JP2001154986A - 電子機器および電子機器のパスワード入力方法 - Google Patents

電子機器および電子機器のパスワード入力方法

Info

Publication number
JP2001154986A
JP2001154986A JP33992199A JP33992199A JP2001154986A JP 2001154986 A JP2001154986 A JP 2001154986A JP 33992199 A JP33992199 A JP 33992199A JP 33992199 A JP33992199 A JP 33992199A JP 2001154986 A JP2001154986 A JP 2001154986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
password
command
microcomputer
personal computer
echo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33992199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3541761B2 (ja
Inventor
Haruhisa Hatano
晴久 波多野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP33992199A priority Critical patent/JP3541761B2/ja
Publication of JP2001154986A publication Critical patent/JP2001154986A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3541761B2 publication Critical patent/JP3541761B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エコー処理が原因となって、受け付けられた
正規のパスワードおよびその桁数が漏洩することを防止
する。 【解決手段】 通信相手となる外部機器から送られたコ
マンドの文字コードを受信し(S1)、コマンドエコー
がオンの場合にはその受信した文字コードを外部機器に
戻す(S4)。コマンドの受信終了後、そのコマンドが
パスワード入力コマンドかどうかを判断し(S5)、パ
スワード入力コマンドであって且つコマンドエコーがオ
ンに設定されている場合には、受信したパスワードを無
効とし(S11)、外部機器に応答結果「ERR」を送
信する(S12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部機器から入力
したコマンドやデータを当該外部機器に戻すエコー処理
機能を備えた電子機器およびその電子機器のパスワード
入力方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の電子機器とし
て、自動販売機、コピー機、ガスメータなどの外部機器
に接続されてこれら外部機器から販売データ、在庫デー
タ、検針データなどを取得し、その取得したデータを無
線通信回線を介してデータ管理用のホストコンピュータ
に自動送信する通信端末装置がある。この通信端末装置
は、設置時、メンテナンス時、故障時などにおいて上記
外部機器と切り離され、その外部機器に替えてメンテナ
ンス用の外部機器例えば携帯型のパソコンが接続され
る。この状態で、作業者はパソコンを用いて通信端末装
置とコマンドやデータの送受信を行い、その作業を通し
て通信端末装置の動作設定を行ったり、故障原因の調査
を行ったりする。
【0003】この場合、通信端末装置はエコー処理を実
行するので、作業者がパソコンのキーボードから入力し
たコマンドやデータは、通信端末装置によりエコーされ
てパソコンに戻される(いわゆるコマンドエコーあるい
はキャラクタエコーと称される機能)。パソコンは、こ
の戻されたコマンドやデータをディスプレイに表示す
る。
【0004】ところで、上記通信端末装置は、自動販売
機などの外部機器に取り付けられた状態で一般の使用者
に触れられ得る環境下に置かれるので、通信端末装置の
動作状態自体を変更するような重要なコマンドはパスワ
ードを入力した後でなければ受け付けられないようにな
っている。
【0005】しかしながら、従来の通信端末装置にあっ
ては、作業者がパスワードを入力すると、そのパスワー
ドも通信端末装置によってエコーされ、パソコンのディ
スプレイに表示される。メンテナンス作業は自動販売機
などの外部機器が設置された場所で行われる場合も多
く、作業中パソコンの前に作業者や通信端末装置の使用
者に加え第三者が居合わせたような場合、ディスプレイ
を介してその第三者に作業者が入力したパスワードを見
られる虞がある。
【0006】作業者が正しいパスワードを入力した時
は、通信端末装置はそのパスワードを受け付け、パソコ
ンに対しパスワードを受け付けた旨の応答メッセージ
(例えば「OK」)を返す。また、作業者が誤ったパス
ワードを入力した時は、通信端末装置はそのパスワード
の受け付けを拒否し、パソコンに対しパスワードが受け
付けられなかった旨の応答メッセージ(例えば「ER
