JP2001157037A - 画像処理装置 - Google Patents
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- JP2001157037A JP2001157037A JP33201199A JP33201199A JP2001157037A JP 2001157037 A JP2001157037 A JP 2001157037A JP 33201199 A JP33201199 A JP 33201199A JP 33201199 A JP33201199 A JP 33201199A JP 2001157037 A JP2001157037 A JP 2001157037A
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Abstract
の解像度に合わせて解像度変換して出力する際に、解像
度の種類に関係なくパターンマッチングによるスムージ
ングを行うことができ、しかも、このとき、異なる解像
度間での処理の共通化を図ることが可能な画像処理装置
を提供する。 【解決手段】 入力画像分類部11は、解像度に関わら
ず、a×b画素ブロックを注目画素とし、該注目画素と
周辺画素情報を、画像分類LUT12を参照して出力パ
ターン生成部13に出力する。置換基本パターン格納L
UT14には、出力側の基準画素D2 をp×q個並べた
画素ブロックの置換基本パターンが格納されており、出
力パターン生成部13は、入力画像分類部11からの注
目画素と周辺画素情報と入力解像度情報とを基に、LU
T14より必要な置換基本パターンを必要数読み出し、
組み合わせた画像パターンに注目画素を置き換える。
Description
やプリンタ装置等の画像形成装置に搭載される画像処理
装置に関し、特に、解像度が複数種類に及ぶ入力画像
を、出力側の解像度に合わせて解像度変換して出力する
画像処理装置に関するものである。
等に搭載された画像処理装置では、入力画像の画像デー
タに対して変倍および解像度変換を行う際に、斜線部の
ギザギザ感を和らげるためのスムージングを行う手法が
種々提案されている。
には、入力された文字パターンを縦横2倍に拡大して同
じ文字に対する解像度を2倍に変換する際に、原画像
(入力画像)の注目画素を含む3×3(主走査方向×副
走査方向)画素ブロックの情報から所定の補間演算を行
って、変換後の6×6画素ブロックに対してスムージン
グする方法が開示されている。
2値画像の画素密度を拡大変換する際に、注目画素の平
均濃度を演算し、その結果に対して平滑化処理を行った
後2値化して出力することで、斜線のギザギザを減少さ
せて高品位な画像を得る方法が開示されている。
た従来公報の方法では、入力画像の解像度が変わると、
解像度ごとに別々に用意した演算処理を行う必要がある
ため、その際に、パターンマッチングでスムージングし
ようとすると、処理の共通化が難しく、また、入力画像
の解像度によっては、処理が複雑化し、現状では実施不
可能といった問題があった。
と、電話回線を介して送信されてくる入力画像の解像度
には、主走査方向×副走査方向で、 203.2dpi×97.8dpi 203.2dpi×195.6dpi 203.2dpi×391.2dpi 406.4dpi×391.2dpi などがある。
側)の解像度が主走査方向×副走査方向に600dpi
×600dpiであったとすると、ファクシミリ装置に
搭載された画像処理装置は、上記の解像度の画像デー
タに対しては、副走査方向に2倍補間を行って203.
