JP2001157867A - 塗布膜形成方法および塗布処理装置 - Google Patents

塗布膜形成方法および塗布処理装置

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JP2001157867A JP2000287216A JP2000287216A JP2001157867A JP 2001157867 A JP2001157867 A JP 2001157867A JP 2000287216 A JP2000287216 A JP 2000287216A JP 2000287216 A JP2000287216 A JP 2000287216A JP 2001157867 A JP2001157867 A JP 2001157867A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布膜の膜厚を均一に形成することができ、
ダイナミック塗布方式を採用する場合であっても、塗布
開始時から終了時まで塗布液の飛散を確実に防止するこ
とができる塗布膜形成方法および塗布処理装置を提供す
ること。 【解決手段】 開口46を有する環状の蓋体45を回転
カップ42に装着し、その後、レジスト液吐出ノズル5
1から、この環状の蓋体45の開口46を通して、レジ
スト液を基板Gに吐出し、それとほぼ同時に基板Gを回
転して基板Gに塗布膜を形成し、次いで、蓋体45の開
口46に小蓋53を装着するとともに、基板Gを回転し
てレジスト膜の膜厚を整える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置(L
CD)のガラス基板等の基板の表面上に、例えばレジス
ト膜のような塗布液を塗布して塗布膜を形成する塗布膜
形成方法および塗布処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ(LCD)の製造にお
いては、ガラス製の矩形のLCD基板にフォトレジスト
液を塗布してレジスト膜を形成し、回路パターンに対応
してレジスト膜を露光し、これを現像処理するという、
いわゆるフォトリソグラフィー技術により回路パターン
が形成される。従来から、このような一連の工程を実施
するための複数の処理ユニットを備えたレジスト塗布・
現像処理システムが用いられている。
【0003】このようなレジスト塗布・現像処理システ
ムにおいて、レジスト液を塗布する工程では、矩形のL
CD基板(以下、基板という)は、レジストの定着性を
高めるために、アドヒージョン処理ユニットにて疎水化
処理(HMDS処理)され、冷却ユニットで冷却後、レ
ジスト塗布処理ユニットに搬入される。
【0004】レジスト塗布処理ユニットでは、基板がス
ピンチャック上に保持された状態で回転されながら、そ
の上方に設けられたノズルから基板の表面にレジスト液
が供給され、基板の回転による遠心力によってレジスト
液が拡散され、これにより、基板の表面全体にレジスト
膜が形成される。
【0005】このレジスト液が塗布された基板は、端面
処理ユニット(エッジリムーバー)により周縁の余分な
レジストが除去された後、加熱処理ユニットに搬入され
てプリベーク処理が行われ、冷却ユニットで冷却され、
露光装置に搬送されてそこで所定のパターンが露光さ
れ、その後現像処理され、ポストベーク処理が施され
て、所定のレジストパターンが形成される。
【0006】上記レジスト塗布処理ユニットにおいて
は、図10に示すように、LCD基板Gをスピンチャッ
ク101に載置した状態で、これら基板Gおよびスピン
チャック101を回転せずに、基板Gの中心にレジスト
吐出ノズル102からレジスト液を吐出する。次いで、
スピンチャック101を下方から包囲する回転カップ1
03に、蓋体105を被せるとともに外蓋104を装着
して、基板Gを回転カップ103と蓋体105内に封入
する。そして、基板Gを回転カップ103とともに回転
させ、レジスト液を基板Gの回転力と遠心力とにより基
板Gの中心から周縁に向けて拡散させて、基板G上にレ
ジスト膜を形成するとともに、このレジスト膜の膜厚を
整える。
【0007】これにより、基板G周囲の空気を回転カッ
プ103と蓋体105内に閉じ込めることができ、基板
G周囲に処理に悪影響を及ぼす気流が生じないため、レ
ジスト膜の膜厚を均一に形成することができる。同時
に、回転する基板Gから遠心力によって余分なレジスト
液が回転カップ103から外部へ飛散することを防止す
ることができる。
【0008】また、基板Gの周辺の膜厚のコントロール
のために、蓋体105の下に回転カップ103内に外気
を導入して基板Gの外側の気流を調整するための整流板
106をネジ止めしている。すなわち、蓋体105の中
央の洗浄用孔から流入した空気を、整流板106の上面
に沿って外側へ流し、回転カップ103の底部の外周側
部分に形成された流出孔から回転カップ103外へ流す
ようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
上述のようにレジスト膜厚を均一にすることとともに、
製造コスト低減等の観点から、レジスト消費量を減らす
こと、すなわち、各基板に対するレジスト液の吐出量を
削減することが要望されている。
