JP2001163648A - ごみ焼却灰を用いた人工骨材の製造方法および人工骨材 - Google Patents

ごみ焼却灰を用いた人工骨材の製造方法および人工骨材

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武 長南
Shingo Sudo
真悟 須藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ごみ焼却灰組成にかかわらず絶乾比重が
2.5比重以下で、一軸圧縮破壊荷重が30kgf以上
の人工骨材が得られる製造方法およびこの方法により得
られた人工骨材を提供することを目的とする。 【解決手段】 主原料のごみ焼却灰に粘結剤、還元剤お
よび組成制御剤を添加して骨材配合原料中の主成分であ
るSiO2、Al23、CaOの割合が、それぞれ20
〜80重量%、5〜30重量%、40重量%以下となる
よう混合調整し、さらに必要に応じて発泡剤を得た混合
物に添加し、要すれば粉砕し、次に水を加えて混練し成
型し、該成型体を要すれば乾燥した後焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ焼却施設など
から発生するごみ焼却灰を主原料とし、土木・建築用人
工骨材を製造する方法、およびこの方法により得られた
人工骨材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ごみ焼却施設などから発生するごみ焼却
灰には、焼却残渣である主灰と排ガス中に飛散する灰を
捕集した飛灰とがあり、そのほとんどが廃棄物として埋
め立て処分されている。飛灰は鉛、カドミウム、クロム
などの重金属類を含むため、現状では溶融固化、セメン
ト固化、キレート処理および酸洗浄の方法によって無害
化処理されたあと埋め立て処分されている。
【0003】しかし、溶融固化法は処理コストが高く、
またそれ以外の方法は無害化処理の長期信頼性に欠ける
という問題があり、加えて多くの自治体が最終処分場の
確保と残余年数の延長化に苦慮しているために飛灰を廃
棄物とせず資源として有効利用する技術の開発が期待さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記状況に
鑑みてなされたものであり、ごみ焼却灰組成にかかわら
ず絶乾比重が2.5比重以下で、一軸圧縮破壊荷重が3
0kgf以上の人工骨材が得られる製造方法およびこの
方法により得られた人工骨材を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記ごみ焼
却灰の有効利用率を高め、絶乾比重が2.5以下で一軸
圧縮破壊荷重が高い骨材を得るための製造方法について
鋭意検討した結果、骨材配合原料中のSiO2、Al2
3およびCaOが、それぞれ所定量の割合となるように
添加剤を加えて組成調整することによって上記課題を解
決し得ることを見出し本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち上記目的を達成する本第1の発明
は、主原料のごみ焼却灰に粘結剤、還元剤および組成制
御剤を添加して骨材配合原料中の主成分であるSi
2、Al23、CaOの割合が、それぞれ20〜80
重量%、5〜30重量%、40重量%以下となるよう混
合調整し、さらに必要に応じて発泡剤を得た混合物に添
加し、要すれば粉砕し、次に水を加えて混練し成型し、
該成型体を要すれば乾燥した後焼成することを特徴とす
る。
【0007】また、好ましくは前記還元剤が炭材であ
り、発泡剤が酸化鉄であるものである。
【0008】また、本第2の発明は、前記本第1の発明
によって得られる人工骨材であり、絶乾比重が2.5以
下で、一軸圧縮破壊荷重が30kgf以上である人工骨
材を特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細についてさら
に具体的に説明する。
【0010】一般の人工骨材の原料である粘土や頁岩な
どの主成分はシリカ、アルミナ、カルシアなどであり、
ごみ焼却灰の主成分もほぼ同様のものからなる。そし
て、人工骨材に機械的強度を持たせるためには焼成時に
ペレット内部を半溶融状態にさせてガラス化すればよ
く、また軽量化するには内部を溶融させ、揮発成分によ
る気泡を溶融体中に捕捉すればよい。比重制御はこのよ
うな発泡状態の調整によって行うことができる。