2dpi×195.6dpiに変換した後、3×3倍補
間を行ってほぼ600dpi×600dpiにする、上
記の解像度の画像データに対しては、3×3倍補間を
行ってほぼ600dpi×600dpiにする、上記
の解像度の画像データに対しては、3×(3/2)倍補
間を行ってほぼ600dpi×600dpiにする、上
記の解像度の画像データに対しては、(3/2)×
(3/2)倍補間を行ってほぼ600dpi×600d
piにする、といったように各解像度毎に別々の演算処
理を行うようになっている。
像をパターンマッチングでスムージングしようとする
と、上記の解像度の画像データに対しては、副走査方
向に2倍補間を行ったのち、上記の解像度の画像デー
タと共通の動作となるものの、、前段に副走査方向に2
倍補間を行う必要がある。また、上記の解像度の画
像データは整数倍でないため、処理が複雑になり、パタ
ーンマッチングでスムージングすることは現状では不可
能である。
あって、その目的は、解像度が複数種類に及ぶ入力画像
を出力側の解像度に合わせて解像度変換して出力する際
に、各入力解像度の画像に対してスムージング補間を実
施でき、しかもその動作をなるべく共通化して行うこと
ができる画像処理装置を提供することにある。
は、上記課題を解決するために、入力画像を入力側より
大きい出力側の解像度に合わせて解像度変換して出力す
る画像処理装置であって、入力画像の解像度が複数種類
あり、これら各入力画像の解像度における主走査方向値
間、及び副走査方向値間に、最小値に対して整数倍の関
係が成り立つ画像処理装置において、以下の特徴点を有
する。
副走査方向に画素がa×b個並んでなる画素ブロックを
注目画素ブロックとして抽出し、この注目画素ブロック
とその周辺の画素の情報とを基に、注目画素ブロック周
辺の画像パターンを解析する入力画像解析手段と、出力
側の解像度の画素が主走査方向×副走査方向にp×q個
並んでなる画素ブロックの各画像パターンが格納されて
いる置換パターン格納手段と、上記入力画像解析手段に
て解析された注目画素周辺の画像パターンと、入力画像
の解像度とを基に、上記置換パターン格納手段を参照し
て所定の置換パターンを所定数読み出して組み合わせ、
該組み合わせた画像パターンで上記注目画素ブロックを
置き換えて出力する出力画像生成手段とを備え、上記
a,b,p,qは、aとp、bとqとがそれぞれ互いに
素となる自然数であり、全入力解像度の主走査方向値及
び副走査方向値の各最小公倍数からなる最大解像度をm
×n、出力側の解像度をx×yとすると、p/x≒a/
m,q/y≒b/nを満足する値である。
入力解像度の画素は、全入力解像度の主走査方向値及び
副走査方向値の各最小公倍数からなる最大解像度m×n
の画素を、主走査方向×副走査方向に、m/各主走査方
向値×n/各副走査方向値、個並べることで表すことが
できる。最大解像度m×nの画素の寸法は1/m×1/
nである。一方、出力画像の解像度x×yの画素の寸法
は1/x×1/yとなる。
×yとを基に、p/x≒a/m,q/y≒b/nを満足
する値、すなわち、入力側の最大解像度の画素がa×b
個並んだa×b画素ブロックと、出力解像度の画素がp
×q個並んだp×q画素ブロックとがほぼ同じ大きさと
なるような値a,b,p,qを求める。ここで、値a,
b,p,qは、aとp、bとqとがそれぞれ互いに素と
なる自然数である。
x,yが必ずしも整数ではないためであって、これを=
としたとき、a,b,p,qが非常に大きな値になって
非実用的になることがあるためである。
で、入力側の最大解像度m×nの画素をa×b個並べた
a×b画素ブロックは、出力解像度x×yの画素をp×
q個並べたp×q画素ブロックによって置き換えること
ができる。このことは、つまり同様にして、他の入力画
像の解像度m1×n1の画素をa×b個並べたa×b画
素ブロックは、出力解像度x×yの画素をp×q個並べ
たp×q画素ブロックを、m/m1×n/n1個並べた
画素ブロックと同じ大きさになるので、これと置き換え
可能と言うことである。
解析手段は、入力画像に対して、その解像度に係わら
ず、主走査方向×副走査方向に画素がa×b個並んでな
る画素ブロックを注目画素ブロックとし、この注目画素
ブロックとその周辺の画素の情報とを基に、注目画素ブ
ロック周辺の画像パターンを解析する。
の入力画像解析手段にて解析された注目画素ブロック周
辺の画像パターンと、入力画像の解像度とを基に、置換
パターン格納手段を参照して、出力解像度に応じた画素
がp×q個並んだp×q画素ブロックからなる所定の置
換パターンを所定数、つまり、入力解像度m1×n1で
あるとすると、m/m1×n/n1個並べた画素ブロッ
クと置き換えることで、解像度を変換できる。
