JP2001162226A - 直流振動モータ及びその電機子構造 - Google Patents

直流振動モータ及びその電機子構造

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JP2001162226A
JP2001162226A JP34797399A JP34797399A JP2001162226A JP 2001162226 A JP2001162226 A JP 2001162226A JP 34797399 A JP34797399 A JP 34797399A JP 34797399 A JP34797399 A JP 34797399A JP 2001162226 A JP2001162226 A JP 2001162226A
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coils
vibration motor
rotor
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JP34797399A
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Koichi Kuwabara
浩一 桑原
Katsuhisa Matsuura
克久 松浦
Minoru Makiyo
実 真清
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一層の小型化及び軽量化を図ることができる
直流振動モータを提供する。 【解決手段】 直流振動モータは、固定子1と、この固
定子1に回転自在に装着された回転子2と、回転子2を
密閉する円筒状のカバー3とにより構成されている。固
定子1は、環状に配置されて軸方向に着磁された4つの
永久磁石12を有する。回転子2は、回転軸21の周方
向の一部に偏心固定された電機子22を備える。電機子
22は、回転軸方向に同軸巻回された第1のコイル24
及び第2のコイル25と、これらコイル24,25と、
これらコイル24,25とは直交する軸を中心として巻
回された第3のコイル26とからなる。コイル24,2
5及び第3のコイル26には、回転方向に6分割された
整流子23と90度の空間位相角をもって配列されたブ
ラシ14とにより、3つのうち少なくとも2つのコイル
に電流が供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話の着信振
動発生装置等に使用される直流振動モータに関し、特に
小型化に適した扁平型直流振動モータ及びその電機子構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】小型の無線電話呼び出し装置や携帯電話
等に利用される扁平型直流振動モータとして、従来よ
り、例えば図7に示すように、回転子を偏心構造とした
ものが知られている(特開平6−205565号)。こ
の振動モータは、環状に配置されて軸方向に着磁された
4つの永久磁石101からなる固定子102と、この固
定子102の永久磁石101と軸方向に対向する電機子
103を備えた回転子104とからなり、回転子104
の電機子103が、電流が供給される3つのコイル10
5を周方向に近接配置させて全体が扇状となるように構
成することにより、回転子104を偏心構造としたもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、携帯電話の
普及に伴い、電車内等での着信振動を携帯電話本体では
なく、いつも身につけている腕時計等で感じることがで
きるように、従来よりも更に小型の直流振動モータが望
まれている。しかし、上述した従来の扁平型直流振動モ
ータでは、周方向の一箇所に集中させるとは言うもの
の、三相コイルを周方向に並べて配置するので、回転子
は、ある程度大きくならざるを得ず、この結果、全体の
小型化を図ることが困難であるという問題がある。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、従来に比べてより一層の小型化及
び軽量化を図ることができる直流振動モータを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る直流振動モ
ータは、周方向の複数箇所に磁極を持つように軸方向着
磁された環状の又は環状に配置された永久磁石からなる
固定子と、この固定子に対して回転自在に設けられ前記
永久磁石の磁極面と対向する電機子が回転軸に偏心固定
された回転子と、この回転子の回転に伴って前記電機子
に極性が順次反転する電流を供給する電流路を形成する
整流子及びブラシからなる電流路形成手段とを有する直
流振動モータにおいて、前記電機子は、空間位相が等し
くなるように且つ前記永久磁石から回転トルクを受ける
ように配置された第1のコイル及び第2のコイルと、前
