JP2001154834A - コンテンツ作成方法および装置、ならびに、記録媒体 - Google Patents

コンテンツ作成方法および装置、ならびに、記録媒体

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JP2001154834A
JP2001154834A JP33758499A JP33758499A JP2001154834A JP 2001154834 A JP2001154834 A JP 2001154834A JP 33758499 A JP33758499 A JP 33758499A JP 33758499 A JP33758499 A JP 33758499A JP 2001154834 A JP2001154834 A JP 2001154834A
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JP33758499A
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Tatsuya Ikeda
龍弥 池田
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Original Assignee
Sony Corp
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンポーネントを含めたHTML文書の作成
を容易に行うことができるようにする。 【解決手段】 コンポーネント2と専用のウィザード3
とがユーザに提供される。ユーザは、ウィザード3の設
定画面に基づきコンポーネント2の属性を設定する。設
定値は、コンポーネント2に反映され、プレビューされ
る。また、設定値は、HTMLのタグ記述に変換され、
HTML文書が作成され、例えばクリップボードのよう
なOSの共用メモリ領域に記憶される。一方、ウィザー
ド3とは独立してHTMLエディタ5が起動され、HT
ML文書7が編集される。ウィザード3に対する所定の
操作に基づき、HTML文書がクリップボードを介して
エディタ5に渡され、編集中の文書7の指定された位置
にペーストされる。プレビューしながらコンポーネント
2の設定を行うことができると共に、容易に文書7中に
コンポーネント2を埋め込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ソフトウェアコ
ンポーネントを用いたコンテンツの作成を容易に行える
ようにしたコンテンツ作成方法および装置、ならびに、
記録媒体である。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットなどのネットワー
ク上で流通ならびに公開される文書は、HTML(Hyper
Text Markup Language)やXML(Extensible Markup L
anguage)などのマークアップ言語により記述されるのが
一般的になっている。マークアップ文書は、テキスト文
書中に埋め込んだタグと称される制御記号により文書構
造を記述すると共に、表示レイアウトの指示や、画像デ
ータの表示、動画データや音声データの再生指示など、
様々な制御がタグにより指定される。マークアップ言語
は、ブラウザと称されるソフトウェアに読み込まれるこ
とで、タグの解釈がなされ、所定の表示や機能が実現さ
れる。マークアップ言語は、テキストデータで記述さ
れ、機種やOS(Operation System)に対する依存性が少
ないため、ネットワークで用いるのに適した言語とされ
る。
【0003】例えば、HTMLで記述された文書ファイ
ル(以下、HTML文書と称する)は、インターネット
に接続されたサーバ上に置かれ、インターネットに対し
て公開される。インターネットに対して公開されたHT
ML文書を、Webコンテンツと称する。なお、以下で
は、インターネットに接続されたサーバを、WWW(Wor
ld Wide Web)サーバと称する。
【0004】一方、近年では、パーソナルコンピュータ
などで動作するソフトウェアでは、ソフトウェアコンポ
ーネントと称されるプログラムを集合させて一つのソフ
トウェアを構成する技術が用いられることがある。ソフ
トウェアコンポーネントは、ソフトウェアの部品として
用いられる、単体の機能を実現するためのプログラムで
あって、例えば、独自のGUI(Graphical User Interf
ace)を実現するためのユーザインターフェイスの要素か
らなる。以下、ソフトウェアコンポーネントをコンポー
ネントと略称する。
【0005】コンポーネントのより具体的な例として
は、JavaアプレットやActiveXコントロール
などが挙げられる。Javaは、米国Sun Micr
osystems社が開発した技術であり、Activ
eXコントロールは、米国Microsoft社が開発
した技術である。これらコンポーネントは、テキストデ
ータでその属性(プロパティ)を記述され、上述のHT
ML文書やXML文書に貼り付けて、ブラウザ上で動作
させることが可能である。
【0006】例えば、HTML文書中に、所定のタグに
よってコンポーネント名や各種のパラメータを記述され
ることによりコンポーネントのプロパティが設定され、
コンポーネントがHTML文書に貼り付けられる。この
HTML文書が対応するブラウザに読み込まれること
で、貼り付けられたコンポーネントが実行され、指定さ
れた属性に従って所定のGUIが実現される。
【0007】すなわち、このようなコンポーネントを用
いることで、クライアント側において実行可能なプログ
ラムを、WWWサーバおよびインターネットを介して配
信すると共に、クライアント側で実行させることが可能
となる。例えば、クライアント側のブラウザ上で、高度
な処理を実行させたり、インターネットのトラフィック
を消費せずに、アニメーションなどの動画表示を行うこ
とが可能である。これにより、多彩な表現力を持ったW
ebコンテンツをインターネットを介して配信すること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、上述したコンポーネントを含んだHTML文書を作
成するのが容易ではなかったという問題点があった。
【0009】HTML文書は、上述したように、テキス
トデータであるので、通常のテキストエディタでも作成
することが可能であが、タグの挿入や作成されたHTM
L文書のプレビューなどを容易に行うように、一般的に
は、HTML文書を作成するのに適したユーザインター
フェイスを有したHTMLエディタが用いられる。ワー
ドプロセッサなどのソフトウェアに、HTML文書作成
機能が搭載されているものも、多数存在する。
【0010】図23は、コンポーネントの開発者(ベン
ダ)からコンテンツ制作者(ユーザ)へコンポーネント
が提供される一例の形態を示す。ベンダ200が開発し
たコンポーネント201は、HTMLコンテンツ制作者
202に提供される。コンテンツ制作者202は、例え
ば市販されている一般的なHTMLエディタ203を用
いて、HTML文書によるコンテンツを作成している。
コンテンツ制作者202は、HTMLエディタ203を
用いて、作成中のHTML文書中に、供給されたコンポ
ーネント201のプロパティを設定する記述を行うこと
で、HTML文書にコンポーネントを貼り付け、例えば
インターネット上に公開されるWebコンテンツ204
を完成させる。
【0011】これらの、HTMLエディタ203やHT
ML文書編集機能を有するワードプロセッサ・ソフトウ
ェアでは、例えば、HTML文書がテキストデータ形式
で表示され、テキストデータ形式で直接的にHTMLを
記述する第1のモードと、作成されたHTML文書が実
際にブラウザに表示される形式で、HTML文書の編集
および作成を行うようにされた第2のモードとを有す
る。第2のモードでは、HTMLで規定されたタグによ
る制御がその都度、編集画面に反映される。そのため、
ユーザは、作成中のHTML文書による表示を具体的に
把握できるため、作業を効率的に行うことができる。
【0012】なお、以下では、繁雑さを避けるため、H
TML文書編集機能を有するワードプロセッサ・ソフト
ウェアも、HTMLエディタ203と称する。
【0013】ところが、このような一般的なHTMLエ
ディタ203などは、上述の第2のモードにおいても、
上述したようなコンポーネントを表示することができな
いものが多かった。この場合、一旦、編集モードを第2
のモードから第1のモードへと切り換えて、HTMLを
テキスト文書として編集するようにした上で、そのコン
ポーネントに関するタグを探し、そこに、そのコンポー
ネントのプロパティの設定値を直接的に入力しなければ
ならず、大変使いづらかったという問題点があった。
【0014】また、コンポーネントのプロパティの設定
に対応したHTMLエディタも存在する。このHTML
エディタは、プロパティシートと称される、コンポーネ
ントの各種プロパティを設定するためのGUI(Graphic
al User Interface)を用いる。しかしながら、このよう
なHTMLエディタでは、例えば一部のActiveX
コントロールの設定だけが可能であるなど、全てのコン
ポーネントに対応可能とはなっていなかったという問題
点があった。すなわち、上述したJavaアプレットを
含めた様々なコンポーネントがGUIを用いて設定可能
とはなっていないという問題点があった。
【0015】さらに、コンポーネントが実際にブラウザ
上に表示されたときに、どのように動作するのかを確認
できる、プレビュー機能を有するHTMLエディタも存
在する。しかしながら、こうしたHTMLエディタで
も、全ての種類のコンポーネントに対してプレビュー機
能が対応しているわけではないという問題点があった。
【0016】一方、ベンダがコンポーネントを独自に開
発する場合、上述したような問題点を回避するために、
開発されたコンポーネントのプロパティの設定やプレビ
ューが可能な、そのコンポーネントに専用のツールを開
発する場合もあった。図24は、コンテンツ開発者が、
開発したコンポーネントに専用のツールをさらに開発
し、コンテンツ制作者に提供する一例の形態を示す。
【0017】ベンダ200’は、コンポーネント201
を開発すると共に、このコンポーネント201のプロパ
ティ設定機能やプレビュー機能を有する専用のツール2
05を開発する。ツール205は、コンポーネント20
1と共にコンテンツ制作者202に提供される。コンテ
ンツ制作者202は、ツール205を用いてコンポーネ
ント201のプロパティ設定や、設定されたプロパティ
によるコンポーネントのプレビューなどを行い、最終的
に、Webコンテンツ204が作成される。コンテンツ
制作者202にとっては、専用ツール205によってコ
ンポーネント201のプロパティ設定やその結果のプレ
ビューなどが容易にできるため、作業効率が良い。
【0018】ところが、このツール205は、図23を
用いて上述した、HTMLエディタ203の機能も内蔵
する必要があり、ベンダ200’にとっては、開発に多
大な工数を要するという問題点があった。
【0019】さらにこの場合、コンテンツ制作者202
側で、使用コンピュータのOS(Operating System)やブ
ラウザのアップデートなどを行ったり、ベンダ200’
側でも、コンポーネント201のアップデートが行われ
ると、これらの変更に対応したツール205の変更も必
要になり、ベンダ200’にとってメンテナンスの手間
が膨大になる可能性があるという問題点があった。
【0020】したがって、この発明の目的は、コンポー
ネントを含めたHTML文書の作成を容易に行うことが
できるような、コンテンツ作成方法および装置、ならび
に、記録媒体を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、マークアップ言語で記述され、コ
ンポーネントソフトウェアが埋め込まれたコンテンツを
作成するコンテンツ作成方法において、コンポーネント
ソフトウェアに対して専用に設けられた設定画面によっ
てコンポーネントソフトウェアの属性を設定する設定の
ステップと、設定のステップで設定された属性をマーク
アップ言語の形式に変換する変換のステップと、変換の
ステップでマークアップ言語の形式に変換された属性を
記憶手段に記憶するステップと、記憶手段に記憶された
マークアップ言語の形式に変換された属性を、コンテン
ツがマークアップ言語の形式で記述されるテキストデー
タ中の指定された位置にペーストするペーストのステッ
プとからなることを特徴とするコンテンツ作成方法であ
る。
【0022】また、この発明は、マークアップ言語で記
述され、コンポーネントソフトウェアが埋め込まれたコ
ンテンツを作成するコンテンツ作成装置において、コン
ポーネントソフトウェアに対して専用に設けられた設定
画面によってコンポーネントソフトウェアの属性を設定
する設定手段と、設定のステップで設定された属性をマ
ークアップ言語の形式に変換する変換手段と、変換のス
テップでマークアップ言語の形式に変換された属性を記
憶手段に記憶する手段と、記憶手段に記憶されたマーク
アップ言語の形式に変換された属性を、コンテンツがマ
ークアップ言語の形式で記述されるテキストデータ中の
指定された位置にペーストするペースト手段とからなる
ことを特徴とするコンテンツ作成装置である。
【0023】また、この発明は、マークアップ言語で記
述され、コンポーネントソフトウェアが埋め込まれたコ
ンテンツを作成するためのプログラムが記録された記録
媒体において、コンポーネントソフトウェアが記録され
ると共に、コンポーネントソフトウェアに対して専用に
設けられた設定画面によってコンポーネントソフトウェ
アの属性を設定する設定のステップと、設定のステップ
で設定された属性をマークアップ言語の形式に変換する
変換のステップと、変換のステップでマークアップ言語
の形式に変換された属性を記憶手段に記憶するステップ
と、記憶手段に記憶された属性を、コンテンツがマーク
アップ言語の形式で記述されるテキストデータ中の指定
された位置にペーストするペーストのステップとからな
るプログラムが記録されたことを特徴とする記録媒体で
ある。
【0024】また、この発明は、マークアップ言語で記
述され、コンポーネントソフトウェアが埋め込まれたコ
ンテンツを作成するコンテンツ作成方法において、コン
ポーネントソフトウェアに対して専用に設けられた設定
画面によってコンポーネントソフトウェアの属性を設定
し、設定された属性を第1の記憶手段に記憶するステッ
プと、第1の記憶手段に記憶された属性をコンポーネン
トソフトウェアに対して設定する設定のステップと、第
1の記憶手段に記憶された属性をマークアップ言語の形
式に変換して第2の記憶手段に記憶するステップと、第
2の記憶手段に記憶された、マークアップ言語の形式に
変換された属性を、コンテンツがマークアップ言語の形
式で記述されるテキストデータ中の指定された位置にペ
ーストするペーストのステップとからなることを特徴と
するコンテンツ作成方法である。
【0025】また、この発明は、マークアップ言語で記
述され、コンポーネントソフトウェアが埋め込まれたコ
ンテンツを作成するコンテンツ作成装置において、コン
ポーネントソフトウェアに対して専用に設けられた設定
画面によってコンポーネントソフトウェアの属性を設定
し、設定された属性を第1の記憶手段に記憶する手段
と、第1の記憶手段に記憶された属性をコンポーネント
ソフトウェアに対して設定する手段と、第1の記憶手段
に記憶された属性をマークアップ言語の形式に変換して
第2の記憶手段に記憶する手段と、第2の記憶手段に記
憶された、マークアップ言語の形式に変換された属性
を、コンテンツがマークアップ言語の形式で記述される
テキストデータ中の指定された位置にペーストするペー
スト手段とからなることを特徴とするコンテンツ作成装
置である。
【0026】また、この発明は、マークアップ言語で記
述され、コンポーネントソフトウェアが埋め込まれたコ
ンテンツを作成するためのプログラムが記録される記録
媒体において、コンポーネントソフトウェアが記録され
ると共に、コンポーネントソフトウェアに対して専用に
設けられた設定画面によってコンポーネントソフトウェ
アの属性を設定し、設定された属性を第1の記憶手段に
記憶するステップと、第1の記憶手段に記憶された属性
をコンポーネントソフトウェアに対して設定する設定の
ステップと、第1の記憶手段に記憶された属性をマーク
アップ言語の形式に変換して第2の記憶手段に記憶する
ステップと、第2の記憶手段に記憶された、マークアッ
プ言語の形式に変換された属性を、コンテンツがマーク
アップ言語の形式で記述されるテキストデータ中の指定
された位置にペーストするペーストのステップとからな
るプログラムが記録されたことを特徴とする記録媒体で
ある。
【0027】上述したように、この発明は、コンポーネ
ントソフトウェアに対して専用に設けられた設定画面に
よってコンポーネントソフトウェアの属性が設定され、
設定された属性は、マークアップ言語の形式に変換され
て記憶手段に記憶され、記憶手段に記憶された、マーク
アップ言語の形式に変換された属性がマークアップ言語
の形式で記述されるテキストデータ中の指定位置にペー
ストされるため、マークアップ言語の形式で記述される
コンテンツに対して、容易にコンポーネントソフトウェ
アを埋め込むことができる。
【0028】また、この発明は、コンポーネントソフト
ウェアに対して専用に設けられた設定画面によって設定
されたコンポーネントソフトウェアの属性が第1の記憶
手段に記憶され、第1の記憶手段に記憶された属性は、
コンポーネントソフトウェアに対して設定されると共
に、マークアップ言語の形式に変換されて第2の記憶手
段に記憶され、第2の記憶手段に記憶された、マークア
ップ形式に変換された属性がマークアップ言語の形式で
記述されるテキストデータ中の指定位置にペーストされ
るため、マークアップ言語の形式で記述されるコンテン
ツに対して容易にコンポーネントソフトウェアを埋め込
むことができると共に、設定された属性に対するコンポ
ーネントソフトウェアの振る舞いを確認することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明について、図面を
参照しながら説明する。図1は、この発明の概念を説明
するための図である。この発明では、コンポーネントの
開発側、すなわちベンダ1がコンポーネント2を開発す
ると共に、コンポーネントのプロパティを設定するため
のアプリケーションである、ウィザード3を開発する。