像解析してその画像パターンを分類するまでは、入力解
像度に係わらず共通の処理で行い、その後の処理は、出
力解像度の画素をp×q個並んだp×q画素ブロックを
基準とする置換パターン群格納手段から、解析結果の画
像パターンと入力解像度とに応じた種類と数読み出して
組み合わせ操作することで行う。
画像を出力解像度に合わせて解像度変換して出力する際
に同時に、パターンマッチングでスムージングを施すこ
とが、入力解像度の種類に関わらず、かつ、各解像度間
で処理を共通化しながら、実施できる。しかも、入力画
像に対して前段処理を要することもない。
いては、出力画像生成手段より出力された画像に対し
て、主走査方向及び副走査方向の長さの比が入力画像と
同じになるようにズーム処理を施すズーム処理手段を備
えた構成ともできる。
行っているため、等号が成立するとき以外は、注目画素
ブロックを置換パターンを組み合わせた画像パターンで
置き換えると、画像の主走査方向と副走査方向の長さの
比が入力時の比から若干歪むこととなる。
画像生成手段より出力された画像に対して、主走査方向
及び副走査方向の長さの比が入力画像と同じになるよう
にズーム処理が施されて画像の歪みが補正されるので、
入力画像の主副比(若しくは寸法)を忠実に再現するこ
とが可能となる。
像度の違いに係わらず、全て、出力解像度x×yの画素
をp×q個並べたp×q画素ブロックを単位として置き
換えを行っているので、入力時の比からのずれは各入力
解像度とも同一となるので、ズーム処理の倍率は各入力
解像度で共通となり、後の処理段を大幅に簡略化するこ
とができる。
おいて、上記したx=y=600dpi、a=b=2、
p=q=3とすることにより、ファクシミリ装置におい
て汎用的な入力解像度203.2×97.8dpi、2
03.2×195.6dpi、203.2×391.2
dpi、406.4×391.2dpiのいずれの画像
を受信した場合にも、上記した効果を得ることができ
る。
1〜図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。な
お、本実施の形態では、本発明の画像処理装置を、画像
形成装置としてのファクシミリ装置のパターンマッチン
グ解像度変換部に採用したものを例示する。
像度変換部1は、ファクシミリ受信された入力画像の画
像データ(2値)と、入力画像の解像度を示すモード信
号とが入力されると、入力された画像データに対して、
その解像度に応じたパターンマッチング解像度変換処理
を施して出力画像の画像データ(2値)を生成して出力
するものである。出力画像の画像データは、その後、電
子ズーム部2を経て出力される。
解像度は複数種類に及び、これら複数種類の解像の画像
が、上記パターンマッチング解像度変換部1に入力され
ることとなる。ここでは、各入力解像度を、主走査方向
×副走査方向に、m(i)×n(i)(i=,1,2,
…:iは入力解像度の種類を表す)として表す。例えば
4種類の入力解像度がある場合、i=1,2,3,4と
なる。
走査方向の解像度m(1),m(2),…は、その中の
最小値の整数倍をなす関係にあり、同様に、各副走査方
向の解像度n(1),n(2),…も、その中の最小値
の整数倍をなす関係にある。したがって、m(i)及び
n(i)それぞれの最小公倍数の解像度m(0), n
(0)を求め、これを最大入力解像度m(0)×n
(0)とし、この最大入力解像度の画素を基準画素とす
ることで、他の入力解像度の画素を、この基準画素を主
走査方向×副走査方向に、m(0)/m(i)×n
(0)/m(i)個並べたものとして扱うことが可能と
なる。
(1)×n(1)=406.4dpi×391.2dp
i、m(2)×n(2)=203.2dpi×391.
2dpi、m(3)×n(3)=203.2dpi×1
95.6dpi、m(4)×n(4)=203.2dp
i×97.8dpiとしたときのそれぞれの画素の大き
さと、最大入力解像度m(0)×n(0)=406.4
dpi×391.2dpiの画素(基準画素)の大きさ
を比較して示す。なお、上記入力解像度値は、ファクシ
ミリ受信において一般に用いられる値であり、本ファク
シミリ装置に入力される画像の解像度でもある。
m(0)×n(0)の画素である基準画素D1 の大きさ
は、主走査方向×副走査方向に、1/m(0)×1/n
(0)で、各入力解像度の各画素の中で最小となる。同
図(b)に示す入力解像度m(1)×n(1)は、m
(1)=m(0),n(1)=n(0)の関係にあるた
め、その画素の大きさ(1/m(1)×1/n(1))
は、同図(a)の基準画素D1 に同じになる。同図
(c)に示す入力解像度m(2)×n(2)は、m
(2)=m(0)×1/2,n(2)=n(0)の関係
にあるため、その画素の大きさ(1/m(2)×1/n