R」)を返す。
【0007】従って、上記第三者は、ディスプレイの画
面に表示されるパスワードとその応答メッセージとの両
方を見ることにより、通信端末装置に受け付けられた正
規のパスワードを知ることが可能となる。この場合、従
来の通信端末装置では、パスワードに関する文字を一旦
「*」(アスタリスク)に変換した後パソコンに戻す工
夫もされている。しかし、その場合であっても、第三者
は正規のパスワードの桁数を知ることが可能であって、
完全な機密保護がなされているとは言い難かった。
【0008】こうした第三者へのパスワードの漏洩は、
作業者が通信端末装置のエコー機能をオフに設定した後
にパスワードを入力すれば防げるが、作業者がその設定
を忘れる場合も多く、根本的な解決とはならない。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、エコー処理機能を備えた電子機器にお
いて、受け付けられた正規のパスワードおよびその桁数
が漏洩することを防止可能な電子機器および電子機器の
パスワード入力方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために請求項1に記載した手段を採用できる。この手段
によれば、電子機器は、エコー処理を実行している状態
においてパスワードを含むコマンドやデータを入力した
時には、そのパスワードを無効なものとして外部機器に
戻すので、外部機器ではこの電子機器から戻されたパス
ワードを誤ったものとして認識する。つまり、パスワー
ドの入力者が電子機器のエコー機能を停止(オフ)させ
ずに入力したパスワードは、たとえそれが正規のもので
あっても外部機器において全て誤ったパスワードとして
表示等される。従って、その戻されたパスワードを盗み
見た第三者に、そのパスワードが正規のものとして認識
されることがなくなる。
【0011】また、当該電子機器がパスワードを「*」
(アスタリスク)などの文字に変換して外部機器に戻す
場合であっても、その戻されたパスワードを盗み見た第
三者に、そのパスワードの桁数が正しいものとして認識
されることがなくなる。
【0012】さらに、パスワードの入力者がパスワード
の入力に際し電子機器のエコー機能をオフすることを忘
れているような場合、正規のパスワードが受け付けられ
ないので、その入力者に対して電子機器のエコー機能を
オフするよう促す効果も期待できる。
【0013】請求項2に記載した手段によれば、電子機
器は、パスワードを含むコマンドやデータを入力した時
は、当該パスワードについてエコー処理の実行を停止す
るので、パスワードの入力者が電子機器のエコー機能を
オフさせずに外部機器からパスワードを入力した場合で
あっても、そのパスワードが外部機器に戻されることが
なくなる。これにより、入力したパスワードが外部機器
において表示等されることがなくなり、桁数も含めパス
ワードの漏洩を防止することができる。
【0014】請求項3に記載した手段によれば、エコー
処理が実行状態に設定された後に外部機器からパスワー
ドを入力した場合に、その入力したパスワードを無効化
した上で外部機器に戻す。従って、外部機器では、この
電子機器から戻されたパスワードがたとえ正規なもので
あっても誤ったものとして認識され、以てパスワードの
漏洩を防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を通信端末装置に適用した第1の実施形態について図1
および図2を参照しながら説明する。図1は、通信端末
装置の電気的構成を機能ブロックにより示している。こ
の図1において、電子機器としての通信端末装置1は、
本体2と当該本体2に対し着脱可能なアダプタ3とから
構成されている。アダプタ3は、後述するように必要に
応じて用いられるもので、本体2に設けられたコネクタ
2aにアダプタ3に設けられたコネクタ3aを嵌合する
ことにより装着するようになっている。
【0016】本体2は、マイクロコンピュータ4(以
下、マイコン4と称す)を主体として、スイッチ5、L
ED6、7、ROM8、RAM9、EEPROM10、
外部インターフェース部11、無線通信部12、アンテ
ナ13および電源部14を備えて構成されている。
【0017】マイコン4は、CPU、入出力ポート、タ
イマなどから構成され、予めROM8に書き込まれた制
御プログラムに従って後述するコマンド受信処理などを
実行するようになっている。また、マイコン4は、スイ
ッチ5から入力ポートを介して操作信号を入力し、LE
D6と7に出力ポートを介して発光信号を出力するよう
になっている。
【0018】ROM8は例えばフラッシュROMからな
り、出荷時において制御プログラムが書き込まれてい
る、また、マイコン4は、アンテナ13を介して無線通
信部12で受信した制御プログラムをROM8に書き込
むことにより、制御プログラムの書き換えが可能となっ
ている。
【0019】EEPROM10には、種々の動作パラメ
ータ等が記憶されている。このEEPROM10の記憶
内容は、電源投入時にマイコン4によってRAM9に転
送され、以降マイコン4はRAM9から動作パラメータ
等を読み出すようになっている。
【0020】外部インターフェース部11は、コネクタ
2aとマイコン4との間に介在し、外部機器とマイコン
4との間で送受信されるコマンドおよびデータを中継す
る機能を備えている。この場合、コネクタ2aを通過す