記永久磁石から受ける力が前記第1及び第2のコイルに
前記永久磁石が及ぼす力よりも小さくなるように配置さ
れた第3のコイルとを備え、前記電流路形成手段は、前
記第1、第2及び第3のコイルの少なくとも2つの個コ
イルに電流をそれぞれ供給するものであることを特徴と
する。第3のコイルは、前記第1及び第2のコイルとそ
の巻回軸が直交するように配置され、永久磁石から磁力
を受けないようにされる。
【0006】また、本発明に係る直流振動モータの電機
子構造は、周方向の複数箇所に磁極を持つように軸方向
着磁された環状の又は環状に配置された永久磁石からな
る固定子に対して、回転子を回転自在に設けると共に、
前記回転子の前記永久磁石の磁極面と対向する電機子が
回転軸に偏心固定され、前記回転子の回転に伴って前記
電機子に極性が順次反転する電流を供給する電流路を整
流子及びブラシからなる電流路形成手段で形成した直流
振動モータにおける電機子構造において、空間位相が等
しくなるように且つ前記永久磁石から回転トルクを受け
るように配置された第1のコイル及び第2のコイルと、
前記永久磁石から受ける力が前記第1及び第2のコイル
に前記永久磁石が及ぼす力よりも小さくなるように配置
された第3のコイルとを備え、これら第1、第2及び第
3のコイルの少なくとも2つのコイルが前記電流路形成
手段によって電流をそれぞれ供給されるようにしたこと
を特徴とする。
【0007】本発明によれば、電機子が空間位相を等し
くするように配置された第1及び第2のコイルと、これ
ら第1及び第2のコイルよりも永久磁石から受ける電磁
力が小さくなるように配置された第3のコイルとにより
構成され、前記第1、第2及び第3のコイルの少なくと
も2つのコイルに電流を供給するように構成されている
ので、第1及び第2のコイルは同一位置、第3のコイル
は任意の位置に配置可能になり、電機子は、見かけ上1
コイルモータと同様に小型、軽量化することができ、製
造コストも低減することができる。しかも、本発明によ
れば、第1及び第2のコイル並びに第3のコイルを配置
するため、ブラシと整流子の位置関係において、電気的
無通電域(デッドポイント)がなく、電源供給さえ確実
に行えばいつでもスムーズな回転が得られる。
【0008】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
固定子は、例えば周方向に4つの磁極を有し、前記電機
子の第1及び第2のコイルは、前記固定子の4つの磁極
のうち1乃至2つの磁極を覆う大きさに同軸巻回され、
前記電流路形成手段を構成する整流子は、前記回転子に
取り付けられて前記回転子の回転方向に6分割されると
共に、各対向する分割体が共通接続されて各分割体の対
が前記第1のコイル、第2のコイル及び第3のコイルに
それぞれ接続され、前記電流路形成手段を構成するブラ
シは、前記固定子に取り付けられて前記整流子に対して
90度の空間位相差をもってそれぞれ接続される2つの
ブラシからなるものである。
【0009】また、前記第2のコイルは前記第1のコイ
ルの内側に巻回されたものであっても良いし、前記第1
及び第2のコイルは、2線コイルにより同時に形成され
たものであってもよい。いずれの場合でも1コイル製造
と製造工程は殆ど代わらないので、製造コストを抑える
ことができる。各極をバランス良く構成するためには、
前記第1乃至第3のコイルの直流抵抗値及びインダクタ
ンスはほぼ等しく設定されていることが望ましい。
【0010】なお、前記第1及び第2のコイルは、その
巻回軸の向きが前記回転子の回転軸の向きと一致するよ
うに配置され、前記第3のコイルは、その巻回軸の向き
が前記回転子の回転の向きと一致するように配置されて
いることが望ましい。また、前記第3のコイルは、好ま
しくは前記第1及び第2のコイルに対して前記回転子の
回転方向にずれた位置に配置されている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施例を参照
して、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施例に係る扁平型直流振動モータを示す分解斜視図、図
2は平面図である。この直流振動モータは、固定子1
と、この固定子1に回転自在に装着された回転子2と、
回転子2を密閉する円筒状のカバー3とにより、全体が
扁平円筒状となるように構成されている。固定子1は、
円盤状のプレート11と、このプレート11の上に、S
極とN極とが交互に並ぶように、環状に配置されて軸方
向に着磁された4つの永久磁石12と、プレート11の
中央から立ち上がる回転子2の支持用の支持軸13と、
永久磁石12の間の隙間からプレート11の中心部に向
かって延びる、90度の空間位相をもって配置された2
つのブラシ14とにより構成されている。また、回転子
2は、支持軸13に回転自在に支持される回転軸21
と、この回転軸21の周方向の一部に偏心状態で固定さ
れた電機子22と、回転軸21の外周面に配置された、
周方向に6分割された整流子(コンミテータ)23とを
備えて構成されている。整流子23は、ブラシ14と共
に電流路形成手段を構成する。電機子22は、同軸巻回
されてその巻回軸を回転軸方向に向けた第1のコイル2
4(外側のコイル)と、第2のコイル25(内側のコイ
ル)と、これらコイル24,25の外側に、これらコイ
ル24,25の巻回軸に対して直交する巻回軸、即ち周
方向に延びる巻回軸を中心として巻回された第3のコイ
ル26と、これらを一体的に支持する樹脂フレーム27
とを含む。
【0012】第1のコイル24、第2のコイル25及び
第3のコイル26は、例えば図3(a)に示すように、
スター結線される。整流子23は、6分割された分割片
のうち、対向する分割片同士が接続され、これら接続さ
れた分割片のペアがそれぞれ第1のコイル24、第2の
コイル25及び第3のコイル26に接続される。この整
流子23に対して90度の空間位相差をもって配置され
たブラシ14から電流が供給される。これにより、回転
子2が回転すると、第1のコイル24、第2のコイル2
5及び第3のコイル26に、電源からブラシ14及び整
流子23を介して電流が供給される。このとき2つのブ
ラシ14は、第1〜第3のコイル24,25,26と接
続された整流子23のいずれかと接続される。回転角度
によっては、片方のブラシ14に2つの整流子23が接
触するが、これによって電機子22に電流を供給し続け
ることができる。また、同図(b)に示すように、これ
ら第1のコイル24、第2のコイル25及び第3のコイ
ル26をΔ結線によって接続するようにしても良い。第
1、第2及び第3のコイル24,25,26は、各極を
バランス良く構成するため、ほぼ同一のインダクタンス
及び直流抵抗値に設定されている。
【0013】図4は、この直流振動モータの動作を説明
するためのトルク波形図であり、図中斜線を示した部分
が電流供給区間を示している。図示のように、コイルに
電流が流れている時の発生トルクは、コイルと磁極位置
との位置関係及び電流値によって決定されるが、第1の
コイル24と第2のコイル25とは、空間的位相が等し
いため、電流が供給されている期間での発生トルクはほ
ぼ等しい。なお、第3のコイル26には、電流が流れて
いてもフレミング左手の法則によるトルクは殆ど発生し
ない。
【0013】図中a〜fにおける回転子2と固定子1と
の位置関係を図5(a)〜(f)にそれぞれ対応して示
す。a区間では、図5(a)に示すように、ブラシ14
と整流子23との位置関係により、第1及び第2のコイ
ル24,25に電流が流れ、第3のコイル26には電流
は流れない。2つのコイル24,25は、2つの永久磁
石12を均等にまたがる位置を通過するので、コイル2
4,25には共に最も大きなトルクが発生する。
【0014】時刻bでは、図5(b)のように、第1の
コイル24については電流が継続的に流れるが、第2の
コイル25への電流供給が断たれ、第3のコイル26に
電流が流れ始める。以後、区間cでは、同図(c)のよ
うに、第1のコイル24と第3のコイル26に電流が流
れ、第1のコイル24のみに発生するトルクによって回
転子2は回転する。
【0015】時刻dになると、同図(d)のように、第
1のコイル24への電流供給が断たれ、第2のコイル2
5への電流供給が開始される。この間、第3のコイル2
6には電流が流れ続ける。区間eでは、同図(e)のよ
うに、第2のコイル25と第3のコイル26とに電流が
流れ、次の磁極との関係で回転トルクが継続的に発生す
る。時刻fでは、第3のコイル26への電流供給が断た
れ、第1のコイル24への電流供給が開始される。
【0016】このように、この直流振動モータでは、電
機子22がどの角度にあってもいずれか1つ以上のコイ
ルに電流が流れる。第1,第2のコイル24,25に電
流が流れると、永久磁石12の磁力線によってフレミン
グ左手の法則に従った一定の向きの回転トルクが発生す
る。もし第3のコイル26を第1及び第2のコイル2
4,25と同軸配置したとすると、第3のコイル26に
は、第1及び第2のコイル24,25とは別の向きの電
流が流れ、磁力の向きが反対になるため、回転子2の回
転負荷となることが予想されるが、この実施例のモータ
のように、3相のうちの2相分についてのみ回転トルク
が発生するようにコイル24,25を配置し、他の1相
分のコイル26についてはトルク発生がないように配置
しているので、上記のような回転負荷が生じることもな
く、スムーズな回転が可能になる。回転子2が回転する
と、電機子22が回転軸21に対して偏心しているた
め、遠心力により振動が発生する。
【0017】このモータでは、整流子23の隣接分割片
間が短絡しても、必ず電源間には、コイル24,25,
26が介在するので短絡電流は流れない。このため、隣
接分割片間を極力短くすることができ、電流が流れない
デッドポイントをゼロにすることができる。これによ
