JP2001160736A - デジタルフィルタ回路 - Google Patents

デジタルフィルタ回路

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JP2001160736A
JP2001160736A JP34209999A JP34209999A JP2001160736A JP 2001160736 A JP2001160736 A JP 2001160736A JP 34209999 A JP34209999 A JP 34209999A JP 34209999 A JP34209999 A JP 34209999A JP 2001160736 A JP2001160736 A JP 2001160736A
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JP34209999A
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Yutaka Yamagami
裕 山上
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、時分割で演算処理を実行するデジ
タルフィルタにおいて、フィルタの総次数の増加に伴っ
て、被乗数セレクタの入力語数が増加する問題を解消
し、LSI化に適したデジタルフィルタ回路を提供す
る。 【解決手段】 フィルタ処理の過程で保持される中間デ
ータを格納するレジスタ群に代わって、各レジスタの出
力が隣接する他のレジスタの入力へ順次接続された一連
のレジスタ列を具備し、前記レジスタ列内でデータを転
送することによって、格納された各データが必要なとき
に所定のレジスタに存在している様に制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルフィルタ
回路に関し、特に演算過程のデータを保持する複数のレ
ジスタの出力から目的のデータを選択するためのセレク
タ回路の規模を削減したデジタルフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルフィルタ回路は一般的に
データの保持、乗算、および加算の各処理を複合的に行
う信号処理回路である。処理の内容は一様ではなく、用
途や実現しようとする特性などによって様々であるが、
概ね図5に示されるシグナルフローの様な処理を行う。
図5のシグナルフローは8次のIIRフィルタ(無間イ
ンパルス応答フィルタ)の一例である。
【0003】また図6は、一般にBiquadと称され
る2次のIIRフィルタであり、図5のフィルタは図6
の形態のフィルタ演算を4回続けて行うことと等価であ
る。図6において、乗算61〜65はそれぞれ図の近傍
に記した所定の係数a0、a1、等との乗算を表し、加
算66、67はそこに集まる各信号を加算することを表
し、メモリ68、69はサンプリング周期の時間だけデ
ータを保持することを表している。図5に示した様にB
iquadを縦列接続した形態は、多くのデジタルフィ
ルタに使用されている。
【0004】ところが、図5に示す処理では20回の乗
算と16回の加算を行っているため、これをそのままデ
ジタル回路で実現するには20個の乗算回路と16個の
加算回路が必要であるが、通常は1個の乗算回路と1個
の加算回路を時分割で共用している。しかし保持機能に
限っては、たとえ演算回路が時分割処理を行っていて
も、所定の時刻までデータを保持し続けなければならな
いため、時分割処理によって回路を省略することはでき
ない。
【0005】図13は図5に示す信号処理を時分割処理
で行う回路の一例のブロック図であり、図14は図13
の回路によって図5に示した処理を実行するためのフロ
ーチャートの一例である。ただし図14において3段目
以降のBiquadの演算処理は、係数が異なる点を除
けば1段目と同一演算の繰り返しなので省略している。
【0006】この様に、従来のデジタルフィルタ回路
は、ランダムにアクセス可能なレジスタ(R0〜R7)
配列またはRAM(ランダムアクセスメモリ)、積和演
算回路、および係数入力手段または係数用ROM(読み
出し専用メモリ)を組み合わせて実現していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には、従来のデジタルフィルタによって、更に次数の
高いフィルタや複数チャネルの信号処理を時分割で行う
場合、フィルタの総次数に等しい語数のレジスタが必要
となる。例えば電話等に用いられるCODEC(双方向
のAD・DA変換用デバイス)において、8次のLPF
(低域通過フィルタ)と8次のHPF(高域通過フィル
