JP2001155822A - シールドコネクタ - Google Patents

シールドコネクタ

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JP2001155822A
JP2001155822A JP33735699A JP33735699A JP2001155822A JP 2001155822 A JP2001155822 A JP 2001155822A JP 33735699 A JP33735699 A JP 33735699A JP 33735699 A JP33735699 A JP 33735699A JP 2001155822 A JP2001155822 A JP 2001155822A
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shield
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一昭 櫻井
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アースプレートとシールドターミナルとの接
触荷重が良好に維持されるシールドコネクタを提供す
る。 【解決手段】 シールドコネクタ21は、シールド電線
1の編組線4に接続されるシールドターミナル95と、
シールドターミナル95を内部に収容するアウターハウ
ジング24と、可撓性のある接触片58(図5参照)を
有するアースプレート27と、アースプレート27を固
定した状態でアウターハウジング24に係合するサイド
スペーサ26とを備え、サイドスペーサ26をシールド
ターミナル95の収容方向に対して略直交する方向から
アウターハウジング24へ係合させ、アウターハウジン
グ24に収容したシールドターミナル95に接触片58
(図5参照)を電気的に接続させる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングに対し
て別体に設けたサイドプレートにアースプレートを固定
し、サイドプレートをハウジングに係合させると、アー
スプレートがハウジングに収容されたシールドターミナ
ルに接続される構成のシールドコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】二つのシールド電線の端末間を接続する
際には、従来よりシールドコネクタが用いられている。
シールドコネクタの特性インピーダンスは、インナーハ
ウジングの材料の誘電率と、インナーターミナルの外形
寸法と、上記インナーハウジングの外形寸法との比によ
って決定されている。また、シールドコネクタの特性イ
ンピーダンスは、信号の電送ロス防止やノイズ発生防止
等をするために、接続しあうシールド電線の特性インピ
ーダンスに合わせられている。
【0003】図25はシールド電線の端末部分を示して
いる。シールド電線1は、中心導体2と絶縁体3と編組
線4と外皮5とで構成されている。シールド電線1の特
性インピーダンスは、絶縁体3の材料の誘電率と、中心
導体2の径寸法DW1と、絶縁体3の外径寸法DW2と
の比により決定されている。
【0004】従って、シールド電線1の特性インピーダ
ンスが決まれば、上記インナーターミナルの外形寸法
と、上記インナーハウジングの誘電率とにより、上記イ
ンナーハウジングの外形寸法が自ずと決まってくること
になる。
【0005】図26はシールドコネクタを構成するシー
ルドターミナルアッシーの断面図を示している。シール
ドターミナルアッシー6は、シールド電線1の中心導体
2に圧着されるインナーターミナル7と、編組線4に圧
着されるシールドターミナル8と、シールドターミナル
8内に装着されインナーターミナル7を保持するインナ
ーハウジング9とを備えて構成されている。
【0006】インナーハウジング9の外形寸法DM2
は、シールド電線1の特性インピーダンスと、インナー
ハウジング9の材料の誘電率と、インナーターミナル7
の外形寸法DM1とにより決定されている。
【0007】図27は上記シールドターミナルアッシー
6が接続されることになる接続相手としてのシールドタ
ーミナルアッシーの断面図を示している。シールドター
ミナルアッシー10は、シールド電線1′の中心導体
2′に圧着されるインナーターミナル11と、編組線
4′に圧着されるシールドターミナル12と、シールド
ターミナル12内に装着されインナーターミナル11を
保持するインナーハウジング13とを備えて構成されて
いる。
【0008】インナーハウジング13の外形寸法DF2
は、インナーハウジング9(図26参照)の外形寸法D
M2(図26参照)と同様、シールド電線1′の特性イ
ンピーダンスと、インナーハウジング13の材料の誘電
率と、インナーターミナル11の外形寸法DF1とによ
り決定されている。
【0009】ところで、近年、自動車等の車両において
その構成部材の小型化が要求されている。シールドコネ
クタに関しても、当然の如く、小型化が要望されてい
る。
【0010】図28において、インナーターミナル7や
インナーターミナル11を小型化すると、その大きさの
差は殆どなくなり、インナーハウジング9とインナーハ
ウジング13の材質を同じにして、シールドターミナル
アッシー6及びシールドターミナルアッシー10を製造
すれば、インナーハウジング9及びインナーハウジング
13のそれぞれの外形寸法が特性インピーダンスの関係
からほぼ同じになってしまうことになる。
【0011】これにより、シールドターミナル8とシー
ルドターミナル12との接続部分においては、シールド
ターミナル8がシールドターミナル12よりも一回り大
きく形成されるようになる(範囲D参照)。
【0012】図29において、シールドコネクタ14
は、アウターハウジング15内にシールドターミナルア
ッシー6を装着して構成されている。アウターハウジン
グ15には、シールドターミナル8に接触するととも
に、アウターハウジング15のパネルロック16を介し
て取り付け相手先の金属ブラケット(不図示)に接続さ
れるアースプレート17が設けられている。
【0013】そのアースプレート17には、可撓性を有
しアウターハウジング15内に突出する接触片18が形
成されている。接触片18は、シールドターミナル8の
外形寸法が小さくなった部分に接触するようになってい
る(撓み量の目安として接触片18の先端とアースプレ
ート17の外面との差をH1とする)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は、シールドコネクタを組み立てる際に次のような問題
点が生じていた。
【0015】図30において、アウターハウジング15
内にシールドターミナルアッシー6を装着し始めると、