る信号は、Hレベルとして5V、Lレベルとして0Vの
電圧レベルを有している。従って、例えば自動販売機な
どの外部機器のインターフェース仕様が上記電圧レベル
である場合には、アダプタ3を用いることなくコネクタ
2aに外部機器のインターフェース部(図示せず)が直
接接続される。
【0021】これに対し、自動販売機などの外部機器が
RS−232C規格のインターフェース仕様を備えてい
る場合、あるいは設置時、メンテナンス時、故障時など
においてRS−232C規格のインターフェースを備え
たパソコン20が接続される場合には、本体2にアダプ
タ3が装着される。アダプタ3は、0−5Vの電圧レベ
ルとRS−232C規格に従った電圧レベルとの変換を
行うためのドライバ15、16を備えている。RS−2
32C規格に従った信号は、アダプタ3に設けられたD
サブタイプのコネクタ17とコマンドライン18または
レスポンスライン19とを介して外部機器例えばパソコ
ン20との間を伝送されるようになっている。
【0022】なお、アダプタ3を用いる場合には、電源
端子21を介して外部から電源電圧Vcc(例えば5
V)を供給する。この場合、その電源電圧Vccはコネ
クタ3a、2aを介して本体2の電源部14に供給され
るようになっている。また、アダプタ3を用いない場合
には、コネクタ2aの所定のピンから電源電圧Vccを
直接供給するようになっている。
【0023】本体2の無線通信部12は、例えばPHS
(Personal Handyphone System)標準データ通信プロト
コルであるPIAFS(PHS Internet Access Forum St
andard)により、他の通信端末装置(図示せず)との間
またはPHS回線を経由して固定局に設置されたホスト
コンピュータ(図示せず)との間でコマンドおよびデー
タの送受信を行うようになっている。
【0024】電源部14は、コネクタ2a(および3
a)を介して供給される電源電圧Vccを入力し、マイ
コン4や無線通信部12などが動作するために必要とな
る電源電圧を生成するようになっている。
【0025】次に、マイコン4が外部機器としてのパソ
コン20からコマンド特にパスワード入力コマンドを受
信する場合のコマンド受信処理について図2も参照しな
がら説明する。通信端末装置1が通常動作を行っている
時には、コネクタ17(またはコネクタ2a)に外部機
器例えば自動販売機が接続されており、マイコン4はホ
ストコンピュータからの指令に従って自動販売機から販
売データや在庫データを獲得し、そのデータを無線通信
部12を介してPHS回線経由でホストコンピュータに
送信する。
【0026】これに対し、通信端末装置1の設置時、メ
ンテナンス時、故障時には、コネクタ17から自動販売
機が切り離され、それに替えてコマンドライン18、レ
スポンスライン19および図示しない制御ラインを介し
てパソコン20のRS−232Cコネクタが接続され
る。そして、作業者は、パソコン20のキーボード20
aから所定の文字列により構成されるコマンド(例えば
ATコマンド)やデータを入力し、通信端末装置1から
送信される応答結果やデータをディスプレイ20bで確
認することにより、通信端末装置1の動作状態の設定、
動作テスト、故障原因の調査等を行う。
【0027】この場合、パソコン20は、キーボード2
0aの操作に対応した文字コードを出力する。そして、
その文字コードは、コマンドライン18、コネクタ1
7、ドライバ15、コネクタ3a、2aおよび外部イン
ターフェース11を介してマイコン4に送信される。
【0028】マイコン4は、パソコン20から送信され
たコマンドの文字コードをパソコン20に戻すいわゆる
コマンドエコー(キャラクタエコー)の機能を備えてい
る。マイコン4は、このコマンドエコーの機能を動作状
態(オン)または停止状態(オフ)に切り替え可能であ
って、パソコン20からコマンド例えば「ATE1」を
受信することによりオンとし、コマンド例えば「ATE
0」を受信することによりオフとする。エコーされた文
字コードは、外部インターフェース11、コネクタ2
a、3a、ドライバ16、コネクタ17およびレスポン
スライン19を介してパソコン20に送信される。パソ
コン20は、この送られた文字コードに対応した文字を
ディスプレイ20bに表示する。
【0029】さらに、通信端末装置1は、自動販売機な
どの外部機器に取り付けられた状態で一般の使用者に触
れられ得る環境下に置かれるので、通信端末装置1の動
作状態自体を変更するような重要なコマンドは、有効な
パスワードを入力した後でなければ受け付けられないよ
うになっている。
【0030】さて、図2は、マイコン4が実行するコマ
ンド受信処理の内容を示すフローチャートである。マイ
コン4は、パソコン20から送信されたコマンドの文字
コードを1文字分受信する(ステップS1)。マイコン
4は、ステップS2において、コマンドエコー機能がオ
フに設定されているかどうかを判断し、オフ(YES)
の場合にはステップS3に移行する。また、オン(N
O)の場合には、ステップS4において、受信した文字
コードをパソコン20に戻した(エコーした)後にステ
ップS3に移行する。
【0031】このステップS3において、マイコン4
は、1つのコマンドの受信が終了したかどうかを判断
し、終了していない(NO)と判断した場合にはステッ