ウィザードとは、複雑な一連の設定を順を追って指定し
ていく際などに用いられる、ユーザインターフェイスで
ある。ウィザードでは、一般的にGUI(Graphical Use
r Interface)が用いられ、対話的に処理が進められる。
開発されたコンポーネント2およびコンポーネントの設
定用ウィザード3は、共に、例えば同梱されて、ユーザ
であるコンテンツ制作者4に提供される。
【0030】コンテンツ制作者4は、図示されないコン
ピュータ上で、供給されたコンポーネント2を用いたH
TML文書を、一般的なHTMLエディタ5によって作
成することができる。コンポーネント2および対応する
ウィザード3は、共にコンピュータにインストールされ
る。あるいは、コンポーネント2がウィザード3に内蔵
されてコンピュータにインストールされる。
【0031】設定用ウィザード3は、例えばHTMLエ
ディタ5に対して独立して動作するプログラムであっ
て、コンテンツ制作者4は、ウィザード3の表示などに
従い、コンポーネント2の設定を行う。ウィザード3に
よって、コンポーネント2のプロパティ、例えばコンポ
ーネント2が有するGUIにおけるユーザインターフェ
イスの要素が設定される。
【0032】ウィザード3に対してなされた設定操作に
基づき、コンポーネント2の各種プロパティを示すプロ
パティ情報が生成される。生成されたプロパティ情報
は、HTMLのタグの記述として、ウィザード3のバッ
ファメモリ領域に格納される。例えば、コンポーネント
2がActiveXコントロールであれば、Objec
tタグ、Javaアプレットであれば、Aplletタ
グとして、ウィザード3のバッファメモリ領域に格納さ
れる。
【0033】ウィザード3は、コンポーネント2のプレ
ビュー機能を有する。すなわち、コンテンツ制作者4が
ウィザード3にプレビューの指示を出すと、ウィザード
3からコンポーネント2に対して、ウィザード3で設定
されバッファメモリ領域に格納されたプロパティ情報が
供給される。コンポーネント2は、供給されたプロパテ
ィ情報に基づきプロパティを設定され、実行される。コ
ンテンツ制作者4は、ウィザード3に対してなされた設
定に伴うコンポーネント2の振る舞いを、即時に確認す
ることができる。
【0034】また、設定されたプロパティ情報のHTM
Lエディタ5へのコピーがウィザード3に対して指示さ
れると、ウィザード3のバッファメモリ領域内に格納さ
れたプロパティ情報が、クリップボードと称される、コ
ンピュータの一時メモリ領域に格納される。コンテンツ
制作者4により、HTMLエディタ5上でペースト(貼
り付け)指示がなされると、クリップボードに格納され
た、タグで記述されたプロパティ情報が、HTMLエデ
ィタ5上で編集中のHTML文書の所定位置に貼り付け
られる。
【0035】このように、ウィザード3によるコンポー
ネント2の各種設定がHTMLエディタ5に対して反映
される。こうして、コンポーネント2が組み込まれたW
ebコンテンツ6が作成される。作成されたWebコン
テンツ6は、HTML文書の記述に基づく表示などが可
能な、HTMLブラウザ(以下、ブラウザと略称する)
に読み込まれ、所定の表示などがなされる。
【0036】ウィザード3は、コンポーネント2の各種
プロパティの設定を行うGUIを、コンテンツ制作者4
に提供するだけのプログラムなので、開発やメンテナン
スが容易である。また、コンテンツ制作者4は、普段使
用しているHTMLエディタ5を用いて、コンポーネン
ト2を含んだHTML文書を作成することができると共
に、ウィザード3によってコンポーネント2の各種設定
を簡単に行うことができるので、Webコンテンツ6の
作成作業を、効率的に行うことができる。
【0037】図2は、この発明に適用可能なコンピュー
タシステムの一例の構成を示す。この図2の構成は、後
述するこの発明の実施の第1、第2および第3の形態の
それぞれに、共通して適用することができるものであ
る。図2に示されるように、この発明は、一般的な構成
を有するパーソナルコンピュータ上で実現可能なもので
ある。コンピュータ10において、バス11に対し、C
PU(Central Processing Unit) 12、ROM(Read On
ly Memory)13、RAM(Random Access Memory)14、
ネットワークインターフェイス15、グラフィックイン
ターフェイス16、入出力インターフェイス18および
ハードディスクドライブ(HDD)21が接続される。
【0038】ROM13には、例えば、このコンピュー
タ10を起動させるための初期プログラムが予め記憶さ
れる。RAM14は、例えばCPU12のワークメモリ
として用いられる。RAM14に、HTMLエディタ5
やウィザード3のプログラムが読み込まれる。CPU1
2は、このRAM14に読み込まれたプログラムに従
い、各種の制御命令の発行や、データ生成などを行う。
【0039】グラフィックI/F16は、CPU12に
よって生成され供給された表示制御命令に基づき、ディ
スプレイ17に対する表示信号を生成する。ディスプレ
イ17は、例えばCRT(Cathode Ray Tube)やLCD(L
yquid Crystal Display)からなる。グラフィックI/F
16で生成された表示信号は、ディスプレイ17に供給
され、所定の表示がなされる。
【0040】入出力I/F18には、例えばキーボード
19やマウス20といった、各種入力デバイスが接続さ
れる。図示しないが、入出力I/F18には、例えばフ
ロッピードライブやCD−ROMドライブを接続するよ
うにしてもよい。HDD21は、大容量の記憶媒体であ
り、多数のデータや、プログラムファイルなどが格納さ
れる。
【0041】ネットワークI/F15は、所定の通信回
線22で接続された外部との通信を制御する。例えば、
コンピュータ10とインターネット上のWWWサーバ2
3とが通信回線22で接続され、ネットワークI/F1
5は、CPU12の命令に基づき、コンピュータ10と
WWWサーバ23との通信の制御を行う。
【0042】このようなコンピュータ10において、コ
ンピュータ10の起動時に、ROM13に記憶された起
動プログラムがCPU12に読み込まれ、メモリ管理や
各プログラムの実行管理などを行うOS(Operating Sys
tem)が起動される。上述したクリップボードは、このO
Sが有する、RAM14上のバッファメモリ領域であ
る。さらに、HTMLエディタ5やウィザード3が起動
されると、例えばHTMLエディタ5のバッファメモリ
領域や、ウィザード3のバッファメモリ領域がそれぞれ
のプログラムに従い、RAM14の所定領域に確保され
る。
【0043】なお、ユーザがキーボード19やマウス2
0を操作することで、HTMLエディタ5やウィザード
3といった、コンピュータ10上で動作されるアプリケ
ーションに対して、データの入力を行ったり、様々な指
示を与えることができる。例えば、モニタ17の表示画
面上には、マウス20の動きに対応して移動されるカー
ソルが表示され、このカーソル表示に基づきマウス20
を移動させることで、表示画面上の所定領域に割り当て
られた機能を選択することができ、マウス20のボタン
を所定の方法で押下することで、選択された機能を実行
させることができる。また、キーボード19では、各キ
ーに割り当てられた機能を実現したり、文字データの入
力を行うことができる。
【0044】以下、コンピュータ11において、HTM
Lエディタ5やウィザード3に対してユーザが行う、選
択や各種の指示、データ入力といった操作は、上述のよ
うにして、キーボード19やマウス20を用いてなされ
る。
【0045】図3は、この発明によるHTMLエディタ
5、設定用ウィザード3およびコンポーネント2間の関
係を概略的に示す。この図3に示される構成は、後述す
る、この発明の実施の第1、第2および第3の形態に共
通するものである。HTMLエディタ5上では、コンポ
ーネント2のタグを含むHTML文書7が作成ならびに
編集される。HTMLエディタ5に読み込まれたHTM
L文書7は、RAM14の所定領域に格納される。
【0046】一方、ウィザード3は、HTMLエディタ
5とは独立して起動ならびに動作される。ウィザード3
は、対応するコンポーネント2そのものを含み、コンピ
ュータ10におけるウィザード3の画面表示上に、コン
ポーネント2による表示がなされる。ウィザード3と、
ウィザード3上のコンポーネント2とは、RAM14を
介してデータのやり取りが行われる。ウィザード3によ
って対象コンポーネント2のプロパティが設定される
と、設定されたプロパティ情報がRAM14を介してコ
ンポーネント2に渡され、設定内容がウィザード3上の
コンポーネント2の例えば表示に反映される。
【0047】勿論、ウィザード3では、表示だけでな
く、このコンポーネント2が音声を伴うものであれば、
図2では省略されている音声出力部が制御され、音声が
出力されるようにできる。
【0048】さらに、例えばコンテンツ制作者4によ
り、ウィザード3に対して所定の操作がなされると、ウ
ィザード3で設定されRAM14に記憶されているプロ
パティ情報が、RAM14のOSが管理するクリップボ
ード上へコピーされる。クリップボード上にコピーされ
たプロパティ情報は、HTMLエディタ5上でなされる
所定の操作により、HTMLエディタ5で編集されてい
