は模擬車両の発射速度が高速になるほど大
きくなっていた。また、上述したトンネル走行実験で
は、ノイズの悪影響を受けることなく300km以上の
速度でトンネルを通過させることが難しかったため、高
速走行時のトンネル突入波、退出波などの現象を近年の
鉄道の高速化に対応させた状態で測定することは難しか
った。さらに、上述したトンネル走行実験では、模擬車
両の断面積を変更するには発射筒を変更する必要があ
り、容易に変更することは難しかった。
【0006】そこで、本発明は、ノイズを発生させず、
また、例えば時速300km以上という高速で、任意の
断面積の鉄道車両がトンネルを通過する際に発生する現
象を測定・検証可能としたトンネル走行実験方法及び装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、第1の発明は、例えば図1〜図3に示すように、模
擬車両(2)を発射して模擬トンネル(3)内を通過さ
せるトンネル走行実験方法において、前記模擬トンネル
の前方に、前記模擬車両の断面の大きさと同程度のロー
ル間隔を有する回転ロール対(40)を配置し、この回
転ロール対を構成する回転ロール(41)を互いに逆方
向に回転させ、前記模擬車両を、当該回転ロール対のロ
ール間に前記模擬トンネルの反対側から差し込んで前記
模擬トンネルに向けて発射して通過させることを特徴と
する。
【0008】この請求項1記載の発明において、模擬車
両は回転ロール対の回転により加速されて模擬トンネル
に向けて発射される。すなわち、従来とは模擬車両の発
射方式が異なり、回転ロール対の回転速度を上げたり、
あるいは回転ロール対を複数走行方向に並べてこれらの
間に模擬車両を順次通して順次加速することにより、従
来より高速で模擬車両を模擬トンネルに向けて発射する
ことができる。このため、模擬車両発射時のノイズは従
来の高圧ガスを利用した方法より格段に小さいため、よ
り高精度の測定を行える。また、従来より高速で鉄道車
両がトンネルを通過する際に発生する現象や、トンネル
−トンネル間が非常に短い場合、その間すなわち明かり
区間を通過する際に発生する現象を測定することが可能
になる。
【0009】例えば、列車通過時のトンネル内の気圧変
動を測定するには、請求項2記載のように、模擬トンネ
ルの内部に圧力センサ(31)を設ければよい。また、
トンネルに突入・退出する際にトンネル出入り口で発生
する低周波空気振動(例えばトンネル突入波、退出波
で、現地では数ヘルツ程度、模型では数十ヘルツ程度)
を測定するには、請求項3記載のように、模擬トンネル
の出入り口の少なくとも一方の近傍に低周波空気振動検
出手段(例えばマイクロフォン7)を設ればよい。
【0010】また、本発明は、請求項4に記載するよう
に、模擬トンネルと発射手段との間に遮音手段(例えば
遮音シート92)を設けて、回転ロールの回転音と模擬
車両発射音とを遮音して測定に与える影響を防いでもよ
い。また、請求項5に記載するように、模擬トンネルの
周囲に、当該模擬トンネルをほぼ覆うように吸音手段
(例えば吸音材91)を設け、回転ロールの回転音と模
擬車両発射音の反射を防いで測定に与える影響を防いで
もよい。これら請求項4および5記載の発明によれば、
実験室内で無限空間を模擬することになり、さらに高精
度に鉄道車両がトンネルや明かり区間を通過する際に発
生する現象を測定・検証できる。
【0011】また、第2の発明は、請求項6に記載し、
また図1〜図3に例示するように、模擬トンネル(2)
と、この模擬トンネルの前方に配置される回転ロール対
(40)と、この回転ロール対の回転ロール(41)を
互いに逆方向に回転させる回転手段(例えばモータ4
3)と、からなる発射手段(4)と、前記回転ロール対
のロール間隔と同程度の断面の大きさを有する模擬車両
(2)と、この模擬車両を前記回転ロール対のロール間
から前記模擬トンネルまで案内する案内手段(例えばピ
アノ線5)とを備えたトンネル走行実験装置であること
を特徴とする。
【0012】この請求項6記載の発明によれば、第1の
発明を行うトンネル走行実験装置を提供できる。ここ
で、回転ロールとしては、例えば請求項7に記載するよ
うに、金属製であり、ロール面全周に弾性材(例えばゴ
ム材44)を備える構成とする。これにより、模擬車両
は発射時に回転ロールによって傷つけられにくくなると
ともに、発射に必要な摩擦力が得られる。また、一つの
回転ロール対を形成する各回転ロールの回転速度は同じ
であり、好ましくは、例えばインバータ等を含む制御回
路で意図する速度に調節可能な構成にする。
【0013】また、この第2の発明は、請求項8に記載
し、図2に例示するように、回転ロール対を複数直列に
備える構成としてもよい。この場合は、模擬車両をより
高速で模擬トンネル内に突入させることができる。ここ
で、各回転ロール対は、好ましくは各々別個に制御回路
で速度調節が可能な構成にして、最も効率よく模擬車両
を加速できるように速度比を設定する。
【0014】また、請求項9記載の発明は、請求項6〜
8のいずれかに記載のトンネル走行実験装置において、
模擬トンネルの内壁に、当該模擬トンネル内の圧力を測
定する圧力センサ(31)を備えることを特徴とする。
また、請求項10記載の発明は、請求項6〜9のいずれ
かに記載のトンネル走行実験装置において、模擬トンネ
ルの出入り口の少なくとも一方の近傍に、低周波空気振
動検出手段(例えばマイクロフォン7)を備えることを
特徴とする。これら請求項9または10記載の発明によ
れば、請求項3または4記載のトンネル走行実験方法を
行う装置を提供できる。
【0015】また、請求項11記載の発明は、請求項6
