JP2001155892A - 調光制御回路 - Google Patents
調光制御回路Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表示装置のバックライトの調光範囲を安定し
た点灯状態で拡大させることが可能になる調光制御回路
を提供することを目的とする。 【解決手段】 冷陰極管(7〜10)に流れる管電流を
検出して,検出された管電流値に対応するデータを出力
する電流検出回路4と,ある管電流値に対応する予め設
定される所定のデータ値(以下設定値と称する)と電流
検出回路4から入力されるデータ値とを比較し,この入
力されるデータ値が所望の条件に適合する場合に所定の
信号を出力する制御回路5と,制御回路5からの信号を
入力することによって,冷陰極管(7〜10)の所望輝
度に対応する電圧を所定の冷陰極管(7,9)に印可す
るか否かが選択される切換器6と,から成ることによ
る。
た点灯状態で拡大させることが可能になる調光制御回路
を提供することを目的とする。 【解決手段】 冷陰極管(7〜10)に流れる管電流を
検出して,検出された管電流値に対応するデータを出力
する電流検出回路4と,ある管電流値に対応する予め設
定される所定のデータ値(以下設定値と称する)と電流
検出回路4から入力されるデータ値とを比較し,この入
力されるデータ値が所望の条件に適合する場合に所定の
信号を出力する制御回路5と,制御回路5からの信号を
入力することによって,冷陰極管(7〜10)の所望輝
度に対応する電圧を所定の冷陰極管(7,9)に印可す
るか否かが選択される切換器6と,から成ることによ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバックライト等の放
電管の輝度を調整する調光制御回路に関する。
電管の輝度を調整する調光制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,液晶等を用いた表示部等の表示技
術が進むにつれて,表示面の輝度の向上は必須な条件と
なっている。例えば液晶表示装置では放電管を上下各一
灯ずつ持つ装置が多いが,輝度を向上させるためには上
下各一灯ずつでは限界がある。最近では,上下に複数の
放電管を持たせることによって表示面の輝度を向上しよ
うとしている。
術が進むにつれて,表示面の輝度の向上は必須な条件と
なっている。例えば液晶表示装置では放電管を上下各一
灯ずつ持つ装置が多いが,輝度を向上させるためには上
下各一灯ずつでは限界がある。最近では,上下に複数の
放電管を持たせることによって表示面の輝度を向上しよ
うとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし二よりも多くの
放電管によって調光させた場合表示面の輝度は向上する
が,表示面の輝度を低くしても放電管の上下各一灯ずつ
を点灯する場合に比べると安定した点灯状態で輝度を低
くすることができない。すなわち,放電管を安定して点
灯させることのできる放電管の特性に依存した最小の管
電流値が存在する。この最小の管電流値が存在するの
で,表示面の輝度を下げるために管電流を徐々に小さく
すると,その最小の管電流値を管電流値が下回った場合
に表示面において不点灯状態若しくは表示面がちらつく
状態を生じさせてしまうという問題があった。
放電管によって調光させた場合表示面の輝度は向上する
が,表示面の輝度を低くしても放電管の上下各一灯ずつ
を点灯する場合に比べると安定した点灯状態で輝度を低
くすることができない。すなわち,放電管を安定して点
灯させることのできる放電管の特性に依存した最小の管
電流値が存在する。この最小の管電流値が存在するの
で,表示面の輝度を下げるために管電流を徐々に小さく
すると,その最小の管電流値を管電流値が下回った場合
に表示面において不点灯状態若しくは表示面がちらつく
状態を生じさせてしまうという問題があった。
【0004】以上の従来技術における問題に鑑み,本発
明は表示装置のバックライトの調光範囲を安定した点灯
状態で拡大させることが可能になる調光制御回路を提供
することを目的とする。
明は表示装置のバックライトの調光範囲を安定した点灯
状態で拡大させることが可能になる調光制御回路を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
