JP2001155878A - 低コストの精密電子式始動器 - Google Patents

低コストの精密電子式始動器

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JP2001155878A
JP2001155878A JP2000295358A JP2000295358A JP2001155878A JP 2001155878 A JP2001155878 A JP 2001155878A JP 2000295358 A JP2000295358 A JP 2000295358A JP 2000295358 A JP2000295358 A JP 2000295358A JP 2001155878 A JP2001155878 A JP 2001155878A
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lamp
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pulse
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JP2000295358A
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Louis Robert Nerone
ルイス・ロバート・ネロン
Mircea Voskerician
ミルシア・ヴォスケリシアン
Laszlo Ilyes
ラズロ・イルイェス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/02Details
    • H05B41/04Starting switches
    • H05B41/042Starting switches using semiconductor devices
    • H05B41/044Starting switches using semiconductor devices for lamp provided with pre-heating electrodes
    • H05B41/046Starting switches using semiconductor devices for lamp provided with pre-heating electrodes using controlled semiconductor devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S315/00Electric lamp and discharge devices: systems
    • Y10S315/07Starting and control circuits for gas discharge lamp using transistors

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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 線路電圧源(12)と電磁式安定器(14)
とランプ(16)とを有する照明回路(10)における
電子式始動器を提供する。 【解決手段】 一態様では、電子式始動器(18)は、
パルス発生回路(60、62、64)と、ランプの第1
及び第2の陰極(22、26)に、パルス発生回路によ
り発生される陰極電流パルス(74)を供給するように
接続するスイッチ(30)とを含む。パルス発生回路と
スイッチは、パルス発生回路が陰極及びに供給される陰
極電流パルスの持続時間を制限するように動作する。陰
極電流パルスにより陰極に供給される電流を感知するた
めに、帰還回路又はパルスタイムアウト回路(116、
118、120、121、128、130)を使用して
も良い。少なくとも所定の値と等しい電流値を感知する
と、帰還回路は電子式始動器(102、159)の動作
を停止させるように動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス放電ランプの始
動に関し、特に、そのようなランプを始動する電子式始
動器に関する。
【0002】
【発明の背景】従来から用いられている電子式始動器
は、グロースターターなどの他の始動装置と比較して高
価であった。更に、既存の電子式始動器で行われている
寿命保護は望ましいものとはいえず、一般に、そのよう
な始動器はランプを数回パルス動作させるため、従来の
ランプを始動させる際には目に見えるちらつきが発生す
るという望ましくない事態を招いていた。本発明は、ラ
ンプの瞬時始動を可能にし、寿命保護を改善し且つ低コ
ストに構成された電子式始動器を提供することにより、
既存の電子式始動器の上記の欠陥及びその他の欠点を克
服する。
【0003】
【発明の概要】本発明は、線路電圧源と電磁式安定器と
ランプとを有する照明回路において、電子式始動器を提
供する。この電子式始動器は、スイッチと、パルス発生
回路と、パルスタイムアウト回路とを含む。パルス発生
回路は、ランプの第1及び第2の陰極に接続されたスイ
ッチに供給されるランプ始動パルスを発生するために使
用される。パルスタイムアウト回路はパルス発生回路に
接続し、ランプの陰極に供給されるランプ始動パルスの
数を制限する。
【0004】ランプに供給されるランプ始動パルスを感
知するためのセンサ装置を含む帰還回路が設けられてい
る。センサ装置は感知した値を帰還スイッチに供給し、
帰還スイッチは、所定の電流値が感知されたときに電子
式始動器の動作を停止させるように動作する。
【0005】電子式始動器は、停止回路と、停止タイマ
ー回路とを有するように構成される。停止回路は、停止
タイマー回路の構成に基づいて、所定の期間の後に電子
式始動器の動作を停止させる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、線路電圧源12と安定器
14とランプ16と電子式始動器18とを有する照明シ
ステム10を示す。線路電圧源12は120v/60H
