JP2001256360A - 電子書庫システム及び電子出版システム - Google Patents

電子書庫システム及び電子出版システム

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JP2001256360A
JP2001256360A JP2000070679A JP2000070679A JP2001256360A JP 2001256360 A JP2001256360 A JP 2001256360A JP 2000070679 A JP2000070679 A JP 2000070679A JP 2000070679 A JP2000070679 A JP 2000070679A JP 2001256360 A JP2001256360 A JP 2001256360A
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Shuichi Otsu
修一 大津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 購入した出版物を保管したり整理したりする
手間を軽減すると共に保管スペースも節約し、更に、外
出時などの場合にも必要な出版物を利用することができ
る電子書庫システムを提供すること。 【解決手段】 ユーザーが購入した出版物をネットワー
ク(10)上のデータベース(40)に保存し、ユーザーの
要求に応じて、前記データベース(40)に保存している
出版物をネットワーク(10)を介して当該ユーザーにの
み提供することによる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報ネットワークを
利用した電子書庫システム及び電子出版システムに係
り、特に、ユーザーが購入した出版物をネットワーク上
のデータベースに保存し、保存した出版物をユーザーの
要求に応じて提供する電子書庫システム及び電子出版シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットを始めとする情報通信
網、パーソナルコンピュータ、高解像度の印刷装置の普
及や、活版印刷とほとんど変わらない印字品質を実現で
きるPDF(Portable Document Format)などの文書形
式の普及により、ネットワークを介した電子出版が普及
する条件は整いつつある。
【0003】殊に、PDFはプラットフォームに依存せ
ず、また、PDF文書作成時に使用したソフトやフォン
トを必要とせずにディスプレイへの表示、プリンタから
の印刷ができ、更に、拡大、縮小しても美しいレイアウ
トが保て、マルチメディア情報やインタラクティブな仕
組みを作り込めることなど、電子出版に向いた特徴を持
っている。
【0004】また、必要なときに必要な部数を提供する
仕組みとして、オンデマンド印刷(on-demand printin
g)があり、配布先を限定して作成するような印刷物を
作ることができるので余分な在庫を抱えることもなく、
少ロット短納期でメリットを生む構造になっている。
【0005】また、米国ボイジャー社が1992年に開発し
たエキスパンドブック(Expanded book )がある。これ
は本の紙面デザインに似せてマウス・クリックでぺージ
をめくるようにして読んでいくタイプのもので、Win
dows(登録商標)とMacintoshの両方のプラットホ
ームに対応しているのが特徴である。最近では、エキス
パンドブックのデータをインターネット上で配布・閲覧
するネットエキスパンドブック(Net Expanded book )
という新しい利用法も登場している。
【0006】更に、電子メールを使って配信されるメー
ル・マガジン(Mail Magazine )やウェブ・マガジン
(Web Magazine)などのサービスも広がりつつある。
【0007】図6は、従来の電子出版システムの典型的
な例を示した概略図である。
【0008】ネットワーク10上に電子出版センター1
00が存在している。この電子出版センター100は、
書籍などの著作物2を電子化してデータベース120に
登録する。一方、読者であるユーザーは、ネットワーク
10に接続したパソコンなどの端末4を用いて、電子出
版センター100にアクセスし、電子出版センター10
0が販売する出版物を購入する。代表的な購入方法とし
ては、ユーザーがネットワークを介してダウンロードす
る方法、販売元(提供元)から電子メールなどで配信さ
れる方法、電子記憶媒体に格納されて郵送されてくる方
法、その他、様々である。
【0009】ユーザーはこのようにして購入した出版物
を、パソコン4に内蔵した記録媒体や外部記録媒体6な
どに保存して利用したり、あるいは、必要に応じて印刷
機5で紙媒体7に印刷したりして利用している。このよ
うな電子出版による出版物は、それ以前の紙媒体のみに
よる出版形態に比べれば、省スペースであり、携帯性も
高い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子化
された出版物は省スペースであるとはいえ、程度の問題
であり、ユーザーの手元にある限りは、図6に示すよう
に、購入する度に記録媒体6aや印刷物7は増加してい
く。また、時には大量のページを印刷しなければならな
い場合もある。ユーザーは、この増加していく出版物を
自ら分類・整理する必要があり、特に、電子出版物を読
むのに使用するパソコンの買い換え時や新しい種類の記
録媒体への移動時などの際には、ユーザーにとって大き
な負担となる。
【0011】また、出張や旅行などの外出時には、必要
な分を記録媒体や携帯端末などに入れて持ち歩くか、あ
るいは紙に印刷するなどして持ち歩く必要がある。つま
り、出版物が常にユーザーの身近にあることが必要なの
である。ユーザーが必要とする分を全て持ち歩けるよう
な場合は問題ないが、全てを持ち歩くことが物理的、そ
の他の理由から難しい場合もある。
【0012】また、転居などの際には、処分するものと
しないものとの切り分け作業なども、ユーザーにとって
大きな負担である。
【0013】本発明は、以上に述べたような問題を鑑み
て成されたものである。
【0014】すなわち、本発明は、読者であるユーザー
が、購入した出版物を保管したり整理したりする手間を
軽減すると共に保管スペースも節約し、更に、外出時な
どの場合にも必要な出版物を利用することができる電子
書庫システム及び電子出版システムを提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ユーザーが購入した出版物をネットワー
ク上のデータベースに保存し、ユーザーの要求に応じ
て、前記データベースに保存している出版物をネットワ
ークを介して当該ユーザーにのみ提供することを特徴と
する。
【0016】本発明により、ユーザーは、購入した出版
物を必要な時に必要な分だけダウンロードすれば良いた
め、全てを手元に置いておく必要はない。また、外出時
などでも、ネットワークに接続できる機器だけを持って
行けば、あるいは、外出先にネットワークに接続できる
機器だけあれば、必要な分の出版物を必要な時にダウン
ロードして利用することができる。
【0017】また、転居などの際にも、手持ちの分を全
て処分してしまっても、何時でも必要なだけダウンロー
ドすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施形態について説明する。
【0019】(第1実施例)図1は本発明に係る電子出
版システムの一実施形態を示す概略構成図である。
【0020】ネットワーク10上にセンターシステム1
が存在している。このセンターシステム1は、著作者が
著した著作物2をデジタルデータ化して著作物データベ
ース20に登録する。ここで著作物2とは、広く、文
芸、学術、美術、音楽などに関する思想・感情を創作的
に表現したものをいい、例えば、小説、学術書、実用
書、楽曲、絵画、映画、コンピュータプログラムなどが
含まれる。尚、本実施例では説明を簡略にするため、書
籍としての著作物2を中心に説明する。
【0021】一方、読者であるユーザーは、ネットワー
クに接続した端末4a〜4cなどを用いてセンターシス
テム1にアクセスし、センターシステム1がデータベー
ス化した著作物を出版物として購入する。購入方法とし
ては、ユーザーがネットワークを介してセンターシステ
ム1からダウンロードする方法、センターシステム1か
ら電子メールなどでユーザーに配信される方法、センタ
ーシステム1が電子記憶媒体に格納してユーザーに郵送
する方法などが想定される。
【0022】また、センターシステム1は、各ユーザー
の情報をユーザー情報データベース30で管理してい
る。ユーザーの情報としては、住所、氏名等のプロファ
イル情報や、決済方法、ユーザーIDやパスワードなど
がある。
【0023】更に、センターシステム1は、ユーザーが
購入した出版物を保管する書庫データベース40を有し
ており、ユーザーの希望により、購入した出版物の一部
または全部を書庫データベース40に保存する。保存す
る際には、ユーザーのアクセス情報(ユーザーIDとパ
スワードなど)とユーザー情報データベース30に登録
されているユーザー情報に基づいて、ユーザー毎に当該
ユーザー専用の書庫を確保して、ユーザーが購入した書
籍等の出版物を格納する。
【0024】また、ユーザーの要求によって、書庫デー
タベース40に保存してある出版物を提供する機能も有
する。提供する際にも、ユーザーのアクセス情報(ユー
ザーIDとパスワードなど)とユーザー情報データベー
ス30に登録されているユーザー情報に基づいて、ユー
ザー毎の書庫からユーザーが要求する出版物を提供す
る。提供方法としては、前述した購入方法と同様に、ユ
ーザーがダウンロードする方法やセンターシステム1か
ら電子メールなどでユーザーに配信される方法、センタ
ーシステム1が電子記憶媒体に格納してユーザーに郵送
する方法などが想定される。
【0025】ユーザーは、購入した出版物を端末4aで
利用し、必要に応じて印刷装置5を用いて紙媒体7など
に出力したり、記憶媒体6に保存したりできる。また、
ユーザーは、購入時に書庫データベース40に保存して
おいた出版物について、ネットワーク10を介して何時
でも閲覧や入手を行うことができる。従って、ユーザー
は必要な分だけを手元に置いておけば良く、増加してい
く出版物を自ら分類・整理する作業から解放される。
【0026】更に、出張や旅行などの外出時にも、ネッ
トワーク10に接続可能な端末、例えば、端末4bや端
末4cなどを持っていくか、あるいは外出先にネットワ
ーク10に接続可能な端末4a〜4cがあれば、センタ
ーシステム1にアクセスして書庫データベース40に保
存してある書籍を閲覧したり、ダウンロードしたりする
ことができる。つまり、必要な分のデータを記録媒体や
携帯端末などに入れて持ち歩いたり、あるいは紙に印刷
するなどして持ち歩いたりする必要がない。
【0027】また、従来、転居などの際には、処分する
ものとしないものとの切り分け作業などがユーザーにと
って大きな負担となっていたが、仮に手元にあった出版
物を全て処分してしまっても、センターシステム1の書
庫データベース40に保存してあれば、何時でも好きな
時に閲覧などを行うことができる。
【0028】図2は、センターシステム1が有する機能
を表した階層図である。
【0029】センターシステム1は、大きく分けて3つ
の機能、即ち、ユーザー管理機能、著作物管理機能、書
庫管理機能を有している。
【0030】ユーザー管理機能には、ユーザーが自分の
住所、氏名、連絡先などのプロファイル情報や決済方
法、ユーザーに発行したユーザーIDやパスワードなど
をユーザー情報データベース30に登録するためのユー
ザー登録機能と、出版物の購入や書庫の利用を行うため
にアクセスして来たユーザーをユーザー情報データベー
ス30に登録されているユーザーIDやパスワードなど
によって認証するユーザー認証機能とからなる。
【0031】著作物管理機能には、著作者が著した著作
物を必要に応じてデジタルデータ化して著作物データベ
ース20に登録する著作物登録機能と、著作物データベ
ース20に登録済みの書籍などを改版時などに更新する
著作物更新機能と、著作物データベース20に登録済み
の書籍などをアクセスしてきたユーザーに販売・提供す
る著作物販売機能とを有する。尚、ここで、デジタルデ
ータ化とは、例えば、書籍などの著作物の場合には、著
作物のデータをテキストファイル(Text File)形式、
エキスパンドブック(Expanded book )形式、PDF
(Portable Document Format)形式、HTML(Hypert
ext Markup Language)形式などに変換することをい
い、要するにユーザーの端末機器4a〜4cで利用可能
な形式のデータに変換することをいう。また、著作物販
売機能には、課金処理なども含まれる。
【0032】書庫管理機能には、ユーザー毎に書庫を作
成して管理する書庫管理機能と、ユーザーが購入した出
版物をユーザー毎の書庫に格納して保管する書庫登録機
能と、ユーザー毎に書庫に格納されている著作物の追加
・更新・削除などを行う書庫メンテナンス機能とを有す
る。
【0033】次に、図3を用いてセンターシステム1が
有する各データベース20,30,40の論理構造につ
いて説明する。
【0034】ユーザー情報データベース30は、ユーザ
ーの登録情報を格納するデータベースで、図3ではk人
分のユーザーを登録できるように構成されている。ユー
ザー登録情報としては、センターシステム1が各ユーザ
ー毎に発行したユーザーIDコード31やパスワード3