〜10のいずれかに記載のトンネル走行実験装置におい
て、回転ロールの回転音と模擬車両発射音の反射を防い
でこれらが測定に影響を与えることを防ぐ為に、模擬ト
ンネルの周囲に、当該模擬トンネルをほぼ覆う吸音手段
(例えば吸音材91)を備えることを特徴とする。ま
た、請求項12記載の発明は、請求項6〜11のいずれ
かに記載のトンネル走行実験装置において、回転ロール
の回転音と模擬車両発射音とを遮音して測定に与える影
響を防ぐために、前記模擬トンネルと発射手段との間に
遮音手段(例えば遮音シート92)を備えることを特徴
とする。これら請求項11および12記載の発明によれ
ば、請求項4および5記載のトンネル実験方法を行う装
置を提供できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の一実施
例であるトンネル走行実験装置1について詳細に説明す
る。図1はトンネル走行実験装置1の構成を説明する概
略図であり、図2はトンネル走行実験装置1の発射手段
4の側面図であり、図3は発射手段4の正面図であり、
図4はトンネル走行実験装置1の測定結果の一例を示す
グラフである。
【0017】トンネル走行実験装置1は、図1に示すよ
うに、周知の模擬車両2と、圧力センサ31を内蔵した
周知の模擬トンネル3と、模擬車両2を発射する発射手
段4と、発射手段4から発射された模擬車両2を模擬ト
ンネル3に案内するピアノ線5(案内手段)と、模擬車
両2の速度を測定するために模擬トンネル3の入口付近
に設けられた周知の速度センサー6と、模擬トンネル3
の入り口付近および出口付近にそれぞれ設けられたマイ
クロフォン7(低周波振動検出手段)と、模擬トンネル
3を通過した模擬車両2を制動する周知の制動手段8
と、模擬車両2の発射音がマイクロフォン7に届くのを
防ぐ防音手段9と、により概略構成されており、模擬車
両2が模擬トンネル3を通過する際に、模擬トンネル3
内で発生する圧縮波や膨張波を圧力センサ31で、模擬
トンネル3の入口で発生する突入波・退出波や模擬トン
ネル3の出口で発生する微気圧波等をマイクロフォン7
で、それぞれ測定・検証する装置である。
【0018】発射手段4は、図2および図3に示すよう
に、3個の回転ロール対40を直列に並べた3段構成で
あり、側面に設けた挿入口4aから、一端側の回転ロー
ル対40のロール間に模擬車両2を差し込み、3つの回
転ロール対40で順次加速して、他端側の回転ロール対
40から発射する装置である。この際、各回転ロール対
40の回転速度は、一端側から他端側に行くにつれて順
次速くなっている。
【0019】ここで、回転ロール対40は、例えば直径
が50〜100cm程度の2個の金属製の回転ロール4
1を、互いに上下に位置するように支持枠42に取り付
け、さらに、各回転ロール41にモータ43を直結した
構成である。また、回転ロール41のロール面にはゴム
材44を貼り付けてある。さらに、少なくとも一方の回
転ロール41はモータ43と共に上下に移動可能となっ
ており、模擬車両2の断面の形状や大きさに合わせて回
転ロール41の間隔を調節できる構成となっている。
【0020】ピアノ線5は、模擬車両2のほぼ中心を走
行方向に貫いており、一端は3つの回転ロール対40の
ロール間を通り抜けて発射手段4の差込側より先に位置
しており、他端は模擬トンネル3の中を通り抜けた先に
位置している。また、ピアノ線5は緊張装置(図示省
略)により張力を与えられた状態に維持されている。
【0021】マイクロフォン7は、任意の位置で測定で
きるように取り付け位置が可変となっている。また、マ
イクロフォン7としては、測定対象となる空気振動の周
波数に合った特性のマイクロフォンを用いる。例えばト
ンネル突入波を測定する場合には、10〜500ヘルツ
程度の空気振動を測定対象としたマイクロフォンを用い
る。
【0022】防音手段9は、当該トンネル走行実験装置
1を覆う吸音材91(吸音手段)と、模擬トンネル3と
発射手段4との間をピアノ線5近辺を除いて仕切ってい
る遮音シート92(遮音手段)と、により概略構成され
ている。吸音材91は、回転ロール41の回転音(モー
タ43の駆動音も含む)や模擬車両2の発射音、さらに
は測定対象そのものである突入波・退出波・微気圧波が
トンネル走行実験装置1を設置した部屋の壁や天井、床
面で反射してマイクロフォン7に届くことを防ぐ手段で
ある。また、遮音シート92は前記した反射音を防ぐ
他、模擬車両2の発射音が直接マイクロフォン7に届く
ことも防ぐ手段である。
【0023】このような構成のトンネル走行実験装置1
によれば、模擬車両2を、回転ロール対40を用いて発
射するので、ガス圧力を利用する従来のトンネル走行実
験装置と比べてより低ノイズ下で高精度に、突入波や微
気圧波などの測定を行える。また、防音手段9の働きに
より、模擬車両2の発射音はマイクロフォン7に届かな
いため、さらに低ノイズ下で高精度に突入波・退出波や
微気圧波の測定・検証を高精度で行える。
【0024】また、高速で模擬車両2を発射できる。こ
のため、従来と比べてより高速でトンネルを通過する際
の現象を測定・検証できる。さらに、発射手段4を回転
ロール対40の3段構成としたので、回転ロール対40
が1段若しくは2段の場合と比べ、さらに高速で模擬車
両2を発射できる。
【0025】この結果、図4(A)(圧力センサ31に
よる測定結果)、同図(B)(模擬トンネル3入口側の
ピアノ線5の近くに設置されたマイクロフォン7による
測定結果)、同図(C)(模擬トンネル3入口側のピア
ノ線5から離れて設置されたマイクロフォン7による測