z、277v/60Hz、230v/50Hz及び34
7v/60Hzの電力系統を含むいくつかの電圧源のう
ちの1つであれば良いが、それらには限定されない。安
定器14は単巻き変圧器を含め、線路電圧源12と関連
して動作するように設計されたいくつかの種類の電磁式
安定器のうちの1つであれば良いが、この明細書におい
ては、便宜上、2ヘンリー素子であると考えても良い。
ランプ16はガス放電ランプであり、この実施例では2
6ワットの蛍光灯であるが、本発明と組み合わせて他の
種類、別のワット数の放電ランプを実現することも可能
であろう。
【0007】電子式始動器18は半波整流モードで動作
するように設計されており、ランプ16を通常は照明回
路10の起動から750ms以内に始動させる瞬時型始
動器として動作する。
【0008】ランプ16はリード線を4本有するランプ
であり、その第1の外側リード線20は安定器14から
第1の陰極22へ延在し、第2の外側リード線24は線
路電圧源12から陰極26へ延在している。第1の内側
リード線28は陰極22とトランジスタ30のドレイン
との間に接続されている。第2の内側リード線32は陰
極26から、整流/ブロッキングダイオード34に至る
接続点に接続されている。整流/ブロッキングダイオー
ド34はトランジスタ30のソースに接続されている。
第2の内側リード線32は、直列接続の一対の抵抗器3
8及び40に更に接続されている。この実施例では、抵
抗器38及び40は別個の素子として示されているが、
これらの素子の抵抗を別の構成で与えるようにしても良
い。
【0009】電子式始動器18は正電圧バス44と共通
バス46とを含み、正電圧バス44と共通バス46との
間でダイオード50と直列にツェナーダイオード48が
接続されている。バス44及び46の間には、停止タイ
マー回路(52、54、56)を含む停止回路(52、
54、56、58)も接続されている。この停止タイマ
ー回路のコンデンサ54が抵抗器52に接続され、抵抗
器52がダイオード56と並列に接続されている。抵抗
器38及び40は、2入力、カッドシュミットトリガチ
ップのNANDゲートで構成し得るトリガ停止素子58
の第1の入力端子58(1)に接続されている。停止素
子58への第2の入力端子58(2)への入力は、停止
タイマー回路(52、54、56)を介して供給され
る。停止素子58の出力は、ORゲートとして構成され
得るパルス発生装置60の第1の入力端子60(1)を
介してパルス発生回路(60、62、64)に供給され
る。ORゲート60の第2の入力端子60(2)への入
力は、抵抗器62とコンデンサ64とで構成されている
パルスタイムアウト回路(62、64)から供給され
る。パルス発生装置60の出力は、例えば、FETであ
る始動器スイッチ30のゲートに供給される。バスフィ
ルタリング回路(66、68)は、コンデンサ66と抵
抗器68の並列接続構成により形成されている。
【0010】図2は、線路電圧源12の全波信号72か
ら電子式始動器18により発生される半波整流パルス列
70を示す。全波信号72の整流は、整流/ブロッキン
グダイオード34を使用することにより実行される。電
子式始動器18は、電子式始動器18が自動的に動作停
止されるまでパルス列70が持続するように設計されて
いる。この動作停止機能は、ランプ16をストライク
(点弧)するためになされるいくつかの試みを制御する
ために、電子式始動器18に組み込まれている。この構
成は、ランプ16及びその照明器具を損傷から保護する
ために、ランプ16の無制御点弧が起こらないようにす
る安全機能として働く。
【0011】陰極電流パルス74は、パルス列70の正
に向かう期間76中に発生されて、ランプ16に供給さ
れる。負に向かう期間78中にはパルスは供給されな
い。すなわち、陰極電流パルス74は正に向かう期間7
6の開始部分80の間に供給される。
【0012】パルス列70のピーク82において陰極電
流パルス74によりランプ16が点弧されるのは重大な
ことではない。ピーク82でランプを点弧することはエ
ネルギーの供給を最適にするであろうが、正に向かう期
間76の最小範囲においてもランプ16が始動すること
がわかっている。全波信号72の負に向かう期間でパル
スを供給するように他の実施例を設計できることを理解
すべきである。
【0013】電子式始動器18の動作に戻って説明する
と、照明回路10はスイッチ又は他の機構によって給電
を停止される、すなわち、照明回路10から線路電圧源
12が遮断されると考えられる。最初に起動されると
き、線路電圧源12が電子式始動器18に電力を供給す
ると、NANDゲート58の第1の入力端子58(1)
は抵抗器38及び40を介して「高」状態になる。照明
回路10の初期起動時にはコンデンサ54は完全に放電
しており、従って、短絡として現れているので、その結
果、第2の入力端子58(2)は抵抗器52により給電
されるため、第2の入力端子58(2)も「高」にな
る。2つの入力が「高」であるので、NANDゲート5
8からの出力は当初は「低」であり、この出力はORゲ
ート60の反転入力端子60(1)に供給される。
【0014】始動時のもう1つの動作として、ORゲー
ト60の第2の入力端子60(2)が「低」になること
が挙げられる。これは、当初、コンデンサ64が放電し
ているために、入力端子60(2)が「低」になるから
である。すなわち、入力が反転されるORゲート60は
2つの「低」信号を受信することになる。これらの
「低」信号はORゲート60の反転入力端子により
「高」信号に変換され、その結果、出力端子60(3)
の状態は「高」になる。この「高」出力はトランジスタ
30のベースに供給されるので、トランジスタ30はオ
ンする。しかし、全波信号72は電子式始動器18で負
の半サイクルにあるために、ダイオード34はブロッキ
ングモードにあるので、トランジスタ30には電流は流
れない。
【0015】全波信号72が負の半サイクルにあり、且
つダイオード34がオフされているときでも、電流は陰
極26を介して正電圧バス44へ流れることができると
いうことがわかる。正電圧バス44にエネルギーが与え
られると、NANDゲート58及びORゲート60など