願第1の発明の調光制御回路は,放電管に流れる管電流
を検出して,検出された管電流値に対応するデータを出
力する電流検出回路と,ある管電流値に対応する予め設
定される所定のデータ値と電流検出回路から入力される
データ値とを比較し,この入力されるデータ値が所望の
条件に適合する場合に所定の信号を出力する制御回路
と,制御回路からの信号を入力することによって,放電
管の所望輝度に対応する電圧を所定の放電管に印可する
か否かが選択される切換器と,から成ることを特徴とす
る。
願第1の発明の調光制御回路は,放電管に流れる管電流
を検出して,検出された管電流値に対応するデータを出
力する電流検出回路と,ある管電流値に対応する予め設
定される所定のデータ値と電流検出回路から入力される
データ値とを比較し,この入力されるデータ値が所望の
条件に適合する場合に所定の信号を出力する制御回路
と,制御回路からの信号を入力することによって,放電
管の所望輝度に対応する電圧を所定の放電管に印可する
か否かが選択される切換器と,から成ることを特徴とす
る。
【0006】したがって,本出願第1の発明の調光制御
回路によれば,表示装置のバックライトの調光範囲を安
定した点灯状態で輝度の少ない領域へ拡大させることが
可能になる。更に表示面の輝度を低くした場合でも広範
な調光範囲を保持しつつ,全ての放電管を点灯させる場
合と比較して安定した点灯状態を実現することができ
る。
回路によれば,表示装置のバックライトの調光範囲を安
定した点灯状態で輝度の少ない領域へ拡大させることが
可能になる。更に表示面の輝度を低くした場合でも広範
な調光範囲を保持しつつ,全ての放電管を点灯させる場
合と比較して安定した点灯状態を実現することができ
る。
【0007】本出願第2の発明の調光制御回路は,本出
願第1の発明の調光制御回路において,前記所望の条件
は前記電流検出回路から入力されたデータ値と比較して
前記設定値が大きいことであることを特徴とする。
願第1の発明の調光制御回路において,前記所望の条件
は前記電流検出回路から入力されたデータ値と比較して
前記設定値が大きいことであることを特徴とする。
【0008】したがって,本出願第2の発明の調光制御
回路によれば,管電流値が制御回路に設定される設定値
と比較して大きい場合に切換器が所定の信号を入力する
ことが可能になる。
回路によれば,管電流値が制御回路に設定される設定値
と比較して大きい場合に切換器が所定の信号を入力する
ことが可能になる。
【0009】本出願第3の発明の調光制御回路は,本出
願第1又は本出願第2の発明の調光制御回路において,
前記切換器は,前記制御回路の出力信号によってスイッ
チがオンオフされることを特徴とする。
願第1又は本出願第2の発明の調光制御回路において,
前記切換器は,前記制御回路の出力信号によってスイッ
チがオンオフされることを特徴とする。
【0010】したがって,本出願第3の発明の調光制御
回路によれば,制御回路からの出力信号によって所定の
放電管に電圧を印可するか否かを制御することが可能に
なる。
回路によれば,制御回路からの出力信号によって所定の
放電管に電圧を印可するか否かを制御することが可能に
なる。
【0011】本出願第4の発明の調光制御回路は,本出
願第1から本出願第3のいずれか一の発明の調光制御回
路において,前記切換器を介して前記制御回路と接続す
る放電管は所定数の放電管のみであることを特徴とす
る。
願第1から本出願第3のいずれか一の発明の調光制御回
路において,前記切換器を介して前記制御回路と接続す
る放電管は所定数の放電管のみであることを特徴とす
る。
【0012】したがって,本出願第4の発明の調光制御
回路によれば,切換器を介して接続する所定数の放電管
をオフすることができ,表示装置のバックライトの調光
範囲を安定した点灯状態で輝度の少ない領域へ拡大させ
ることが可能になる。ここで所定数とは,調光制御回路
に接続される放電管の本数未満の数であり,通常は調光
制御回路に接続される放電管の本数の半分の数である。
回路によれば,切換器を介して接続する所定数の放電管
をオフすることができ,表示装置のバックライトの調光
範囲を安定した点灯状態で輝度の少ない領域へ拡大させ
ることが可能になる。ここで所定数とは,調光制御回路