定結果)、同図(D)(模擬トンネル3出口側に設置さ
れたマイクロフォン7による測定結果)のグラフに示す
ように、回転ロール対40が二段の場合(図4各グラフ
中の細線に示す)と比べ、トンネル走行実験装置1(図
4各グラフ中の太線に示す)は、模擬車両2の速度が時
速280kmから時速430kmに高速化するため、ト
ンネル内で発生する圧縮波や膨張波(図4(A)参照)
やこれらによって発生する微気圧波(図4(D)参照)
の他、従来例では把握が難しかったトンネル突入時に発
生する突入波(図4(B)および(C)参照)も、はっ
きり捉えることが可能となる。
【0026】なお、本発明は本実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形可
能であり、マイクロフォン7の個数を増やして微気圧波
や突入波の立体的な広がりをさらに精度よく把握するこ
ともできる。さらに、模擬トンネル3の途中で、断面形
状を変えたり分岐部を設けたり、あるいは器材孔を設け
たりすることで、これらが車両のトンネル通過時の諸現
象に与える影響を測定・検討することも可能になる。ま
た、トンネルがない場合の車両通過時の沿線圧力変動等
の測定・検討も可能になる。
【0027】
【発明の効果】以上より、本発明によれば、模擬車両は
回転ロール対の回転により加速されて模擬トンネルに向
けて発射されるため、回転ロール対の回転速度を上げた
り、あるいは回転ロール対を複数走行方向に並べてこれ
らの間に模擬車両を順次通して順次加速することによ
り、従来より高速で模擬車両を模擬トンネル内を通過さ
せることができる。このため、圧縮波や膨張波、微気圧
波の他、トンネル突入波やトンネル退出波など、鉄道車
両がトンネルを通過する際に発生する現象を、より高速
走行下で測定可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるトンネル走行実験装置
の構成を説明する概略図。
【図2】同トンネル走行実験装置の発射手段の側面図。
【図3】同発射手段の正面図。
【図4】同トンネル走行実験装置の測定結果の一例を示
すグラフ。
【符号の説明】
1 トンネル走行実験装置 2 模擬車両 3 模擬トンネル 4 発射手段 4a 挿入口 5 ピアノ線(案内手段) 6 速度センサ 7 マイクロフォン(低周波振動検出手段) 8 制動手段 9 防音手段 31 圧力センサ 40 回転ロール対 41 回転ロール 42 支持枠 43 モータ(回転手段) 91 吸音材(吸音手段) 92 遮音シート(遮音手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 豪 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 西山 幸夫 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 石橋 進 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 佐藤 正男 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】模擬車両を発射して模擬トンネル内を通過
    させるトンネル走行実験方法において、 前記模擬トンネルの前方に、前記模擬車両の断面の大き
    さと同程度のロール間隔を有する回転ロール対を配置
    し、 この回転ロール対を構成する回転ロールを互いに逆方向
    に回転させ、前記模擬車両を、当該回転ロール対のロー
    ル間に前記模擬トンネルの反対側から差し込んで前記模
    擬トンネルに向けて発射して通過させること、 を特徴とするトンネル走行実験方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のトンネル走行実験方法にお
    いて、 模擬トンネルの内部に圧力センサを設け、前記模擬車両
    が前記模擬トンネル内を通過する際に発生する当該模擬
    トンネル内の気圧変動を測定することを特徴とするトン
    ネル走行実験方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のトンネル走行実験
    方法において、 模擬トンネルの出入り口の少なくとも一方の近傍に低周
    波空気振動検出手段を設け、模擬車両が前記模擬トンネ
    ルに突入・退出する際に当該模擬トンネルの出入り口近
    傍で発生する低周波空気振動を測定することを特徴とす
    るトンネル走行実験方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のトンネル
    走行実験方法において、 模擬トンネルと発射手段との間に遮音手段を設けて、回
    転ロールの回転音と模擬車両発射音とを遮音して測定に
    影響を与えることを防ぐことを特徴とするトンネル走行
    実験方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載のトンネル
    走行実験方法において、 模擬トンネルの周囲に、当該模擬トンネルをほぼ覆うよ
    うに吸音手段を設け、回転ロールの回転音と模擬車両発
    射音の反射を防いでこれらが測定に影響を与えることを
    防ぐことを特徴とするトンネル走行実験方法。
  6. 【請求項6】模擬トンネルと、 この模擬トンネルの前方に配置される回転ロール対と、
    この回転ロール対の回転ロールを互いに逆方向に回転さ