【0010】レジスト消費量を減らす方法の一つとし
て、基板を回転しながらレジスト液を吐出する、いわゆ
るダイナミック塗布方式が検討されているが、基板Gの
中央直上に配置されたレジスト吐出ノズル102から吐
出されたレジスト液が回転カップ103の外部に飛散
し、これが固化してパーティクルを発生させ、欠陥の原
因となる。
【0011】一方、上述のように整流板106を設ける
場合には、取り付けネジからのリークが生じ基板G上の
塗布膜にその跡が転写されてしまう。また、整流板10
6の裏側が汚染されてしまい、そのための洗浄機構も必
要となる。さらに、整流板106も回転カップとともに
回転されるため、慣性が大きくなってモータの容量を大
きくする必要が生じる。
【0012】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、塗布膜の膜厚を均一に形成することができ、
ダイナミック塗布方式を採用する場合であっても、塗布
開始時から終了時まで塗布液の飛散を確実に防止するこ
とができる塗布膜形成方法および塗布処理装置を提供す
ることを目的とする。また、従来用いていた整流板を用
いる必要がない塗布処理装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の観点によれば、処理容器内に収容さ
れた基板の表面上に塗布液を供給して塗布膜を形成する
塗布膜形成方法であって、開口を有する環状の蓋体を、
前記処理容器に装着する工程と、塗布液吐出ノズルか
ら、この環状の蓋体の開口を通して、塗布液を基板に吐
出するとともに、基板を回転して、基板に塗布膜を形成
する工程と、前記環状の蓋体の開口に、小蓋を装着する
とともに、基板を回転して、塗布膜の膜厚を整える工程
とを具備することを特徴とする塗布膜形成方法が提供さ
れる。
【0014】本発明の第2の観点によれば、基板の表面
上に塗布液を塗布する塗布処理装置であって、上部に開
口部を有し、基板を収容する処理容器と、前記処理容器
内で基板を回転する基板回転手段と、前記処理容器に装
着され、開口を有する環状の蓋体と、この環状の蓋体の
開口を通して塗布液を基板に吐出する塗布液吐出ノズル
と、前記環状の蓋体の開口を閉塞するための小蓋と、前
記小蓋を搬送して前記環状の蓋体の開口に装着する小蓋
搬送手段と、前記塗布液吐出ノズルを吐出位置と退避位
置との間で移動する移動手段とを具備することを特徴と
する塗布処理装置が提供される。
【0015】上記本発明の第1の観点および第2の観点
によれば、開口を有する環状の蓋体を処理容器に装着
し、この環状の蓋体の開口を通して、塗布液吐出ノズル
から塗布液を基板に吐出し、その後、環状の蓋体の開口
に、小蓋を装着するように構成されているので、塗布液
の吐出時に基板を回転する、いわゆるダイナミック塗布
方式であっても、塗布液の吐出時に環状の蓋体により塗
布液が外部へ飛散することを防止することができ、塗布
液の吐出後には、環状の蓋体と小蓋により、塗布液の外
部への飛散を防止することができ、塗布開始時から終了
時まで塗布液の飛散を確実に防止することができる。
【0016】また、塗布液の吐出後、塗布膜の膜厚を整
える際には、環状の蓋体の開口に小蓋を装着しているた
め、基板周囲の空気を、処理容器内に閉じ込めることが
でき、基板周囲に処理に悪影響を及ぼす気流が生じない
ため、塗布膜の膜厚を均一に形成することができる。
【0017】この場合に、処理容器が基板とともに回転
されるようにすることが好ましい。このような構成によ
り、膜厚を整える際に、処理容器と基板との間に相対移
動が生じないので、基板周囲の空気を安定にすることが
でき、塗布膜の均一性をより一層向上することができ
る。この際に、蓋体および小蓋が処理容器とともに回転
されるようにすることにより、基板周囲の空気を一層安
定にすることができる。
【0018】本発明の第3の観点によれば、基板の表面
上に塗布液を塗布する塗布処理装置であって、上部に開
口部を有し、基板を収容する処理容器と、前記処理容器
内で基板を回転する基板回転手段と、前記処理容器に装
着される蓋体と、塗布液を基板に吐出する塗布液吐出ノ
ズルとを具備し、前記処理容器は、その外周側部分に前
記処理容器内から空気を外部に流出するための流出孔を
有するとともに、前記蓋体は、その外周側部分に外部か
ら空気を前記処理容器内に流入するための流入孔を有す
ることを特徴とする塗布処理装置が提供される。
【0019】このように、処理容器の外周部分に前記処
理容器内から空気を外部に流出するための流出孔を形成
し、蓋体の外側部分に外部から空気を前記処理容器内に
流入するための流入孔を形成するので、整流板を設けな
くても、整流板を設けていた従来の場合と同様の気流を
基板の外側に形成することができ、整流板を用いる必要
がない。したがって、上述の整流板を用いた場合の不都
合が解消される。
【0020】この第3の観点において、蓋体の中央に開
口を設け、塗布液吐出ノズルからの塗布液をこの蓋体の
開口を通して基板に吐出し、かつ環状の蓋体の開口を閉
塞するための小蓋と、小蓋を搬送して蓋体の開口に装着
する小蓋搬送手段と、塗布液吐出ノズルを吐出位置と退
避位置との間で移動する移動手段とを具備するようにす
ることにより、上述したようなダイナミック塗布方式で
