JP2001159788A - 感光材料用プリンタ - Google Patents

感光材料用プリンタ

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JP2001159788A
JP2001159788A JP34410899A JP34410899A JP2001159788A JP 2001159788 A JP2001159788 A JP 2001159788A JP 34410899 A JP34410899 A JP 34410899A JP 34410899 A JP34410899 A JP 34410899A JP 2001159788 A JP2001159788 A JP 2001159788A
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light
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JP34410899A
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English (en)
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Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デジタルマイクロミラー素子やD−ILA素子
等を用いて、一定水準の画質を維持しつつ、より広幅の
感光材料に画像を形成できる感光材料用プリンタを提供
する。 【解決手段】ミラー7を用いて、1画面の画像を幅方向
(例えば感光材料の移動方向に直角な方向)に分割して
露光することができ、それによりデジタルマイクロミラ
ー素子3が比較的少ない数のマイクロミラーを有してい
る場合でも、2.54cm(1インチ)当たりのドット
数を増大させて、高画質な画像を形成することが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料用プリンタに
関し、特にデジタルマイクロミラー素子やD−ILA素
子の反射手段を用いて画像を形成する感光材料用プリン
タに関する。
【0002】
【従来に技術】光束の反射角を個々に変更可能なマイク
ロミラー小片(微小反射体)を、行方向及び列方向に多
数に並べたデジタルマイクロミラー素子(反射手段)が
知られている。かかるデジタルマイクロミラー素子は、
例えば米国テキサス・インスツルメンツ社よりDLPと
いう商品名で上市されており、これを使用したデジタル
・プロジェクター等も市販されている。一方、同様な機
能を有するD−ILA素子も反射手段として知られてい
る。
【0003】更に、このようなデジタルマイクロミラー
素子を、感光材料の露光に使用することは従来より知ら
れており(例えば特開平10−104953、特開平9
−164727号)、実際に使用した感光材料用プリン
タも市場に提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、感光材料に
デジタル画像光を照射して、画像を形成する画像形成装
置には、レーザ光を用いたレーザ露光装置などがある
が、これらは比較的高価格で振動にも弱いという欠点を
有する。これに対し、デジタルマイクロミラー素子を使
用して画像の形成を行う画像形成装置は、露光安定性、
操作性、装置コストの面で優れている。しかしながら、
画質の面で劣るという問題がある。その理由を以下に説
明する。
【0005】デジタルマイクロミラー素子において、1
個のマイクロミラーは16μm角と小さいが、一般的に
市販されているデジタルマイクロミラー素子自身の持っ
ている画素数は、600×800ピクセルや、1280
×1024ピクセルや2048×1152ピクセルであ
り、プロジェクターなどに用いるには十分であるが、感
光材料に高画質な画像を形成するには不適切である。
【0006】例えば、幅250mmの感光材料の全面
を、市販されているデジタルマイクロミラー素子のうち
最大の画素数(2048ピクセル)のものを用いて露光
すると仮定すると、2.54cm(1インチ)当たりの
画素データ数(ドット数)は、205ヶ(205dp
i)となってしまう。
【0007】かかるドット数は、デジタルプロジェクタ
や高品位テレビに用いるには充分であるが、2.54c
m(1インチ当たり)の画素データ数としては600〜
3000ヶが用途によって要求される感光材料に対して
は不充分である。このため、従来の感光材料用プリンタ
では、デジタルマイクロミラー素子からの拡大倍率の限
定、即ち露光する感光材料幅(すなわち最大画像幅)を
限定することで画質を一定以上に維持している。これに
対し、かかる方式を用いて、より広い幅の感光材料に画
像を形成できれば便利である。
【0008】画質を低下させることなく、より広い幅の
感光材料に画像を形成するためには一つのデジタルマイ
クロミラー素子のマイクロミラーの数を大幅に増大させ
ることも考えられる。しかしながら、そのようなデジタ
ルマイクロミラー素子を特別に作製することは、コスト
の増大を招くため好ましくない。
【0009】本発明は、デジタルマイクロミラー素子や
D−ILA素子等の反射手段を用いて、一定水準の画質
を維持しつつ、より広幅の感光材料に画像を形成できる
感光材料用プリンタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の本発明の感光材料
用プリンタは、感光材料にデジタル画像を露光するため
の感光材料用プリンタであって、照射光を照射する光源
と、行方向と列方向の2次元に複数の微小反射体を、そ
の反射角が個々に制御されるようにして集積させてお
り、前記光源からの照射光を前記微小反射体上で反射す
る反射手段と、前記反射手段からの反射光を分割する分
割手段と、前記分割手段によって分割された反射光を感
光材料上の所定位置に導く手段と、前記感光材料を所定
方向に移動させる移動手段とを有することを特徴とす
る。
【0011】第2の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、照射光を照射する光源と、行方向と列方
向の2次元に複数の微小反射体を、その反射角が個々に
制御されるようにして集積させており、前記光源からの
照射光を前記微小反射体上で反射する反射手段と、前記
反射手段に向いた一端と、感光材料上に向いた他端とを
有する複数の光ファイバーと、前記感光材料を所定方向
に移動させる移動手段とを有し、各光ファイバーの一端
は、前記反射手段に対応して、所定の位置に配置されて
いることを特徴とする。
【0012】第3の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、レーザ光を照射するレーザ光源と、行方
向と列方向の2次元に複数の微小反射体を、その反射角
が個々に制御されるようにして集積させており、前記レ
ーザ光源からの照射レーザ光を前記微小反射体上で反射
する反射手段と、前記反射手段からの反射光を分割する
分割手段と、前記分割手段によって分割された反射光を
感光材料上の所定位置に導く手段と、前記感光材料を所
定方向に移動させる移動手段とを有することを特徴とす
る。
【0013】第4の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、レーザ光を照射するレーザ光源と、行方
向と列方向の2次元に複数の微小反射体を、その反射角
が個々に制御されるようにして集積させており、前記レ
ーザ光源からの照射レーザ光を前記微小反射体上で反射
する反射手段と、前記反射手段に向いた一端と、感光材
料上に向いた他端とを有する複数の光ファイバーと、前
記感光材料を所定方向に移動させる移動手段とを有し、
各光ファイバーの一端は、前記反射手段に対応して、所
定の位置に配置されていることを特徴とする。
【0014】第5の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、照射光を照射する光源と、前記光源から
の照射光を分割する分割手段と、行方向と列方向の2次
元に複数の微小反射体を、その反射角が個々に制御され
るようにして集積させており、前記分割手段からの分割
された照射光を、前記微小反射体上で反射する反射手段
と、前記反射手段の複数の微小反射体からの反射光を入
射して、感光材料上の所定位置に導く複数のレンズと、
前記感光材料を所定方向に移動させる移動手段とを有す
ることを特徴とする。
【0015】第6の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、照射光を照射する光源と、行方向と列方
向の2次元に複数の微小反射体を、その反射角が個々に
制御されるようにして集積させており、前記光源からの
照射光を前記微小反射体上で反射する反射手段と、前記
反射手段からの反射光を分割する分割手段と、前記分割
手段によって分割された反射光を感光材料上の所定位置
に導く手段と、前記感光材料を所定方向に移動させる移
動手段とを有し、複数の前記反射光は、前記感光材料上