プS1に移行する。一方、マイコン4は、受信終了した
(YES)と判断した場合にはステップS5に移行し、
そこでその受信したコマンドがパスワード入力コマンド
(以下、PWコマンドと称する)かどうかを判断する。
PWコマンドは、例えば「AT!PASSWD=012
3456789」といったもので、以下の説明において
は便宜上「AT!PASSWD=」をコマンド部、「0
123456789」をパラメータ部と称する。
【0032】マイコン4は、PWコマンドでない(N
O)と判断した場合にはステップS6に移行し、そこで
当該コマンド処理を実行する。一方、マイコン4は、P
Wコマンドである(YES)と判断した場合にはステッ
プS7に移行し、そこでコマンドエコー機能がオフに設
定されているかどうかを判断する。コマンドエコー機能
がオフに設定されている(YES)と判断した場合に
は、さらにステップS8においてPWコマンドのパラメ
ータ部(すなわちパスワード)が正規のものであるかど
うかの照合を行う。そして、マイコン4は、正規のもの
である(YES)と判断した場合には当該パスワードを
有効として(ステップS9)、パソコン20に応答結果
例えば「OK」を送信する(ステップS10)。また、
マイコン4は、正規のものでない(NO)と判断した場
合には当該パスワードを無効として(ステップS1
1)、パソコン20に応答結果例えば「ERR」を送信
する(ステップS12)。
【0033】これに対し、マイコン4は、ステップS7
でコマンドエコー機能がオフに設定されていない(N
O)と判断した場合には、エコーされたパスワードがパ
ソコン20のディスプレイ20bに表示されて漏洩する
虞が生じるため、当該パスワードを無効なものとし(ス
テップS11)、パソコン20に応答結果「ERR」を
送信する(ステップS12)。
【0034】以上述べたように、本実施形態の通信端末
装置1は、外部機器であるマイコン20との通信におい
てコマンドエコーの機能を備え、パソコン20から受信
したコマンドが特にPWコマンドである場合に、コマン
ドエコー機能がオンに設定されているとその受信したパ
スワードを無効なものとし、その結果をパソコン20に
送信する。
【0035】コマンドエコー機能がオンに設定されてい
るので、作業者がキーボード20aから入力したパスワ
ードは、パソコン20のディスプレイ20bに表示され
る。従って、例えば作業者の近傍でディスプレイ20b
を見ている第三者に対し、そのパスワードを知られ得る
事態が生じる。しかしながら、その表示されたパスワー
ドを見た第三者は、ディスプレイ20bに表示される応
答結果が「ERR」であることから、たとえそのパスワ
ードが正規なものであっても、表示されたパスワードは
正規なものでないと認識する。そして、その第三者にと
っては、表示されたパスワードの文字のみならずその桁
数までもが不確かなものとなる。
【0036】従って、作業者がコマンドエコー機能をオ
フに設定することを忘れ、正規のパスワードがディスプ
レイ20bに表示された場合であっても、そのパスワー
ドを見た第三者からそのパスワードやそのパスワードの
桁数が漏洩することを極力防止できる。これにより、通
信端末装置1において、パスワードにより保護された重
要なコマンドが第三者により実行されるといった事態を
未然に防止することができる。
【0037】また、作業者は入力した正規のパスワード
が受け付けられないことにより、コマンドエコー機能を
オフに設定せずにパスワードを入力したことを知ること
ができる。これにより、パスワードの入力に際しコマン
ドエコー機能をオフするように作業者に対し注意を促す
という効果も期待できる。
【0038】(第2の実施形態)次に、本発明を通信端
末装置に適用した第2の実施形態について図3を参照し
ながら説明する。本実施形態の通信端末装置は、図1に
示した通信端末装置1と同じハードウェア構成を備えて
いるが、マイコン4により実行されるコマンド受信処理
の内容が一部異なる。ここでは、第1の実施形態と同様
に、通信端末装置1の設置時、メンテナンス時、故障時
において、コネクタ17にパソコン20が接続された場
合について説明する。
【0039】図3は、マイコン4が実行するコマンド受
信処理の内容を示すフローチャートである。マイコン4
は、ステップS21〜S24(図2に示すステップS1
〜S4に対応)において、パソコン20から送信された
コマンドのうちコマンド部について受信処理を実行す
る。マイコン4は、コマンド部の受信が終了すると、ス
テップS25において、受信中のコマンドがパスワード
入力コマンド(PWコマンド)かどうかを判断する。そ
して、マイコン4は、PWコマンドでない(NO)と判
断した場合にはステップS26に移行し、そこでパラメ
ータの受信を行い、その後当該コマンド処理を実行する
(ステップS27)。この受信したパラメータについて
も、コマンドエコー機能の設定状態に従ってパソコン2
0に戻される。
【0040】マイコン4は、ステップS25において受
信中のコマンドがPWコマンドである(YES)と判断
した場合にはステップS28に移行し、PWコマンドの
パラメータ部(すなわちパスワード)の文字コードを受
信する。この受信はステップS29でパスワードの受信
が終了した(YES)と判断するまでの間、繰り返し1
文字ずつ行われる。このパスワードの受信中は、コマン
ドエコー機能の設定状態にかかわらず、受信した文字コ