るHTML文書中の指定箇所にペーストされる。
【0049】次に、この発明の実施の第1の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。この実施の第1の形
態は、コンポーネント2として、上述したActive
Xコントロールを適用した例である。図4は、Acti
veXコントロールの設定を行うウィザード3のアーキ
テクチャを示す。図中で、上下方向に隣接するブロック
の間で、互いにデータや制御のやり取りが行われること
を示している。上下方向に階層構造をなしており、最上
位がデータ階層、中位がアプリケーション階層、最下位
がOS階層となっている。OS階層は、OS30からな
り、このアーキテクチャ全体を制御する。
【0050】アプリケーション階層には、OS上で動作
する各アプリケーションが存在する。図4の例では、ウ
ィザード3、コンポーネント2であるActivXコン
トロール31、および、ブラウザ32がアプリケーショ
ン階層に属している。また、ActiveXコントロー
ル31は、ウィザード3とブラウザ32とで共有される
と共に、ウィザード3およびブラウザ32と、OS30
との間に介在する。すなわち、ActiveXコントロ
ール31は、ウィザード3およびブラウザ32とデータ
ならびに制御のやり取りを行うことができると共に、O
S30と直接的にデータならびに制御のやり取りを行う
ことができる位置にいる。
【0051】なお、図示しないが、HTMLエディタ5
は、アプリケーション階層に存在する。
【0052】データ階層は、図4の例では、Activ
eXコントロールのタグを含んだHTML文書33およ
び34からなる。HTML文書33は、ウィザード3に
よって生成された、ActiveXコントロール31の
プロパティが記述されたHTML文書である。また、H
TML文書34は、ブラウザ32で読み込まれるHTM
L文書である。HTML文書33が図示されないHTM
Lエディタ5上のHTML文書に貼り付けられ、HTM
L文書34とされて、ブラウザ32に読み込まれる。
【0053】このような構成において、ウィザード3で
生成されたActiveXコントロール31のプロパテ
ィは、HTML文書33に変換されてデータ階層のデー
タとされると共に、ActiveXコントロール31に
渡される。このプロパティに基づきActiveXコン
トロール31が制御され、ウィザード3にActive
Xコントロール31によるユーザインターフェイスが表
示される。
【0054】ブラウザ32においても、同様な制御がな
される。すなわち、HTML文書34は、ブラウザ32
に読み込まれ、HTML文書34中に記述されたAct
iveXコントロールのプロパティがActiveXコ
ントロール31に渡される。このプロパティに基づきA
ctiveXコントロール31が制御され、ブラウザ3
2にActiveXコントロール31によるユーザイン
ターフェイスが表示される。
【0055】なお、HTML文書34は、例えばAct
iveXコントロールのプロパティ以外のタグや、複数
のActiveXコントロールのプロパティが記述さ
れ、ブラウザ32では、これらのタグやプロパティによ
る表示などが併せてなされる。
【0056】図5は、この実施の第1の形態におけるデ
ータの動きを、概略的に示す。メモリ40は、RAM1
3におけるウィザード3のバッファメモリ領域である。
また、クリップボード41は、上述したように、RAM
13上の、OSが有する所定領域である。
【0057】ユーザによって、ウィザード3の設定画面
42上で設定された、コンポーネント2、すなわち、A
ctiveXコントロール31の各プロパティに対する
設定値は、メモリ40に格納される(ステップS1
0)。一方、ユーザによって、ウィザード3に対してコ
ンポーネント2のプレビューが指示されると、ステップ
S11で、メモリ40に格納された設定値がウィザード
3に読み込まれる。読み込まれた設定値は、コンポーネ
ント2に渡される。コンポーネント2では、渡された設
定値に応じた動作を行い、例えば所定の表示がなされ
る。
【0058】また、ユーザのウィザード3への指示によ
り、メモリ40に格納された各プロパティの設定値に基
づきHTMLのタグの記述が生成される。生成されたこ
のHTMLのタグ記述は、クリップボード41に転送さ
れ(ステップS12)、格納される。クリップボード4
1に格納されたタグ記述は、例えばHTMLエディタ5
上で編集中のHTML文書の所定位置に挿入される。
【0059】次に、この実施の第1の形態によるコンテ
ンツ作成を、より具体的に説明する。図6は、ウィザー
ド3を用いてHTMLによるコンテンツを作成する際
の、一例の処理を示すフローチャートである。図7〜図
12および図14は、図6のフローチャートの処理の各
部分における、ウィザード3あるいはHTMLエディタ
5の、モニタ17に対する表示画面50の例を示す。
【0060】なお、以下では、新規にHTML文書を作
成する例について説明する。また、作成するHTML文
書には、ユーザの指示に基づき所定の動画を再生する機
能を実現するコンポーネントである、動画再生コンポー
ネントを貼り付ける。
【0061】最初のステップS20で、HTML文書を
編集するために、HTMLエディタ5が起動される。図
7の例では、HTMLエディタ5の表示画面50におい
て、上段から、タイトルバー51、メニューバー52、
ツールバー53、ツールバー54、編集領域55および
ステータスバー56が配される。タイトルバー51に
は、HTML文書のファイル名が表示される。メニュー
バー52には、このHTMLエディタ5における様々な
機能を実行するためのメニュー項目が配置される。ツー
ルバー53は、例えばメニューバー52に配置されるメ
ニュー項目のうち、頻繁に用いられるものがアイコンに
よって表示され、配置される。その下のツールバー54
は、HTMLのタグを指定するためのアイコンが配され
る。また、ステータスバー56には、このHTMLエデ
ィタ5の現在の状態表示などがなされる。
【0062】HTMLエディタ5に読み込まれたHTM
L文書は、編集領域55に表示される。編集領域55の
下部に設けられたタブ57A、57Bおよび57Cによ
って、HTML文書内に記述された画像データや各種コ
ンポーネントの表示が行われる標準の編集画面か、HT
ML文書がテキスト形式でのみ表示される編集画面か、
あるいはこのHTMLエディタ5が対応するコンポーネ
ントに限りプレビュー表示を実行可能な編集画面かを選
択可能にされている。
【0063】なお、HTMLエディタ5を起動直後に
は、編集領域55には、何も表示されないものとする。
【0064】図6の説明に戻り、次のステップS21
で、若し、コンポーネントの設定や、作成するHTML
文書中へのコンポーネントの挿入を行わないとされれ
ば、処理はステップS22に移行し、HTMLエディタ
5において、テキストやイメージファイルの編集が行わ
れる。図8は、HTMLエディタ5において、テキスト
やイメージデータの編集を行った場合の表示画面50の
一例の表示を示す。例えば、テキスト60や61は、編
集領域55上で直接的に入力することができ、必要であ
れば、ツールバー54に配されたアイコンを用いて、入
力されたテキスト60や61に対して装飾を加える。ま
た、イメージデータ62は、例えば画面50外から編集
領域55内へのドラッグアンドドロップ操作により、直
接的に編集中のHTML文書に貼り付けることができ
る。
【0065】一方、ステップS21において、コンポー
ネントの設定やHTML文書への挿入を行うとされれ
ば、処理はステップS23に移行する。ステップS23
では、HTML文書に組み込む動画再生コンポーネント
用のウィザード3が起動される。ウィザード3は、HT
MLエディタ5とは独立して起動される。
【0066】図9は、動画再生コンポーネント用のウィ
ザード3の一例の画面表示を示す。この例では、動画再
生コンポーネントは、設定項目が比較的多いため、複数
ページにわたって設定画面が用意されている。図9は、
ウィザード3を起動した直後に表示される一例の初期画
面を示す。ウィザード3の各設定ページに共通の事項と
して、ウィザード3によるプロパティ設定画面70の左
側が設定画面71とされ、右側がコンポーネントのプレ
ビュー画面72とされる。
【0067】すなわち、ウィザード3は、対応するコン
ポーネント(この例では動画再生コンポーネント)と連
動的に起動され、プレビュー画面72には、現在の状態
で表示可能な動画再生コンポーネントの画面が表示され
る。例えば、ウィザード3において、初期状態で所定の
初期値がコンポーネントのパラメータとして既に設定さ
れており、プレビュー画面72には、その初期値に基づ
いた表示がなされる。図9の例では、動画を再生する際
のコントロール部75が表示される。
【0068】設定画面71には、コンポーネントのパラ
メータを設定するための入力手段、例えば、テキスト情
報や数値を入力するためのテキストボックス176、1
77、チェックした項目に所定の値が設定されるチェッ
クボックス178といった各種の入力手段が配される。
ユーザは、これらの入力手段を用いることで、コンポー
ネントのパラメータを設定することができる。設定され
たパラメータは、ウィザード3のバッファメモリに一
旦、記憶される。