で隣接する反射光同士の一部が重合するようになってお
り、形成しようとする画像が一様な階調を有していると
きに、単一の反射光において、前記重合する一部の光量
は、重合しない残りの部分の光量よりも低くなることを
特徴とする。
【0016】第7の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、照射光を照射する光源と、行方向と列方
向の2次元に複数の微小反射体を、その反射角が個々に
制御されるようにして集積させており、前記光源からの
照射光を前記微小反射体上で反射する反射手段と、前記
反射手段からの反射光を分割する分割手段と、前記分割
手段によって分割された長方形状の反射光を、感光材料
上の所定位置に導く手段と、前記感光材料を所定方向に
移動させる移動手段とを有し、前記反射光は、前記感光
材料の移動方向に対して圧縮された画像を含み、前記微
小反射体の動作サイクルに対応する速度で、前記移動手
段が前記感光材料を移動させることにより、前記感光材
料上に画像が形成されるようになっていることを特徴と
する。
【0017】第8の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、照射光を照射する光源と、行方向と列方
向の2次元に複数の微小反射体を、その反射角が個々に
制御されるようにして集積させており、前記光源からの
照射光を前記微小反射体上で反射して、デジタル画像光
を形成する反射手段と、前記反射手段からのデジタル画
像光を分割する分割手段と、前記分割手段によって分割
されたデジタル画像光を感光材料上の所定位置に導く手
段と、前記感光材料を所定方向に移動させる移動手段と
前記分割手段と前記感光材料の間には対物光学系が配置
されており、前記対物光学系は、前記デジタル画像光を
前記感光材料面に結像させることを特徴とする。
【0018】第9の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、白色光を照射する光源と、前記光源から
照射された白色光を透過させる色フィルタと、行方向と
列方向の2次元に複数の微小反射体を、その反射角が個
々に制御されるようにして集積させており、前記色フィ
ルタを透過した照射光を、前記微小反射体上で反射する
反射手段と、前記反射手段からの反射光を分割する分割
手段と、前記分割手段によって分割された反射光を感光
材料上の所定位置に導く手段と、前記感光材料を所定方
向に移動させる移動手段とを有し、前記フィルタは、
青、緑、赤及び無色の透過部を含み、形成すべき画像に
応じて、前記白色光の透過部を変更するようになってい
ることを特徴とする。
【0019】
【作用】第1の本発明の感光材料用プリンタは、感光材
料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリンタ
であって、照射光を照射する光源と、行方向と列方向の
2次元に複数の微小反射体を、その反射角が個々に制御
されるようにして集積させており、前記光源からの照射
光を前記微小反射体上で反射する反射手段と、前記反射
手段からの反射光を分割する分割手段と、前記分割手段
によって分割された反射光を感光材料上の所定位置に導
く手段と、前記感光材料を所定方向に移動させる移動手
段とを有するので、1画面の画像を幅方向(例えば感光
材料の移動方向に直角な方向)に分割して露光すること
ができ、それにより前記反射手段が比較的少ない数の微
小反射体を有している場合でも、2.54cm(1イン
チ)当たりのドット数を増大させて、高画質な画像を形
成することが可能となる。
【0020】尚、本明細書中で用いる反射手段とは、例
えば米国テキサス・インスツルメンツ社よりDLPとい
う商品名で上市されており、電子的に個々の微小反射体
の反射角度を制御できるようなものを言うが、これに限
られない。
【0021】尚、前記分割手段がミラー又はプリズムで
あれば、高精度な分割手段を構成できるため好ましい。
【0022】更に、前記反射光が、前記微小反射体の並
びの行方向又は列方向に所定の画素間隔で分割されて、
複数の矩形状のデジタル画像光を形成するようになって
おり、前記デジタル画像光を組み合わせて前記感光材料
に照射することにより、画像が形成されるようになって
いれば、例えば短辺が短い長方形状のデジタル画像光を
複数形成して長辺方向につなげることによって、幅広の
画像を形成することができる。
【0023】又、前記デジタル画像光が、前記感光材料
の移動方向に直交する方向に並べられて照射されるよう
になっていれば、前記感光材料の移動に同期させてデジ
タル画像光を繰り返し露光することによって、大きな画
像を形成することができる。
【0024】更に、前記感光材料を移動させて露光する
とき、隣接する前記デジタル画像光の端領域同士が、前
記感光材料の同じ箇所を重ねて露光するようにすれば、
デジタル画像光のつなぎの部分が途切れることなく高画
質な画像を形成することができる。
【0025】又、前記デジタル画像光は略正方形状に分
割されて、ほぼ一列になる様に感光材料に第1の方向に
沿ってライン露光照射され、前記感光材料は前記第1の
方向に対して直交する第2の方向に移動させられれば好
ましい。両辺が等しく正方形状のデジタル画像光を形成
すれば、分割手段と感光材料との間にレンズを配置する
場合、かかるレンズ径を小さくでき、それにより構成の
小型化、低コスト化が図れる。
【0026】更に、前記感光材料が、前記第1及び前記
第2の方向に隣接するデジタル画像光の端領域と端領域
とが、感光材料の同じ箇所を重ねて露光するようにすれ
ば、デジタル画像光のつなぎの部分が途切れることなく
高画質な画像を形成することができる。
【0027】又、前記反射手段と、前記分割手段との間
には光学系が配置されており、前記光学系は、前記分割
手段上もしくはその近傍に前記デジタル画像光を結像さ
せるようにすれば、例えば微小反射体から反射された反
射光束の断面積が大きいような場合でも、前記光学系に
より、前記分割手段の大きさや形状に合わせて、かかる
反射光の断面積を調整することができ、より高画質な画
像を形成できる。
【0028】更に、前記分割手段と前記感光材料の間に
は対物光学系が配置されており、前記対物光学系は、前
記デジタル画像光を前記感光材料面に結像させるように
すれば、例えば分割手段からのデジタル画像光の光束の
断面積が大きいような場合でも、前記対物光学系によ
り、前記感光材料の大きさに合わせて、かかる反射光の
断面積を調整することができ、より高画質な画像を形成
できる。
【0029】尚、分割手段である例えばミラーのミラー
面とミラー面の境は、反射状態が安定しないため、黒色
として反射しない様にしたり、反射手段の対応するその
(境に結像する所)部分を、デジタル画像として使用し
ない等の対策を取ることが好ましい。
【0030】第2の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、照射光を照射する光源と、行方向と列方
向の2次元に複数の微小反射体を、その反射角が個々に
制御されるようにして集積させており、前記光源からの
照射光を前記微小反射体上で反射する反射手段と、前記
反射手段に向いた一端と、感光材料上に向いた他端とを
有する複数の光ファイバーと、前記感光材料を所定方向
に移動させる移動手段とを有し、各光ファイバーの一端
は、前記反射手段に対応して、所定の位置に配置されて
いるので、個々の微小反射体から反射された反射光を、
光ファイバーを用いて伝送することによって、反射光束
の断面積(画素サイズ)を拡大することなく感光材料上
の所定の位置に導くことができる。例えば束状の光ファ
イバーの他端を薄く広げた矩形形状とすれば、短辺の短
縮に応じて長辺を任意に増大させることができ、それに
より幅広の画像を形成できる。このとき、1回の露光で
短辺に沿った方向の画素数は少なくなるが、短辺に沿っ
た方向に感光材料を移動させれば、大きな画像を形成で
きる。
【0031】更に、前記光ファイバーの他端が、前記感
光材料の移動方向と直交する方向に1列に並べられてい
れば、より幅広の画像を形成できる。
【0032】又、前記光ファイバーを介して伝送される
前記反射光が、前記微小反射体の並びの行方向又は列方
向に所定の画素間隔で分割されて、複数の矩形状のデジ
タル画像光を形成するようになっており、前記デジタル
画像光が前記感光材料に照射されることにより、画像が
形成されるようになっていれば、任意の大きさの画像を
形成することができる。
【0033】更に、前記反射手段と前記光ファイバーの
一端との間には、光学系が配置され、前記光学系は、前
記反射手段から反射された光を、前記光ファイバーの一
端面またはその近傍に結像させる様になっていれば、前
記光学系(例えばレンズ)を介して、光ファイバー端に
結像(ピントを合わせる)させることで、より高画質な
画像を得ることができる。
【0034】例えば、反射手段の1ヶの微小反射体が1
6μm角とした場合、レンズで光ファイバー端面に4μ
mと縮小して結像し、光ファイバーを2μm径のものを
使用すれば、反射手段自身の持っている画素よりも高精