(2))は、基準画素D1 を主走査方向に2つ並べた大
きさとなる。また、同図(d)に示す入力解像度m
(3)×n(3)は、m(3)=m(0)×1/2,n
(3)=n(0)×1/3の関係にあるため、その画素
の大きさ(1/m(3)×1/n(3))は、基準画素
D1 を主走査方向及び副走査方向に2×3個並べた大き
さとなる。また、同図(e)に示す入力解像度m(4)
×n(4)は、m(4)=m(0)×1/2,n(4)
=n(0)×1/4の関係にあるため、その画素の大き
さ(1/m(4)×1/n(4))は、基準画素D1 を
主走査方向及び副走査方向に2×4個並べた大きさとな
る。
数ある場合、各解像度毎にそれぞれ画素の大きさは異な
るが、最小公倍数の組み合わせからなる最大入力解像度
m(0)×n(0)を考えることで、最大入力解像度の
基準画素D1 を、主走査方向×副走査方向に、m(0)
/m(i)×n(0)/m(i)個並べて、あたかも1
種類の入力解像度として扱うことができる。
から出力される画像の解像度(以下出力解像度)は、後
段に備えられたファクシミリ装置の作像部の解像度に応
じた、x×y(x>m(0),y>n(0))であり、
この出力解像度x×yは、m(i)×n(i)で表され
るどの入力解像度よりも大きい値である。出力解像度x
×yの画素の大きさは、1/x×1/yとなる。以下、
この出力解像度の画素を出力側の基準画素D2 とする。
基に、p/x≒a/m(0),q/y≒b/n(0)を
満足する、すなわち、図4に示すように、入力側の基準
画素D1 がa×b(主走査方向×副走査方向)個並んだ
a×b画素ブロックと、出力側の基準画素D2 がp×q
(主走査方向×副走査方向)個並んだp×q画素ブロッ
クとがほぼ同じ大きさとなるようなa,b,p,qを求
める。a,b,p,qは、いずれも自然数であり、aと
p、bとqとは互いに素の関係を有する。
(0),n(0),x,yが必ずしも整数ではないため
であって、これを=としたとき、a,b,p,qが非常
に大きな値になって非実用的になることがあるためであ
る。したがって、a,b,p,qとしては、できるだけ
小さな整数の組を選べるように、近似することが望まし
い。
D1 をa×b個並べてたa×b画素ブロックは、出力側
の基準画素D2 をp×q個並べたp×q画素ブロックに
よって置き換えることができる。このことは、つまり同
様にして、各入力解像度m(i)×n(i)の画素(入
力側の基準画素D1 をm(0)/m(i)×n(0)/
m(i)個並べてなる)をa×b個並べたa×b画素ブ
ロックは、出力側の基準画素D2 をp×q個並べたp×
q画素ブロックをm(0)/m(i)×n(0)/m
(i)個並べた画素ブロックと同じ大きさになるので、
これと置き換え可能と言うことである。
ては、入力解像度の情報に関わらず、a×b画素ブロッ
クを注目画素ブロックとし、この注目画素ブロックとそ
の周辺の所定画素の情報とに対応するスムージング結果
の置換用の画像パターンとして、出力側の基準画素D2
をp×q個並べたp×q画素ブロックの各画像パターン
をLUT化して1種類備えさせると共に、別に入力解像
度の違いによるこの置換用の画像パターンの配置情報を
記憶させておくことで、注目画素を該LUTから読み出
した置換用の画像パターン群(1つの場合もある)で置
き換えることによりパターンマッチングを行うことがで
きる。
手法を採用した、パターンマッチング解像度変換部1の
構成を示す。パターンマッチング解像度変換部1は、入
力画像分類部11、画像分類LUT12、出力パターン
生成部13、および置換基本パターン格納LUT(置換
パターン格納手段)14を備えている。
示)に格納されている入力画像の画像データ群より、注
目画素とその周辺の画素とを抽出し、注目画素とその周
辺画素の情報を基に、画像分類LUT12を参照して、
注目画素の周辺画素との画像パターンの情報として、後
述する入力基本パターンで表してなるテーブル番号を1
つ選択し、出力パターン生成部13に出力する。
力解像度と出力解像度とで前述したように決定される、
a×b(主走査方向×副走査方向)画素ブロックを注目
画素(注目画素ブロック)として扱う。
述したように、入力解像度m(i)×n(i)として、
406.4×391.2dpi(高精細)、203.2
×391.2dpi(精細)、203.2×195.6
dpi(小さい字)、203.2×97.8dpi(普
通字)の4種類がある。また、作像部の解像度である出
力解像度x×yは、600×600dpiである。最大
入力解像度406.4×391.2dpiとして、前述
のa,b,p,qを考えると、a=b=2、p=q=3
となる。したがって、入力画像分類部11は、2×2画
素ブロックを注目画素として扱う。
