JP2001154445A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001154445A
JP2001154445A JP33978799A JP33978799A JP2001154445A JP 2001154445 A JP2001154445 A JP 2001154445A JP 33978799 A JP33978799 A JP 33978799A JP 33978799 A JP33978799 A JP 33978799A JP 2001154445 A JP2001154445 A JP 2001154445A
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JP33978799A
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English (en)
Inventor
Yasufumi Nakazato
保史 中里
Nobuo Iwata
信夫 岩田
Kazuyuki Shimada
和之 島田
Masami Hiramatsu
正己 平松
Toshiya Sato
敏哉 佐藤
Takehisa Maeda
雄久 前田
Atsushi Takehara
淳 竹原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化することなく生産性に優れた複数色画
像の形成が可能な構成を備えた画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 潜像担持体20から中間転写体に一次転
写した画像を該中間転写体30上で重畳したうえで記録
紙などのシートSに二次転写することにより複数色の画
像形成が可能な構成を備えた画像形成装置において、上
記中間転写体をベルト30により構成し、該ベルト30
の捲装部30A、30Bを挟んで対峙するベルトの展張
面の一方および他方に、上記潜像担持体20に対して色
分解された色の画像を形成する画像形成ブロック2を振
り分けて配置したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、さらに詳しくは、単一および複数色の画像形成が可
能な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カールソンプロセスによる電子写
真複写工程を用いて単一色あるいは複数色の画像を形成
する装置が多々提案されており、その一つに、複数色の
画像を重畳してフルカラー画像を形成するカラー画像形
成装置がある。フルカラー画像形成装置の構成として
は、特開平9−146483号公報(以下、第1公報と
いう)、特開平8−194387号公報(同、第2公報
という)、特開平5−273830号公報(同、第3公
報という)および特開平9−62120号公報(同、第
4公報という)などがある。
【0003】第1公報には、色分解された色の画像を形
成可能な複数の感光体と、これら各感光体に対して接離
可能に設けられ、当接時には各感光体からの画像を転写
可能な転写ベルトとを備え、フルカラー画像の形成時に
は転写ベルトを各感光体に当接させて各色の画像が重畳
転写でき、単一色の画像を形成する際には単一色の画像
形成を担当する感光体のみを残して他の感光体から転写
ベルトを離すようにした構成が開示されている。
【0004】第2公報には、第1公報に示されたと同様
な中間転写体を成す転写ベルトに加えて、この転写ベル
トに対して各色毎に感光体に対して帯電、書き込み、現
像、転写の各工程を含むカールソンプロセスを実行する
装置が備えられた画像形成ブロックを備え、各画像ブロ
ック毎に形成された画像を転写ベルトに一次転写して重
畳したうえで、転写ベルトから記録紙に二次転写する構
成が開示されている。
【0005】第3公報には、単一の感光体ドラムを用
い、その周囲に所定の第1の色画像を現像する現像装置
と、これ以外の色画像を現像するための現像装置を設
け、色数に応じて感光体ドラム上に形成される静電潜像
に対して単一色画像を形成する場合と複数色画像を形成
する場合とで現像時でのバイアス電位を制御して画像を
重畳する構成が開示されている。
【0006】第4公報には、感光体としてベルトを用
い、このベルトに対して接離可能な中間転写体を成す中
間ベルトを設け、単一色画像形成時には感光体ベルトか
ら直接記録紙に画像を転写し、複数色画像を形成する際
には、単一色画像形成時とは逆方向に感光体ベルトを移
動させるとともに中間ベルトを感光体ベルトに当接させ
て各色の画像を重畳転写したうえで記録紙に対して、複
数色の画像を転写するようにした構成が開示されてい
る。
【0007】この種、フルカラー画像を形成できる画像
形成装置には、例えば、図1及び図2に示す構成を備え
たものがあり、図1に示す構成は、記録紙などのシート
に各色の画像を直接転写する方式のものであり、図2に
示す構成は、中間転写体を用いて各色の画像を一次転写
し、一次転写により得られた重畳画像をシートに一括転
写する方式のものである。
【0008】ちなみに、図1、図2に示した装置の構成
は次の通りである。図1に示されているフルカラー画像
形成装置1は、装置ハウジング1Aの内部に複数の色画