細な露光が可能となる。一方、4μm角だと、途中でデ
ジタル画像光伝送の途中で画素劣化があったとしても、
5000dpi程度の高精細な画像が実現出来ることと
なる。
【0035】尚、ハロゲン化銀カラーペーパーでは、6
00dpi(2.5cm(1インチ)に600画素)あ
れば、カラーペーパー自身の持っている画素と同等で、
それ以上にドットを細かくしても、それほど高画質な画
像は期待できないことがわかっている。ちなみに、60
0dpiとは、大凡41μm角もしくは丸形状の画素で
ある。この場合、例えば光ファイバー径を10μmとし
て、反射手段の1ヶの微小反射体が15μm角とした場
合、レンズで光ファイバー端面に30μm角と拡大させ
て結像させれば、600dpiをクリア出来るというこ
とである。
【0036】又、前記光ファイバーの他端と前記感光材
料との間には対物光学系が配置され、前記対物光学系
は、前記光ファイバーの他端から出た光を感光材料に導
光させるので、感光材料に照射する際に、光が散乱する
ことを防止できる。このような対物光学系としては、例
えば日本板硝子(株)から上市されているセルフォック
レンズ(アレイ、プレート)を用いることができるが、
これに限られない。
【0037】更に、前記光ファイバーが、前記反射手段
の幅に対応した長辺と、それに略直交する短辺とを有す
る長方形断面の束として形成され、前記束が複数配置さ
れれば好ましい。例えば、光ファイバーをランダムに配
置すると、反射手段の画素と、感光材料上に形成される
画像の対応関係がとれず、デジタルデータの変換が面倒
になる。これに対し、上述のようにすれば、光ファイバ
ーの他端側を複数のブロックに分割でき、動作時に確認
することによって、デジタルデータの変換が容易とな
る。
【0038】又、前記光ファイバーの一端側では、短辺
方向に積層された束が、前記反射手段の微小反射体の並
びに対応して配置され、前記光ファイバーの他端側で
は、前記束が長辺方向に一列に並べて配置されれば好ま
しい。
【0039】更に、前記光ファイバーの他端側に形成さ
れた束の短辺を、前記感光材料の移動方向に一致させる
ように配置し、更に隣接する前記束の短辺同士を接触も
しくは重合させれば、画像のとぎれを抑止でき好まし
い。
【0040】又、前記複数の束が、互いに等しい所定数
(例えば100〜10000本の比較的少ない数)の光
ファイバーを含み、このような部分束を形成することに
よって取り扱いの簡易化と露光位置決めの容易化を図る
ことができる。また、装置の製造を容易にし、データ変
換の簡易化を図ることができる。かかる場合、(株)住
田光学ガラス、住友電気工業(株)等より市販されてい
るイメージガイドを用いることができる。イメージガイ
ドは、径が2〜14μmの光ファイバーを数千〜数万本
ほど断面が円形になるよう束ねたものであり、これを用
いて反射手段からの反射光を伝送することができる。
尚、かかるイメージガイドは、その断面を角状とするこ
ともでき、しかも一端側を正方形状とし他端側を細長い
長方形状とするなど、その整形を任意に行える。
【0041】更に、前記光ファイバーの束の端部外周
に、光を反射,吸収または遮断する層を設け、隣接する
2つ以上の光ファイバーの束同士の間で、前記反射光が
混合するのを防止すれば、光の混合による画質の低下を
防止することができる。
【0042】又、各光ファイバーの端部外周に、光を反
射,吸収または遮断する層を設け、隣接する2本以上の
光ファイバーの間で、前記反射光が混合するのを防止す
れば、光の混合による画質の低下を防止することができ
る。
【0043】更に、前記光ファイバーの他端から照射さ
れる光を検出する検出手段を設け、前記検出手段の結果
に応じて前記微小反射体を制御して、感光材料に所定の
画像を露光させれば好ましい。例えば、光ファイバーの
束を用いて光を伝送する場合、前記検出手段により、個
々の微小反射体と感光材料の露光位置の関係を求め、か
かる検出結果に基づいてデジタルデータの変換を行うこ
とにより、所望の画像を形成することができる。従っ
て、画像の位置ズレなどの調整も容易となる。尚、かか
る検出としては、感光材料用プリンタを設置する際に、
検査ジグを用いて調整する態様と、予め感光材料用プリ
ンタにセンサを組み込んでおいて、例えば電源投入時な
ど定期的に自動補正する態様などが考えられる。
【0044】又、複数個の前記微小反射体からの光を、
1本の光ファイバーに入れるために、前記微小反射体か
らの画素サイズに対して光ファイバー径を複数倍以上に
なる様にし、特定の微小反射体からの反射光が複数本以
上の光ファイバーに入る場合には、前記特定の微小反射
体を不使用とすることにより、前記特定の微小反射体か
らの反射光が感光材料に照射されない様に制御すれば、
例えば複数本にまたがって、同一微小反射体からの反射
光が入射したような場合、かかる微小反射体を不使用と
することにより、画質の低下を防止できる。尚、デジタ
ル画像光を20μm角として、細い多数の光ファイバー
で伝送すれば、画像の低下を防止できる。
【0045】第3の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、レーザ光を照射するレーザ光源と、行方
向と列方向の2次元に複数の微小反射体を、その反射角
が個々に制御されるようにして集積させており、前記レ
ーザ光源からの照射レーザ光を前記微小反射体上で反射
する反射手段と、前記反射手段からの反射光を分割する
分割手段と、前記分割手段によって分割された反射光を
感光材料上の所定位置に導く手段と、前記感光材料を所
定方向に移動させる移動手段とを有するので、安定した
平行光であるレーザ光を用いて画像が形成でき、またレ
ンズなども不要となって構成をより簡素化できる。通常
のレーザ露光の場合には、ポリゴンミラーを高速回転さ
せてレーザ光を照射するようになってるため、振動によ
り露光ムラが生じやすいと言う問題があるが、本発明に
よれば反射手段以外に可動部が存在しないため、振動に
強い構成を提供できる。
【0046】第4の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、レーザ光を照射するレーザ光源と、行方
向と列方向の2次元に複数の微小反射体を、その反射角
が個々に制御されるようにして集積させており、前記レ
ーザ光源からの照射レーザ光を前記微小反射体上で反射
する反射手段と、前記反射手段に向いた一端と、感光材
料上に向いた他端とを有する複数の光ファイバーと、前
記感光材料を所定方向に移動させる移動手段とを有し、
各光ファイバーの一端は、前記反射手段に対応して、所
定の位置に配置されているので、安定した平行光である
レーザ光を用いて画像が形成でき、またレンズなども不
要となって構成をより簡素化できる。通常のレーザ露光
の場合には、ポリゴンミラーを高速回転させてレーザ光
を照射するようになってるため、振動により露光ムラが
生じやすいと言う問題があるが、本発明によれば反射手
段以外に可動部が存在しないため、振動に強い構成を提
供できる。
【0047】更に、前記反射光が、前記微小反射体の並
びの行方向又は列方向に所定の画素間隔で分割されて、
複数の矩形状のデジタル画像光を形成するようになって
おり、前記デジタル画像光を組み合わせて前記感光材料
に照射することにより、画像が形成されるようになって
いれば好ましい。
【0048】又、前記反射手段から反射したデジタル画
像光が、前記感光材料に照射される前に、レンズにより
縮小されれば、任意の大きさの画像を形成することがで
きる。
【0049】更に、前記反射手段と前記感光材料の間に
レンズを挿入し、前記反射手段から反射されるデジタル
画像光を感光材料に結像させて露光すれば、より高画質
な画像を形成することができる。
【0050】又、前記照射レーザ光の断面積が、前記微
小反射体に比較し小さい場合には、前記照射レーザ光と
前記反射手段の間にレンズを設け、前記照射レーザ光を
拡大して前記反射手段に照射する様にすれば、レーザ光
の断面積と微小反射体の大きさとを対応させることがで
き、より高画質な画像を形成することができる。
【0051】第5の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、照射光を照射する光源と、前記光源から
の照射光を分割する分割手段と、行方向と列方向の2次
元に複数の微小反射体を、その反射角が個々に制御され
るようにして集積させており、前記分割手段からの分割
された照射光を、前記微小反射体上で反射する複数の反
射手段と、前記複数の反射手段の微小反射体からの反射
光を入射して、感光材料上の所定位置に導く複数のレン
ズと、前記感光材料を所定方向に移動させる移動手段と
を有するので、単一の光源からの光を、複数の反射手段
を含む複数経路で感光材料に導くことができ又感光材料
の移動速度を速めることもできるため、より高画質な画
像を高速的に形成することができる。
【0052】更に、前記反射光が、前記感光材料の移動
方向に直交する方向に並べられて照射されるようになっ
ていれば好ましい。