のCMOS論理デバイスが動作する。
【0016】全波信号72が負の半サイクルから正の半
サイクルに変化すると、入力端子58(1)及び58
(2)は、すでに「高」ではないので、NANDゲート
58の出力端子が「高」に駆動される。特に、ダイオー
ド34がすでにブロッキングを停止し、抵抗器38及び
40の端子電圧が降下するので、入力58(1)は
「低」となる。この動作により、ORゲート60の反転
入力端子60(1)は「低」となる。
【0017】NANDゲート58の出力が「高」になっ
ても、ORゲート60により発生される信号が直ちにオ
フされるわけではない。コンデンサ64は十分に充電さ
れないため、入力端子60(2)の入力は依然として
「低」になる。抵抗器62の作用によってコンデンサ6
4は充電し、十分に高いレベルに達すると、入力端子6
0(2)の入力は「高」になり、その結果、ORゲート
60は「低」になり、FET30は全波信号72のその
正サイクルの間オフされる。
【0018】コンデンサ64が充電中、回路電圧がFE
T30を介して順方向に流れており、且つ出力端子60
(3)の出力が「高」であるとき、FET30は導通
し、陰極電流パルス74は陰極22及び26を点弧す
る。陰極電流パルス74が終了した時点で、ランプ電圧
パルス83が現れて、ランプを始動する。ランプ電圧パ
ルス83が適切にランプを始動させると、始動器回路1
8の電圧はNANDゲートの入力端子58(1)の入力
が閾値に到達するのを十分に阻止しうる「低」状態まで
低下するので、電子式始動器がランプ16をパルス動作
させる事態は有効に防止される。
【0019】これに対し、ランプ電圧パルス83が十分
にランプ16を点灯できない場合には、陰極電流パルス
74はランプが始動するまで、又は停止コンデンサ54
がNANDゲート60の動作を停止させる電圧を得るま
で繰り返し発生され続ける。コンデンサ64の充電が完
了すると、陰極電流パルス74は打ち切られる。このパ
ルス動作は、タイミングコンデンサ54が入力端子58
(2)の入力を「高」から「低」に切り替えるのに十分
な高いレベルまで充電し、その結果、NANDゲート5
8から永久に「高」出力が得られるようになるまで、又
はランプ16が点灯するまで、全波信号72が正部分と
負部分の間でサイクル変化している間は繰り返される。
これにより、反転入力端子60(1)では絶えず「低」
の入力が現れていることになる。コンデンサ64が十分
に充電して、反転入力端子60(2)もlowになる
と、電子式始動器18の動作は停止される。
【0020】従って、電子式始動器18の動作が自動的
に停止される前に電子式始動器18から利用できるラン
プ始動パルス74の数は限られている。
【0021】停止タイムアウト回路52及び54は、コ
ンデンサ54が十分な値まで充電したならば、コンデン
サ54は入力端子58(1)の入力を「低」にし、且つ
回路10に供給される電力を遮断するなど、電子式始動
器18がリセットされるまで電子式始動器18の動作が
停止するように構成されている。回路10への供給電力
の遮断は、例えば、光スイッチをオフにするなどの手段
により行われれば良い。
【0022】パルスタイムアウト回路(62、64)
は、全波信号72の正部分の一部に相当する時間だけO
Rゲート60がFET30をオンするように、ORゲー
ト60の期間出力を「高」出力で発生する。
【0023】回路10の動作が停止すると、コンデンサ
54は放電する。線路電圧源12が遮断されたならば、
再起動時には(すなわち、光スイッチがオンされたとき
には)、電子式始動器18は先に説明したパルス列70
を再び発生するように、コンデンサ54は抵抗器68を
介して急速に放電する。
【0024】ツェナーダイオード48は、電子式始動器
18のバスを10ボルトなどの所望の電圧レベルに維持
する目的でバスを調整するために使用される。ダイオー
ド50は高速ブロッキングダイオードである。
【0025】以上の説明から、照明回路10に印加され
る電圧がその動作電圧まで増加して行く間に電子式始動
器18は半波モードで動作することがわかる。全波信号
72の負の半サイクルの間、FET30はオンされ、そ
のとき、ダイオード34はブロッキングモードにあるの
で、FET30がオンされたときに電流は流れない。次
の正の半サイクルが始まっても、FET30はオンのま
まであるため、半波電流は陰極22及び26を介して増
加する。正の半サイクルが始まった後のある時点で、パ
ルス発生回路(60、62、64)はFET30をオフ
させる。
【0026】抵抗器62の値とコンデンサ64の値とを
乗算した値に等しい時定数τ(t)は、ランプの陰極を
流れる電流の量を判定するために使用される。FET3
0がオフすると、電流の流れが止まるため、FET30
はアバランシェを生じる。その結果、高電圧始動パルス
83がランプ16に印加される。ランプ16が始動でき
なかった場合、電子式始動器18は、パルスタイマー回
路(52、54)がNANDゲート58の動作を停止さ
せるまで、パルス列70のパルスを発生し続ける。従っ
て、ランプ16が所定の期間の中で始動できなかったと
きには、本発明の電子式始動器18の動作は停止され
る。抵抗器52及びコンデンサ54について特定の値を
選択することにより、パルス列70の長さが決まる。一
実施例では、抵抗器52及びコンデンサ54は、3/4
秒のパルス列タイムアウト周期を規定するように選択さ
れている。
【0027】ランプ16が点灯する前に、パルス列70
はランプ16の陰極22及び26を介して電流を引き出
すが、そのような電流が陰極22及び26に及ぼす加熱
効果は最小限に抑えられている。陰極22及び26が電
流を引き出すにつれて、ランプ16を始動させるのに要
するエネルギーの量は減少する。最終的に、正規の動作
条件の下では、ガスが持続する放電状態に達したとき
に、いくつかの始動パルス83の中の1つがランプ16
を始動させる。ランプ16の始動が起こると、電流は直
接ランプ16を介して引き出されるようになり、必然的
に電子式始動器18は回路10から遮断される。
【0028】ランプの動作温度と、顧客の使用条件に固
有である線路電圧のばらつきとを考慮に入れることによ