あっても、塗布液の吐出時に環状の蓋体により塗布液が
外部へ飛散することを防止することができ、しかも膜厚
を均一に維持することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発
明が適用されるLCD基板のレジスト塗布・現像処理シ
ステムを示す平面図である。
【0022】このレジスト塗布・現像処理システムは、
複数の基板Gを収容するカセットCを載置するカセット
ステーション1と、基板Gにレジスト塗布および現像を
含む一連の処理を施すための複数の処理ユニットを備え
た処理部2と、露光装置(図示せず)との間で基板Gの
受け渡しを行うためのインターフェイス部3とを備えて
おり、処理部2の両端にそれぞれカセットステーション
1およびインターフェイス部3が配置されている。
【0023】カセットステーション1は、カセットCと
処理部2との間でLCD基板の搬送を行うための搬送機
構10を備えている。そして、カセットステーション1
においてカセットCの搬入出が行われる。また、搬送機
構10はカセットの配列方向に沿って設けられた搬送路
10a上を移動可能な搬送アーム11を備え、この搬送
アーム11によりカセットCと処理部2との間で基板G
の搬送が行われる。
【0024】処理部2は、前段部2aと中段部2bと後
段部2cとに分かれており、それぞれ中央に搬送路1
2、13、14を有し、これら搬送路の両側に各処理ユ
ニットが配設されている。そして、これらの間には中継
部15、16が設けられている。
【0025】前段部2aは、搬送路12に沿って移動可
能な主搬送装置17を備えており、搬送路12の一方側
には、2つの洗浄処理ユニット(SCR)21a、21
bが配置されており、搬送路12の他方側には紫外線照
射ユニット(UV)と冷却ユニット(COL)とが2段
に重ねられた処理ブロック25、加熱処理ユニット(H
P)が2段に重ねられてなる処理ブロック26および冷
却ユニット(COL)が2段に重ねられてなる処理ブロ
ック27が配置されている。
【0026】また、中段部2bは、搬送路13に沿って
移動可能な主搬送装置18を備えており、搬送路13の
一方側には、レジスト塗布処理ユニット(CT)22お
よび基板Gの周縁部のレジストを除去する周縁レジスト
除去ユニット(ER)23が一体的に設けられており、
搬送路13の他方側には、加熱処理ユニット(HP)が
2段に重ねられてなる処理ブロック28、加熱処理ユニ
ット(HP)と冷却処理ユニット(COL)が上下に重
ねられてなる処理ブロック29、およびアドヒージョン
処理ユニット(AD)と冷却ユニット(COL)とが上
下に重ねられてなる処理ブロック30が配置されてい
る。
【0027】さらに、後段部2cは、搬送路14に沿っ
て移動可能な主搬送装置19を備えており、搬送路14
の一方側には、3つの現像処理ユニット(DEV)24
a、24b、24cが配置されており、搬送路14の他
方側には加熱処理ユニット(HP)が2段に重ねられて
なる処理ブロック31、およびともに加熱処理ユニット
(HP)と冷却処理ユニット(COL)が上下に重ねら
れてなる処理ブロック32、33が配置されている。
【0028】なお、処理部2は、搬送路を挟んで一方の
側に洗浄処理ユニット21a、レジスト塗布処理ユニッ
ト22、現像処理ユニット24aのようなスピナー系ユ
ニットのみを配置しており、他方の側に加熱処理ユニッ
トや冷却処理ユニット等の熱系処理ユニットのみを配置
する構造となっている。
【0029】また、中継部15、16のスピナー系ユニ
ット配置側の部分には、薬液供給ユニット34が配置さ
れており、さらに主搬送装置のメンテナンスを行うため
のスペース35が設けられている。
【0030】上記主搬送装置17,18,19は、それ
ぞれ水平面内の2方向のX軸駆動機構、Y軸駆動機構、
および垂直方向のZ軸駆動機構を備えており、さらにZ
軸を中心に回転する回転駆動機構を備えており、それぞ
れ基板Gを支持する搬送アーム17a,18a,19a
を有している。
【0031】上記主搬送装置17は、搬送機構10の搬
送アーム11との間で基板Gの受け渡しを行うととも
に、前段部2aの各処理ユニットに対する基板Gの搬入
・搬出、さらには中継部15との間で基板Gの受け渡し
を行う機能を有している。また、主搬送装置18は中継
部15との間で基板Gの受け渡しを行うとともに、中段
部2bの各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬出、
さらには中継部16との間の基板Gの受け渡しを行う機
能を有している。さらに、主搬送装置19は中継部16
との間で基板Gの受け渡しを行うとともに、後段部2c
の各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬出、さらに
はインターフェイス部3との間の基板Gの受け渡しを行
う機能を有している。なお、中継部15、16は冷却プ
レートとしても機能する。
【0032】インターフェイス部3は、処理部2との間
で基板を受け渡しする際に一時的に基板を保持するエク
ステンション36と、さらにその両側に設けられた、バ
ッファーカセットを配置する2つのバッファーステージ
37と、これらと露光装置(図示せず)との間の基板G
の搬入出を行う搬送機構38とを備えている。搬送機構
38はエクステンション36およびバッファーステージ
37の配列方向に沿って設けられた搬送路38a上を移
動可能な搬送アーム39を備え、この搬送アーム39に
より処理部2と露光装置との間で基板Gの搬送が行われ
る。
【0033】このように各処理ユニットを集約して一体
化することにより、省スペース化および処理の効率化を
図ることができる。
【0034】このように構成されたレジスト塗布・現像
処理システムにおいては、カセットC内の基板Gが、処
理部2に搬送され、処理部2では、まず、前段部2aの
処理ブロック25の紫外線照射ユニット(UV)で表面
改質・洗浄処理が行われ、冷却処理ユニット(COL)
で冷却された後、洗浄処理ユニット(SCR)21a,
21bでスクラバー洗浄が施され、処理ブロック26の
いずれかの加熱処理ユニット(HP)で加熱乾燥された
後、処理ブロック27のいずれかの冷却ユニット(CO
L)で冷却される。
【0035】その後、基板Gは中段部2bに搬送され、
レジストの定着性を高めるために、処理ブロック30の
上段のアドヒージョン処理ユニット(AD)にて疎水化
処理(HMDS処理)され、下段の冷却処理ユニット
(COL)で冷却後、レジスト塗布処理ユニット(C
T)22でレジストが塗布され、周縁レジスト除去ユニ
ット(ER)23で基板Gの周縁の余分なレジストが除
去される。その後、基板Gは、中段部2bの中の加熱処
理ユニット(HP)の一つでプリベーク処理され、処理
ブロック29または30の下段の冷却ユニット(CO
L)で冷却される。
【0036】その後、基板Gは中継部16から主搬送装
置19にてインターフェイス部3を介して露光装置に搬
送されてそこで所定のパターンが露光される。そして、
基板Gは再びインターフェイス部3を介して搬入され、
必要に応じて後段部2cの処理ブロック31,32,3
3のいずれかの加熱処理ユニット(HP)でポストエク
スポージャーベーク処理を施した後、現像処理ユニット
(DEV)24a,24b,24cのいずれかで現像処
理され、所定の回路パターンが形成される。現像処理さ
れた基板Gは、後段部2cのいずれかの加熱処理ユニッ
ト(HP)にてポストベーク処理が施された後、いずれ
かの冷却ユニット(COL)にて冷却され、主搬送装置
19,18,17および搬送機構10によってカセット
ステーション1上の所定のカセットCに収容される。
【0037】次に、本発明の塗布膜形成方法および塗布
処理装置が適用されるレジスト塗布処理ユニット(C
T)22について説明する。図2は、本発明の実施の形
態に係るレジスト塗布処理ユニットの模式的断面図であ
って、小蓋を装着する前の状態を示す図である。
【0038】図2に示すように、レジスト塗布処理ユニ
ット(CT)22には、基板回転手段、例えば駆動装置
40により回転されるスピンチャック41が回転自在に
設けられ、このスピンチャック41上には、LCD基板
Gがその表面を水平にしながら吸着して載置されるよう
になっている。また、このスピンチャック41とともに
回転され、下方からスピンチャック41および基板Gを
包囲する有底円筒形状の回転カップ(処理容器)42が
設けられている。
【0039】この回転カップ42の外周側には、回転カ
ップ42の外周側と下方側を覆い、中空リング上のドレ
インカップ44が配置されている。このドレインカップ
44は、レジスト塗布の際に飛散したレジスト液を下方
に導くことが可能となっている。
【0040】回転カップ42の上部開口には、図示しな
い装着アームにより、中央部に開口46を有する環状の
蓋体45が装着されるようになっている。この環状の蓋
体45は、回転カップ42が基板Gとともに回転される
際、回転カップ42とともに回転するようになってい
る。この蓋体45の開口46には、レジスト液の吐出
時、レジスト液の飛散を防止するための円筒状の筒状部
材47が立設されている。
【0041】回転カップ42の上方には、図示しない装
着アームによって、外蓋60が装着されるようになって
おり、この外蓋の上には支持柱50および支持柱54が
立設されている。
【0042】支持柱50からは、基板Gにレジスト液や
溶剤を供給するための噴頭49を先端に有するアーム4
8が延出している。この噴頭49には、塗布液吐出ノズ
ル、例えばレジスト液を吐出するためのレジスト液吐出
ノズル51と、シンナー等の溶剤を吐出するための溶剤
吐出ノズル52とからなる多系統のノズルユニットが設
けられている。
【0043】また、アーム48は、支持柱50内の機構
(図示せず)により揺動可能および昇降可能に構成さ
れ、レジスト液や溶剤の吐出時には、レジスト液吐出ノ
ズル51や溶剤吐出ノズル52が基板Gの上方であっ
て、環状の蓋体45の開口46の上方に位置される一
方、レジスト液等の吐出後には、図3または図4に示す
ように、待避位置に移動されるようになっている。
【0044】この環状の蓋体45の開口46には、小蓋
53が装着されるように構成されている。この小蓋53
は、凹部56aの設けられた係止部56を上部に有し、
支持柱54から延出するように設けられた搬送アーム5
5により搬送されるようになっている。この搬送アーム
55は、支持柱54内の機構(図示せず)により昇降自
在に構成され、その先端に、小蓋53の係止部56に設
けられた凹部56aに挿入することで、図6に示すよう
に小蓋53を係止する係止爪57を有している。また、
係止爪57を凹部56aに挿入することにより、小蓋5
3は蓋体45の開口46に対してセンタリングされるよ
うになっている。そして、搬送アーム55は、図3に示
すように小蓋53を吊持し、図4に示すよう開口46に
小蓋53を装着するようになっている。
【0045】回転カップ42の底部の外周側部分には、
円周上に複数の空気の流出孔58が設けられており、環
状の蓋体45の外周側部分には、円周上に複数の空気の
流入孔59が設けられている。回転カップ42を回転さ
せることにより、回転カップ42内の空気に遠心力が働
き、図2ないし図4に矢印で示すように、回転カップ4
2の流出孔58から空気が外部に流出されるとともに、
蓋体45の流入孔59を介して外部から空気が流入され
るような気流が形成される。この流出孔58および流入
孔59の大きさを変更して気流を調整することにより、
基板G周辺のレジスト液の乾燥速度を調整して拡散速度
を調整できるため、基板G周辺のレジスト膜の膜厚を制
御することができるとともに、膜厚の均一性を維持する
ことができる。
【0046】次に、上記構成により基板G表面にレジス
ト膜を形成するレジスト膜形成方法について説明する。
図5は、LCD基板の回転速度と処理時間との関係を示
すグラフである。
【0047】まず、図2に示すように、外蓋60および
環状の蓋体45が図示しない装着アームにより回転カッ
プ42から外されるとともに、基板Gが図示しない搬送
アームによりスピンチャック41上に搬送されて真空吸
着されて載置される。
【0048】次いで、外蓋60および環状の蓋体45が
図示しない装着アームにより回転カップ42の上部開口
に装着され、次いで、レジスト液吐出ノズル51および
溶剤吐出ノズル52が基板Gの上方であって、環状の蓋
体45の開口46の上方に位置される。
【0049】図5に示すように、基板Gの回転開始前
に、溶剤吐出ノズル52から、シンナー等の溶剤が環状
の蓋体45の開口46を通して基板Gに吐出される。次
いで、基板Gおよび回転カップ42の回転が開始される
と同時に、レジスト液吐出ノズル51から、レジスト液
が蓋体45の開口46を通して基板Gに吐出され、基板
G上にレジスト膜が形成される。この溶剤およびレジス
ト液の吐出時、環状の蓋体45により、溶剤およびレジ
スト液の外部への飛散が防止される。
【0050】その後、溶剤吐出ノズル52とレジスト液
吐出ノズル51が図3に示すように待避位置に移動され
るとともに、基板Gおよび回転カップ42の回転速度が
1500rpmまで上昇され、所定時間この回転速度が
維持された後、回転速度が低下されて、基板Gおよび回
転カップ42が停止される。
【0051】この基板Gおよび回転カップ42の停止時
に、図3に示すように、搬送アーム55により、小蓋5
3が搬送されて、図4に示すように、環状の蓋体45の
開口46に装着される。具体的には、搬送アーム55に
より吊持された小蓋53が筒状部材47内に挿入され、
係止爪57が解除されて、小蓋53が開口46に嵌合さ
れた状態で装着される。
【0052】次いで、図5に示すように、基板Gおよび
回転カップ42の回転速度が例えば、1340rpmま
で上昇されてこの回転速度が維持され、レジスト膜の膜
厚が整えられる。この時、環状の蓋体45の開口46に
装着された小蓋53は、基板G、回転カップ42および
蓋体45とともに回転される。
【0053】このレジスト膜厚を整える際に、環状の蓋
体45の開口46に小蓋53が装着されているため、レ
ジスト液の外部への飛散を確実に防止することができ
る。また、小蓋53が装着されているため、開口46か
らの空気の侵入を防止することができ、基板周囲に処理
に悪影響を及ぼす気流が生じない。このため、レジスト
膜の膜厚を均一に形成することが可能となる。
【0054】また、回転カップ42の回転により、回転
カップ42内の空気に遠心力が働き、図2ないし図4に
矢印で示すように、蓋体45の流入孔59を介して外部
から空気が流入されるとともに、回転カップ42の流出
孔58から空気が外部に流出されるような気流が形成さ
れる。この気流を制御することにより、基板G周辺のレ
ジスト液の乾燥速度を調整して基板G周辺のレジスト膜
の膜厚を制御することができ、レジスト膜厚の均一性を
高く維持することができる。
【0055】なお、従来は、前述の図10に示すよう
に、蓋体の下側に、基板Gの外側の気流を調整するため
の整流板106を設けていたが、本実施の形態では、流
出孔58および流入孔59を形成して従来と同様の気流
を形成することができるので、この整流板を設ける必要
がない。そのため、従来、整流板を設けている場合に
は、整流板の裏面がレジスト液等により汚れることか
ら、洗浄ノズルにより洗浄の必要があり、また、整流板
の取付ねじの箇所でリークが生じて、その跡がレジスト
膜に転写されることがあり、さらに、整流板も回転カッ
プ103とともに回転することから、整流板の分だけ慣
性を大きくなるため、モータの容量を大きくせざるを得
ないといった問題があったが、本実施形態ではこのよう
な問題を全て解決することができる。
【0056】このような整流板を設けない構成は、本実
施形態のように、蓋体45に小蓋53を設けていわゆる
ダイナミック塗布を行う場合のみならず、従来から行わ
れているレジスト液を吐出させる際に基板を回転させ
ず、したがって回転カップ42に開口を有しない蓋体を
装着する場合にも適用することが可能である。
【0057】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。上述の実施形態においては、図6に示したよう
に、小蓋53の係止部56に凹部56aを設け、搬送ア
ーム55の先端にはこの凹部56aに挿入することで小
蓋53を係止する係止爪57を設けた構成としたが、本
実施形態においては小蓋153の係止部156と搬送ア
ーム55先端の係止爪157とを図7(a)および
(b)に示すように構成する。図7(a)は係止爪15
7で係止部156を係止している状態を、図7(b)は
係止爪157による係止部156の係止を解除した状態
を、それぞれ示す図面である。
【0058】図7(a)および(b)に示すように、本
実施形態における小蓋153の係止部156は、中空部
152を有し、この中空部152の上部には中空部15
2よりも小径の小開口155が設けられている。一方、
搬送アーム55の先端には一対の係止爪157が設けら
れ、この係止爪157のそれぞれは、先端に設けられた
先端部157aと、この先端部157aを回動して外側
に折り曲げ可能に保持する軸157bとを有している。
また、搬送アーム55の先端には、一対の係止爪157
の間に排気管154が設けられており、この排気管15
4は図示しないバキューム機構に接続されている。
【0059】このような構成において、係止爪157で
係止部156を係止する際には、まず、先端部157a
を鉛直状態にして係止爪157を直線状とし、この係止
爪157を上方から小開口155に挿入し、次いで図示
しない駆動機構により先端部157aを中空部152内
で上方に回動させて係止爪157を折り曲げた状態とし
た後、搬送アーム55を上昇させることにより、係止爪
157の先端部157aで中空部152上部の小開口1
55周縁部分を係止する(図7(a)参照)。その後、
係止爪157による係止部156の係止を解除する際に
は、図示しない駆動機構により、係止爪157が直線状
になるように、先端部157aを上方に回動させること
により、係止は解除される(図7(b)参照)。
【0060】また、一対の係止爪157の間に図示しな
いバキューム機構と接続された排気管154が設けられ
ているので、ここから排気することにより、係止爪15
7の先端部157aと中空部152の内壁とが接触する
ことにより生じた削りカス151を中空部152から外
部に分散させることなく除去することができる。
【0061】次に、本発明のさらに他の実施形態につい
て説明する。図8は、本実施形態に係るレジスト塗布処
理ユニットの模式的断面図であって、小蓋を装着した状
態を示す図であり、図9は、小蓋の基板Gと対向する面
の平面図である。
【0062】図9に示すように、本実施形態において
は、上述の実施形態に示した構造に加えて、小蓋253
の基板Gと対向する面に整流板254が放射状に4枚設
けられており、蓋体45の流入孔59よりも内側の位置
に複数の流出孔259が設けられている。整流板254
としては、例えば高さが2mm、縦が0.5mm、横が
5mmの大きさのものを用いることができる。
【0063】このような構造とすることにより、小蓋2
53を、基板G、回転カップ42および蓋体45ととも
に回転してレジスト膜の膜厚を整える際に、回転カップ
42内に中央から流出孔259に向かう気流をつくるこ
とができ、これにより塗布膜の中央部で膜厚が厚くなる
ことを防止することができる。具体的には、例えば上記
のように図8および図9に示した構造とした場合には、
基板G中央部の膜厚を約20nm程度薄くすることがで
きる。また、整流板254の大きさや数、流出孔259
の大きさや数を調整することにより、基板G面内で均一
な塗布膜が得られるように気流を調整することもでき
る。
【0064】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、レジスト塗布・
現像処理システムに本発明を適用した場合について説明
したが、これに限るものではない。また、レジスト液を
塗布する場合について示したが、スピンコートにより塗
布膜を形成する場合であれば、他の塗布液を適用するこ
とも可能である。さらに、上記実施の形態では、被処理
基板としてLCD基板を用いた場合について示したが、
これに限らず半導体ウエハ等他の基板への塗布膜形成に
も適用することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
開口を有する環状の蓋体を処理容器に装着し、この環状
の蓋体の開口を通して、塗布液吐出ノズルから塗布液を
基板に吐出し、その後、環状の蓋体の開口に、小蓋を装
着するように構成されているので、塗布液の吐出時に基
板を回転する、いわゆるダイナミック塗布方式であって
も、塗布液の吐出時に環状の蓋体により塗布液が外部へ
飛散することを防止することができ、塗布液の吐出後に
は、環状の蓋体と小蓋により、塗布液の外部への飛散を
防止することができ、塗布開始時から終了時まで塗布液
の飛散を確実に防止することができる。また、塗布液の
吐出後、塗布膜の膜厚を整える際には、環状の蓋体の開
口に小蓋を装着しているため、基板周囲の空気を、処理
容器内に閉じ込めることができ、基板周囲に処理に悪影
響を及ぼす気流が生じないため、塗布膜の膜厚を均一に
形成することができる。
【0066】また、処理容器の外周部分に前記処理容器
内から空気を外部に流出するための流出孔を形成し、蓋
体の外側部分に外部から空気を前記処理容器内に流入す
るための流入孔を形成するので、整流板を設けなくて
も、整流板を設けていた従来の場合と同様の気流を基板
の外側に形成することができ、整流板を用いる必要がな
い。したがって、(1)整流板の裏面を洗浄ノズル等によ
り洗浄の必要があり、また、(2)整流板の取付ねじの箇
所でリークが生じてその跡がレジスト膜に転写されるこ
とがあり、さらに、(3)基板とともに処理容器も回転す
る場合に、整流板も回転するから整流板の分だけ慣性が
大きくなるため、モータの容量を大きくせざるを得ない
といった整流板を用いた場合の不都合が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象となる塗布膜形成方法および塗布
処理装置が適用されるレジスト塗布・現像処理システム
を示す平面図。
【図2】上記レジスト塗布・現像処理システムに搭載さ
れた本発明の一実施形態に係るレジスト塗布処理ユニッ
トの小蓋を装着する前の状態を模式的に示す断面図。
【図3】上記レジスト塗布・現像処理システムに搭載さ
れた本発明の一実施形態に係るレジスト塗布処理ユニッ
トの小蓋を搬送している状態を模式的に示す断面図。
【図4】上記レジスト塗布・現像処理システムに搭載さ
れた本発明の一実施形態に係るレジスト塗布処理ユニッ
トの小蓋を装着した後の状態を模式的に示す断面図。
【図5】LCD基板の塗布処理の処理時間と回転速度と
の関係を示すグラフ。
【図6】図4に示したレジスト塗布処理ユニットの係止
爪で小蓋を係止している状態の部分拡大図。
【図7】本発明の他の実施形態に係るレジスト塗布処理
ユニットの係止爪と小蓋との部分拡大図。
【図8】本発明のまた他の実施形態に係るレジスト塗布
処理ユニットの小蓋を装着した後の状態を模式的に示す
断面図。
【図9】図8に示したレジスト塗布処理ユニットにおけ
る小蓋の基板と対向する面の平面図。
【図10】従来に係るレジスト塗布処理ユニットの模式
的断面図。
【符号の説明】 22…レジスト塗布処理ユニット(塗布装置) 41…スピンチャック(基板回転手段) 42…回転カップ(処理容器) 45…環状の蓋体 46…開口 51…レジスト液吐出ノズル(塗布液吐出ノズル) 52…溶剤吐出ノズル 53…小蓋 55…搬送アーム(小蓋搬送手段) 56…係止部 57…係止爪 58…流出孔 59…流入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H01L 21/027 H01L 21/30 564D (72)発明者 下村 雄二 熊本県菊池郡大津町大字高尾野字平成272 番地の4 東京エレクトロン九州株式会社 大津事業所内 (72)発明者 佐田 徹也 熊本県菊池郡大津町大字高尾野字平成272 番地の4 東京エレクトロン九州株式会社 大津事業所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器内に収容された基板の表面上に
    塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成方法であ
    って、 開口を有する環状の蓋体を、前記処理容器に装着する工
    程と、 塗布液吐出ノズルから、この環状の蓋体の開口を通し
    て、塗布液を基板に吐出するとともに、基板を回転し
    て、基板に塗布膜を形成する工程と、 前記環状の蓋体の開口に、小蓋を装着するとともに、基
    板を回転して、塗布膜の膜厚を整える工程とを具備する
    ことを特徴とする塗布膜形成方法。
  2. 【請求項2】 処理容器を基板とともに回転させること
    を特徴とする請求項1に記載の塗布膜形成方法。
  3. 【請求項3】 膜厚を整える工程の際、前記蓋体および
    前記小蓋が前記処理容器とともに回転されることを特徴
    とする請求項2に記載の塗布膜形成方法。
  4. 【請求項4】 基板に塗布液を塗布した後、基板の回転
    を一旦停止し、塗布液吐出ノズルを退避させて、前記環
    状の蓋体の開口に小蓋を装着した後、基板および処理容
    器の回転速度を所定速度にして、塗布膜の膜厚を整える
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の塗布
    膜形成方法。
  5. 【請求項5】 塗布液の吐出前に、溶剤吐出ノズルか
    ら、前記環状の蓋体の開口を通して溶剤を基板に吐出す
    る工程をさらに具備することを特徴とする請求項1ない
    し請求項4のいずれか1項に記載の塗布膜形成方法。
  6. 【請求項6】 溶剤吐出後、前記塗布液吐出ノズルから
    の塗布液の吐出とほぼ同時に基板の回転を開始すること
    を特徴とする請求項5に記載の塗布膜形成方法。
  7. 【請求項7】 基板の表面上に塗布液を塗布する塗布処
    理装置であって、 上部に開口部を有し、基板を収容する処理容器と、 前記処理容器内で基板を回転する基板回転手段と、 前記処理容器に装着され、開口を有する環状の蓋体と、 この環状の蓋体の開口を通して塗布液を基板に吐出する
    塗布液吐出ノズルと、 前記環状の蓋体の開口を閉塞するための小蓋と、 前記小蓋を搬送して前記環状の蓋体の開口に装着する小
    蓋搬送手段と、 前記塗布液吐出ノズルを吐出位置と退避位置との間で移
    動する移動手段とを具備することを特徴とする塗布処理
    装置。
  8. 【請求項8】 基板の表面上に塗布液を塗布する塗布処
    理装置であって、 上部に開口部を有し、基板を収容する処理容器と、 前記処理容器内で基板を回転する基板回転手段と、 前記処理容器に装着される蓋体と、 塗布液を基板に吐出する塗布液吐出ノズルとを具備し、 前記処理容器は、その外周側部分に前記処理容器内から
    空気を外部に流出するための流出孔を有するとともに、 前記蓋体は、その外周側部分に外部から空気を前記処理
    容器内に流入するための流入孔を有することを特徴とす
    る塗布処理装置。
  9. 【請求項9】 前記蓋体はその中央に開口を有し、塗布
    液吐出ノズルはこの蓋体の開口を通して塗布液を基板に
    吐出し、かつ前記環状の蓋体の開口を閉塞するための小
    蓋と、 前記小蓋を搬送して前記蓋体の開口に装着する小蓋搬送
    手段と、 前記塗布液吐出ノズルを吐出位置と退避位置との間で移
    動する移動手段とをさらに具備することを特徴とする請
    求項8に記載の塗布処理装置。
  10. 【請求項10】 前記小蓋は、前記蓋体の開口に装着さ
    れたときに前記処理容器内の基板と対向する面に、前記
    処理容器内における気流を制御する整流板を有すること
    を特徴とする請求項7または請求項9に記載の塗布処理
    装置。
  11. 【請求項11】 前記蓋体は、前記流入孔よりも内周側
    に、前記処理容器内から空気を外部に流出するための流
    出孔を有することを特徴とする請求項10に記載の塗布
    処理装置。
  12. 【請求項12】 前記小蓋は凹状の係止部を有し、前記
    小蓋搬送手段はこの係止部を係止する係止爪を有するこ
    とを特徴とする請求項7、請求項9、請求項10または
    請求項11に記載の塗布処理装置。
  13. 【請求項13】 前記小蓋は、上部開口した中空状の係
    止部を有し、前記小蓋搬送手段は前記係止部の開口から
    前記係止部内に挿入され、前記係止部を係止する係止爪
    を有することを特徴とする請求項7、請求項9、請求項
    10または請求項11に記載の塗布処理装置。
  14. 【請求項14】 前記小蓋搬送手段は前記中空状の係止
    部内を排気する排気機構をさらに有することを特徴とす
    る請求項13に記載の塗布処理装置。
  15. 【請求項15】 前記基板回転手段は、処理容器を基板
    とともに回転させることを特徴とする請求項7から請求
    項14のいずれか1項に記載の塗布処理装置。
  16. 【請求項16】 前記基板回転手段は、塗布液吐出後、
    膜厚を整える際に、前記処理容器、前記蓋体および前記
    小蓋を基板とともに回転させることを特徴とする請求項
    7、請求項9、請求項10、請求項11、請求項12、
    請求項13、請求項14または請求項15に記載の塗布
    処理装置。
  17. 【請求項17】 前記基板回転手段は、基板に塗布液が
    塗布された後、基板の回転を一旦停止させ、前記移動手
    段により前記塗布液吐出ノズルが退避されるとともに、
    前記小蓋搬送手段により前記環状の蓋体の開口に小蓋が
    装着された後、基板および前記処理容器の回転速度を所
    定速度にして、塗布膜の膜厚を整えることを特徴とする
    請求項16に記載の塗布処理装置。
  18. 【請求項18】 前記環状の蓋体の開口を通して溶剤を
    基板に吐出する溶剤吐出ノズルをさらに具備し、塗布液
    の供給に先立って基板に溶剤を吐出することを特徴とす
    る請求項7、請求項9、請求項10、請求項11、請求
    項12、請求項13、請求項14、請求項15、請求項
    16または請求項17に記載の塗布処理装置。
  19. 【請求項19】 前記基板回転手段は、前記塗布液吐出
    ノズルからの塗布液の吐出とほぼ同時に、基板の回転を
    開始させることを特徴とする請求項7、請求項9、請求
    項10、請求項11、請求項12、請求項13、請求項
    14、請求項15、請求項16、請求項17または請求
    項18に記載の塗布処理装置。
  20. 【請求項20】 前記環状の蓋体は、その開口の周縁に
    立設された筒状部材を有することを特徴とする請求項
    7、請求項9、請求項10、請求項11、請求項12、
    請求項13、請求項14、請求項15、請求項16、請
    求項17、請求項18または請求項19に記載の塗布処
    理装置。
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