2、ユーザーが登録時に入力した住所33、氏名34、
連絡先、Eメールアドレスなどのプロファイル情報、そ
の他、決済方法などを登録する。センターシステム1内
部の処理では、このユーザーIDコード31がユーザー
を識別するコードとして使用される。
【0035】書籍データベース20は、著作者が著した
著作物をデジタルデータ化して格納しておくためのデー
タベースで、図3では、m個分の著作物を登録できるよ
うに構成されている。登録する情報としては、著作物を
識別するための著作物コード21、当該著作物を著した
著作者の情報22、当該著作物の版コード23、当該著
作物を分類するための分類コード24、当該著作物のタ
イトル25及びデータ26などからなる。
【0036】書庫データベース40は、ユーザーが購入
した出版物を保存して、ユーザーの要求により何時でも
ユーザーに提供するためのデータベースで、図3ではn
個分の書庫を作成できるように構成されている。書庫の
情報としては、ユーザーIDコード41、書庫番号4
2、著作物コード43、ブックマーク44、版コード4
5、ページ情報46などからなる。ユーザーIDコード
41は、ユーザ情報データベース30のユーザーIDコ
ード31と対応していて、これによって当該書庫を使用
するユーザーを特定することができる。また、著作物コ
ード43と版コード45は著作物データベース20の著
作物コード21と版コード23とにそれぞれ対応してい
る。この著作物コード43によって当該書庫に保存され
ている著作物を特定することができ、更に、版コード4
5によって当該書庫に保存されている著作物のバージョ
ン管理を行うことができる。例えば、改版時のバージョ
ンアップ作業なども、この版コード43と著作物データ
ベース20の版コード23とを対比すれば可能であり、
常に最新のバージョンの著作物を提供することができ
る。また、書庫番号42は、書庫データベース40に複
数の書庫領域を作成する場合などに使用される。ブック
マーク44はユーザーが栞を挿むようにして使用するた
めの情報である。
【0037】次に、図4を用いて、本発明に係る電子出
版システム及び電子書庫システムの動作例について説明
する。点線をはさんで、向かって左側がユーザーが行う
処理、右側がセンターシステム1側が行う処理である。
【0038】ユーザーはネットワーク10に接続した端
末4a〜4cを用いてセンターシステム1にアクセスす
る(Step01)。ユーザーは、アクセス時にユーザーID
やパスワードを指定する。
【0039】ユーザーからのアクセスを受けたセンター
システム1は、ユーザが登録済みのユーザーであるか判
定する(Step02)。具体的には、ユーザーが指定したユ
ーザーIDコードとパスワードがユーザー情報データベ
ース30に登録済みかどうか判定する。
【0040】判定した結果、登録済みでないユーザーで
ある場合、即ち、新規のユーザーである場合には、ユー
ザー登録を行うようにユーザーに対して要求する(Step
03)。
【0041】これに対してユーザーは、プロファイル情
報など必要な情報を入力してユーザー登録を行う(Step
04)。
【0042】センターシステム1は、ユーザー登録を行
った当該ユーザーに対してユーザーIDとパスワードを
発行すると共に、登録された情報をユーザー情報データ
ベース30に格納する(Step05)。これ以降、ユーザー
は発行されたユーザーIDとパスワードを用いてセンタ
ーシステム1にアクセスする。
【0043】次に、ユーザーはセンターシステムに対す
る要求事項を選択する(Step06)。具体的には、著作物
の購入を希望するのか、それとも書庫の利用を希望する
のか、を選択する。
【0044】著作物の購入を希望する場合には、購入し
たい著作物のリクエスト内容を指定する(Step07)。例
えば、購入したい著作物のジャンルや分類、キーワード
など、著作物を特定するための情報を指定する。
【0045】これに対してセンターシステム1は、ユー
ザーが指定した情報をもとに著作物データベース20を
検索し(Step08)、検索結果をユーザーに返信する(St
ep09)。
【0046】ユーザーはセンターシステム1からの検索
結果を見て、欲しい著作物が見つかったならばその著作
物を選択し(Step10)、見つからなければ検索条件を変
えて再度検索する。
【0047】センターシステム1は、ユーザーが選択し
た著作物を出版物としてユーザーに配送する、及び/又
は、ユーザーが選択した著作物をユーザーの書庫に格納
する(Step11)。ユーザーの書庫に格納する具体的な処
理は、ユーザーの持つユーザーIDコードとユーザーが