り、線路電圧を自在に選択できるように電子式始動器1
8を設計しても良い。ランプ16などのランプを始動さ
せるための動作パラメータは、通常−9℃から+70℃
である。従って、電子式始動器18の構成部品を選択す
るに際しては、動作温度及びその他の温度の変動を考慮
に入れなければならない。構成部品の数値を慎重に設定
することにより、製品の典型的な指定温度範囲を外れて
も、ランプは十分に点灯できるようになる。
【0029】以下に、図1の電子式始動器18の構成部
品の数値及び指定を示す。
【0030】 トランジスタ30: 1N80;800V、MOSFET ダイオード34: 1N4007;1a、1000V 抵抗器38: 100Kオーム 抵抗器40: 100Kオーム ツェナーダイオード48: 1N5240;10V ダイオード50: 1N4148 抵抗器52: 5.6Mオーム コンデンサ54: 1マイクロファラド ダイオード56: 1N4148 NANDゲート58: 4093−1 ORゲート60: 4093−2 抵抗器62: 680Kオーム コンデンサ64: 10ナノファラド コンデンサ66: 1マイクロファラド 抵抗器68: 100Kオーム。
【0031】図3を参照すると、図1と同様の線路電圧
源12、安定器14及びランプ16を含む照明回路10
0が示されている。更に、帰還回路の使用により、ラン
プ16に供給される電流の精密制御を実行するように設
計された電子式始動器102も含まれている。この実施
例では、ダイオード104及び106から構成される分
圧器回路網が入力抵抗器107に接続されている。ま
た、電子式始動器102の一部として、パルス発生回路
(108、110、112、152、154)と、帰還
パルスタイムアウト回路(116、118、120、1
21、128、130)と、停止回路(114、12
2、124、146)と、放電回路(140、142、
144)と、スイッチ(126)と、整流/ブロッキン
グダイオード156と、ヒューズ素子(150)とが含
まれている。抵抗器回路網(108、110)は、NA
NDゲート112、114、116及び118により表
されている、カッド2入力シュミットトリガチップなど
の論理素子の第1の入力端子を駆動するために使用され
る。NANDゲート116及び118は、NANDゲー
ト112の出力端子からの入力と、BJTトランジスタ
120を介して供給される帰還電流とを受け取るラッチ
構成で形成されている。このトランジスタのエミッタは
接地点に接続され、コレクタは抵抗器121を介して正
バスに接続されている。照明回路100の停止回路は抵
抗器122とコンデンサ124とNANDゲート114
により画成されている。
【0032】ラッチ回路(116、118)が作動され
ると、NANDゲート116からFET126のゲート
に「高」信号が供給される。図1及び図2の説明と同様
に、半波整流パルス列70が発生される。全波信号72
の整流は、整流/ブロッキングダイオード156を使用
することにより行われる。このパルス列70から、ラン
プ始動器パルス74が生み出され、ランプ16に供給さ
れる。しかし、この実施例では、ランプ始動器パルス7
4は、帰還制御のために、感知抵抗器128及びベース
抵抗器130により感知される。
【0033】感知抵抗器128の電圧はランプ16によ
り取り出されるべき電流の量に比例し、ベース抵抗器1
30で発生する電圧はトランジスタ120をオンするた
めのベース電流として使用される。抵抗器128及び1
30の値は、ランプ16を流れる電流が所定の値に達し
たとき、十分なベース電流が抵抗器130を介して供給
されて、トランジスタ120がオンするように選択され
れば良い。トランジスタ120はエミッタで接地点に接
続されているので、トランジスタ120が接地電位とさ
れると、NANDゲート118の入力端子118(1)
は「低」になる。これは、NANDゲート116及び1
18により形成されるラッチをリセットする働きをし、
これにより、電子式始動器102の動作は停止される。
【0034】以上の動作は、回路10が動作されたとき
に、パルス74の振幅がタイマー回路(62、64)を
介して間接的に判定されるだけであった図1の電子式始
動器18とは異なっている。この実施例においては、ラ
ンプ16で所定の電流レベルが感知された後、ラッチ
(116、118)を使用して、FET126をオフし
ているので、陰極22及び26を流れる電流の量を精密
に制御することができる。すなわち、抵抗器128と、
抵抗器130と、トランジスタ120と、ラッチ116
及び118とから構成される帰還回路の使用によって、
ランプ16に供給されるエネルギーの量を精密に制御で
き、その結果、FET126は保護される。
【0035】陰極22及び26を介して流れる電流の量
は、抵抗器128及び130の値を調整することにより
制御される。抵抗器128及び130の値が増すと、ト
ランジスタ120はより早い期間でオンして、ラッチ
(116、118)をリセットし、電流パルス74を終
止させることになる。
【0036】停止回路(114、122、124、14
6)は、始動時間中に発生する電流パルスの数を判定す
る。陰極22及び26が繰り返し点弧されると、ランプ
陰極及び安定器の加熱によって望ましくない製品の故障
が発生するおそれがあるため、ランプパルス74の数を
制御することが望ましい。
【0037】電子式始動器102は、パルス列70がタ
イムアウトとなった後、電子式始動器102を再び動作
させるために、回路100に供給される電力を遮断する
ように設計されている。これは、単にスイッチをオフ位
置に切り替え、その後、スイッチをオン位置に戻すこと
により回路100を再び始動することによって実現され
れば良い。
【0038】また、電子式始動器102は、照明回路1
00の再起動時にコンデンサ124が充電されないのが
望ましい構成となっている。これは、回路100が再始
動を試みないと考えられるからである。従って、回路1
00は、回路100が動作を停止したときにコンデンサ
124が放電抵抗器142を介して接地点へ放電するた
めの経路を形成する放電ダイオード140を含む。ここ
で、コンデンサ144はコンデンサ124より高い値を