先ず、シールドターミナル12(図28参照)よりも一
回大きく形成されたシールドターミナル8の接続部分
(図28の範囲D参照)によって、接触片18が外方へ
大きく撓まされることになり(撓み量の目安として接触
片18の先端とアースプレート17の外面との差をH2
とする(H1<H2))、接触片18の上記外形寸法が
小さくなった部分(シールドターミナル8の)に対する
接触荷重が小さくなってしまう可能性があった。
【0016】また、仮に接触片18をこじるようにして
シールドターミナルアッシー6の装着がなされた場合に
は、上記の可能性が一層高まってしまう恐れがあった。
【0017】一方、シールドコネクタを組み立てる際に
おいて、上述以外に、次のような問題点も生じていた。
【0018】シールドターミナルアッシー6は、シール
ドターミナル8に形成された係止片19によって、アウ
ターハウジング15からの抜けが防止されている。しか
し、一箇所のみの係止であるため、十分な係止状態が得
られているとは言い難く、抜け方向に外力が加わると、
シールドターミナルアッシー6とアウターハウジング1
5との間の僅かなガタにより、シールドターミナルアッ
シー6が係止片19の先端を基点として若干傾いてしま
う恐れがあった。
【0019】他方、シールドコネクタを組み立てる際に
おいて、上述以外に、更に次のような問題点も生じてい
た。
【0020】即ち、アウターハウジング15内にアース
プレート17が圧入、装着されていることから、組み立
て時に、アースプレート17が正規の位置に圧入されて
いるがどうかを確認することが困難であった。
【0021】また、組み立て時に、シールドターミナル
アッシー6がアウターハウジング15内に完全に装着さ
れているかどうか、言い換えれば途中挿入状態であるか
否かを確認することも困難であった(上記抜け方向に外
力を加えて確認することは好ましくない)。
【0022】本発明は、上述した事情に鑑みてなされる
もので、アースプレートとシールドターミナルとの接触
荷重が良好に維持されるシールドコネクタを提供するこ
とを課題とする。また、アウターハウジング内における
シールドターミナル(又はシールドターミナルアッシ
ー)の係止状態の向上を図るとともに、アースプレート
やシールドターミナル(又はシールドターミナルアッシ
ー)の状態確認も容易となるシールドコネクタをあわせ
て提供する。さらには、組み立て易いシールドコネクタ
にすることも当然である。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明のシールドコネクタは、
シールド電線の編組線に接続されるシールドターミナル
と、該シールドターミナルを内部に収容するハウジング
と、可撓性のある接触片を有するアースプレートと、該
アースプレートを固定した状態で前記ハウジングに係合
するサイドスペーサと、を備えたシールドコネクタであ
って、前記サイドスペーサを前記シールドターミナルの
収容方向に対して略直交する方向から前記ハウジングへ
係合させ、前記ハウジングに収容した前記シールドター
ミナルに前記接触片を電気的に接続させる構成としたこ
とを特徴としている。
【0024】請求項2記載の本発明のシールドコネクタ
は、請求項1に記載のシールドコネクタにおいて、前記
ハウジングは、前記サイドスペーサを仮係止するための
仮係止部と、前記サイドスペーサを前記ハウジングに対
して完全に係合した状態に係止するための本係止部とを
有し、前記サイドスペーサには、該サイドスペーサの前
記ハウジングに対する係合位置に応じて前記仮係止部又
は前記本係止部に係止される被係止部を形成したことを
特徴としている。
【0025】請求項3記載の本発明のシールドコネクタ
は、請求項1又は請求項2に記載のシールドコネクタに
おいて、前記サイドスペーサは、前記略直交する方向に
延在する溝を有し、前記シールドターミナルには、前記
溝に収容される突起を形成したことを特徴としている。
【0026】請求項4記載の本発明のシールドコネクタ
は、請求項3に記載のシールドコネクタにおいて、前記
ハウジングは、前記シールドターミナルを係止するラン
スを一体に有し、該ランスを前記ハウジングにおける、
前記突起が対向する壁とは逆側となる壁に形成したこと
を特徴としている。
【0027】請求項5記載の本発明のシールドコネクタ
は、請求項1ないし請求項4いずれか記載のシールドコ
ネクタにおいて、前記サイドスペーサに、前記アースプ
レートが完全に固定された際にのみ前記アースプレート
を介して視認される状態確認部を形成したことを特徴と
している。
【0028】請求項6記載の本発明のシールドコネクタ
は、請求項5に記載のシールドコネクタにおいて、前記
状態確認部を、前記アースプレートに形成した孔に係合
する略爪状の突起としたことを特徴としている。
【0029】請求項7記載の本発明のシールドコネクタ
は、請求項1ないし請求項6いずれか記載のシールドコ
ネクタにおいて、取り付け相手先の金属ブラケットをロ
ックするパネルロック部の一部を、前記サイドスペーサ
で構成したことを特徴としている。
【0030】請求項1に記載された本発明によれば、サ
イドスペーサをシールドターミナルの収容方向に対して
略直交する方向からハウジングへ係合させると、ハウジ
ングに収容したシールドターミナルに、サイドスペーサ
に固定されたアースプレートの接触片が電気的に接続さ
れる。このような構成により、アースプレートの接触片
は、シールドターミナルの外径寸法の変化に影響される
ことはない。また、従来のような接触片の過大変位がな
くなる。
【0031】請求項2に記載された本発明によれば、サ
イドスペーサをハウジングへ係合させる作業が容易とな
る。また、ハウジングに対してサイドスペーサを仮係止
させた状態でシールドターミナルの挿入を行うことが可
能になる。
【0032】請求項3に記載された本発明によれば、サ
イドスペーサをハウジングへ係合させると、シールドタ
ーミナルの突起がサイドスペーサの溝に収容されて、シ
ールドターミナルの収容方向及び抜け方向の移動が規制
される。また、途中挿入状態であるか否かを確認するこ
とも可能である。即ち、サイドスペーサの溝にシールド
ターミナルの突起が収容された時においてのみ、完全挿
入がなされたことにすれば、途中挿入状態の確認が容易
となる。
【0033】請求項4に記載された本発明によれば、抜
け方向の外力が加わったとしても、ハウジングのランス
及びシールドターミナルと、シールドターミナルの突起
及びサイドスペーサの溝とにより、シールドターミナル
がハウジング内で傾いてしまうことはない。シールドタ
ーミナルを挟んだ両側で抜け方向の移動が規制されるこ
とから、シールドターミナルの抜け方向に対する移動規
制が安定する。
【0034】請求項5に記載された本発明によれば、ア
ースプレートがサイドスペーサの正規の位置に固定され
ているかどうかを確認する際には、状態確認部を視認す
ればよいことになる。
【0035】請求項6に記載された本発明によれば、状
態確認部を視認すればアースプレートがサイドスペーサ
に係止されているか否かが分かる。アースプレートが係
止されていれば、サイドスペーサの正規の位置に固定さ
れていることになる。
【0036】請求項7に記載された本発明によれば、サ
イドスペーサがハウジングに完全に係合しない限り、金
属ブラケットをロックすることができない。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明のシールドコネク
タの一実施の形態を示す断面図である。
【0038】図1において、引用符号21はシールド電
線1の端末部分に設けられる雄形のシールドコネクタを
示している。
【0039】シールドコネクタ21は、アウターハウジ
ングアッシー22とシールドターミナルアッシー23と
を備えて構成されている。アウターハウジングアッシー
22は、アウターハウジング24(特許請求の範囲に記
載したハウジングに相当)とサイドスペーサアッシー2
5とで構成されており、サイドスペーサアッシー25
は、サイドスペーサ26とアースプレート27とを備え
ている。
【0040】また、シールドコネクタ21は、サイドス
ペーサアッシー25を、シールドターミナルアッシー2
3のアウターハウジング24に対する収容方向に略直交
する方向からアウターハウジング24に係合させて、ア
ースプレート27をシールドターミナルアッシー23に
電気的に接続させるような構成で形成されている。
【0041】以下、上記各構成部材について詳細に説明
する。尚、説明は組み立て工程の順序(一例である)に
沿って行うことにする。
【0042】図2はアースプレートとサイドスペーサの
側面図、図3はサイドスペーサアッシーの側面図を示し
ている。
【0043】図2において、上記サイドスペーサ26
は、合成樹脂材料により正面視略コ字状に形成されてお
り、基壁31(図19参照)と左側壁32と右側壁33
とを備えて構成されている。左右の方向は、シールドコ
ネクタ21(図1参照)を正面から見た場合を基準とし
ている(上下の方向も同じとする。前後方向はシールド
コネクタ21(図1参照)の正面が前、背面が後とす
る)。
【0044】基壁31(図19参照)は、前後方向に若
干長くなる矩形状に形成されており、型抜き孔31a〜
31c(図19参照)を有している。型抜き孔31a〜
31c(図19参照)は、左側壁32及び右側壁33に
近接する位置に形成されている。
【0045】左側壁32は、右側壁33よりも上下方向
の高さが低く形成されており、保持部34とガイド部3
5(図1参照)とを備えている。左側壁32は、基壁3
1(図19参照)の左側に連成されている。
【0046】保持部34は、アースプレート27を保持
する断面視略L字状の前方保持部36(図1参照)及び
後方保持部37(図1参照)と、これらの中間に位置す
る略棒状の中間保持部38とで構成されている。
【0047】ガイド部35は、図1に示される如く、保
持部34に対して若干の間隙を有するとともに、前後方
向に延在する壁状に形成されている。また、ガイド部3
5は、アウターハウジング24に案内される部分となっ
ている。
【0048】ガイド部35の前端39は、保持部34に
対向するように形成されている。前端39の近傍には、
内方へ突出する突条40が形成されており、前端39と
突条40と後方保持部37とで内方から外方へ凹む溝4
1が形成されている。
【0049】溝41は、上下方向に延在しており、その
深さは後述する突起105(図1又は図14参照)を収
容できるだけの深さを少なくとも有している。
【0050】ガイド部35の後端42には、図2に示さ
れる如く、略爪状の係止突起43が形成されている。係
止突起43は後方に突出しており、テーパ43aが形成
されている。係止突起43は特許請求の範囲に記載した
被係止部に相当する。
【0051】右側壁33は、外壁部44と、その外壁部
44の前端に形成される前壁部45と、外壁部44の後
端に形成される後壁部46と、前壁部45及び後壁部4
6の間に配設されるプレート固定部47とで構成されて
いる。前壁部45及び後壁部46は、左側壁32よりも
上下方向の高さが高く形成されている。右側壁33は、
基壁31(図19参照)の右側に連成されている。
【0052】前壁部45は、外壁部44の前端から内方
に向けて突出するように連成されている。後壁部46
は、間隙を開けて外壁部44の後端に対向配置されてい
る。
【0053】また、右側壁33には、外壁部44と前壁
部45とに跨って係止突起部48が一体に形成されてい
る。係止突起部48は、上下方向に延在しており、上側
の端部近傍には、前方に突出する略爪状の被係止部49
が形成されている。被係止部49には、テーパ49aが
形成されている。
【0054】後壁部46には、アースプレート27を保
持する保持部50と、後述する金属ブラケット135
(図24参照)に対する係止突起51とが形成されてい
る。係止突起51は、後方から前方に向けて次第に高さ
が高くなるテーパ51aを有する幅広の突起であって、
後壁部46の中間に配置形成されている。
【0055】プレート固定部47は、上下方向に延在す
る略棒状に形成されている。また、間隙を開けて外壁部
44の中間に対向配置されている。プレート固定部47
の先端近傍には、略爪状の突起52が形成されている。
突起52には、テーパ52aが形成されている。
【0056】突起52は、特許請求の範囲に記載した状
態確認部である。その状態確認部は、突起52に限られ
るものではなく、上記アースプレート27がサイドスペ
ーサ26に確実に固定された際に視認できるものであれ
ばその形態は問わないものとする。
【0057】上記アースプレート27は、導電性を有す
る金属薄板をプレス加工することによって正面視略コ字
状に製造されており、基壁55と、左側壁56と右側壁
57とを備えて構成されている。
【0058】基壁55は、上記サイドスペーサ26の基
壁31(図19参照)に対向するように形成されてお
り、左側に左側壁56を、右側に右側壁57を連成して
いる。左側壁56及び右側壁57は、折曲加工されてい
る。
【0059】左側壁56は、その前端及び後端が上記サ
イドスペーサ26の前方保持部36(図1参照)及び後
方保持部37(図1参照)に保持されるように略クラン
ク状に形成されている。左側壁56の中間には、可撓性
を有する接触片58が形成されている。接触片58は、
上下方向に延在しており、その先端が上方から下方に向
けて次第に内方へ突出するように形成されている(図5
参照)。
【0060】右側壁57は、基壁31に連続する連続壁
部59と、連続壁部59に連成される右側壁本体60と
で構成されている。右側壁本体60には、可撓性を有す
る接続片61と、矩形状に貫通形成された孔62と、上
記サイドスペーサ26の保持部50に保持される被保持
部63とが形成されている。
【0061】接続片61は、前後方向に延在しており、
その先端が後方から前方に向けて次第に外方へ突出する
ように形成されている。
【0062】孔62には、上記サイドスペーサ26のプ
レート固定部47に形成された突起52が係合するよう
になっており、その突起52が孔62に係合すると、上
下方向の移動が規制されるようになっている。
【0063】上記アースプレート27は、上記サイドス
ペーサ26に対して図2の矢線方向に装着されるように
なっている。そして、アースプレート27が確実にサイ
ドスペーサ26に固定されると、図3に示される如く、
サイドスペーサアッシー25が形成される。
【0064】図3において、アースプレート27の孔6
2からサイドスペーサ26の突起52が視認できるの
で、アースプレート27はサイドスペーサ26に確実に
固定されている。尚、サイドスペーサ26の右側壁33
及びアースプレート27の右側壁57によりパネルロッ
ク形成部64が形成されることになる。
【0065】サイドスペーサアッシー25が形成される
と、次の工程へ移行する。
【0066】図4はアウターハウジングとサイドスペー
サアッシーの仮係止前の側面図、図5はアウターハウジ
ングとサイドスペーサアッシーの仮係止前の正面図を示
している。
【0067】図4又は図5において、上記アウターハウ
ジング24は、合成樹脂材により略矩形の筒状に形成さ
れており、前部67と中間部68と後部69の連続する
三つの部分を有している。
【0068】アウターハウジング24の前部67は、他
の部分よりも膨出しており、接続相手側となる後述のシ
ールドコネクタ140(図24参照)に対する嵌合部と
なっている。前部67の内部には、上記シールドコネク
タ140(図24参照)に対するガイド70、70が形
成されている。ガイド70、70は、内方へ突出する突
条であり、前部67の内部上面に形成されている。
【0069】アウターハウジング24の中間部68に
は、上記シールドターミナルアッシー23(図1参照)
に対する収容室71と、サイドスペーサアッシー25に
対する係合部72とが形成されている。また、アウター
ハウジング24の前部67及び中間部68に跨って略L
字状のパネルロック形成部73が形成されている。
【0070】収容室71には、可撓性を有するランス7
4と、凹部75、76、77とが形成されている。ラン
ス74は、アーム状に形成されており、その先端近傍に
は、シールドターミナルアッシー23(図1参照)に係
合して抜けを防止する係止突起78が形成されている。
ランス74は、前後方向に延在しており、係止突起78
が収容室71内に突出するように形成されている。係止
突起78には、緩やかなテーパ(引用符号は省略する)
が形成されている。収容室71は、後部69に跨って形
成されている。
【0071】ランス74の後方には、前後方向に延在す
る溝状の凹部79(図1参照)が形成されている。凹部
79(図1参照)は、シールドターミナルアッシー23
(図1参照)の挿入量を規制する際に用いられるように
なっている。
【0072】凹部75、76は、ランス74を挟んだ上
下に形成されており、シールドターミナルアッシー23
(図1参照)を案内するようになっている。凹部75、
76は、前後方向に延在する溝状に形成されている。
【0073】凹部77は、ランス74を形成した収容室
71の右側壁80の逆側に位置する左側壁81に形成さ
れている。凹部77は、後述する突起105(図1又は
図14参照)を案内するようになっており、前後方向に
延在する溝状に形成されている。凹部77は、サイドス
ペーサアッシー25の突条40が交差する位置(図1参
照)まで形成されている。
【0074】係合部72には、サイドスペーサアッシー
25の係止突起43(図3参照)に対応する仮係止部8
3と本係止部84とが上記左側壁81側に形成されてい
る。仮係止部83は、本係止部84よりも下方に形成さ
れている。
【0075】パネルロック形成部73は、外方に突出す
るように形成されており、上下方向に延在する縦壁85
の内部には、サイドスペーサアッシー25の被係止部4
9に対応する仮係止部86と本係止部87とが形成され
ている。仮係止部86は、本係止部87よりも下方に形
成されている。パネルロック形成部73の前後方向に延
在する横壁88は、後述する金属ブラケット135(図
24参照)を保持することができるようになっている。
【0076】仮係止部86は、サイドスペーサアッシー
25(又はサイドスペーサ26)を仮係止するための部
分であって、本形態においては、略爪状に形成された被
係止部49を係止することができる凹み形状に形成され
ている。
【0077】また、本係止部87は、サイドスペーサア
ッシー25(又はサイドスペーサ26)をアウターハウ
ジング24に対して完全に係合した状態に係止するため
の部分であって、本形態においては、仮係止部86と同
様に、略爪状に形成された被係止部49を係止すること
ができる凹み形状に形成されている。本係止部87と仮
係止部86は、同一形状になっている。
【0078】パネルロック形成部73は、サイドスペー
サアッシー25のパネルロック形成部64と共にパネル
ロック部130(図1参照、後述する)を形成するよう
になっている。そのパネルロック部130(図1参照)
には、後述する金属ブラケット135(図24参照)が
ロックされるようになっている。
【0079】アウターハウジング24の後部69は、収
容室71に連通する挿入口89(図18参照)が開口形
成されている。挿入口89(図18参照)には、凹部7
5、76、77及び凹部79(図1参照)が連続するよ
うになっている。
【0080】上記サイドスペーサアッシー25は、上記
アウターハウジング24に対して図4及び図5の矢線方
向に係合するようになっている。サイドスペーサアッシ
ー25をアウターハウジング24に対して仮係止状態に
なるまで係合させると、図6及び図7に示される如く、
アウターハウジングアッシー22が形成される。即ち、
サイドスペーサアッシー25をアウターハウジング24
に仮係止させアウターハウジングアッシー22を形成す
る工程が行われる。
【0081】尚、図4及び図5の矢線方向は、上記シー
ルドターミナルアッシー23(図1参照)の収容室71
に対する収容方向に直交している(若干斜め方向からサ
イドスペーサアッシー25を係合させることも可能であ
ることから、特許請求の範囲には上記直交に対して
「略」をつけている)。
【0082】図6はサイドスペーサアッシーをアウター
ハウジングに仮係止させて構成したアウターハウジング
アッシーの側面図、図7はサイドスペーサアッシーをア
ウターハウジングに仮係止させて構成したアウターハウ
ジングアッシーの正面図を示している。
【0083】図6及び図7において、アウターハウジン
グアッシー22は、サイドスペーサアッシー25がアウ
ターハウジング24に対してシールドターミナルアッシ
ー23(図1参照)の上記収容方向に直交する方向に係
合することにより構成されている。その状態は、サイド
スペーサアッシー25が仮係止される状態であり、シー
ルドターミナルアッシー23(図1参照)が装着可能な
状態になっている(図7参照)。
【0084】また、サイドスペーサアッシー25の被係
止部49がアウターハウジング24の仮係止部86に係
止されるとともに、サイドスペーサアッシー25の係止
突起43(図4参照)がアウターハウジング24の仮係
止部83(図5参照)に係止された状態になっている。
【0085】この状態において、アースプレート27の
接触片58は、シールドターミナルアッシー23(図1
参照)の収容室71への挿入の妨げになることはない
(図7参照)。また、後述する金属ブラケット135
(図24参照)をロックさせようとしても、すぐに外れ
てしまい完成したシールドコネクタ21(図1又は図2
4参照)でないことが容易に判断できる。
【0086】アウターハウジングアッシー22が形成さ
れると、次の工程へ移行する。
【0087】図8はシールドターミナルとインナーハウ
ジングの断面図、図9はインナーハウジングをシールド
ターミナルに収容、固定した状態の断面図を示してい
る。
【0088】図8において、引用符号95はシールドタ
ーミナルアッシー23(図1又は図13参照)を構成す
るシールドターミナルを示している。また、引用符号9
6は同じくシールドターミナルアッシー23(図1又は
図13参照)を構成するインナーハウジングを示してい
る。
【0089】シールドターミナル95は、導電性を有す
る金属薄板をプレス加工することにより製造されてお
り、電気接触部97と電線圧着部98とを備えて構成さ
れている。
【0090】電気接触部97は、段を有する略筒状に形
成されており、その段の前部99の外形寸法が後部10
0の外形寸法よりも大きくなっている(外形寸法は従来
例で説明したようにシールド電線1(図1又は図25参
照)の特性インピーダンスに基づいて決定されてい
る)。
【0091】前部99には、後述するシールドコネクタ
140(図24参照)のシールドターミナル143(図
24参照)が挿入されるようになっている。後部100
の外面には、アースプレート27(図24参照)の接触
片58(図24参照)が接触するようになっている。
【0092】また、電気接触部97には、弾性接触片1
01(図1参照)と、複数の突条102と、突起103
〜105(図14参照)と、ランス106と、係止孔1
07と、凸部108とが形成されている。
【0093】弾性接触片101(図1参照)は、前部9
9の中間に位置しており、先端近傍が内方に向けて突出
するように形成されている。また、後方から前方に向け
て延在しており、前方側が自由端となっている。上記シ
ールドターミナル143(図24参照)が挿入されると
弾性的に撓み、適度な接触荷重で上記シールドターミナ
ル143(図24参照)を押圧するようになっている。
【0094】突条102は、前部99の中間に位置して
おり、内方に向けて突出形成されている。突条102
は、上記シールドターミナル143(図24参照)を圧
入状態で挿入させるためのものである。
【0095】突起103〜105(図14参照)は、挿
入の際にアウターハウジング24(図5参照)の凹部7
5、76、77(図5参照)を摺動する突起であり、凹
部77(図5参照)に対応する突起105(図14参
照)がシールドターミナルアッシー23(図1参照)の
係止に関与するようになっている。
【0096】ランス106は、後部100の前方に位置
しており、先端が内方に向けて突出するように形成され
ている。また、前方から後方に向けて延在しており、後
方側が自由端となっている。ランス106は、インナー
ハウジング96に対する係止部材となっている。
【0097】係止孔107は、アウターハウジング24
(図5参照)のランス74(図5参照)が係合する矩形
状の貫通した孔に形成されている。凸部108は、アウ
ターハウジング24(図5参照)の凹部79(図1又は
図18参照)を摺動するように外方へ向けて突出形成さ
れている。また、凸部108は、シールドターミナルア
ッシー23(図1参照)の挿入量を規制するようになっ
ている。
【0098】電線圧着部98は、各一対(一方のみ図
示)の蓋部109と前側圧着片110と後側圧着片11
1とで構成されている。また、電気接触部97との境界
近傍には段部112が形成されている。
【0099】一対の蓋部109と前側圧着片110は、
シールド電線1の編組線4を圧着するための部分であ
り、後側圧着片111は、シールド電線1の外皮5を圧
着するようになっている(図13参照)。
【0100】インナーハウジング96は、合成樹脂材料
により成形されており、シールドターミナル95の後部
100内に挿入、固定されるようになっている。
【0101】インナーハウジング96には、シールドタ
ーミナル95のランス106が係合する溝115と、シ
ールドターミナル95の段部112に当接する当接部1
16とが形成されている。
【0102】また、インナーハウジング96の内部に
は、前後方向に延在する収容室117が形成されてい
る。その収容室117には、係止突起118が形成され
ている。
【0103】引用符号119はストッパを示している。
また、引用符号120は型抜き孔を示している。
【0104】インナーハウジング96は、図8の矢線に
示される方向よりシールドターミナル95に挿入され
る。インナーハウジング96は、シールドターミナル9
5のランス106によって係止される(図9参照)。そ
して、次の工程へ移行する。
【0105】図10はインナーターミナルとシールド電
線端末部分の側面図を示している。尚、本形態の説明に
おいて用いられている図示のシールド電線は、従来例で
説明したシールド電線1と同じ構成になっているのでそ
の構成の説明を省略し、従来例の説明と同じ引用符号を
付している(図24中に示されるシールド電線1′も同
様)。
【0106】図10において、引用符号125で示され
るインナーターミナルは、導電性を有する金属薄板をプ
レス加工することにより製造されており、電気接触部1
26と電線圧着部127とを備えて構成されている。
【0107】電気接触部126は、プレス加工により雄
タブ状に形成されている。電線圧着部127には、シー