ードがパソコン20に戻されることはない。すなわち、
パスワードの受信中は、コマンドエコー機能が一時的に
オフ状態となるように制御される。
【0041】パスワードの受信が終了すると、マイコン
4は、ステップS30において、そのパスワードが正規
のものであるかどうかの照合を行う。そして、マイコン
4は、正規のものである(YES)と判断した場合には
当該パスワードを有効として(ステップS31)、パソ
コン20に応答結果「OK」を送信する(ステップS3
2)。また、マイコン4は、パスワードが正規のもので
ない(NO)と判断した場合には当該パスワードを無効
なものとし(ステップS33)、パソコン20に応答結
果「ERR」を送信する(ステップS34)。
【0042】以上述べたように、本実施形態の通信端末
装置1は、外部機器であるマイコン20から送信される
コマンドのコマンド部を受信した時点で、送信中のコマ
ンドがPWコマンドであるかどうかを判断し、PWコマ
ンドである場合には続くパスワードをパソコン20にエ
コーすることなく受信する。従って、コマンドエコー機
能の設定状態にかかわらず、パスワードがパソコン20
のディスプレイ20bに表示されることがなくなり、デ
ィスプレイ20bを見た第三者にパスワードが漏洩する
ことを防止することができる。
【0043】(その他の実施形態)なお、本発明は、上
記各実施形態に限定されるものではなく、次のように変
形または拡張が可能である。第1の実施形態において、
マイコン4は、コマンドエコー機能がオンに設定されて
いる場合、パスワードに関する文字を一旦「*」(アス
タリスク)などの文字に変換した後パソコン20に戻す
ようにしても良い。
【0044】パソコン20に替えて、固定局に設置され
たホストコンピュータからPHS回線および無線通信部
12を介してパスワードを入力する場合であっても、同
様にして適用できる。また、本発明は、通信端末装置に
限らず、外部機器と通信するものであってエコー処理機
能を備えたものであれば、その他の電子機器についても
適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である通信端末装置の
電気的構成を示すブロック図
【図2】マイコンが実行するコマンド受信処理を示すフ
ローチャート
【図3】本発明の第2の実施形態を示す図2相当図
【符号の説明】
1は通信端末装置(電子機器)、20はパソコン(外部
機器)である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器から入力したコマンドやデータ
    を前記外部機器に戻すエコー処理を実行する電子機器に
    おいて、 前記エコー処理の実行と停止とを切り替え設定可能であ
    って、 パスワードを含むコマンドやデータを入力した時に前記
    エコー処理が実行状態に設定されている場合に、前記パ
    スワードを無効化するように構成されていることを特徴
    とする電子機器。
  2. 【請求項2】 外部機器から入力したコマンドやデータ
    を前記外部機器に戻すエコー処理を実行する電子機器に
    おいて、 パスワードを含むコマンドやデータを入力した時は、当
    該パスワードについて前記エコー処理の実行を停止する
    ように構成されていることを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 外部機器から入力したコマンドやデータ
    を前記外部機器に戻すエコー処理機能を備えた電子機器
    がパスワードを入力する電子機器のパスワード入力方法
    において、 前記エコー処理を実行状態に設定した後に前記外部機器
    から前記パスワードを入力した時に、その入力したパス
    ワードを無効化することを特徴とする電子機器のパスワ
    ード入力方法。
JP33992199A 1999-11-30 1999-11-30 電子機器 Expired - Lifetime JP3541761B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33992199A JP3541761B2 (ja) 1999-11-30 1999-11-30 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33992199A JP3541761B2 (ja) 1999-11-30 1999-11-30 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001154986A true JP2001154986A (ja) 2001-06-08
JP3541761B2 JP3541761B2 (ja) 2004-07-14

Family