に接続される放電管の本数未満の数であり,通常は調光
制御回路に接続される放電管の本数の半分の数である。
【0013】本出願第5の発明の調光制御回路は,本出
願第1から本出願第4のいずれか一の発明の調光制御回
路において,一端を前記電流検出回路及び前記切換器及
び所定の放電管と接続して他端を電源と接続するインバ
ータに放電管の輝度を調整する輝度コントロール信号が
入力されることを特徴とする。
願第1から本出願第4のいずれか一の発明の調光制御回
路において,一端を前記電流検出回路及び前記切換器及
び所定の放電管と接続して他端を電源と接続するインバ
ータに放電管の輝度を調整する輝度コントロール信号が
入力されることを特徴とする。
【0014】したがって,本出願第5の発明の調光制御
回路によれば,輝度コントロール信号が調整されること
によって切換器に印可される電圧が所定値に調整される
ことが可能になる。ここで所定の放電管とは,常に点灯
している放電管であって切換器を介せずにインバータと
接続する放電管の全てを示す。
回路によれば,輝度コントロール信号が調整されること
によって切換器に印可される電圧が所定値に調整される
ことが可能になる。ここで所定の放電管とは,常に点灯
している放電管であって切換器を介せずにインバータと
接続する放電管の全てを示す。
【0015】本出願第6の発明の調光制御回路は,本出
願第5の調光制御回路において,前記輝度コントロール
信号は電圧値を変化させることによって信号が有する情
報を変化させることを特徴とする。
願第5の調光制御回路において,前記輝度コントロール
信号は電圧値を変化させることによって信号が有する情
報を変化させることを特徴とする。
【0016】したがって,本出願第6の調光制御回路に
よれば,輝度コントロール信号の電圧値を変化させるこ
とによって切換器に印可される電圧が所定値に調整され
ることが可能になる。
よれば,輝度コントロール信号の電圧値を変化させるこ
とによって切換器に印可される電圧が所定値に調整され
ることが可能になる。
【0017】本出願第7の発明の調光制御回路は,本出
願第1から本出願第6のいずれか一の発明の調光制御回
路において,前記切換器を経由して前記制御回路と接続
する放電管を除く全ての放電管の入力端子と,前記電流
検出回路の制御回路と接続する端子とは別の端子とが接
続して,更にインバータを介して電源に接続させること
を特徴とする。
願第1から本出願第6のいずれか一の発明の調光制御回
路において,前記切換器を経由して前記制御回路と接続
する放電管を除く全ての放電管の入力端子と,前記電流
検出回路の制御回路と接続する端子とは別の端子とが接
続して,更にインバータを介して電源に接続させること
を特徴とする。
【0018】したがって,本出願第7の調光制御回路に
よれば,表示面の輝度に依存することなく常時点灯して
いる放電管と,輝度がある値になると点灯又は消灯する
放電管とを設けることができる。これによって,表示装
置のバックライトの調光範囲を安定した点灯状態で輝度
の少ない領域へ拡大させることが可能になる。更に表示
面の輝度を低くした場合でも広範な調光範囲を保持しつ
つ,全ての放電管を点灯させる場合と比較して安定した
点灯状態を実現することができる。
よれば,表示面の輝度に依存することなく常時点灯して
いる放電管と,輝度がある値になると点灯又は消灯する
放電管とを設けることができる。これによって,表示装
置のバックライトの調光範囲を安定した点灯状態で輝度
の少ない領域へ拡大させることが可能になる。更に表示
面の輝度を低くした場合でも広範な調光範囲を保持しつ
つ,全ての放電管を点灯させる場合と比較して安定した
点灯状態を実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態 本発明における実施の形態の調光制御回路を図1から図
4までを参照して説明する。図1は,本実施の形態の調
光制御回路を含む点灯装置部分を示すブロック図であ
る。本実施の形態に係る調光制御回路は,図1に示すよ
うに電流検出回路4と,制御回路5と,切換器6とから
構成される。そのほかの図1に示されるインバータ1
と,電源2と,輝度ボリューム回路3と,冷陰極管7〜
10とは調光制御回路と接続する点灯装置の一部分であ
る。電流検出回路4は,インバータ1と制御回路5との