    せる回転手段と、からなる発射手段と、 前記回転ロール対のロール間隔と同程度の断面の大きさ
    を有する模擬車両と、 この模擬車両を前記回転ロール対のロール間から前記模
    擬トンネルまで案内する案内手段と、 を備えることを特徴とするトンネル走行実験装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載のトンネル走行実験装置にお
    いて、 回転ロールは金属製であり、ロール面全周に弾性材を備
    えることを特徴とするトンネル走行実験装置。
  8. 【請求項8】請求項6または7記載のトンネル走行実験
    装置において、 回転ロール対を複数直列に備えることを特徴とするトン
    ネル走行実験装置。
  9. 【請求項9】請求項6〜8のいずれかに記載のトンネル
    走行実験装置において、 模擬トンネルの内壁に、当該模擬トンネル内の圧力を測
    定する圧力センサを備えることを特徴とするトンネル走
    行実験装置。
  10. 【請求項10】請求項6〜9のいずれかに記載のトンネ
    ル走行実験装置において、 模擬トンネルの出入り口の少なくとも一方の近傍に、低
    周波空気振動検出手段を備えることを特徴とするトンネ
    ル走行実験装置。
  11. 【請求項11】請求項6〜10のいずれかに記載のトン
    ネル走行実験装置において、 回転ロールの回転音と模擬車両発射音の反射を防いでこ
    れらが測定に影響を与えることを防ぐ為に、模擬トンネ
    ルの周囲に、当該模擬トンネルをほぼ覆う吸音手段を備
    えることを特徴とするトンネル走行実験装置。
  12. 【請求項12】請求項6〜11のいずれかに記載のトン
    ネル走行実験装置において、 回転ロールの回転音と模擬車両発射音とを遮音して測定
    に与える影響を防ぐために、前記模擬トンネルと発射手
    段との間に遮音手段を備えることを特徴とするトンネル
    走行実験装置。
JP35349799A 1999-12-13 1999-12-13 トンネル走行実験方法および装置 Expired - Fee Related JP3686561B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35349799A JP3686561B2 (ja) 1999-12-13 1999-12-13 トンネル走行実験方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35349799A JP3686561B2 (ja) 1999-12-13 1999-12-13 トンネル走行実験方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001165821A true JP2001165821A (ja) 2001-06-22
JP3686561B2 JP3686561B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=18431250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35349799A Expired - Fee Related JP3686561B2 (ja) 1999-12-13 1999-12-13 トンネル走行実験方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3686561B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283495A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Railway Technical Res Inst 移動体の速度測定装置
JP2007139444A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Railway Technical Res Inst トンネル走行実験装置及びトンネル走行実験方法
JP2010281682A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Railway Technical Res Inst 高速鉄道におけるトンネル圧力波の模型実験方法および装置
JP2012137358A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Railway Technical Research Institute 発射装置用移動体模型
CN111289282A (zh) * 2020-03-11 2020-06-16 北京交通大学 一种高速铁路列车通过隧道的物理模型试验系统
CN114046745A (zh) * 2021-11-24 2022-02-15 长安大学 一种活动式模型试验隧道内部状态监测装置及工作方法
CN114136268A (zh) * 2021-11-24 2022-03-04 长安大学 一种试验隧道内部收敛变形及破坏状态监测装置及工作方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283495A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Railway Technical Res Inst 移動体の速度測定装置