ID=18332033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33992199A Expired - Lifetime JP3541761B2 (ja) 1999-11-30 1999-11-30 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3541761B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005104420A1 (de) * 2004-04-22 2005-11-03 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und vorrichtung zur ansteuerung eines mobilfunkendgerätes, insbesondere in einem drahtlos-modul oder -terminal, mit rückübertragung von verwendeten steuerbefehlen
JP2009259153A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、並びに制御プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005104420A1 (de) * 2004-04-22 2005-11-03 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und vorrichtung zur ansteuerung eines mobilfunkendgerätes, insbesondere in einem drahtlos-modul oder -terminal, mit rückübertragung von verwendeten steuerbefehlen
JP2009259153A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、並びに制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3541761B2 (ja) 2004-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9430053B2 (en) Multi-hardware-system data processing device and information input method thereof
US7913258B2 (en) Information processing device and process control method
JP4998019B2 (ja) 状態表示制御装置
US5713028A (en) Micro-processor unit having universal asynchronous receiver/transmitter
US6912663B1 (en) Method and system for securing a personal computer bus
EP0583100B1 (en) Number assignment module setting system for portable telephone set and corresponding method
JP4708664B2 (ja) 周辺機器、周辺機器の制御方法、周辺機器の制御プログラム及び記憶媒体
KR20030081743A (ko) 개인용 휴대 단말기의 원격 진단 시스템 및 방법
KR101211900B1 (ko) 무선단말 기반 전자서명 처리 시스템
JP2001154986A (ja) 電子機器および電子機器のパスワード入力方法
US7518999B2 (en) Monitoring arrangements, having communication establishment information changed from initial communication establishment information
CN112445444A (zh) 图像形成装置及安全控制系统
JP2003162188A (ja) 被管理装置の管理方法、被管理装置
JP2020060882A (ja) コンピュータシステム
KR100475570B1 (ko) 홈네트워크 원격제어시스템 및 원격제어방법
CN110032132B (zh) 监视系统、监视方法以及上位装置
KR100319942B1 (ko) 엘리베이터의 이력 정보 관리 장치 및 방법
US20020128802A1 (en) System for and method of remotely validating a rule set
JPH11161591A (ja) データ通信装置,データ通信方法,記憶媒体,及びデバイスドライバ
KR20020045470A (ko) 엔진 제어장치의 이모빌라이저 시스템 대응 로직을검증하는 방법
KR100250005B1 (ko) 유기기기 제어 장치
KR100518629B1 (ko) 키 로드 장치 및 그 방법
KR101622103B1 (ko) 교통단말기의 실시간 클록을 이용한 안티-탬퍼 장치 및 그 방법
US7007081B2 (en) Peripheral equipment of computer
CN112256300A (zh) 服务器带内管理方法、装置、电子设备及可读存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3541761

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term