JP2001163725A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2001163725A
JP2001163725A JP34587199A JP34587199A JP2001163725A JP 2001163725 A JP2001163725 A JP 2001163725A JP 34587199 A JP34587199 A JP 34587199A JP 34587199 A JP34587199 A JP 34587199A JP 2001163725 A JP2001163725 A JP 2001163725A
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JP
Japan
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feeling
powder
cosmetic
present
mass
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JP34587199A
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Sachiko Kiso
さちこ 木曽
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】清涼感があり、さらさら感が得られ、使用感に
優れ、かつ粉体の再分散性が良い化粧料を提供する。 【解決手段】粉体と、ポリオキシエチレンアルキルエー
テルリン酸及び、化粧料全量に対して50質量%以上の
アルコールを含有することを特徴とする化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料に関し、詳
しくは、粉体を配合し、肌に塗布した時に清涼感とさら
さら感が得られる化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体を化粧料に配合する技術は、皮膚上
の汚れや余剰の脂質、汗等の成分を粉体に吸収させて皮
膚を洗浄する、またその吸収作用により耐皮脂性、耐汗
性を高め、化粧持ちを良くする等を目的として、従来広
く用いられている。
【0003】例えば、粉体入り化粧料としては、カラミ
ン(0.5質量%程度の酸化第二鉄を含む酸化亜鉛)を
含有したローションがあり、これは乾燥、冷却、保護作
用を持つ夏用ローションとして従来よく用いられている
が、基本的に保湿、あるいは収斂を目的としたものであ
るため、さらさら感、なめらかさに欠ける。さらにアル
コール含量を高くすると粉体が凝集してケーキングを起
こし使用できなくなるという問題点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、清涼感があり、さらさら感が得られ、使用感に
優れ、かつ粉体の再分散性が良い化粧料を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記事情に鑑
み、鋭意研究した結果、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルリン酸と、相当量のアルコール、粉体とを配合す
ることで、清涼感とさらさら感があり、使用感に優れ再
分散性が良い化粧料が得られることを見出し、本発明を
完成したものである。すなわち、本発明は、粉体と、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及び、化粧料
全量に対して50質量%以上のアルコールを含有するこ
とを特徴とする化粧料にある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いる粉体としては、通
常化粧料に用いられる成分であれば特に限定されず、例
えば、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、ケイ
酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、
ケイ酸ストロンチウム、珪ソウ土、タルク、シリカ、セ
リサイト、マイカ、カオリン、モンモリロナイト、クレ
ー、ベントナイト、バーミキュライト、酸化チタン被覆
雲母(雲母チタン)、オキシ塩化ビスマス、窒化ホウ
素、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、
酸化チタン、低次酸化チタン、タングステン酸金属塩、
ヒドロキシアパタイト、ゼオライト、セラミックスパウ
ダー、クロルヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウ
ム、硫酸アルミニウム、塩基性臭化アルミニウム、塩基
性ヨウ化アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム
ジルコニウム、硫酸亜鉛、塩基性乳酸アルミニウム亜
鉛、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、ベンガラ、黒酸化鉄、黄酸化鉄、群青、紺青、酸
化クロム、水酸化クロム、カラミン、カーボンブラック
等の無機粉体、ナイロン6、ナイロン12、ナイロン6
6、シルクパウダー、セルロース、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、シリコーンゴム/樹脂粉末やポリメチルシ
ルセスキオキサン等のシリコーン系粉末、ベンゾグアナ
ミン粉末、ポリ四フッ化エチレン、Nεーラウロイル−
Lーリジン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリカーボネート、トウモロコシやバレイショ等か
ら得られるスターチ類及びその誘導体、エチレン、プロ
ピレン、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル、エチレングリコールジ
メタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレ
ート、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル
酸、メタクリル酸エステル等のモノマーからなる重合体
あるいは共重合体等の有機粉体及びこれらの複合体が挙
げられる。これらの中でも、ナイロン、ポリメチルメタ
クリレート、セルロース、ジビニルベンゼン・スチレン
共重合体、ポリエチレン、シリコーンゴム粉末、ポリメ
チルシルセスキオキサン等の球状粉末がさらさら感の面
より好ましい。
【0007】本発明における上記粉体の配合量は、好ま
しくは、0.1〜20質量%であり、特に0.5〜10
質量%配合することが好ましい。粉体の配合量が0.1
質量%未満では、肌に塗布した時、さらさら感に欠ける
場合がある。また、20質量%を越えると、白浮きする
場合があり好ましくない。なお、上記粉体は、それぞれ
単独で、または、2種以上混合して使用することができ
る。
【0008】本発明に用いるポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルリン酸の配合量は、好ましくは0.1〜10
質量%であり、特に0.5〜5質量%配合することが好
ましい。また、エチレンオキサイドの付加数は、特に限
定されないが、特に2〜10モル付加物が好ましい。ア
ルキルとしては、特に限定されるものではなく、直鎖又
は分岐鎖のものを用いることができるが、炭素数12〜
16の直鎖ものが一般に用いられる。モノポリオキシエ
チレンアルキルエーテルリン酸、ジポリオキシエチレン
アルキルエーテルリン酸、トリポリオキシエチレンアル
キルエーテルリン酸のいずれも用いることができるが、
その中でジポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸
が好ましい。また、ナトリウム等で中和した塩の形態で
も用いることができる。
【0009】本発明に用いるアルコール類としては、エ
タノール、n−プロパノール、イソプロパノール等の低
級アルコール、ベンジルアルコール等の芳香族アルコー
ル等の液状アルコールが用いられるが、このうち特にエ
タノールが好ましい。配合量は、化粧料全量に対して5
0質量%以上であり、好ましくは60質量%以上であ
る。アルコールが50質量%未満では、肌へのなじみが
悪く、清涼感が劣る。
【0010】本発明の化粧料には、上記成分以外に、通
常化粧料に配合される他に従来公知の任意の成分を効果
を損なわない範囲で配合することができる。例えば、メ
ントール、カンファー等の清涼剤、殺菌剤、酸化防止
剤、その他の界面活性剤、香料、その他のアルコール
類、防腐剤、紫外線吸収剤、キレート剤、保湿剤、増粘
剤、水、抗炎症剤、アミノ酸、植物エキス、ビタミン
類、包接化合物等が挙げられる。
【0011】本発明でいう化粧料とは、顔、手、首、頭
皮、その他の全身の肌の洗浄、賦活、整肌、保護、美化
等を目的に使用される化粧料全てを意味し、具体的に
は、例えば洗顔料、クレンジング料、ローション(化粧
水)、乳液、エッセンス、日焼け止め化粧料、アフター
シェーブローションの他、ファンデーション等のベース
メークアップ化粧料が挙げられるが、ローション、特に
ボディーローション及びデオドラントウォーターが好ま
しい。剤型としては特に制限はなく、上記の他、ジェ
ル、ミスト、フォーム等とすることができる。
【0012】
【実施例】次に、実施例、比較例によって本発明を詳細
に説明する。なお、本発明はこれにより限定されるもの
ではない。配合量は質量%である。実施例に先立ち評価
方法について以下に示す。
【0013】(1)清涼感 15名の被験者に試料を使用させ、1時間後、被験者本
人が清涼感について4段階で評価した。15名の被験者
の中で最も多い回答を、評価結果とした。