【0011】しかしながら、ごみ焼却施設などから発生
するごみ焼却灰は、焼却施設、燃焼物および運転状態な
どによって化学的・物理的性質が異なり、一般の人工骨
材の原料である天然鉱物と比較してシリカやアルミナな
どの含有量が低いため、ペレット内部を半溶融状態にし
てガラス化し、機械的強度を持たせることが困難であ
る。
【0012】本発明は、まず前記主原料のごみ焼却灰に
組成調合材、粘結剤、還元剤を混合して骨材配合原料を
作製するが、この際に骨材配合原料中のSiO2、Al2
3、CaOの割合が、それぞれ20〜80重量%、5
〜30重量%、40重量%以下となるようにする。さら
に必要に応じて発泡剤を骨材配合原料に添加する。これ
により絶乾比重が2.5以下で、一軸圧縮破壊荷重が3
0kgf以上の人工骨材を製造することができる。
【0013】本発明において、ごみ焼却灰とは主灰のみ
でなく、飛灰や主灰と飛灰の混合させたものをいう。ま
た、これらの粒度にも特に影響されない。
【0014】組成制御剤としてはSiO2および/また
はAl23を含有するものであれば特に限定されず、例
えば珪砂、陶石、長石、カオリナイト、木節粘土、工業
薬品、廃ガラス、シリカやアルミナを含む鉱物、石炭
灰、下水汚泥、建設汚泥などの産業廃棄物などが挙げら
れる。
【0015】本発明で粘結剤を用いた理由は、加水造粒
後のペレットの成型性と機械的強度を付与するためであ
る。機械的強度が弱いとロータリーキルンでの焼成の際
にペレットが粉化して製品の収率が低下し、かつ焼成帯
付近でペレット表面に粉化したものが付着したり、ある
いはロータリーキルンの内壁に付着して連続操業に支障
をきたすからである。
【0016】粘結剤の種類は特に限定されないが、例え
ばベントナイト、水ガラスなどの無機類、澱粉、糖蜜、
リグニン、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、
天然ゴム、パルプ廃液などの有機類が挙げられる。さら
に添加量も特に限定されないが、添加効果およびコスト
などを考慮すると0.5〜10重量%の範囲が好まし
い。
【0017】還元剤は、主として焼成中のペレット内部
の還元度を調整するために用いるが、炭材を用いれば、
結果としてCO、CO2ガスを発生する。よって、後述
する炭化珪素の一部を炭材に置き換えることが可能であ
る。炭材としては、例えば石炭やコ−クスなどが挙げら
れる。骨材配合原料の全体に対する炭材の添加量は、
0.2〜10重量%であることが好ましい。0.2重量
%未満では、発泡による軽量化の効果が得られず、一方
10重量%を超えても発泡膨張による軽量化効果は増加
せず、逆に未燃焼の炭素がペレット内部に残留して人工
骨材の強度を低下させる可能性があるからである。
【0018】以上述べたようにごみ焼却灰と、組成制御
剤と、粘結剤と、還元剤とを混合して骨材配合原料を得
るが、この際、骨材配合原料中のSiO2が20〜80
重量%、Al23が5〜30重量%およびCaOが40
重量%以下の割合となるように調整する。SiO2は骨
材の機械的強度を発現させるガラス化に寄与するが、2
0重量%未満では十分な強度が得られず80重量%を超
えると適正焼成温度域が1300℃を超えるため、熱エ
ネルギ−コストや骨材のキルン内壁への溶着、あるいは
骨材同士の溶着の問題から実用性が損なわれる。
【0019】また、Al23は強度発現の鉱物生成に寄
与するが、5重量%未満では鉱物生成が不十分もしくは
生成せず、30重量%を超えるとSiO2と同様に適正
温度域が高くなりすぎる。さらに、CaOが40重量%
を超えると、前述のSiO2やAl23と同様に適正焼
成温度域が1300℃以上を超えかつ焼成可能な温度幅
が狭くなるため実用的でない。
【0020】発泡剤は還元剤と反応してガスを発生さ
せ、ガスを気泡としてペレット内部に捕捉させて比重を
制御するために用いる。発泡剤としては、前記のような
効果を発揮するものであれば特に限定されない。発泡剤
としては酸化鉄、特にへマタイトを用いれば、また還元
剤としては炭材を用いればより良好な結果が得られる。
この際、発泡剤の粒度は特に限定されないが、焼成中の
炭材による脱酸素反応を促進するために10μm以下と
することが好ましい。また、ヘマタイトを用いる場合、
その添加量は骨材配合原料の全体に対して1〜10重量
%とすることが望ましい。1重量%未満では発泡剤とし
ての効果が少なく、また10重量%を超えて添加しても
発泡による軽量化の効果は増加しないからである。