【0069】図9の例において、設定画面71の下部
に、ボタン73A、73Bおよび73Cが配される。ボ
タン73Aおよび73Bは、それぞれ設定画面71のペ
ージを切り換えるボタンである。ボタン73Cは、コピ
ーボタンであって、上部に表示されている設定画面71
で設定され、ウィザード3のバッファメモリに記憶され
たパラメータを、OSのメモリ領域であるクリップボー
ドへコピーする指示を出す。
【0070】ステップS23によるウィザード3の起動
後は、ステップS24〜S30に示されるように、ウィ
ザード3の設定画面71の任意の頁(この例では、第1
頁〜第3頁の3頁)においてパラメータ設定がなされ、
各画面においてコピーボタン73Cを操作することによ
って、適宜にクリップボードへのコピー操作がなされ
る。例えば、ステップS24では、初期の設定画面71
で設定されているパラメータに基づきウィザード3のバ
ッファメモリに記憶された内容を、クリップボードにコ
ピーすることができる。
【0071】ステップS24で、クリップボードへのコ
ピーを行わない場合は、次のステップS25で設定画面
71の第1頁での設定がなされる。この例では、第1頁
では、図10に示されるように、この動画再生コンポー
ネントで再生する動画ファイル名、インデックス、自動
巻き戻しおよび繰り返し再生などの設定がなされる。ま
た、コントロール部75には、ボタン表示がさらに追加
される。
【0072】なお、設定画面71の第1頁では、図10
に例示されるように、テキストボックス176にファイ
ル名が入力され動画ファイル名が設定されると、設定さ
れた動画ファイル名に基づきコンポーネント2によって
動画ファイルがアクセスされる。そして、プレビュー画
面72の表示部74に、アクセスされた動画ファイルか
ら抽出された静止画像が表示される。
【0073】次のステップS26では、ステップS25
までの設定内容に基づきウィザード3のバッファメモリ
に記憶された内容を、クリップボードにコピーすること
ができる。コピーを行わない場合は、ステップS27
で、設定画面71の第2頁目の項目を設定することがで
きる。図11は、ステップS27での一例のプロパティ
設定画面71を示す。第2頁目では、上述の第1頁目で
設定されたインデックスの動画ファイルの開始時間と終
了時間とが、入力部78に数値が入力されることで設定
される。
【0074】この第2頁目では、設定画面71において
も動画ファイルの表示76がなされ、例えば、設定画面
71上に表示されたスライドバー77を操作すること
で、設定画面71中のプレビュー画面の表示がスライド
バー77の操作速度に応じた速度および方向で再生さ
れ、開始時間と終了時間とをそれぞれ設定することがで
きる。設定値は、数値入力部に反映される。数値入力部
に直接的に数値を入力することもできる。
【0075】次のステップS28では、ステップS27
までの設定内容に基づきウィザード3のバッファメモリ
に記憶された内容を、クリップボードにコピーすること
ができる。コピーを行わない場合は、ステップS29
で、設定画面71の第3頁目の項目を設定することがで
きる。図12は、ステップS29での一例のプロパティ
設定画面71を示す。第3頁目では、テキストボックス
179に、このコンポーネントに関するヘルプテキスト
が入力される。ここで入力されるヘルプテキストは、例
えば、このコンポーネントが表示されたブラウザ画面上
で、コンポーネントの表示上の所定位置にカーソルを移
動させたときにカーソル位置に対応して自動的に表示さ
れるような、所謂バルーンヘルプ形式のテキストであ
る。
【0076】次のステップS30では、ステップS29
までの設定内容に基づきウィザード3のバッファメモリ
に記憶された内容を、クリップボードにコピーすること
ができる。なお、図6に示されるように、設定画面71
の各頁でクリップボードへのコピーを行わない場合、各
頁での設定を任意に行うことができる。
【0077】上述したステップS24、S26、S28
およびS30で、設定されたパラメータがウィザード3
のバッファメモリからクリップボードへとコピーされる
と、処理はステップS31に移行する。ステップS31
では、クリップボードに記憶されるパラメータ値がHT
MLエディタ5に貼り付けられる(ペースト)。すなわ
ち、クリップボードに記憶されるデータがHTMLエデ
ィタ5のバッファメモリに転送され、既にバッファメモ
リに記憶されているHTML文書の所定位置に挿入さ
れ、記憶される。
【0078】上述したように、設定画面71で設定され
たコンポーネントのパラメータは、ウィザード3のバッ
ファメモリに記憶される。ウィザード3のプロパティ設
定画面70において、コピーボタン73Cが操作され、
バッファメモリに記憶されたデータをクリップボードに
コピーする指示が出されると、ウィザード3により、バ
ッファメモリに記憶されたパラメータのそれぞれに所定
のタグを付加して、HTML形式のテキストデータを生
成し、生成されたHTML形式のテキストデータをクリ
ップボードに転送する。
【0079】図13は、ウィザード3のバッファメモリ
からクリップボードへ転送されるデータの一例を示す。
括弧記号<>で括られている部分がHTMLにおけるタ
グを表している。先頭行の<object class
id=・・・>がこのコンポーネントを特定するための
タグであって、このタグと、最後行の</object
>で挟まれた部分の各行の、<param name=
・・・>で記述されるタグが、それぞれこのコンポーネ
ントに対して設定されたパラメータである。
【0080】図14は、このようにしてプロパティがペ
ーストされ、コンポーネントがHTML文書に貼り付け
られたときの、HTMLエディタ5の一例の画面表示を
示す。この図14の例では、HTMLエディタ5におい
てタブ57Aが選択され、画像データ62やコンポーネ
ント80が実際のイメージとして表示されている。
【0081】なお、HTML文書をテキストデータとし
て直接的に編集することもできる(図6のステップS3
2)。この場合、HTMLエディタ5において、タブ5
7Bを選択し、図15に一例が示されるように、HTM
Lエディタ5の編集領域55の表示を、HTML文書を
テキストデータとして表示する画面にする。この図15
の画面において、上述した設定画面71の第1頁〜第3
頁で設定された各パラメータが、<param nam
e=・・・>としてそれぞれ記述されていることが分か
る。
【0082】若し、さらにHTML文書の編集を続ける
場合には、処理をステップS21に戻して(ステップS
33)、上述と同様な操作を行う。一方、HTML文書
の編集を終了するときには、HTMLエディタ5におい
て、例えばメニューバー52から「ファイル」を選択
し、さらに、「ファイル」を選択することで表示される
プルダウンメニュー(図示しない)から「保存」を選択
する。これにより、HTMLエディタ5のバッファメモ
リに記憶されている、HTML文書が記述されるテキス
トデータが所定のファイルに保存される。
【0083】図16は、こうして作成されたHTML文
書に基づくブラウザ90の表示の例を示す。ブラウザ9
0の表示部91に、画像データ62やテキストデータ9
2と共に、ウィザード3を用いて各パラメータを設定さ
れ、設定されたパラメータがHTML文書に貼り付けら
れたコンポーネント80が表示される。コンポーネント
80の表示部93には、動画ファイル中でウィザード3
によって指定された静止画像が表示される。コンポーネ
ント80上に表示されたコントロール部81を所定に操
作することで、表示部93に表示される動画ファイルの
再生方法を制御することができる。
【0084】なお、上述では、ウィザード3が単一のコ
ンポーネント2にのみ対応しているように説明したが、
これはこの例に限定されない。例えば、複数種類のコン
ポーネントに対応したウィザード3を作成することも可
能である。図17は、複数種類のコンポーネントから選
択してコントロールのパラメータを設定するようにした
ウィザード100の一例の表示を示す。図17におい
て、画面の左側がコンポーネントの一覧画面101であ
り、右側が一覧画面101で選択中のコンポーネントの
プレビュー画面102である。
【0085】一覧画面101には、選択可能なコンポー
ネントの名前が一覧表示される。また、例えば、選択可
能なコンポーネントには、それぞれコントロールのパラ
メータの初期値が予め設定されており、プレビュー画面
102には、初期値に基づくコンポーネント2の表示が
なされる。
【0086】例えば、複数のコンポーネントが用いられ
るアプリケーションにおいて、各コンポーネントをそれ
ぞれカスタマイズ可能とする場合、ベンダは、アプリケ
ーションと共にこのウィザード100をユーザに提供す
る。ユーザは、一覧画面101に表示されている複数の
コンポーネントから設定を行うコンポーネントを選択
し、例えば「次へ」ボタン103を操作することで、選
択されたコンポーネント2の設定を行うウィザード3を
実行させることができる。
【0087】次に、この実施の第1の形態の第1の変形
例について説明する。上述では、コンポーネント2のプ
ロパティは、ウィザード3からHTMLエディタ5への
一方向へのみ転送されていた。この変形例では、プロパ
ティを、さらに、HTMLエディタ5からウィザード3
へと転送可能とする。すなわち、一度、HTMLエディ