ルド電線1の中心導体2を圧着するための一対の圧着片
128(図10においては一方のみ図示)が形成されて
いる。
【0108】シールド電線1の中心導体2にインナータ
ーミナル125が圧着されると、次の工程に移行し、シ
ールドターミナルアッシー23(図13参照)が形成さ
れる。引用符号129は電線付インナーターミナルを示
している。
【0109】図11はシールドターミナルアッシーの一
部断面を含む分解図、図12はシールド電線に対する加
締め前のシールドターミナルアッシーの断面図、図13
はシールドターミナルアッシーの断面図、図14はシー
ルドターミナルアッシーの正面図を示している。
【0110】図11において、電線付インナーターミナ
ル129は、図11の矢線方向からインナーハウジング
96を装着したシールドターミナル95に挿入される。
【0111】そして、図12に示される如く、電線付イ
ンナーターミナル129は、インナーハウジング96の
収容室117に収容される。この時、電線付インナータ
ーミナル129は、係止突起118とストッパ119に
より前後方向の移動が規制される。
【0112】その後、シールドターミナル95の各一対
の蓋部109と前側圧着片110と後側圧着片111と
が加締められ、図13及び図14に示される如くのシー
ルドターミナルアッシー23が形成される。
【0113】シールドターミナルアッシー23が形成さ
れると次の工程へ移行する。次の工程ではアウターハウ
ジングアッシー22にシールドターミナルアッシー23
を装着する作業が行われる。
【0114】図15はアウターハウジングアッシーとシ
ールドターミナルアッシーの一部断面を含む分解図、図
16はアウターハウジングアッシーにシールドターミナ
ルアッシーを収容、固定した際の側面図、図17はアウ
ターハウジングアッシーにシールドターミナルアッシー
を収容、固定した際の正面図、図18はアウターハウジ
ングアッシーにシールドターミナルアッシーを収容、固
定した際の背面図、図19はアウターハウジングアッシ
ーにシールドターミナルアッシーを収容、固定した際の
底面図、図20は図18のA−A線断面図、図21は図
18のB−B線断面図を示している(サイドスペーサは
仮係止状態である)。
【0115】図15において、シールドターミナルアッ
シー23は、図15の矢線方向からアウターハウジング
アッシー22に挿入される。シールドターミナルアッシ
ー23は、アウターハウジング24のランス74(図1
7参照)に係止されるまで挿入される。
【0116】アウターハウジングアッシー22にシール
ドターミナルアッシー23が装着された状態は、図16
ないし図21に示される如くの状態となる。
【0117】シールドターミナルアッシー23の突起1
03〜105(図17参照)は、アウターハウジング2
4の凹部75、76、77(図17参照)を摺動する。
また、シールドターミナルアッシー23の凸部108
(図18参照)は、アウターハウジング24の凹部79
(図18参照)を摺動する。
【0118】尚、この時、サイドスペーサアッシー25
がアウターハウジング24に対して仮係止状態にあるた
め、シールドターミナルアッシー23の突起105(図
17参照)は、サイドスペーサ26の溝41(図17参
照)に収容されてはいない。また、アースプレート27
(図20参照)の接触片58(図20参照)もシールド
ターミナル95(図20参照)に完全には接続されてい
ない。
【0119】そして、最後にサイドスペーサアッシー2
5をアウターハウジング24に本係止させてシールドコ
ネクタ21の組み立てが完了する。
【0120】図22はシールドコネクタの側面図、図2
3はシールドコネクタの正面図を示している。
【0121】図1、図22又は図23のいずれかにおい
て、サイドスペーサアッシー25をアウターハウジング
24に本係止させると、サイドスペーサアッシー25の
被係止部49がアウターハウジング24の本係止部87
に係止されるとともに、サイドスペーサアッシー25の
係止突起43(図4参照)がアウターハウジング24の
本係止部84(図5参照)に係止される。
【0122】また、シールドターミナルアッシー23の
突起105がサイドスペーサアッシー25の溝41に収
容され、シールドターミナルアッシー23が二重係止さ
れる。
【0123】さらに、アウターハウジング24のパネル
ロック形成部73と、サイドスペーサアッシー25のパ
ネルロック形成部64とで後述する金属ブラケット13
5(図24参照)に対するパネルロック部130(図1
又は図22参照)が形成される。
【0124】尚、サイドスペーサアッシー25をアウタ
ーハウジング24に本係止させる際に、突起105を溝
41内に収容させることができない場合には、シールド
ターミナルアッシー23が途中挿入状態にあることが把
握できる。
【0125】以上、図1ないし図23までを参照しなが
ら説明してきたように、シールドコネクタ21は、サイ
ドスペーサアッシー25(又はサイドスペーサ26)を
シールドターミナルアッシー23(又はシールドターミ
ナル95)の収容方向に対して略直交する方向からアウ
ターハウジング24へ係合させ、アウターハウジング2
4に収容したシールドターミナルアッシー23(又はシ
ールドターミナル95)にアースプレート27の接触片
58を電気的に接続させる構成としていることから、ア
ースプレート27の接触片58は、シールドターミナル
95の外径寸法の変化に影響されることはない。また、
従来のような接触片18(図30参照)の過大変位がな
くなる。
【0126】従って、シールドコネクタ21は、接触片
58とシールドターミナル95との接触荷重を良好に維
持することができる。
【0127】また、アウターハウジング24は、仮係止
部87、83と本係止部88、84とを有していること
から、サイドスペーサアッシー25(又はサイドスペー
サ26)を係合位置に応じて仮係止又は本係止させるこ
とができ、組み立てに係る作業が容易になっている。
【0128】さらには、後述する金属ブラケット135
(図24参照)をロックするパネルロック部130の一
部を、サイドスペーサアッシー25で構成していること
から、そのサイドスペーサアッシー25がアウターハウ
ジング24に完全に係合しない限り、金属ブラケット1
35(図24参照)をロックすることができないように
なっている。
【0129】図24は接続相手側のシールドコネクタと
係合した際の断面図を示している。上記シールドコネク
タ21の取り付け相手先(不図示)と接続相手について
簡単に説明する。
【0130】図24において、シールドコネクタ21
は、取り付け相手先(不図示)の金属ブラケット135
に取り付けられている。金属ブラケット135は、導電