間に接続され,冷陰極管(7,8,9,10以下7〜1
0と略す)に流れる電流を検出する。制御回路5は,あ
る管電流値に対応する予め設定される所定のデータ値
(以下設定値と称する)を読み込んでおく。つぎに,電
流検出回路4において検出した管電流値に対応するデー
タ値とこの設定値とを比較して所定の演算をし,その演
算結果によって切換器6を制御する。切換器6は,制御
回路5から出力される信号に応じて,インバータ1から
入力されうる直流電圧を冷陰極管(7,9)に供給する
か否かを選択するスイッチSW1を切り換える。一方,
インバータ1は液晶ディスプレイバックライト点灯用の
インバータであり,電源2から直流電圧が供給され,輝
度ボリューム回路からの信号を入力する。これによっ
て,冷陰極管(7〜10)を点灯させるための電圧が冷
陰極管(7〜10)に印可される。輝度ボリューム回路
3は,液晶ディスプレイバックライトの輝度を調整する
ための輝度コントロール信号をインバータ1に出力す
る。冷陰極管(7〜10)は,液晶ディスプレイバック
ライトとしての光源である。
4までを参照して説明する。図1は,本実施の形態の調
光制御回路を含む点灯装置部分を示すブロック図であ
る。本実施の形態に係る調光制御回路は,図1に示すよ
うに電流検出回路4と,制御回路5と,切換器6とから
構成される。そのほかの図1に示されるインバータ1
と,電源2と,輝度ボリューム回路3と,冷陰極管7〜
10とは調光制御回路と接続する点灯装置の一部分であ
る。電流検出回路4は,インバータ1と制御回路5との
間に接続され,冷陰極管(7,8,9,10以下7〜1
0と略す)に流れる電流を検出する。制御回路5は,あ
る管電流値に対応する予め設定される所定のデータ値
(以下設定値と称する)を読み込んでおく。つぎに,電
流検出回路4において検出した管電流値に対応するデー
タ値とこの設定値とを比較して所定の演算をし,その演
算結果によって切換器6を制御する。切換器6は,制御
回路5から出力される信号に応じて,インバータ1から
入力されうる直流電圧を冷陰極管(7,9)に供給する
か否かを選択するスイッチSW1を切り換える。一方,
インバータ1は液晶ディスプレイバックライト点灯用の
インバータであり,電源2から直流電圧が供給され,輝
度ボリューム回路からの信号を入力する。これによっ
て,冷陰極管(7〜10)を点灯させるための電圧が冷
陰極管(7〜10)に印可される。輝度ボリューム回路
3は,液晶ディスプレイバックライトの輝度を調整する
ための輝度コントロール信号をインバータ1に出力す
る。冷陰極管(7〜10)は,液晶ディスプレイバック
ライトとしての光源である。
【0020】本実施の形態に係る調光制御回路を含む液
晶ディスプレイとしての回路全体について,図4を参照
して説明する。図4は,液晶ディスプレイとしての回路
全体を示すブロック図である。図4において,点線で囲
まれた部分が図1に示す調光制御回路を含む点灯装置部
分である。すなわち,電源2と,輝度ボリューム回路3
と,インバータ1と,バックライト105とである。ま
た本実施の形態に係る調光制御回路は,図4ではバック
ライト105に含まれる。バックライト105は,上述
した冷陰極管7〜10と,電流検出回路4と,制御回路
5と,切換器6とを含む。本実施の形態に係る調光制御
回路は,電流検出回路4と,制御回路5と,切換器6と
である。インターフェースボード107は,映像信号及
び電源2からの直流電圧が入力されると,映像信号及び
直流電圧のそれぞれを液晶モジュール106へと出力す
る。また,直流電圧が入力された輝度ボリューム回路3
は,輝度コントロール信号をインバータ1へ出力する。
更に,直流電圧を入力されたインバータ1は,輝度ボリ
ューム回路3から出力された輝度コントロール信号に応
じてバックライト105に流れる管電流を供給する。
晶ディスプレイとしての回路全体について,図4を参照
して説明する。図4は,液晶ディスプレイとしての回路
全体を示すブロック図である。図4において,点線で囲
まれた部分が図1に示す調光制御回路を含む点灯装置部
分である。すなわち,電源2と,輝度ボリューム回路3
と,インバータ1と,バックライト105とである。ま
た本実施の形態に係る調光制御回路は,図4ではバック
ライト105に含まれる。バックライト105は,上述