【0053】第6の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、照射光を照射する光源と、行方向と列方
向の2次元に複数の微小反射体を、その反射角が個々に
制御されるようにして集積させており、前記光源からの
照射光を前記微小反射体上で反射する反射手段と、前記
反射手段からの反射光を分割する分割手段と、前記分割
手段によって分割された反射光を感光材料上の所定位置
に導く手段と、前記感光材料を所定方向に移動させる移
動手段とを有し、複数の前記反射光は、前記感光材料上
で隣接する反射光同士の一部が重合するようになってお
り、形成しようとする画像が一様な階調を有していると
きに、単一の反射光において、前記重合する一部の光量
は、重合しない残りの部分の光量よりも低くなるように
すれば、反射光同士が重合する部分で露光量が過大とな
ることを防止でき、それにより高画質な画像を形成する
ことができる。
【0054】更に、形成しようとする画像が一様な階調
を有しているときに、隣接する反射光の一部同士が重合
することにより得られる合計光量は、重合しない残りの
部分の光量と略等しければ高画質な画像を形成できるの
で好ましい。
【0055】第7の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、照射光を照射する光源と、行方向と列方
向の2次元に複数の微小反射体を、その反射角が個々に
制御されるようにして集積させており、前記光源からの
照射光を前記微小反射体上で反射する反射手段と、前記
反射手段からの反射光を分割する分割手段と、前記分割
手段によって分割された長方形状の反射光を、感光材料
上の所定位置に導く手段と、前記感光材料を所定方向に
移動させる移動手段とを有し、前記反射光は、前記感光
材料の移動方向に対して圧縮された画像を含み、前記微
小反射体の動作サイクルに対応する速度で、前記移動手
段が前記感光材料を移動させることにより、前記感光材
料上に画像が形成されるようになっているので、例えば
感光材料の移動方向に圧縮したドット画像を送出するこ
とで、感光材料の移動に応じて正規のサイズのドット画
像を形成することができる。
【0056】尚、前記反射光が、長辺に対して短辺が1
/3以下となる様に圧縮されると好ましい。
【0057】更に、前記反射光が、前記微小反射体の並
びの行方向又は列方向に所定の画素間隔で分割されて、
複数の矩形状のデジタル画像光を形成するようになって
おり、前記デジタル画像光を組み合わせて前記感光材料
に照射することにより、画像が形成されるようになって
いれば好ましい。
【0058】又、前記反射手段から反射したデジタル画
像光をライン状に照射する構成を有すれば好ましい。
【0059】第8の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、照射光を照射する光源と、行方向と列方
向の2次元に複数の微小反射体を、その反射角が個々に
制御されるようにして集積させており、前記光源からの
照射光を前記微小反射体上で反射して、デジタル画像光
を形成する反射手段と、前記反射手段からのデジタル画
像光を分割する分割手段と、前記分割手段によって分割
されたデジタル画像光を感光材料上の所定位置に導く手
段と、前記感光材料を所定方向に移動させる移動手段
と、前記分割手段と前記感光材料の間には対物光学系が
配置されており、前記対物光学系は、前記デジタル画像
光を前記感光材料面に結像させるので、デジタル画像光
を拡大して感光材料面に照射する従来技術に比し、安定
してより高精細な画像を形成することができる。
【0060】更に、前記反射手段から反射したデジタル
画像光をライン状に照射する構成を有すれば好ましい。
【0061】第9の本発明の感光材料用プリンタは、感
光材料にデジタル画像を露光するための感光材料用プリ
ンタであって、白色光を照射する光源と、前記光源から
照射された白色光を透過させる色フィルタと、行方向と
列方向の2次元に複数の微小反射体を、その反射角が個
々に制御されるようにして集積させており、前記色フィ
ルタを透過した照射光を、前記微小反射体上で反射する
反射手段と、前記反射手段からの反射光を分割する分割
手段と、前記分割手段によって分割された反射光を感光
材料上の所定位置に導く手段と、前記感光材料を所定方
向に移動させる移動手段とを有し、前記フィルタは、
青、緑、赤及び無色の透過部を含み、形成すべき画像に
応じて、前記白色光の透過部を変更するようになってい
るので、例えば3色の透過部を有するフィルタを用いる
場合に比べ、無色の透過部を設けることによって、感光
材料の黒色部の濃度が上昇し、高速で感光材料を移動さ
せても、色滲みの少ない画像を形成することができる。
【0062】更に、前記色フィルタが、回転自在な円盤
形状を有し、4分割された領域毎に青、緑、赤、無色の
透過部を形成しており、形成すべき画像に応じて前記色
フィルタを回転させる駆動手段が設けられていれば好ま
しい。
【0063】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。尚、本実施の形態につ
いては、反射手段としてデジタルマイクロミラー素子を
用いた例を示すが、個々に反射角を制御可能な微小反射
体を有するD−ILA素子や、その他の素子を反射手段
として用いることもできる。
【0064】図1は、本発明の実施の形態にかかる感光
材料用プリンタを示す概略図である。光源1から放出さ
れた白色光は、光学系としてのレンズ2によって平行光
にされてから、記録光としてデジタルマイクロミラー素
子3に入射する。このデジタルマイクロミラー装置3、
微小反射体としての多数のマイクロミラー(不図示)が
上側に行方向及び列方向に並べて配置されている。
【0065】デジタルマイクロミラー素子3は、各マイ
クロミラーは電源がOFFのときに水平状態となってお
り、メモリセルに書き込んだ1ビットのミラー駆動デー
タの値に応じて、垂直軸に対して+θ又は−θだけ傾
く。もし、傾斜角が+θのときに、光源1からの光を感
光材料に入射する方向に反射し、−θのときに感光材料
上に入射しない方向に反射する場合は+θが有効反射状
態となり、−θが無効反射状態となる。感光材料に入射
する方向に反射されたスポット(反射)光は、対物光学
系としての投影レンズ4に向かって投影される。
【0066】投影レンズ4を通過したスポット光は、
赤、緑、青、無色の4つの透過部を有する色フィルタ5
を通過する。色フィルタ5は、回転自在な円盤形状を有
し、形成すべき画像に応じて駆動手段6により回転可能
とされており、また駆動手段6は後述するコントローラ
18によって制御される。
【0067】色フィルタ5を通過したスポット光は、分
割手段としてのミラー(もしくはプリズム)7で反射さ
れて、感光材料8上に至るようになっている。感光材料
8は、搬送ローラ対13にニップされて、供給ロール1
4から1コマ分ずつ間欠的に引き出され巻取りロール1
5に送られる。搬送ローラ対13を回転させるためのパ
ルスモータ16は、ドライバ17を介してコントローラ
18によって回転が制御される。
【0068】画像メモリ9には、1フレーム分の画像デ
ータが書き込まれており、画像形成時に読み出されてデ
ータ変換回路10に送られる。このデータ変換回路10
は、ミラー駆動データ「1」が画像データの値に応じた
値となるように変換される。データ書込み制御回路11
は書込みタイミング信号に同期して、ミラー駆動データ
をデジタルマイクロミラー素子3のSRAM(不図示)
に書き込む。
【0069】デジタルマイクロミラー素子3のマイクロ
ミラーは、「0」のミラー駆動データによって−θだけ
傾斜したときに無効反射状態となり、光源1からのスポ
ット光を除去板12に向けて反射する。この反射光は不
要なものであるから、感光材料8を感光させないよう光
吸収板12で吸収する。
【0070】ミラー駆動データが「1」の場合には、マ
イクロミラーは+θだけ傾斜した有効反射状態となり、
スポット光を投影レンズ4に向けて反射させることがで
きる。
【0071】図2はミラー7を示す斜視図である。分割
手段としてのミラー7は略階段状であるが、各々傾いた
反射面7a〜7eを有している。各反射面7a〜7e
は、所定列(縦)及び行(横)のマイクロミラーから反
射されたスポット光を反射できるようになっている。
【0072】次に、本実施の形態による感光材料用プリ
ンタの動作について説明する。不図示の電源が投入され
ると、コントローラ18は、データ書込み制御回路11
にデジタルマイクロミラー素子3をクリアすることを指
示する。データ書込み制御回路11は、デジタルマイク
ロミラー素子3のSRAM「0」を書き込み、各マイク
ロミラーを、−θだけ傾斜させて無効反射状態にする。
【0073】次に、コントローラ18は、光源1を点灯
させる。この光源1からの白色は、投影レンズ2によっ
て平行光に変換されデジタルマイクロミラー素子3の上
面を斜め方向から照明する。この際に、デジタルマイク
ロミラー素子3のSRAMの各メモリセルには「0」が
書き込まれており、各マイクロミラーは無効反射状態に
なっているから、各マイクロミラーで反射されたスポッ
ト光が除去板12に向けて反射される.
