JP2001155920A - 粉体精製器の磁石棒清掃装置、及び清掃方法 - Google Patents

粉体精製器の磁石棒清掃装置、及び清掃方法

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JP2001155920A JP33613299A JP33613299A JP2001155920A JP 2001155920 A JP2001155920 A JP 2001155920A JP 33613299 A JP33613299 A JP 33613299A JP 33613299 A JP33613299 A JP 33613299A JP 2001155920 A JP2001155920 A JP 2001155920A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体精製器の永久磁石棒に吸着した鉄粉を、
装置を解体することなく、衛生的に、効率的に除去す
る。 【解決手段】 複数本の磁石棒2が平行に配設された粉
体精製器の本体1内部に、各磁石棒を貫通させる穴部を
備えたエアブロー治具3を磁石棒2に沿ってスライド自
在に設けるとともに、各穴部の内周には磁石棒2に対し
てエアを噴射するスリットを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、粉体から不純物
鉄粉を磁石棒により吸着して精製する粉体精製器におい
て、磁石棒に吸着した鉄粉を除去する清掃装置、及び清
掃方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 窯業用原料等の粉体中から鉄粉を除去
する手段として、鉄の磁気的性質を利用して鉄粉を磁石
棒に吸着させて分離する装置がある。即ち、筒状の本体
内の相対する側面間に数本の磁石棒を横方向にわたして
配設し、本体の上方から原料粉体を投入して鉄粉を磁石
棒に吸着させて精製する装置である。ここで用いる磁石
棒は、電磁石では磁力が弱いため鉄粉の吸着力が弱く、
鉄粉精製効率が劣るため、磁力の強いネオジウム系、サ
マリウム系の希土類永久磁石を用いることが多い。
【0003】しかしながら磁石棒に付着した鉄粉が多く
なると、鉄粉は吸着、脱落を繰り返し、着磁効果が飽和
して鉄粉が磁石棒に吸着されなくなるので、所定量吸着
させたところで付着した鉄粉を除去してやる必要があ
る。永久磁石に付着した鉄粉を除去するには、電磁石の
如く電流を遮断する訳にはいかないので、何らかの外的
な力を加えて鉄粉を磁石棒から脱落させる必要がある。
この磁石棒に付着した鉄粉を除去するのに、従来は、上
記のような装置を分解して、掃除機、或いは、刷毛等に
より鉄粉を落としていたために、非常に工数のかかる作
業となっていた。また微細な数μmの鉄粉の除去作業に
おいては、少ないといえども粉体が空中に飛散するもの
であり、人体に対する環境衛生上好ましいものではなか
った。さらに、空気中には微細なサンド等何らかの粉塵
が飛散しており、装置の解体によってこれらが装置内部
に混入し、結果として精製不可能な不純物による粉体の
汚染を招くものであって、決して好ましい作業というこ
とはできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、上記した
従来装置の欠点に鑑み、粉体精製器の磁石棒に吸着した
鉄粉を、装置を解体することなく、衛生的に、効率的に
除去することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決する
ためになされた請求項1に記載の発明は、複数本の磁石
棒が平行に配設された粉体精製器の本体内部に、各磁石
棒を貫通させる穴部を備えたエアブロー治具を磁石棒に
沿ってスライド自在に設けるとともに、各穴部の内周に
は磁石棒に対してエアを噴射するスリットを設けたこと
を特徴とする粉体精製器の磁石棒清掃装置である。請求
項2に記載の発明は、本体内部に下方から上方に向かう
空気流を形成した状態で、請求項1記載の粉体精製器の
磁石棒清掃装置のエアブロー治具を磁石棒に沿ってスラ
イドさせつつスリットから磁石棒に対してエアを噴射
し、脱落した鉄粉を上記空気流に乗せて上方より排出す
ることを特徴とする粉体精製器の磁石棒清掃方法であ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】 本発明の実施形態を図1〜6に
より説明する。図1において、断面が角形で筒状の本体
1の内には、相対する側面間に所定の間隔にて永久磁石
の磁石棒2が複数本平行に配設してある。本体の上方に
は粉体投入口6が設けられており、窯業用原料等の粉体
はここより投入されて、本体内を落下し粉体中の不純物
鉄粉が磁石棒2に吸着されたのち、下の粉体排出口4よ
りホッパー19に集積される。粉体の上方からの投入を
繰り返し行うか、或いは本体内を繰り返し循環させるこ
とにより粉体は精製されてその純度は向上するが、磁石
棒2に鉄粉が吸着して膨張しある一定の量になると、鉄
粉の吸着、脱落が繰り返されて精製能力は飽和してくる
ので、定期的に磁石棒2から鉄粉を除去して、その精製
能力を回復させる必要がある。
【0007】本発明においては、穴部に挿入された磁石