【0014】評価基準は、以下の通りである。 ◎:非常に良好(清涼感がある) ○:良好(清涼感がややある) △:やや悪い(清涼感があまりない) ×:悪い(清涼感がない)
【0015】(2)さらさら感 15名の被験者に試料を使用させ、その後、温度25
℃、湿度80%の恒温恒湿室に2時間入り、被験者本人
が、さらさら感について評価した。15名の被験者の中
で最も多い回答を、評価結果とした。
【0016】評価基準は、以下の通りである。 ◎:非常にさらさらする ○:さらさらする △:ややべたつく ×:べたつく
【0017】(3)再分散性 試料を、栓つき試験管に充填し、24時間静置する。そ
の後試験管を振って粉体の再分散性を評価した。
【0018】評価基準は以下の通りである。 ◎:非常に良好 ○:良好 △:やや悪い ×:悪い
【0019】実施例1〜4、比較例1〜6 表1に示した成分を混合し、均一に分散させ化粧料を調
整し、前記各試験を実施した。その結果を表1に併せて
示す。
【0020】
【表1】
【0021】 実施例5(ボディーローション) 配合量(%) エタノール 65.0 精製水 33.0 ポリオキシエチレンメチルグルコシド(20E.O.) 0.1 ポリエチレングリコール4000 0.2 ジポリオキシエチレンアルキル(12〜16) エーテルリン酸(4E.O.) 0.5 ジイソプロパノールアミン 0.1 ナイロン末(SP−500 東レ社製) 0.5 無水ケイ酸 0.5 香料 0.1
【0022】上記成分を常法により、混合し、均一に分
散させ、ボディーローションを得た。本発明のボディー
ローションは、清涼感、さらさら感に優れ、かつ再分散
性が良いものであった。
【0023】 実施例6(ボディーローション) 配合量(%) エタノール 60.0 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(50E.O.) 0.5 ジポリオキシエチレンアルキル(12〜16) エーテルリン酸(4E.O.) 0.5 トリエタノールアミン 0.1 濃グリセリン 3.0 オリーブ油 0.5 クエン酸 0.2 クエン酸ナトリウム 0.2 グルタミン酸 0.1 セルロース 0.5 マイカ 0.5 香料 0.1 純水 33.8
【0024】上記成分を混合し、均一に分散させ、ボデ
ィーローションを得た。本発明のボディーローション
は、清涼感、さらさら感に優れ、かつ再分散性が良いも
のであった。
【0025】 実施例7(デオドラントウォーター) 配合量(%) エタノール 60.0 l−メントール 0.1 dl−カンフル 0.1 1,3−ブチレングリコール 5.0 モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 0.1 ジポリオキシエチレンアルキル(12〜16) エーテルリン酸(2E.O.) 0.5 ジイソプロパノールアミン 0.1 ポリアクリル酸アルキル 0.4 シリコン樹脂(トスパール145 東芝シリコーン社製) 0.5 香料 0.8 純水 32.4
【0026】上記成分を混合し、均一に分散させ、デオ
ドラントウォーターを得た。本発明のデオドラントウォ
ーターは、清涼感、さらさら感に優れ、かつ再分散性が
良いものであった。
【0027】 実施例8(デオドラントウォーター) 配合量(%) エタノール 60.0 l−メントール 0.2 シリカ 0.5 ジポリオキシエチレンアルキル(12〜16) エーテルリン酸(2E.O.) 0.5 ジイソプロパノールアミン 0.1 リン酸二水素カリウム 0.08 リン酸一水素ナトリウム 0.02 ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 0.2 香料 0.4 純水 38.0
【0028】上記成分を混合し、均一に分散させ、デオ
ドラントウォーターを得た。本発明のデオドラントウォ
ーターは、清涼感、さらさら感に優れ、かつ再分散性が
良いものであった。
【0029】
【発明の効果】上述した通り、本発明よれば、清涼感、
さらさら感があり、使用感に優れ、かつ再分散性が良い
粉体入り化粧料が提供できることは明らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体と、ポリオキシエチレンアルキルエ
    ーテルリン酸及び、化粧料全量に対して50質量%以上
    のアルコールを含有することを特徴とする化粧料。
JP34587199A 1999-12-06 1999-12-06 化粧料 Pending JP2001163725A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004182626A (ja) * 2002-12-02 2004-07-02 Nonogawa Shoji Kk 皮膚外用剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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