像を形成できる画像形成ブロック2(図面には、色分解
色と補色関係にある色の現像剤を意味する、BK
(黒)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ
ー)が表示されている。)が垂直方向に沿って配列され
ており、その近傍には、給紙装置3から給送されるシー
トSを担持しながら搬送する搬送ベルト4が配置されて
いる。
【0009】画像形成ブロック2は、図2に示すフルカ
ラー画像形成装置の場合にも適用され、その構成が図3
に示されている。図3において画像形成ブロック2は、
いずれも同様な構成を備えており、図3中、反時計方向
に回転可能な潜像担持体である感光体ドラム20が設け
られており、その周囲には回転方向に沿って電子写真プ
ロセスを実行する帯電装置21,光書き込み装置22,
現像装置23,転写装置24およびクリーニング装置2
5が配置されている。
【0010】図3に示す画像形成ブロック2では、各部
ロック毎に光り書き込み装置22が設けられており、光
書き込み装置22は、図示しないレーザ光源からのレー
ザ光を回転多面鏡22Aおよび走査光学系22Bにより
感光体ドラム20上で走査することができるようになっ
ている。なお、図3において符号26は、除電装置を示
している。
【0011】感光体ドラム20は、帯電装置21により
一様帯電されると、光書き込み装置22による書き込み
走査を介して静電潜像が形成され、その静電潜像が現像
措置23により可視像処理される。可視像処理された画
像は、転写装置24を介して搬送ベルト4上に担持され
るシートSに静電転写され、図1、2において符号5で
示す定着装置により定着される。定着画像を担持してい
るシートSは、排紙装置6を介して装置ハウジング1A
に設けられている排紙トレイ1に排出される。画像転写
を終えた感光体ドラム20は、クリーニング装置25に
より残留現像剤の除去および除電装置26による除電が
行われて再度の画像形成に備えられる。
【0012】給紙装置3には、シートSを積載収容した
給紙カセットが設けられており、給紙カセットからくり
出されたシートSは、レジストローら3Aによって繰り
出しタイミングを制御されて搬送ベルト4に向け給送さ
れる。
【0013】搬送ベルト4上に端持されたシートSは、
各画像形成ブロック2に対峙することにより異なる色の
画像を重畳転写されてフルカラー画像を担持することに
なる。
【0014】図2に示すフルカラー画像形成装置は、上
記公報にも開示されている構成を備えており、図1に示
したシートSへの直接転写に代えて、中間転写体を用い
る場合を示しており、同図において中間転写体として
は、一対のプーリ30A、30Bに掛け回されたベルト
30が用いられる。
【0015】図2に示した構成においては、各画像形成
ブロック2からの画像が中間転写体であるベルト30に
順次転写される一次転写が実行され、各画像形成ブロッ
ク毎に一次転写されて重畳された画像がシートSに対し
て一括して二次転写される。二次転写位置には、二次転
写装置31が設けられ、二次転写を終えたベルト30
は、クリーニング装置32によりクリーニングされて次
回の転写処理に備えられる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記各公報において、
感光体をドラム状としたものを除いて、ベルトを用いた
構成においては、ベルトの展張面の一方に色分解された
画像を形成するための構成が対向させて設けられてい
る。このため、それら色分解された色の画像を形成する
構成が占有する空間部がベルトの展張面の一方に集中し
てしまい、装置の大型化を招く。特に、ベルトの展張面
は各色画像形成部を通過させる必要があることから距離
も長くなり、ベルトの展張方向での大型化も問題とな
る。
【0017】また、第1公報の構成においては、単一色
と複数色とで各画像形成部の接離状態を変更するように
なっているが、離間時においても単一色の画像形成部は
ベルトに当接させた状態を維持する必要があることか
ら、構造の複雑化を招くばかりでなく、十分な離間状態
が得にくくなる。しかも、接離状態に応じて記録紙の搬
送経路が異なってしまい、常時一様な搬送経路を確保で
きないことによる搬送信頼性を確保することが難しくな
ることがある。
【0018】第2公報の構成においては、図2に示す構
成と同様に、ベルトの展張面の長さが長くなることによ
る装置の大型化を招くばかりでなく、ベルトの上位で画
像形成ブロックの上方に書き込み手段を配置した構成で
あることから、画像形成ブロックに対するメンテナンス
を行う際に書き込み手段が邪魔になり、画像形成ブロッ
クのメンテナンス生が悪化する虞がある。
【0019】第3公報の構成においては、感光体として
ドラムを用いることでその周囲に位置する画像形成部を
含めた装置空間が大きく必要となるばかりでなく、他の
公報に開示された構成と違って、複数色画像の形成時に
あくまでも感光体ドラムを中間転写体として用いるため
に画像形成時間が多大となる虞がある。
【0020】第4公報の構成においては、単一色画像の
場合と複数色画像の場合とで感光体ベルトの移動方向を
切り換えるという面倒さがあるばかりでなく、感光体ベ
ルトに対する書き込み手段が単一色および複数色の場合
で共用するようになっているので、フルカラー画像の形
成に手間取る虞がある。
【0021】本発明の目的は、第1番目に、上記従来の
画像形成装置における問題に鑑み、大型化することなく
生産性に優れた複数色画像の形成が可能な構成を備えた
画像形成装置を提供することにある。
【0022】第2番目の目的は、複数色画像、特にフル
カラー画像を形成する際の画像品質を向上させることが
できる構成を備えた画像形成装置を提供することにあ
る。
【0023】第3番目の目的は、使用頻度の高い色の画
像、特にモノクロあるいは特定色の画像形成の際の画像
形成時間を短縮できる構成を備えた画像形成装置を提供
することにある。
【0024】第4番目の目的は、第3番目の目的に挙げ
た特定色の画像形成時に他の色の画像形成部が不用意に
感光体に対峙することがないようにして使用されない画
像形成部の寿命劣化を防止できる構成を備えた画像形成
装置を提供することにある。
【0025】第5番目の目的は、各色の画像形成部に対
するメンテナンス性を犠牲にすることなく小型化できる
とともに、複数色画像形成時での画像劣化を低減できる
構成を備えた画像形成装置を提供することにある。
【0026】第6番目の目的は、各画像形成部でのメン
テナンス性を向上させることが可能な構成を備えた画像
形成装置を提供することにある。
【0027】第7番目の目的は、装置の大型化を防止す
るとともに形成頻度に関係なく装置寿命の低下防止とラ
ンニングコストの低減が可能な構成を備えた画像形成装
置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
潜像担持体から中間転写体に一次転写した画像を該中間
転写体上で重畳したうえで記録紙などのシートに二次転
写することにより複数色の画像形成が可能な構成を備え
た画像形成装置において、上記中間転写体をベルトによ
り構成し、該ベルトの捲装部を挟んで対峙するベルトの
展張面の一方および他方に、上記潜像担持体に対して色
分解された色の画像を形成する画像形成ブロックを振り
分けて配置したことを特徴としている。
【0029】請求項2記載の発明は、上記画像形成ブロ
ックは、潜像担持体である感光体と、この感光体に対し
て帯電、書き込み、現像、転写およびクリーニング工程
を実行する構成部材が備えられていることを特徴として
いる。
【0030】請求項3記載の発明は、上記画像形成ブロ
ックに装備されて書き込み工程を実行する構成部材とし
て、LEDアレイが用いられることを特徴としている。
【0031】請求項4記載の発明は、上記画像形成ブロ
ックは、上記中間転写体における一方の展張面に一つ配
置され、他方の展張面に残りのものが配置されることを
特徴している。
【0032】請求項5記載の発明は、上記中間転写体に
おける展張面の一方に配置されている画像形成ブロック
は、最も使用頻度の高い色の画像を形成する構成が用い
られることを特徴としている。
【0033】請求項6記載の発明は、上記最も使用頻度
の高い色として黒色の画像を形成可能な画像形成ブロッ
クが用いられることを特徴としている。
【0034】請求項7記載の発明は、上記中間転写体に
おける展張面の一方に配置されている画像形成ブロック
は、上記中間転写体の移動方向において残りの画像形成
ブロックよりも記録紙などのシートに対する二次転写位
置までの移動距離が短くなる位置に設けられていること
を特徴としている。
【0035】請求項8記載の発明は、上記中間転写体に
おける展張面の他方に配置されている画像形成ブロック
は、上記中間転写体に対して一括して接離可能とされて
いることを特徴としている。
【0036】請求項9記載の発明は、上記中間転写体
は、展張面の他方が展張面の一方よりも上方に位置決め
されていることを特徴としている。
【0037】請求項10記載の発明は、上記中間転写体
における展張面の一方に配置されている画像形成ブロッ
クは、該中間転写体と対峙している状態を解除されて該
中間転写体に対する転写手段とは別の転写手段と対峙で
きる構成を備えていることを特徴としている。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図示実施例により本発明の
実施の形態を説明する。図4は、請求項1、2及び4乃
至7記載の発明に係る実施例を示す図であり、同図に示
す実施例は、図4に示した中間転写体を用いる構成を前
提としている。なお、以下に挙げる図面において、図1
及び図2に示した構成部材と同じものは同符号により示
してある。図4において、中間転写体であるベルト30
は、プーリ30Aおよび30Bをはさんで対峙する展張
面を備えており、展張面の一方および他方にそれぞれ画
像形成ブロック2(2BK、2C、2M、2Y)が振り
分けて配置されている。図4に示す実施例では、使用頻
度の高い色である黒色の画像を形成できる画像形成ブロ
ック2BKが展張面の一方に配置され、残りの画像形成
ブロック2C、2M、2Yが展張面の他方に配置されて
いる。本実施例では、上記画像形成ブロック2BKが配
置される位置として、ベルト30を基準として給紙装置
3が配置されている側とされ、ベルト30を挟んで画像
形成ブロック2BKと対向する側に残りの画像形成ブロ
ック2C、2M、2Yが展張面の他方の展張方向に沿っ
て並設されている。
【0039】これら画像形成ブロック2BK、2C、2
Mおよび2Yは、図4中、矢印で示すベルト30の移動
方向において展張面の一方に配置されている画像形成ブ
ロック2BKが他の画像形成ブロック2C、2M、2Y
よりも二次転写位置(転写装置31とベルト30との対
向位置)までの移動距離が短くなる位置に配置されてい
る。
【0040】画像形成ブロック2には、図示しないが、
帯電装置21付近の温度を検知する温度センサや、現像
装置23に用いられる現像剤の濃度を検知する濃度セン
サ、感光体ドラム20に付着する現像剤量を光学的に検
知する画像濃度センサさらには転写装置24の近傍に位
置して各色の画像位置を検知する画像位置検知センサな
どが装備されており、これら各種センサは図5に示す画
像形成制御部10に電気的接続されている。なお、説明
はしないが、これら各センサの他に、帯電後の感光体ド
ラム20の表面電位を検知する表面電位センサや温度セ
ンサなども装備されている。図5は、図4に示したカラ
ー画像形成装置に用いられる画像形成制御部の構成を示
すブロック図であり、同図において画像形成制御部10
は、マイクロコンピュータにより主要部が構成されてい
る。画像形成制御部10には、I/Oインターフェース
を介して入力側に上述した各センサを備えた温度検知部
10A、画像濃度検知部10B、トナー濃度検知部10
Cおよび画像位置検知部10Dがそれぞれ接続されてい
る。さらに、画像形成制御部10には、カラー画像形成
装置での画像形成指令信号やデータ信号を出力する画像
データ生成装置11、いわゆる、コントローラに接続さ
れている。
【0041】画像形成制御部10では、各検知部10A
〜10Dからの入力信号に基づき帯電バイアス、現像バ
イアス、転写バイアス用の高圧電源12および給紙装置
3,定着装置5,感光体ドラム20および排紙装置6の
駆動部に接続された駆動制御部13への出力制御が実行
される。さらに、画像形成制御部10では、運転制御の
ために、運転履歴、センサ信号履歴等を記憶できる運転
記憶部14および光書き込み装置22の制御部22Cが
接続されている。光書き込み装置22の制御部22C
は、画像データに従った書き込みシーケンス制御を高速
化するために、画像形成制御部とは別のハードウエアと
して構成されている。画像データ生成装置11には、画
像書き込み制御部に画像データを転送するインターフェ
ースと、画像形成動作のリクエストや動作状態の報知を
受ける通信インターフェースが備えられている。
【0042】上記構成を備えた画像形成制御部10は、
各画像形成ブロックを用いるフルカラー画像形成時に
は、各画像形成ブロック全てを対象として制御を行う一
方、単一色若しくは特定色のみの画像を形成する場合に
は、それ以外の色の画像形成ブロックを対象とした運転
制御を行わないようになっている。これにより、不用意
な運転状態が維持されることによる画像形成ブロックの
寿命劣化を防止している。
【0043】本実施例は以上のような構成であるから、
画像形成ブロック2をベルト30の展張面の一方および
他方に振り分けて配置しているので、全ての画像形成ブ
ロックを並説設した場合と違ってベルト30における展
張面の長さを短くすることができる。これにより、ベル
ト30が占有する空間部の丈を小さくすることができ
る。しかも、ベルト30の展張面が短くなることで全長
も短くでき、これにより、クリーニング装置32によっ
てクリーニングされる際の作業時間を短縮して画像形成
再開までの待機時間を短縮することができ、連続して画
像形成を行うような場合の生産性が向上する。
【0044】展張面の一方で画像形成ブロック2BKが
位置する空間部上方は、給紙装置3が配置されているの
で、新たに給紙装置310、311を設置するスペース
として有効利用することができる。この空間は、給紙装
置310、311だけでなく、電装装置や補給用現像剤
の収容スペースとすることも可能である。
【0045】なお、上記実施例では、ベルト30がプー
リ30A,30Bの2軸に掛けられた構成となっている
が、この構成に限らず、3軸以上の掛け回し部分を有す
る構成とすることも可能であり、さらに、展張方向は、
図4に示した垂直方向に限らず、水平方向や傾斜させた
方向とすることも可能である。また、上記実施例におい
て展張面の一方に配置される画像形成ブロック2が黒色
である場合を挙げたが、これ以外の色で補色の中で最も
使用頻度が高い色の画像を対象とする画像形成ブロック
を選択して配置換えすることもちろん可能である。
【0046】展張面の他方に並設されている画像形成ブ
ロック2C、2M、2Yは、フルカラー画像の形成時に
用いられる。これら各画像形成ブロック2C、2M、2
Yが同じ展張面に配置されていることにより色ずれの原
因となる位置決めを展張面の同じ側で調整することがで
きる。これにより、単独で使用されることが多くその際
の画像位置合わせがあまり必要でない黒色を対象とする
画像形成ブロック2BKと違って位置決め精度が求めら
れる色を対象とする画像形成ブロック2C、2M、2Y
を展張面に対して同じ側で整列配置でき、位置調整をし
易くすることで色ずれの発生を低減して画像品質の低下
を防止することができる。
【0047】なお、黒色は、フルカラー画像のダーク部
分に使用されるため、黒色を対象とする画像形成ブロッ
ク2BKの位置合わせも必要となるが、例えば、ダーク
部分の色表現を禁止するようにすれば、他の色の重ね合
わせ精度が上述したように各画像形成ブロック2C、2
M、2Yの位置決め精度に依存してより高めることがで
きる。この場合には、黒色を対象とする画像形成ブロッ
ク2BKを文字情報のみを対象とした画像形成部として
用いるようにすることが好ましい。
【0048】使用頻度の高い色の画像形成ブロックであ
る黒色を対象とした画像形成ブロック2BKは、二次転
写位置(図4において、ベルト30と転写装置31とが
対峙する位置)まででシートSの移動距離が最も短くな
っているので、黒色のみの単一色を対象とした画像形成
時には、二次転写位置までの移動時間が短縮されるの
で、画像形成時間の高速化が可能となる。なお、この場
合には、最も使用頻度の高い色の画像形成ブロックを対
象とするので、上述した黒色以外の色を選択することも
可能である。
【0049】次に請求項8記載の発明に関する実施例を
図6および図7により説明する。図6において、ベルト
30における展張面の他方に位置する画像形成ブロック
2C、2M、2Yは、まとめて一つのケーシング40に
設けられている。ケーシング40は、下面にコロなどの
転動部材40Aを備えており、展張面の他方で並設され
ている画像形成ブロック2C、2M、2Yを一括してベ
ルト30に対し接離させる方向に移動できるようになっ
ている。
【0050】本実施例は以上のような構成であるから、
ベルト30における展張面の一方に位置する画像形成ブ
ロック2BKのみが用いられる場合には、展張面の他方
に並設されている画像形成ブロック2C、2M、2Yは
ケーシング40がベルト30から離間する方向に移動さ
れるとベルト30の展張面の他方から離間し、このとき
に、画像形成制御部10からの指令により不作動態位に
設定される。これにより、ケーシング40と共にベルト
30から離間した画像形成ブロック2C、2M、2Y
は、不用意に稼働することがないので、不使用状態の画
像形成ブロックの寿命劣化を防止することができる。特
に、ベルト30を画像形成ブロックに対して接離させな
いので、ベルト30の展張力を損ねることがなく、か
つ、僅かな移動量であっても確実に離間させることがで
き、不用意にベルト30と画像形成ブロックとが接触す
ることを確実に防止することができる。
【0051】上記実施例においては、ケーシング40の
移動により画像形成ブロックをベルト30に対して接離
させる構成としたが、これに代えて、図7に示すよう
に、ベルト30を展張させるテンションローラ41を設
け、このテンションローラ41をベルト30が画像形成
ブロック2C、2M、2Yに対して接離する方向に移動
(図7中、二点鎖線で示す状態)させるようにしても良
い。
【0052】次に、請求項3および9項記載の発明に関
する実施例を図7において説明する。図7において、ベ
ルト30は、展張面の一方が下方に位置し、展張面の他
方が展張面の一方の上方に位置させて略水平方向に展張
されている。ベルト30における展張面の他方には、図
4に示した実施例と同じ原理によって最も使用頻度の高
い色を対象とする画像形成ブロック2BK以外の色を対
象とする画像形成ブロック2C、2M、2Yが展張面に
沿って並設されている。
【0053】図7において並設されている画像形成ブロ
ック2C、2M、2Yは、図2に示した構成と違って、
光書き込み装置22として、LEDアレイ(便宜上、符
号22Cで示す)が用いられている。
【0054】本実施例は以上のような構成であるから、
レーザ光源を用いた光書き込み装置と違って、光学走査
装置の構造を簡略化することができる。特に、図1、2
お世び図4に示した構成において、振動衝撃に弱く、構
成部材が多くなることで大型化しやすい回転多面鏡22
Aや走査光学系22Bを用いることないので、並置され
る画像形成ブロック同士の間の狭い範囲内でも設置する
ことが可能となる。これにより、近接した状態で隣り合
うように画像形成ブロック2C、2M、2Yを並置した
場合でも発光源であるLEDアレイ22Cを配置できる
ので、比較的軽量小型であることを利用してメンテナン
ス時には開放される装置ハウジング1A側のカバーなど
に取り付けておくと、書き込み装置22をメンテナンス
操作する際に支障とならない位置に移動させやすくする
ことができる。この結果、隣り合う画像形成ブロックを
対象としたメンテナンス作業が容易化できる。
【0055】しかも、LEDアレイ22Cは、回転多面
鏡や走査光学系を組み合わせた場合と違ってそれ自体単
独で位置調整することができるので、並置されている画
像形成ブロック間での書き込み装置22の位置合わせ精
度、特に温度の影響による位置ずれ補正精度を容易に得
ることが可能となる。
【0056】画像形成ブロック2C、2M、2Yは、ベ
ルト30における展張面の一方の上方で略水平方向に展
張されているので、これらが造形性ブロック2C、2
M、2Yに対するメンテナンス作業は装置ハウジング1
Aの上方側から行うことができる。これにより、メンテ
ナンス時に無理な作業姿勢を強いることがないので、メ
ンテナンスの作業性を向上させることができる。さら
に、図7において一点鎖線で示すように、展張面の一方
には、複数並置された画像形成ブロック2C,2M,2
Yが存在していないことにより余剰空間(図7中、符号
Pで示す)が形成でき、その空間Pをメンテナンス作業
時のための空間としたり、現像剤などの貯蔵スペースと
して有効利用することができる。
【0057】次に請求項10記載の発明に係る実施例を
図8および図9において説明する。図8において(A)
はフルカラー画像を形成する状態を、(B)は単一色画
像を形成する状態をそれぞれ示している。図8に示すベ
ルト30は、図7に示した場合と同様に、展張面の一方
よりも上方に展張面の他方が位置し、略水平方向に展張
されている。なお、図8において符号30Dは、ベルト
30のテンションローラを示している。
【0058】展張面の一方には、最も使用頻度の高い色
を対象とした画像形成ブロック2BKが配置され、展張
面の他方には一方に配置された画像形成ブロック2BK
が対象とする色以外の色を対象とする画像形成ブロック
2C、2M、2Yが展張方向に沿って並置されている。
【0059】図8に示すカラー画像形成装置1では、給
紙装置3からの給紙経路が2種類設定されており、その
一つは、図8(A)において実線で示すように、ベルト
30とこれに対峙する転写装置32とで構成される二次
転写位置を通過して定着装置5に向かう経路である。今
一つの給紙経路は、図8(B)において破線で示すよう
に、給紙装置3からベルト30における展張面の一方に
位置する画像形成ブロック2BKとの一次転写位置を通
過し、上記二次転写位置に向かう給紙経路を横断して給
紙装置3から今一つの定着装置(便宜上、符号5’で示
す)に向かう経路である。
【0060】今一つの給紙経路が選択される場合には、
図8(B)に示すように、給紙装置3から繰り出される
シートSが、図8(A)に示したフルカラー画像形成時
での繰り出し位置と反対側から繰り出される。なお、こ
の給紙経路においてもレジストローラ(便宜上、符号3
A’で示す)が設けられて給紙タイミングを設定するよ
うになっている。
【0061】さらに今一つの給紙経路には、この給紙経
路が選択された際に画像形成ブロック2BKの一次転写
位置に配置される転写装置(便宜上符号24’で示す)
が設けられている。ベルト30は、フルカラー画像形成
時に各画像形成ブロック2BK、2C、2M、2Yとそ
れぞれ対峙し、単一色画像形成時には展張面の一方に位
置する画像形成ブロック2BKから離間する態位が設定
され、このときにはベルト30およびこの展張面の他方
に位置する画像形成ブロック2C、2M、2Yに装備さ
れている各部材が休止状態を設定されるようになってい
る。ベルト30が画像形成ブロック2BKから離間する
際には、テンションローラ30Dがベルト30を離間さ
せる方向に移動し、さらにベルト30を挟んで画像形成
ブロック2BK側の感光体ドラム20と対向する一次転
写用の転写装置24も画像形成ブロック2BK側から離
間するようになっている。
【0062】本実施例は以上のような構成であるから、
フルカラー画像形成時には、図8(A)において実線で
示す給紙経路が選択される。このときには、ベルト30
が前述した例と同様に、画像形成ブロック2BKが二次
転写位置までの距離を最も短くできる方向に移動し、各
画像形成ブロック2から一次転写されたフルカラー画像
が二次転写位置で給紙装置3から繰り出されたシートS
に一括転写される。
【0063】単一色画像形成時には、図8(B)におい
て破線で示す給紙経路が選択される。このときには、ベ
ルト30および画像形成ブロック2BKの一次転写位置
に配置されていた転写装置24が画像形成ブロック2B
Kから離間し、ベルト30およびこの展張面の他方に並
置されている画像形成ブロック2C、2M、2Yがそれ
ぞれ休止状態とされる。休止状態は、画像形成制御部1
0(図5参照)からの出力信号によって設定される。
【0064】給紙装置3においてフルカラー画像形成時
とは反対側から繰り出されるシートSは、画像形成ブロ
ック2BKに対峙して配置される単一画像形成用の転写
装置24’との間を通過することにより単一色の画像を
転写されて定着装置5’に向け移動する。
【0065】本実施例においては、フルカラー画像形成
時以外にフルカラー画像形成に用いられる画像形成ブロ
ック2C、2M、2Yおよび中間転写体を成すベルト3
0が休止状態とされるので、これら部材の寿命劣化が防
止できる。特に、画像形成にに寄与しない画像形成ブロ
ックにおいて不用意に稼働状態が設定されると、その構
成部材の劣化が進行する。特に、ベルト30では、放電
生成物による汚染あるいは機械的なベルト破損などが生
じやすくな留ことが原因して寿命劣化を招く。また、画
像形成ブロックに装備されている感光体ドラム20は感
光層劣化や現像剤の付着による劣化さらにはクリーニン
グ装置の摩擦接触による摩耗などが発生しやすくなる。
さらに二次転写後のシートSを定着する定着装置5にお
いては現像剤に対する離型性が悪化することもある。こ
のような弊害はベルト30および各画像形成ブロックの
休止状態が設定されることで解消される。
【0066】一方、単一色画像を大量に得る際には、フ
ルカラー画像形成時に用いられる画像形成ブロック側の
転写装置24や定着装置5は用いられず、単一画像形成
のために予め設けられている転写装置24’および定着
装置5’が用いられるだけであるので、フルカラー画像
形成時に用いられる画像形成ブロック側の転写装置34
や定着装置5を長寿命化でき、使用頻度が高いことを考
慮して信頼性を高めてある単一画像形成用の構成部材と
同じ程度のランニングコストを維持することができる。
【0067】なお、図8に示した構成では、単一色およ
びフルカラーの各画像形成時に対応して定着装置を個別
に設けたが、給紙経路の位置部を合流させるようにして
単一の定着装置を兼用するようにしてもよい。また、給
紙経路が異なる場合に排出されるシートSの種別を行う
ために、画像形成の形式に応じてスイッチバック路を給
紙経路に設けて異なる位置に排出するようにしたり、あ
るいは、図9に示すように、排紙トレイ1Bに加えて、
単一色画像形成の際の給紙経路の一部に今一つに排紙ト
レイ(便宜上、符号1B’で示す)を連続させて設け、
単一色画像形成時には画像形成ブロック2BK側で一次
転写を終えたシートSを排紙トレイ1B’に向けて移動
させるようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】請求項1および4記載の発明によれば、
中間転写体における展張面の一方および他方にそれぞれ
画像形成ブロックを振り分けて配置したので、中間転写
体をベルトで構成した場合の展張面の長さを短くして装
置の小型化が可能となる。
【0069】特に、画像形成ブロックの一つ以外の残り
の画像形成ブロックは、展張面における他方に集約させ
ることもできるので、展張面の長さを短くできることに
併せて展張面で占める空間部を小さくできることにより
装置の小型化がより効果的に可能となる。
【0070】請求項2記載の発明によれば、中間転写体
に対する画像形成ブロック毎で分解色に対応した色の画
像が形成できるので、感光体に対して書き込み手段を共
用する場合と違って画像形成時間を短縮することができ
る。
【0071】請求項3記載の発明によれば、画像形成ブ
ロックでの書き込み工程に用いられる構成として、LE
Dアレイを用いたので、光学系の構造を簡略化して軽量
コンパクト化が可能となるとともに、画像位置の整合性
を高めて色ずれを防止することによる画像品質の向上を
図ることが可能となる。
【0072】請求項5および6記載の発明によれば、使
用頻度の高い色である黒あるいは特定の色の画像形成ブ
ロック、換言すれば、画像位置の整合性をあまり重要視
しなくてよい画像形成ブロックを他の色の画像形成ブロ
ックと独立させて中間転写体における展張面の一方に配
置したので、複数色の画像形成の際に用いられる画像形
成ブロック同士の位置決め精度を重点的に高めることが
でき、色ずれなどの発生が少なくて画像品質の高いしか
もコンパクトな構造を得ることが可能となる。
【0073】請求項7記載の発明によれば、展張面の一
方に配置されている画像形成ブロックにより形成される
画像が他の画像形成ブロックで形成された画像よりも早
く二次転写位置に達することができるので、他の画像形
成ブロックを用いない単一色の画像形成時での時間を高
速化することができる。
【0074】請求項8記載の発明によれば、展張面の他
方に配置されている画像形成ブロックを一括して中間転
写体に対して接離できるようにしたので、簡単に中間転
写体から離すことができ、複雑な構造を要することなく
不用意な作動を避けることが可能となり、寿命劣化を防
止することができる。
【0075】請求項9記載の発明によれば、展張面の他
方を展張面の一方よりも上方に位置決めしているので、
メンテナンス操作の際にオペレータの手が入れやすくか
つ視認性が高い位置に複数の画像形成ブロックを配置す
ることができ、メンテナンス対象の多い箇所を集中的に
操作しやすくすることができる。
【0076】請求項10記載の発明によれば、展張面の
一方に対峙する画像形成ブロックがその対峙状態を解除
して他の転写手段と対峙可能であるので、中間転写体を
不作動態位に設定して残りの画像形成ブロックが不用意
に動作するのを防止することができる。これにより、残
りの画像形成ブロックが不用意に動作することが原因す
る寿命劣化を防止するとともに、特定色の画像形成時に
他の画像形成ブロックの影響を受けることがないように
することによるランニングコストの低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フルカラー画像形成に用いられる画像形成装置
の一例を説明するための模式図である。
【図2】図1に示した画像形成装置と異なる形式による
フルカラー画像形成に用いられる画像形成装置の構成を
説明するための模式図である。
【図3】図1に示した画像形成装置に用いられる画像形
成ブロックの構成を説明するための模式図である。
【図4】請求項1,2および請求項4乃至7記載の発明
の実施の形態を説明するための実施例を示す画像形成装
置の模式図である。
【図5】図1に示した画像形成装置に用いられる制御部
の構成を説明するためのブロック図である。
【図6】請求項8記載の発明の実施の形態を説明するた
めの実施例を示す画像形成装置の模式図である。
【図7】請求項3,8,9記載の発明の実施の形態を説
明するための実施例を示すが像形成装置の模式図であ
る。
【図8】請求項10記載の発明の実施の形態を説明する
ための実施例を示す画像形成装置の模式図であり、
(A)はフルカラー画像形成時の状態を、(B)は単一
色画像形成時の状態をそれぞれ示している。
【図9】請求項10記載の発明の実施の形態を説明する
ための別実施例による画像形成装置の模式図である。
【符号の説明】