り、起動時に電流が流れずに起動不能になるという現象
は防止することができる。
【0018】しかし、第1及び第2のコイル24,25
が1つの磁極の真上に位置した状態で停止すると、電機
子22は、どちらの向きにでも回転可能になり、回転方
向が定まらなくなる。このため、この実施例では、第3
のコイル26を設けている。第3のコイル26は、永久
磁石12の磁力線と直交する巻回軸を持つため、第3の
コイル26に電流が流れても発生するトルクは0であ
る。しかし、第3のコイル26には、このときアンペア
右ネジの法則によって磁力が発生し、電磁石として機能
するので、永久磁石12との間で吸引力又は反発力(ど
ちらになるかは巻線方向や電流の向きによって異なる:
好ましくは回転が促進される方向)が発生し、コイル2
4,25は磁極の真上の位置から回避することが出来
る。また、第3のコイル26と永久磁石12とによって
発生する力は、永久磁石12と第1及び第2のコイル2
4,25に流れる電流によって発生する力(フレミング
左手の法則)に比べて微小であるため、回転トルクには
さほど影響を与えない。
【0019】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではない。上記実施例では、第1のコイル24
を外側巻線、第2のコイル25を内側巻線としたが、例
えば図6に示すように、第1のコイル31及び第2のコ
イル32を2重巻線で同時に形成するようにしても良
い。第1及び第2のコイル24,25をこのように2重
巻線で形成すると、両コイル31,32に均等な回転ト
ルクが発生するうえ、1巻コイルの作成と同様に作成す
ることができるので、製造工程も簡単になる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、電機
子が空間位相を等しくするように配置された第1及び第
2のコイルと、これら第1及び第2のコイルよりも永久
磁石から受ける電磁力が小さくなるように配置された第
3のコイルとにより構成され、電機子の回転角度に関係
なく、前記第1及び第2のコイル並びに第3のコイルの
少なくとも2つのコイルに電流を供給するように構成さ
れているので、第1及び第2のコイルは同一位置、第3
のコイルは任意の位置に配置可能になり、電機子は、見
かけ上1コイルモータと同様に小型、軽量化することが
でき、製造コストも低減することができる。しかも、本
発明によれば、電機子がいずれの回転角にあっても、第
1、第2及び第3のコイルの少なくとも2つに電流を供
給するので、電気的無通電域(デッドポイント)を無く
すことが出来、スムーズな起動が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る直流振動モータの分
解斜視図である。
【図2】 同直流振動モータの平面図である。
【図3】 同直流振動モータの回路図である。
【図4】 同直流振動モータの発生トルクと時間との関
係を示す図である。
【図5】 同直流振動モータのトルク発生原理を説明す
るための図である。
【図6】 本発明の他の実施例に係る直流振動モータの
平面図である。
【図7】 従来の直流振動モータの平面図である。
【符号の説明】
1,102…固定子、2,104…回転子、3…カバ
ー、11…プレート、12,101…永久磁石、13…
支持軸、14…ブラシ、21…回転軸、22…電機子、
23…整流子、24,31…第1のコイル、25,32
…第2のコイル、26,33…第3のコイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 23/58 H02K 23/58 Z (72)発明者 真清 実 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 5D107 AA13 BB08 CC09 DD08 5H603 BB01 BB04 BB14 CA02 CA05 CB01 CB20 CC19 CD21 CE01 FA16 5H604 BB01 BB07 BB13 CC02 CC04 CC20 DB01 QB12 5H607 BB01 BB04 BB13 CC01 DD01 DD02 DD03 EE58 KK10 5H623 BB06 GG13 GG23 HH04 HH06 HH09 JJ03 JJ05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向の複数箇所に磁極を持つように軸
    方向着磁された環状の又は環状に配置された永久磁石か
    らなる固定子と、 この固定子に対して回転自在に設けられ前記永久磁石の
    磁極面と対向する電機子が回転軸に偏心固定された回転
    子と、 この回転子の回転に伴って前記電機子に極性が順次反転
    する電流を供給する電流路を形成する整流子及びブラシ
    からなる電流路形成手段とを有する直流振動モータにお
