JP2001153798A - 試料位置出し機構 - Google Patents

試料位置出し機構

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JP2001153798A
JP2001153798A JP33628899A JP33628899A JP2001153798A JP 2001153798 A JP2001153798 A JP 2001153798A JP 33628899 A JP33628899 A JP 33628899A JP 33628899 A JP33628899 A JP 33628899A JP 2001153798 A JP2001153798 A JP 2001153798A
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tilt
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measurement
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JP33628899A
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Iwao Mizoguchi
巌 溝口
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】対象試料と測定試料が適切な位置と適切な向き
で配置され得る偏光解析装置を提供する。 【解決手段】偏光解析装置100は、対象試料114と
測定試料124の高さと傾きの調整のために、試料位置
出し機構を備えている。試料位置出し機構は対象試料と
測定試料の高さ傾き調整手段300と400を備えてい
る。高さ傾き調整手段300と400は、それぞれ、高
さ測定用CCDユニット310と410と、傾き測定用
CCDユニット320と420を備えている。高さ測定
用CCDユニット310と410は、それぞれ、適宜光
ビームを偏向するミラー312と412と、CCDカメ
ラ316と416を備えている。傾き測定用CCDユニ
ット320と420は、それぞれ、適宜光ビームを偏向
するミラー322と422と、対物レンズ326と42
6と、CCDカメラ328と428を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直線偏光を試料表
面で反射させ、偏光の変化を調べることにより、試料の
光学的性質や膜厚等を調べる偏光解析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】偏光解析装置は、基本的に、特定の偏光
面を持つ直線偏光を、試料表面で反射させ、その結果と
して生じた楕円偏光を調べることにより、試料の光学的
性質や膜厚等を求める装置である。
【0003】このような偏光解析装置のひとつに、特定
の偏光面を持つ直線偏光を、測定試料と、比較の基準と
なる対象試料とで順に反射させるタイプのものがある。
このタイプの偏光解析装置では、測定試料の表面の光学
的特性が対象試料の表面の光学的特性と同じ場合に、そ
れぞれの試料での反射が偏光に与える影響が相殺される
ように設計されている。この偏光解析装置は、対象試料
と測定試料の両者の表面の光学的特性の相違を検出して
いるため、比較的高い感度が実現されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように対象試料と
測定試料を用いる偏光解析装置では、対象試料と測定試
料が共に正確に位置決めされる必要がある。つまり、対
象試料と測定試料は共に適切な位置に適切な向きで配置
される必要がある。
【0005】本発明の目的は、対象試料と測定試料が適
切な位置に適切な向きで配置され得る偏光解析装置を提
供することであり、そのための試料位置出し機構を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、偏光を測定試
料と比較の基準となる対象試料とで反射させ、両者の表
面の光学的特性の違いにより偏光が受けた影響を調べる
ことにより、測定試料の表面の光学的特性を解析する偏
光解析装置に用いられる試料位置出し機構であって、少
なくとも測定試料の高さと傾きを調整するための高さ傾
き調整手段を備えている。試料位置出し機構は、さら
に、測定試料の高さと傾きを調整するための高さ傾き調
整手段を備えている。二つの高さ傾き調整手段は、それ
ぞれ、高さ測定用光検出ユニットと、傾き測定用光検出
ユニットとを備えている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。本発明の実施の形態の
試料位置出し機構を備える偏光解析装置が図1に示され
る。