としての2×2画素ブロックとその周辺画素との白黒情
報(2値情報)は、注目画素を構成する画素数と、周辺
画素として扱う周辺画素数によって決まるN種類の画像
パターンで表される。そして、これらN種類の画像パタ
ーンは、例えば、全画素(注目画素及び周辺画素全て)
黒のパターンが全画素白のパターンの反転であるよう
に、垂直方向の鏡像、水平方向の鏡像、濃度の反転、及
び回転(90°反時計回り)の各操作の組み合わせを用
いることで、N種類より少ないM種類の基本パターン
(以下、置換基本パターンとの差別化を明確にするため
に、入力基本パターンと称する)の使い回しで全て表現
することができる。
これらN種類の入力画像の画像パターンの情報が個々に
テーブル番号(N種類)を付して、入力基本パターンの
番号を表す入力基本パターン情報に、垂直方向の鏡像
(有無)、水平方向の鏡像(有無)、濃度の反転(有
無)、及び回転(有無)の各操作情報が組み合わされて
表現されており、入力画像分類部11は、この画像分類
LUT12を参照して、注目画素ブロックの画像パター
ン情報として、テーブル番号を1つ選択して出力パター
ン生成部13に出力する。なお、上記入力画像分類部1
1及び画像分類LUT12により、本発明における入力
画像解析手段が構成されている。
類部11より入力されるテーブル番号と、入力解像度の
情報とで、置換基本パターン格納LUT14より読み出
すべき置換の画像パターン(置換パターン)のテーブル
番号、及びその配置が決定されるテーブルが備えられて
いる。
×600dpiの3×3画素ブロックを1単位とした画
像パターンが、前述の画像分類LUT12と同様に、2
9 =512通りの画像パターンの個々にテーブル番号
(512種類)を付して、基本となる51種類の置換基
本パターンの番号を表す情報に、垂直方向の鏡像(有
無)、水平方向の鏡像(有無)、濃度の反転(有無)、
及び回転(有無)の各操作情報が組み合わされて表現さ
れている。
部11よりテーブル番号が入力されると、そのテーブル
番号と、図2におけるモード信号として入力された入力
解像度の情報とで、各入力解像度に応じて必要な置換用
の画像パターンの情報をそのテーブル番号として置換基
本パターン格納LUT14から必要数読み出し、解像度
別にこのテーブル番号で表される画像パターンを、所定
のアルゴリズムで組み合わせて並べて出力する。
1より出力された画像は、電子ズーム処理され、a,
b,c,dを求めるにあたって近似を行ったことによる
画像の歪みが電子ズーム処理ブロック2にて補正され
る。電子ズーム処理の詳細については、具体的数値を挙
げて、後述する。なお、近似を行うことなくa,b,
c,dが求まる場合は、当然として電子ズーム処理の必
要はない。このような場合としては、インチ系マシン同
士で画像を送受信する構成がある。
のパターンマッチング解像度変換処理の手順を、図5を
参照しながら説明する。
画像データが格納されている画像メモリを参照して入力
画像解析を行い、2×2画素ブロックの注目画素とその
周辺の所定画素の情報とを得る(入力画像解析)。
画素ブロックの注目画素およびその周辺情報とを基に、
画像分類LUT12を参照して、入力画像のパターンに
応じたテーブル番号を選択する。このテーブル番号の情
報は、入力解像度の情報と共に、出力パターン生成部1
3に送られる。
番号を基に、置換基本パターン格納LUT14より、入
力基本パターンの種類に対応する解像度600dpi×
600dpiの3×3画素ブロックの置換基本パターン
を必要なだけ読み出し、入力画像の解像度ごとに読み出
した置換基本パターンの組み合わせのアルゴリズムを実
行する(出力画像作成)。
の入力解像度406.4dpi×391.2dpiの画
像データでは、注目画素である2×2画素ブロックに対
して、基本となる所定の3×3画素ブロックの置換基本
パターンが1個割り当てられて置き換えられる。精細の
入力解像度203.2dpi×391.2dpiの画像
データでは、注目画素である2×2画素ブロックに対し
て、図5に示す如く所定の3×3画素ブロックの置換基
本パターン2個が割り当てられて置き換えられる。
195.6dpiの画像データでは、注目画素である2
×2画素ブロックに対して、図5に示す如く所定の3×
3画素ブロックの置換基本パターン4個が、普通字の入
力解像度203.2dpi×97.8dpiの画像デー
タでは、注目画素である2×2画素ブロックに対して、
図5に示す如く所定の3×3画素ブロックの置換基本パ
ターン8個が割り当てられて置き換えられる(出力画像
作成)。
辺画素状態が異なる場合に、出力パターンが変化する例
を示す。図6(a)に示すように、注目画素の周辺に点
がない場合、各解像度毎の出力パターンは、図7(a)