棒2に、前記穴部の内周に設けられたスリットからエア
を噴射するエアブロー治具3を本体1内部に配設すると
ともに、本体側壁8に前記治具を磁石棒全長にわたって
移動させるハンドル10、回転軸9等からなるスライド
機構を配設する。さらに本体内部に下方から上方に向か
う空気流を形成して脱落させた鉄粉を上方より排出する
ための鉄粉排出機構を本体に設ける。エアブロー治具3
は、図3に示すように、内部に空洞17を有する板状の
ものであって、磁石棒2を挿入する幾つかの穴部15を
有し、空洞にエア送入管16より送入されたエアは、穴
部の周囲に設けられたスリットから噴射されて、磁石棒
2に吸着した鉄粉を脱落さすのである。また、スライド
機構は、図1に示すように、エアブロー治具3を下端に
固定して有しているシャフト11と、シャフト11の上
部に嵌着された横板部材13と、下端が精製器本体側壁
8にベアリング14で係止されて横板部材13を左右に
スライドさせる回転軸9を有するハンドル10とにより
構成されている。即ち、ハンドルを回転することによっ
て横板部材13が例えば右に移動し、これに付随してシ
ャフト11の下端に固定されているエアブロー治具3が
右に移動するのである。なお、エアブロー治具の移動機
構は何もハンドル回転による移動に限定されたものでは
なく、小型の電気モーターにより移動させても何ら差し
支えはない。また、鉄粉排出機構は、精製器本体の斜め
下方からエアを送入するエア送入口5と、送風機(図示
していない)と、本体の斜め上方に鉄粉を排出する鉄粉
排出口7とにより構成され、鉄粉清掃作業時は、精製し
た粉体に鉄粉が混ざらないように、エア送入口5より鉄
粉排出口7に向けて流した気流に脱落鉄粉を乗せて外部
に排出する構造となっている。
【0008】穴部に設けるスリットの形態は種々採用で
きるが、図4には磁石棒に対して斜めのスリット12を
穴部の内周に断続的に設けた例、図5には磁石棒に対し
て垂直のスリット12を穴部の内周に断続的に設けた
例、図6には磁石棒に対して垂直のスリット12を穴部
の内周に連続的に設けた例を示すものである。
【0009】
【実施例】 以下に本発明の実施例について説明する。
磁石棒とスリットとの距離2.5mm、スリット幅0.
2mmの図4に示す形態のスリットを有するエアブロー
治具を用いて、エアブロー圧力40 N/cm2として穴部に
挿入されている磁石棒に吸着した鉄粉を脱落させた。こ
の時同時にハンドルを正転、逆転させることによりエア
ブロー治具を左右に移動させつつ、本体の下方のエア送
入口より鉄粉排出口に向けて空気を流して、脱落した鉄
粉を粉体取り出し口に落下させることなく、上方より外
部に排出して除去した。大気中への鉄粉の飛散、及び大
気中の微小粉塵による粉体の汚染もなく衛生的に、高清
浄に、また粉体精製器を解体することなく迅速に原料粉
体の精製を行うことができた。
【0010】
【発明の効果】 以上説明したように本発明によれば、
粉体精製器の磁石棒に付着した鉄粉を清掃するに際し
て、装置を解体する必要もなく、また掃除機や刷毛等の
道具を必要とせず、衛生的に、効率的に除去することが
可能となる。また製造作業により磁石棒から除去された
鉄粉は、上方に排出されるため、本体下方の精製後の粉
体に混入することがないので純度を低下させる恐れがな
く、本発明は産業界の発展に寄与するところ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の鉄粉清掃装置を配設した粉体精製器
の正面図。
【図2】 本発明の鉄粉清掃装置を配設した粉体精製器
の側面図。
【図3】 本発明のエアブロー治具の正面図。
【図4】 エアブロー治具のスリットの一形態を示す
図。
【図5】 エアブロー治具のスリットの一形態を示す
図。
【図6】 エアブロー治具のスリットの一形態を示す
図。
【符号の説明】
1 本体 2 磁石棒 3 エアブロー治具 4 粉体排出口 5 エア送入口 6 粉体投入口 7 鉄粉排出口 8 本体側壁 9 回転軸 10 ハンドル 11 シャフト 12 スリット 13 横板部材 14 ベアリング 15 穴部 16 高圧エア送入管 17 空洞 18 吸引ファン 19 ホッパー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の磁石棒が平行に配設された粉体
    精製器の本体内部に、各磁石棒を貫通させる穴部を備え
    たエアブロー治具を磁石棒に沿ってスライド自在に設け
    るとともに、各穴部の内周には磁石棒に対してエアを噴
    射するスリットを設けたことを特徴とする粉体精製器の
    磁石棒清掃装置。
  2. 【請求項2】 本体内部に下方から上方に向かう空気流
    を形成した状態で、請求項1記載の粉体精製器の磁石棒
    清掃装置のエアブロー治具を磁石棒に沿ってスライドさ
    せつつスリットから磁石棒に対してエアを噴射し、脱落
    した鉄粉を上記空気流に乗せて上方より排出することを
    特徴とする粉体精製器の磁石棒清掃方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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