JP2007139444A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Railway Technical Res Inst トンネル走行実験装置及びトンネル走行実験方法
JP2010281682A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Railway Technical Res Inst 高速鉄道におけるトンネル圧力波の模型実験方法および装置
JP2012137358A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Railway Technical Research Institute 発射装置用移動体模型
CN111289282A (zh) * 2020-03-11 2020-06-16 北京交通大学 一种高速铁路列车通过隧道的物理模型试验系统
CN114046745A (zh) * 2021-11-24 2022-02-15 长安大学 一种活动式模型试验隧道内部状态监测装置及工作方法
CN114136268A (zh) * 2021-11-24 2022-03-04 长安大学 一种试验隧道内部收敛变形及破坏状态监测装置及工作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3686561B2 (ja) 2005-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7254987B2 (en) Method and system for conducting an on-site measurement of the density of an insulation material
US5226326A (en) Vibration chamber
JP2001165821A (ja) トンネル走行実験方法および装置
JP2006523828A (ja) 音響伝達インピーダンスを決定する方法およびデバイス
JP3739642B2 (ja) トンネル圧力波の模型実験方法
JP4758733B2 (ja) トンネル走行実験装置及びトンネル走行実験方法
CN207622988U (zh) 噪音检测装置
Deželak et al. Determination of the sound energy level of a gunshot and its applications in room acoustics
JP2019196973A (ja) 非接触音響解析システム及び非接触音響解析方法
JP2020190460A (ja) 非接触音響解析システム
KR20010047231A (ko) 철도터널 미기압파 저감용 통풍공형 후드
RU2269105C2 (ru) Стенд для испытаний на высокоинтенсивные ударные воздействия приборов и оборудования
RU76743U1 (ru) Камера реверберационная
EP2913644A2 (en) Portable device for measuring the acoustic reflectivity coefficient in situ
MIYACHI et al. Development of tunnel compression wave generator with multiple small solenoid valves
RU2262679C1 (ru) Способ испытаний на высокоинтенсивные ударные воздействия приборов и оборудования
Grubliauskas et al. Chamber investigation and evaluation of acoustic properties of materials
JP5164779B2 (ja) インパルス音源装置
Szőke et al. Reduction of the hydrodynamic noise on a beamforming array
Arvidsson Empirical Verification of an Acoustic Estimation of a Rocket Engine: A Comparison Between Estimated and Measured Noise of a Rocket Engine
Haac et al. Experimental characterization of the vibro-acoustic response of a simple residential structure to a simulated sonic boom
JP2001264302A (ja) 非接触によるコンクリート構造物の検査方法および装置
JP3802438B2 (ja) 能動消音装置
Pancholy et al. Design and construction of an anechoic chamber at the National Physical Laboratory of India
Drabek et al. Reverberation chamber and its verification for acoustic measurements

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080610

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees