JP2001155023A - 電子出版システム - Google Patents
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Abstract
き、出版の対象となる原稿の内容や構成を動的に再編集
し、読者固有の内容や構成になっている出版物を発行す
ることができる電子出版システムを提供すること。 【解決手段】 登録されている著作物データ群の中か
ら、読者個人の要求内容に基づいて著作物データの構成
を動的に再編集し、あるいは、また、登録されている著
作物データ群の中から、読者の個人情報に基づいて著作
物データの内容を動的に再編集し、この再編集した著作
物データを出版物として当該読者にのみ提供する。
Description
利用した電子出版システムに係り、特に、読者個人の要
求や読者の個人情報に応じた編集を行うことで、出版物
の違法コピーを防止することができ、且つ、個人のニー
ズに合致した出版物を提供することができる電子出版シ
ステムに関するものである。
網、パーソナルコンピュータ、高解像度の印刷装置の普
及や、活版印刷とほとんど変わらない印字品質を実現で
きるPDF(Portable Document Format)などの文書形
式の普及により、ネットワークを介した電子出版が普及
する条件は整いつつある。
ず、また、PDF文書作成時に使用したソフトやフォン
トを必要とせずにディスプレイへの表示、プリンタから
の印刷ができ、更に、拡大、縮小しても美しいレイアウ
トが保て、マルチメディア情報やインタラクティブな仕
組みを作り込めることなど、電子出版に向いた特徴を持
っている。
仕組みとして、オンデマンド印刷(on-demand printin
g)があり、配布先を限定して作成するような印刷物を
作ることができるので余分な在庫を抱えることもなく、
少ロット短納期でメリットを生む構造になっている。
ている固定された内容を電子ないし紙などの媒体で利用
者に提供するものであるが、電子出版の持つ「再編集可
能」という特徴を活用しきっていないのが現状である。
た電子出版のためのソフトとして、エキスパンドブック
(Expanded book )がある。これは本の紙面デザインに
似せてマウス・クリックでぺージをめくるようにして読
んでいくタイプのもので、WindowsとMacintoshの両方の
プラットホームに対応しているのが特徴である。最近で
は、エキスパンドブックのデータをインターネット上で
配布・閲覧するネットエキスパンドブック(Net Expand
ed book )という新しい利用法も登場している。
容をCD−ROM等の電子媒体に移転したものであっ
て、百科事典などの巨大なボリュームのものをコンパク
トにし、所望する記事を容易に検索できるなどの利点は
あるものの、先に述べた電子出版の持つ「再編集可能」
であるという特徴を活用しきっていない。
用しきっていないのは、電子出版の持つ「再編集可能」
であるという利点、そして容易にコピーができ、劣化が
ないという利点が、逆に不正コピーの危険性を増幅し、
電子出版の持つ可能性の活用を妨げている要因となって
いるためである。
は、例えば、特開平7−239828号公報に示されて
いる暗号化技術や、電子すかし技術などがあり、これら
により電子出版物の保護が図られてきている。
従来の不正コピー防止技術を以ってしても、未だ決定的
な防止技術とはなっていない。それは、暗号を復号化す
る技術や電子すかしを削除する技術等が出現する可能性
を否定できないためであり、実際に、DES(data enc
ryption standard)やRSA(Rivest-Shamir-Adleman
scheme)といった暗号技術がパソコン等に搭載されたプ
ログラムによって解読されてしまうといった事態も生じ
ている。このような不正コピー防止技術は、言わば保護
しようとする側と解読しようとする側との「いたちごっ
こ」になってしまい、その結果として莫大な労力や資金
を暗号技術の開発などに振り向けざるを得ない状況を生
じぜしめている。
一冊、一作品、といった単位で出版しているため、例え
ば、コンピュータ分野などのように次々と新たな技術が
生み出されるような分野の書籍は、すぐに古い内容にな
ってしまう。そのため、新たな技術に対応するために
は、発行者側はその度に改訂版を出す必要があり、読者
側は1冊の書籍の中の一部の改訂でも必要があれば改訂
版を購入せざるを得ない。
向け、中級者向け、上級者向けなど、ある程度読者層を
絞って作られているが、読者にとってその必要とする情
報は千差万別であり、必ずしも上記区分けが読者のニー
ズに合致していない場合が多い。
の書籍を入手しなければならない場合もあり、その結
果、入手した中には一部重複した内容が含まれていると
いったことも往々にしてある。
て成されたものである。
有の内容や構成になっている出版物を発行することがで
きる電子出版システムを提供することを目的とする。
の内容や構成になっているため、出版物に暗号や電子す
かし等の特別な保護措置を講じることなく、自ずと不正
コピー等を防止することができ、また、読者個人のニー
ズに合致した出版物を提供することができる。
に、本発明に係る電子出版システムは、登録されている
著作物データ群の中から、読者個人の要求内容に基づい
て著作物データの構成を動的に再編集し、この再編集し
た著作物データを出版物として当該読者にのみ提供する
ことを特徴とする。
2の特徴は、登録されている著作物データ群の中から、
読者の個人情報に基づいて著作物データの内容を動的に
再編集し、この再編集した著作物データを出版物として
当該読者にのみ提供することを特徴とする。
報や要求に基づき、出版の対象となる原稿の内容や構成
を動的に再編集し、読者固有の内容や構成になっている
出版物を発行することができ、それによって出版される
出版物は読者固有の内容や構成になっているため、出版
物に暗号や電子すかし等の特別な保護措置を講じること
なく、自ずと不正コピー等を防止することができ、ま
た、読者個人のニーズに合致した出版物を提供すること
ができる。
実施形態について説明する。
実施形態を示す概略構成図である。
テムは、書籍の編集及び出版を行うセンターシステム1
を中心に、著者用システム2と編集者用システム3、読
者用システム4a〜4cとで構成されている。
テム2を用いて著作物データをセンターシステム1に送
る。この際に著者は著作物データを直接センターシステ
ム1に送っても良いし、一旦編集者の元に送って、編集
者が著作物データを編集・加工した上で編集者用システ
ム3を用いて著作物データをセンターシステム1に送っ
ても良い。
に著作物データを登録する際には、必ずしも1冊単位、
作品単位である必要はなく、雑誌の各記事、書籍の各
節、などの比較的少量に区分けされている単位で登録で
きる。
1は、これを自システム内のデータベース9の著作物マ
スタ90に格納し、管理する。当然、この著作物マスタ
90には複数人の著者の著作物データが格納される。
の手元にある読者用システム4を用いて、書籍を発注す
る。発注する際には、後で説明する読者の個人情報や読
者個人の要求内容などからなる発注情報8をセンターシ
ステム1に送る。
は、読者Aの要求内容に従って、関連のある著作物デー
タの一覧を読者用システム4の画面に表示する。
る著作物を取捨選択し、読者用システム4を用いて編集
要求をセンターシステム1に送る。
1は、選択された著作物からなる著作物を、読者Aの個
人情報を組み込みながら動的に(ダイナミックに)一冊
の電子書籍6aに再編集する。本明細書では、これを動
的再編集という。
も相応しい内容及び構成になっており、世界でたった1
冊のものとなる。ここで重要なことは、読者Aには読者
Aの発注情報8が反映された電子出版物6aが、読者B
には読者Bの発注情報8が反映された電子出版物6b
が、同様に読者Cには電子出版物6cが提供されるとい
うことである。
などのコピープロテクションを施すことなく、それぞれ
の読者A〜Cの手元に送られる。
〜6cは、その内容及び構成が読者個人のリクエストに
従って再編集されており、更に読者の個人情報もその中
に組み込まれているため、コピーして第3者に配るなど
の不正コピー行為が技術的には可能であっても、その行
為を抑制する作用が働くのである。
ーして読者Bに渡しても、その内容と構成は読者Aにと
って有用なものとなっており、読者Bにとって有用なも
のであるとは限らないということである。更に、電子出
版物6aには読者Aの個人情報も組み込まれていること
から、読者Aには電子出版物6aを不正に配布しようと
する意欲を失わせ、また、第3者である読者Bには電子
出版物6aを不正に受取る意欲を失わせるのである。
する各システムの詳細について、図面に基づいて説明す
る。
システムの機能ブロック図である。
用システム2、編集者用システム3、読者用システム4
はネットワーク10に接続された構成となっている。
のようなワールド・ワイドなネットワークでも良いし、
パソコン通信などの閉じたネットワークなどでも良い。
力手段12と通信手段13とデータベース機能9を備え
ており、これらの各機能の動作を演算手段15と制御手
段14で制御している。これらの動作を規定する手段と
して、読者との対話機能17、著者や編集者との対話機
能18、出版処理機能19などのプログラム群を保持し
ている。入力手段11と出力手段12はセンターシステ
ムの保守のためのもので、キーボードやマウスなどの入
力装置や、モニターやプリンターなどの出力装置で構成
される。通信手段13は、ネットワーク10に接続する
ために必要なモデム、ターミナル・アダプタなどのネッ
トワーク接続用機器である。
MS(リレーショナル・データベース管理システム)や
SQL(structured query language)などが考えら
れ、プログラム17〜19はプラットホームに依存しな
いJavaを使ったソフトウェアが考えられる。センタ
ーシステム1から出版される電子出版物の形式は、先に
述べたPDF形式やエキスパンドブック形式でも良い
し、HTML(hypertextmarkup language)などでも良
い。
る。
手段22と通信手段23とを備えており、これらの各機
能の動作を演算手段25と制御手段24で制御してい
る。
め、あるいは執筆した原稿を入力するためのもので、キ
ーボードやポインティング・デバイス、FDやCD−R
OMなどの記録メディアを読み取るドライブ、スキャナ
ーなどの入力機器で構成される。また、出力手段22は
モニターやプリンターなどの出力装置で構成される。
するために必要なモデム、ターミナル・アダプタなどの
ネットワーク接続用機器である。
としてテキスト・エディタなどのテキスト編集ソフトや
ワープロソフトと、出来あがった電子出版物を読むため
の閲覧機能26としてブラウザ(browser )などの閲覧
用ソフトウェアを搭載している。
なく、センターシステム1や編集者用システム3との対
話にも用いられる。著者用システム2からセンターシス
テム1や編集者用システム3へ送る原稿の形式は、単純
なテキスト形式で良い。
ム4の構成も、基本的には著者用システム2と同様で、
読者用システム4には編集機能は必ずしも必要でない。
編集者用システム3の編集機能37は、著者から送られ
てきた原稿データを、更に編集・加工して付加価値をつ
けた後、センターシステム1に送るための機能である。
編集者用システム3からセンターシステム1へ送る際の
原稿データの形式は、著者用システム2と同様に単純な
テキスト形式でも良いし、編集した書式を原稿データに
付加するためにTeX形式のようなファイルにしても良
い。
作例を図3乃至図5を用いて説明する。図3乃至図4は
動作例を表した流れ図であり、図5はセンターシステム
1が備えているデータベース9の論理構成図である。
ンター側(センターシステム1)との対話の一例を流れ
図に表したものである。
者用システム4を用いて、先ずネットワーク10を介し
てセンターシステムにアクセスする(Step01)と、セン
ターシステム1側はアクセスしてきた読者が登録ユーザ
ーかどうかの確認を行う(Step02)。登録ユーザーかど
うかの確認は、読者情報マスタ50に当該読者のデータ
が登録済みか否か確認することで可能である。
トの入力要求(Step06)に移行するが、登録済みでない
場合には読者Aに対してユーザー登録を要求する(Step
03)。読者A側の表示装置42上には、例えば、センタ
ーのサービスを利用するためには登録が必要という旨の
メッセージが表示され、更に以下のような項目の入力が
促される(Step04)。
ム1は読者Aのための読者コードを発行し、且つ、入力
された内容を本発明の電子出版システムを実現するため
の情報としてデータベース9内の読者情報マスタ50に
格納する(Step05)。
エスト内容)の入力が促される(Step06)。その項目
は、例えば以下の項目である。
大分類から、C言語、遺伝子組替え、風力発電、といっ
た中小分類まで含まれる。キーワードは、例えば、「TC
P/IP」「Delphi」「APEC」といった技術用語などであ
り、レベルは、超入門、入門、標準、高度、専門家レベ
ル、などである。
ースにして著作マスタ80に対して論理積(AND)や
論理和(OR)などの論理検索を行い(Step07)、読者
が求める著作物の集合を構成し、そのタイトルからなる
一覧表を読者側の表示装置42に表示させる(Step0
8)。例えば、風力発電関連の著作物を検索した場合に
は、図6のように表示される。
いような場合には、該当する著作物をクリックすれば、
要約文が表示される。
覧の中から、自分にとって有用と思われる著作物を必要
なだけ選択(例えば、チェックボックスをポインティン
グ・デバイス41でクリックする)する(Step09)。
の著者の著作物が特定の分類に基づいて表示されている
ので、その選択された著作物も複数の著者によるものと
なる。すなわち、これはちょうどある特定の読者だけの
ために編集された特注の本のようになる。
好や必要性に応じて千差万別である。仮に、読者Aが自
分の知識水準、必要性、嗜好に応じて作成された出版物
を第3者である読者Bに譲渡したとしても、あるいは第
3者である読者Bが入手したとしても、その構成は汎用
性のある内容でないが故に、読者Bにとっては難しすぎ
たり、やさしすぎたり、あるいは必要とする内容が欠落
していたりというように、必ずしも有用なものではない
のである。従って、このようなオーダーメードの書籍に
は、自ずと不正コピーを抑止する作用が働くのである。
タを雑誌の1記事や書籍の1節、1章程度の小さな範囲
を1つの単位として、様々な分類を施した上でデータベ
ースに登録する。従って、読者Aは自分の必要とする著
作物の中から必要な記事を選択することができるため、
従来のように重複した内容を持つ本を何冊も購入する必
要はないため、経済的にも必要最小限の負担で済む。ま
た、著者側は、一冊の本のように多くの原稿を一度に作
成しなくても、例えば雑誌の記事のように細かなテーマ
ごとに応じて作成し、出来あがったものから分類やキー
ワードを付与して登録すれば良いのである。
書式の入力画面が表示される。ここで読者は、これらの
著作物を印刷する時に使用したい書式情報を入力する
(Step10)。入力する書誌情報には、例えば以下のよう
な項目がある。
ータベース9内の書式マスタ60に格納され、読者毎に
管理される。次回からは、同じ書式を使用する場合には
ワン・クリックで書式設定が終了するし、別の書式に設
定し直しても良い。
テム4からの要求(注文)は終了する。センターシステ
ム1はこれらの情報に基づいて、この読者Aのための出
版物を作成するために、著作物の動的な編集処理を行
う。
集合体を構成する。すなわち、センターシステム1に蓄
えられている著作マスタ80の中から、読者Aが選択し
た著作物を抽出し、抽出したファイルを合体して1つの
ファイルにする処理である(Step11)。この処理は、例
えばHTML、XML、TeXなどのタグ付きテキスト
により行えば良い。TeXによる編集例を図7に示す。
ここでは、図6で示した一覧の中から、1番目と4番目
の著作物データを読者Aが選択したとする。
情報に基づいて、構成した著作データに対する書式設定
を行う。TeXによる設定例を図8に示す。
縦書き」を指定している。
変数を挿入している場合に、読者情報変数の変換処理を
行う(Step13)。読者情報変数とは、例えば「%読者名
前%」のように表記し、その変数を読者情報マスタ50
内の読者固有の情報に置き換えるためのもので、本明細
書ではこれを読者情報変数という。例えば、読者Aの氏
名が「鈴木太郎」であれば、図9のように変換される。
定し、それは正に発注した読者A固有の(読者A専用
の)出版物となるのである。すなわち、読者Aが所望す
るの条件に基づいて編集された構成からなる出版物は、
第3者である読者Bにとっては必ずしも有用ではない
し、また、読者情報変数によって読者Aの個人情報が記
事の所々に埋め込まれてた出版物は、発注した読者A個
人にとってのみ意味のあるものである。したがって、こ
の出版物を容易に複写することができるからといって、
読者Aがこれを第3者(例えば読者B)に不正に譲り渡
す可能性は極めて少ないし、また、第3者がこれを不正
に入手しようとする可能性も極めて少ない。また、仮に
不正コピーが行われたとしても、記事の所々に埋め込ま
れてた個人情報の内容から、複製元の所有者である読者
Aが容易に割り出されるのである。
じた構成と内容が具体化されたら、次に、センターシス
テム1は原稿データをファイル変換して、ユーザーの元
へ送付する(Step14)。具体的な例としては、TeXを
起動して、コンパイルを行い、dviファイルを作成
し、更にこれをdvips などのファイルコンバータにより
Postscriptファイルに変換する。
Acrobat Distiller などのコンバータソフトによりPD
Fファイルに変換され、センターシステム1内の送信フ
ォルダ(図示せず)に転送される。このように作成され
るPDFファイルは、発注者である読者ごとにそれぞれ
ユニークなファイル名が付与される。
信フォルダを監視しており、出来あがったPDFファイ
ルを読者システム4宛てに送信する。
までの動作例である。
ム2)とセンター側(センターシステム1)との対話の
一例を説明する。
者用システム2を用いて、ネットワーク10を介してセ
ンターシステムにアクセスする(Step31)と、センター
システム1側はアクセスしてきた著者Aが登録済みの著
者かどうかの確認を行う(Step32)。登録済みかどうか
の確認は、著者情報マスタ80に当該著者Aのデータが
登録済みか否か確認することで可能である。
の取得処理(Step36)に移行するが、登録済みでない場
合には著者Aに対して著者登録を要求する(Step33)。
著者A側の表示装置42上には、例えば、センターへ著
作物を登録するためには著者登録が必要という旨のメッ