【0008】図1に示されるように、本実施の形態に関
する偏光解析装置100は、二種類の試料を保持するた
めの一対の試料固定台ユニット112と122を備えて
いる。例えば、試料固定台ユニット112は対象試料1
14を保持し、試料固定台ユニット122は測定試料1
24を保持する。対象試料114は、偏光解析処理時に
おける測定試料124に対する比較対象として用いられ
る。
【0009】試料固定台ユニット112が対象試料の代
わりに測定試料を保持し、試料固定台ユニット122が
測定試料の代わりに対象試料を保持してもよい。このよ
うな交換は光学特性や測定結果に何ら相違を生じさせな
い。しかし、ここでは、試料固定台ユニット112が対
象試料を保持し、試料固定台ユニット122が測定試料
を保持するものとして話を進める。
【0010】試料固定台ユニット112と試料固定台ユ
ニット122は共に、ベース102の上に設けられたX
Yステージ108によって、ベース102の上面に平行
に移動可能に保持されている。
【0011】偏光解析装置100は、対象試料114に
向けて光ビームを射出するビーム射出部130と、偏光
子138と、対象試料114で反射された光ビームを間
隔おいて平行に折り返して測定試料124に方向付ける
折り返しプリズム170と、検光子140と、検光子1
40を透過した光を検出するための光検出器150とを
備えている。ビーム射出部130は、光源132と、光
ファイバー134と、光ファイバー固定部136とを備
えている。光源132は、例えば、固体レーザー、気体
レーザー、半導体レーザー、色素レーザーである。
【0012】別の見方をすれば、偏光解析装置100
は、光ファイバー固定部136から対象試料114を経
由して折り返しプリズム170に延びる第一の光路ある
いは行きの光路と、折り返しプリズム170から測定試
料124を経由して光検出器150に延びる第二の光路
あるいは戻りの光路とを有しており、両者は、間隔を置
いて平行に延び、折り返しプリズム170を介して連絡
されている。
【0013】偏光子138は、光ファイバー固定部13
6と対象試料114の間において、行きの光路上に配置
され、検光子140は、測定試料124と光検出器15
0の間において、戻りの光路上に配置されている。
【0014】偏光子138と検光子140は、好ましく
は、共にグラントムソンプリズムで作られ、両者は、偏
光子138と検光子140は、これを透過する直線偏光
の偏光面が互いに直交するように配置されている。つま
り、偏光子138と検光子140は、互いに、直交ニコ
ル(crossed Nicols)を満足するように配置されている。
【0015】偏光子138は、対象試料114に対する
入射面に対して+45°傾いた偏光面を持つ直線偏光を
透過するように位置決めされている。ここで用いる「対
象試料114に対する入射面」という用語は、対象試料
114の表面に入射する光の波面法線すなわち進行方向
と試料面に立てた法線を含む平面をいう。
【0016】光検出部150は、例えばフォトダイオー
ド、APD、フォトマルチプライヤーを備えていて、キ
セノンランプ、ハロゲンランプ等のマルチ波長の光源を
用いた場合には分光ディテクターを備えている。
【0017】光ファイバー固定部136と偏光子138
と検光子140と光検出器150は共に第一の支持台1
04に搭載されている。第一の支持台104はベース1
02に対して所定の角度で傾けられており、これにより
偏光子138を透過した直線偏光のビームの対象試料1
14に対する入射角がきまる。
【0018】折り返しプリズム170は、図2に示され
るように、互いに接合された三つの直角プリズム172
と174と176を備えており、入射光のビームを内部
で四回反射し、射出光のビームは入射光のビームに対し
て所定の間隔おいて平行に射出される。折返しプリズム
170は、入射光のビームの軸と射出光のビームの軸を
含む平面が第二の支持台106の面に平行になるよう
に、45°傾けて第二の支持台106に固定されてい
る。
【0019】図1において、第二の支持台106は、ベ
ース102に対して、第一の支持台104がベース10
2に対して成す角度と同じ角度で傾けられている。
【0020】図1において、光源132から発せられた
光は、光ファイバー134の中を伝搬し、光ファイバー
固定部136から射出される。光ファイバー固定部13
6から射出された光のビームは、偏光子138を通過す
ることにより、試料114の入射面に対して+45°傾
いた直線偏光のビームに変えられ、試料固定台ユニット
112に固定された対象試料114の表面で反射され
る。反射により、直線偏光のビームは、対象試料の光学
的性質や膜厚等に対応する楕円偏光のビームに変えられ
る。
【0021】楕円偏光のビームは、折り返しプリズム1
70によって、間隔をおいて平行に折り返えされる。折