タ5に挿入したタグの記述を再びウィザード3に転送
し、パラメータの再設定を行えるようにした。
【0088】図18は、この第1の変形例におけるデー
タの動きを、概略的に示す。ユーザによって、ウィザー
ド3の設定画面42上で設定されたコンポーネント2の
各プロパティに対する設定値は、メモリ40に格納され
る(ステップS40)。一方、ユーザによって、ウィザ
ード3に対してコンポーネント2のプレビューが指示さ
れると、ステップS41で、メモリ40に格納された設
定値がウィザード3に読み込まれる。読み込まれた設定
値は、コンポーネント2に渡される。コンポーネント2
では、渡された設定値に応じた動作を行い、例えば所定
の表示がなされる。
【0089】また、ウィザード3のコピーボタン73C
が操作されると、メモリ40に格納された各プロパティ
の設定値に基づきHTMLのタグの記述が生成され、生
成されたHTMLのタグ記述がクリップボード41に転
送され(ステップS42)、格納される。クリップボー
ド41に格納されたタグ記述は、例えばHTMLエディ
タ5上で編集中のHTML文書の所定位置に挿入され
る。
【0090】さらに、ウィザード3は、例えばユーザか
ら所定の操作に基づきペーストの指示が出されると、ク
リップボード41に格納されたタグ記述を読み込み、コ
ンポーネント2に関する記述を抽出し、さらにコンポー
ネントに対するプロパティの設定値を解析する。解析さ
れたプロパティの設定値は、コンポーネント2に対する
規定の設定値としてメモリ40に格納される(ステップ
S43)。
【0091】上述のステップS43において、クリップ
ボード41から、例えば上述した図13に示されるよう
なタグ記述が読み込まれる。コンポーネント2がAct
iveXコントロールであるこの例では、ウィザード3
は、タグ<object classid=・・・>
と、タグ</object>とを検索する。ウィザード
3によって、検索結果に基づき記述の解析が行われる。
例えば、タグ<object classid=・・・
>およびタグ</object>に挟まれた記述のう
ち、タグ<object classid=・・・>に
記述された内容を抽出する。さらに、タグ<param
name=・・・>の記述がプロパティのタグ記述で
あるとして、それぞれのパラメータ名と設定値とを抽出
する。抽出されたこれらのデータがメモリ40に格納さ
れる。
【0092】次に、この実施の第1の形態の第2の変形
例について説明する。この第2の変形例では、コンポー
ネント2のプレビューを行わず、ウィザード3で設定さ
れたコンポーネントのプロパティの設定値の、HTML
によるタグ記述への変換のみを行う。図19は、この第
2の変形例におけるデータの動きを、概略的に示す。
【0093】ユーザによって、ウィザード3の設定画面
42上で設定されたコンポーネント2の各プロパティに
対する設定値は、メモリ40に格納される(ステップS
50)。そして、ウィザード3のコピーボタン73Cが
操作されると、メモリ40に格納された各プロパティの
設定値に基づきHTMLのタグの記述が生成され、生成
されたHTMLのタグ記述がクリップボード41に転送
され(ステップS51)、格納される。クリップボード
41に格納されたタグ記述は、例えばHTMLエディタ
5上で編集中のHTML文書の所定位置に挿入される。
【0094】次に、この発明の実施の第2の形態につい
て説明する。この実施の第2の形態では、コンポーネン
トとして上述したJavaアプレットを用いる。Jav
aアプレットは、米国Sun Microsystem
s社が発表したプログラム言語であるJavaの、HT
ML文書で指定して実行できる形式である。
【0095】Javaは、OS30上に構築される、J
ava仮想マシンと称されるソフトウェア上で実行され
る。Java仮想マシンは、OS上でJavaで記述さ
れたプログラムを実行可能とするようにされた実行環境
である。OS上でJava仮想マシンを構築すること
で、そのOS上で、Javaによって記述されるソフト
ウェアを実行可能な状態とすることができる。OSの種
類が互いに異なっていても、それぞれ対応するJava
仮想マシンが構築されていれば、JavaおよびJav
aアプレットは、共通して実行することができる。
【0096】図20は、この実施の第2の形態による、
Javaアプレットの設定を行うウィザードのアーキテ
クチャを示す。図の意味するところは、上述の図4と同
様であって、例えば上下方向に隣接するブロックの間で
互いにデータや制御のやり取りが行われる。この実施の
第2の形態では、アーキテクチャが4つの階層から構成
される。最上位および中位は、それぞれデータ階層およ
びアプリケーション階層である。また、最下位は、OS
階層である。この実施の第2の形態では、さらに、OS
階層とアプリケーション階層との間に階層が存在する。
ここでは、この階層を仮想マシン階層と称する。
【0097】OS階層は、OS30からなり、このアー
キテクチャ全体を制御する。OS30の上に、上述した
Java仮想マシン110およびブラウザオブジェクト
111が存在する。
【0098】ブラウザオブジェクト111は、上述した
HTMLブラウザの核の部分、すなわち、ブラウザから
GUIを取り除き、サーバとの通信機能およびブラウザ
としての基本機能を有するプログラムの部品を、コンポ
ーネントとして独立させたものである。ベンダは、この
ブラウザオブジェクト111を用いて、ブラウザと同等
な機能を有するアプリケーションなどを、独自に開発す
ることができる。
【0099】ブラウザオブジェクト111は、図20に
示されるように、OS30上で実行される。また、ブラ
ウザオブジェクト111は、Java仮想マシン110
を内蔵する。したがって、ブラウザオブジェクト111
上でのJavaアプレット114の実行が可能とされ
る。
【0100】アプリケーション階層は、Javaアプレ
ット設定用のウィザード112、ブラウザ113および
Javaアプレット114からなる。ここで、ウィザー
ド112およびブラウザ113は、それぞれブラウザオ
ブジェクト111に基づき構成される。すなわち、ウィ
ザード112は、ブラウザオブジェクト111を内蔵す
る構造となっている。これにより、ウィザード112
は、ブラウザ113と同様にJavaアプレット114
を実行することが可能となる。
【0101】データ階層は、図20の例では、Java
アプレットのタグを含んだHTML文書115および1
16からなる。HTML文書115は、ウィザード11
2によって生成された、Javaアプレット114のプ
ロパティが記述されたHTML文書である。また、HT
ML文書116は、ブラウザ113で読み込まれるHT
ML文書である。HTML文書115が図示されないH
TMLエディタ5上のHTML文書に貼り付けられ、H
TML文書116とされて、ブラウザ113に読み込ま
れる。
【0102】このような構成において、ウィザード11
2で生成されたJavaアプレット114のプロパティ
は、HTML文書115に変換されてデータ階層のデー
タとされると共に、Javaアプレット114に渡され
る。Javaアプレット114は、ウィザード112か
ら渡されたプロパティの設定値に基づき制御され、Ja
vaアプレット114によるユーザインターフェイスが
実行される。Javaアプレット114によるユーザイ
ンターフェイスは、ウィザード112上に実現すること
ができる。
【0103】ブラウザ113においても、同様な制御が
なされる。すなわち、HTML文書116は、ブラウザ
113に読み込まれ、HTML文書116中に記述され
たJavaアプレット114のプロパティがJavaア
プレット114に渡される。このプロパティに基づきJ
avaアプレット114が制御され、ブラウザ113に
Javaアプレット114によるユーザインターフェイ
スが表示される。
【0104】図21は、Javaアプレット114のプ
ロパティをHTML形式に変換した例を示す。図21に
示されるように、上述の図13に示したActiveX
コントロールの場合と異なり、コンポーネントを特定す
るタグは、<appletcode=・・・>であっ
て、このタグと最後行の</applet>で挟まれた
部分の各行の、<param name=・・・>で記
述されるタグが、それぞれこのコンポーネントに対して
設定されたパラメータである。
【0105】次に、この発明の実施の第3の形態につい
て説明する。この実施の第3の形態は、上述のJava
アプレットをコンポーネントとして用いる際に、OSが
ブラウザオブジェクトに対応していない場合の例であ
る。この場合、ブラウザ上で実行可能な所定のスクリプ
ト言語を用いて、コンポーネントのパラメータ設定用の
ウィザードを構成することができる。Javaアプレッ
トに対しては、Javaスクリプトと称されるスクリプ
ト言語を用いることができる。
【0106】なお、Javaスクリプトは、米国Sun
Microsystems社および米国Netsca
pe社が開発した言語である。
【0107】Javaスクリプトは、Java言語のサ
ブセットとされる一種のスクリプト言語であって、HT
ML文書に埋め込んで、対応するブラウザ上で動作させ
ることができる。ブラウザは、Javaスクリプトの記
述が含まれたHTML文書を読み込むと、Javaスク