1 フルカラー画像形成装置 2 画像形成ブロック 2BK 単一色画像用の画像形成ブロッ
ク 2C、2M、2Y フルカラー画像用の画像形成ブ
ロック 3 給紙装置 20 感光体 21 帯電装置 22 光書き込み装置 22C LEDアレイ 23 現像装置 24、24’ 一次転写部の転写装置 25 クリーニング装置 30 中間転写体となるベルト 30A、30B ベルト倦装用のプーリ 31 二次転写部の転写装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 和之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 平松 正己 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 佐藤 敏哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 前田 雄久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 竹原 淳 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H030 AA06 AA07 AB02 BB02 BB23 BB42 BB63 2H032 AA05 BA05 BA09 BA23 2H071 BA05 BA27 DA08 DA09 EA18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体から中間転写体に一次転写した
    画像を該中間転写体上で重畳したうえで記録紙などのシ
    ートに二次転写することにより複数色の画像形成が可能
    な構成を備えた画像形成装置において、 上記中間転写体をベルトにより構成し、該ベルトの捲装
    部を挟んで対峙するベルトの展張面の一方および他方
    に、上記潜像担持体に対して色分解された色の画像を形
    成する画像形成ブロックを振り分けて配置したことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記画像形成ブロックは、潜像担持体であ
    る感光体と、この感光体に対して帯電、書き込み、現
    像、転写およびクリーニング工程を実行する構成部材が
    備えられていることを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】上記画像形成ブロックに装備されて書き込
    み工程を実行する構成部材として、LEDアレイが用い
    られることを特徴とする請求項1または2記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】上記画像形成ブロックは、上記中間転写体
    における一方の展張面に一つ配置され、他方の展張面に
    残りのものが配置されることを特徴とする請求項1また
    は2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記中間転写体における展張面の一方に配
    置されている画像形成ブロックは、最も使用頻度の高い
    色の画像を形成する構成が用いられることを特徴とする
    請求項1または2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】上記最も使用頻度の高い色として黒色の画
    像を形成可能な画像形成ブロックが用いられることを特
    徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】上記中間転写体における展張面の一方に配
    置されている画像形成ブロックは、上記中間転写体の移
    動方向において残りの画像形成ブロックよりも記録紙な
    どのシートに対する二次転写位置までの移動距離が短く
    なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1,
    2および4乃至6のうちの一つに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】上記中間転写体における展張面の他方に配
    置されている画像形成ブロックは、上記中間転写体に対
    して一括して接離可能とされていることを特徴とする請
    求項1,2および4乃至6のうちの一つに記載の画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】上記中間転写体は、展張面の他方が展張面
    の一方よりも上方に位置決めされていることを特徴とす
    る請求項1、2および4乃至8のうちの一つに記載の画
    像形成装置。
  10. 【請求項10】上記中間転写体における展張面の一方に
    配置されている画像形成ブロックは、該中間転写体と対
    峙している状態を解除されて該中間転写体に対する転写
    手段とは別の転写手段と対峙できる構成を備えているこ
    とを特徴とする請求1,2および4乃至8のうちの一つ
    に記載の画像形成装置。
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