タ)の処理を送話、受話それぞれに対して行う場合に
は、合計32語のレジスタが必要となる。LSIによっ
てこの様な機能を実現する場合、レジスタ等の保持機能
の面積削減が重要な課題となる。
【0008】一方、レジスタに代わってRAM(ランダ
ムアクセスメモリ)を用いることも可能である。RAM
の場合、記憶単位となるRAMセルの面積がレジスタの
単位ビットの占有面積に比較して小さいので、集積度の
優れたLSIチップが実現できる。しかしRAMセルの
周辺には書き込み・読み出し用の回路が付加するので、
RAMセル部分の占有比率が高い、即ち語数が多い場合
に優れた集積効果得られる反面、語数が少ない場合には
かえって逆効果となる。従って、DSP(デジタル信号
プロセッサ)の様に、元々多くのRAMが搭載されてい
るシステムではRAMの一部をフィルタ演算に割り当て
て用いられるが、前記CODECの様に保持機能が僅か
32語程度のデバイスではレジスタが用いられる。
【0009】ところが更に問題となるのが、多数のレジ
スタに保持されているデータの中から乗算回路の入力デ
ータとなるべき1語を選択するためのセレクタ回路の規
模の増大である。LSIチップ上に作り込まれるセレク
タ回路は、入力語数が少ない場合、例えば4語から1語
を選択する場合には通常の論理ゲートに比較して特に大
きな面積は必要としないが、32語程度の入力数の場合
には、素子サイズを大きくするかピラミッド状の多段構
成としなければ、遅延特性が著しく低下してしまう。こ
のためフィルタの総次数の増加に伴い、セレクタ回路の
占有面積の増加傾向が顕著となるという問題点があっ
た。
【0010】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、総次数の高いデジ
タルフィルタにおけるセレクタ回路の占有面積を削減す
ることによって、LSI化に適した回路を提供する点に
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべく、以下に掲げる構成とした。請求項1記載の発明
の要旨は、1語が複数ビットから成り所定のサンプリン
グ周期ごとに更新されるデジタル信号を入力し、入力信
号または処理途中の信号の保持、入力信号または処理途
中の信号と係数との乗算、および保持された信号と乗算
結果との加算を行う機能を有するデジタルフィルタ回路
であって、被処理信号を入力する第1のデジタル信号入
力手段と、係数を入力する第2のデジタル信号入力手段
と、少なくとも4語のデジタル信号を入力し、それらの
うちの1語を選択する第1のセレクタ回路と、少なくと
も3語のデジタル信号を入力し、それらのうちの1語を
選択する第2のセレクタ回路と、1語のデジタル信号を
入力してその値を保持するレジスタ、および該レジスタ
を含む3語以上のレジスタに渡って各々のレジスタの出
力が隣接する他のレジスタの入力へ順次接続された一連
のレジスタ列と、前記第2のセレクタ回路の出力と前記
第2のデジタル信号入力手段によって入力された信号と
の積を演算する乗算回路、および該積と前記第1のセレ
クタ回路の出力との和を演算し、その和を出力する加算
回路より構成される積和演算回路と、前記積和演算回路
の出力信号を入力し、その値を保持し出力する第1のレ
ジスタと、前記積和演算回路の出力信号を入力し、その
値を保持し出力する第2のレジスタと、前記第1のレジ
スタまたは第2のレジスタの出力を処理結果として出力
する出力手段とを備え、前記第1のセレクタ回路の少な
くとも4語の入力は、前記第1のデジタル信号入力手段
によって入力された信号、前記第1のレジスタが出力す
る信号、前記第2のレジスタが出力する信号、および値
がゼロの定数データであり、前記第2のセレクタ回路の
少なくとも3語の入力は、前記第1のレジスタが出力す
る信号、前記レジスタ列の最終段のレジスタ出力、およ
び前記レジスタ列の途中の所定のレジスタ出力であり、
前記レジスタ列の入力に前記第1のレジスタの出力が接
続されたことを特徴とするデジタルフィルタ回路に存す
る。請求項2記載の発明の要旨は、前記レジスタ列は、
1語のデジタル信号を入力してその値を保持するレジス
タ、および該レジスタを含む4語以上のレジスタに渡っ
て各々のレジスタの出力が隣接する他のレジスタの入力
へ順次接続された一連のレジスタ列であり、前記第2の
セレクタ回路の入力は、前記第1のレジスタが出力する
信号、前記レジスタ列の最終段のレジスタ出力、および
前記レジスタ列の途中の2箇所以上のレジスタ出力であ
ることを特徴とする請求項1に記載のデジタルフィルタ
回路に存する。請求項3記載の発明の要旨は、前記レジ
スタ列は、少なくとも第1のレジスタ列と第2のレジス
タ列の2系統を独立に有し、前記第2のセレクタ回路
は、少なくとも5語のデジタル信号から1語を選択する
機能を有し、前記第2のセレクタ回路の入力は、前記第
1のレジスタが出力する信号、前記第1のレジスタ列の
最終段のレジスタ出力、前記第1のレジスタ列の途中の
1箇所以上のレジスタ出力、前記第2のレジスタ列の最
終段のレジスタ出力、および前記第2のレジスタ列の途
中の1箇所以上のレジスタ出力であることを特徴とする
請求項1または2に記載のデジタルフィルタ回路に存す
る。請求項4記載の発明の要旨は、前記第2のデジタル
信号入力手段より入力される信号が読み出し専用メモリ
の出力であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載のデジタルフィルタ回路に存する。請求項5記載
の発明の要旨は、前記第2のセレクタ回路が前記レジス
タ列の最終段のレジスタ出力を選択している期間に当該
選択信号を被乗数とする積和演算を2回連続して実行
し、それぞれの演算結果を前記第1および第2のレジス
タに保持する処理を実行し、それが完了した後、前記第
2のセレクタ回路が前記レジスタ列の途中の所定のレジ
スタ出力を選択している期間に当該選択信号を被乗数と
する積和演算を2回連続して実行し、それぞれの演算結
果を前記第1および第2のレジスタに保持する処理を実
行し、それが完了した後、前記レジスタ列に属する各レ
ジスタが保持している値を各々に入力されている値に更
新すると共に、前記第2のセレクタ回路が前記第1のレ
ジスタの出力信号を選択し、その間に当該選択信号を被
乗数とする積和演算を実行し、その結果を前記第1また
は第2のレジスタに保持する処理を実行する様に各セレ
クタおよび各レジスタが制御され、以後同じ操作を繰り
返すことを特徴とする請求項1に記載のデジタルフィル
タ回路に存する。請求項6記載の発明の要旨は、前記第
2のセレクタ回路が、前記レジスタ列の最終段のレジス
タ出力または前記レジスタ列の途中の所定の2箇所以上
のレジスタ出力を順次所定の順序で選択し、各選択状態
毎に当該選択信号を被乗数とする積和演算を2回連続し
て実行し、それぞれの演算結果を前記第1および第2の
レジスタに保持する処理を実行し、前記レジスタ列の最
終段のレジスタ出力または前記レジスタ列の途中の所定
の2箇所以上のレジスタ出力に対する処理が全て完了し
た後、前記レジスタ列に属する各レジスタが保持してい
る値を各々に入力されている値に更新すると共に、前記
第2のセレクタ回路が前記第1のレジスタの出力信号を
選択し、その間に当該選択信号を被乗数とする積和演算
を実行し、その結果を前記第1または第2のレジスタに
保持する処理を実行する様に各セレクタおよび各レジス
タが制御され、以後同じ操作を繰り返すことを特徴とす
る請求項2記載のデジタルフィルタ回路に存する。請求
項7記載の発明の要旨は、前記第1のレジスタ列に保持
されたデータに対して請求項5または請求項6に記載の
信号処理を行った後、前記第2のレジスタ列に保持され
たデータに対して請求項5または請求項6記載の信号処
理を行い、以後他のレジスタ列に対しても同様の信号処
理を行うことによって、独立した複数のデジタルフィル
タ処理を行い、以後同じ操作を繰り返すことを特徴とす
る請求項3に記載のデジタルフィルタ回路に存する。請
求項8記載の発明の要旨は、請求項1〜8のいずれかに
記載のデジタルフィルタを備えるICに存する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例で
ある8次のIIRフィルタのブロック図である。図1に
示すように、本実施の形態に係るデジタルフィルタのレ
ジスタR0〜R7は各々が1語長のデジタルデータを保
持するレジスタであり、これらは各々のレジスタの出力
が隣接する他のレジスタの入力へ順次接続された一連の
レジスタ列を成している。
【0013】レジスタ列最終段のレジスタR0の出力
と、レジスタ列途中のレジスタR4の出力と、第1のレ
ジスタ回路7の出力のうちの1つが、第2のセレクタ回
路4で選択されて乗算器5の一方の入力となり、外部よ
り入力される係数2との積が演算される。
【0014】加算器6は乗算器5より出力される積と第
1のセレクタ回路3の出力とを加算し、その和は第1の
レジスタ回路7、または第2のレジスタ回路8に保持さ
れる。また第1のセレクタ回路3は、第1のレジスタ回
路7、第2のレジスタ回路8、外部より入力される被処
理信号1、および値が0の定数のうちの1つを選択す
る。ここで乗算器5と加算器6とは積和演算回路を成し
ている。
【0015】所定のフィルタ演算が完了した結果は一旦