した冷陰極管7〜10と,電流検出回路4と,制御回路
5と,切換器6とを含む。本実施の形態に係る調光制御
回路は,電流検出回路4と,制御回路5と,切換器6と
である。インターフェースボード107は,映像信号及
び電源2からの直流電圧が入力されると,映像信号及び
直流電圧のそれぞれを液晶モジュール106へと出力す
る。また,直流電圧が入力された輝度ボリューム回路3
は,輝度コントロール信号をインバータ1へ出力する。
更に,直流電圧を入力されたインバータ1は,輝度ボリ
ューム回路3から出力された輝度コントロール信号に応
じてバックライト105に流れる管電流を供給する。
【0021】本実施の形態に係る調光制御回路の動作に
ついて図1から図3までを参照して説明する。本実施の
形態の調光制御回路を含む点灯装置部分では,液晶ディ
スプレイバックライト点灯用のインバータ1は電源2に
よって約+12Vの直流電圧が供給される。輝度ボリュ
ーム回路3は,約0V〜約1Vの範囲において可変する
輝度コントロール信号をインバータ1に対し出力する。
輝度コントロール信号は,電圧0Vのとき輝度最小,電
圧1Vのとき輝度最大となる信号である。インバータ1
は輝度ボリューム回路3が出力する輝度コントロール信
号によって制御され,管電流を冷陰極管(7〜10)に
対し出力する。本実施の形態に係る調光制御回路を含む
点灯装置部分における輝度コントロール信号と管電流と
の関係を図3に示す。また,管電流を供給された冷陰極
管(7〜10)は,管電流に応じた輝度で発光する。電
流検出回路4は,冷陰極管(7〜10)に流れる管電流
を検出し,検出した管電流値を符号化し,その符号化し
た管電流値を8ビットのデータとして制御回路5へ出力
する。そのデータを入力した制御回路5は,入力された
データ値と設定値とを比較し入力されたデータ値が設定
値を下回った場合に,TTL(Transistor Transistor
Logic)レベル(出力電圧約0V〜約5V)のハイ・
レベル信号(約2.4V〜約5V)を切換器6に出力す
る。ここで設定値とは,四の冷陰極管の全てを点灯させ
るための最小の管電流値に対応するデータ値を示す。
ついて図1から図3までを参照して説明する。本実施の
形態の調光制御回路を含む点灯装置部分では,液晶ディ
スプレイバックライト点灯用のインバータ1は電源2に
よって約+12Vの直流電圧が供給される。輝度ボリュ
ーム回路3は,約0V〜約1Vの範囲において可変する
輝度コントロール信号をインバータ1に対し出力する。
輝度コントロール信号は,電圧0Vのとき輝度最小,電
圧1Vのとき輝度最大となる信号である。インバータ1
は輝度ボリューム回路3が出力する輝度コントロール信
号によって制御され,管電流を冷陰極管(7〜10)に
対し出力する。本実施の形態に係る調光制御回路を含む
点灯装置部分における輝度コントロール信号と管電流と
の関係を図3に示す。また,管電流を供給された冷陰極
管(7〜10)は,管電流に応じた輝度で発光する。電
流検出回路4は,冷陰極管(7〜10)に流れる管電流
を検出し,検出した管電流値を符号化し,その符号化し
た管電流値を8ビットのデータとして制御回路5へ出力
する。そのデータを入力した制御回路5は,入力された
データ値と設定値とを比較し入力されたデータ値が設定
値を下回った場合に,TTL(Transistor Transistor
Logic)レベル(出力電圧約0V〜約5V)のハイ・
レベル信号(約2.4V〜約5V)を切換器6に出力す
る。ここで設定値とは,四の冷陰極管の全てを点灯させ
るための最小の管電流値に対応するデータ値を示す。
【0022】図2は,本実施の形態に係る調光制御回路
を含む点灯装置での冷陰極管の輝度と管電流値との関係
を示す図である。この図2において,A点における管電
流値と比較して管電流値が小さいときは二の冷陰極管の
みが点灯し,A点における管電流値以上の電流値が管電
流として流れるときは,四の冷陰極管すべてが点灯す
る。すなわちA点における管電流値が,ある管電流値に
対応する予め設定される所定のデータ値なる上述の設定
値である。制御回路5からハイ・レベル信号が入力され
ると,切換器6は定常時は閉じられているスイッチSW
1を開放する。スイッチSW1が開放されると冷陰極管
(7,9)に流れる管電流は遮断され冷陰極管(7,