【0074】コントローラ18は画像メモリ9から画像
データ(例えば1画像を10分割した1番目のデータ)
を読み出してデータ変換回路10に送る。このデータ変
換回路10は、各画稼デ−タをNビットのミラー駆動デ
ータに変換する。このミラー駆動データは、画像データ
の値に応じた個数の「1」を含んでいる。各画像のミラ
ー駆動データは、名画素毎に最小ビットが取り出されて
データ書込み制御回路11に送られデジタルマイクロミ
ラー素子3のSRAMに書き込まれる。
【O074】各マイクロミラーは、「1」のミラー駆動
データが与えられている場合に有効反射状態となり、ス
ポット光を画像形成光路Lに向けて反射する。このスポ
ット光は、投影レンズ4によって感光材料8に投影され
る。尚、投影レンズ4により集光されたスポット光は、
色フィルタ5を通過し、所定の色の光に変換され、更に
ミラー7により感光材料8上に向かって反射され、デジ
タル画像光として感光材料8を露光するようになってい
る。
【0075】尚、本実施の形態にかかる感光材料用のプ
リンタにおいて電源投入時、もしくは定期的に、デジタ
ルマイクロミラー素子3からの反射光を、不図示の光セ
ンサにより検出し、初期状態と比較することによって、
例えば光源1の光量の経時変化や、マイクロミラーの汚
れなどによる光量落ちを求め、これを自動的に補正する
ことも行われる。
【0076】また、光センサは、感光材料に光を照射し
ない場合に、光がデジタルマイクロミラー素子から反射
される位置に設けるか、または感光材料の通過する下部
に設け、感光材料を未処理の場合に、デジタルマイクロ
ミラー素子を制御して、反射光を検出する方式が好まし
い。
【0077】より好ましくは、一つの光センサがライン
露光に対して、モーターにより移動して、全てのマイク
ロミラーからの光を受けられるようにし、マイクロミラ
ー個々について補正ができるように構成されていること
である。そして、この場合、制御のフィードバックによ
り、ミラーの光軸がややずれるような事態に対する画素
間補正を実施し、常にきれいな画像を得ることができ
る。カラー感光材料の場合には、青、緑、赤色の光に対
して、それぞれ検出するようにすることが好ましい。
【0078】図3は、感光材料8に照射されたデジタル
画像光G1〜G5の位置関係を示す図である。ミラー7
の反射面7a〜7eが細長い長方形状であって、所定の
方向に傾斜しているため、図3に示す如く、デジタル画
像光G1〜G5も細長い長方形状となり、しかも感光材
料8の移動方向(図3の矢印方向)に対し、交差する方
向に並ぶようになっている。この場合、デジタル画像光
G1〜G5は、感光材料8の移動方向に重合する位置関
係とすることにより、とぎれのない画像を形成すること
ができる。更に感光材料8を移動させたとき、感光材料
8に、次の画像データ(10分割した2番目のデータ)
についてのデジタル画像光G1〜G5によって、更に点
線で示すような部分に対して露光が行われ、これを繰り
返すことによって高精細でありながら幅広の画像が形成
されることとなる。尚、ミラー7の代わりに、内部反射
面を同様な階段状としたプリズムを用いることもでき
る。
【0079】尚、投影レンズ4によりデジタル画像光
が、ミラー7の反射面7a〜7d又はその近傍に結像す
るようにミラー7を調整すれば、より高精細な画像を得
ることができる。
【0080】図4,5は、本実施の形態の変形例を示す
図である。図4に示す如く、デジタルマイクロミラー素
子3のマイクロミラーから反射されるデジタル画像光
を、ミラー7によって略正方形状に分割し、図5に示す
ように、感光材料8の移動方向と直交する方向に照射す
るようにすれば、より幅広の画像を形成することができ
る。又、ミラー7と感光材料8との間にレンズを設ける
場合、かかるレンズの径を小さくできるため、低コスト
で小型の構成を提供できる。
【0081】図6は、第2の実施の形態にかかる構成を
示す斜視図である。図6に示す実施の形態においては、
第1の実施の形態に対し、ミラー7の代わりに光ファイ
バー20を用いている点が主として異なるので、共通す
る構成については説明しない。
【0082】図6において、多数の光ファイバー20は
上端側を、デジタルマイクロミラー素子3(図1)側に
向け、下端側を感光材料8の感光面上に向けている。上
端側では光ファイバー20の集合は、デジタルマイクロ
ミラー素子3に相似な形状とされ、他端側では、感光材
料8の移動方向に対して直交する方向に一列形状とされ
ている。尚、光ファイバー20と感光材料8との間に
は、セルフォックレンズ21が配置されている。
【0083】本実施の形態によれば、デジタルマイクロ
ミラー素子3からのスポット光を各光ファイバーによっ
て伝送しているので、画素サイズを拡大させることな
く、幅広の画像を形成することができる。尚、光ファイ
バー20の他端を一列形状とすると、感光材料8の移動
方向の画素数が減少するが、感光材料8を移動させるこ
とによって任意の大きさの画像を形成できるため、特に
問題とはならない。
【0084】更に、デジタルマイクロミラー素子3と光
ファイバー20との間の投影レンズ4が、光ファイバー
20の上端にデジタル画像光を結像させることにより、
その他端から照射されるデジタル画像光を用いて、より
高画質な画像を形成できる。
【0085】例えば、デジタルマイクロミラー素子の1
ヶのマイクロミラーが16μm角とした場合、レンズで
光ファイバー端面に4μmと縮小して結像し、光ファイ
バーを2μm径のものを使用すれば、デジタルマイクロ
ミラー素子自身の持っている画素よりも高精細な露光が
可能となる。一方、4μm角だと、途中でデジタル画像
光伝送の途中で画素劣化があったとしても、5000d
pi程度の高精細な画像が実現出来ることとなる。
【0086】尚、ハロゲン化銀カラーペーパーでは、6
00dpi(2.5cm(1インチ)に600画素)あ
れば、カラーペーパー自身の持っている画素と同等で、
それ以上にドットを細かくしても、それほど高画質な画
像は期待できないことがわかっている。ちなみに、60
0dpiとは、大凡41μm角もしくは丸形状の画素で
ある。この場合、例えば光ファイバー径を10μmとし
て、デジタルマイクロミラー素子の1ヶのマイクロミラ
ーが15μm角とした場合、レンズで光ファイバー端面
に30μm角と拡大させて結像させれば、600dpi
をクリア出来るということである。
【0087】又、光ファイバー20と感光材料8との間
に、セルフォックレンズ21を配置すれば、光ファイバ
ー20から感光材料8にデジタル画像光が照射される際
に、光の散乱を防止し、画像光が拡大することを防止し
て、より高画質な画像を形成することができる。
【0088】図7、8は、本実施の形態の変形例を示す
図である。図7(a)に示す光ファイバー20’は、横
方向に細長い長方形状との束となっており、その縦方向
厚さAは、デジタルマイクロミラー素子3において、縦
方向に例えば1/5に分割された所定列のマイクロミラ
ーの並び長さと略等しくなっている。かかる光ファイバ
ー20’は、図7(b)に示すように、デジタルマイク
ロミラー素子3のマイクロミラーに対応する縦方向長さ
になるよう、複数個(ここでは5個)縦に積層して用い
られる。一方、光ファイバー20’の感光材料側端部
は、長辺(横)方向すなわち感光材料の移動方向に直交
する方向に一列に並べられる。なお、光ファイバー2
0’は屈曲しやすいので、その他端側の配置を任意に行
え、例えば図8(a)〜図(c)のごとき配置で、各束
毎にデジタル画像光を照射できる。
【0089】例えば、光ファイバー20をランダムに配
置すると、デジタルマイクロミラー素子3のマイクロミ
ラーと、感光材料8上に形成される画像の対応関係がと
れず、デジタルデータの変換が面倒になる。これに対
し、光ファイバー20を複数のブロック(束20’)に
分割すれば、動作時に確認することによって、デジタル
データの変換が容易となる。
【0090】ここで、光ファイバー20’の他端側に形
成された束の短辺を、感光材料8の移動方向に一致させ
るように配置し、更に隣接する束の短辺同士を接触もし
くは重合させれば好ましい。
【0091】又、光ファイバー20’が、互いに等しい
所定数(例えば100〜10000本の比較的少ない
数)の光ファイバーを含むようにすると、このような部
分束を形成することによって取り扱いの簡易化と露光位
置決めの容易化を図ることができる。また、装置の製造
を容易にし、データ変換の簡易化を図ることができる。
【0092】又、図9に示すように、一本の光ファイバ
ー20aの端部外周に、光を反射,吸収または遮断する
遮光層20bを設けることにより、隣接する2本以上の
光ファイバー20aの間で、デジタル画像光が混合する
のを防止でき、光の混合による画質の低下を防止するこ
とができる。
【0093】更に、図10に示すように、光ファイバー
20’の束の端部外周に、光を反射,吸収または遮断す
る遮光層22を設けることにより、隣接する2つ以上の
光ファイバーの束同士の間で、デジタル画像光が混合す
るのを防止でき、光の混合による画質の低下を防止する