第2のレジスタ回路8に格納された後、出力9より外部
に出力される。
【0016】なお、1語のビット数は要求される演算精
度に応じて定められるべきものであり、処理の対象とな
る信号の語長に演算過程で発生・蓄積する誤差相当の余
裕を付加したビット数とすることが望ましい。従って本
発明は語長に依存するものではないが、一例として被処
理信号1の語長が16ビットの場合の演算精度は通常2
0ビット程度が選ばれる。
【0017】以下、本実施の形態の動作につき説明す
る。図2は図1の本実施例によって図5のシグナルフロ
ーに示される信号処理を実現するための、具体的な処理
手順を表したフローチャートであり、図3は図2に示さ
れる処理フローに従い、クロック同期で回路を動作させ
た場合のタイミングチャートである。以下、図1、図
2、図3、図5を参照しながら説明する。
【0018】この実施例においては、最初にレジスタ列
の構成要素であるレジスタR0には図5に長方形の枠で
表されている保持機能のデータD12が格納されてい
て、以下同様に、レジスタR1にはデータD22が、レ
ジスタR2にはデータD32が、レジスタR3にはデー
タD42が、レジスタR4にはデータD11が、レジス
タR5にはデータD21が、レジスタR6にはデータD
31が、レジスタR7にはデータD41が、それぞれ格
納されているものとする。
【0019】まず第1のセレクタ回路3によって入力さ
れた被処理データが選択され、第2のセレクタ回路4に
よってレジスタR0の出力が選択され、係数2にはb1
2が入力される。すると乗算器5および加算器6から成
る積和演算回路は、「入力+R0×b12」を演算し、
その結果は第1のレジスタ回路7に設定・保持される。
なお、図2のフローチャート中で、第1のレジスタ回路
7を「A」、第2のレジスタ回路8を「B」と表記して
いる。ここまでがフローチャートの第1ステップの処理
「A=入力+R0×b12」であり、R0=D12であ
るから「A=入力+D12×b12」なる処理に等し
い。
【0020】次に第1のセレクタ回路3によって定数0
が選択され、第2のセレクタ回路4は引き続きレジスタ
R0を選択し、係数2にはa12が入力される。すると
積和演算回路は、「0+R0×a12」を演算し、その
結果は第2のレジスタ回路8に設定・保持される。この
処理はフローチャートの第2ステップの処理「B=0+
R0×a12」であり、前記同様に「B=0+D12×
a12」なる処理に等しい。
【0021】次に第1のセレクタ回路3によって第1の
レジスタ7の出力が選択され、第2のセレクタ回路4に
よってレジスタR4の出力が選択され、係数2にはb1
1が入力される。すると積和演算回路は、「A+R4×
b11」を演算し、その結果は第1のレジスタ回路7に
設定・保持される。この処理はフローチャートの第3ス
テップの処理「A=A+R4×b11」であり、前記同
様に「A=A+D11×b11」なる処理に等しい。
【0022】次に第1のセレクタ回路3によって第2の
レジスタ回路8の出力が選択され、第2のセレクタ回路
4は引き続きレジスタR4を選択し、係数2にはa11
が入力される。すると積和演算回路は、「B+R4×a
11」を演算し、その結果は第2のレジスタ回路8に設
定・保持される。この処理はフローチャートの第4ステ
ップの処理「B=B+R4×a11」であり、前記同様
に「B=B+D11×a11」なる処理に等しい。
【0023】次に第1のセレクタ回路3は引き続き第2
のレジスタ回路8の出力を選択し続け、第2のセレクタ
回路4は第1のレジスタ回路7の出力を選択し、係数2
にはa10が入力される。
【0024】すると積和演算回路は、「B+A×a1
0」を演算し、その結果は第2のレジスタ回路8に設定
・保持される。この処理はフローチャートの第5ステッ
プの処理「B=B+A×a10」である。また、この処
理と平行してレジスタ列の転送処理「R0←R1←R2
←R3←R4←R5←R6←R7←A」が行われる。こ
の転送処理は、レジスタR0にレジスタR1のデータを
転送し、レジスタR1にレジスタR2のデータを転送
し、レジスタR2にレジスタR3のデータを転送し、レ
ジスタR3にレジスタR4のデータを転送し、レジスタ
R4にレジスタR5のデータを転送し、レジスタR5に
レジスタR6のデータを転送し、レジスタR6にレジス
タR7のデータを転送し、レジスタR7にAのデータを
転送する処理を同時に行うことを表しているが、回路構
造上の制限によって同時転送ができないシステムにおい
ては、上記順序で逐次実行しても構わない。この転送処
理もまた、フローチャートの第5ステップの処理であ
る。この様に2つの処理を同一ステップで実行するよう
に記述した理由は、図3のタイミングチャートにおいて