に示すようなものとなる。また、図6(b)に示すよう
に、注目画素がコーナーの端になるような場合は、各解
像度毎の出力パターンは、図7(b)に示すようなもの
となる。また、図6(c)に示すように、注目画素が斜
線の途中の場合は、各解像度毎の出力パターンは、図7
(c)に示すようなものとなる。
解像度変換部1より出力され、図2に示した電子ズーム
部2において、以下のように電子ズーム処理を施され
る。
/x≒a/m(0),q/y≒b/n(0)となるa,
b,p,qを決める際に、最大解像度m(0)×n
(0)を、実際の値が406.4dpi×391.2d
piであるのを400dpi×400dpiと近似して
いる。したがって、パターンマッチング解像度変換部1
より出力される全ての出力画像は、入力画像に比べて主
走査方向に若干伸び、副走査方向に若干縮んだ画像に変
化している。そこで、この歪みを補正するために出力画
像を、主走査方向に98.4(400dpi/406.
4dpi)%、副走査方向に102.2(400dpi
/391.2dpi)%変倍する電子ズームを行う。
0%近傍の微調であるため、従来、解像度に応じて15
0%や300%など画質がが大きく変動し兼ねない倍率
を使用していたことと、広いズーム使用域のために画質
管理上大きな手間がかかっていたこととを考え合わせる
と、画質の劣化を防ぐ上で大変有用である。
リ装置に備えられたパターンマッチング解像度変換部1
では、入力から入力画像の分類までは全解像度に共通の
処理であり、分類から出力までが解像度別の処理とな
る。
像度変換と共にパターンマッチングでスムージング処理
を施すことが、入力解像度の種類に関わらず、かつ、入
力から入力画像の分類までの処理を各解像度共通に行い
ながら実施でき、また、入力画像に対して前段処理を要
することもない。
に、入力画像に対して、主走査方向×副走査方向に画素
がa×b個並んでなる画素ブロックを注目画素ブロック
とし、この注目画素ブロックとその周辺の画素の情報と
を基に、注目画素周辺の画像パターンを解析する入力画
像解析手段と、出力側の解像度に応じた画素が主走査方
向×副走査方向にp×q個並んでなる画素ブロックの各
画像パターンが格納されている置換パターン格納手段
と、上記入力画像解析手段にて解析された注目画素周辺
の画像パターンと、入力画像の解像度とを基に、上記置
換パターン格納手段を参照して所定の置換パターンを所
定数読み出し、注目画素ブロックを読み出した各置換パ
ターンを組み合わせてなる画像パターンで置き換えて出
力する出力画像生成手段とを備え、上記a,b,p,q
は、aとp、bとqとがそれぞれ互いに素となる自然数
であり、全入力解像度の主走査方向値及び副走査方向値
の各最小公倍数からなる最大解像度をm×n、出力側の
解像度をx×yとすると、p/x≒a/m,q/y≒b
/nを満足する値である構成である。
の画像パターンを分類するまでは、入力解像度に係わら
ず共通の処理で行い、その後の処理は、出力解像度の画
素をp×q個並んた画素ブロックを基準とする置換パタ
ーン群格納手段から、解析結果の画像パターンと入力解
像度とに応じた種類と数読み出して組み合わせ操作する
ことで行うので、複数の入力解像度各々に、置換パター
ン格納手段を用意するようなことなく、解像度変換処理
を行える。
像を出力解像度に合わせて解像度変換して出力する際に
同時に、パターンマッチングでスムージングを施すこと
が、入力解像度の種類に関わらず、かつ、各解像度間で
処理を共通化しながら、実施できるという効果を奏す
る。
いては、置換パターンへの置き換えを行った画像に対し
て、主走査方向及び副走査方向の長さの比が入力画像の
同じになるようにズーム処理を施すズーム処理手段を備
える構成とすることもできる。
を行った画像に対して、主走査方向及び副走査方向の長
さの比が入力時と同じになるようにズーム処理を施し
て、このような画像の歪みを補正できるので、入力画像
を忠実に再現することが可能となるという効果を併せて
奏する。
像度の違いに係わらず、全て、解像度x×yのp×q画
素ブロックを単位として置き換えを行っているので、入
力時の比からのずれは各入力解像度とも同一となる。従
って、ズーム処理の倍率は各解像度に共通のものとな
り、後の処理段を大幅に簡略化することができる。
おいて、上記したx=y=600dpi、a=b=2、
p=q=3とすることにより、ファクシミリ装置におい
て汎用的な入力解像度203.2dpi×97.8dp
i、203.2dpi×195.6dpi、203.2
dpi×391.2dpi、406.4dpi×39
1.2dpiのいずれの画像を受信した場合にも、上記
した効果を得ることができる。
マッチング解像度変換部の詳細な構成を示すブロック図
である。