有する。これにより、ランプ16を始動させるためのほ
ぼ瞬時のオン/オフ切り替え動作が可能になる。
【0039】入力抵抗器107及び108は、照明回路
100により大きな融通性を与えるために、互いに分割
されている。この実施例では、抵抗器107は回路を充
電するために正バスに向かう電流の量を制限するために
使用され、抵抗器108は制御素子、すなわち、NAN
Dゲート112、114、116及び118の性能を最
良にするように選択される。
【0040】ヒューズ150はFET126と直列に接
続されている。FET126が故障して、高い電流が流
れた場合には、ヒューズ150が切れて、ランプ16を
含む回路100及び照明器具の損傷を防止する。
【0041】NANDゲート114に注目すると、回路
100が最初に起動されたとき、停止コンデンサ124
は完全に放電する。従って、NANDゲート114の入
力端子114(1)は、当初、「低」になり、始動器バ
ス160に接続している入力端子114(2)は「高」
になる。この「高」と「低」の組み合わせによって、出
力端子114(3)の出力は「高」になるので、ダイオ
ード146はブロッキング状態となる。従って、NAN
Dゲート112の入力端子112(1)の入力は、全波
信号72の負の半サイクルで自由にその状態を変えるこ
とができる。
【0042】最大で約750msのある期間にわたり、
停止コンデンサ124は停止抵抗器122を介して十分
に充電し、入力端子114(1)を「高」にする。入力
端子114(1)及び114(2)の入力が「高」であ
るとき、出力端子114(3)の出力は「低」になり、
ダイオード146をブロッキング状態からパス状態に変
化させる。その結果、NANDゲート112の入力端子
112(1)は、回路100がオンしている残り時間中
は「低」になる。以上の動作によって、電子式始動器1
02の動作は停止される。この状態は、回路100がパ
ワーダウンされ、回路100が自らリセットするまで続
く。この動作により、停止回路はFET126による過
剰な数のパルス74を阻止する。尚、FET126は、
発振器として構成され且つ線同期されるNANDゲート
112によってパルス動作される。従って、NANDゲ
ート112は、ラッチ(116、118)を介して処理
されるパルスを供給する同期パルス源である。
【0043】照明回路100は概念上は図1の照明回路
10と同様に動作することがわかる。しかし、図1の電
子式始動器18は、ランプ16に電流が印加される時間
の長さを制御することにより、陰極を介して流れる電流
を制御していた。これに対し、図3の実施例では、ラッ
チ(116、118)の動作を制御する感知電流を得る
ことにより、陰極電流を直接制御する。ラッチ(11
6、118)は、感知抵抗器128で発生される電圧を
感知する感知トランジスタ120を起動することにより
リセットされる。感知抵抗器128の電圧がvbeに達
すると、感知トランジスタ120がオンして、ラッチ
(116、118)をリセットし、その結果、FET1
26がオフする。
【0044】図1の回路とは異なり、電流の大きさは感
知トランジスタ120のエミッタ電圧と、感知抵抗器1
28の値とによって決まる。従って、回路100は、線
路電圧に関わらず、陰極を介する同じピーク電流を発生
する。
【0045】更に図3を参照すると、始動器バス157
はNANDゲート112、114、116、118に電
力を供給して、起動時間を短縮する。従って、バス16
0は抵抗器107と、線路電圧源12とに接続してい
る。これに対し、抵抗器108を介して駆動されるNA
NDゲート112のゲート112(1)に対する入力
は、NANDゲート112、114、116、118を
起動するために必要なエネルギーより小さなエネルギー
しか必要としないので、抵抗器107の抵抗と比較し
て、抵抗器108にはより大きな抵抗が与えられてい
る。そこで、抵抗器108は抵抗器110を介して接地
点に接続している。このように、ゲート112(1)に
は正電圧が印加されるであろうが、取り出される電流の
量は著しく少なくなる。
【0046】ダイオード156は、図1のダイオード3
4と同様に、ブロッキング/整流ダイオードとして機能
する。
【0047】電子式始動器102は、NANDゲートな
どの論理素子112と、抵抗器152及びコンデンサ1
54を有し、ランプ始動パルス74を発生するパルスタ
イミング回路とから構成されるパルス発生回路(10
8、110、112、152、154)を含む。停止回
路(114、122、124、146)はNANDゲー
トなどの論理素子114と、抵抗器122及びコンデン
サ124から構成される停止タイミング回路網とを有す
る。停止回路(114、122、124)はパルス発生
回路に接続しており、これにより、パルス発生回路(1
08、110、112、152、154)は、陰極2
2、26に供給されるランプ始動パルス74の持続時間
を制限すると共に、陰極22、26に対する高電流など
の所定の事象の後に電子式始動器102の動作を停止さ
せるように動作する。
【0048】この回路100の実施例は、停止回路(1
14、122、124、146)を組み込んだ電子式始
動器102を含む。本発明の概念に従った電子式始動器
はそのような停止メカニズムなしでも動作するように構
成されても良いことを理解すべきである。
【0049】すなわち、そのような電子式始動器159
が図4に示す照明回路160に組み込まれている。尚、
図3の電子式始動器102で提供されているのと同一で
ある素子には同じ図中符号を付して示してある。
【0050】この装置の動作に注目すると、最初の負の
半サイクルの開始時に、NANDゲート112の入力端
子112(1)は「高(真)」状態に移行する。コンデ
ンサ154が抵抗器152を介して充電するにつれて、
入力端子112(2)も最終的には「高(真)」状態に
移行し、出力端子112(3)を「低」にする。この動
作によって、電流帰還回路のラッチ(116、118)
(例えば、S−R NANDラッチ)はNANDゲート
116の入力端子116(1)を介して「高」状態に設
定される。帰還回路の出力が「高」のままである間、ス