【0021】炭化珪素は、造粒したペレットが加熱によ
り多量の液相を生成するときに、酸化鉄と効率よく反応
してCOやCO2ガスによるペレットの発泡膨潤を特に
促進する。よって、発泡剤として添加しても良く、還元
剤として添加しても良い。この場合、骨材配合原料の全
体に対する炭化珪素の添加量は、0.1〜1.0重量%
であることが好ましい。0.1重量%未満では骨材の軽
量化に対する効果が十分でなく、また1.0重量%を超
えても軽量効果は増大しないからである。
【0022】必要であれば、骨材配合原料と発泡剤との
混合物を粉砕するが、粉砕方法は骨材配合原料が平均粒
径20μm以下、好ましくは15μm以下まで粉砕でき
るものであればいずれの方法でもよい。例えばポットミ
ル、振動ミル、遊星ミルなどのボ−ルミル、衝突式のジ
ェット粉砕機、タ−ボ粉砕機などが挙げられる。
【0023】つぎに、得られた粉砕物を必要に応じて湿
式混練するが、採用する混練方法は特に限定されず公知
の混練装置を用いることができる。また、成型方法とし
ては所定の径になるように成型できるものであればよ
く、例えばパンペレタイザーや押出成型機を用いると簡
便である。
【0024】得られた成型体は必要に応じて乾燥し、そ
の後焼成するが、焼成法は特に限定されない。例えば、
連続操業や得られる骨材品質の均一性を勘案すればロー
タリーキルンを用いることが好ましく、雰囲気は所望と
する骨材物性に合わせて適宜選択する。例えば、燃焼ガ
ス中の酸素濃度を3%〜12%、焼成帯温度を1000
℃〜1300℃、前記焼成帯温度での成型体の滞留時間
を1分〜120分となるようにキルンの勾配、回転数を
選定し、あるいはダムの設置や内径といったキルン構造
を選定する。なお、焼成前に必要に応じて施す乾燥法も
特に限定されるものでない。
【0025】
【実施例】以下の実施例および比較例により、本発明を
さらに詳細に説明する。ただし、本発明は下記実施例に
限定されるものではない。
【0026】なお、用いたごみ焼却飛灰は主成分の割合
から2種類であり、AはSiO2:27.4重量%、A
23:13.1重量%、Fe23:1.3重量%、C
aO:17.0重量%、Na2O:7.4重量%、K
2O:6.1重量%、C:2.6重量%であり、BはS
iO2:19.9重量%、Al23:13.1重量%、
Fe23:2.0重量%、CaO:18.5重量%、N
2O:8.6重量%、K2O:7.6重量%、C:2.
8重量%のものである。
【0027】また、組成制御剤として用いた石炭灰の主
成分はSiO2:66.3重量%、Al23:25.4
重量%、Fe23:4.1重量%、CaO:0.8重量
%、Na2O:0.3重量%、K2O:0.8重量%、M
gO:0.5重量%であり、下水汚泥焼却灰の主成分は
SiO2:40.0重量%、Al23:16.0重量
%、Fe23:12.0重量%、CaO:8.5重量
%、Na2O:2.0重量%、K2O:1.5重量%、M
gO:2.5重量%、P25:10.0重量%である。 [実施例1]Aの焼却飛灰60.0重量%、ベントナイ
ト5.0重量%、ヘマタイト7.0重量%、コークス
5.0重量%、アルミナ2重量%および珪砂21.0重
量%からなる骨材配合原料を、振動ミルを用いて平均粒
径5μmに混合粉砕した。該粉砕物に水を添加しなが
ら、押し出し成型機にて直径約8〜10mmの円柱状に
成型した後、105℃で通風乾燥した。次いで、前記乾
燥骨材を煉瓦内径400mm、長さ8000mmのロー
タリーキルンに供給して、燃焼ガス中の酸素濃度4%、
温度約1050℃で滞留時間が20分となる条件下で焼
成した。
【0028】このようにして得られた骨材aの品質評価
として、絶乾比重はJIS A 1110に基づいて測定し、一軸
圧縮破壊荷重(以後、圧潰強度)は圧潰試験機によって
測定した。なお、前記測定は直径約10mmの各骨材に
ついて行い、その平均値を求めた。得られた結果を表1
に示した。
【0029】表1から分かる通り、実施例1の骨材aは
絶乾比重が1.95、圧潰強度が140kgfであっ
た。なお、骨材配合原料配合中のSiO2、Al23
CaOの割合は化学分析の結果、それぞれ39.8重量
%、8.9重量%、10.8重量%であった。
【0030】[実施例2〜13および比較例1〜3]滞
留時間を40分となる条件で焼成した以外は実施例1と
同様にして骨材b(実施例2)を、Aの焼却飛灰60.
4重量%、ベントナイト4.8重量%、ヘマタイト4.