レジスタR0〜R7およびレジスタBの更新を同時に行
っていることからも理解される様に、「B=B+A×a
10」と「R0←R1←R2←R3←R4←R5←R6
←R7←A」の2つの処理を同時に実行することを意味
している。ただし本実施例の場合においては、前記2つ
の処理を任意の順序で実行しても構わない。ここまで
で、図2のフローチャートに示される次の処理が終了し
た。 A=入力+D12×b12 B=0+D12×a12 A=A+D11×b11 B=B+D11×a11 B=B+A×a10 および R0←R1←R2←R3←
R4←R5←R6←R7←A
【0025】この段階で図5のシグナルフローのうちの
最も入力側に位置するBiquadの処理が完了したこ
とになる。また、ここで特に注目すべき点は、転送処理
「R0←R1←R2←R3←R4←R5←R6←R7←
A」が実行されたことによって、これまで図5のシグナ
ルフロー上D11およびD12として表されていたデー
タを格納していたレジスタR4およびレジスタR0は、
データD21およびデータD22に更新されている、と
いうことである。
【0026】即ち、転送処理「R0←R1←R2←R3
←R4←R5←R6←R7←A」を行ったことによっ
て、図5の第2番目のBiquadの処理でアクセスさ
れるべきデータD21およびD22は、第1番目のBi
quadの処理でアクセスした時と同じレジスタR4お
よびレジスタR0に格納されているのである。従って、
第2番目のBiquadの演算処理は図2に示される様
に、 A=B+R0×b22 B=0+R0×a22 A=A+R4×b21 B=B+R4×a21 B=B+A×a20 および R0←R1←R2←R3←
R4←R5←R6←R7←A であり、レジスタ列(R0〜R7)に対するアクセス
は、前回と同様にレジスタR0とレジスタR4のみであ
る。以後、第3番目のBiquad、第4番目のBiq
uadに関しても同様に、レジスタR0とレジスタR4
だけがアクセスされる。
【0027】こうして図2のフローチャートの処理が最
後まで完了し、再び最初の処理に戻る時点では、レジス
タR0〜R3には当初レジスタR4〜R7にあったデー
タD11、D21、D31、D41が格納されていて、
これらは図5のシグナルフローから理解されるよう
に、次の入力データに対する処理サイクルにおいてD1
2、D22、D32、D42として処理されるデータで
ある。またレジスタR4〜R7には次の入力データに対
する処理サイクルにおいてD11、D21、D31、D
41として処理されるデータが格納されている。よっ
て、再び同じ処理フローを繰り返して行くことによっ
て、図5に示されるフィルタの演算処理が達成される。
【0028】なお図2のフローチャートにおいて処理を
終了する制御を省略しているが、具体的な終了方法はデ
ジタルフィルタの機能を実現するデバイス、装置、或い
はソフトウェアごとに任意に定められるべき事項であ
り、本発明に制限を与えるものではない。
【0029】また、加算結果は加算の順序に依存しない
ので、図4のフローチャートの様にレジスタR0を被乗
数とする処理とレジスタR4を被乗数とする処理の順序
が、図2の場合と入れ替っていても結果が変わらないこ
とは言うまでもない。
【0030】本発明の他の実施の形態として、その基本
的構成は上記の通りであるが、レジスタ列を構成するレ
ジスタのうち、被乗数として選択されるレジスタの範囲
を拡大し、シグナルフローの適応形態の自由度をさらに
広げる様に工夫している。図7はその構成を示すブロッ
ク図であり、図8のシグナルフローによって表される9
次のIIRフィルタの処理を実行することができる。ま
た制御手順の一例を図9のフローチャートによって示
す。
【0031】図7において、レジスタR0〜R8は各々
が1語長のデジタルデータを保持するレジスタであり、
これらは各々のレジスタの出力が隣接する他のレジスタ
の入力へ順次接続された一連のレジスタ列を成してい
る。
【0032】レジスタ列最終段のレジスタR0の出力
と、レジスタ列途中のレジスタR3の出力およびレジス
タR6の出力と、第1のレジスタ回路7の出力のうちの
1つが、第2のセレクタ回路74によって選択されて乗
算器5の一方の入力となり、外部より入力される係数2
との積が演算される。上記以外の構成は図1の実施例と
相違ない。
【0033】この実施例の場合、まず最初にレジスタ列
の構成要素であるレジスタR0には図8に長方形の枠で
表されている保持機能のデータD13が格納されてい
て、以下同様に、 レジスタR1にはデータD23が、
レジスタR2にはデータD33が、レジスタR3にはデ
ータD12が、レジスタR4にはデータD22が、レジ