ズーム部を示すブロック図である。
画素の形状を示す説明図である。
ロックと、出力側基準画素をp×q個並べたp×q画素
ブロックとの置き換えが可能であることを示す説明図で
ある。
実施されるパターンマッチング解像度変換処理を示す説
明図である。
が同じで周辺画素状態が異なる状態を示す説明図であ
る。
辺画素の状態の場合の、解像度毎の出力パターンを示す
もので、図7(b)は、図6(b)に示す注目画素と周
辺画素の状態の場合の、解像度毎の出力パターンを示す
もので、図7(c)は、図6(c)の注目画素と周辺画
素の状態の場合の、解像度毎の出力パターンを示すもの
である。
手段)
Claims (3)
- 【請求項1】入力画像を入力側より大きい出力側の解像
度に合わせて解像度変換して出力する画像処理装置であ
って、入力画像の解像度が複数種類あり、これら各入力
画像の解像度における主走査方向値間、及び副走査方向
値間に、最小値に対して整数倍の関係が成り立つ画像処
理装置において、 入力画像における主走査方向×副走査方向に画素がa×
b個並んでなる画素ブロックを注目画素ブロックとして
抽出し、この注目画素ブロックとその周辺の画素の情報
とを基に、注目画素ブロック周辺の画像パターンを解析
する入力画像解析手段と、 出力側の解像度の画素が主走査方向×副走査方向にp×
q個並んでなる画素ブロックの各画像パターンが格納さ
れている置換パターン格納手段と、 上記入力画像解析手段にて解析された注目画素周辺の画
像パターンと、入力画像の解像度とを基に、上記置換パ
ターン格納手段を参照して所定の置換パターンを所定数
読み出して組み合わせ、該組み合わせた画像パターンで
上記注目画素ブロックを置き換えて出力する出力画像生
成手段とを備え、 上記a,b,p,qは、aとp、bとqとがそれぞれ互
いに素となる自然数であり、全入力解像度の主走査方向
値及び副走査方向値の各最小公倍数からなる最大解像度
をm×n、出力側の解像度をx×yとすると、p/x≒
a/m,q/y≒b/nを満足する値であることを特徴
とする画像処理装置。 - 【請求項2】上記出力画像生成手段より出力される画像
に対して、主走査方向及び副走査方向の長さの比が入力
画像と同じとなるようにズーム処理を施すズーム処理手
段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理
装置。 - 【請求項3】上記x=y=600dpi、a=b=2、
p=q=3であることを特徴とする請求項1又は2に記
載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP33201199A JP3539552B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP33201199A JP3539552B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3539552B2 JP3539552B2 (ja) | 2004-07-07 |
Family
ID=18250153
Family Applications (1)
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JP33201199A Expired - Fee Related JP3539552B2 (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009140435A (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-25 | Sharp Corp | 画像処理装置、画像表示装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体 |
JP2009207001A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Toshiba Corp | 画像高解像度化装置、学習装置および方法 |
JP2010198499A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Toshiba Corp | 画像処理装置および方法 |
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-
1999
- 1999-11-22 JP JP33201199A patent/JP3539552B2/ja not_active Expired - Fee Related
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