9)は点灯せず,冷陰極管(8,10)の二灯のみが点
灯している状態となる。また,電流検出回路4にて管電
流を検出し,制御回路5へ出力されたデータが設定値以
上になる場合は,制御回路5からハイ・レベル信号が発
生されなくなる。このように制御回路5からハイ・レベ
ル信号が発生されない場合は,切換器6においてスイッ
チSW1は閉じられる。すると,冷陰極管(7,9)へ
の電流供給が開始され冷陰極管(7〜10)の四灯の全
てが点灯する。冷陰極管の上下各1灯ずつを点灯する場
合は,四灯の全てを点灯させる場合と比較して輝度を低
くしたときに安定した点灯状態を保持することできる。
したがって,冷陰極管の上下各1灯ずつを点灯する本実
施の形態の調光制御回路を使用すれば,広範な調光範囲
を保持しつつ輝度を低くする場合でも安定した点灯状態
を実現することが可能になる。
を含む点灯装置での冷陰極管の輝度と管電流値との関係
を示す図である。この図2において,A点における管電
流値と比較して管電流値が小さいときは二の冷陰極管の
みが点灯し,A点における管電流値以上の電流値が管電
流として流れるときは,四の冷陰極管すべてが点灯す
る。すなわちA点における管電流値が,ある管電流値に
対応する予め設定される所定のデータ値なる上述の設定
値である。制御回路5からハイ・レベル信号が入力され
ると,切換器6は定常時は閉じられているスイッチSW
1を開放する。スイッチSW1が開放されると冷陰極管
(7,9)に流れる管電流は遮断され冷陰極管(7,
9)は点灯せず,冷陰極管(8,10)の二灯のみが点
灯している状態となる。また,電流検出回路4にて管電
流を検出し,制御回路5へ出力されたデータが設定値以
上になる場合は,制御回路5からハイ・レベル信号が発
生されなくなる。このように制御回路5からハイ・レベ
ル信号が発生されない場合は,切換器6においてスイッ
チSW1は閉じられる。すると,冷陰極管(7,9)へ
の電流供給が開始され冷陰極管(7〜10)の四灯の全
てが点灯する。冷陰極管の上下各1灯ずつを点灯する場
合は,四灯の全てを点灯させる場合と比較して輝度を低
くしたときに安定した点灯状態を保持することできる。
したがって,冷陰極管の上下各1灯ずつを点灯する本実
施の形態の調光制御回路を使用すれば,広範な調光範囲
を保持しつつ輝度を低くする場合でも安定した点灯状態
を実現することが可能になる。
【0023】本発明の実施の形態の調光制御回路では,
本発明の調光制御回路を用いる点灯装置に冷陰極管を上
下各二灯ずつ設置している。更に輝度を向上させるため
に三灯,四灯とした場合にも調光範囲を拡大することが
可能である。また,本実施の形態では冷陰極管が四灯の
場合について説明したが,冷陰極管の数量は用途に応じ
て変更することが可能である。使用する冷陰極管の数量
は特に限定されるものではない。更に,本実施の形態で
は放電管として冷陰極管の場合について説明したが,放
電管であればほかの種類の放電管も使用することが可能
である。
本発明の調光制御回路を用いる点灯装置に冷陰極管を上
下各二灯ずつ設置している。更に輝度を向上させるため
に三灯,四灯とした場合にも調光範囲を拡大することが
可能である。また,本実施の形態では冷陰極管が四灯の
場合について説明したが,冷陰極管の数量は用途に応じ
て変更することが可能である。使用する冷陰極管の数量
は特に限定されるものではない。更に,本実施の形態で
は放電管として冷陰極管の場合について説明したが,放
電管であればほかの種類の放電管も使用することが可能
である。
【0024】以上本発明の実施の形態の調光制御回路に
よれば,冷陰極管(7〜10)に流れる管電流を検出し
て,検出された管電流値に対応するデータを出力する電
流検出回路4と,ある管電流値に対応する予め設定され
る所定のデータ値と電流検出回路4から入力されるデー
タ値とを比較し,この入力されるデータ値が所望の条件
に適合する場合に所定の信号を出力する制御回路5と,
制御回路5からの信号を入力することによって,冷陰極
管(7〜10)の所望輝度に対応する電圧を所定の冷陰
極管(7,9)に印可するか否かが選択される切換器6
と,から成ることによって,表示面の輝度に依存しなく
常時点灯している放電管と,輝度がある値になると点灯
又は消灯する放電管とを設けることができる。これによ