り返しプリズム170から折り返された光のビームは、
折り返しプリズム170の内部で四回反射された結果、
折り返される前の楕円偏光に対して、長軸成分と短軸成
分の大きさと(例えば長軸の)方向は同じだが回転方向が
反対の楕円偏光を有する。
【0022】折返しプリズム170から折り返された光
のビームは、試料固定台122に固定された測定試料1
24で反射され、検光子140に向けられる。検光子1
40は楕円偏光の短軸成分だけを透過させるため、楕円
偏光の短軸成分のビームだけが、検光子140を透過
し、光検出部150に達する。
【0023】光検出部150に入った光は、マルチ波長
の場合に分光処理され、各波長毎に光電変換される。光
検出部150から出力される電気信号は、コンピュータ
に取り込まれ、所定の演算処理が施され、その結果、例
えば試料の光学的性質や膜厚等の測定データが得られ
る。
【0024】なお、対象試料114と測定試料124が
全く同じ場合には、両者が光のビームに与える影響が互
いに打ち消し合うため、検出器150で光が全く検出さ
れない消光状態となる。
【0025】このような偏光解析装置100において
は、光検出器150で光が正しく検出されるため、対象
試料114と測定試料124は共に適切な位置に適切な
向きで配置される必要がある。位置に関しては、特に高
さが重要であり、従って、言い換えれば、対象試料11
4と測定試料124は共に適切な高さに適切な傾きで配
置される必要がある。このため、対象試料114は試料
固定台ユニット112により高さと傾きが調整され、測
定試料124は試料固定台ユニット122により高さと
傾きが調整される。
【0026】ここで、「傾き」とは、ベース102の上面
に対する試料面の非平行の度合いであり、これは、ベー
ス102の上面に平行で、しかも、行きの光路または戻
りの光路のベース102の上面への射影に平行な第一の
軸の周りの傾きと、ベース102の上面に平行かつ第一
の軸に直交する第二の軸の周りの傾きとに分解される。
また、「高さ」とは、ベース102の上面に直交する第三
の軸に沿った位置をいう。以下では、第一の軸をX軸、
第二の軸をY軸、第三の軸をZ軸と呼ぶことにする。
【0027】対象試料用の試料固定台ユニット112と
測定試料用の試料固定台ユニット122は、同じ構造体
であり、その各々は、図3に示されるように、試料固定
台182と、試料固定台182をX軸の周りに傾けるた
めのゴニオステージ192と、試料固定台182をゴニ
オステージ192と共にY軸の周りに傾けるためのゴニ
オステージ194と、試料固定台182を二つのゴニオ
ステージ192と194と共にZ軸に沿って移動させる
高さ調整ステージ196とを備えている。
【0028】試料固定台182は、試料を収容する凹部
184と、その中に設けられた試料を受けるための三個
の支持部186とを有している。それぞれの支持体18
6は吸引口188を有し、これは吸引システム190に
連絡されており、吸引システム190により吸引口72
を負圧に引くことによって、試料は三個の支持体186
上に吸引固定される。
【0029】ゴニオステージ192は傾き調節のための
回転可能な入力軸192aを備え、入力軸192aの回
転は試料固定台182をX軸の周りに傾かせる。ゴニオ
ステージ194は傾き調節のための回転可能な入力軸1
94aを備え、入力軸194aの回転は試料固定台18
2をY軸の周りに傾かせる。高さ調整ステージ196は
高さ調節のための回転可能な入力軸196aを備え、入
力軸196aの回転は試料固定台182をZ軸に沿って
移動させる。
【0030】二つの試料固定台ユニット112と122
の高さ調整ステージ196は一体化されてもよい。つま
り、対象試料用の試料固定台ユニット112の試料固定
台182とゴニオステージ192とゴニオステージ19
4と、測定試料用の試料固定台ユニット122の試料固
定台182とゴニオステージ192とゴニオステージ1
94とが共に、一つの高さ調整ステージ196の上に設
けられてもよい。
【0031】偏光解析装置100は、図1において、対
象試料114と測定試料124の高さと傾きの調整のた
めに、試料位置出し機構を備えている。試料位置出し機
構は、前述の二つの試料固定台ユニット112と122
を含み、これらに加えて、対象試料の高さ傾き調整手段
300と、測定試料の高さ傾き調整手段400とを備え
ている。
【0032】対象試料の高さ傾き調整手段300は、高
さ測定用CCDユニット310と、傾き測定用CCDユ
ニット320と、それぞれのユニット310と320で
得られる情報を処理する処理部330とを備えている。
【0033】高さ測定用CCDユニット310は、必要
に応じて光ビームを偏向するためのミラー312と、光
路を横切る位置と光路から外れた位置の間でミラー31
2を移動させるためのロータリー314と、ミラー31
2で偏向された光ビームを撮像するためのCCDカメラ
316とを備えている。
【0034】傾き測定用CCDユニット320は、必要
に応じて光ビームを偏向するためのミラー322と、光
路を横切る位置と光路から外れた位置の間でミラー32
2を移動させるためのロータリー324と、ミラー32
2で偏向された光ビームを絞るための対物レンズ326
と、ミラー322で偏向された光ビームを撮像するため
のCCDカメラ328とを備えている。
【0035】図1では、光ビームの進行方向に関して、
高さ測定用CCDユニット310が上手に位置し、傾き
測定用CCDユニット320が下手に位置しているが、
この配置は逆であってもよい。つまり、傾き測定用CC
Dユニット320が上手に位置し、高さ測定用CCDユ
ニット310が下手に位置していてもよい。
【0036】同様に、測定試料の高さ傾き調整手段40
0は、高さ測定用CCDユニット410と、傾き測定用
CCDユニット420と、それぞれのユニット410と
420で得られる情報を処理する処理部430とを備え
ている。
【0037】高さ測定用CCDユニット410は、必要
に応じて光ビームを偏向するためのミラー412と、光
路を横切る位置と光路から外れた位置の間でミラー41
2を移動させるためのロータリー414と、ミラー41
2で偏向された光ビームを撮像するためのCCDカメラ
416とを備えている。
【0038】傾き測定用CCDユニット420は、必要
に応じて光ビームを偏向するためのミラー422と、光
路を横切る位置と光路から外れた位置の間でミラー42
2を移動させるためのロータリー424と、ミラー42
2で偏向された光ビームを絞るための対物レンズ426
と、ミラー422で偏向された光ビームを撮像するため
のCCDカメラ428とを備えている。
【0039】図1では、光ビームの進行方向に関して、
高さ測定用CCDユニット410が上手に位置し、傾き
測定用CCDユニット420が下手に位置しているが、
この配置は逆であってもよい。つまり、傾き測定用CC
Dユニット420が上手に位置し、高さ測定用CCDユ
ニット410が下手に位置していてもよい。
【0040】対象試料114の高さと傾きの調整は、手
動により行なわれても、自動により行なわれてもよい。
【0041】手動による対象試料114の高さと傾きの
調整に対しては、処理部330は、高さ測定用CCDユ
ニット310のCCDカメラ316で得られる画像中の
スポットの像の位置と、傾き測定用CCDユニット32
0のCCDカメラ328で得られる画像中の集光スポッ
トの像を表示するためのモニターを有している。
【0042】その調整手順は、まず、高さ測定用CCD
ユニット310のミラー312が光路を横切る位置に配
置され、CCDカメラ316で得られる画像中のスポッ
トの像の位置がモニターに表示される。使用者はこれを
見ながら高さ調整ステージ196の入力軸196aを手
で操作して、スポットの像を予め設定した位置となるよ
うに、高さ調整ステージ196を調整する。調整後、ミ
ラー312は光路から外れた位置に戻される。
【0043】次に、傾き測定用CCDユニット320の
ミラー322が光路を横切る位置に配置され、CCDカ
メラ328で得られる画像中の集光スポットの像がモニ
ターに表示される。使用者はこれを見ながら二つのゴニ
オステージ192と194の入力軸192aと194a
を手で操作して、集光スポットの像が適切な位置たとえ
ば中心に位置するように、二つのゴニオステージ192
と194を調整する。調整後、ミラー322は光路から
外れた位置に戻される。
【0044】一方、自動による対象試料114の高さと
傾きの調整に対しては、処理部330は、対象試料11
4の高さ情報と傾き情報を得る演算手段と、ゴニオステ
ージ192の入力軸192aとゴニオステージ194の
入力軸194aと高さ調整ステージ196の入力軸19
6aを回転させるための駆動手段と、高さ情報と傾き情
報に基づいて駆動手段を制御する制御手段とを含んでい
る。
【0045】演算手段は、高さ測定用CCDユニット3
10のCCDカメラ316で得られる画像中のスポット
の像を二値化して、その重心を求めることにより、高さ
情報を得ると共に、傾き測定用CCDユニット320の
CCDカメラ328で得られる画像中の集光スポットの
像の位置に基づいて傾き情報を得る。駆動手段は、例え
ば、三つのステッピングモーターを含んでおり、それぞ
れのステッピングモーターの回転軸は、それぞれの対応
する入力軸に、直接連結されても、ゴムやベルト等の部
材を介して連結されてもよい。
【0046】その調整手順は、まず、高さ測定用CCD
ユニット310のミラー312が光路を横切る位置に配
置される。演算手段は、CCDカメラ316で得られる
画像中のスポットの像の重心の位置に基づいて高さ情報
を得る。制御手段は、得られる高さ情報が適切な値にな
るように、駆動手段を制御する。これにより、高さ調整
ステージ196が正しく調整される。調整後、ミラー3
12は光路から外れた位置に戻される。
【0047】次に、傾き測定用CCDユニット320の
ミラー322が光路を横切る位置に配置される。演算手
段は、CCDカメラ328で得られる画像中の集光スポ
ットの像の位置に基づいて傾き情報を得る。制御手段
は、得られる高さ情報が適切な値になるように、駆動手
段を制御する。これにより、二つのゴニオステージ19
2と194が正しく調整される。調整後、ミラー322
は光路から外れた位置に戻される。
【0048】ここでは、高さ調整が先に行なわれ、続い
て傾き調整が行なわれているが、両者は逆の順番で行な
われてもよい。つまり、傾き調整が先に行なわれ、続い
て高さ調整が行なわれてもよい。
【0049】対象試料114と同様に、測定試料124
の高さと傾きの調整は、手動により行なわれても、自動
により行なわれてもよい。
【0050】手動による測定試料124の高さと傾きの
調整に対しては、処理部430は、高さ測定用CCDユ
ニット410のCCDカメラ416で得られる画像中の
スポットの像の重心と、傾き測定用CCDユニット42
0のCCDカメラ428で得られる画像中の集光スポッ
トの像を表示するためのモニターを有している。
【0051】その調整手順は、まず、高さ測定用CCD
ユニット410のミラー412が光路を横切る位置に配
置され、CCDカメラ416で得られる画像中のスポッ
トの像の重心がモニターに表示される。使用者はこれを
見ながら高さ調整ステージ196の入力軸196aを手
で操作して、スポットの像の重心が適切な位置たとえば
中心に位置するように、高さ調整ステージ196を調整
する。調整後、ミラー412は光路から外れた位置に戻
される。
【0052】次に、傾き測定用CCDユニット420の
ミラー422が光路を横切る位置に配置され、CCDカ
メラ428で得られる画像中の集光スポットの像がモニ
ターに表示される。使用者はこれを見ながら二つのゴニ
オステージ192と194の入力軸192aと194a
を手で操作して、集光スポットの像が適切な位置たとえ
ば中心に位置するように、二つのゴニオステージ192
と194を調整する。調整後、ミラー422は光路から
外れた位置に戻される。
【0053】一方、自動による測定試料124の高さと
傾きの調整に対しては、処理部430は、測定試料12
4の高さ情報と傾き情報を得る演算手段と、ゴニオステ
ージ192の入力軸192aとゴニオステージ194の
入力軸194aと高さ調整ステージ196の入力軸19
6aを回転させるための駆動手段と、高さ情報と傾き情
報に基づいて駆動手段を制御する制御手段とを含んでい
る。
【0054】演算手段は、高さ測定用CCDユニット4
10のCCDカメラ416で得られる画像中のスポット
の像を二値化して、その重心を求めることにより、高さ
情報を得ると共に、傾き測定用CCDユニット420の
CCDカメラ428で得られる画像中の集光スポットの
像の位置に基づいて傾き情報を得る。駆動手段は、例え
ば、三つのステッピングモーターを含んでおり、それぞ
れのステッピングモーターの回転軸は、それぞれの対応
する入力軸に、直接連結されても、ゴムやベルト等の部
材を介して連結されてもよい。
【0055】その調整手順は、まず、高さ測定用CCD
ユニット410のミラー412が光路を横切る位置に配
置される。演算手段は、CCDカメラ416で得られる
画像中のスポットの像の重心の位置に基づいて高さ情報
を得る。制御手段は、得られる高さ情報が適切な値にな
るように、駆動手段を制御する。これにより、高さ調整
ステージ196が正しく調整される。調整後、ミラー4
12は光路から外れた位置に戻される。
【0056】次に、傾き測定用CCDユニット420の
ミラー422が光路を横切る位置に配置される。演算手
段は、CCDカメラ428で得られる画像中の集光スポ
ットの像の位置に基づいて傾き情報を得る。制御手段
は、得られる高さ情報が適切な値になるように、駆動手
段を制御する。これにより、二つのゴニオステージ19
2と194が正しく調整される。調整後、ミラー422
は光路から外れた位置に戻される。
【0057】ここでは、高さ調整が先に行なわれ、続い
て傾き調整が行なわれているが、両者は逆の順番で行な
われてもよい。つまり、傾き調整が先に行なわれ、続い
て高さ調整が行なわれてもよい。
【0058】本実施の形態の偏光解析装置100は、対
象試料114と測定試料124の高さと傾きを調整する
ための試料位置出し機構を備えているので、より高い再
現性で、より高い精度で、測定を行なえる。
【0059】上述した実施の形態の偏光解析装置100
は、様々な変形や変更が可能である。例えば、実施の形
態では、対象試料114は交換可能であるが、これは交
換不能であってもよい。対象試料114が交換不能な好