スタR5にはデータD32が、レジスタR6にはデータ
D11が、レジスタR7にはデータD21が、レジスタ
R8にはデータD31が、それぞれ格納されているもの
とする。
【0034】基本的な処理手順は図2の場合と同様であ
るが、図2の場合においては2次のフィルタ演算を基本
処理単位としていて、2次の処理の繰り返しによって任
意の高次のフィルタ処理を実現していたが、これに対し
て本実施例では3次のフィルタ演算を基本処理単位とし
ている。このため図9のフローチャートに示される様
に、レジスタR0を被乗数とする演算、レジスタR3を
被乗数とする演算、およびレジスタR6を被乗数とする
演算を行った後にレジスタ列の転送処理を行う様に制御
される点が異なっている。この点を除けば図1および図
2に示した前記実施例と同様である。
【0035】以上説明した各形態は、1つの信号入力と
1つの信号出力を有するデジタルフィルタ回路、即ち1
チャネルのデジタルフィルタ回路であったが、複数のチ
ャネルの処理を行うデジタルフィルタに対しても、本発
明によって上記各形態同様にセレクタの規模を削減する
ことが可能である。そのための構成を第3の実施の形態
として図10に、またその処理手順を図11のフローチ
ャートに示す。
【0036】図10は6次IIRフィルタを2チャネル
分搭載したデジタルフィルタの実施例を表すブロック図
であり、レジスタR10〜R15によって第1のレジス
タ列が構成され、レジスタR20〜R25によって第2
のレジスタ列が構成され、セレクタ104はレジスタR
10の出力、レジスタR13の出力、レジスタR20の
出力、レジスタR23の出力、および第1のレジスタ回
路7の出力のうち何れか1語を選択し、選択された信号
が被乗数として乗算器5に供給される。上記以外の構成
は図1の実施例と相違ない。
【0037】この実施例において、各チャネルごとの処
理は図2に示される1チャネルの信号処理と同様の手順
に従って実行されるが、この実施例の場合、2チャネル
を時分割で処理するため、入力および出力信号はチャネ
ルごとに異なる時刻で入出力されることを前提としてい
る。まず第1のチャネルの入力信号が入力1より供給さ
れると、図11の第1〜第16ステップの処理が順次実
行され、結果が出力9に出力される。次に入力1より供
給されるデータが第2チャネルの入力信号に変わると、
図11の第17〜第32ステップの処理が順次実行さ
れ、結果が出力9に出力される。
【0038】この様に本実施例においては、乗算器5お
よび加算器6より成る積和演算回路、第1のセレクタ回
路3、第1のレジスタ回路7、および第2のレジスタ回
路8を時分割処理によって共用することにより回路規模
が削減されている。また両チャネルを合わせた総次数が
12次であるにもかかわらず、第2のセレクタ回路10
4の入力語数は僅か5語で実現されている。
【0039】また、以上説明した各形態は、乗数として
乗算器に入力される係数を外部より供給する構成となっ
ていたが、図12に示すブロック図の様に、ROM12
2またはこれに相当する定数発生手段よって乗算器に係
数を与えることが可能であることは言うまでもない。
【0040】以上説明したように、本願発明によれば、
フィルタの総次数に等しい語数のレジスタ群の中から被
乗数を選択するセレクタ回路の入力語数を大幅に削減で
きるため、次数の高いデジタルフィルタや複数のチャネ
ルを時分割処理するデジタルフィルタにおいて回路規模
が削減され、特にデジタルフィルタをLSI化する場合
にはチップ上の占有面積の少ないデジタルフィルタが提
供される。
【0041】その理由は、デジタルフィルタの演算処理
の中で実行されるレジスタへの書き込み、および読み出
し操作に一定の規則性が有るため、レジスタに対するラ
ンダムアクセスの必要が無いという特徴を利用したこと
にある。即ち、一連のレジスタ列の中でデータを転送す
ることにより、目的のデータがそれを必要とする時刻に
所定のレジスタに存在する様に制御することによって、
被乗数を選択するセレクタ回路の選択対象を特定のレジ
スタ出力だけに限定することができた。これによってセ
レクタ回路の規模が削減された。
【0042】また、レジスタに対するデータ書き込み操
作についても、レジスタ列上のデータを所定のタイミン
グで一斉に転送することによって、目的のレジスタへの
データ設定が行われるため、書き込み制御回路がより容
易且つ小規模となる。
【0043】なお、本発明が上記各実施例に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適
宜変更され得ることは明らかである。
【0044】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