って,表示装置のバックライトの調光範囲を安定した点
灯状態で輝度の少ない領域へ拡大させることが可能にな
る。更に表示面の輝度を低くした場合でも広範な調光範
囲を保持しつつ,全ての放電管を点灯させる場合と比較
して安定した点灯状態を実現することができる。
よれば,冷陰極管(7〜10)に流れる管電流を検出し
て,検出された管電流値に対応するデータを出力する電
流検出回路4と,ある管電流値に対応する予め設定され
る所定のデータ値と電流検出回路4から入力されるデー
タ値とを比較し,この入力されるデータ値が所望の条件
に適合する場合に所定の信号を出力する制御回路5と,
制御回路5からの信号を入力することによって,冷陰極
管(7〜10)の所望輝度に対応する電圧を所定の冷陰
極管(7,9)に印可するか否かが選択される切換器6
と,から成ることによって,表示面の輝度に依存しなく
常時点灯している放電管と,輝度がある値になると点灯
又は消灯する放電管とを設けることができる。これによ
って,表示装置のバックライトの調光範囲を安定した点
灯状態で輝度の少ない領域へ拡大させることが可能にな
る。更に表示面の輝度を低くした場合でも広範な調光範
囲を保持しつつ,全ての放電管を点灯させる場合と比較
して安定した点灯状態を実現することができる。
【0025】
【発明の効果】以上によって本発明の調光制御回路で
は,表示装置のバックライトの調光範囲を安定した点灯
状態で輝度の少ない領域へ拡大させることが可能にな
る。更に表示面の輝度を低くした場合でも広範な調光範
囲を保持しつつ,全ての放電管を点灯させる場合と比較
して安定した点灯状態を実現することができる。
は,表示装置のバックライトの調光範囲を安定した点灯
状態で輝度の少ない領域へ拡大させることが可能にな
る。更に表示面の輝度を低くした場合でも広範な調光範
囲を保持しつつ,全ての放電管を点灯させる場合と比較
して安定した点灯状態を実現することができる。
【図1】 本発明における実施の形態の調光制御回路を
含む点灯装置部分を示すブロック図である。
含む点灯装置部分を示すブロック図である。
【図2】 本発明における実施の形態の調光制御回路を
含む点灯装置での管電流値と冷陰極管の輝度との関係を
示す図である。
含む点灯装置での管電流値と冷陰極管の輝度との関係を
示す図である。
【図3】 本発明における実施の形態の調光制御回路を
含む点灯装置部分における輝度コントロール信号と管電
流との関係を示す図である。
含む点灯装置部分における輝度コントロール信号と管電
流との関係を示す図である。
【図4】 本発明における実施の形態の調光制御回路の
液晶ディスプレイとしての回路全体を示すブロック図で
ある。
液晶ディスプレイとしての回路全体を示すブロック図で
ある。
1 インバータ 2 電源 3 輝度ボリューム回路 4 電流検出回路 5 制御回路 6 切換器 7 冷陰極管 8 冷陰極管 9 冷陰極管 10 冷陰極管
Claims (7)
- 【請求項1】 放電管に流れる管電流を検出して,検出
された管電流値に対応するデータを出力する電流検出回
路と,ある管電流値に対応する予め設定される所定のデ
ータ値(以下設定値と称する)と電流検出回路から入力
されるデータ値とを比較し,この入力されるデータ値が
所望の条件に適合する場合に所定の信号を出力する制御
回路と,制御回路からの信号を入力することによって,
放電管の所望輝度に対応する電圧を所定の放電管に印可
するか否かが選択される切換器と,から成ることを特徴
とする調光制御回路。 - 【請求項2】 前記所望の条件は,前記電流検出回路か
ら入力されたデータ値と比較して前記設定値が大きいこ
とであることを特徴とする請求項1に記載の調光制御回
路。 - 【請求項3】 前記切換器は,前記制御回路の出力信号
によってスイッチがオンオフされることを特徴とする請
求項1又は請求項2に記載の調光制御回路。 - 【請求項4】 前記切換器を介して前記制御回路と接続
する放電管は所定数の放電管のみであることを特徴とす
る請求項1から請求項3のいずれか一に記載の調光制御
回路。 - 【請求項5】 一端を前記電流検出回路及び前記切換器
及び所定の放電管と接続して他端を電源と接続するイン
バータに放電管の輝度を調整する輝度コントロール信号
が入力されることを特徴とする請求項1から請求項4の