8重量%、コ−クス3.9重量%および珪砂26.1重
量%とした以外は実施例1と同様にして骨材c(実施例
3)を、キルン温度を1030℃、1070℃とした以
外は実施例1と同様にして、それぞれ骨材d(実施例
4)、骨材e(実施例5)を、Aの焼却飛灰58.0重
量%、ベントナイト4.8重量%、ヘマタイト4.8重
量%、コ−クス3.4重量%、アルミナ7.3重量%お
よび珪砂21.6重量%とした以外は実施例1と同様に
して骨材f(実施例6)を、キルン温度を1030℃、
1070℃とした以外は実施例6と同様にして、それぞ
れ骨材g(実施例7)、骨材h(実施例8)を、Aの焼
却飛灰69.3重量%、ベントナイト4.7重量%、ヘ
マタイト6.6重量%、コ−クス6.0重量%、炭化珪
素0.5重量%、アルミナ2.9重量%および珪砂1
0.0重量%とした以外は実施例1と同様にして骨材i
(実施例9)を、Bの焼却飛灰83.0重量%、ベント
ナイト5.0重量%、コ−クス2.0重量%および珪砂
10重量%とした以外は実施例1と同様にして骨材j
(実施例10)を、Bの焼却飛灰73.0重量%、ベン
トナイト5.0重量%、コ−クス2.0重量%および珪
砂20重量%とした以外は実施例1と同様にして骨材k
(実施例11)を、Bの焼却飛灰64.5重量%、ベン
トナイト5重量%、ヘマタイト5重量%、コ−クス5重
量%、炭化珪素0.5重量%および石炭灰20重量%と
し、キルン温度を1100℃とした以外は実施例1と同
様にして骨材l(実施例12)を、Bの焼却飛灰74.
8重量%、ベントナイト5重量%、ヘマタイト5重量
%、コ−クス2重量%および下水汚泥焼却灰13.2重
量%とした以外は実施例1と同様にして骨材m(実施例
13)を、キルン温度を700℃、800℃とした以外
は実施例1と同様にして、それぞれ骨材n(比較例
1)、骨材o(比較例2)を、Bの焼却飛灰28.0重
量%、ベントナイト5.0重量%、ヘマタイト5.0重
量%、コ−クス2.0重量%、石炭灰20.0重量%お
よび生石灰40.0重量%とした以外は実施例1と同様
にして骨材p(比較例3)を得た。
【0031】得られた骨材b〜pについて実施例1と同
様の測定を行い、その評価結果と骨材配合原料配合中の
酸化物換算でのSiO2、Al23、CaOの化学分析
結果を表1に併せて示した。
【0032】表1から分かる通り、実施例の骨材b〜m
は絶乾比重が1.45〜2.33、圧潰強度が30kg
f以上であるのに対して、比較例1〜3の骨材n〜pは
圧潰強度が26kgf以下であった。
【0033】 表1 骨 材 絶乾比重 圧潰強度 SiO2 Al23 CaO kgf 重量% 重量% 重量% a 実施例1 1.95 140 39.8 8.9 10.8 b 実施例2 1.93 153 39.8 8.9 10.8 c 実施例3 1.92 85 44.6 9.0 10.9 d 実施例4 1.72 45 44.6 9.0 10.9 e 実施例5 2.33 138 44.6 9.0 10.9 f 実施例6 1.93 32 39.7 15.9 10.4 g 実施例7 1.74 30 39.7 15.9 10.4 h 実施例8 2.06 36 39.7 15.9 10.4 i 実施例9 1.45 43 31.7 9.9 12.1 j 実施例10 1.70 103 29.7 12.0 16.0 k 実施例11 1.85 107 37.2 11.6 14.7 l 実施例12 1.73 53 29.4 14.2 12.1 m 実施例13 1.70 45 23.5 12.6 15.0 n 比較例1 1.65 23 39.8 8.9 10.8 o 比較例2 1.62 26 39.8 8.9 10.8 p 比較例3 1.67 24 22.2 9.4 45.4
【0034】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明に従えば、ごみ
焼却灰を主原料として強度が高い骨材を効率的に生産す
ることができる。従って、産業廃棄物を埋め立てて処理
することなく、特に土木・建築材料などに再資源化でき
ることから、環境保全と資源有効利用において極めて有
用なものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主原料のごみ焼却灰と、粘結剤と、還元剤
    と、組成制御剤とを混合して骨材配合原料を得、必要に
    応じて発泡剤を得た骨材配合原料に添加し、要すれば粉
    砕し、次に水を加えて混練し成型し、得た成型体を要す
    れば乾燥した後、焼成して人工骨材を得る方法におい
    て、骨材配合原料中のSiO2、Al23、CaOの割
    合が、それぞれ20〜80重量%、5〜30重量%、4
    0重量%以下となるよう混合調整することを特徴とする
    人工骨材の製造方法。
  2. 【請求項2】前記還元剤が炭材であることを特徴とする
    請求項1記載のごみ焼却灰を用いた人工骨材の製造方
    法。
  3. 【請求項3】前記発泡剤が酸化鉄および炭化珪素の内、
    少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または
    2記載のごみ焼却灰を用いた人工骨材の製造方法。
  4. 【請求項4】得られる人工骨材の絶乾比重が2.5以下
    で、一軸圧縮破壊荷重が30kgf以上である請求項1
    〜3記載の人工骨材の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4記載の方法により得られる人
    工骨材であり、絶乾比重が2.5以下で、一軸圧縮破壊
    荷重が30kgf以上である人工骨材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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