ことができる。
【0094】尚、光ファイバー20の他端から照射され
る光を検出する検出手段としてのセンサ23(図6参
照)を設け、感光材料8が搬送されないときに、光ファ
イバー20からのスポット光を検出し、その検出結果に
応じてデジタルマイクロミラー素子3のマイクロミラー
を調整又は画像データ事態の変換を行えば、所望の画像
を形成できる。
【0095】例えば、光ファイバーの束20を用いて光
を伝送する場合、センサ23により、個々のマイクロミ
ラーと感光材料8の露光位置の関係を求め、かかる検出
結果に基づいてデジタルデータの変換を行うことによ
り、所望の画像を形成することができる。従って、画像
の位置ズレなどの調整も容易となる。尚、かかる検出と
しては、感光材料用プリンタを設置する際に、検査ジグ
を用いて調整する態様と、予め感光材料用プリンタにセ
ンサを組み込んでおいて、例えば電源投入時など定期的
に自動補正する態様などが考えられる。
【0096】又、図11に示すように、複数個のマイク
ロミラーからのスポット光g1,g2,・・・を、1本
の光ファイバー20aに入れるために、スポット光すな
わちマイクロミラーの画素サイズに対して、光ファイバ
ー20aの径を複数倍以上になる様にしても良い。
【0097】一方、図12に示すように、特定のマイク
ロミラーからのスポット光g1が複数本以上の光ファイ
バー20a、20aに入る場合には、前記特定のマイク
ロミラーを不使用とすることにより、前記特定のマイク
ロミラーからのスポット光g1が感光材料8に照射され
ない様に制御すれば、デジタル画像光の混乱による画質
の低下を防止できる。尚、デジタル画像光を20μm角
として、外径が4μm細い多数の光ファイバーで伝送す
れば、画像の低下を防止できる。
【0098】図13は、第3の実施の形態にかかる感光
材料用プリンタを示す図1と同様な図である。本実施の
形態においては、光源1の代わりにレーザ光源30を用
いている。それによりレンズ2,投影レンズ4を排除し
ているが、その他の構成は共通するので説明を省略す
る。尚、ミラー7の代わりに光ファイバーを用いても良
い。
【0099】本実施の形態によれば、安定した平行光で
あるレーザ光を用いて画像が形成でき、またレンズなど
も不要となって構成をより簡素化できる。通常のレーザ
露光の場合には、ポリゴンミラーを高速回転させてレー
ザ光を照射するようになってるため、振動により露光ム
ラが生じやすいと言う問題があるが、本実施の形態によ
ればデジタルマイクロミラー素子3以外に可動部が存在
しないため、振動に強い構成を提供できる。
【0100】尚、点線で示す如く、前記デジタルマイク
ロミラー素子3からのデジタル画像光が、感光材料8に
照射される前に縮小するレンズ31(反射光を導く手
段)を設ければ、任意の大きさの画像を形成することが
できる。
【0101】更に、デジタルマイクロミラー素子3と感
光材料8の間にレンズを挿入し、前記デジタルマイクロ
ミラー素子から反射されるデジタル画像光を感光材料又
はその近傍に結像させて露光すれば、より高画質な画像
を形成することができる。
【0102】又、照射レーザ光の断面積が、マイクロミ
ラーに比較し小さい場合には、照射レーザ光とデジタル
マイクロミラー素子の間にレンズを設け、照射レーザ光
を拡大してデジタルマイクロミラー素子に照射する様に
すれば、レーザ光の断面積とマイクロミラーの大きさと
を対応させることができ、例えば安価なレーザ光を用い
て高画質な画像を形成することができる。
【0103】図1に示す実施の形態に対し、点線で示す
如く別個に、レンズ2’,4’と、デジタルマイクロミ
ラー素子3’及びミラー7’を設けるようにして、単一
の光源1からの光を複数経路で感光材料8に導くことも
考えられる。かかる構成によれば、デジタルマイクロミ
ラー素子3のサイズが小さくても、画像を分割して形成
でき、また感光材料8の移動速度を速めることもできる
ため、より高画質な画像を高速的に形成することができ
る。
【0104】図14は、第4の実施の形態を説明するた
めの図である。図14(a)に示すように、デジタル画
像光G1,G2は、感光材料8上に端部分を重合させる
ようにして照射されるようになっている。ところが、画
像の階調が一定であるときに、デジタル画像光G1,G
2の光量が一定であるとすると、重合する部分Sの露光
量が増大して、露光ムラのある画像が形成されてしまう
こととなる。
【0105】そこで、本実施の形態においては、デジタ
ル画像光G1,G2の光量を、それぞれ重合する部分S
に対応する領域において、例えば露光時間制御で1/2
に低下させるようになっており、それにより露光ムラの
ない高画質な画像が得られることとなる。
【0106】尚、形成しようとする画像が一様な階調を
有しているときに、隣接する反射光の一部同士が重合す
ることにより得られる合計光量が、重合しない残りの部
分の光量と略等しければ、0より大きく1より小さい範
囲で任意の割合になるようにでき、それにより高画質な
画像を形成できる。尚、0もしくは1の割合とすると、
すじムラができる恐れがある。
【0107】図15は、第5の実施の形態を説明するた
めの図である。第5の実施の形態においては、デジタル
画像光G1を縦方向すなわち感光材料8の移動方向に、
好ましくは1/3圧縮する。かかる圧縮は、感光材料8
に照射される前にシリンドリカルレンズを介してデジタ
ル画像光を圧縮することが考えられるが、画像処理によ
り行っても良い。このようにして圧縮されたデジタル画
像光G1’は、感光材料8上に照射されたとき、例えば
一定速度で感光材料8を移動させることによって、正規
の画像(縦横比1:1)の画像を得ることができる。そ
れにより、例えば露光毎に感光材料8を停止させるとい
うような間欠動作が不要となり、感光材料8を移動させ
る構成がより簡素化される。
【0108】又、前記デジタルマイクロミラー素子から
反射したデジタル画像光をライン状に照射する構成を有
すれば好ましい。
【0109】更に図1の構成に示す実施の形態のにおい
て、色フィルタ5は、青、緑、赤及び無色の透過部を含
み、形成すべき画像に応じて、前記白色光の透過部を変
更するようになっているので、例えば3色の透過部を有
するフィルタを用いる場合に比べ、無色の透過部を設け
ることによって、感光材料8の黒色部の濃度が上昇し、
高速で感光材料8を移動させても、色滲みの少ない画像
を形成することができる。
【0110】更に、色フィルタ5が、回転自在な円盤形
状を有し、4分割された領域毎に青、緑、赤、無色の透
過部を形成しており、形成すべき画像に応じて前記色フ
ィルタを回転させる駆動手段が設けられているので、色
変更を容易に行える。
【0111】図16は、第6の実施の形態を説明するた
めの図である。第6の実施の形態においては、色毎にデ
ジタルマイクロミラー素子を用いている。より具体的に
は、光源51からの照射光Lは、ミラー52で反射さ
れ、TIR(全反射)プリズム53を介して色分解/色
結合プリズム54に入射する。色分解/色結合プリズム
54において、照射光Lは、色(赤、緑、青)毎に分解
され、各色毎にデジタルマイクロミラー素子55,5
6,57で反射される。
【0112】このとき、デジタルマイクロミラー素子5
5,56,57の必要なマイクロミラーのみを有効反射
状態とおき、かかる反射光を同一光軸になるように設定
することで、所望のカラー画像を合成することができ
る。かかる反射光は、投影レンズ58により光ファイバ
ー59の一端に結像されて、光ファイバー59内を伝送
されて、その他端から感光材料60に照射されるように
なっている。本実施の形態によれば、色フィルタを用い
る必要がなく、構成をより簡略化できる他、感光材料に
画像を形成する処理の効率化を図ることができる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
デジタルマイクロミラー素子やD−ILA素子等を用い
て、一定水準の画質を維持しつつ、より広幅の感光材料
に画像を形成できる感光材料用プリンタが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる感光材料用プリン
タを示す概略図である。
【図2】ミラー7を示す斜視図である。
【図3】感光材料8に照射されたデジタル画像光G1〜
G5の位置関係を示す図である。
【図4】本実施の形態の変形例を示す図である。
【図5】本実施の形態の変形例を示す図である。
【図6】第2の実施の形態にかかる構成を示す斜視図で
ある。
【図7】本実施の形態の変形例を示す図である。
【図8】本実施の形態の変形例を示す図である。
【図9】一本の光ファイバー20aの端部外周に設けら
れた、光を反射,吸収または遮断する遮光層20bの斜
視図である。
【図10】光ファイバー20’の束の端部外周に設けら
れた、光を反射,吸収または遮断する遮光層22の一部
斜視図である。
【図11】光ファイバーと、複数個のマイクロミラーか
らのデジタル画像光との位置関係を示す図である。
【図12】光ファイバーと、複数個のマイクロミラーか
らのデジタル画像光との位置関係を示す図である。
【図13】第3の実施の形態にかかる感光材料用プリン
タを示す図1と同様な図である。
【図14】第4の実施の形態を説明するための図であ
る。
【図15】第5の実施の形態を説明するための図であ
る。
【図16】第6の実施の形態を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 光源 2 レンズ 3 デジタルマイクロミラー素子 4 投影レンズ 5 色フィルタ 7 ミラー 8 感光材料 9 画像メモリ 10 データ変換回路 11 データ書き込み制御回路 18 コントローラ

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料にデジタル画像を露光するため
    の感光材料用プリンタであって、 照射光を照射する光源と、 行方向と列方向の2次元に複数の微小反射体を、その反
    射角が個々に制御されるようにして集積させており、前
    記光源からの照射光を前記微小反射体上で反射する反射
    手段と、 前記反射手段からの反射光を分割する分割手段と、 前記分割手段によって分割された反射光を感光材料上の
    所定位置に導く手段と、 前記感光材料を所定方向に移動させる移動手段とを有す
    ることを特徴とする感光材料用プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記分割手段はミラー又はプリズムであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の感光材料用プリン
    タ。
  3. 【請求項3】 前記反射光は、前記微小反射体の並びの
    行方向又は列方向に所定の画素間隔で分割されて、複数
    の矩形状のデジタル画像光を形成するようになってお
    り、前記デジタル画像光を組み合わせて前記感光材料に
    照射することにより、画像が形成されるようになってい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の感光材料用
    プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記デジタル画像光は、前記感光材料の
    移動方向に直交する方向に並べられて照射されるように
    なっていることを特徴とする請求項3に記載の感光材料
    用プリンタ。
  5. 【請求項5】 前記感光材料を移動させて露光すると
    き、隣接する前記デジタル画像光の端領域同士が、前記
    感光材料の同じ箇所を重ねて露光するようにしたことを
    特徴とする請求項3又は4に記載の感光材料用プリン
    タ。
  6. 【請求項6】 前記デジタル画像光は略正方形状に分割
    されて、ほぼ一列になる様に感光材料に第1の方向に沿
    ってライン露光照射され、前記感光材料は前記第1の方
    向に対して直交する第2の方向に移動させられることを
    特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の感光材料
    プリンタ。
  7. 【請求項7】 前記感光材料は、前記第1及び前記第2
    の方向に隣接するデジタル画像光の端領域と端領域と
    が、感光材料の同じ箇所を重ねて露光するようにしたこ
    とを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の感光
    材料用プリンタ。
  8. 【請求項8】 前記反射手段と、前記分割手段との間に
    は光学系が配置されており、前記光学系は、前記分割手
    段上もしくはその近傍に前記デジタル画像光を結像させ
    ることを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載の
    感光材料用プリンタ。
  9. 【請求項9】 前記分割手段と前記感光材料の間には対
    物光学系が配置されており、前記対物光学系は、前記デ
    ジタル画像光を前記感光材料面に結像させることを特徴
    とする請求項1乃至8のいずれかに記載の感光材料用プ
    リンタ。
  10. 【請求項10】 感光材料にデジタル画像を露光するた
    めの感光材料用プリンタであって、 照射光を照射する光源と、 行方向と列方向の2次元に複数の微小反射体を、その反
    射角が個々に制御されるようにして集積させており、前
    記光源からの照射光を前記微小反射体上で反射する反射
    手段と、 前記反射手段に向いた一端と、感光材料上に向いた他端
    とを有する複数の光ファイバーと、 前記感光材料を所定方向に移動させる移動手段とを有
    し、 各光ファイバーの一端は、前記反射手段に対応して、所
    定の位置に配置されていることを特徴とする感光材料用
    プリンタ。
  11. 【請求項11】 前記光ファイバーの他端は、前記感光
    材料の移動方向と直交する方向に1列に並べられている
    ことを特徴とする請求項10に記載の感光材料用プリン
    タ。
  12. 【請求項12】 前記光ファイバーを介して伝送される
    前記反射光は、前記微小反射体の並びの行方向又は列方
    向に所定の画素間隔で分割されて、複数の矩形状のデジ
    タル画像光を形成するようになっており、前記デジタル
    画像光が前記感光材料に照射されることにより、画像が
    形成されるようになっていることを特徴とする請求項1
    0又は11に記載の感光材料用プリンタ。
  13. 【請求項13】 前記反射手段と前記光ファイバーの一
    端との間には、光学系が配置され、前記光学系は、前記
    反射手段から反射された光を、前記光ファイバーの一端
    面またはその近傍に結像させる様になっていることを特
    徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載の感光材
    料用プリンタ。
  14. 【請求項14】 前記光ファイバーの他端と前記感光材
    料との間には対物光学系が配置され、前記対物光学系
    は、前記光ファイバーの他端から出た光を感光材料に導
    光させることを特徴とする請求項12又は13に記載の
    感光材料用プリンタ。
  15. 【請求項15】 前記光ファイバーは、前記反射手段の
    幅に対応した長辺と、それに略直交する短辺とを有する
    長方形断面の束として形成され、前記束が複数配置され
    ることを特徴とする請求項10乃至14のいずれかに記
    載の感光材料用プリンタ。
  16. 【請求項16】 前記光ファイバーの一端側では、短辺
    方向に積層された束が、前記反射手段の微小反射体の並
    びに対応して配置され、前記光ファイバーの他端側で
    は、前記束が長辺方向に一列に並べて配置されることを
    特徴とする請求項10乃至15のいずれかに記載の感光
    材料用プリンタ。
  17. 【請求項17】 前記光ファイバーの他端側に形成され
    た束の短辺を、前記感光材料の移動方向に一致させるよ
    うに配置し、更に隣接する前記束の短辺同士を接触もし
    くは重合させることを特徴とする請求項16に記載の感
    光材料用プリンタ。
  18. 【請求項18】 前記複数の束は、互いに等しい所定数
    の光ファイバーを含むことを特徴とする請求項10乃至
    17のいずれかに記載の感光材料用プリンタ。
  19. 【請求項19】 前記光ファイバーの束の端部外周に、
    光を反射,吸収または遮断する層を設け、隣接する2つ
    以上の光ファイバーの束同士の間で、前記反射光が混合
    するのを防止することを特徴とする請求項10乃至18
    のいずれかに記載の感光材料用プリンタ。
  20. 【請求項20】 各光ファイバーの端部外周に、光を反
    射,吸収または遮断する層を設け、隣接する2本以上の
    光ファイバーの間で、前記反射光が混合するのを防止す
    ることを特徴とする請求項10乃至19のいずれかに記
    載の感光材料用プリンタ。
  21. 【請求項21】 前記光ファイバーの他端から照射され
    る光を検出する検出手段を設け、前記検出手段の結果に
    応じて前記微小反射体を制御して、感光材料に所定の画
    像を露光させることを特徴とする請求項10乃至20の
    いずれかに記載の感光材料用プリンタ。
  22. 【請求項22】 複数個の前記微小反射体からの光を、
    1本の光ファイバーに入れるために、前記微小反射体か
    らの画素サイズに対して光ファイバー径を複数倍以上に
    なる様にし、特定の微小反射体からの反射光が複数本以
    上の光ファイバーに入る場合には、前記特定の微小反射
    体を不使用とすることにより、前記特定の微小反射体か
    らの反射光が感光材料に照射されない様に制御すること
    を特徴とする請求項10乃至21のいずれかに記載の感