いずれか一に記載の調光制御回路。 - 【請求項6】 前記輝度コントロール信号は電圧値を変
化させることによって信号が有する情報を変化させるこ
とを特徴とする請求項5に記載の調光制御回路。 - 【請求項7】 前記切換器を経由して前記制御回路と接
続する放電管を除く全ての放電管の入力端子と,前記電
流検出回路の制御回路と接続する端子とは別の端子とが
接続して,更にインバータを介して電源に接続させるこ
とを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一に記
載の調光制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34134799A JP2001155892A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 調光制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34134799A JP2001155892A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 調光制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001155892A true JP2001155892A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18345369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34134799A Pending JP2001155892A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 調光制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001155892A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100799404B1 (ko) | 2005-08-23 | 2008-01-30 | 엔이씨 엘씨디 테크놀로지스, 엘티디. | 냉음극관 점등 장치, 상기 냉음극관 점등 장치에 이용되는 관전류 검출 회로, 및 관전류 제어 방법 |
WO2008087844A1 (ja) * | 2007-01-16 | 2008-07-24 | Panasonic Corporation | 調光装置 |
JP2010040359A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Kuroi Electric Co Ltd | 放電灯選択装置及び放電灯点灯装置 |
JP2011018467A (ja) * | 2009-07-07 | 2011-01-27 | Iwasaki Electric Co Ltd | トンネル照明システム |
-
1999
- 1999-11-30 JP JP34134799A patent/JP2001155892A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100799404B1 (ko) | 2005-08-23 | 2008-01-30 | 엔이씨 엘씨디 테크놀로지스, 엘티디. | 냉음극관 점등 장치, 상기 냉음극관 점등 장치에 이용되는 관전류 검출 회로, 및 관전류 제어 방법 |
WO2008087844A1 (ja) * | 2007-01-16 | 2008-07-24 | Panasonic Corporation | 調光装置 |
JP2010040359A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Kuroi Electric Co Ltd | 放電灯選択装置及び放電灯点灯装置 |
JP2011018467A (ja) * | 2009-07-07 | 2011-01-27 | Iwasaki Electric Co Ltd | トンネル照明システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040512 |