リプトの記述を1行ずつ解釈し、実行する。上述のJa
vaは、例えばJavaアプレットのような独立したオ
ブジェクトを構成することができる。一方、Javaス
クリプトは、HTMLの制約の下で機能し、既に存在す
るオブジェクトを操作するために用いられる。
【0108】図22は、この実施の第3の形態によるウ
ィザードのアーキテクチャを示す。図の意味するところ
は、上述の図4および図20と同様であって、例えば上
下方向に隣接するブロックの間で互いにデータや制御の
やり取りが行われる。この実施の第3の形態では、アー
キテクチャが4つの階層から構成される。最上位および
中位は、それぞれデータ階層およびアプリケーション階
層である。また、最下位は、OS階層である。さらに、
OS階層とアプリケーション階層との間に、階層が存在
する。ここでは、この階層を、上述の第2の形態と同様
に、仮想マシン階層と称する。この第3の形態では、仮
想マシン階層は、ブラウザから成っている。
【0109】OS階層は、OS120からなり、このア
ーキテクチャ全体を制御する。OS120は、上述のO
S30とは異なり、ブラウザオブジェクトに対応してい
ないOSである。OS120の上に、Java仮想マシ
ン110が存在する。OS120上には、さらに、ブラ
ウザ121が存在する。アプリケーション階層は、Ja
vaアプレット122と、Javaアプレットのパラメ
ータ設定用のウィザード123とからなる。
【0110】データ階層は、図22の例では、Java
アプレットのタグを含んだHTML文書124および1
25からなる。HTML文書124は、ウィザード12
3によって生成された、Javaアプレット123のプ
ロパティが記述されたHTML文書である。また、HT
ML文書125は、ブラウザ121で読み込まれるHT
ML文書である。HTML文書124が図示されないH
TMLエディタ5上のHTML文書に貼り付けられ、H
TML文書125とされて、ブラウザ121に読み込ま
れる。
【0111】この実施の第3の形態では、ウィザード1
23は、上述したようにJavaスクリプトで作成さ
れ、HTML文書に埋め込まれる。このJavaスクリ
プトが埋め込まれたHTML文書がブラウザ121に読
み込まれ、ウィザード123が実行される。すなわち、
ウィザード123は、ブラウザ121のコンテンツの一
つとして実行される。実行されたウィザード123によ
り、Javaアプレット122のパラメータが設定され
る。設定されたパラメータ値は、HTML文書124に
変換されてデータ階層のデータとされると共に、Jav
aアプレット122に渡される。Javaアプレット1
22は、ウィザード123から渡されたプロパティの設
定値に基づき制御され、Javaアプレット122によ
るユーザインターフェイスが実行される。Javaアプ
レット122によるユーザインターフェイスは、この場
合、ブラウザ121上で実現される。
【0112】なお、上述では、コンポーネントをAct
iveXコントロールおよびJavaアプレットとして
説明したが、これはこの例に限定されない。属性の設定
を外部から行うことが可能なようにされていれば、他の
種類のコンポーネントにも適用することができる。ま
た、上述した実施の第1の形態における第1および第2
の変形例は、実施の第2よおび第3の形態にも同様に適
用可能である。
【0113】さらに、コンポーネントに限らず、上述し
たXMLのように、タグそのものを定義できるような言
語にも、この発明を適用することができる。XMLで
は、タグを定義するための定義ファイルを、XML文書
とは別に持ち、これを複数のXML文書で共通化して用
いることができる。XMLによるこの定義をDTD(Doc
ument Type Definision)と称する。DTDは、DTDフ
ァイルに格納してユーザに提供される。DTDの各パラ
メータを設定するために、この発明によるウィザードを
用いることができる。
【0114】また、コンポーネントおよびそのコンポー
ネントの設定用のウィザードは、例えばインターネット
のサーバ上に置かれる。ユーザは、必要なコンポーネン
トおよびその設定用のウィザードをインターネットから
ダウンロードして用いることができる。インターネット
のサーバ上に、コンポーネントおよびそのコンポーネン
トの設定用ウィザードをセットにして置いておくと、ユ
ーザは、ダウンロードの際に迷うことがなく、より好ま
しい。
【0115】さらに、インターネットに限らず、閉じら
れた範囲でのローカルなネットワークのサーバに、これ
らコンポーネントとそのコンポーネントの設定用のウィ
ザードを置くこともできる。
【0116】さらにまた、大規模なアプリケーションに
おける様々なユーザインターフェイスをカスタマイズす
るために、そのアプリケーションで用いられる複数のコ
ンポーネントと、それら複数のコンポーネントそれぞれ
の設定用ウィザードとをセットにして、ユーザに提供す
るようにしてもよい。こうすると、ユーザは、大規模な
アプリケーションであっても、それぞれのユーザインタ
ーフェイスをプレビュー画面を確認しながらカスタマイ
ズすることができる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、HTML文書に貼り付けて用いられるコンポーネン
トに対し、そのコンポーネントのプロパティを設定する
ための設定用ウィザードを開発し、これらコンポーネン
トとコンポーネントのプロパティ設定用ウィザードとを
セットにしてユーザに提供するようにしている。そのた
め、ユーザは、そのコンポーネントを用いたHTMLコ
ンテンツを容易に作成することができるという効果があ
る。
【0118】また、その結果、そのコンポーネントの利
用が拡大されることが期待されるという効果がある。
【0119】さらに、このコンポーネントとコンポーネ
ントのプロパティ設定用のウィザードとのセットを、例
えばインターネット上などで一般的に公開することで、
そのコンポーネントによって実現される技術やサービス
の普及や標準化を促進できる効果がある。
【0120】さらにまた、この発明によれば、既存のH
TMLエディタに対して、特別な機能の強化を施さなく
ても、外部プログラムとしてHTML文書の編集機能を
強化することができ、例えば新規の技術に対応したHT
MLエディタのアップグレードなどに依存せずに、コン
テンツの作成環境を刷新していくことができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の概念を説明するための略線図であ
る。
【図2】この発明に適用可能なコンピュータシステムの
一例の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明によるHTMLエディタ、設定用ウィ
ザードおよびコンポーネント間の関係を概略的に示す略
線図である。
【図4】ActiveXコントロールの設定を行うウィ
ザードのアーキテクチャを示す略線図である。
【図5】実施の第1の形態におけるデータの動きを概略
的に示す略線図である。
【図6】ウィザードを用いてHTMLによるコンテンツ
を作成する際の一例の処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】処理の各部分におけるウィザードあるいはHT
MLエディタのモニタに対する表示画面の例を示す略線
図である。
【図8】処理の各部分におけるウィザードあるいはHT
MLエディタのモニタに対する表示画面の例を示す略線
図である。
【図9】処理の各部分におけるウィザードあるいはHT
MLエディタのモニタに対する表示画面の例を示す略線
図である。
【図10】処理の各部分におけるウィザードあるいはH
TMLエディタのモニタに対する表示画面の例を示す略
線図である。
【図11】処理の各部分におけるウィザードあるいはH
TMLエディタのモニタに対する表示画面の例を示す略
線図である。
【図12】処理の各部分におけるウィザードあるいはH
TMLエディタのモニタに対する表示画面の例を示す略
線図である。
【図13】ウィザードのバッファメモリからクリップボ
ードへ転送されるデータの一例を示す略線図である。。
【図14】処理の各部分におけるウィザードあるいはH
TMLエディタのモニタに対する表示画面の例を示す略
線図である。
【図15】処理の各部分におけるウィザードあるいはH
TMLエディタのモニタに対する表示画面の例を示す略
線図である。
【図16】作成されたHTML文書に基づくブラウザの
表示の例を示す略線図である。
【図17】複数種類のコンポーネントから選択してコン
トロールのパラメータを設定するようにしたウィザード
の一例の表示を示す略線図である。
【図18】実施の第1の形態の、第1の変形例における
データの動きを概略的に示す略線図である。
【図19】実施の第1の形態の、第2の変形例における
データの動きを概略的に示す略線図である。
【図20】実施の第2の形態によるJavaアプレット
の設定を行うウィザードのアーキテクチャを示す略線図
である。
【図21】JavaアプレットのプロパティをHTML
形式に変換した例を示す略線図である。
【図22】実施の第3の形態によるウィザードのアーキ
テクチャを示す略線図である。
【図23】コンポーネントの開発者からコンテンツ制作
者へコンポーネントが提供される一例の形態を示す略線
図である。