【0045】なお、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、総次数の高いデジタルフィルタにおけるセレクタ回
路の占有面積を削減することによって、LSI化に適し
た回路を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルフィルタ回路の一実施例のブ
ロック図である。
【図2】本発明のデジタルフィルタ回路の一実施例のフ
ローチャートである。
【図3】本発明のデジタルフィルタ回路の一実施例のタ
イミングチャートである。
【図4】本発明のデジタルフィルタ回路の一実施例の第
2フローチャートである。
【図5】8次IIRフィルタのシグナルフローの一例で
ある。
【図6】2次IIRフィルタのシグナルフローの一例で
ある。
【図7】本発明のデジタルフィルタ回路の第2の実施例
のブロック図である。
【図8】本発明のデジタルフィルタ回路の第2の実施例
のシグナルフローである。
【図9】本発明のデジタルフィルタ回路の第2の実施例
のフローチャートである。
【図10】本発明のデジタルフィルタ回路の第3の実施
例のブロック図である。
【図11】本発明のデジタルフィルタ回路の第3の実施
例のフローチャートである。
【図12】本発明のデジタルフィルタ回路の第4の実施
例のブロック図である。
【図13】従来のデジタルフィルタのブロック図の一例
である。
【図14】従来のデジタルフィルタのフローチャートの
一例である。
【符号の説明】
1 被処理信号 2 係数 3 第1のセレクタ回路 4,74,104 第2のセレクタ回路 5 乗算器 6 加算器 7 第1のレジスタ回路 8 第2のレジスタ回路 9 出力 61〜65 乗算 66,67 加算 68,69 メモリ 122 ROM D11〜D13 データ D21〜D23 データ D31〜D33 データ D41,D42 データ R0〜R71 レジスタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1語が複数ビットから成り所定のサンプ
    リング周期ごとに更新されるデジタル信号を入力し、入
    力信号または処理途中の信号の保持、入力信号または処
    理途中の信号と係数との乗算、および保持された信号と
    乗算結果との加算を行う機能を有するデジタルフィルタ
    回路であって、 被処理信号を入力する第1のデジタル信号入力手段と、 係数を入力する第2のデジタル信号入力手段と、 少なくとも4語のデジタル信号を入力し、それらのうち
    の1語を選択する第1のセレクタ回路と、 少なくとも3語のデジタル信号を入力し、それらのうち
    の1語を選択する第2のセレクタ回路と、 1語のデジタル信号を入力してその値を保持するレジス
    タ、および該レジスタを含む3語以上のレジスタに渡っ
    て各々のレジスタの出力が隣接する他のレジスタの入力
    へ順次接続された一連のレジスタ列と、 前記第2のセレクタ回路の出力と前記第2のデジタル信
    号入力手段によって入力された信号との積を演算する乗
    算回路、および該積と前記第1のセレクタ回路の出力と
    の和を演算し、その和を出力する加算回路より構成され
    る積和演算回路と、 前記積和演算回路の出力信号を入力し、その値を保持し
    出力する第1のレジスタと、 前記積和演算回路の出力信号を入力し、その値を保持し
    出力する第2のレジスタと、 前記第1のレジスタまたは第2のレジスタの出力を処理
    結果として出力する出力手段とを備え、 前記第1のセレクタ回路の少なくとも4語の入力は、前
    記第1のデジタル信号入力手段によって入力された信
    号、前記第1のレジスタが出力する信号、前記第2のレ
    ジスタが出力する信号、および値がゼロの定数データで
    あり、 前記第2のセレクタ回路の少なくとも3語の入力は、前
    記第1のレジスタが出力する信号、前記レジスタ列の最
    終段のレジスタ出力、および前記レジスタ列の途中の所
    定のレジスタ出力であり、 前記レジスタ列の入力に前記第1のレジスタの出力が接
    続されたことを特徴とするデジタルフィルタ回路。
  2. 【請求項2】 前記レジスタ列は、1語のデジタル信号
    を入力してその値を保持するレジスタ、および該レジス
    タを含む4語以上のレジスタに渡って各々のレジスタの
    出力が隣接する他のレジスタの入力へ順次接続された一
    連のレジスタ列であり、 前記第2のセレクタ回路の入力は、前記第1のレジスタ