イッチ126が起動される。しかし、ブロッキングダイ
オード156を使用しているため、負の半サイクルの
間、いずれの時点においてもスイッチ126には電流は
流れない。コンデンサ154と抵抗器156により与え
られる遅延は、ラッチ(116、118)及びスイッチ
126の偽トリガを防止する。
【0051】正の半サイクルの開始時に、パルス発生回
路のNANDゲート112の入力端子112(1)は
「低」になる。これにより、パルスタイムアウト回路の
状態が直ちに変化することはなく、プルアップ抵抗器1
21の作用によって切り替えの時点では入力端子118
(1)は「高」であるため、特にラッチ(116、11
8)は維持される。その結果、スイッチ126に電流が
流れ始めるので、ランプの陰極22及び26にも電流が
流れる。その電流が増加するにつれて、感知抵抗器12
8の電圧も増加する。
【0052】感知抵抗器128の電圧がトランジスタス
イッチ120のベース/エミッタ間電圧を越えると、ス
イッチ120はオンし、NANDゲート118の入力1
18(1)を「低」にする。この結果、パルスタイムア
ウト回路(116、118、120、121、128、
130)はリセットされ、スイッチ126の電流は遮断
される。蛍光安定器14のインダクタンスが大きいた
め、ランプ116にはスイッチ126のアバランシェ電
圧により制限される高電圧が発生し、その結果、ランプ
の放電ガスはブレークダウンする。その放電が維持され
ると、陰極22と陰極26との間の電圧は減衰する。す
なわち、抵抗器108及び110の値を適正に選択する
ことにより、NANDゲート112の入力端子112
(1)における電圧は論理回路の閾値電圧より低くな
る。これにより、ランプ116の放電が持続しない場合
に電子式始動器159がランプ116に追加の始動パル
スを供給するという事態を有効に防止できる。上述のプ
ロセス全体は、ランプが点灯するまで、すなわち、ガス
放電が自己維持されるようになるまで繰り返される。
【0053】高温による障害を防止するために、リード
コネクタ20、24、28及び32、又は抵抗器128
又はPCBトレースも溶断構造にして良い。尚、先に説
明した他の回路の各々にもそのような防護手段を適宜設
けて良いことに注意すべきである。
【0054】図1の電子式始動器18を停止回路なしで
動作するように設計しても良いことを理解すべきであ
る。
【0055】電子式始動器(18、102、159)を
組み込んだ照明回路(10、100、160)の安定器
14に電力が供給されると、ランプ16は瞬時に始動す
る。これらの始動器を使用してランプ16が数度にわた
りパルス動作されたとしても、それらのパルスは高い周
波数で発生するので、ちらつきが検出されることはほぼ
ない。
【0056】以上説明した電子式始動器は、一般に使用
されている線路電圧及び広い範囲にわたる温度に対して
頑丈で、ちらつきなく動作することができる。始動器は
ランプを瞬時に始動するように設計されており、プラグ
インランプ製品と組み合わせて使用されても良い。ま
た、ランプ、始動器及び陰極の望ましくない障害を排除
するような構成になっている。
【0057】更に、各実施例は、より製造がしやすく、
グロースターターとは異なって放射線の発生が適度であ
る2リード始動器回路を導入することにも注目される
が、これは上述の実施例では重要なことではない。
【0058】電子式始動器102の動作に更に注目し、
本発明の電子式始動器102により動作される特定の電
磁式安定器と比較して、グロースターターを使用し、同
じ安定器を特定の温度で動作させて、様々な試験を実施
した。それらの試験の結果を図5に示す。
【0059】行162及び164は、120V/60H
zの電磁式安定器を使用して実施した試験の結果を示
す。行162のブロック166は、ランプを始動するた
めに使用したグロースターターの試験結果を示す。試験
は−16℃、120Vで実施された。これらのパラメー
タを用いた結果、ランプを始動するために3秒の期間で
フィラメントは4回点弧された。108Vでは、5秒間
に7回の点弧が必要であった。入力電圧を96Vに低下
させたときには、ランプを始動することができなかっ
た。
【0060】行162のブロック168は、ランプを1
10℃、120V入力で始動させようと試みた場合を示
す。これらの条件の下では、ランプを始動するために、
3秒間で5回の点弧が必要であり、また108Vでは、
ランプを始動するために5秒間で8回の点弧が必要であ
り、また96Vでは、ランプを始動するために7秒の周
期で15回の点弧が必要であった。これらの結果を、本
発明による電子式始動器を使用する別の120V/60
Hz安定器を示す行164の結果と比較してみれば良
い。
【0061】行164のブロック170は、120Vと
108Vにおいて−16℃でランプを始動した場合を示
す。これらは共に十分な瞬時始動(タイムアウト以前)
であった。96V入力時には、ランプの始動は起こらな
かった。
【0062】行164のブロック172は、ブロック1
70で実行されたのと同様の動作パラメータを使用し
た、−10℃における試験結果を示す。ブロック174
には+95℃における試験結果を示し、ブロック176
は100℃における結果を示す。
【0063】行178、180は、本発明の電子式始動
器を230V/50Hz安定器及び277V/60Hz
安定器と組み合わせて使用した場合の結果を示す。更
に、行182は、様々な温度で277V/60Hz安定
器と組み合わせて使用してグロースターターの試験結果
を示し、行184は、230V/50Hz安定器と組み
合わせて使用したグロースターターの試験結果を示す。
【0064】「Advance」はノース・アメリカン
・フィリップス社(North AmericanPhilips Corporatio
n)の登録商標であり、「Tridonic」はヅトベル
・アクチエンゲセルシャフト(Zutobel Aktiengesellsch
aft)の登録商標であり、「Robertson」はロバ
ートソン・ワールドワイドdba/ロバートソン・トタ
ンスフォーマ社(Robertson Worldwide dba/Robertson T