選択した著作物の著作物コードとをキーにして、書庫デ
ータベースに格納する。
【0048】ユーザは、センターシステム1から配送さ
れてきた出版物を、あるいは、自分専用の書庫に格納さ
れている出版物を閲覧する(Step14)。
【0049】一方、Step06でユーザーが書庫の閲覧を希
望した場合には、センターシステム1に対して書庫の閲
覧要求を行う(Step12)。この時に、閲覧する著作物を
特定するための分類コードやキーワードなどを指定して
も良い。
【0050】これに対してセンターシステム1は、ユー
ザーが所有する書庫を書庫データベースから検索して、
検索結果をユーザーに返信する(Step13)。
【0051】ユーザーは、検索結果のなかから希望する
著作物を選択し、閲覧を行う(Step14)。この時、その
場で閲覧しても良いし、一旦著作物をダウンロードして
おいて、後から閲覧しても良い。
【0052】以上、図4をもとに説明したユーザーとセ
ンターシステム1との対話手順を、クッキー(Cookie)
技術を用いて行っても良い。センターシステム1はクッ
キーを用いることにより、ユーザーを識別・管理できる
ようになり、特に、くり返してアクセスするユーザーに
対して個別にサービスを提供することができ、これによ
ってきめ細かなサービスが可能になる。
【0053】(第2実施例)次に、第1実施例とは異な
る形態の電子出版システムに、本発明に係る電子書庫シ
ステムを組み込んだ実施形態について説明する。尚、第
1実施例と重複する部分については詳細な説明を省略す
る。
【0054】はじめに本実施例に係る電子出版システム
について簡単に説明する。
【0055】本実施例に係る電子出版システムでは、セ
ンターシステム1の著作データベース20に著作物デー
タを登録する際には、必ずしも1冊単位、作品単位であ
る必要はなく、雑誌の各記事、書籍の各節、などの比較
的少量に区分けされている単位で登録することができ
る。
【0056】一方、書籍の購入者である読者は、自分の
手元にある端末4a〜4cを用いて書籍を発注する。
【0057】発注を受取ったセンターシステム1は、読
者の要求内容に従って著作物データベースを検索し、関
連のある著作物データの一覧を読者の端末4a〜4cに
表示する。
【0058】読者はその一覧の中から更に自分の求める
著作物を取捨選択し、編集要求をセンターシステム1に
送る。
【0059】この編集要求を受取ったセンターシステム
1は、選択された著作物からなる著作物を、読者の個人
情報を組み込みながら動的に(ダイナミックに)一冊の
電子書籍6aに再編集する。本明細書では、これを動的
再編集という。
【0060】完成した電子書籍は、その読者に最も相応
しい内容及び構成になっており、世界でたった1冊のも
のとなる。ここで重要なことは、例えば、読者Aには読
者Aの発注情報が反映された電子書庫物が、読者Bには
読者Bの発注情報が反映された電子出版物が、同様に読
者Cには読者Cの発注情報が反映された電子出版物が提
供されるということである。
【0061】このようにして出版された電子出版物は、
その内容及び構成が読者個人のリクエストに従って再編
集されており、更に読者の個人情報もその中に組み込ま
れているため、コピーして第3者に配るなどの不正コピ
ー行為が技術的には可能であっても、その行為を抑制す
る作用が働くのである。
【0062】すなわち、読者Aが電子出版物をコピーし
て読者Bに渡しても、その内容と構成は読者Aにとって
有用なものとなっており、必ずしも読者Bにとって有用
なものであるとは限らないということである。更に、電
子出版物には読者Aの個人情報も組み込まれていること
から、読者Aには電子出版物を不正に配布しようとする
意欲を失わせ、また、第3者である読者Bには電子出版
物を不正に受取る意欲を失わせるのである。
【0063】以上のような電子出版システムにおいて本
発明の電子書庫を適用すると、例えば、図5に示す書庫
データベース40の各書庫には、必ずしも1冊単位、作
品単位で登録されるとは限らず、上で説明したように、
雑誌の各記事、書籍の各節、などの比較的少量に区分け
されている単位で登録されることが考えられる。この場
合、書庫データベース40上のページ情報46には、上
記区分けされたページの開始ページと終了ページの情報
が格納される。要するに、同じ著作物でも書庫に格納す
る範囲はユーザーによって様々である。
【0064】図5に示すように、センターシステム1が
ユーザー用インデックス50、即ち、ユーザー専用の目
次データをユーザーに提供する。このユーザー用インデ