性を有する金属板から形成されており、係止突起51に
対する係合部136を有している。金属ブラケット13
5には、アースプレート27が電気的に接続されてい
る。また、シールドコネクタ21には、接続相手側とな
る雌形のシールドコネクタ140が接続されている。
【0131】上記シールドコネクタ140は、合成樹脂
製のアウターハウジング141とシールドターミナルア
ッシー142とを備えて構成されている。シールドター
ミナルアッシー142は、導線性を有するシールドター
ミナル143と、シールドターミナル143内に装着さ
れる合成樹脂製インナーハウジング144と、インナー
ハウジング144の収容室145に収容される電線付イ
ンナーターミナル146とから成り、電線付インナータ
ーミナル146は、導電性を有するインナーターミナル
147と既知のシールド電線1′とを備えて構成されて
いる。
【0132】シールド電線1′の中心導体2′には、イ
ンナーターミナル147が接続されている。また、シー
ルド電線1′の編組線4′には、シールドターミナル1
43が接続されている。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、シールドコネクタは、サイドスペ
ーサをシールドターミナルの収容方向に対して略直交す
る方向からハウジングへ係合させ、ハウジングに収容し
たシールドターミナルにアースプレートの接触片を電気
的に接続させる構成としていることから、アースプレー
トの接触片は、シールドターミナルの外径寸法の変化に
影響されることはない。また、従来のような接触片の過
大変位がなくなる。従って、接触片とシールドターミナ
ルとの接触荷重が良好に維持されるシールドコネクタを
提供することができるという効果を奏する。
【0134】請求項2に記載された本発明によれば、ハ
ウジングは、サイドスペーサを仮係止するための仮係止
部と、サイドスペーサをハウジングに対して完全に係合
した状態に係止するための本係止部とを有し、サイドス
ペーサには、そのサイドスペーサのハウジングに対する
係合位置に応じて仮係止部又は本係止部に係止される被
係止部を形成していることから、サイドスペーサをハウ
ジングへ係合させる作業を容易にすることができる。ま
た、ハウジングに対してサイドスペーサを仮係止させた
状態でシールドターミナルの挿入を行うことができる。
従って、組み立て易いシールドコネクタを提供すること
ができるという効果を奏する。
【0135】請求項3に記載された本発明によれば、サ
イドスペーサは、シールドターミナルの収容方向に対し
て略直交する方向に延在する溝を有し、シールドターミ
ナルには、サイドスペーサの溝に収容される突起を形成
していることから、サイドスペーサをハウジングへ係合
させると、突起が溝に収容されて、シールドターミナル
の収容方向及び抜け方向の移動を規制することができ
る。また、途中挿入状態であるか否かを容易に確認する
ことができる。従って、シールドターミナルの係止状態
を向上させるとともに、シールドターミナルの状態確認
を容易にすることができるという効果を奏する。
【0136】請求項4に記載された本発明によれば、ハ
ウジングは、シールドターミナルを係止するランスを一
体に有し、そのランスをハウジングにおける、シールド
ターミナルの突起が対向する壁とは逆側となる壁に形成
していることから、抜け方向の外力が加わったとして
も、ランス及びシールドターミナルと、突起及び溝とに
より、シールドターミナルがハウジング内で傾いてしま
うことを防止することができる。また、シールドターミ
ナルの抜け方向に対する移動規制を安定させることがで
きる。従って、シールドターミナルの係止状態を更に向
上させることができるという効果を奏する。
【0137】請求項5に記載された本発明によれば、サ
イドスペーサに、アースプレートが完全に固定された際
にのみアースプレートを介して視認される状態確認部を
形成していることから、状態確認部を視認することで、
アースプレートがサイドスペーサの正規の位置に固定さ
れているかどうかを確認することができる。従って、ア
ースプレートの状態確認を容易にすることができるとい
う効果を奏する。
【0138】請求項6に記載された本発明によれば、状
態確認部を、アースプレートに形成した孔に係合する略
爪状の突起としていることから、状態確認部を視認すれ
ばアースプレートがサイドスペーサに係止されているか
否かが分かる。アースプレートが係止されていれば、サ
イドスペーサの正規の位置に固定されていることにな
る。従って、アースプレートの状態確認を更に容易にす
ることができるという効果を奏する。
【0139】請求項7に記載された本発明によれば、取
り付け相手先の金属ブラケットをロックするパネルロッ
ク部の一部を、サイドスペーサで構成していることか
ら、サイドスペーサがハウジングに完全に係合しない限
り、金属ブラケットをロックすることができない。従っ
て、サイドスペーサの係合忘れを防止することができる
のは勿論のこと、シールドターミナルが途中挿入状態で
あることを把握することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシールドコネクタの一実施の形態
を示す断面図である。
【図2】アースプレートとサイドスペーサの側面図であ
る。
【図3】サイドスペーサアッシーの側面図である。
【図4】アウターハウジングとサイドスペーサアッシー
の仮係止前の側面図である。
【図5】アウターハウジングとサイドスペーサアッシー
の仮係止前の正面図である。
【図6】サイドスペーサアッシーをアウターハウジング
に仮係止させて構成したアウターハウジングアッシーの
側面図である。
【図7】サイドスペーサアッシーをアウターハウジング
に仮係止させて構成したアウターハウジングアッシーの
正面図である。
【図8】シールドターミナルとインナーハウジングの断
面図である。
【図9】インナーハウジングをシールドターミナルに収
容、固定した状態の断面図である。
【図10】インナーターミナルとシールド電線端末部分
の側面図である。
【図11】シールドターミナルアッシーの一部断面を含
む分解図である。
【図12】シールド電線に対する加締め前のシールドタ
ーミナルアッシーの断面図である。
【図13】シールドターミナルアッシーの断面図であ
る。
【図14】シールドターミナルアッシーの正面図であ
る。
【図15】アウターハウジングアッシーとシールドター
ミナルアッシーの一部断面を含む分解図(サイドスペー
サは仮係止状態)である。
【図16】アウターハウジングアッシーにシールドター
ミナルアッシーを収容、固定した際の側面図(サイドス
ペーサは仮係止状態)である。
【図17】アウターハウジングアッシーにシールドター
ミナルアッシーを収容、固定した際の正面図(サイドス