ransformers Co.)の登録商標である。
【0065】図3の教示に従った最適の回路の特定の構
成部品の数値及び指定に注目して、以下に提案された電
子式始動器の一実施例の各部品を挙げる。
【0066】 ダイオード104: 1N4148;10V 抵抗器106: 100Kオーム ツェナーダイオード106: 10Vツェナー、6%,500mw 抵抗器108: 2.4Mオーム、1/4w,5% 抵抗器110、142、 200、202: 100Kオーム、0.1w,5% 抵抗器130: 100オーム、0.1w,5% 抵抗器122: 2.4Mオーム、0.1w,5% 抵抗器128: 1オーム、1/4w,5% ダイオード204: 1アンペア、1000V、1N4007 トランジスタ120: PNP,MMBT-3904(SMDSOT23) NPN,CMPT 3904(SMDSOT23) トランジスタ126: 600V MOSFET(SSUN1N60A,T0-251AA) (STD1NB60-1 TO-251-AA) NANDゲート112、114、 116、118: Quad,2入力NAND- シュミットトリガ コンデンサ206: 0.022マイクロファラド、50V,10% コンデンサ124: 0.22マイクロファラド、10V,10% コンデンサ144: 1マイクロファラド、10V,10% ダイオード140: 1N4148 ヒューズ150: 250mA、125V 高速溶断。
【0067】本発明を例として特定の実施例を挙げなが
ら説明したが、数多くの変形及び変更は当業者には明白
であろう。従って、特許請求の範囲は本発明の真の趣旨
に含まれるそのような全ての変形及び変更を包含するも
のであるということを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子式始動器の第1の実施例を取り入
れた照明回路を示す概略回路図。
【図2】本発明の照明回路により発生される様々な波形
図。
【図3】本発明の電子式始動器の第2の実施例を取り入
れた照明回路を示す概略回路図。
【図4】本発明による電子式始動器の第3の実施例を取
り入れた照明回路を示す概略回路図。
【図5】第2の電子式始動器と既存のグロースターター
の動作を比較した図表。
【符号の説明】
10 照明システム 12 線路電圧源 14 安定器 16 ランプ 18 電子式始動器 22、26 陰極 58 停止素子 60 ORゲート 100 照明回路 102 電子式始動器 118 NANDゲート 150 ヒューズ 159 電子式始動器 160 照明回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミルシア・ヴォスケリシアン アメリカ合衆国、オハイオ州、リッチモン ド・ハイツ、ナンバー420ディー、リッチ モンド・パーク・ウエスト、443番 (72)発明者 ラズロ・イルイェス アメリカ合衆国、オハイオ州、リッチモン ド・ハイツ、ハーメス・ロード、23860番

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の波形部分及び第2の波形部分を含
    む全波信号(72)を照明回路(10)に供給する線路
    電圧源(12)と、 第1の端部が線路電圧源(12)に接続されている安定
    器(14)と、 第1及び第2の陰極(22、26)を有し、前記第1の
    陰極(22)が前記安定器(14)の第2の端部に接続
    され、かつ前記第2の陰極(26)が線路電圧源(1
    2)に接続されているランプ(16)と、前記ランプ
    (16)に接続する電子式始動器(30、126)とを
    具備し、 前記電子式始動器は、陰極電流パルス(74)を発生す
    るパルス発生回路((60、62、64)(108、1
    10、112、152、154))と、前記ランプの前
    記第1及び第2の陰極に接続すると共に、前記パルス発
    生回路から前記陰極電流パルス(74)を受信するよう
    に接続する始動器スイッチ(30、126)とを含み、 前記パルス発生回路は、前記陰極(22、26)に供給
    される前記陰極電流パルス(74)を制御するように動
    作すること、を特徴とする照明回路(10)。
  2. 【請求項2】 前記陰極(22、26)に供給される陰
    極電流を感知するように接続されていて、少なくとも所
    定の値と等しい陰極電流値を感知したとき前記電子式始
    動器(102、160)の動作を停止させる帰還回路
    (116、118、120、128、130)を更に含
    む請求項1記載の照明回路。
  3. 【請求項3】 前記帰還回路(116、118、12
    0、128、130)は、前記陰極に供給される前記陰
    極電流パルス(74)を感知する感知回路(128)
    と、前記陰極電流パルス(74)を表す信号を前記感知
    回路から受信するように接続された帰還スイッチ(12
    0)構成とを含み、 前記帰還スイッチが前記感知装置から受信される前記信
    号に従って制御される請求項2記載の照明回路。
  4. 【請求項4】 前記帰還回路は、前記帰還スイッチに接
    続されていて、前記帰還スイッチから所定の電流信号を
    受信したとき、前記電子式始動器(120)の動作を停
    止させるように状態を変えるラッチ回路(116、11
    8)を更に含む請求項3記載の照明回路。
  5. 【請求項5】 前記電子式始動器は、前記ランプの放電
    が自己持続状態に入ったならば陰極電流パルスの前記ラ
    ンプへの供給を停止するように構成されている請求項1
    記載の照明回路。
  6. 【請求項6】 前記パルス発生回路に接続された停止回
    路を更に含み、前記停止回路は所定の事象の後に前記電
    子式始動器の動作を停止させるように機能する請求項1
    記載の照明回路。
  7. 【請求項7】 前記所定の事象は少なくとも所定の期間
    又は感知電流値のいずれかである請求項6記載の照明回
    路。
  8. 【請求項8】 前記停止回路(114、122、12
    4)に接続された放電回路(122、142、144)