ましい偏光解析装置100では、対象試料114は予め
位置決めされ適切な位置に固定される。このため、この
ような偏光解析装置100は、対象試料用の高さ傾き調
整手段300は不要であり、測定試料用の高さ傾き調整
手段400だけを備えていてもよい。
【0060】また、偏光解析装置100は、対象試料1
14と測定試料124の水平方向(X軸とY軸を含む平
面に平行な方向)の位置調整を行なうために、対象試料
114と測定試料124を上方から撮影するCCDカメ
ラユニットを備えていてもよい。さらに、水平方向の自
動調整のために、このCCDカメラユニットで得られる
情報に基づいてXYステージを制御する機構を備えてい
てもよい。
【0061】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれ
るすべての実施を含む。例えば、光源からの光は、光フ
ァイバーを用いずダイレクトに入射させる構成でもよ
い。また、半導体レーザーを用いた場合には、コリメー
ターを設けるのが好ましい。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、対象試料と測定試料が
適切な高さと適切な傾きで配置され得る偏光解析装置が
提供される。これは、再現性の向上と測定精度の向上に
有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の試料位置出し機構を備え
る偏光解析装置の平面図である。
【図2】図1に示される折り返しプリズムの斜視図であ
る。
【図3】図1に示される試料固定台ユニットの斜視図で
ある。
【符号の説明】
100 偏光解析装置 300 対象試料の高さ傾き調整手段 310 高さ測定用CCDユニット 312 ミラー 316 CCDカメラ 320 傾き測定用CCDユニット 322 ミラー 326 対物レンズ 328 CCDカメラ 400 対象試料の高さ傾き調整手段 410 高さ測定用CCDユニット 412 ミラー 416 CCDカメラ 420 傾き測定用CCDユニット 422 ミラー 426 対物レンズ 428 CCDカメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA03 AA37 BB01 DD00 FF01 FF26 FF50 FF61 GG04 GG12 HH04 HH09 HH12 JJ03 JJ05 JJ08 JJ17 JJ18 JJ26 LL02 LL17 LL33 LL34 MM02 PP04 QQ28 SS13 TT02 UU04 2G059 AA02 AA03 BB08 DD13 GG01 GG03 GG04 JJ11 JJ12 JJ13 JJ17 JJ19 KK02 KK04 PP04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光を測定試料と比較の基準となる対象
    試料とで反射させ、両者の表面の光学的特性の違いによ
    り偏光が受けた影響を調べることにより、測定試料の表
    面の光学的特性を解析する偏光解析装置に用いられる試
    料位置出し機構であって、少なくとも測定試料の高さと
    傾きを調整するための高さ傾き調整手段を備えている試
    料位置出し機構。
  2. 【請求項2】 前記高さ傾き調整手段は、高さ測定用光
    検出ユニットと、傾き測定用光検出ユニットとを備えて
    いる、請求項1に記載の試料位置出し機構。
  3. 【請求項3】 測定試料の高さと傾きを調整するための
    高さ傾き調整手段を更に備えている、請求項1に記載の
    試料位置出し機構。
  4. 【請求項4】 前記高さ傾き調整手段は、手動もしくは
    自動で調整される、請求項1に記載の試料位置出し機
    構。
  5. 【請求項5】 試料位置出し機構は、測定試料の高さと
    傾きを調整可能な試料固定台ユニットを更に備えてお
    り、前記高さ傾き調整手段は、測定試料の高さ傾き調整
    手段は、高さ測定用光検出ユニットと、傾き測定用光検
    出ユニットと、これらから得られる情報を処理して高さ
    情報と傾き情報を求め、これに基づいて試料固定台ユニ
    ットを調整する処理部とを備えている、請求項1に記載
    の試料位置出し機構。
JP33628899A 1999-11-26 1999-11-26 試料位置出し機構 Pending JP2001153798A (ja)

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EP00125709A EP1103784B1 (en) 1999-11-26 2000-11-23 Ellipsometer
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