    いて、 前記電機子は、空間位相が等しくなるように且つ前記永
    久磁石から回転トルクを受けるように配置された第1の
    コイル及び第2のコイルと、前記永久磁石から受ける力
    が前記第1及び第2のコイルに前記永久磁石が及ぼす力
    よりも小さくなるように配置された第3のコイルとを備
    え、 前記電流路形成手段は、前記第1、第2及び第3のコイ
    ルの少なくとも2つのコイルに電流をそれぞれ供給する
    ものであることを特徴とする直流振動モータ。
  2. 【請求項2】 前記固定子は、周方向に4つの磁極を有
    し、 前記電機子の第1及び第2のコイルは、前記固定子の4
    つの磁極のうち1乃至2つの磁極を覆う大きさに同軸巻
    回され、 前記電流路形成手段を構成する整流子は、前記回転子に
    取り付けられて前記回転子の回転方向に6分割されると
    共に、各対向する分割体が共通接続されて各分割体の対
    が前記第1のコイル、第2のコイル及び第3のコイルに
    それぞれ接続され、 前記電流路形成手段を構成するブラシは、前記固定子に
    取り付けられて前記整流子に対して90度の空間位相差
    をもってそれぞれ接続される2つのブラシからなるもの
    であることを特徴とする請求項1記載の直流振動モー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記第2のコイルは前記第1のコイルの
    内側に巻回されたものであることを特徴とする請求項1
    又は2記載の直流振動モータ。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のコイルは、2線コイ
    ルにより同時に形成されたものであることを特徴とする
    請求項1又は2記載の直流振動モータ。
  5. 【請求項5】 前記第1乃至第3のコイルの直流抵抗値
    及びインダクタンスはほぼ等しく設定されていることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の直流振動
    モータ。
  6. 【請求項6】 前記第3のコイルは、前記第1及び第2
    のコイルとその巻回軸が直交するように配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の直
    流振動モータ。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2のコイルは、その巻回
    軸の向きが前記回転子の回転軸の向きと一致するように
    配置され、前記第3のコイルは、その巻回軸の向きが前
    記回転子の回転の向きと一致するように配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の直
    流振動モータ。
  8. 【請求項8】 前記第3のコイルは、前記第1及び第2
    のコイルに対して前記回転子の回転方向にずれた位置に
    配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    か1項記載の直流振動モータ。
  9. 【請求項9】 周方向の複数箇所に磁極を持つように軸
    方向着磁された環状の又は環状に配置された永久磁石か
    らなる固定子に対して、回転子を回転自在に設けると共
    に、前記回転子の前記永久磁石の磁極面と対向する電機
    子が回転軸に偏心固定され、前記回転子の回転に伴って
    前記電機子に極性が順次反転する電流を供給する電流路
    を整流子及びブラシからなる電流路形成手段で形成した
    直流振動モータにおける電機子構造において、 空間位相が等しくなるように且つ前記永久磁石から回転
    トルクを受けるように配置された第1のコイル及び第2
    のコイルと、前記永久磁石から受ける力が前記第1及び
    第2のコイルに前記永久磁石が及ぼす力よりも小さくな
    るように配置された第3のコイルとを備え、これら第
    1、第2及び第3のコイルの少なくとも2つのコイルが
    前記電流路形成手段によって電流をそれぞれ供給される
    ようにしたことを特徴とする直流振動モータの電機子構
    造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100568292B1 (ko) * 2004-02-25 2006-04-05 삼성전기주식회사 평편형 진동모터

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100568292B1 (ko) * 2004-02-25 2006-04-05 삼성전기주식회사 평편형 진동모터

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