ペーサは仮係止状態)である。
【図18】アウターハウジングアッシーにシールドター
ミナルアッシーを収容、固定した際の背面図(サイドス
ペーサは仮係止状態)である。
【図19】アウターハウジングアッシーにシールドター
ミナルアッシーを収容、固定した際の底面図(サイドス
ペーサは仮係止状態)である。
【図20】図18のA−A線断面図である。
【図21】図18のB−B線断面図である。
【図22】シールドコネクタの側面図である。
【図23】シールドコネクタの正面図である。
【図24】接続相手側のシールドコネクタと係合した際
の断面図である。
【図25】シールド電線の端末部分の説明図である。
【図26】従来例のシールドコネクタを構成するシール
ドターミナルアッシーの断面図である。
【図27】図26のシールドターミナルアッシーが接続
されることになる接続相手としてのシールドターミナル
アッシーの断面図である。
【図28】図26のシールドターミナルアッシーと図2
7のシールドターミナルアッシーとを接続させた状態の
断面図(アウターハウジング等は省略)である。
【図29】図26のシールドターミナルアッシーを有す
る従来例のシールドコネクタの断面図である。
【図30】図26のシールドターミナルアッシーの途中
挿入状態の従来例のシールドコネクタの断面図である。
【符号の説明】
21 シールドコネクタ 22 アウターハウジングアッシー 23 シールドターミナルアッシー 24 アウターハウジング(ハウジング) 25 サイドスペーサアッシー 26 サイドスペーサ 27 アースプレート 31 基壁 32 左側壁 33 右側壁 31a〜31c 型抜き孔 34 保持部 35 ガイド部 36 前方保持部 37 後方保持部 38 中間保持部 39 前端 40 突条 41 溝 42 後端 43 係止突起(被係止部) 43a テーパ 44 外壁部 45 前壁部 46 後壁部 47 プレート固定部 48 係止突起部 49 被係止部 49a テーパ 50 保持部 51 係止突起 51a テーパ 52 突起(状態確認部) 52a テーパ 55 基壁 56 左側壁 57 右側壁 58 接触片 59 連続壁部 61 接続片 62 孔 63 被保持部 64 パネルロック形成部 67 前部 68 中間部 69 後部 70 ガイド 71 収容室 72 係合部 73 パネルロック形成部 74 ランス 75、76、77 凹部 78 係止突起 79 凹部 80 右側壁 81 左側壁 83 仮係止部 84 本係止部 85 縦壁 86 仮係止部 87 本係止部 88 横壁 89 挿入口 95 シールドターミナル 96 インナーハウジング 97 電気接触部 98 電線圧着部 99 前部 100 後部 101 弾性接触片 102 突条 103〜105 突起 106 ランス 107 係止孔 108 凸部 109 蓋部 110 前側圧着片 111 後側圧着片 112 段部 115 溝 116 当接部 117 収容室 118 係止突起 119 ストッパ 120 型抜き孔 125 インナーターミナル 126 電気接触部 127 電線圧着部 128 圧着片 129 電線付インナーターミナル 130 パネルロック部 135 金属ブラケット 136 係合部 140 シールドコネクタ 141 アウターハウジング 142 シールドターミナルアッシー 143 シールドターミナル 144 インナーハウジング 145 収容室 146 電線付インナーターミナル 147 インナーターミナル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド電線の編組線に接続されるシー
    ルドターミナルと、該シールドターミナルを内部に収容
    するハウジングと、可撓性のある接触片を有するアース
    プレートと、該アースプレートを固定した状態で前記ハ
    ウジングに係合するサイドスペーサと、 を備えたシールドコネクタであって、 前記サイドスペーサを前記シールドターミナルの収容方
    向に対して略直交する方向から前記ハウジングへ係合さ
    せ、前記ハウジングに収容した前記シールドターミナル
    に前記接触片を電気的に接続させる構成としたことを特
    徴とするシールドコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシールドコネクタにお
    いて、 前記ハウジングは、前記サイドスペーサを仮係止するた
    めの仮係止部と、前記サイドスペーサを前記ハウジング
    に対して完全に係合した状態に係止するための本係止部
    とを有し、前記サイドスペーサには、該サイドスペーサ
    の前記ハウジングに対する係合位置に応じて前記仮係止
    部又は前記本係止部に係止される被係止部を形成したこ
    とを特徴とするシールドコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のシールド
    コネクタにおいて、 前記サイドスペーサは、前記略直交する方向に延在する
    溝を有し、前記シールドターミナルには、前記溝に収容
    される突起を形成したことを特徴とするシールドコネク
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシールドコネクタにお
    いて、 前記ハウジングは、前記シールドターミナルを係止する
    ランスを一体に有し、該ランスを前記ハウジングにおけ
    る、前記突起が対向する壁とは逆側となる壁に形成した
    ことを特徴とするシールドコネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4いずれか記載の
    シールドコネクタにおいて、 前記サイドスペーサに、前記アースプレートが完全に固
    定された際にのみ前記アースプレートを介して視認され
    る状態確認部を形成したことを特徴とするシールドコネ
    クタ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のシールドコネクタにお
    いて、 前記状態確認部を、前記アースプレートに形成した孔に
    係合する略爪状の突起としたことを特徴とするシールド
    コネクタ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6いずれか記載の
    シールドコネクタにおいて、 取り付け相手先の金属ブラケットをロックするパネルロ
    ック部の一部を、前記サイドスペーサで構成したことを
    特徴とするシールドコネクタ。
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