セージが表示され、更に以下のような項目の入力が促さ
れる(Step34)。
ム1は著者Aのための著者コードを発行し、且つ、入力
された内容を本発明の電子出版システムを実現するため
の情報としてデータベース9内の著者情報マスタ80に
格納する(Step35)。
号(これが著作物コードとなる)を取得するためにセン
ターシステム1にその旨要求する(Step36)。それに対
して、センターシステム1は登録番号を採番して、その
番号を著者Aに通知する(Step37)。
キーとして、分類やキーワードを設定する(Step38)。
更に、著作物に前記登録番号や検索キーを付与して、セ
ンターシステム1に送信する(Step39)。
は、著作物、登録番号、検索キーなどをデータベース9
内の著作物マスタ90に格納する。
テム2とセンターシステム1との対話処理が完了する。
この著者システム2とセンターシステム1との対話処理
は、対話処理プログラムによって、ある程度自動化する
ことも可能である。
は、編集者が介在していないが、編集者やデザイナも本
発明に係る電子出版システムにおいて重要な役割を担っ
ている。先に説明したように、タグ付きのスクリプト言
語(例えば、HTML、XML、TeXなど)を利用す
る実施形態を例示したが、著者システム2からセンター
システム1に送信されたプレインテキスト(Plain Tex
t)を、センターシステム1内で自動的に加工処理して
タグ付きのスクリプト言語を作成することもできるが、
特異なレイアウトなど機械的には処理できない部分も多
く、これらのものは編集者が編集者システム3を用いて
加工処理する必要がある。
クデータを作成することも機械的には出来ないため、デ
ザイナが編集者システム3を用いて加工処理する必要が
ある。
ことで、内容のチェック、編集者のネームバリュー、な
ど付加価値を著作物に付加させることができる。
て、詳細に説明したが、本発明は本実施例に限定され
ず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改
良や変更を成し得るであろう。従って、本発明はこの開
示から妥当な特許請求の範囲に係わる発明特定事項によ
ってのみ限定されるものでなければならない。
る。
読者固有の内容及び構成になっているため、出版物に暗
号や電子すかし等の特別な保護措置を講じることなく、
出版物の不正コピーを防止することができる。また、出
版者や著者は、出版物の不正コピー防止技術の開発に資
金や労力を投入しないで済む。
読者固有の内容及び構成になっているため、読者個人の
ニーズに合致した出版物を提供することができ、また、
重複した内容の書籍を何冊も入手する必要もなく、経済
的な負担が低減される。
の原稿を一度に作成しなくても、例えば雑誌の記事のよ
うに細かなテーマごとに応じて作成し、出来あがったも
のから分類やキーワードを付与して登録すれば良いの
で、執筆作業の負担が低減される。また、技術革新のサ
イクルが短い分野の著作物は、該当する部分の差し替え
が容易であり、また、読者も差し替え部分だけを購入す
ることもできる。
示す概略構成図である。
図である。
示す流れ図である。
示す流れ図である。
の一構成例を示す関連図である。
す図である。
理をTexを用いて行った例を示す図である。
をTexを用いて行った例を示す図である。
数の置換処理行った例を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 登録されている著作物データ群の中か
ら、読者個人の要求内容に基づいて著作物データの構成
を動的に再編集し、この再編集した著作物データを出版
物として当該読者にのみ提供することを特徴とする電子
出版システム。 - 【請求項2】 登録されている著作物データ群の中か
ら、読者の個人情報に基づいて著作物データの内容を動
的に再編集し、この再編集した著作物データを出版物と
して当該読者にのみ提供することを特徴とする電子出版
システム。 - 【請求項3】 登録されている著作物データ群の中か
ら、読者個人の要求内容に基づいて著作物データの構成
を動的に再編集し、更に、当該読者の個人情報に基づい
て当該著作物データの内容を動的に再編集し、この再編
集した著作物データを出版物として当該読者にのみ提供
することを特徴とする電子出版システム。 - 【請求項4】 前記著作物データ群には記事単位で著作
物データを登録し、且つ、前記著作物データの再編集を
記事単位で行うことを特徴とする請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載の電子出版システム。
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