ックス50はタイトル52とページ53とから構成され
る。このページ53情報は、ユーザー特有のページ、つ
まりユーザー毎の絶対ページとなり、他のユーザーにと
っては何の意味もなさない情報となる。即ち、このユー
ザー用インデックス50は、そのユーザーの書庫を開く
ためのキー(鍵)としても有効である。
【0065】また、このページ53情報の部分をハイパ
ーテキストリンク(Hyper Text Links)にして、ユーザ
ーがこの部分をクリックすると、対応する書庫データベ
ース40内のユーザーの書庫に繋がるようにしても良
い。
【0066】以上、本発明の電子書庫システム及び電子
出版システムについて、第1実施例乃至第2実施例を用
いて、詳細に説明したが、本発明は本実施例に限定され
ず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改
良や変更を成し得るであろう。従って、本発明はこの開
示から妥当な特許請求の範囲に係わる発明特定事項によ
ってのみ限定されるものでなければならない。
【0067】
【発明の効果】本発明により、ユーザーは、購入した出
版物を必要な時に必要な分だけダウンロードすれば良い
ため、全てを手元に置いておく必要はない。また、外出
時などでも、ネットワークに接続できる機器だけを持っ
て行けば、あるいは、外出先にネットワークに接続でき
る機器だけあれば、必要な分の出版物を必要な時にダウ
ンロードするなどして利用することができる。
【0068】また、転居などの際にも、仮に手持ちの出
版物を全て処分してしまっても、何時でも必要な分の出
版物をダウンロードすることができる。
【0069】従って、ユーザーは、購入した出版物を保
管したり整理したりする手間を軽減すると共に保管スペ
ースも節約し、更に、外出時などの場合にも必要な出版
物を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子書庫システム及び電子出版シ
ステムの一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】図1に示した電子書庫システム及び電子出版シ
ステムの機能階層図である。
【図3】図1に示すセンターシステム内のデータベース
の一構成例を示す関連図である。
【図4】本発明に係る電子書庫システム及び電子出版シ
ステムの動作の一例を示す流れ図である。
【図5】第2実施例におけるのデータベースの一構成例
を示す関連図である。
【図6】従来の典型的な電子出版システムの一実施形態
を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1....センターシステム 2....著作物 3....編集者システム 4a〜4c....端末 5....印刷装置 6....電子媒体 7....紙媒体 10....ネットワーク 20....著作物データベース 30....ユーザー情報データベース 40....書庫データベース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザーが購入した出版物をネットワー
    ク上のデータベースに保存し、ユーザーの要求に応じ
    て、前記データベースに保存している出版物をネットワ
    ークを介して当該ユーザーにのみ提供する電子書庫シス
    テム。
  2. 【請求項2】 登録されている著作物データをユーザー
    の要求に基づいて出版物として当該ユーザーに提供する
    電子出版システムであって、 ユーザーが購入した出版物をネットワーク上のデータベ
    ースに保存し、ユーザーの要求に応じて、前記データベ
    ースに保存している出版物をネットワークを介して当該
    ユーザーにのみ提供する電子出版システム。
  3. 【請求項3】 登録されている著作物データ群の中か
    ら、ユーザー個人の要求内容に基づいて著作物データの
    構成を動的に再編集し、及び/又は、当該ユーザーの個
    人情報に基づいて当該著作物データの内容を動的に再編
    集し、この再編集した著作物データを出版物として当該
    ユーザーにのみ提供する電子出版システムであって、 ユーザーが購入した出版物をネットワーク上のデータベ
    ースに保存し、ユーザーの要求に応じて、前記データベ
    ースに保存している出版物をネットワークを介して当該
    ユーザーにのみ提供する電子出版システム。
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