【図24】コンテンツ開発者が、開発したコンポーネン
トに専用のツールをさらに開発し、コンテンツ制作者に
提供する一例の形態を示す略線図である。
【符号の説明】
2・・・コンポーネント、3・・・ウィザード、5・・
・HTMLエディタ、10・・・コンピュータ、12・
・・CPU、14・・・RAM、30・・・OS、31
・・・ActiveXコントロール、32・・・ブラウ
ザ、33・・・HTML文書、34・・・HTML文
書、40・・・メモリ、41・・・クリップボード、4
2・・・設定画面、70・・・プロパティ設定画面、7
1・・・設定画面、72・・・プレビュー画面、73C
・・・コピーボタン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マークアップ言語で記述され、ソフトウ
    ェアコンポーネントが埋め込まれたコンテンツを作成す
    るコンテンツ作成方法において、 ソフトウェアコンポーネントに対して専用に設けられた
    設定画面によって上記ソフトウェアコンポーネントの属
    性を設定する設定のステップと、 上記設定のステップで設定された上記属性をマークアッ
    プ言語の形式に変換する変換のステップと、 上記変換のステップで上記マークアップ言語の形式に変
    換された上記属性を記憶手段に記憶するステップと、 上記記憶手段に記憶された上記マークアップ言語の形式
    に変換された属性を、コンテンツが上記マークアップ言
    語の形式で記述されるテキストデータ中の指定された位
    置にペーストするペーストのステップとからなることを
    特徴とするコンテンツ作成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンテンツ作成方法に
    おいて、 上記コンテンツの作成ならびに編集を行うステップに対
    して独立して実行されることを特徴とするコンテンツ作
    成方法。
  3. 【請求項3】 マークアップ言語で記述され、ソフトウ
    ェアコンポーネントが埋め込まれたコンテンツを作成す
    るコンテンツ作成装置において、 ソフトウェアコンポーネントに対して専用に設けられた
    設定画面によって上記ソフトウェアコンポーネントの属
    性を設定する設定手段と、 上記設定のステップで設定された上記属性をマークアッ
    プ言語の形式に変換する変換手段と、 上記変換のステップで上記マークアップ言語の形式に変
    換された上記属性を記憶手段に記憶する手段と、 上記記憶手段に記憶された上記マークアップ言語の形式
    に変換された属性を、コンテンツが上記マークアップ言
    語の形式で記述されるテキストデータ中の指定された位
    置にペーストするペースト手段とからなることを特徴と
    するコンテンツ作成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のコンテンツ作成装置に
    おいて、 上記コンテンツの作成ならびに編集を行うコンテンツ作
    成手段に対して独立していることを特徴とするコンテン
    ツ作成装置。
  5. 【請求項5】 マークアップ言語で記述され、ソフトウ
    ェアコンポーネントが埋め込まれたコンテンツを作成す
    るためのプログラムが記録された記録媒体において、 ソフトウェアコンポーネントが記録されると共に、 上記ソフトウェアコンポーネントに対して専用に設けら
    れた設定画面によって上記ソフトウェアコンポーネント
    の属性を設定する設定のステップと、 上記設定のステップで設定された上記属性をマークアッ
    プ言語の形式に変換する変換のステップと、 上記変換のステップで上記マークアップ言語の形式に変
    換された上記属性を記憶手段に記憶するステップと、 上記記憶手段に記憶された上記属性を、コンテンツが上
    記マークアップ言語の形式で記述されるテキストデータ
    中の指定された位置にペーストするペーストのステップ
    とからなるプログラムが記録されたことを特徴とする記
    録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の記録媒体において、 上記プログラムは、上記コンテンツの作成ならびに編集
    を行うプログラムに対して独立していることを特徴とす
    る記録媒体。
  7. 【請求項7】 マークアップ言語で記述され、ソフトウ
    ェアコンポーネントが埋め込まれたコンテンツを作成す
    るコンテンツ作成方法において、 ソフトウェアコンポーネントに対して専用に設けられた
    設定画面によって上記ソフトウェアコンポーネントの属
    性を設定し、設定された属性を第1の記憶手段に記憶す
    るステップと、 上記第1の記憶手段に記憶された上記属性を上記ソフト
    ウェアコンポーネントに対して設定する設定のステップ
    と、 上記第1の記憶手段に記憶された上記属性をマークアッ
    プ言語の形式に変換して第2の記憶手段に記憶するステ
    ップと、 上記第2の記憶手段に記憶された、上記マークアップ言
    語の形式に変換された上記属性を、コンテンツが上記マ
    ークアップ言語の形式で記述されるテキストデータ中の
    指定された位置にペーストするペーストのステップと からなることを特徴とするコンテンツ作成方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のコンテンツ作成方法に
    おいて、 上記コンテンツの作成ならびに編集を行うステップに対
    して独立して実行されることを特徴とするコンテンツ作
    成方法。
  9. 【請求項9】 マークアップ言語で記述され、ソフトウ
    ェアコンポーネントが埋め込まれたコンテンツを作成す
    るコンテンツ作成装置において、 ソフトウェアコンポーネントに対して専用に設けられた
    設定画面によって上記ソフトウェアコンポーネントの属
    性を設定し、設定された属性を第1の記憶手段に記憶す
    る手段と、 上記第1の記憶手段に記憶された上記属性を上記ソフト
    ウェアコンポーネントに対して設定する手段と、 上記第1の記憶手段に記憶された上記属性をマークアッ
    プ言語の形式に変換して第2の記憶手段に記憶する手段
    と、 上記第2の記憶手段に記憶された、上記マークアップ言
    語の形式に変換された上記属性を、コンテンツが上記マ
    ークアップ言語の形式で記述されるテキストデータ中の
    指定された位置にペーストするペースト手段とからなる
    ことを特徴とするコンテンツ作成装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のコンテンツ作成装置
    において、 上記コンテンツの作成ならびに編集を行うコンテンツ作
    成手段に対して独立していることを特徴とするコンテン
    ツ作成装置。
  11. 【請求項11】 マークアップ言語で記述され、ソフト
    ウェアコンポーネントが埋め込まれたコンテンツを作成
    するためのプログラムが記録される記録媒体において、 ソフトウェアコンポーネントが記録されると共に、 上記ソフトウェアコンポーネントに対して専用に設けら
    れた設定画面によって上記ソフトウェアコンポーネント
    の属性を設定し、設定された属性を第1の記憶手段に記
    憶するステップと、 上記第1の記憶手段に記憶された上記属性を上記ソフト
    ウェアコンポーネントに対して設定する設定のステップ
    と、 上記第1の記憶手段に記憶された上記属性をマークアッ
    プ言語の形式に変換して第2の記憶手段に記憶するステ
    ップと、 上記第2の記憶手段に記憶された、上記マークアップ言
    語の形式に変換された上記属性を、コンテンツが上記マ
    ークアップ言語の形式で記述されるテキストデータ中の
    指定された位置にペーストするペーストのステップとか
    らなるプログラムが記録されたことを特徴とする記録媒
    体。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の記録媒体におい
    て、 上記プログラムは、上記コンテンツの作成ならびに編集
    を行うプログラムに対して独立していることを特徴とす
    る記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006522557A (ja) * 2003-03-31 2006-09-28 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド Enavバッファ構成情報が記録された情報保存媒体、その再生装置及びそのバッファ管理方法
CN100388246C (zh) * 2001-08-30 2008-05-14 索尼株式会社 信息处理装置和方法
JP2009087144A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Omron Corp 開発支援装置および開発支援プログラム

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