    光材料用プリンタ。
  23. 【請求項23】 感光材料にデジタル画像を露光するた
    めの感光材料用プリンタであって、 レーザ光を照射するレーザ光源と、 行方向と列方向の2次元に複数の微小反射体を、その反
    射角が個々に制御されるようにして集積させており、前
    記レーザ光源からの照射レーザ光を前記微小反射体上で
    反射する反射手段と、 前記反射手段からの反射光を分割する分割手段と、 前記分割手段によって分割された反射光を感光材料上の
    所定位置に導く手段と、 前記感光材料を所定方向に移動させる移動手段とを有す
    ることを特徴とする感光材料用プリンタ。
  24. 【請求項24】 感光材料にデジタル画像を露光するた
    めの感光材料用プリンタであって、 レーザ光を照射するレーザ光源と、 行方向と列方向の2次元に複数の微小反射体を、その反
    射角が個々に制御されるようにして集積させており、前
    記レーザ光源からの照射レーザ光を前記微小反射体上で
    反射する反射手段と、 前記反射手段に向いた一端と、感光材料上に向いた他端
    とを有する複数の光ファイバーと、 前記感光材料を所定方向に移動させる移動手段とを有
    し、 各光ファイバーの一端は、前記反射手段に対応して、所
    定の位置に配置されていることを特徴とする感光材料用
    プリンタ。
  25. 【請求項25】 前記反射光は、前記微小反射体の並び
    の行方向又は列方向に所定の画素間隔で分割されて、複
    数の矩形状のデジタル画像光を形成するようになってお
    り、前記デジタル画像光を組み合わせて前記感光材料に
    照射することにより、画像が形成されるようになってい
    ることを特徴とする請求項23又は24に記載の感光材
    料用プリンタ。
  26. 【請求項26】 前記反射手段から反射したデジタル画
    像光は、前記感光材料に照射される前に、レンズにより
    縮小されることを特徴とする請求項25に記載の感光材
    料用プリンタ。
  27. 【請求項27】 前記反射手段と前記感光材料の間にレ
    ンズを挿入し、前記反射手段から反射されるデジタル画
    像光を感光材料に結像させて露光することを特徴とする
    請求項25又は26に記載の感光材料用プリンタ。
  28. 【請求項28】 前記照射レーザ光の断面積が、前記微
    小反射体に比較し小さい場合には、前記照射レーザ光と
    前記反射手段の間にレンズを設け、前記照射レーザ光を
    拡大して前記反射手段に照射する様にすることを特徴と
    する請求項23乃至27のいずれかに記載の感光材料用
    プリンタ。
  29. 【請求項29】 感光材料にデジタル画像を露光するた
    めの感光材料用プリンタであって、 照射光を照射する光源と、 前記光源からの照射光を分割する分割手段と、 行方向と列方向の2次元に複数の微小反射体を、その反
    射角が個々に制御されるようにして集積させており、前
    記分割手段からの分割された照射光を、前記微小反射体
    上で反射する複数の反射手段と、 前記複数の反射手段の微小反射体からの反射光を入射し
    て、感光材料上の所定位置に導く複数のレンズと、 前記感光材料を所定方向に移動させる移動手段とを有す
    ることを特徴とする感光材料用プリンタ。
  30. 【請求項30】 前記反射光は、前記感光材料の移動方
    向に直交する方向に並べられて照射されるようになって
    いることを特徴とする請求項29に記載の感光材料用プ
    リンタ。
  31. 【請求項31】 感光材料にデジタル画像を露光するた
    めの感光材料用プリンタであって、 照射光を照射する光源と、 行方向と列方向の2次元に複数の微小反射体を、その反
    射角が個々に制御されるようにして集積させており、前
    記光源からの照射光を前記微小反射体上で反射する反射
    手段と、 前記反射手段からの反射光を分割する分割手段と、 前記分割手段によって分割された反射光を感光材料上の
    所定位置に導く手段と、 前記感光材料を所定方向に移動させる移動手段とを有
    し、 複数の前記反射光は、前記感光材料上で隣接する反射光
    同士の一部が重合するようになっており、形成しようと
    する画像が一様な階調を有しているときに、単一の反射
    光において、前記重合する一部の光量は、重合しない残
    りの部分の光量よりも低くなることを特徴とする感光材
    料用のプリンタ。
  32. 【請求項32】 形成しようとする画像が一様な階調を
    有しているときに、隣接する反射光の一部同士が重合す
    ることにより得られる合計光量は、重合しない残りの部
    分の光量と略等しいことを特徴とする請求項28に記載
    の感光材料用プリンタ。
  33. 【請求項33】 感光材料にデジタル画像を露光するた
    めの感光材料用プリンタであって、 照射光を照射する光源と、 行方向と列方向の2次元に複数の微小反射体を、その反
    射角が個々に制御されるようにして集積させており、前
    記光源からの照射光を前記微小反射体上で反射する反射
    手段と、 前記反射手段からの反射光を分割する分割手段と、 前記分割手段によって分割された長方形状の反射光を、
    感光材料上の所定位置に導く手段と、 前記感光材料を所定方向に移動させる移動手段とを有
    し、 前記反射光は、前記感光材料の移動方向に対して圧縮さ
    れた画像を含み、前記微小反射体の動作サイクルに対応
    する速度で、前記移動手段が前記感光材料を移動させる
    ことにより、前記感光材料上に画像が形成されるように
    なっていることを特徴とする感光材料用プリンタ。
  34. 【請求項34】 前記反射光は、長辺に対して短辺が1
    /3以下となる様に圧縮されることを特徴とする請求項
    33に記載の感光材料用プリンタ。
  35. 【請求項35】 前記反射光は、前記微小反射体の並び
    の行方向又は列方向に所定の画素間隔で分割されて、複
    数の矩形状のデジタル画像光を形成するようになってお
    り、前記デジタル画像光を組み合わせて前記感光材料に
    照射することにより、画像が形成されるようになってい
    ることを特徴とする請求項33又は34に記載の感光材
    料用プリンタ。
  36. 【請求項36】 前記反射手段から反射したデジタル画
    像光をライン状に照射する構成を有することを特徴とす
    る請求項35に記載の感光材料用プリンタ。
  37. 【請求項37】 感光材料にデジタル画像を露光するた
    めの感光材料用プリンタであって、 照射光を照射する光源と、 行方向と列方向の2次元に複数の微小反射体を、その反
    射角が個々に制御されるようにして集積させており、前
    記光源からの照射光を前記微小反射体上で反射して、デ
    ジタル画像光を形成する反射手段と、 前記反射手段からのデジタル画像光を分割する分割手段
    と、 前記分割手段によって分割されたデジタル画像光を感光
    材料上の所定位置に導く手段と、 前記感光材料を所定方向に移動させる移動手段と前記分
    割手段と前記感光材料の間には対物光学系が配置されて
    おり、前記対物光学系は、前記デジタル画像光を前記感
    光材料面に結像させることを特徴とする感光材料用プリ
    ンタ。
  38. 【請求項38】 前記反射手段から反射したデジタル画
    像光をライン状に照射する構成を有することを特徴とす
    る請求項37に記載の感光材料用プリンタ。
  39. 【請求項39】 感光材料にデジタル画像を露光するた
    めの感光材料用プリンタであって、 白色光を照射する光源と、 前記光源から照射された白色光を透過させる色フィルタ
    と、 行方向と列方向の2次元に複数の微小反射体を、その反
    射角が個々に制御されるようにして集積させており、前
    記色フィルタを透過した照射光を、前記微小反射体上で
    反射する反射手段と、 前記反射手段からの反射光を分割する分割手段と、 前記分割手段によって分割された反射光を感光材料上の
    所定位置に導く手段と、 前記感光材料を所定方向に移動させる移動手段とを有
    し、 前記フィルタは、青、緑、赤及び無色の透過部を含み、
    形成すべき画像に応じて、前記白色光の透過部を変更す
    るようになっていることを特徴とする感光材料用プリン
    タ。
  40. 【請求項40】 前記色フィルタは、回転自在な円盤形
    状を有し、4分割された領域毎に青、緑、赤、無色の透
    過部を形成しており、 更に、形成すべき画像に応じて前記色フィルタを回転さ
    せる駆動手段が設けられていることを特徴とする請求項
    39に記載の感光材料用プリンタ。
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