    が出力する信号、前記レジスタ列の最終段のレジスタ出
    力、および前記レジスタ列の途中の2箇所以上のレジス
    タ出力であることを特徴とする請求項1に記載のデジタ
    ルフィルタ回路。
  3. 【請求項3】 前記レジスタ列は、少なくとも第1のレ
    ジスタ列と第2のレジスタ列の2系統を独立に有し、 前記第2のセレクタ回路は、少なくとも5語のデジタル
    信号から1語を選択する機能を有し、 前記第2のセレクタ回路の入力は、前記第1のレジスタ
    が出力する信号、前記第1のレジスタ列の最終段のレジ
    スタ出力、前記第1のレジスタ列の途中の1箇所以上の
    レジスタ出力、前記第2のレジスタ列の最終段のレジス
    タ出力、および前記第2のレジスタ列の途中の1箇所以
    上のレジスタ出力であることを特徴とする請求項1また
    は2に記載のデジタルフィルタ回路。
  4. 【請求項4】 前記第2のデジタル信号入力手段より入
    力される信号が読み出し専用メモリの出力であることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のデジタルフ
    ィルタ回路。
  5. 【請求項5】 前記第2のセレクタ回路が前記レジスタ
    列の最終段のレジスタ出力を選択している期間に当該選
    択信号を被乗数とする積和演算を2回連続して実行し、
    それぞれの演算結果を前記第1および第2のレジスタに
    保持する処理を実行し、それが完了した後、 前記第2のセレクタ回路が前記レジスタ列の途中の所定
    のレジスタ出力を選択している期間に当該選択信号を被
    乗数とする積和演算を2回連続して実行し、それぞれの
    演算結果を前記第1および第2のレジスタに保持する処
    理を実行し、それが完了した後、 前記レジスタ列に属する各レジスタが保持している値を
    各々に入力されている値に更新すると共に、前記第2の
    セレクタ回路が前記第1のレジスタの出力信号を選択
    し、その間に当該選択信号を被乗数とする積和演算を実
    行し、その結果を前記第1または第2のレジスタに保持
    する処理を実行する様に各セレクタおよび各レジスタが
    制御され、 以後同じ操作を繰り返すことを特徴とする請求項1に記
    載のデジタルフィルタ回路。
  6. 【請求項6】 前記第2のセレクタ回路が、前記レジス
    タ列の最終段のレジスタ出力または前記レジスタ列の途
    中の所定の2箇所以上のレジスタ出力を順次所定の順序
    で選択し、各選択状態毎に当該選択信号を被乗数とする
    積和演算を2回連続して実行し、それぞれの演算結果を
    前記第1および第2のレジスタに保持する処理を実行
    し、 前記レジスタ列の最終段のレジスタ出力または前記レジ
    スタ列の途中の所定の2箇所以上のレジスタ出力に対す
    る処理が全て完了した後、 前記レジスタ列に属する各レジスタが保持している値を
    各々に入力されている値に更新すると共に、前記第2の
    セレクタ回路が前記第1のレジスタの出力信号を選択
    し、その間に当該選択信号を被乗数とする積和演算を実
    行し、その結果を前記第1または第2のレジスタに保持
    する処理を実行する様に各セレクタおよび各レジスタが
    制御され、 以後同じ操作を繰り返すことを特徴とする請求項2記載
    のデジタルフィルタ回路。
  7. 【請求項7】 前記第1のレジスタ列に保持されたデー
    タに対して請求項5または請求項6に記載の信号処理を
    行った後、前記第2のレジスタ列に保持されたデータに
    対して請求項5または請求項6記載の信号処理を行い、
    以後他のレジスタ列に対しても同様の信号処理を行うこ
    とによって、独立した複数のデジタルフィルタ処理を行
    い、 以後同じ操作を繰り返すことを特徴とする請求項3に記
    載のデジタルフィルタ回路。
  8. 【請求項8】 請求項1〜8のいずれかに記載のデジタ
    ルフィルタを備えるIC。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114448390A (zh) * 2022-04-02 2022-05-06 浙江芯昇电子技术有限公司 一种Biquad数字滤波器装置及实现方法
CN114978210A (zh) * 2022-04-13 2022-08-30 中国人民解放军军事科学院国防科技创新研究院 一种数字信道化接收装置

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