    を更に含み、前記線路電圧源(12)が遮断されたと
    き、前記停止回路に対して前記放電回路を介する放電経
    路が形成される請求項7記載の照明回路。
  9. 【請求項9】 前記停止回路((52、54、58)
    (114、122、124、146))は、前記電子式
    始動器(18、102)の活動期間の間に一定の値の第
    1の入力を有する停止装置(58、114)と、前記停
    止装置の第2の入力端子に接続されて、所定の期間の後
    に前記停止回路の前記第2の入力端子への入力を変化さ
    せるように構成されている停止タイマー回路((54、
    58)(122、124))とを含み、 前記停止回路は前記電子式始動器(18、102)の動
    作を停止させるために起動される請求項6記載の照明回
    路。
  10. 【請求項10】 全波信号(72)を半波整流して、半
    波整流電流パルス列(70)を発生する整流回路(3
    4、156)を更に含む請求項1記載の照明回路。
  11. 【請求項11】 前記安定器は120v/60Hz安定
    器、277v/60Hz安定器、347v/60Hz安
    定器及び230v/50Hz安定器のうちの少なくとも
    1つである請求項1記載の照明回路。
  12. 【請求項12】 前記パルス発生回路((60、62、
    64)(108、110、112、152、154))
    は、前記停止回路から第1の入力を受信するパルス発生
    装置(60、112)と、出力を前記パルス発生装置の
    第2の入力に供給するパルスタイムアウト回路(62,
    64)(152、154))とを含み、 前記停止回路が前記電子式始動器(18、102)の動
    作を停止するのに先立って、前記パルスタイムアウト回
    路の出力は前記ランプ(16)に供給される前記陰極電
    流パルス(74)の発生を制御する請求項12記載の照
    明回路。
  13. 【請求項13】 前記スイッチ(126)と前記ランプ
    (16)との間に接続されたヒューズ素子(150)を
    更に含む請求項1記載の照明回路。
  14. 【請求項14】 前記ランプはガス放電ランプである請
    求項1記載の照明回路。
  15. 【請求項15】 線路電圧源(12)と、安定器(1
    4)と、ランプ(16)と、ランプ(16)に接続する
    電子式始動器(18、102)とを有する照明回路(1
    0)において、電子式始動器が、 陰極電流パルス(74)を発生するパルス発生回路
    ((60、62、64)(108、110、112、1
    52、154))と、 前記ランプの第1及び第2の陰極に接続されると共に、
    前記パルス発生回路から前記陰極電流パルス(74)を
    受信するように接続されているスイッチ(30、12
    0)と、 前記線路電圧源により供給される全波信号(72)を半
    波整流する整流回路(34、156)とを具備し、 前記パルス発生回路は前記陰極(22、26)に供給さ
    れる前記陰極電流パルス(74)の持続時間を制限する
    ように動作し、且つ前記停止回路は所定の事象の後に前
    記電子式始動器(18、102)の動作を停止させるよ
    うに動作し、 電子式始動器が更に、前記陰極電流パルス(74)によ
    り前記陰極(22、26)に供給される電流を感知する
    ように接続されて、少なくとも所定の値と等しい電流値
    を感知したとき前記電子式始動器(102)の動作を停
    止させる帰還回路(116、118、120、128、
    130)を含んでいること、を特徴とする照明回路。
  16. 【請求項16】 前記パルス発生回路に接続された停止
    回路と、前記停止回路に接続された放電回路とを更に含
    み、前記線路電圧源が遮断されたとき、前記停止回路に
    対して前記放電回路を介して放電経路が形成される請求
    項15記載の電子式始動器。
  17. 【請求項17】 前記安定器は120V/60Hz安定
    器、277V/60Hz安定器、347V/60Hz安
    定器及び230V/50Hz安定器のうちの少なくとも
    1つである請求項15記載の電子式始動器。
  18. 【請求項18】 前記停止回路((52、54、56、
    58)(114、122、124、146))は、前記
    電子式始動器(18、102)の活動期間の間に一定の
    値の第1の入力を有する停止論理装置(58、114)
    と、前記停止論理装置の第2の入力端子に接続されて、
    所定の期間の後に前記停止論理回路の前記第2の入力端
    子への入力を変化させるように構成された停止タイマー
    回路網((54、58)(122、124))とを含
    み、 前記停止回路は前記電子式始動器(18、102)の動
    作を停止させるために起動される請求項16記載の電子
    式始動器。
  19. 【請求項19】 前記帰還回路(116、118、12
    0、128、130)は、前記ランプ(16)に供給さ
    れる前記陰極電流パルス(74)を感知する感知回路
    (128)と、前記ランプ始動パルス(74)を表す信
    号を前記感知装置から受信するように接続されて、前記
    感知装置から受信される前記信号に従って制御される帰
    還スイッチ(120)構成とを含む請求項15記載の電
    子式始動器。
  20. 【請求項20】 前記帰還スイッチ(120)に接続さ
    れていて、前記帰還スイッチから所定の信号を受信した
    とき、前記電子式始動器(102)の動作を停止させる
    ように状態を変えるラッチ回路(116、118)を更
    に含む請求項19記載の電子式始動器。
JP2000295358A 1999-09-29 2000-09-28 低コストの精密電子式始動器 Withdrawn JP2001155878A (ja)

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